JP2004522301A - スライド枠体 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、航空機用スライド枠体であって、電子ユニットを収納するためのひとつまたは複数の並置されたスライド引出しを備えた一段または複数段の列をなしており、前記スライド引出しは電子ユニットをそれぞれ独立的に押し入れ、または引き出すことができるように取り付けられている、ことを特徴とする航空機用スライド枠体に関する。
【背景技術】
【0002】
スライド引出しに対してそれぞれ第1の電気式ピン・ソケット式コネクタは、該第1コネクタと電子ユニットの対応する第2のピン・ソケット式コネクタとの共同作用が、該電子ユニットを前記スライド引出しに押し入れることのみにより実現できるように、配置されている。
【0003】
このような形式のスライド枠体は、例えばコックピットの下側の航空機のいわゆるE/E区域に設けられており、また電子ユニット(いわゆるLRU,ライン交換ユニット)の収納に用いられる。これらの電子ユニットおよびスライド枠体については、いくつかの仕様書が存在する(例えばARINC, Lufthansa Technik XXLなど)。トレイと呼ばれるL形状の部材に第1電気式ピン・ソケット式コネクタを設けることは公知であり、該トレイは底部材および背部材から形成されている。第1ピン・ソケット式コネクタは、背壁にはめ込まれたアダプタの部品である。トレイは、スライド枠体のスライド引出しの底部材と結合されて使用される。アダプタの背面は、対応する接続回線と接続されている。トレイの内部つまりL形状の直方体容積は、電子ユニットを収納する構造となっている。該容積の背面には、対応する第2のピン・ソケット式コネクタが装着される。第1ピン・ソケット式コネクタは、電子ユニットをスライド引出しに押し入れることのみによって、つまり追加的な手技を要することなく、電子的接続が実現されるように配置されている。この方法により、できるかぎり迅速な電子ユニットの交換が可能となる。電子ユニットは、固定装置(いわゆるホールドダウン)によりスライド枠体に保持される。トレイを個別の部材として構成することにより、トレイをアダプタと共にスライド枠体から分離して、トレイを他の部材と交換することが可能となる。これは、例えばアダプタが故障した場合などに、必要となり得る。
【0004】
固定された全体サイズを持つスライド枠体は、例えば米国特許第2,871,457号および米国特許第5,441,337号から公知である。これらの公知のスライド枠体においては、複数の電子ユニットが使用できるが、該ユニットは異なる高さまたは幅の寸法を有し得る。種々の寸法へ適合させるために、スライド枠体の内部区分を変更することができる。外部寸法の適合は想定されていない。
【0005】
さらに、固定幅を持つ引出しを挿入できるスライド枠体が公知である(例えば米国特許第5,441,337号)。この場合には、19インチが通常の幅である(いわゆる19インチ・ラック)。そのようなスライド枠体用引出しも、それに応じて、通常19インチの固定幅を有する。19インチ・ラック用引出しは、例えば米国特許第4,014,598号、欧州特許公報第0 560 067号、およびドイツ特許公報第3409022号から公知である。これらの引出しでは、電子基板を収納するために、簡便なレールが設けられている。これらのいわゆる19インチ・システムには、それらが区分に関する応用性を内部についてしか有しないという欠点がある。外部寸法はラック自体により決定されるため、後から変更または適合させることはできない。米国特許第5,441,337号に記載されたように、19インチ・ラックが個別要素から構成された場合でも、組み立てた状態で各要素を交換することは想定されていない。したがって、異なる取付け状態への適合は不可能あるいは極めてむずかしい。
【0006】
引出しの挿入時に自動的に電気式ピン・ソケット式コネクタが構成される引出しを収納するためのハウジング・システムは、既に公知とみなされている(米国特許第4,977,532号および米国特許第4,967,311号)。しかし、それらの寸法も固定である。したがって、異なる取付け状態への適合は不可能である。
【0007】
それゆえ、公知のスライド枠体は、本質的に航空機タイプのそれぞれの取付け状態に応じて設計されなければならない。そのため、それぞれ異なる航空機タイプに対して固有のスライド枠体も必要とされる。それは、製造および保管に関してコスト高となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、冒頭に述べた形式のスライド枠体を製造するための費用が低減される、および/または維持すべき部品数が低減される汎用システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明はこの目的のために、基本的に平坦な枠部材、つまり底面部材、天板部材、側面部材および背面部材と第1の電気式ピン・ソケット式コネクタとからなる部材一式を提案するが、該部材を結合させて第2の電気式ピン・ソケット式コネクタを備えた電子ユニットを独立的に押し入れる、あるいは引き出すためのスライド引出しとすることにより、複数の上下または横に位置するスライド引出しが統一的なスライド枠体を形成し、前記スライド引出しに対して第1電気式ピン・ソケット式コネクタのそれぞれは、第1ピン・ソケット式コネクタと電子ユニットの第2ピン・ソケット式コネクタとの共同作用が電子ユニットをスライド引出しへ押し入れることのみにより実現できるように、配置されており、さらに本発明にしたがって、枠部材は任意に連結可能に構成されるため、一体的なスライド枠体は上下および横に配置された任意の個数のスライド引出しを有しており、また背面部材はそれぞれひとつまたは複数の第1ピン・ソケット式コネクタと接続すべく構成されている。
【0010】
まず、用いられた用語のいくつかについて説明する。
【0011】
電子ユニットと(電子)引出しの用語は、同義に用いられる。
【0012】
部材一式とは、それらを用いて本発明に基づくスライド枠体を形成することができる基本的に一定数の部材である。この意味において完全ではない部材一式も、その本発明に基づく使用が確定されるならば、本発明により包括される。「上下に位置する」および「横に位置する」という文言は、スライド枠体が少なくとも2列の(水平)スライド引出しを含まなければならない、あるいは各列が少なくとも2個のスライド引出しを有しなければならないと、理解すべきではない。本発明には、例えば一列だけのスライド引出し(いわゆる棚)を有するスライド枠体も含まれる。一般に本発明の対象は、少なくとも2列、好適には少なくとも3列の互いに結合できるスライド引出しを有するスライド枠体である。「上下に位置する」および「横に位置する」という用語が意味するのは、スライド枠体が一般に行と列からなるマトリックス状構造を有することである。
【0013】
一体的なスライド枠体とは、枠部材全体がスライド枠体と結合しており、また航空機において現れる負荷要件に対応しているスライド枠体である。したがって、スライド枠体全体は完全挿入状態においても、例えば最大10gの加速度に問題なく耐久できなければならない。
【0014】
電子ユニットの「独立的な押し入れおよび引き出し」のためのスライド引出しの取付けとは、電子ユニットの交換がスライド枠体および/または押し込まれた電子ユニットへの影響または損耗なしに実現できることを意味する。これは必然的に、電子ユニットまたはその部材がスライド枠体の部品ではあり得ないことを意味する。それによってのみ、任意の電子ユニットの迅速かつ独立した交換が保証されるのである。
【0015】
スライド引出しに挿入された電子ユニットへの給電および電子ユニットからの、また電子ユニットへの信号伝達は、それぞれ互いに共同作用を果たすために取り付けられた第1および第2のピン・ソケット式コネクタにより行われる。第2ピン・ソケット式コネクタは電子ユニットに設置されるが、第1ピン・ソケット式コネクタは背面で対応する電源回線および/または信号回線と接続されている。互いに対応する第1および第2ピン・ソケット式コネクタの共同作用がスライド引出しへの電子ユニットの挿入のみにより実現可能であるという特徴は、挿入時に追加的な手技を要さずに、電気的接触が自動的に達成されることを意味する。これは例えば、第2ピン・ソケット式コネクタがスライド方向に対向するコネクタ開口部によりスライド引出しに対して空間的に固定されていることにより、実現することができる。この空間的な固定により、押込みにより第2ピン・ソケット式コネクタに作用する力に対して十分に対抗することができる。好適には、ピン・ソケット式コネクタはこの抵抗が僅少(挿入力が低い、またはゼロ)であるように、形成されている。好適には、ピン・ソケット式コネクタは押込みを容易にする共同作用をなす案内面を有する。
【0016】
「基本的に平坦」とは、枠部材が平均的に一つの三次元方向の寸法に対し残りの二つの三次元方向の寸法が少なくとも3倍、好適には少なくとも5倍、さらに好適には少なくとも7倍大きいことを意味する。その際に、枠部材の具体的な形状は問題とされない。側面部および/または背面部については、上記の係数は好適には少なくとも10、さらに好適には少なくとも20とされる。特に従来技術のL形状トレイは、上記の意味において平坦ではない。平坦な枠部材は、例えば保管の場合に有利である。
【0017】
枠部材の幅がそれぞれスライド引出しの幅に合致するという特徴は、枠部材の幅が対応するスライド引出しの幅に厳密に等しいと理解すべきではない。この特徴は、枠部材がそれらの幅において基本的にそれぞれ2個以上のスライド引出しを超えて突き出ないことを意味するにすぎない。
【発明の効果】
【0018】
本発明の好適な特徴に基づいて、背面部の少なくともひとつの部品の高さはそれぞれスライド引出しの高さに合致し、また背面部はひとつまたは複数の対応する第1ピン・ソケット式コネクタと接続できるようになっている。これにより、第1ピン・ソケット式コネクタは作動状態において中間部材を要さずにスライド枠体と接続できる。これは従来技術に比べて、L形状トレイなどの別個の中間部材を用いなくてもよいことを意味する。スライド枠体と第1電気式ピン・ソケット式コネクタとの間の別個の中間部材は従来技術では不可欠であり、それにより個々の第1ピン・ソケット式コネクタがスライド枠体から独立して交換できる。この交換可能性は、本発明においてはそれぞれのスライド引出しに合致した背面部の高さから得られる。
【0019】
本発明は、それらの幅がそれぞれ最小サイズのユニットつまりスライド引出しに適合したそれぞれ一列のスライド引出しに分解することにより、応用性の向上と共に部品数の減少が保証されることを着目してなされたものである。特に、列あたりのそれぞれ所望個数の並置されたスライド引出しを有する、および/またはそれぞれ任意の幅の列を有するスライド枠体が形成できる。本発明にしたがって、列あたりそれぞれ任意の個数の並置されたスライド引出しを有する任意の列数からなるスライド枠体の形成が可能である。これにより、結果としてその幅および高さがそれぞれの条件に対して個別に適合できるモジュール構造のスライド枠体が得られる。第1ピン・ソケット式コネクタを交換するためには、スライド引出しに対応する背面部を他の第1ピン・ソケット式コネクタから独立して取り外すだけでよい。本発明に基づいて、当該枠部材の製造および保管のためのコストが低減される。それに比べて、従来技術ではそれぞれの航空機タイプに対して、また各航空機タイプについてそれぞれの設置場所に対して適合した多数の部品を設けなければならない。ひとつの航空機タイプおよび固有の設置場所に対して設置された部品は、通常は別の設置場所にも、あるいは他の航空機タイプに対しても全く使用することができない。
【0020】
本発明に基づくスライド枠体の形成のために保管すべき種々の部品数の減少は、一定の高さおよび深さの枠部材に対して、基本的にスライド引出しの所望幅の数に合致した種類数の底面部材、天板部材および背面部材としばしば単一の種類の側面部材のみを準備すればよいことにより達成される。
【0021】
この前提となる認識は、電子ユニットの幅は国際的航空運行において標準化されていることである。標準化幅はATRと呼ばれるモジュールAを有するシステムに基づくが、該モジュールは基本モジュールaに基づくより精細なパターン(通常はMCUと呼ばれる)に区分されており、モジュールAはaの整数的倍数である。これらの単位はそれぞれ厳密には確定されておらず、一定の変動幅内にある。しかも、ATR/MCU目盛りは線形ではない。電子ユニットの高さは概して確定されているが、標準高さを上回る、または下回る高さを持つ引出しも使用されている。幅と同様に、それぞれの高さに対してモジュールおよび基本モジュールに基づくシステムが適用される。引出しの深さは概して確定されているが、逸脱した深さもある。本発明は、単一の高さおよび/または幅を持つ電子ユニットに限定されてはいない。大きな幅のスライド枠体の合理的な製造を可能とするために、大きな幅の枠部材も付加的に使用できる。整数的な倍数とは、任意の自然数と数字1と理解される。
【0022】
したがって、好適には枠部材はスライド引出しの幅および/または高さがモジュールAの整数的な倍数である寸法を有するのであり、またそれらの寸法が基本モジュールaとその整数的な倍数だけ異なる追加的な枠部材が使用されており、この場合にモジュールAは基本モジュールaの整数的な倍数である。実証済みのシステムでは、Aは8xaに等しく、この場合にAはおよそ10.1インチに相当するおよそ256mmの距離を意味する。
好適には、枠部材は互いに着脱可能に結合されている。つまり、それらは枠部材に影響せずに再分離でき、さらに例えば枠部材のクリーニングなどを必要としない結合方式である。これは、例えばねじ結合を用いて達成できる。それに対して、接着結合はこの有利な実施形態には含まれない。枠部材の結合が分離可能であれば、スライド枠体を分解して、別の場所に取り付けることができる。一般的に述べるならば、変化する空間的条件に対していつでも適合させることが可能である。
【0023】
本発明のさらに有利な構成は、スライド枠体に挿入された電子ユニットの冷却媒体流特に冷却空気流による冷却に関する。以下に冷却空気が対象となる場合には、この概念とは異なる流体特に気体状冷却媒体も包括されることになる。それにしたがって、有利にはスライド枠体を形成する枠部材に完全に組み込まれた冷却空気室が設けられるが、該空気室はスライド引出しに内部空間に向けられたそれぞれひとつまたは複数の冷却空気開口部を有する。スライド枠体を形成する枠部材に冷却空気室を完全に組み込んだゆえに、スライド枠体内部には別途の冷却空気配管は不要である。合理的には、冷却空気室は対応する冷却媒体源と接続している冷却空気配管との接続のために配置されている。
【0024】
特に有利なのは、冷却空気室の平坦な延伸が対応するスライド引出しのほぼ寸法に合致することである。この実施形態は、スライド枠体のモジュール性という基本構想に合致する。したがって、例えばひとつのスライド引出しを取り外しても、それによって他のスライド引出しの冷却が阻害されないことが可能となる。これは、冷却空気室が2つまたは複数のスライド引出し上に延びており、そのためひとつのスライド引出しの取り外しにより隣接するスライド引出しへの冷却空気の供給が中断され得る場合であろう。合理的には、冷却空気室は各枠部材にそれぞれ組み込まれている。この際に好適なのは、底面部材および/または天板部材である。
【0025】
有利には、スライド引出しに対して冷却空気供給のための少なくともひとつの挿入開口部のほかに、排気吸引のための少なくともひとつの吸引開口部も係合し、それにより冷却にとって不利となる加熱された冷却媒体がスライド枠体区域に留まることが阻止される。合理的には、排気室は排気配管との接続のために構成されており、該配管は負圧生成装置と接続している。排気室は吸引開口部を備えた冷却空気室を形成し、また吸気室は対応的に挿入開口部を備えた冷却空気室を形成している。吸気および排気用配管は閉鎖回路内で結合されており、該回路は航空機に設置されている冷却システムに接続することができる。例示的に使用可能な冷却形態は、冷却空気回路の一部が飛行運転中に低温の航空機外壁板に沿って敷設されることにある。
【0026】
有利には、それぞれのスライド引出しに関連する圧縮および吸引開口部が互いに対抗して、例えば均等に向けられた冷却媒体流を実現するために対応する底面部材および天板部材に配置される。
【0027】
好適には、冷却空気開口部に対して冷却空気流量を制御するための制御板(計量板)が設けられる。合理的には、制御板は対応する冷却空気室およびスライド引出しの内部に向かうその開口部と密閉的に結合される。制御板は制御装置を備えている。該装置は、例えば制御板において一定の直径を持つ孔とすることができる。この場合には、吸気室全体は統一的な十分に高い圧力を供給することができる。スライド引出しに対してそれぞれ所望の冷却空気流量は、該当する制御板により個別に調整できる。そのために有利には閉鎖要素、例えば制御板に設けられた制御孔(これらの制御孔は挿入されたLRUのハウジング内の対応する冷却媒体孔と通常は同列とすべきである)を各条件に応じた数だけ閉鎖および開放するために機能するゴム栓が設けられる。それにより、異なる制御孔数を持つ制御板をそれぞれ準備する必要がなくなるため、部品数の減少を図ることができる。
【0028】
好適には、スライド引出しの互いに対向する2つの吸気および排気開口部に対して、互いに対応する制御板が設けられる。これは、調整された均等な冷却空気流を生成するために役立つ。
【0029】
好適には、材料として炭素繊維が使用される。炭素繊維には、極めて高い剛性と驚異的な軽さを併せ持つという長所がある。両方の特性は、航空部門において求められる要件に対して有利である。剛性は本発明に基づく構成部品においては特に重要である、というのは該材料から製造されたスライド枠体は例えば乱流での高い負荷時にも収納されている電子ユニットを確実に保持しなければならないからである。電子ユニットの僅かな動きですら、接触不良を、したがって該当システムの故障を惹起する恐れがある。さらに電子ユニットが部分的に相当な重量を有することを考慮するならば、構造部品が十分に高い剛性を有することはそれだけ重要となる。したがって、炭素繊維は好適な材料である。その上、炭素繊維は導電性を持たず、さらに非磁性でもあるという長所を有する。後者は、特にナビゲーション装置、とりわけ遠隔コンパス装置にとって重要である。
【0030】
特許請求項1ないし14は、本発明に基づく構造部品一式に関する。これらの請求項において組み立てられた状態のスライド枠体に関係する技術的特徴が含まれているかぎり、該特徴が構造部品一式の規定に基づく組立てにしたがって生じる場合には構造部品一式が該特徴を充足する。さらに、本発明の対象は本発明に基づく構造部品一式の組立てにより得られるスライド枠体である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本発明は、添付図面に関連する有利な実施例に基づいて、以下に説明される。
【0032】
図1に示されたスライド枠体は、単一のスライド引出しからなり、またひとつの底面部材1、ひとつの天板部材2、2つの側面部材3a,3bおよびひとつの背面部材4から構成される。これらの枠部材1,2,3,4は、ねじ5により着脱可能に互いに結合されている。互いに結合された枠部材1,2,3,4はスライド引出しを形成し、この引出しに前面から標準幅1/2ATR(4MCU)の電子ユニットが挿入できる。背壁4は適切な個所に開口6を有するが、この開口は電気式アダプタを収納する構成となっている。はめ込まれたアダプタは、背壁4に固定される。背壁4の前面つまりスライド引出しに向いた面では、図示されていないアダプタが第1の電気式ピン・ソケット式コネクタを構成する。スライド引出しに挿入すべき電子ユニットは、適切な個所に第2の電気式ピン・ソケット式コネクタを有する。引出しの挿入時に第2ピン・ソケット式コネクタが第1ピン・ソケット式コネクタ内に案内されるため、両ピン・ソケット式コネクタは挿入状態において電気的に接続されている。アダプタはそのスライド引出しとは反対側に別の電気式ピン・ソケット式コネクタを構成するが、このコネクタは電源回線および/または信号回線と接続された対応するピン・ソケット式コネクタと共同作用を行う。
【0033】
挿入された引出しは基本的にスライド引出しの幅の唇状板7により固定されるが、該板は図1に示された固定状態ではスライド引出しの下面を超えて上方へ突き出るため、挿入方向に対して逆行する引出しの動きは唇状板7のストッパにより阻止される。唇状板7は、2本のねじ8により固定される。固定を解除するためにはねじ8を緩めた後に、唇状板7を下方へ倒すことができる。この開放状態において、唇状板7およびねじ8は紛失しないようにスライド枠体で保持される。前記構造特に平坦な支持唇状板7の使用により、従来技術に比べて低減された組立て深さが実現される(図3,5参照)。固定装置7,8はそれ以上には突き出さないため、全体として所要スペースが低減される。
【0034】
枠部材特に側面部材3a,3bおよび背面部材4は取付け用開口9を有する。対応ウェブ10には、例えばケーブルまたは案内装置を固定できる。
【0035】
桟11は側面部材3a,3bの対応溝を構成する機能を果たすが、それについては後述する。
【0036】
全構成部材の重量は最適化されている。例えば、枠部材1,2,3,4,7,11は好適にはアルミないしはアルミ合金から製作される。さらに有利な材料は炭素繊維である。
【0037】
冷却は以下に、特に図2ないし5を参照して説明される。天板部材2は中空室を含むが、該室はおよそ天板部材2と同じ寸法である。該室は、下方へ、つまりスライド引出しへ向けられた、シール13付き冷却空気用開口12を備えている。開口12を被覆するために、天板部材2の下側には流量制御板(計量板)14が装着されかつねじ止めされている。制御板14には調整孔15、ここでは円形穴が設けられている。各穴15は、空気流を適正に制御するためのここに図示されていないゴム栓により閉鎖できる。
【0038】
同様のことが、底面部材1にもあてはまる。該部材も、好適には密封装着された流量制御板14を具備している。開口12は、この場合には上方へ向けられている。
【0039】
底面部材1および天板部材2はそれらの背面に開口を有するが、該開口はそれぞれ接続部品16と好適には密閉的に結合されている。接続部品16はそのスライド枠体とは反対側において、図示されていない配管、例えば冷却空気を供給および排出するためのホースなどを接続するための構成となっている。冷却空気は底面部材1に結合された接続部品16を経て底面部材1の冷却空気室に導かれ、さらに開口12および調整孔15を通ってスライド引出しの内部へ流入する。冷却空気は、状況によっては、スライド引出しに挿入された電子ユニットへ流入する。天板部材2に設置された接続部品16はそのスライド引出しとは反対端に負圧が掛けられているため、挿入された電子ユニットから出て来る温まった排気は対応開口12および調整孔15を通って天板部材2の冷却空気室へ流入し、そこから接続部品16により排出される。底面部材1および天板部材2に接続された接続部品16は好適には冷却空気回路として接続されており、該回路は航空機にそれぞれ設けられている冷却システムに接続されて、冷却空気の冷却を行うことができる。例えば、冷却回路は部分的に航空機の外壁に沿って設置できる。接続部品16は、好適には任意の底面部材および天板部材において汎用的に使用可能である。この場合には、一種類の接続部品16しか存在しないため、部品数がさらに低減される。接続部品16は特にその側面において、それが底面部材および天板部材と接続された状態でそれらの外面と面一となり、あるいはそれから突き出さないように、面取りされた形状となっている。スライド引出しが数段にわたって重ねられた状態の場合でも、このようにして接続部品16相互の衝突が回避される(図9参照)。
【0040】
図6には、それぞれ幅1/2ATR(4MCU)の引出し用の3段に重ねられたスライド引出しを備えたスライド枠体が示されている。側面部材3a,3bは、溝・ばね結合形式で相互に結合される構成となっている。このために、該部材はそれらの全長にわたって延びる溝をそれらの上下端に備えている。これらの溝は交互にかみ合うが、例えば図6の中央側面部材3aでは溝は内側へ、また上位および下位の側面部材3aでは外側へ向いている。この構造のおかげで、この実施例では一種類の側面部材3a,3bだけで十分である。スライド枠体の上下端では、側面部材3a,3bの溝はウェブ11により閉鎖されている。図6に基づく実施形態において、例えば下位スライド引出しの天板部材は同時に中央スライド引出しの底面部材を形成している。したがって、この中間部材17は下位および中央のスライド引出しに係合しており、それに応じて下方および上方のいずれにも向けられた冷却空気用開口12を有する。両冷却空気用開口12は、好適には流量制御板14を備えている。中間部材17の背面は、接続部品16と接続するための構成となっている。冷却回路は、図6においては例えば以下のように構成されている。下位スライド引出しの底面部材へ、分量jの冷却空気流が流入する。その上に位置する中間底面17から、分量2jの排気流が排出される。その上に位置する中間底面へ、分量2jの冷却空気流が流入する。上位スライド引出しの天板部材2から、分量jの排気流が排出される。このようにして、分量jの一体的な空気流がスライド引出し全体により活用される。調整孔15用の前述の閉鎖栓により、各スライド引出しに対して所望の冷却空気流が個別に調整できる。
【0041】
個別の底面部材1および天板部材2の代わりに中間部材17を使用することにより、ユニット高さを全体として下げることができる。
【0042】
図7には、ビデオユニット用の幅3/4ATR(6MCU)のそれぞれ3個のスライド引出しからなる2段式スライド枠体が示されており、該スライド枠体は図1,6,8に示されたスライド引出しの高さに比べて低い高さを有する。側面部材の溝・ばね結合ならびに中間底部17の使用については、図6に対して述べた事項があてはまる。中央側面部材3b,3cは、それぞれそれらの右側および左側に位置するスライド引出しに係合している。したがって、各スライド引出しに対して2つの個別の側面部材を設ける必要がなくなる。これはコストを低減すると共に、全体的な幅も縮小させる。枠部材1,2,3,4,17は、貫通するねじまたはねじボルト15により相互に結合されている。
【0043】
図8には、下段に6,4,4,6MCUの幅を持つ4個のスライド引出しとその上に6,4,4MCUの幅を持つ3個のスライド引出しの一列とを有するスライド枠体が示されている。これらのスライド引出しは、図1,6に示されたスライド引出しと同じ高さを有する。図6,7の実施形態とは異なり、ここでは全スライド引出しに対してそれぞれ個別の底面部材1および天板部材2が設置されている。上位側面部材3dは、図1および図6に基づく実施形態の側面部材に合致する。下位側面部材3eは、それに比べて底面部材1の高さだけ拡大された高さを有する。該側面部材は、上位スライド引出しのひとつの底面部材1上にも延びている。しかも、該側面部材は基本的に各(下位)スライド引出し上にのみ延びるという特性を充足している。超過高さを補正するために、右側下位のスライド引出し上に別の天板部材2が設けられている。
【0044】
図9から分かるのは、接続部品16の片側の面取りによって特に中央の両接続部品の衝突が回避されることである。
【0045】
図10には3/8ATR(3MCU)の幅を持つ電子ユニット用の4個の並置されたスライド引出しからなる一段式スライド枠体が示されているが、これらのスライド引出しは図1,6,8に基づくスライド枠体のスライド引出しに比べて超過高さを有する。
【0046】
上記の実施例は、側面部材がそれぞれ上から下まで貫通する壁面を形成するスライド枠体に関する。これは限定を意味するものではない。一般に、側面部材は列毎に互いに任意にずらして配置することができる。それに対して、底面部材および天板部材は貫通列(棚構造)をなすのが通例である。しかし、本発明はそれに対しても限定されないのである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に基づく第1のスライド枠体の透視図である。
【図2】図1のスライド枠体の正面図である。
【図3】図1のスライド枠体の右側面図である。
【図4】図2のスライド枠体のA−A線に沿った図である。
【図5】図2のスライド枠体のB−B線に沿った図である。
【図6】本発明に基づく第2のスライド枠体の透視図である。
【図7】本発明に基づく第3のスライド枠体の透視図である。
【図8】本発明に基づく第4のスライド枠体の透視図である。
【図9】図8のスライド枠体のA−A線に沿った図である。
【図10】本発明に基づく第5のスライド枠体の透視図である。
Claims (15)
- 航空機用スライド枠体の構造部材一式であって、下記の特徴、つまり
a)前記構造部材一式は基本的に平坦な枠部材である底面部材(1)、天板部材(2)、側面部材(3)および背面部材(4)と第1の電気式ピン・ソケット式コネクタとからなり、
b) 前記枠部材(1,2,3,4)はそれらを結合させて、第2の電気式ピン・ソケット式コネクタを備えた電子ユニットを独立的に押し入れる、あるいは引き出すためのスライド引出しを形成できる構成とし、それにより
c)複数の上下または横に位置するスライド引出しが一体的なスライド枠体を形成する特徴を有しており、
前記スライド引出しに対して第1電気式ピン・ソケット式コネクタのそれぞれは、第1ピン・ソケット式コネクタと対応する電子ユニットの第2ピン・ソケット式コネクタとの共同作用が電子ユニットをスライド引出しへ押し入れることのみにより実現できるように配置されている構造部材一式において、
枠部材(1,2,3,4)は任意に相互連結可能な構成とされており、したがって一体的なスライド枠体は上下および横に配置された任意個数のスライド引出しを有すること、さらに
背面部材(4)はひとつまたは複数の対応する第1ピン・ソケット式コネクタと接続するための構成とされていることを特徴とする航空機用スライド枠体の構造部材一式。 - 底面部材(1)、天板部材(2)および/または背面部材(4)の少なくともひとつの部材の幅がそれぞれスライド引出しの幅に合致すること、また背面部材(4)の少なくともひとつの部材の高さがそれぞれスライド引出しの高さに合致することを特徴とする請求項1記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- 前記枠部材(1,2,3,4)はスライド引出しの幅および/または高さがモジュールAの整数的倍数である寸法を有すること、また付加的な枠部材が設けられており、それらの寸法は基本モジュールaとその整数的倍数だけ異なっており、モジュールAは基本モジュールaの整数的倍数であることを特徴とする請求項1または2記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- 前記枠部材(1,2,3,4)は互いに着脱可能に結合できるような構成となっていることを特徴とする請求項1ないし4記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- 前記側面部材(3)は相互に溝・ばね結合を行うような構成となっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- スライド引出しの内部空間に向けられたそれぞれひとつまたは複数の冷却空気用開口(12)を備えた、スライド枠体を形成する前記枠部材(1,2,3,4)に完全に組み込まれた冷却空気室を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- 冷却空気用開口(12)の平坦領域が対応するスライド引出しの寸法にほぼ合致することを特徴とする請求項7記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- スライド引出しに対して、それぞれ少なくともひとつの冷却空気用挿入開口(12)と少なくともひとつの冷却空気用吸引開口(12)が係合することを特徴とする請求項7または8記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- スライド引出しに係合する少なくともひとつの冷却空気用開口(12)には制御板(14)が設けられていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- 前記制御板(14)は冷却空気用開口(12)と密封的に結合されていることを特徴とする請求項10記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- 閉鎖要素が設けられており、該要素により制御板(14)に設けられた調整穴(15)の所望数が閉鎖可能であることを特徴とする請求項10または11記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- 前記第1ピン・ソケット式コネクタがアダプタ部品であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一項に記載の構造部材一式。
- 材料として炭素繊維が使用されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式。
- 請求項1ないし14のいずれか一項に記載の航空機用スライド枠体の構造部材一式の組立てにより製造されるスライド枠体。
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