JP2004342377A - 車両用電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、車両用電源装置に関し、電源制御を適切に行うべく、車両のバッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリのサイズ容量を自動的に検出することを目的とする。
【解決手段】バッテリ10の搭載されるバッテリトレイ12に、そのバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さに応じた信号を出力する複数の光センサ14を配設すると共に、そのバッテリの質量に応じた信号を出力する重量センサ16を配設する。ECU20に、互いに相関関係のあるバッテリ10の水平面長手方向の長さ及び質量とサイズ容量との関係をマップとして記憶させる。そして、ECU20に、光センサ14によるバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さおよび重量センサ16によるそのバッテリ10の質量に基づいて、そのバッテリ10のサイズ容量を検出させる。
【選択図】 図1
【解決手段】バッテリ10の搭載されるバッテリトレイ12に、そのバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さに応じた信号を出力する複数の光センサ14を配設すると共に、そのバッテリの質量に応じた信号を出力する重量センサ16を配設する。ECU20に、互いに相関関係のあるバッテリ10の水平面長手方向の長さ及び質量とサイズ容量との関係をマップとして記憶させる。そして、ECU20に、光センサ14によるバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さおよび重量センサ16によるそのバッテリ10の質量に基づいて、そのバッテリ10のサイズ容量を検出させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用電源装置に係り、特に、車両のバッテリ搭載部位に交換可能に搭載されるバッテリを備える車両用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両に搭載されたバッテリを備える電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電源装置は、バッテリの閉回路状態での端子電圧や充放電電流の時間積算値,充電時における端子電圧と充電電流との関係等に基づいてバッテリの充電状態(SOC)を推定する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−247702号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常は、車両ごとに使用すべきバッテリが定められている。この点、上記したバッテリの充電状態SOCの推定は、その車両に使用すべきバッテリが搭載されていることを前提にして行われるものである。従って、かかる構成によれば、所望のバッテリが車両に搭載されている場合には、バッテリの充電状態SOCを精度よく推定することができる。
【0005】
しかしながら、車両に搭載されるバッテリは、劣化等に起因した交換によりその車両に定められていないサイズ容量のものに変更される可能性がある。この場合、交換前の所望のバッテリの搭載を前提にしてバッテリの充電状態SOCの演算がバッテリ交換後も継続して行われるものとすると、充電状態SOCが精度よく推定されず、その結果として、推定した充電状態SOCに基づいて行われる電源制御、例えば電気負荷の作動を制限するための負荷制御やイグニションオフ時に暗電流をカットするための暗電流カット制御が適切に行わない事態が生じてしまう。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、電源制御を適切に行うべく、車両のバッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリのサイズ容量を自動的に検出することが可能な車両用電源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、車両のバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの物理量又は表示に基づいて該バッテリのサイズを検出するサイズ検出手段を備える車両用電源装置により達成される。
【0008】
一般に、バッテリのサイズ容量は、そのバッテリ自体の寸法や質量等の物理量と相関関係を有している。従って、かかる相関関係によれば、車両のバッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリの物理量を検出することにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0009】
この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の車両用電源装置において、前記サイズ検出手段は、前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの水平面における長手方向寸法に基づいて該バッテリのサイズを検出することとしてもよい。
【0010】
また、請求項3に記載する如く、請求項1又は2記載の車両用電源装置において、前記サイズ検出手段は、前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの質量に基づいて該バッテリのサイズを検出することとしてもよい。
【0011】
また、請求項4に記載する如く、請求項1記載の車両用電源装置において、前記バッテリ搭載部位近傍に設けられ、該バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズに相当する物理量に応じた信号を出力する光学式センサを備え、前記サイズ検出手段は、前記光学式センサの出力信号に基づいて前記バッテリのサイズを検出することとすれば、光学式センサを用いてバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズ相当の物理量を検出することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0012】
また、請求項5に記載する如く、請求項1記載の車両用電源装置において、前記バッテリ搭載部位近傍に設けられ、該バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズに相当する物理量に応じた信号を出力する感圧式センサを備え、前記サイズ検出手段は、前記感圧式センサの出力信号に基づいて前記バッテリのサイズを検出することとすれば、感圧式センサを用いてバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズ相当の物理量を検出することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0013】
更に、請求項6に記載する如く、請求項1記載の車両用電源装置において、前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリに付設されたサイズ識別表示部の表示内容を識別する識別手段を備え、前記サイズ検出手段は、前記識別手段の識別結果に基づいて前記バッテリのサイズを検出することとすれば、識別手段を用いてバッテリに付設されたサイズを示すサイズ識別表示部の表示内容を識別することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0014】
尚、請求項7に記載する如く、請求項1乃至6の何れか一項記載の車両用電源装置において、前記サイズ検出手段の検出結果に基づいて、電源制御に用いるパラメータを変更する制御パラメータ変更手段を備えることとすれば、バッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリによる電源制御を適切に行うことができる。
【0015】
この場合、請求項8に記載する如く、請求項7記載の車両用電源装置において、前記パラメータは、バッテリの充電状態を推定するためのSOC推定パラメータであることとすれば、バッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリの充電状態を精度よく検出することができる。
【0016】
また、請求項9に記載する如く、請求項7記載の車両用電源装置において、前記パラメータは、電気負荷への電力供給を制御するための負荷制御パラメータであることとすれば、バッテリや発電機から電気負荷への電力供給のための負荷制御を適切に行うことができる。
【0017】
更に、請求項10に記載する如く、請求項7記載の車両用電源装置において、前記パラメータは、イグニションオフ時にバッテリから電気負荷へ流れる暗電流を遮断するための暗電流遮断制御パラメータであることとすれば、イグニションオフ時における暗電流を遮断するための制御を適切に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例である車両に搭載される車両用電源装置のシステム構成図を示す。本実施例において、車両用電源装置は、バッテリ10を備えている。バッテリ10は、車両のエンジンルーム内等に配置されたバッテリトレイ12に交換可能に搭載される。バッテリ10は、充放電可能に構成されており、車両に搭載された電気負荷に電力を供給することにより放電し、また、エンジンに連結するオルタネータ(交流発電機)の発電により充電される。バッテリトレイ12は、その車両に使用すべきバッテリ10を十分に搭載可能な大きさ(面積)を有している。
【0019】
バッテリトレイ12の内側底面には、光センサ14が複数(本実施例においては、図1に示す如く5個)配設されている。複数の光センサ14は、バッテリトレイ12に正規に搭載されるバッテリ10の上方から見た際における長手方向(水平面における長手方向)へ向けて後述の如く間隔を空けて並んで配置されている。各光センサ14は、フォトインタラプタやフォトトランジスタ等により構成された光を利用した光電スイッチであり、自己の配置されたバッテリトレイ12の真上に物体が存在するか否かに応じたオン・オフ信号を出力するセンサである。
【0020】
また、バッテリトレイ12の外部下面には、重量センサ16が配設されている。重量センサ16は、静電容量方式或いは圧電方式,歪みゲージによるセンサであり、バッテリトレイ12に搭載されている物体の重量に応じた信号を出力する。
【0021】
各光センサ14及び重量センサ16には、電子制御ユニット(ECU)20が接続されている。各光センサ14の出力信号及び重量センサ16の出力信号は、ECU20に供給される。ECU20は、光センサ14の出力信号に基づいて各光センサ14の配置されたバッテリトレイ12の真上に物体が存在するか否かを判別し、その判別結果に基づいてバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面における長手方向の長さ(寸法)を検出する。また、ECU20は、重量センサ16の出力信号に基づいて、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の質量を検出する。
【0022】
ECU20には、リレー22が接続されている。リレー22は、コイルと接点とにより構成された機械的なリレー、或いは、半導体により構成された電子的なリレーである。リレー22は、バッテリ10と少なくとも一の電気負荷(図1においては3個)24との間に介装されており、ECU20からの指令に従ってバッテリ10と電気負荷24との間を導通・遮断し、バッテリ10から電気負荷24への電力供給を許容・禁止する。また、電気負荷24は、車両に搭載される電気負荷のうち所定の場合に電源供給カットの対象となり、作動が制限される電気負荷である。
【0023】
ECU20は、また、バッテリ10の充電状態(SOC)をそのバッテリ10の充放電電流の時間積算値や開放電圧等に基づいて検出する検出部(図示せず)を備えている。この検出部は、予めその車両に使用すべきバッテリ10の充放電特性や開放電圧特性等を記憶したマップを有しており、かかるマップを参照してバッテリ10のSOCを推定する。
【0024】
ECU20は、イグニションオフ時やイグニションオン時において推定したバッテリ10のSOCが所定の状態(例えば35%等)に低下した場合に、バッテリ10からの暗電流による放電を防止すべく、リレー22を閉状態から開状態に切り替え、バッテリ10から電気負荷24への電力供給を禁止する。また、ECU20は、推定したバッテリ10のSOCに基づいて車両に搭載されたオルタネータの発電制御を実行する。具体的には、バッテリ10のSOCに応じた発電量が得られるように車両エンジンやオルタネータを制御する。
【0025】
ところで、車両に搭載可能なバッテリ10には、様々なタイプのものが存在し、タイプに応じてバッテリ最大容量(サイズ容量)が異なっている。そして、通常は、車両の種類ごとに使用すべきバッテリ10が定められている。上記の如く、本実施例において、ECU20は、予めその車両に使用すべきバッテリ10のサイズ容量に応じた充放電特性や開放電圧特性等を記憶したマップを有している。かかるマップを参照することとすれば、車両のバッテリトレイ12に所望の使用すべきバッテリ10が搭載されている場合には、バッテリ10のSOCを精度よく推定することができる。
【0026】
しかしながら、車両に搭載されるバッテリは、劣化等に起因した交換により、その車両に定められた初期のサイズ容量のものからその車両に定められていないサイズ容量のものに変更される可能性がある。この場合、ECU20に記憶されている車両に使用すべき初期の特性をそのまま用いてバッテリ10のSOCの演算が交換後も継続して行われるものとすると、SOCが精度よく推定されず、その結果として、リレー22によるバッテリ10と電気負荷24との間の導通・遮断制御(負荷制御)やオルタネータの発電制御が適切に行われなくなってしまう。
【0027】
そこで、本実施例の車両用電源装置は、かかる不都合を回避すべく、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10のサイズ容量を自動的に検出し、そのSOCを精度よく検出する点に特徴を有している。以下、図2及び図3を参照して、本実施例の特徴部について説明する。
【0028】
図2は、バッテリ10の寸法及び質量とサイズ容量との関係を表した図を示す。車両に搭載可能なバッテリ10は、タイプに応じて6種類に変化する図2に示す如き外形寸法を有している。バッテリ10の箱高(H)及び幅(W)についてはそれぞれ、タイプに応じて違いはほとんどない一方、その水平面長手方向の長さ(L)及び質量(kg)についてはそれぞれ、タイプに応じて大きく異なる。具体的には、最も小型のタイプである“34B19”のバッテリ10から最も大型のタイプである“105D31”のバッテリ10にかけて、それらの箱高(H)はほとんど変わらず、また、“50D20”のバッテリ10から“105D31”のバッテリ10にかけて、それらの幅(W)はほとんど変わらない一方、“34B19”のバッテリ10から“105D31”のバッテリ10にかけて、その長さ(L)が原則として大きくなり、また、その質量が大きくなる。
【0029】
また、車両に搭載可能なバッテリ10は、タイプに応じて6種類の異なるサイズ容量(Ah)を有している。すなわち、バッテリ10は、その水平面長手方向の長さ(L)及び質量(kg)とサイズ容量(Ah)とに相関関係を有している。従って、車両のバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の外形(特に、水平面長手方向の長さ)及び質量を検出することとすれば、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することが可能である。
【0030】
本実施例の車両用電源装置は、上記の如く、バッテリ10が搭載されるバッテリトレイ12に、バッテリトレイ12上での自己に対向する物体の有無に応じた信号を出力する複数の光センサ14を有すると共に、バッテリトレイ12上の物体の質量に応じた信号を出力する重量センサ16を有している。複数の光センサ14は、バッテリトレイ12の端部からバッテリ10の水平面長手方向におけるタイプごとの寸法に応じた位置に間隔を空けて並んで配置される。かかる構成によれば、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さに従った信号を複数の光センサ14から出力することができると共に、そのバッテリ10の質量に従った信号を重量センサ16から出力することができる。
【0031】
ECU20は、複数の光センサ14によるオン・オフのパターンに基づいてバッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出する。例えば、5個の光センサ14のすべてが真上に物体が存在することを示すオン信号を出力する場合には、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さが306mmであることを検出し、また、5個の光センサ14のすべてが真上に物体が存在しないことを示すオフ信号を出力する場合には、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さが187mmであることを検出する。また、ECU20は、重量センサ16によるアナログ値に基づいてそのバッテリ10の質量を検出する。
【0032】
ECU20は、バッテリ10の水平面長手方向の長さとサイズ容量との関係、及び、バッテリ10の質量とサイズ容量との関係をそれぞれマップとして記憶している。このため、ECU20は、記憶されている上記した関係を示すマップを参照することにより、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さ及び質量に基づいて、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することができる。例えばバッテリ10の水平面長手方向の長さが187mmである場合には、そのバッテリの5時間率容量が27Ahであることを検出する。従って、本実施例の車両用電源装置によれば、車両に搭載されるバッテリ10が初期のものから交換された場合にも、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10のサイズ容量を自動的に検出することが可能となっている。
【0033】
ECU20は、また、上記の如くその車両に使用すべきバッテリ10の充放電特性や開放電圧特性等を記憶したマップを有していると共に、その他のバッテリ10のサイズ容量に応じた充放電特性や開放電圧特性等を記憶したマップを有している。本実施例において、バッテリ10のサイズ容量が検出された結果として、そのサイズ容量がその車両に使用すべき初期のサイズ容量のものから変化していた場合、ECU20は、その検出されたサイズ容量に応じた充放電特性や開放電圧特性等をマップから読み出す。
【0034】
そして、ECU20は、以後、その読み出したバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10のサイズ容量に対応するマップ特性を参照してバッテリ10のSOCを推定し、そのSOCに基づいてリレー22によるバッテリ10と電気負荷24との間の負荷制御を実行すると共に、オルタネータの発電制御を実行する。従って、本実施例の車両用電源装置によれば、車両に搭載されるバッテリ10のSOC推定を精度よく適切に行うことが可能となっており、これにより、バッテリ10のSOCに基づく負荷制御や発電制御をも適切に実行することが可能となっている。
【0035】
図3は、上記の機能を実現すべく、本実施例においてECU20が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図3に示すルーチンは、例えばバッテリ交換後或いはイグニション操作時に起動されるルーチンである。図3に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
【0036】
ステップ100では、複数の光センサ14を用いてバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出する処理が実行される。ステップ102では、重量センサ16を用いてバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の質量を検出する処理が実行される。
【0037】
ステップ104では、上記ステップ100及び102で検出されたバッテリ10の水平面長手方向の長さ及び質量に基づいて、所定のマップを参照して、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10のサイズ容量を検出する処理が実行される。
【0038】
ステップ106では、上記ステップ104で検出されたバッテリ10のサイズ容量に応じた充放電特性や開放電圧特性をECU20の有するマップから読み出すことにより、バッテリ10のSOC推定のための電源制御パラメータを従前のものからその読み出した特性値に補正・変更する処理が実行される。
【0039】
ステップ108では、上記ステップ106による補正・変更後の電源制御パラメータに従ってバッテリ10のSOCを推定し、イグニションオフ時等における電気負荷24の負荷制御やオルタネータの充電制御を行う処理が実行される。本ステップ108の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0040】
上記図3に示すルーチンによれば、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の物理量、具体的には、複数の光センサ14による水平面長手方向の長さ及び重量センサ16による質量に基づいて、そのバッテリ10のサイズ容量を自動的に検出することができる。また、その検出されたサイズ容量に応じてバッテリ10のSOC推定のための電源制御パラメータを変更することができ、これにより、車両に搭載されるバッテリ10が従前のものから交換された場合にも、その後、バッテリ10のSOCに基づく負荷制御や発電制御を適切に実行することが可能となっている。
【0041】
尚、上記の実施例においては、バッテリ10の水平面長手方向の長さ(寸法)又は質量が特許請求の範囲に記載した「物理量」に、光センサ14が特許請求の範囲に記載した「光学式センサ」に、それぞれ相当していると共に、ECU20が、図3に示すルーチン中ステップ104の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「サイズ検出手段」が、ステップ106の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「制御パラメータ変更手段」が、それぞれ実現されている。
【0042】
ところで、上記の実施例においては、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出するうえで、オン・オフする光電スイッチからなる光センサ14を用いることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その光センサ14に代えて、バッテリトレイ12にバッテリ10が搭載される際に加わる圧力によりオン・オフする感圧式のセンサを用いることとしてもよい。かかる構成においても、その感圧式のセンサをバッテリトレイ12にバッテリ10の水平面長手方向へ向けて端部から所定間隔を空けて並べて配置することにより、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出することができ、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することが可能となる。この場合には、その感圧式のセンサが特許請求の範囲に記載した「感圧式センサ」に相当する。
【0043】
また、上記の実施例においては、複数の光センサ14を、バッテリトレイ12の端部からバッテリ10の水平面長手方向におけるタイプごとの寸法に応じた位置に間隔を空けて並べて配置することにより、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出することとしているが、バッテリトレイ12の一端から他端にかけて隙間なく複数の光センサ14を所定間隔を空けて並べて配置し、オン信号を出力する光センサ14の両端の距離に基づいて上記したバッテリ10の長さを検出することとしてもよい。
【0044】
また、上記の実施例においては、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出するうえで、オン・オフする光電スイッチからなる光センサ14を用いることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向を含む側方面を撮影するカメラを設け、そのカメラの撮影する撮像画像を処理することにより、そのバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出することとしてもよい。
【0045】
また、上記の実施例においては、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さ及び重量に基づいてそのバッテリ10のサイズ容量を検出することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バッテリ10ごとにそのサイズ容量に応じた例えば凹凸による目印やバーコード,サイズ容量表示を付設すると共に、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の目印や表示をオン・オフスイッチやカメラ等により検知して、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することとしてもよい。
【0046】
図4は、この変形例の要部構成図を示す。この変形例においては、バッテリ10にそのサイズ容量を示すタイプを表示する表示部30が付設され、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ12の表示部30を撮影するCCDからなるカメラ32が車両に設置されると共に、ECU20側にタイプとサイズ容量との関係が記憶される。そして、カメラ32による撮像画像の処理によりバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ12のタイプが検知され、そのサイズ容量が検出される。この場合には、表示部30が特許請求の範囲に記載した「サイズ識別表示部」に相当すると共に、ECU20が、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10に付設された表示部30を撮影するカメラ32の撮像画像を処理してその表示部30に表示されているバッテリタイプを検知することにより特許請求の範囲に記載した「識別手段」が実現される。
【0047】
また、上記の実施例においては、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さおよび重量の双方に基づいて、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記のとおり、バッテリ10の水平面長手方向の長さがサイズ容量と概ね対応していることから、バッテリ10のサイズ容量を厳密な分類数よりも少ない大まかなものに分類するようにし、バッテリ10の質量検出を行うことなくバッテリ10の水平面長手方向の長さの検出結果だけを用いて概ねのサイズ容量を簡便に検出する手法も好適である。また、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面短手方向の長さ(幅)を考慮してサイズ容量検出を行うこととしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1乃至3記載の発明によれば、車両のバッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリの物理量に基づいてそのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、光学式センサを用いてバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズ相当の物理量を検出することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、感圧式センサを用いてバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズ相当の物理量を検出することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0051】
請求項6記載の発明によれば、識別手段を用いてバッテリに付設されたサイズを示すサイズ識別表示部の表示内容を識別することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0052】
請求項7記載の発明によれば、バッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリによる電源制御を適切に行うことができる。
【0053】
請求項8記載の発明によれば、バッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリの充電状態を精度よく検出することができる。
【0054】
請求項9記載の発明によれば、バッテリから電気負荷への電力供給のための負荷制御を適切に行うことができる。
【0055】
また、請求項10記載の発明によれば、イグニションオフ時における暗電流を遮断するための制御を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両用電源装置のシステム構成図である。
【図2】バッテリの寸法及び質量とサイズ容量との関係を表した図である。
【図3】本実施例において実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図4】本発明の変形例の要部構成図である。
【符号の説明】
10 バッテリ
12 バッテリトレイ
14 光センサ
16 重量センサ
20 電子制御ユニット(ECU)
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用電源装置に係り、特に、車両のバッテリ搭載部位に交換可能に搭載されるバッテリを備える車両用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両に搭載されたバッテリを備える電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電源装置は、バッテリの閉回路状態での端子電圧や充放電電流の時間積算値,充電時における端子電圧と充電電流との関係等に基づいてバッテリの充電状態(SOC)を推定する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−247702号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常は、車両ごとに使用すべきバッテリが定められている。この点、上記したバッテリの充電状態SOCの推定は、その車両に使用すべきバッテリが搭載されていることを前提にして行われるものである。従って、かかる構成によれば、所望のバッテリが車両に搭載されている場合には、バッテリの充電状態SOCを精度よく推定することができる。
【0005】
しかしながら、車両に搭載されるバッテリは、劣化等に起因した交換によりその車両に定められていないサイズ容量のものに変更される可能性がある。この場合、交換前の所望のバッテリの搭載を前提にしてバッテリの充電状態SOCの演算がバッテリ交換後も継続して行われるものとすると、充電状態SOCが精度よく推定されず、その結果として、推定した充電状態SOCに基づいて行われる電源制御、例えば電気負荷の作動を制限するための負荷制御やイグニションオフ時に暗電流をカットするための暗電流カット制御が適切に行わない事態が生じてしまう。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、電源制御を適切に行うべく、車両のバッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリのサイズ容量を自動的に検出することが可能な車両用電源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、車両のバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの物理量又は表示に基づいて該バッテリのサイズを検出するサイズ検出手段を備える車両用電源装置により達成される。
【0008】
一般に、バッテリのサイズ容量は、そのバッテリ自体の寸法や質量等の物理量と相関関係を有している。従って、かかる相関関係によれば、車両のバッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリの物理量を検出することにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0009】
この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の車両用電源装置において、前記サイズ検出手段は、前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの水平面における長手方向寸法に基づいて該バッテリのサイズを検出することとしてもよい。
【0010】
また、請求項3に記載する如く、請求項1又は2記載の車両用電源装置において、前記サイズ検出手段は、前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの質量に基づいて該バッテリのサイズを検出することとしてもよい。
【0011】
また、請求項4に記載する如く、請求項1記載の車両用電源装置において、前記バッテリ搭載部位近傍に設けられ、該バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズに相当する物理量に応じた信号を出力する光学式センサを備え、前記サイズ検出手段は、前記光学式センサの出力信号に基づいて前記バッテリのサイズを検出することとすれば、光学式センサを用いてバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズ相当の物理量を検出することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0012】
また、請求項5に記載する如く、請求項1記載の車両用電源装置において、前記バッテリ搭載部位近傍に設けられ、該バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズに相当する物理量に応じた信号を出力する感圧式センサを備え、前記サイズ検出手段は、前記感圧式センサの出力信号に基づいて前記バッテリのサイズを検出することとすれば、感圧式センサを用いてバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズ相当の物理量を検出することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0013】
更に、請求項6に記載する如く、請求項1記載の車両用電源装置において、前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリに付設されたサイズ識別表示部の表示内容を識別する識別手段を備え、前記サイズ検出手段は、前記識別手段の識別結果に基づいて前記バッテリのサイズを検出することとすれば、識別手段を用いてバッテリに付設されたサイズを示すサイズ識別表示部の表示内容を識別することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0014】
尚、請求項7に記載する如く、請求項1乃至6の何れか一項記載の車両用電源装置において、前記サイズ検出手段の検出結果に基づいて、電源制御に用いるパラメータを変更する制御パラメータ変更手段を備えることとすれば、バッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリによる電源制御を適切に行うことができる。
【0015】
この場合、請求項8に記載する如く、請求項7記載の車両用電源装置において、前記パラメータは、バッテリの充電状態を推定するためのSOC推定パラメータであることとすれば、バッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリの充電状態を精度よく検出することができる。
【0016】
また、請求項9に記載する如く、請求項7記載の車両用電源装置において、前記パラメータは、電気負荷への電力供給を制御するための負荷制御パラメータであることとすれば、バッテリや発電機から電気負荷への電力供給のための負荷制御を適切に行うことができる。
【0017】
更に、請求項10に記載する如く、請求項7記載の車両用電源装置において、前記パラメータは、イグニションオフ時にバッテリから電気負荷へ流れる暗電流を遮断するための暗電流遮断制御パラメータであることとすれば、イグニションオフ時における暗電流を遮断するための制御を適切に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例である車両に搭載される車両用電源装置のシステム構成図を示す。本実施例において、車両用電源装置は、バッテリ10を備えている。バッテリ10は、車両のエンジンルーム内等に配置されたバッテリトレイ12に交換可能に搭載される。バッテリ10は、充放電可能に構成されており、車両に搭載された電気負荷に電力を供給することにより放電し、また、エンジンに連結するオルタネータ(交流発電機)の発電により充電される。バッテリトレイ12は、その車両に使用すべきバッテリ10を十分に搭載可能な大きさ(面積)を有している。
【0019】
バッテリトレイ12の内側底面には、光センサ14が複数(本実施例においては、図1に示す如く5個)配設されている。複数の光センサ14は、バッテリトレイ12に正規に搭載されるバッテリ10の上方から見た際における長手方向(水平面における長手方向)へ向けて後述の如く間隔を空けて並んで配置されている。各光センサ14は、フォトインタラプタやフォトトランジスタ等により構成された光を利用した光電スイッチであり、自己の配置されたバッテリトレイ12の真上に物体が存在するか否かに応じたオン・オフ信号を出力するセンサである。
【0020】
また、バッテリトレイ12の外部下面には、重量センサ16が配設されている。重量センサ16は、静電容量方式或いは圧電方式,歪みゲージによるセンサであり、バッテリトレイ12に搭載されている物体の重量に応じた信号を出力する。
【0021】
各光センサ14及び重量センサ16には、電子制御ユニット(ECU)20が接続されている。各光センサ14の出力信号及び重量センサ16の出力信号は、ECU20に供給される。ECU20は、光センサ14の出力信号に基づいて各光センサ14の配置されたバッテリトレイ12の真上に物体が存在するか否かを判別し、その判別結果に基づいてバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面における長手方向の長さ(寸法)を検出する。また、ECU20は、重量センサ16の出力信号に基づいて、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の質量を検出する。
【0022】
ECU20には、リレー22が接続されている。リレー22は、コイルと接点とにより構成された機械的なリレー、或いは、半導体により構成された電子的なリレーである。リレー22は、バッテリ10と少なくとも一の電気負荷(図1においては3個)24との間に介装されており、ECU20からの指令に従ってバッテリ10と電気負荷24との間を導通・遮断し、バッテリ10から電気負荷24への電力供給を許容・禁止する。また、電気負荷24は、車両に搭載される電気負荷のうち所定の場合に電源供給カットの対象となり、作動が制限される電気負荷である。
【0023】
ECU20は、また、バッテリ10の充電状態(SOC)をそのバッテリ10の充放電電流の時間積算値や開放電圧等に基づいて検出する検出部(図示せず)を備えている。この検出部は、予めその車両に使用すべきバッテリ10の充放電特性や開放電圧特性等を記憶したマップを有しており、かかるマップを参照してバッテリ10のSOCを推定する。
【0024】
ECU20は、イグニションオフ時やイグニションオン時において推定したバッテリ10のSOCが所定の状態(例えば35%等)に低下した場合に、バッテリ10からの暗電流による放電を防止すべく、リレー22を閉状態から開状態に切り替え、バッテリ10から電気負荷24への電力供給を禁止する。また、ECU20は、推定したバッテリ10のSOCに基づいて車両に搭載されたオルタネータの発電制御を実行する。具体的には、バッテリ10のSOCに応じた発電量が得られるように車両エンジンやオルタネータを制御する。
【0025】
ところで、車両に搭載可能なバッテリ10には、様々なタイプのものが存在し、タイプに応じてバッテリ最大容量(サイズ容量)が異なっている。そして、通常は、車両の種類ごとに使用すべきバッテリ10が定められている。上記の如く、本実施例において、ECU20は、予めその車両に使用すべきバッテリ10のサイズ容量に応じた充放電特性や開放電圧特性等を記憶したマップを有している。かかるマップを参照することとすれば、車両のバッテリトレイ12に所望の使用すべきバッテリ10が搭載されている場合には、バッテリ10のSOCを精度よく推定することができる。
【0026】
しかしながら、車両に搭載されるバッテリは、劣化等に起因した交換により、その車両に定められた初期のサイズ容量のものからその車両に定められていないサイズ容量のものに変更される可能性がある。この場合、ECU20に記憶されている車両に使用すべき初期の特性をそのまま用いてバッテリ10のSOCの演算が交換後も継続して行われるものとすると、SOCが精度よく推定されず、その結果として、リレー22によるバッテリ10と電気負荷24との間の導通・遮断制御(負荷制御)やオルタネータの発電制御が適切に行われなくなってしまう。
【0027】
そこで、本実施例の車両用電源装置は、かかる不都合を回避すべく、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10のサイズ容量を自動的に検出し、そのSOCを精度よく検出する点に特徴を有している。以下、図2及び図3を参照して、本実施例の特徴部について説明する。
【0028】
図2は、バッテリ10の寸法及び質量とサイズ容量との関係を表した図を示す。車両に搭載可能なバッテリ10は、タイプに応じて6種類に変化する図2に示す如き外形寸法を有している。バッテリ10の箱高(H)及び幅(W)についてはそれぞれ、タイプに応じて違いはほとんどない一方、その水平面長手方向の長さ(L)及び質量(kg)についてはそれぞれ、タイプに応じて大きく異なる。具体的には、最も小型のタイプである“34B19”のバッテリ10から最も大型のタイプである“105D31”のバッテリ10にかけて、それらの箱高(H)はほとんど変わらず、また、“50D20”のバッテリ10から“105D31”のバッテリ10にかけて、それらの幅(W)はほとんど変わらない一方、“34B19”のバッテリ10から“105D31”のバッテリ10にかけて、その長さ(L)が原則として大きくなり、また、その質量が大きくなる。
【0029】
また、車両に搭載可能なバッテリ10は、タイプに応じて6種類の異なるサイズ容量(Ah)を有している。すなわち、バッテリ10は、その水平面長手方向の長さ(L)及び質量(kg)とサイズ容量(Ah)とに相関関係を有している。従って、車両のバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の外形(特に、水平面長手方向の長さ)及び質量を検出することとすれば、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することが可能である。
【0030】
本実施例の車両用電源装置は、上記の如く、バッテリ10が搭載されるバッテリトレイ12に、バッテリトレイ12上での自己に対向する物体の有無に応じた信号を出力する複数の光センサ14を有すると共に、バッテリトレイ12上の物体の質量に応じた信号を出力する重量センサ16を有している。複数の光センサ14は、バッテリトレイ12の端部からバッテリ10の水平面長手方向におけるタイプごとの寸法に応じた位置に間隔を空けて並んで配置される。かかる構成によれば、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さに従った信号を複数の光センサ14から出力することができると共に、そのバッテリ10の質量に従った信号を重量センサ16から出力することができる。
【0031】
ECU20は、複数の光センサ14によるオン・オフのパターンに基づいてバッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出する。例えば、5個の光センサ14のすべてが真上に物体が存在することを示すオン信号を出力する場合には、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さが306mmであることを検出し、また、5個の光センサ14のすべてが真上に物体が存在しないことを示すオフ信号を出力する場合には、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さが187mmであることを検出する。また、ECU20は、重量センサ16によるアナログ値に基づいてそのバッテリ10の質量を検出する。
【0032】
ECU20は、バッテリ10の水平面長手方向の長さとサイズ容量との関係、及び、バッテリ10の質量とサイズ容量との関係をそれぞれマップとして記憶している。このため、ECU20は、記憶されている上記した関係を示すマップを参照することにより、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さ及び質量に基づいて、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することができる。例えばバッテリ10の水平面長手方向の長さが187mmである場合には、そのバッテリの5時間率容量が27Ahであることを検出する。従って、本実施例の車両用電源装置によれば、車両に搭載されるバッテリ10が初期のものから交換された場合にも、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10のサイズ容量を自動的に検出することが可能となっている。
【0033】
ECU20は、また、上記の如くその車両に使用すべきバッテリ10の充放電特性や開放電圧特性等を記憶したマップを有していると共に、その他のバッテリ10のサイズ容量に応じた充放電特性や開放電圧特性等を記憶したマップを有している。本実施例において、バッテリ10のサイズ容量が検出された結果として、そのサイズ容量がその車両に使用すべき初期のサイズ容量のものから変化していた場合、ECU20は、その検出されたサイズ容量に応じた充放電特性や開放電圧特性等をマップから読み出す。
【0034】
そして、ECU20は、以後、その読み出したバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10のサイズ容量に対応するマップ特性を参照してバッテリ10のSOCを推定し、そのSOCに基づいてリレー22によるバッテリ10と電気負荷24との間の負荷制御を実行すると共に、オルタネータの発電制御を実行する。従って、本実施例の車両用電源装置によれば、車両に搭載されるバッテリ10のSOC推定を精度よく適切に行うことが可能となっており、これにより、バッテリ10のSOCに基づく負荷制御や発電制御をも適切に実行することが可能となっている。
【0035】
図3は、上記の機能を実現すべく、本実施例においてECU20が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図3に示すルーチンは、例えばバッテリ交換後或いはイグニション操作時に起動されるルーチンである。図3に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
【0036】
ステップ100では、複数の光センサ14を用いてバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出する処理が実行される。ステップ102では、重量センサ16を用いてバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の質量を検出する処理が実行される。
【0037】
ステップ104では、上記ステップ100及び102で検出されたバッテリ10の水平面長手方向の長さ及び質量に基づいて、所定のマップを参照して、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10のサイズ容量を検出する処理が実行される。
【0038】
ステップ106では、上記ステップ104で検出されたバッテリ10のサイズ容量に応じた充放電特性や開放電圧特性をECU20の有するマップから読み出すことにより、バッテリ10のSOC推定のための電源制御パラメータを従前のものからその読み出した特性値に補正・変更する処理が実行される。
【0039】
ステップ108では、上記ステップ106による補正・変更後の電源制御パラメータに従ってバッテリ10のSOCを推定し、イグニションオフ時等における電気負荷24の負荷制御やオルタネータの充電制御を行う処理が実行される。本ステップ108の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0040】
上記図3に示すルーチンによれば、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の物理量、具体的には、複数の光センサ14による水平面長手方向の長さ及び重量センサ16による質量に基づいて、そのバッテリ10のサイズ容量を自動的に検出することができる。また、その検出されたサイズ容量に応じてバッテリ10のSOC推定のための電源制御パラメータを変更することができ、これにより、車両に搭載されるバッテリ10が従前のものから交換された場合にも、その後、バッテリ10のSOCに基づく負荷制御や発電制御を適切に実行することが可能となっている。
【0041】
尚、上記の実施例においては、バッテリ10の水平面長手方向の長さ(寸法)又は質量が特許請求の範囲に記載した「物理量」に、光センサ14が特許請求の範囲に記載した「光学式センサ」に、それぞれ相当していると共に、ECU20が、図3に示すルーチン中ステップ104の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「サイズ検出手段」が、ステップ106の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「制御パラメータ変更手段」が、それぞれ実現されている。
【0042】
ところで、上記の実施例においては、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出するうえで、オン・オフする光電スイッチからなる光センサ14を用いることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その光センサ14に代えて、バッテリトレイ12にバッテリ10が搭載される際に加わる圧力によりオン・オフする感圧式のセンサを用いることとしてもよい。かかる構成においても、その感圧式のセンサをバッテリトレイ12にバッテリ10の水平面長手方向へ向けて端部から所定間隔を空けて並べて配置することにより、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出することができ、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することが可能となる。この場合には、その感圧式のセンサが特許請求の範囲に記載した「感圧式センサ」に相当する。
【0043】
また、上記の実施例においては、複数の光センサ14を、バッテリトレイ12の端部からバッテリ10の水平面長手方向におけるタイプごとの寸法に応じた位置に間隔を空けて並べて配置することにより、バッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出することとしているが、バッテリトレイ12の一端から他端にかけて隙間なく複数の光センサ14を所定間隔を空けて並べて配置し、オン信号を出力する光センサ14の両端の距離に基づいて上記したバッテリ10の長さを検出することとしてもよい。
【0044】
また、上記の実施例においては、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出するうえで、オン・オフする光電スイッチからなる光センサ14を用いることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向を含む側方面を撮影するカメラを設け、そのカメラの撮影する撮像画像を処理することにより、そのバッテリ10の水平面長手方向の長さを検出することとしてもよい。
【0045】
また、上記の実施例においては、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さ及び重量に基づいてそのバッテリ10のサイズ容量を検出することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バッテリ10ごとにそのサイズ容量に応じた例えば凹凸による目印やバーコード,サイズ容量表示を付設すると共に、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の目印や表示をオン・オフスイッチやカメラ等により検知して、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することとしてもよい。
【0046】
図4は、この変形例の要部構成図を示す。この変形例においては、バッテリ10にそのサイズ容量を示すタイプを表示する表示部30が付設され、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ12の表示部30を撮影するCCDからなるカメラ32が車両に設置されると共に、ECU20側にタイプとサイズ容量との関係が記憶される。そして、カメラ32による撮像画像の処理によりバッテリトレイ12に現に搭載されているバッテリ12のタイプが検知され、そのサイズ容量が検出される。この場合には、表示部30が特許請求の範囲に記載した「サイズ識別表示部」に相当すると共に、ECU20が、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10に付設された表示部30を撮影するカメラ32の撮像画像を処理してその表示部30に表示されているバッテリタイプを検知することにより特許請求の範囲に記載した「識別手段」が実現される。
【0047】
また、上記の実施例においては、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面長手方向の長さおよび重量の双方に基づいて、そのバッテリ10のサイズ容量を検出することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記のとおり、バッテリ10の水平面長手方向の長さがサイズ容量と概ね対応していることから、バッテリ10のサイズ容量を厳密な分類数よりも少ない大まかなものに分類するようにし、バッテリ10の質量検出を行うことなくバッテリ10の水平面長手方向の長さの検出結果だけを用いて概ねのサイズ容量を簡便に検出する手法も好適である。また、バッテリトレイ12に搭載されているバッテリ10の水平面短手方向の長さ(幅)を考慮してサイズ容量検出を行うこととしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1乃至3記載の発明によれば、車両のバッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリの物理量に基づいてそのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、光学式センサを用いてバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズ相当の物理量を検出することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、感圧式センサを用いてバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズ相当の物理量を検出することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0051】
請求項6記載の発明によれば、識別手段を用いてバッテリに付設されたサイズを示すサイズ識別表示部の表示内容を識別することができ、これにより、そのバッテリのサイズ容量を自動的に検出することができる。
【0052】
請求項7記載の発明によれば、バッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリによる電源制御を適切に行うことができる。
【0053】
請求項8記載の発明によれば、バッテリ搭載部位に現に搭載されているバッテリの充電状態を精度よく検出することができる。
【0054】
請求項9記載の発明によれば、バッテリから電気負荷への電力供給のための負荷制御を適切に行うことができる。
【0055】
また、請求項10記載の発明によれば、イグニションオフ時における暗電流を遮断するための制御を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両用電源装置のシステム構成図である。
【図2】バッテリの寸法及び質量とサイズ容量との関係を表した図である。
【図3】本実施例において実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図4】本発明の変形例の要部構成図である。
【符号の説明】
10 バッテリ
12 バッテリトレイ
14 光センサ
16 重量センサ
20 電子制御ユニット(ECU)
Claims (10)
- 車両のバッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの物理量又は表示に基づいて該バッテリのサイズを検出するサイズ検出手段を備えることを特徴とする車両用電源装置。
- 前記サイズ検出手段は、前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの水平面における長手方向寸法に基づいて該バッテリのサイズを検出することを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。
- 前記サイズ検出手段は、前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリの質量に基づいて該バッテリのサイズを検出することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用電源装置。
- 前記バッテリ搭載部位近傍に設けられ、該バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズに相当する物理量に応じた信号を出力する光学式センサを備え、
前記サイズ検出手段は、前記光学式センサの出力信号に基づいて前記バッテリのサイズを検出することを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。 - 前記バッテリ搭載部位近傍に設けられ、該バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリのサイズに相当する物理量に応じた信号を出力する感圧式センサを備え、
前記サイズ検出手段は、前記感圧式センサの出力信号に基づいて前記バッテリのサイズを検出することを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。 - 前記バッテリ搭載部位に搭載されているバッテリに付設されたサイズ識別表示部の表示内容を識別する識別手段を備え、
前記サイズ検出手段は、前記識別手段の識別結果に基づいて前記バッテリのサイズを検出することを特徴とする請求項1記載の車両用電源装置。 - 前記サイズ検出手段の検出結果に基づいて、電源制御に用いるパラメータを変更する制御パラメータ変更手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載の車両用電源装置。
- 前記パラメータは、バッテリの充電状態を推定するためのSOC推定パラメータであることを特徴とする請求項7記載の車両用電源装置。
- 前記パラメータは、電気負荷への電力供給を制御するための負荷制御パラメータであることを特徴とする請求項7記載の車両用電源装置。
- 前記パラメータは、イグニションオフ時にバッテリから電気負荷へ流れる暗電流を遮断するための暗電流遮断制御パラメータであることを特徴とする請求項7記載の車両用電源装置。
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CN113959521A (zh) * | 2021-10-12 | 2022-01-21 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 一种富液式蓄电池组液位检测***及方法 |
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2003
- 2003-05-13 JP JP2003134971A patent/JP2004342377A/ja active Pending
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