JP2004356856A - 車載用映像記録装置 - Google Patents

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Shuji Yonemura
修治 米村
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Abstract

【課題】事故検証をより正確かつ容易に行えると共に、拡張性にも優れた車輌用事故記録装置を得ることにある。
【解決手段】外界の状況を撮影し、撮影された信号に対応する映像信号を出力する撮像ユニット(13)、固体メモリカード(35)を備える記録ユニット(14)、位置及び時間に関連する信号を出力する位置情報ユニット(15)及びこれらのユニットを制御する実行ユニット(11)を備えている。実行ユニットは、撮像ユニットからの映像信号を静止画像として記録ユニットの固体メモリカードに記録し、かつ位置情報ユニットからの信号によって各々の映像の撮影場所及び撮影時間を固体メモリカードに記録し、これらの記録が固体メモリカードの容量に到達したときに、最先の記録を新たな記録によって上書きする制御を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車載用映像記録装置にかかわり、さらに詳しくは、車輌事故や車輌盗難事故などを記録するために、車輌に搭載される装置に関している。
【0002】
【従来の技術】
モータリゼーションの進展により自動車の保有台数、走行キロ数、交通量は、年々増加している。さらに、高齢化社会の進展にともなって、運転免許保有者数に占める高齢者の割合も年々高くなっている。これらのことに起因して、交通事故の発生件数も増加の一途をたどっていると共に、その事故発生原因も複雑化している。このような状況から、交通事故における事後処理も増加しており、正確に事故状況を把握した適切な事後処理が重要になっている。
【0003】
このような問題を解決する一助として、従来、事故時の状況を撮影するドライブレコーダが提供されている。このようなドライブレコーダは、一般に、耐衝撃カバーに覆われ、車体底面に設置され、車体電源から電気の供給を受ける映像記録装置と、車体の前部、後部及び両側部に配置された四台のカメラを有している。そして、車両が走行すると、電源が入り、四台のカメラが車輌の前後左右を撮影し、四方向の映像が四分割された一枚の画像として映像記録装置に記録される仕組みになっている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
また、上述したようなドライブレコーダに、レーダー装置及びコンピュータ装置をさらに備え、四台のカメラによって走行中に撮影を行うと共に、レーダー装置が前方車や障害物を検知し、コンピュータ装置が走行速度から衝突確率を計算して、危険距離になるとブザーなどで運転者に警告を行うものも提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−110890号公報
【特許文献2】
特開平11−142181号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの装置は、単に、事故が発生したときの映像のみを撮影するだけであるため、事故が発生した状況の検証を十分に行えないことが指摘されていた。また、装置構成が複雑で、しかも、拡張性に乏しいため、搭載できる車種が制限されたり、車内の撮影や走行中の風景の撮影等のユーザーの多様なニーズに応えられないという課題が指摘されていた。
【0007】
そこで、本発明の目的は、事故検証をより正確かつ容易に行えると共に、拡張性にも優れた車輌用事故記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の車輌用事故記録装置は、外界の状況を撮影し、撮影された信号に対応する映像信号を出力する撮像ユニットと、固体メモリカードを備える記録ユニットと、位置及び時間に関連する信号を出力する位置情報ユニットと、これらのユニットを制御する実行ユニットとを備え、実行ユニットが、撮像ユニットからの映像信号を静止画像として記録ユニットの固体メモリカードに記録し、かつ位置情報ユニットからの信号によって各々の映像の撮影場所及び撮影時間を固体メモリカードに記録し、これらの記録が固体メモリカードの容量に到達したときに、最先の記録を新たな記録によって上書きする制御をおこなっていることを、を特徴としている。
【0009】
【作用】
本発明の車輌用事故記録装置は、外界の状況を撮影し、撮影された信号に対応する映像信号を出力する撮像ユニットと、固体メモリカードを備える記録ユニットと、位置及び時間に関連する信号を出力する位置情報ユニットと、これらのユニットを制御する実行ユニットとを備え、実行ユニットが、撮像ユニットからの映像信号を静止画像として記録ユニットの固体メモリカードに記録し、かつ位置情報ユニットからの信号によって各々の映像の撮影場所及び撮影時間を固体メモリカードに記録し、これらの記録が固体メモリカードの容量に到達したときに、最先の記録を新たな記録によって上書きする制御をおこなっているため、外界としての車外あるいは車内の状況を常時一定時間毎に記録し、事故がいつ発生しても、映像だけでなく、事故が発生した時間及び事故が発生した場所の記録も確実に残せ、事故発生の検証を確実にかつ容易に行える。そして、ユニットに分かれ、設置場所を選ばないばかりか、ユニットを増やすことによって、様々な機能を追加することができるため、拡張性にも優れている。
【0010】
【発明の実施の形態】
ある実施の形態において、本発明の車輌用事故記録装置は、自動車の衝突事故を記録するために使用される。装置自体は、車外の状況を撮影し、撮影された映像に対応した映像信号を出力する撮像ユニットと、固体メモリカードを備える記録ユニットと、位置情報ユニットとしてのGPS(グローバル・ポジショニング・システム)装置と、車載電源装置とパラレルに電気接続され、事故が発生したときのみにこれらにユニットに電力の供給を行う電池ユニットとを備え、実行ユニットが撮像ユニットからの映像信号を静止画像として記録ユニットの固体メモリカードに書き込み、かつGPS装置からの信号に基づき各々の映像を撮影したときの車両速度、車両進行方向、撮影場所及び撮影時間などに関連した情報を固体メモリカードに書き込むと共に、固体メモリカードの記憶容量が所定の容量に到達したときに、最先の記録を新たな記録によって上書きする制御を関係するユニットに行わせるように構成される。
【0011】
他の実施の形態において、本発明の車輌用事故記録装置は自動車衝突事故及び自動車盗難事故の双方を記録するために使用される。
【0012】
この装置は、車外状況を撮影し、車外の状況を撮影し、撮影された映像に対応する映像信号を出力する第一のカメラと、車内状況を撮影し、撮影された映像に対応する映像信号を出力する第二のカメラとをもつ撮像ユニットと、固体メモリカードを備える記録ユニットと、位置情報ユニットとしてのGPS装置と、車載電源装置とパラレルに電気接続され、事故が発生したとき及び車体電源のオフ時にこれらのユニットに電力の供給を行う電池ユニットとを備え、実行ユニットが、第一のカメラからの映像信号を静止画像として記録ユニットの固体メモリカードに書き込み、かつGPS装置からの信号に基づき各々の映像を撮影したときの車両速度、車両進行方向、撮影場所及び撮影時間などに関連した情報を固体メモリカードに書き込むと共に、固体メモリカードの記憶容量が所定の容量に到達したときに、最先の記録を新たな記録によって上書し、そして、車載電源装置のオフ時に、第二のカメラからの映像信号を静止画像として記録ユニットの固体メモリカードに書き込み、かつGPS装置からの信号に基づき各々の映像を記録したときの場所及び時間などに関連した情報の固体メモリカードへの書き込み及び上書きをする制御を関係するユニットに行わせるように構成される。
【0013】
さらに他の実施の形態において、本発明の車輌用事故記録装置は自動車の盗難事故を記録するために使用される。
【0014】
装置自体は、室内の状況を撮影し、撮影された映像に対応した映像信号を出力する撮像ユニットと、固体メモリカードを備える記録ユニットと、位置情報ユニットとしてのGPS装置と、車体電源装置のオフ時にこれらのユニットに電力の供給を行う電池ユニットとを備え、実行ユニットが撮像ユニットからの映像信号を静止画像として記録ユニットの固体メモリカードに書き込みかつGPS装置からの信号に基づき各々の映像を撮影したときの撮影場所及び撮影時間などに関連した情報を固体メモリカードに書き込むと共に、固体メモリカードの記憶容量が所定の容量に到達したときに、最先の記録を新たな記録によって上書きする制御を関係するユニットに行わせるように構成される。
【0015】
以下、図1及び図2を参照して、本発明の車輌用事故記録装置の実施例を説明する。
【0016】
実施例として説明する車輌用事故記録装置は、自動車に設置され、衝突事故を記録するためのものである。
【0017】
この車輌用事故記録装置は、図1に示すように、実行ユニット11、撮像ユニット13、記録ユニット14、位置情報ユニット15、電池ユニット16及びスイッチユニット17を備えている。実行ユニット11は、図2に示すように、自動車の前部座席の下方に配置されていると共に、車体に固定されている。撮像ユニット13、記録ユニット14、位置情報ユニット15、電池ユニット16及びスイッチユニット17は、実行ユニット11につながれている。
【0018】
実行ユニット11は、メインボード21及び電源ボード22を備えている。これらはケース12に組み込まれている。メインボード21にはマイクロプロセッサ23、ランダムアクセスメモリ、プログラムを格納するリードオンリーメモリ(ROM)、タイマー回路、撮像ユニット13に対するコネクタ24、記録ユニット14に対するコネクタ25、位置情報ユニット15に対するコネクタ26、スイッチユニットに対するコネクタ27などが実装されている。実行ユニット11に対する給電は、車載電源装置によってなされている。その接続は、自動車に装備されているシガレットライターに適合する電源プラグ28をもつ電源ケーブル29により、電源ボード22と車載電源装置とをつなぐことによってなされている。実行ユニット11は、自動車のイグニッションキーをオンすることによって、電源ボード22にある電源回路を通じて車体電源装置から電力を供給され、オフすることによって、車体電源装置から切り離される。
【0019】
撮像ユニット13は、カメラ31を備えている。このカメラ31は広角レンズ及びイメージセンサを有するカラー映像を撮影することができるものからなっている。図示されていないが、カメラ31としては、魚眼レンズをもつものや、複数台のカメラを一つのユニットに納めたものなどが用意されている。イメージセンサは、CCDやCMOSタイプのものである。この実施例においては、イメージセンサとして、CCDに比較して消費電力が大幅に低いCMOSタイプのものを使用している。実行ユニット11との電気接続は、カメラ31から延びるカメラケーブル32にあるカメラ側コネクタ33を実行ユニット11のコネクタ24につなぐことでなされている。カメラ31は、コネクタ24と同じ構造のコネクタ34を備えている。同じカメラや他のカメラをコネクタがこのコネクタ34につながれる。カメラ31に対する給電は、これらのコネクタ24,33,34を通じて実行ユニット11によってなされている。
【0020】
記録ユニット14は、固体メモリカード35からなっている。固体メモリカード自体は、例えば、256MBの記憶容量をもつコンパクトフラッシュカード(商品名)からなっている。この固体メモリカード35は、実行ユニット11にあるメモリコネクタ25に挿入されている。図示していないが、装置本体11には、固体メモリカード35をメモリコネクタ25に導くための案内が組み込まれている。
【0021】
位置情報ユニット15はGPS(グローバル・ポジショニング・システム)装置36を備えている。この実施例において、GPS装置36は、自動車に設置されたカーナビゲーション装置に含まれるもので、その出力をケーブル37及びコネクタ38によって実行ユニット11のコネクタ26につながれている。
【0022】
撮像ユニット13及び記録ユニット14は実行ユニット11を通じて車載電源装置から電力を供給されている。電池ユニット16も、これらのユニットに電力を供給するためのもので、乾電池41及びこれを収納するバッテリボックス42を備えている。バッテリボックス42は装置本体11に固定されている。この電池ユニット16は車載電源装置とパラレルに実行ユニット11の電源回路に電気接続されている。しかし、電池ユニット16は、事故の衝撃を検知する荷重センサが作動したときのみに、実行ユニット11の電源回路に電気接続されるようになっている。荷重センサは、図示されていないが、実行ユニット11に実装されている。切り換えは、事故によって自動車があらかじめ設定された大きさ以上の衝撃を受けたときに、マイクロプロセッサ23が荷重センサからの出力を受け、電源回路を車載電源装置から切り離し、電池ユニット16を電源回路に接続することでなされている。
【0023】
スイッチユニット17は、実行ユニット11を車載電源装置及び電池ユニット16から任意に切り離すためのもので、スイッチボックス43を備えている。スイッチボックス43にはスイッチ44が組み込まれている。このスイッチユニット17は、スイッチ用ケーブル45及びコネクタ46によって実行ユニット11に実装されたコネクタ27につながれ、スイッチ44が操作されると、実行ユニット11の電源回路を車体電源装置及び電池ユニット16から切り離すことができる。
【0024】
この車輌用事故記録装置は、図2に示すように、実行ユニット11を自動車の前部シート51の下に配置され、車体に固定される。撮像ユニット13は、カメラ31のレンズを自動車前部に向けて、ダッシュボード52に固定されている。カメラ31は外界としての自動車前方の状況をフロントウインドシールド53を通して撮影することができる。スイッチユニット17はダッシュボード52における運転席に近い場所に設置される。
【0025】
イグニッションキーがオンになると、この車輌用事故記録装置は車載電源装置から電力を供給される。マイクロプロセッサ23は、リードオンリーメモリ(ROM)からプログラムを読み出し、プログラムにしたがって以下のような作動をする。
【0026】
まず、マイクロプロセッサ23は、撮像ユニット13のカメラ31に車前方の映像を取り込ませ、その映像信号を記録ユニット14に送り、記録ユニット14に固体メモリカード35への書き込みを行わせる。同時に、GPS装置36から出力にもとづいて、撮影したときの車両速度、車両進行方向、時間及び場所のデータを記録ユニット14に送って、固体メモリカード35への書き込みを記録ユニット14に行わせる。実行ユニット14は、これらの記録が単位時間毎に、例えば、0.5秒ごとにおこなわれるように記録ユニット14を制御する。映像は、例えば、320×240ドットの解像度をもつカラー静止画像データであり、車両速度、車両進行方向、時間及び場所はテキストデータである。これらのデータは、例えば、ファイル名が同じであるが、拡張子の異なるファイルとして固体メモリカード35に格納される。マイクロプロセッサ23は、これらの記録を、固体メモリカード35の最大容量256MBまで繰り返して記録ユニット14に行わせる。最大容量になると、実行ユニット11は、記録ユニット14に、固体メモリカード35に最先に書き込まれたファイルを新たなファイルによって上書きし、これを最大容量まで行う。以降これらを繰り返して行う。より具体的に説明すると、実行ユニット11は、例えば、30分間にわたって前述の映像及びテキストデータを固体メモリカード35に順次に書き込み、30分経過すると、30分以上前のデータに最新のデータを固体メモリカード35に順次に上書きし、以降これを繰り返すように記録ユニット14を制御する。
【0027】
自動車の走行が停止して、イグニッションキーがオフになると、実行ユニット11は車載電源装置を切り離し、作動のすべてを停止させる。また、スイッチユニット17のスイッチ44が操作されても、実行ユニット11は車載電源装置及び電池ユニット16から切り離して、作動のすべてを停止させる。
【0028】
自動車の走行中に、すなわちイグニッションキーをオフにする前に、対物あるいは対人衝突事故が発生すると、事故による衝撃が実行ユニット11に組み込まれた荷重センサに伝わり、荷重センサがマイクロプロセッサ23に出力する。マイクロプロセッサ23は、実行ユニット11の電源回路から車載電源装置を切り離すと共に、電池ユニット16を実行ユニット11に接続する。マイクロプロセッサ23は、電池ユニット16から電力を供給される。カメラ31は外界の撮影を継続するため、マイクロプロセッサ23は前述の0.5秒ごとの書き込みを記録ユニット14に続行させる。また、電源の切り換えがなされると、マイクロプロセッサ23はタイマー回路を作動させる。タイマー回路は、これにあらかじめ設定された時間経過すると、電池ユニット16を切り離し、全作動を停止させる。固体メモリカード35には、事故前及び事故後の状況が映像データとして、さらに車両速度、車両進行方向、事故時間及び事故発生場所のデータと一緒に書き込まれる。データの取り出しは、事故車輌から、固体メモリカード35を抜き出し、パーソナルコンピュータを利用してなされる。なお、軽事故であれば、つまり車載電源装置が破壊されない程度の事故であれば、事故後にイグニッションキーをオンにすると、この車輌用事故記録装置は車体電源装置から給電され、再び書き込みを開始する。
【0029】
また、本発明による車輌用事故記録装置は、車内に置いた物品や車自体の盗難事故の記録用としても使用可能な装置とすることができる。これは、例えば、第二の撮像装置を運転席あるいは運転席側ドアなどの車内状況を良く撮影することができる位置に設置し、第一の撮像装置13もカメラ31にあるコネクタ34にケーブル接続し、メインボード21にあるディップスイッチを操作して、車体電源装置がオフになったときに、電力供給が電池ユニット16によって実施することができる。あるいは、ケース12に、事故記録用と盗難防止用の切り替えスイッチを設けることによって、ユーザーが随時、切り替えて使用することができる併用型とすることも可能である。
【0030】
イグニッションキーがオンになると、実行ユニット11は、車載電源装置に接続され、前述の実施例に記載された制御をおこない、車外状況の映像、この映像の撮影したときの時間、場所、車速、車両進行方向などの記録を行う。イグニッションキーがオフになると、実行ユニット11は、車載電源装置を電池ユニット16に切り換え、0.5秒ごとに、各々の撮像ユニットのカメラから車内状況の映像を固体メモリカード35に、GPS装置36からの信号によって撮影時間及び場所を固体メモリカード35に書き込み、最大容量まで書き込むと、最初の記録を新たな信号で上書きし、固体メモリカード35の最大容量まで繰り返して行った後、再び最大容量まで上書きする。車盗難のためのデータは、衝突事故のデータと異なるファイル名で固体メモリカード35に書き込まれる。この場合、必要に応じて、イグニッションキーがオフになったときに、第二のカメラだけでなく、第一のカメラ31による固体メモリカードに対する記録も行わせ、より精度の高い情報を得るように構成しても良い。
【0031】
また、盗難防止専用に構成する場合には、撮像ユニット13のカメラ31を運転席や運転席側ドアなどの室内状況を良く撮影できる位置に配置し、イグニッションキーのオフから次のオンまで電力を電池ユニット16に供給させることで、車内に置いた物品や車自体の盗難状況を撮影した映像、この撮影を行った時間及び車が盗難された場所などを固体メモリカード35に記録することができる。
【0032】
これらに際して、カメラ31に対する複数のアダプタが用意され、車種に応じて、設置場所に応じて、ダッシュボードばかりか、他の場所にもカメラ31の設置を行えるようにしている。例えば、カメラ31をルームミラーにカメラ31を設置して、よりフロンバンパーに近い部分を撮影させて、より情報量の多い衝突事故の映像の撮影をさせ、リアウインドシールドにカメラを設置できるようにして、衝突事故だけでなく、追突事故状況の撮影を行えるようにしている。
【0033】
また、本発明による車輌用事故記録装置では、図示していないが、他のユニットも用意され、これらを実行ユニット11のコネクタ24,25につなぐことによって様々な拡張も行えるようにしている。
【0034】
例えば、実行ユニット11のコネクタ24あるいは撮像ユニット13のコネクタ31に第二の撮像ユニット13をつなぎ、この撮像ユニット13のカメラを車内にアダプタによって固定した状態で、あるいは手持ち状態で、一緒に車に乗った家族のスナップ撮影や車外風景の撮影することによって、固体メモリカード35に記録することができ、さらに、外部ディスプレイとの接続手段をもつ機能拡張カードとしてのユニットを実行ユニット11のコネクタ25につなぐことによって、撮影画像の表示もただちに行える。
【0035】
また、撮像ユニット13として立体カメラを車体前方撮影位置にアダプタによって固定すると共に、コネクタ24につなぎ、立体画像処理を行う機能拡張カードとしてのユニットをコネクタ25に差し込み、実行ユニット11に機能拡張カードのプログラムにしたがう立体画像として車体前方の画像を記録ユニット14の固体メモリカード35に書き込ませると共に、GPS装置36に同期するデータを固体メモリカード35に書き込ませることによって、GPS装置36にて使用可能な立体地図の作成も行える。
【0036】
本発明による車輌用事故記録装置は、このように、自動的に、事故前後の状況を映像として、さらには事故発生時間及び事故発生場所などのデータも一緒に記録することができるため、事故状況の検証を容易にかつ確実に行うことができる。
【0037】
さらに、撮像ユニット13のカメラ31の設置位置を変更することによって衝突事故のみ、盗難事故のみ、これら双方の記録も行えるばかりか、予算に応じて最小限必要なユニットによってこの装置を構成しておき、ユニットを追加装着することもできるため、きわめて拡張性が高い。
【0038】
さらに、映像記録が静止画像としてなされ、データ量が少なく、しかも振動や衝撃などに強い固体メモリカード35を記録ユニット14の記録媒体として使用しているため、事故記録を確実に行うことができる。
【0039】
そして、事故が発生すると、電池ユニット16に切り換わるため、事故によって車載電源装置が破損しても、記録を確実に行うことができる。
【0040】
以上説明した実施例において、実行ユニット11とカメラ31とは、カメラケーブル32によってつながれているが、無線などのワイヤレス手段によってデータの送信を行ってもよい。また、電力の供給はシガレットライターを経由して行われているが、車体に敷設されている車体電源装置のワイヤーハーネスから直接供給されるようにしても構わない。そして、電池ユニット16は、乾電池41を電力供給源としているが、これに代わって家庭電源あるいは車載電源装置によって充電される充電池を用いてもよい。
【0041】
なお、本発明の車輌用事故記録装置は、自動車に限らず、列車などの車輌に搭載して、事故の記録を行えることは、さらに詳しく説明するまでもなく明らかであろう。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の車輌用事故記録装置は、外界の状況を撮影し、撮影された信号に対応する映像信号を出力する撮像ユニットと、固体メモリカードを備える記録ユニットと、位置及び時間に関連する信号を出力する位置情報ユニットと、これらのユニットを制御する実行ユニットとを備え、実行ユニットが、撮像ユニットからの映像信号を静止画像として記録ユニットの固体メモリカードに記録し、かつ位置情報ユニットからの信号によって各々の映像の撮影場所及び撮影時間を固体メモリカードに記録し、これらの記録が固体メモリカードの容量に到達したときに、最先の記録を新たな記録によって上書きする制御を行う構成とすることによって、外界としての車外あるいは車内もしくはこれら双方の状況を一定時間ごとに記録し、衝突や盗難などの事故がいつ発生しても、画像のみならず、事故発生時間や事故発生場所なども記録されるため、事故発生の検証を正確にかつ容易に行うことができる。さらに、画像記録が静止画像としてなされ、データ量が小さいため、記録媒体のコストが低くなり、需用者に低価格で提供することができ、しかも、記録媒体としての振動や衝撃などに強い固体メモリカードを使用することができるため、事故の記録を確実に行うことができる。そして、ユニットなどを追加することで、様々な機能を具備させることができるため、拡張性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輌用事故記録装置の一実施例を示すもので、その構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す車輌用事故記録装置の車体への設置状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ・・・ 実行ユニット
12 ・・・ ケース
13 ・・・ 撮像ユニット
14 ・・・ 記録ユニット
15 ・・・ 位置情報ユニット
16 ・・・ 電池ユニット
17 ・・・ スイッチユニット
21 ・・・ メインボード
22 ・・・ 電源ボード
23 ・・・ マイクロプロセッサ
24,34 ・・・ カメラ用コネクタ
25 ・・・ メモリコネクタ
26 ・・・ GPS装置用コネクタ
27 ・・・ スイッチ用コネクタ
28 ・・・ 電源プラグ
29 ・・・ 電源ケーブル
31 ・・・ カメラ
32 ・・・ カメラケーブル
35 ・・・ 固体メモリカード
36 ・・・ GPS装置
37 ・・・ GPS装置のケーブル
41 ・・・ 乾電池
42 ・・・ バッテリボックス
43 ・・・ スイッチボックス
44 ・・・ スイッチ
45 ・・・ スイッチ用ケーブル

Claims (1)

  1. 外界の状況を撮影し、撮影された信号に対応する映像信号を出力する撮像ユニットと、
    固体メモリカードを備える記録ユニットと、
    位置及び時間に関連する信号を出力する位置情報ユニットと、
    これらのユニットを制御する実行ユニットとを備え、
    前記実行ユニットが、前記撮像ユニットからの映像信号を静止画像として前記固体メモリカードに記録し、かつ前記位置情報ユニットからの信号によって各々の映像の撮影場所及び撮影時間を前記固体メモリカードに記録し、これらの記録が前記固体メモリカードの容量に到達したときに、最先の記録を新たな記録によって上書きするという制御を行うこと、
    を特徴とする車輌用事故記録装置。
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