JP2005007094A - 清掃用物品およびその製造方法 - Google Patents

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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】埃やごみの捕集効率が良く、拭き面の広い範囲で清掃を効果的に行うことができ、且つ製造が容易な清掃用物品を得る。
【解決手段】第1の清掃要素10と第2の清掃要素20とを第1の接合部7で接合して、前記各清掃要素を変形して、主清掃要素5の拭き面3側に副清掃要素6が重ねられた構造とする。副清掃要素6の内側縁10Bと20Bが、主清掃要素5の外側縁10Aと20Aよりも内側に位置している。各清掃要素は、トウから開繊された繊維の集合体と短冊片とで形成されている。拭き面3では、前記外側縁10A,20Aと内側縁10B,20Bの双方が埃の捕集効果を発揮できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば保持具に保持されて清掃用モップとして使用され、または手で保持して使用される使い捨て可能な清掃用物品に係わり、特に埃やごみの捕捉効果が高く、また製造も容易な清掃用物品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の室内清掃用などの清掃用物品として、以下の特許文献1ないし特許文献4に記載のものがある。
【0003】
特許文献1に記載の清掃用シートは、網状シートにポリエステル繊維の繊維ウエッブが積層され、ウォータニードリング処理が施されて、繊維間が絡合されるとともに、この繊維が前記網状シートにも絡合されて、前記繊維が絡合された不織布が前記網状シートで補強されたものとなっている。特許文献2に記載の清掃用物品は、トウ(TOW)から開繊された繊維束と、不織布のシートとが重ねられて、繊維束とシートとが融着線で接合されている。前記シートに複数の短冊片が分離して形成されており、前記繊維束と前記短冊片とで刷毛部が形成されている。
【0004】
特許文献3に記載の拭き取り用具は、トウから開繊された繊維束と基材シートとが、繊維の延びる方向と直交する接合線で接合され、前記繊維が接合線の前後で切断されることにより、複数列の刷片部が形成されている。また、特許文献4に記載のダストモップは、複数本の帯状の不織布を編んで形成した複数の紐状の拭取材と中間連結材および基材とが縫合されて一体化され、複数の紐状の拭取材で水分や油分などを吸収できるものとなっている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3190614号公報
【特許文献2】
特開2002−369783号公報
【特許文献3】
特開平9−149873号公報
【特許文献4】
実開平7−37024号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1に記載のものは、全体が実質的に平坦な不織布シートを主体としたものであるため、床などを拭いたときに、長辺および短辺の縁の部分に埃やごみが集中して付着しやすく、埃などが清掃面の中央部分に入り込みにくい。よって、全体として埃やごみの捕捉効率が悪く、また、側部分が埃やごみで早い時点に汚れるために、清掃面の中央部分が比較的汚れていないのにもかかわらず、廃棄して交換することが必要になる。
【0007】
前記特許文献2に記載のものは、繊維束と短冊片の双方で埃やごみを補足できるため、不織布シートに比べて埃などの捕捉効率を向上させることができる。しかし、前記繊維束の縁と前記シートの縁が揃えられており、その結果、清掃面はほぼ平面形状であるため、清掃用物品の長辺および短辺の縁部分に埃などが集中して付着するのを避けることができず、清掃面の全域を必ずしも有効に利用できない。
【0008】
次に、特許文献3と特許文献4に記載のものは、基材の清掃面側に、繊維束や紐状の拭取材による複数の刷片部が形成され、それぞれの刷片部で埃やごみを捕捉することが可能となっている。しかしながら、限られた大きさの清掃用物品に複数の刷片部が形成され、個々の刷片部が小さくなっているため、床面などの被清掃部との摩擦力により、前記刷片部が縒れたり捩れたりして、刷片部としての立体形状を長時間維持しにくい。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、埃やごみの捕捉効率が良い立体的な構造となり、しかも前記立体構造を形成しやすい清掃用物品およびその製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被清掃部を拭く拭き面と、前記拭き面と逆側の把持面とを有する清掃用物品において、
対向する側縁を有する主清掃要素と、対向する側縁を有する副清掃要素とが設けられ、前記副清掃要素が前記主清掃要素の拭き面側に重ねられて、主清掃要素と副清掃要素とが、前記副清掃要素の両側縁間に位置する接合部で接合され、前記副清掃要素の側縁が前記主清掃要素の側縁と前記接合部との間に位置しており、
前記主清掃要素および前記副清掃要素は、前記接合部からそれぞれの側縁に向けて延びる複数の繊維、複数の糸体、複数の短冊片の少なくとも1つを有していことを特徴とするものである。
【0011】
本発明では、以下の実施の形態のように、1つの副清掃要素が主清掃要素に重ねられたものであってもよいが、前記主清掃要素の拭き面側に複数の副清掃要素が重ねられ、それぞれの副清掃要素の側縁が主清掃要素から離れるにしたがって、接合線に段階的に近づくように構成されたものであってもよい。
【0012】
また、本発明では、前記副清掃要素は、その側縁が前記主清掃要素に拘束されずに自由状態であるものが好ましい。
【0013】
前記副清掃要素は、主清掃要素との接合部からその側縁にかけて全体が主清掃要素に拘束されずに自由状態であってもよいし、副清掃要素と主清掃要素とが前記接合部と前記側縁との間で部分的に接合されて、副清掃要素の一部が自由状態であってもよい。あるいは、副清掃要素の全体が主清掃要素に接合されているものであってもよい。
【0014】
この清掃用物品は、主清掃要素の側縁部分が埃やごみを払拭したり捕集する機能を有するが、主清掃要素の側縁の内側に、さらに副清掃要素の側縁が位置し、この側縁部分も前記払拭や捕集の機能を発揮する。そのため、拭き面側の広い範囲を埃などの捕集の領域として使用できる。
【0015】
例えば、本発明は、前記副清掃要素は、前記繊維と、前記短冊片とを含むものである。
【0016】
この場合、繊維で比較的小さな埃を捕集し、短冊片でパン屑などのような比較的大きな埃を払拭したり捕集して、これら埃を繊維間に取り込むことができるようになる。
【0017】
本発明では、前記把持面に、保持具に取付けるための保持手段が設けられているものとすることができる。
【0018】
前記保持手段を設けることにより、清掃用物品をモップ状の保持具の先部に取付けて清掃を行うことができる。なお、本発明では、清掃用物品の把持面を手で保持して清掃を行うものであってもよい。
【0019】
本発明の清掃用物品の構成は、第1の清掃要素と第2の清掃要素が設けられて、それぞれの清掃要素は、外側縁とこの外側縁に対向する内側縁、および第1の表面と第2の表面を有しており、
第1の清掃要素と第2の清掃要素は、各清掃要素の第1の表面どうしが対面した状態で、外側縁と内側縁との間に位置する接合部で接合されて、それぞれの清掃要素は、外側縁と前記接合部との間の主部分と、前記接合部と内側縁との間の副部分とに区分されて、第1の清掃要素の副部分がその主部分の第2の表面に重ねられ、第2の清掃要素の副部分がその主部分の第2の表面に重ねられるように変形されて、
前記第1の清掃要素の主部分と第2の清掃要素の主部分とで前記主清掃要素が形成され、第1の清掃要素の副部分と第2の清掃要素の副部分とで前記副清掃要素が形成されているものである。
【0020】
前記清掃用物品では、2種の清掃要素を対面させて接合し、その後に変形させるという簡単な工程で、主清掃要素に副清掃要素を重ねることができる。
【0021】
この場合も本発明は、第1の清掃要素と第2の清掃要素は、前記繊維と、シートとを有し、前記シートに前記短冊片が形成され、この短冊片が前記副清掃要素に含まれているものとすることができる。
【0022】
例えば、前記シートは、第1の清掃要素と第2の清掃要素のそれぞれの第1の表面に位置する基材シートである。
【0023】
そして、把持面では、前記基材シートに保持シートが重ねられ、前記基材シートと前記保持シートとの間に、保持具を取り付けるための保持空間が形成されているものにできる。
【0024】
清掃用物品の把持面に基材シートを位置させると、これに保持シートを重ねるなどして前記保持手段を簡単に構成することができる。
【0025】
また本発明では、前記繊維は、トウ(TOW)から開繊されたものであり、第1の清掃要素と第2の清掃要素のそれぞれにおいて、前記繊維が外側縁から内側縁まで連続して延びているものである。
【0026】
トウから開繊された繊維束を拡幅させてシート状とすることにより、前記繊維の束を簡単に形成することができる。
【0027】
次に、本発明は、被清掃部を拭く拭き面と、前記拭き面と逆側の把持面とを有する清掃用物品の製造方法において、
(a)共に第1の表面と第2の表面とを有する第1の清掃要素と第2の清掃要素とを、第1の表面どうしを対面させて接合部で接合する工程と、
(b)それぞれの清掃要素に外側縁およびこの外側縁に対向する内側縁を形成し、それぞれの清掃要素を、外側縁と前記接合部との間の主部分と、前記接合部と内側縁との間の副部分とに区分する工程と、
(c)第1の清掃要素の副部分をその主部分の第2の表面に重ね、第2の清掃要素の副部分をその主部分の第2の表面に重ねて、把持面側に第1の清掃要素の主部分と第2の清掃要素の主部分から成る主清掃要素が位置し、前記清掃面側に第1の清掃要素の副部分と第2の清掃要素の副部分から成る副清掃要素が位置し、それぞれの副部分の内側縁が外側縁と接合部との間に位置するように変形させる工程と、
を有することを特徴とするものである。
【0028】
この清掃用物品の製造方法では、第1の清掃要素と第2の清掃要素を重ねて接合させて変形させるだけで、主清掃要素の側縁の内側に副清掃要素の側縁が位置するものとなる。よって、それぞれが独立した主清掃要素と副清掃要素とを積層させる製造方法に比べて、主清掃要素と副清掃要素とのずれを防止しやすい。
【0029】
本発明は、第1の清掃要素を形成するための第1の帯状材料と、第2の清掃要素を形成するため第2の帯状材料を繰り出して互いに重ね、
前記(a)の工程で、前記帯状材料の繰り出し方向(MD)と交叉する前記接合部を形成し、
前記(b)の工程で、前記第1の帯状材料と第2の帯状材料とを、第1の表面どうしが対面した状態で、前記接合部の繰り出し方向の前方および後方で一緒に切断して、前記外側縁と前記内側縁を形成する。
【0030】
このように連続工程で多数の清掃用物品を順に製造することができる。
例えば、本発明は、前記第1の帯状材料と前記第2の帯状材料は、その繰り出し方向に延びる繊維、複数の糸体、複数の短冊片の少なくとも1つを有している。
【0031】
また、本発明は、前記第1の帯状材料と前記第2の帯状材料は、トウ(TOW)から開繊された繊維と、帯状シートとを有し、前記工程(a)の前に、前記帯状シートを切断して複数の短冊片を形成する工程が含まれている。
【0032】
また、前記帯状シートは、前記第1の帯状材料と前記第2の帯状材料のそれぞれの第1の表面に位置し、製造された清掃用物品では、把持面側に前記帯状シートから切断された基材シートが位置し、前記副清掃要素に、前記帯状シートから切断された短冊片が位置するものとなる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は第1の本発明の第1の実施の形態である清掃用物品を把持面を上に向けた斜視図、図2は前記清掃用物品を拭き面を上に向けた斜視図、図3(A)(B)および図4は清掃用物品の組み立て状態を示す斜視図、図5(A)(B)は短冊片および繊維集合体を示す拡大斜視図、図6は清掃用物品が保持具に取付けられた状態を示す斜視図、図7は図6のVII−VII矢視の断面拡大図、図8は前記清掃用物品の製造方法の説明図である。
【0034】
この第1の実施の形態の清掃用物品1は、図1において上に向けられているのが把持面2であり、図2において上に向けられているのが拭き面3である。
【0035】
この清掃用物品1は、把持面2側に主清掃要素5が位置し、拭き面3側に副清掃要素6が位置している。主清掃要素5は、Y方向の長さ寸法がX方向の長さ寸法よりも長い長方形であり、副清掃要素6も、Y方向の長さ寸法がX方向の長さ寸法よりも長い長方形である。前記主清掃要素5と前記副清掃要素6は、Y方向に延びる中心線O−Oに沿って形成された第1の接合部7によって区分されている。
【0036】
後に説明する製造方法においては、図3に示すように、X方向が個々の清掃用物品1を製造する際の送り方向すなわち繰り出し方向(MD:Machine Direction)であり、Y方向が前記繰り出し方向と直交する方向(CD:Cross Direction)である。
【0037】
主清掃要素5は、互いに平行に対向してY方向(長辺方向)に延びる外側縁10Aと外側縁20Aを有し、副清掃要素6も、互いに平行に対向してY方向(長辺方向)に延びる内側縁10Bと内側縁20Bを有している。前記外側縁10A,20Aおよび前記内側縁10B,20Bは、前記中心線O−Oと平行であり、清掃用物品1は前記中心線O−Oを挟んで対称に位置している。
【0038】
図2に示すように、拭き面3側では、主清掃要素5に副清掃要素6が重ねられており、副清掃要素6の内側縁10B,20Bは、それぞれ前記主清掃要素5の外側縁10A,20Aと前記第1の接合部7との中間に位置している。副清掃要素6の内側縁10B,20Bは、前記主清掃要素5の外側縁10A,20Aと前記第1の接合部7との中心に位置していてもよいし、いずれか偏って位置してもよい。
【0039】
図1に示すように、第1の接合部7から外側縁20A(または外側縁10A)までの距離をL1とし、内側縁20B(または内側縁10B)から外側縁20A(または外側縁10A)までの距離をL2とすると、L2はL1の1/4以上で3/4以下が好ましく、さらには1/3以上で2/3以下が好ましい。
【0040】
前記副清掃要素6は、第1の接合部7から内側縁10Bまでの部分、および第1の接合部7から内側縁20Bまでの部分が、それぞれ主清掃要素5に拘束されておらず前記各部分は自由に動けるようになっている。この清掃用物品1では、主清掃要素5の外側縁10Aと20A、および副清掃要素6の内側縁10B,20Bが互いに独立して自由に動けるため、拭き面3で床面などの被清掃部を拭くと、前記外側縁10A,20Aと内側縁10B,20Bが互いに独立して埃やごみを払拭したり捕集する機能を発揮する。
【0041】
なお、前記主清掃要素5が外側縁10A,20Aを含むX方向の所定長さの範囲で自由に動くことができ、副清掃要素6が内側縁10B,20Bを含むX方向の所定長さの範囲で自由に動くことができるならば、第1の接合部7と内側縁10Bとの間、および第1の接合部7と内側縁20Bとの間で、さらに主清掃要素5と副清掃要素6とが部分的に接合されていてもよい。あるいは、副清掃要素6の全体が主清掃要素5に接合されて、主清掃要素5の外側縁10A,20Aだけが自由に動くものであってもよい。
【0042】
前記副清掃要素6が主清掃要素5に対して部分的にまたは全体的に接合されているものでは、清掃時に副清掃要素6が主清掃要素5からめくれるのを防止でき、図2に表れている副清掃要素6の表面を、清掃面として有効に使用することができる。
【0043】
この清掃用物品1は、第1の清掃要素10と第2の清掃要素20とが組み合わされて構成されている。図3(A)は、第2の清掃要素20が組み立てられた状態を示し、図3(B)は、第1の清掃要素10を分解して示し、図4は、第1の清掃要素10と第2の清掃要素20とが第1の接合部7で接合された状態を示している。
【0044】
図3(B)に示すように、第1の清掃要素10は、前記外側縁10Aと内側縁10Bおよび短辺である端縁10Dと端縁10Eを有する長方形状であり、第1の表面10Fおよびこれと逆側の第2の表面10Gを有している。図3(B)では、第1の表面10Fが上に向けられている。
【0045】
第1の清掃要素10は、第2の表面10Gに、シート状の繊維集合体31が位置し、第1の表面10F側では、前記繊維集合体31に基材シート32が重ねられ、さらに基材シート32の上に、Y方向へ間隔を空けて保持シート33,33が重ねられている。
【0046】
前記基材シート32には、外側縁10AからX方向へ向けて所定範囲までギザ状の切り込み32aが形成されており、このギザ状の切り込み32aは、Y方向へ等間隔を空けてあるいはランダムな間隔を空けて形成されている。そして基材シート32には、前記切り込み32aで分離された複数の短冊片32bが形成されている。前記保持シート33,33には、前記基材シート32に重ねられた状態で、前記切り込み32aと一緒に切り込み33aが形成され、この切り込み33aで分離された複数の短冊片33bが形成されている。前記短冊片32bと短冊片33bは、第1の清掃要素10の外側縁10Aにおいて、互いに分離されて独立して動けるようになっている。
【0047】
また基材シート32には、内側縁10BからX方向へ向けて所定範囲までギザ状の切り込み32dが形成され、前記切り込み32dで分離された複数の短冊片32eが形成されている。同様に、保持シート33,33にも、前記切り込み32dと一緒に切り込まれた切り込み33dが形成されて、複数の短冊片33eが形成されている。内側縁10Bでは、前記短冊片32eと短冊片33eが互いに分離されて独立して動けるようになっている。
【0048】
前記第1の清掃要素10は、前記繊維集合体31と基材シート32および保持シート33,33が重ねられた状態で、第2の接合部8によって一緒に接合されている。この実施の形態では、繊維集合体31と基材シート32および保持シート33,33が熱可塑性樹脂材料を主体として形成されているため、前記第2の接合部8において、これらが互いにヒートシールまたは超音波シールされている。
【0049】
前記第2の接合部8は、外側縁10Aから離れた位置でY方向に沿って形成されており、その中央部分は外側縁10Aに凸側が向けられた湾曲線形状である。なお、図3(B)では、繊維集合体31と基材シート32および保持シート33,33が分解されて示されているため、前記第2の接合部8を破線で示している。図1に示すように、前記第2の接合部8は連続線である。あるいは第2の接合部8が間欠線状に形成されていてもよい。なお、前記第2の接合部8が縫合や接着剤による接着で形成されてもよい。
【0050】
図3(A)に示すように、第2の清掃要素20は前記第1の清掃要素10と面対称の形状および構造である。第2の清掃要素20も、前記外側縁20Aと内側縁20Bおよび端縁20Dと端縁20Eを有する長方形状であり、第1の表面20Fおよびこれと逆側の第2の表面20Gを有している。図3(A)では、第2の表面20Gが上に向けられている。
【0051】
第2の清掃要素20は、第2の表面20Gに、繊維集合体31が位置し、第1の表面20Fでは、前記繊維集合体31に基材シート32が重ねられ、さらに基材シート32に、Y方向に間隔を空けて保持シート33,33が重ねられている。前記第1の清掃要素10と同様に、第2の清掃要素20においても、外側縁20Aでは、基材シート32に短冊片32bが形成され、保持シート33,33に短冊片33bが形成されている。また内側縁20Bにおいても、基材シート32に短冊片32eが形成され、保持シート33,33に短冊片33eが形成されている。
【0052】
第2の清掃要素20では、繊維集合体31と基材シート32および保持シート33,33が重ねられた状態で、第2の接合部9によってこれらが一緒に接合されている。この第2の接合部9は、前記第1の清掃要素10に形成された第2のの接合部8と同じ構造で同じ形状である。
【0053】
図4に示すように、前記第1の清掃要素10と第2の清掃要素20は、共に平坦な状態で、各清掃要素10,20の第1の表面10Fと第1の表面20Fとが対面した状態に重ねられ、第1の清掃要素10と第2の清掃要素20とが、前記第1の接合部7において互いに接合される。第1の接合部7は、前記第2の接合部8,9と、内側縁10B,20Bとの間でY方向に直線的に形成される。
【0054】
第1の清掃要素と第2の清掃要素20が、熱可塑性樹脂材料を主体として構成されている場合には、ヒートシールまたは超音波シールにより前記第1の接合部7が形成される。または、前記第1の清掃要素10と第2の清掃要素20とが重ねられて縫合され、前記第1の接合部7が形成されてもよい。
【0055】
前記第1の接合部7が形成されると、第1の清掃要素10は、第1の接合部7から外側縁10Aまでの主部分5Aと、第1の接合部7から内側縁10Bまでの副部分6Aとに区分される。また第2の清掃要素20は、第1の接合部7から外側縁20Aまでの主部分5Bと、第1の接合部7から内側縁20Bまでの副部分6Bとに区分される。
【0056】
この清掃用物品1は、前記第1の接合部7が形成された後に、図1と図2に示すように、第1の清掃要素10の前記主部分5Aと第2の清掃要素20の主部分5Bとがほぼ平面となるように展開されて前記主清掃要素5が形成される。また、前記第1の清掃要素10の副部分6Aが、主部分5Aの第2の表面10Gに重なるように変形させられ、第2の清掃要素20の副部分6Bが、主部分5Bの第2の表面20Gに重なるように変形させられて、前記副部分6Aと前記副部分6Bとで、前記副清掃要素6が形成される。
【0057】
図1に示すように、清掃用物品1の把持面2には、第1の清掃要素10の第1の表面10Fおよび第2の清掃要素20の第1の表面20Fが現れている。この把持面2では、Y方向に間隔Waを空けて、幅寸法がWbの前記保持シート33,33が現れる。第1の接合部7と第2の接合部8とで挟まれた部分において、基材シート32と保持シート33,33との間に、保持空間41A,41Aが形成され、第1の接合部7と第2の接合部9とで挟まれた部分において、基材シート32と保持シート33,33との間に、保持空間41B,41Bが形成されている。この実施の形態では、この保持空間41A,41Aおよび保持空間41B,41Bが保持手段を構成している。
【0058】
図1に示すように、把持面2には、外側縁10Aおよび外側縁20Aと、前記第2の接合部8,9との間の領域に、基材シート32の一部が切断された複数の短冊片32bと、保持シート33の一部が切断された複数の短冊片33bとが現れており、これら短冊片32b,33bと前記繊維集合体31とが、前記領域で自由に動けるように存在している。
【0059】
図2に示すように、拭き面3には副清掃要素6が現れているが、この副清掃要素6の表面では、中央の前記間隔Waの範囲に、基材シート32から切断された短冊片32eが現れ、その両側の幅寸法Wbの領域では、基材シート32から切断された前記短冊片32eと前記保持シート33から切断された短冊片33eとが重ねられて且つ互いに独立して自由に動くように現れている。そして各短冊片32e,33eの下に繊維集合体31が位置している。さらに副清掃要素6の両側に、主清掃要素5を形成している前記繊維集合体31が現れている。
【0060】
前記副清掃要素6を構成している短冊片32e,33eおよび繊維集合体31は、互いに独立して自由に動くことができる。また主清掃要素5と副清掃要素6は互いに独立して動くことができるようになっており、図7に示すように、主清掃要素5と副清掃要素6との間にはポケット部43,43が形成されている。
【0061】
図6は、前記清掃用物品1が、保持具50に保持された状態を示している。
図6に示す保持具50は、ロッド51と、清掃用物品1を保持する保持体55と、前記ロッド51と保持体55を連結する連結部材53を有している。ロッド51と連結部材53は軸52により回動自在に連結されており、連結部材53と保持体55は、前記軸52と直交して配置された軸54により回動自在に連結されている。その結果、前記保持体55に対してロッド51が各方向へ自由に倒れることができるようになっている。
【0062】
前記保持体55は、楕円形状または長円形状であり、長径方向に向く中心線に沿って両側から切断部56,56が形成され、切断部56,56によって保持爪57A,57Aと保持爪57B,57Bとが分離されている。
【0063】
図6と図7に示すように、前記保持爪57A,57Aが、清掃用物品1の前記保持空間41A,41Aに挿入され、前記保持爪57B,57Bが前記保持空間41B,41Bに挿入されて、保持体55によって清掃用物品1の把持面2が保持される。
【0064】
保持具50に装着された清掃用物品1は、拭き面3が床面などの被清掃部に当てられ、前記ロッド51を保持して被清掃部に沿って清掃用物品1を移動させて清掃作業が行われる。清掃用物品1をX方向へ移動させると、主清掃要素5を構成している繊維集合体31によって被清掃部の埃やごみが捕捉され、さらには主清掃要素5の外側縁10A,20Aに位置している短冊片32bと短冊片33bも、埃やごみを払ったり補足する機能を発揮する。外側縁10A,20Aと第2の接合部8,9との間では、繊維集合体31と短冊片32bと短冊片33bとが互いに独立して自由に動けるため、凹凸のある被清掃部に対しても効果的な拭き掃除を行うことができる。
【0065】
また、清掃用物品1の拭き面3の内部に移動した埃やごみは、副清掃要素6の内側縁10Bと20Bにおいて、繊維集合体31および短冊片32e,33eによって捕捉される。前記短冊片32e,33eは拭き面3の表面に位置しているため、主清掃要素5で捕らえることができなかったパン屑などのような比較的大きなごみを、短冊片と短冊片との間、または短冊片と繊維集合体31との間、さらには繊維集合体31の内部で捕捉することができる。特にこの実施の形態では、間隔Waを空けた両側の幅寸法Wbの範囲において、基材シート32から切断された短冊片32eと保持シート33から切断された短冊片33eとが重ねられて二重に位置し、前記幅寸法Wbの両側部で、短冊片の数が多くなっている。よって清掃時にY方向へ移動しようとするごみを二重の短冊片32e,33eで捕捉しやすくなる。
【0066】
また、副清掃要素6は主清掃要素5に対して自由に動くことができるため、清掃用物品1を被清掃部に沿って動かしているうちに、前記パン屑などのごみやさらに大きなごみは、副清掃要素6と主清掃要素5との間のポケット部43(図7参照)に入り込んで、落下することなく保持される。
【0067】
したがって、清掃用物品1の拭き面3を広い範囲を埃やごみの捕集に使用することができ、埃やごみの捕集効率を高めることができる。また従来のように、外側縁10A,20Aの部分にのみ埃やごみが局部的に溜まることがなく、拭き面3の全域に埃やごみを分散させて捕捉できるため、長期間使用しても清掃効果が極端に低下するのを防止できる。
【0068】
図5(B)に示すように、前記実施の形態の清掃用物品1に使用されている繊維集合体31は、外側縁10Aまたは20Aから内側縁10Bまたは20Bにむけて連続して延びる繊維31aの集合体であり、ほぼ一定の厚みでシート状とされている。個々の繊維31aどうしは熱融着や接着剤により接着されていない。ただし、個々の繊維31aは倦縮繊維であり、この倦縮構造により繊維どうしが絡み合っている。この絡みにより繊維集合体31はシート状態を保つことができ、且つ個々の繊維31aは互いに独立して比較的自由に動けるようになっている。
【0069】
そのため、被清掃部を拭いたときに、倦縮により絡み合っている繊維と繊維の間の小さな空間が細かな埃を挟み込んだり保持するように機能でき、図2に示す主清掃要素5の拭き面3側の表面の広い範囲で、埃の捕集効果を発揮できる。
【0070】
前記繊維集合体31は、X方向に延びる多数の繊維31aを塊状にした束であるトウ(TOW)から開繊され、さらにY方向に広げてほぼ均一な厚みのシート状とされたものが使用される。前記繊維31aはポリエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、ポリエステル(PET)繊維、レーヨン繊維などである。または芯部と鞘部が共にポリエステル、芯部がポリエステルで鞘部がポリエチレン、芯部がポリプロピレンで鞘部がポリエチレンの芯鞘型の複合合成繊維などが使用される。
【0071】
個々の繊維31aが自由に動いて、繊維間で細かな埃を保持できるためには、前記繊維31aの繊度は、1〜45dtexであることが好ましく、さらに好ましくは1〜10dtexである。
【0072】
前記基材シート32および保持シート33は、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維あるいは、PEとPETの複合繊維、PEとPPの複合繊維、例えば芯がPETまたはPP、鞘がPEの芯鞘構造の複合繊維などで形成された不織布である。あるいは、PEやPPなどの樹脂フィルムや、前記不織布と前記樹脂フィルムとが積層されて接合された複合シートであってもよい。
【0073】
図5(A)に示すように、前記基材シート32に形成される短冊片32b,33e、または保持シート33に形成される短冊片33b,33eは、Y方向の平均幅寸法が0.2〜10mm、X方向の長さが10mm以上である。また前記実施の形態では、短冊片を分離する切り込み32a,32d,33a,33dがギザ状であるため、短冊片の両側部のギザ形状である。ただし、前記切り込みがX方向へ向けて直線的であって、短冊片の両側縁がX方向に向けて直線的であってもよい。
【0074】
また、清掃用物品1の拭き面3に現れる前記繊維集合体31の表面や、基材シート32および保持シート33の表面には、埃等を吸着できる油剤を塗布しておくことが好ましい。前記油剤はパラフィン、鉱物油、合成油、天然抽出系油、シリコーン油、界面活性剤などである。さらに、前記油剤の他に、消臭剤、保湿剤、抗菌剤などを含ませてもよい。
【0075】
次に、前記実施の形態の清掃用物品1の製造方法の一例を図8を用いて説明する。
【0076】
第1の清掃要素10の製造ライン100では、保持シート33,33を形成するための帯状シート133,133が供給されて、この帯状シート133,133が、基材シート32を形成するための帯状シート132の上に重ねられて組合せシートが形成される。前記組合せシートが、ロールカッター61と62との間に供給されて、前記切り込み32a,32d,33a,33dが切り込まれて、短冊片32b,32e,33b,33eが形成される。
【0077】
原反63からトウ(TOW)130が繰り出され、このトウ130が、開繊ロール64,65,66に送られて開繊される。前記開繊ロールは例えばロール64の周速よりもロール65の周速を速くし、ロール65の周速よりもロール66の周速を遅くして、トウ130に引っ張り力を縮み力を交互に与える。好ましくはさらに多くのロールで前記引っ張りと縮みを繰り返す。前記開繊ロール64,65,66を通過することで開繊された繊維の束は、拡幅ロール67によってY方向へ広げられ、ほぼ一定の厚みのシート状とされて、これが前記組合せシートの下に重ねられて第1の帯状材料110が形成される。この第1の帯状材料110が、ヒートシール手段108に送られて、前記第2の接合部8が一定の間隔で形成される。
【0078】
第2の清掃要素20の製造ライン200は、前記製造ライン100と上下に対称構造である。
【0079】
この製造ライン200では、保持シート33,33を形成するための帯状シート233,233が供給されて、この帯状シート233,233が、基材シート32を形成するための帯状シート232の下に重ねられて組合せシートが形成される。前記組合せシートが、ロールカッター71と72との間に供給されて、前記切り込み32a,32d,33a,33dが切り込まれて短冊片32b,32e,33b,33eが形成される。
【0080】
原反73から繰り出されたトウ(TOW)230は、開繊ロール74,75,76に送られて開繊される。トウ230から開繊された繊維31aの束は、拡幅ロール77によってY方向へ広げられ、ほぼ一定の厚みのシート状とされて、これが前記組合せシートの上に重ねられて第2の帯状材料220が形成される。この第2の帯状材料220が、ヒートシール手段209に送られて、前記第2の接合部9が一定の間隔で形成される。
【0081】
前記第2の接合部8,9が形成された第1の帯状材料110と第2の帯状材料220は、積層ロール301と302に送られ、両帯状材料110と220は、第1の表面110Fと第1の表面220Fとが対面するように積層される。そして、ヒートシール手段307によって、両帯状材料110,220が一緒に溶着されて前記第1の接合部7が形成される。
【0082】
その後に、カッター308によって、前記第1の接合部7の前方および後方で且つ第2の接合部8,9を含む位置で、前記第1の帯状材料110と第2の帯状材料220とが一緒に切断され、図4に示す状態で個々に分離される。
【0083】
この分離された状態で、外側縁10Aと内側縁10Bを有する第1の清掃要素10と、外側縁20Aと内側縁20Bを有する第2の清掃要素20とが形成される。また、前記第1の接合部7が形成されることにより、第1の清掃要素10は、主部分5Aと副部分6Aに区分され、第2の清掃要素20は、主部分5Bと副部分6Bとに区分される。
【0084】
そして、図1と図2に示すように、第1の清掃要素10と第2の清掃要素20が第1の接合部7で折られ、副部分6Aと6Bが主部分5Aと5Bに重なるように変形させられて、前記清掃用物品1が得られる。
【0085】
次に、図9は本発明の第2の実施の形態の清掃用物品1Aを示すものであり、図2と同様に、拭き面3を上向きにして示した斜視図である。
【0086】
この清掃用物品1Aは主清掃要素5を形成している繊維集合体31に切断線81が形成されていること以外は、第1の実施の形態の清掃用物品1と同じ構造で同じ形状である。よって、前記切断線81に関連する部分以外は、第1の実施の形態の清掃用物品1と同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
【0087】
図9は、副清掃要素6を構成する副部分6Bを主部分5Bから離すように持上げた状態を示している。第2の清掃要素20の主部分5Bでは、第1の接合部7と第2の接合部9との間で、前記繊維集合体31に複数の切断線81が形成されている。
【0088】
図の実施の形態では、切断線81が直線状で間欠的に並んで形成されている。ただし、切断線81は、X方向に互い違いに位置するように形成されてもよい。あるいは個々の切断線81が、X方向とY方向のそれぞれに対して傾斜して形成され、または曲線状や波状、鋸歯状なので形成されてもよい。また切断線81の深さは、図9に表れている主部分5Bの第2の表面20Gから第1の表面20Fまで貫通して形成されてもよいし、あるいは第2の表面20Gから繊維集合体31の厚みの途中までの切り込みであってもよい。
【0089】
なお、第1の清掃要素10の主部分5Aにも、同様にして繊維集合体31に切断線81が形成されている。
【0090】
この清掃用物品1Aでは、拭き面3で清掃したときの摩擦で、副清掃要素6の副部分6A,6Bがめくれたり捩れたとして、その下に位置する主清掃要素5の繊維集合体31が拭き面3に現れたとしても、前記切断線81で分離された繊維がブラシ状となって被清掃面に当たるようになり、主清掃要素5の繊維集合体31の第2の表面10G,20Gで埃やごみの捕捉効果を高めることができる。
【0091】
なお、本発明は前記実施の形態の清掃用物品1に限定されるものではなく種々の形態とすることができる。
【0092】
前記実施の形態の繊維集合体31は、トウから開繊された繊維31aの束がY方向へ拡幅されたものである。ただし、前記繊維集合体としては、トウから開繊されて拡幅された繊維の束を熱風などで加熱して繊維どうしを熱融着させたもの、あるいはトウから開繊されて所定長に切断された繊維で形成されたウエッブに熱風を与えて繊維どうしを融着させた、密度の低いエアースルー不織布を使用可能である。または前記繊維集合体として、樹脂フィルムを幅方向にランダムに掻き割って形成されたストリップヤーンを使用することもできる。
【0093】
また、本発明での短冊片は、基材シートなどの一部を切断したものに限られるものではなく、フィルムや不織布から切断されて互いに独立している複数の短冊片の束を使用し、個々の短冊片がX方向へ延びるように用いてもよい。
【0094】
また、本発明の清掃要素は、前記繊維集合体と、短冊片と、さらには繊維を編んだ糸体や、不織布を縒った糸体などのうちのいずれか一種または2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0095】
また、本発明の清掃用物品は、平面状に形成された主清掃要素の拭き面側に、前記主清掃要素よりも幅寸法の小さい平面状に形成された前記主清掃要素とは別体の副清掃要素を積層し、前記第1の接合部で接合したものであってもよい。
【0096】
【発明の効果】
以上のように本発明の清掃用物品は、埃やごみの捕集効率がよく、拭き面の広い範囲を効率良く使用できるものとなる。よって長期間清掃に使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の清掃用物品を把持面を上に向けて示す斜視図、
【図2】前記清掃用物品を拭き面を上に向けて示す斜視図、
【図3】(A)は第2の清掃要素を示す斜視図、(B)は第1の清掃要素を分解して示す斜視図、
【図4】第1の清掃要素と第2の清掃要素が積層されて接合された状態を示す斜視図、
【図5】(A)は短冊片の拡大斜視図、(B)は繊維集合体の拡大斜視図、
【図6】前記清掃用物品が保持具に取付けられた状態を示す斜視図、
【図7】図6のVII−VII矢視の拡大断面図、
【図8】前記清掃用物品の製造方法の一例を示す説明図、
【図9】本発明の第2の実施の形態の清掃用物品を拭き面を上に向けて示す斜視図、
【符号の説明】
1 清掃用物品
2 把持面
3 拭き面
5 主清掃要素
5A,5B 主部分
6 副清掃要素
6A,6B 副部分
7 第1の接合部
8,9 第2の接合部
10 第1の清掃要素
10A 外側縁
10B 内側縁
10F 第1の表面
10G 第2の表面
20 第2の清掃要素
20A 外側縁
20B 内側縁
20F 第1の表面
20G 第2の表面
31 繊維集合体
32 基材
32b,32e 短冊片
33 保持シート
33b,33e 短冊片
41A,41B 保持空間
110 第1の帯状材料
110F 第1の表面
220 第2の帯状材料
220F 第1の表面
130,230 トウ

Claims (14)

  1. 被清掃部を拭く拭き面と、前記拭き面と逆側の把持面とを有する清掃用物品において、
    対向する側縁を有する主清掃要素と、対向する側縁を有する副清掃要素とが設けられ、前記副清掃要素が前記主清掃要素の拭き面側に重ねられて、主清掃要素と副清掃要素とが、前記副清掃要素の両側縁間に位置する接合部で接合され、前記副清掃要素の側縁が前記主清掃要素の側縁と前記接合部との間に位置しており、
    前記主清掃要素および前記副清掃要素は、前記接合部からそれぞれの側縁に向けて延びる複数の繊維、複数の糸体、複数の短冊片の少なくとも1つを有していることを特徴とする清掃用物品。
  2. 前記副清掃要素は、その側縁が前記主清掃要素に拘束されずに自由状態である請求項1記載の清掃用物品。
  3. 前記副清掃要素は、前記繊維と、前記短冊片とを含む請求項1または2記載の清掃用物品。
  4. 前記把持面には、保持具に取付けるための保持手段が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の清掃用物品。
  5. 第1の清掃要素と第2の清掃要素が設けられて、それぞれの清掃要素は、外側縁とこの外側縁に対向する内側縁、および第1の表面と第2の表面を有しており、
    第1の清掃要素と第2の清掃要素は、各清掃要素の第1の表面どうしが対面した状態で、外側縁と内側縁との間に位置する接合部で接合されて、それぞれの清掃要素は、外側縁と前記接合部との間の主部分と、前記接合部と内側縁との間の副部分とに区分されて、第1の清掃要素の副部分がその主部分の第2の表面に重ねられ、第2の清掃要素の副部分がその主部分の第2の表面に重ねられるように変形されて、
    前記第1の清掃要素の主部分と第2の清掃要素の主部分とで前記主清掃要素が形成され、第1の清掃要素の副部分と第2の清掃要素の副部分とで前記副清掃要素が形成されている請求項1記載の清掃用物品。
  6. 第1の清掃要素と第2の清掃要素は、前記繊維と、シートとを有し、前記シートに前記短冊片が形成され、この短冊片が前記副清掃要素に含まれている請求項5記載の清掃用物品。
  7. 前記シートは、第1の清掃要素と第2の清掃要素のそれぞれの第1の表面に位置する基材シートである請求項6記載の清掃用物品。
  8. 把持面では、前記基材シートに保持シートが重ねられ、前記基材シートと前記保持シートとの間に、保持具を取り付けるための保持空間が形成されている請求項7記載の清掃用物品。
  9. 前記繊維は、トウ(TOW)から開繊されたものであり、第1の清掃要素と第2の清掃要素のそれぞれにおいて、前記繊維が外側縁から内側縁まで連続して延びている請求項5ないし8のいずれかに記載の清掃用物品。
  10. 被清掃部を拭く拭き面と、前記拭き面と逆側の把持面とを有する清掃用物品の製造方法において、
    (a)共に第1の表面と第2の表面とを有する第1の清掃要素と第2の清掃要素とを、第1の表面どうしを対面させて接合部で接合する工程と、
    (b)それぞれの清掃要素に外側縁およびこの外側縁に対向する内側縁を形成し、それぞれの清掃要素を、外側縁と前記接合部との間の主部分と、前記接合部と内側縁との間の副部分とに区分する工程と、
    (c)第1の清掃要素の副部分をその主部分の第2の表面に重ね、第2の清掃要素の副部分をその主部分の第2の表面に重ねて、把持面側に第1の清掃要素の主部分と第2の清掃要素の主部分から成る主清掃要素が位置し、前記清掃面側に第1の清掃要素の副部分と第2の清掃要素の副部分から成る副清掃要素が位置し、それぞれの副部分の内側縁が外側縁と接合部との間に位置するように変形させる工程と、
    を有することを特徴とする清掃用物品の製造方法。
  11. 第1の清掃要素を形成するための第1の帯状材料と、第2の清掃要素を形成するため第2の帯状材料を繰り出して互いに重ね、
    前記(a)の工程で、前記帯状材料の繰り出し方向(MD)と交叉する前記接合部を形成し、
    前記(b)の工程で、前記第1の帯状材料と第2の帯状材料とを、第1の表面どうしが対面した状態で、前記接合部の繰り出し方向の前方および後方で一緒に切断して、前記外側縁と前記内側縁を形成する請求項10記載の清掃用物品の製造方法。
  12. 前記第1の帯状材料と前記第2の帯状材料は、その繰り出し方向に延びる複数の繊維、複数の糸体、複数の短冊片の少なくとも1つを有している請求項10または11記載の清掃用物品の製造方法。
  13. 前記第1の帯状材料と前記第2の帯状材料は、トウ(TOW)から開繊された繊維と、帯状シートとを有し、前記工程(a)の前に、前記帯状シートを切断して複数の短冊片を形成する工程が含まれている請求項12記載の清掃用物品の製造方法。
  14. 前記帯状シートは、前記第1の帯状材料と前記第2の帯状材料のそれぞれの第1の表面に位置し、製造された清掃用物品では、把持面側に前記帯状シートから切断された基材シートが位置し、前記副清掃要素に、前記帯状シートから切断された短冊片が位置する請求項13記載の清掃用物品の製造方法。
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