JP2004521588A - スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路 - Google Patents

スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2004521588A
JP2004521588A JP2002561353A JP2002561353A JP2004521588A JP 2004521588 A JP2004521588 A JP 2004521588A JP 2002561353 A JP2002561353 A JP 2002561353A JP 2002561353 A JP2002561353 A JP 2002561353A JP 2004521588 A JP2004521588 A JP 2004521588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
primary
power
power converter
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002561353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004521588A5 (ja
Inventor
ブルコヴィック,ミリヴォエ,エス.
Original Assignee
ディーアイ/ディーティー, インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ディーアイ/ディーティー, インコーポレーテッド filed Critical ディーアイ/ディーティー, インコーポレーテッド
Publication of JP2004521588A publication Critical patent/JP2004521588A/ja
Publication of JP2004521588A5 publication Critical patent/JP2004521588A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/08Circuits specially adapted for the generation of control voltages for semiconductor devices incorporated in static converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/08Circuits specially adapted for the generation of control voltages for semiconductor devices incorporated in static converters
    • H02M1/088Circuits specially adapted for the generation of control voltages for semiconductor devices incorporated in static converters for the simultaneous control of series or parallel connected semiconductor devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/38Means for preventing simultaneous conduction of switches

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

スイッチモード電力コンバータ内の一次側スイッチおよび同期整流器に適切な遅延を生じさせるための駆動トランスおよび関連する回路を提供する。この回路では、駆動トランスの巻線の漏れインダクタンスと一次側スイッチ(MOSFET)の入力容量を利用して必要な遅延を実現する。このような遅延を引き起こすのに別の回路を必要としないため、信頼性が高い。実施例ではさらに、二次側に配置された制御およびフィードバック回路であっても二次側で感知された条件から一次側巻線をディセーブルまたはイネーブルする手段を開示する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、スイッチモード電力コンバータに関するものであり、より具体的には、絶縁機能を備え同期整流機能を用いたトポロジで高い性能を持つイネーブル機能を備えた単純な駆動回路を提供する。
【背景技術】
【0002】
スイッチモード電力コンバータは、インダクタ、トランス、またはキャパシタ、または何らかの組み合わせをエネルギー貯蔵要素として使用し、入力源から出力負荷へ離散パルスで伝達する回路である。回路の負荷限界内に定電圧を維持するため他の回路を追加する。入力電圧に関して出力電圧をステップアップ(ブースト)、ステップダウン(バック)、または反転するように基本回路を構成することができる。トランスを使用することで、出力電圧を入力電圧から電気的に絶縁することができる。
【0003】
スイッチモード・コンバータは過去15年の間にごくわずかしか変わっておらず、ほとんどショットキー・ダイオードを使用して出力を整流している。しかし、業界ではDC/DC電源設計者に対して、デジタル回路に必要な電圧をさらに引き下げ、周波数を高めるという新しい課題を突きつけている。整流にショットキー・ダイオードを使用したコンバータでは出力電圧に関して大きな順電圧降下が発生するため、その効率は一般に比較的低い。効率が低ければ、熱の散逸が大きくなるため、ヒート・シンクを使用してこれを除去する必要があるが、スペースを取る。このショットキー・ダイオードをMOSFETトランジスタで実際に実現されている「同期整流器」で置き換えることにより、コンバータの効率が劇的に向上した。
【0004】
同期整流器は、新しいものではないが、以前には主にオン抵抗が高いせいで高価すぎ受け入れられることはなかった。しかし、コストが下がり、性能が向上するにつれ、同期整流器はたちまち、特に低電圧コンバータ用の有望なコンポーネントとなった。
【0005】
さまざまなコンバータ・トポロジで自己駆動同期整流器を使用することは非常に魅力的かつポピュラーであるが、それは駆動信号の間に絶縁を追加する必要がないからである。簡素化という利点がある。しかし、同期整流器と一次側スイッチの間に短絡が生じるだけでなく、同期整流に使用されるMOSFETの寄生アンチパラレル・ダイオードの逆回復電流も生じるという欠点がある。これらの貫通電流を最小限に抑えるために、通常、インダクタンス(または可飽和インダクタ)が同期整流器と直列に入れられる。これは、スイッチング周波数が例えば100kHz〜200kHzと低い場合の解決方法であるが、スイッチング周波数が高くなると(200kHz以上)ふさわしくない。特にスイッチング周波数が300〜400kHzだと、これは最適な解決方法とはいえない。これは、同期整流器と直列に入れられているインダクタンスが大きいと、二次電流のdi/dtが低速になることにより電源トランスの二次側の実効デューティ・サイクルが低下するためである。その結果、電源トランスに大きな電圧ヘッドルームが必要になるが、これは実効巻数比が小さくなり、付随して効率が低下することを意味する。自己駆動同期整流が高いスイッチング周波数に適していないもう1つの理由は、同期整流器(MOSFET)のボディ・ダイオード内の逆回復電流の発生と、一次側スイッチ(通常はMOSFET)内のターンオン電流の増大による潜在的損失である。
【0006】
以前の改良では、メイン・スイッチの駆動信号(一次側)と同期整流器(二次側)との駆動信号間のタイミングが適切に制御されている同期整流器に直接駆動を使用している。したがって、この解決方法では、スイッチング周波数が高い場合であっても同期整流器の動作を非常に効率的なものとすることができる。直接駆動同期整流器の他の利点として、さらに、駆動電圧(ゲート−ソース間)が一定であり、入力電圧に関係せず、このため広い入力電圧範囲にわたって効率を高められるという点が挙げられる。
【0007】
上記の従来技術の一実施例は、米国特許第5907481号に記載されている。ただし、本特許出願の発明では、一次側スイッチ用のドライバの信号のみを規定しており、駆動波形を遅延する追加ロジック(R−C−Dネットワークとロジック・ゲート)を使用している。‘481装置では、ロジック信号用の絶縁駆動トランスを一次側スイッチの動作の制御にしか使用していない。一次側スイッチへの電力供給に駆動トランスを使用せず、むしろ別の回路を使用して電力を供給し、遅延を生じさせる。
【0008】
短絡(ショートを引き起こす同時導通)を避けるため一次側スイッチの駆動信号と二次側スイッチ(同期整流器)の駆動信号の間に遅延を設定する必要がある。電力コンバータが低いスイッチング周波数(例えば、100kHz)で動作している場合、スイッチング期間に関する短絡が発生する期間の割合が小さい(通常、約40ns/10μs)ためスイッチの短絡は許容できる。また、低い周波数で動作する設計のトランスであれば、漏れインダクタンスが大きくなり、短絡電流が減少する。スイッチング周波数が高い場合(100kHz超)、短絡比はさらに許容できないものとなる(500kHzスイッチング周波数に対して約40ns/2μs)。また、スイッチング周波数が高い場合、効率を高めるためには、トランス内の漏れインダクタンスだけでなく電力段全体の漏れインダクタンスも最小限に抑えなければならない。したがって、短絡時間による電流が無視できないくらいの大きさになり、コンバータ全体の効率が低下し、電力コンポーネントの発熱が著しく増大する可能性がある。
【特許文献1】米国特許第5907481号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような背景技術が持っている欠点を克服して、絶縁状態を備え同期整流機能を用いたトポロジで高い性能を持つイネーブル機能を備えた単純な電力コンバータ用駆動回路を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態によれば、1つの駆動トランスを使用して、駆動波形に適切な遅延を与えるだけでなく、フルブリッジ・トポロジ内の一次側スイッチ、特に高電圧側スイッチを駆動するための電力を供給する。駆動トランスの漏れインダクタンスを使用して、ターンオフに著しい遅延がない間にメイン・スイッチ(一次側)のターンオンを遅延させる。駆動トランスの巻線の数が最小限に抑えられ、これはスイッチ導通制御回路が基準とする箇所に応じて3乃至4である。ハーフブリッジ・コンバータでは、制御回路(例えば、パルス幅変調(PWM)タイプ)はコンバータの出力を基準としており、(1)制御信号および同期整流器を駆動するのに適切な波形の供給、(2)底部一次側スイッチの駆動、(3)1つの上部一次側スイッチの駆動用に3つの巻線がある。制御回路がコンバータの出力を基準とする場合、(1)制御信号、(2)同期整流器を駆動するのに適切な波形の供給、(3)底部一次側スイッチの駆動、および(4)上部一次側スイッチの駆動用に4つの巻線がある。本発明の他の目的は、一次側または二次側のいずれかに配置することが可能なコントローラを介して一次側(入力)または二次側(出力)のいずれかで感知された状態によりモジュールをイネーブル/ディセーブルする手段を提供することである。
【0011】
本発明の他の目的、利点、および特徴は、以下の詳細な説明を付属の図面とともに読むとより明確に理解できるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
そこで図1を参照すると、ハーフブリッジ・コンバータを使用する本発明の一実施形態が示されている。一次側スイッチQ、Q(一次制御可能電源スイッチともいう)、同期整流器SおよびS、キャパシタC、C、およびC、電源絶縁トランスTおよびインダクタLは、ハーフブリッジDC−DCコンバータを形成する。本発明はさらに、AC−DC、DC−ACなどの他のトポロジで実現することも可能である。入力電圧VINは、キャパシタCとCにより分割される。トランスTの一次巻線Nの一方の側がキャパシタCおよびCの共通接続部に接続され、もう一方の側がスイッチQおよびQの共通点に接続される。2つの二次巻線NS1およびNS2は同じであるのが好ましく、直列に接続されている。これらの巻線NS1およびNS2の共通点は、出力インダクタLの一端に接続され、インダクタLの他端がコンバータの出力間に接続されているキャパシタCに接続される。巻線NS1の第2の端は、同期整流器(スイッチ)Sに接続され、巻線NS2の第2の端は、同期整流器(スイッチ)Sに接続されている。スイッチQがオンのときに同期整流器Sがオンに、SがオフになるようにトランスTの巻線の極性は選択されている。それと対照的に、スイッチQがオンのときには、同期整流器Sはオフで、Sはオンである。QとQが両方ともオフであれば、SとSは両方ともオンである。一次スイッチQおよびQについては両方とも、MOSFETを例として取りあげているが、IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)として実現することも可能である。この特定の実施形態は、二次巻線を分割しているハード・スイッチングのハーフブリッジ・コンバータとして説明されている。本発明はさらに、出力側にカレント・ダブラを採用している単一の二次巻線を備えるハーフブリッジ・コンバータなど(ただしこれに限定されない)のハーフブリッジ・コンバータの派生品にも適用可能である。
【0013】
通常誤差増幅器である、ブロック100で出力電圧VOUTと基準電圧Vとを比較する。ブロック100の出力が絶縁回路(通常は、オプトカプラまたは絶縁トランス)101に供給され、誤差信号Vがブロック102に供給される。コントローラおよび駆動ブロック102は、フィードバックおよびコントローラ(例えば、PWMタイプ)、位相外れ出力OUTAおよびOUTBを発生する2つのドライバ段、およびON/OFFロジックを備えるスイッチ導通制御回路を備える。このブロックには、コンバータでは非常によく使われている保護機能を追加することができるが、本発明の説明の目的には関係ないため、省かれている。ドライバ出力OUTAおよびOUTBは、スイッチQおよびQだけでなく駆動トランスTをも駆動することができる。図1では、コントローラ102およびドライバOUTAとOUTBはVINを基準としており、したがってコンバータの入力を基準とすることに留意されたい。
【0014】
駆動トランスTには4つの巻線N、N、N、およびNがある。巻線NはOUTAおよびOUTBを介してコントローラ102から駆動され、巻線Nと直列に接続されているキャパシタCはDCブロッキング・キャパシタである。巻線Nは、トランジスタQのソースの一端に接続され、第2の端が直列ダイオードDを介してQのゲートに接続されている。トランジスタ(制御スイッチとも呼ばれている)Qは、pチャネルMOSFETとして図に示されているが、Qのゲートとソースの間に接続されており、そのゲートはダイオードDのアノードに接続されている。抵抗器Rを使用して、巻線N間の電圧が0になったときのトランジスタQの雑音排除性を高める。同様に、巻線NはトランジスタQのソースの一端に接続され、第2の端が直列ダイオードDを介してトランジスタQのゲートに接続されている。トランジスタQは、pチャネルMOSFETとしても図に示されているが、Qのゲートとソースの間に接続され、そのゲートはダイオードDのアノードに接続されている。抵抗器Rを使用して、巻線N間の電圧が0になったときのQの雑音排除性を高める。
【0015】
巻線Nが同期整流器SおよびS用の駆動回路に接続されている。巻線Nの両端はそれぞれの抵抗器R21およびR22を介して、二次側グラウンドおよび2つの入力ロジックORゲートUおよびUに接続されている。ロジック・ゲートUおよびUのそれぞれの入力に対し、グラウンドから入力へ、入力から電源電圧VCCSへ、保護ダイオードが入っていると仮定している。これらのダイオードが入っていないロジック・ゲートを使用する場合、回路を正しく動作させるために外部ダイオード追加する必要がある(図1の場合のように、外部ダイオードD〜D10)。電源電圧VCCSは、通常、電源トランスTの巻線から、または適切な絶縁がなされている一次側からの独立のバイアス回路から出力される。駆動トランスTは、本明細書で説明しているように、巻線NおよびダイオードD、D、D、およびD10を介して必要な電源電圧VCCSを供給することもできる。ロジック・ゲートUの第2の入力は、抵抗器R23を通して、同期整流器Sのドレインに接続されているが、ロジック・ゲートUの第2の入力は、抵抗器R24を通して、同期整流器Sのドレインに接続されている。本明細書で詳述しているように、これら2つの入力から同期整流器SとSの両方のBreak−Before−Makeターンオンが得られる。ロジック・ゲートUとUの入力の電圧は、それぞれ、ダイオードDおよびDでVCCSにクランプされている。ロジック・ゲートUの出力は、反転ドライバUの入力に接続されており、同期整流器Sが駆動されるが、ロジック・ゲートUの出力は反転ドライバUの入力に接続されており、同期整流器Sが駆動される。
【0016】
インダクタンスLおよびLは、それぞれ駆動トランスTの巻線NおよびNと関連する漏れインダクタンスである。これら2つのインダクタンスは、スイッチQおよびQのターンオンを遅らせるために慎重に設計され通常よりも大きく取られている。トランスの巻線がプリント回路基板(PCB)、特に多層PCB上に形成されている場合に、比較的単純である。さらに、製造における反復性と制御も優れている。これらのインダクタンスも標準値は、約100nH以上である。これらは、スイッチQおよびQの入力容量と対応する巻線の漏れインダクタンス(LおよびL)によって生じる発振期間の1/4が二次側同期整流スイッチSおよびSのターンオフ時間よりも長くなるように設計される。
【0017】
駆動トランスの巻線Nの漏れインダクタンスLはクリティカルではないが、それは、巻線Nへの負荷はハイインピーダンス負荷であり、ロジック・ゲートUとUの入力容量を考慮するからである(5pF〜10pFが標準)。したがって、インダクタンスLは、巻線N間の電圧波形の立ち上がりおよび立ち下がりに大きな影響を与えず、そのため、同期整流器SおよびSをオフにする際の遅延がさらに加わることはない。
【0018】
回路の動作を理解しやすいように目立つ波形が図2に示されている。これらの波形において、
d1− 同期整流器SのターンオフからスイッチQのターンオフまでの時間。これは、駆動トランスTの漏れインダクタンスLと一次側スイッチQの入力容量によって決定される。
d2− スイッチQのターンオフから同期整流器Sのターンオンまでの時間遅延。S間の電圧(VS2)がロジック・ゲートUのしきい値以下のときに同期整流器Sの駆動電圧(VGS2)が印加される。抵抗器R24とロジック・ゲートUの入力容量により、遅延の微調整を行うことができる。この時間の間、Sの出力容量が出力インダクタ電流とともに放電される。
d3− 同期整流器SのターンオフからスイッチQのターンオンまでの時間。これは、駆動トランスTの漏れインダクタンスLと一次側スイッチQの入力容量によって決定される。通常は、実際にはtd1≒td3である。
d4− スイッチQのターンオフから同期整流器Sのターンオンまでの時間。S間の電圧(VS1)が0付近の値(ロジック・ゲートUのしきい値)に達したときに同期整流器Sの駆動電圧(VGS1)が印加される。抵抗器R23とUの入力容量により、遅延の微調整を行うことができる。この時間の間、同期整流器Sの出力容量が出力インダクタ電流により放電される。通常は、実際にはtd2≒td4である。
【0019】
t=0のときに、OUTAは高レベルになり、OUTBは低レベルである。Tの巻線の電圧は正である。Tの各巻線の一端の隣にある点が基準として使用され、巻線の他の側に関して正となることに注意されたい。巻線N間の電圧は正なので、Uの出力は高レベルになり、一次スイッチSは最小限の遅延でターンオフになる。ロジック・ゲートUの入力に接続されている巻線Nの端は、内部ダイオードによりダイオードの順電圧降下に等しい負の電圧にクランプされることに留意されたい。反転ドライバUの出力は低レベルであり、同期整流器Sはまだオンである。それと同時に、巻線Nに正の電圧がかかっており、ダイオードDは順方向バイアスがかかり、巻線Nの漏れインダクタンスLにより共振する形でトランジスタQの入力容量の充電が開始する。t=td1で、ゲート電圧VG1は正であり、トランジスタQは完全にオンである。巻線Nの間の正の電圧によりトランジスタQがオフに保持されることに留意されたい。反転ドライバQのボディ・ダイオードにより、時間DT/2でQのゲートの負の電圧が0付近までクランプされ、一方Dは逆バイアスがかかる。ゲート駆動損失を低減するために、オフ時間にQの負の電圧をクランプすることが望ましい。td1の後からDT/2の完了までの時間にトランスTのすべての巻線に正の電圧が印加される。同期整流器S間の電圧もまた正であり、Sはオフである。出力インダクタ電流は、巻線NS1と同期整流器Sを通じて供給される。
【0020】
t=DT/2のときに、OUTAは低レベル(OUTBはまだ低)であり、巻線Nは短絡し、Tの他の3つの巻線間の電圧は0に近い。トランジスタQはターンオンになり、ダイオードDは逆バイアスがかかり、トランジスタQの入力容量がQのON抵抗を介して急速に放電され、ゲート電圧VG1が急激に0まで低下し、Qがターンオフする。出力インダクタLを通る電流が同期整流器SとSのボディ・ダイオードに分割され、その結果、トランスTの巻線が短絡してしまっている。同期整流器S間の電圧がロジック・ゲートUの論理0しきい値まで降下するとすぐに、Uの出力が低レベルになり(巻線Nに接続されている入力が0なので)、ドライバUを介して同期整流器Sがターンオンになる(時間間隔td2)。スイッチング期間の半分の残り(T/2)で同期整流器SとSは両方ともオンになっており、トランスTとTの巻線間の電圧は0である(時間間隔t)。
【0021】
t=T/2では、OUTBは高レベルになるが、OUTAは低レベルに保持され、Tの巻線の電圧は負になる。巻線N間の電圧は負なので、抵抗器R21間の電圧は正であり、ロジック・ゲートUの出力は高レベルになり、ドライバUの出力は低レベルになり、同期整流器Sが最小の遅延時間でターンオフになる。Uの入力に接続されている巻線Nの端は、内部ダイオードによりダイオードの順電圧降下に等しい負の電圧にクランプされることに留意されたい。ロジック・ゲートUの入力は両方とも低論理レベルにあるため、Uの出力は低レベルであり、ドライバUの出力は高レベルであり、同期整流器Sはいぜんとしてオンである。それと同時に、巻線Nに負の電圧がかかっており(点のない端は点の付いている端よりも正である)、ダイオードDは順方向バイアスがかかり、巻線Nの漏れインダクタンスLにより共振する形でトランジスタQの入力容量の充電が開始する。t=T/2+td3で、電圧VG2は高レベルであり、トランジスタQは完全にオンである。巻線Nの間の負の電圧によりトランジスタQがオフに保持されることに留意されたい。Qのボディ・ダイオードにより、Qのゲート間の負の電圧が0付近までクランプされ、一方ダイオードDは逆バイアスがかかる。ゲート駆動損失を低減するために、オフ時間にQのゲートにかかっている負の電圧をクランプすることが望ましい。トランスTのすべての巻線に正の電圧が印加される。同期整流器S間の電圧も正である。時間T/2+DT/2に、出力インダクタ電流は、巻線NS2と同期整流器Sを通じて入力から供給される。
【0022】
t=T/2+DT/2で、OUTBは低レベル(OUTAはまだ低)であり、巻線Nは短絡し、Tの他の3つの巻線間の電圧は0に近い。トランジスタQはターンオンになり、ダイオードDは逆バイアスがかかり、一次スイッチQの入力容量がQのON抵抗を介して急速に放電され、電圧VG2が急激に0まで低下し、トランジスタQがターンオフする。出力インダクタLを通る電流が同期整流器SとSのボディ・ダイオードに分割され、その結果、トランスTの巻線が短絡することになる。S間の電圧がUの論理0しきい値まで降下するとすぐに、Uの出力が低レベルになり(抵抗器R21に接続されている入力が0なので)、ドライバUを介して同期整流器Sがターンオンになる。QがターンオフしてからSがターンオンするまで時間間隔はtd4で表される。スイッチング期間の半分の残りで同期整流器SとSはオンになっており、トランスTとTの巻線間の電圧は0である(時間間隔t)。時間間隔tの終わりに、図1のコンバータの動作が繰り返される。
【0023】
巻線Nの漏れインダクタンスLの電流の有限立ち上がり時間による一次側スイッチQのターンオン遅延を説明するために、漏れインダクタンスL(L1(1)およびL1(2))の2つの異なる値についてトランジスタQのターンオン波形が図3に詳細に示されている。一次側スイッチQも同じように考慮する。L1(2)で示されている漏れインダクタンスLの低い値により、トランジスタQの入力容量を充電するピーク電流が高くなり、その結果、Qのターンオンが高速になり、SのターンオフとQのターンオンの間の遅延が短くなる。図3の(C)部分の電圧レベルVONは、Qが完全にオンになるVG1の電圧レベルを表し、td1(td1(1)またはtd1(2)に分割される)はいわゆる「不感時間」であり、同期整流器Sと一次側スイッチQが両方ともオフである間の時間を表す。この不感時間は、同期整流器Sおよび一次側スイッチQ(およびSおよびQ)の短絡を避けるために必要である。長すぎる不感時間は、この時間にS(同等のものとして、S)のボディ・ダイオードに出力インダクタ電流の半分が流れ、コンバータの効率が低下するため、望ましくない。不感時間が短すぎる場合、つまりSがターンオフする前にQがオンになると、短絡が生じ、効率が低下する。したがって、効率を最高にするためには不感時間を適切に制御しておくことが重要である。漏れインダクタンスと製造における反復性を適切に設計することで、効率が最高になるように不感時間が最適化される。
【0024】
トランジスタQのターンオフ波形(Qにも同じことが適用される)が図4に詳しく示されている。OUTAが低レベルになるとダイオードDは逆バイアスがかかるため、Qの入力容量の放電電流がトランジスタQを流れ、第1近似では、Qの抵抗とターンオン特性でのみ制限されるが、巻線Nの漏れインダクタンスLの影響を受けない。このようにして、Q(だけでなくQ)のターンオフが非常に高速になり、適切に制御されることになる。スイッチQの抵抗を変化させることで、一次側スイッチQのターンオフ性能を好ましい値に調整することができる。
【0025】
一次側スイッチQおよびQのターンオンは漏れインダクタンスLおよびLによりそれぞれ遅延される(低速になる)が、スイッチQおよびQおよび低い抵抗によりターンオフは非常に高速なものとなる。スイッチQおよびQを物理的にスイッチQおよびQに近づけることにより、スイッチQおよびQをオフにする速度が最大になる。スイッチQおよびQのターンオフ性能は漏れインダクタンスLおよびLの影響を受けず、ターンオンおよびターンオフの遷移を独立に制御することができる。また、EMI(電磁干渉)を目的としているのであれば、スイッチQおよびQのターンオンを遅くすることが望ましい。
【0026】
それとは別に、制御回路および駆動回路がコンバータの二次側(コンバータの出力を基準となる)でオンになっている場合、巻線NおよびNを1つにまとめて、図5に示されているように、図1の実施形態から1つの巻線をなくすことができる。この場合、OUTAおよびOUTB出力は、それぞれロジック・ゲートUおよびUの一方の入力に直結している。抵抗器RおよびRは、スイッチQおよびQのゲートと直列に接続されており、QとQの入力容量と対応する巻線NとNの漏れインダクタンスとの間に生じる望ましくない発振を減衰させる。抵抗器RおよびRは、それぞれQおよびQのゲート上で、漏れインダクタンスLとQの入力容量、および漏れインダクタンスLとQの入力容量との間の共振により生じる発振を減衰させる。抵抗器R〜Rは、回路の説明を簡単にするため図1に示されていないが、回路の実用的な実現のために存在するであろう。図2に示されている目立つ波形は、それでも、図5の回路については適用可能であることに留意されたい。また、簡単のためブロック103(コントローラ、駆動および保護回路、さらに定電圧回路を含む)のみが図5に示されている。その具体的実現は本発明にとっては重要でない。図5の実施形態の著しい違いは、説明しているように出力ドライバ段OUTAおよびOUTB、ロジック・ゲートUおよびU、およびドライバUおよびUの構成である。動作原理は、図1の実施形態の原理に対応している。コントローラ103およびU〜Uの電源電圧は、コンバータの出力を基準としており、駆動回路の動作に関連していないさまざまな方法で出力できる。図6、7、および8には、ドライバUおよびUの可能な実現に関する部分的回路実施形態が示されている。図6では、ドライバ段U(U)が非反転であるため、ロジック・ゲートU(U)はORゲートではなくNORゲートである。ドライバUおよびUは両方とも同じである。図7および8では、ドライバ段U(U)が反転であり、ロジック・ゲートU(U)は図1および5のようにORゲートである。図8では、ドライバ段U(U)により、同期整流器S(S)をロジック・ゲートU(U)の電源電圧よりも高い電圧で駆動することができる。同様に、ドライバUは同期整流器Sと同じようにして機能する。図6、7、および8のとは異なるドライバUおよびUの実用的な実現も可能である。
【0027】
トランジスタQおよびQ(図1および5の)はpチャネルMOSFETとして示されているとしても、nチャネルMOSFETを使用するだけでなくバイポーラ・トランジスタも使用できる。nチャネルMOSFETは、駆動が比較的簡単で、ボディ・ダイオードが集積化されるためバイポーラ・トランジスタよりも実用的であるが、QおよびQがバイポーラ・トランジスタであればボディ・ダイオードが外部コンポーネントとして必要になるであろう。図1および5のnチャネルMOSFETをQおよびQとして使用する実施形態が図9に示されている。p−n−pバイポーラ・トランジスタをQとQに使用する場合には、図10に示されているように、2つの追加ダイオードD11およびD12が必要になる。ダイオードD11およびD12を使用すると、それぞれQとQのコレクタ・エミッタ接合により巻線NとNの短絡を防止できる。図10の回路を使用する場合、トランジスタQおよびQのゲートにかかる正の電圧は、元の図1の回路内の電圧よりもダイオード1つ分の電圧降下(通常は、約0.5V)についてのものとなることに留意されたい。
【0028】
図1のように制御回路がコンバータの一次側にあれば、例えば、出力過電圧または不足電圧条件が発生した場合に、二次側で感知した状態からコンバータをディセーブルする手段があるのが望ましい。同様に、図5のように、フィードバックおよび制御回路がコンバータの出力を基準にしている場合、例えば、入力過電圧または不足電圧条件が発生した場合、またはコンバータをオフにするために、一次側で感知した状態からコンバータをディセーブルする手段があるのが望ましい。以前に採用されていた解決方法の1つではオプトカプラを使用するが、以下のようないくつかの欠点がある。
− 85℃を超える温度では動作できず(100℃に制限されているものもある)、したがって、半導体デバイスと磁気デバイスを冷却する手段としても使用されるPCBの温度に対する制限が厳しい。
− 高速(デジタル)でない限り、オプトカプラは、特にコントローラが一次側にあり、コンバータが高いスイッチング周波数で動作するときに出力過電圧条件が発生する場合に、制御回路を高速にディセーブルすることはできない。
− オプトカプラは、小さいロー・プロファイル・パッケージのものが市販されていない。したがって、最も高さのあるコンポーネントとなり、コンバータのロー・プロファイル設計に制限が生じる。
【0029】
他の従来技術の解決方法では、この機能にのみ使用される独立したパルス・トランスを用意していた。この代替手段の主な欠点は以下のとおりである。
− 追加コンポーネントはすべての安全要件を満たす必要がある。
− PCBに余分なスペースが必要であり、PCBのサイズ縮小の足かせとなる。
− このトランスに他の用途がなければ、実用的な解決方法とはいえない。
【0030】
本明細書で開示している他の解決法では、図11A、11B、および12に示されているように、以下で詳述するが、一次側で感知された条件から二次側の制御回路をディセーブルする手段を備える。主な考え方は、駆動トランス(図11Aおよび11B)の巻線の1つ、好ましくはフロートになっていない巻線(N)を短絡し、巻線Nの短絡により巻線Nに過剰な電流が流れたことを検出し、制御回路およびドライバOUTAとOUTBをディセーブルし、コンバータをターンオフするというものである。他の解決方法では、駆動トランスの別の巻線を使用して、その巻線を短絡させる(図12)。当業者であれば理解できるように、異なる回路実現が可能である。
【0031】
最初に、図11Aおよび11Bに示されているような一次側の保護ロジックが、フォルト状態を感知し、アクティブ(論理高レベル)であるディセーブル信号を発生する。例としてnチャネルMOSFETであるものとして示されているトランジスタQ10(図11A)およびダイオードD30は、電圧双方向スイッチを形成するが、これは電流が一方向にしか流れないことを意味する。ダイオードD30は、巻線Nの電圧が正(巻線の点のある端は反対側の端よりも正)のときにトランジスタQ10のボディ・ダイオードの導通を阻止し、したがってコンバータの通常動作時に巻線Nの短絡を阻止するのに必要である。ディセーブル信号DSPがアクティブになるのに応答して、トランジスタQ10はオンになり、ダイオードD30は巻線Nが負のときに順方向バイアスがかかる。そこで巻線Nが短絡すると、一次側スイッチQがターンオフし、巻線Nを通る電流が増大して、コンバータの出力を基準とする電源電圧VCCSとドライバDRIVER_AおよびDRIVER_Bの間に接続されている抵抗器R11間の電圧降下が生じる。DRIVER_AとDRIVER_Bの可能な実現が、pチャネルおよびnチャネルのMOSFETの相補ペアとして明示的に図11Aおよび11Bに示されている。抵抗器R11間の電圧は、通常動作時に抵抗器R11間の電圧降下がUをトリップしないようにしきい値が設定されているコンパレータUにより感知される。しかし、巻線Nが短絡すると、コンパレータUがアクティブになり、コントローラ104により出力OUTAおよびOUTBが低レベルに設定され、コンバータがディセーブルされる。トランジスタQ10はスイッチQと並列に接続することができ、その場合、一次側スイッチQのゲートがディセーブル信号がアクティブになったことへの応答として短絡されることに留意されたい。その結果、巻線NがQ10とダイオードDを介して短絡し、同様に、巻線Nを通る電流が増大する。この実施形態では、ダイオードD(図1の実施形態で採用されている)は不要である。この解決方法の設計上の特徴として、トランジスタQ10の容量がQのターンオン性能に影響を及ぼすという点が挙げられる。QおよびQの類似のターンオン特性を得るには、漏れインダクタンスLがLよりも小さくなければならず、その結果、駆動トランスの設計が複雑になる。巻線Nの短絡はトランジスタQのオン時間にのみ回路に影響を及ぼすので、図11Aのディセーブル回路にはスイッチ期間の固有の遅延があることに留意されたい。ほとんどのアプリケーションでは、これは問題にならないであろう。図11Aの実施形態に対する他の解決方法が図11Bに示されている。2つのスイッチQおよびQを追加して、信号DSPがアクティブになると必ず巻線Nを短絡するようにする。トランジスタQをp−n−pトランジスタQで置き換え、抵抗器Rをベース間でQのコレクタに追加する。巻線Nの電圧が負の場合、ダイオードDおよびQのボディ・ダイオードは順方向バイアスがかかり、トランジスタQはオンになり、ゲート電圧はQのボディ・ダイオード間の電圧降下により小さくなる(通常約0.8V)。この実施形態の特徴として、スイッチング期間の半分の最大遅延があり、抵抗器R11間により強い信号を発生させることができ、これにより、Uのしきい値が高くなり、雑音排除性が向上する。弱点は、一次側スイッチQのゲート電圧が低いという点である。Q間にショットキー・ダイオード(図に示されていない)を追加することにより、その余分のコンポーネントで、追加電圧降下を約0.8Vから約0.4Vに減らすことも可能である。
【0032】
他の実施形態では、図12に示されているように、巻線Nが駆動トランスTに追加され、したがって以下の2つの目的に使用される。
(1)巻線Nを2個のトランジスタQおよびQで短絡させることにより二次側制御回路をディセーブルする手段を提供する。
(2)起動後一次側制御回路に安定化されたバイアス電圧を供給する。
【0033】
図12は、いくつか追加がある図11Bと非常によく似た回路である。トランジスタQおよびQを巻線N間ではなく巻線N間に追加することで、コンバータの一次側にフォルト状態が検出されると即座にDSP信号が高レベルの場合に巻線を短絡させて二次側のコントローラを停止する。この構成では、コントローラはさらに二次側にもあり、一次側と二次側の制御回路の間の通信のみが駆動トランスTを経由する。したがって、高電圧絶縁機能を持つ付加コンポーネントの必要はない(例えば、オプトカプラまたはパルス・トランス)。
【0034】
そこで他の実施形態および図11Bの他の解決方法として、抵抗器R11(図12)が、DRIVER_AとDRIVER_Bのリターン・バス内に配置される。巻線NがトランジスタQおよびQにより短絡すると、過剰な電流が抵抗器R11を流れ、コンパレータUによりコントローラを停止する信号DSが発生し、コンバータ全体がオフになる。巻線Nの短絡は両方のトランジスタQおよびQのオン時間に回路に影響を及ぼすので、図12のディセーブル回路にはスイッチ期間の1/2の固有の遅延があることに留意されたい。
【0035】
巻線Nの巻線Nとのカップリングは最良であるが、巻線NとNはPCBの上と下に層で配置されるのが好ましい。これは、NとNとNの間に十分な漏れを実現し、またNが短絡したときにNおよびNをNから減結合するため、好ましい構造である。
【0036】
コンバータの入力側に制御回路を使用した本発明の他の実施形態が図13Aに示されており、出力側から巻線Nの短絡によりディセーブルを行う。保護ロジック200(図13B、コンバータの出力を基準とする)は、コンバータをディセーブルする必要がある場合(例えば、出力上の過電圧、不足電圧、またはその他の不規則な動作状態)に必ず信号DSSを発生する。アクティブ信号DSSで、トランジスタQおよびQがオンになり(図13B)、これにより駆動トランスTの巻線Nが短絡する。巻線N内の電流は、図1のコントローラ102の内部部品としてではなく、図13Aで別々のコンポーネントとして示されている、ドライバ60および61のリターン・パス内で接続されている抵抗器R12により間接的に測定される。ドライバ60および61はそれでも、コントローラ105の内部部品とすることもでき、その場合、感知抵抗器R12で、コントローラの全電流を測定し、この抵抗器をグラウンドへのパス内に配置するか、+VIN位置に置くことができることに留意されたい。抵抗器R12間の電圧は、通常動作時に抵抗器R12間の電圧降下がUをトリップしないようにしきい値が設定されているコンパレータUにより感知される。ただし、巻線Nが短絡した場合、コンパレータUがトリップされ、次に、コントローラ105、ドライバ60および61、その結果コンバータをディセーブルする信号DSBを発生する。
【0037】
前記の実施形態は本発明の態様を教示することを目的とする例であり、付属の請求項でのみ範囲が定められ、本発明の範囲から逸脱するとみなされていないすべてのバリエーションを包含する。修正および改良は当業者であれば十分行えることであり、また修正および改良は請求項およびその同等の項目の範囲内に含まれることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】制御および駆動回路がコンバータの入力側を基準とするハーフブリッジ・コンバータを使用する本発明の一実施形態の回路図である。
【図2】図1の回路内の複数の場所で測定した、本発明の一実施形態の目立った波形の図である。
【図3】1つの巻線の漏れインダクタンスが小さい、図1の回路のターンオン波形の図である。
【図4】図1の実施形態のターンオフ波形の図である。
【図5】フィードバックおよび制御回路が二次(出力)側を基準とする本発明の他の回路実施形態の図である。
【図6】本発明の実施形態の同期整流器用のドライバを実現することが可能な部分回路図である。
【図7】本発明の実施形態の同期整流器用のドライバの可能な実施形態の他の回路図である。
【図8】本発明の実施形態の同期整流器用のドライバを実現することが可能な他の部分回路図である。
【図9】nチャネルMOSFETを使用する一次側スイッチのドライバを実現することが可能な部分回路図である。
【図10】バイポーラ・トランジスタを使用する一次側スイッチのドライバを実現することが可能な他の部分回路図である。
【図11A】一次側から二次側の制御回路をディセーブルする操作を行いやすくする本発明の他の回路実施形態の図である。
【図11B】一次側から二次側の制御回路をディセーブルする操作を行いやすくする本発明の他の回路実施形態の図である。
【図12】追加巻線を介して一次側から二次側の制御回路をディセーブルする操作を行いやすくする本発明の他の回路実施形態の図である。
【図13A】ディセーブル機能を備え、制御回路がコンバータの入力側に配置されている本発明の他の回路実施形態の図である。
【図13B】出力側で感知された状態から図13Aのコンバータをディセーブルする手段を示す図である。

Claims (33)

  1. 入力源からの入力電圧を負荷に供給する出力電圧に変換するスイッチモード電力コンバータであって、
    一次巻線と、分割された第1と第2の二次巻線を持つ電源絶縁トランスと、
    前記電源トランスの前記一次巻線に接続され、それぞれ入力電圧を交互に前記電源絶縁トランスの前記一次巻線に供給し前記一次巻線内に実質的に対称的な電流を発生させる2つの制御端子を備える少なくとも第1および第2の一次側制御可能電源スイッチを備えた一次側コンバータ回路と、
    前記一次側コンバータ回路から完全に絶縁され、第1および第2の同期整流器を備え、前記同期整流器は個別にスイッチング可能であり、それぞれ前記第1および第2の二次巻線の各1つと負荷の間に接続されている全波二次側コンバータ回路と、
    前記第1および第2の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する少なくとも第1および第2の一次側スイッチ制御回路と、
    前記それぞれの第1および第2の同期整流器の導通を制御する同期整流器制御回路と、
    前記一次側制御可能電源スイッチと前記第1および第2の同期比整流器の導通を制御するため2つの出力の実質的に対称的な波形が約180度変位しているスイッチ導通制御回路と、
    前記一次側制御可能電源スイッチと前記第1および第2の同期整流器の導通間に必要な遅延を設定し、さらに前記一次側制御可能電源スイッチおよび前記第1および第2の同期整流器を制御するための電力を供給するために使用され、前記一次側スイッチ制御回路と前記同期整流器制御回路との絶縁を行う駆動トランスであって、
    前記スイッチ導通制御回路に接続された第1の駆動トランス巻線と、
    前記第1の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第1の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第2の駆動トランス巻線を備える駆動トランスとを備える電力コンバータ。
  2. さらに、
    前記第2の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第2の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第3の駆動トランス巻線と、
    前記同期整流器制御回路に接続されている第4の駆動トランス巻線とを備える請求項1に記載の電力コンバータ。
  3. 前記スイッチ導通制御回路が前記入力電圧の一端にも接続されている請求項1に記載の電力コンバータ。
  4. 前記第2および前記第3の駆動トランス巻線がさらに前記駆動トランス巻線と関連する漏れインダクタンスを持ち、前記一次側制御可能電源スイッチのターンオン時に最適な遅延が得られるように前記漏れインダクタンスが慎重に選択され、設計されている請求項2に記載の電力コンバータ。
  5. 前記それぞれの一次側スイッチ制御回路がさらに、
    前記一次側制御可能電源スイッチの制御端子間に接続され、ほとんど等しい導通時間の場合に前記一次側制御可能電源スイッチの短絡を防止できる十分な速さで前記一次側制御可能電源スイッチを効果的に制御しターンオフを行うように構成されている少なくとも1つの制御可能スイッチと、
    前記一次側制御可能電源スイッチの制御およびターンオンを行い、前記制御可能スイッチの制御およびターンオンを行うように構成されているダイオードとを備える請求項1に記載の電力コンバータ。
  6. 前記少なくとも1つの制御可能スイッチを物理的に前記第1および第2の一次側制御可能電源スイッチの近くに配置して、前記一次側制御可能電源スイッチのターンオフ機能を高める請求項5に記載の電力コンバータ。
  7. 前記それぞれの同期整流器制御回路がさらに、
    前記第4のトランス巻線の漏れインダクタンスが前記同期整流器のターンオフの遅延に悪影響を及ぼさないような比較的小さな入力容量を持つ前記それぞれの同期整流器の導通を制御する少なくとも1つの2入力ロジック回路であって、その第1の入力が前記同期整流器制御回路に接続されている前記駆動トランス巻線の一端に接続され、その第2の入力が対応する同期整流器に接続され、前記同期整流器間の電圧が所定の値まで降下する前に前記同期整流器のターンオンの発生を防止する2入力ロジック回路と、
    前記同期整流器の最適なターンオンを行い、最小の遅延で前記同期整流器の最適なターンオフを行う前記それぞれの同期整流器に接続されているドライバ回路とを備える請求項2に記載の電力コンバータ。
  8. 前記2入力ロジック回路が前記2つの入力のそれぞれに保護ダイオードを備え、前記2入力ロジック回路のそれぞれの前記入力間に印加される電源電圧よりも高い負または正の電圧を供給する請求項7に記載の電力コンバータ。
  9. 前記2入力ロジック回路はさらに前記2つの入力のそれぞれに入れた直列抵抗器を備え、電源電圧よりも高い負または正の電圧が前記2入力ロジック回路のそれぞれの前記入力間に印加される場合には必ず前記保護ダイオード内の電流を制限するようにする請求項8に記載の電力コンバータ。
  10. 前記スイッチ導通制御回路が前記電源絶縁トランスの前記出力を基準とし、それにより、前記同期整流器制御回路に接続されている前記第4の駆動トランス巻線と2つの出力が約180度変位している前記スイッチ導通制御回路に接続されている前記第1の駆動トランス巻線を組み合わせて、前記駆動トランス内の1つの巻線をなくすことができる請求項2に記載の電力コンバータ。
  11. 前記スイッチ導通制御回路が前記同期整流器制御回路に接続されている請求項10に記載の電力コンバータ。
  12. さらに出力側で感知された状態から入力側、また出力側で電力コンバータをディセーブルする手段を備える請求項3に記載の電力コンバータ。
  13. さらに出力側で感知された状態から入力側で電力コンバータをイネーブルする手段を備える請求項3に記載の電力コンバータ。
  14. さらに前記スイッチモード電力コンバータの入力側で感知された状態への応答として前記スイッチモード電力コンバータの出力側からスイッチモード電力コンバータをディセーブルする手段を備える請求項11に記載の電力コンバータ。
  15. 入力源からの入力電圧を負荷に供給する出力電圧に変換するスイッチモード電力コンバータであって、
    一次巻線と二次巻線を持つ電源絶縁トランスと、
    前記電源トランスの前記一次巻線に接続され、それぞれ入力電圧を交互に前記電源絶縁トランスの前記一次巻線に供給し前記一次巻線内に実質的に対称的な電流を発生させる2つの制御端子を備える少なくとも第1および第2の一次側制御可能電源スイッチを備えた一次側コンバータ回路と、
    前記一次側コンバータ回路から完全に絶縁され、第1および第2の同期整流器を備え、前記同期整流器は個別にスイッチング可能であり、それぞれ前記第2の二次巻線の各端と負荷の間に接続されている全波二次側コンバータ回路と、
    前記第1および第2の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する少なくとも第1および第2の一次側スイッチ制御回路と、
    前記それぞれの第1および第2の同期整流器の導通を制御する同期整流器制御回路と、
    前記一次側制御可能電源スイッチと前記第1および第2の同期比整流器の導通を制御するため2つの出力の実質的に対称的な波形が約180度変位しているスイッチ導通制御回路と、
    前記一次側制御可能電源スイッチと前記第1および第2の同期整流器の導通間に必要な遅延を設定し、さらに前記一次側制御可能電源スイッチおよび前記第1および第2の同期整流器を制御するための電力を供給するために使用され、前記一次側スイッチ制御回路と前記同期整流器制御回路との絶縁を行う駆動トランスであって、
    前記スイッチ導通制御回路に接続された第1の駆動トランス巻線と、
    前記第1の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第1の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第2の駆動トランス巻線を備える駆動トランスとを備える電力コンバータ。
  16. さらに、
    前記第2の一次側スイッチ制御回路に接続され、前記第2の一次側制御可能電源スイッチの導通を制御する第3の駆動トランス巻線と、
    前記同期整流器制御回路に接続されている第4の駆動トランス巻線とを備える請求項15に記載の電力コンバータ。
  17. 前記スイッチ導通制御回路が前記入力電圧の一端にも接続されている請求項15に記載の電力コンバータ。
  18. 前記第2および前記第3の駆動トランス巻線がさらに前記駆動トランス巻線と関連する漏れインダクタンスを持ち、前記一次側制御可能電源スイッチのターンオン時に最適な遅延が得られるように前記漏れインダクタンスが慎重に選択され、設計されている請求項16に記載の電力コンバータ。
  19. 前記それぞれの一次側スイッチ制御回路がさらに、
    前記一次側制御可能電源スイッチの制御端子間に接続され、ほとんど等しい導通時間の場合に前記一次側制御可能電源スイッチの短絡を防止できる十分な速さで前記一次側制御可能電源スイッチを効果的に制御しターンオフを行うように構成されている少なくとも1つの制御可能スイッチと、
    前記一次側制御可能電源スイッチの制御およびターンオンを行い、前記制御可能スイッチの制御およびターンオンを行うように構成されているダイオードとを備える請求項15に記載の電力コンバータ。
  20. 前記少なくとも1つの制御可能スイッチを物理的に前記第1および第2の一次側制御可能電源スイッチの近くに配置して、前記一次側制御可能電源スイッチのターンオフ機能を高める請求項19に記載の電力コンバータ。
  21. 前記それぞれの同期整流器制御回路がさらに、
    前記第4のトランス巻線の漏れインダクタンスが前記同期整流器のターンオフの遅延に悪影響を及ぼさないような比較的小さな入力容量を持つ前記それぞれの同期整流器の導通を制御する少なくとも1つの2入力ロジック回路であって、その第1の入力が前記同期整流器制御回路に接続されている前記駆動トランス巻線の一端に接続され、その第2の入力が対応する同期整流器に接続され、前記同期整流器間の電圧が所定の値まで降下する前に前記同期整流器のターンオンの発生を防止する2入力ロジック回路と、
    前記同期整流器の最適なターンオンを行い、最小の遅延で前記同期整流器の最適なターンオフを行う前記それぞれの同期整流器に接続されているドライバ回路とを備える請求項16に記載の電力コンバータ。
  22. 前記2入力ロジック回路が前記2つの入力のそれぞれに保護ダイオードを備え、前記2入力ロジック回路のそれぞれの前記入力間に印加される電源電圧よりも高い負または正の電圧を供給する請求項21に記載の電力コンバータ。
  23. 前記2入力ロジック回路はさらに前記2つの入力のそれぞれに入れた直列抵抗器を備え、電源電圧よりも高い負または正の電圧が前記2入力ロジック回路のそれぞれの前記入力間に印加される場合には必ず前記保護ダイオード内の電流を制限するようにする請求項22に記載の電力コンバータ。
  24. 前記スイッチ導通制御回路が前記電源絶縁トランスの前記出力を基準とし、それにより、前記同期整流器制御回路に接続されている前記第4の駆動トランス巻線と2つの出力が約180度変位している前記スイッチ導通制御回路に接続されている前記第1の駆動トランス巻線を組み合わせて、前記駆動トランス内の1つの巻線をなくすことができる請求項16に記載の電力コンバータ。
  25. 前記スイッチ導通制御回路が前記同期整流器制御回路に接続されている請求項24に記載の電力コンバータ。
  26. さらに出力側で感知された状態から入力側、また出力側で電力コンバータをディセーブルする手段を備える請求項17に記載の電力コンバータ。
  27. さらに出力側で感知された状態から入力側で電力コンバータをイネーブルする手段を備える請求項17に記載の電力コンバータ。
  28. さらに前記スイッチモード電力コンバータの入力側で感知された状態への応答として前記スイッチモード電力コンバータの出力側からスイッチモード電力コンバータをディセーブルする手段を備える請求項25に記載の電力コンバータ。
  29. 一次巻線を持つ電源絶縁トランス、駆動トランス、一次側制御可能電源スイッチ、同期整流器、および制御可能スイッチを備える回路を使用して入力電源からの入力電圧を負荷に供給する出力電圧に変換する方法であって、
    電源絶縁トランスを使用して電力を一方の形式から他方の形式に変換する工程と、
    出力電圧から入力電力を絶縁する工程と、
    一次側制御可能電源スイッチの導通を交互に切り換えて入力電圧を前記電源絶縁トランスの前記一次巻線に交互に供給し入力から出力にエネルギーを伝達する工程と、
    同期整流器の導通を交互に切り換えてDC出力電圧を整流し供給する工程と、
    電力を前記一次側制御可能電源スイッチと前記同期整流器に供給する工程と、
    前記一次側制御可能スイッチのオン、オフを繰り返し行う工程と、
    前記駆動トランスの巻線と関連する漏れインダクタンスおよび一次側制御可能電源スイッチの入力容量を使用して前記一次側制御可能電源スイッチのターンオンを遅延させる工程と、
    前記同期整流器間で感知された電圧が所定の値に降下するまで前記同期整流器のターンオンを遅延させる工程と、
    前記制御可能スイッチのスイッチング遅延が関連する駆動トランス巻線の漏れインダクタンスの影響を受けないように前記一次側制御可能電源スイッチのターンオフの遅延を最小にし、それにより駆動トランス巻線に接続されている前記一次側制御可能電源スイッチのターンオフを高速にする工程と、
    スイッチング遅延が前記同期整流器制御回路に接続されている関連する駆動トランス巻線の漏れインダクタンスの影響を受けないように前記同期整流器のターンオフの遅延を最小にする工程とを含む方法。
  30. さらにスイッチ導通制御回路を使用して前記駆動トランスおよび関連回路に電力を供給し制御する工程を含む請求項29に記載の方法。
  31. さらに駆動トランスおよび電力コンバータの入力を基準としているスイッチ導通制御回路を備えるスイッチモード電力コンバータを電力コンバータの出力で感知された状態からディセーブルする方法であって、
    電力コンバータの出力で電力コンバータをディセーブルする必要がある状態を感知する工程と、
    電力コンバータの出力側を基準とする回路に接続されている駆動トランス巻線を短絡する工程と、
    電力コンバータの入力側に接続されている前記スイッチ導通制御回路に接続されている駆動トランス巻線間の過剰電流を検出する工程と、
    スイッチ導通制御回路をディセーブルする信号を送信し、コンバータをディセーブルする工程とを含む方法。
  32. 駆動トランスおよび電力コンバータの出力を基準としているスイッチ導通制御回路を備えるスイッチモード電力コンバータを電力コンバータの入力で感知された状態からディセーブルする方法であって、
    電力コンバータの入力で電力コンバータをディセーブル必要がある状態を感知する工程と、
    電力コンバータの入力側を基準とする回路に接続されている駆動トランス巻線を短絡する工程と、
    電力コンバータの出力側に接続されているスイッチ導通制御回路に接続されている駆動トランス巻線間の過剰電流を検出する工程と、
    スイッチ導通制御回路をディセーブルする信号を送信し、コンバータをディセーブルする工程とを含む方法。
  33. スイッチモード電力コンバータ内のスイッチ制御回路に電力を供給するために使用され、複数の一次側制御可能スイッチに接続されその導通を制御する少なくとも1つの一次側スイッチ制御回路に電力を供給する少なくとも1つの駆動トランス巻線を備え、前記少なくとも1つのトランス巻線の関連する漏れインダクタンスが前記一次側スイッチのターンオンの遅延が最適なものとなるように慎重に選択され設計されている、駆動トランスおよび関連回路。
JP2002561353A 2001-02-01 2002-02-01 スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路 Pending JP2004521588A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US26571401P 2001-02-01 2001-02-01
PCT/US2002/002745 WO2002061926A2 (en) 2001-02-01 2002-02-01 Isolated drive circuitry used in switch-mode power converters
US10/061,189 US6804125B2 (en) 2001-02-01 2002-02-01 Isolated drive circuitry used in switch-mode power converters

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004521588A true JP2004521588A (ja) 2004-07-15
JP2004521588A5 JP2004521588A5 (ja) 2005-08-25

Family

ID=31996451

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002561354A Pending JP2004536543A (ja) 2001-02-01 2002-02-01 スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路
JP2002561353A Pending JP2004521588A (ja) 2001-02-01 2002-02-01 スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002561354A Pending JP2004536543A (ja) 2001-02-01 2002-02-01 スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路

Country Status (7)

Country Link
US (2) US6804125B2 (ja)
EP (2) EP1405394B1 (ja)
JP (2) JP2004536543A (ja)
AT (2) ATE381141T1 (ja)
AU (2) AU2002247050A1 (ja)
DE (2) DE60224047D1 (ja)
WO (2) WO2002061926A2 (ja)

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2278250A1 (en) * 1997-01-24 1998-07-30 Fische, Llc High efficiency power converter
US7269034B2 (en) 1997-01-24 2007-09-11 Synqor, Inc. High efficiency power converter
DE10161743B4 (de) * 2001-12-15 2004-08-05 Hüttinger Elektronik GmbH & Co. KG Hochfrequenzanregungsanordnung
US7280026B2 (en) 2002-04-18 2007-10-09 Coldwatt, Inc. Extended E matrix integrated magnetics (MIM) core
TWI271023B (en) * 2003-08-21 2007-01-11 Sony Corp Switching power-supply circuit
US6970023B2 (en) * 2003-12-17 2005-11-29 Texas Instruments Incorporated Modulated transistor gate driver with planar pulse transformer
US6906931B1 (en) * 2004-01-30 2005-06-14 Astec International Limited Zero-voltage switching half-bridge DC-DC converter topology by utilizing the transformer leakage inductance trapped energy
US7116563B2 (en) * 2004-05-19 2006-10-03 Semtech Corporation Dual mode over-current protection for switching mode power converter
US7355867B2 (en) * 2004-08-17 2008-04-08 Elster Electricity, Llc Power supply for an electric meter having a high-voltage regulator that limits the voltage applied to certain components below the normal operating input voltage
US20070211500A1 (en) * 2006-03-02 2007-09-13 Hipro Electronic Co., Ltd DC-DC converter with direct driven synchronous rectifier
US9197132B2 (en) 2006-12-01 2015-11-24 Flextronics International Usa, Inc. Power converter with an adaptive controller and method of operating the same
US7675759B2 (en) 2006-12-01 2010-03-09 Flextronics International Usa, Inc. Power system with power converters having an adaptive controller
US7468649B2 (en) 2007-03-14 2008-12-23 Flextronics International Usa, Inc. Isolated power converter
WO2009008739A1 (en) * 2007-07-09 2009-01-15 Power Concepts Nz Limited Drive circuit
EP2097920B1 (de) * 2007-07-23 2017-08-09 TRUMPF Hüttinger GmbH + Co. KG Plasmaversorgungseinrichtung
CN102217181B (zh) 2008-11-14 2014-09-03 伟创力国际美国公司 用于同步整流器的驱动器以及采用该驱动器的功率转换器
DE102008055157A1 (de) * 2008-12-23 2010-06-24 Infineon Technologies Ag Ansteuerschaltung für eine Leistungshalbleiteranordnung und Leistungshalbleiteranordnung
CN102342007B (zh) 2009-01-19 2015-01-07 伟创力国际美国公司 用于功率转换器的控制器
WO2010083514A1 (en) * 2009-01-19 2010-07-22 Flextronics International Usa, Inc. Controller for a power converter
US9019061B2 (en) 2009-03-31 2015-04-28 Power Systems Technologies, Ltd. Magnetic device formed with U-shaped core pieces and power converter employing the same
US8643222B2 (en) * 2009-06-17 2014-02-04 Power Systems Technologies Ltd Power adapter employing a power reducer
US9077248B2 (en) 2009-06-17 2015-07-07 Power Systems Technologies Ltd Start-up circuit for a power adapter
US8514593B2 (en) 2009-06-17 2013-08-20 Power Systems Technologies, Ltd. Power converter employing a variable switching frequency and a magnetic device with a non-uniform gap
US8638578B2 (en) 2009-08-14 2014-01-28 Power System Technologies, Ltd. Power converter including a charge pump employable in a power adapter
US8976549B2 (en) 2009-12-03 2015-03-10 Power Systems Technologies, Ltd. Startup circuit including first and second Schmitt triggers and power converter employing the same
US8520420B2 (en) 2009-12-18 2013-08-27 Power Systems Technologies, Ltd. Controller for modifying dead time between switches in a power converter
US8787043B2 (en) 2010-01-22 2014-07-22 Power Systems Technologies, Ltd. Controller for a power converter and method of operating the same
US9246391B2 (en) 2010-01-22 2016-01-26 Power Systems Technologies Ltd. Controller for providing a corrected signal to a sensed peak current through a circuit element of a power converter
WO2011116225A1 (en) 2010-03-17 2011-09-22 Power Systems Technologies, Ltd. Control system for a power converter and method of operating the same
US8687386B2 (en) * 2010-12-06 2014-04-01 The Boeing Company Synchronous rectifier bi-directional current sensor
US8929103B2 (en) 2011-03-23 2015-01-06 Pai Capital Llc Integrated magnetics with isolated drive circuit
US8792257B2 (en) 2011-03-25 2014-07-29 Power Systems Technologies, Ltd. Power converter with reduced power dissipation
US8792256B2 (en) 2012-01-27 2014-07-29 Power Systems Technologies Ltd. Controller for a switch and method of operating the same
US9190898B2 (en) 2012-07-06 2015-11-17 Power Systems Technologies, Ltd Controller for a power converter and method of operating the same
US9106130B2 (en) 2012-07-16 2015-08-11 Power Systems Technologies, Inc. Magnetic device and power converter employing the same
US9099232B2 (en) 2012-07-16 2015-08-04 Power Systems Technologies Ltd. Magnetic device and power converter employing the same
US9379629B2 (en) 2012-07-16 2016-06-28 Power Systems Technologies, Ltd. Magnetic device and power converter employing the same
US9214264B2 (en) 2012-07-16 2015-12-15 Power Systems Technologies, Ltd. Magnetic device and power converter employing the same
CN102830740B (zh) * 2012-08-23 2014-04-30 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 一种高效率的偏置电压产生电路
US9240712B2 (en) 2012-12-13 2016-01-19 Power Systems Technologies Ltd. Controller including a common current-sense device for power switches of a power converter
GB2511846B (en) * 2013-03-15 2017-07-26 Eisergy Ltd A gate drive circuit for a semiconductor switch
US10199950B1 (en) 2013-07-02 2019-02-05 Vlt, Inc. Power distribution architecture with series-connected bus converter
US9300206B2 (en) 2013-11-15 2016-03-29 Power Systems Technologies Ltd. Method for estimating power of a power converter
EP2961049B1 (de) 2014-06-25 2017-04-12 Siemens Aktiengesellschaft Ansteuerschaltung eines Resonanzwandlers
TWI571055B (zh) * 2015-10-14 2017-02-11 茂達電子股份有限公司 可降低電磁干擾與電源擾動之切換式驅動器
US10447158B2 (en) * 2016-07-01 2019-10-15 Texas Instruments Incorporated Reducing voltage rating of devices in a multilevel converter
US9954456B2 (en) 2016-09-09 2018-04-24 Navitas Semiconductor, Inc. Flyback converter
CN108736698A (zh) * 2017-04-13 2018-11-02 台达电子工业股份有限公司 电源供应器与残余电压放电方法
CN113315355B (zh) * 2021-07-02 2022-12-13 上海空间电源研究所 一种航天器用高可靠延时隔离驱动电路

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE430196B (sv) * 1982-02-05 1983-10-24 Ericsson Telefon Ab L M Sett och anordning att bryta matningen av elektrisk effekt fran en lagfrekvens- eller likspenningskella till en belastning
JPS58136137A (ja) * 1982-02-08 1983-08-13 Hitachi Ltd 電界効果トランジスタを用いたインバータ回路
US5999432A (en) * 1985-06-04 1999-12-07 Nilssen; Ole K. High-efficiency bridge inverter
US4884186A (en) * 1987-12-10 1989-11-28 Boschert Incorporated Power supply with reduced switching losses
JP2716221B2 (ja) * 1989-10-12 1998-02-18 甲府日本電気 株式会社 Dc―dcコンバータ
DE4035969A1 (de) 1990-01-26 1991-08-01 Siemens Ag Schaltungsanordnung mit wenigstens einer einen leistungs-mosfet enthaltenden schaltvorrichtung
US5198969A (en) 1990-07-13 1993-03-30 Design Automation, Inc. Soft-switching full-bridge dc/dc converting
JP3030672B2 (ja) * 1991-06-18 2000-04-10 和光純薬工業株式会社 新規なレジスト材料及びパタ−ン形成方法
AU667477B2 (en) * 1992-03-25 1996-03-28 Raynet Corporation DC/DC/AC power supply
US5353212A (en) 1992-04-20 1994-10-04 At&T Bell Laboratories Zero-voltage switching power converter with ripple current cancellation
US5274543A (en) 1992-04-20 1993-12-28 At&T Bell Laboratories Zero-voltage switching power converter with lossless synchronous rectifier gate drive
DE4327073C1 (de) * 1993-08-12 1994-10-13 Knick Elektronische Mesgeraete Chopper-Schaltung zur galvanisch getrennten Übertragung bipolarer Meßströme
US5499184A (en) * 1994-01-28 1996-03-12 Compaq Computer Corp. Power switch circuitry for electrically isolating the power switch from a power supply
US5590032A (en) 1995-05-25 1996-12-31 Lucent Technologies Inc. Self-synchronized drive circuit for a synchronous rectifier in a clamped-mode power converter
JPH09103073A (ja) 1995-10-05 1997-04-15 Fujitsu Denso Ltd Dc−dcコンバータ
JP3487114B2 (ja) * 1997-01-28 2004-01-13 松下電工株式会社 電源装置
FR2753317B1 (fr) * 1996-09-06 1998-11-20 Sinfor Dispositif d'alimentation stabilisee a decoupage hyperresonant et redressement synchrone
US5870299A (en) 1997-05-28 1999-02-09 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for damping ringing in self-driven synchronous rectifiers
US5907481A (en) 1997-10-31 1999-05-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Double ended isolated D.C.--D.C. converter
JPH11299232A (ja) * 1998-04-16 1999-10-29 Sony Corp 電流共振型スイッチング電源
US6069802A (en) 1998-07-31 2000-05-30 Priegnitz; Robert A. Transformer isolated driver and isolated forward converter
US6038148A (en) 1998-12-11 2000-03-14 Ericsson, Inc. Self-driven synchronous rectification scheme
JP3339452B2 (ja) 1999-03-05 2002-10-28 株式会社村田製作所 絶縁型dcーdcコンバータ
US6111769A (en) * 1999-09-24 2000-08-29 Ericsson, Inc. External driving circuit for bridge type synchronous rectification
US6169683B1 (en) * 1999-10-07 2001-01-02 Ericsson Inc. Resonant gate drive for synchronous rectifiers
US6504739B2 (en) * 2001-05-18 2003-01-07 Astec International Limited Simple control circuit for synchronous rectifiers used in ZVS phase shifted full bridge converter

Also Published As

Publication number Publication date
US6804125B2 (en) 2004-10-12
ATE381141T1 (de) 2007-12-15
WO2002061927A3 (en) 2004-02-12
EP1356575A2 (en) 2003-10-29
WO2002061926A3 (en) 2003-08-14
AU2002243742A1 (en) 2002-08-12
WO2002061926A2 (en) 2002-08-08
DE60219886D1 (de) 2007-06-14
US20040047164A1 (en) 2004-03-11
JP2004536543A (ja) 2004-12-02
EP1405394A2 (en) 2004-04-07
EP1356575B1 (en) 2007-05-02
AU2002247050A1 (en) 2002-08-12
US6791851B2 (en) 2004-09-14
EP1405394B1 (en) 2007-12-12
ATE361579T1 (de) 2007-05-15
AU2002247050A8 (en) 2002-08-12
WO2002061927A2 (en) 2002-08-08
US20020101741A1 (en) 2002-08-01
DE60224047D1 (de) 2008-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004521588A (ja) スイッチモード電力コンバータで使用される絶縁駆動回路
US7102898B2 (en) Isolated drive circuitry used in switch-mode power converters
US5351179A (en) Lossless active snubber for half-bridge output rectifiers
KR100691929B1 (ko) 플로팅 게이트를 가진 동기 정류기에 대한 일반적인 자기 구동 동기 정류 방식
US6760235B2 (en) Soft start for a synchronous rectifier in a power converter
US7345896B2 (en) Secondary side power supply controller and method therefor
US8369109B2 (en) Self-oscillating bipolar transistor DC/AC/DC converter using a pulse forming timer
US5822199A (en) Controller for a power switch and method of operation thereof
Sun et al. A comparison review of the resonant gate driver in the silicon MOSFET and the GaN transistor application
US20100220500A1 (en) Power converter and method for controlling power converter
WO2000048300A1 (en) Offset resonance zero volt switching flyback converter
JP2013509152A (ja) 同期整流器制御のシステム及び方法
Jovanovic et al. A new, soft-switched boost converter with isolated active snubber
US9912241B2 (en) System and method for a cascode switch
US10389275B2 (en) Converter with ZVS
US5986904A (en) Self-regulating lossless snubber circuit
US11075582B2 (en) Switching converter
JP4605532B2 (ja) 多出力型スイッチング電源装置
Varajao et al. Driving GaN HEMT High-Voltage Half-Bridge with a Single-Channel Non-Isolated Gate Driver with Truly Differential Inputs
US6417629B1 (en) Push-pull based voltage-clamping electronic ballast
TWI832463B (zh) 基於原邊回饋的返馳式電源變換器
JP2002051564A (ja) スナバ回路
US20240006999A1 (en) Systems and methods for driving bipolar transistors related to power converters by at least using three switches
TWI829374B (zh) 基於原邊回饋的返馳式電源變換器
KR19980028346A (ko) 풀 브릿지 dc/dc 컨버터의 영전압/영전류 스위칭을 위한 회로

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060517

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060817

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070604

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070904

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080702