JP2004510933A

JP2004510933A - カップリングアダプター及びカップリングアセンブリ

Info

Publication number: JP2004510933A
Application number: JP2002532841A
Authority: JP
Inventors: パーソン、マシュー　エム．; ファーバー、　リチャード; カール、　テリー　エル．; ボーゲル、　トッド　ジェイ．; デンセル、　デビッド　エス．; バン　リパー、フィリップ　シー．
Original assignee: イートン　エアロクイップ　インコーポレーテッド
Priority date: 2000-10-03
Filing date: 2001-10-02
Publication date: 2004-04-08
Also published as: DE60122212D1; BR0114517B1; EP1370793A2; US20020038955A1; EP1370793B1; BR0114517A; AU2001294076B2; CA2423318C; WO2002029300A3; US6588805B2; MXPA03002969A; CN1478185A; DE60122212T2; AU9407601A; CA2423318A1; CN1238653C; WO2002029300A2

Abstract

本発明は、雌部材（３０）の非ねじ部分（２８）に組み付けるための、予め組み立てた、高圧用カップリング接合アダプター（１０）を有する。このアダプター（１０）は、中央の長手方向チャネル（１４）、内側表面（１６）、及び外側表面（１８）を有する、ほぼ円筒形状の金属本体（１２）を含んでいる。金属本体（１２）は、外端（２２）を有する外側セグメント（２０）と、内端（２６）を有する内側セグメント（２４）を有し、内側セグメント（２４）は、雌部材（３０）のポート（２８）内に受け入れられる形状となっている。金属本体（１２）の内側表面（１６）は、分離した雄カップリング部材（４６）の１つまたは複数の外側特徴部に係合して固定するように形作られている。また、本発明は、カップリングアダプター（１０）を含むカップリングアセンブリ（３１）、及びこのカップリングアダプター（１０）を含む雌カップリングアセンブリ（３１）を形成するための方法を含んでいる。

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
関連出願の相互参照
この出願は、２０００年１０月３日に出願された米国仮出願番号６０／２３７，６４８に基づく権利を主張するものである。
【０００２】
技術分野
本発明は、一般的にカップリングアセンブリに関するものであり、特にカップリングアダプター、及びこのアダプターを含むカップリングアセンブリに関するものである。
【０００３】
【従来の技術】
背景技術
雄雌の部材からなるカップリングアセンブリは、当該技術分野において知られている。油圧用のスチール製アダプターのようなカップリングアセンブリ用の従来のアダプターは、一般的に、かみ合う雌部材の適切なネジ付きポートにかみ合うように形成されているネジ部分を含んでいる。アダプターおよびかみ合う雌部材は、低圧用および高圧用の両方のカップリングに適するように、対応する雄カップリング部材と結合するための雌カップリング部材を形成する。そのようなネジ部のあるアダプターおよび雌部材は、一般的にコストがかかり非効率であり、より複雑な機械的技術を必要とする。
【０００４】
発明の要約
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、“プレスフイット”、別の言い方をすれば、雌部材のネジのない部分に通常保持されるカップリングアセンブリ用のアダプターを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施形態にしたがって、先に組み立てられた高圧用カップリング接合アダプター（ｈｉｇｈｐｒｅｓｓｕｒｅｃｏｕｐｌｉｎｇｉｎｔｅｒｆａｃｅａｄａｐｔｅｒ）は、一般的に、中央の長手方向チャネル、内側表面、及び外側表面を有する円筒形状の金属本体からなるものが提供される。この金属本体は、外端を有する外側セグメントおよび内端を有する内側セグメントをさらに含み、内側セグメントは雌部材のネジのない部分に受け入れられる。金属本体の中央の長手方向チャネルは、外端から内端へと延び、金属本体の内側表面は分離した雄カップリング部材とかみ合って、動かないように形成されている。好ましい実施形態では、金属本体の内側セグメントの外側表面は雌部材のネジのない部分の内側表面にかみ合うフィット部を含む。
【０００７】
雌部材内に堅固に保持される時、アダプターおよび雌部材は、低圧および高圧の双方のカップリングに適するように、対応する雄カップリング部材と結合するための雌カップリング部材を含む。さらに、状況および意図する環境に基づいて、アダプターは設計され、かつ対応する雄カップリング部材と迅速な脱着が可能な特徴を備えるように構成することができる。
【０００８】
本発明の他の利点は、“プレスフイット”、別の言い方では、雌部材のネジのない部分内に通常圧入保持される、上記アダプターを設けたことである。これによってネジを機械加工する必要がない。さらに、本発明によって開示されるアダプターは、従来のアダプターよりも機械的強度がより低いかまたはより多孔質の性質を有するか、あるいはその両方を有するポートに、雄カップリング部材を結合する手段を提供することができる。本発明は、それが適切であり、望まれる時には、急速なカップリングアセンブリの脱着を与えるために、現在使用されている装置の更新にもまた役立つものである。
【０００９】
本発明の特徴と創意の観点は、以下の詳細な説明、請求の範囲、および図面の簡単な説明により、より明らかになるであろう。
【００１０】
【発明の実施の形態】
図を参照すると、本発明の好ましい実施形態が詳細に記載されている。図１および２には、カップリング接合（ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）アダプター１０の好ましい実施形態が示されており、それは、中央の長手方向チャネル１４、内側表面１６、および外側表面１８を有している円筒形状の金属本体１２を含んでいる。金属本体１２は、外端２２を有する外側セグメント２０と、内端２６を有する内側セグメント２４を更に含んでいる。金属本体１２の、中央の長手方向チャネル１４は、外端２２から内端２６へ延びている。内側セグメント２４は、マニフォールドのような雌部材３０のポート２８内に受け入れられるように形作られている。ポート２８の形状は、従来の設計でよく、たとえば、ここに全体として参考として包含されるＳＡＥ規格Ｊ２４９４−４に開示されている。以下に詳細に記載されているように、ポート２８内に堅固に保持される場合、アダプター１０および雌部材３０は、共に対応するカップリング部材に適切に連結するのに適切な雌カップリングアセンブリ３１を構成する。
【００１１】
好ましい実施形態では、内側セグメント２４の外側表面１８は、外側表面１８に対する面取り角度を形成する内端２６に隣接する案内面取り部３６を含んでいる。面取り角度３６は、好ましくは３０°より大きく、より好ましくは４０°よりも大きい。面取り角度３６は、雌部材３０へ挿入のためにポート２８内で内端２６の位置付けを助けるように設計されている。環状溝３８は、好ましくは内端２６のすぐ近くに設けられ、Ｏリングのような弾性部材４０を受け入れる大きさとされる。弾性部材４０はポート２８とアダプター１０の間の液漏れを阻止するシールを形成する作用をしており、また、ポート２８とアダプター１０の間に伝わる振動エネルギーの減衰手段を与える。
【００１２】
図３に最もよく示されるように、外側表面１８は、少なくとも一つの半径方向外側に突出するはめ合い突起部４２を有するフィット部４１をさらに含んでいる。はめ合い突き出し部４２の外径部分は、好ましくは、ほぼ半円形状の湾曲部を含む一方、はめ合い突起部４２の外径部分は、例えば、平坦な側面４４のような他の側面を表してもよいことが認められる。図３に示されるように、フィット部４１は、好ましくは実質的に平らな外側表面部４５によって分離された、複数のはめ合い突起部４２を含んでいる。
【００１３】
はめ合い突起部４２および外側表面部４５は、ポート２８内のアダプター１０の保持を容易にするため、一連の“山部”および“谷”部を創り出す。雌部材３０の材料は、アダプター１０の材料より低い材料強度、および／あるいはより多孔質の構成物を示し、雌部材３０の材料がはめ合い突起部４２をそれらの間に創り出された“谷”へ引っ張られあるいは押し込まれるミニ−ブローチング形式の技術手段によって、雌部材３０内へはめ合い突起部４２が、はめ込まれ、あるいは“ロック”されることを可能にする。
【００１４】
はめ合い突起部４２は、一般的にアダプター１０をポート２８へ挿入するために要する仕事、すなわちフォースタイムスディスタンス（ｆｏｒｃｅｔｉｍｅｓｄｉｓｔａｎｃｅ）を最小にするための大きさにされ、また、位置付けられる。はめ合い突起部４２の数を増加させることは、アダプター１０をポート２８へ挿入させるために要する仕事を一般的に増加させる。また代りに、もしそれらが同じ径ならば、はめ合い突起部４２の数を一般的に減少させることにより、アダプター１０をポート２８へ挿入するのに要する仕事を減少させる。はめ合い突起部は、実質的に等しい径とすることができ、代りに、図３に示すように、アダプター１０をポート２８へ挿入するのに要する仕事を減少させるために、外側セグメント２０から離れる方向の径を減じている。
【００１５】
図２及び４を参照すると、アダプター１０の外側セグメント２０は、一般的に、分離している雄カップリング部材４６とかみ合い、固定する手段を含んでいる。そのような雄カップリング部材の例は、２００１年２月１５日出願の米国特許０９／７８４２５８号に開示されており、それは本発明の出願人であり、これらは、全体として本発明に包含されるものである。
【００１６】
好ましい実施形態において、外側セグメント２０の内側表面１６は、外端２２に隣接する面取り部４８を含み、この面取り部は、中央の長手方向チャネル１４に対してある角度を形成している。面取り角度は、好ましくは約３０°より大きく、より好ましくは、約４０度よりも大きい。内側表面１６は、外端２２の内側で軸方向に位置する少なくとも一つの溝５０を含む。この溝５０は、図４に示すような環状のロッキング部材５２を受け入れる大きさであり、また、その位置に配置されている。環状のロッキング部材５２は、好ましくは金属で形成され、より好ましくはステンレス鋼で形成されている。ロッキング部材５２の金属は、好ましくは焼き戻されて弾性があり、そのため膨張しても元の形状に戻る柔軟性がある。好ましくは、ロッキング部材５２は連続しておらず、両端（図示されていない）の間に空隙がある。それによってロッキング部材５２に、その環状の形状を変えることなく膨張させ、また縮小させる。雄部材４６がアダプター１０から分離されるとき、ロッキング部材５２は、溝５０の内径より小さい外径であるが、雌部材４６の第１の外側表面５４の径より大きい。そのうえ、ロッキング部材５２は雄部材４６の第２の外側表面５６の内径に実質的に等しいか、あるいは好ましくはわずかに小さく、雌部材４６が中央の長手方向チャネル１４に挿入されるとき、ロッキング部材５２を雄部材４６にしっかりとかみ合わさせる。
【００１７】
図４を参照すると、雄部材４６が中央の長手方向チャネル１４に挿入されるとき、雄部材４６の傾斜部５８がロッキング部材５２を越えるまで、第１の外側表面５４は、ロッキング部材５２の内径を通過する。さらに挿入すると、ロッキング部材５２は、傾斜部５８を乗り越え、それによってロッキング部材が傾斜部５８の頂部５９に達するまで広がる。頂部５９は点（ポイント）として示されているけれども、長さ方向に延びる平面であってもよい。頂部５９はロッキング部材５２を通り過ぎ、その構成する金属の弾性によって、ロッキング部材５２をその当初の非拡大状態の方へ、第２の外側表面５６に接触するまで、肩部６０を移動させるように収縮させる。雄部材４６のアダプター１０への挿入が完了すると、ロッキング部材５２は、実質的に肩部６０、雌部材４６の第２の外側表面５６、及びアダプター１０の面取り部６２間にある。続いてアダプター１０への方向の雄部材４６の移動は、ロッキング部材５２に肩部６０、面取り部６２の双方を押し付けさせ、それによってアダプター１０から雄カップリング部材４６の移動を防止する。
【００１８】
アダプター１０から雄カップリング部材４６を移動させたいときは、解除スリーブ６４は、雄部材４６の第２の外側表面５６上で軸方向に移動して、ロッキング部材５２が肩部６０を越えるように係合しかつ押圧する。これにより、雄部材４６をアダプター１０から取り除くことができる。さらに、更なる例示のカップリングアセンブリでは、雄／雌間の接合部（ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を有しており、これらは、米国特許第５２２６６８２号、第５５５３８９５号、及び第５５７０９１０号で参照することができ、それらの開示は全体として本発明に含まれる。
【００１９】
雄部材４６とかみ合い、動かないようにする前述の手段は、アダプター１０の雌部材４６との急速な脱着のために作られている。雌部材４６に対しアダプター１０を保持するための好ましい手段は前述されているけれども、雄部材４６に対するアダプター１０を保持する他の手段が用いられてよいことが理解される。例えば、外側セグメント２０の内側表面１６は、雄部材４６の第１の外側表面５４に対応するネジパターンとかみ合う複数のネジがあってもよい。
【００２０】
図５を参照すると、好ましい実施形態において、アダプター１０の外側表面１８は、外側セグメント２０と内側セグメント２４との間に位置する環状フランジ６６を含んでいる。環状フランジ６６は、ポート２８へのアダプター１０の挿入長さを制限するために雌部材３０の一般的に平らな外側表面６８と協働するように設計されている。しかし、アダプター１０の挿入長さを制限するための別の手段が用いられてよいことは理解される。例えば、図６に示すように、雌カップリングアセンブリ３１の第２の実施形態では、アダプター１０´の内端２６´と協働するように設計されている内方に径方向に突出するフィン７０を含むポート２８´を有するようにされている。ポート２８´のフィン７０の深さは、一般的にポート２８´へのアダプター１０の望ましい挿入長さに対応する。この配置は、環状フランジ６６に材料の単純化や材料コストの節約をすることなく、アダプター１０´を製造することを可能にする。
【００２１】
再度、図１を参照すると、雌カップリング部材３０のポート２８は、好ましくは外側表面６８から延びる、実質的になめらかで、ネジの無い内側表面７２を含む。内側表面７２は、好ましくは、ポート２８に関して面取り角度を形成する外側表面６８に隣接した外部面取り部７４を含む。外部面取り部７４は、ポート２８へのアダプター１０の挿入を案内するためにアダプター１０の面取り部３６と助け合う。ポート２８の直径は、力を加えてポート２８へアダプター１０を挿入させるはめ合い突起部４２の径よりわずかに小さい。ポート２８へアダプター２８をはめ込むために、アダプター１０の内側セグメント２４は、はめ合い突起部４２が内側表面７２に入り込むまで、位置を調整されてポート２８へ挿入される。好ましい実施例では、アダプター１０はスチールのような比較的、高強度の材料からなり、雌部材３０は黄銅のような、より低い材料強度及びあるいは、より多孔性の材料からなる。アダプター１０は、はめ合い突起部４２と外側表面部（セグメント）４５との間の“複数の谷”へ、内側表面７２に最も近い雌部材３０の比較的“より柔らかい”材料を、押し入れさせるに十分な圧力で、ポート２８へ押入れられる。
【００２２】
代わりに、雌部材３０の内側表面７２は、はめ込み部４１を含んでよいこと、およびアダプター１０は雌部材３０の材料よりも、より低い強度およびまたは、より多孔性である材料から構成されてもよいことは、当業者に理解される。この配置において、すなわち、好ましい実施形態において述べた別の配置では、アダプター１０は雌部材３０のセグメントとはめ合い突起部の間の“複数の谷”へ、アダプター１０の比較的“より軟らかい材料”を、押し入れさせるに十分な圧力で、ポート２８へ圧入される。また、アダプター１０ははめ込み部４１、および雌部材３０の材料より、より低い強度およびまたは、より多孔性である材料から構成されてもよいことは、当業者に理解される。この配置において、アダプター１０は、アダプター１０、より好ましくは、はめ込み部４１の比較的“より軟らかい材料”を、変形させ、圧縮はめ込み型の係合を創り出させるに十分な圧力で、ポート２８へ圧入される。
【００２３】
図７〜図９は、本発明の第３の実施形態の部分断面図を示す。この実施形態において、アダプター１１０は、少なくとも一つの例外を有する好ましい実施形態における、実質的にアダプター１０に類似であることが示されており、すなわち、はめ込み部は一般的に環状キャビティ１７８内に保持されるロッキング部材１７６を含んでいる。ロッキング部材１７６は、好ましくは金属から構成され、より好ましくは、ロッキング部材１７６が径方向内方に十分な力を及ぼして縮み、それから力が除かれるとその元の形状に膨張する可撓性を有するような弾性がある。好ましくは、ロッキング部材１７６は連続しておらず、その環状形状を変えることなくロッキング部材１７６を伸縮させるために、両端１８０、１８２間に空隙を含んでいる。アダプター１１０がポート１２８へ挿入される前に、ロッキング部材１７６はポート１２８の内側表面１７２の径より大きい外径を有する。ポート１２８へアダプター１１０をはめ込むために、アダプター１１０の内側セグメント１２４は、ロッキング部材１７６が面取り部材１７４にぶつかるまで、ポート１２８に一直線に配置され、それから挿入される。
【００２４】
図８を参照すると、更なる挿入に際して、面取り片１７４は、ロッキング部材１７６がアダプター１１０の外側表面１１８と面一になるまで、ロッキング部材１７６を環状キャビティ１７８へ圧し込むように力を加える。アダプター１１０はロッキング部材１７６がポート１２８の環状溝１８４へ達するまでさらに挿入され、それによって、ロッキング部材１７６は、図９に示すように環状溝１８４は広がる。この配置において、ロッキング部材１７６は、ポート１２８からのアダプター１１０の移動を防止するために、アダプター１１０の環状キャビティ１７８と雌部材１３０の双方に位置する。
【００２５】
図１０及び図１１は、本発明の第４の実施形態の部分断面図を開示している。この実施形態において、アダプター２１０は、好ましい実施形態におけるアダプター１０にほぼ類似しているが、少なくとも１つの例外、すなわち、フィット部を有する。このフィット部は、ポート２２８より外径がわずかに大きい実質的に平らな外側表面を含んでいる。アダプター２１０をポート２２８にはめ込むために、アダプター２１０と雌カップリング部材２３０の一方または両方の温度は、例えば、液体窒素のような、冷却される要素２１０、２３０を縮ませる寒剤に浸漬することによって、外部温度以下に下げられる。アダプター２１０の内側セグメント２２４は、かみ合う要素２１０、２３０の収縮温度に基づく圧力下あるいは非圧力下で、ポート２２８に整合して挿入される。かみ合う要素２１０、２３０は、外部温度に戻されると、これらの要素は、図１１に示されるように、ポート２２８の内側表面２７２がアダプター２１０の内側セグメント２２４とかみ合うように膨張し、雌部材２３０内にアダプター２１０を保持させる。寒剤を使用する方法は、第１の実施形態で挿入力を小さくするために用いることができ、その場合、はめ合い突起部４２は、上述のかみ合いを形成するために雌部材３０内で広がる。
【００２６】
図１２及び図１３は、本発明の第５実施形態の部分断面図を示す。この実施形態において、図示されたアダプター３１０は、本体３８６と、雌部材３３０と本体３８６の間に位置するインサート３８８とを含んでいる。本体３８６は、中央の長手方向チャネル３１４、内側表面３１６、および外側表面１３８を含む。本体３８６は、さらに外端３２２を有する外側セグメント３２０、および内端３２６を有する内側セグメント３２４を含む。本体３８６の中央の長手方向チャネルは、外端３２２から内端３２６へ伸びている。内側セグメント３２４は、雌部材３３０のポート３２８内へ入るように配置される。本体３８６とインサート３８８は、スチールのような適切な金属から機械加工されるか、あるいは代りに粉末金属から作られる。
【００２７】
Ｏリングのようなシール部材を受け入れるために配置されるグランド３８９は、インサート３８８とポート３２８内の第１の棚３９０（ｌｅｄｇｅ）との間に創られる。ポート３２８へアダプター３１０の挿入すると、インサート３８８は本体３８６に沿う第２の棚３９２に乗っかり、かみ合い部３４１によって保持される。第２の棚３９２は、本体３８６内の肩部３９４と協働して、雌部材３３０と本体３８６に対するインサート３８８の軸方向移動を防止する。
【００２８】
かみ合い部３４１は、環状キャビティ３７８内に受け入れられる一般的にロッキング部材３７６を含む。ロッキング部材３７６は、好ましくは金属から形成され、より好ましくは、ロッキング部材３７６が、径方向内方へ十分な力を受けて縮み、それからその力が排除されるとその元の形状に膨張する可撓性を有するような弾性がある。好ましくは、ロッキング部材３７６は連続しておらず、その環状形状を変えることなしに伸縮するべく、両端３８０、３８２間に空隙を有する。
【００２９】
ポート３２８へアダプター３１０をはめ込むために、本体３８６の内側セグメント３２４とインサート３８８は、整合して、ロッキング部材３７６が面取り部３７４に係合するまでポート３２８へ挿入される。他の挿入では、面取り部３７４は、ロッキング部材３７６がアダプター３１０の外側表面３１８と面一になるまで、環状キャビティ３７８へ圧入される。アダプター３１０は、ロッキング部材３７６がポート３２８の環状溝３８４に達するまで更に挿入され、それによって、ロッキング部材３７６は、図１３に示すように、環状溝３８４内に伸びる。この配置において、ロッキング部材３７６の一部分は、アダプター３１０のキャビティ３７８と雌部材３３０の溝３８４の両方にあって、ポート３２８からのアダプター３１０の移動を防止する。
【００３０】
本発明のある好ましい実施形態は記述されているが、本発明は記載された説明及び図面に限定されるものではなく、それらは単に本発明を実施する好適な実施形態を説明するものと考えられる。当該分野の通常の技術者であれば、本発明の教示するところにより改良や変形を行なわれることは理解され、また、そのような改良や変形は請求の範囲によって規定される精神及び範囲内のものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】
図１は、アダプター、弾性部材および雌部材を示す本発明の好ましい実施形態の分解組立図である。
【図２】
図２は、好ましい実施形態に従うアダプターの部分断面図である。
【図３】
図３は、好ましい実施形態に従うフィット部の拡大図である。
【図４】
図４は、アダプターに挿入後の雄カップリング部材を示す断面図である。
【図５】
図５は、雌部材に挿入後のアダプターを示す部分断面図である。
【図６】
図６は、雌部材に挿入されたアダプターを示す第二の実施形態の部分断面図である。
【図７】
図７は、雌部材へのアダプターの挿入中を示す第三の実施形態の部分断面図である。
【図８】
図８は、環状ロッキングリングの圧縮を示す雌部材への挿入中の、図７のアダプターの部分断面図である。
【図９】
図９は、雌部材への挿入後、図７のアダプターを示す部分断面図である。
【図１０】
図１０は、雌部材へのアダプターの挿入中を示す第四の実施形態の部分断面図である。
【図１１】
図１１は、雌部材への挿入後、図１０のアダプターを示す部分断面図である。
【図１２】
図１２は、第五の実施形態に従うアダプターの部分断面図および分解組立図である。
【図１３】
図１３は、雌部材に挿入後の図１２のアダプターの部分断面図である。

Claims

内側表面（７２）を含むポート（２８）を有する雌部材（３０）と共に使用する高圧用カップリング接合アダプター（１０）であって、
中央の長手方向チャネル（１４）、内側表面（１６）、及び外側表面（１８）を有する、ほぼ円筒形状の金属本体（１２）を含み、さらに、この金属本体（１２）は、
外端（２２）を有する外側セグメント（２０）と、
内端（２６）を有する内側セグメント（２４）を有し、この内側セグメント（２４）は、雌部材（３０）のポート（２８）内に受け入れられる形状となっており、
前記中央の長手方向チャネル（１４）は、前記外端（２２）から前記内端（２６）に伸び、前記金属本体（１２）は、別個の雄カップリング部材（４６）に係合して固定するように形作られ、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）の外側表面（１８）は、前記雌部材（３０）に係合するためのフィット部分（４１）を有することを特徴とする高圧用カップリング接合アダプター。
内側セグメント（２４）の外側表面（１８）は、内端（２６）に隣接しかつ前記外側表面に対する面取り角度を形成する案内面取り部（３６）を含んでいることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
金属本体（１２）の内端（２６）に近接配置された内側セグメント（２４）の外側表面（１８）内にＯリング（４０）を受け入れる溝（３８）を含んでいることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
フィット部分（４１）は、半径方向外側に突出する、少なくとも１つのはめ合い突起部（４２）を含んでいることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
フィット部分（４１）は、長手方向に離間した、複数の環状のはめ合い突起部（４２）を含んでいることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
はめ合い突起部（４２）の半径方向外側部分は、半円形状の湾曲部を有することを特徴とする請求項５記載のアダプター。
複数のはめ合い突起部（４２）は、平坦な外側セグメント（４５）によって分離されていることを特徴とする請求項５記載のアダプター。
はめ合い突起部（４２）は、前記雌部材（３０）のポート（２８）内へのアダプター（１０）の圧入係合を容易にするために、一連の山部と谷部を形成することを特徴とする請求項５記載のアダプター。
フィット部分（４１）は、キャビティ（１７８）内に受け入れられる弾性ロッキング部材（１７６）からなることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
金属本体（１２）の外側表面（１８）は、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）に近接配置された環状フランジ（６６）を含んでいることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
外側セグメント（２０）の内側表面（１６）は、中央の長手方向チャネル（１４）に対して面取り角度を形成する外端（２２）に隣接する面取り部（４８）を含んでいることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
金属本体（１２）の内側表面（１６）は、別個の雄カップリング部材（４６）の１つまたは複数の外側特徴部に係合して固定される形状であることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
金属本体（１２）の内側表面（１６）は、ロッキング部材（５２）を受け入れるための環状溝（５０）を含んでいることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
金属本体（３８６）と雌部材（３３０）との間に配置されるインサート（３３８）をさらに含んでいることを特徴とする請求項１記載のアダプター。
インサート（３３８）と金属本体（３８６）は、粉末金属によって作られていることを特徴とする請求項１４記載のアダプター。
フィット部分（３４１）は、前記金属本体（３８６）のキャビティ（３７８）内に受け入れられる弾性ロッキング部材（３７６）からなることを特徴とする請求項１４記載のアダプター。
内側表面（７２）を含むポート（２８）を有する雌部材（３０）と共に使用する高圧用カップリング接合アダプター（１０）であって、
中央の長手方向チャネル（１４）、内側表面（１６）、及び外側表面（１８）を有する、ほぼ円筒形状の金属本体（１２）を含み、さらに、この金属本体（１２）は、
外端（２２）を有する外側セグメント（２０）と、
内端（２６）を有する内側セグメント（２４）を有し、この内側セグメント（２４）は、雌部材（３０）のポート（２８）内に受け入れられる形状となっており、
前記中央の長手方向チャネル（１４）は、前記外端（２２）から前記内端（２６）に伸び、前記金属本体（１２）の内側表面（１６）は、別個の雄カップリング部材（４６）に係合して固定するように形作られ、前記外側セグメント（２０）の内側表面（１６）は、前記外端（２２）に隣接する外側面取り部（４８）を含み、この外側面取り部（４８）は、前記中央の長手方向チャネル（１４）に対して、約３０°よりも大きい外側面取り角度を形成しており、
前記金属本体（１２）の外側表面（１８）は、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）に近接して配置された環状フランジ（６６）を含み、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）の外側表面（１８）は、前記内端（２６）に隣接しかつ前記外側表面（１８）に対して約３０°よりも大きい面取り角度を形成する案内面取り部（３６）と、前記環状フランジ（６６）の後方に配置されかつ長手方向に離間して半径方向外側に突出する、複数の環状のはめ合い突起部（４２）とを含んでいることを特徴とする高圧用カップリング接合アダプター
内側表面（７２）を含むポート（２８）を有する雌部材（３０）と、前記ポート（２８）内に少なくとも部分的に固定されかつ別個に予め組み立てられた高圧用カップリング接合アダプター（１０）とを含む雌カップリングアセンブリであって、
前記アダプター（１０）は、中央の長手方向チャネル（１４）、内側表面（１６）、及び外側表面（１８）を有するほぼ円筒形状の金属本体（１２）を含み、この金属本体（１２）は、さらに外端（２２）を有する外側セグメント（２０）と、内端（２６）を有する内側セグメント（２４）を有し、この内側セグメント（２４）は、前記ポート（２８）内に固定されており、
前記中央の長手方向チャネル（１４）は、前記外端（２２）から前記内端（２６）に伸び、前記金属本体（１２）の内側表面（１６）は、別個の雄カップリング部材（４６）に係合して固定するように形作られ、前記金属本体（１２）の外側表面（１８）は、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）に近接して配置された環状フランジ（６６）を含んでおり、
少なくとも１つの雌部材（３０）またはアダプター（１０）は、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）または前記ポート（２８）の内側表面（７２）のいずれかに係合するフィット部（４１）を有することを特徴とする雌カップリングアセンブリ。
金属本体（１２）の内側セグメント（２４）の外側表面（１８）は、前記環状フランジ（６６）の後方に配置されたフィット部（４１）を含んでいることを特徴とする請求項１８記載の雌カップリングアセンブリ。
雌部材（３０）は、アダプター（１０）の材料よりも材料強度が低い材料、またはより多孔質の材料であるか、あるいは両方の性質を有する材料からなることを特徴とする請求項１９記載の雌カップリングアセンブリ。
ポート（２８）の内側表面（７２）は、フィット部（４１）を含んでいることを特徴とする請求項１８記載の雌カップリングアセンブリ。
アダプター（１０）は、雌部材（３０）の材料よりも材料強度が低い材料、またはより多孔質の材料であるか、あるいは両方の性質を有する材料からなることを特徴とする請求項２１記載の雌カップリングアセンブリ。
フィット部（４１）は、半径方向外側に突出する、少なくとも１つのはめ合い突起部を含んでいることを特徴とする請求項１８記載の雌カップリングアセンブリ。
金属本体（１２）の内側表面（１６）は、内ロッキング部材を受け入れるための環状溝（５０）を含んでいることを特徴とする請求項１８記載の雌カップリングアセンブリ。
滑らかで、ねじ部のない内側表面（７２）を含むポート（２８）と、このポート（２８）内に少なくとも部分的に固定されかつ別個に予め組み立てられた高圧用カップリング接合アダプター（１０）とを含む雌カップリングアセンブリ（３１）であって、
前記アダプター（１０）は、中央の長手方向チャネル（１４）、内側表面（１６）、および外側表面（１８）を有する、ほぼ円筒形状の金属本体（１２）を含み、さらに、この金属本体（１２）は、
外端（２２）を有する外側セグメント（２０）と、
内端（２６）を有する内側セグメント（２４）を有し、この内側セグメント（２４）は、ポート（２８）内に固定され、
前記中央の長手方向チャネル（１４）は、前記外端（２２）から前記内端（２６）に伸び、前記金属本体（１２）の内側表面（１６）は、ロックリング（５２）を受け入れるための環状溝（５０）を含み、かつ別個の雄カップリング部材（４６）の１つまたは複数の外側特徴部に係合して固定するように形作られ、前記外側セグメント（２０）の内側表面（１６）は、前記外端（２２）に隣接する外側面取り部（４８）を含み、この外側面取り部（４８）は、前記中央の長手方向チャネル（１４）に対して、約３０°よりも大きい外側面取り角度を形成しており、
前記金属本体（１２）の外側表面（１８）は、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）に近接して配置された環状フランジ（６６）を含み、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）の外側表面（１８）は、前記内端（２６）に近接する前記内側セグメント（２４）の外側表面（１８）に配置されたＯリング溝（３８）と、前記内端（２６）に隣接しかつ前記外側表面（１８）に対して約３０°よりも大きい面取り角度を形成する案内面取り部（３６）と、前記環状フランジ（６６）の後方に配置されて前記ポート（２８）の内側表面（２４）と係合しかつ半径方向外側に突出する、少なくとも１つの環状はめ合い突起部（４２）とを含んでいることを特徴とする雌カップリングアセンブリ。
内側表面（７２）を形成するポートを有する雌部材（３０）を設け、
中央の長手方向チャネル（１４）、内側表面（１６）、及び外側表面（１８）を有する、ほぼ円筒形状の金属本体（１２）を含む予め組み立てられた別個の高圧用カップリング接合アダプター（１０）を設ける各工程を有し、
前記金属本体（１２）は、外端（２２）を有する外側セグメント（２０）と、内端（２６）を有する内側セグメント（２４）を有し、前記中央の長手方向チャネル（１４）は、前記外端（２２）から前記内端（２６）に伸び、前記金属本体（１２）の内側表面（１６）は、別個の雄カップリング部材（４６）の１つまたは複数の外側特徴部に係合して固定するように形作られ、前記金属本体（１２）の外側表面（１８）は、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）に近接して配置された環状フランジ（６６）を含み、さらに前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）の外側表面（１８）は、前記環状フランジ（６６）の後方に配置されたフィット部（４１）を含んでおり、
さらに、
前記アダプター（１０）の一部分を前記ポート（２８）に挿入し、
前記アダプター（１０）の内側セグメント（２４）のフィット部（４１）を前記ポート
（２８）の内側表面（７２）に固定する、各工程を有することを特徴とする雌カップリングアセンブリ（３１）の形成方法。
フィット部（４１）を前記ポート（２８）の内側表面（７２）に固定する工程は、前記アダプター（１０）のフィット部（４１）を前記ポート（２８）に押圧するステップを含むことを特徴とする請求項２６記載の方法。
内側表面（７２）を形成するポート（２８）を有する雌部材（３０）を設け、
中央の長手方向チャネル（１４）、内側表面（１６）、及び外側表面（１８）を有する、ほぼ円筒形状の金属本体（１２）を含む、予め組み立てられた別個の高圧用カップリング接合アダプター（１０）を設ける各工程を有し、
前記金属本体（１２）は、外端（２２）を有する外側セグメント（２０）と、内端（２６）を有する内側セグメント（２４）を有し、前記中央の長手方向チャネル（１４）は、前記外端（２２）から前記内端（２６）に伸び、前記金属本体（１２）の内側表面（１６）は、別個の雄カップリング部材（４６）の１つまたは複数の外側特徴部に係合して固定するように形作られ、前記金属本体（１２）の外側表面（１８）は、前記金属本体（１２）の内側セグメント（２４）に近接して配置された環状フランジ（６６）を含み、
さらに、
前記アダプター（１０）の一部分を前記ポート（２８）に挿入し、
前記アダプター（１０）と雌部材（３０）の一方または両方の温度を下げながら前記アダプター（１０）を前記ポート（２８）に挿入することによって、前記アダプター
（１０）の内側セグメント（２４）を前記ポート（２８）の内側表面（７２）に固定し、前記アダプター（１０）と前記雌部材（３０）の温度を元の温度に戻すことを可能にする各工程を有することを特徴とする雌カップリングアセンブリ（３１）の形成方法。