JP2005004169A - 傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ - Google Patents

傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】映像の歪補正のためにプロジェクタの投射光軸に対するスクリーンの垂直方向および水平方向の傾斜角度を簡単な構成で正確に測定できる傾斜角度測定装置を有するプロジェクタを提供する。
【解決手段】傾斜角度測定装置は、投射面70に対して垂直方向と水平方向とのそれぞれに、所定の間隔を有する少なくとも2点のポイント81を投射するレーザポインタ41と、レーザポインタ41より垂直方向と水平方向に所定の間隔を置いて配置されてレンズ51を通して投射面のポイントを撮像可能なデジタルカメラと、デジタルカメラで撮像したポイントを結ぶ直線の基準線との傾斜角度を、撮像素子の撮像画面80から解析して、その傾斜角度から投影装置の投射光軸27の投射面70に対する傾斜角度を算定する画像解析傾斜角度算定部とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明はプロジェクタに関し、特にプロジェクタの投影装置の投射光軸の投射面に対する傾斜角度を算定するための傾斜角度測定装置を有するプロジェクタに関する。
液晶技術やDLP(登録商標)(デジタルライトプロセッシング)技術の急速な進展に伴うプロジェクタの小型化・高性能化により、画像投射を目的とするプロジェクタの用途も拡大し、家庭内でのディスプレイ型テレビに代わる大型の表示装置としても注目されている。
しかし、プロジェクタはディスプレイ型テレビと違って映像面がスクリーンであったり壁であったりするためにプロジェクタの投射光軸と投射面との相対関係によって画像に台形の歪を生ずるという問題点がある。この問題を解決するために、液晶プロジェクタの据付角度の検出手段と液晶プロジェクタと投射対象との間の距離を検出する距離検出手段とを有し、両検出結果から算出された角度によって液晶表示ユニットの角度を調整する方法が開示されている(特許文献1参照)。また、角度制御可能なレーザポインタの光点を曲面のスクリーンに投影し、一方、計測用点画像を生成してプロジェクタからスクリーンに投影し、カメラで撮影して光点と点画像との位置計測を行って点画像を移動しながら両点が一致したときに点画像のフレームメモリ上の画素座標を光点の入力画像上の座標に置換して座標変換パラメータメモリに設定する歪補正方法が開示されている(特許文献2参照)。また、スクリーンに投射した画像パターンをスリットを通してラインセンサ上で受像した画像パターンの反射光の位置によりスクリーンまでの距離を求め、スクリーンに投射した画像パターンをスクリーン上で移動させスリットを通してラインセンサ上で受像した画像パターンの反射光の位置の移動とからスクリーンの傾きを求め、あおりアクチュエータを制御して投射部を前後に傾けてあおり調整を行う液晶プロジェクタが開示されている(特許文献3参照)。
一方、スクリーンのプロジェクタの投射光軸に対する垂直方向および水平方向の傾斜がわかればプロジェクタのフレームメモリの座標を変換したりすることによって歪のない映像をスクリーンに投影する技術は実用化されている。このため特に歪みの原因となりやすい垂直方向の傾斜を測定するために、スクリーンが垂直に設置されているという前提でプロジェクタの垂直の傾きを重力センサで検知し、その傾きに見合った歪み補正を行うプロジェクタは既に開示されて発売されている(特許文献4参照)。
特開平9−281597号公報 特開2001−169211号公報 特開平9−197249号公報 特開2003−5278号公報
しかし、特許文献1に開示の方法では、液晶表示ユニットの角度を機械的に調整する必要がある。また、特許文献2の方法では、レーザポインタの角度を制御する必要があり、構造が複雑となる。特許文献3に記載の方法では、角度検出には画像パターンをスクリーン上で移動させる必要があり、リアルタイムで歪補正を実現する検出速度は得られない。特許文献4に記載の方法はスクリーンが垂直に設置されているという前提であり、スクリーンが垂直に設置されていない場合やプロジェクタの投射光軸に対し水平方向で傾斜している場合には正確な歪み補正を行うことができないという問題がある。
本発明の目的は、映像の歪補正のためにプロジェクタの投射光軸に対するスクリーンの垂直方向および水平方向の傾斜角度を簡単な構成で正確に測定できる傾斜角度測定装置を有するプロジェクタを提供することにある。
本発明の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタは、
投影装置の投射光軸の投射面に対する傾斜角度を算定する傾斜角度測定装置を有し、算定した傾斜角度に従って表示部の出力映像を制御することにより投射面の画像の台形の歪を補正するプロジェクタである。傾斜角度測定装置は、プロジェクタの筐体の投射方向の面に投射光軸より所定の方向に離れて設けられた導光部と、プロジェクタからの投射光により投射面に生成した少なくとも2点のポイントからの反射光を、導光部を経由して受光する受光素子と、その受光素子における反射光の受光位置情報から、投影装置の投射光軸の投射面に対する傾斜角度を算定する傾斜角度算定部とを有する。
投影装置の投射光軸の投射面に対する傾斜角度に従った表示部の出力映像の制御は、傾斜角度に対応して予め算出されている表示部の入力映像の補正値によってLSI制御パラメータを作成し、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することによって実行されてもよい。
投影装置は液晶表示部を有する液晶プロジェクタであってもよく、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)表示部とカラーホイールと光源とを有するDLP(登録商標)方式のプロジェクタであってもよい。
第1の態様では、傾斜角度測定装置は、投射面にポイントを投射するレーザポインタと、導光部であるレンズと受光素子である撮像素子とを有するデジタルカメラと、傾斜角度算定部である画像解析傾斜角度算定部とを備えている。レーザポインタの投射口とデジタルカメラのレンズはプロジェクタの筐体の投射方向の面に設けられおり、レーザポインタは、投射面に対して投影装置の垂直方向を規定するための少なくとも2点のポイントと水平方向を規定するための少なくとも2点のポイントを投射する。デジタルカメラのレンズは、レーザポインタの投射口より垂直方向と水平方向に所定の間隔を置いて配置されていて、撮像素子は投射面のポイントを撮像可能である。画像解析傾斜角度算定部は、デジタルカメラの撮像素子の撮像画面から、投射面のポイントを結ぶ直線と、投影装置の垂直方向と水平方向を示す基準線とを受光位置情報として取得し、投射面のポイントを結んで形成された直線と、投影装置の垂直方向と水平方向を示す基準線との傾斜角度を解析して、その傾斜角度から投影装置の投射光軸の投射面に対する傾斜角度を算定する。
レーザポインタは点照射を行う3個のポイント型レーザポインタであってもよく、線照射を行う2個のライン型レーザポインタであってもよく、直交する線照射を行う1個のクロスライン型レーザポインタであってもよい。
デジタルカメラで撮像したポイントを結んで形成された直線と基準線との間の傾斜角度の、デジタルカメラの撮像素子の撮像画面からの解析は、ポイントを結んで形成された直線と撮像画面の両端の画素ラインとの交点に対応するその画素ライン上の画素位置を求め、一端の交点の画素位置と他端の交点の画素位置との間の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定してもよい。
第2の態様では、傾斜角度測定装置は、垂直方向に並んだ複数のポイントを投射面上に投射してテストパターンを形成する垂直テストパターン投射部と、水平方向に並んだ複数のポイントを投射面上に投射してテストパターンを形成する水平テストパターン投射部と、導光部である1個の受光用レンズと、受光素子である二次元配列撮像素子と、傾斜角度算定部である画像解析傾斜角度算定部とを備えている。
垂直テストパターン投射部は、プロジェクタ内部に垂直方向に配置された一次元配列発光素子と、その一次元配列発光素子からの投射光を投射面近傍に収束させるための投光用レンズとから構成され、水平テストパターン投射部は、プロジェクタ内部に水平方向に配置された一次元配列発光素子と、その一次元配列発光素子からの投射光を投射面近傍に収束させるための投光用レンズとから構成されている。2個の投光用レンズと受光用レンズはプロジェクタの筐体の投射方向の面に設けられおり、垂直テストパターン投射部の投光用レンズは受光用レンズから水平方向に離れて配置され、水平テストパターン投射部の投光用レンズは受光用レンズから垂直方向に離れて配置されている。二次元配列撮像素子は受光用レンズを経由して投射面の垂直テストパターンおよび水平テストパターンを撮像可能である。
画像解析傾斜角度算定部は、二次元配列撮像素子の撮像画面から、投射面の垂直テストパターンおよび水平テストパターンと、投影装置の垂直方向と水平方向を示す基準線とを受光位置情報として取得し、垂直テストパターンおよび水平テストパターンと、投影装置の垂直方向と水平方向を示す基準線との間の傾斜角度を解析して、その傾斜角度から投影装置の投射光軸の投射面に対する傾斜角度を算定する。
二次元配列撮像素子で撮像したテストパターンと基準線との間の傾斜角度の、二次元配列撮像素子の撮像画面からの解析は、テストパターンを含む直線と撮像画面の両端の画素ラインとの交点に対応するそれぞれの画素ライン上の画素位置を求め、一端の交点の画素位置と他端の交点の画素位置との間の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定してもよい。
投影装置の投射光軸の投射面に対する垂直方向並びに水平方向の傾斜角度を容易に算出できるので、液晶表示部の画像の画素への配置を移動させることによって投射面に投射された映像を正しい状態に修正することができるという効果がある。
これは、傾斜角度測定装置が、プロジェクタの筐体の投射方向の面に投射光軸より所定の方向に離れて設けられた導光部と、投射面に投射された少なくとも2点のポイントからの反射光を、導光部を経由して受光する受光素子と、その受光素子における反射光の受光位置情報から、投影装置の投射光軸の投射面に対する傾斜角度を算定する傾斜角度算定部とを有するからである。
第2の態様では第1の態様と異なりポインティングデバイスよりも安価な発光素子を使用するので低価格で構成することができるという効果がある。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の態様の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図であり、図2は本発明の第1の態様の第1実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図であり、(a)は投射状態を示す模式的側面図、(b)はプロジェクタの正面図、(c)はデジタルカメラの撮像画面の模式図である。
本明細書の各図面では、理解を容易にするために態様、実施例を通じて同一構成要素には同一の符号と名称を用いる。
ここではプロジェクタ10を液晶プロジェクタを例として説明するが、DLP(登録商標)(デジタルライトプロセッシング)方式のプロジェクタであっても本発明は適用でき、液晶プロジェクタの場合の液晶表示部22に代わってDLP方式のプロジェクタでは通常DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)表示部、カラーホイール、光源を備える。
第1の態様のプロジェクタ10は投射レンズ21と液晶表示部22とを有する投影装置20と、液晶表示部22の画像を制御する画像制御部23と、傾斜角度測定装置30と、全体の動作を制御するCPU60とを備える。
傾斜角度測定装置30は、投射面に少なくとも2点のスポットを投射するレーザポインタ40と、レンズ51と撮像素子52とを有するデジタルカメラ50と、画像解析傾斜角度算定部53とを備えている。
レーザポインタ40の投射口とデジタルカメラ50のレンズ51はプロジェクタ10の投射側の面に設けられおり、レーザポインタ40は、投射面70に対して投影装置20の垂直方向を規定するための少なくとも2点のポイント81a、81bと水平方向を規定するための少なくとも2点のポイント81b、81cを投射し、デジタルカメラ50のレンズ51は、レーザポインタ40の投射口より垂直方向と水平方向に所定の間隔を置いて配置されていて投射面70のポイント81を撮像可能である。
画像解析傾斜角度算定部53は、デジタルカメラ50の撮像素子52の撮像画面80から投射面70のポイント81を結ぶ直線と、投影装置20の垂直方向と水平方向を示す基準線とを取得し、投射面70のポイント81を結ぶ直線と、投影装置20の垂直方向と水平方向を示す基準線との傾斜角度を解析して、その傾斜角度から投影装置20の投射光軸27の投射面70に対する傾斜角度を算定する。算定した傾斜角度に従って液晶表示部22の出力映像を画像表示部23で制御することにより投射面70の画像の台形の歪が補正される。ここで垂直方向と水平方向を示す基準線は例えば撮像画面80の垂直方向と水平方向の画素ラインである。また少なくとも2点のポイントはポイントが連続してポインティングラインとなっていてもよい。
次に、本発明の第1の態様の第1実施例についてさらに詳細に説明する。図2(a)に示すようにスクリーンや壁などの投射面70に映像が投射されるようにプロジェクタ10は置き台90上に通常は上下方向に傾斜して配置される。この場合投影装置20の投射光軸27と投射面70とが直交する状態で投影が行われると液晶表示部22の映像がそのまま投射面に拡大して投影されるが、投影装置20の投射光軸27が投射面70に対して傾斜している場合は、直交する場合と比較して投射面70上の画像の位置によって投射レンズ21からの距離が変化し、例えば離れた位置では近い位置に比べて画面が拡大するので投影された画像に台形の歪を生ずるという問題が生ずる。この問題を解決するために例えば上述の特許文献に記載されたような工夫がなされてきた。この場合投影装置20の投射光軸27の投射面70に対する傾斜角度が正確に把握できれば、画像制御部23によって液晶表示部22の映像の画素への配置を移動させることによって投射面70に投射された映像を正しい状態に修正することができ、その移動度は傾斜角度から数値的に求めることができる。
本願発明は投影装置20の投射光軸27の投射面70に対する傾斜角度を正確に把握することを目的としており、以下に説明する傾斜角度測定装置30によりその目的は達成される。
傾斜角度測定装置30では、図2(b)に示すように、投影装置20の投射レンズ21を取り囲んで3個のポイント型レーザポインタ41a、41b、41cと、撮像素子52を有するデジタルカメラ50のレンズ51がそれぞれ正方形の頂点に位置するように配置されている。配置は正確な正方形でなくてもよい。
3個のポイント型レーザポインタ41a、41b、41cからのレーザ光49は、投射面70上にポイント81a、81b、81cを結ぶ。図2(c)は投射面70上のポイント81a、81b、81cをデジタルカメラ50の撮像素子52で撮像したときの撮像画面80であり、投射面70は下部のレーザポインタ41bからの距離に比べて上部がレーザポインタ41aから離れる方向に傾斜しているので、レーザポインタ41a並びにレーザポインタ41bから水平方向に離れた位置で撮像した撮像素子52の画像では、レーザポインタ41aのポイント81aはレーザポインタ41bのポイント81bより図で右側によった位置で表示される。同様に図示されていないが投射面70は向かって右側のレーザポインタ41cからの距離に比べて向かって左側がレーザポインタ41bから離れる方向に傾斜しているので、レーザポインタ41b並びにレーザポインタ41cから垂直方向に離れた位置で撮像した撮像素子52の画像では、レーザポインタ41bのポイント81bはレーザポインタ41cのポイント81cの上側に寄った位置で表示される。この場合のポイントを結ぶ直線の垂直並びに水平方向の基準線に対する傾斜角度は、投射面70の投射光軸27に対する垂直並びに水平方向の傾斜角度と相関関係にある。
画像解析傾斜角度算定部53では、撮像画面80における各ポイントの位置をそれぞれの画素より解析して垂直方向並びに水平方向のそれぞれ2点のポイントを結ぶ直線と垂直方向並びに水平方向の基準線との傾斜角度を取得し、所定の計算式によって投影装置20の投射光軸27の投射面70に対する上下方向並びに左右方向の傾斜角度を算出して画像制御部23に出力し、画像制御部23はその傾斜角度に基づいて所定の計算式によって液晶表示部22の画像の画素への配置を移動させることによって投射面70に投射された映像を正しい状態に修正する。
ここでは、垂直方向と水平方向とにおける投射光軸27の投射面に対する傾斜角度を同時に算出するために3点のポイント81a、81b、81cを投射しているが、垂直方向の傾斜のみの算定であれば2点のポイント81a、81bの投射のみでよく、水平方向の傾斜のみの算定であれば2点のポイント81b、81cの投射のみでよい。
次に、本発明の第1の態様の第2実施例について図面を参照して説明する。図3は本発明の第1の態様の第2実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図であり、(a)は投射状態を示す模式的側面図、(b)はプロジェクタの正面図、(c)はデジタルカメラの撮像画面の模式図である。
第1の態様の第1実施例では、投影装置20の投射レンズ21を取り囲んで3個のポイント型レーザポインタ41a、41b、41cと、撮像素子52を有するデジタルカメラ50のレンズ51がそれぞれ正方形の頂点に位置するように配置されていたが、第2実施例では2個のライン型レーザポインタ42aおよび42cが、デジタルカメラ50のレンズ51の水平方向と垂直方向とにそれぞれ正方形の頂点に位置するように配置されている。
ライン型レーザポインタ42a、42cは高級レーザポインタによく見られるポイントの連続したラインを表示できるレーザポインタであり、投射面70上にはポインティングライン82a、82cとして照射される。従って画素解析傾斜角度算定部53ではポインティングライン82a、82cの画素を解析して傾斜角度を算定してもよいが、例えば撮像画面80の両端の画素ラインとポインティングライン82a、82cとの交点のそれぞれの画素ライン上の画素位置を求め、一端の交点の画素位置と他端の交点の画素位置との間の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定してもよく、第1実施例よりも処理が容易となる。
図4は第1の態様における差分画素数から液晶表示部22の出力映像を修正する過程を示す模式的流れ図である。画像解析傾斜角度算定部53が、撮像素子52の撮像画面80から縦方向の差分画素数86と横方向の差分画素数87についての差分画素数情報を取得し(ステップS1)、これを基に投影装置20の投射光軸27の投射面70に対する傾斜角度を生成し(ステップS2)、生成した傾斜角度を受けて画像制御部23はLSI制御パラメータを生成し(ステップS3)、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することにより(ステップS4)、入力映像24が修正されて液晶表示部22で出力映像25となる。この出力映像25は投射面に投射されると入力映像24と相似の画像となる。
次に、本発明の第1の態様の第3実施例について図面を参照して説明する。図5は本発明の第1の態様の第3実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図であり、(a)は投射状態を示す模式的側面図、(b)はプロジェクタの正面図、(c)はデジタルカメラの撮像画面の模式図である。
第1の態様の第2実施例では2個のライン型レーザポインタ42aおよび42cが、デジタルカメラ50のレンズ51の水平方向と垂直方向とにそれぞれ正方形の頂点に位置するように配置されていたが、第1の態様の第3実施例では1個のクロスライン型レーザポインタ43がデジタルカメラ50のレンズ51に対して投射レンズ21を挟んで斜め下側の対称位置に位置するように配置されている。
クロスライン型レーザポインタ43も高級レーザポインタに見られるクロスラインを表示できるレーザポインタであり、投射面70上には第1の態様の第2実施例と同様のポインティングライン83として照射される。従って画素解析傾斜角度算定部53ではポインティングライン83の画素を解析して傾斜角度を算定してもよいが、例えば上述のように撮像画面80の両端の画素ラインとポインティングライン83との交点のそれぞれの画素ライン上の画素位置を求め、一端の交点の画素位置と他端の交点の画素位置との間の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度を関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定してもよい。
ここでは、レンズ51と撮像素子52を備えたデジタルカメラ50を用いることとして説明しているが、レンズ51と撮像素子52が独立して設けられていてもよい。
次に、本発明の第2の態様の実施例について図6〜図9を参照して説明する。図6は本発明の第2の態様の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図であり、図7は本発明の第2の態様の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図であり、(a)は投射状態を示す模式的側面図、(b)はプロジェクタの正面図、(c)は二次元配列撮像素子の撮像画面の模式図である。図8は本発明の第2の態様の実施例の投光状態と受光状態を示す模式的部分断面側面図であり、(a)は投光状態、(b)は受光状態を示し、図9は本発明の第2の態様の実施例の撮像画面の模式図であり、(a)は投射面が投射光軸に対し垂直な場合、(b)は投射面が投射光軸に対し水平面上で向かって左側が離れる方向に傾斜している場合、(c)は投射面が投射光軸に対し垂直面上で上側が離れる方向に傾斜している場合、(d)は投射面が投射光軸に対し水平面上で向かって左側が離れる方向に傾斜し、垂直面上で上側が離れる方向に傾斜している場合である。
第2の態様のプロジェクタ10は、投射レンズ21と液晶表示部22とを有する投影装置20と、液晶表示部22の画像を制御する画像制御部23と、傾斜角度測定装置30と、全体の動作を制御するCPU60とを備える。
傾斜角度測定装置30は、垂直方向に並んだ複数のポイント81dを投射面70上に投射してテストパターン84Vを形成する垂直テストパターン投射部45Vと、水平方向に並んだ複数のポイント81eを投射面70上に投射してテストパターン84Hを形成する水平テストパターン投射部45Hと、導光部である1個の受光用レンズ54と、受光素子である二次元配列撮像素子55と、傾斜角度算定部である画像解析傾斜角度算定部53とを備えている。
垂直テストパターン投射部45Vは、プロジェクタ10の内部に垂直方向に配置された一次元配列発光素子44Vと、その一次元配列発光素子44Vからの投射光を投射面70近傍に収束させるための投光用レンズ46Vとから構成され、水平テストパターン投射部45Hは、プロジェクタ10の内部に水平方向に配置された一次元配列発光素子44Hと、その一次元配列発光素子44Hからの投射光を投射面70近傍に収束させるための投光用レンズ46Hとから構成され、2個の投光用レンズ46V、46Hと受光用レンズ54とはプロジェクタ10の筐体の投射方向の面に設けられおり、図7(b)に示されるように、投射レンズ21を囲んで、垂直テストパターン投射部45Vの投光用レンズ46Vは受光用レンズ54から水平方向に離れて配置され、水平テストパターン投射部45Hの投光用レンズ46Hは受光用レンズ54から垂直方向に離れて配置されていて、二次元配列撮像素子55は受光用レンズ54を経由して投射面70の垂直テストパターン84Vおよび水平テストパターン84Hを撮像可能である。
投光用レンズ46V、46Hは、一次元配列発光素子46V、44Hからの投射光31がプロジェクタ10と投射面70との間で多く使用される2〜3mの距離で焦点が合うように設計されていることが望ましい。また、一次元配列発光素子44V、44Hの有効長さと二次元配列撮像素子55の垂直方向および水平方向の有効長さが同じであり、一次元配列発光素子44V、44Hと投光用レンズ46V、46Hの距離と二次元配列撮像素子55と受光用レンズ54の距離とが同じであれば、投光用レンズ46V、46Hと受光用レンズ54は同じレンズが使用できる。
垂直テストパターン投射部45Vの垂直方向に配置された一次元配列発光素子44Vからの投射光は、図8(a)に示すように投光用レンズ46Vによって投射面70近傍に焦点が合わせられ、投射面70上に複数のポイント81dが輝点として投影されてその反射光が図8(b)に示すように受光用レンズ54を経由して二次元配列撮像素子55上に焦点を結び垂直テストパターン84Vが形成される。
水平テストパターン投射部45Hの水平方向に配置された一次元配列発光素子44Hからの投射光も図8(a)に示すように投光用レンズ46Hによって投射面70近傍に焦点が合わせられ、投射面70上に複数のポイント81eが輝点として投影されてその反射光が図8(b)に示すように受光用レンズ51を経由して二次元配列撮像素子55上に焦点を結び水平テストパターン84Hが形成される。
投射用レンズ46V、46Hと受光用レンズ54の配置が図7(b)に示す配置の場合、二次元配列撮像素子55で撮像された撮像画像80は、投射面70が投射光軸27に対し垂直な場合には、図9(a)に示すようにポイント81dにより形成された垂直テストパターン84Vは垂直となり、ポイント81eにより形成された水平テストパターン84Hも水平となる。投射面70が投射光軸27に対し水平面上で向かって左側が離れる方向に傾斜している場合には、図9(b)に示すようにポイント81dにより形成された垂直テストパターン84Vは垂直であるが、ポイント81eにより形成された水平テストパターン84Hは水平方向より右側が下がる。投射面70が投射光軸27に対し垂直面上で上側が離れる方向に傾斜している場合には、図9(c)に示すようにポイント81dにより形成された垂直テストパターン84Vは上部が垂直方向より右側に傾き、ポイント81eにより形成された水平テストパターン84Hは水平となる。投射面が投射光軸に対し水平面上で向かって左側が離れる方向に傾斜し、垂直面上で上側が離れる方向に傾斜している場合には、ポイント81dにより形成された垂直テストパターン84Vは上部が垂直方向より右側に傾き、ポイント81eにより形成された水平テストパターン84Hは水平方向より右側が下がる。この場合のポイント81d、81eから形成される垂直テストパターン84V、水平テストパターン84Hを含む直線の垂直並びに水平方向の基準線に対する傾斜角度は、投射面70の投射光軸27に対する垂直並びに水平方向の傾斜角度と相関関係にある。
画像解析傾斜角度算定部53では二次元配列撮像素子55の撮像画面80における各ポイント81d、81eの位置をそれぞれの画素より解析して垂直方向並びに水平方向のそれぞれのポイント81d、81eを結ぶ垂直テストパターン84Vおよび水平テストパターン84Hを形成し、それぞれの垂直方向並びに水平方向の基準線との傾斜角度を取得し、所定の計算式によって投影装置20の投射光軸27の投射面70に対する垂直方向並びに水平方向の傾斜角度を算出して画像制御部23に出力し、画像制御部23はその傾斜角度に基づいて所定の計算式によって液晶表示部22の画像の画素への配置を移動させることによって投射面70に投射された映像を台形の歪が補正された正しい状態に修正する。ここで垂直方向と水平方向を示す基準線は例えば撮像画面80の垂直方向と水平方向の画素ラインである。
二次元配列撮像素子55で撮像したポイント81d、81eを結ぶ垂直テストパターン84V、水平テストパターン84Hと基準線との間の傾斜角度の、二次元配列撮像素子55の撮像画面80からの解析は、ポイント81d、81eを結んで形成されたテストパターン84V、84Hを含む直線と撮像画面80の両端の画素ラインとの交点に対応するそれぞれの画素ライン上の画素位置を求め、一端の交点の画素位置と他端の交点の画素位置との間の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定してもよい。
図10は第2の態様における撮像画面のポイント位置から液晶表示部22の出力映像を修正する過程を示す模式的流れ図である。画像解析傾斜角度算定部53が、二次元配列撮像素子55の撮像画面80における各ポイント81d、81eの位置をそれぞれの画素より解析して垂直方向並びに水平方向のそれぞれのポイント81d、81eを結ぶ垂直テストパターン84Vおよび水平テストパターン84Hを形成し、それぞれの垂直方向並びに水平方向の基準線との傾斜角度を取得し、(ステップS11)、これを基に投影装置20の投射光軸27の投射面70に対する傾斜角度を生成し(ステップS12)、生成した傾斜角度を受けて画像制御部23はLSI制御パラメータを生成し(ステップS13)、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することにより(ステップS14)、入力映像24が修正されて液晶表示部22で出力映像25となる。この出力映像25は投射面に投射されると入力映像24と相似の画像となる。また、第1の態様で図4を参照して説明したように差分画素数を取得する方法で液晶表示部22の出力映像を修正してもよい。
ここでは、受光用レンズ54と二次元配列撮像素子55が独立して設けられているものとしたが、第1の実施の形態と同様に組み合わされてデジタルカメラが構成されていてもよい。二次元配列撮像素子55としては二次元CCD、二次元CMOSセンサ、二次元PSDが用いられる。
本発明の第1の態様の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。 本発明の第1の態様の第1実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図である。(a)は投射状態を示す模式的側面図である。(b)はプロジェクタの正面図である。(c)はデジタルカメラの撮像画面の模式図である。 本発明の第1の態様の第2実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図である。(a)は投射状態を示す模式的側面図である。(b)はプロジェクタの正面図である。(c)はデジタルカメラの撮像画面の模式図である。 第1の態様における差分画素数から液晶表示部の出力映像を修正する過程を示す模式的流れ図である。 本発明の第1の態様の第3実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図である。(a)は投射状態を示す模式的側面図である。(b)はプロジェクタの正面図である。(c)はデジタルカメラの撮像画面の模式図である。 本発明の第2の態様の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。 本発明の第2の態様の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的説明図である。(a)は投射状態を示す模式的側面図である。(b)はプロジェクタの正面図である。(c)は二次元配列撮像素子の撮像画面の模式図である。 本発明の第2の態様の実施例の投光状態と受光状態を示す模式的部分断面側面図である。(a)は投光状態を示す。(b)は受光状態を示す。 本発明の第2の態様の実施例の撮像画面の模式図である。(a)は投射面が投射光軸に対し垂直な場合である。(b)は投射面が投射光軸に対し水平面上で向かって左側が離れる方向に傾斜している場合である。(c)は投射面が投射光軸に対し垂直面上で上側が離れる方向に傾斜している場合である。(d)は投射面が投射光軸に対し水平面上で向かって左側が離れる方向に傾斜し、垂直面上で上側が離れる方向に傾斜している場合である。 第2の態様における撮像画面のポイント位置から液晶表示部22の出力映像を修正する過程を示す模式的流れ図である。
符号の説明
10 プロジェクタ
20 投影装置
21 投射レンズ
22 液晶表示部
23 画像制御部
24 入力映像
25 出力映像
26 焦点調整部
27 投射光軸
30 傾斜角度測定装置
31 投射光
32 反射光
40 レーザポインタ
41a、41b、41c ポイント型レーザポインタ
42a、42c ライン型レーザポインタ
43 クロスライン型レーザポインタ
44、44V、44H 一次元配列発光素子
45V 垂直テストパターン投射部
45H 水平テストパターン投射部
46、46V、46H 投光用レンズ
49 レーザ光
50 デジタルカメラ
51 レンズ
52 撮像素子
53 画像解析傾斜角度算定部
54 受光用レンズ
55 二次元配列撮像素子
60 CPU
70 投射面
80 撮像画面
81a、81b、81c、81d,81e ポイント
82a、82c、83 ポインティングライン
84V 垂直テストパターン
84H 水平テストパターン
86 縦差分画素数
87 横差分画素数
90 置き台
S1〜S4、S11〜S14 ステップ

Claims (11)

  1. 投影装置の投射光軸の投射面に対する傾斜角度を算定する傾斜角度測定装置を有し、算定した傾斜角度に従って表示部の出力映像を制御することにより前記投射面の画像の台形の歪を補正するプロジェクタにおいて、
    前記傾斜角度測定装置は、前記プロジェクタの筐体の投射方向の面に前記投射光軸より所定の方向に離れて設けられた導光部と、前記プロジェクタからの投射光により前記投射面に生成した少なくとも2点のポイントからの反射光を、前記導光部を経由して受光する受光素子と、該受光素子における前記反射光の受光位置情報から、前記投影装置の前記投射光軸の投射面に対する傾斜角度を算定する傾斜角度算定部とを有することを特徴とする傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  2. 前記傾斜角度測定装置は、前記投射面にポイントを投射するレーザポインタと、前記導光部であるレンズと前記受光素子である撮像素子とを有するデジタルカメラと、傾斜角度算定部である画像解析傾斜角度算定部とを備え、
    前記レーザポインタの投射口と前記デジタルカメラのレンズは前記プロジェクタの筐体の投射方向の面に設けられおり、
    前記レーザポインタは、前記投射面に対して前記投影装置の垂直方向を規定するための少なくとも2点のポイントと水平方向を規定するための少なくとも2点のポイントを投射し、
    前記デジタルカメラの前記レンズは、前記レーザポインタの投射口より垂直方向と水平方向に所定の間隔を置いて配置されていて、前記撮像素子は前記投射面の前記ポイントを撮像可能であり、
    画像解析傾斜角度算定部は、前記デジタルカメラの前記撮像素子の撮像画面から、前記投射面の前記ポイントを結ぶ直線と、前記投影装置の垂直方向と水平方向を示す基準線とを前記受光位置情報として取得し、前記投射面の前記ポイントを結ぶ直線と、前記投影装置の垂直方向と水平方向を示す基準線との傾斜角度を解析して、該傾斜角度から前記投影装置の前記投射光軸の前記投射面に対する傾斜角度を算定する、請求項1に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  3. 前記レーザポインタは、点照射を行うポイント型レーザポインタであり、前記投影装置の投射レンズを取り囲んで、3個の前記ポイント型レーザポインタと前記デジタルカメラの前記レンズとがそれぞれ正方形の頂点に位置するように配置されている、請求項2に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  4. 前記レーザポインタは、前記ポイントが連続して形成されたラインの照射を行うライン型レーザポインタであり、前記投影装置の投射レンズを取り囲んで、垂直方向のポインティングラインを投射する1個のライン型レーザポインタが、前記デジタルカメラのレンズの水平方向の対称位置に、水平方向のポインティングラインを投射する1個のライン型レーザポインタが、前記デジタルカメラのレンズの垂直方向の対称位置に配置されている、請求項2に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  5. 前記レーザポインタは、直交する前記ポイントが連続して形成された2本のラインの照射を行うクロスライン型レーザポインタであり、1個のクロスライン型レーザポインタが水平方向並びに垂直方向のポインティングラインを投射するように、前記投影装置の投射レンズを挟んで、前記デジタルカメラのレンズと対称位置に配置されている、請求項2に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  6. 前記デジタルカメラで撮像したポイントを結んで形成された直線と前記基準線との間の傾斜角度の、前記デジタルカメラの前記撮像素子の撮像画面からの解析は、ポイントを結んで形成された直線と撮像画面の両端の画素ラインとの交点に対応するそれぞれの画素ライン上の画素位置を求め、一端の交点の画素位置と他端の交点の画素位置との間の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定する、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  7. 前記傾斜角度測定装置は、垂直方向に並んだ複数の前記ポイントを前記投射面上に投射してテストパターンを形成する垂直テストパターン投射部と、水平方向に並んだ複数の前記ポイントを前記投射面上に投射してテストパターンを形成する水平テストパターン投射部と、前記導光部である1個の受光用レンズと、前記受光素子である二次元配列撮像素子と、傾斜角度算定部である画像解析傾斜角度算定部とを備え、
    前記垂直テストパターン投射部は、前記プロジェクタ内部に垂直方向に配置された一次元配列発光素子と、該一次元配列発光素子からの投射光を前記投射面近傍に収束させるための投光用レンズとから構成され、前記水平テストパターン投射部は、前記プロジェクタ内部に水平方向に配置された一次元配列発光素子と、該一次元配列発光素子からの投射光を前記投射面近傍に収束させるための投光用レンズとから構成され、
    前記2個の投光用レンズと前記受光用レンズは前記プロジェクタの筐体の投射方向の面に設けられおり、前記垂直テストパターン投射部の投光用レンズは前記受光用レンズから水平方向に離れて配置され、前記水平テストパターン投射部の投光用レンズは前記受光用レンズから垂直方向に離れて配置されていて、前記二次元配列撮像素子は前記受光用レンズを経由して前記投射面の前記垂直テストパターンおよび前記水平テストパターンを撮像可能であり、
    画像解析傾斜角度算定部は、前記二次元配列撮像素子の撮像画面から、前記投射面の前記垂直テストパターンおよび前記水平テストパターンと、前記投影装置の垂直方向と水平方向を示す基準線とを前記受光位置情報として取得し、前記垂直テストパターンおよび前記水平テストパターンと、前記投影装置の垂直方向と水平方向を示す基準線との間の傾斜角度を解析して、該傾斜角度から前記投影装置の前記投射光軸の前記投射面に対する傾斜角度を算定する、請求項1に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  8. 前記二次元配列撮像素子で撮像した前記テストパターンと前記基準線との間の傾斜角度の、前記二次元配列撮像素子の撮像画面からの解析は、前記テストパターンを含む直線と撮像画面の両端の画素ラインとの交点に対応するそれぞれの画素ライン上の画素位置を求め、一端の交点の画素位置と他端の交点の画素位置との間の画素数の差を算出して、予め作成してある差分画素数と傾斜角度とを関連付けたテーブルによって傾斜角度を算定する、請求項7に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  9. 前記投影装置の投射光軸の前記投射面に対する傾斜角度に従った前記表示部の出力映像の制御は、前記傾斜角度に対応して予め算出されている前記表示部の入力映像の補正値によってLSI制御パラメータを作成し、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することによって実行される、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  10. 前記投影装置は液晶表示部を有する、請求項1から請求項9の何れか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  11. 前記投影装置はDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)表示部とカラーホイールと光源とを有する、請求項1から請求項9の何れか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
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