JP2004342503A - スイッチ装置 - Google Patents

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JP2004342503A
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Shinji Komatsu
慎二 小松
Ruriko Yusa
るり子 遊佐
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Abstract

【課題】2方向操作スイッチのスイッチ部と4方向操作スイッチのスイッチ部とが同じゴム接点構成のスイッチを使うことができると共に、スイッチ装置の小型化が図れるスイッチ装置を提供する。
【解決手段】第2の操作ノブ4は開口部に左右方向へ回転操作可能に設けられると共に、その一端側に突起状の駆動カム部5cを設け、収納部1aには駆動カム部5cに当接し駆動される作動部材6、7を配設し、第2の操作ノブ4が左右方向に回転操作される際、駆動カム部5cが作動部材6、7を上下方向に昇降移動させることにより、第2のスライド11を上下方向に摺動させ、第2のスイッチ部14を作動するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ装置に係り、特に自動車の電動リモートコントロールミラー用として使用される多方向操作型のスイッチ装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチ装置の構造としては、一般的に、4方向(十字方向)上の4箇所でプッシュ操作する操作プレート(ノブ)がケースに揺動可能に取付けられており、このケース内には4組のスイッチが操作プレートと対向して配置されている。この4方向スイッチ装置は、例えば2方向スイッチ装置と組み合わせて、自動車用の電動リモートコントロールミラーの左右のミラー面を上下左右方向に傾動させるスイッチ装置として使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、従来のスイッチ装置の構造を図に基づいて説明する。
図4及び図5は従来のスイッチ装置の構造を示し、図4はスイッチ装置の断面図、図5は同じく動作状態時の断面図である。
【0004】
図において、1Aは上部ケースで、合成樹脂などの絶縁材からなり、上面10A及び下面11Aが開口されており、中央に中仕切板12Aが一体に設けられている。2Aは下部ケースで、同じく合成樹脂などの絶縁材からなり、上面20及び下面21が開口されており、中央に中仕切板22が一体に設けられている。
【0005】
前記上部ケース1Aの上面開口部10Aには操作プレート3Aが揺動可能に取付けられており、また、前記上下部ケース1A及び2A内には4組のスイッチ及び4個のアクチュエータ41〜44が内臓されている。さらに前記上下ケース1A及び2A内には2方向スイッチ装置8Aが装備されている。
【0006】
操作プレート3Aは、合成樹脂からなり、略正方形の形状をなし、4組のスイッチ及び4個のアクチュエータ41〜44を介して上部ケース1の開口部10Aに揺動可能に取付けられ4方向にプッシュ操作可能に構成されている。
【0007】
5A及び6Aは4組のスイッチを構成するラバースプリング及び電気回路基板である。ラバースプリング5Aは、シリコンゴムなどの弾性及び絶縁性を有する部材からなり、このラバースプリング5Aの内面には導電性の部材からなる可動接点51〜58が形成されている。また、前記電気回路基板6Aの一面にはこれと対向して固定接点(図示せず)がそれぞれ設けられている。
【0008】
上記操作プレート3Aを4箇所でそれぞれプッシュ操作することにより、4個の前記アクチュエータ41〜44を介して4組のスイッチ(可動接点51〜58とこれに対向する固定接点)がそれぞれ作動するものとなる。
【0009】
2方向スイッチ8Aは、切替ノブ80と、スライダ81と、コンタクト82と、節度感付与機構83、84、85とを備える。前記2方向スイッチ8Aは、前記切替ノブ80が前記上部ケース1の中仕切板12Aのガイド開口部103に設けられた軸部104に回動可能に取付けられている。
【0010】
前記切替ノブ80を、図4の中立状態から、図5の矢印方向(左方向)に傾倒すると、ピン84が図5中矢印方向(右方向)に傾斜面83上を乗り越えて移動し、前記スライダ81と前記コンタクト82が図5中矢印方向(右方向)へスライドしコンタクト82の接点が電気回路基板6Aの下面の固定接点(図示せず)と接触して所望の回路が構成されるものとなる。
【0011】
【特許文献1】
特開平08−212875号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のスイッチ装置の構造においては、前記上下部ケース1A及び2Aに4方向に揺動操作可能に取付けられた前記操作プレート3Aの中央に、2方向スイッチ装置として、操作ノブが傾倒操作されて切替回路を構成する、前記2方向スイッチ8Aを取付けた構成となっていることから、回路を切り替えるためには前記切替ノブ80を傾倒操作させなければならず、この切替ノブ80が傾倒するための倒れストロークを確保する必要があり、前記上下部ケース1A及び2Aが大型化してしまい、スイッチ装置の小型化が困難であるという問題があった。
【0013】
また、4方向操作スイッチの4組のスイッチとして、ラバースプリングを有するゴム接点の構成とする場合には、前記2方向スイッチ8Aのスイッチとの共通化が困難なため、スイッチ装置の構成が複雑になり、コストアップになるという問題があった。
【0014】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、2方向操作スイッチのスイッチ部と4方向操作スイッチのスイッチ部とが同じゴム接点構成のスイッチを使うことができると共に、スイッチ装置の小型化が図れるスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の手段として、収納部を有するケースと、中央に開口部を有し、前記ケースに多方向へ揺動操作可能に取付けられた第1の操作ノブと、この第1の操作ノブの前記開口部に挿通され、2方向へ操作可能な第2の操作ノブと、前記収納部に収納され前記第1の操作ノブの揺動操作に伴って収納部内を摺動する第1のスライドと、前記収納部に収納され前記第2の操作ノブの操作に伴って収納部内を摺動する第2のスライドと、前記第1及び第2のスライドの摺動により作動される第1及び第2のスイッチ部とを備え、前記第2の操作ノブは前記開口部に左右方向へ回転操作可能に設けられると共に、その一端側に突起状の駆動カム部を設け、前記収納部には前記駆動カム部に当接し駆動される作動部材を配設し、前記第2の操作ノブが左右方向に回転操作される際、前記駆動カム部が前記作動部材を上下方向に昇降移動させることにより、前記第2のスライドを上下方向に摺動させ、前記第2のスイッチ部を作動するようにしたことを特徴とする。
【0016】
また、第2の手段として、前記ケースの収納部には、前記第2の操作ノブが挿着されるホルダーを備え、このホルダーの一端側に前記突起状の駆動カム部を形成したことを特徴とする。
【0017】
また、第3の手段として、前記作動部材には、傾斜面からなる作動カム部と、移動方向とは直交する方向へ突出した係合腕部を形成し、前記第2の操作ノブが左右方向に回転操作される際、前記突起状の駆動カム部が前記作動カム部の傾斜面を摺動することにより前記作動部材を上下方向に昇降移動させると共に、前記係合腕部が前記第2のスライドと係合し前記第2のスライドを上下方向に摺動させることを特徴とする。
【0018】
また、第4の手段として、前記ケースの収納部に、前記作動部材を対向させて2個配設すると共に、前記突起状の駆動カム部を、対向された一対の傾斜面の交わる頂点で構成し、この一対の傾斜面に前記作動カム部の傾斜面をそれぞれ対向させて配置するようにしたことを特徴とする。
【0019】
また、第5の手段として、前記第1及び第2のスイッチ部は、ラバースプリングを有するゴム接点で構成されたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に示す。図1はスイッチ装置の分解斜視図、図2は2方向スイッチ部分の部分詳細図、図3は2方向スイッチ部分の動作状態の部分詳細図である。
【0021】
図において、ケース1は、合成樹脂などの絶縁材で内部に収納部1aを有する下面開口状の箱型に形成されている。このケース1の上面側には後述する第1の操作ノブ2が揺動可能に取付けられる略方形状をした基台部1bが設けられており、この基台部1bの中央には、後述するホルダー5が回転可能に挿通される挿通孔1cが設けられている。また、この挿通孔1cの周りには、同心円上に形成され、後述する第2の操作ノブ4のガイドアーム4cが挿通されるガイド孔1dが形成されている。
【0022】
また、前記ガイド孔1dの外側で前記基台部1bの対角線上の4角には、後述する第1のスライド10の一端側が突出され、上下方向に昇降移動自由に挿通される第1の摺動孔1eが設けられている、また、前記基台部1bの4辺のうち一方の対向する2辺の近傍には、後述する第2のスライド11の一端側が突出され、同じく上下方向に昇降移動自由に挿通される第2の摺動孔1fが設けられている。
【0023】
また、前記第2の摺動孔1fと前記基台部1bの中央に設けられた前記挿通孔1cとの間には、お互いを連結する連結孔1gが設けられており、この連結孔1gには後述する作動部材6、7の係合腕部6b、7bが上下方向に昇降移動自由に挿通されると共に、左右への回転移動が規制されるものとなっている。
【0024】
また、前記基台部1bの4辺のうち他方の対向する2辺の近傍には、後述する導光部材12の一端側が挿通されて保持される導光孔1hが形成されている。この導光孔1hに挿通される導光部材12を介して、後述する第1の操作ノブ2の表面に表示された指標2dが照光表示されるものとなっている。
【0025】
また、前記ケース1の側面部には、係止用突部1i、及び係合凹部1jが形成されており、この係合凹部1jに後述するカバー15の係合凸部15aが係合されて前記ケース1の下面開口にカバー15が取付けられるものとなる。また、スイッチ装置を外部のパネルなどに取付ける際に、前記係止用突部1iで位置決めされるものとなっている。
【0026】
第1の操作ノブ2は、合成樹脂などの絶縁材からなり、方形状の基板部2aと、この基板部2aの上側に突設された円状の操作部2bから構成されている。この操作部2bの中央には、前記基板部2aの下側まで貫通した円状の開口部2cが設けられており、この開口部2cに後述する第2の操作ノブ4が挿通されるものとなっている。また、前記第1の操作ノブ2と第2の操作ノブ4との間には干渉用としての円環状のスポンジ3が配設されている。
【0027】
また、前記操作部2bの表面には、4方向に向けた矢印などの指標2d、及び左右のミラー位置などを示す指標2eが設けられており、この内指標2dが設けられた前記操作部2bの部分は透明あるいは乳白などのスモーク(半透明)状の樹脂で構成されている。この指標2dの下側に、後述する導光部材12などの一端側が隣接されてこの導光部材12を介して前記指標2dが照光表示されるものとなっている。
【0028】
第2の操作ノブ4は、同じく合成樹脂などの絶縁材からなり、円板状の鍔部4aと、この鍔部4aの上側に突出された円柱状の摘み部4bから構成されている。また、前記鍔部4aの一端部には、下方に延設されたガイドアーム4cが設けられている。このガイドアーム4cが前記ケース1の基台部1bに形成された前記ガイド孔1dに挿通され、左右方向に回転可能に配設されると共に、左右回転時のストッパー部の役割をなすものとなっている。また、前記鍔部4aの下側には、後述するホルダー5と嵌合する嵌合孔(図示せず)が設けられている。
【0029】
ホルダー5は、合成樹脂などの絶縁材で略円柱状に形成されており、上面側には前記第2の操作ノブ4と嵌合する嵌合突部5a、及び前記鍔部4aに当接して位置決めする受板部5bが設けられている。また、前記ホルダー5の下方の一端側には、突起状をした駆動カム部5cが形成されている。この駆動カム部5cは、対向された一対の傾斜面5d、5eの交わる頂点で構成されており、この一対の傾斜面5d、5eに、後述する作動カム部6a、7aの傾斜面がそれぞれ対向して配置されるようになっている。また、前記ホルダー5は、前記第2の操作ノブ4と嵌合されることで、前記第2の操作ノブ4が回転される際には、一体的に回転するものとなっている。
【0030】
このように、前記第2の操作ノブ4は、前記ホルダー5と着脱可能に形成されており、前記ホルダー5の一端側に突起状の前記駆動カム部5cを形成するようにしたので、前記ホルダー5の構成の共通化が可能となり、前記第2の操作ノブ4を前記ホルダー5に後工程で挿着することが可能となるため、前記第2の操作ノブ4の種種のバラエティーの対応が可能となっている。
【0031】
作動部材6、及び7は、合成樹脂などの絶縁材で形成され、この作動部材6と7はお互いに対向されて配置されることから、それぞれが略対称形状となるように形成されている。この作動部材6、7は、略円筒状のものをそれぞれ放射線上で3等分に分割した形状のうちの2個からなり、それぞれが独立して上下方向に昇降移動可能なように前記ケース1の基台部1bの前記挿通孔1cに挿通されている。
【0032】
前記作動部材6、7の上面側には、お互いが線対称となるように対向された傾斜面からなる作動カム部6a、7aが形成されている。また、この作動カム部6a、7aは、お互いの傾斜面が隣接して交わる点が底部となるような略V字状に形成されており、この作動カム部6a、7aのV字状の傾斜面に、前記ホルダー5の駆動カム部5cの両側に対向して形成された一対の前記傾斜面5d、5eがそれぞれ対向して配置されるものとなっている。
【0033】
このように、突起状の前記駆動カム部5cを、対向された一対の傾斜面の交わる頂点で構成し、この一対の傾斜面に前記作動カム部6a、7aの傾斜面をそれぞれ対向させて配置するようにしてあるので、一対の傾斜面同士が当接された状態で保持されるため、前記ホルダー5と前記第2の操作ノブ4の中立位置での位置決めが容易に行えると共に、左右への回転操作がスムーズに行われ操作フィーリングの向上が図れるものとなっている。
【0034】
また、前記作動部材6、7の外周面の下方側には、移動方向とは直交する方向で、お互いに反対方向の側方へ突出した係合腕部6b、7bが形成されている。そして、前記第2の操作ノブ4が左右方向に回転操作される際には、前記駆動カム部5cが前記作動カム部6a、7aの傾斜面を摺動することにより、前記作動部材6、7を上下方向に昇降移動させると共に、前記係合腕部6b、7bが、後述する第2のスライド11と係合し、第2のスライド11を上下方向に摺動させるものとなっている。
【0035】
また、前記作動部材6、7の下面側には、ばね受部(図示せず)が設けられており、このばね受部にコイルばね8の一端がそれぞれ係合されることで、前記作動部材6、7は常時上方へ付勢されている。
【0036】
中間部材9は、略円筒状のものをそれぞれ放射線上で3等分に分割した形状のうちの残りの1個からなり、前記作動部材6、7の中央部分に配設されている。この中間部材9の上面側には突状の係止カム部9aが形成されており、この係止カム9aに前記ホルダー5の下面側に形成された図示しない係止溝部が係止されることにより前記第2の操作ノブ4が左右方向の所定位置に保持されるようになっている。また、前記中間部材9も同じようにコイルばね8により常時上方へ付勢されている。
【0037】
4個の第1のスライド10は、それぞれ合成樹脂などの絶縁材により同様に形成されており、前記ケース1の基台部1bの前記第1の摺動孔1eに上下方向に昇降移動自由に挿通される棒状部10aと、この棒状部10aの下端側に設けられ後述する第1のスイッチ部13と当接する押圧部10bが設けられている。この第1のスライド10は、前記第1の操作ノブ2が揺動される際に、その操作方向に対応した前記第1のスライド10が押し下げられるものとなり、この第1のスライド10の下側に配置された第1のスイッチ部13が作動されるものとなっている。
【0038】
2個の第2のスライド11は、同じく合成樹脂などの絶縁材により同様に形成されており、前記ケース1の基台部1bの前記第2の摺動孔1fに上下方向に昇降移動自由に挿通される棒状部11aとこの棒状部11aの下端側に設けられ後述する第2のスイッチ部14と当接する押圧部11bが設けられている。また、前記棒状部11aの基部側には、前記作動部材6、7の下方側に形成された前記係合腕部6b、7bが係合し、前記第2のスライド11を下方向に押圧する係合段部11cがそれぞれ設けられている。
【0039】
前記第2のスライド11は、前記第2の操作ノブ4が左右に回転操作される際に、その操作方向に対応した前記第2のスライド11が押し下げられるものとなり、この第2のスライド11の下側に配置された第2のスイッチ部14が作動されるものとなっている。
【0040】
また、前記第2のスライド11は、ポリカーボネイトやアクリルなどの光を透過できる透明な樹脂からなり、前記棒状部11aの上端側が、前記第1の操作ノブ2に近接されて配置され、前記第1の操作ノブ2の操作部2bの表面に形成された前記指標2dを照光表示するための導光体としての役割も兼ねたものとなっている。
【0041】
尚、上記実施例においては、前記第2のスライド11は、前記作動部材6、7の下方側に形成された前記係合腕部6b、7bと係合して下方向に押し下げられるものとなっており、前記第2のスライド11と前記作動部材6、7とは別体で形成されているが、前記作動部材6、7と前記第2のスライド11とを一体に形成するようにしても良い。この場合には、部品点数が削減され、構成が簡易化されるものとなる。
【0042】
導光部材12は、ポリカーボネイトやアクリルなどの光を透過できる透明な樹脂で略U字状に形成されている。この導光部材12は、LEDなどの照光部材17が配設される集光部12aを有する基部12bと、この基部12bの両端側に対向して立設された一対の導光部12cとから構成されており、この導光部12cの先端側が、前記ケース1の基台部1bに設けられた前記導光孔1hに挿通されて前記第1の操作ノブ2の操作部2bの表面に形成された前記指標2dを照光表示するものとなっている。
【0043】
第1、第2のスイッチ部13、14は、シリコンゴムなどの弾性及び絶縁性を有する部材からなり、このスイッチ部13、14は、複数のドーム状をしたラバースプリング13a、14aが形成されている。また、このラバースプリング13a、14aの内面には導電性の部材からなる可動接点(図示せず)が形成されている。
【0044】
このように、前記第1、及び第2のスイッチ部13、14を、前記ラバースプリング13a、14aを有するゴム部材からなる接点で構成するようにしたので、第1、第2のスイッチ部13、14の部品の共通化が図れると共に、スイッチの小型化、及びローコスト化が容易に行えるものとなっている。
【0045】
回路基板15は、フェノール樹脂などの積層板からなり、この回路基板15の上面には、カーボンや銀ペーストなどの導電性の材料からなる複数の固定接点15aが形成されている。この固定接点15a上に前記ラバースプリング13a、14aが対向して配設されるものとなっている。
【0046】
カバー16は、合成樹脂などの絶縁材殻なり、上面が開口された箱型に形成されている。このカバー16の側面には、前記ケース1の係合凹部1jと係合される係合凸部16aが形成されており、前記ケース1の下面開口を前記カバー16で覆うように形成されている。
【0047】
次に、図2及び図3を用いて本発明のスイッチ装置の2方向スイッチ部分の動作を説明する。
図2は初期状態を示し、この状態においては、前記第2の操作ノブ4は中間位置にあり、突起状をした前記駆動カム部5cは、前記作動部材6、7の傾斜面からなる前記作動カム部6a、7aの略V字状の傾斜面の底部に位置されて保持されている。
【0048】
この場合、前記作動部材6、7は前記コイルばね8によって上方に付勢されているため、前記係合腕部6b、7bが前記第2のスライド11の係合段部11cを下方向に押圧することがなく、前記第2のスライド11は、これに対応して下方に配設されている前記第2のスイッチ部14、14のラバースプリング14a、14aの付勢力によって上方に付勢されており、図2で示す左右に位置する前記第2のスイッチ部14、14は作動されずオフ状態となっている。
【0049】
次に、図3に示すように、前記第2の操作ノブ4を矢印方向(反時計方向)に回転させると、第2の操作ノブ4と一体に係合された前記ホルダー5も回転されて、前記駆動カム部5cが図3に示す右側に位置する前記作動部材7の作動カム部7aの傾斜面と摺動されることになる。
【0050】
この時、前記作動部材7は、前記ケース1の中央に設けられた前記挿通孔1cと前記第2の摺動孔1fとの間に設けられた前記連結孔1gに、前記係合腕部7bが上下方向に昇降移動自由に挿通されると共に、左右への回転移動が規制されていることから、前記作動部材7は前記作動カム部7aの傾斜面に沿って下方へ押圧されることになり、前記コイルばね8の付勢力に抗して下方へと移動する。
【0051】
この時、前記作動部材7の係合腕部7bが図3に示す右側に位置する前記第2のスライド11の係合段部11cを下方に押圧することになり、前記第2のスライド11が下方に移動する。そして、前記第2のスライド11の下方に配置された前記第2のスイッチ部14が押圧され、前記ラバースプリング14aが撓むことにより図示しない可動接点が前記回路基板15に形成された固定接点15aと接触してスイッチがオン状態となる。
【0052】
この状態では、例えば、自動車のリモートコントロールミラーの左側のミラーの駆動回路がオンとなっており、この状態で、前記第1の操作ノブ2を表面の前記指標2dの矢印方向に沿って上下左右に揺動操作させることにより、対応する前記第1のスライド10が押し下げられ、下方に配置された前記第1のスイッチ部13が押圧されてスイッチがオンすることにより、自動車の左側のミラーの位置調整を行うことができるものとなっている。
【0053】
このように、前記作動部材6、7に傾斜面からなる前記作動カム部6a、7aと、移動方向とは直交する方向へ突出した前記係合腕部6a、7aを形成することにより、操作力を伝達する前記作動カム部6a、7aに傾斜面を設けるという簡単な構成で、前記第2の操作ノブ4の回転動作を、前記第2のスライド11の上下方向への昇降動作に変換することができるので、構成が簡易となり、ローコスト対応が可能となっている。
【0054】
また、この時、図3に示す左側に位置する前記作動部材6は、前記作動カム6aと前記駆動カム部5cの傾斜面5dとの関係で、前記コイルばね8の付勢力によって若干上方に移動されるものとなっており、図3に示す左側に位置する前記第2のスライド11の係合段部11cと、前記作動部材6の係合腕部6bとが確実に離脱された状態となり、図3に示す左側に位置する前記第2のスイッチ部14は確実にオフ状態となっている。
【0055】
尚、前記第2の操作ノブ4を矢印方向(反時計方向)と反対方向(時計方向)に回転させる場合においても、上記と同様の動作になることから、説明は省略する。
【0056】
上記した実施例によれば、前記ケース1に4方向へ揺動操作可能に取付けられた前記第1の操作ノブ2の開口部に挿通される前記第2の操作ノブ4を、開口部に左右の2方向へ回転操作可能に設けると共に、前記第2の操作ノブ4に一体に係合された前記ホルダー5の一端側に、前記突起状の駆動カム部5cを設け、また、前記ケース1の収納部1aには前記駆動カム部5cに当接し駆動される一対の前記作動部材6、7を配設して、前記第2の操作ノブ4が左右方向に回転操作される際には、前記駆動カム部5cが前記作動部材6、7を互いに上下方向に昇降移動させることにより、左右に位置する前記第2のスライド11、11を互いに上下方向に摺動させ、下方に対応して配置された前記第2のスイッチ部14、14を作動するようにしているので、前記第2の操作ノブ4を傾倒操作させる必要が無く、左右方向への回転操作のみで前記第2のスイッチ部14、14を作動することができるため、前記ケース1の収納部1a内に前記第2の操作ノブ4が傾倒する際の倒れストロークを確保する必要がないことから、前記ケース1の小型化が可能となり、しいては、スイッチ装置全体の小型化が図れるものとなっている。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のスイッチ装置は、収納部を有するケースと、中央に開口部を有し、ケースに多方向へ揺動操作可能に取付けられた第1の操作ノブと、この第1の操作ノブの開口部に挿通され、2方向へ操作可能な第2の操作ノブと、収納部に収納され第1の操作ノブの揺動操作に伴って収納部内を摺動する第1のスライドと、収納部に収納され第2の操作ノブの操作に伴って収納部内を摺動する第2のスライドと、第1及び第2のスライドの摺動により作動される第1及び第2のスイッチ部とを備え、第2の操作ノブは開口部に左右方向へ回転操作可能に設けられると共に、その一端側に突起状の駆動カム部を設け、収納部には駆動カム部に当接し駆動される作動部材を配設し、第2の操作ノブが左右方向に回転操作される際、駆動カム部が作動部材を上下方向に昇降移動させることにより、第2のスライドを上下方向に摺動させ、第2のスイッチ部を作動するようにしたことから、第2の操作ノブを傾倒操作させる必要が無く、左右方向への回転操作のみで第2のスイッチ部を作動することができるため、ケースの収納部内に第2の操作ノブが傾倒する際の倒れストロークを確保する必要がないので、ケースの小型化が可能となり、スイッチ装置の小型化が図れる。
【0058】
また、ケースの収納部には、第2の操作ノブが挿着されるホルダーを備え、このホルダーの一端側に突起状の駆動カム部を形成したことから、ホルダーの構成の共通化が可能となり、第2の操作ノブをホルダーに後工程で挿着することが可能となるため、第2の操作ノブの種種のバラエティーの対応が可能となる。
【0059】
また、作動部材には、傾斜面からなる作動カム部と、移動方向とは直交する方向へ突出した係合腕部を形成し、第2の操作ノブが左右方向に回転操作される際、突起状の駆動カム部が作動カム部の傾斜面を摺動することにより作動部材を上下方向に昇降移動させると共に、係合腕部が第2のスライドと係合し第2のスライドを上下方向に摺動させることから、操作力を伝達する作動カム部に傾斜面を設けるという簡単な構成で、第2の操作ノブの回転動作を、第2のスライドの上下方向への昇降動作に変換することができるため、構成が簡易となり、ローコスト対応が可能となる。
【0060】
また、ケースの収納部に、作動部材を対向させて2個配設すると共に、突起状の駆動カム部を、対向された一対の傾斜面の交わる頂点で構成し、この一対の傾斜面に作動カム部の傾斜面をそれぞれ対向させて配置するようにしたことから、一対の傾斜面同士が当接された状態で保持されるため、中立位置での位置決めが容易に行えるとともに、左右への回転操作がスムーズに行われ操作フィーリングの向上が図れる。
【0061】
また、第1及び第2のスイッチ部は、ラバースプリングを有するゴム接点で構成されたことから、部品の共通化が図れると共に、小型化及びローコスト化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるスイッチ装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明のスイッチ装置の2方向スイッチ部分を示す部分詳細図である。
【図3】本発明のスイッチ装置の2方向スイッチ部分の動作状態を示す部分詳細図である。
【図4】従来のスイッチ装置を示す断面図である。
【図5】従来のスイッチ装置の動作状態をを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース
1a 収納部
1b 基台部
1c 挿通孔
1d ガイド孔
1e 第1の摺動孔
1f 第2の摺動孔
1g 連結孔
1h 導光孔
1i 係止用突部
1j 係合凹部
2 第1の操作ノブ
2a 基板部
2b 操作部
2c 開口部
2d 指標
2e 指標
3 スポンジ
4 第2の操作ノブ
4a 鍔部
4b 摘み部
4c ガイドアーム
5 ホルダー
5a 嵌合突部
5b 受板部
5c 駆動カム部
5d,5e 傾斜面
6,7 作動部材
6a,7a 作動カム部
6b,7b 係合腕部
8 コイルばね
9 中間部材
9a 係止カム部
10 第1のスライド
10a 棒状部
10b 押圧部
11 第2のスライド
11a 棒状部
11b 押圧部
11c 係合段部
12 導光部材
12a 集光部
12b 基部
12c 導光部
13 第1のスイッチ部
13a ラバースプリング
14 第2のスイッチ部
14a ラバースプリング
15 回路基板
15a 固定接点
16 カバー
16a 係合凸部
17 LED(照光部材)

Claims (5)

  1. 収納部を有するケースと、中央に開口部を有し、前記ケースに多方向へ揺動操作可能に取付けられた第1の操作ノブと、この第1の操作ノブの前記開口部に挿通され、2方向へ操作可能な第2の操作ノブと、前記収納部に収納され前記第1の操作ノブの揺動操作に伴って収納部内を摺動する第1のスライドと、前記収納部に収納され前記第2の操作ノブの操作に伴って収納部内を摺動する第2のスライドと、前記第1及び第2のスライドの摺動により作動される第1及び第2のスイッチ部とを備え、前記第2の操作ノブは前記開口部に左右方向へ回転操作可能に設けられると共に、その一端側に突起状の駆動カム部を設け、前記収納部には前記駆動カム部に当接し駆動される作動部材を配設し、前記第2の操作ノブが左右方向に回転操作される際、前記駆動カム部が前記作動部材を上下方向に昇降移動させることにより、前記第2のスライドを上下方向に摺動させ、前記第2のスイッチ部を作動するようにしたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記ケースの収納部には、前記第2の操作ノブが挿着されるホルダーを備え、このホルダーの一端側に前記突起状の駆動カム部を形成したことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記作動部材には、傾斜面からなる作動カム部と、移動方向とは直交する方向へ突出した係合腕部を形成し、前記第2の操作ノブが左右方向に回転操作される際、前記突起状の駆動カム部が前記作動カム部の傾斜面を摺動することにより前記作動部材を上下方向に昇降移動させると共に、前記係合腕部が前記第2のスライドと係合し前記第2のスライドを上下方向に摺動させることを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチ装置。
  4. 前記ケースの収納部に、前記作動部材を対向させて2個配設すると共に、前記突起状の駆動カム部を、対向された一対の傾斜面の交わる頂点で構成し、この一対の傾斜面に前記作動カム部の傾斜面をそれぞれ対向させて配置するようにしたことを特徴とする請求項3記載のスイッチ装置。
  5. 前記第1及び第2のスイッチ部は、ラバースプリングを有するゴム接点で構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のスイッチ装置。
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