JP2005006867A - 術中観察用内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】屈曲不能な硬質挿入部10の基端に連結された操作部40からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部20が硬質挿入部10の先端に連結されて、観察窓と照明窓とが配置された先端部本体30が湾曲部20の先端に連結された術中観察用内視鏡において、硬質挿入部10の先端近傍部分11の軸線11Xの延長線が操作部40と干渉しないように、硬質挿入部10を先端近傍部分11より後方位置において屈曲形成した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、鼻腔内の手術の際等に用いるのに適した術中観察用内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
鼻腔内を手術する際には、鼻の穴に手術用鉗子等と内視鏡の挿入部を同時に挿入して、内視鏡で観察しながら鉗子等による手術を行う。
【0003】
そのような鼻腔内の手術の際等に用いられる内視鏡は、屈曲不能な硬質挿入部の基端に連結された操作部からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が硬質挿入部の先端に連結されて、観察窓と照明窓とが配置された先端部本体が湾曲部の先端に連結された構成になっている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平2001−346750、図1等
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、鼻の穴に手術用鉗子等と内視鏡の挿入部とが同時に挿入されると、手術用鉗子等と内視鏡とが非常に接近した状態になるので、内視鏡の操作部を保持する手に手術用鉗子等が当たって、内視鏡操作及び鉗子操作の双方が妨げられてしまう場合がある。
【0006】
そこで本発明は、鼻の穴等に手術用鉗子等と内視鏡の挿入部とが同時に挿入された際に、内視鏡の操作部を保持する手と手術用鉗子等とが干渉せず、内視鏡操作と鉗子操作とをスムーズに行うことができる術中観察用内視鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の術中観察用内視鏡は、屈曲不能な硬質挿入部の基端に連結された操作部からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が硬質挿入部の先端に連結されて、観察窓と照明窓とが配置された先端部本体が湾曲部の先端に連結された術中観察用内視鏡において、硬質挿入部の先端近傍部分の軸線の延長線が操作部と干渉しないように、硬質挿入部を先端近傍部分より後方位置において屈曲形成したものである。
【0008】
なお、硬質挿入部の先端近傍部分が真っ直ぐに形成されていると使い易い。
また、硬質挿入部が、中間部分において略「く」の字状に曲がった形状に形成されていてもよく、操作部との連結部付近が先端近傍部分と略平行になるように操作部との連結部の近傍において曲がった形状に形成されていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は術中観察用内視鏡の全体構成を示しており、屈曲不能な硬質挿入部10は、例えば硬質のステンレス鋼管によって外装されていて、その内部には、内視鏡観察像の撮像信号を伝送するための信号ケーブルや照明用のライトガイドファイバ等が挿通配置されている。
【0010】
硬質挿入部10の先端には遠隔操作によって屈曲する湾曲部20が連結され、その湾曲部20の先端に連結された先端部本体30の先端面30aに観察窓や照明窓が配置されている。
【0011】
先端部本体30の観察窓の内側部分には対物光学系と固体撮像素子が配置され、照明窓の内側部分にはライトガイドファイバの射出端が配置されている。ただし、それらは何れも公知のものなので図示は省略する。
【0012】
硬質挿入部10の基端には、術者の手に保持される操作部40が連結されており、その操作部40に配置された湾曲操作部材41を回動操作することにより湾曲部20を任意の角度だけ屈曲させることができる。
【0013】
硬質挿入部10は、湾曲部20に隣接する先端近傍部分11が真っ直ぐに形成されており(この実施例においては、硬質挿入部10の先寄りの半部が真っ直ぐに形成されている)、その部分が徒に曲がっているより使用し易い。
【0014】
そして、硬質挿入部10は中間部分において略「く」の字状に曲げられて(中間屈曲部12)、硬質挿入部10の先端近傍部分11の軸線11Xの延長線が操作部40と干渉しないように形成されている。
【0015】
したがって、鼻腔内の手術を受ける人の鼻100の穴に硬質挿入部10と手術用鉗子50とが同時に差し込まれた状態であっても、操作部40を保持する手と手術用鉗子50とが干渉せず、内視鏡と手術用鉗子50の双方をスムーズに操作することができる。
【0016】
硬質挿入部10は操作部40との連結部の近傍においてさらに曲げられていて(基端屈曲部13)、硬質挿入部10の操作部40との連結部付近が先端近傍部分11と略平行になるように形成されている。
【0017】
その結果、内視鏡を先端近傍部分11の軸線11Xの周りに回転させる際に操作部40を大きく振り回す必要がなく、操作部40をコンパクトに回転させることにより先端部本体30の向きを変えることができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、硬質挿入部の先端近傍部分の軸線の延長線が操作部と干渉しないように、硬質挿入部を先端近傍部分より後方位置において屈曲形成したことにより、鼻の穴等に手術用鉗子等と内視鏡の挿入部とが同時に挿入された際に、内視鏡の操作部を保持する手と手術用鉗子等とが干渉しないので、内視鏡操作と鉗子操作とをスムーズに行って鼻腔内の手術等を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の術中観察用内視鏡の全体構成を示す側面図である。
【符号の説明】
10 硬質挿入部
11 先端近傍部分
11X 軸線
12 中間屈曲部
13 基端屈曲部
20 湾曲部
30 先端部本体
40 操作部
50 手術用鉗子
Claims (4)
- 屈曲不能な硬質挿入部の基端に連結された操作部からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が上記硬質挿入部の先端に連結されて、観察窓と照明窓とが配置された先端部本体が上記湾曲部の先端に連結された術中観察用内視鏡において、
上記硬質挿入部の先端近傍部分の軸線の延長線が上記操作部と干渉しないように、上記硬質挿入部を上記先端近傍部分より後方位置において屈曲形成したことを特徴とする術中観察用内視鏡。 - 上記硬質挿入部の先端近傍部分が真っ直ぐに形成されている請求項1記載の術中観察用内視鏡。
- 上記硬質挿入部が、中間部分において略「く」の字状に曲がった形状に形成されている請求項2記載の術中観察用内視鏡。
- 上記硬質挿入部の上記操作部との連結部付近が上記先端近傍部分と略平行になるように、上記硬質挿入部が上記操作部との連結部の近傍において曲がった形状に形成されている請求項3記載の術中観察用内視鏡。
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JP2003174152A JP2005006867A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 術中観察用内視鏡 |
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JP2003174152A JP2005006867A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 術中観察用内視鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005006867A true JP2005006867A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34097714
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-
2003
- 2003-06-19 JP JP2003174152A patent/JP2005006867A/ja not_active Withdrawn
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