JP2004503363A - 空気を液体ディスペンサに引き入れるための静止空気取入器具 - Google Patents
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Abstract
本発明は液体ディスペンサへ空気を引き入れるための静止空気取入器具に関する。剛性の貯蔵部(R) 及び吸上げポンプ(P)を備え、特に、前記吸上げポンプ(P)が、貯蔵部(R) に固定されるサポート・フランジ(S)の下にある円筒部と円錐部を含むボディ(C) を有する液体ディスペンサに、空気を引き入れるための空気取入器具であって、ポンプの前記ボディ(C) 周辺で前記フランジ(S)の下に、嵌め込まれるように設計されているスリーブ(1) を含み、前記スリーブ(1) は、通気口を形成している通気口形成部(10)を備えた最下部部分を有し、前記通気口形成部(10)の内側の壁は、前記ボディを径方向に型締して係合し、前記通気口形成部(10)が液体を通さず空気を通すというような表面効果も有することを特徴とする空気取入器具。
Description
【0001】
本発明は、空気を液体ディスペンサに引き入れるための空気取入器具に関する。
液体ディスペンサは、一般に剛性の貯蔵部と吸上げポンプを備えている。前記吸上げポンプは、特に、円筒部と円錐部を有するボディ及びサポート・フランジを備えている。前記サポート・フランジは、貯蔵部のネックにかしめられた組立体リングまたは組立体キャップと共に適切に作用する。
分配された液体の「一回分」または計量された量は、所定容量の貯蔵部に吸い上げられる。そして、それに対応する空気の体積を引きいれることによって前記吸い上げを補償することが必要である。
【0002】
このために、ポンプのボディは、通気用オリフィスを備えている。前記通気用オリフィスは、分配の最終段階において、貯蔵部の内部を外側と連通状態にすることに適している。
ディスペンサが適切に働くために、必要な圧力平衡を再確立するための他の技術は、空気が吸い込まれることを可能にするように、固着フランジおよび/またはポンプボディ、そして、貯蔵部のネック、および/または組立体キャップの間にすきまを提供することである。
【0003】
しかし、全ての既知の技術において、通気孔形成手段は、液体が漏れることを可能にする。特に、構造上、または、さかさまにしてディスペンサを使用する場合等、液体のレベルが通気孔より上にあるとき、通気孔形成手段は、液体が漏れることを可能にする。
【0004】
本発明の目的は、それらの技術の問題を満足に解決することである。本発明は、以下のように特徴づけられる構造を有する空気取入器具によってこの目的をなしとげる。
本発明の空気取入器具は、前記フランジの下で、前記ポンプのボディ周辺で嵌め込まれるように設計されているスリーブを含み、前記スリーブの最下部部分に通気口形成部を有し、前記通気口形成部の内側の壁は、前記ボディを半径方向に型締して係合する。更に、前記通気口形成部の内側の壁は、前記通気口形成部が液体を通さず、気体を通すようにする表面状態を有する。
【0005】
特別の実施形態例において、前記通気口形成部の内側の壁の表層は、放電加工によって形成される粒子を有する。
有利な特性によれば、前記通気口形成部より上部のスリーブは、前記ボディの壁と共に、空気を引き入れるための少なくとも一つの引き込み路を形づくることによって、外側と連通することに適している中空スペースを形成する。
変形例において、前記中空スペースは、ポンプのボディの外側側壁に沿って延びる少なくとも一つの溝によって形成される。この変形は、特に通気用オリフィスを備えるポンプに適用される。
外力の加わらない状態で、前記スリーブの内径は、ボディの通気手段を有する部分の外径以下であることが好ましい。加えて、前記スリーブのトップエッジは、前記フランジに当接している。
【0006】
他の変形例において、前記中空スペースは、前記通気口形成部より上部のスリーブの内側壁および前記ポンプのボディの外側側壁との間に位置する隙間によって形づくられる。この変形は、特に通気用オリフィスを備えていないポンプに適用する。
前記スリーブの頂部部分は、空気が側面から引き込まれることを可能にする小円鋸歯状の凹凸を備えていることが好ましい。
前記通気口形成部は、側面から見ると円錐台形であることが有利である。一方、スリーブは円筒状であり、斜めに切られて面取りされたトップエッジを有することが有利である。
【0007】
本発明の器具は、充分な空気を引き入れることを可能にする、一方で、ディスペンサが気密であることを保証する。前記通気口形成部の静的液体緊張は、詰められる液体の粘性の関数として調整されることができる。本発明のスリーブは、ポンプが製造されたあと、前記ポンプを修整する必要がないように、適切に設置される。加えて、スリーブは、通気用オリフィスの有無にかかわらず、予圧ポンプにも適用できる。
【0008】
本発明は、添付の図面を参照しつつ、以下の説明を読みとることでよりよくよく理解されるであろう。
図1Aおよび図1Cに示される装置は、液体ディスペンサにおいて使われるように設計される。液体ディスペンサは、剛性の貯蔵部R (一部分を示す)と吸上げポンプを備えている。前記吸上げポンプは、特に、円筒部及び円錐部有するボディC を備えている。ボディC は、前記貯蔵部R のネックに固定することに適しているサポート・フランジS の下にある。
【0009】
示されるディスペンサは、プッシャノブK を更に含む. 前記プッシャノブK は、ポンプP の噴霧管に載置される噴霧ヘッドT に設けられている。そして、金属組立体リングD は、ポンプのフランジS 上へ、そして、貯蔵部R のネック上へと両方へ折り曲げられてかしめられている。それによって、ガスケットJ は固定された状態に保たれる。
本発明の装置は、計測量または「一回分の量」がポンプによって分配される度に、空気が貯蔵部R に引き入れられることを可能にするように設計される。
【0010】
装置は、エラストマまたはプラストマ材料でできているスリーブ1 を含む。前記スリーブ1 は、ポンプP のフランジS の下でボディC の周囲に嵌め込まれるように設計されている。スリーブ1 の底部分は、通気口を形成している通気口形成部10を備えている。前記通気口形成部10は、側面から見ると円錐台形が好ましい。前記通気口形成部10の内側の隔壁は、図3 の詳細に示すように、ボディC の外側側壁に対して、半漏れの密着状態になるように、径方向に型締されて係合している。
【0011】
通気口形成部10の内側の壁の表面状態は、前記通気口形成部10およびボディC の間で半漏れ密着接触状態である。その状態はその角度の位置に関係なく貯蔵部R に含まれる液体の非透過性、及び、少なくとも貯蔵部R の外側から内側への空気の透過性の両方を同時に提供する。適切な前記表面状態は、液体のいかなる漏れも予防しながら空気が通過可能な小さい溝の微細網目を形成するように、一様でない。
例えば、網目は通気口形成部10の内側の壁を局所放電加工(electrical discharge machining:以下、EDM と称す)に従事させることによって形づくられる。この技術は、粗度または、チャーミル(Charmille )粒子スケールと称する標準化されたスケールにおいて規定される「粒子」サイズg (図3 を参照)を生じさせることを可能にする。型及び分配される液体の物理化学的性質に従い、EDM は、所定の粒径g 、即ち、所定の溝断面積を生じるようにセットされる。
【0012】
通気口形成部10より上部のスリーブ1 は、ポンプP のボディC の壁と共に、空気を引き入れるための少なくとも一つの引き込み路を形づくることによって、外気と連通することに適している中空スペースを形成する。
図1A及び図1Cに示される本実施形態例において、ポンプP は、ボディC の壁を通過して外側と連通する通気用オリフィスE を備えている。前記オリフィスE は、前記スリーブ1 のトップエッジより上に設けられている。前記スリーブ1 のトップエッジは、この実施形態例では斜めに切られて面取りされている。
【0013】
その長さに沿った全ての方向において、スリーブ1 は、その外力が加わらない状態で、ボディC の通気手段を有する部分の外径と等しい、または、よりわずかに小さい内径を有する。
この実施形態例では、中空のスペースは、少なくとも一つの溝e 、好ましくは図1Bに示すように3 つの溝e によって定められる。前記溝e は、ボディの母線に平行にボディの外側側壁に沿って延びている。
【0014】
図2A、及び図2Cに示される第2実施形態例において、ポンプP のボディC は、特別の通気用オリフィスを有しない。
スリーブ1 は、その底部分で、通気口形成部10を有する。前記通気口形成部10は、図1A、及び図1Cに示される第1実施形態例の通気口形成部10に相当し、その通気口形成部10は、半漏れ密着状態で径方向に型締めされてポンプP のボディC と係合している。
しかし、第2実施形態例では、スリーブ1 は、ボディC の外径より大きい内径をもって形成されている。このようにして、第2実施形態例において、中空のスペースは、円筒状の隙間 iの中で形づくられる。円筒状の隙間 iは、通気口形成部10より上部のスリーブ1 の内側の壁およびポンプP の外部の側壁C 間に位置する。
【0015】
スリーブ1 は、さらにその頂部部分に、空気が側面から引き込まれることを可能にする小円鋸歯状の凹凸11を備えている。前記鋸歯状の凹凸11は、上方のフランジS に当接している。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の第1実施形態例の停止段階の断面図である。
【図1B】図1Aの実施形態例を上から見たBB線上の部分断面図である。
【図1C】図1Aの実施形態例の空気取入段階の断面図である。
【図2A】本発明の第2の実施形態例の停止段階の断面図である。
【図2B】図2Aに示される実施形態例のスリーブの斜視図である。
【図2C】図2Aの実施形体例の空気取入段階の断面図である。
【図3】本発明の実施形態例の図1Bに対応するポンプ本体の溝の中央軸を含んだ平面におけるスリーブの詳細断面図である。
【符号の説明】
1 スリーブ
10 通気口形成部
C ポンプボディ
D 組立体リング
E 通気用オリフィス
e 溝
i 隙間
J ガスケット
K プッシャノブ
P 吸上げポンプ
R 貯蔵部
S サポート・フランジ
T 噴霧ヘッド
本発明は、空気を液体ディスペンサに引き入れるための空気取入器具に関する。
液体ディスペンサは、一般に剛性の貯蔵部と吸上げポンプを備えている。前記吸上げポンプは、特に、円筒部と円錐部を有するボディ及びサポート・フランジを備えている。前記サポート・フランジは、貯蔵部のネックにかしめられた組立体リングまたは組立体キャップと共に適切に作用する。
分配された液体の「一回分」または計量された量は、所定容量の貯蔵部に吸い上げられる。そして、それに対応する空気の体積を引きいれることによって前記吸い上げを補償することが必要である。
【0002】
このために、ポンプのボディは、通気用オリフィスを備えている。前記通気用オリフィスは、分配の最終段階において、貯蔵部の内部を外側と連通状態にすることに適している。
ディスペンサが適切に働くために、必要な圧力平衡を再確立するための他の技術は、空気が吸い込まれることを可能にするように、固着フランジおよび/またはポンプボディ、そして、貯蔵部のネック、および/または組立体キャップの間にすきまを提供することである。
【0003】
しかし、全ての既知の技術において、通気孔形成手段は、液体が漏れることを可能にする。特に、構造上、または、さかさまにしてディスペンサを使用する場合等、液体のレベルが通気孔より上にあるとき、通気孔形成手段は、液体が漏れることを可能にする。
【0004】
本発明の目的は、それらの技術の問題を満足に解決することである。本発明は、以下のように特徴づけられる構造を有する空気取入器具によってこの目的をなしとげる。
本発明の空気取入器具は、前記フランジの下で、前記ポンプのボディ周辺で嵌め込まれるように設計されているスリーブを含み、前記スリーブの最下部部分に通気口形成部を有し、前記通気口形成部の内側の壁は、前記ボディを半径方向に型締して係合する。更に、前記通気口形成部の内側の壁は、前記通気口形成部が液体を通さず、気体を通すようにする表面状態を有する。
【0005】
特別の実施形態例において、前記通気口形成部の内側の壁の表層は、放電加工によって形成される粒子を有する。
有利な特性によれば、前記通気口形成部より上部のスリーブは、前記ボディの壁と共に、空気を引き入れるための少なくとも一つの引き込み路を形づくることによって、外側と連通することに適している中空スペースを形成する。
変形例において、前記中空スペースは、ポンプのボディの外側側壁に沿って延びる少なくとも一つの溝によって形成される。この変形は、特に通気用オリフィスを備えるポンプに適用される。
外力の加わらない状態で、前記スリーブの内径は、ボディの通気手段を有する部分の外径以下であることが好ましい。加えて、前記スリーブのトップエッジは、前記フランジに当接している。
【0006】
他の変形例において、前記中空スペースは、前記通気口形成部より上部のスリーブの内側壁および前記ポンプのボディの外側側壁との間に位置する隙間によって形づくられる。この変形は、特に通気用オリフィスを備えていないポンプに適用する。
前記スリーブの頂部部分は、空気が側面から引き込まれることを可能にする小円鋸歯状の凹凸を備えていることが好ましい。
前記通気口形成部は、側面から見ると円錐台形であることが有利である。一方、スリーブは円筒状であり、斜めに切られて面取りされたトップエッジを有することが有利である。
【0007】
本発明の器具は、充分な空気を引き入れることを可能にする、一方で、ディスペンサが気密であることを保証する。前記通気口形成部の静的液体緊張は、詰められる液体の粘性の関数として調整されることができる。本発明のスリーブは、ポンプが製造されたあと、前記ポンプを修整する必要がないように、適切に設置される。加えて、スリーブは、通気用オリフィスの有無にかかわらず、予圧ポンプにも適用できる。
【0008】
本発明は、添付の図面を参照しつつ、以下の説明を読みとることでよりよくよく理解されるであろう。
図1Aおよび図1Cに示される装置は、液体ディスペンサにおいて使われるように設計される。液体ディスペンサは、剛性の貯蔵部R (一部分を示す)と吸上げポンプを備えている。前記吸上げポンプは、特に、円筒部及び円錐部有するボディC を備えている。ボディC は、前記貯蔵部R のネックに固定することに適しているサポート・フランジS の下にある。
【0009】
示されるディスペンサは、プッシャノブK を更に含む. 前記プッシャノブK は、ポンプP の噴霧管に載置される噴霧ヘッドT に設けられている。そして、金属組立体リングD は、ポンプのフランジS 上へ、そして、貯蔵部R のネック上へと両方へ折り曲げられてかしめられている。それによって、ガスケットJ は固定された状態に保たれる。
本発明の装置は、計測量または「一回分の量」がポンプによって分配される度に、空気が貯蔵部R に引き入れられることを可能にするように設計される。
【0010】
装置は、エラストマまたはプラストマ材料でできているスリーブ1 を含む。前記スリーブ1 は、ポンプP のフランジS の下でボディC の周囲に嵌め込まれるように設計されている。スリーブ1 の底部分は、通気口を形成している通気口形成部10を備えている。前記通気口形成部10は、側面から見ると円錐台形が好ましい。前記通気口形成部10の内側の隔壁は、図3 の詳細に示すように、ボディC の外側側壁に対して、半漏れの密着状態になるように、径方向に型締されて係合している。
【0011】
通気口形成部10の内側の壁の表面状態は、前記通気口形成部10およびボディC の間で半漏れ密着接触状態である。その状態はその角度の位置に関係なく貯蔵部R に含まれる液体の非透過性、及び、少なくとも貯蔵部R の外側から内側への空気の透過性の両方を同時に提供する。適切な前記表面状態は、液体のいかなる漏れも予防しながら空気が通過可能な小さい溝の微細網目を形成するように、一様でない。
例えば、網目は通気口形成部10の内側の壁を局所放電加工(electrical discharge machining:以下、EDM と称す)に従事させることによって形づくられる。この技術は、粗度または、チャーミル(Charmille )粒子スケールと称する標準化されたスケールにおいて規定される「粒子」サイズg (図3 を参照)を生じさせることを可能にする。型及び分配される液体の物理化学的性質に従い、EDM は、所定の粒径g 、即ち、所定の溝断面積を生じるようにセットされる。
【0012】
通気口形成部10より上部のスリーブ1 は、ポンプP のボディC の壁と共に、空気を引き入れるための少なくとも一つの引き込み路を形づくることによって、外気と連通することに適している中空スペースを形成する。
図1A及び図1Cに示される本実施形態例において、ポンプP は、ボディC の壁を通過して外側と連通する通気用オリフィスE を備えている。前記オリフィスE は、前記スリーブ1 のトップエッジより上に設けられている。前記スリーブ1 のトップエッジは、この実施形態例では斜めに切られて面取りされている。
【0013】
その長さに沿った全ての方向において、スリーブ1 は、その外力が加わらない状態で、ボディC の通気手段を有する部分の外径と等しい、または、よりわずかに小さい内径を有する。
この実施形態例では、中空のスペースは、少なくとも一つの溝e 、好ましくは図1Bに示すように3 つの溝e によって定められる。前記溝e は、ボディの母線に平行にボディの外側側壁に沿って延びている。
【0014】
図2A、及び図2Cに示される第2実施形態例において、ポンプP のボディC は、特別の通気用オリフィスを有しない。
スリーブ1 は、その底部分で、通気口形成部10を有する。前記通気口形成部10は、図1A、及び図1Cに示される第1実施形態例の通気口形成部10に相当し、その通気口形成部10は、半漏れ密着状態で径方向に型締めされてポンプP のボディC と係合している。
しかし、第2実施形態例では、スリーブ1 は、ボディC の外径より大きい内径をもって形成されている。このようにして、第2実施形態例において、中空のスペースは、円筒状の隙間 iの中で形づくられる。円筒状の隙間 iは、通気口形成部10より上部のスリーブ1 の内側の壁およびポンプP の外部の側壁C 間に位置する。
【0015】
スリーブ1 は、さらにその頂部部分に、空気が側面から引き込まれることを可能にする小円鋸歯状の凹凸11を備えている。前記鋸歯状の凹凸11は、上方のフランジS に当接している。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の第1実施形態例の停止段階の断面図である。
【図1B】図1Aの実施形態例を上から見たBB線上の部分断面図である。
【図1C】図1Aの実施形態例の空気取入段階の断面図である。
【図2A】本発明の第2の実施形態例の停止段階の断面図である。
【図2B】図2Aに示される実施形態例のスリーブの斜視図である。
【図2C】図2Aの実施形体例の空気取入段階の断面図である。
【図3】本発明の実施形態例の図1Bに対応するポンプ本体の溝の中央軸を含んだ平面におけるスリーブの詳細断面図である。
【符号の説明】
1 スリーブ
10 通気口形成部
C ポンプボディ
D 組立体リング
E 通気用オリフィス
e 溝
i 隙間
J ガスケット
K プッシャノブ
P 吸上げポンプ
R 貯蔵部
S サポート・フランジ
T 噴霧ヘッド
Claims (10)
- 剛性の貯蔵部(R) 及び吸上げポンプ(P )を備え、特に、前記吸上げポンプ(P )が、貯蔵部(R) に固定されるサポート・フランジ(S )の下にある円筒部と円錐部を含むボディ(C) を有する液体ディスペンサに、空気を引き入れるための空気取入器具であって、
ポンプの前記ボディ(C) 周辺で前記フランジ(S )の下に、はめ込まれるように設計されているスリーブ(1) を含み、
前記スリーブ(1) は、通気口を形成している通気口形成部(10)を備えた最下部部分を有し、
前記通気口形成部(10)の内側の壁は、前記ボディに対して径方向の型締係合のために働き、前記通気口形成部(10)が液体を通さず空気を通すというような表面効果も有することを特徴とする空気取入器具。 - 前記通気口形成部(10)の内側の壁の表層に、放電加工から生じる粒子(g )を有することを特徴する請求項1 に記載の空気取入器具。
- 前記通気口形成部(10)より上部のスリーブ(1) は、前記ボディ(C) の壁と共に、空気を引き込むための少なくとも一つの引き込み路を形づくることによって、外側に連通することに適している中空のスペースを定めることを特徴とする請求項1 または請求項2 に記載の器具。
- 前記中空のスペースは、ボディ(C) のポンプ(P )の外側側壁に沿って延びる少なくとも一つの溝(e )によって定められることを特徴とする請求項3 に記載の器具。
- 外力の加わらない状態において、前記スリーブ(1) の内径は、ボディ(C) の通気手段が設けられている部分の外径以下であることを特徴とする請求項4に記載の器具。
- 前記スリーブ(1) のトップエッジが、前記フランジ(S )に当接していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の器具。
- 前記中空のスペースは、スリーブ(1) の内側の壁と通気口形成部(10)より上方のポンプ(P )のボディ(C) の外側側壁との間で位置する隙間(i) によって形づくられることを特徴とする請求項3に記載の器具。
- 前記スリーブ(1) の頂部部分は、空気が側面から引き入れられることを可能にする小円鋸歯状凹凸(11)を備えていることを特徴とする請求項7に記載の器具。
- 通気口形成部(10)は、側面から見ると円錐台形であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の器具。
- 前記スリーブ(1) のトップエッジは、斜めに切られて面取りされていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の器具。
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FR0007682A FR2810301B1 (fr) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | Dispositif de reprise d'air statique pour distributeur de produit liquide |
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Family Applications (1)
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JP2002510202A Pending JP2004503363A (ja) | 2000-06-16 | 2001-06-14 | 空気を液体ディスペンサに引き入れるための静止空気取入器具 |
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WO (1) | WO2001096030A1 (ja) |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2008542143A (ja) * | 2005-06-08 | 2008-11-27 | バルワー エス.アー.エス. | 流体用器ネックへの固定のためのユニット、および、そうしたユニットを有するディスペンサ装置 |
Families Citing this family (11)
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US6840408B1 (en) * | 2003-08-25 | 2005-01-11 | Continental Afa Dispensing Company | Air foam pump with shifting air piston |
FR2861059B1 (fr) * | 2003-10-20 | 2006-08-04 | Valois Sas | Dispositif de distribution de produit fluide. |
US7726521B2 (en) * | 2004-08-17 | 2010-06-01 | Mbhd, Llc | Liquid dispenser |
FR2961496B1 (fr) * | 2010-06-16 | 2013-02-15 | Rexam Dispensing Sys | Systeme de distribution d'un produit fluide. |
FR2974742B1 (fr) * | 2011-05-04 | 2013-05-03 | Rexam Healthcare La Verpillier | Dispositif de distribution de liquide muni d'un canal de passage d'air |
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