JP2004518602A - 多成分ガラス、ガラス繊維、ツイスター、およびテーパー - Google Patents
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Abstract
【課題】カドミウムを含まない多成分ガラスの組成範囲であって、ツイスターとテーパーにおけるコアガラスとして特に適合するガラス組成を見つけることができる組成範囲を提供すること。
【解決手段】光学的ツイスターおよびテーパー用のガラス繊維におけるコアガラス(2)として特に使用するための、カドミウムを含まない多成分ガラスであって、当該ガラスが、ランタニドフリントタイプであり、かつ、主成分として、B2O3 20 − 70、ZnO 1 − 15、ランタニド酸化物 1 − 23、ZrO2および/またはHfO2 1 − 10、As2O3および/またはSb2O3 0.1 − 0.3を有する、多成分ガラス。
【選択図】図3
【解決手段】光学的ツイスターおよびテーパー用のガラス繊維におけるコアガラス(2)として特に使用するための、カドミウムを含まない多成分ガラスであって、当該ガラスが、ランタニドフリントタイプであり、かつ、主成分として、B2O3 20 − 70、ZnO 1 − 15、ランタニド酸化物 1 − 23、ZrO2および/またはHfO2 1 − 10、As2O3および/またはSb2O3 0.1 − 0.3を有する、多成分ガラス。
【選択図】図3
Description
【発明が属する技術分野】
【0001】本発明は、ガラス繊維内のコアガラスとして使用するための、光伝送体用の多成分ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
光路として光伝送ファイバを使用する光学コンポーネントは、さまざまな分野において有用である。その適用に課せられる特殊な要件に起因して、現在市販されているツイスター(twister)およびテーパー(taper)用のガラス繊維におけるコアガラスは、カドミウムを含む特定の多成分ガラスしかない。例えば、コアガラスとクラッドガラスとは、反射率が大きく異なることが望ましい。この差が大きいほど、ツイスターまたはテーパーを薄くすることができる。さらに、この用途においては、特に、膨張、硬度、結晶化に関して固有の要件が課せられる。結晶化傾向にある多成分ガラスを材質とするガラス繊維は、例えば、かなりの散乱損失を有する。
【0003】カドミウムは、ますます、その使用が禁止されつつあるため、これに匹敵するかまたはより良好な特性を有する、カドミウムを含まないコアガラスが求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明の目的は、カドミウムを含まない多成分ガラスの組成範囲であって、ツイスターとテーパーにおけるコアガラスに特に適合するガラス組成を見つけることができる組成範囲を提供することである。
【0005】本発明のこの目的は、請求項1に定義される組成を特徴とする多成分ガラスによって、達成される。
【0006】規定されている組成の範囲内において、特に、少なくとも1.75の反射率nと、525℃〜725℃、特に、600℃〜725℃の(米国)軟化点((American) softening point)を有するガラスの製造が、可能である。
【0007】本発明は、前記コアコンポーネントが、本発明によって定義される組成を有するガラスから成ることを特徴とする、光伝送用ガラス繊維、ツイスター、またはテーパーにも関する。本発明は、このようなツイスターを有する夜間視認双眼鏡にも関する。
【0008】本発明による(コア)ガラスの組成の特性的な特徴は、ガラスが、主成分としてB2O3、ZnO、La2O3および/またはAs2O3、La2O3または別の希土類(ランタニド)酸化物、ZrO2および/またはHfO2と、Sb2O3および/またはAs2O3を有することである。La2O3または別の希土類酸化物(Y2O3など)は、この場合にガラス形状化要素(glass shaper)として機能する。
【0009】本発明によるガラスは、Na、K、Li、Csの酸化物をまったく含まないか、または最小限しか含まないことが望ましい。その理由は、これらの酸化物が、ガラスを軟化させ、反射率を低減させるからである。
【0010】第一実施例においては、ガラスは、請求項5に定義される組成に従う。
【0011】第二実施例においては、ガラスは、請求項6に定義される組成に従う。
【0012】第三実施例においては、ガラスは、請求項7に定義される組成に従う。
【0013】第一実施例の特性的な特徴は、膨張率αの好ましい値(67〜73×10−7K−1の範囲内)(30℃〜300℃)と、粘性(675℃〜725℃の範囲の米国軟化点)との組合せにおける、わずかに高い反射率(1.75〜1.79の範囲)である。
第二実施例の特徴的な特徴は、αの値の範囲63〜71×10−7K−1と、600℃〜690℃の範囲の米国軟化点との組合せにおける、さらにわずかに高い反射率(1.76〜1.79)である。
【0014】第三実施例の特徴的な特徴は、αの値の範囲65〜73×10−7K−1と、650℃〜725℃の範囲の米国軟化点との組合せにおいて、さらに高い反射率値が達成できることである。
【0015】これらの組成における主成分は、カドミウムが含まれないコアガラスにその基本特性を与えるために必要である。
【0016】請求項に定義されるオプションの成分は、基本的な特性を微調整するため、および/または、ガラスの特性に影響することなく、付加的な特性をガラスに与えるために使用される。
【0017】請求項8に定義される組成を有するガラスは、反射率nが1.8、米国軟化点718℃、固有伝送Tiが少なくとも0.99であり、認識される目的に対して非常に適合することが判明している。コアガラスロッドは、必要な組成を有する溶融液体から引き上げる(draw)ことができる。代替えの方法は、専用の鋳型において溶融液体を形成することである。光伝送ガラス繊維は、本発明によるコアガラスと、公知の方法(例えば、二重るつぼ法(double crucible method)またはロッドインチューブ法(rod−in−tube method))によるクラッドガラスとによって製造することができる。ファイバの束は、複数のガラス繊維から製作することができる。ファイバの束をより合わせる(twist)ことによって、ツイスターが得られる。このツイスターは、例えば、光電子増倍管から送られる画像を回転させ、夜間視認望遠鏡で使用される。これらの製造工程のすべてに準拠できるようにするため、この場合にもカドミウムを含まない特殊なコアガラスが必要である。(より合わされている、またはより合わされていない)ファイバの束には、小から大に拡がる断面を与えることもできる。この場合、テーパーと呼ばれるファイバの束が、関係する。
【0018】本発明の上記およびその他の観点は、以下に説明される実施例を参照しながら明確に解明されるであろう。
【0019】
【発明を実施するための形態】
一般的な実施例(図1)の夜間視認望遠鏡10には、電源11と、光ファイバシステム12(光子が入射する入口面13を有する)と、光電陰極14が設けられている出口面とが、設けられている。光電陰極14によって発せられる電子eは、MCPデバイスにおいて増倍(multiply)される。増倍された電子は、蛍光体層15に入射する。蛍光体層15は、光子を発し、この光子は、ツイスターの入口面17から、束状の伝送ファイバを介して出口面18に進行する。
【0020】ツイスター16の伝送ファイバは、図2と図3に詳細に示されているように、本発明によるコアガラス2のみならず、クラッドガラス3、EMA(強力な吸収ガラス)4と、場合によってはクラッドなどの円筒形のツイスター16を囲む外囲ガラスを有する(図5)。実際には、クラッドガラス3は、約1.5の反射率を有することが多い。適合する材料は、例えば、Schott 8250である。本発明によるコアガラス2は、以下に説明される。発明者の認識に基づくと、このコアガラスは、ツイスターにおいて使用される場合、望ましくは以下の要件の1つ以上に準拠する必要がある。
【0021】
1. 反射率:少なくとも1.75(光の波長598.29mmにおいて)
2. 膨張率(30℃〜300℃): 60〜80×10−7K−1
3. 成型中の結晶化なし
4. Ti: 25mmにおいて少なくとも0.95(Tiは固有伝送、すなわち表面損失のない伝送)
5. 粘性: 600℃〜725℃の(米国)軟化点
【0022】
例:
本発明による組成の範囲内のさまざまな組成の複数のコアガラスが、ロッド形状に製作された。組成と、ロッドに対して測定された物理値とが、以下に示されている。
【0023】
【0024】要約すると、本発明は、光学的ツイスター、テーパーなどのための伝送ファイバにおけるコアガラスとして特に使用するための、カドミウムを含まない多成分ガラスであって、ランタニドフリント(lanthanide flint)タイプであり、かつ次の主成分(mol%)を有する多成分ガラスに関する。
B2O3 20 − 70
ZnO 1 − 15
ランタニド酸化物 1 − 23
ZrO2および/またはHfO2 1 − 10
As2O3 0.1 − 0.3
【図面の簡単な説明】
【図1】夜間視認望遠鏡におけるツイスターの構成を線図的に示す。
【図2】ツイスターを線図的に示す。
【図3】ツイスターの線図的な平面図を示す。図4は、図3の拡大された細部を示す。図5は、図4の拡大された細部を示す。
【符号の説明】
10 夜間視認望遠鏡
11 電源
12 光ファイバシステム
13 入口面
14 光電陰極
15 蛍光体層
16 ツイスター
17 入口面
18 出口面
2 コアガラス
3 クラッドガラス
4 EMA
【0001】本発明は、ガラス繊維内のコアガラスとして使用するための、光伝送体用の多成分ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
光路として光伝送ファイバを使用する光学コンポーネントは、さまざまな分野において有用である。その適用に課せられる特殊な要件に起因して、現在市販されているツイスター(twister)およびテーパー(taper)用のガラス繊維におけるコアガラスは、カドミウムを含む特定の多成分ガラスしかない。例えば、コアガラスとクラッドガラスとは、反射率が大きく異なることが望ましい。この差が大きいほど、ツイスターまたはテーパーを薄くすることができる。さらに、この用途においては、特に、膨張、硬度、結晶化に関して固有の要件が課せられる。結晶化傾向にある多成分ガラスを材質とするガラス繊維は、例えば、かなりの散乱損失を有する。
【0003】カドミウムは、ますます、その使用が禁止されつつあるため、これに匹敵するかまたはより良好な特性を有する、カドミウムを含まないコアガラスが求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明の目的は、カドミウムを含まない多成分ガラスの組成範囲であって、ツイスターとテーパーにおけるコアガラスに特に適合するガラス組成を見つけることができる組成範囲を提供することである。
【0005】本発明のこの目的は、請求項1に定義される組成を特徴とする多成分ガラスによって、達成される。
【0006】規定されている組成の範囲内において、特に、少なくとも1.75の反射率nと、525℃〜725℃、特に、600℃〜725℃の(米国)軟化点((American) softening point)を有するガラスの製造が、可能である。
【0007】本発明は、前記コアコンポーネントが、本発明によって定義される組成を有するガラスから成ることを特徴とする、光伝送用ガラス繊維、ツイスター、またはテーパーにも関する。本発明は、このようなツイスターを有する夜間視認双眼鏡にも関する。
【0008】本発明による(コア)ガラスの組成の特性的な特徴は、ガラスが、主成分としてB2O3、ZnO、La2O3および/またはAs2O3、La2O3または別の希土類(ランタニド)酸化物、ZrO2および/またはHfO2と、Sb2O3および/またはAs2O3を有することである。La2O3または別の希土類酸化物(Y2O3など)は、この場合にガラス形状化要素(glass shaper)として機能する。
【0009】本発明によるガラスは、Na、K、Li、Csの酸化物をまったく含まないか、または最小限しか含まないことが望ましい。その理由は、これらの酸化物が、ガラスを軟化させ、反射率を低減させるからである。
【0010】第一実施例においては、ガラスは、請求項5に定義される組成に従う。
【0011】第二実施例においては、ガラスは、請求項6に定義される組成に従う。
【0012】第三実施例においては、ガラスは、請求項7に定義される組成に従う。
【0013】第一実施例の特性的な特徴は、膨張率αの好ましい値(67〜73×10−7K−1の範囲内)(30℃〜300℃)と、粘性(675℃〜725℃の範囲の米国軟化点)との組合せにおける、わずかに高い反射率(1.75〜1.79の範囲)である。
第二実施例の特徴的な特徴は、αの値の範囲63〜71×10−7K−1と、600℃〜690℃の範囲の米国軟化点との組合せにおける、さらにわずかに高い反射率(1.76〜1.79)である。
【0014】第三実施例の特徴的な特徴は、αの値の範囲65〜73×10−7K−1と、650℃〜725℃の範囲の米国軟化点との組合せにおいて、さらに高い反射率値が達成できることである。
【0015】これらの組成における主成分は、カドミウムが含まれないコアガラスにその基本特性を与えるために必要である。
【0016】請求項に定義されるオプションの成分は、基本的な特性を微調整するため、および/または、ガラスの特性に影響することなく、付加的な特性をガラスに与えるために使用される。
【0017】請求項8に定義される組成を有するガラスは、反射率nが1.8、米国軟化点718℃、固有伝送Tiが少なくとも0.99であり、認識される目的に対して非常に適合することが判明している。コアガラスロッドは、必要な組成を有する溶融液体から引き上げる(draw)ことができる。代替えの方法は、専用の鋳型において溶融液体を形成することである。光伝送ガラス繊維は、本発明によるコアガラスと、公知の方法(例えば、二重るつぼ法(double crucible method)またはロッドインチューブ法(rod−in−tube method))によるクラッドガラスとによって製造することができる。ファイバの束は、複数のガラス繊維から製作することができる。ファイバの束をより合わせる(twist)ことによって、ツイスターが得られる。このツイスターは、例えば、光電子増倍管から送られる画像を回転させ、夜間視認望遠鏡で使用される。これらの製造工程のすべてに準拠できるようにするため、この場合にもカドミウムを含まない特殊なコアガラスが必要である。(より合わされている、またはより合わされていない)ファイバの束には、小から大に拡がる断面を与えることもできる。この場合、テーパーと呼ばれるファイバの束が、関係する。
【0018】本発明の上記およびその他の観点は、以下に説明される実施例を参照しながら明確に解明されるであろう。
【0019】
【発明を実施するための形態】
一般的な実施例(図1)の夜間視認望遠鏡10には、電源11と、光ファイバシステム12(光子が入射する入口面13を有する)と、光電陰極14が設けられている出口面とが、設けられている。光電陰極14によって発せられる電子eは、MCPデバイスにおいて増倍(multiply)される。増倍された電子は、蛍光体層15に入射する。蛍光体層15は、光子を発し、この光子は、ツイスターの入口面17から、束状の伝送ファイバを介して出口面18に進行する。
【0020】ツイスター16の伝送ファイバは、図2と図3に詳細に示されているように、本発明によるコアガラス2のみならず、クラッドガラス3、EMA(強力な吸収ガラス)4と、場合によってはクラッドなどの円筒形のツイスター16を囲む外囲ガラスを有する(図5)。実際には、クラッドガラス3は、約1.5の反射率を有することが多い。適合する材料は、例えば、Schott 8250である。本発明によるコアガラス2は、以下に説明される。発明者の認識に基づくと、このコアガラスは、ツイスターにおいて使用される場合、望ましくは以下の要件の1つ以上に準拠する必要がある。
【0021】
1. 反射率:少なくとも1.75(光の波長598.29mmにおいて)
2. 膨張率(30℃〜300℃): 60〜80×10−7K−1
3. 成型中の結晶化なし
4. Ti: 25mmにおいて少なくとも0.95(Tiは固有伝送、すなわち表面損失のない伝送)
5. 粘性: 600℃〜725℃の(米国)軟化点
【0022】
例:
本発明による組成の範囲内のさまざまな組成の複数のコアガラスが、ロッド形状に製作された。組成と、ロッドに対して測定された物理値とが、以下に示されている。
【0023】
【0024】要約すると、本発明は、光学的ツイスター、テーパーなどのための伝送ファイバにおけるコアガラスとして特に使用するための、カドミウムを含まない多成分ガラスであって、ランタニドフリント(lanthanide flint)タイプであり、かつ次の主成分(mol%)を有する多成分ガラスに関する。
B2O3 20 − 70
ZnO 1 − 15
ランタニド酸化物 1 − 23
ZrO2および/またはHfO2 1 − 10
As2O3 0.1 − 0.3
【図面の簡単な説明】
【図1】夜間視認望遠鏡におけるツイスターの構成を線図的に示す。
【図2】ツイスターを線図的に示す。
【図3】ツイスターの線図的な平面図を示す。図4は、図3の拡大された細部を示す。図5は、図4の拡大された細部を示す。
【符号の説明】
10 夜間視認望遠鏡
11 電源
12 光ファイバシステム
13 入口面
14 光電陰極
15 蛍光体層
16 ツイスター
17 入口面
18 出口面
2 コアガラス
3 クラッドガラス
4 EMA
Claims (9)
- ガラス繊維内のコアガラスとして使用するための光伝送体用の多成分ガラスにおいて、前記ガラスが、次の組成
SiO2 0 − 40
B2O3 20 − 70
ZnO 1 − 15
PbO 0 − 35
ランタニド酸化物 1 − 23
ZrO2および/またはHfO2 1 − 10
MgOおよび/またはCaO 0 − 7
SrOおよび/またはBaO 0 − 9
TiO2 0 − 4
Sb2O3および/またはAs2O3 0.1 − 0.3
Nb2O5 0 − 5
Ta2O5 0 − 3
WO3 0 − 2
Al2O3 0 − 8
F 0 − 15
を有し(単位mol%)、CdOを含まず、かつ少なくとも1.74の反射率nと、米国軟化点525℃〜725℃と、30℃〜300℃の膨張率60〜80×10−7とを有する、多成分ガラス。 - 前記コアコンポーネントが、請求項1に記載のガラスを有することを特徴とする、光伝送用のガラス繊維。
- 前記コアコンポーネントが、請求項1に記載のガラスを有することを特徴とする、光伝送用のツイスター。
- 前記コアコンポーネントが、請求項1に記載のガラスを有することを特徴とする、光伝送用のテーパー。
- 請求項3に記載のツイスターが設けられている夜間視認望遠鏡。
Applications Claiming Priority (2)
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PCT/IB2002/000066 WO2002062712A1 (en) | 2001-02-05 | 2002-01-11 | Multicomponent glass, glass fiber, twister and taper |
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EP (1) | EP1360154A1 (ja) |
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KR (1) | KR20020086944A (ja) |
CN (1) | CN1229292C (ja) |
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WO (1) | WO2002062712A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014084235A (ja) * | 2012-10-19 | 2014-05-12 | Hoya Corp | カレット、光学ガラスおよびそれらの製造方法 |
JP2015044724A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-03-12 | 株式会社オハラ | 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子 |
JP2015127276A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | 株式会社オハラ | 光学ガラス |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE10245987B3 (de) * | 2002-10-02 | 2004-05-06 | Schott Glas | Optische Stufenfasern aus Mehrkomponentengläsern |
US7292766B2 (en) * | 2003-04-28 | 2007-11-06 | 3M Innovative Properties Company | Use of glasses containing rare earth oxide, alumina, and zirconia and dopant in optical waveguides |
US7095941B2 (en) * | 2004-10-27 | 2006-08-22 | Schott Corporation | Fused optical fiber optical device system |
DE102006012116A1 (de) * | 2006-03-14 | 2007-09-20 | Schott Ag | Glaserfaserkabel |
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