JP2004501441A - 機械設計の幾何学的部片の寸法付けを簡略化するための方法および装置 - Google Patents
機械設計の幾何学的部片の寸法付けを簡略化するための方法および装置 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、いくつかのユーザ構成の幾何学寸法構成要素を受け取るコンピュータ命令を含む。いったんユーザ構成の幾何学寸法構成要素が受け取られると、コンピュータ命令はユーザ構成の幾何学寸法構成要素をパラメータ化するように動作する。コンピュータは、パラメータ化された幾何学寸法構成要素からテンプレートを生成するように動作する。その結果、少ないオペレーション回数で測定された幾何学寸法を生成および表示することが可能であるため、機械設計の複数の幾何学的部片で測定した幾何学寸法について、あらゆる幾何学構成要素を個々に構成するという時として冗長な作業を減らすことができる。一実施形態では、コンピュータ命令は機械設計ソフトウェア・アプリケーションの一部である。一実施形態では、コンピュータ命令を含む機械設計ソフトウェア・アプリケーションは配布記憶媒体で実施される。
Description
【0001】
(発明の分野)
本発明はコンピュータ支援設計(CAD)に関する。より詳細に言えば、本発明は機械設計の幾何学的フィーチャの寸法付けを行う設計者へのコンピュータ援助に関する。
【0002】
(発明の背景)
機械設計には、ホール、スロット、パッドなどのフィーチャが含まれることが多い。機械設計でフィーチャの形状およびサイズを定義する際に重要な要素は、フィーチャの寸法を生成することである。フィーチャの寸法の例には、半径寸法および線寸法がある。寸法は、機械設計のフィーチャのサイズおよび形状を定義するものである。さらに、設計者は寸法付けスキームを形成する寸法の組合せを複数の同様のフィーチャに適用することが可能であり、複数の同様のフィーチャは、サイズは異なるが形状は同一であることがある。複数の同様のフィーチャが同一形状であることが可能であっても、複数の同様のフィーチャに寸法付けスキームを適用するには、設計者が各寸法付けスキームについて個々の寸法を生成する必要がある。本明細書では、半径、線などの寸法を総称して寸法と呼ぶ。さらに本明細書では、ホール、スロット、パッドなどを総称してフィーチャと呼ぶ。
【0003】
一般に、寸法付け機能に関する従来の設計ソフトウェアは、限られたサポート、具体的には、サイズが異なり形状が同一の複数の同様のフィーチャを寸法付けることしか提供していない。典型的には、たとえいくつかのフィーチャが同一形状であっても、サポートは、サイズの違いによって(たとえば、機械設計でいくつかのサイズの異なる同一形状のスロット)、各フィーチャに対して個々に寸法付けスキームを手動で作成することを含む方法に限定される。したがって、1つのフィーチャと複数の同様のフィーチャをサイズの異なる同一の形状に寸法付けするには、設計者がそれぞれの寸法付けスキームを作成するという冗長な作業が必要となり、作成される寸法付けスキームの数は、機械設計でサイズの異なる同一形状の同様のフィーチャの数によって決まる。フィーチャの数は非常に多い場合があり、設計者がそれぞれの寸法付けスキームを作成するのに長い時間がかかる場合がある。
【0004】
したがって、サイズの異なる同一形状のフィーチャのための寸法付けスキームを維持しながら、機械設計で複数の同様のフィーチャを寸法付けするためのよりユーザフレンドリな方法が考案された。以下でより詳細に論じるように、本発明はこれらの目的および他の望ましい目的を達成するものであり、これについては以下の開示から明らかになろう。
【0005】
本発明は、限定的なものではなく例示的なものとして添付の図面に例示されており、同じ参照番号は同じ要素を示している。
【0006】
(発明の詳細な説明)
以下の説明では、本発明の様々な態様について述べる。ただし、当分野の技術者であれば、本発明が本発明の一部のみまたはすべての態様によって実施可能であることが明らかであろう。説明の目的で、本発明を完全に理解するために、特定の番号、材料、および構成について記載する。
【0007】
ただし、当分野の技術者であれば、特定の詳細なしに本発明が実施できることも明らかになろう。その他、本発明を不明瞭なものにしないために、よく知られた特徴は省略または簡略化される。
【0008】
記述の一部は、データ、フラグ、ビット、値、文字、文字列、数などの用語を使用して、当分野の技術者が作業の実体を当分野の他の技術者に伝えるために、自分達が一般的に使用する方法に合致した、コンピュータ・システムによって実行されるオペレーションに関して示されるものである。当分野の技術者が理解するように、これらの数量は、コンピュータ・システムの機械的および電気的構成要素によって、格納、転送、結合、およびその他の方法で操作可能な電気信号、磁気信号、または光信号の形を取り、コンピュータ・システムという用語には、スタンドアロン、付属、または埋込み式の、汎用ならびに特定用途向けのデータ処理マシン、システムなどが含まれる。
【0009】
様々なオペレーションについて本発明を理解する上で最も役立つ方法で複数の別々のステップとして順番に説明するが、この説明の順序は、これらのオペレーションが順序に依存する必要があることを暗示していると解釈するべきではない。具体的に言えば、これらのオペレーションは提示された順序で実行する必要がない。
【0010】
図1は、機械設計の複数のフィーチャの寸法をユーザが定義するための機械設計アプリケーションの一実施形態を示す構成図である。図1では、機械設計アプリケーション100がエンド・ユーザ・インターフェース102、設計エンジン104、および設計データベース106を含む。設計エンジン104は、具体的に言えば、本発明による寸法付けスキーム・マネージャ108を含む。要素は、機械設計の複数のフィーチャの寸法をユーザが決めるために協働する。
【0011】
図1では、エンド・ユーザ・インターフェース102が、設計エンジン104の制御の下で、機械設計のフィーチャに関する寸法付けスキームの入力をユーザから受け取ってグラフィカルに表示するように動作する。同じく設計エンジン104の制御の下で、設計データベース106はユーザが作成した機械設計および寸法付けスキームを格納するようにも動作する。具体的に言えば、寸法付けスキーム・マネージャ108は、寸法付けスキームを1つまたは複数のサイズの異なる同一の幾何学フィーチャに幾何学的に関連付け、適用させる。寸法付けスキーム・マネージャ108に組み込まれた本発明の教示を除き、機械設計アプリケーション100は、カリフォルニア州San RafaelのAutodesk,Incから市販されているMechanical Desktop(登録商標)を含むがこれに限定されることのない、当分野で知られた広範なコンピュータ支援設計(CAD)製図ソフトウェアを表すことを意図するものである。
【0012】
図2は、機械設計の立体幾何学的部片の一例を示す図であって、図2では本発明の一実施形態が実施可能であり、フィーチャを作成するためにユーザがカーソル220を使用して立体幾何学的部片210の平面215を選択する。本発明は、選択された平面215を参照しながら説明する。ただし、本発明は他の表面ならびに他の幾何学的部片でも実施可能であることに留意されたい。
【0013】
図3は、本発明の一実施形態により、機械設計の立体幾何学的部片210の基準フィーチャを定義するための寸法付けスキームのセット・アップを示す図である。図3では、ユーザは、立体幾何学的部片210に組み込むために平面215上に基準スロット・フィーチャ310の図面を有する。ユーザは、基準スロット・フィーチャ310に対する寸法付けスキーム300をセット・アップすることを選択した。
【0014】
基準スロット・フィーチャ310は、2つの円弧幾何学的部片311および312ならびに2本の直線幾何学的部片313および314からなる。さらに寸法付けスキーム300をセット・アップするために、ユーザは、中心線を示す基準エンティティ320ならびに円弧幾何学的部片311および312用の中心点321および322を生成するように選択した。
【0015】
基準スロット・フィーチャ310を定義するために寸法付けスキームをセット・アップし、ユーザは円弧幾何学的部片311を定義する半径寸法330と、中心点321と基準エンティティ320の間の距離を定義する第1の直線距離331と、2本の直線幾何学的部片313と314の間の距離を定義する第2の直線距離332とを生成するように選択した。
【0016】
図3に示されるように、基準スロット・フィーチャ310は、ユーザが基準スロット・フィーチャ310に対する寸法付けスキーム300を生成するように選択することによって、形状およびサイズに関して完全に定義される。
【0017】
基準スロット・フィーチャ310に対する寸法付けスキーム300がいったん完了すると、本発明の一実施形態は、寸法付けスキーム300を基準スロット・フィーチャ310の他の例に適用するために、寸法付けスキーム300を使用して基準スロット・フィーチャ310を幾何学的に拘束する。したがって、寸法付けスキーム300の寸法値を変更すると、結果的に基準スロット・フィーチャ310の様々な例が「サイズ変更」される。
【0018】
図4は、寸法付けスキーム300を適用する複数のフィーチャ410〜413の例を示す図である。図4では、立体幾何学的部片210の平面215(図2に図示)上に、複数のスロット・フィーチャ410〜413が表示される。複数のスロット・フィーチャ410〜413はサイズは異なるが、形状は基準スロット・フィーチャ310(図3に図示)と同一である(すなわち、複数のスロット特徴410〜413は直線幾何学的部片420〜427および円弧幾何学的部片430〜437からなる)。
【0019】
図5は、本発明により寸法付けスキーム300を複数のフィーチャに適用することを示す図である。図5では、第1のスロット・フィーチャ410で単一のカーソル選択510を行うことによって、寸法付けスキーム300が第1のスロット・フィーチャ410に適用され、基準エンティティ520ならびに円弧幾何学的部片430および431の中心点525および526が生成される。
【0020】
図5の例では、基準エンティティ520ならびに中心点525および526がいったん生成されると、第1のスロット・フィーチャ410の、中心点525と基準エンティティ520の間の距離を定義する半径寸法522と、2本の直線幾何学的部片420と421の間の距離を定義する第2の線寸法523とをさらに生成することによって、適用が続行される。図5に示されるように、単一のカーソル選択510によって寸法付けスキーム300を第1のスロット・フィーチャ410に適用させることで、寸法付けスキームを再指定する必要なく第1のスロット・フィーチャ410の形状およびサイズが定義される。いったん適用されるても、ユーザは寸法値を変更してスロット・フィーチャ410を「サイズ変更」することが可能であり、「サイズ変更された」スロット・フィーチャは立体幾何学的部片210で更新される。その結果、本発明の下では、同じ種類のフィーチャの寸法付けに必要な作業が大幅に削減される。当分野の技術者であれば、機械設計には多くの複雑なフィーチャが含まれ、それぞれが複雑な寸法付けスキームを必要とすることを理解されよう。
【0021】
さらに、図5では、寸法付けスキーム300が、2本の直線幾何学的部片422および423ならびに2つの円弧幾何学的部片432および433からなる第2のスロット・フィーチャ411に適用される。第1のスロット・フィーチャ410に関して上記で論じたように、寸法付けスキーム300は、第2のスロット・フィーチャ411上で単一のカーソル選択510を行うことによって、第2のスロット・フィーチャ411に適用される。ここでも、寸法付けスキーム300を第2のスロット・フィーチャ411に適用させると、基準エンティティ530ならびに円弧幾何学的部片432および433の中心点535および536が生成される。
【0022】
前述のように、基準エンティティ530ならびに中心点535および536がいったん生成されると、第2のスロット・フィーチャ411の、円弧幾何学的部片432を定義する半径寸法531と、中心点535と基準エンティティ530の間の距離を定義する第1の線寸法532と、2本の直線幾何学的部片422と423の間の距離を定義する第2の線寸法533をさらに生成することによって、適用が続行される。
【0023】
図5で示されるように、第2のスロット・フィーチャ411の形状は基準スロット・フィーチャ310と同一であるが、第2のスロット・フィーチャ411のサイズは基準スロット・フィーチャ310とは異なる。ただし、単一のカーソル選択510によって寸法付けスキーム300を第2のスロット・フィーチャ411に適用させることで、寸法付けスキームを再指定する必要なく、第2のスロット・フィーチャ411の形状およびサイズが定義される。前述のように、いったん適用されても、ユーザは寸法値を変更して第2のスロット・フィーチャ411を「サイズ変更」することが可能であり、「サイズ変更された」スロット・フィーチャは立体幾何学的部片210で更新される。
【0024】
ここでも結果的に、本発明の下では、同じ種類のフィーチャの寸法付けに必要な作業が大幅に削減される。同様に当分野の技術者であれば、機械設計には多くの複雑なフィーチャが含まれ、それぞれが複雑な寸法付けスキームを必要とすることを理解されよう。
【0025】
さらに図5に示されるように、寸法付けスキーム300が、2本の直線幾何学的部片424および425ならびに2つの円弧幾何学的部片434および435からなる第3のスロット・フィーチャ412に適用される。第1および第2のスロット・フィーチャ410および411に関して上記で論じたように、寸法付けスキーム300は、第3のスロット・フィーチャ412上で単一のカーソル選択510を行うことによって、第3のスロット・フィーチャ412に適用される。第1および第2のスロット・フィーチャ410および411と同様に、寸法付けスキーム300を第3のスロット・フィーチャ412に適用させると、基準エンティティ540ならびに円弧幾何学的部片434および435の中心点545および546が生成される。
【0026】
第1および第2のスロット・フィーチャ410および411に関して上記で述べたように、基準エンティティ540ならびに中心点545および546がいったん生成されると、第3のスロット・フィーチャ412の、円弧幾何学的部片434を定義する半径寸法541と、中心点545と基準エンティティ540の間の距離を定義する第1の線寸法542と、2本の直線幾何学的部片424と425の間の距離を定義する第2の線寸法543をさらに生成することによって、適用が続行される。
【0027】
さらにまた図5で示されるように、第3のスロット・フィーチャ412の形状は基準スロット・フィーチャ310と同一であるが、第3のスロット・フィーチャ412のサイズは基準スロット・フィーチャ310とは異なる。ただし、単一のカーソル選択510によって寸法付けスキーム300を第3のスロット・フィーチャ412に適用させることで、寸法付けスキームを再指定する必要なく、第3のスロット・フィーチャ412の形状およびサイズが定義される。第1および第2のスロット・フィーチャ410および411に関して上記で述べたように、いったん適用されても、ユーザは寸法値を変更して第3のスロット・フィーチャ412を「サイズ変更」することが可能であり、「サイズ変更された」スロット・フィーチャは立体幾何学的部片210で更新される。
【0028】
前述のように、結果的に本発明の下では、同じ種類のフィーチャの寸法付けに必要な作業が大幅に削減される。同様に当分野の技術者であれば、機械設計には多くの複雑なフィーチャが含まれ、それぞれが複雑な寸法付けスキームを必要とすることを理解されよう。
【0029】
さらに図5に示されるように、寸法付けスキーム300が、2本の直線幾何学的部片426および427ならびに2つの円弧幾何学的部片436および437からなる第4のスロット・フィーチャ413に適用される。前のスロット・フィーチャに関して上記で論じたように、寸法付けスキーム300は、第4のスロット・フィーチャ413上で単一のカーソル選択510を行うことによって、第4のスロット・フィーチャ413に適用される。図5に示された他のスロット・フィーチャと同様に、寸法付けスキーム300を第4のスロット・フィーチャ413に適用させると、基準エンティティ550ならびに円弧幾何学的部片436および437の中心点555および556が生成される。
【0030】
上記で述べたように、基準エンティティ550ならびに中心点555および556がいったん生成されると、第4のスロット・フィーチャ413の、円弧幾何学的部片436を定義する半径寸法551と、中心点555と基準エンティティ550の間の距離を定義する第1の線寸法552と、2本の直線幾何学的部片426と427の間の距離を定義する第2の線寸法553をさらに生成することによって、適用が続行される。
【0031】
さらにまた図5で示されるように、第4のスロット・フィーチャ413の形状は基準スロット・フィーチャ310と同一であるが、第4のスロット・フィーチャ413のサイズは基準スロット・フィーチャ310とは異なる。ただし、単一のカーソル選択510によって寸法付けスキーム300を第4のスロット・フィーチャ413に適用させることで、寸法付けスキームを再指定する必要なく、第4のスロット・フィーチャ413の形状およびサイズが定義される。図5に示されたスロット・フィーチャに関して上記で述べたように、いったん適用されると、ユーザは寸法値を変更して第4のスロット・フィーチャ413を「サイズ変更」することが可能であり、「サイズ変更された」スロット・フィーチャが立体幾何学的部片210で更新される。
【0032】
前述のように、結果的に本発明の下では、同じ種類のフィーチャの寸法付けに必要な作業が大幅に削減される。同様に当分野の技術者であれば、機械設計には多くの複雑なフィーチャが含まれ、それぞれが複雑な寸法付けスキームを必要とすることを理解されよう。
【0033】
前述のように、図5では、当分野の技術者であれば、スロット・フィーチャ410、411、412、および413の間のサイズに差があることから、寸法521〜523、531〜533、541〜543、および551〜553の値は異なるが、図5に示されるように、スロット・フィーチャ410、411、412、および413の形状は基準スロット・フィーチャ310と同一であることを理解されたい。さらに、当分野の技術者であれば、それぞれのスロット・フィーチャ410、411、412、および413で単一のカーソル選択510を行うことによって、寸法付けスキーム521〜523、531〜533、541〜543、および551〜553を再指定する必要なく、寸法付けスキーム521〜523、531〜533、541〜543、および551〜553が生成されることを理解されよう。
【0034】
図6は、スロット610〜613を作成する立体幾何学的部片600にスロット・フィーチャ410、411、412、および413を組み込んだ結果として生じる立体幾何学的部片600を示す図である。当分野の技術者であれば、立体幾何学的部片600にスロット610〜613を作成するための、スロット・フィーチャ410、411、412、および413の押出しおよび差し引きは当分野でよく知られており、詳細に説明する必要がないことを理解されたい。
【0035】
図7a〜7bは、図1の寸法付けスキーム・マネージャ108の一実施形態の関連するオペレーション・フローを示す図である。例示された実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108はイベント駆動モデルでプログラムされる。すなわち寸法付けスキーム・マネージャ108は、様々なイベント通知サービスがオペレーティング・システムから使用できるシステム環境で実行されるように設計されている。本発明を実施するのに好適なこうしたオペレーティング・システムの一例が、ワシントン州RedmondのMicrosoft Corporationから市販されているWindows(登録商標)オペレーティング・システムである。代替の実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108は当分野で知られた他のプログラミング方法で実施可能である。
【0036】
図7aに示されるように、平面がカーソルによって選択されたという事実を寸法付けスキーム・マネージャ108に知らせるイベント通知に応答して、寸法付けスキーム・マネージャ108は、基準エンティティが検出されたかどうかを判別する(705)。寸法付けスキーム・マネージャ108が、基準エンティティが検出されないと判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は設計エンジン104の他の機能ブロックにフィーチャの寸法付けスキームを平面上に表示させる(715)。寸法付けスキーム・マネージャ108が、基準エンティティが検出されたと判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに、基準エンティティを寸法付けスキームに組み込ませ(710)、組み込まれた基準エンティティと共にフィーチャの寸法付けスキームを平面上に表示させる(715)。他の機能ブロックがフィーチャに対する寸法付けスキームの組込みおよび表示を実行する方法は、当分野で知られたいくつかの方法のうちいずれか1つで実施することができる。
【0037】
図7bに示されるように、フィーチャがカーソルによって選択されたという事実を寸法付けスキーム・マネージャ108に知らせるイベント通知に応答して、寸法付けスキーム・マネージャ108は、カーソルで選択されたフィーチャが基準フィーチャと同様(たとえば同一形状)であるかどうかを判別する(720)。寸法付けスキーム・マネージャ108が、カーソルで選択されたフィーチャが基準フィーチャと同様(たとえば同一形状)であると判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに寸法付けスキームを選択されたフィーチャに適用させる(735)。ただし、寸法付けスキーム・マネージャ108が、カーソルで選択されたフィーチャがいずれの基準フィーチャとも同様でない(たとえば同一形状でない)と判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームを設計データベース106から検索させる(725)。さらに寸法付けスキーム・マネージャ108は、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームが配置されているかどうかを判別する(730)。寸法付けスキーム・マネージャ108が、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームが配置されていると判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに寸法付けスキームを選択されたフィーチャに適用させる(735)。ただし、寸法付けスキーム・マネージャ108が、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームが配置されていないと判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームを設計データベース106から検索させる。
【0038】
設計エンジン104の他の機能ブロックが設計データベースの検索を実行する方法は、当分野で知られたいくつかの方法のうちいずれか1つでも実施することができる。
【0039】
図8は、本発明の一実施形態によるユーザ構成の幾何学寸法構成要素を示す図である。図8に示されるように、寸法付けスキーム300(図3に図示)は、基準スロット・フィーチャ310(図3に図示)を定義する基準幾何学的部片を寸法付けする寸法801、810、および820を測定することができる。図8でユーザは、幾何学寸法構成要素802〜805、811〜814、および821〜825を構成することができる。
【0040】
幾何学寸法構成要素802〜805、811〜814、および821〜825には、矢印804、812、および823の位置、テキスト803、811、および822の位置、ならびにアンカ・ポイント805、814、824、および825の位置を含むことができる。図8で、図示された幾何学寸法構成要素がたとえ矢印804、812、および823の位置、テキスト803、811、および822の位置、ならびにアンカ・ポイント805、814、824、および825の位置であっても、当分野の技術者であれば、この幾何学寸法構成要素が、いくつかの引出線および寸法許容差などであるがこれらに限定されることのない、当分野で知られた任意のタイプの幾何学寸法構成要素であってよいことを理解されたい。
【0041】
図9は、本発明の一実施形態による、パラメータ表示用のユーザ構成の幾何学寸法構成要素を示す図である。図9では、測定された寸法801が、たとえばユーザ構成の幾何学寸法構成要素802〜804を有する。引出線幾何学寸法構成要素802は、1本の引出線を有するような、すなわち右側の引出線は基準エンティティ320があるために存在する必要がないような構成で表示される。
【0042】
図9に示されるように、アンカ・ポイント幾何学寸法構成要素805の位置は、半径312の中心点321になるように構成される。アンカ・ポイント幾何学寸法構成要素805の反対側にあるアンカ・ポイント幾何学寸法構成要素は、測定された寸法801が中心点321と基準エンティティ320との間にあるために表示されない。そこでは、アンカ・ポイントは基準エンティティ320に沿った任意の位置であってよい。
【0043】
テキスト幾何学寸法構成要素803の位置は、測定された寸法801の矢印間の中央にテキストが配置されるような構成で表示される。さらに図9に示されるように、矢印幾何学寸法構成要素804の位置は、基準スロット・フィーチャ310から距離910に表示されるように構成される。
【0044】
ユーザ構成の幾何学寸法構成要素802〜805は、測定された幾何学寸法801について個々のユーザ構成の幾何学寸法構成要素間の関係を形成することによってパラメータ化される。これは、寸法付けスキーム・マネージャ108が、幾何学寸法構成要素を二次元曲線と同様の幾何学エンティティとして解釈するためである。
【0045】
ユーザ構成の幾何学寸法構成要素802〜805がいったんパラメータ化されると、パラメータ化された幾何学寸法構成要素802〜805のテンプレートが生成される。テンプレートは、パラメータ化された幾何学寸法構成要素間の関係を維持する。パラメータ化された幾何学寸法構成要素をテンプレートとして維持することによって、パラメータ化されたユーザ構成の幾何学寸法構成要素を、基準スロット・フィーチャ310上ではなく、たとえは中心点と基準エンティティの間の距離を定義する線寸法が所望される幾何学的部片などの他の幾何学的部片上で使用することができる。テンプレートがいったん生成されると、そのテンプレートは、機械設計の幾何学的部片で使用するために設計データベース106(図1に図示)に格納される。
【0046】
生成されたテンプレートは、中心点321と基準エンティティ320の間で測定された幾何学寸法801を使用して、基準スロット・フィーチャ310の一部を定義する基準幾何学的部片を寸法付けする。ただし、テンプレートは複数の測定された幾何学寸法であってよいため、3つの測定された幾何学寸法810、810、および820を含む単一のテンプレートを生成することができる。その結果、いくつかの幾何学寸法構成要素を生成することなく、単一のテンプレートで機械設計の幾何学的部片を完全に定義することができる。
【0047】
図10は、本発明の一実施形態による機械設計の幾何学的部片を備えたテンプレートの使用を示す図である。図10に示されているのは、2つの円形端部(1つが大型1010で1つが小型1015)を有する幾何学的部片1001である。幾何学的部片1001の一部として、基準エンティティ1050ならびに2つの中心点1051および1052が示される。
【0048】
図10では、大型円形端部1010上でカーソル選択1011を実行すると、設計データベース106に格納されたテンプレートの配置を示すデータが送信される。このテンプレートは、測定された寸法810から生成されたテンプレートが、選択された幾何学のタイプ、すなわち大型円形端部1010に関係しているかどうかを判別することによって突き合せられる。ただし、基準エンティティ1050上で他のカーソル選択1012を実行して、設計データベース106に格納されたテンプレートの他の配置を示す他のデータが送信された場合、幾何学的部片の2つのカーソル選択1011および1012は、中心点から基準エンティティまでの距離を定義する測定された幾何学寸法801から生成されたテンプレートとも突き合せられる。
【0049】
いったんテンプレートが所望の測定に関して突き合せられると、一実施形態では、幾何学的部片のカーソル選択1011または選択1011および1012間のパラメータ化された寸法構成要素1014〜1017との干渉が解決される。干渉が存在しないことが判別すると、図10に示されるように、測定された幾何学寸法1060が生成および表示される。
【0050】
図10に示されるように、ユーザ構成の幾何学寸法構成要素がパラメータ化されているため、幾何学的部片1001に関して1つまたは2つのカーソル選択1011および1012で表示されたときに、引出線1016、アンカ・ポイント1017の位置、テキスト1015の位置、幾何学的部片1001から距離1018に表示された矢印1014の位置などの幾何学寸法構成要素間の関係が維持される。
【0051】
その結果、測定された幾何学寸法1060は、少ないオペレーション回数で生成および表示することができるため、機械設計の複数の幾何学的部片で測定した幾何学寸法について、あらゆる幾何学構成要素を個々に構成するという時として冗長な作業を減らすことができる。
【0052】
幾何学的部片のカーソル選択とパラメータ化された寸法構成要素との干渉は、本発明の一実施形態について測定された幾何学寸法1065によって図示することができる。図10では、測定された幾何学寸法1065は、測定された幾何学寸法1060の生成および表示に関して上記で論じたものと同様の方法で生成および表示される。
【0053】
測定された幾何学寸法1060を生成および表示したテンプレートは、小型円形端部1015にも適用された。図10に示されるように、小型円形端部1015にも同じテンプレートが適用されたため、テンプレートを含むパラメータ化された幾何学寸法構成要素1023〜1027は測定された幾何学寸法1060と同様である。ただし、小型円形端部1015に関して表示されるように、いったんテンプレートが小型円形端部1015と突き合されると、寸法付けスキーム・マネージャは幾何学的部片(小型円形端部1015)とパラメータ化された寸法構成要素(テキスト幾何学寸法構成要素の位置1025)との間に干渉があると判断する。
【0054】
図10に示された一実施形態では、カーソル選択1021および1022がいったん実行されると、中心点1052と基準エンティティ1050との間で測定された幾何学寸法1025を生成および表示するためのテンプレートが、幾何学的部片と突き合される。ただし、テキストが中央位置におさまらないため、パラメータ化されたテキスト幾何学寸法構成要素1025の位置が幾何学的部片(小型円形端部1015または基準エンティティ1050のいずれか)と干渉することになる。したがって一実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャが矢印の外側にテキストを配置することによって干渉を解決する。
【0055】
結果として、たとえパラメータ化された寸法構成要素と幾何学的部片との間に干渉が生じる場合であっても、測定された幾何学寸法1065を限られたオペレーション数で生成および表示することがなおも可能であるため、機械設計の複数の幾何学的部片で測定した幾何学寸法の干渉を解決するための、あらゆる幾何学構成要素を個々に構成するという時として冗長な作業を減らすことができる。
【0056】
図11は、図1の寸法付けスキーム・マネージャ108の一実施形態のオペレーション・フローを示す図である。以前に論じたように、例示された実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108はイベント駆動モデルでもプログラムされ、すなわち寸法付けスキーム・マネージャ108は、様々なイベント通知サービスがオペレーティング・システムから使用できるシステム環境で実行されるように設計される。本発明を実施するのに好適なこうしたオペレーティング・システムの一例が、ワシントン州RedmondのMicrosoft Corporationから市販されているWindows(登録商標)オペレーティング・システムである。代替の実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108は当分野で知られた他のプログラミング方法で実施可能である。
【0057】
図11では、寸法付けスキーム・マネージャ108が、機械設計の基準幾何学的部片を定義するいくつかのユーザ構成の幾何学寸法構成要素を受け取る(1101)。ユーザ構成の幾何学寸法構成要素の数値には、矢印の位置、テキストの位置、およびアンカ・ポイントの位置に関するがこれに限定されることのないこうした幾何学寸法構成要素が含まれる場合がある。
【0058】
図11に示されるように、ユーザ定義の幾何学寸法構成要素が受け取られたという事実を寸法付けスキーム・マネージャ108に知らせるイベント通知に応答して、寸法付けスキーム・マネージャ108は、曲線などであるがこれに限定されることのない幾何学的部片として幾何学寸法構成要素を管理することによって、ユーザ構成の幾何学寸法構成要素の数値をパラメータ化する(1102)。次にパラメータ化された幾何学寸法構成要素は、テンプレートの生成に使用される(1103)。テンプレートは、単一のパラメータ化された幾何学構成要素またはいくつかのパラメータ化された幾何学構成要素で構成することができる。
【0059】
一実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108によってテンプレートの配置を示すデータが受け取られる(1104)。テンプレートの配置を示すデータは、測定された寸法付けに関する機械設計の幾何学的部片上でのカーソル選択の形式であってよい。テンプレートの配置を示すデータがいったん受け取られると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、テンプレートを所望の測定された幾何学寸法の幾何学的部片と突き合せる(1105)。
【0060】
図11に示されるように、一実施形態では、さらに寸法付けスキーム・マネージャが、パラメータ化された幾何学寸法構成要素と幾何学的部片との間に干渉が存在するかどうかも判別する(1110)。
【0061】
寸法付けスキーム・マネージャ108が干渉はないと判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は設計エンジン104の他の機能ブロックに、測定された幾何学寸法を生成および表示させる(1115)。寸法付けスキーム・マネージャ108が干渉があると判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は干渉を解決し、次に設計エンジン104の他の機能ブロックに、解決済みの測定された幾何学寸法を生成および表示させる(1120)。
【0062】
一実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108が、パラメータ化された幾何学寸法構成要素内のデータが幾何学的部片と突き合される結合オペレーション後に、幾何学的部片の検査パスを作成することによって、干渉を検出して解決する。たとえば、パラメータ化された幾何学寸法構成要素に対応する幾何学的部片を表す入力がない場合、寸法付けスキーム・マネージャ108は、少なくともテンプレートに基づいてパラメータ化されたそれぞれの幾何学寸法構成要素を使用して、測定された幾何学寸法を生成および表示することになる。寸法付けスキーム・マネージャ108は、測定された幾何学寸法を生成および表示する前に、これらの検査パスのいくつかを作成することができる。
【0063】
結果として、測定された幾何学寸法は少ないオペレーション回数で生成および表示することができるため、機械設計の複数の幾何学的部片で測定した幾何学寸法について、あらゆる幾何学構成要素を個々に構成するという時として冗長な作業を減らすことができる。
【0064】
図12は、本発明の機械設計アプリケーションでプログラミングするのに好適なコンピュータ・システムの一実施形態を示す図である。図に示されるように、例示された実施形態では、コンピュータ1200がプロセッサ1202、プロセッサ・バス1206、高性能I/Oバス1210、および標準I/Oバス1220を含む。プロセッサ・バス1206および高性能I/Oバス1210はホスト・ブリッジ1208によってブリッジされ、I/Oバス1210および1212はI/Oバス・ブリッジ1212によってブリッジされる。プロセッサ・バス1206に結合されるのがキャッシュ1204である。高性能I/Oバス1210に結合されるのが、システム・メモリ1214およびビデオ・メモリ1216であり、ビデオ・メモリ1216にはビデオ・ディスプレイ1218が結合される。標準I/Oバス1220に結合されるのが、ディスク・ドライブ1222、キーボードおよびポインティング・デバイス1224、ならびに通信インターフェース1226である。
【0065】
これらの要素は当分野で知られた従来の機能を実行する。具体的に言えば、ディスク・ドライブ1222およびシステム・メモリ1214は、機械設計システムの永続コピーおよび作業コピーを格納するのに使用される。永続コピーは、工場でディスク・ドライブ1222にあらかじめロードするか、配布媒体1232からロードするか、またはリモート配布ソース(図示せず)からダウンロードすることができる。配布媒体1232は、テープ、CD、およびDVDまたは他の同様の記憶媒体であってよい。これらの要素の組成は知られている。当分野で知られたこれら要素のいくつかの実施態様のうちいずれか1つを使用して、コンピュータ・システム1200を形成することができる。
【0066】
一般に、当分野の技術者であれば、本発明が説明された詳細に限定されるものではなく、本発明が、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内での修正および変更によって実施できることを理解されよう。したがってこの記述は、本発明を限定的ではなく例示的に述べたものである。
【0067】
以上、機械設計の幾何学的部片の寸法付けを簡略化するために改良された機構を備えた機械設計アプリケーションについて述べた。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の教示に組み込まれた機械設計アプリケーションの一実施形態を示す図である。
【図2】
本発明の一実施形態例が示された、機械設計の立体幾何学的部片を示す図である。
【図3】
一実施形態により、本発明の下で機械設計の立体幾何学的部片210の基準フィーチャを定義するための寸法付けスキームのセット・アップを示す図である。
【図4】
本発明により、複数のフィーチャに基準寸法付けスキームを適用する例を示す図である。
【図5】
本発明により、複数のフィーチャに基準寸法付けスキームを適用する例を示す図である。
【図6】
スロットを作成する立体幾何学的部片にスロット・フィーチャが組み込まれた、結果的に生じる立体幾何学的部片を示す図である。
【図7】
寸法付けスキーム・マネージャの一実施形態の関連するオペレーション・フローを示す図である。
【図8】
本発明の一実施形態によるユーザ構成の幾何学寸法構成要素を示す図である。
【図9】
本発明の一実施形態によるユーザ構成の幾何学寸法構成要素をパラメータ表示するための、ユーザ構成の幾何学寸法構成要素を示す図である。
【図10】
本発明の一実施形態による機械設計の幾何学的部片を備えたテンプレートの使用を示す図である。
【図11】
図1の寸法付けスキーム・マネージャ108の一実施形態の関連するオペレーション・フローを示す図である。
【図12】
本発明の機械設計アプリケーションでプログラミングするのに好適なコンピュータ・システムの一実施形態を示す図である。
(発明の分野)
本発明はコンピュータ支援設計(CAD)に関する。より詳細に言えば、本発明は機械設計の幾何学的フィーチャの寸法付けを行う設計者へのコンピュータ援助に関する。
【0002】
(発明の背景)
機械設計には、ホール、スロット、パッドなどのフィーチャが含まれることが多い。機械設計でフィーチャの形状およびサイズを定義する際に重要な要素は、フィーチャの寸法を生成することである。フィーチャの寸法の例には、半径寸法および線寸法がある。寸法は、機械設計のフィーチャのサイズおよび形状を定義するものである。さらに、設計者は寸法付けスキームを形成する寸法の組合せを複数の同様のフィーチャに適用することが可能であり、複数の同様のフィーチャは、サイズは異なるが形状は同一であることがある。複数の同様のフィーチャが同一形状であることが可能であっても、複数の同様のフィーチャに寸法付けスキームを適用するには、設計者が各寸法付けスキームについて個々の寸法を生成する必要がある。本明細書では、半径、線などの寸法を総称して寸法と呼ぶ。さらに本明細書では、ホール、スロット、パッドなどを総称してフィーチャと呼ぶ。
【0003】
一般に、寸法付け機能に関する従来の設計ソフトウェアは、限られたサポート、具体的には、サイズが異なり形状が同一の複数の同様のフィーチャを寸法付けることしか提供していない。典型的には、たとえいくつかのフィーチャが同一形状であっても、サポートは、サイズの違いによって(たとえば、機械設計でいくつかのサイズの異なる同一形状のスロット)、各フィーチャに対して個々に寸法付けスキームを手動で作成することを含む方法に限定される。したがって、1つのフィーチャと複数の同様のフィーチャをサイズの異なる同一の形状に寸法付けするには、設計者がそれぞれの寸法付けスキームを作成するという冗長な作業が必要となり、作成される寸法付けスキームの数は、機械設計でサイズの異なる同一形状の同様のフィーチャの数によって決まる。フィーチャの数は非常に多い場合があり、設計者がそれぞれの寸法付けスキームを作成するのに長い時間がかかる場合がある。
【0004】
したがって、サイズの異なる同一形状のフィーチャのための寸法付けスキームを維持しながら、機械設計で複数の同様のフィーチャを寸法付けするためのよりユーザフレンドリな方法が考案された。以下でより詳細に論じるように、本発明はこれらの目的および他の望ましい目的を達成するものであり、これについては以下の開示から明らかになろう。
【0005】
本発明は、限定的なものではなく例示的なものとして添付の図面に例示されており、同じ参照番号は同じ要素を示している。
【0006】
(発明の詳細な説明)
以下の説明では、本発明の様々な態様について述べる。ただし、当分野の技術者であれば、本発明が本発明の一部のみまたはすべての態様によって実施可能であることが明らかであろう。説明の目的で、本発明を完全に理解するために、特定の番号、材料、および構成について記載する。
【0007】
ただし、当分野の技術者であれば、特定の詳細なしに本発明が実施できることも明らかになろう。その他、本発明を不明瞭なものにしないために、よく知られた特徴は省略または簡略化される。
【0008】
記述の一部は、データ、フラグ、ビット、値、文字、文字列、数などの用語を使用して、当分野の技術者が作業の実体を当分野の他の技術者に伝えるために、自分達が一般的に使用する方法に合致した、コンピュータ・システムによって実行されるオペレーションに関して示されるものである。当分野の技術者が理解するように、これらの数量は、コンピュータ・システムの機械的および電気的構成要素によって、格納、転送、結合、およびその他の方法で操作可能な電気信号、磁気信号、または光信号の形を取り、コンピュータ・システムという用語には、スタンドアロン、付属、または埋込み式の、汎用ならびに特定用途向けのデータ処理マシン、システムなどが含まれる。
【0009】
様々なオペレーションについて本発明を理解する上で最も役立つ方法で複数の別々のステップとして順番に説明するが、この説明の順序は、これらのオペレーションが順序に依存する必要があることを暗示していると解釈するべきではない。具体的に言えば、これらのオペレーションは提示された順序で実行する必要がない。
【0010】
図1は、機械設計の複数のフィーチャの寸法をユーザが定義するための機械設計アプリケーションの一実施形態を示す構成図である。図1では、機械設計アプリケーション100がエンド・ユーザ・インターフェース102、設計エンジン104、および設計データベース106を含む。設計エンジン104は、具体的に言えば、本発明による寸法付けスキーム・マネージャ108を含む。要素は、機械設計の複数のフィーチャの寸法をユーザが決めるために協働する。
【0011】
図1では、エンド・ユーザ・インターフェース102が、設計エンジン104の制御の下で、機械設計のフィーチャに関する寸法付けスキームの入力をユーザから受け取ってグラフィカルに表示するように動作する。同じく設計エンジン104の制御の下で、設計データベース106はユーザが作成した機械設計および寸法付けスキームを格納するようにも動作する。具体的に言えば、寸法付けスキーム・マネージャ108は、寸法付けスキームを1つまたは複数のサイズの異なる同一の幾何学フィーチャに幾何学的に関連付け、適用させる。寸法付けスキーム・マネージャ108に組み込まれた本発明の教示を除き、機械設計アプリケーション100は、カリフォルニア州San RafaelのAutodesk,Incから市販されているMechanical Desktop(登録商標)を含むがこれに限定されることのない、当分野で知られた広範なコンピュータ支援設計(CAD)製図ソフトウェアを表すことを意図するものである。
【0012】
図2は、機械設計の立体幾何学的部片の一例を示す図であって、図2では本発明の一実施形態が実施可能であり、フィーチャを作成するためにユーザがカーソル220を使用して立体幾何学的部片210の平面215を選択する。本発明は、選択された平面215を参照しながら説明する。ただし、本発明は他の表面ならびに他の幾何学的部片でも実施可能であることに留意されたい。
【0013】
図3は、本発明の一実施形態により、機械設計の立体幾何学的部片210の基準フィーチャを定義するための寸法付けスキームのセット・アップを示す図である。図3では、ユーザは、立体幾何学的部片210に組み込むために平面215上に基準スロット・フィーチャ310の図面を有する。ユーザは、基準スロット・フィーチャ310に対する寸法付けスキーム300をセット・アップすることを選択した。
【0014】
基準スロット・フィーチャ310は、2つの円弧幾何学的部片311および312ならびに2本の直線幾何学的部片313および314からなる。さらに寸法付けスキーム300をセット・アップするために、ユーザは、中心線を示す基準エンティティ320ならびに円弧幾何学的部片311および312用の中心点321および322を生成するように選択した。
【0015】
基準スロット・フィーチャ310を定義するために寸法付けスキームをセット・アップし、ユーザは円弧幾何学的部片311を定義する半径寸法330と、中心点321と基準エンティティ320の間の距離を定義する第1の直線距離331と、2本の直線幾何学的部片313と314の間の距離を定義する第2の直線距離332とを生成するように選択した。
【0016】
図3に示されるように、基準スロット・フィーチャ310は、ユーザが基準スロット・フィーチャ310に対する寸法付けスキーム300を生成するように選択することによって、形状およびサイズに関して完全に定義される。
【0017】
基準スロット・フィーチャ310に対する寸法付けスキーム300がいったん完了すると、本発明の一実施形態は、寸法付けスキーム300を基準スロット・フィーチャ310の他の例に適用するために、寸法付けスキーム300を使用して基準スロット・フィーチャ310を幾何学的に拘束する。したがって、寸法付けスキーム300の寸法値を変更すると、結果的に基準スロット・フィーチャ310の様々な例が「サイズ変更」される。
【0018】
図4は、寸法付けスキーム300を適用する複数のフィーチャ410〜413の例を示す図である。図4では、立体幾何学的部片210の平面215(図2に図示)上に、複数のスロット・フィーチャ410〜413が表示される。複数のスロット・フィーチャ410〜413はサイズは異なるが、形状は基準スロット・フィーチャ310(図3に図示)と同一である(すなわち、複数のスロット特徴410〜413は直線幾何学的部片420〜427および円弧幾何学的部片430〜437からなる)。
【0019】
図5は、本発明により寸法付けスキーム300を複数のフィーチャに適用することを示す図である。図5では、第1のスロット・フィーチャ410で単一のカーソル選択510を行うことによって、寸法付けスキーム300が第1のスロット・フィーチャ410に適用され、基準エンティティ520ならびに円弧幾何学的部片430および431の中心点525および526が生成される。
【0020】
図5の例では、基準エンティティ520ならびに中心点525および526がいったん生成されると、第1のスロット・フィーチャ410の、中心点525と基準エンティティ520の間の距離を定義する半径寸法522と、2本の直線幾何学的部片420と421の間の距離を定義する第2の線寸法523とをさらに生成することによって、適用が続行される。図5に示されるように、単一のカーソル選択510によって寸法付けスキーム300を第1のスロット・フィーチャ410に適用させることで、寸法付けスキームを再指定する必要なく第1のスロット・フィーチャ410の形状およびサイズが定義される。いったん適用されるても、ユーザは寸法値を変更してスロット・フィーチャ410を「サイズ変更」することが可能であり、「サイズ変更された」スロット・フィーチャは立体幾何学的部片210で更新される。その結果、本発明の下では、同じ種類のフィーチャの寸法付けに必要な作業が大幅に削減される。当分野の技術者であれば、機械設計には多くの複雑なフィーチャが含まれ、それぞれが複雑な寸法付けスキームを必要とすることを理解されよう。
【0021】
さらに、図5では、寸法付けスキーム300が、2本の直線幾何学的部片422および423ならびに2つの円弧幾何学的部片432および433からなる第2のスロット・フィーチャ411に適用される。第1のスロット・フィーチャ410に関して上記で論じたように、寸法付けスキーム300は、第2のスロット・フィーチャ411上で単一のカーソル選択510を行うことによって、第2のスロット・フィーチャ411に適用される。ここでも、寸法付けスキーム300を第2のスロット・フィーチャ411に適用させると、基準エンティティ530ならびに円弧幾何学的部片432および433の中心点535および536が生成される。
【0022】
前述のように、基準エンティティ530ならびに中心点535および536がいったん生成されると、第2のスロット・フィーチャ411の、円弧幾何学的部片432を定義する半径寸法531と、中心点535と基準エンティティ530の間の距離を定義する第1の線寸法532と、2本の直線幾何学的部片422と423の間の距離を定義する第2の線寸法533をさらに生成することによって、適用が続行される。
【0023】
図5で示されるように、第2のスロット・フィーチャ411の形状は基準スロット・フィーチャ310と同一であるが、第2のスロット・フィーチャ411のサイズは基準スロット・フィーチャ310とは異なる。ただし、単一のカーソル選択510によって寸法付けスキーム300を第2のスロット・フィーチャ411に適用させることで、寸法付けスキームを再指定する必要なく、第2のスロット・フィーチャ411の形状およびサイズが定義される。前述のように、いったん適用されても、ユーザは寸法値を変更して第2のスロット・フィーチャ411を「サイズ変更」することが可能であり、「サイズ変更された」スロット・フィーチャは立体幾何学的部片210で更新される。
【0024】
ここでも結果的に、本発明の下では、同じ種類のフィーチャの寸法付けに必要な作業が大幅に削減される。同様に当分野の技術者であれば、機械設計には多くの複雑なフィーチャが含まれ、それぞれが複雑な寸法付けスキームを必要とすることを理解されよう。
【0025】
さらに図5に示されるように、寸法付けスキーム300が、2本の直線幾何学的部片424および425ならびに2つの円弧幾何学的部片434および435からなる第3のスロット・フィーチャ412に適用される。第1および第2のスロット・フィーチャ410および411に関して上記で論じたように、寸法付けスキーム300は、第3のスロット・フィーチャ412上で単一のカーソル選択510を行うことによって、第3のスロット・フィーチャ412に適用される。第1および第2のスロット・フィーチャ410および411と同様に、寸法付けスキーム300を第3のスロット・フィーチャ412に適用させると、基準エンティティ540ならびに円弧幾何学的部片434および435の中心点545および546が生成される。
【0026】
第1および第2のスロット・フィーチャ410および411に関して上記で述べたように、基準エンティティ540ならびに中心点545および546がいったん生成されると、第3のスロット・フィーチャ412の、円弧幾何学的部片434を定義する半径寸法541と、中心点545と基準エンティティ540の間の距離を定義する第1の線寸法542と、2本の直線幾何学的部片424と425の間の距離を定義する第2の線寸法543をさらに生成することによって、適用が続行される。
【0027】
さらにまた図5で示されるように、第3のスロット・フィーチャ412の形状は基準スロット・フィーチャ310と同一であるが、第3のスロット・フィーチャ412のサイズは基準スロット・フィーチャ310とは異なる。ただし、単一のカーソル選択510によって寸法付けスキーム300を第3のスロット・フィーチャ412に適用させることで、寸法付けスキームを再指定する必要なく、第3のスロット・フィーチャ412の形状およびサイズが定義される。第1および第2のスロット・フィーチャ410および411に関して上記で述べたように、いったん適用されても、ユーザは寸法値を変更して第3のスロット・フィーチャ412を「サイズ変更」することが可能であり、「サイズ変更された」スロット・フィーチャは立体幾何学的部片210で更新される。
【0028】
前述のように、結果的に本発明の下では、同じ種類のフィーチャの寸法付けに必要な作業が大幅に削減される。同様に当分野の技術者であれば、機械設計には多くの複雑なフィーチャが含まれ、それぞれが複雑な寸法付けスキームを必要とすることを理解されよう。
【0029】
さらに図5に示されるように、寸法付けスキーム300が、2本の直線幾何学的部片426および427ならびに2つの円弧幾何学的部片436および437からなる第4のスロット・フィーチャ413に適用される。前のスロット・フィーチャに関して上記で論じたように、寸法付けスキーム300は、第4のスロット・フィーチャ413上で単一のカーソル選択510を行うことによって、第4のスロット・フィーチャ413に適用される。図5に示された他のスロット・フィーチャと同様に、寸法付けスキーム300を第4のスロット・フィーチャ413に適用させると、基準エンティティ550ならびに円弧幾何学的部片436および437の中心点555および556が生成される。
【0030】
上記で述べたように、基準エンティティ550ならびに中心点555および556がいったん生成されると、第4のスロット・フィーチャ413の、円弧幾何学的部片436を定義する半径寸法551と、中心点555と基準エンティティ550の間の距離を定義する第1の線寸法552と、2本の直線幾何学的部片426と427の間の距離を定義する第2の線寸法553をさらに生成することによって、適用が続行される。
【0031】
さらにまた図5で示されるように、第4のスロット・フィーチャ413の形状は基準スロット・フィーチャ310と同一であるが、第4のスロット・フィーチャ413のサイズは基準スロット・フィーチャ310とは異なる。ただし、単一のカーソル選択510によって寸法付けスキーム300を第4のスロット・フィーチャ413に適用させることで、寸法付けスキームを再指定する必要なく、第4のスロット・フィーチャ413の形状およびサイズが定義される。図5に示されたスロット・フィーチャに関して上記で述べたように、いったん適用されると、ユーザは寸法値を変更して第4のスロット・フィーチャ413を「サイズ変更」することが可能であり、「サイズ変更された」スロット・フィーチャが立体幾何学的部片210で更新される。
【0032】
前述のように、結果的に本発明の下では、同じ種類のフィーチャの寸法付けに必要な作業が大幅に削減される。同様に当分野の技術者であれば、機械設計には多くの複雑なフィーチャが含まれ、それぞれが複雑な寸法付けスキームを必要とすることを理解されよう。
【0033】
前述のように、図5では、当分野の技術者であれば、スロット・フィーチャ410、411、412、および413の間のサイズに差があることから、寸法521〜523、531〜533、541〜543、および551〜553の値は異なるが、図5に示されるように、スロット・フィーチャ410、411、412、および413の形状は基準スロット・フィーチャ310と同一であることを理解されたい。さらに、当分野の技術者であれば、それぞれのスロット・フィーチャ410、411、412、および413で単一のカーソル選択510を行うことによって、寸法付けスキーム521〜523、531〜533、541〜543、および551〜553を再指定する必要なく、寸法付けスキーム521〜523、531〜533、541〜543、および551〜553が生成されることを理解されよう。
【0034】
図6は、スロット610〜613を作成する立体幾何学的部片600にスロット・フィーチャ410、411、412、および413を組み込んだ結果として生じる立体幾何学的部片600を示す図である。当分野の技術者であれば、立体幾何学的部片600にスロット610〜613を作成するための、スロット・フィーチャ410、411、412、および413の押出しおよび差し引きは当分野でよく知られており、詳細に説明する必要がないことを理解されたい。
【0035】
図7a〜7bは、図1の寸法付けスキーム・マネージャ108の一実施形態の関連するオペレーション・フローを示す図である。例示された実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108はイベント駆動モデルでプログラムされる。すなわち寸法付けスキーム・マネージャ108は、様々なイベント通知サービスがオペレーティング・システムから使用できるシステム環境で実行されるように設計されている。本発明を実施するのに好適なこうしたオペレーティング・システムの一例が、ワシントン州RedmondのMicrosoft Corporationから市販されているWindows(登録商標)オペレーティング・システムである。代替の実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108は当分野で知られた他のプログラミング方法で実施可能である。
【0036】
図7aに示されるように、平面がカーソルによって選択されたという事実を寸法付けスキーム・マネージャ108に知らせるイベント通知に応答して、寸法付けスキーム・マネージャ108は、基準エンティティが検出されたかどうかを判別する(705)。寸法付けスキーム・マネージャ108が、基準エンティティが検出されないと判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は設計エンジン104の他の機能ブロックにフィーチャの寸法付けスキームを平面上に表示させる(715)。寸法付けスキーム・マネージャ108が、基準エンティティが検出されたと判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに、基準エンティティを寸法付けスキームに組み込ませ(710)、組み込まれた基準エンティティと共にフィーチャの寸法付けスキームを平面上に表示させる(715)。他の機能ブロックがフィーチャに対する寸法付けスキームの組込みおよび表示を実行する方法は、当分野で知られたいくつかの方法のうちいずれか1つで実施することができる。
【0037】
図7bに示されるように、フィーチャがカーソルによって選択されたという事実を寸法付けスキーム・マネージャ108に知らせるイベント通知に応答して、寸法付けスキーム・マネージャ108は、カーソルで選択されたフィーチャが基準フィーチャと同様(たとえば同一形状)であるかどうかを判別する(720)。寸法付けスキーム・マネージャ108が、カーソルで選択されたフィーチャが基準フィーチャと同様(たとえば同一形状)であると判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに寸法付けスキームを選択されたフィーチャに適用させる(735)。ただし、寸法付けスキーム・マネージャ108が、カーソルで選択されたフィーチャがいずれの基準フィーチャとも同様でない(たとえば同一形状でない)と判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームを設計データベース106から検索させる(725)。さらに寸法付けスキーム・マネージャ108は、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームが配置されているかどうかを判別する(730)。寸法付けスキーム・マネージャ108が、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームが配置されていると判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに寸法付けスキームを選択されたフィーチャに適用させる(735)。ただし、寸法付けスキーム・マネージャ108が、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームが配置されていないと判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、設計エンジン104の他の機能ブロックに、カーソルで選択されたフィーチャ用の寸法付けスキームを設計データベース106から検索させる。
【0038】
設計エンジン104の他の機能ブロックが設計データベースの検索を実行する方法は、当分野で知られたいくつかの方法のうちいずれか1つでも実施することができる。
【0039】
図8は、本発明の一実施形態によるユーザ構成の幾何学寸法構成要素を示す図である。図8に示されるように、寸法付けスキーム300(図3に図示)は、基準スロット・フィーチャ310(図3に図示)を定義する基準幾何学的部片を寸法付けする寸法801、810、および820を測定することができる。図8でユーザは、幾何学寸法構成要素802〜805、811〜814、および821〜825を構成することができる。
【0040】
幾何学寸法構成要素802〜805、811〜814、および821〜825には、矢印804、812、および823の位置、テキスト803、811、および822の位置、ならびにアンカ・ポイント805、814、824、および825の位置を含むことができる。図8で、図示された幾何学寸法構成要素がたとえ矢印804、812、および823の位置、テキスト803、811、および822の位置、ならびにアンカ・ポイント805、814、824、および825の位置であっても、当分野の技術者であれば、この幾何学寸法構成要素が、いくつかの引出線および寸法許容差などであるがこれらに限定されることのない、当分野で知られた任意のタイプの幾何学寸法構成要素であってよいことを理解されたい。
【0041】
図9は、本発明の一実施形態による、パラメータ表示用のユーザ構成の幾何学寸法構成要素を示す図である。図9では、測定された寸法801が、たとえばユーザ構成の幾何学寸法構成要素802〜804を有する。引出線幾何学寸法構成要素802は、1本の引出線を有するような、すなわち右側の引出線は基準エンティティ320があるために存在する必要がないような構成で表示される。
【0042】
図9に示されるように、アンカ・ポイント幾何学寸法構成要素805の位置は、半径312の中心点321になるように構成される。アンカ・ポイント幾何学寸法構成要素805の反対側にあるアンカ・ポイント幾何学寸法構成要素は、測定された寸法801が中心点321と基準エンティティ320との間にあるために表示されない。そこでは、アンカ・ポイントは基準エンティティ320に沿った任意の位置であってよい。
【0043】
テキスト幾何学寸法構成要素803の位置は、測定された寸法801の矢印間の中央にテキストが配置されるような構成で表示される。さらに図9に示されるように、矢印幾何学寸法構成要素804の位置は、基準スロット・フィーチャ310から距離910に表示されるように構成される。
【0044】
ユーザ構成の幾何学寸法構成要素802〜805は、測定された幾何学寸法801について個々のユーザ構成の幾何学寸法構成要素間の関係を形成することによってパラメータ化される。これは、寸法付けスキーム・マネージャ108が、幾何学寸法構成要素を二次元曲線と同様の幾何学エンティティとして解釈するためである。
【0045】
ユーザ構成の幾何学寸法構成要素802〜805がいったんパラメータ化されると、パラメータ化された幾何学寸法構成要素802〜805のテンプレートが生成される。テンプレートは、パラメータ化された幾何学寸法構成要素間の関係を維持する。パラメータ化された幾何学寸法構成要素をテンプレートとして維持することによって、パラメータ化されたユーザ構成の幾何学寸法構成要素を、基準スロット・フィーチャ310上ではなく、たとえは中心点と基準エンティティの間の距離を定義する線寸法が所望される幾何学的部片などの他の幾何学的部片上で使用することができる。テンプレートがいったん生成されると、そのテンプレートは、機械設計の幾何学的部片で使用するために設計データベース106(図1に図示)に格納される。
【0046】
生成されたテンプレートは、中心点321と基準エンティティ320の間で測定された幾何学寸法801を使用して、基準スロット・フィーチャ310の一部を定義する基準幾何学的部片を寸法付けする。ただし、テンプレートは複数の測定された幾何学寸法であってよいため、3つの測定された幾何学寸法810、810、および820を含む単一のテンプレートを生成することができる。その結果、いくつかの幾何学寸法構成要素を生成することなく、単一のテンプレートで機械設計の幾何学的部片を完全に定義することができる。
【0047】
図10は、本発明の一実施形態による機械設計の幾何学的部片を備えたテンプレートの使用を示す図である。図10に示されているのは、2つの円形端部(1つが大型1010で1つが小型1015)を有する幾何学的部片1001である。幾何学的部片1001の一部として、基準エンティティ1050ならびに2つの中心点1051および1052が示される。
【0048】
図10では、大型円形端部1010上でカーソル選択1011を実行すると、設計データベース106に格納されたテンプレートの配置を示すデータが送信される。このテンプレートは、測定された寸法810から生成されたテンプレートが、選択された幾何学のタイプ、すなわち大型円形端部1010に関係しているかどうかを判別することによって突き合せられる。ただし、基準エンティティ1050上で他のカーソル選択1012を実行して、設計データベース106に格納されたテンプレートの他の配置を示す他のデータが送信された場合、幾何学的部片の2つのカーソル選択1011および1012は、中心点から基準エンティティまでの距離を定義する測定された幾何学寸法801から生成されたテンプレートとも突き合せられる。
【0049】
いったんテンプレートが所望の測定に関して突き合せられると、一実施形態では、幾何学的部片のカーソル選択1011または選択1011および1012間のパラメータ化された寸法構成要素1014〜1017との干渉が解決される。干渉が存在しないことが判別すると、図10に示されるように、測定された幾何学寸法1060が生成および表示される。
【0050】
図10に示されるように、ユーザ構成の幾何学寸法構成要素がパラメータ化されているため、幾何学的部片1001に関して1つまたは2つのカーソル選択1011および1012で表示されたときに、引出線1016、アンカ・ポイント1017の位置、テキスト1015の位置、幾何学的部片1001から距離1018に表示された矢印1014の位置などの幾何学寸法構成要素間の関係が維持される。
【0051】
その結果、測定された幾何学寸法1060は、少ないオペレーション回数で生成および表示することができるため、機械設計の複数の幾何学的部片で測定した幾何学寸法について、あらゆる幾何学構成要素を個々に構成するという時として冗長な作業を減らすことができる。
【0052】
幾何学的部片のカーソル選択とパラメータ化された寸法構成要素との干渉は、本発明の一実施形態について測定された幾何学寸法1065によって図示することができる。図10では、測定された幾何学寸法1065は、測定された幾何学寸法1060の生成および表示に関して上記で論じたものと同様の方法で生成および表示される。
【0053】
測定された幾何学寸法1060を生成および表示したテンプレートは、小型円形端部1015にも適用された。図10に示されるように、小型円形端部1015にも同じテンプレートが適用されたため、テンプレートを含むパラメータ化された幾何学寸法構成要素1023〜1027は測定された幾何学寸法1060と同様である。ただし、小型円形端部1015に関して表示されるように、いったんテンプレートが小型円形端部1015と突き合されると、寸法付けスキーム・マネージャは幾何学的部片(小型円形端部1015)とパラメータ化された寸法構成要素(テキスト幾何学寸法構成要素の位置1025)との間に干渉があると判断する。
【0054】
図10に示された一実施形態では、カーソル選択1021および1022がいったん実行されると、中心点1052と基準エンティティ1050との間で測定された幾何学寸法1025を生成および表示するためのテンプレートが、幾何学的部片と突き合される。ただし、テキストが中央位置におさまらないため、パラメータ化されたテキスト幾何学寸法構成要素1025の位置が幾何学的部片(小型円形端部1015または基準エンティティ1050のいずれか)と干渉することになる。したがって一実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャが矢印の外側にテキストを配置することによって干渉を解決する。
【0055】
結果として、たとえパラメータ化された寸法構成要素と幾何学的部片との間に干渉が生じる場合であっても、測定された幾何学寸法1065を限られたオペレーション数で生成および表示することがなおも可能であるため、機械設計の複数の幾何学的部片で測定した幾何学寸法の干渉を解決するための、あらゆる幾何学構成要素を個々に構成するという時として冗長な作業を減らすことができる。
【0056】
図11は、図1の寸法付けスキーム・マネージャ108の一実施形態のオペレーション・フローを示す図である。以前に論じたように、例示された実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108はイベント駆動モデルでもプログラムされ、すなわち寸法付けスキーム・マネージャ108は、様々なイベント通知サービスがオペレーティング・システムから使用できるシステム環境で実行されるように設計される。本発明を実施するのに好適なこうしたオペレーティング・システムの一例が、ワシントン州RedmondのMicrosoft Corporationから市販されているWindows(登録商標)オペレーティング・システムである。代替の実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108は当分野で知られた他のプログラミング方法で実施可能である。
【0057】
図11では、寸法付けスキーム・マネージャ108が、機械設計の基準幾何学的部片を定義するいくつかのユーザ構成の幾何学寸法構成要素を受け取る(1101)。ユーザ構成の幾何学寸法構成要素の数値には、矢印の位置、テキストの位置、およびアンカ・ポイントの位置に関するがこれに限定されることのないこうした幾何学寸法構成要素が含まれる場合がある。
【0058】
図11に示されるように、ユーザ定義の幾何学寸法構成要素が受け取られたという事実を寸法付けスキーム・マネージャ108に知らせるイベント通知に応答して、寸法付けスキーム・マネージャ108は、曲線などであるがこれに限定されることのない幾何学的部片として幾何学寸法構成要素を管理することによって、ユーザ構成の幾何学寸法構成要素の数値をパラメータ化する(1102)。次にパラメータ化された幾何学寸法構成要素は、テンプレートの生成に使用される(1103)。テンプレートは、単一のパラメータ化された幾何学構成要素またはいくつかのパラメータ化された幾何学構成要素で構成することができる。
【0059】
一実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108によってテンプレートの配置を示すデータが受け取られる(1104)。テンプレートの配置を示すデータは、測定された寸法付けに関する機械設計の幾何学的部片上でのカーソル選択の形式であってよい。テンプレートの配置を示すデータがいったん受け取られると、寸法付けスキーム・マネージャ108は、テンプレートを所望の測定された幾何学寸法の幾何学的部片と突き合せる(1105)。
【0060】
図11に示されるように、一実施形態では、さらに寸法付けスキーム・マネージャが、パラメータ化された幾何学寸法構成要素と幾何学的部片との間に干渉が存在するかどうかも判別する(1110)。
【0061】
寸法付けスキーム・マネージャ108が干渉はないと判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は設計エンジン104の他の機能ブロックに、測定された幾何学寸法を生成および表示させる(1115)。寸法付けスキーム・マネージャ108が干渉があると判別すると、寸法付けスキーム・マネージャ108は干渉を解決し、次に設計エンジン104の他の機能ブロックに、解決済みの測定された幾何学寸法を生成および表示させる(1120)。
【0062】
一実施形態では、寸法付けスキーム・マネージャ108が、パラメータ化された幾何学寸法構成要素内のデータが幾何学的部片と突き合される結合オペレーション後に、幾何学的部片の検査パスを作成することによって、干渉を検出して解決する。たとえば、パラメータ化された幾何学寸法構成要素に対応する幾何学的部片を表す入力がない場合、寸法付けスキーム・マネージャ108は、少なくともテンプレートに基づいてパラメータ化されたそれぞれの幾何学寸法構成要素を使用して、測定された幾何学寸法を生成および表示することになる。寸法付けスキーム・マネージャ108は、測定された幾何学寸法を生成および表示する前に、これらの検査パスのいくつかを作成することができる。
【0063】
結果として、測定された幾何学寸法は少ないオペレーション回数で生成および表示することができるため、機械設計の複数の幾何学的部片で測定した幾何学寸法について、あらゆる幾何学構成要素を個々に構成するという時として冗長な作業を減らすことができる。
【0064】
図12は、本発明の機械設計アプリケーションでプログラミングするのに好適なコンピュータ・システムの一実施形態を示す図である。図に示されるように、例示された実施形態では、コンピュータ1200がプロセッサ1202、プロセッサ・バス1206、高性能I/Oバス1210、および標準I/Oバス1220を含む。プロセッサ・バス1206および高性能I/Oバス1210はホスト・ブリッジ1208によってブリッジされ、I/Oバス1210および1212はI/Oバス・ブリッジ1212によってブリッジされる。プロセッサ・バス1206に結合されるのがキャッシュ1204である。高性能I/Oバス1210に結合されるのが、システム・メモリ1214およびビデオ・メモリ1216であり、ビデオ・メモリ1216にはビデオ・ディスプレイ1218が結合される。標準I/Oバス1220に結合されるのが、ディスク・ドライブ1222、キーボードおよびポインティング・デバイス1224、ならびに通信インターフェース1226である。
【0065】
これらの要素は当分野で知られた従来の機能を実行する。具体的に言えば、ディスク・ドライブ1222およびシステム・メモリ1214は、機械設計システムの永続コピーおよび作業コピーを格納するのに使用される。永続コピーは、工場でディスク・ドライブ1222にあらかじめロードするか、配布媒体1232からロードするか、またはリモート配布ソース(図示せず)からダウンロードすることができる。配布媒体1232は、テープ、CD、およびDVDまたは他の同様の記憶媒体であってよい。これらの要素の組成は知られている。当分野で知られたこれら要素のいくつかの実施態様のうちいずれか1つを使用して、コンピュータ・システム1200を形成することができる。
【0066】
一般に、当分野の技術者であれば、本発明が説明された詳細に限定されるものではなく、本発明が、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内での修正および変更によって実施できることを理解されよう。したがってこの記述は、本発明を限定的ではなく例示的に述べたものである。
【0067】
以上、機械設計の幾何学的部片の寸法付けを簡略化するために改良された機構を備えた機械設計アプリケーションについて述べた。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の教示に組み込まれた機械設計アプリケーションの一実施形態を示す図である。
【図2】
本発明の一実施形態例が示された、機械設計の立体幾何学的部片を示す図である。
【図3】
一実施形態により、本発明の下で機械設計の立体幾何学的部片210の基準フィーチャを定義するための寸法付けスキームのセット・アップを示す図である。
【図4】
本発明により、複数のフィーチャに基準寸法付けスキームを適用する例を示す図である。
【図5】
本発明により、複数のフィーチャに基準寸法付けスキームを適用する例を示す図である。
【図6】
スロットを作成する立体幾何学的部片にスロット・フィーチャが組み込まれた、結果的に生じる立体幾何学的部片を示す図である。
【図7】
寸法付けスキーム・マネージャの一実施形態の関連するオペレーション・フローを示す図である。
【図8】
本発明の一実施形態によるユーザ構成の幾何学寸法構成要素を示す図である。
【図9】
本発明の一実施形態によるユーザ構成の幾何学寸法構成要素をパラメータ表示するための、ユーザ構成の幾何学寸法構成要素を示す図である。
【図10】
本発明の一実施形態による機械設計の幾何学的部片を備えたテンプレートの使用を示す図である。
【図11】
図1の寸法付けスキーム・マネージャ108の一実施形態の関連するオペレーション・フローを示す図である。
【図12】
本発明の機械設計アプリケーションでプログラミングするのに好適なコンピュータ・システムの一実施形態を示す図である。
Claims (39)
- 機械設計の基準幾何学的部片を定義する複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素を受け取ること、
パラメータ化された幾何学寸法構成要素を提供するために前記複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素をパラメータ化すること、および
前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素からテンプレートを生成することを含む方法。 - 前記テンプレートの配置を示すデータを受け取ることをさらに含み、配置には幾何学的部片のカーソル選択を示すデータが含まれる請求項1に記載の方法。
- 前記テンプレートの配置が、前記テンプレートを前記機械設計の前記幾何学的部片と突き合せることをさらに含む請求項2に記載の方法。
- 前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素と前記幾何学的部片との間の干渉を検出することと、
検出された場合は前記干渉を解決することをさらに含む請求項3に記載の方法。 - 前記受け取ることが、1つまたは複数の矢印、テキスト、およびアンカ・ポイントの位置のうち少なくとも1つを受け取ることを含む請求項1に記載の方法。
- 前記パラメータ化することが、前記複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素間の関係を形成することを含む請求項1に記載の方法。
- 前記生成することが、前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素間の関係を維持することを含む請求項1に記載の方法。
- マシン実行可能な複数の命令を格納した記憶媒体であって、実行されると、前記実行命令が、機械設計の基準幾何学的部片を定義する複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素を受け取り、パラメータ化された幾何学寸法構成要素を提供するために前記複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素をパラメータ化し、前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素からテンプレートを生成するように動作する記憶媒体。
- さらに前記実行命令が前記テンプレートの配置を示すデータを受け取るように動作し、配置には幾何学的部片のカーソル選択を示すデータが含まれる請求項8に記載の記憶媒体。
- さらに前記実行命令が、前記テンプレートを前記機械設計の前記幾何学的部片と突き合せるように動作する請求項9に記載の記憶媒体。
- さらに前記実行命令が、前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素と前記幾何学的部片との間の干渉を検出し、検出された場合は前記干渉を解決するように動作する請求項10に記載の記憶媒体。
- 前記実行命令が、1つまたは複数の矢印、テキスト、およびアンカ・ポイントの位置のうち少なくとも1つを受け取るように動作する請求項8に記載の記憶媒体。
- 前記実行命令が、前記複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素間の関係を形成するように動作する請求項8に記載の記憶媒体。
- 前記実行命令が、前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素間の関係を維持するように動作する請求項8に記載の記憶媒体。
- マシン実行可能な複数の命令を格納しており、実行されると、前記実行命令が、機械設計の基準幾何学的部片を定義する複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素を受け取り、パラメータ化された幾何学寸法構成要素を提供するために前記複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素をパラメータ化し、前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素からテンプレートを生成するように動作する記憶媒体と、
前記命令を実行するために前記記憶媒体に結合されたプロセッサとを含む装置。 - さらに前記実行命令が前記テンプレートの配置を示すデータを受け取るように動作し、配置には幾何学的部片のカーソル選択を示すデータが含まれる請求項15に記載の装置。
- さらに前記実行命令が、前記テンプレートを前記機械設計の前記幾何学的部片と突き合せるように動作する請求項16に記載の装置。
- さらに前記実行命令が、前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素と前記幾何学的部片との間の干渉を検出し、検出された場合は前記干渉を解決するように動作する請求項17に記載の装置。
- 前記実行命令が、1つまたは複数の矢印、テキスト、およびアンカ・ポイントの位置のうち少なくとも1つを受け取るように動作する請求項15に記載の装置。
- 前記実行命令が、前記複数のユーザ構成の幾何学寸法構成要素間の関係を形成するように動作する請求項15に記載の装置。
- 前記実行命令が、前記パラメータ化された幾何学寸法構成要素間の関係を維持するように動作する請求項15に記載の装置。
- 基準フィーチャ用の寸法付けスキームをセット・アップすること、
機械設計のフィーチャの選択を受け取ること、
前記寸法付けスキームで前記選択されたフィーチャが前記基準フィーチャと同様の形状であるかどうかを判別すること、および
前記機械設計の前記寸法付けスキームで、前記選択されたフィーチャが前記基準フィーチャと同様の形状であると判別すると、前記寸法付けスキームを前記選択されたフィーチャに適用させることを含む方法。 - 前記セット・アップすることが、前記寸法付けスキームで前記基準フィーチャを幾何学的に拘束することを含む請求項22に記載の方法。
- 前記受け取ることが、前記機械設計の前記選択されたフィーチャのカーソル選択を受け取ることを含む請求項22に記載の方法。
- 前記判別することが、前記選択されたフィーチャが前記機械設計の前記基準フィーチャと同様の形状でないと判別すると、前記選択されたフィーチャについて格納された寸法付けスキームを検索することをさらに含む請求項22に記載の方法。
- 前記適用させることが、前記寸法付けスキームを複数の追加の選択されたフィーチャに適用させることを含む請求項22に記載の方法。
- 前記適用させることが、前記複数の追加の選択されたフィーチャそれぞれを単一のカーソルで選択することによって、前記寸法付けスキームを前記複数の追加の選択されたフィーチャに適用させることをさらに含む請求項22に記載の方法。
- マシン実行可能な複数の命令を格納した記憶媒体であって、実行されると、前記実行命令が、基準フィーチャ用の寸法付けスキームをセット・アップし、機械設計のフィーチャの選択を受け取り、前記寸法付けスキームで前記選択されたフィーチャが前記基準フィーチャと同様の形状であるかどうかを判別し、前記機械設計の前記寸法付けスキームで、前記選択されたフィーチャが前記基準フィーチャと同様の形状であると判別すると、前記寸法付けスキームを前記選択されたフィーチャに適用させるように動作する記憶媒体。
- 前記実行命令が、前記基準フィーチャを前記寸法付けスキームで幾何学的に拘束するように動作する請求項28に記載の記憶媒体。
- 前記実行命令が、前記機械設計の前記選択されたフィーチャのカーソル選択を受け取るように動作する請求項28に記載の記憶媒体。
- さらに前記実行命令が、前記選択されたフィーチャが前記機械設計の前記基準フィーチャと同様の形状でないと判別すると、前記選択されたフィーチャについて格納された寸法付けスキームを検索するように動作する請求項28に記載の記憶媒体。
- 前記実行命令が、前記寸法付けスキームを複数の追加の選択されたフィーチャに適用させるように動作する請求項28に記載の記憶媒体。
- 前記実行命令が、前記複数の追加の選択されたフィーチャそれぞれを単一のカーソルで選択することによって、前記寸法付けスキームを前記複数の追加の選択されたフィーチャに適用させるように動作する請求項28に記載の記憶媒体。
- マシン実行可能な複数の命令を格納しており、実行されると、前記実行命令が、基準フィーチャ用の寸法付けスキームをセット・アップし、機械設計のフィーチャの選択を受け取り、前記寸法付けスキームで前記選択されたフィーチャが前記基準フィーチャと同様の形状であるかどうかを判別し、前記機械設計の前記寸法付けスキームで、前記選択されたフィーチャが前記基準フィーチャと同様の形状であると判別すると、前記寸法付けスキームを前記選択されたフィーチャに適用させるように動作する記憶媒体と、
前記命令を実行するために前記記憶媒体に結合されたプロセッサとを含む装置。 - 前記実行命令が、前記基準フィーチャを前記寸法付けスキームで幾何学的に拘束するように動作する請求項34に記載の装置。
- 前記実行命令が、前記機械設計の前記選択されたフィーチャのカーソル選択を受け取るように動作する請求項34に記載の装置。
- さらに前記実行命令が、前記選択されたフィーチャが前記機械設計の前記基準フィーチャと同様の形状でないと判別すると、前記選択されたフィーチャについて格納された寸法付けスキームを検索するように動作する請求項34に記載の装置。
- 前記実行命令が、前記寸法付けスキームを複数の追加の選択されたフィーチャに適用させるように動作する請求項34に記載の装置。
- 前記実行命令が、前記複数の追加の選択されたフィーチャそれぞれを単一のカーソルで選択することによって、前記寸法付けスキームを前記複数の追加の選択されたフィーチャに適用させるように動作する請求項34に記載の装置。
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