JP2005004904A - 記録媒体再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体に存在しない他言語による字幕表示および音声再生を行うとともに、記録媒体に記録された静止画に対して、その付加音声として3カ国語以上の言語により音声再生を行う機能を実現して、ユーザーの利便性を向上することができる記録媒体再生装置を提供する。
【解決手段】外部メモリ17内の字幕データにストリームID番号が付加されている場合は、そのストリームID番号を再生装置側で設定し、そのストリームID番号に一致している外部メモリ17内の字幕データをデータ復号装置15に送り、外部メモリ17内の字幕データにストリームID番号がない場合は、再生装置側で光ディスク11にないストリームID番号が設定された際に、外部メモリ17から字幕データを読み取り光ディスク11にないストリームID番号を付加して、データ復号装置15に送ることで、その字幕データにより光ディスク11にない新言語の字幕を表示する。
【選択図】 図2
【解決手段】外部メモリ17内の字幕データにストリームID番号が付加されている場合は、そのストリームID番号を再生装置側で設定し、そのストリームID番号に一致している外部メモリ17内の字幕データをデータ復号装置15に送り、外部メモリ17内の字幕データにストリームID番号がない場合は、再生装置側で光ディスク11にないストリームID番号が設定された際に、外部メモリ17から字幕データを読み取り光ディスク11にないストリームID番号を付加して、データ復号装置15に送ることで、その字幕データにより光ディスク11にない新言語の字幕を表示する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光ディスク再生装置のように、光ディスクなどの記録媒体内に記録された管理情報などの制御情報を基に記録媒体からの情報再生を制御する記録媒体再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、音声・映像記録媒体として広く利用されるようになったDVDにおいては、そのDVDビデオ規格により、DVDからのビデオ再生の際に表示できる字幕はディスク1枚につき最大32種類と決められている。しかしながら、実際に市場で売られているDVDビデオディスクは、2,3種類の字幕言語が入っているものが主流であり、同じタイトルでも発売地域ごとに記録されている字幕の種類が異なる。
【0003】
そのため、ディスク製作者は、発売地域ごとにディスクを作り直す必要がある。また、需要の少ない言語で見たい視聴者がいた場合でも、そのためにディスクを作り直す可能性は非常に低い。
【0004】
また、DVDビデオ規格では、ディスク内に字幕の管理情報と実際の字幕ストリームデータが存在する。記録媒体再生装置として、例えば光ディスク再生装置では、使用者が設定したストリームID番号と一致する字幕データをデコードし、管理情報に基づいて決められた位置に決められた時間に、主映像と重ねて表示する。
【0005】
また、音声においても字幕同様のことが言える。DVDにおいて、そのDVDビデオ規格により、再生できる音声ストリームはディスク1枚につき最大8種類と決められている。しかしながら、実際に市場で売られているDVDビデオディスクは、2,3種類の音声言語が入っているものが主流であり、同じタイトルでも発売地域ごとに記録されている音声の種類が異なる。
【0006】
そのため、ディスク製作者は、発売地域ごとにディスクを作り直す必要がある。また、需要の少ない言語で聞きたい視聴者がいた場合でも、そのためにディスクを作り直す可能性は非常に低い。
【0007】
また、DVDビデオ規格では、ディスク内に音声の管理情報と実際の音声ストリームデータが存在する。記録媒体再生装置として、例えば光ディスク再生装置では、使用者が設定したストリームID番号と一致する音声データをデコードし、管理情報に基づいて決められた時間に、主映像と合わせて再生する。
【0008】
以上のようなDVD等の光ディスクを再生することができる光ディスク再生装置のような従来の記録媒体再生装置を以下に説明する。
図1は従来の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。この光ディスク再生装置は、図1に示すように、光ディスク(DVD)11から管理情報及びデータを読み取るための光ディスクデータ読み取り装置12と、取り込んだ管理情報を記憶しておく管理情報記憶装置13と、取り込んだデータを格納しておくデータ格納装置14と、取り込んだデータを復号するデータ復号装置15と、これらの各装置の動作を制御する制御装置16とを具備する。
【0009】
光ディスクデータ読み取り装置12から読み出された管理情報は、管理情報記憶装置13に記憶され、制御装置16は管理情報記憶装置13から情報を読み出して解析する。制御装置16は、解析したデータに基づき、光ディスクデータ読み取り装置12を制御し、読み出すデータを指定する。データ復号装置15は、データ分別機能を有し、光ディスク11から光ディスクデータ読み取り装置12で読み取ったデータを、主映像データ、副映像データおよび音声データに分別する。
【0010】
分別された各データは、データ格納装置14の主映像データ格納領域と副映像データ格納領域及び音声データ格納領域に格納する。データ復号装置15では、主映像データ格納領域に格納された主映像データと副映像データ格納領域に格納された副映像データとを取り出し、モニタに表示するためのデータに変換する映像データ復号機能で処理を行い、主映像と副映像を重ねてモニタ上に表示する。
【0011】
また、音声データ格納領域に格納された音声データを取り出し、スピーカに出力するためのデータに変換する音声データ復号機能で処理を行い、スピーカへ出力する。これらの処理を並列に行うことで、DVDディスクからの再生を実現する。
【0012】
以上のように、通常、字幕を表示させるためには、管理情報記憶装置13に読み取られた管理情報を制御装置16で解析して、使用者の設定したストリームID番号に一致した字幕データをデコードし、ディスクに書かれたタイミングで表示する。
【0013】
以上のように構成された光ディスク再生装置について、その動作を図面を用いて以下に説明する。
図3は従来の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置における字幕表示制御方法を示すフロー図である。ディスク再生が開始されると、字幕ストリームが存在するかを確認し、その字幕表示を開始するかどうかその開始タイミングの時間を監視する(ステップS01)。表示の開始時間が来たら、光ディスク再生装置が指定する字幕ストリームID番号と一致するデータをデコードし(ステップS02)、主映像との重ねあわせを行い(ステップS03)、映像出力する(ステップS04)。そして、その字幕表示を終了するかどうかその終了タイミングの時間を監視し(ステップS05)、表示の終了時間が来たら字幕を消去する(ステップS06)。タイトル終了か判断し(ステップS07)、終了ならば制御を完了し、そうでなければこれらの処理を繰り返す。このようにして、字幕表示処理を実現している。
【0014】
また、音声出力について述べる。
通常、音声を出力させるためには、管理情報記憶装置13に読み取られた管理情報を制御装置16で解析して、使用者の設定したストリームID番号に一致した音声データをデコードし、ディスクに書かれたタイミングで出力する。
【0015】
図4は従来の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置における音声出力制御方法を示すフロー図である。ディスク再生が開始されると、音声ストリームが存在するかを確認し、その音声出力の開始するかどうかその開始タイミングの時間を監視する(ステップS21)。出力の開始時間が来たら、光ディスク再生装置が指定する音声ストリームID番号と一致するデータをデコードし(ステップS22)、音声を出力する(ステップS23)。そして、音声出力を終了するかどうかその終了タイミングの時間を監視し(ステップS24)、音声出力を停止する(ステップS25)。タイトル終了か判断し(ステップS26)、終了するならば制御を完了し、そうでなければこれらの処理を繰り返す。このようにして、音声出力処理を実現している。
【0016】
一方、ユーザーが光ディスクに映像および音声情報を記録するための規格としてDVDビデオレコーディング(DVD−VR)規格がある。この規格においては、動画、静止画の2種類の映像の記録が可能となっている。このうち、静止画においては、映像とあわせて音声も記録することが可能となっている。さらに、先に記録された音声(Original Audio)とは別の音声(Additional Audio)を、後から付加してディスク上に記録(アフターレコーディング)し、先の音声と置き換えて再生を行うことも可能である。
【0017】
図7は従来の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置に対応するDVD−VR規格のディレクトリ構造図である。DVD_RTAV(DVD−VRデータ)ディレクトリの下に、再生のための管理データからなる管理情報ファイル(VR_MANGR.IFO)、動画データファイル(VR_MOVIE.VRO)、静止画データファイル(VR_STILL.VRO)、静止画付加音声データファイル(VR_AUDIO.VRO)、およびその他に、管理情報バックアップファイル(VR_MANGR.BUP)が記録されている。
【0018】
動画、静止画の記録位置や再生順序などに関する情報は、管理情報ファイル(VR_MANGR.IFO)に記録されており、この管理情報ファイルは、図8のようなフォーマット構造となっている。このフォーマット構造では、DVDビデオディスクのフォーマットと同様に、再生単位をセルで表し、各セル間の関係をプログラムチェーン(PGC)制御構造に持たせている。
【0019】
このPGCは、再生を行うセルとその再生順序などが記述されたプログラムチェーン情報(PGCI)で構成される。このPGCは複数のプログラム(PG)という再生単位に分割され、PGは複数のセルから構成される。セルには動画セル、静止画セルの2種類が定められており、これらのセルに対応した動画VOB(M_VOB)と静止画VOB(S_VOB)に映像、音声データが記録されている。
【0020】
静止画に関しては、1枚の静止画ごとに、それぞれS_VOBが構成され、静止画データはビデオパートに、音声データはオーディオパートに記録されている。ビデオパートに記録された静止画像のまとまりごとに静止画ビデオオブジェクトグループ情報(S_VOGI)が形成され、このS_VOGIに含まれるVOBエントリ(S_VOB_ENT)に、一枚の静止画像ごとのデータサイズなどの情報が記録されている。
【0021】
静止画像に対して付加音声データが存在する場合には、このS_VOB_ENTに付加音声情報(S_AAGI)の記録位置を表す付加音声情報のアドレス検索ポインタ番号(S_AAGI_SRPN)および、付加音声VOBエントリ番号(AA_ENTN)が記録されている。これらの情報から、付加音声を再生する際の音声データの記録位置および記録フォーマットなどの情報を取得し、静止画に合わせて音声の再生を行う。
【0022】
【特許文献1】
特開平10−51741号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の記録媒体再生装置では、映画などの素材が収録されたディスクを再生して楽しむ際、そこに存在しない字幕・音声言語等、もともとディスクに記録されていない字幕言語を表示したり、音声を再生したい場合、ディスク製作者が改めて新言語データを追加したディスク自体を作り直す必要がある。しかし、ディスクを作り直すには、莫大な費用がかかるため、たくさんの需要が見込まれない限り実現するのは難しい。
【0024】
また、これを解決する別の手段として、別メモリに新言語の字幕・音声データを記録して、これらのデータを用いてタイミング的に同時再生することが考えられるが、字幕の場合では、もともとディスクに記録されている字幕を消去したり、新たな表示位置の整合性を取る必要がある。
【0025】
また、入れ替えた字幕・音声データと、ディスクに記録された主映像、主音声、字幕と同期させて再生する必要がある。このように、ディスクのオリジナルデータと、外部データを制御する仕組みがなければ、実現は不可能である。
【0026】
また、DVD−VR規格に従って記録された光ディスクの場合、静止画と合わせて再生可能な音声はOriginal AudioとAdditional Audioの2種類に定められている。そのため、新たな音声を追加するには、前のデータを消去しないかぎり、音声データの追加ができず、その追加データによる静止画と合わせた音声再生ができないという問題点を有していた。
【0027】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、記録媒体として光ディスク内の記録言語とは異なり光ディスクに存在しない他言語による字幕表示および音声再生を行う機能を実現するとともに、光ディスクに記録された静止画に対して、その付加音声として3カ国語以上の言語による説明文を追加し、それらの言語を用いた音声再生を可能にする機能を実現して、ユーザーの利便性を向上することができる記録媒体再生装置を提供する。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の記録媒体再生装置は、記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内に記録されていない字幕データ若しくは音声データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから字幕データ若しくは音声データのうち少なくとも1つ以上のデータを読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った前記字幕データ若しくは前記音声データのうち少なくとも1つ以上のデータに、ストリームIDが無い場合にストリームIDを付加するストリームID付加手段と、前記外部メモリから前記ストリームID付加手段を通じて取得した前記字幕データ若しくは前記音声データのうち少なくとも1つ以上のデータと、前記記録媒体から読み取った映像データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた構成としたことを特徴とする。
【0029】
また、請求項2に記載の記録媒体再生装置は、記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内の主映像データに対応し前記記録媒体内に記録されていない字幕データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから、記録された字幕データのうちで再生する記録媒体の主映像データに対応して指定したアドレスの字幕データを順次読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた構成としたことを特徴とする。
【0030】
また、請求項3に記載の記録媒体再生装置は、請求項2記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の字幕データに付加されたストリームIDは、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応させ、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0031】
また、請求項4に記載の記録媒体再生装置は、請求項2記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の字幕データにストリームIDが付加されていない場合か、若しくは前記外部メモリ内の字幕データに付加されたストリームIDが前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応しない場合に、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応するストリームIDを、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データに付加するストリームID付加手段を備え、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記ストリームID付加手段によって前記外部メモリからの字幕データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0032】
以上により、記録媒体再生装置において映画などの動画を見る場合にも、その際に、記録媒体内に記録されている管理情報などの制御情報を変更することなく、記録媒体内の字幕および音声データを外部メモリに記録された各データで置き替えて再生することができる。
【0033】
また、請求項5に記載の記録媒体再生装置は、記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内の主映像データに対応し前記記録媒体内に記録されていない音声データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから、記録された音声データのうちで再生する記録媒体の主映像データに対応して指定したアドレスの音声データを順次読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた構成としたことを特徴とする。
【0034】
また、請求項6に記載の記録媒体再生装置は、請求項5記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の音声データに付加されたストリームIDは、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応させ、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0035】
また、請求項7に記載の記録媒体再生装置は、請求項5記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の音声データにストリームIDが付加されていない場合か、若しくは前記外部メモリ内の音声データに付加されたストリームIDが前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応しない場合に、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応するストリームIDを、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データに付加するストリームID付加手段を備え、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記ストリームID付加手段によって前記外部メモリからの音声データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0036】
また、請求項8に記載の記録媒体再生装置は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを一ファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0037】
また、請求項9に記載の記録媒体再生装置は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを複数のファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0038】
また、請求項10に記載の記録媒体再生装置は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを複数のファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0039】
以上により、記録媒体としてDVDビデオレコーディング(DVD−VR)規格に従って記録された記録媒体を再生する場合にも、その際に、静止画の付加音声を外部メモリに記録された音声データと置き替えることにより、当該規格で定められた2種類を超える3種類以上の複数音声から選択して再生することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す記録媒体再生装置について、光ディスク再生装置を例に挙げて基本的な概念を説明する。
【0041】
まず、字幕制御について説明する。
本実施の形態の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置では、オリジナルのDVDディスクに存在しない新言語については、DVDビデオ規格に準じた字幕データ(SP_PCK)として外部メモリに記録することで、AVデコーダ側からすれば、DVDディスクから読み取った字幕データか、外部メモリから読み取った字幕データかを区別することなく、デコード処理できるようにしている。
【0042】
このように数種類ある字幕データの中で、どの字幕データをデコードして表示するかは、その字幕データに対応するストリームID番号を光ディスク再生装置側で決め、複数の字幕データの中のストリームID番号が一致する字幕データのみをデコードするようにしているが、外部メモリ内にある字幕データのストリームID番号に対するデコード処理および表示処理の際の制御方法について、その一例を次に記す。
(1)外部メモリ内の字幕データにストリームID番号があらかじめ付加されている場合は、そのストリームID番号を再生装置側で設定し、そのストリームID番号に一致している外部メモリ内の字幕データを選択してストリームバッファに送ることで、その字幕データによりDVDディスクに存在しない新言語の字幕を表示することができる。
(2)外部メモリ内の字幕データにストリームID番号が付加されていない場合に、再生装置側でDVDディスクに存在しないストリームID番号(最大32)が設定された際には、外部メモリから字幕データを読み取りDVDディスクに存在しないストリームID番号を付加して、ストリームバッファに送ることで、その字幕データによりDVDディスクに存在しない新言語の字幕を表示することができる。
【0043】
また、外部メモリ内の字幕データによる字幕の表示の際、主映像、主音声との同期など、そのほかの制御処理に関しては、DVDディスクに記録されている字幕データと同様に、外部メモリに記録されている字幕データにも表示時間が書かれているため、その表示時間データを利用して従来どおり行うことで実現可能となる。
【0044】
次に、音声制御について説明する。
オリジナルのDVDディスクに存在しない新言語については、DVDビデオ規格に準じた音声データ(A_PCK)として外部メモリに記録することで、AVデコーダ側からすれば、DVDディスクから読み取った音声データか、外部メモリから読み取った音声データかを区別することなく、デコード処理できるようにしている。
【0045】
このように数種類ある音声データの中で、どの音声データをデコードして出力するかは、その音声データに対応するストリームID番号を光ディスク再生装置側で決め、複数の音声データの中のストリームID番号が一致する音声データのみをデコードするようにしているが、外部メモリ内にある音声データのストリームID番号に対するデコード処理および出力処理の際の制御方法について、その一例を次に記す。
(1)外部メモリ内の音声データにストリームID番号があらかじめ付加されている場合は、そのストリームID番号を再生装置側で設定し、そのストリームID番号に一致している外部メモリ内の音声データを選択してストリームバッファに送ることで、その音声データによりDVDディスクに存在しない新言語の音声を出力することができる。
(2)外部メモリ内の音声データにストリームID番号が付加されていない場合に、再生装置側でDVDディスクに存在しないストリームID番号(最大8)が設定された際には、外部メモリから音声データを読み取りDVDディスクに存在しないストリームID番号を付加して、ストリームバッファに送ることで、その音声データによりDVDディスクに存在しない新言語の音声を出力することができる。
【0046】
また、外部メモリ内の音声データによる音声の出力の際、主映像との同期など、そのほかの制御処理に関しては、DVDディスクに記録されている音声データ同様に、外部メモリに記録されている音声データにも表示時間が書かれているため、その表示時間データを利用して従来どおり行うことで実現可能となる。
【0047】
また、DVD−VR規格に従って記録された光ディスクに対して、静止画に付加させて再生する音声データとして、3種類以上の音声データから選択して再生するための制御方法として、
(1)ディスクに記録されたAdditional Audioの音声データを外部メモリに記録された音声データで置きかえて再生する再生制御方法、
(2)外部メモリに記録された静止画付加音声データおよび付加音声データ情報(S_AAFI)を読み出し、ユーザーが選択した音声に対応したS_AAFIを参照して音声データの再生を行う制御方法があり、これらにより、複数の静止画付加音声を選択して再生することが可能となる。
【0048】
以下、本発明の実施の形態を示す記録媒体再生装置について、光ディスク再生装置を例に挙げて図面を参照しながら具体的に説明する。
図2は本実施の形態の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、外部メモリ17に追加言語の字幕データが格納されている。外部メモリデータ読み取り装置18にて、外部メモリ17から字幕データ(SP_PCK)を読み取り、字幕データにストリームID番号がない場合は、ストリームID付加装置19にてID番号を付加して、データ復号装置15に送る。
【0049】
これら一連の処理は、制御装置16にて、以下のように制御を行う。
(1)外部メモリ17の字幕データを読み出す方法
DVDビデオ規格では、図5に示すように、VOB構造が決められている。VOBUには、「NV_PCK(ナビゲーションデータ)」、「A_PCK(音声データ)」、「V_PCK(映像データ)」、「SP_PCK(字幕データ)」が混在しており、再生装置にて設定されたそれぞれのPCKをデコードし、映像信号および音声信号が出力される。
【0050】
このうち字幕データ「SP_PCK」について、ディスクに収録されていない言語のデータを新たに作成し、外部メモリ17に記録させる。その際、ディスク側にあるストリームID番号と異なる番号(最大32)を設定する必要がある。このSP_PCKデータを、図2に示すように、外部メモリデータ読み取り装置18にて読み出し、データ復号装置15へ転送する。
(2)追加字幕データに最適ストリームIDを付加する方法
上記の(1)の方法では、外部メモリ17に記録されているSP_PCKのストリームID番号は、ディスク側に存在しないストリームID番号が付加されていることを前提にしているが、ディスク側に存在するストリームID番号と重なっている場合や定義されていない場合でも、外部メモリ17の字幕データを表示させる方法を説明する。なお、ディスクを再生する前に、そのディスクに存在する字幕データのストリームID番号の最大値“n”を取得しておく。
【0051】
図2に示すように、外部メモリデータ読み取り装置18より読み出した字幕データから、ストリームID付加装置19にてストリームID番号を“n+1”に変換して、データ復号装置15へ転送する。再生装置側のストリームID番号を“n+1”に設定することで、この“n+1”に対応する外部メモリ17内の字幕データにより字幕を表示させることができる。
(3)追加字幕データと主映像、主音声を同期再生する方法
図2に示すように、外部メモリ17から外部メモリデータ読み取り装置18により読み出した字幕データと、光ディスク11から光ディスクデータ読み取り装置12により読み出した映像および音声データとを、データ復号装置15へ転送し、再生装置側で設定したストリームID番号と一致する映像、音声および字幕を再生する。
【0052】
再生装置側の字幕のストリームID番号の設定値は、外部メモリ17の字幕を表示させるために、“n+1”に設定する。その際、A_PCK(音声データ)にある時間データを基準にして再生し、それに合わせてV_PCK(映像データ)、SP_PCK(字幕データ)を同期させて再生させる。この同期処理については、従来の再生装置と同じシステムで実現可能である。
【0053】
以上の(1)、(2)および(3)の方法を実現するための制御処理について、その制御フローを図6に示して、以下に説明する。
ディスク再生装置にて外部メモリ17の字幕切り替え設定を行うと(ステップS11)、まず外部メモリ17内の字幕ストリームID番号を読み出す(ステップS12)。ストリームID番号が存在するかを確認し(ステップS13)、ない場合や、光ディスク側のストリームID番号と重なっている場合は、最適ストリームID番号を付加する(ステップS14)。
【0054】
そしてディスク再生が開始されると、字幕ストリームが存在するか確認し、その字幕表示の開始時間を監視する(ステップS01)。表示の開始時間が来たら、外部メモリ17よりSPU_PCK(字幕データ)を読み出し(ステップS15)、再生装置が指定する字幕ストリームID番号と一致するデータをデコードし(ステップS02)、時間情報に合わせて同期制御を行う(ステップS16)。そして主映像との重ね合わせを行い(ステップS03)、映像出力する(ステップS04)。
【0055】
そして、その字幕の表示終了時間を監視し(ステップS05)、表示の終了時間が来たら字幕を消去する(ステップS06)。タイトル終了か判断し(ステップS07)、終了するならば処理を完了し、そうでなければこれらの処理を繰り返す。このように外部メモリ17と字幕データを入れ替えて、再生制御処理を実現している。
(4)外部メモリ17の追加音声データによる切り替え方法
上記の(1)、(2)、(3)の方法では、外部メモリ17より追加言語の字幕を読み出す方法を記述したが、字幕と同様に音声データについても実現可能である。外部メモリ17上に、図5に示すSP_PCKの代わりにA_PCKと、そのA_PCKに対応するストリームID番号とを設定すれば、光ディスク11に収録されていない音声言語で楽しむことができる。
【0056】
また、DVD−VR規格に従って記録された光ディスク11の静止画付加音声を外部メモリ17の音声データで置き換える方式として、音声データのみを外部メモリ17に記録する方法と、付加音声データの再生に必要な付加音声ファイル情報(S_AAFI)、付加音声ストリーム情報(S_AA_STI)もあわせて外部メモリ17に記録する方法をとることが可能である。
(5)付加音声データのみを外部メモリ17に記録して置き換える方法
図8に示す静止画AVファイル情報テーブル(S_AVFIT)には、付加音声データの再生に必要な静止画付加音声ストリーム情報(S_AA_STI)および静止画付加音声ファイル情報(S_AAFI)が含まれている。
【0057】
また、S_AAFIに記録されている付加音声エントリ番号(AA_ENTN)から、静止画に対応する付加音声エントリ(AA_ENT)を参照し、各静止画に対応する付加音声データサイズ(AA_PART_SZ)を知ることができる。
【0058】
このサイズから再生しようとする付加音声データについて、付加音声ファイル(VR_AUDIO.VRO)の先頭からの相対アドレス(AA_ADR)を求めて、音声データの再生を行う。ここで、外部メモリ17上に記録された付加音声ファイル(EX_AUDIO.VRO)の先頭アドレスに前記相対アドレス(AA_ADR)を加えることで、外部メモリ17上の付加音声データの記録位置を特定し、外部メモリデータ読み取り装置18でデータを読み出して再生を行う。
(6)付加音声データと静止画付加音声情報を外部メモリ17に記録して置き換える方法
上記の(5)の方法では、図8に示すように、1枚の静止画に対応した付加音声データサイズ(AA_PART_SZ)あるいは、静止画付加音声ストリーム情報(S_AA_STI)は光ディスク上に記録されているため、外部メモリ17に記録する付加音声は、光ディスク11上にもともと記録されている付加音声と同じサイズで、同じストリーム情報を持っていなければならない。
【0059】
そこで、前記の付加音声ファイル情報(S_AAFI)および付加音声ストリーム情報(S_AA_STI)もあわせて外部付加音声情報(EX_AAFIT)として外部メモリ上に記録し、それを参照することで、もとの付加音声とは異なるサイズ、ストリーム情報を持った音声データの記録が可能となる。この場合に外部メモリ17に記録される情報を、図10に示す。
(7)外部メモリ17上に複数の付加音声データを記録して置き換える方法
外部メモリ17に複数の付加音声データを記録する場合として、以下のような記録形態をとることが可能である。
▲1▼複数の外部付加音声情報EX_AAFITを連続して記録し、n番目の外部付加音声情報EX_AAFIT #nをn番目の音声番号に対応させる。
▲2▼n番目の外部付加音声情報EX_AAFITを、図9に示すEXAAI_n.IFOという名前を持つ個別のファイルに記録し、ファイルの位置情報とn番目の音声に関する外部付加音声情報を対応させる。
▲3▼上記▲2▼と同様の方法として、外部付加音声情報を名前を変えたディレクトリに記録し、それぞれのファイルの位置情報と外部付加音声情報を対応させることも可能である。
【0060】
なお、上記の実施の形態では、記録媒体として光ディスクを例に挙げた場合を説明したが、この記録媒体は、光ディスクに限らず、音声や字幕データおよび映像データが記録および読み出しできるものであれば、例えば半導体メモリなどのような他の記録媒体でも、同様に実現可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、記録媒体再生装置において映画などの動画を見る場合にも、その際に、記録媒体内に記録されている管理情報などの制御情報を変更することなく、記録媒体内の字幕および音声データを外部メモリに記録された各データで置き替えて再生することができる。
【0062】
これにより、記録媒体内の記録言語とは異なり記録媒体に存在しない他言語による字幕表示および音声再生を行う機能を実現することができ、需要の少ない言語など記録媒体が完成した後ででも、追加言語データを作るだけで、それらと入れ替えることができ、もとの素材の楽しみ方を広げることができる。
【0063】
また、記録媒体としてDVDビデオレコーディング(DVD−VR)規格に従って記録された記録媒体を再生する場合にも、その際に、静止画の付加音声を外部メモリに記録された音声データと置き替えることにより、当該規格で定められた2種類を超える3種類以上の複数音声から選択して再生することができる。
【0064】
これにより、記録媒体に記録された静止画に対して、その付加音声として3カ国語以上の言語による説明文を追加し、それらの言語を自由に選択再生可能にする機能を実現するなど、ユーザーの利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録媒体再生装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態の記録媒体再生装置の構成を示すブロック図
【図3】従来の記録媒体再生装置における字幕表示制御方法を示すフロー図
【図4】同従来例の記録媒体再生装置における音声出力制御方法を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態の記録媒体再生装置に対応するDVDビデオ規格のVOB構造を示すフォーマット図
【図6】同実施の形態の記録媒体再生装置における字幕表示制御方法を示すフロー図
【図7】従来の記録媒体再生装置に対応するDVD−VR規格のディレクトリ構造図
【図8】従来の記録媒体再生装置に対応するDVD−VR規格のデータ構造を示すフォーマット図
【図9】本発明の実施の形態の記録媒体再生装置における外部メモリのディレクトリ構造図
【図10】同実施の形態の記録媒体再生装置における外部メモリのデータ構造を示すフォーマット図
【符号の説明】
11 光ディスク(DVD)
12 光ディスクデータ読み取り装置
13 管理情報記憶装置
14 データ格納装置
15 データ復号装置
16 制御装置
17 外部メモリ
18 外部メモリデータ読み取り装置
19 ストリームID付加装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光ディスク再生装置のように、光ディスクなどの記録媒体内に記録された管理情報などの制御情報を基に記録媒体からの情報再生を制御する記録媒体再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、音声・映像記録媒体として広く利用されるようになったDVDにおいては、そのDVDビデオ規格により、DVDからのビデオ再生の際に表示できる字幕はディスク1枚につき最大32種類と決められている。しかしながら、実際に市場で売られているDVDビデオディスクは、2,3種類の字幕言語が入っているものが主流であり、同じタイトルでも発売地域ごとに記録されている字幕の種類が異なる。
【0003】
そのため、ディスク製作者は、発売地域ごとにディスクを作り直す必要がある。また、需要の少ない言語で見たい視聴者がいた場合でも、そのためにディスクを作り直す可能性は非常に低い。
【0004】
また、DVDビデオ規格では、ディスク内に字幕の管理情報と実際の字幕ストリームデータが存在する。記録媒体再生装置として、例えば光ディスク再生装置では、使用者が設定したストリームID番号と一致する字幕データをデコードし、管理情報に基づいて決められた位置に決められた時間に、主映像と重ねて表示する。
【0005】
また、音声においても字幕同様のことが言える。DVDにおいて、そのDVDビデオ規格により、再生できる音声ストリームはディスク1枚につき最大8種類と決められている。しかしながら、実際に市場で売られているDVDビデオディスクは、2,3種類の音声言語が入っているものが主流であり、同じタイトルでも発売地域ごとに記録されている音声の種類が異なる。
【0006】
そのため、ディスク製作者は、発売地域ごとにディスクを作り直す必要がある。また、需要の少ない言語で聞きたい視聴者がいた場合でも、そのためにディスクを作り直す可能性は非常に低い。
【0007】
また、DVDビデオ規格では、ディスク内に音声の管理情報と実際の音声ストリームデータが存在する。記録媒体再生装置として、例えば光ディスク再生装置では、使用者が設定したストリームID番号と一致する音声データをデコードし、管理情報に基づいて決められた時間に、主映像と合わせて再生する。
【0008】
以上のようなDVD等の光ディスクを再生することができる光ディスク再生装置のような従来の記録媒体再生装置を以下に説明する。
図1は従来の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。この光ディスク再生装置は、図1に示すように、光ディスク(DVD)11から管理情報及びデータを読み取るための光ディスクデータ読み取り装置12と、取り込んだ管理情報を記憶しておく管理情報記憶装置13と、取り込んだデータを格納しておくデータ格納装置14と、取り込んだデータを復号するデータ復号装置15と、これらの各装置の動作を制御する制御装置16とを具備する。
【0009】
光ディスクデータ読み取り装置12から読み出された管理情報は、管理情報記憶装置13に記憶され、制御装置16は管理情報記憶装置13から情報を読み出して解析する。制御装置16は、解析したデータに基づき、光ディスクデータ読み取り装置12を制御し、読み出すデータを指定する。データ復号装置15は、データ分別機能を有し、光ディスク11から光ディスクデータ読み取り装置12で読み取ったデータを、主映像データ、副映像データおよび音声データに分別する。
【0010】
分別された各データは、データ格納装置14の主映像データ格納領域と副映像データ格納領域及び音声データ格納領域に格納する。データ復号装置15では、主映像データ格納領域に格納された主映像データと副映像データ格納領域に格納された副映像データとを取り出し、モニタに表示するためのデータに変換する映像データ復号機能で処理を行い、主映像と副映像を重ねてモニタ上に表示する。
【0011】
また、音声データ格納領域に格納された音声データを取り出し、スピーカに出力するためのデータに変換する音声データ復号機能で処理を行い、スピーカへ出力する。これらの処理を並列に行うことで、DVDディスクからの再生を実現する。
【0012】
以上のように、通常、字幕を表示させるためには、管理情報記憶装置13に読み取られた管理情報を制御装置16で解析して、使用者の設定したストリームID番号に一致した字幕データをデコードし、ディスクに書かれたタイミングで表示する。
【0013】
以上のように構成された光ディスク再生装置について、その動作を図面を用いて以下に説明する。
図3は従来の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置における字幕表示制御方法を示すフロー図である。ディスク再生が開始されると、字幕ストリームが存在するかを確認し、その字幕表示を開始するかどうかその開始タイミングの時間を監視する(ステップS01)。表示の開始時間が来たら、光ディスク再生装置が指定する字幕ストリームID番号と一致するデータをデコードし(ステップS02)、主映像との重ねあわせを行い(ステップS03)、映像出力する(ステップS04)。そして、その字幕表示を終了するかどうかその終了タイミングの時間を監視し(ステップS05)、表示の終了時間が来たら字幕を消去する(ステップS06)。タイトル終了か判断し(ステップS07)、終了ならば制御を完了し、そうでなければこれらの処理を繰り返す。このようにして、字幕表示処理を実現している。
【0014】
また、音声出力について述べる。
通常、音声を出力させるためには、管理情報記憶装置13に読み取られた管理情報を制御装置16で解析して、使用者の設定したストリームID番号に一致した音声データをデコードし、ディスクに書かれたタイミングで出力する。
【0015】
図4は従来の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置における音声出力制御方法を示すフロー図である。ディスク再生が開始されると、音声ストリームが存在するかを確認し、その音声出力の開始するかどうかその開始タイミングの時間を監視する(ステップS21)。出力の開始時間が来たら、光ディスク再生装置が指定する音声ストリームID番号と一致するデータをデコードし(ステップS22)、音声を出力する(ステップS23)。そして、音声出力を終了するかどうかその終了タイミングの時間を監視し(ステップS24)、音声出力を停止する(ステップS25)。タイトル終了か判断し(ステップS26)、終了するならば制御を完了し、そうでなければこれらの処理を繰り返す。このようにして、音声出力処理を実現している。
【0016】
一方、ユーザーが光ディスクに映像および音声情報を記録するための規格としてDVDビデオレコーディング(DVD−VR)規格がある。この規格においては、動画、静止画の2種類の映像の記録が可能となっている。このうち、静止画においては、映像とあわせて音声も記録することが可能となっている。さらに、先に記録された音声(Original Audio)とは別の音声(Additional Audio)を、後から付加してディスク上に記録(アフターレコーディング)し、先の音声と置き換えて再生を行うことも可能である。
【0017】
図7は従来の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置に対応するDVD−VR規格のディレクトリ構造図である。DVD_RTAV(DVD−VRデータ)ディレクトリの下に、再生のための管理データからなる管理情報ファイル(VR_MANGR.IFO)、動画データファイル(VR_MOVIE.VRO)、静止画データファイル(VR_STILL.VRO)、静止画付加音声データファイル(VR_AUDIO.VRO)、およびその他に、管理情報バックアップファイル(VR_MANGR.BUP)が記録されている。
【0018】
動画、静止画の記録位置や再生順序などに関する情報は、管理情報ファイル(VR_MANGR.IFO)に記録されており、この管理情報ファイルは、図8のようなフォーマット構造となっている。このフォーマット構造では、DVDビデオディスクのフォーマットと同様に、再生単位をセルで表し、各セル間の関係をプログラムチェーン(PGC)制御構造に持たせている。
【0019】
このPGCは、再生を行うセルとその再生順序などが記述されたプログラムチェーン情報(PGCI)で構成される。このPGCは複数のプログラム(PG)という再生単位に分割され、PGは複数のセルから構成される。セルには動画セル、静止画セルの2種類が定められており、これらのセルに対応した動画VOB(M_VOB)と静止画VOB(S_VOB)に映像、音声データが記録されている。
【0020】
静止画に関しては、1枚の静止画ごとに、それぞれS_VOBが構成され、静止画データはビデオパートに、音声データはオーディオパートに記録されている。ビデオパートに記録された静止画像のまとまりごとに静止画ビデオオブジェクトグループ情報(S_VOGI)が形成され、このS_VOGIに含まれるVOBエントリ(S_VOB_ENT)に、一枚の静止画像ごとのデータサイズなどの情報が記録されている。
【0021】
静止画像に対して付加音声データが存在する場合には、このS_VOB_ENTに付加音声情報(S_AAGI)の記録位置を表す付加音声情報のアドレス検索ポインタ番号(S_AAGI_SRPN)および、付加音声VOBエントリ番号(AA_ENTN)が記録されている。これらの情報から、付加音声を再生する際の音声データの記録位置および記録フォーマットなどの情報を取得し、静止画に合わせて音声の再生を行う。
【0022】
【特許文献1】
特開平10−51741号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の記録媒体再生装置では、映画などの素材が収録されたディスクを再生して楽しむ際、そこに存在しない字幕・音声言語等、もともとディスクに記録されていない字幕言語を表示したり、音声を再生したい場合、ディスク製作者が改めて新言語データを追加したディスク自体を作り直す必要がある。しかし、ディスクを作り直すには、莫大な費用がかかるため、たくさんの需要が見込まれない限り実現するのは難しい。
【0024】
また、これを解決する別の手段として、別メモリに新言語の字幕・音声データを記録して、これらのデータを用いてタイミング的に同時再生することが考えられるが、字幕の場合では、もともとディスクに記録されている字幕を消去したり、新たな表示位置の整合性を取る必要がある。
【0025】
また、入れ替えた字幕・音声データと、ディスクに記録された主映像、主音声、字幕と同期させて再生する必要がある。このように、ディスクのオリジナルデータと、外部データを制御する仕組みがなければ、実現は不可能である。
【0026】
また、DVD−VR規格に従って記録された光ディスクの場合、静止画と合わせて再生可能な音声はOriginal AudioとAdditional Audioの2種類に定められている。そのため、新たな音声を追加するには、前のデータを消去しないかぎり、音声データの追加ができず、その追加データによる静止画と合わせた音声再生ができないという問題点を有していた。
【0027】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、記録媒体として光ディスク内の記録言語とは異なり光ディスクに存在しない他言語による字幕表示および音声再生を行う機能を実現するとともに、光ディスクに記録された静止画に対して、その付加音声として3カ国語以上の言語による説明文を追加し、それらの言語を用いた音声再生を可能にする機能を実現して、ユーザーの利便性を向上することができる記録媒体再生装置を提供する。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の記録媒体再生装置は、記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内に記録されていない字幕データ若しくは音声データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから字幕データ若しくは音声データのうち少なくとも1つ以上のデータを読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った前記字幕データ若しくは前記音声データのうち少なくとも1つ以上のデータに、ストリームIDが無い場合にストリームIDを付加するストリームID付加手段と、前記外部メモリから前記ストリームID付加手段を通じて取得した前記字幕データ若しくは前記音声データのうち少なくとも1つ以上のデータと、前記記録媒体から読み取った映像データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた構成としたことを特徴とする。
【0029】
また、請求項2に記載の記録媒体再生装置は、記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内の主映像データに対応し前記記録媒体内に記録されていない字幕データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから、記録された字幕データのうちで再生する記録媒体の主映像データに対応して指定したアドレスの字幕データを順次読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた構成としたことを特徴とする。
【0030】
また、請求項3に記載の記録媒体再生装置は、請求項2記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の字幕データに付加されたストリームIDは、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応させ、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0031】
また、請求項4に記載の記録媒体再生装置は、請求項2記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の字幕データにストリームIDが付加されていない場合か、若しくは前記外部メモリ内の字幕データに付加されたストリームIDが前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応しない場合に、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応するストリームIDを、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データに付加するストリームID付加手段を備え、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記ストリームID付加手段によって前記外部メモリからの字幕データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0032】
以上により、記録媒体再生装置において映画などの動画を見る場合にも、その際に、記録媒体内に記録されている管理情報などの制御情報を変更することなく、記録媒体内の字幕および音声データを外部メモリに記録された各データで置き替えて再生することができる。
【0033】
また、請求項5に記載の記録媒体再生装置は、記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内の主映像データに対応し前記記録媒体内に記録されていない音声データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから、記録された音声データのうちで再生する記録媒体の主映像データに対応して指定したアドレスの音声データを順次読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた構成としたことを特徴とする。
【0034】
また、請求項6に記載の記録媒体再生装置は、請求項5記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の音声データに付加されたストリームIDは、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応させ、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0035】
また、請求項7に記載の記録媒体再生装置は、請求項5記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の音声データにストリームIDが付加されていない場合か、若しくは前記外部メモリ内の音声データに付加されたストリームIDが前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応しない場合に、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応するストリームIDを、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データに付加するストリームID付加手段を備え、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記ストリームID付加手段によって前記外部メモリからの音声データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0036】
また、請求項8に記載の記録媒体再生装置は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを一ファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0037】
また、請求項9に記載の記録媒体再生装置は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを複数のファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0038】
また、請求項10に記載の記録媒体再生装置は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを複数のファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する構成としたことを特徴とする。
【0039】
以上により、記録媒体としてDVDビデオレコーディング(DVD−VR)規格に従って記録された記録媒体を再生する場合にも、その際に、静止画の付加音声を外部メモリに記録された音声データと置き替えることにより、当該規格で定められた2種類を超える3種類以上の複数音声から選択して再生することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す記録媒体再生装置について、光ディスク再生装置を例に挙げて基本的な概念を説明する。
【0041】
まず、字幕制御について説明する。
本実施の形態の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置では、オリジナルのDVDディスクに存在しない新言語については、DVDビデオ規格に準じた字幕データ(SP_PCK)として外部メモリに記録することで、AVデコーダ側からすれば、DVDディスクから読み取った字幕データか、外部メモリから読み取った字幕データかを区別することなく、デコード処理できるようにしている。
【0042】
このように数種類ある字幕データの中で、どの字幕データをデコードして表示するかは、その字幕データに対応するストリームID番号を光ディスク再生装置側で決め、複数の字幕データの中のストリームID番号が一致する字幕データのみをデコードするようにしているが、外部メモリ内にある字幕データのストリームID番号に対するデコード処理および表示処理の際の制御方法について、その一例を次に記す。
(1)外部メモリ内の字幕データにストリームID番号があらかじめ付加されている場合は、そのストリームID番号を再生装置側で設定し、そのストリームID番号に一致している外部メモリ内の字幕データを選択してストリームバッファに送ることで、その字幕データによりDVDディスクに存在しない新言語の字幕を表示することができる。
(2)外部メモリ内の字幕データにストリームID番号が付加されていない場合に、再生装置側でDVDディスクに存在しないストリームID番号(最大32)が設定された際には、外部メモリから字幕データを読み取りDVDディスクに存在しないストリームID番号を付加して、ストリームバッファに送ることで、その字幕データによりDVDディスクに存在しない新言語の字幕を表示することができる。
【0043】
また、外部メモリ内の字幕データによる字幕の表示の際、主映像、主音声との同期など、そのほかの制御処理に関しては、DVDディスクに記録されている字幕データと同様に、外部メモリに記録されている字幕データにも表示時間が書かれているため、その表示時間データを利用して従来どおり行うことで実現可能となる。
【0044】
次に、音声制御について説明する。
オリジナルのDVDディスクに存在しない新言語については、DVDビデオ規格に準じた音声データ(A_PCK)として外部メモリに記録することで、AVデコーダ側からすれば、DVDディスクから読み取った音声データか、外部メモリから読み取った音声データかを区別することなく、デコード処理できるようにしている。
【0045】
このように数種類ある音声データの中で、どの音声データをデコードして出力するかは、その音声データに対応するストリームID番号を光ディスク再生装置側で決め、複数の音声データの中のストリームID番号が一致する音声データのみをデコードするようにしているが、外部メモリ内にある音声データのストリームID番号に対するデコード処理および出力処理の際の制御方法について、その一例を次に記す。
(1)外部メモリ内の音声データにストリームID番号があらかじめ付加されている場合は、そのストリームID番号を再生装置側で設定し、そのストリームID番号に一致している外部メモリ内の音声データを選択してストリームバッファに送ることで、その音声データによりDVDディスクに存在しない新言語の音声を出力することができる。
(2)外部メモリ内の音声データにストリームID番号が付加されていない場合に、再生装置側でDVDディスクに存在しないストリームID番号(最大8)が設定された際には、外部メモリから音声データを読み取りDVDディスクに存在しないストリームID番号を付加して、ストリームバッファに送ることで、その音声データによりDVDディスクに存在しない新言語の音声を出力することができる。
【0046】
また、外部メモリ内の音声データによる音声の出力の際、主映像との同期など、そのほかの制御処理に関しては、DVDディスクに記録されている音声データ同様に、外部メモリに記録されている音声データにも表示時間が書かれているため、その表示時間データを利用して従来どおり行うことで実現可能となる。
【0047】
また、DVD−VR規格に従って記録された光ディスクに対して、静止画に付加させて再生する音声データとして、3種類以上の音声データから選択して再生するための制御方法として、
(1)ディスクに記録されたAdditional Audioの音声データを外部メモリに記録された音声データで置きかえて再生する再生制御方法、
(2)外部メモリに記録された静止画付加音声データおよび付加音声データ情報(S_AAFI)を読み出し、ユーザーが選択した音声に対応したS_AAFIを参照して音声データの再生を行う制御方法があり、これらにより、複数の静止画付加音声を選択して再生することが可能となる。
【0048】
以下、本発明の実施の形態を示す記録媒体再生装置について、光ディスク再生装置を例に挙げて図面を参照しながら具体的に説明する。
図2は本実施の形態の記録媒体再生装置である光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、外部メモリ17に追加言語の字幕データが格納されている。外部メモリデータ読み取り装置18にて、外部メモリ17から字幕データ(SP_PCK)を読み取り、字幕データにストリームID番号がない場合は、ストリームID付加装置19にてID番号を付加して、データ復号装置15に送る。
【0049】
これら一連の処理は、制御装置16にて、以下のように制御を行う。
(1)外部メモリ17の字幕データを読み出す方法
DVDビデオ規格では、図5に示すように、VOB構造が決められている。VOBUには、「NV_PCK(ナビゲーションデータ)」、「A_PCK(音声データ)」、「V_PCK(映像データ)」、「SP_PCK(字幕データ)」が混在しており、再生装置にて設定されたそれぞれのPCKをデコードし、映像信号および音声信号が出力される。
【0050】
このうち字幕データ「SP_PCK」について、ディスクに収録されていない言語のデータを新たに作成し、外部メモリ17に記録させる。その際、ディスク側にあるストリームID番号と異なる番号(最大32)を設定する必要がある。このSP_PCKデータを、図2に示すように、外部メモリデータ読み取り装置18にて読み出し、データ復号装置15へ転送する。
(2)追加字幕データに最適ストリームIDを付加する方法
上記の(1)の方法では、外部メモリ17に記録されているSP_PCKのストリームID番号は、ディスク側に存在しないストリームID番号が付加されていることを前提にしているが、ディスク側に存在するストリームID番号と重なっている場合や定義されていない場合でも、外部メモリ17の字幕データを表示させる方法を説明する。なお、ディスクを再生する前に、そのディスクに存在する字幕データのストリームID番号の最大値“n”を取得しておく。
【0051】
図2に示すように、外部メモリデータ読み取り装置18より読み出した字幕データから、ストリームID付加装置19にてストリームID番号を“n+1”に変換して、データ復号装置15へ転送する。再生装置側のストリームID番号を“n+1”に設定することで、この“n+1”に対応する外部メモリ17内の字幕データにより字幕を表示させることができる。
(3)追加字幕データと主映像、主音声を同期再生する方法
図2に示すように、外部メモリ17から外部メモリデータ読み取り装置18により読み出した字幕データと、光ディスク11から光ディスクデータ読み取り装置12により読み出した映像および音声データとを、データ復号装置15へ転送し、再生装置側で設定したストリームID番号と一致する映像、音声および字幕を再生する。
【0052】
再生装置側の字幕のストリームID番号の設定値は、外部メモリ17の字幕を表示させるために、“n+1”に設定する。その際、A_PCK(音声データ)にある時間データを基準にして再生し、それに合わせてV_PCK(映像データ)、SP_PCK(字幕データ)を同期させて再生させる。この同期処理については、従来の再生装置と同じシステムで実現可能である。
【0053】
以上の(1)、(2)および(3)の方法を実現するための制御処理について、その制御フローを図6に示して、以下に説明する。
ディスク再生装置にて外部メモリ17の字幕切り替え設定を行うと(ステップS11)、まず外部メモリ17内の字幕ストリームID番号を読み出す(ステップS12)。ストリームID番号が存在するかを確認し(ステップS13)、ない場合や、光ディスク側のストリームID番号と重なっている場合は、最適ストリームID番号を付加する(ステップS14)。
【0054】
そしてディスク再生が開始されると、字幕ストリームが存在するか確認し、その字幕表示の開始時間を監視する(ステップS01)。表示の開始時間が来たら、外部メモリ17よりSPU_PCK(字幕データ)を読み出し(ステップS15)、再生装置が指定する字幕ストリームID番号と一致するデータをデコードし(ステップS02)、時間情報に合わせて同期制御を行う(ステップS16)。そして主映像との重ね合わせを行い(ステップS03)、映像出力する(ステップS04)。
【0055】
そして、その字幕の表示終了時間を監視し(ステップS05)、表示の終了時間が来たら字幕を消去する(ステップS06)。タイトル終了か判断し(ステップS07)、終了するならば処理を完了し、そうでなければこれらの処理を繰り返す。このように外部メモリ17と字幕データを入れ替えて、再生制御処理を実現している。
(4)外部メモリ17の追加音声データによる切り替え方法
上記の(1)、(2)、(3)の方法では、外部メモリ17より追加言語の字幕を読み出す方法を記述したが、字幕と同様に音声データについても実現可能である。外部メモリ17上に、図5に示すSP_PCKの代わりにA_PCKと、そのA_PCKに対応するストリームID番号とを設定すれば、光ディスク11に収録されていない音声言語で楽しむことができる。
【0056】
また、DVD−VR規格に従って記録された光ディスク11の静止画付加音声を外部メモリ17の音声データで置き換える方式として、音声データのみを外部メモリ17に記録する方法と、付加音声データの再生に必要な付加音声ファイル情報(S_AAFI)、付加音声ストリーム情報(S_AA_STI)もあわせて外部メモリ17に記録する方法をとることが可能である。
(5)付加音声データのみを外部メモリ17に記録して置き換える方法
図8に示す静止画AVファイル情報テーブル(S_AVFIT)には、付加音声データの再生に必要な静止画付加音声ストリーム情報(S_AA_STI)および静止画付加音声ファイル情報(S_AAFI)が含まれている。
【0057】
また、S_AAFIに記録されている付加音声エントリ番号(AA_ENTN)から、静止画に対応する付加音声エントリ(AA_ENT)を参照し、各静止画に対応する付加音声データサイズ(AA_PART_SZ)を知ることができる。
【0058】
このサイズから再生しようとする付加音声データについて、付加音声ファイル(VR_AUDIO.VRO)の先頭からの相対アドレス(AA_ADR)を求めて、音声データの再生を行う。ここで、外部メモリ17上に記録された付加音声ファイル(EX_AUDIO.VRO)の先頭アドレスに前記相対アドレス(AA_ADR)を加えることで、外部メモリ17上の付加音声データの記録位置を特定し、外部メモリデータ読み取り装置18でデータを読み出して再生を行う。
(6)付加音声データと静止画付加音声情報を外部メモリ17に記録して置き換える方法
上記の(5)の方法では、図8に示すように、1枚の静止画に対応した付加音声データサイズ(AA_PART_SZ)あるいは、静止画付加音声ストリーム情報(S_AA_STI)は光ディスク上に記録されているため、外部メモリ17に記録する付加音声は、光ディスク11上にもともと記録されている付加音声と同じサイズで、同じストリーム情報を持っていなければならない。
【0059】
そこで、前記の付加音声ファイル情報(S_AAFI)および付加音声ストリーム情報(S_AA_STI)もあわせて外部付加音声情報(EX_AAFIT)として外部メモリ上に記録し、それを参照することで、もとの付加音声とは異なるサイズ、ストリーム情報を持った音声データの記録が可能となる。この場合に外部メモリ17に記録される情報を、図10に示す。
(7)外部メモリ17上に複数の付加音声データを記録して置き換える方法
外部メモリ17に複数の付加音声データを記録する場合として、以下のような記録形態をとることが可能である。
▲1▼複数の外部付加音声情報EX_AAFITを連続して記録し、n番目の外部付加音声情報EX_AAFIT #nをn番目の音声番号に対応させる。
▲2▼n番目の外部付加音声情報EX_AAFITを、図9に示すEXAAI_n.IFOという名前を持つ個別のファイルに記録し、ファイルの位置情報とn番目の音声に関する外部付加音声情報を対応させる。
▲3▼上記▲2▼と同様の方法として、外部付加音声情報を名前を変えたディレクトリに記録し、それぞれのファイルの位置情報と外部付加音声情報を対応させることも可能である。
【0060】
なお、上記の実施の形態では、記録媒体として光ディスクを例に挙げた場合を説明したが、この記録媒体は、光ディスクに限らず、音声や字幕データおよび映像データが記録および読み出しできるものであれば、例えば半導体メモリなどのような他の記録媒体でも、同様に実現可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、記録媒体再生装置において映画などの動画を見る場合にも、その際に、記録媒体内に記録されている管理情報などの制御情報を変更することなく、記録媒体内の字幕および音声データを外部メモリに記録された各データで置き替えて再生することができる。
【0062】
これにより、記録媒体内の記録言語とは異なり記録媒体に存在しない他言語による字幕表示および音声再生を行う機能を実現することができ、需要の少ない言語など記録媒体が完成した後ででも、追加言語データを作るだけで、それらと入れ替えることができ、もとの素材の楽しみ方を広げることができる。
【0063】
また、記録媒体としてDVDビデオレコーディング(DVD−VR)規格に従って記録された記録媒体を再生する場合にも、その際に、静止画の付加音声を外部メモリに記録された音声データと置き替えることにより、当該規格で定められた2種類を超える3種類以上の複数音声から選択して再生することができる。
【0064】
これにより、記録媒体に記録された静止画に対して、その付加音声として3カ国語以上の言語による説明文を追加し、それらの言語を自由に選択再生可能にする機能を実現するなど、ユーザーの利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録媒体再生装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態の記録媒体再生装置の構成を示すブロック図
【図3】従来の記録媒体再生装置における字幕表示制御方法を示すフロー図
【図4】同従来例の記録媒体再生装置における音声出力制御方法を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態の記録媒体再生装置に対応するDVDビデオ規格のVOB構造を示すフォーマット図
【図6】同実施の形態の記録媒体再生装置における字幕表示制御方法を示すフロー図
【図7】従来の記録媒体再生装置に対応するDVD−VR規格のディレクトリ構造図
【図8】従来の記録媒体再生装置に対応するDVD−VR規格のデータ構造を示すフォーマット図
【図9】本発明の実施の形態の記録媒体再生装置における外部メモリのディレクトリ構造図
【図10】同実施の形態の記録媒体再生装置における外部メモリのデータ構造を示すフォーマット図
【符号の説明】
11 光ディスク(DVD)
12 光ディスクデータ読み取り装置
13 管理情報記憶装置
14 データ格納装置
15 データ復号装置
16 制御装置
17 外部メモリ
18 外部メモリデータ読み取り装置
19 ストリームID付加装置
Claims (11)
- 記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内に記録されていない字幕データ若しくは音声データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから字幕データ若しくは音声データのうち少なくとも1つ以上のデータを読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った前記字幕データ若しくは前記音声データのうち少なくとも1つ以上のデータに、ストリームIDが無い場合にストリームIDを付加するストリームID付加手段と、前記外部メモリから前記ストリームID付加手段を通じて取得した前記字幕データ若しくは前記音声データのうち少なくとも1つ以上のデータと、前記記録媒体から読み取った映像データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた記録媒体再生装置。
- 記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内の主映像データに対応し前記記録媒体内に記録されていない字幕データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから、記録された字幕データのうちで再生する記録媒体の主映像データに対応して指定したアドレスの字幕データを順次読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた記録媒体再生装置。
- 請求項2記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の字幕データに付加されたストリームIDは、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応させ、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生することを特徴とする記録媒体再生装置。
- 請求項2記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の字幕データにストリームIDが付加されていない場合か、若しくは前記外部メモリ内の字幕データに付加されたストリームIDが前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応しない場合に、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応するストリームIDを、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データに付加するストリームID付加手段を備え、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記ストリームID付加手段によって前記外部メモリからの字幕データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った字幕データとを、同期再生することを特徴とする記録媒体再生装置。
- 記録媒体内に記録された制御情報を基に、前記記録媒体からの映像データと字幕データおよび音声データからなる記録情報の再生を制御する記録媒体再生装置において、前記記録情報として、前記記録媒体内の主映像データに対応し前記記録媒体内に記録されていない音声データが記録された外部メモリと、前記外部メモリから、記録された音声データのうちで再生する記録媒体の主映像データに対応して指定したアドレスの音声データを順次読み取る外部メモリ読み取り手段と、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生する同期再生手段とを備えた記録媒体再生装置。
- 請求項5記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の音声データに付加されたストリームIDは、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応させ、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生することを特徴とする記録媒体再生装置。
- 請求項5記載の記録媒体再生装置であって、前記外部メモリ内の音声データにストリームIDが付加されていない場合か、若しくは前記外部メモリ内の音声データに付加されたストリームIDが前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応しない場合に、前記記録媒体内の主映像データに付加されたストリームIDに対応するストリームIDを、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データに付加するストリームID付加手段を備え、前記同期再生手段は、前記記録媒体から読み取った主映像データに付加されたストリームIDと、前記ストリームID付加手段によって前記外部メモリからの音声データに付加されたストリームIDとを基に、前記記録媒体から読み取った主映像データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生することを特徴とする記録媒体再生装置。
- 請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを一ファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生することを特徴とする記録媒体再生装置。
- 請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを複数のファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生することを特徴とする記録媒体再生装置。
- 請求項5から請求項7のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体には静止画データおよび音声データが記録され、前記外部メモリに、再生する音声の属性情報と音声データの記録位置が記述された管理情報とを複数のファイルに記録し、前記外部メモリ読み取り手段は、前記外部メモリから前記管理情報を読み取り、前記同期再生手段は、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った管理情報を基に、前記記録媒体から読み取った静止画データと、前記外部メモリ読み取り手段により読み取った音声データとを、同期再生することを特徴とする記録媒体再生装置。
- 請求項1から請求項10のいずれかに記載の記録媒体再生装置であって、前記記録媒体は光ディスクであることを特徴とする記録媒体再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003168545A JP2005004904A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 記録媒体再生装置 |
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JP2003168545A JP2005004904A (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 記録媒体再生装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007058486A1 (en) * | 2005-11-17 | 2007-05-24 | Lg Electronics Inc. | Apparatus for reproducing data and method thereof |
KR100785206B1 (ko) | 2006-07-06 | 2007-12-11 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 디빅스 재생 장치에서의 자막 언어 표시 장치 및 그 방법 |
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2003
- 2003-06-13 JP JP2003168545A patent/JP2005004904A/ja active Pending
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KR100785206B1 (ko) | 2006-07-06 | 2007-12-11 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 디빅스 재생 장치에서의 자막 언어 표시 장치 및 그 방법 |
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