JP2004363698A - テレビジョン放送信号処理方式及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンネルごとの高性能なバンドパスフィルタを必要とせずに、たとえば、隣接チャンネルの妨害対策を講じたり、または、入力チャンネルを他のチャンネルに変更したりできる汎用性に優れたテレビジョン放送信号処理方式及び装置を提供する。
【解決手段】テレビジョン放送信号処理装置19は、任意チャンネルのテレビジョン放送信号を該テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換する第一変換手段22、前記第一変換手段の出力を所定の中間周波信号に変換する第二変換手段24、前記第二変換手段の出力を前記テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換する第三変換手段27、前記第三変換手段の出力を元のチャンネルまたは他のチャンネルのテレビジョン放送信号に変換する第四変換手段29を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン放送信号処理方式及び装置に関し、たとえば、隣接チャンネル妨害回避のための機能を備えたテレビジョン放送信号処理方式及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本邦における地上波テレビジョン放送は、VHFとUHFを含めて最大62チャンネルを利用可能であるが、実際には、「隣接チャンネル妨害」を考慮して同一地域の放送局に、隣り合うチャンネルを割り当てることはなかった。しかし、ケーブルテレビのような多チャンネル放送サービスにおいては、正規に割り当てられたチャンネルはもちろんのこと、その間の空きチャンネルについても映画等の専門チャンネルなどに利用しているため、隣接チャンネル妨害回避のための機能を備えた機器(本明細書では「テレビジョン放送信号処理装置」という。)を欠かせない。
【0003】
ここで、隣接チャンネル妨害(または隣接チャンネル干渉ともいう。)について説明する。テレビジョン放送の周波数割り当ては、特定の周波数域・・・・VHFの場合:90MHz〜222MHz、UHFの場合:470MHz〜770MHz・・・・の間を等間隔(6MHz幅;ただし、VHF3チャンネルと4チャンネルの間及び同7チャンネルと8チャンネルの間は例外である。)に区切って、各チャンネルの占有帯域としている。つまり、上記の例外を除き、隣接チャンネル間に周波数の空きスペースはなく、このため、隣接チャンネル相互の間で周波数干渉を引き起こす可能性がある。
【0004】
図4は、アナログテレビジョン放送における一つのチャンネルの周波数特性を示す図である。映像信号搬送波fvは6MHz幅の先頭から+1.25MHzの場所に位置し、音声信号搬送波faはfv+4.5MHzの場所に位置している。ハッチングで示す部分は音声信号部分である。たとえば、この音声信号部分が6MHz幅よりも右側(上側チャンネルの占有帯域)にわずかでもはみ出していると、上側チャンネルの映像信号に妨害を与える。
【0005】
このような隣接チャンネル妨害を回避するための機能を備えたテレビジョン放送信号処理装置としては、たとえば、特許文献1に記載されたものが知られている。
【0006】
図5は、同文献に記載されているテレビジョン放送信号処理装置のブロック図である。この図において、端子1に入力された任意チャンネルのテレビジョン放送信号・・・・便宜的にUHF13チャンネルの信号とする。つまり、470MHz〜476MHzのテレビジョン放送信号とする。・・・・は、アンプ2で増幅された後、第一混合器3で第一局部発信周波数(以下「局発」と略す。)と混合され、所定の中間周波信号IFに変換される。たとえば、第一局発の周波数を530MHzとすると、第一混合器3の出力に、57MHz±3MHzの中間周波信号IFが現れる。
【0007】
第一混合器3の出力はアンプ4及び分配器5を介して二分配され、それぞれ映像信号用バンドパスフィルタ6と音声信号用バンドパスフィルタ7とに加えられる。映像信号用バンドパスフィルタ6は中間周波信号IFに含まれる映像信号成分のみを通過させ、音声信号用バンドパスフィルタ7は同中間周波信号IFに含まれる音声号成分のみを通過させる特性になっている。
【0008】
映像信号用バンドパスフィルタ6を通過した映像信号成分はアンプ8を通って合成器9の一方入力に加えられる。また、音声信号用バンドパスフィルタ7を通過した音声信号成分はアンプ10と音声信号用利得調整器11を通って同じく合成器9の他方入力に加えられる。合成器9の出力は、映像信号成分と、利得が調節された音声信号成分とを含み、この中間周波信号IFは、第二混合器12で第二局発と混合されて、たとえば、元の周波数帯・・・・第二局発の周波数を第一局発と同じ(530MHz)とすると、470MHz〜476MHz・・・・のテレビジョン放送信号に戻された後、アンプ13及び最終利得調整器14を経て端子15から取り出される。
【0009】
このような構成によると、音声信号用利得調整器11によって、音声信号成分のレベルを任意に減衰させることができるため、たとえば、図4の一点鎖線で示すように、音声信号を適当に小さくして、隣接チャンネル相互の周波数干渉、つまり、隣接チャンネル妨害を回避することができる。
【0010】
【特許文献1】
特許第2563022号公報(〔0003〕−〔0008〕、第2図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のテレビジョン放送信号処理装置にあっては、以下の問題点がある。
【0012】
テレビジョン放送信号処理装置に入力される信号は、VHFまたはUHFの任意チャンネルの放送信号である。このことは、テレビジョン放送信号処理装置をVHF/UHF兼用型とした場合に90MHzから770MHzまでの帯域を必要とし、または、UHF専用型とした場合に470MHzから770MHzまでの帯域を必要とすることを意味する。不都合な点は、この帯域に第一局発や第二局発の周波数(530MHz)が含まれてしまうことにある。
【0013】
図6は、上記従来のテレビジョン放送信号処理装置における周波数変換の概念図である。たとえば、UHF13チャンネルのテレビジョン放送信号(473±3MHz)は、530MHzの第一局発と混合されて57±3MHzの中間周波信号IFに変換され(▲1▼)、再び530MHzの第二局発と混合されて473±3MHzのテレビジョン放送信号に戻される(▲2▼)。
【0014】
図中の470MHz〜770MHzの範囲(イ)は、たとえば、UHF専用型とした場合の帯域を示しているが、この帯域に、第一局発や第二局発の周波数(530MHz)が入っているため、端子15から、局発成分(第一局発や第二局発の周波数成分)が不要に出力されてしまう可能性がある。
【0015】
これを回避するためには、特定周波数(530MHz)の信号成分だけを鋭敏にカットできる高性能なバンドパスフィルタを使用するなどの対策が必要である。しかし、かかる対策ではチャンネルごとの高性能なバンドパスフィルタが必要となるため、汎用性が損なわれてしまうという問題点がある。
【0016】
そこで、本発明は、チャンネルごとの高性能なバンドパスフィルタを必要とせずに、たとえば、隣接チャンネルの妨害対策を講じたり、または、入力チャンネルを他のチャンネルに変更したりできる汎用性に優れたテレビジョン放送信号処理方式及び装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、任意チャンネルのテレビジョン放送信号を所定の中間周波信号に変換して所要の処理を行った後、元のチャンネルまたは他のチャンネルのテレビジョン放送信号に戻す操作を行うテレビジョン放送信号処理装置に適用するものであり、その特徴とする点は、前記任意チャンネルのテレビジョン放送信号を該テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換してから前記中間周波信号に変換し、且つ、該中間周波信号を再び前記テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換した後、元のチャンネルまたは他のチャンネルのテレビジョン放送信号に戻す操作を行うようにしたものである。
この発明では、入力されたテレビジョン放送信号を該テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換してから所定の中間周波信号に変換するので、これら周波数変換用の局発周波数を、テレビジョン放送信号の帯域外(たとえば、770MHz以上)に置くことができる。したがって、簡単なバンドパスフィルタで局発信号の残存成分を容易に取り除くことができ、その結果、チャンネルごとの高性能なバンドパスフィルタを必要とせずに、たとえば、隣接チャンネルの妨害対策を講じたり、または、入力チャンネルを他のチャンネルに変更したりできる汎用性に優れたテレビジョン放送信号処理装置を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、アナログテレビジョン放送信号に適用するテレビジョン放送信号処理装置を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
【0019】
図1は、本実施の形態におけるテレビジョン放送信号処理装置19の一例構成図である。この図において、端子20に入力されたテレビジョン放送信号は、たとえば、UHF13チャンネルのアナログテレビジョン放送信号である。つまり、470MHzから476MHzまでの6MHzの帯域を持つテレビジョン放送信号であり、その中心周波数は473MHzである。以下、テレビジョン放送信号の周波数範囲を473±3MHzと表記する。
【0020】
473±3MHzのテレビジョン放送信号は、まず、広帯域バンドパスフィルタ21に加えられる。この広帯域バンドパスフィルタ21は、たとえば、テレビジョン放送信号処理装置19がUHF専用型である場合、UHF帯(470MHz〜770MHz)以外の信号成分を取り除くためのものである。広帯域バンドパスフィルタ21を通過した473±3MHzのテレビジョン放送信号は、次に、第一混合器22(第一変換手段)で、チャンネルごとに異なる周波数の局発(以下「LO1a」)と混合されて第一中間周波信号IFに変換される。
【0021】
ここで、LO1aの周波数Fxは、入力チャンネルの中心周波数よりも所定周波数FxΔだけ高く設定されるが、このFxは、少なくともUHF帯の上限周波数(770MHz)を超えていなければならない。特に限定しないが、ここでは、FxΔを967MHzとすることにする。すなわち、FxΔ=967MHzであるから、UHF13チャンネルの場合のFxは473MHz+967MHz=1440MHzとなり、UHF14チャンネルの場合のFxは479MHz+967MHz=1446MHzとなり、・・・・、UHF62チャンネルの場合のFxは767MHz+967MHz=1734MHzとなり、いずれのチャンネルにおいても、上記の条件、つまり、「LO1aの周波数FxはUHF帯の上限周波数(770MHz)を超えていなければならない。」を満たすことができる。以下、説明の便宜上、LO1aの周波数Fxを1440MHzとする。この便宜例の場合、テレビジョン放送信号(UHF13チャンネル:473±3MHz)とLO1a(1440MHz)とを混合すると、上記のFxΔを中心周波数とする967±3MHzのIFが得られる。
【0022】
なお、第一中間周波信号IFの周波数(967±3MHz)はテレビジョン放送信号の周波数(473±3MHz)を上回っているため、いわゆるスーパーへテロダイン検波における“中間周波信号”の定義(入力信号の周波数を同周波数以下のある中間周波信号に変換して様々な処理を行うこと。)に当てはまらない。むしろ“高周波信号”などというべきであるが、ここでは、便宜的に“中間周波信号”ということにする。
【0023】
967±3MHzのIFは、バンドパスフィルタ23を通過して不要信号成分が取り除かれた後、第二混合器24(第二変換手段)で所定周波数の局発(以下「LO2a」)と混合されて第二中間周波信号IFに変換される。ここで、LO2aの周波数は、あらかじめ定められた固定の周波数であって、少なくともUHF帯の上限周波数(770MHz)を超えた周波数でなければならない。特に限定しないが、ここでは、LO2aの周波数を1024MHzとする。IF(967±3MHz)とLO2a(1024MHz)とを混合すると、57±3MHzのIFが得られる。
【0024】
57±3MHzのIFは、SAW(Surface Acoustic Wave:弾性表面波)フィルタ25に加えられ、このSAWフィルタ25によって特定波長域(57±3MHz)の信号だけが取り出される。SAWフィルタ25を通過したIFは、次に、音声トラップ回路26(処理手段)を通り、この音声トラップ回路26で音声成分の減衰処理(隣接チャンネル妨害を回避するためのもの)を受ける。
【0025】
音声トラップ回路26を通過したIFは、第三混合器27(第三変換手段)で所定周波数(あらかじめ定められた固定の周波数であってLO2aと同一の周波数)の局発(以下「LO2b」)と混合されて第一中間周波信号IFに戻される。つまり、IFは、LO2a=LO2b=1024MHzと混合されて、967±3MHzのIFに戻される。
【0026】
このIFは、バンドパスフィルタ28を通過して不要信号成分が取り除かれた後、第四混合器29(第四変換手段)で所定周波数(チャンネルごとに異なる可変の周波数であってLO1aと同一の周波数:異なる場合もあり得る。それについては後述する。)の局発(以下「LO1b」)と混合されて元のチャンネルのテレビジョン放送信号に戻される。つまり、967±3MHzのIFは、LO1a=LO1b=1440MHzと混合されて、UHF13チャンネル(473±3MHz)のテレビジョン放送信号に戻される。
【0027】
このテレビジョン放送信号は、広帯域バンドパスフィルタ30及び最終利得調整器31を経て不要信号の除去処理と信号レベルの調整を受けた後、端子32から取り出される。
【0028】
図示の構成では、二つの局発部が設けられている。すなわち、LO1a及びLO1bを発生する第一局発部33と、LO2a及びLO2bを発生する第二局発部34とが設けられている。第一局発部33の出力は分配器35を経てLO1aとLO1bに二分配され、それぞれ第一混合器22と第四混合器29に加えられる。また、第二局発部34の出力も分配器36を経てLO2aとLO2bに二分配され、それぞれ第二混合器24と第三混合器27に加えられる。
【0029】
既述のとおり、LO1a=LO1b=1440MHzであり、LO2a=LO2b=1024MHzである。いずれの周波数もUHF帯の上限周波数(770MHz)を超えている点がポイントである。LO1a及びLO1bはチャンネルごとに異なる可変の周波数(例:UHF13チャンネルの場合は1440MHz)であり、チャンネル設定部37からのチャンネル設定値に応じて変化する。また、第二局発部34で発生するLO2a及びLO2bはチャンネルに関わらず固定の周波数(1024MHz)である。
【0030】
図2は、本実施の形態のテレビジョン放送信号処理装置19における周波数変換の概念図である。たとえば、UHF13チャンネルのテレビジョン放送信号(473±3MHz)は、まず、1440MHzのLO1aと混合されて967±3MHzの第一中間周波信号IFに変換される(▲1▼)。次いで、このIFは1024MHzのLO2aと混合されて57±3MHzの第二中間周波信号IFに変換される(▲2▼)。次いで、このIFは1024MHzのLO2bと混合されて967±3MHzの第一中間周波信号IFに戻される(▲3▼)。最後に、このIFは1440MHzのLO1bと混合されて元のテレビジョン放送信号(473±3MHz)に戻される(▲4▼)。
【0031】
ここで、重要な点は、図中の470MHz〜770MHzの範囲(イ)は、たとえば、UHF専用型とした場合の帯域であるが、この帯域に、LO1a、LO1b、LO2a、LO2bの周波数(1024MHz、1440MHz)が入っていないことにある。このため、本実施の形態のテレビジョン放送信号処理装置19においては、第四混合器29以降に、少なくとも770MHz以上の信号をカットできる程度の簡単なバンドパスフィルタ30を設けるだけで、上記の不要局発成分(LO1a、LO1b、LO2a、LO2b)を容易に取り除くことができる。
【0032】
なお、以上の実施の形態では、テレビジョン放送信号の入出力チャンネルを同一としたが、これに限定されない。入力チャンネルと異なるチャンネルを出力できるような構成にしてもよい。
【0033】
図3は、入力チャンネルと異なるチャンネルを出力できるように改良した例である。この図において、第一A局発部38と第一B局発部39は、各々異なる周波数のLO1a、LO1bを出力する。今、LO1a=1440MHz、LO1b=1734MHzとすると、第一混合器22に加えられた、たとえば、473±3MHzのテレビジョン放送信号はLO1aと混合されて967±3MHzのIFとなり、このIFはLO2a(1024MHz)と混合されて57±3MHzのIFとなる。そして、このIFはLO2bと混合されて967±3MHzのIFとなり、このIFはLO1b(1734MHz)と混合されて、767±3MHzのテレビジョン放送信号となる。
【0034】
ここで、473±3MHzのテレビジョン放送信号はUHF13チャンネルの信号であり、767±3MHzのテレビジョン放送信号はUHF62チャンネルの信号である。したがって、この場合は、UHF13チャンネルのテレビジョン放送信号を、UHF62チャンネルのテレビジョン放送信号に変換して出力することができる。
【0035】
なお、以上の実施の形態は、“アナログ”のテレビジョン放送信号への適用を例にしたが、これに限定されない。“デジタル” のテレビジョン放送(いわゆる地上デジタル放送)信号にも適用可能である。デジタル放送では“アナログ”のテレビジョン放送信号のように、音声キャリアレベルを調整する必要がないので、図1の構成から音声トラップ回路26を除くことができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、入力されたテレビジョン放送信号を該テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換してから所定の中間周波信号に変換するので、これら周波数変換用の局発周波数を、テレビジョン放送信号の帯域外(たとえば、770MHz以上)に置くことができる。したがって、簡単なバンドパスフィルタで局発信号の残存成分を容易に取り除くことができ、その結果、チャンネルごとの高性能なバンドパスフィルタを必要とせずに、たとえば、隣接チャンネルの妨害対策を講じたり、または、入力チャンネルを他のチャンネルに変更したりできる汎用性に優れたテレビジョン放送信号処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるテレビジョン放送信号処理装置19の一例構成図である。
【図2】本実施の形態のテレビジョン放送信号処理装置19における周波数変換の概念図である。
【図3】入力チャンネルと異なるチャンネルを出力できるように改良した例を示す図である。
【図4】アナログテレビジョン放送における一つのチャンネルの周波数特性を示す図である。
【図5】従来のテレビジョン放送信号処理装置のブロック図である。
【図6】従来のテレビジョン放送信号処理装置における周波数変換の概念図である。
【符号の説明】
22 第一混合器(第一変換手段)
24 第二混合器(第二変換手段)
26 音声トラップ回路(処理手段)
27 第三混合器(第三変換手段)
29 第四混合器(第四変換手段)

Claims (3)

  1. 任意チャンネルのテレビジョン放送信号を所定の中間周波信号に変換して所要の処理を行った後、元のチャンネルまたは他のチャンネルのテレビジョン放送信号に戻す制御を行うテレビジョン放送信号処理方式において、
    前記任意チャンネルのテレビジョン放送信号を該テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換してから前記中間周波信号に変換し、且つ、該中間周波信号を再び前記テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換した後、元のチャンネルまたは他のチャンネルのテレビジョン放送信号に戻す制御を行うようにしたことを特徴とするテレビジョン放送信号処理方式。
  2. 任意チャンネルのテレビジョン放送信号を該テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換する第一変換手段と、
    前記第一変換手段の出力を所定の中間周波信号に変換する第二変換手段と、
    前記第二変換手段の出力を前記テレビジョン放送信号の周波数よりも高い周波数の信号に変換する第三変換手段と、
    前記第三変換手段の出力を元のチャンネルまたは他のチャンネルのテレビジョン放送信号に変換する第四変換手段と
    を備えたこと特徴とするテレビジョン放送信号処理装置。
  3. 前記第二変換手段と第三変換手段の間に処理手段を設け、該処理手段は、前記テレビジョン放送信号に含まれる音声信号の減衰処理を行うことを特徴とする請求項2記載のテレビジョン放送信号処理装置。
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