JP2004361521A - テープ状光ファイバ心線 - Google Patents

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Kosuke Tanaka
浩介 田中
Tomohiko Ueda
知彦 上田
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Abstract

【課題】光ファイバテープ心線を単心分離する際の作業性の向上を図る。
【解決手段】本発明に係るテープ状光ファイバ心線1は、複数の光ファイバ心線2が並列された状態で被覆層5にて覆われて一体化された光ファイバテープ心線10の外側に、接着層8と基層9からなるフィルム7が接着されており、光ファイバ心線2と被覆層5との接着力に比べて、フィルム7の接着層8と被覆層5との接着力が強い。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ状光ファイバ心線に関し、さらに詳しくは、複数の光ファイバ心線が並列された状態で被覆層にて覆われて一体化された光ファイバテープ心線にフィルムが接着されたテープ状光ファイバ心線に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信用の光ファイバを配設する際、多数の光ファイバをまとめて取り扱うことができるように、複数本の光ファイバを平面状に並べた状態で一体化した光ファイバテープ心線が用いられている。光ファイバテープ心線は、その配設箇所や用途によって種々の形態が採用されている。例えば、光ファイバケーブル内に組み込まれる光ファイバテープ心線は、複数の光ファイバが長手方向の全てにおいて、樹脂にて一括被覆されている(例えば、特許文献1参照)。一方、例えば光接続箱内で用いられる光ファイバテープ心線は、複数の光ファイバが長手方向において必要に応じて部分的に、テープ状に一体化されている。
【0003】
樹脂にて一括被覆された光ファイバテープ心線の一例を図8に示す。
図8に示すように、光ファイバテープ心線100は、ガラス体の光ファイバが紫外線硬化型樹脂によって被覆された複数の光ファイバ心線101(図中は4本)を横一列に接触させて並列した状態に配置し、その全体を被覆層102によって被覆してテープ状に形成したものである。通常、被覆層102には、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化型樹脂が用いられている。
【0004】
また、光ファイバテープ心線100の標準的な形状は、JIS等によって規定されている。
テープ幅Wは、光ファイバ心線101の外径0.25mmを基調として、この心数分の幅に被覆層102の両側の厚さの合計0.1mmを加えた値である。光ファイバ心線101のピッチdは0.25mmであり、それぞれ隣接した心線間で接触するように配置されている。
また、テープ厚さh3は、例えば0.25〜0.40mmの範囲で寸法が規定されている。
図8に示したような4心の光ファイバテープ心線100の場合、例えば規定のテープ厚さh3を0.40mmとすると、寸法公差を含めて、テープ幅Wは1.05〜1.20mm、テープ厚さh3は0.36〜0.41mmのものが主に実用化されている。
【0005】
また、光ファイバテープ心線は、その末端において光通信用機器等に接続するために、一体化された複数本の光ファイバ心線を単心に分離させることがある。
【0006】
上述した光ファイバテープ心線100を単心分離する際には、単心分離用の刃を有する分割工具等を用いて、光ファイバ心線101の境目部分にあたる被覆層102に切り込みを入れ、その切れ込みから、光ファイバ100の間を離反させるように光ファイバテープ心線100の長手方向に向かって被覆層102を引き裂いて分離させる。
また、単心分離の他の方法としては、剪断用の分割工具を用いて、分離させるべき光ファイバ心線100間の被覆層102に、光ファイバテープ心線100の厚さ方向の剪断力をかけて被覆層102を剪断させるものが挙げられる。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−201957号公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光ファイバテープ心線を単心分離する作業は、例えば光ファイバテープ心線が収容された光ファイバケーブルから目的の光ファイバテープ心線を取り出して、コネクタや他の光ファイバと接続する際等に行われる。そのため、上述したように単心分離用の工具等を用いて作業を行う場合には、光ファイバテープ心線と工具との位置決めを厳密に行うことが求められ、単心分離の作業性が良くないばかりでなく、その接続作業全体の作業工程が煩雑となってしまう。
【0009】
本発明は、光ファイバテープ心線を単心分離する際の作業性の向上を図ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るテープ状光ファイバ心線は、複数の光ファイバ心線が並列された状態で被覆層にて覆われて一体化された光ファイバテープ心線の外側に、フィルムが接着されており、光ファイバ心線と被覆層との接着力に比べて、被覆層とフィルムとの接着力が強いことを特徴としている。
【0011】
このような構成のテープ状光ファイバ心線は、テープ状光ファイバ心線からフィルムを引き剥がしていくことにより、その引き剥がされたフィルムとともに光ファイバテープ心線の被覆層が光ファイバ心線から剥がされる。したがって、光ファイバテープ心線として一体化されていた複数の光ファイバ心線を容易に単心分離することができる。
また、単心分離用の分割工具等を用いる必要が無いため、光ファイバ心線に誤って工具の刃を接触させて損傷させてしまうような不具合を防止することができる。
【0012】
また、上記テープ状光ファイバ心線のフィルムは、基層と接着層とからなり、光ファイバテープ心線の厚さ方向の両側にそれぞれ接着されていることが好ましい。
このような構成のテープ状光ファイバ心線は、テープ状光ファイバ心線の厚さ方向の両側からそれぞれのフィルムを離反させるようにして引き剥がしていくことにより、複数の光ファイバ心線を容易に単心分離することができる。
【0013】
また、上記テープ状光ファイバ心線は、両側にそれぞれ接着されたフィルム同士が、光ファイバ心線の並列方向の端部では接着されていないことが好ましい。
このような構成のテープ状光ファイバ心線は、フィルムの幅が光ファイバ心線の並列方向の幅とほぼ同等となるため、テープ状光ファイバ心線の全体の幅を、できる限り小さくすることができる。
【0014】
また、上記テープ状光ファイバ心線は、複数の光ファイバテープ心線が、光ファイバ心線の並列方向に沿って配置され、フィルムにより接着されて一体化されていることが好ましい。
このような構成のテープ状光ファイバ心線は、フィルムを剥がす一度の作業で、複数の光ファイバテープ心線の被覆層を剥がすことができる。したがって、多数の光ファイバ心線を一体化した場合であっても、容易に単心分離を行うことができる。
【0015】
また、上記テープ状光ファイバ心線は、光ファイバテープ心線の厚さが、300μm以下であることが好ましい。
このような構成のテープ状光ファイバ心線は、光ファイバテープ心線の厚さとフィルムの厚さとを合わせても、従来の一括被覆型の光ファイバテープ心線の規定の厚さと同等か、もしくはそれ以下の厚さのテープ状光ファイバ心線とすることができる。
【0016】
また、上記テープ状光ファイバ心線の光ファイバテープ心線は、隣り合う光ファイバ心線の間で被覆層の外面に凹部が形成されていることが好ましい。
このような構成のテープ状光ファイバ心線は、光ファイバテープ心線の被覆層とフィルムとの接触面積を大きくして、被覆層とフィルムとの接着力を効果的に大きくすることができる。したがって、光ファイバ心線から被覆層が剥がされやすくなり、より確実に単心分離を行うことができる。
【0017】
また、上記テープ状光ファイバ心線のフィルムは、難燃性フィルムであることが好ましい。
このような構成のテープ状光ファイバ心線は、光ファイバテープ心線の被覆層が難燃性を持たない場合でも、その周りを覆うフィルムに難燃剤を添加しておき難燃性を付与することで、テープ状光ファイバ心線の難燃性を得ることができる。
なお、フィルムの基層または接着層の少なくとも一方が難燃性を有していれば良い。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るテープ状光ファイバ心線の実施の形態を図1から図7に基づいて詳細に説明する。
本発明に係るテープ状光ファイバ心線は、複数の光ファイバ心線が被覆層にて一括被覆された光ファイバテープ心線に、フィルムが接着され、さらに、光ファイバ心線と被覆層との接着力よりも、被覆層とフィルムとの接着力が強い構成をなしている。そのため、フィルムを剥がすことにより光ファイバ心線から被覆層を一括に除去して単心分離することができる。
【0019】
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態のテープ状光ファイバ心線の断面図を示す。
図1に示すように、本実施形態のテープ状光ファイバ心線1は、光ファイバテープ心線10の厚さ方向の両側(図中上下側)に、それぞれフィルム7が接着された構成をなしている。
光ファイバテープ心線10は、複数(本実施形態では4心)の光ファイバ心線2がそれぞれ接触した状態で横一列に並列されており、その周囲が被覆層5によって覆われて一体化されている。光ファイバ心線2は、コアとクラッドを有するガラス体の光ファイバ3の周囲が樹脂層4にて覆われており、その外径は一般に250μmである。
【0020】
光ファイバ3は、本実施形態ではガラス体の石英系シングルモード光ファイバまたは石英系マルチモード光ファイバを用いているが、他の態様としてハードポリマークラッド光ファイバ、プラスチック光ファイバ等を用いることもできる。
【0021】
光ファイバ心線2の外被を構成する樹脂層4の材質は、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化型樹脂を好適に用いることができる。また、この樹脂層4の最外層に着色層(図示せず)を形成しておくことで、光ファイバテープ心線10を単心分離した場合などに、所望の光ファイバ心線2を目視により容易に識別することができる。
【0022】
この光ファイバ心線2を一括被覆した被覆層5は、本実施形態では厚さt1がほぼ一様に10μm程度となるように形成されている。好ましくは、厚さt1が5μm以下であると良い。光ファイバ心線2の外径は上述したようにほぼ250μmであるのに対して、被覆層5の厚さは10μm程度であり薄い膜のように形成されているため、隣り合う光ファイバ心線2の間で、被覆層5の外表面には凹部6が形成されている。また、光ファイバテープ心線10の厚さh1は、約270μmとなっている。
また、この被覆層5の材質は、光ファイバ心線2の樹脂層4と同様に、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化型樹脂を好適に用いることができる。
【0023】
光ファイバテープ心線10を厚さ方向の両側から覆うように配置されたフィルム7は、基層9と接着層8とからなっている。フィルム7は、接着層8を内側にして、すなわち接着層8が光ファイバテープ心線10に向けられて接着されている。また、フィルム7の幅方向(図中横方向)の大きさは、光ファイバテープ心線10の幅方向の大きさとほぼ同等である。そのため、本実施形態のテープ状光ファイバ心線1は、光ファイバ心線が並列している方向の端部(図中左右の端部)でフィルム7同士が接着しない構成となっており、幅方向の大きさが光ファイバテープ心線10より必要以上に大きくならないように図られている。幅方向の小さいテープ状光ファイバ心線1は、例えばファンアウトコードとしての用途に非常に適している。
【0024】
また、テープ状光ファイバ心線1の厚さh2は、従来の一括被覆型の光ファイバテープ心線(例えば図8の光ファイバテープ心線1)の厚さ以上にならないことが好ましい。そのために、用いる光ファイバテープ心線10の厚さh1によって、フィルム7の厚さを適宜設定すると良い。例えば、光ファイバテープ心線10の厚さh1に対して、テープ状光ファイバ心線1の厚さh2が30μmから100μm程度大きくなるように設定することが好ましく、さらに好ましくは、厚さh1に対して、厚さh2が60μmから70μm程度大きくなるように設定すると良い。また、光ファイバテープ心線10の厚さh1が300μm以下であると、フィルム7の厚さを比較的自由に設定することができるため、好ましい。
【0025】
本実施形態のフィルム7の基層9の材質は、ポリエステル樹脂をベース材料として用いている。この基層9の難燃性を向上させるには、臭素系難燃剤を添加すると良い。難燃剤の含有量は、ポリエステル樹脂の重量を基準にして決める。
【0026】
また、本実施形態のフィルム7の接着層8の材質は、ポリオレフィン樹脂をベース材料として用いている。この接着層8の難燃性を向上させるには、臭素系難燃剤を添加すると良い。好ましくは、臭素系芳香族化合物難燃剤を用いると良い。ポリオレフィン樹脂に臭素系難燃剤を添加すると、難燃化とともに低発煙化を図ることができる。
【0027】
また、接着層8には、より難燃化を図るために、アンチモンが添加されていても良い。アンチモンを含有する化合物としては、例えば三酸化アンチモンを使用することができる。三酸化アンチモンは難燃助剤であり、単独でベース材料の樹脂に添加しても難燃効果は殆ど得られないが、臭素系難燃剤と併用することによってさらなる難燃化を図ることができる。三酸化アンチモンが臭素系化合物と反応することにより、熱分解連鎖反応を停止させる作用、酸素を遮断する作用、炭化を促進させる作用等が働く。
【0028】
機器内に配設されるケーブルやコードについては、UL1581VW−1に規定されている垂直難燃試験に合格する程度の難燃性が要求されている。本実施形態のフィルム7を用いることにより、この難燃試験に合格する難燃性を持つテープ状光ファイバ心線1を得ることができる。
また、基層9に用いるポリエステル樹脂や接着層8に用いるポリオレフィン樹脂は安価であるとともに加工性が良好であるため、製造コストや製品コストを低く抑えることができる。
また、フィルム7は、基層9と接着層8の両方を難燃化する必要はない。基層9と接着層8の少なくとも一方に難燃剤を添加して、その添加する量を適宜調整することで、所望の難燃性を得るようにすれば良い。
【0029】
また、基層9及び接着層8は、上記の種類以外の材質を用いることもできる。
基層9のベース材料として用いられるものとしては、上述したポリエステル樹脂と、ポリカーボネート樹脂、PPS樹脂、PVC樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂を例示できる。好ましくは、基層9の温度が百数十℃であるときに溶融することのない材質が良い。基層9の難燃剤として用いられるものとしては、上述した臭素系難燃剤の他に、窒素系難燃剤、リン酸系難燃剤、無機系難燃剤を例示できる。これらのベース材料と難燃剤はそれぞれ適宜選択して組み合わせることができ、また、難燃剤を添加せずにベース材料単独で用いても良い。
【0030】
接着層8のベース材料として用いられるものとしては、上述したポリオレフィン樹脂として定義されるものと、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、粘着性樹脂、その他の硬化型樹脂が用いられる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン系(例えばEVA;エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)、ポリプロピレン系、ポリエステル系、アクリル系、PVC系のものを例示できる。熱硬化性樹脂としては、エポキシ系、フェノール系、不飽和ポリエステル系、シリコーン系のものを例示できる。粘着性樹脂としては、アクリル系、天然ゴム系、合成ゴム系、合成樹脂系、シリコーン系のものを例示できる。また、その他の硬化型樹脂としては、湿度で硬化するようなシリコーン系のものを例示できる。これらのベース材料と難燃剤の組み合わせは適宜選択でき、また、ベース材料単独で用いても良い。
【0031】
本実施形態のテープ状光ファイバ心線1は、接着層8と被覆層5との接着力が、光ファイバ心線2と被覆層5との接着力より大きくなるように、それぞれ光ファイバ心線2の樹脂層4と、被覆層5と、接着層8との材料が選択されるか、または添加剤が添加されて用いられている。
例えば、樹脂層4と、被覆層5と、接着層8について、次に示すように適宜設定がなされ、所望の接着力の差を設けることができる。
【0032】
樹脂層4あるいは被覆層5の何れか一方、あるいは双方に、シリコーンオイル等の剥離剤を添加することで、樹脂層4と被覆層5との接着力を、被覆層5と接着層8との接着力より弱くすることができる。好ましくは、樹脂層4に剥離剤を添加すると良い。
また、樹脂層4の外表面にインク層(図示せず)を設け、その外側に被覆層5を設けるように構成しても良い。この場合においては、インク層に剥離剤を添加し、樹脂層4と被覆層5との接着力を、被覆層5と接着層8との接着力より弱くすることができる。
さらには、例えば光ファイバ心線2の最外層を構成する樹脂層4またはインク層の硬化度を良好にすることによって、樹脂層4と被覆層5との接着力を、被覆層5と接着層8との接着力より弱くすることができる。
【0033】
本実施形態では、上記のように適宜所望の手段により樹脂層4と、被覆層5と、接着層8の設定を行っているため、被覆層5は光ファイバ心線2に対する接着に比べてフィルム7に対して強く接着している。
そのため、図2に示すように、このテープ状光ファイバ心線1からフィルム7を剥がそうとしたときに、複数の光ファイバ心線2を一体化させている被覆層5が、フィルム7の接着層8に接着したままフィルム7とともに光ファイバ心線2から引き剥がされる。
また、光ファイバテープ心線10の幅方向の端部(図中左右方向の端部)に形成されている被覆層5は、その厚さが約10μmであり通常の被覆層(例えば図8の被覆層102参照)より薄いため、図2に示す被覆層5aと被覆層5bのように、被覆層5が上下に分かれやすくなっている。
【0034】
このように、本実施形態のテープ状光ファイバ心線1は、被覆層5の厚さによっても被覆層5が光ファイバ心線2から剥がれやすくなるように構成することができる。そのため、樹脂層4、被覆層5、接着層8に対して上述したような材質の選択を行うとともに、構造上の強度を考慮して被覆層5が分割されやすい形状にすることによって、光ファイバ心線2に対して被覆層5を効果的に剥がれやすくすることができる。
また、本実施形態のテープ状光ファイバ心線1は、幅方向の端部(図中左右の端部)でフィルム7同士が接着していないため、上下のフィルム7はそれぞれ光ファイバテープ心線10にのみ接着されている。そのため、光ファイバテープ心線10からフィルム7を剥がすために要する力をできるだけ小さくすることができる。
【0035】
図2に示すように片方のフィルム7を剥がした後には、光ファイバ心線2の外周面のほぼ半分が露出しているため、例えば光ファイバ心線2の長手方向の端部からフィルム7とともに被覆層5bを容易に剥離させることができ、単心分離することができる。
【0036】
このように、本実施形態のテープ状光ファイバ心線1は、光ファイバテープ心線10として一体化されていた複数の光ファイバ心線2を容易に単心分離することができる。
また、単心分離用の分割工具等を用いる必要が無いため、光ファイバ心線2に誤って工具の刃を接触させて損傷させてしまうような不具合を防止することができる。
【0037】
なお、本実施形態に用いられた光ファイバテープ心線10は、被覆層5の厚さが10μm程度と薄いため、フィルム7を接着しない状態においても被覆層5を破いて単心分離することが可能である。ただし、その際には被覆層5が不規則に引き裂かれて光ファイバ心線2の表面から被覆層5がうまく除去されず、部分的に残留してしまうこともあるため、本実施形態のようにフィルム7とともに被覆層5を一体的に引き剥がすことが好ましい。
【0038】
また、本実施形態のテープ状光ファイバ心線1を製造する際には、図3に示すように、光ファイバテープ心線10の厚さ方向から接着層8を内側(光ファイバテープ心線10側)に配置して、フィルム7を接着する。その際、光ファイバテープ心線10の凹部6に接着層8が完全に入り込むようにして接着すると良い。これにより、接着層8と光ファイバテープ心線10との接触面積が大きくなり、それに伴い被覆層5と接着層8との接着力が大きくなるため、光ファイバ心線2に対する被覆層5の剥がれやすさを向上させている。また、接着層8に難燃性を与えている場合には、光ファイバテープ心線10の難燃性を向上させることができる。
【0039】
(第2実施形態)
図4に、本発明に係る第2実施形態のテープ状光ファイバ心線の断面図を示す。
図4に示すように、本実施形態のテープ状光ファイバ心線20は、上述した第1実施形態のテープ状光ファイバ心線1と同様に、光ファイバテープ心線10の厚さ方向の両側(図中上下側)に、それぞれフィルム7が接着された構成をなしている。光ファイバテープ心線10の構成、及びフィルム7の材質は、第1実施形態と同様である。すなわち、接着層8と被覆層5との接着力が、光ファイバ心線2と被覆層5との接着力より大きい。
ただし、本実施形態では、フィルム7の幅が光ファイバテープ心線10より大きく形成されており、光ファイバ心線2の並列方向(図中左右方向)の両端部において、上下のフィルム7同士が接着された接着部21が設けられている。
【0040】
このように、テープ状光ファイバ心線20は、接着部21を設けたことによって、光ファイバテープ心線10の全体がフィルム7で覆われている。そのため、光ファイバテープ心線10に対する外力からの保護機能や、難燃性を向上させることができる。
本実施形態のテープ状光ファイバ心線20は、上述した第1実施形態のテープ状光ファイバ心線1と同様に、フィルム7を引き剥がすことによって光ファイバテープ心線10の被覆層5を光ファイバ心線2から剥がすことができる。したがって、光ファイバ心線2の単心分離を容易に行うことができる。
【0041】
(第3実施形態)
図5に、本発明に係る第3実施形態のテープ状光ファイバ心線の断面図を示す。
図5に示すように、本実施形態のテープ状光ファイバ心線25は、上述した第1実施形態のテープ状光ファイバ心線1が、幅方向に2つ連続した構成をなしている。つまり、2つの光ファイバテープ心線10が、光ファイバ心線2の並列方向に沿ってほぼ接触するようにして配置され、2つの光ファイバテープ心線10の幅とほぼ同等の幅を有する2枚のフィルム7によって接着されて一体化している。
また、光ファイバテープ心線10の構成、及びフィルム7の材質は、第1実施形態と同様である。すなわち、接着層8と被覆層5との接着力が、光ファイバ心線2と被覆層5との接着力より大きい。
【0042】
本実施形態のテープ状光ファイバ心線25は、第1実施形態のテープ状光ファイバ心線1と同様に、フィルム7を引き剥がすことによって光ファイバ心線2の単心分離を行うことができる。また、2つの光ファイバテープ心線10に対して同時に単心分離を行うことができるため、一体化された多心の光ファイバ心線2を単心分離する際の作業性が非常に良好である。
【0043】
また、このテープ状光ファイバ心線25を製造する際には、それぞれ4本ずつ一括被覆された2つの光ファイバテープ心線10を配置してフィルム7に接着すれば良い。そのため、一括被覆されていない単心の光ファイバ心線2を8本配置してフィルム7に接着するよりも、光ファイバ心線2の配列を乱すことが少なく、精度良く安定した形状の8心型のテープ状光ファイバ心線を得ることができる。
【0044】
(第4実施形態)
図6に、本発明に係る第4実施形態のテープ状光ファイバ心線の断面図を示す。
図6に示すように、本実施形態のテープ状光ファイバ心線30は、上述した第1実施形態のテープ状光ファイバ心線1とほぼ同様の構成であるが、被覆層32の外表面に凹凸が形成されていない光ファイバテープ心線31を用いている。フィルム7の構成は第1実施形態と同様である。すなわち、接着層8と被覆層32との接着力が、光ファイバ心線2と被覆層32との接着力より大きい。
【0045】
本実施形態で用いられている光ファイバテープ心線31は、第1実施形態の光ファイバテープ心線10と被覆層の形状のみが異なっている。被覆層32は、光ファイバテープ心線31の厚さを極力薄くするように、なおかつ光ファイバテープ心線31の厚さ方向(図中上下)の表面が平面状となるように形成されている。被覆層32の最も薄い部分の厚さt2は、3μmから10μmである。これにより、光ファイバテープ心線31の厚さを300μm以下としている。
また、光ファイバ心線2の並列方向の端部における被覆層32の厚さも3μmから10μmに設定されており、フィルム7を剥がす際に被覆層32が上下に分割されやすくなっている。
【0046】
このように、本実施形態のテープ状光ファイバ心線30は、第1実施形態のテープ状光ファイバ心線1と同様に、フィルム7を引き剥がすことによって光ファイバ心線2の単心分離を行うことができる。
【0047】
(第5実施形態)
図7に、本発明に係る第5実施形態のテープ状光ファイバ心線の断面図を示す。
図7に示すように、本実施形態のテープ状光ファイバ心線35は、上述した第1実施形態のテープ状光ファイバ心線1とほぼ同様の構成であるが、被覆層37の厚さが従来の光ファイバテープ心線100(図8参照)と同等の光ファイバテープ心線36を用いている。また、フィルム7の構成は第1実施形態と同様である。すなわち、接着層8と被覆層37との接着力が、光ファイバ心線2と被覆層37との接着力より大きい。
【0048】
本実施形態にて用いている光ファイバテープ心線36は、被覆層37が従来と同様に厚いため、単体での単心分離を行う際には単心分離用の工具等を用いる必要があるが、フィルム7を用いることによって光ファイバ心線2から被覆層37を剥がしやすくしており、単心分離の作業性を向上させている。
また、光ファイバ心線2の並列方向の端部に位置する被覆層37には、切り欠き38が形成されていると良い。この切り欠き38を設けることにより、フィルム7を引き剥がす際に被覆層37を上下に分割させやすくしており、光ファイバ心線2から被覆層37を剥がす際に要する力を小さくしている。
なお、この切り欠き38は、上述した第1から第4実施形態の光ファイバテープ心線に形成されていても良い。
【0049】
このように、厚い被覆層37を有する光ファイバテープ心線36であっても、フィルム7が接着されたテープ状光ファイバ心線35とすることにより、単心分離の作業性を向上させることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るテープ状光ファイバ心線によれば、光ファイバ心線と被覆層との接着力に比べて、被覆層とフィルムとの接着力が強いため、光ファイバテープ心線を単心分離する際の作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ状光ファイバ心線の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】図1に示したテープ状光ファイバ心線から片側のフィルムを剥がした状態を示す断面図である。
【図3】図1に示したテープ状光ファイバ心線を製造する際の一工程を示す断面図である。
【図4】本発明に係るテープ状光ファイバ心線の第2実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明に係るテープ状光ファイバ心線の第3実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明に係るテープ状光ファイバ心線の第4実施形態を示す断面図である。
【図7】本発明に係るテープ状光ファイバ心線の第5実施形態を示す断面図である。
【図8】従来の光ファイバテープ心線の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 テープ状光ファイバ心線(第1実施形態)
2 光ファイバ心線
3 光ファイバ
4 樹脂層
5 被覆層
6 凹部
7 フィルム
8 接着層
9 基層
10 光ファイバテープ心線
20 テープ状光ファイバ心線(第2実施形態)
21 接着部
25 テープ状光ファイバ心線(第3実施形態)
30 テープ状光ファイバ心線(第4実施形態)
31 光ファイバテープ心線
35 テープ状光ファイバ心線(第5実施形態)
36 光ファイバテープ心線

Claims (7)

  1. 複数の光ファイバ心線が並列された状態で被覆層にて覆われて一体化された光ファイバテープ心線の外側に、フィルムが接着されており、
    前記光ファイバ心線と前記被覆層との接着力に比べて、前記被覆層と前記フィルムとの接着力が強いことを特徴とするテープ状光ファイバ心線。
  2. 請求項1に記載のテープ状光ファイバ心線において、
    前記フィルムは、基層と接着層とからなり、前記光ファイバテープ心線の厚さ方向の両側にそれぞれ接着されていることを特徴とするテープ状光ファイバ心線。
  3. 請求項2に記載のテープ状光ファイバ心線において、
    前記両側にそれぞれ接着されたフィルム同士が、前記光ファイバ心線の並列方向の端部では接着されていないことを特徴とするテープ状光ファイバ心線。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載のテープ状光ファイバ心線において、
    複数の前記光ファイバテープ心線が、前記光ファイバ心線の並列方向に沿って配置され、前記フィルムにより接着されて一体化されていることを特徴とするテープ状光ファイバ心線。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載のテープ状光ファイバ心線において、
    前記光ファイバテープ心線の厚さが、300μm以下であることを特徴とするテープ状光ファイバ心線。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のテープ状光ファイバ心線において、
    前記光ファイバテープ心線は、隣り合う前記光ファイバ心線の間で前記被覆層の外面に凹部が形成されていることを特徴とするテープ状光ファイバ心線。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載のテープ状光ファイバ心線において、
    前記フィルムは、難燃性フィルムであることを特徴とするテープ状光ファイバ心線。
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