JP2004353815A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦材が偏摩耗した際においてもパッドのガタ付きを十分に防止することができるディスクブレーキを提供する。
【解決手段】摩擦材20を有するパッド2と、パッド2を支持するマウンティング3を備える。またパッド2とマウンティング3の間には、マウンティング3に対してパッド2をディスク軸方向に移動可能に支持する支持構造6が設けられている。そして支持構造6は、ディスク径方向における摩擦材20の外周端縁20aよりも外方の位置に設けられており、摩擦材20がディスクに押圧されて、パッド2がディスクDの回転方向に力を受けた際に、ディスクDの軸線と平行な軸線を回転中心とするトルクTをパッド2に発生させるとともに、そのトルクTを受けてパッド2の回転を防止する。そして支持構造6は、摩擦材20が偏摩耗した際においてもトルクTの向きを変えることのない構造になっている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスクブレーキは、ブレーキの鳴きを防止するために様々な構成を有していた。例えば、特許文献1に係る構成を有していた。
特許文献1に係るディスクブレーキは、ディスクに押圧されるパッドと、パッドを支持するマウンティングを有していた。そしてパッドとマウンティングの間には、パッドをディスク軸方向に移動可能に支持する支持構造が設けられていた。
支持構造は、パッドに設けられた支持部と、マウンティングに設けられた案内部を有していた。そしてパッドの支持部は、パッドの左右両端縁から左右側方(ディスク周方向)に張出す構造であった。また案内部は、マウンティングの一部を凹溝状に切欠き、支持部が嵌め込まれ、支持部を摺動可能に支持する構造であった。
また支持部と案内部の間には、パッドとマウンティングが錆によって固着することを防止するために金属板(スプリング)が取付けられていた。そして金属板には、パッドをディスクの正転時の回転方向に付勢する構造が設けられていた。
このためパッドは、金属板によってディスクの回転方向にガタ付くことが防止されていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−74107号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしパッドは、ディスクに押圧されることで摩擦力を生じる摩擦材を有しており、その摩擦材が偏摩耗する場合があった。例えば摩擦材が押圧されるディスクは、円盤状である。そのためディスクは、外周端縁部分がディスク中心に近い部分よりも直線速度が早い。したがって摩擦材は、ディスク径方向の外周端縁に近いほどディスクに対して摺動する面積が広い。そのため摩擦材は、ディスク径方向の外周端縁側が摩耗しやすく偏摩耗しやすかった。
そして摩擦材が偏摩耗した場合は、ディスクに押圧された際の面圧中心が摩擦材の表面上を移動する。例えば面圧中心が、摩擦材の中心位置から除々にディスク中心寄りの内周縁寄りの位置に移動する。
そして面圧中心が移動した場合、パッドに加わるトルク(ディスクの軸線と平行な軸線を回転中心とするトルク)の向きや大きさが変化する。そしてそのトルクは、支持構造によって受け止められる。しかしトルクの向きが変化してしまった場合、支持構造は、安定良くパッドを支持することができず、パッドがガタ付いてしまう。そしてパッドのガタ付きは、ブレーキの鳴きにつながる場合があった。
しかし従来のディスクブレーキは、上記のようにパッドが偏摩耗した際におけるパッドのガタ付きを防止する特別な構造を有していなかった。
そこで本発明は、摩擦材が偏摩耗した際においてもパッドのガタ付きを十分に防止することができるディスクブレーキを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、上記各請求項に記載の通りの構成を備えるディスクブレーキであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、支持構造は、ディスク径方向における摩擦材の外周端縁よりも外方の位置、あるいは摩擦材の内周端縁よりもディスク中心側の位置に設けられている。そして支持構造は、摩擦材がディスクに押圧されて、パッドがディスクの回転方向に力を受けた際に、ディスクの軸線と平行な軸線を回転中心とするトルクをパッドに発生させるとともに、そのトルクを受けてパッドの回転を防止する。そして摩擦材が偏摩耗した際においてもトルクの向きを変えることのない構造になっている。
【0006】
すなわち支持構造は、摩擦材の外周端縁よりも外方の位置、あるいは摩擦材の内周端縁よりもディスク中心側の位置に設けられている。
したがって摩擦材をディスクに押圧し、パッドがディスクによってディスク回転方向に力を受けた場合、その力と逆方向の力が支持構造に発生する。そしてこれらによって偶力が発生する。そして偶力によるトルクが、支持構造によって受け止められる。
ところで摩擦材は、偏摩耗する場合がある。そのため摩擦材がディスクに押圧された際の摩擦材の面圧中心が摩擦材の表面上を移動する場合がある。
【0007】
これに対して支持構造は、摩擦材の外周端縁よりも外方の位置、あるいは摩擦材の内周端縁よりもディスク中心側の位置に設けられている。したがって支持構造に加わるトルクの向きは、摩擦材が偏摩耗した際においても変わらない。
かくして支持構造は、パッドから受けるトルクの向きを一定方向にし、安定よくパッドを支持することができる。例えばパッドを支持する位置が変化しない。かくして支持構造は、パッドをガタ付かせることなく安定よく支持することができる。そしてブレーキの鳴きを効果的に抑制することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、支持構造は、ディスク径方向における摩擦材の外周端縁よりも外方の位置に設けられるタイプであって、パッドの支持部と、その支持部を移動可能に支持するマウンティングの案内部とを有する。そして案内部は、ディスクよりもディスク径方向の外方において、ディスクをディスク軸方向に跨ぐ構成になっている。
すなわち案内部は、ディスクをディスク軸方向に跨ぐように延出しており、ディスク軸方向への長さが長い構成になっている。
したがって案内部に支持される支持部は、ディスク軸方向に向けて長い距離支持される。そのため支持部は、案内部から脱落しにくい。そしてパッドは、マウンティングから外れにくく、マウンティングに対して安定良く支持される。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜4にしたがって説明する。
ディスクブレーキ1は、図1に示すようにディスクDに押圧される一対のパッド2と、パッド2をディスクDに押圧するピストン50を有するキャリパ5を備える。そしてパッド2とキャリパ5を移動可能に支持するマウンティング3を有する。
【0010】
マウンティング3は、車両本体に取付けられる。そしてキャリパ5がスライドピン10を介してマウンティング3に取付けられる。したがってマウンティング3は、スライドピン10を介してキャリパ5をディスク軸方向に移動可能にに支持する。
キャリパ5は、ディスクDをディスク径方向の外方においてディスク軸方向に跨ぐ構成である。そして車両インナ側にピストン50を有し、車両アウタ側に爪部51を有する。
ピストン50は、ディスクDに向けて移動することで、インナ側のパッド2をディスクDに押圧する。そしてキャリパ5は、ピストン50の移動方向と逆方向に移動する。そしてキャリパ5の爪部51がアウタ側のパッド2をディスクDに押圧する。かくして一対のパッド2は、ピストン50と爪部51によってディスクDに押圧される。
【0011】
パッド2は、図2に示すように摩擦材20と裏板21を有する。
摩擦材20は、ディスクDに押圧されることで摩擦力を生じ、ディスクの回転力を減速させる部材である。裏板21は、鉄などの金属、あるいは樹脂から形成されており、摩擦材20の裏面を支持する部材である。
そして裏板21の裏側には、図3に示すように鳴きを防止するために金属板から形成されたシム11が取り付けられている。
【0012】
またディスクブレーキ1は、図2に示すようにパッド2とマウンティング3の間にパッド2をディスク軸方向に移動可能に支持する支持構造6を有する。
支持構造6は、パッド2の裏板21に一体状に設けられた支持部23と、マウンティング3に一体状に設けられた案内部30を有して構成されている。
支持部23は、裏板21の左右両端(ディスク周方向の左右両端)側の外周端縁(ディスク径方向の外周端縁)からディスク径方向に突出する。そして支持部23は、ディスク周方向の左右両端側に凹状に形成された凹部22を有する。そして凹部22は、矩形状(例えば四角形状)に形成され、開口部がマウンティング3を向く構成になっている。
【0013】
案内部30は、図2に示すようにマウンティング3の左右両壁部に設けられ、左右両壁部からパッド2の支持部23に向けて突出する。そして案内部30は、支持部23の凹部22と同様、矩形状(例えば四角形状)に形成されており、支持部23の凹部22に嵌め込まれる。そして案内部30は、ディスク軸方向(図2の紙面厚み方向)に延出しており、支持部23をディスク軸方向に移動可能に支持する。
また案内部30は、支持部23に嵌め込まれ、支持部23がディスク径方向に移動することを防止する構成になっている。そのため案内部30は、パッド2がディスク径方向に移動することを防止する。また案内部30は、パッド2の左右両端(ディスク径方向の左右両端)のそれぞれに設けられている。そして一対の案内部30によってパッド2のディスク周方向への移動が防止される。
また案内部30は、支持部23と同様に矩形状に形成されている。したがって案内部30は、パッド2が軸線と平行な軸線を回転中心とする回転を防止する。
【0014】
また支持構造6は、図2に示すようにディスク径方向における摩擦材20の外周端縁20aよりも外方の位置に設けられている。そして好ましくは、支持構造6の中心位置(ディスク径方向における中心位置)が、外周端縁20aの幅方向(ディスク径方向)の中心位置におけるディスクの回転接線(図2の左右方向の線)よりもディスク径方向外方の位置に設けられている。
また支持構造6は、ディスクDのディスク径方向における外周端縁よりも外方の位置に設けられている。そして案内部30は、図4に示すようにディスク軸方向に延出している。そして図1に示すようにディスクDをディスク軸方向に跨ぐ構成になっている。
【0015】
次に、支持構造6がパッド2を支持する構造を説明する。
パッド2は、図1に示すようにディスクDに向けて押圧されることで、摩擦材20がディスクDに押圧される。そして摩擦材20は、ディスクDに対して面圧を生じ、ディスクDとの間に摩擦力を発生させ、ディスクDの回転を減速させる。
そしてこの時、摩擦材20は、図2に示すようにディスクDの回転方向に力F1を受ける。そして力F1は、支持構造6によって受け止められる。すなわち支持構造6には、力F1に反する反力F2が発生する。
【0016】
力F1の方向は、図2に示すように摩擦材20がディスクDに押圧されることで生じる摩擦材20の面圧中心C1の回転接線方向である。そして力F1に対する反力F1は、力F1の向きと平行でかつ逆向きである。このためパッド2と支持構造6の間には、力F1と反力F2によって偶力が生じる。そしてパッド2は、偶力によってトルクTを受ける。なおトルクTは、ディスクの軸線と平行な軸線を回転中心とする向きである。そして支持構造6がそのトルクTを受け止め、パッド2が回転することを防止する。
【0017】
ところで摩擦材20は、偏摩耗する場合があり、偏摩耗することで面圧中心C1が摩擦材20の面内を移動する場合がある。例えば図2に示すように面圧中心C1がディスク軸径方向の外方のC2に移動する場合がある。あるいは面圧中心C1がディスクDの中心寄りのC3に移動する場合がある。
そして支持構造6には、面圧中心が移動した場合においても反力F2が生じる。そして支持構造6は、移動した面圧中心C2,C3よりもディスク径方向よりも外方に位置する。すなわち面圧中心C2,C3におけるディスク回転接線よりも外方に位置する。したがって反力F2の支点は、常にF1よりもディスク径方向の外方に位置する。
【0018】
以上のようにしてディスクブレーキ1が構成される。
すなわち支持構造6は、図2に示すように摩擦材20の外周端縁よりも外方の位置に設けられている。
したがって摩擦材20をディスクDに押圧し、パッド2がディスクDによってディスク回転方向に力F1を受けた場合、その力F1と逆方向の力(反力F2)が支持構造6に発生する。そしてこれらによって偶力が発生する。そして偶力によるトルクTが、支持構造6によって受け止められる。
【0019】
そして支持構造6は、摩擦材20の外周端縁20aよりも外方の位置に設けられている。したがって支持構造6に加わるトルクTの向きは、摩擦材20が偏摩耗した際においても変わらない。すなわちトルクTは、常にディスクDの回転と反対方向になり、向きが逆転することがない。
かくして支持構造6は、パッド2から受けるトルクTの向きを一定方向にし、安定よくパッド2を支持することができる。例えばパッド2を支持する位置が変化しない。かくして支持構造6は、パッド2をガタ付かせることなく安定よく支持することができる。そしてブレーキの鳴きを効果的に抑制することができる。
【0020】
また案内部30は、図1に示すようにディスクDをディスク軸方向に跨ぐように延出しており、ディスク軸方向への長さが長い構成になっている。
したがって案内部30に支持される支持部23は、図4に示すようにディスク軸方向に向けて長い距離支持される。そのため支持部23は、案内部30から脱落しにくい。そしてパッド2は、マウンティング3から外れにくく、マウンティング3に対して安定良く支持される。
【0021】
(実施の形態2)
実施の形態2を図5にしたがって説明する。実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成される。しかし実施の形態2は、図2に示す支持構造6を有さず、支持構造6に代えて図5に示す支持構造7を有する点が実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
【0022】
支持構造7は、図5に示すようにパッド2に一体状に設けられた支持部25と、マウンティング3に一体状に設けられた案内部31を有する。
支持部25は、裏板21の左右両端(ディスク周方向の左右両端)側の内周端縁(ディスク径方向のディスク中心側の端縁)からディスク中心側へ突出する。そしてその先端がディスク周方向左右両端側へ突出する。
案内部31は、マウンティング3の一部を切込んだ溝状(凹状)に形成されており、開口部がパッド2に向いている。そして支持部25と案内部31は、どちらも矩形状(例えば四角形状)に形成されており、案内部31に支持部25が嵌め込まれる構成になっている。
【0023】
そして支持構造7(支持部25と案内部31)は、ディスク径方向における摩擦材20の内周端縁20bよりもディスク中心側の位置に設けられている。好ましくは、支持構造7の中心位置(ディスク径方向における中心位置)が、内周端縁20bの幅方向(ディスク径方向)の中心位置におけるディスクの回転接線よりもディスク径方向におけるディスク中心位置側に設けられている。
したがって支持構造7は、摩擦材20がディスクDの回転方向に力F1を受けた場合、その力F1と逆方向の反力F2を受ける。そして力F1と反力F2は、偶力の関係になり、パッド2にトルクTが生じる。そして支持構造7がそのトルクTを受け止め、パッド2の回転を防止する。
【0024】
また支持構造7は、摩擦材20の内周端縁20bよりもディスク中心側の位置に設けられている。したがって支持構造7に加わるトルクTの向きは、摩擦材20が偏摩耗した際においても変わらない。
かくして支持構造7は、パッド2から受けるトルクTの向きを一定方向にし、安定よくパッド2を支持することができる。そしてブレーキの鳴きを効果的に抑制することができる。
【0025】
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態1にかかるパッド2の支持部23は、図2に示すように凹部22を有し、マウンティング3の案内部30は、凸状に形成されていた。しかし支持部が凸状に形成され、案内部30が凹状に形成される形態であってもよい。
(2)また実施の形態2にかかるパッド2の支持部25は、図5に示すように凸状に形成され、マウンティング3の案内部31は、凹状に形成されていた。しかし支持部が凹状に形成され、案内部が凸状に形成される形態であってもよい。
(3)また実施の形態1,2にかかる支持構造は、パッドのディスク周方向の左右両端縁近傍に設けられていた。しかし支持構造がディスク周方向の中央位置寄りに設けられる形態であってもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、摩擦材が偏摩耗した際においてもパッドがマウンティングに対してガタ付くことなく安定よく支持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクブレーキの上面図である。
【図2】図1のA−A線断面矢視図である。
【図3】図1のB方向からのディスクブレーキの正面図である。
【図4】支持部と案内部の一部拡大斜視図である。
【図5】実施の形態2に係るディスクブレーキの図2に相当する断面図である。
【符号の説明】
1…ディスクブレーキ
2…パッド
3…マウンティング
5…キャリパ
6,7…支持構造
10…スライドピン
20a…外周端縁
20b…内周端縁
20…摩擦材
21…裏板
23,25…支持部
30,31…案内部
50…ピストン
51…爪部

Claims (2)

  1. ディスクに押圧されて摩擦力を生じる摩擦材を有するパッドと、そのパッドを支持するマウンティングとを備え、これらパッドとマウンティングの間には、前記マウンティングに対して前記パッドをディスク軸方向に移動可能に支持する支持構造が設けられているディスクブレーキであって、
    前記支持構造は、ディスク径方向における前記摩擦材の外周端縁よりも外方の位置、あるいは前記摩擦材の内周端縁よりもディスク中心側の位置に設けられており、前記摩擦材が前記ディスクに押圧されて、前記パッドが前記ディスクの回転方向に力を受けた際に、前記ディスクの軸線と平行な軸線を回転中心とするトルクを前記パッドに発生させるとともに、そのトルクを受けて前記パッドの回転を防止し、かつ、前記摩擦材が偏摩耗した際においても前記トルクの向きを変えることのない構造になっていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 請求項1に記載のディスクブレーキであって、
    支持構造は、ディスク径方向における摩擦材の外周端縁よりも外方の位置に設けられるタイプであって、パッドの支持部と、その支持部を移動可能に支持するマウンティングの案内部とを有し、
    前記案内部は、ディスクよりもディスク径方向の外方において、前記ディスクをディスク軸方向に跨ぐ構成になっていることを特徴とするディスクブレーキ。
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