JP2005009353A - スターリング機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動効率がさらに向上したスターリング機関を提供する。
【解決手段】スターリン冷凍機の制御装置は、交流電力の周波数を変更する周波数変更部(ST5,ST8)と、当該スターリング機関にかかる負荷を算出する負荷算出部(ST2,ST6,ST9)とを含み、周波数変更部は、負荷算出部により算出された負荷が小さくなるように、交流電力の周波数を変更する(ST11〜ST16)。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フリーピストン型のスターリング機関の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スターリング機関の一例として、スターリング冷凍機が用いられている。以下、スターリング冷凍機を例にして、従来のスターリング機関の構造、機能および問題点を述べる。
【0003】
スターリング冷凍機は、作動媒体として、ヘリウムガス、水素ガス、窒素ガスなどといった地球環境に悪影響を与えないガスを用いることによって低温を得る冷凍機である。この冷凍機は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機とその圧縮機から吐出された冷媒ガスを膨張させる膨張機とを組み合わせたものである。この圧縮機においては、ガス圧の値がサインカーブを描く所定の周期で経時変化するように、冷媒ガスが圧縮される。
【0004】
このサインカーブは、PWM(Pulse Wide Modulation)方式のインバータにより発生させた交流電圧波形でリニアモータを駆動することにより得られる。PWMインバータでは、数十ヘルツの交流電圧波形を得るために、十数キロヘルツの周期パルスが用いられる。この十数キロヘルツのパルスの幅がコントロールされることにより、所定の交流電圧の波形が得られる。
【0005】
一方、膨張機は、先端が閉塞されたシリンダと、そのシリンダ内に往復運動可能に嵌装され、シリンダ内を先端側の膨張室および基端側の作動室に区画形成するフリーディスプレーサと、そのフリーディスプレーサの往復運動を可能にするためにフリーディスプレーサを弾性的に支持するスプリングとを備えている。
【0006】
また、作動室は、圧縮機に接続されており、圧縮機からの冷媒ガス圧によりディスプレーサを往復運動させて冷媒ガスを膨張させる。それにより、シリンダ先端のコールドヘッドの近傍に冷気を発生させる。
【0007】
なお、この方式のスターリング冷凍機は、フリーピストン型スターリング冷凍機と呼ばれている。
【0008】
一般に、フリーピストン型冷凍機は、作動室の温度状態に応じて可動部分が最大の効率を得られる周波数で共振するように、ピストンに連結されたスプリングのバネ定数およびディスプレーサに連結されたスプリングのバネ定数と可動部分の質量(マス)が所定の値に設定されている。
【0009】
しかしながら、スプリングのバネ定数等が経年により変化した場合、または、負荷変動による温度の状態変化等により、可動部分が共振しない事態が発生した場合には、可動部分の周波数を変化させることにより、可動部分を再度共振させるように設定し直す必要がある。
【0010】
バネ常数が変化する問題を解決するための手法が、特開2000−199653号公報に開示されている。これによれば、まず、バネ常数が変化することに起因して可動部が共振しなくなった場合、膨張空間および圧縮空間それぞれの温度を検知する。それにより、冷凍機の各部の温度がそれぞれ一定の温度になっているか否かを判断する。冷凍機の各部の温度が一定の温度になっている場合、冷凍機の負荷が一定になったと判断する。
【0011】
次に、冷凍機の負荷が一定になった状態で、バネ常数の変化を検出する。バネ定数の変化は、振動センサーによる振動量の大小または電流センサーによる電流値の大小により検出される。これにより、検出されたバネ定数の変化に応じて、最適な周波数でピストンを駆動する。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−199653号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在では、バネの材料またはバネの形状に技術的な改良が加えられたため、バネ定数の経年変化の度合いは小さくなっている。
【0014】
つまり、可動部の周波数を変化させる要因としては、バネ定数の経年変化以外の要因の方が大きくなっている。具体的に言うと、ピストンおよびディスプレーサの相対的な位置関係の変化の方が、バネ定数の変化に比較して、大きなものとなっている。
【0015】
すなわち、共振周波数を決定する新たな要因として、ピストンおよびディスプレーサの相対的な位置関係、すなわち冷凍機の“負荷”が大きなものとなっている。
【0016】
したがって。スターリング冷凍機のバネ定数の変化に関わらず、スターリング冷凍機の“負荷”が変化しても共振状態を維持させることにより、さらにスターリング冷凍機の冷凍能力を向上させることが望まれている。つまり、スターリング機関一般について言えば、ピストンおよびディスプレーサの駆動効率をさらに向上させることが望まれている。
【0017】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動効率がさらに向上したスターリング機関を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明のスターリング機関は、ピストンに駆動力を与えることにより、ピストンとディスプレーサとが位相差を有しながら同軸上を所定の周期で往復運動し、当該往復運動に起因して、熱交換媒体の熱交換サイクルが形成されるものである。
【0019】
当該スターリング機関は、ピストンに与える駆動力を生成するリニアモータと、リニアモータに駆動力を与えるための交流電力を生成する交流電源と、交流電力の制御を行なう制御装置とを備えている。また、制御装置は、交流電力の周波数を変更する周波数変更部と、当該スターリング機関にかかる負荷を算出する負荷算出部とを含んでいる。さらに、周波数変更部が、負荷算出部により算出された負荷に基づいて、交流電力の周波数を変更する。
【0020】
上記の構成によれば、バネ定数の変化に関わらず、容易にピストンの駆動効率を向上させる制御を実行することができる。
【0021】
また、当該スターリング機関は、制御装置が、交流電力の電流の位相と電圧の位相との差を検出する電流電圧位相差検出部をさらに含んでおり、周波数変更部が、電流電圧位相差が小さくなるように、交流電力の周波数を変更するものであることが望ましい。
【0022】
このようにすれば、電流の位相と電圧の位相との差を直接検出し、それを小さくすることができるため、よりピストンの駆動効率を向上させることができる。
【0023】
前述のスターリング機関は、電流電圧位相差として、電流波形のピークのタイミングと電圧波形のピークのタイミングとの差を用いるものである。このようにすれば、容易な処理で電流電圧位相差を算出する。
【0024】
また、スターリング機関は、熱交換サイクルにおいて冷媒が圧縮される圧縮空間と、熱交換サイクルにおいて冷媒が膨張する膨張空間と、熱交換サイクルを構成する圧縮空間とはピストンを介して隔たれた背面空間とをさらに備えているものである。このような構成において、当該スターリング機関は、負荷算出手段が、圧縮空間の温度、膨張空間の温度、および背面空間の温度のうち少なくともいずれか2つの温度を用いて、負荷を算出してもよい。
【0025】
上記の構成によれば、圧縮空間の温度、膨張空間の温度、および背面空間の温度というスターリング機関にかかる負荷が適正に反映された情報を用いて、ピストンの駆動効率を向上させることができる。また、電流電圧位相差を算出する複雑な処理を実行することなく、負荷を算出することができる。
【0026】
また、負荷算出手段は、当該スターリング機関の運転開始から所定時間までは、膨張空間の温度と背面空間の温度とを用いて負荷を算出し、所定時間の経過後においては、膨張空間の温度と圧縮空間の温度とを用いて負荷を算出するものであることが望ましい。
【0027】
この構成によれば、運転を開始した直後のスターリング冷凍機の状態が不安定な期間においては、膨張空間の温度と背面空間の温度とを負荷の算出に用い、スターリング冷凍機の状態が安定した後には、膨張空間の温度と圧縮空間の温度とを負荷の算出に用いる。それにより、運転が開始された直後の期間および運転が安定した期間のそれぞれに応じてスターリング冷凍機にかかる負荷を適切に推定することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて、本発明のスターリング機関を、スターリング冷凍機を例に挙げて説明する。
【0029】
各実施の形態のスターリング冷凍機を説明する前に、まず、各実施の形態のスターリング冷凍機に共通する構造および機能を詳細に説明する。
【0030】
図1は、実施の形態のスターリング冷凍機40を示す断面図である。スターリング冷凍機40は、軸方向に分割された略円筒形状のシリンダ3内に、円柱形のピストン1およびディスプレーサ2が内嵌されている。ピストン1とディスプレーサ2とは圧縮空間9を介して同軸(X)に配置されている。
【0031】
ディスプレーサ2の先端側に膨張空間10が形成されている。圧縮空間9と膨張空間10とはヘリウム等の作動媒体が流通する媒体流通路11により連通している。媒体流通路11内には、作動媒体の熱を蓄積するとともに蓄積した熱を作動媒体に供給する再生器12が配されている。シリンダ3の略中間には鍔部(フランジ)3aが突設されている。鍔部3aにはドーム状の耐圧容器4が取り付けられ、内部を密閉してバウンス空間(背面空間)8が形成されている。
【0032】
ピストン1は後端でピストン支持バネ5と一体化され、ディスプレーサ2はピストン1の中心孔1aを貫通するロッド2aを介してディスプレーサ支持バネ6と一体化されている。ピストン支持バネ5とディスプレーサ支持バネ6とはボルト・ナット22により連結されている。後述するように、ピストン1が往復運動すると、ディスプレーサ2は、ピストン1との間に生じる慣性力によってピストン1に対して所定の位相差を有して往復運動を行うようになっている。
【0033】
バウンス空間8内のシリンダ3には内側ヨーク18が外嵌されている。内側ヨーク18には隙間19を介して外側ヨーク17が対峙している。外側ヨーク17には駆動用コイル16が内装され、隙間19には環状の永久磁石15が移動可能に配されている。永久磁石15はカップ状のスリーブ14を介してピストン1と一体化されている。これにより、駆動用コイル16に電圧を印加することによってピストン1を軸方向に移動させるリニアモータ13が構成されている。
【0034】
駆動用コイル16には、リード線20、21が接続されている。リード線20,21は、耐圧容器4の壁面をハーメチックシール端子37(図2参照)を介して貫通し、制御ボックス30に接続されている。制御ボックス30によってリニアモータ13の駆動電源が供給されるようになっている。
【0035】
上記構成のスターリング冷凍機40は、リニアモータ13によってピストン1が往復運動すると、ピストン1に対して所定の位相差でディスプレーサ2が往復運動する。これにより、圧縮空間9と膨張空間10との間を作動媒体が移動することにより、逆スターリングサイクルが構成される。
【0036】
図2は、制御ボックス30とスターリング冷凍機40との接続状態を示す図である。スターリング冷凍機40には、膨張空間10、圧縮空間9、バウンス空間8の温度Tc、Th、Tbをそれぞれ検知する温度センサ34、35、36が取り付けられている。
【0037】
制御ボックス30には温度センサ34、35、36の出力をそれぞれA/D変換するTcA/D変換部108、ThA/D変換部109、TbA/D変換部110が設けられている。また、リード線20,21を介してハーメチックシール端子37にはリニアモータ駆動用電圧出力部101が接続されている。リニアモータ駆動用電圧出力部101は、リニアモータ13の駆動電圧を出力する。
【0038】
図3は、制御ボックス30の更に詳細を示すブロック図である。制御ボックス30には、各種演算等を行うマイクロコンピュータ104が設けられる。マイクロコンピュータ104には、制御ボックス30の各部に電源を供給する電源部105が接続されている。
【0039】
また、マイクロコンピュータ104には、電源部105の入力電圧を検出する電圧センサー(不図示)の検出値をA/D変換して入力する電圧値入力部102及びリニアモータ13の電流を検出する電流センサ33の検出値をA/D変換して入力する電流値入力部103が接続されている。更に、制御ボックス30をリセットするリセット部106、PWM(Pulse Wide Modulation)インバーター波形を生成するための発振部107、および書換可能な不揮発性記憶素子(EEPROM)から成る記憶部111がマイクロコンピュータ104に接続されている。
【0040】
この記憶部111には、少なくとも各スターリング冷凍機に応じた、入力電圧と出力の関係が記憶される。図1に示したようなフリーピストン形のスターリング冷凍機においては、ディスプレーサがピストンの往復運動に基づく圧縮空間9および膨張空間10の圧力変動を動力として往復運動するため、媒体流通路11を通過する冷媒の流動抵抗の変化等の要因により、入力電圧に対するディスプレーサの移動量が各スターリング冷凍機によってばらつくことがある。このばらつきは、一定の入力電圧を各スターリング冷凍機に与えた場合には、出力が異なることを示す。そこで、各スターリング冷凍機の出力を正確に制御するために、例えばエージング試験を行う際に、そのスターリング冷凍機に応じた入力電圧と出力との関係を予め測定し、その測定結果を記憶させるようにする。そして、マイクロコンピュータ104は、この関係を用いてリニアモータ駆動用電圧出力部101から出力する電圧をコントロールする。
【0041】
後述するように、電圧値入力部102からの入力に応じてマイクロコンピュータ104から電源部105に制御信号が送信される。これにより、電源部105の出力電圧が制御される。また、リニアモータ駆動用電圧出力部101は、マイクロコンピュータ104の制御によって電源部105の出力電圧をPWMインバーター波形に変換してリニアモータ13に供給するようになっている。
【0042】
図4は、マイクロコンピュータ104の内部構成を示すブロック図である。マイクロコンピュータ104内には、制御プログラムが記憶された読出し専用のROM121、演算の一時記憶を行うRAM122、運転時間等を計時するタイマー123、および入出力用のI/Oポート125がCPU124に接続されている。CPU124がROM121から読出した制御プログラムを実行することにより、スターリング冷凍機40の制御が行われる。
【0043】
上述の本実施の形態のスターリング冷凍機40は、所定の交流波形の駆動電圧がリニアモータ13に印加されると、ピストン1がその所定の交流波形の駆動電圧に対応した周期および振幅で往復運動を行う。したがって、リニアモータ13に印加される駆動電圧を制御することにより、ピストン1の往復運動の周期および振幅を制御することが可能である。
【0044】
次に、上記本実施の形態のフリーピストン型スターリング冷凍機の動作原理をより詳細に説明する。
【0045】
ピストン1は、リニアモータ4により駆動される。ピストン1は、共振用バネ10に弾性的に支持されている。そのため、ピストン1は、その位置と時間との関係が正弦波を描くように運動する。
【0046】
また、ピストン1の動きにより、圧縮空間9内の作動ガスは、その圧力と時間との関係が正弦波を描くように運動する。圧縮空間9内で圧縮された作動ガスは、まず、放熱部11で熱を放出する。次に、圧縮された作動ガスは、ディスプレーサ2の周囲に設けられた再生器13で予冷される。その後、圧縮された作動ガスは、再生器13から膨張空間5へ流入する。
【0047】
膨張空間5の作動ガスは、ディスプレーサ2の動きにより膨張する。膨張した作動ガスは、その温度が低下する。膨張空間5内の作動ガスは、その圧力と時間との関係が正弦波を描くように運動する。膨張空間5内の作動ガスの圧力と時間との関係を示す正弦波は、圧縮空間6内の作動ガスの圧力と時間との関係を示す正弦波に対して、所定の位相差を有するが、同じ周期である。すなわちディスプレーサ2はピストン1に対して所定の位相差を有する状態で往復運動する。
【0048】
膨張空間5における冷凍能力は、ディスプレーサ2の往復運動によって生じる膨張空間10内の作動ガスの圧力の変動の度合いによって決定される。また、膨張空間10の圧力は、ピストン1の位相とディスプレーサ2の位相との差の変化、すなわち膨張空間10の圧力と圧縮空間9の圧力との差によって生じるディスプレーサ2とピストン1との相対的な位置の差の変化によって変動する。
【0049】
ディスプレーサ2とピストン1との相対的位置の差は、ディスプレーサ2の質量、共振用バネ9のバネ定数およびピストンの駆動周波数により決定される。また、ディスプレーサ2の質量および共振用バネ9のバネ定数は、設計時に決定されるものであり、これを運転時に変更することはできない。
【0050】
そこで、本実施の形態のスターリング冷凍機では、上述したように、図4に示すインバータ波形を出力する制御ボックス30(この内部には、電流センサ33を内蔵している。)とスターリング冷凍機の吸熱用熱交換部としての膨張空間10の温度を測定するためのサーミスタ回路(Tcサーミスタ)と、放熱用熱交換部としての圧縮空間9の温度を測定するためのサーミスタ回路(Thサーミスタ)とバウンス空間8の温度を測定するためのサーミスタ回路(Tbサーミスタ)とが設けられている。
【0051】
なお、本実施の形態および後述する各実施の形態においては、上記制御ボックス30内のマイクロコンピュータ104が、TcA/D変換部、ThA/D変換部、TbA/D変換部108,109,110を介して得られた各サーミスタ回路の情報および電流センサ33の情報等を用いて、ピストン1を駆動する駆動電圧をリニアモータ駆動用電圧出力部101から出力する。
【0052】
マイクロコンピュータ104から出力される電圧波形は、デジタル信号すなわちパルス波形である。このパルス波形をリニアモータ駆動用電圧出力部101においてアナログ信号すなわち正弦波に変換する。この正弦波の周波数が、スターリング冷凍機のピストン1の駆動周波数になる。
【0053】
なお、デジタル信号をアナログ信号に変換するときには、上述したようにPWMが用いられる。つまり、マイクロコンピュータ104から順次出力される複数のパルスは、その幅が、小さいものから大きなものへと除々に変化し、ピークの幅になった後、除々に小さなものへと戻っていくことにより、交流波形を生成している。
【0054】
以下、各実施の形態のスターリング冷凍機を説明する。
(実施の形態1)
図5を用いて、実施の形態1のスターリング冷凍機の特徴を説明する。
一般に、冷凍機にかかる負荷が一定の場合であって、ピストン1とディスプレーサ2とが共振している状態では、電気的にみれば、本来モータ(コイル)が有しているインダクタンス成分(L成分)がゼロである状態と同じ状態になっていると考えられる。このとき、ピストン1を駆動するための電力の電圧の位相と電流の位相との差はゼロである。このことを利用して、ピストン1とディスプレーサ2とが共振しているかどうかを判断する。
【0055】
本実施の形態のスターリング冷凍機では、駆動電圧の周波数(以下、「駆動周波数」という。)の変更により、駆動電圧の位相と駆動電流の位相との差を小さくする。
【0056】
より具体的には、図5のフローチャートに示すように、次のような処理が実行される。
【0057】
まず、ST1において、ピストン1を駆動するためにリニアモータ駆動用電圧出力部101の電圧が所定値VAより大きくなっているか否かが判別される。ST1において、電圧が所定値VA以下であれば、最適周波数決定処理は終了となる。ST1において、電圧が所定値VAよりも大きければ、ST2において位相差測定処理が実行される。
【0058】
位相差測定処理においては、リニアモータ駆動用電圧出力部101から出力される電圧(以下、「駆動電圧」という。)の位相と、その駆動電圧により生じる電流(以下、「駆動電流」という。)の位相との差(以下、「電流電圧位相差」という。)が測定される。電流電圧位相差が小さくなるようにピストン1の駆動周波数が制御されれば、効率良くスターリング冷凍機が運転されることになる。
【0059】
なお、駆動電圧の位相は、マイクロコンピュータ104により予め決定されている。また、駆動電流は、図3に示す電流センサ33および電流値入力部103を介してマイクロコンピュータ104に入力される。そのため、マイクロコンピュータ104は、駆動電流の位相の情報を常時得ている。また、電流電圧位相差の測定は、半サイクル毎に行われる。
【0060】
次に、ステップST3において、電流電圧位相差が、所定値(例えば、位相角15°)以上であるか否かが判別される。電流電圧位相差の大きさが所定値以上の場合には、ステップST4において、その時の駆動周波数がf0としてRAM122に記憶される。また、ステップST4においては、その時の電流電圧位相差がph0としてRAM122に記憶される。なお、ステップST3において、電流電圧位相差が所定値以上でない場合には、ステップST1の処理が実行される。
【0061】
次に、ステップST5において、たとえば、10サイクルの間、f0+Δf(たとえば、Δf=0.1Hz)の駆動周波数でピストン1が駆動される。次に、ステップST6において、f0+Δfの駆動周波数でピストン1が駆動された場合の電流電圧位相差が測定される。それにより、ステップST7において、ステップST6において測定された電流電圧位相差がph1としてRAM122に記憶される。
【0062】
次に、ステップST8において、たとえば、10サイクルの間、f0−Δfの駆動周波数でピストン1が駆動される。それにより、ステップST9において、そのときの電流電圧位相差が測定される。次に、ステップST10において、ステップST9において測定された電流電圧位相差がph2としてRAM122に記憶される。
【0063】
次に、電流電圧位相差ph0、ph1、およびph2が比較される。それにより、電流電圧位相差ph0、ph1、およびph2のうちいずれが最小値であるかが判別される。それにより、最適周波数決定処理は、次の3つのパターンに分類される。すなわち、電流電圧位相差ph1が最小値である場合がパターンAとされ、電流電圧位相差ph2が最小値である場合がパターンBとされ、電流電圧位相差ph0が最小値である場合がパターンCとされる。
【0064】
ステップST11において、電流電圧位相差ph1が最小値であるか否かが判別される。ステップST11において、ph1が最小値であると判別された場合には、ステップST12において、パターンAが実行される、すなわち、ピストン1が駆動周波数f0=f0+Δfで駆動される。その後、再度、ステップST2の位相差測定処理が実行される。
【0065】
ステップST11において、電流電圧位相差ph1が最小値でないと判定された場合には、ステップST13において、電流電圧位相差ph2が最小値であるか否かが判別される。
【0066】
ステップST13において電流電圧位相差ph2が最小値であると判別された場合には、ステップST14において、パターンBの処理が実行される、すなわち、駆動周波数f0=f0−Δfでピストン1が駆動される。その後、再度、ステップST2の位相差測定処理が実行される。
【0067】
また、ステップST13において、電流電圧位相差ph2が最小値でないと判定された場合には、ST15においてph0が最小値であるとみなされ、パターンCの処理が実行される。そのため、ステップST16において、今現在の駆動周波数で運転が継続される。
【0068】
パターンCによるピストン1の駆動が決定されると、所定時間(たとえば、10分間)、その駆動周波数でのピストン1の駆動が継続する。所定時間が経過した後、再度のステップST2の位相差測定処理が実行される。
【0069】
上記のような最適周波数決定処理を有する本実施の形態のスターリング機関によれば、駆動周波数は、常に電流電圧位相差が小さくなるように制御されるため、ピストン1の駆動効率を向上させることが可能になっている。
【0070】
(実施の形態2)
実施の形態2のスターリング冷凍機の特徴を図6〜図8を用いて説明する。本実施の形態のスターリング冷凍機における最適周波数決定処理のフローは、実施の形態1の最適周波数決定処理のフローと同様のフローである。本実施の形態においては、実施の形態1のステップST2,ST6,ST9の位相差測定処理がより具体的に示されている。
【0071】
なお、図6(a)には、半サイクル分のPWM制御に用いられる駆動電圧の波形が示されている。駆動電圧の波形は、サインカーブとして描かれる。また、図6(b)には、駆動電圧に対応する駆動電流の波形が示されている。駆動電流の波形も、サインカーブとして描かれる。ただし、実際には、図7に示すように、駆動電圧の位相と駆動電流の位相とは、それらのピークの位置が互いにずれている。
【0072】
また、PWMインバータ波形は、図6(c)に示すように、複数のパルスによって形成される。この複数のパルスは、時間の経過に伴って、幅が、除々に大きくなり、ピークに達した後、除々に小さくなるものである。駆動電圧の大きさはパルスの幅に対応している。
【0073】
本実施の形態のスターリング冷凍機は、電流電圧位相差を測定する方法として、駆動電圧のピークのタイミングと駆動電流のピークのタイミングとの時間差を求める方法が用いられる。
【0074】
駆動電圧の大きさは、マイクロコンピュータ104が自ら決定しているものである。そのため、マイクロコンピュータ104は、駆動電圧のピークのタイミングを容易に認識することが可能である。たとえば、駆動周波数が100Hzである場合を考える。この場合、100Hzの駆動周波数の交流波形の形成に用いられる複数のパルスを構成する1つのパルスの周期が10kHzであれば、駆動電圧の半サイクルの間に、パルスは50個用いられる。したがって、50個のパルスのうち26番目のパルスが交流波形のピークのタイミングに対応するパルスになる。
【0075】
図8に示すように、本実施の形態の位相差決定処理においては、まず、ST101において、駆動電圧の波形を形成するためのパルスPIが交流波形の1番目のパルスであるか否かが判別される。ST101において、パルスPIが1番目のパルスでなければ、位相差測定処理は終了され、図5の最終周波数決定処理のST3、ST7またはST10の処理を実行する。また、ST101において、パルスPIが1番目のパルス(交流波形を形成するためのパルスの1番目)であれば、ST102およびST103の処理が実行される。
【0076】
ST102においては、駆動電圧PIのパルスの数がカウントされる。ST103においては、RAM122内に形成されたカウンタの値が26以上であるか否かが判別される。ST103において、カウンタの値が26よりも小さい場合には、ST102において駆動電圧PINのパルス数Nをカウントする処理が繰返される。ST103において、カウンタの値が26以上であれば、ST104の処理が実行される。
【0077】
駆動電流の波形のピークのタイミングが、駆動電圧の波形のピークのタイミングからどの程度ずれるのかについては、マイクロコンピュータ104は認識していない。一般的には、駆動電圧より駆動電圧に対応する電流の方が、位相が遅れることが知られている。そのため、駆動電圧のピークのタイミング(PI)が基準タイミングとして用いられる。
【0078】
したがって、ST104において、基準タイミングの以後の駆動電圧を生成するためのパルスを出力している期間において、駆動電圧のPI26、PI27・・〜・PIN(N≦50)のタイミングそれぞれに対応する駆動電流QImの大きさが複数回順次測定される。
【0079】
また、ST104において、測定により得られた複数の駆動電流の大きさのデータは、QI1、QI2・・〜・QImと名付けられ、RAM122に記憶される。また、データQI1、QI2・・〜・QImは、そのデータそれぞれに対応する駆動電圧のタイミングと関連付けられて、RAM122に記憶される。
【0080】
一般に、スターリング冷凍機は、駆動電圧の位相と駆動電流の位相との差は所定値以下である。この所定値として、本実施の形態では、たとえば、45°が用いられる。この場合、駆動電圧のピークのタイミングのパルスPI26から数えて13番目(N=13)のパルスPI38まで、すなわちパルスPI26〜PI38それぞれのタイミングにおいて、駆動電流が測定される。ST105においては、一般的には、駆動電流の値がゼロになるまで駆動電流の値の測定が行われてもよい。しかしながら、前述の手法によれば、RAM122に記憶されるデータの量を低減することが可能になる。
【0081】
次に、ST106において、測定された駆動電流のデータQI1〜QI13の中から電流値が最大であるもののデータが検索され、そのデータのタイミング情報mが読み出される。その後、ST107において、タイミング情報mの値を用いて、電流電圧位相差が算出される。
【0082】
たとえば、最大電流値がQI4であれば、m=4(4番目)であるため、駆動電圧の位相と駆動電流の位相との差は、次の式で表される。
【0083】
電流電圧位相差ph=4×(100/10000)×360°=14.4°
なお、一般式は、
電流電圧位相差ph=m×1つのパルスに与えられた位相角の割合×360°である。なお、mは、駆動電圧がピークとなるパルスPI26と駆動電流がピークとなるパルスQImに対応する駆動電圧PINとの間のパルス数である。
【0084】
1つのパルスに与えられた位相角の割合=(PWM制御に用いられる複数のパルスにより形成される交流波形の周波数)/(PWM制御に用いられる1つのパルスの周波数)
その後、ST108において、図5に示す最適周波数決定処理のST3、ST7またはST10に進む処理が実行される。
【0085】
上記のような本実施の形態の位相差測定処理によれば、電流電圧位相差を正確に把握することができる。
【0086】
(実施の形態3)
次に、図9および図10を用いて、実施の形態3のスターリング冷凍機の特徴を説明する。
【0087】
本実施の形態のスターリング冷凍機における最終周波数決定処理のフローは、実施の形態1の最終周波数決定処理のフローと同様のフローである。本実施の形態においては、実施の形態1のステップST2,ST6,ST9の位相差測定処理がより具体的に示されている。
【0088】
本実施の形態のスターリング冷凍機は、駆動電圧の位相と駆動電流の位相との差を測定する方法として、駆動電流の大きさを示すサイン波と時間軸とに囲まれた領域の面積を求める方法が用いられる。
【0089】
駆動電圧は、マイクロコンピュータ104が出力している。そのため、マイクロコンピュータ104は、駆動電圧のピークとなるタイミングを認識している。したがって、図10に示すように、ST201において、駆動電流QIの大きさは、駆動電圧PIを出力している半サイクル分の期間、順次測定される。
【0090】
それにより、駆動電流の値は、データQI1、QI2・・〜・QINと名付けられ、RAM122に記憶される(図9)。また、データQI1、QI2・・〜・QINそれぞれは、それらの駆動電圧のタイミングと関連付けられて、RAM122に記憶される。
【0091】
次に、ST202において、QI1〜QI50それぞれの値の和を求める。次に、その和の1/2の値を求める。この値をTWとする。
【0092】
TW=QI1〜QI50それぞれ値の合計×1/2
このTWの値は、RAM122に記憶される。
【0093】
次に、ST203において、再度QI1からQImまでのパルスの数がカウントされる。そのカウントされた値は、RAM122に記憶される。ST204において、再度QI1からQImまでの値が順次合計される。
【0094】
ST205において、mが1増加するごとにQI1からQImまでの合計値とTWとを比較する処理が実行される。ST205において、QI1からQImまでの合計値がTWを超えれば、その時点で、比較処理は終了され、ST206の処理が実行される。
【0095】
なお、QI1からQImでの合計値がTWを超えたタイミングの駆動電流のパルスをQImとする。このQImのパルスのタイミングが電流波形のピークのタイミングである。
【0096】
駆動周波数fが実施の形態1のスターリング冷凍機と同一である場合、電流波形のQImのパルスのタイミングと電圧波形のPI26のパルスのタイミングとの差であるm−26が、電流電圧位相差phになる。したがって、電流電圧位相差phは、下記の式で表される。
【0097】
電流電圧位相差ph=(QImを取得したときのPINのタイミング値(N)−PI26のタイミング値(26))×1つのパルスに与えられた位相角の割合×360°(ST207)
この場合、理論上、電流電圧位相差phは、マイナス値となることが考えられる。しかしながら、電流電圧位相差phは、マイナス値となることは、実使用上はあり得ない。したがって、電流電圧位相差phがマイナス値の場合には、電流電圧位相差phはゼロに置き換えられる。
【0098】
その後、ST208において、図5に示す最適駆動周波数決定処理のST3、ST7またはST10に進む処理が実行される。
【0099】
上記のような本実施の形態の位相差測定処理によれば、マイクロコンピュータ104は電流電圧位相差を正確に把握することができる。
【0100】
(実施の形態4)
前述の実施の形態2および3においては、駆動電圧の位相と駆動電流の位相との差である電流電圧位相差を測定する。それにより、駆動周波数を変更する制御が行われている。しかしながら、PWM制御に用いられる1つのパルスの周期は、非常に短い時間である。そのため、このPWM制御に用いられるパルスを順次測定するには非常に高速で動作するマイクロコンピュータ104が必要になる。その結果、マイクロコンピュータ104が非常に高価なものになる。したがって、スターリング冷凍機の設計の選択の幅が小さくなってしまう。
【0101】
そこで、本実施の形態のスターリング冷凍においては、電流電圧位相差そのものは測定されない。本実施の形態においては、簡易的に電流電圧位相差を推定することができるスターリング冷凍機を説明する。
【0102】
本実施の形態のスターリング冷凍機の最適駆動周波数決定処理の図11〜図14を用いて説明する。
【0103】
一般に、スターリング冷凍機は、負荷が大きい場合、すなわち大きなトルクを必要とする場合に、電流電圧位相差が大きくなる特性を有している。
【0104】
本実施の形態では、スターリング機関にかかる負荷を算出する。それにより、その負荷を用いて電流電圧位相差を推定する。この推定された電流電圧位相差を用いて、ピストン1の最適駆動周波数を決定する。この最適駆動周波数を決定する処理は、図11に示されている。
【0105】
本実施の形態では、前述の負荷は、温度Tc(膨張空間10の温度)および温度Th(圧縮空間9の温度)の値を用いて数値化される。この負荷の値は、負荷ポイントLPと呼ばれ、次の式で表わされる。
【0106】
図11に示すように、本実施の形態の最適駆動周波数決定処理においては、まず、ステップS1において、関数A(x)のxにTcが代入される。それにより、負荷ポイントLP(1)が算出される。関数A(x)としては、図12に示されている、LP=0.02×Tc×Tc−0.8×Tc+13が用いられる。
【0107】
負荷ポイントLP(1)=関数A(Tc)
次に、ステップS2において、関数B(x)のxにThが代入される。それにより、負荷ポイントLP(2)が算出される。関数B(x)としては、図13に示されている、LP=0.03×Th×Th−1.2×Th+19が用いられる。
【0108】
負荷ポイントLP(2)=関数B(Th)
その後、ステップS3において、負荷ポイントLP(1)と負荷ポイントLP(2)とを用いて、総合負荷ポイントLP(3)が算出される。
【0109】
なお、関数Aは、図12に示すような特性を示すもので、温度Tcが高くなれば、負荷ポイントLP(1)は低下する特性になっており、温度Tcの2次関数で示されている。
【0110】
また、関数Bは、図13に示すような特性を示すもので、温度Thが高くなれば、負荷ポイントLP(2)は飛躍的に増加する特性になっており、温度Thの2次関数で示されている。
【0111】
また、図12および図13から、関数Aの絶対値と関数Bの絶対値との比較を行うと、関数Bの影響力が関数Aの影響力よりも強いことが分かる。また、関数Aの最大値と関数Bの最大値とは同じである。
【0112】
総合負荷ポイント(3)の算出式は、関数Bに係数Cが付加されたものが用いられる。したがって、負荷ポイントLP(1)と負荷ポイントLP(2)とを加えた総合負荷ポイントLP(3)は、次の式で表される。
【0113】
総合負荷ポイントLP(3)=関数A(Tc)+C×関数B(Th)
なお、Cは係数である。
【0114】
次に、ステップS4において、総合負荷ポイントLP(3)を用いて、ピストン1の駆動周波数fを算出する。
【0115】
この算出式は、次のような式が用いられる。
駆動周波数f=関数FL(総合負荷ポイントLP(3))
すなわち、図14に示すように、f=0.01×(総合負荷ポイントLP(3)−50)+100
この関数FLは、図14に示すような特性を示すもので、総合負荷ポイントLP(3)が大きければ大きいほど比例的に駆動周波数fが増加する特性になっており、総合負荷ポイントLPの1次関数で示される。
【0116】
上記のようなスターリング冷凍機によれば、実施の形態2および3に比較してマイクロコンピュータ104の制御負担が軽減される。そのため、非常に高速で動作できないマイクロコンピュータ104を使用しても、ピストン1の駆動効率を向上させることができる。その結果、スターリング冷凍機の製造コストを低減することが可能になる。また、スターリング冷凍機の設計における選択の幅を広げることができる。
【0117】
(実施の形態5)
本実施の形態のスターリング冷凍機は、実施の形態4で用いられた温度Tcおよび温度Thに代えて、温度Tc(膨張空間10の温度)および温度Tb(バウンス空間8の温度)で電流電圧位相差を推定する。この推定された電流電圧位相差を用いて、ピストン1の最適駆動周波数を決定する。この最適駆動周波数を決定する処理は、図15に示されている。
【0118】
図15に示すように、本実施の形態の最適駆動周波数決定処理においては、まず、ステップS11において、関数A(x)のxにTcが代入される。それにより、負荷ポイントLP(1)が算出される。関数A(x)としては、図12に示されている、LP=0.02×Tc×Tc−0.8×Tc+13が用いられる。
【0119】
負荷ポイントLP(1)=関数A(Tc)
次に、ステップS12において、関数D(x)のxにTbが代入される。それにより、負荷ポイントLP(4)が算出される。関数D(x)としては、図16に示されている、LP=0.045×Tb×Tb−1.2×Tb+19が用いられる。
【0120】
負荷ポイントLP(4)=関数D(Tb)
その後、ステップS13において、負荷ポイントLP(1)と負荷ポイントLP(4)とを用いて、総合負荷ポイントLP(5)が算出される。
【0121】
総合負荷ポイントLP(5)=関数A(Tc)+F×関数D(Tb)
なお、Fは係数である。
【0122】
前述の総合負荷ポイントLP(5)の関数A(Tc)は、実施の形態4の図10に示す関数A(Tc)と同じものである。
【0123】
関数D(Tb)は、図16に示すように、図13に示す関数B(Th)とよく似た特性を示すが、関数B(Th)よりやや勾配が急峻である。また、TbとThとが同じ値である場合には、関数D(Tb)は、関数B(Th)よりも大きな値(絶対値)を示す関数である。
【0124】
次に、ステップS14において、総合負荷ポイント(5)を用いて、ピストン1の駆動周波数fを算出する。
【0125】
この算出式は、次のような式が用いられる。
駆動周波数f=関数FL(総合負荷ポイントLP(5))
なお、総合負荷ポイント(5)を算出するための関数FLは、実施の形態4において図14に示されている式と同様である。
【0126】
すなわち、f=0.01×(総合負荷ポイントLP(5)−50)+100が用いられる。
【0127】
上記のようなスターリング冷凍機によっても、実施の形態4と同様に、実施の形態2および3に比較してマイクロコンピュータ104の制御負担が軽減される。そのため、非常に高速で動作できないマイクロコンピュータ104を使用しても、ピストン1の駆動効率を向上させることができる。その結果、スターリング冷凍機の製造コストを低減することが可能になる。また、スターリング冷凍機の設計における選択の幅を広げることができる。
【0128】
(実施の形態6)
本実施の形態のスターリング冷凍機は、実施の形態4および5のそれぞれで用いられた最適駆動周波数決定処理による制御を、運転時間により使い分けることが可能である。
【0129】
つまり、本実施の形態のスターリング冷凍機は、実施の形態4で用いられた温度Tcおよび温度Thを用いて電流電圧位相差を推定する制御と、温度Tcおよび温度Tbを用いて電流電圧位相差を推定する制御とを選択することが可能である。この推定された電流電圧位相差を用いて、ピストン1の最適駆動周波数を決定する。この最適駆動周波数を決定する処理は、図17に示されている。
【0130】
図17に示すように、本実施の形態の最適駆動周波数決定処理においては、まず、スターリング冷凍機の運転が開始された直後から運転時間を計測する。したがって、図17に示すように、S20において、タイマをスタートさせ、運転時間の計時を開始する。
【0131】
ステップS21において、関数A(x)のxにTcが代入される。それにより、負荷ポイントLP(1)が算出される。関数A(x)としては、図12に示されている、LP=0.02×Tc×Tc−0.8×Tc+13が用いられる。
【0132】
負荷ポイントLP(1)=関数A(Tc)
次に、ステップS22aにおいて、タイマにより計時された時間が、所定時間(たとえば、60分)を経過しているか否かが判別される。S22aにおいて、タイマが所定時間を経過している場合には、S22bにおいて関数BにThが代入される。また、S22aにおいて、タイマが所定時間を経過していない場合には、S22cにおいて関数D(x)のxにTbが代入される。関数B(x)としては、図13に示されている、LP=0.03×Th×Th−1.2×Th+19が用いられる。関数D(x)としては、図16に示されている、LP=0.045×Tb×Tb−1.2×Tb+19が用いられる。
【0133】
次に、S23のステップが実行される。S23においては、運転時間が所定の時間以内の場合は、実施の形態5で用いた総合負荷ポイントLP(5)の式を用いて総合負荷ポイントLPが算出される。また、S23においては、運転時間が所定の時間よりも長くなった場合には、実施の形態4で用いた総合負荷ポイントLP(3)の式を用いて総合負荷ポイントLPが算出される。
【0134】
次に、S24においては、総合負荷ポイントLP(3)または総合負荷ポイントLP(5)を用いて、ピストン1の駆動周波数fが算出される。
【0135】
なお、総合負荷ポイントLP(3)または総合負荷ポイント(5)を算出するための関数FLは、f=0.01×(総合負荷ポイントLP(3または5)−50)+100であり、実施の形態4において図14に示されている式と同様である。
【0136】
前述のような制御を行う理由は次のようなものである。
スターリング冷凍機の運転が開始された直後においては、温度Thは急速に上昇する。したがって、スターリング冷凍機の運転が開始された直後に、温度Tcおよび温度Thを用いて、総合負荷ポイントを算出すると、実際のスターリング冷凍機の負荷が上昇していないときに、負荷ポイントが上昇したとマイクロコンピュータ104が判断してしまう。そのため、実際にスターリング冷凍機にかかかる負荷と、温度検知を用いて推定された負荷とに大きな隔たりが生じる。その場合、スターリング冷凍機の状態に適していない制御を行うことになる。
【0137】
一方、温度Thに対して温度Tbは緩やかに上昇する。したがって、スターリング冷凍機の運転を開始した直後では、温度Tbは、実際のスターリング冷凍機にかかる負荷の状態に近い変動を示す。
【0138】
そこで、スターリング冷凍機の運転を開始した直後には、温度Tbを総合負荷ポイントの算出に用いる。また、スターリング冷凍機の運転が安定した状態になった後は、温度Thを総合負荷の算出に用いる。それにより、スターリング冷凍機にかかる負荷を、運転が開始された直後の期間および運転が安定した期間のそれぞれに応じて適切に推定することができる。
【0139】
(実施の形態7)
本実施の形態のスターリング冷凍機では、膨張空間9の温度Tc、圧縮空間9の温度Th、およびバウンス空間8の温度Tbの3つの部分の温度から負荷を算出し、その負荷を用いて電流電圧位相差を推定する。この推定された電流電圧位相差を用いて、ピストン1の最適駆動周波数を決定する。この最適駆動周波数を決定する処理は、図18に示されている。
【0140】
図18に示すように、本実施の形態の最適駆動周波数決定処理においては、まず、ステップS31において、関数X(x)のxにTcが代入される。それにより、負荷ポイントLP(6)が算出される。
【0141】
次に、ステップS32aにおいて、関数Y(x)のxにThが代入される。それにより、負荷ポイントLP(7)が算出される。
【0142】
次に、ステップS32bにおいて、関数Z(x)のxにTbが代入される。それにより、負荷ポイントLP(8)が算出される。
【0143】
その後、ステップS33において、負荷ポイントLP(6)、負荷ポイントLP(7)および負荷ポイント(8)を用いて、総合負荷ポイントLP(9)が算出される。
【0144】
総合負荷ポイントLP(9)=関数X(Tc)+G×関数Y(Th)+H×関数Z(Tb)
なお、GおよびHは係数である。
【0145】
関数X(Tc)は関数A(Tc)に類似する関数であり、関数Y(Th)は関数B(Th)に類似する関数であり、関数Z(Tb)は関数D(Tb)に類似する関数である。
【0146】
ただし、関数X(Tc)、関数Y(Th)および関数Z(Tb)それぞれは、関数A(Tc)、関数B(Th)および関数D(Tb)に対して、比率が異なっている。なお、本実施の形態では、関数X(Tc)、関数Y(Th)および関数Z(Tb)を用いたが、前述の実施の形態4〜6と同様に、関数X(Tc)の代わりに関数A(Tc)を用い、関数Y(Th)の代わりに関数B(Th)を用い、かつ関数Z(Tb)の代わりに関数D(Tb)を用いてもよい。
【0147】
その後、ステップS34において、総合負荷ポイントLP(9)を用いてピストン1の駆動周波数f=関数FL(総合負荷ポイントLP(9))を算出する。
【0148】
なお、総合負荷ポイントLP(9)を算出するための関数FLは、f=0.01×(総合負荷ポイントLP(9)−50)+100であり、実施の形態4において図14に示されている式と同様である。
【0149】
上記の本実施の形態のスターリング冷凍機によれば、膨張空間10の温度Tc、圧縮空間9の温度Thおよびバウンス空間8の温度Tbの3つの部分の温度から負荷を算出し、その負荷を用いて電流電圧位相差を推定するため、実施の形態4および5の手法よりも適正に負荷を算出することが可能になる。
【0150】
なお、上記の実施の形態では、スターリング冷凍機を例にして、スターリング機関を説明した。
【0151】
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0152】
【発明の効果】
本発明によれば、スターリング冷凍機にかかる負荷に基づいて、ピストンの駆動周波数を変更するため、バネ定数の変化などに関わらず駆動効率を向上させた運転が可能になる
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のスターリング冷凍機の構造を示す断面図である。
【図2】実施の形態のスターリング冷凍機のリニアモータと制御ボックスとの関係を説明するための図である。
【図3】実施の形態のスターリング冷凍機の制御ボックスの内部構成を説明するための図である。
【図4】実施の形態のスターリング冷凍機のマイクロコンピュータの内部を説明するための図である。
【図5】実施の形態1の最適駆動周波数決定処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】PWMの交流電圧の波形とパルス波形との関係を示す図である。
【図7】実施の形態2の電流電圧位相差の測定手法を説明するための駆動電圧の波形と駆動電流の波形との関係を示す図である。
【図8】実施の形態2の位相差測定処理を説明するためフローチャートである。
【図9】実施の形態3の電流電圧位相差の測定手法を説明するための駆動電圧の波形と駆動電流の波形との関係を示す図である。
【図10】実施の形態3の位相差測定処理を説明するためフローチャートである。
【図11】実施の形態4の最適駆動周波数決定処理を説明するための図である。
【図12】実施の形態4〜7で用いられる関数Aを示すグラフである。
【図13】実施の形態4、6および7で用いられる関数Bを示すグラフである。
【図14】実施の形態4〜7で用いられる関数Cを示すグラフである。
【図15】実施の形態5の最適駆動周波数決定処理を説明するための図である。
【図16】実施の形態5〜7で用いられる関数Dを示すグラフである。
【図17】実施の形態6の最適駆動周波数決定処理を説明するための図である。
【図18】実施の形態7の最適駆動周波数決定処理を説明するための図である。
【符号の説明】
2 ディスプレーサ、3 ピストン、8 バウンス空間、9 圧縮空間、10膨張空間、13 リニアモータ。

Claims (6)

  1. ピストンに駆動力を与えることにより、該ピストンとディスプレーサとが位相差を有しながら同軸上を所定の周期で往復運動し、当該往復運動に起因して、熱交換媒体の熱交換サイクルが形成されるスターリング機関であって、
    前記ピストンに与える駆動力を生成するリニアモータと、
    該リニアモータに前記駆動力を与えるための交流電力を生成する電源と、
    前記交流電力の制御を行なう制御装置と、
    前記交流電力の電圧の位相と、電流の位相とを検知する手段とを備え、
    該制御装置は、電圧の位相と電流の位相との位相差が小さくなるように、前記交流電力の周波数を変更する周波数変更部を備える、スターリング機関。
  2. ピストンに駆動力を与えることにより、該ピストンとディスプレーサとが位相差を有しながら同軸上を所定の周期で往復運動し、当該往復運動に起因して、熱交換媒体の熱交換サイクルが形成されるスターリング機関であって、
    前記ピストンに与える駆動力を生成するリニアモータと、
    該リニアモータに前記駆動力を与えるための交流電力を生成する電源と、
    前記交流電力の制御を行なう制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記交流電力の周波数を変更する周波数変更部と、
    当該スターリング機関にかかる負荷を算出する負荷算出部とを含み、
    前記周波数変更部は、前記負荷算出部により算出された負荷に基づいて、前記交流電力の周波数を変更する、スターリング機関。
  3. 前記負荷算出部は、前記負荷として前記交流電力の電流の位相と電圧の位相との差を検出する電流電圧位相差検出部を含み、
    前記周波数変更部は、前記電流電圧位相差が小さくなるように、前記交流電力の周波数を変更する、請求項2に記載のスターリング機関。
  4. 前記電流電圧位相差として、電流波形のピークのタイミングと電圧波形のピークのタイミングとの差を用いる、請求項3に記載のスターリング機関。
  5. 当該スターリング機関は、
    前記熱交換サイクルにおいて冷媒が圧縮される圧縮空間と、
    前記熱交換サイクルにおいて冷媒が膨張する膨張空間と、
    前記熱交換サイクルを構成する膨張空間とは前記ピストンを介して隔たれた背面空間とをさらに備え、
    前記負荷算出部は、前記圧縮空間の温度、前記膨張空間の温度、および前記背面空間の温度のうち少なくともいずれか2つの温度を用いて、前記負荷を算出する、請求項2に記載のスターリング機関。
  6. 前記負荷算出部は、当該スターリング機関の運転開始から所定時間までは、前記膨張空間の温度と前記背面空間の温度とを用いて前記負荷を算出し、前記所定時間の経過後においては、前記膨張空間の温度と前記圧縮空間の温度とを用いて前記負荷を算出する、請求項5に記載のスターリング機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007527479A (ja) * 2003-07-02 2007-09-27 タイアックス エルエルシー 自由ピストンスターリングエンジン制御
JP2010530041A (ja) * 2007-06-11 2010-09-02 サンパワー・インコーポレーテッド 線形オルタネータを駆動するフリーピストンスターリングエンジンを制御するための仮想同調コンデンサーを計算する制御器

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