JP2004526906A - 摩耗及び熱−機械応力に対して高耐性を有するブレーキディスク - Google Patents

摩耗及び熱−機械応力に対して高耐性を有するブレーキディスク Download PDF

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Abstract

【課題】摩耗及び熱−機械応力に対して高耐性を有するブレーキディスク
【解決手段】別々のパーツとして形成され、かつ接線方向及び軸方向の拘束力を用いて形づくった結合(14)によって噛み合う、回転軸3を有するベル2と、ブレーキバンド4とからなるブレーキディスク(1、40、60、80、90、100)は、該ブレーキディスクが、制動作用により伝達される荷重がブレーキバンド(4)及びベル(2)上に実質的に均一に配分されることを保障するために、形づくった結合14中で可塑的又は弾性的に変形可能である少なくとも一つの挿入物(19、41、61、81)を具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、一般に、摩耗及び熱−機械応力に対して高耐性を有するブレーキディスクに関する。
【0002】
特に、本発明は、別々の部品として形成され、かつ軸方向及び接線方向の拘束力を用いた拘束接合によって互いに接続された、回転軸を有する実質的に中心のベルと、ブレーキバンドとを具備するブレーキディスクに関する。
【0003】
(背景技術)
一般に自動車で使用されている種類の制動装置は、ホイールアクスルに固定され、金属製ブレーキディスクにまたがって作用する金属製ブレーキディスクと、スタッブアクスル又は自動車のハブキャリヤに固定され、かつ一般に「パッド」として知られているブレーキライニングを有するキャリパーとを具備するものとして知られている。
【0004】
特に、ブレーキディスクは、スウェプトブレーキ面を有するブレーキバンドと、ホイールアクスルに固定されたベルとを具備する。
【0005】
シリンダ/ピストンユニットによって油圧で作動されるキャリパーは、ブレーキバンドのスウェプト面に対してパッドを押圧する。その結果、ブレーキディスクのパッドとブレーキバンドのスウェプト面との間の摩擦によって制動作用が引き起こされる。
【0006】
パッドの、ブレーキディスクのブレーキバンドに対する摩擦は、制動して熱として逃がすべき多量の運動エネルギを生じて、ブレーキディスクの温度を上昇させるが、この温度上昇は、特にスウェプト面の領域で大きい。
【0007】
この理由のため、ブレーキバンドは、パッドの摩擦作用によって生じる摩耗及び温度に対して耐性があることが特に要求される。
【0008】
しかし、対照的に、これらの耐摩耗の特徴は、ベルには要求されず、良好な機械的特性を有する複雑な形状を形成できる材料を使用するのが有利である。
【0009】
上述の理由のため、特に高能率の制動装置においては、ブレーキディスクを2つのパーツ、すなわち、耐摩耗性及び耐熱性の材質で形成されているブレーキバンドと、上述の機械的特性を有する材質からなるベルで形成することが知られている。
【0010】
ブレーキバンドを形成するのに一般に用いられる材質は、カーボン・シリコンカーバイド(C/SiC)タイプの複合材料、あるいは良好な耐摩耗性、高硬度、脆弱性、低熱膨張率及び低比重を特徴とするメタルマトリックス材(MMCs)である。
【0011】
一方、ベルに一般に用いられる材質は、スチール、陽極酸化したアルミニウム合金等の金属である。
【0012】
異なる熱膨張率及びブレーキバンドの脆弱性を考慮して、ベルブレーキバンドの結合は、2つのパーツの異なる半径方向の膨張率を考慮するように、およびブレーキバンドの複合材料内に発生するクラック又は亀裂を防ぐように、接線方向及び軸方向の拘束力を有し、半径方向の拘束力がない拘束接合によって一般に形成される。
【0013】
特に、ブレーキトルクの伝達にとって最も重要なものである、上述の結合の接線方向の拘束力は、ベルの外面に沿って設けられた半径方向の歯と、ブレーキバンドの内面に沿って設けられた、対応する半径方向の歯との噛み合い結合によって達成される。
【0014】
しかし、ベルブレーキバンドとのこの種の結合においては、それらのパーツの機械加工公差のため、互いに接触するベルの歯及びブレーキバンドの対応する歯の全てが、制動作用の結果として同じように接線方向の応力を受けることを保障することが不可能であるという重大な欠点がある。
【0015】
換言すれば、この種の結合の場合、制動作用によって伝達される荷重が、ベルの歯上及びブレーキバンドの対応する歯上に均一に配分されることを保障することは不可能である。
【0016】
そのため、結合部の半径方向の歯のうちのいくつかのペアは、ブレーキ荷重が限度を超え、あるいは、クラック又は亀裂がブレーキバンドの脆弱な材質中に発生し、このようなクラックが該材質の全面に急速に広がることの結果として、かなり大きな接線方向の機械的応力を受けることがある。
【0017】
本発明の技術的課題は、従来技術のブレーキディスクに関する上述の欠点を克服するような、ベルブレーキバンドの結合の構造的及び機能的特徴を有するブレーキディスクを提供することである。
【0018】
上記課題は、別々のパーツとして形成され、かつ接線方向及び軸方向の拘束力を用いて形づくった結合によって噛み合う、回転軸を有するベル、ブレーキバンドとを具備するブレーキディスクであって、該ブレーキディスクが、制動作用により伝達される荷重がブレーキバンド及びベル上に実質的に均一に配分されることを保障するために、形づくった結合中で可塑的又は弾性的に変形可能である少なくとも一つの挿入物を具備することを特徴とするブレーキディスクによって解決される。
【0019】
本発明は、可塑的又は弾性的に変形可能である材料で形成された少なくとも一つの挿入物が、ベルブレーキバンドとの間の接合部に挿入すると、ベルブレーキバンドとの間の製造公差によりいくつかの接合部に発生する過剰な接線方向の応力が、挿入物の可塑的又は弾性的な変形によりそれらの接合部の挿入物の材質によって吸収されるので、制動作用によって伝達される荷重がベルブレーキバンドとに実質的に均一に配分されるという驚くべき発見に基づいている。
【0020】
本発明によるブレーキディスクによって達成される、ベル及びブレーキバンドへの荷重の実質的に均一な配分によって、上述した従来技術とは対照的に、ブレーキバンドは実質的に過剰な局所的応力はもはや受けないので、ブレーキバンドの比較的脆弱な材質中にクラックや亀裂が発生する見込みは大幅に低減される。
【0021】
本発明によるブレーキディスクにおいては、ベルブレーキバンドとの間に挿入される挿入物の材質は、例えば、各々材質が、ベルブレーキバンドの間の製造公差による過剰な接線方向の応力を吸収するのに適している可塑的又は弾性的な変形特性を有する、延伸鋼や銅合金から選択することができる。
【0022】
挿入物の材質は、好ましくは延伸鋼である。
【0023】
一方、ベルの製造に用いる材質は、良好な機械的特性を有する金属、例えば、スチール、硬陽極酸化アルミニウム合金、焼結鋼及び鋳造鉄の中から選択することができる。
【0024】
対照的に、ブレーキバンドの製造に用いる材質は、カーボン・シリコンカーバイド(C/SiC)タイプの複合材料、あるいは、例えば、シリコンカーバイド、アルミナ、チタンホウ化物等のセラミック粒子で補強したアルミニウム合金等のメタルマトリックス材(MMCs)である。
【0025】
本発明によるブレーキディスクのさらなる特徴及び利点は、添付図面を参照して、非限定の例として示す、該ブレーキディスクのいくつかの好適な実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。
【0026】
(好適な実施例の説明)
図中、以下に記載する本発明に係るブレーキディスクの各実施形態に対して、共通の要素あるいは機能的に等しい構成要素には同じ参照数字を付してある。
【0027】
図1から4について説明すると、本発明に係るブレーキディスク1は、回転軸3を有するベル2と、スウェプトブレーキ面5を備えたブレーキバンド4とを備える。
【0028】
好ましくは、ベル2は、硬陽極酸化アルミニウム合金又は焼結鋼で形成され、一方、ブレーキバンド4は複合カーボン・シリコンカーバイド材で形成されている。
【0029】
ベル2は、好ましくは均等に離間し、かつ直線に又は湾曲した先端面8によって結合された面7を有する複数の放射状の歯6によって構成された外側の歯の対を有する。
【0030】
ベル2の各放射状の歯6は、以下に説明する固定手段が、ベル2とブレーキバンド4との間の軸方向の拘束をなすために、その中を貫通する軸方向の貫通孔15を有する。
【0031】
一方、ブレーキバンド4は、複数の放射状の歯11と、該歯11間にある対応する凹部9とによって構成される内側の歯の対を有する。
【0032】
好ましくは、ブレーキバンド4の放射状の歯11は均等に離間しており、また放射状の歯11の数は、ベル2の放射状の歯6の数と同じである。
【0033】
特に、各凹部9は、ブレーキディスクの回転軸3に向かって収束する、ブレーキバンド4の隣接する2つの歯11の対向する面10と、ブレーキバンド4からベル2への伝熱を制限しないためにスウェプトブレーキ面5を妨げないような楕円形状を有するベース面12とによって画定されている。
【0034】
ブレーキバンド4の各歯11の対向する面10は、平坦な又は湾曲した先端面13によって結合されている。
【0035】
歯6の面7も、凹部9を画定する面10と同じ傾斜で、ベル2の回転軸3に向かって収束している。
【0036】
本発明によれば、接線方向の拘束は、ブレーキディスク1における、ベル2の歯6とブレーキバンド4の歯11との間への挿入物19の挿入後の、両歯間の隙間を有する噛み合い結合14によってなされる。
【0037】
各挿入物19は、互いに等しくないリム20及び21を有する実質的にL字状のプレート状要素によって構成され、該リムは、第2のリム21を含み、かつ第1のリム20と対向する凹状面を有する平面の外側に配置された湾曲部26によって互いに結合されている。
【0038】
第2のリム21は、その自由端部に開口穴部29を有する。
【0039】
また、上述の開口穴部29を含む、第2のリム21の長さ方向の大部分は、第1のリム20を含む面と直角の傾斜で伸びているため、ブレーキディスク1の組立てにおいて、穴部29は、ベル2の一連の歯6の各貫通孔15と位置合わせされ、上記リムは、隣接する2つの歯によって覆われる環状部分と等しい弓形形状に近いものである。
【0040】
本実施形態においては、第1のプレート状要素19aの円周状連続物22は、ベル2とブレーキバンド4との間の噛み合い結合14の一方側に配置され、対応する第2のプレート状要素19bの円周状連続物23は、噛み合い結合14の反対側に配置されているため、ブレーキバンド4の各歯11の領域において、互いに対向して配置された、すなわち、ブレーキバンド4の歯11の対向面上に配置された、2つの結合したプレート状要素、すなわち第1のプレート状要素19aと第2のプレート状要素19bとが存在する。
【0041】
特に、各歯11に対して、第1のプレート状要素19aは、歯11の2つの対向面10のうちの一方を圧迫する内側面24aと、ブレーキバンド4の歯11に隣接するベル2の第1の歯6aの面7を有する隙間と結合した外側面25aとを有する第1のリム20aを有する。
【0042】
一方、第1のプレート状要素19aと反対側に配置された第2のプレート状要素19bは、歯11の対向する2つの面10のうちの他方を圧迫する内側面24bと、第1の歯6aに隣接し、かつ上述のブレーキバンド4の歯11に隣接する、ベル2の第2の歯6bの面7を有する隙間と結合された外側面25bとを有するリム20bを有する。
【0043】
第1のリム20a及び20bは、好ましくは、実質的にその軸方向長さの大部分にわたって、歯11の対向する2つの面10を圧迫するように伸びている。
【0044】
また、ブレーキバンド4の各歯11に対して、第1のプレート状要素19aは、湾曲部26aによって第1のリム20aに結合されている第2のリム21aを有し、第2のプレート状要素19bは、湾曲部26bによって第1のリム20bに接合されている第2のリム21bを有している。
【0045】
第1のプレート状要素19aの第2のリム21aは、ベル2とブレーキバンド4との間の噛み合い結合14の一方の面上で円周状に伸び、かつ歯11と接触して、湾曲部26aから伸びている第1の部分27aと、第2の歯6bと接触している第2の部分28aとを備えている。
【0046】
同様に、第2のプレート状要素19bの第2のリム21bは、噛み合い結合14の対向面上で円周状に伸び、かつ第1のプレート状要素19aの第2のリム21aに対して反対方向に伸びている。
【0047】
特に、第2のリム21bは、ブレーキバンド4の歯11と接触して湾曲部26bから伸びる第1の部分27bと、第2の歯6bに隣接し、かつブレーキバンド4の歯11に隣接する、第1の歯6aと接触した第2の部分28bとを備える。
【0048】
図3及び3aから明らかなように、2つの湾曲した接合部分26a及び26bは、噛み合い結合14の各対向面から伸び又は突出している。
【0049】
このことは、ブレーキバンド4の歯11と結合し、歯11の角部を密接に追随する、対向するプレート状要素19a及び19bが機械応力を受けるのを有利に防ぐ。
【0050】
また2つの湾曲した接合部分26a及び26bは、リム20a及び20bの軸方向への正確な挿入に都合が良いため、これらのリムは、その軸方向長さ又は奥行きの大部分にわたって、歯11の各面10と有利に相互に作用することができる。
【0051】
第1の連続物22の各プレート状要素19aは、第2のリム21aの第2の部分28aに形成された開口穴部29aを有し、同様に、第1の連続物23の各プレート状要素19bは、第2のリム21bの第2の端部28bに形成された穴部29bを有する。
【0052】
特に、ベル2の各歯6に対して、ブレーキバンド4の隣接する2つの歯11と結合される、第1のプレート状要素19a及び第2のプレート状要素19bにそれぞれ属する、対向する穴部29a及び29bの結合される対が存在する。
【0053】
対向する穴部29a及び29bの各対は、プレート状要素19a及び19bと共に、ベル2とブレーキバンド4とを軸方向に拘束する固定手段を挿入できるように、ベル2の各歯6に形成された貫通孔15と位置合わせされる。
【0054】
本実施形態においては、各歯6に対して、固定手段は、頭34と歯6の孔15を通って伸びる軸35とを有するボルト33と、ナット36と、軸35と結合され、かつそれぞれ頭34及びナット36と接触するように、歯6の対向面上に配置される2つのワッシャ37からなるボルトアセンブリ32の形をとっている。
【0055】
従って、ベル2の歯6と結合される各ボルトアセンブリ32は、それぞれブレーキバンド4の隣接する歯11と結合される対応するプレート状要素19a及び19bの端部28a及び28bの対を歯6上で拘束し、その結果ベル2とブレーキバンド4とを軸方向に拘束する。
【0056】
特徴を明確にするために、故意に強調して図3aに示した本発明の好適な実施形態によれば、ベル2の歯6の軸方向長さ又は奥行きは、ブレーキバンド4の歯11のそれよりもわずかに、例えば、数十分の一ミリ程度だけ大きく、また、ブレーキバンド4の歯11と結合される第1のプレート状要素19a及び第2のプレート状要素19bの第1の部分27a及び27bは、プレート状要素19a及び19bのリム20a及び20bからそれぞれ離れて対向する凹状面を有するように湾曲している。
【0057】
本実施形態においては、第1の部分27a及び27bは、ブレーキバンド4の各歯11に予め軸方向に荷重をかけ、すなわちそれらの部分は常に軸方向の力を各歯に作用させ、換言すれば、軸方向の力を各歯に長期にわたって持続的に働かせる。
【0058】
特に、この予め荷重をかけることは、第1の部分27a及び27bの各部分と歯11対応する表面部分との接触部の予め定められた領域内で行われる。
【0059】
従って、ベル2とブレーキバンド4との間の隙間による自由相対運動は、軸方向又は接線方向に向けられた弾性力によって有利に防止される。
【0060】
当然、ブレーキバンド4の歯11と結合される第1のプレート状要素19a及び第2のプレート状要素19bの第1の部分27a及び27bは、軸方向に予め荷重をかけるために、歯11の対応する表面と接触する一つ以上の部分を各部分27a及び27bが有するように、湾曲していてもよい。
【0061】
代替的に、上述の予め軸方向に荷重をかける機能は、第1のプレート状要素19a及び第2のプレート状要素19bの上述の第1の部分27a及び27bを湾曲させることなく、ブレーキバンド4の歯11の軸方向長さ又は奥行きをベルの歯6のそれよりもわずかに、例えば、数十分の一ミリ程度だけ大きくすることによっても実行できる。
【0062】
従って、第1のプレート状要素19a及び第2のプレート状要素19bと結合されるブレーキバンド4の歯11に対して予め軸方向に荷重をかけることは、ベル2とブレーキバンド4との間の軸方向の拘束が一旦なされると、プレート状要素19a及び19bの第1の部分27a及び27bによって事実上完全に長期にわたって作用することになる。
【0063】
ブレーキディスク1を組立てるために、凹部9を画定する対向面10の一方を圧迫する第1のリム20aの内側面24aを配置するように、第1の連続物22の第1のプレート状要素19aの各々がブレーキバンド4の一方の側から対応する凹部9内に挿入される。
【0064】
次いで、ブレーキディスク1における接線方向の拘束を行うために、ベル2の放射状の歯6が各凹部9に挿入してベル2とブレーキバンド4との間の噛み合い結合14を形成し、凹部9を画定する対向面10の他方を圧迫する第1のリム20bの内側面24bを配置するように、第2の連続物23の各第2のプレート状要素19bを、ブレーキバンド4の反対側から対応する凹部9に挿入する。
【0065】
そして、第1のプレート状要素19a及び第2のプレート状要素19bが、ボルトアセンブリ32によってベルの各歯6に固定される。
【0066】
次に、図5から7を参照して、本発明に係るブレーキディスク40の他の実施形態について説明する。従って、ベル2とブレーキバンド4の軸方向の拘束をなす。
【0067】
ブレーキディスク40においては、ベル2とブレーキバンド4との間に挿入される挿入物は、実質的にU字状側面を有するプレート状要素41の円周状連続物によって構成され、各プレート状要素41は、ベース42と、実質的に互いに等しく、かつ湾曲部44a及び44bによってそれぞれベース42の対応する端部に接合される第1のリム43a及び第2のリム43bを備える。
【0068】
湾曲部44a及び44bは、それぞれ、第1のリム43a及び第2のリム43bを含む平面の外側に設けられ、両者ともベース42と対向する凹状面を有する。
【0069】
本実施形態においては、プレート状要素41は、ベース42が、作動時のブレーキバンド4の回転方向Rと反対方向に向かう面を有する歯11の面10を圧迫する内側面45を有するように、ブレーキバンド4の各歯11と結合され、ベース42は、ブレーキバンド4の歯11と隣接するベル2の第1の歯6aの面7を有する隙間と結合される外側面46を有する。
【0070】
ベース42は、好ましくは、歯11の面10を、実質的にその軸方向長さにわたって圧迫するように伸びている。
【0071】
歯11の2つの対向する面10のうちの他方、すなわち、該面をブレーキバンド4の回転方向Rに向けている面10は、挿入物が挿入されることなく、第1の歯6aに隣接し、かつブレーキバンド4の歯11に隣接する第2の歯6bを有する隙間と結合される。
【0072】
また、各歯11に対して、プレート状要素41の第1のリム43a及び第2のリム43bは、ベル2とブレーキバンド4の噛み合い結合14の対向面上に円周状に伸びている。
【0073】
特に、第1のリム43aは、歯11と接触するように、湾曲部44aから伸びる第1の部分48aと、ベル2の第2の歯6bと接触する第2の部分49aとを有する。
【0074】
同様に、第2のリム43bは、歯11と接触するように、湾曲部44bから伸びる第1の部分48bと、ベル2の第2の歯6bと接触する第2の部分49bとを有する。
【0075】
各プレート状要素41に対して、共にベル2の歯6と接触する、第1のリム43aの第2の部分49aと第2のリム43bの第2の部分49bは、歯6に形成された貫通孔15と位置合わせされる開口穴部50a及び50bをそれぞれ有する。
【0076】
ブレーキディスク40において、軸方向の拘束を実現するために、ボルトアセンブリ32がベルの各歯6に結合され、それによりプレート状要素41の対向する部分49a及び49bを歯6上に拘束することができ、従ってベル2とブレーキバンド4の軸方向の拘束がなされる。
【0077】
図7aに示す本発明の好適な実施形態によれば、ベル2の歯6の軸方向長さ又は奥行きは、ブレーキバンド4の歯11のそれよりもわずかに、例えば、数十分の一ミリ程度だけ大きく、また、ブレーキバンド4の歯11と結合されるプレート状要素41の第1の部分48a及び48bは、ベース42から離れて面するように、プレート状要素41の側部で凹状になるように湾曲されている。
【0078】
従って、ブレーキバンド4の各歯11は、それらと結合される各プレート状要素41の第1の部分48a及び48bによって予め軸方向に荷重がかけられる。
【0079】
ブレーキディスク40を組立てるために、各プレート状要素41は、2つのリム43a又は43bの一方を開口した状態で形成され、ベース42の内面が、作動中のブレーキバンド4の回転方向Rに対して反対方向に面している面を有する凹部を画定する2つの面10のうちの一方を圧迫して配置されるように、対応する凹部9内に挿入される。
【0080】
次いで、ベル2の放射状の歯6が各凹部9に挿入されてベル2とブレーキバンド4との間の噛み合い結合が形成され、さらに各プレート状要素41の開口したリム43a又は43bが、噛み合い結合の一方の側に配置されるように曲げられる。
【0081】
そして、プレート状要素41は、ボルトアセンブリ32によってベル2の各歯6に固定される。
【0082】
次に、図8から10を参照して、本発明に係る別のブレーキディスク60について説明する。
【0083】
ブレーキディスク60においては、ベル2とブレーキバンド4との間に挿入される挿入物は、各々が、ベル2の歯6の側面と実質的に相補的な側面を有する、実質的にコの字形のプレート状要素61の円周状連続物によって構成されており、かつベース65と、実質的に等しい2つのリム62a及び62bとを備え、各プレート状要素61は、各リム62a及び62bを、凹部9を画定する対向する面10のそれぞれ一つと接触させた状態で、対応する凹部9内に嵌合することができる。
【0084】
特に、ブレーキバンド4の各凹部9は、リム62a及び62bが、凹部9と噛み合うベル2の歯6の2つの対向する面7のうちの一方を有する隙間と各々が結合されている内側面63a及び63bと、凹部9を画定する隣接する2つの歯11a及び11bの2つの対向する面10のうちの一つと各々が接触している外側面64a及び64bとを有しているプレート状要素61と結合される。
【0085】
しかし、凹部9と結合された各プレート状要素61のベース65は、凹部9と噛み合うベル2の歯6の先端面8を有する隙間と結合される。
【0086】
好ましくは、リム62a及び62bの各々は、凹部9を画定する各面10の軸方向長さのほぼ全体にわたって伸びており、ベース65は、ベル2の各歯6の先端面8の軸方向長さのほぼ全てにわたって伸びている。
【0087】
ブレーキディスク60は、また、ブレーキディスク60の噛み合い結合14の一方の側で円周状連続物内に配置された第1の複数66のプレート68と、噛み合い結合14の反対側で円周状連続物内に配置された第2の複数67のプレート68とを有する。
【0088】
各プレート68は、隣接する2つの歯6の各穴部15と位置合わせされた2つの対向する穴部70を有し、また、第1の複数66のプレート68は、第2の複数67のプレート68と互い違いになっている。
【0089】
従って、ブレーキバンド4の各歯11は、第1の複数66又は第2の複数67の各プレート68によって、予め軸方向に荷重がかかる。
【0090】
図10aに示す本発明の好適な実施形態によれば、ベル2の歯6の軸方向長さ又は奥行きは、ブレーキバンド4の歯11のそれよりも、例えば、数十分の一ミリ程度、わずかに大きく、また、プレート68はベル2の隣接する2つの歯6にまたがって伸びており、第1の複数66又は第2の複数67の各プレート68は、その一部が、ベル2の隣接する歯6の間に挿入されたブレーキバンド4の歯11の対応する表面部分と接触するように、湾曲されている。
【0091】
ブレーキディスク60において軸方向の拘束を実施するために、第1の複数66及び第2の複数67の各プレート68は、ボルトアセンブリ32によって、ベル2の隣接する2つの歯6上で拘束される。
【0092】
ブレーキディスク60を組立てるために、各プレート状要素61は、リム62a及び62bの外側面64a及び64bが、凹部9を画定する隣接する2つの歯11の各対向面10と接触するように、対応する凹部9に挿入される。
【0093】
次いで、ベル2の放射状の歯6が各凹部9に挿入されて、ベル2とブレーキバンド4との間の噛み合い結合14が形成される。
【0094】
そして、第1の複数66及び第2の複数67のプレート68は、噛み合い結合14の各対向面上で、円周状に連続的に配置され、プレート68は、ボルトアセンブリ32によって、ベル2の各歯6に固定される。
【0095】
次に、本発明にかかるブレーキディスク80の他の実施形態について、図11を参照して説明する。
【0096】
本実施形態にかかるブレーキディスク80は、上述し、かつ図8から10に示すブレーキディスク60と、プレート状要素61が、各部分82によって互いに接合されてリング81を形成し、部分82の各々が隣接する2つのプレート状要素61に属する2つの対向するリム62の自由端部を結合している点が異なる。
【0097】
各部分82は、ブレーキバンド4の歯11の対応する先端面13を有する隙間と結合された面を有し、好ましくは、先端面13の軸方向長さの全体にわたって伸びている。
【0098】
本実施形態は、ベル2の歯6とブレーキバンド4の歯11との間に挿入された挿入物が、単一のパーツとして形成され、従ってブレーキディスク80の組立てが容易であるという利点を有する。
【0099】
次に、本発明に係るブレーキディスク90の他の実施形態について、図12から14を参照して説明する。
【0100】
ブレーキディスク90においては、ベル2とブレーキバンド4との間に挿入される挿入物は、図11に示すブレーキディスク80の場合に説明したようにリング81を形成するように接合されたプレート状要素61によって構成される。
【0101】
しかし、ベル2とブレーキバンド4の軸方向の拘束に対しては、ブレーキディスク90は、ベル2とブレーキバンド4の噛み合い結合14の対向面上に配置され、かつベル2の歯6に設けられた対応する穴部15と位置合わせされた円周状の穴部93を有する、2つの環状プレート91を有する。
【0102】
2つの環状プレート91は、各々がベル2の歯6と結合される、適当なリベット94によってベル2の歯6上に拘束される。
【0103】
次に、本発明に係るブレーキディスク100の他の好適な実施形態を、図15から18を参照して説明する。
【0104】
本実施形態のブレーキディスク100は、上述し、かつ図12から14に示すブレーキディスク90と、ベル2が、放射状の歯6を備えたベルの周縁部分と一体に形成された、または該周縁部分に溶接された環状バンド101を有するという点が異なる。
【0105】
ベル2の各歯6は軸方向の一端が閉じた穴部を有し、例えば「ファースト」タイプのリベット102によってベル2の歯6上に拘束された環状プレート91が、ベル2とブレーキバンド4との間の軸方向の拘束を実施するために設けられている。
【0106】
ブレーキディスク90に関する図14aに示す本発明の好適な実施形態、およびブレーキディスク100に関する図17aに示す本発明の好適な実施形態によれば、ベル2の歯6の軸方向長さまたは奥行きは、ブレーキバンド4の歯11のそれよりも、例えば、数十分の一ミリだけ、わずかに大きく、各環状プレート91は、図18に示すように、湾曲部103の、ブレーキバンド4の歯11の対応する面部との相互作用または接触によって、ブレーキバンド4の各歯11の軸方向に予め荷重をかけるための湾曲部103を有する。
【0107】
本発明に係るブレーキディスクにおいては、通常、ベルの放射状の歯と、ベルブレーキバンドとの間に挿入された挿入物との間の隙間を有する結合部が存在する。
【0108】
この結合部において、各凹部9に挿入された挿入物は、ブレーキバンド4の対応する2つの隣接する歯の2つの対向面10のうちの少なくとも一方を圧迫し、かつベル2の対応する歯6の2つの面7の少なくとも一方を有する隙間と結合されて、ブレーキバンド4の隣接する2つの歯11と共に噛み合い結合を形成する。
【0109】
特に、各歯11の各面10は、ブレーキディスク1の回転軸3を通って広がる各放射状平面内に存在し、対応する面10と面する各歯6の各面7は、対応する放射状平面と平行な各平面内に存在し、ベルの歯の対向する面の各対間の距離、およびブレーキバンドの歯の対向する面の各対間の間隔は、好ましくは、歯間に挿入された挿入物の厚みに、好ましくは隙間の半分を加えた厚みと等しい。
【0110】
さらに、以下に説明するように、各挿入物は、ブレーキバンド4の対応する2つの隣接する歯11の2つの対向する面10のうちの少なくとも一方を圧迫するように、あるいは該一方と接触するように、およびベル2の対応する歯6の2つの面7のうちの少なくとも一方を圧迫するように、あるいは該一方と接触するように、それぞれの凹部9に挿入して、ブレーキバンド4の隣接する2つの歯11と共に噛み合い結合を形成することができる。
【0111】
本発明に係るブレーキディスクの主要な利点は、挿入物が、制動作用によって伝達される荷重を、ベル及びブレーキバンド上にほぼ均一に配分することができ、従って、過剰な局所的応力により、比較的脆弱な材質のブレーキバンドにクラックや亀裂を発生させる見込みを大幅に低減するということである。
【0112】
本発明に係るブレーキディスクの別の利点は、製造するのが容易で費用がかからないということである。
【0113】
上述の説明においては、挿入物は、可塑的又は弾性的に変形可能な材質で形成されているものとして説明した。
【0114】
特に、「可塑的又は弾性的に変形可能な材質」とは、例えば、ブレーキバンドによって受けた制動作用のような荷重を受けた場合に、「弾塑的」又は弾性的に変形する材質を指す。
【0115】
この弾塑的又は弾性的変形は、全ての歯を、上述の荷重が均一又はほぼ均一に配分される作動状態にもっていくことができる、ベルの歯とブレーキバンドの歯との間の接続部のコンプライアンスの要素となる。
【0116】
特に、上記材質が弾塑的に変形した場合、最初に荷重がブレーキバンドに加わり、挿入物の少なくとも部分的恒久的な変形が引き起こされて、ベルの歯とブレーキバンドの歯との間の結合部の製造公差を一度だけ吸収する。そのため、ブレーキディスクに加わるその後の荷重は、全ての歯に対してほぼ均一に伝わる。
【0117】
上記材質が弾性的に変形する場合、挿入物の2つの使用状態を区別するのが適当である。
【0118】
予め荷重をかけることなく、ベルの歯とブレーキバンドの歯との間に挿入物が配置された場合、荷重がかかったときに、第1段階の間、歯間にある隙間は塞がれ、ブレーキバンドは、荷重を伝達することなくベルに対して回転する。歯間にある最少の隙間が塞がれ、そこにある挿入物の一部がベルの歯を圧迫することになった場合、荷重による弾性的変形を受け始めることになる。
【0119】
ブレーキバンドとベルの相対的回転が続いているときに、第2の挿入物の一部もベルの第2の歯を圧迫するようになる。このことは、全荷重が到達するまで、全ての歯が同時に作用するために圧迫するようになるまで、同様に継続する。圧迫するようになる第1の歯と最後の歯との間で、最初に圧迫するようになる挿入物の弾性的作用に対応し、かつ挿入物の弾性定数と最大公差との積に等しい荷重差(すなわち、ベルの歯とブレーキバンドの歯との間に形成される最大の隙間と、最少の隙間との差、あるいは、製造公差による差)がある。この荷重差は、小さくなっていき、小さい方は、歯の寸法の差と、(全ての歯が圧迫するときから)全荷重にするまで挿入物が受ける変形との比である。
【0120】
代替的に、例えば、挿入物は、予め荷重をかけることになる所定の接触(又は強制取付け)によってベルの歯とブレーキバンドの歯との間に取り付けられるので、挿入物は、予め荷重をかけた状態で、ベルの歯とブレーキバンドの歯との間に配置される。この場合、異なる歯間の荷重差は、対向する歯間の間隔の製造公差による異なる挿入物に予めかけた荷重の差によって示される。これらの予めかける荷重の最大差は、歯間に同時に存在する最大荷重差に対応する。正確には、この状態で、予め荷重がかけられるので、塞がれる隙間は対向する歯間にはなく、制動作用による荷重が加えられたときには、全ての挿入物が同時に同じ量だけ変形し、全てに同量だけ荷重が増加する。
換言すれば、予め最も荷重がかけられた歯は、単にその予めかけられた最大の荷重に等しい量だけ、最も荷重を受ける歯となる。全荷重と比較して、ほんの一部に過ぎない予めかける荷重のこの差は、ベルの歯及びブレーキバンドの歯への荷重の配分の均一性の唯一の不足となる。
【0121】
不確定な及び特定の要求を満たすために、当業者は、添付クレームによって定義された本発明の保護範囲を逸脱することなく、上述したブレーキディスクに対する他の機能的に同等の構成要素によって、構成要素の変更、調節及び置換を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係るブレーキディスクの一実施形態の分解斜視図。
【図2】
図1のブレーキディスクの正面図。
【図3】
図2の線III−IIIについての本発明のブレーキディスクの拡大断面図。
【図3a】
図3と同様な図。
【図4】
図1のブレーキディスクの詳細な斜視図。
【図5】
本発明に係るブレーキディスクの他の実施形態の分解斜視図。
【図6】
図5のブレーキディスクの正面図。
【図7】
図6の線VII−VIIについての本発明のブレーキディスクの拡大断面図。
【図7a】
図7と同様な図。
【図8】
本発明に係るブレーキディスクの別の実施形態の分解斜視図。
【図9】
図8のブレーキディスクの正面図。
【図10】
図9の線X−Xについての本発明のブレーキディスクの拡大断面図。
【図10a】
図10と同様な図。
【図11】
本発明に係るブレーキディスクの別の実施形態の分解斜視図。
【図12】
本発明に係るブレーキディスクの別の実施形態の分解斜視図。
【図13】
図12のブレーキディスクの正面図。
【図14】
図13の線XIV−XIVについての本発明のブレーキディスクの拡大断面図。
【図14a】
図14と同様な図。
【図15】
本発明に係るブレーキディスクの別の実施形態の分解斜視図。
【図16】
図15のブレーキディスクの正面図。
【図17】
図16の線XVII−XVIIについての本発明のブレーキディスクの拡大断面図。
【図17a】
図17と同様な図。
【図18】
図15のブレーキディスクの細部の一部の概略断面図。

Claims (33)

  1. 別々のパーツとして形成され、かつ接線方向及び軸方向の拘束力を用いて形づくった結合(14)によって噛み合う、回転軸(3)を有するベル(2)と、ブレーキバンド(4)とからなるブレーキディスク(1、40、60、80、90、100)であって、該ブレーキディスクが、制動作用により伝達される荷重がブレーキバンド(4)及びベル(2)上に実質的に均一に配分されることを保障するために、形づくった結合(14)中で可塑的又は弾性的に変形可能である少なくとも一つの挿入物(19、41、61、81)を具備することを特徴とするブレーキディスク。
  2. ベル(2)が、外面に形成され、かつ各々が軸方向の穴部(15)を有する複数の放射状の歯(6)を有し、ブレーキバンド(4)が、その内面に沿って形成され、かつその数がベル(2)の放射状の歯(6)の数と等しい、複数の放射状の歯(11)及び該歯(11)間の対応する凹部(9)を有し、接線方向の拘束力が、少なくとも一つの挿入物(19、41、61、81)のブレーキバンド(4)の凹部(9)内への挿入後の、ベル(2)の放射状の歯(6)とブレーキバンド(4)の放射状の歯(11)との間の噛み合い結合(14)によってなされることを特徴とする請求項1に記載のブレーキディスク(1、40、60、80、90、100)。
  3. ベル(2)の各歯(6)が、先端面(8)によって連結された2つの対向する放射状の面(7)を具備し、ブレーキバンド(4)の各歯(11)が、先端面(13)によって連結された2つの対向する放射状の面(10)を具備し、一対の隣接する歯(11)の対向する面(10)が対応する凹部(9)の両側面を画定することを特徴とする請求項2に記載のブレーキディスク(1、40、60、80、90、100)。
  4. 凹部(9)のそれぞれにおいて、少なくとも一つの挿入物(19、41、61、81)が、ブレーキバンド(4)の2つの対応する隣接する歯(11)の2つの対向する面(10)のうちの少なくとも一つを圧迫し、かつブレーキバンド(4)の2つの隣接する歯(11)で噛み合い結合を形成する、ベル(2)の対応する歯(6)の2つの面(7)のうちの少なくとも一つを有する隙間と結合されていることを特徴とする請求項3に記載のブレーキディスク(1、40、60、80、90、100)。
  5. 凹部(9)のそれぞれにおいて、少なくとも一つの挿入物(19、41、61、81)が、ブレーキバンド(4)の2つの対応する隣接する歯(11)の2つの対向する面(10)のうちの少なくとも一つを圧迫し、または該一つと接触し、かつブレーキバンド(4)の2つの隣接する歯(11)で噛み合い結合を形成する、ベル(2)の対応する歯(6)の2つの面(7)のうちの少なくとも一つを圧迫し、または該一つと接触することを特徴とする請求項3に記載のブレーキディスク(1、40、60、80、90、100)。
  6. 少なくとも一つの挿入物(19)が、第1のプレート状要素(19a)の第1の円周状連続物(22)と、第2のプレート状要素(19b)の第2の円周状連続物(23)とからなり、該円周状連続物(22、23)が、2つの対向するプレート状要素、すなわち、第1のプレート状要素(19a)と第2のプレート状要素(19b)とがブレーキバンド(4)の各歯(11)と結合するように、噛み合い結合(14)の対向する面上に配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のブレーキディスク(1)。
  7. 各第1又は第2のプレート状要素(19a、19b)が、実質的にL字状であり、かつ第1のリム(20a、20b)と、第2のリム(21a、21b)とを具備し、リム(20a、20b、21a、21b)が、第2のリム(21a、21b)を含み、かつ第1のリム(20a、20b)の方を向いている凹状面を有する面の外側で、湾曲部(26a、26b)によって互いに結合されていることを特徴とする請求項6に記載のブレーキディスク(1)。
  8. ブレーキバンド(4)の歯(11)と結合する、対向する第1及び第2のプレート状要素(19a、19b)の各対に対して、第1のプレート状要素(19a)の第1のリム(20a)が、歯(11)の対向する2つの面(10)のうちの一方を圧迫する内面(24a)と、ブレーキバンド(4)の歯(11)と隣接するベル(2)の第1の歯(6a)の側面(7)を有する隙間と結合する外面(25a)とを有し、対向する第2のプレート状要素(19b)の第2のリム(20b)が、ブレーキバンド(4)の歯(11)の2つの面(10)のうちの他方を圧迫する内面(24b)と、第1の歯(6a)と隣接し、かつブレーキバンド(4)の歯(11)と隣接するベル(2)の第2の歯(6b)の側面(7)を有する隙間と結合する外面(25b)とを有することを特徴とする請求項7に記載のブレーキディスク(1)。
  9. 対向する第1及び第2のプレート状要素(19a、19b)の各対の第1のリム(20a、20b)が、ブレーキバンド(4)の歯(11)の対向する面(10)を圧迫するように、実質的にその軸方向長さにわたって伸びていることを特徴とする請求項8に記載のブレーキディスク(1)。
  10. ブレーキバンド(4)の歯(11)と結合する、対向する第1及び第2のプレート状要素(19a、19b)の各対に対して、第1のプレート状要素(19a)の第2のリム(21a)が、噛み合い結合(14)の一面上の周囲に伸び、対向する第2のプレート状要素(19b)の第2のリム(21b)が、第1のプレート状要素(19a)の第2のリム(21a)と反対方向に、噛み合い結合(14)の対向する面上の周囲に伸びていることを特徴とする請求項8又は9に記載のブレーキディスク(1)。
  11. ブレーキバンド(4)の歯(11)と結合する、対向する第1及び第2のプレート状要素(19a、19b)の各対に対して、第1のプレート状要素(19a)の第2のリム(21a)が、ブレーキバンド(4)の歯(11)と接触するように湾曲部(26a)から伸びている第1の部分(27a)と、ベル(2)の第1及び第2の歯(6a、6b)のうちの一方と接触している第2の部分(28a)とを具備し、対向するプレート状要素(19b)の第2のリム(21b)が、ブレーキバンド(4)の歯(11)と接触するように湾曲部(26b)から伸びている第1の部分(27b)と、ベル(2)の第1及び第2の歯(6a、6b)のうちの他方と接触している第2の部分(28b)とを具備することを特徴とする請求項10に記載のブレーキディスク(1)。
  12. ベル(2)の歯(6)の軸方向長さ又は奥行きが、ブレーキバンド(4)の歯(11)の軸方向長さ又は奥行きよりも大きく、ブレーキバンド(4)の歯(11)と結合する、対向する第1及び第2のプレート状要素(19a、19b)の各対に対して、第1の部分(27a、27b)が、第1のリム(20a、20b)から離れて面している凹状面を有するように湾曲しており、かつブレーキバンド(4)のそれぞれ対応する表面部分と接触していることを特徴とする請求項10に記載のブレーキディスク(1)。
  13. 第1及び第2の連続物(22、23)の第1及び第2のプレート状要素(19a、19b)の各々が、第2のリム(21a、21b)の第2の部分(28a、28b)内に形成された穴部(29a、29b)を有し、穴部(29a、29b)が、ベル(2)の各歯(6)に対して、ブレーキバンド(4)の2つの隣接する歯(11)と結合する、第1のプレート状要素(19a)に属し、かつ第2のプレート状要素(19b)に属する対向する穴部(29a、29b)の対がそれぞれ、歯(6)内で軸方向に形成された貫通孔(15)と結合されかつ位置合わせされるように配置されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のブレーキディスク(1)。
  14. ベル(2)とブレーキバンド(4)との間の軸方向の拘束が、ベル(2)の歯(6)内の穴部(15)を通って伸びる固定手段(32、94、102)と第1及び第2のプレート状要素(19a、19b)の対向する穴部(29a、29b)とによる、ベル(2)の歯(6)上での第1及び第2のプレート状要素(19a、19b)の拘束によってなされることを特徴とする請求項13に記載のブレーキディスク(1)。
  15. 少なくとも一つの挿入物(19、41、61、81)が、、実質的にU字状の円周状連続物と、プレート状要素(41)とからなり、各プレート状要素(41)が、ブレーキバンド(4)のそれぞれの歯(11)と結合され、かつベース(42)と、互いに対向して配置された第1のリム(43a)及び第2のリム(43b)とを具備し、リム(43a、43b)が、第1及び第2のリム(43a、43b)を含み、かつベース(42)の方を向いている凹状面を有するそれぞれの面の外側で、各湾曲部(44a、44b)によってベース(42)に結合されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のブレーキディスク(40)。
  16. ブレーキバンド(4)の歯(11)と結合される各プレート状要素(41)に対して、ベース(42)が、その表面を使用時のブレーキバンド(4)の回転方向(R)と反対方向に向けている、歯(11)の面(10)を圧迫する内面(45)と、ブレーキバンド(4)の歯(11)と隣接するベル(2)の第1の歯(6a)を有する隙間と結合された外面(46)とを有し、第1及び第2のリム(43a、43b)が噛み合い結合(14)の対向面上に円周状に伸びていることを特徴とする請求項15に記載のブレーキディスク(40)。
  17. ブレーキバンド(4)の歯(11)と結合される各プレート状要素(41)に対して、第1及び第2のリム(43a、43b)の各々が、ブレーキバンド(4)の歯(11)と接触した各湾曲部(44a、44b)から伸びている第1の部分(48a、48b)と、第1の歯(6a)と隣接し、かつブレーキバンド(4)の歯(11)と隣接している、ベル(2)の第2の歯(6b)と接触している第2の部分(49a、49b)とを有していることを特徴とする請求項16に記載のブレーキディスク(40)。
  18. ベル(2)の歯(6)の軸方向長さ又は奥行きが、ブレーキバンド(4)の歯(11)の軸方向長さ又は奥行きよりも大きく、ブレーキバンド(4)の歯(11)と結合する、各プレート状要素(41)に対して、第1の部分(48a、48b)が、ベース(42)から離れて面している凹状面を有するように湾曲しており、かつブレーキバンド(4)の歯(11)のそれぞれ対応する表面部分と接触していることを特徴とする請求項17に記載のブレーキディスク(40)。
  19. ブレーキバンド(4)の歯(11)と結合する、各プレート状要素(41)に対して、第1及び第2のリム(43a、43b)の各々の第2の端部が、穴部(50a、50b)を有し、穴部(50a、50b)が、互いに対向して配置され、かつベル(2)の第2の歯(6b)内に軸方向に形成された貫通孔(15)と位置合わせされていることを特徴とする請求項17又は18に記載のブレーキディスク(40)。
  20. ベル(2)とブレーキバンド(4)との間の軸方向の拘束が、ベル(2)の歯(6)内の穴部(15)を通って伸びる固定手段(32、94、102)とプレート状要素(41)の対向する穴部(50a、50b)とによる、ベル(2)の歯(6)上でのプレート状要素(41)の拘束によってなされることを特徴とする請求項19に記載のブレーキディスク(40)。
  21. 少なくとも一つの挿入物(19、41、61、81)が、、ベル(2)の歯(6)の側面と実質的に相補的な側面を有するプレート状要素(61)からなる円周状連続物からなり、各プレート状要素(61)が、ブレーキバンド(4)のそれぞれの凹部(9)と結合され、かつその対向端部において2つの対向するリム(62a、62b)と結合されているベース(65)を具備することを特徴とする請求項4又は5に記載のブレーキディスク(60)。
  22. ブレーキバンド(4)の凹部(9)と結合されるプレート状要素(61)の対向するリム(62a、62b)の各々が、凹部(9)と噛み合う、ベル(2)の歯(6)の対向する面(7)の一方を有する隙間と結合される内面(63a、63b)と、凹部(9)の対向する面(10)の一方を圧迫する外面(64a、64b)とを有することを特徴とする請求項21に記載のブレーキディスク(60)。
  23. ブレーキバンド(4)の凹部(9)と結合されるプレート状要素(61)の各ベース(65)が、凹部(9)と噛み合う、ベル(2)の歯(6)の先端面(8)を有する隙間と結合されることを特徴とする請求項22に記載のブレーキディスク(60)。
  24. プレート状要素(61)の対向するリム(62a、62b)が、ブレーキバンド(4)の歯(11)の面(10)の軸方向長さに実質的にわたって伸びており、プレート状要素(61)のベース(65)が、ベル(2)の歯(6)の先端面(8)の軸方向長さにわたって伸びていることを特徴とする請求項23に記載のブレーキディスク(60)。
  25. それぞれの部分(82)によってリング(81)を形成するようにプレート状要素(61)が一緒に結合されており、各部分(82)が、隣接する2つのプレート状要素(61)に属する、対向する2つのリム(62)の自由端部を結合していることを特徴とする請求項24に記載のブレーキディスク(80、90、100)。
  26. 各部分(82)が、ブレーキバンド(4)の各歯(11)の先端面(13)を有する隙間と結合される面を有することを特徴とする請求項25に記載のブレーキディスク(80、90、100)。
  27. ベル(2)とブレーキバンド(4)との軸方向の拘束が、噛み合い結合(14)の一方の面上の円周状連続物に配置された第1の複数(66)のプレート(68)と、噛み合い結合(14)の対向する面上の円周状連続物に配置された第2の複数(67)のプレート(68)とによってなされ、代替的に、第1の複数(66)のプレート(68)の場合、第1及び第2の複数(66、67)の各プレート(68)が、固定手段(32、94、102)によってベル(2)の隣接する2つの歯(6)上に拘束されることを特徴とする請求項23から26のいずれか1項に記載のブレーキディスク(60、80)。
  28. ベル(2)の歯(6)の軸方向長さ又は奥行きが、ブレーキバンド(4)の歯(11)の軸方向長さ又は奥行きよりも大きく、第1の複数(66)及び第2の複数(67)の各プレート(68)が、プレート状要素(61)の対向するリム(62a、62b)から離れて面している凹状面を有するように湾曲しており、かつブレーキバンド(4)の各歯(11)の表面部分と接触していることを特徴とする請求項27に記載のブレーキディスク(60、80)。
  29. ベル(2)とブレーキバンド(4)との軸方向の拘束が、噛み合い結合(14)の一方の面上に配置された少なくとも一つの環状プレート(91)によってなされ、少なくとも一つの環状プレート(91)が、各々がベル(2)の歯(6)の対応する穴部(15)と位置合わせされた複数の穴部(93)を有し、かつ歯(6)の穴部(15)と少なくとも一つの環状プレート(91)の穴部(93)とを通って伸びる固定手段(32、94、102)によってベル(2)の歯(6)上に拘束されることを特徴とする請求項25又は26に記載のブレーキディスク(90)。
  30. 噛み合い結合(14)の対向するの面上に配置された2つの環状プレート(91)を具備することを特徴とする請求項29に記載のブレーキディスク(90)。
  31. ベル(2)とブレーキバンド(4)との軸方向の拘束が、噛み合い結合(14)の一方の面上に配置された少なくとも一つの環状プレート(91)と噛み合い結合(14)の対向する面上に配置された環状バンド(101)とによってなされ、環状バンド(101)が、放射状の歯(6)を具備する、ベル(2)の周縁部の領域において、ベル(2)と一体に形成され、あるいはベル(2)に溶接されていることを特徴とする請求項29に記載のブレーキディスク(100)。
  32. ベル(2)の歯(6)の軸方向長さ又は奥行きが、ブレーキバンド(4)の歯(11)の軸方向長さ又は奥行きよりも大きく、少なくとも一つの環状プレート(91)が湾曲部(103)を有し、各湾曲部(103)が、ブレーキバンド(4)の歯(11)の対応する表面部分と接触していることを特徴とする請求項29から31のいずれか1項に記載のブレーキディスク(90、100)。
  33. 固定手段(32、94、102)が、ボルトアセンブリ(32)とリベット(94、102)とからなる群から選択されることを特徴とする請求項14から32のいずれか1項に記載のブレーキディスク(1、40、60、80、90、100)。
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