JP2005002005A - コエンザイムq10含有組成物 - Google Patents
コエンザイムq10含有組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005002005A JP2005002005A JP2003164804A JP2003164804A JP2005002005A JP 2005002005 A JP2005002005 A JP 2005002005A JP 2003164804 A JP2003164804 A JP 2003164804A JP 2003164804 A JP2003164804 A JP 2003164804A JP 2005002005 A JP2005002005 A JP 2005002005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coenzyme
- vitamins
- vitamin
- cyclodextrin
- manufactured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/50—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates
- A61K47/69—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the conjugate being characterised by physical or galenical forms, e.g. emulsion, particle, inclusion complex, stent or kit
- A61K47/6949—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the conjugate being characterised by physical or galenical forms, e.g. emulsion, particle, inclusion complex, stent or kit inclusion complexes, e.g. clathrates, cavitates or fullerenes
- A61K47/6951—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the conjugate being characterised by physical or galenical forms, e.g. emulsion, particle, inclusion complex, stent or kit inclusion complexes, e.g. clathrates, cavitates or fullerenes using cyclodextrin
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Fodder In General (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
【課題】ビタミン類が存在するにもかかわらずコエンザイムQ10の安定性が高く、各種の添加物が配合されている医薬品、医薬部外品、食品及び飼料に配合することができ、効率よくコエンザイムQ10とビタミン類とを摂取することができ、高齢者や嚥下困難者でも摂取しやすい、コエンザイムQ10含有組成物を提供すること。
【解決手段】コエンザイムQ10及びビタミン類を含有するコエンザイムQ10含有組成物において、コエンザイムQ10及びビタミン類の少なくとも一方を、シクロデキストリンで包接する。
【選択図】 なし
【解決手段】コエンザイムQ10及びビタミン類を含有するコエンザイムQ10含有組成物において、コエンザイムQ10及びビタミン類の少なくとも一方を、シクロデキストリンで包接する。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも一方がシクロデキストリン(CyD)に包接されたコエンザイムQ10とビタミン類とが共存するコエンザイムQ10含有組成物に関する。本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、ビタミン類が存在するにもかかわらずコエンザイムQ10の安定性が高く、効率よくコエンザイムQ10とビタミン類とを摂取することを可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】
コエンザイムQ10は、一般名ユビデカレノン(分子式C59H90O4 、分子量863.36)であり、医薬品分野では代謝性強心薬として、軽度及び中程度のうっ血性心不全症状改善などの疾患に適用されている。コエンザイムQ10は、水に殆ど溶けない物質であるが、エーテルなどには高い溶解性を示す。コエンザイムQ10は光によって分解し、ヒドロキノン体やユビクロメノールなどが生成する。
コエンザイムQ10は、上述の通り水に殆ど溶けない物質であるため、製剤加工により錠剤やカプセル剤などに加工して摂取されており、高齢者や嚥下困難者が飲みやすい薬物ではない。
【0003】
また、特許文献1には、皮膚の光老化により引き起こされる損傷の予防及び修復のためのサンスクリーン製剤の有効成分として、シクロデキストリンとコエンザイムQ10との組合せ物を用いることが提案されており、該組合せ物のコエンザイムQ10は、シクロデキストリンと組合されていない場合に比べて、UV光の作用に対してより大きな安定性を有することが記載されている。
また、特許文献2には、コエンザイムQをリポソームで被覆することによってコエンザイムQを酸化に対して安定に維持できることが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−104922号公報
【特許文献2】
特開2003−26625号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
コエンザイムQ10は、食品などに配合すると、他の添加物の影響により、不安定となる。特に、ビタミン類、中でもビタミンEと共存する場合、極めて不安定となることが判った。ビタミン類は、医薬品、医薬部外品、食品及び飼料に通常配合されている添加物であるため、これらの用途へのコエンザイムQ10の利用が制限される。
【0006】
従って、本発明の目的は、ビタミン類が存在するにもかかわらずコエンザイムQ10の安定性が高く、各種の添加物が配合されている医薬品、医薬部外品、食品及び飼料に配合することができ、効率よくコエンザイムQ10とビタミン類とを摂取することができ、高齢者や嚥下困難者でも摂取しやすい、コエンザイムQ10含有組成物を提供することにある。
尚、特許文献1及び2には、食品などに配合されるビタミン類などの添加物の影響によるコエンザイムQ10の不安定化の阻止については何ら言及されていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、コエンザイムQ10又はビタミン類のいずれかをシクロデキストリンに包接させることにより、ビタミン類の存在下でのコエンザイムQ10の安定性が高まり、且つビタミン類の安定性を損ねることもないことを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、コエンザイムQ10及びビタミン類を含有し、コエンザイムQ10及びビタミン類の少なくとも一方が、シクロデキストリンに包接されたものであることを特徴とする安定化されたコエンザイムQ10含有組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコエンザイムQ10含有組成物の好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0009】
本発明において用いられるシクロデキストリンは、ブドウ糖が環状に結合した構造をもった代表的なホスト分子であり、α、β及びγ型がある。本発明では、α、β及びγ型のいずれのシクロデキストリンも用いることができる。
【0010】
また、本発明において用いられるビタミン類としては、制限されるものではなく、例えば、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB1 及びその誘導体、ビタミンB2 、ビタミンB12、ビオチン、パントテン酸、ビタミンA、β−カロチン及びその塩類、又はこれらの混合物などが挙げられるが、本発明の効果は、コエンザイムQ10の安定性に特に悪影響を与えるビタミン類、例えばビタミンEを用いた場合に最大限に発揮される。
【0011】
本発明では、コエンザイムQ10及びビタミン類の少なくとも一方を、シクロデキストリンに包接させればよいが、ビタミン類の他に、コエンザイムQ10の安定性に悪影響を与える物質が共存する場合は、コエンザイムQ10をシクロデキストリンに包接させるのが好ましい。
【0012】
コエンザイムQ10をシクロデキストリンに包接させる方法としては、公知の方法を適用することができ、例えば、コエンザイムQ10及びシクロデキストリンを水を用いて混練する混練法、混合粉砕法、凍結乾燥法、飽和溶液法、共沈法などの方法により複合体の調製を行えばよい。
この際のコエンザイムQ10とシクロデキストリンとの使用割合は、コエンザイムQ10100重量部に対し、シクロデキストリン25〜1000重量部が好ましく、30〜800重量部がより好ましい。
【0013】
また、ビタミン類をシクロデキストリンに包接させる方法としては、コエンザイムQ10をシクロデキストリンに包接させる方法と同様な方法が挙げられ、ビタミン類とシクロデキストリンとの使用割合は、ビタミン類100重量部に対し、シクロデキストリン25〜800重量部が好ましく、30〜600重量部がより好ましい。
【0014】
本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、コエンザイムQ10及びビタミン類を同時に摂取することが可能なカプセル剤、錠剤、顆粒剤、散剤、液剤、シロップ剤、懸濁剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、注射剤などの形態とすることができる。
本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、そのまま摂取してもよく、また、上記の形態の医薬品や医薬部外品、健康食品として摂取してもよい。さらに、一般の飲食品、例えば、流動食、乳飲料、炭酸飲料、清涼飲料などの液状食品、バター、マヨネーズ、ショートニング、マーガリン、種々のサラダドレッシング、パン類、麺類、パスタ、菓子(例えばクッキー類、チョコレート、キャンディ、チューインガム)、タブレット状食品、顆粒状食品などに配合してもよく、また家畜用飼料やペットフードに配合してもよい。
【0015】
コエンザイムQ10の含有量及びビタミン類の含有量は、制限されるものではなく、コエンザイムQ10及びビタミン類の1日当たりの最適摂取量や、本発明のコエンザイムQ10含有組成物が利用される食品、飲料、健康食品、医薬品、医薬部外品、飼料などを考慮して、適宜決定することができる。例えば、本発明のコエンザイムQ10含有組成物を医薬品として利用する場合は、コエンザイムQ10及びビタミン類の1日当たりの摂取量が、コエンザイムQ10が30mg及びビタミン類が日本薬局方に記載されている適用量を超えないように、1剤当たりのコエンザイムQ10の含有量及びビタミン類の含有量を決定するとよい。また、本発明のコエンザイムQ10含有組成物を食品に配合する場合は、該食品中のコエンザイムQ10の含有量が30mg程度を目安に、またビタミン類の含有量が栄養機能食品の栄養素の配合限度量上限を超えないように、コエンザイムQ10の含有量及びビタミン類の含有量を決定するとよい。
【0016】
本発明のコエンザイムQ10含有組成物には、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル、酵母やその抽出物、ニンニク、植物若葉粉末、緑茶抽出物、コラーゲン、ペプチド、アミノ酸、L−カルニチン、γ−アミノ酪酸、タウリン、グルクロン酸塩、大豆イソフラボン、レシチン、植物繊維、飽和又は不飽和脂肪酸やそのエステルなどのあらゆる栄養食品及び栄養添加物を適宜添加することができる。また、適当に糖質、蛋白質などを添加したり、甘味料、酸味料、呈味成分、フレーバーなどの他、分散剤及び乳化剤などの安定剤などを配合することもできる。
【0017】
本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、コエンザイムQ10とビタミン類が極めて高い安定性を保持しているため、適当な味付けをすることができ、また各種の栄養成分を任意に付加することができるので、高齢者や嚥下困難者でも、コエンザイムQ10及びビタミン類や、各種の栄養成分を、高含量で効率よく、容易に摂取することを可能にするものである。
【0018】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら制限を受けるものではない。
【0019】
実施例1
コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)20g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)80gを、約84gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、コエンザイムQ10がβシクロデキストリンに包接されたコエンザイムQ10含有固体複合体100gを得た。
このコエンザイムQ10含有固体複合体100g(コエンザイムQ10を20g含有)、ビタミンE30g(日清ファルマ(株)製)、中鎖脂肪酸エステル(花王(株)製のココナードMT)160g及びグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)10gを均一に混合分散させ、これを1カプセル当たり約300mg(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を20mg、ビタミンEを30mg含有)充填し、ソフトカプセルを得た。
【0020】
実施例2
コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)20g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)100gを、約100gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、コエンザイムQ10がβシクロデキストリンに包接されたコエンザイムQ10含有固体複合体120gを得た。
このコエンザイムQ10含有固体複合体を用いた以外は、実施例1と同様にして、ソフトカプセル(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を17mg、ビタミンEを30mg含有)を得た。
【0021】
実施例3
ビタミンE(d−α−トコフェロール)(日清ファルマ(株)製)25g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)75gを、約82gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、ビタミンEがβシクロデキストリンに包接されたビタミンE含有固体複合体100gを得た。
このビタミンE含有固体複合体80g、コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)30g、中鎖脂肪酸エステル(花王(株)製のココナードMT)178g及びグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)12gを均一に混合分散させ、これを1カプセル当たり約300mg(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を30mg、ビタミンEを20mg含有)充填し、ソフトカプセルを得た。
【0022】
実施例4
ビタミンE(d−α−トコフェロール)(日清ファルマ(株)製)20g及びγシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)80gを、約86gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、ビタミンEがγシクロデキストリンに包接されたビタミンE含有固体複合体100gを得た。
このビタミンE含有固体複合体を用いた以外は、実施例3と同様にして、ソフトカプセル(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を30mg、ビタミンEを20mg含有)を得た。
【0023】
実施例5
ビタミンE(d−α−トコフェロール)(日清ファルマ(株)製)25g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)75gを、約82gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、ビタミンEがβシクロデキストリンに包接されたビタミンE含有固体複合体100gを得た。
このビタミンE含有固体複合体100gに、ビタミンC(ロッシュビタミンジャパン社製)30g、結晶セルロース(旭化成(株)製)362.5g及びコエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)7.5gを加え、混合粉末を得た。
この混合粉末を、1包当たり2g(1包当たり、コエンザイムQ10を30mg、ビタミンEを100mg、ビタミンCを120mg含有)充填し、スティック包装(アルミ袋)食品を得た。
【0024】
実施例6
コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)20g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)80gを、約86gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、コエンザイムQ10がβシクロデキストリンに包接されたコエンザイムQ10含有固体複合体100gを得た。
このコエンザイムQ10含有固体複合体100gに、ビタミンC(ロッシュビタミンジャパン社製)50g及び結晶セルロース(旭化成(株)製)350gを加え、混合粉末を得た。
この混合粉末を、1包当たり2g(1包当たり、コエンザイムQ10を80mg、ビタミンCを200mg含有)充填し、スティック包装(アルミ袋)食品を得た。
【0025】
比較例1
コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)20g及び結晶セルロース(旭化成(株)製)80gを、約32gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、コエンザイムQ10が結晶セルロースで被覆されたコエンザイムQ10含有粉体100gを得た。
このコエンザイムQ10含有粉体100g(コエンザイムQ10を20g含有)、ビタミンE(d−α−トコフェロール)30g(日清ファルマ(株)製)、中鎖脂肪酸エステル(花王(株)製のココナードMT)155g及びグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)15gを均一に混合分散させ、1カプセル当たり約300mg(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を20mg、ビタミンEを30mg含有)充填し、ソフトカプセルを得た。
【0026】
比較例2
ビタミンE(d−α−トコフェロール)(日清ファルマ(株)製)20g及び結晶セルロース(旭化成(株)製)80gを、約25gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、ビタミンEが結晶セルロースで被覆されたビタミンE含有粉体100gを得た。
このビタミンE含有粉体100g(ビタミンEを20g含有)、コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)30g、中鎖脂肪酸エステル(花王(株)製のココナードMT)160g及びグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)10gを均一に混合分散させ、1カプセル当たり約300mg(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を30mg、ビタミンEを20mg含有)充填し、ソフトカプセルを得た。
【0027】
安定性試験
実施例1及び3並びに比較例1及び2で得られたソフトカプセルについて、下記の保存条件で保存し、HPLCを用いて下記の測定条件で、コエンザイムQ10の安定性(ソフトカプセル中のコエンザイムQ10の保存開始時を100%としたときの残存率(%))を測定した。その結果を下記表1に示す。
ソフトカプセルの保存条件
保存温度:40℃
保存容器:ガラス瓶
安定性の測定条件
カラム:HypersilODS−5 4.6mm*150mm
移動相:メタノール:エタノール(体積比65:35)
流速:1ml/min
温度:35℃
検出器:紫外分光光度計(測定波長:275nm)
注入量:5μL
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】
本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、ビタミン類が存在するにもかかわらずコエンザイムQ10の安定性が高く、各種の添加物が配合されている医薬品、医薬部外品、食品及び飼料に配合することができ、効率よくコエンザイムQ10とビタミン類とを摂取することができ、高齢者や嚥下困難者でも摂取しやすいものである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも一方がシクロデキストリン(CyD)に包接されたコエンザイムQ10とビタミン類とが共存するコエンザイムQ10含有組成物に関する。本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、ビタミン類が存在するにもかかわらずコエンザイムQ10の安定性が高く、効率よくコエンザイムQ10とビタミン類とを摂取することを可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】
コエンザイムQ10は、一般名ユビデカレノン(分子式C59H90O4 、分子量863.36)であり、医薬品分野では代謝性強心薬として、軽度及び中程度のうっ血性心不全症状改善などの疾患に適用されている。コエンザイムQ10は、水に殆ど溶けない物質であるが、エーテルなどには高い溶解性を示す。コエンザイムQ10は光によって分解し、ヒドロキノン体やユビクロメノールなどが生成する。
コエンザイムQ10は、上述の通り水に殆ど溶けない物質であるため、製剤加工により錠剤やカプセル剤などに加工して摂取されており、高齢者や嚥下困難者が飲みやすい薬物ではない。
【0003】
また、特許文献1には、皮膚の光老化により引き起こされる損傷の予防及び修復のためのサンスクリーン製剤の有効成分として、シクロデキストリンとコエンザイムQ10との組合せ物を用いることが提案されており、該組合せ物のコエンザイムQ10は、シクロデキストリンと組合されていない場合に比べて、UV光の作用に対してより大きな安定性を有することが記載されている。
また、特許文献2には、コエンザイムQをリポソームで被覆することによってコエンザイムQを酸化に対して安定に維持できることが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−104922号公報
【特許文献2】
特開2003−26625号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
コエンザイムQ10は、食品などに配合すると、他の添加物の影響により、不安定となる。特に、ビタミン類、中でもビタミンEと共存する場合、極めて不安定となることが判った。ビタミン類は、医薬品、医薬部外品、食品及び飼料に通常配合されている添加物であるため、これらの用途へのコエンザイムQ10の利用が制限される。
【0006】
従って、本発明の目的は、ビタミン類が存在するにもかかわらずコエンザイムQ10の安定性が高く、各種の添加物が配合されている医薬品、医薬部外品、食品及び飼料に配合することができ、効率よくコエンザイムQ10とビタミン類とを摂取することができ、高齢者や嚥下困難者でも摂取しやすい、コエンザイムQ10含有組成物を提供することにある。
尚、特許文献1及び2には、食品などに配合されるビタミン類などの添加物の影響によるコエンザイムQ10の不安定化の阻止については何ら言及されていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、コエンザイムQ10又はビタミン類のいずれかをシクロデキストリンに包接させることにより、ビタミン類の存在下でのコエンザイムQ10の安定性が高まり、且つビタミン類の安定性を損ねることもないことを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、コエンザイムQ10及びビタミン類を含有し、コエンザイムQ10及びビタミン類の少なくとも一方が、シクロデキストリンに包接されたものであることを特徴とする安定化されたコエンザイムQ10含有組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコエンザイムQ10含有組成物の好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0009】
本発明において用いられるシクロデキストリンは、ブドウ糖が環状に結合した構造をもった代表的なホスト分子であり、α、β及びγ型がある。本発明では、α、β及びγ型のいずれのシクロデキストリンも用いることができる。
【0010】
また、本発明において用いられるビタミン類としては、制限されるものではなく、例えば、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB1 及びその誘導体、ビタミンB2 、ビタミンB12、ビオチン、パントテン酸、ビタミンA、β−カロチン及びその塩類、又はこれらの混合物などが挙げられるが、本発明の効果は、コエンザイムQ10の安定性に特に悪影響を与えるビタミン類、例えばビタミンEを用いた場合に最大限に発揮される。
【0011】
本発明では、コエンザイムQ10及びビタミン類の少なくとも一方を、シクロデキストリンに包接させればよいが、ビタミン類の他に、コエンザイムQ10の安定性に悪影響を与える物質が共存する場合は、コエンザイムQ10をシクロデキストリンに包接させるのが好ましい。
【0012】
コエンザイムQ10をシクロデキストリンに包接させる方法としては、公知の方法を適用することができ、例えば、コエンザイムQ10及びシクロデキストリンを水を用いて混練する混練法、混合粉砕法、凍結乾燥法、飽和溶液法、共沈法などの方法により複合体の調製を行えばよい。
この際のコエンザイムQ10とシクロデキストリンとの使用割合は、コエンザイムQ10100重量部に対し、シクロデキストリン25〜1000重量部が好ましく、30〜800重量部がより好ましい。
【0013】
また、ビタミン類をシクロデキストリンに包接させる方法としては、コエンザイムQ10をシクロデキストリンに包接させる方法と同様な方法が挙げられ、ビタミン類とシクロデキストリンとの使用割合は、ビタミン類100重量部に対し、シクロデキストリン25〜800重量部が好ましく、30〜600重量部がより好ましい。
【0014】
本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、コエンザイムQ10及びビタミン類を同時に摂取することが可能なカプセル剤、錠剤、顆粒剤、散剤、液剤、シロップ剤、懸濁剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、注射剤などの形態とすることができる。
本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、そのまま摂取してもよく、また、上記の形態の医薬品や医薬部外品、健康食品として摂取してもよい。さらに、一般の飲食品、例えば、流動食、乳飲料、炭酸飲料、清涼飲料などの液状食品、バター、マヨネーズ、ショートニング、マーガリン、種々のサラダドレッシング、パン類、麺類、パスタ、菓子(例えばクッキー類、チョコレート、キャンディ、チューインガム)、タブレット状食品、顆粒状食品などに配合してもよく、また家畜用飼料やペットフードに配合してもよい。
【0015】
コエンザイムQ10の含有量及びビタミン類の含有量は、制限されるものではなく、コエンザイムQ10及びビタミン類の1日当たりの最適摂取量や、本発明のコエンザイムQ10含有組成物が利用される食品、飲料、健康食品、医薬品、医薬部外品、飼料などを考慮して、適宜決定することができる。例えば、本発明のコエンザイムQ10含有組成物を医薬品として利用する場合は、コエンザイムQ10及びビタミン類の1日当たりの摂取量が、コエンザイムQ10が30mg及びビタミン類が日本薬局方に記載されている適用量を超えないように、1剤当たりのコエンザイムQ10の含有量及びビタミン類の含有量を決定するとよい。また、本発明のコエンザイムQ10含有組成物を食品に配合する場合は、該食品中のコエンザイムQ10の含有量が30mg程度を目安に、またビタミン類の含有量が栄養機能食品の栄養素の配合限度量上限を超えないように、コエンザイムQ10の含有量及びビタミン類の含有量を決定するとよい。
【0016】
本発明のコエンザイムQ10含有組成物には、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル、酵母やその抽出物、ニンニク、植物若葉粉末、緑茶抽出物、コラーゲン、ペプチド、アミノ酸、L−カルニチン、γ−アミノ酪酸、タウリン、グルクロン酸塩、大豆イソフラボン、レシチン、植物繊維、飽和又は不飽和脂肪酸やそのエステルなどのあらゆる栄養食品及び栄養添加物を適宜添加することができる。また、適当に糖質、蛋白質などを添加したり、甘味料、酸味料、呈味成分、フレーバーなどの他、分散剤及び乳化剤などの安定剤などを配合することもできる。
【0017】
本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、コエンザイムQ10とビタミン類が極めて高い安定性を保持しているため、適当な味付けをすることができ、また各種の栄養成分を任意に付加することができるので、高齢者や嚥下困難者でも、コエンザイムQ10及びビタミン類や、各種の栄養成分を、高含量で効率よく、容易に摂取することを可能にするものである。
【0018】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって何ら制限を受けるものではない。
【0019】
実施例1
コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)20g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)80gを、約84gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、コエンザイムQ10がβシクロデキストリンに包接されたコエンザイムQ10含有固体複合体100gを得た。
このコエンザイムQ10含有固体複合体100g(コエンザイムQ10を20g含有)、ビタミンE30g(日清ファルマ(株)製)、中鎖脂肪酸エステル(花王(株)製のココナードMT)160g及びグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)10gを均一に混合分散させ、これを1カプセル当たり約300mg(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を20mg、ビタミンEを30mg含有)充填し、ソフトカプセルを得た。
【0020】
実施例2
コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)20g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)100gを、約100gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、コエンザイムQ10がβシクロデキストリンに包接されたコエンザイムQ10含有固体複合体120gを得た。
このコエンザイムQ10含有固体複合体を用いた以外は、実施例1と同様にして、ソフトカプセル(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を17mg、ビタミンEを30mg含有)を得た。
【0021】
実施例3
ビタミンE(d−α−トコフェロール)(日清ファルマ(株)製)25g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)75gを、約82gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、ビタミンEがβシクロデキストリンに包接されたビタミンE含有固体複合体100gを得た。
このビタミンE含有固体複合体80g、コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)30g、中鎖脂肪酸エステル(花王(株)製のココナードMT)178g及びグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)12gを均一に混合分散させ、これを1カプセル当たり約300mg(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を30mg、ビタミンEを20mg含有)充填し、ソフトカプセルを得た。
【0022】
実施例4
ビタミンE(d−α−トコフェロール)(日清ファルマ(株)製)20g及びγシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)80gを、約86gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、ビタミンEがγシクロデキストリンに包接されたビタミンE含有固体複合体100gを得た。
このビタミンE含有固体複合体を用いた以外は、実施例3と同様にして、ソフトカプセル(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を30mg、ビタミンEを20mg含有)を得た。
【0023】
実施例5
ビタミンE(d−α−トコフェロール)(日清ファルマ(株)製)25g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)75gを、約82gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、ビタミンEがβシクロデキストリンに包接されたビタミンE含有固体複合体100gを得た。
このビタミンE含有固体複合体100gに、ビタミンC(ロッシュビタミンジャパン社製)30g、結晶セルロース(旭化成(株)製)362.5g及びコエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)7.5gを加え、混合粉末を得た。
この混合粉末を、1包当たり2g(1包当たり、コエンザイムQ10を30mg、ビタミンEを100mg、ビタミンCを120mg含有)充填し、スティック包装(アルミ袋)食品を得た。
【0024】
実施例6
コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)20g及びβシクロデキストリン(塩水港精糖(株)製)80gを、約86gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、コエンザイムQ10がβシクロデキストリンに包接されたコエンザイムQ10含有固体複合体100gを得た。
このコエンザイムQ10含有固体複合体100gに、ビタミンC(ロッシュビタミンジャパン社製)50g及び結晶セルロース(旭化成(株)製)350gを加え、混合粉末を得た。
この混合粉末を、1包当たり2g(1包当たり、コエンザイムQ10を80mg、ビタミンCを200mg含有)充填し、スティック包装(アルミ袋)食品を得た。
【0025】
比較例1
コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)20g及び結晶セルロース(旭化成(株)製)80gを、約32gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、コエンザイムQ10が結晶セルロースで被覆されたコエンザイムQ10含有粉体100gを得た。
このコエンザイムQ10含有粉体100g(コエンザイムQ10を20g含有)、ビタミンE(d−α−トコフェロール)30g(日清ファルマ(株)製)、中鎖脂肪酸エステル(花王(株)製のココナードMT)155g及びグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)15gを均一に混合分散させ、1カプセル当たり約300mg(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を20mg、ビタミンEを30mg含有)充填し、ソフトカプセルを得た。
【0026】
比較例2
ビタミンE(d−α−トコフェロール)(日清ファルマ(株)製)20g及び結晶セルロース(旭化成(株)製)80gを、約25gの水を用いて十分混練し、減圧下、室温で4日間乾燥した。乾燥物を小型粉砕機を用いて粉砕し、ビタミンEが結晶セルロースで被覆されたビタミンE含有粉体100gを得た。
このビタミンE含有粉体100g(ビタミンEを20g含有)、コエンザイムQ10(日清ファルマ(株)製)30g、中鎖脂肪酸エステル(花王(株)製のココナードMT)160g及びグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)10gを均一に混合分散させ、1カプセル当たり約300mg(1カプセル当たり、コエンザイムQ10を30mg、ビタミンEを20mg含有)充填し、ソフトカプセルを得た。
【0027】
安定性試験
実施例1及び3並びに比較例1及び2で得られたソフトカプセルについて、下記の保存条件で保存し、HPLCを用いて下記の測定条件で、コエンザイムQ10の安定性(ソフトカプセル中のコエンザイムQ10の保存開始時を100%としたときの残存率(%))を測定した。その結果を下記表1に示す。
ソフトカプセルの保存条件
保存温度:40℃
保存容器:ガラス瓶
安定性の測定条件
カラム:HypersilODS−5 4.6mm*150mm
移動相:メタノール:エタノール(体積比65:35)
流速:1ml/min
温度:35℃
検出器:紫外分光光度計(測定波長:275nm)
注入量:5μL
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】
本発明のコエンザイムQ10含有組成物は、ビタミン類が存在するにもかかわらずコエンザイムQ10の安定性が高く、各種の添加物が配合されている医薬品、医薬部外品、食品及び飼料に配合することができ、効率よくコエンザイムQ10とビタミン類とを摂取することができ、高齢者や嚥下困難者でも摂取しやすいものである。
Claims (6)
- コエンザイムQ10及びビタミン類を含有し、コエンザイムQ10及びビタミン類の少なくとも一方が、シクロデキストリンに包接されたものであることを特徴とする安定化されたコエンザイムQ10含有組成物。
- シクロデキストリンに包接されたコエンザイムQ10を含有する請求項1記載のコエンザイムQ10含有組成物。
- シクロデキストリンに包接されたビタミン類を含有する請求項1記載のコエンザイムQ10含有組成物。
- ビタミン類がビタミンEである請求項1〜3の何れかに記載のコエンザイムQ10含有組成物。
- コエンザイムQ10及びビタミン類を同時に摂取することが可能なカプセル剤、錠剤、顆粒剤、散剤、液剤、シロップ剤、懸濁剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤又は注射剤の形態である請求項1〜4の何れかに記載のコエンザイムQ10含有組成物。
- 請求項1〜5の何れかに記載のコエンザイムQ10含有組成物を配合してなる、コエンザイムQ10及びビタミン類を高含量で摂取可能な、医薬品、医薬部外品、食品又は飼料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003164804A JP2005002005A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | コエンザイムq10含有組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003164804A JP2005002005A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | コエンザイムq10含有組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005002005A true JP2005002005A (ja) | 2005-01-06 |
Family
ID=34091473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003164804A Pending JP2005002005A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | コエンザイムq10含有組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005002005A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005035477A1 (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-21 | Kaneka Corporation | キノン骨格を有する化合物の安定化方法及び安定化された組成物 |
WO2005111224A2 (en) * | 2004-05-18 | 2005-11-24 | Kemijski Institut | Water-soluble coenzyme q10 in inclusion complex with beta-cyclodextrin, process of preparing, and use thereof |
JP2006249050A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Cyclochem:Kk | 安定化された複合体及びその製造方法 |
WO2007117022A1 (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-18 | San-Ei Gen F.F.I., Inc. | コエンザイムq10を含有する咀嚼組成物 |
JP2007300919A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-11-22 | Sanei Gen Ffi Inc | コエンザイムq10を含有する咀嚼組成物 |
WO2008007415A1 (fr) * | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Kanehide Bio Co., Ltd. | Coenzyme d'inclusion q10 et procédé de production correspondant |
JP2009013140A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Japan Science & Technology Agency | シクロデキストリン包接体水懸濁液及びその製造方法 |
JP2009183205A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Asuka Corporation:Kk | 健康食品 |
JP2012144450A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Nakanihon Capsule Co Ltd | カプセル充填用組成物 |
CN103871330A (zh) * | 2009-05-02 | 2014-06-18 | 株式会社半导体能源研究所 | 电子书 |
JP2018168122A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 日清ファルマ株式会社 | コエンザイムq10含有製剤 |
CN112401067A (zh) * | 2020-09-27 | 2021-02-26 | 天津农学院 | 一种提高蛋黄中辅酶q10沉积量的饲料添加剂及其应用 |
CN115804759A (zh) * | 2022-12-09 | 2023-03-17 | 江苏扬新生物医药有限公司 | 一种含有辅酶q10和钙的颗粒剂 |
CN115969782A (zh) * | 2023-02-16 | 2023-04-18 | 南京康川济医药科技有限公司 | 一种辅酶q10注射液及其制备方法 |
-
2003
- 2003-06-10 JP JP2003164804A patent/JP2005002005A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2005035477A1 (ja) * | 2003-10-08 | 2007-11-22 | 株式会社カネカ | キノン骨格を有する化合物の安定化方法及び安定化された組成物 |
WO2005035477A1 (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-21 | Kaneka Corporation | キノン骨格を有する化合物の安定化方法及び安定化された組成物 |
WO2005111224A2 (en) * | 2004-05-18 | 2005-11-24 | Kemijski Institut | Water-soluble coenzyme q10 in inclusion complex with beta-cyclodextrin, process of preparing, and use thereof |
WO2005111224A3 (en) * | 2004-05-18 | 2006-06-08 | Kemijski Inst | Water-soluble coenzyme q10 in inclusion complex with beta-cyclodextrin, process of preparing, and use thereof |
JP2006249050A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Cyclochem:Kk | 安定化された複合体及びその製造方法 |
CN101420943B (zh) * | 2006-04-11 | 2012-09-26 | 三荣源有限公司 | 含有辅酶q10的咀嚼组合物 |
WO2007117022A1 (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-18 | San-Ei Gen F.F.I., Inc. | コエンザイムq10を含有する咀嚼組成物 |
JP2007300919A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-11-22 | Sanei Gen Ffi Inc | コエンザイムq10を含有する咀嚼組成物 |
WO2008007415A1 (fr) * | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Kanehide Bio Co., Ltd. | Coenzyme d'inclusion q10 et procédé de production correspondant |
JPWO2008007415A1 (ja) * | 2006-07-10 | 2009-12-10 | 金秀バイオ株式会社 | 包接化コエンザイムq10、及び包接化コエンザイムq10の製造方法 |
JP2009013140A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Japan Science & Technology Agency | シクロデキストリン包接体水懸濁液及びその製造方法 |
JP2009183205A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Asuka Corporation:Kk | 健康食品 |
CN103871330A (zh) * | 2009-05-02 | 2014-06-18 | 株式会社半导体能源研究所 | 电子书 |
JP2012144450A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Nakanihon Capsule Co Ltd | カプセル充填用組成物 |
JP2018168122A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 日清ファルマ株式会社 | コエンザイムq10含有製剤 |
CN112401067A (zh) * | 2020-09-27 | 2021-02-26 | 天津农学院 | 一种提高蛋黄中辅酶q10沉积量的饲料添加剂及其应用 |
CN115804759A (zh) * | 2022-12-09 | 2023-03-17 | 江苏扬新生物医药有限公司 | 一种含有辅酶q10和钙的颗粒剂 |
CN115804759B (zh) * | 2022-12-09 | 2024-05-10 | 江苏扬新生物医药有限公司 | 一种含有辅酶q10和钙的颗粒剂 |
CN115969782A (zh) * | 2023-02-16 | 2023-04-18 | 南京康川济医药科技有限公司 | 一种辅酶q10注射液及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5147239B2 (ja) | コエンザイムq10含有乳化組成物 | |
EP1782803B1 (en) | Coenzyme q10-containing composition | |
JP5069416B2 (ja) | 吸湿性の改善された飲食品用組成物 | |
US8758743B2 (en) | Compositions containing coenzyme Q10 | |
JP2005002005A (ja) | コエンザイムq10含有組成物 | |
JP5286086B2 (ja) | 還元型補酵素q10及びリゾレシチンを含有する組成物 | |
EP3115047A1 (en) | Debility preventative | |
JP2002348276A (ja) | 安定なアスタキサンチン−シクロデキストリン包接化合物及びその製造方法、並びに該包接化合物を含有する液剤、飲食物、飼料、医薬品及び化粧品 | |
JP2004507479A (ja) | 粒状化可能な混合物の調製方法及びカルニチン・マグネシウム・ヒドロキシクエン酸塩 | |
JP2010150209A (ja) | セサミン類とエピガロカテキンガレートとを含有する組成物 | |
ITMI20082201A1 (it) | Composizione immuno-nutrizionale | |
WO2022215619A1 (ja) | Glp-1分泌促進用組成物 | |
JP2005047851A (ja) | ユビデカレノン含有組成物 | |
JP4011594B2 (ja) | 安定性及び生物学的利用率が高められた複合体及びその製造方法 | |
JP2007131619A (ja) | コエンザイムq10含有活性組成物 | |
JP2002348275A (ja) | 安定なアスタキサンチンとγ−シクロデキストリンとの包接化合物及びその製造方法、並びに液剤、飲食物、飼料、医薬品及び化粧品用途 | |
JP2005124482A (ja) | CoQ・10含有栄養組成物 | |
JP2006137730A (ja) | 抗疲労作用剤又は持久力増強剤、機能性食品又は化粧料 | |
JP2009001507A (ja) | 体脂肪減少剤およびその利用 | |
JP4523236B2 (ja) | 抗ストレス剤 | |
JP2008044894A (ja) | メタボリックシンドローム改善剤 | |
JP3618336B2 (ja) | コエンザイムq10含有組成物 | |
JP2001158738A (ja) | 新規なカプサイシノイド様物質を含有する鎮痛剤、食品及び飼料 | |
IT201800003503A1 (it) | Composizione comprendente coenzima q10 e/o ubichinolo, piperina, curcumina da estratti vegetali | |
JP2012077087A (ja) | 安定なアスタキサンチンとγ−シクロデキストリンとの包接化合物、並びにそれを含む飲食物、飼料及び医薬品 |