JP2004534211A - 時間表示器調整装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、歯車列(1)を備える、時間表示器を調整する装置であって、その歯車列の連鎖が、駆動モビール(3)によって駆動されるスライディング・ピニオン(2)を備える装置に関する。駆動モビールが、第1の方向(A)に回ると、スライディング・ピニオンが、被動歯車(4)を駆動し、駆動モビール(9)が、第2の反対の方向(B)に回ると、前記被動モビールから離れる。スライディング・ピニオン(2)を形成するシャフト(6)は、第1端セクション(9)および第2端セクション(12)を有する溝(7)に係合され、そのうちの少なくとも第1の端セクション(9)が、径方向(R)に、被動モビール(4)へと向けられる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車列を含む時間表示器を調整する装置であって、歯車列の連鎖が、駆動歯車セットによって駆動されるスライディング・ピニオンを含み、スライディング・ピニオンが、被動歯車セットが第1の方向に回転すると被動歯車セットを駆動し、駆動モビールが第1の方向と反対の第2の方向に回転すると被動歯車セットから離れて、連鎖を遮断する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような装置は知られている。例えば、日付と曜日の両方を表示する時計に適用される。この時計では、日付と曜日が竜頭を取り付けられたステムによって設定される。ステムが第1の位置に引き入れられ、竜頭が第1の方向で回転されると日付が訂正される。この同じ引き出し位置から、竜頭を第1の方向の反対である第2の方向に回転させることによって、曜日が訂正される。これらの機能は、ステムと噛み合い、竜頭の回転方向に応じて、日付輪、または曜日ディスクのいずれかを駆動するスライディング・ピニオンによって得られる。
【0003】
以上に述べた装置は、前述の機能を完全に満たすものである場合、例えば日付とタイマを備える時計で実施する場合に大きな欠点を有することになる。タイマは、所定の時間長さのカウントダウンと、文字盤13上でのその表示を可能にするものである。実際に、カレンダの日付設定から、タイマの所望時間の設定に移行する際、またはその逆をする場合、タイマの表示する時間は狂い、または乱れ、この乱れは、ピニオンが適切な方向に駆動する歯車セットにピニオンが案内されない、あるいは、そこから外されないことによって引き起こされる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
この欠点を克服するために、本発明の装置は、以上第1パラグラフの記述を満たすことに加えて、独創的であり、スライディング・ピニオンが含むシャフトが第1終端および第2終端を有する溝に係合し、溝の少なくとも第1終端がスライディング・ピニオンによって駆動される歯車セットへと、径方向に向けられることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明を例によって示される実施形態によって、以下により詳しく説明する。この実施形態は、添付図によって例示する。
【0006】
図1は、本発明を含む時計10の平面図である。この時計は、計時針、即ち時針30、分針31、および秒針32を含む。大きな日付開口部33が、この時計を完成させる。ここで例として取り上げる時計は、秒針34および分カウンタ11を備えたクロノグラフ機能も含む。針34およびカウンタ11は、第1押ボタン35によって始動され、停止され、第2押ボタン36によって、表示器34とカウンタ11をゼロにリセットさせる。竜頭37は、竜頭が移動させられた軸方向位置に応じて、時計を巻き、カレンダを更新し、時計の針を設定することができる。
【0007】
ここで例として取り上げる時計では、分カウンタ11は、タイマ、またはカウントダウン装置11としても使用される。カウントダウンする時間長さの設定は竜頭37に委ねられる。第3押ボタン38を押し下げることによって、タイマが始動され、時打ち機能バレルが巻かれる。時打ち機能バレルは、カウントダウンの終了を指示する時打ち機能を起動するものである。これが、全ての添付図によって示す通り、カウンタ・タイマ11は、文字盤13を含むが、これは、それぞれ10分ずつの3つの共心目盛りを含み、各目盛りそれぞれを、異なった幅の針19、20、および21が走行する。
【0008】
図2から5が示す通り、時間表示器を調整する装置、ここでは、タイマ11は歯車列1を含み、その連鎖は、駆動歯車セット3によって駆動されるスライディング・ピニオン2を含む。スライディング・ピニオンは、駆動歯車セット3が第1の方向Aに回転すると、被動歯車セット4を駆動する。この状況を図2に示す。反対に、図3は、駆動歯車セット3が第1の方向の反対である第2の方向Bに回転すると、スライディング・ピニオン2が被動歯車セット4から外れることを示す。したがって、連鎖は遮断される。
【0009】
本発明を適切に理解するために、次に図4を参照する。ここで、スライディング・ピニオン2が、例えば、時計のプレート内、またはブリッジ内に設けられた溝7に係合されるシャフト6を含むことが明らかに分かる。この溝7は第1終端9と第2終端12を有し、本発明は、溝7の少なくとも第1終端9が、被動歯車セット4へ径方向(参照記号R)に向けられることにある。
【0010】
図4は、スライディング・ピニオン2が、被動歯車セット4に係合されるか、またはそこから開放される時、溝7の第1終端9をたどることになり、この部分が、被動歯車セット4の中心に向けられていることを明瞭に示している。したがって、スライディング・ピニオン2は、被動歯車セット4の歯14から離れる際、歯車セットの角度位置を全く変えることはなく、したがって、連鎖の端部にあるタイマ11に入力された時間の値を決して乱すことはない。
【0011】
図4がさらに明示するのは、溝7の第1終端9の幅、言い換えれば、スライディング・ピニオン2のシャフト6が、終端9内を走行する経路の長さLは、スライディング・ピニオンが、被動歯車セットから完全に開放されるように、被動歯車セット4の歯14の高さhよりも実質的に大きくなければならない、ということである。
【0012】
以上に既述したが、ここで検討する時間表示器は、所定の時間長さのカウントダウンと、文字盤13上でのその表示を可能にするタイマ11である。こうした図が示す通り、このタイマを調整する装置は、竜頭37が取り付けられ手で操作することができるステム15と、このステム15に連結されたスライディング・ピニオン16、引き出し片17、レバー18によって形成されたアセンブリと、分歯車8によって形成されたタイマで終了する歯車列1とを含む。ステム15が所定の軸方向位置内(この例では、第1引き出し位置)に引き出されると、スライディング・ピニオン16によって歯車列1を駆動することができる。
【0013】
図2および3は、ステム15に連結された機構を示す。ここで、40で回転する引き出し片17が、通常の形で見受けられる。引き出し片の第1端部は、ステム15の溝41内でピン42に係合される。引き出し片の第2端部はレバー18を制御する。レバーそれ自体は、スライディング・ピニオン16の溝43に係合されている。引き出し片17の位置は、ジャンパ・スプリング44によって確保される。この機構は、第2レバー45によって完成されるが、これは、引き出し片17によって制御され、46で回転し、駆動歯車セット3を担持する。
【0014】
同じく図2および3と、図5の断面図は、どの要素が、歯車列1を形成するかを示している。スライディング・ピニオン16は駆動ピニオン3を駆動し、これがピニオン2を駆動する。ステムが、方向Eに回転すると(図2参照)、スライディング・ピニオン2は、被動歯車セット4を駆動させるが、これは、図5で分かるように、同軸上に互いに取り付けられた2つの歯車47と48から形成されている。歯車48が、歯車50と同軸上に取り付けられた歯車49と噛み合う。この歯車50は、タイマ11を形成する分歯車8を最後に駆動する。
【0015】
以上から分かるように、被動歯車セット4は、スライディング・ピニオン2と噛み合う歯車47を含む(特に図4を参照)。ここで例として取り上げる時計では、スライディング・ピニオン2の一つの歯と歯の間の距離が歯車47の歯14の2つ分を含む。歯車47の歯14は特有の輪郭を有している。この構成によって、スライディング・ピニオン2を歯車47に穏やかに案内することができる。また、この特有の輪郭は、スライディング歯車2の歯が歯車47に入り込むとき、歯14がスライディング・ピニオン2の歯に当接するのを防止することを理解されたい。
【0016】
以上に掲げた、調整装置の説明によって、本装置の動作をここに説明することが可能になる。
【0017】
ステム15が、所定の軸方向位置(ここでは第1引き出し位置)に引き出され、竜頭37が第1の方向(即ち、図2に示す通り、方向E、または反時計回り)に回転されると、スライディング・ピニオン2は、被動歯車セット4、より正確に言えば、歯車セット4の歯車47と噛み合わされる。スライディング・ピニオン2のシャフト6は、それが移動する溝7の第1終端9の底部に位置決めされる。この瞬間から、また、竜頭37が、同じ方向Eに回転され続けると、タイマ11の分針8は、矢印Mの方向に駆動され、これにより、所望の時間長さを選択することが可能になる。この時間長さが一旦選択されると、押ボタン38が押し下げられて(図1参照)、同時にバレルが巻かれ、これにより、カウントダウン終了時に、アラームが鳴ることになる。
【0018】
ここで、言うまでもなく、図2に示す機構は、時計の下から見たものであるが、これによって、矢印Mの方向が、時計の上から見た図1に示すカウントダウンの方向と逆になることが分かる。
【0019】
ステム15が、以上に確立されたものと同じ軸方向位置に引き出され、竜頭37が第2の方向(即ち、図3に示す通り、方向F、または反時計回り)に回転されると、スライディング・ピニオン2は、被動歯車セット4、より正確に言えば、その歯車47から離される。スライディング・ピニオン2のシャフト6は、それが中で移動する溝7の第2終端12の底部に位置決めされる。この瞬間から、また、竜頭37が同じ方向Fに回転され続けると、スライディング・ピニオン2は矢印Nの方向に駆動され、これにより、カレンダ33を設定することが可能になる(図1参照)。この目的のために、スライディング・ピニオン2は、星型歯車を担持する(図5も参照)。この星型歯車は、カレンダ機構(ここでは示さない)と噛み合わされる。
【0020】
図2、3および4は、レバー18が、フック22を担持し、またはそこまで延びることを示す。このフックは、スライディング・ピニオン2のシャフト6を溝7の第2端部分12の底部へと、素早く動かすことができる。実際、ステム15が、時計を巻き直す位置に押し入れられると、スライディング・ピニオン16は、図4に示す矢印Gの方向に動き、これによって、レバー18およびフック22が同じ方向に動く。フック22は、シャフト6に当接し、シャフトと、それに連結されたスライディング・ピニオン2とを溝7の第1終端9から第2終端12に沿って素早く動かす。スライディング・ピニオン2は、このように、被動歯車47から素早く開放され、したがって、タイマの歯車鎖の乱れが防止される。このような乱れは、スライディング・ピニオンが遊離した状態に置かれることから起こり得る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明を含む時計の平面図である。
【図2】本発明による調整装置の平面図であり、この装置は、連鎖内に噛み合わされたスライディング・ピニオンを示す。
【図3】本発明による調整装置の平面図であり、この装置は、連鎖から離されたスライディング・ピニオンを示す。
【図4】図2の拡大図であり、本発明を理解するのに実際に必要な要素しか残されていない。
【図5】本発明による、調整装置の断面図である。
【0001】
本発明は、歯車列を含む時間表示器を調整する装置であって、歯車列の連鎖が、駆動歯車セットによって駆動されるスライディング・ピニオンを含み、スライディング・ピニオンが、被動歯車セットが第1の方向に回転すると被動歯車セットを駆動し、駆動モビールが第1の方向と反対の第2の方向に回転すると被動歯車セットから離れて、連鎖を遮断する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような装置は知られている。例えば、日付と曜日の両方を表示する時計に適用される。この時計では、日付と曜日が竜頭を取り付けられたステムによって設定される。ステムが第1の位置に引き入れられ、竜頭が第1の方向で回転されると日付が訂正される。この同じ引き出し位置から、竜頭を第1の方向の反対である第2の方向に回転させることによって、曜日が訂正される。これらの機能は、ステムと噛み合い、竜頭の回転方向に応じて、日付輪、または曜日ディスクのいずれかを駆動するスライディング・ピニオンによって得られる。
【0003】
以上に述べた装置は、前述の機能を完全に満たすものである場合、例えば日付とタイマを備える時計で実施する場合に大きな欠点を有することになる。タイマは、所定の時間長さのカウントダウンと、文字盤13上でのその表示を可能にするものである。実際に、カレンダの日付設定から、タイマの所望時間の設定に移行する際、またはその逆をする場合、タイマの表示する時間は狂い、または乱れ、この乱れは、ピニオンが適切な方向に駆動する歯車セットにピニオンが案内されない、あるいは、そこから外されないことによって引き起こされる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
この欠点を克服するために、本発明の装置は、以上第1パラグラフの記述を満たすことに加えて、独創的であり、スライディング・ピニオンが含むシャフトが第1終端および第2終端を有する溝に係合し、溝の少なくとも第1終端がスライディング・ピニオンによって駆動される歯車セットへと、径方向に向けられることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明を例によって示される実施形態によって、以下により詳しく説明する。この実施形態は、添付図によって例示する。
【0006】
図1は、本発明を含む時計10の平面図である。この時計は、計時針、即ち時針30、分針31、および秒針32を含む。大きな日付開口部33が、この時計を完成させる。ここで例として取り上げる時計は、秒針34および分カウンタ11を備えたクロノグラフ機能も含む。針34およびカウンタ11は、第1押ボタン35によって始動され、停止され、第2押ボタン36によって、表示器34とカウンタ11をゼロにリセットさせる。竜頭37は、竜頭が移動させられた軸方向位置に応じて、時計を巻き、カレンダを更新し、時計の針を設定することができる。
【0007】
ここで例として取り上げる時計では、分カウンタ11は、タイマ、またはカウントダウン装置11としても使用される。カウントダウンする時間長さの設定は竜頭37に委ねられる。第3押ボタン38を押し下げることによって、タイマが始動され、時打ち機能バレルが巻かれる。時打ち機能バレルは、カウントダウンの終了を指示する時打ち機能を起動するものである。これが、全ての添付図によって示す通り、カウンタ・タイマ11は、文字盤13を含むが、これは、それぞれ10分ずつの3つの共心目盛りを含み、各目盛りそれぞれを、異なった幅の針19、20、および21が走行する。
【0008】
図2から5が示す通り、時間表示器を調整する装置、ここでは、タイマ11は歯車列1を含み、その連鎖は、駆動歯車セット3によって駆動されるスライディング・ピニオン2を含む。スライディング・ピニオンは、駆動歯車セット3が第1の方向Aに回転すると、被動歯車セット4を駆動する。この状況を図2に示す。反対に、図3は、駆動歯車セット3が第1の方向の反対である第2の方向Bに回転すると、スライディング・ピニオン2が被動歯車セット4から外れることを示す。したがって、連鎖は遮断される。
【0009】
本発明を適切に理解するために、次に図4を参照する。ここで、スライディング・ピニオン2が、例えば、時計のプレート内、またはブリッジ内に設けられた溝7に係合されるシャフト6を含むことが明らかに分かる。この溝7は第1終端9と第2終端12を有し、本発明は、溝7の少なくとも第1終端9が、被動歯車セット4へ径方向(参照記号R)に向けられることにある。
【0010】
図4は、スライディング・ピニオン2が、被動歯車セット4に係合されるか、またはそこから開放される時、溝7の第1終端9をたどることになり、この部分が、被動歯車セット4の中心に向けられていることを明瞭に示している。したがって、スライディング・ピニオン2は、被動歯車セット4の歯14から離れる際、歯車セットの角度位置を全く変えることはなく、したがって、連鎖の端部にあるタイマ11に入力された時間の値を決して乱すことはない。
【0011】
図4がさらに明示するのは、溝7の第1終端9の幅、言い換えれば、スライディング・ピニオン2のシャフト6が、終端9内を走行する経路の長さLは、スライディング・ピニオンが、被動歯車セットから完全に開放されるように、被動歯車セット4の歯14の高さhよりも実質的に大きくなければならない、ということである。
【0012】
以上に既述したが、ここで検討する時間表示器は、所定の時間長さのカウントダウンと、文字盤13上でのその表示を可能にするタイマ11である。こうした図が示す通り、このタイマを調整する装置は、竜頭37が取り付けられ手で操作することができるステム15と、このステム15に連結されたスライディング・ピニオン16、引き出し片17、レバー18によって形成されたアセンブリと、分歯車8によって形成されたタイマで終了する歯車列1とを含む。ステム15が所定の軸方向位置内(この例では、第1引き出し位置)に引き出されると、スライディング・ピニオン16によって歯車列1を駆動することができる。
【0013】
図2および3は、ステム15に連結された機構を示す。ここで、40で回転する引き出し片17が、通常の形で見受けられる。引き出し片の第1端部は、ステム15の溝41内でピン42に係合される。引き出し片の第2端部はレバー18を制御する。レバーそれ自体は、スライディング・ピニオン16の溝43に係合されている。引き出し片17の位置は、ジャンパ・スプリング44によって確保される。この機構は、第2レバー45によって完成されるが、これは、引き出し片17によって制御され、46で回転し、駆動歯車セット3を担持する。
【0014】
同じく図2および3と、図5の断面図は、どの要素が、歯車列1を形成するかを示している。スライディング・ピニオン16は駆動ピニオン3を駆動し、これがピニオン2を駆動する。ステムが、方向Eに回転すると(図2参照)、スライディング・ピニオン2は、被動歯車セット4を駆動させるが、これは、図5で分かるように、同軸上に互いに取り付けられた2つの歯車47と48から形成されている。歯車48が、歯車50と同軸上に取り付けられた歯車49と噛み合う。この歯車50は、タイマ11を形成する分歯車8を最後に駆動する。
【0015】
以上から分かるように、被動歯車セット4は、スライディング・ピニオン2と噛み合う歯車47を含む(特に図4を参照)。ここで例として取り上げる時計では、スライディング・ピニオン2の一つの歯と歯の間の距離が歯車47の歯14の2つ分を含む。歯車47の歯14は特有の輪郭を有している。この構成によって、スライディング・ピニオン2を歯車47に穏やかに案内することができる。また、この特有の輪郭は、スライディング歯車2の歯が歯車47に入り込むとき、歯14がスライディング・ピニオン2の歯に当接するのを防止することを理解されたい。
【0016】
以上に掲げた、調整装置の説明によって、本装置の動作をここに説明することが可能になる。
【0017】
ステム15が、所定の軸方向位置(ここでは第1引き出し位置)に引き出され、竜頭37が第1の方向(即ち、図2に示す通り、方向E、または反時計回り)に回転されると、スライディング・ピニオン2は、被動歯車セット4、より正確に言えば、歯車セット4の歯車47と噛み合わされる。スライディング・ピニオン2のシャフト6は、それが移動する溝7の第1終端9の底部に位置決めされる。この瞬間から、また、竜頭37が、同じ方向Eに回転され続けると、タイマ11の分針8は、矢印Mの方向に駆動され、これにより、所望の時間長さを選択することが可能になる。この時間長さが一旦選択されると、押ボタン38が押し下げられて(図1参照)、同時にバレルが巻かれ、これにより、カウントダウン終了時に、アラームが鳴ることになる。
【0018】
ここで、言うまでもなく、図2に示す機構は、時計の下から見たものであるが、これによって、矢印Mの方向が、時計の上から見た図1に示すカウントダウンの方向と逆になることが分かる。
【0019】
ステム15が、以上に確立されたものと同じ軸方向位置に引き出され、竜頭37が第2の方向(即ち、図3に示す通り、方向F、または反時計回り)に回転されると、スライディング・ピニオン2は、被動歯車セット4、より正確に言えば、その歯車47から離される。スライディング・ピニオン2のシャフト6は、それが中で移動する溝7の第2終端12の底部に位置決めされる。この瞬間から、また、竜頭37が同じ方向Fに回転され続けると、スライディング・ピニオン2は矢印Nの方向に駆動され、これにより、カレンダ33を設定することが可能になる(図1参照)。この目的のために、スライディング・ピニオン2は、星型歯車を担持する(図5も参照)。この星型歯車は、カレンダ機構(ここでは示さない)と噛み合わされる。
【0020】
図2、3および4は、レバー18が、フック22を担持し、またはそこまで延びることを示す。このフックは、スライディング・ピニオン2のシャフト6を溝7の第2端部分12の底部へと、素早く動かすことができる。実際、ステム15が、時計を巻き直す位置に押し入れられると、スライディング・ピニオン16は、図4に示す矢印Gの方向に動き、これによって、レバー18およびフック22が同じ方向に動く。フック22は、シャフト6に当接し、シャフトと、それに連結されたスライディング・ピニオン2とを溝7の第1終端9から第2終端12に沿って素早く動かす。スライディング・ピニオン2は、このように、被動歯車47から素早く開放され、したがって、タイマの歯車鎖の乱れが防止される。このような乱れは、スライディング・ピニオンが遊離した状態に置かれることから起こり得る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明を含む時計の平面図である。
【図2】本発明による調整装置の平面図であり、この装置は、連鎖内に噛み合わされたスライディング・ピニオンを示す。
【図3】本発明による調整装置の平面図であり、この装置は、連鎖から離されたスライディング・ピニオンを示す。
【図4】図2の拡大図であり、本発明を理解するのに実際に必要な要素しか残されていない。
【図5】本発明による、調整装置の断面図である。
Claims (6)
- 歯車列(1)を含む、時計(10)の時間表示器(11)を調整する装置において、その歯車列の連鎖が駆動歯車セット(3)によって駆動されるスライディング・ピニオン(2)を含み、前記スライディング・ピニオン(2)が、駆動歯車セット(3)が第1の方向(A)に回転すると前記被動歯車セット(4)を駆動し、前記駆動歯車セット(3)が第1の方向と反対の第2の方向(B)に回転すると前記被動歯車セット(4)から離れて前記連鎖を遮断する装置であって、スライディング・ピニオン(2)が含むシャフト(6)が、第1端部分(9)および第2端部分(12)を有する溝(7)に係合され、前記溝(7)の少なくとも第1端部分(9)が、径方向(R)に被動歯車セット(4)へ向けられていることを特徴とする装置。
- 前記端部分(9)の長さ(L)が、前記被動歯車セット(4)の歯(14)の高さ(h)より実質的に大きいことを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 時間表示器が、所定の時間長さをカウントダウンし、文字盤(13)上で表示するタイマ(11)であって、前記調整装置が、竜頭(37)が取り付けられた手で操作することのできるステム(15)と、前記ステム(15)に連結されたスライディング・ピニオン(16)、引き出し片(17)、レバー(18)から形成されるアセンブリとを含み、歯車列(1)が、ステム(15)が所定の軸方向位置に引き出されると、スライディング・ピニオン(16)によって駆動することができ、前記歯車列が、前記タイマを形成する分歯車(8)を駆動することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- ステム(15)が前記所定軸方向位置に引き出され、竜頭(37)が第1の方向(E)に回転されると、スライディング・ピニオン(2)が被動歯車セット(4)と噛み合わされ、次いでスライディング・ピニオン(2)のシャフト(6)が、それが中で移動する溝(7)の第1終端(9)の底部に位置決めされ、竜頭が、前記第1の方向(E)に回転し続け、したがって、選択された時間長さを文字盤上で表示することを可能にすることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
- ステム(15)が前記所定軸方向位置に引き出され、竜頭(37)が第2の方向(F)に回転されると、スライディング・ピニオン(2)が被動歯車セット(4)から離され、次いでスライディング・ピニオン(2)のシャフト(6)が、それが中で移動する溝(12)の第2終端(12)の底部に位置決めされ、竜頭が、前記第2の方向に回転し続け、したがって、時計(10)に取り付けられた日付機構(33)が設定されることを特徴とする請求項3に記載の装置。
- ステム(15)が時計(10)を巻き直すことを可能にする位置に押し入れられると、スライディング・ピニオン(2)のシャフト(6)を溝(7)の第2の端部分(12)の底部へと素早く駆動することができるフック(22)をレバー(18)が担持することを特徴とする請求項3に記載の装置。
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