JP2005006060A - 情報処理装置および情報処理方法、並びに、プログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電波状態の変化量を基に、通信のリンクの状態を制御する。
【解決手段】ステップS1でリンク状態がスニフモードと判断された場合、ステップS2でタイマのカウントが開始される。ステップS3で時間Taが経過したと判断された場合、ステップS4で電波状態を示す値RSSIが取得されて記憶され、ステップS5で電波状態の変化量が算出される。ステップS6で電波状態の変化量は閾値以上であると判断された場合、ステップS7でスニフモードから通常モードに復帰される。ステップS8でタイマのカウントが開始され、ステップS9でユーザの操作入力を受けた場合、ステップS10でコマンド送信処理が実行され、タイムラグなしにコマンドが送信される。ユーザの操作入力を受けずにステップS11で時間Tbが経過したと判断された場合、ステップS12で通常モードからスニフモードに遷移される。本発明は、リモートコマンダに適用できる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および情報処理方法、並びに、プログラムに関し、特に、リモートコマンダなどをはじめとする即時応答性が必要な装置において、通信処理における消費電力量を削減するために用いて好適な、情報処理装置および情報処理方法、並びに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特に、バッテリパックなどにより電源を供給されるようになされている携帯型機器においては、バッテリの寿命をできるだけ長くしてユーザの利便性を高めるため、または、バッテリパックを小型化して、携帯しやすくするためなどに、電力消費量を削減することが求められている。
【0003】
従来、例えば、バッテリパックから供給される電池電圧で動作し、イヤホンマイクの利用時に手で握持されずに使用可能な携帯電話機において、イヤホンマイクの利用の有無を検出し、その検出結果に応じて、イヤホンマイクが利用されている間は、送信信号の電力を調整することができるようにし、送信信号の電力を予め規定された規定電力よりも低下させるようにすることにより、送信信号の送信時にバッテリパック内の充電電圧の消耗を低減して、バッテリパックから供給される電池電圧で動作可能な動作時間を伸ばすことができるようにする技術が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−60515号公報
【0005】
また、従来、ブルートゥース(Bluetooth)によって通信を行うことが可能な情報処理装置においては、通信に必要な消費電力量を削減するために、通常の接続状態から、パークモード、ホールドモード、および、スニフモードの、3種類の低消費電力モードに移行することが可能なようになされている。
【0006】
パークモードとは、スレーブとなる装置のみが遷移できるモードで、このモードのスレーブは、ピコネットヘの同期、つまりホッピングパターンとマスタクロックヘの同期を保持しているが、マスタとなる装置とパケットを交換することはできない。この状態にあるスレーブは、一定の間隔(ビーコン周期)でマスタからのデータを受信しており、必要があればすぐにピコネットヘ参加することができるようになされている。パークモードにおいて、スレーブとなる機器は、マスタから接続中のスレーブに与えられる3ビットのアドレスであるスレーブ識別子をいったんマスタに返却する。したがって、スレーブがピコネットヘの再参加を希望しても、マスタによって割り振られるスレーブ識別子に空きがなければ、すぐに加わることができない。一方、マスタとなる装置は、パークモードに入るスレーブに、スレーブ識別子に代わって、8ビットのパークスレーブ識別子を与える。マスタは最大255台のパーク中のスレーブを管理することができ、必要なスレーブだけを随時ピコネットに参加させることが可能である。
【0007】
また、ホールドモードとは、マスタとスレーブの両方が遷移できるモードであり、ピコネットに同期したまま、設定された一定期間(ホールド時間)中は送受信を行わず、ホールド時間後に通信を再開するようになされている。ホールドモードにある間、マスタ、スレーブともに、ほかのピコネットに参加することも可能である。
【0008】
スニフモードとは、スレーブだけが遷移可能なモードであり、一定の間隔(スニフ間隔)で情報の送受信を行い、そのほかの時間は電力消費を抑えるというモードである。
【0009】
具体的には、スレーブとなる装置は、図1に示されるように、スニフ間隔Tsniffのうちの所定の時間Tonにおいてのみアクティブ状態となって、受信モードになり、自分宛のパケットを受け取れば、必要に応じて、データの送信を行うが、それ以外の時間Toffは休止(スリープ)しており、休止中に来たパケットは受け取ることができないようになされている。
【0010】
スニフ間隔Tsniffとアクティブ状態となる時間Tonは、マスタとスレーブの間で取り決められ、途中で変更することが可能である。
【0011】
例えば、一定時間ユーザからの操作入力がなかった場合など、通信を行う必要がない場合に、通信のリンク状態をスニフモードに遷移させることにより、通信のための消費電力量を削減することができるようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来用いられていたスニフモードにおいては、スリープ状態でユーザの操作入力を受けた場合、すぐに状態を通常の通信モードに復帰することはできず、通常の通信モードに復帰するまでの平均復帰時間Tretは、スニフ間隔Tsniffの1/2(Tret=Tsniff/2)となってしまう。特に、図2に示されるように、アクティブ状態からスリープ状態に遷移した時刻T1に近い時刻T2にユーザからの操作入力がなされた場合、ユーザの操作入力がなされてからアクティブ状態となる時刻T3までのタイムラグTdは、スニフ間隔Tsniffと略同じ時間となってしまう。
【0013】
すなわち、スニフ間隔Tsniffが長ければ長いほど、電力消費の削減量は大きくなるが、平均復帰時間Tretも長くなってしまい、ユーザの利便性が損なわれる。このことが、リモートコマンダなどのように、バッテリ駆動でありながら、即時応答性が求められる装置における低消費電力化を妨げる要因となっていた。
【0014】
また、特許文献1に記載の技術を用いて、ユーザの使用状態を検出することにより、電力消費量を制御するようにした場合、イヤホンプラグのピンに、差込検出用端子を設け、イヤホンジャックの内部に、差込検出用端子に対応させて、そのイヤホンプラグが差し込まれたか否かを検出するための検出用端子を設けなければならないため、コストアップの要因となっていた。
【0015】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、通信による消費電力量を削減しつつ、即時応答性を満たすことができるようにするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、ユーザによる操作の入力を受ける操作入力手段と、他の情報処理装置との通信を実行する通信手段と、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かに基づいて、通信手段による通信を制御する制御手段とを備え、通信手段は、他の情報処理装置と常時通信が可能である第1の通信モードと、第1の時間のうち、第1の時間より短い第2の時間のみ他の情報処理装置と通信可能である第2の通信モードとの、少なくとも2つの通信モードによって、他の情報処理装置と通信を行い、制御手段は、通信手段による第2の通信モードの実行中に、ユーザによって情報処理装置が把持されたことが検出された場合、通信手段による通信を、第1の通信モードに変更し、通信手段による第1の通信モードの実行中に、ユーザによって所定の時間操作入力が行われなかった場合、通信手段による通信を、第2の通信モードに変更することを特徴とする。
【0017】
通信手段には、他の情報処理装置と、電波を用いて無線で通信させるようにすることができるとともに、電波状態を示す値を取得させて、制御手段に供給させるようにすることができ、制御手段には、通信手段により供給された電波状態を示す値を基に、電波状態の変化を検出させて、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かを判断させるようにすることができる。
【0018】
制御手段には、第2のモードの実行中の通信手段により供給された電波状態を示す値の変化量を算出させるようにすることができ、電波状態を示す値の変化量の算出値が所定の閾値より大きい場合、通信手段による通信を、第1の通信モードに変更させるようにすることができる。
【0019】
ユーザにより情報処理装置が把持されたと予測される場合における、電波状態を示す値の変化パターンである第1の変化パターンを記憶する記憶手段を更に備えさせるようにすることができ、制御手段には、第2のモードの実行中の通信手段により供給された電波状態を示す値の変化パターンである第2の変化パターンが、記憶手段により記憶されている第1の変化パターンと一致していると判断された場合、通信手段による通信を、第1の通信モードに変更させるようにすることができる。
【0020】
第2の通信モードの実行中における第2の変化パターンが、記憶手段により記憶されている第1の変化パターンと一致し、かつ、所定の時間以内に操作入力手段によりユーザの操作が入力された場合、記憶手段には、第2の変化パターンを、正履歴として更に記憶させるようにすることができ、第2の通信モードの実行中における第2の変化パターンが、記憶手段により記憶されている第1の変化パターンと一致し、かつ、所定の時間以内に操作入力手段によりユーザが操作を入力しなかった場合、記憶手段には、第2の変化パターンを、負履歴として更に記憶させるようにすることができ、制御手段には、記憶手段により記憶されている正履歴および負履歴を基に、記憶手段により記憶されている第1の変化パターンを更新する処理を更に制御させるようにすることができる。
【0021】
第1の通信モードが実行されている第3の時間、および、第2の通信モードが実行されている第4の時間を計測する計測手段を更に備えさせるようにすることができ、制御手段には、計測手段により計測された第3の時間および第4の時間を基に、第2の通信モードにおける第1の時間および第2の時間の設定値を更に制御させるようにすることができる。
【0022】
制御手段には、計測手段により計測された第3の時間が長いほど、第2の通信モードにおける第1の時間に対する第2の時間の割合が長くなるように、第2の通信モードにおける第1の時間および第2の時間の設定値を制御させるようにすることができる。
【0023】
制御手段には、計測手段により計測された第4の時間が長いほど、第2の通信モードにおける第1の時間に対する第2の時間の割合が短くなるように、第2の通信モードにおける第1の時間および第2の時間の設定値を制御させるようにすることができる。
【0024】
本発明の情報処理装置においては、ユーザにより操作が入力され、他の情報処理装置との通信が実行され、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かに基づいて、通信が制御され、他の情報処理装置と常時通信が可能である第1の通信モードと、第1の時間のうち、第1の時間より短い第2の時間のみ他の情報処理装置と通信可能である第2の通信モードとの、少なくとも2つの通信モードによって、他の情報処理装置と通信が行われ、第2の通信モードの実行中に、ユーザによって情報処理装置が把持されたことが検出された場合、通信が第1の通信モードに変更され、第1の通信モードの実行中に、ユーザによって所定の時間操作入力が行われなかった場合、通信が第2の通信モードに変更される。
【0025】
本発明の情報処理方法は、第1の時間のうち、第1の時間より短い第2の時間のみ他の情報処理装置と通信可能である第1の通信モードにおいて、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理により、ユーザによって情報処理装置が把持されたと判断された場合、他の情報処理装置と常時通信が可能である第2の通信モードに通信の状態を遷移させる遷移ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】
本発明のプログラムは、第1の時間のうち、第1の時間より短い第2の時間のみ他の情報処理装置と通信可能である第1の通信モードにおいて、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理により、ユーザによって情報処理装置が把持されたと判断された場合、他の情報処理装置と常時通信が可能である第2の通信モードに通信の状態を遷移させる遷移ステップとを含むことを特徴とする。
【0027】
本発明の情報処理方法およびプログラムにおいては、第1の時間のうち、第1の時間より短い第2の時間のみ他の情報処理装置と通信可能である第1の通信モードにおいて、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かが判断され、ユーザによって情報処理装置が把持されたと判断された場合、他の情報処理装置と常時通信が可能である第2の通信モードに通信の状態が遷移される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段および各ステップと以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段および各ステップの後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段および各ステップを記載したものに限定することを意味するものではない。
【0029】
請求項1に記載の情報処理装置(例えば、図3のリモートコマンダ1)は、ユーザによる操作の入力を受ける操作入力手段(例えば、図4の入力部13)と、他の情報処理装置(例えば、図3のテレビジョン受像機2)との通信を実行する通信手段(例えば、図4のブルートゥースモジュール12)と、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かに基づいて、通信手段による通信を制御する制御手段(例えば、図4のCPU11)とを備え、通信手段は、他の情報処理装置と常時通信が可能である第1の通信モード(例えば、通常モード)と、第1の時間(例えば、スニフ間隔)のうち、第1の時間より短い第2の時間(例えば、図5のアクティブ状態の時間Ton)のみ他の情報処理装置と通信可能である第2の通信モード(例えば、スニフモード)との、少なくとも2つの通信モードによって、他の情報処理装置と通信を行い、制御手段は、通信手段による第2の通信モードの実行中に、ユーザによって情報処理装置が把持されたことが検出された場合、通信手段による通信を、第1の通信モードに変更し、通信手段による第1の通信モードの実行中に、ユーザによって所定の時間(例えば、時間Tb)操作入力が行われなかった場合、通信手段による通信を、第2の通信モードに変更することを特徴とする。
【0030】
請求項2に記載の情報処理装置は、通信手段が、他の情報処理装置と、電波を用いて無線で通信するとともに、電波状態を示す値(例えば、RSSI)を取得して、制御手段に供給し、制御手段は、通信手段により供給された電波状態を示す値を基に、電波状態の変化を検出して、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かを判断することを特徴とする。
【0031】
請求項4に記載の情報処理装置は、ユーザにより情報処理装置が把持されたと予測される場合における、電波状態を示す値の変化パターンである第1の変化パターン(例えば、変化パターンP0)を記憶する記憶手段(例えば、図4の記憶部15)を更に備え、制御手段は、第2のモードの実行中の通信手段により供給された電波状態を示す値の変化パターンである第2の変化パターン(例えば、変化パターンP1)が、記憶手段により記憶されている第1の変化パターンと一致していると判断された場合、通信手段による通信を、第1の通信モードに変更することを特徴とする。
【0032】
請求項5に記載の情報処理装置は、第2の通信モードの実行中における第2の変化パターンが、記憶手段により記憶されている第1の変化パターンと一致し、かつ、所定の時間以内に操作入力手段によりユーザの操作が入力された場合、記憶手段が、第2の変化パターンを、正履歴として更に記憶し、第2の通信モードの実行中における第2の変化パターンが、記憶手段により記憶されている第1の変化パターンと一致し、かつ、所定の時間(例えば、時間Tb)以内に操作入力手段によりユーザが操作を入力しなかった場合、記憶手段が、第2の変化パターンを、負履歴として更に記憶し、制御手段は、記憶手段により記憶されている正履歴および負履歴を基に、記憶手段により記憶されている第1の変化パターンを更新する処理を更に制御することを特徴とする。
【0033】
請求項6に記載の情報処理装置は、第1の通信モードが実行されている第3の時間(例えば、図9の処理において第4のタイマにおいて計測される時間)、および、第2の通信モードが実行されている第4の時間(例えば、図9の処理において第2のタイマにおいて計測される時間)を計測する計測手段(例えば、図4のタイマ16)を更に備え、制御手段は、計測手段により計測された第3の時間および第4の時間を基に、第2の通信モードにおける第1の時間および第2の時間の設定値を更に制御することを特徴とする。
【0034】
請求項9に記載の情報処理方法は、ユーザによって把持されて使用され、他の情報処理装置(例えば、図3のテレビジョン受像機2)と情報を授受する処理を実行する情報処理装置(例えば、図3のリモートコマンダ1)の情報処理方法であって、第1の時間(例えば、スニフ間隔)のうち、第1の時間より短い第2の時間(例えば、図5のアクティブ状態の時間Ton)のみ他の情報処理装置と通信可能である第1の通信モード(例えば、スニフモード)において、ユーザによって情報処理装置が把持されたか否かを判断する判断ステップ(例えば、図6のステップS4乃至ステップS6、図7のステップS34およびステップS35、または、図9のステップS64乃至ステップS66の処理)と、判断ステップの処理により、ユーザによって情報処理装置が把持されたと判断された場合、他の情報処理装置と常時通信が可能である第2の通信モード(例えば、通常モード)に通信の状態を遷移させる遷移ステップ(例えば、図6のステップS7、図7のステップS36、または、図9のステップS67の処理)とを含むことを特徴とする。
【0035】
また、請求項10に記載のプログラムにおいても、各ステップが対応する実施の形態(但し一例)は、請求項9に記載の情報処理方法と同様である。
【0036】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0037】
図3は、本発明を適用した、無線通信システムの一例を示す図である。
【0038】
リモートコマンダ1は、例えば、ボタン、キー、ジョグダイヤル、または、タッチパネルなどの入力デバイスや、所定のテキストやサムネイルなどを表示する表示部などを備え、ユーザの操作入力を受けて、ブルートゥース(Bluetooth)により、ユーザの操作入力を示すコマンドを、テレビジョン受像機2に送信するとともに、テレビジョン受像機2から、ブルートゥースにより、制御信号などを受信する。
【0039】
なお、リモートコマンダ1と、ブルートゥースを用いて信号を授受する情報処理装置としては、図1のテレビジョン受像機2以外にも、例えば、ビデオデッキ、オーディオプレーヤ、エアーコントローラなど、リモートコマンダ2を用いてユーザが操作入力を行うことができる、いかなる装置であっても良い。
【0040】
図4は、リモートコマンダ1の内部構成を示すブロック図である。
【0041】
CPU11は、入力部13から供給されたユーザの操作入力に基づいて、テレビジョン受像機2に送信するコマンドを生成し、ブルートゥースモジュール12に供給したり、入力部13から供給されたユーザの操作入力、または、ブルートゥースモジュール12から供給された、テレビジョン受像機2から受信した制御信号を基に、表示部14に表示させる情報を生成し、表示部14に表示させる。また、CPU11は、タイマ16を制御して、所定の時間を計測させることが可能なようになされている。
【0042】
入力部13は、例えば、ボタン、キー、ジョグダイヤル、または、タッチパネルなどの入力デバイスで構成され、ユーザの操作入力を受けて、CPU11に供給する。表示部14は、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)または、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などで構成され、CPU11から供給された情報を表示する。
【0043】
ブルートゥースモジュール12は、ブルートゥースによりテレビジョン受像機2との情報の通信を行うものであり、CPU11から供給されるコマンドを、テレビジョン受像機2に送信したり、テレビジョン受像機2から送信された制御信号を、CPU11に供給する。ブルートゥースモジュール12とCPU11との間の通信は、仕様で定められているHCI(Host Controller Interface)コマンドおよびHCIイベントの送受信によって行われる。HCIとは、通信モジュールであるブルートゥースモジュール12と、ホストであるCPU11との間の通信を規約したインターフェイスであり、ブルートゥースでは、ホストからモジュールを制御するためのコマンド、他のブルートゥースデバイスとのリンクや状態をホストに通知するイベント、および、実際に送受信される情報(例えば、各種制御信号など)のパケットタイプが用意されている。
【0044】
また、ブルートゥースモジュール12は、CPU11から供給されるコマンドに従って、テレビジョン受像機2との通信のリンクの電波状態を示す値であるRSSI(Receive Signal Strength Indication)を検出し、CPU11に供給することができる。
【0045】
ブルートゥースモジュール12が通信を行うためのアンテナは指向性を有しているため、例えば、机の上などの安定した場所におかれ、ユーザに把持されていない状態のリモートコマンダ1が、ユーザにより操作される前に、ユーザにより把持されて持ち上げられた場合、テレビジョン受像機2との通信のリンクの電波状態が変化する。換言すれば、通信のリンクの電波状態が変化した場合、ユーザにより把持され、操作入力される可能性があると判断することができる。
【0046】
CPU11はブルートゥースモジュール12からHCIイベントを受けて、例えば、通信のリンクの電波状態を示す値であるRSSIなどの、現在のブルートゥースモジュール12の状態を示す情報を取得し、この情報を記憶部15に保存する。CPU11は、ブルートゥースモジュール12の現在の状態、および、入力部13から供給されたユーザの操作入力に基づいて、必要な情報を、表示部14に表示させたり、HCIコマンドをブルートゥースモジュール12に対して発行する。
【0047】
記憶部15は、例えば、電波状態を示す値RSSIなどの、ブルートゥースモジュール12の状態を示す情報をはじめとして、CPU11の処理に必要な情報の供給を受けて、これらの情報を記憶する。
【0048】
タイマ16は、CPU11の制御に基づいて、所定の時間を計測する。また、タイマ16には、複数の時間を計測させるようにしても良い。
【0049】
また、CPU11には、必要に応じて、ドライブ17が接続される。ドライブ17には、磁気ディスク21、光ディスク22、光磁気ディスク23、または、半導体メモリ24が装着され、情報を授受できるようになされている。
【0050】
リモートコマンダ1において、テレビジョン受像機2との通信のモードが通常モードからスニフモードに遷移した場合、ブルートゥースモジュール12は、CPU11に対して、テレビジョン受像機2との通信のモードがスニフモードであることを通知するためのイベントである「HCI_MODE_CHANGE_EVENT」を供給する。
【0051】
CPU11は、ブルートゥースモジュール12から供給されるHCIイベントを基に、テレビジョン受像機2との通信のモードがスニフモードであることを検出した場合、ブルートゥースモジュール12に対して、定期的に、テレビジョン受像機2との通信のリンクの電波状態を示す値RSSIを取得するためのコマンドである「HCI_READ_RSSI」コマンドを発行する。そして、CPU11は、ブルートゥースモジュール12から、コマンドを実行して、電波状態を示す値RSSIを通知するためのイベントである「HCI_COMMAND_COMPLETE_EVENT」の供給を受け、電波状態を示す値RSSIを取得し、記憶部15に供給して、所定数だけ保存させる。
【0052】
そして、CPU11は、記憶部15に保存されている電波状態を示す値RSSIを参照し、例えば、電波状態を示す値RSSIの変化量が所定の値より大きいか否か、または、電波状態を示す値RSSIの変化パターンが、所定のパターンと合致するか否かなどを判断して、電波状態の変化を検出することにより、リモートコマンダ1がユーザにより把持された可能性があるか否かを判断する。CPU11は、電波状態の検出結果を基に、ユーザが把持した可能性があると判断した場合、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードから通常モードに復帰させるためのコマンドである「HCI_EXIT_SNIFF_MODE」コマンドを、ブルートゥースモジュール12に発行する。ブルートゥースモジュール12は、CPU11から供給されたコマンドを基に、テレビジョン受像機2との通信のモードを、スニフモードから通常モードに復帰し、コマンドを実行したことを通知するためのイベントである「HCI_COMMAND_COMPLETE_EVENT」を、CPU11に供給する。
【0053】
CPU11は、通常モードにおいて、所定の時間以内に連続してユーザの操作入力を受けた場合、テレビジョン受像機2との通信のモードを通常モードのまま継続させるが、通常モードにおいて、所定の時間、ユーザの操作入力がなかった場合、テレビジョン受像機2との通信のモードを通常モードからスニフモードに遷移させるための「HCI_SNIFF_MODE」コマンドを、ブルートゥースモジュール12に発行する。ブルートゥースモジュール12は、CPU11から供給されたコマンドを基に、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードに遷移させ、コマンドを実行したことを通知するためのイベントである「HCI_MODE_CHANGE_EVENT」を、CPU11に供給する。
【0054】
このようにして、本発明を適用したリモートコマンダ1は、電波状態の変化を検出して、通常のリンク状態に状態を遷移することができるようになされている。したがって、図5Aに示される従来の場合には、ユーザからの操作入力を受けた時刻T12から通信がアクティブ状態となる時刻T13までに、タイムラグTdが生じてしまうのに対して、本発明を適用したリモートコマンダ1は、図5Bに示されるように、操作入力前である時刻T11に、ユーザがリモートコマンダを持ち上げた動作による電波状態の変化が検出されるため、ユーザの操作入力を受けた時刻T12には、すでに、通常のリンク状態となっている。したがって、本発明を適用したリモートコマンダ1においては、タイムラグを生じることなく、ユーザの操作入力に対して、即時に応答することが可能となる。
【0055】
また、ユーザがリモートコマンダ1を把持した可能性があるか否かは、例えば、タッチセンサなどを用いて検出するようにしてもよいが、電波状態の変化を検出し、その検出結果を基に、ユーザがリモートコマンダ1を把持した可能性があるか否かを判断することができるようにすることにより、専用のセンサなどを用いる必要がなくなるため、コストアップすることなく、ユーザがリモートコマンダ1を把持した可能性があるか否かを判断するという目的を達成することが可能となる。
【0056】
次に、図6のフローチャートを参照して、リモートコマンダ1が実行するリンク状態制御処理1について説明する。
【0057】
ステップS1において、リモートコマンダ1のCPU11は、ブルートゥースモジュール12から、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードに遷移させたことを通知するためのイベントである「HCI_MODE_CHANGE_EVENT」が供給されたか否かを基に、リンクの状態がスニフモードとなったか否かを判断する。ステップS1において、リンクの状態がスニフモードとなっていないと判断された場合、リンクの状態がスニフモードとなったと判断されるまで、ステップS1の処理が繰り返される。
【0058】
ステップS1において、リンクの状態がスニフモードとなったと判断された場合、ステップS2において、CPU11は、タイマ16のカウントを開始する。
【0059】
ステップS3において、CPU11は、タイマ16のカウントを参照して、スニフモードに遷移してから、所定の時間Taが経過したか否かを判断する。ステップS3において、スニフモードに遷移してから、所定の時間Taが経過していないと判断された場合、所定の時間Taが経過したと判断されるまで、ステップS3の処理が繰り返される。ここで、所定の時間Taとは、電波状態を示す値RSSIをブルートゥースモジュール12に取得させるためのHCIコマンドを発行する時間間隔であり、ユーザがリモートコマンダ1を把持する動作による電波状態の変化を検出するために充分な程度に短い時間間隔が設定される。
【0060】
ステップS3において所定の時間Taが経過したと判断された場合、ステップS4において、CPU11は、タイマ16のカウントをクリアするとともに、ブルートゥースモジュール12に対して、テレビジョン受像機2との通信のリンクの電波状態を示す値RSSIを取得するための「HCI_READ_RSSI」コマンドを発行し、ブルートゥースモジュール12から「HCI_COMMAND_COMPLETE_EVENT」の供給を受け、電波状態を示す値RSSIを取得して、記憶部15に記憶する。記憶部15は、新たに電波状態を示す値RSSIの供給を受けたとき、古い情報から順番に削除するようになされており、所定数の新しい電波状態を示す値RSSIが、常に記憶されているようになされている。
【0061】
ステップS5において、CPU11は、記憶部15に保存されている、過去の通信のリンクの電波状態を示す値RSSIを基に、例えば、減算処理などにより、電波状態の変化量を算出する。
【0062】
ステップS6において、CPU11は、電波状態の変化量は、予め定められた所定の閾値以上であるか否かを判断する。ここで、所定の閾値とは、実験的に、または、経験的に定められる所定の値であり、例えば、記憶部15に予め保存されているものである。ステップS6において、電波状態の変化量は、予め定められた所定の閾値以上ではないと判断された場合、処理は、ステップS2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0063】
ステップS6において、電波状態の変化量は、予め定められた所定の閾値以上であると判断された場合、ステップS7において、CPU11は、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードから通常モードに復帰させるためのコマンドである「HCI_EXIT_SNIFF_MODE」コマンドを、ブルートゥースモジュール12に発行して、リンクの状態を通常モードに復帰させる。ブルートゥースモジュール12は、CPU11から供給されたコマンドを基に、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードから通常モードに復帰し、コマンドを実行したことを通知するためのイベントである「HCI_COMMAND_COMPLETE_EVENT」を、CPU11に供給する。
【0064】
CPU11は、ステップS8において、タイマ16のカウントを開始し、ステップS9において、入力部13から供給される信号を基に、ユーザの操作入力を受けたか否かを判断する。
【0065】
ステップS9において、ユーザの操作入力を受けたと判断された場合、ステップS10において、CPU11は、タイマ16のカウントをクリアするとともに、入力部13から供給された、ユーザの操作入力を示す信号を基に、テレビジョン受像機2に対するコマンド送信処理、すなわち、ユーザの操作入力に対応するコマンドを生成し、ブルートゥースモジュール12に供給して、テレビジョン受像機2に送信させる処理を実行し、処理は、ステップS8に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0066】
ステップS10の処理においては、リンク状態が通常モードであるため、ユーザの操作入力に対応するコマンドを、タイムラグなしに、テレビジョン受像機2に送信することが可能となる。
【0067】
ステップS9において、ユーザの操作入力を受けていないと判断された場合、ステップS11において、CPU11は、タイマ16を参照し、リンクの状態が通常モードに復帰してから、所定の時間Tbが経過したか否かを判断する。ここで、所定の時間Tbとは、その時間だけユーザの操作入力を受けなかった場合に、通信のリンク状態をスニフモードに遷移させるように、予め設定された時間である。ステップS11において、所定の時間Tbが経過していないと判断された場合、処理は、ステップS9に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0068】
ステップS11において、所定の時間Tbが経過したと判断された場合、ステップS12において、CPU11は、テレビジョン受像機2との通信のモードを、通常モードからスニフモードに遷移させるための「HCI_SNIFF_MODE」コマンドを、ブルートゥースモジュール12に発行することにより、通信のリンクの状態をスニフモードに遷移させ、ブルートゥースモジュール12は、CPU11から供給されたコマンドを基に、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードに遷移させたことを通知するためのイベントである「HCI_MODE_CHANGE_EVENT」を、CPU11に供給する。ステップS12の処理の終了後、処理は、ステップS2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0069】
このような処理により、ユーザにより把持された場合に発生する電波状態の変化が検出されて、スニフモードから通常モードに通信のリンク状態が遷移されるので、ユーザが利用していない状態においては、通信のリンク状態をスニフモードとして消費電力を削減しつつ、ユーザの操作入力に対して即時に応答することができるようにすることができる。
【0070】
図6を用いて説明した処理においては、電波状態の値の変化量が、予め定められた閾値よりも大きい場合に、通常モードに復帰するものとして説明したが、例えば、リモートコマンダ1とテレビジョン受像機2との間に、人や物が通過した場合にも、電波状態の変化を検出してしまう可能性があるので、ユーザがリモートコマンダ1を把持していないにもかかわらず、スニフモードから通常モードに通信のリンク状態が遷移されてしまう恐れがある。このような場合、ユーザの操作入力に対して即時に応答することは可能であるが、消費電力の低減効率が低くなってしまう場合がある。
【0071】
ユーザがリモートコマンダ1を持ち上げた場合など、所定の動作に基づいた電波状態の変化を検出するようにするために、例えば、実際にユーザにより操作入力が行われた場合に検出された電波状態の基準となる変化パターンを、変化パターンP0として記憶部15に記憶することができるようにしてもよい。そして、現在の電波状態を示す値RSSIの変化パターンP1を、記憶されている変化パターンP0と比較することにより、ユーザがリモートコマンダ1を持ち上げた場合など、所定の動作に基づいた電波状態の変化を検出することができる。
【0072】
次に、図7および図8のフローチャートを参照して、電波状態の変化パターンを比較することにより、リンク状態を制御する、リンク状態制御処理2について説明する。
【0073】
ステップS31乃至ステップS34において、図6のステップS1乃至ステップS4と同様の処理が実行される。
【0074】
すなわち、リンクの状態がスニフモード遷移したと判断された場合、タイマのカウントが開始され、所定の時間Taが経過したと判断された場合、電波状態を示す値RSSIが取得される。
【0075】
ここで、記憶部15には、常に、所定数の新しい電波状態を示す値RSSIが記憶されているので、ステップS34において取得された電波状態を示す値RSSIと、記憶されている電波状態を示す値RSSIとを用いて、現在の電波状態の変化パターンP1を得ることができる。
【0076】
したがって、ステップS35において、CPU11は、電波状態の変化パターンP1は、後述するステップS44の処理により更新される、記憶部15に記憶されている変化パターンP0とマッチングするか否かを判断する。ステップS35において、変化パターンP1と変化パターンP0とはマッチングしないと判断された場合、処理は、ステップS32に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0077】
ここで、マッチングは、例えば、最小二乗法などを用いて行うことが可能である。なお、マッチング処理には、最小二乗法以外の、いかなる方法を用いるようにしても良い。また、記憶部15に変化パターンP0が記憶されていない状態においては、無条件に、変化パターンP1は変化パターンP0とマッチングしているものとして処理するものとしても良い。
【0078】
ステップS35において、変化パターンP1と変化パターンP0とはマッチングすると判断された場合、ステップS36乃至ステップS39において、図6を用いて説明した、ステップS7乃至ステップS10と同様の処理が実行される。
【0079】
すなわち、通信のリンクの状態が、通常モードに復帰され、タイマのカウントが開始され、ユーザの操作入力を受けたと判断された場合、テレビジョン受像機2に対するコマンド送信処理が実行される。
【0080】
ステップS39の処理の終了後、ステップS40において、CPU11は、ステップS35において変化パターンP0とマッチングしたと判断された変化パターンP1を正の履歴として、記憶部15に記憶させ、処理は、ステップS37に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0081】
すなわち、ステップS38において、ユーザの操作入力を受けたと判断された場合、ステップS35において変化パターンP0とマッチングしたと判断された変化パターンP1は、ユーザによりリモートコマンダ1が持ち上げられたために発生した電波状態の変化パターンである可能性が高いので、この電波状態の変化パターンP1を正の履歴として、記憶部15に記憶させ、変化パターンP0を更新するときの学習用の情報として用いるようにする。
【0082】
ステップS38において、ユーザの操作入力を受けていないと判断された場合、ステップS41において、CPU11は、タイマ16を参照し、リンクの状態が通常モードに復帰してから、所定の時間Tbが経過したか否かを判断する。ステップS41において、所定の時間Tbが経過していないと判断された場合、処理は、ステップS38に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0083】
ステップS41において、所定の時間Tbが経過したと判断された場合、ステップS42において、CPU11は、ステップS35において変化パターンP0とマッチングしたと判断された変化パターンP1を負の履歴として、記憶部15に記憶させる。
【0084】
すなわち、ステップS41において、所定の時間Tbが経過したと判断された場合、ユーザにより操作入力が行われていないため、ステップS35において変化パターンP0とマッチングしたと判断された変化パターンP1は、ユーザによりリモートコマンダ1が持ち上げられたために発生した電波状態の変化パターンとは異なる可能性が高い。したがって、この変化パターンP1と同様の変化パターンが発生した場合は、リンクの状態を通常モードに復帰させても、ユーザからの操作入力を受けないと予測されるので、この電波状態の変化パターンP1を負の履歴として、記憶部15に記憶させ、変化パターンP0を更新するときの学習用の情報として用いるようにする。
【0085】
ステップS43において、CPU11は、テレビジョン受像機2との通信のモードを、通常モードからスニフモードに遷移させるための「HCI_SNIFF_MODE」コマンドを、ブルートゥースモジュール12に発行することにより、通信のリンクの状態をスニフモードに遷移させ、ブルートゥースモジュール12は、CPU11から供給されたコマンドを基に、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードに遷移させたことを通知するためのイベントである「HCI_MODE_CHANGE_EVENT」を、CPU11に供給する。
【0086】
ステップS44において、CPU11は、電波状態の変化パターンP0を、ステップS40の処理により保存された正履歴、および、ステップS42の処理により保存された負履歴を基に更新する。すなわち、CPU11は、正履歴となる電波状態の変化パターンに類似し、かつ、負履歴となる電波状態の変化パターンに類似しないような、電波状態の変化パターンP0を生成して更新する。ステップS44の処理の終了後、処理は、ステップS32に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0087】
このような処理により、基準となる電波状態の変化パターンP0が、学習により更新されるので、ユーザによりリモートコマンダ1が持ち上げられたために発生した電波状態の変化パターンを精度よく検出することができる。これにより、例えば、リモートコマンダ1とテレビジョン受像機2との間に人や物が通過した場合における電波状態の変化により、通信のリンク状態が通常モードに復帰されてしまうことを防ぐことができるので、ユーザの操作に対する即時応答性を落とすことなく、より効率よく消費電力を低減させることが可能となる。
【0088】
ここでは、正履歴となる電波状態の変化パターン、および、負履歴となる電波状態の変化パターンを基に、基準となる電波状態の変化パターンP0を更新するものとして説明したが、基準となる電波状態の変化パターンP0を予め実験的に、または経験的に求めて記憶部15に記憶しておき、常に、この変化パターンP0を用いることにより、電波状態の変化を検出するようにしても良い。
【0089】
また、リモートコマンダ1のCPU11は、ユーザによる操作が頻繁に行われているか否かを基にスニフ間隔を調整して、図5における時間Tonおよび時間Toffを変更することにより、ユーザの操作に対する即時応答性を落とすことなく、より効率よく消費電力を低減させるようにすることができる。
【0090】
次に、図9のフローチャートを参照して、ユーザによる操作が頻繁に行われているか否かを基に、スニフ間隔を調整するようになされている場合の、リンク状態制御処理3について説明する。ここでは、タイマ16が、第1のタイマ乃至第4のタイマを内蔵することなどにより、異なる4種類の時間を計測することが可能であるものとして説明する。
【0091】
ステップS61において、リモートコマンダ1のCPU11は、ブルートゥースモジュール12から、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードに遷移させたことを通知するためのイベントである「HCI_MODE_CHANGE_EVENT」が供給されたか否かを基に、リンクの状態がスニフモードとなったか否かを判断する。ステップS1において、リンクの状態がスニフモードとなっていないと判断された場合、リンクの状態がスニフモードとなったと判断されるまで、ステップS61の処理が繰り返される。
【0092】
ステップS61において、リンクの状態がスニフモードとなったと判断された場合、ステップS62において、CPU11は、タイマ16の第1のタイマおよび第2のタイマのカウントを開始する。
【0093】
ステップS63において、CPU11は、タイマ16の第1のタイマのカウントを参照して、スニフモードに遷移してから、所定の時間Taが経過したか否かを判断する。ステップS63において、スニフモードに遷移してから、所定の時間が経過していないと判断された場合、所定の時間Taが経過したと判断されるまで、ステップS63の処理が繰り返される。
【0094】
ステップS63において所定の時間Taが経過したと判断された場合、ステップS64において、CPU11は、タイマ16の第1のタイマのカウントをクリアするとともに、ブルートゥースモジュール12に対して、テレビジョン受像機2との通信のリンクの電波状態を示す値RSSIを取得するためのコマンドである、「HCI_READ_RSSI」コマンドを発行し、ブルートゥースモジュール12から「HCI_COMMAND_COMPLETE_EVENT」の供給を受けて、電波状態を示す値RSSIを取得して、記憶部15に記憶する。
【0095】
ステップS65において、CPU11は、記憶部15に保存されている、過去の通信のリンクの電波状態を示す値RSSIを基に、例えば、減算処理などにより、電波状態の変化量を算出する。
【0096】
ステップS66において、CPU11は、電波状態の変化量は、予め定められた所定の閾値以上であるか否かを判断する。ステップS6において、電波状態の変化量は、予め定められた所定の閾値以上ではないと判断された場合、処理は、ステップS62に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0097】
ステップS66において、電波状態の変化量は、予め定められた所定の閾値以上であると判断された場合、ステップS67において、CPU11は、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードから通常モードに復帰させるためのコマンドである「HCI_EXIT_SNIFF_MODE」コマンドを、ブルートゥースモジュール12に発行して、リンクの状態を通常モードに復帰させるとともに、記憶部15に、タイマ16の第2のタイマのカウント値を記憶させる。ブルートゥースモジュール12は、CPU11から供給されたコマンドを基に、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードから通常モードに復帰し、コマンドを実行したことを通知するためのイベントである「HCI_COMMAND_COMPLETE_EVENT」を、CPU11に供給する。
【0098】
この、第2のタイマのカウント値は、スニフモードにより通信が実行された時間に対応する値であるので、スニフモードに遷移した後、ユーザがリモートコマンダを把持したと検出されるまでの時間と相関する値である。すなわち、第2のタイマのカウント値は、スニフモードに遷移した後、ユーザが操作入力を行わなかった時間よりも短い時間と相関する値である。
【0099】
CPU11は、ステップS68において、タイマ16の第3のタイマのカウントを開始するとともに、タイマ16の第4のタイマのカウントが開始されていない場合は、そのカウントを開始し、カウントが開始されている場合は、そのカウントを継続させ、ステップS69において、入力部13から供給される信号を基に、ユーザの操作入力を受けたか否かを判断する。
【0100】
ステップS69において、ユーザの操作入力を受けたと判断された場合、ステップS70において、CPU11は、タイマ16の第3のタイマのカウントをクリアするとともに、入力部13から供給された、ユーザの操作入力を示す信号を基に、テレビジョン受像機2に対するコマンド送信処理、すなわち、ユーザの操作入力に対応するコマンドを生成し、ブルートゥースモジュール12に供給して、テレビジョン受像機2に送信させる処理を実行し、処理は、ステップS68に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0101】
ステップS70の処理においては、リンク状態が通常モードであるため、タイムラグなしに、ユーザの操作入力に対応するコマンドを、テレビジョン受像機2に送信することが可能となる。
【0102】
ステップS69において、ユーザの操作入力を受けていないと判断された場合、ステップS71において、CPU11は、タイマ16の第3のタイマのカウント値を参照し、リンクの状態が通常モードに復帰してから、所定の時間Tbが経過したか否かを判断する。ステップS71において、所定の時間Tbが経過していないと判断された場合、処理は、ステップS69に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0103】
ステップS71において、所定の時間Tbが経過したと判断された場合、ステップS72において、CPU11は、タイマ16の第2のタイマのカウント値および第4のタイマのカウント値を基に、スニフ間隔を算出して設定を変更するとともに、テレビジョン受像機2との通信のモードを、通常モードからスニフモードに遷移させる。
【0104】
第4のタイマのカウント値は、通信のリンク状態が通常モードであった時間に対応する値であり、ユーザにより所定の時間内に連続して操作入力が行われた場合、第4のタイマのカウント値は大きくなる。第2のタイマのカウント値は、上述したように、スニフモードに遷移した後、ユーザが操作入力を行わなかった時間よりも短い時間と相関する値である。したがって、第4のタイマのカウント値が大きい場合、ユーザにより頻繁に操作入力が行われており、第2のタイマのカウント値が大きい場合、ユーザによりあまり操作入力が行われていないと予測することができる。
【0105】
具体的には、CPU11は、タイマ16の第2のタイマのカウント値および第4のタイマのカウント値を基に、第2のカウント値が大きいほど、スニフ間隔が長くなるように、かつ、第4のカウント値が大きいほど、スニフ間隔が短くなるように、スニフ間隔を算出して設定するとともに、テレビジョン受像機2に、新たに算出されて変更されたスニフ間隔を通知させるための処理を、ブルートゥースモジュール12に実行させる。
【0106】
なお、スニフ間隔の算出においては、最小値または最大値、もしくは、最小値および最大値を予め設定しておき、算出されたスニフ間隔が最小値以下とならないように、または最大値以上とならないようにしても良い。また、スニフモードにおけるアクティブ状態の時間Tonを一定として、スニフ間隔を調整することにより、スニフ間隔に対するアクティブ状態の時間Tonの割合を調整する以外にも、例えば、スニフ間隔を一定として、アクティブ状態の時間Tonを変更するようにしても良いし、スニフ間隔およびアクティブ状態の時間Tonをいずれも変更するようにしても良い。
【0107】
また、CPU11は、テレビジョン受像機2との通信のモードを、通常モードからスニフモードに遷移させるための「HCI_SNIFF_MODE」コマンドを、ブルートゥースモジュール12に発行することにより、通信のリンクの状態をスニフモードに遷移させ、ブルートゥースモジュール12は、CPU11から供給されたコマンドを基に、テレビジョン受像機2との通信のモードをスニフモードに遷移させたことを通知するためのイベントである「HCI_MODE_CHANGE_EVENT」を、CPU11に供給する。ステップS72の処理の終了後、処理は、ステップS62に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0108】
このような処理により、ユーザによる操作がある程度頻繁に行われている場合には、スニフ間隔が短くなるように、ユーザによる操作があまり行われていない場合には、スニフ間隔が長くなるように、スニフ間隔を調整することができるので、ユーザの操作に対する即時応答性を落とすことなく、より効率よく消費電力を低減させるようにすることができる。
【0109】
なお、図9の処理においては、電波状態の変化量が所定の閾値以上であるか否かを基に、リンクの状態を通常モードに復帰させるものとして説明したが、例えば、図7および図8を用いて説明した場合と同様にして、電波状態の変化パターンを比較することにより、リンク状態を通常モードに復帰させるか否かを判断するようにしても良いことは言うまでもない。
【0110】
図6乃至図9を用いて説明した処理においては、電波状態の変化を検出することにより、ユーザがリモートコマンダ1を持ち上げたことを検出して、動作モードを通常モードに遷移させることができるものとして説明したが、ユーザがリモートコマンダ1を持ち上げたことを検出する方法は、電波状態の変化以外の方法であっても良く、例えば、タッチセンサなどにより、ユーザがリモートコマンダ1に触れたか否かを判断することができるようにしても良いし、または、電界強度の変化や、無線通信のリンク状態の変化を検出することにより、ユーザがリモートコマンダを持ち上げた可能性があるか否かを検出して、動作モードを制御することができるようにしても良い。
【0111】
また、以上の説明においては、ブルートゥースのスニフモードにおいて、ユーザがリモードコマンダ1を持ち上げたことを検出して、動作モードを通常モードに遷移させることにより、即時応答性を維持しつつ、消費電力量を削減することができるものとして説明しているが、例えば、ブルートゥース以外のいずれの通信方式であっても、上述したスニフモードと同様の処理により、所定の期間ごとに通信状態をアクティブ状態とし、それ以外の期間は、スリープ状態として、通信による消費電力量を削減することができるようにしている場合に、本発明は適用可能である。
【0112】
また、以上においては、本発明を適用したリモートコマンダ1について説明したが、本発明は、他の装置と通信が可能で、ユーザにより把持されたなどの所定の動作を検出することができる装置において、適用することが可能である。
【0113】
上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0114】
この記録媒体は、図4に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク21(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク22(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク23(MD(Mini−Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ24などよりなるパッケージメディアなどにより構成される。
【0115】
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0116】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0117】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、他の情報処理装置と通信することができる。特に、ユーザにより把持されたか否かの検出結果を基に、通信モードを制御することができるようにしたので、即時応答性を有したまま、効果的に消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スニフモードについて説明するための図である。
【図2】スニフモードにおいて発生するタイムラグについて説明するための図である。
【図3】本発明を適用した無線通信システムについて説明するための図である。
【図4】図3のリモートコマンダの構成を示すブロック図である。
【図5】従来におけるスニフモードと、本発明を適用したリモートコマンダのスニフモードについて説明するための図である。
【図6】リンク状態制御処理1について説明するためのフローチャートである。
【図7】リンク状態制御処理2について説明するためのフローチャートである。
【図8】リンク状態制御処理2について説明するためのフローチャートである。
【図9】リンク状態制御処理3について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 リモートコマンダ, 2 テレビジョン受像機, 11 CPU, 12 ブルートゥースモジュール, 13 入力部, 14 表示部, 15 記憶部, 16 タイマ

Claims (10)

  1. ユーザによって把持されて使用される情報処理装置において、
    前記ユーザによる操作の入力を受ける操作入力手段と、
    他の情報処理装置との通信を実行する通信手段と、
    前記ユーザによって前記情報処理装置が把持されたか否かに基づいて、前記通信手段による通信を制御する制御手段と
    を備え、
    前記通信手段は、前記他の情報処理装置と常時通信が可能である第1の通信モードと、第1の時間のうち、前記第1の時間より短い第2の時間のみ前記他の情報処理装置と通信可能である第2の通信モードとの、少なくとも2つの通信モードによって、前記他の情報処理装置と通信を行い、
    前記制御手段は、前記通信手段による前記第2の通信モードの実行中に、前記ユーザによって前記情報処理装置が把持されたことが検出された場合、前記通信手段による通信を、前記第1の通信モードに変更し、前記通信手段による前記第1の通信モードの実行中に、前記ユーザによって所定の時間操作入力が行われなかった場合、前記通信手段による通信を、前記第2の通信モードに変更する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通信手段は、前記他の情報処理装置と、電波を用いて無線で通信するとともに、電波状態を示す値を取得して、前記制御手段に供給し、
    前記制御手段は、前記通信手段により供給された前記電波状態を示す値を基に、電波状態の変化を検出して、前記ユーザによって前記情報処理装置が把持されたか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2のモードの実行中の前記通信手段により供給された前記電波状態を示す値の変化量を算出し、前記電波状態を示す値の変化量の算出値が所定の閾値より大きい場合、前記通信手段による通信を、前記第1の通信モードに変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザにより前記情報処理装置が把持されたと予測される場合における、電波状態を示す値の変化パターンである第1の変化パターンを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記第2のモードの実行中の前記通信手段により供給された前記電波状態を示す値の変化パターンである第2の変化パターンが、前記記憶手段により記憶されている前記第1の変化パターンと一致していると判断された場合、前記通信手段による通信を、前記第1の通信モードに変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の通信モードの実行中における前記第2の変化パターンが、前記記憶手段により記憶されている前記第1の変化パターンと一致し、かつ、所定の時間以内に前記操作入力手段により前記ユーザの操作が入力された場合、前記記憶手段は、前記第2の変化パターンを、正履歴として更に記憶し、
    前記第2の通信モードの実行中における前記第2の変化パターンが、前記記憶手段により記憶されている前記第1の変化パターンと一致し、かつ、所定の時間以内に前記操作入力手段により前記ユーザが操作を入力しなかった場合、前記記憶手段は、前記第2の変化パターンを、負履歴として更に記憶し、
    前記制御手段は、前記記憶手段により記憶されている前記正履歴および前記負履歴を基に、前記記憶手段により記憶されている前記第1の変化パターンを更新する処理を更に制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の通信モードが実行されている第3の時間、および、前記第2の通信モードが実行されている第4の時間を計測する計測手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記第3の時間および前記第4の時間を基に、前記第2の通信モードにおける前記第1の時間および前記第2の時間の設定値を更に制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記第3の時間が長いほど、前記第2の通信モードにおける前記第1の時間に対する前記第2の時間の割合が長くなるように、前記第2の通信モードにおける前記第1の時間および前記第2の時間の設定値を制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記第4の時間が長いほど、前記第2の通信モードにおける前記第1の時間に対する前記第2の時間の割合が短くなるように、前記第2の通信モードにおける前記第1の時間および前記第2の時間の設定値を制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. ユーザによって把持されて使用され、他の情報処理装置と情報を授受する処理を実行する情報処理装置の情報処理方法において、
    第1の時間のうち、前記第1の時間より短い第2の時間のみ前記他の情報処理装置と通信可能である第1の通信モードにおいて、前記ユーザによって前記情報処理装置が把持されたか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理により、前記ユーザによって前記情報処理装置が把持されたと判断された場合、前記他の情報処理装置と常時通信が可能である第2の通信モードに通信の状態を遷移させる遷移ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. ユーザによって把持されて使用される情報処理装置による、他の情報処理装置との情報の授受を制御する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    第1の時間のうち、前記第1の時間より短い第2の時間のみ前記他の情報処理装置と通信可能である第1の通信モードにおいて、前記ユーザによって前記情報処理装置が把持されたか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理により、前記ユーザによって前記情報処理装置が把持されたと判断された場合、前記他の情報処理装置と常時通信が可能である第2の通信モードに通信の状態を遷移させる遷移ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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JP2018027339A (ja) * 2012-03-05 2018-02-22 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company 1次パッチポンプに結合可能な1次ユーザインタフェースを使用するオンボディ流体送達の方法
JP2021150845A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 株式会社東芝 無線通信装置及び無線通信システム

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