JP2004341206A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】極力電力を使用しない表示装置を提供すること。
【解決手段】入力されるイメージデータに従って光変調をする光変調デバイス30を使用して観察者に対し画像を表示する投影表示装置10は、発光量を調整可能な異なった色光を発光する複数のLED26R,26G,26Bと、上記複数のLEDが発光する各色光の発光量を個別に調整制御する供給電流調整制御部24とを備える。この供給電流調整制御部は、表示可能な最大輝度の白色画像を観察者に対し表示した際の上記複数のLEDの各色光毎の発光量よりも少ない発光量に、少なくとも1つの色光の発光量を変更可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】入力されるイメージデータに従って光変調をする光変調デバイス30を使用して観察者に対し画像を表示する投影表示装置10は、発光量を調整可能な異なった色光を発光する複数のLED26R,26G,26Bと、上記複数のLEDが発光する各色光の発光量を個別に調整制御する供給電流調整制御部24とを備える。この供給電流調整制御部は、表示可能な最大輝度の白色画像を観察者に対し表示した際の上記複数のLEDの各色光毎の発光量よりも少ない発光量に、少なくとも1つの色光の発光量を変更可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されるイメージデータに従って光変調をする光変調デバイスを使用して観察者に対し画像を表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、投影表示装置として、オーバヘッドプロジェクタ(OHP)、スライトプロジェクタ、データプロジェクタなどが知られている。
【0003】
最近、パソコンの進歩やプレゼンテーション用ソフトの普及に伴って、データプロジェクタの利用率が急増している。更に、光変調デバイスの進歩により、小型化が進み、データプロジェクタの利用場面が広がってきていて、少人数の打ち合わせなどでも使われてきており、40インチ程度と従来より比較的小さな投影像でホワイトボードをスクリーン代わりにして打ち合わせを行う場面が増えてきている。
【0004】
多くのデータプロジェクタは、ピント調整機能を有し、スクリーンとデータプロジェクタの距離に応じて、投影画像の大きさを変えることができる。
【0005】
しかし、投影像の大きさの違いに応じてスクリーン面での輝度は、投影像が大きければ大きいほど、暗くなってしまい、投影像が小さければ小さいほど、必要以上に明るくなってしまう。
【0006】
その光源は、主に、発光量が大きく明るい投影像を得るために、高圧水銀ランプなど様々なランプが使用されている。
【0007】
しかし、ランプは、明るさを調整しにくいために、データプロジェクタの場合、光変調デバイスに供給する光変調データを変更して明るさを変えることができるが、ランプによる消費電力は、それに応じて減るものではなく、大きな電力を消費してしまうという問題がある。
【0008】
それに対して、発光ダイオード(LED)は、近年、急激な技術進歩がなされ、青色LEDの開発により、赤(R),青(G),緑(B)の色光を発光できるようになり、R,G,BのLEDを画素とした大画面表示パネルのようにカラー画像用に使用されるようになってきている。また、高輝度化も進み、投影表示装置の光源にも期待されている。LEDは、ランプと比較して、光量調整が供給電流の制御で、簡単で瞬時に調整制御でる点で知られている。
【0009】
一方、LEDは、製造バラツキや温度、供給電流などに関係して、発光量が変化してしまうという問題がある。
【0010】
このような問題を解決する表示装置の開示として、特許文献1があり、カラー表示装置として液晶表示パネルのバックライトにR,G,BのLEDを使用して、R,G,Bの輝度バランスを一定にするために光センサで各々の光量を検出して、前記輝度バランスを制御している。
【0011】
また、特許文献2の映像表示装置には、入力するイメージデータに応じて光源の光量を動的に制御する装置が開示されている。
【0012】
【特許文献1】
特開平10−49074号公報
【0013】
【特許文献2】
特開2003−36063号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータプロジェクタは、キセノンランプや高圧水銀ランプなど光源で装置全体のほとんどの電力を消費していて、ランプで数百Wを消費している。また、データプロジェクタの使用場面が広がり、様々な環境で使用されている中、小型で持ち運びが簡単なデータプロジェクタでは低消費電力化が期待されるものの、上記ランプでは、明るさを制御し難いがために、40インチ程度の小さな投影像に投影する場合であっても、それに必要な最小限の明るさで使用し消費電力を極力削減した、例えば、50W程度の消費電力にしようとしても、その制御ができない、或いは、し難いなどの課題がある。
【0015】
また、光量を所定の明るさより下げて、消費電力化ができる場合であっても、高速に明るさを変化させることができなかった。
【0016】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、極力電力を使用しないデータプロジェクタを含めた表示装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明による表示装置は、
入力されるイメージデータに従って光変調をする光変調デバイスを使用して観察者に対し画像を表示する表示装置において、
発光量を調整可能な異なった色光(R,G,B)を発光する複数の発光体と、
前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を個別に調整制御する光量調整制御手段と、
を具備し、
前記光量調整制御手段は、表示可能な最大輝度の白色画像を観察者に対し表示した際の前記複数の発光体の各色光毎の発光量よりも少ない発光量に、少なくとも1つの色光の発光量を変更可能とする、
ことを特徴とする。
【0018】
この構成は、図1の(A)乃至図17に対応するものである。
なお、本明細書において、用語「発光体」は、発光ダイオード(LED)、有機LED(OLED)などを指す。
また、「光変調デバイス」は、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)の商標で知られる2次元マイクロミラー偏向アレイ、透過液晶、反射液晶、などを指す。
即ち、請求項1に記載の発明の表示装置によれば、データプロジェクタ等の表示装置の構成要素として最も電力を消費する光源部分の消費電力を低減可能にするものである。
また、例えば、カラー画像を得るためには、R,G,Bの色光別に光変調することが知られているが、R,G,B別の発光体、例えばLEDを使用することによって、カラーフィルタ等による色分離や特定波長成分の除去をすることなく構成できることより、無駄にエネルギーを消費することを極力軽減するものである。
このような表示装置における低消費電力化の課題を解決し、極力電力を使用しないデータプロジェクタを含めた表示装置を提供するものである。
【0019】
また、請求項2に記載の発明による表示装置は、請求項1に記載の発明による表示装置において、
前記入力されるイメージデータの大きさ(即ち、明るさ)を変換して光変調データとし、その変換した光変調データを前記光変調デバイスに入力させる光変調データ変更手段を更に具備し、
観察者が観察する所定のイメージデータの大きさに基づく画像の明るさが変化しないように、
前記光変調データ変更手段は、それが行う変換方法を変更すると共に、
前記光量調整制御手段は、前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を変更する、
ことを特徴とする。
【0020】
なお、本明細書において、用語「光変調データ」は、光変調デバイスに供給する画像データであって、入力するイメージデータそのものであっても良いし、変換したデータであっても良く、結果的に入力されるイメージデータに相応しい投影像が得られるデータを示す
この構成は、図6乃至図17に対応するものである。
即ち、請求項2に記載の発明の表示装置によれば、請求項1に記載の発明による表示装置の効果に加え、様々な装置の制御に伴って発光量を変更した際に、それを補って前記変換方法を変更することで、観察者が観察する画像の明るさを変えることなく安定した画像を継続的に表示することができる。
【0021】
また、請求項3に記載の発明による表示装置は、請求項1に記載の発明による表示装置において、
前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を操作者によって調整指示する操作パネルを更に具備し、
前記光量調整制御手段は、前記操作パネルからの調整指示に従って、前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を個別に調整制御する、
ことを特徴とする。
【0022】
この構成は、図1の(A)乃至図2の(A)に対応するものである。
即ち、請求項3に記載の発明の表示装置によれば、請求項1に記載の発明による表示装置の効果に加え、使用する場所の外光の明るさや投影する画像サイズに適応的に、操作者によって調整指示により発光量を調整するこができる。
【0023】
また、請求項4に記載の発明による表示装置は、請求項3に記載の発明による表示装置において、
前記光量調整制御手段は、前記調整指示に従って前記発光量を調整する際に、前記複数の発光体が発光する色光のホワイトバランスを調整するように各色光の発光量を個別に調整制御することを特徴とする。
【0024】
この構成は、図1の(A)乃至図2の(A)に対応するものである。
即ち、請求項4に記載の発明の表示装置によれば、請求項3に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記異なった色光(R,G,B)を発光する複数の発光体のそれぞれの特性の違いがある際、光量調整によってホワイトバランスが崩れてしまうという課題を解決して、安定して表示する画像のホワイトバランスを調整することができる。
【0025】
また、請求項5に記載の発明による表示装置は、請求項2に記載の発明による表示装置において、
前記入力されるイメージデータを解析し、その解析結果に対応した信号を出力する画像解析手段を更に具備し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段からの出力信号に応じて前記変換方法を変更し、
前記光量調整制御手段は、前記画像解析手段からの出力信号に応じて発光量を変更する、
ことを特徴とする。
【0026】
この構成は、図6乃至図17に対応するものである。
即ち、請求項5に記載の発明の表示装置によれば、請求項2に記載の発明による表示装置の効果に加え、表示する画像の明るさ、画質を維持しながら、最大限に光量を調整することができる。
【0027】
また、請求項6に記載の発明による表示装置は、請求項5に記載の発明による表示装置において、
前記画像解析手段は、前記入力されるイメージデータの最大値を検出し解析結果として出力することを特徴とする。
【0028】
この構成は、図9の(A)乃至図12に対応するものである。
即ち、請求項6に記載の発明の表示装置によれば、請求項5に記載の発明による表示装置の効果に加え、画質を完全に維持可能な発光量の調整を可能にすることができる。
【0029】
また、請求項7に記載の発明による表示装置は、請求項6に記載の発明による表示装置において、
前記異なった色光が赤、青、緑であって、
前記入力されるイメージデータが該色光のそれぞれに対応したデータからなり、
前記画像解析手段は、前記色光のそれぞれに対応したデータのそれぞれの解析結果を出力し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段が検出した前記色光それぞれの最大値に従って色光毎の変換方法をそれぞれ変更し、
前記光量調整制御手段は、前記色光毎の発光量を前記色光毎の変換方法にそれぞれ従って変更する、
ことを特徴とする。
【0030】
この構成は、図11の(A)乃至図12に対応するものである。
即ち、請求項7に記載の発明の表示装置によれば、請求項6に記載の発明による表示装置の効果に加え、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。
特に、イメージデータの最大値が小さい場合として知られる映画などのシーンにおいて、大きく発光量を調整し、省エネ効果が期待できる。
【0031】
また、請求項8に記載の発明による表示装置は、請求項6に記載の発明による表示装置において、
前記異なった色光が赤、青、緑であって、
前記入力されるイメージデータが該色光のそれぞれに対応したデータからなり、
前記画像解析手段は、前記色光のそれぞれに対応したデータを全データとして、該全データに関する解析結果を出力し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段が検出した前記全データに関する最大値に従って色光毎の変換方法を変更し、
前記光量調整制御手段は、前記色光毎の発光量を前記変換方法に従って変更する、
ことを特徴とする。
【0032】
この構成は、図9の(A)乃至図10に対応するものである。
即ち、請求項8に記載の発明の表示装置によれば、請求項6に記載の発明による表示装置の効果に加え、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。
更には、変換方法を各色共通にすることができ、構成が簡単にすることができる。
【0033】
また、請求項9に記載の発明による表示装置は、請求項5に記載の発明による表示装置において、
前記画像解析手段は、前記入力されるイメージデータのヒストグラムを生成し解析結果として出力することを特徴とする。
【0034】
この構成は、図13に対応するものである。
即ち、請求項9に記載の発明の表示装置によれば、請求項5に記載の発明による表示装置の効果に加え、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。
特に、イメージデータにカメラで取り込んだ時点に生ずる画素欠陥などで、暗い画像中の1画素のみ大きなイメージデータとなった画素などを除去し、その際にも発光量の調整を最大限に調整することができる。
【0035】
また、請求項10に記載の発明による表示装置は、請求項5に記載の発明による表示装置において、
前記光量調整制御手段は、前記入力されるイメージデータが変化するごとに前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を変更することを特徴とする。
【0036】
この構成は、図9の(A)乃至図12に対応するものである。
即ち、請求項10に記載の発明の表示装置によれば、請求項5に記載の発明による表示装置の効果に加え、イメージデータの動的な変化に対して発光量を調整することで、極力発光量を調整することができる。
【0037】
また、請求項11に記載の発明による表示装置は、請求項5に記載の発明による表示装置において、
前記光変調データ変更手段は、
前記イメージデータと前記光変調データとの関係を予め設定した所定の前記変換方法であるルックアップテーブルを複数備え、
前記画像解析手段の出力に従って複数の前記ルックアップテーブルより1つを選択する、
ことを特徴とする。
【0038】
この構成は、図14乃至図17に対応するものである。
即ち、請求項11に記載の発明の表示装置によれば、請求項5に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記光変調データ変更手段を予め設定したROMなどのルックアップテーブルを複数用意し、それを選択することで高速に前記変換方法を変更することができる。
【0039】
また、請求項12に記載の発明による表示装置は、請求項1に記載の発明による表示装置において、
前記発光体は、少なくとも1つの色光で発光する発光ダイオードを複数備え、
前記光量調整制御手段は、
該複数の発光ダイオードを異なったタイミングでパルス発光させると共に、
該異なったタイミングで発光する前記発光ダイオードのそれぞれの発光量を変えて光量調整をする、
ことを特徴とする。
【0040】
この構成は、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項12に記載の発明の表示装置によれば、請求項1に記載の発明による表示装置の効果に加え、LEDの点灯をパルス発光させることで、LEDの発熱を抑制でき、より尖頭電流を大きな電流を流し瞬間的に明るく光らせることができ、更に、複数のLEDが異なったタイミングでパルス点灯することで、結果的に連続的な照明光を得、前記瞬間的に明るい照明光を連鎖的に出力することで、より明るい照明光を得ることができる。
そのように明るい照明、画像表示を可能な装置にあって、極力無駄のない発光量の低消費化をすることができる。
【0041】
また、請求項13に記載の発明による表示装置は、請求項12に記載の発明による表示装置において、
前記光量調整制御手段は、前記発光ダイオードの発光量を変えて光量調整する際、前記発光ダイオードへの供給電流を制御することを特徴とする。
【0042】
この構成は、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項13に記載の発明の表示装置によれば、請求項12に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記LEDへの供給電流を制御することで、前記LEDの発熱が抑制され、発光効率を向上することができ、低消費電力化を可能にする。
【0043】
また、請求項14に記載の発明による表示装置は、請求項12に記載の発明による表示装置において、
前記光量調整制御手段は、前記発光ダイオードの発光量を変えて光量調整する際、前記発光ダイオードを発光させるパルス発光時間を制御することを特徴とする。
【0044】
この構成は、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項14に記載の発明の表示装置によれば、請求項12に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記LEDの個別特性の影響が少なく、光量を調整することができる。
【0045】
また、請求項15に記載の発明による表示装置は、請求項12に記載の発明による表示装置において、
前記複数の発光ダイオードをリング状に配列する光源保持手段を更に具備し、
前記光量調整制御手段は、前記複数の発光ダイオードが前記光源保持手段に保持される配列順序に従って前記発光ダイオードを順次パルス発光するように制御し、
前記発光ダイオードが順次パルス発光する際のそれぞれの光を導光部材によって前記光変調デバイスに導くために、前記リング状に配列した発光ダイオードに沿って該導光部材を回転させるように駆動制御する駆動制御手段を更に具備する、
ことを特徴とする。
【0046】
この構成は、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項15に記載の発明の表示装置によれば、請求項12に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記複数のLEDからのパルス発光を極力途切れなく、発光可能にしたもので、より明るい照明、画像を得ることができる。
【0047】
また、請求項16に記載の発明による表示装置は、請求項1乃至請求項15の何れかに記載の発明による表示装置において、
前記光変調デバイスにより光変調された光を拡大投影する投影光学系を更に具備することを特徴とする。
【0048】
この構成は、図1の(A)乃至図2の(A)、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項16に記載の発明の表示装置によれば、請求項1乃至請求項15に記載の発明による表示装置の効果に加え、投影する表示装置として、大光量、大画面を求められる装置にあって、これまでランプなどで光量調整し難かったことと、白色光であることより上述したように無駄が多いことの課題を解決するものである。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0050】
[第1の実施の形態]
図1の(A)は、本発明に係る表示装置の第1の実施の形態としての投影表示装置10の外観を示す斜視図である。この、投影表示装置10の前面には、画像を投影するための投影光学系12が配され、上面には、操作者によって操作される操作パネル14が設けられている。
【0051】
図1の(B)は、この操作パネル14を示す平面図である。同図に示すように、この操作パネル14には、操作者の操作によって光量を調整するための回転式光量調整ツマミ16が配されている。この回転式光量調整ツマミ16の近傍には、該回転式光量調整ツマミ16の操作方向と操作結果を示すための指標18が印刷等により設けられている。この指標18に示すように、同図における上方向に回転式光量調整ツマミ16を回転操作することで、上記投影光学系12による投影光量が増されて、より画像が明るく投影されるようになる。更に、上方向に回転式光量調整ツマミ16を回転し続けると回転操作できない状態となり、その際、本装置において表示可能な最大輝度の白色画像を表示可能となる。逆に、下方向に回転操作すれば、より画像が暗く投影されるようになる。
【0052】
このように、簡単操作で適宜、光量を調整することができ、投影環境に必要な投影光量で表示するよう操作可能となっている。
【0053】
また、この回転式光量調整ツマミ16は、このような光量調整だけでなく、当該投影表示装置10の電源スイッチとしての機能も兼ね備えている。即ち、この回転式光量調整ツマミ16を上記指標18の矢印方向とは逆方向(図中、下方向)に最終位置まで回転操作することで、当該投影表示装置10の電源をオフにすることができる。またその状態から、回転式光量調整ツマミ16を上記指標18の矢印方向、即ち、図中、上方向に回転操作することで、当該投影表示装置10の電源をオンにすることができる。この電源のオン/オフ状態を操作者に呈示するために、電源LED20が上記回転式光量調整ツマミ16近傍に配されている。
【0054】
図1の(C)は、投影表示装置10の構成を示す機能ブロック図である。
即ち、上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16の操作による電源オンに応じて、操作パネル14から電源部22へ電源SW信号が供給され、この電源部22より該投影表示装置10内の各部へ必要な電源が供給される。また、上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16の回転位置に応じた調整指示信号が、光量調整制御手段として機能する供給電流調整制御部24に与えられるようになっている。
【0055】
ここで、この投影表示装置10は、発光量を調整可能な異なった色光(R,G,B)を発光する複数の発光体として、R−LED26R,G−LED26G,B−LED26Bを備えている。なお、図では、各色を識別するために、異なるハッチングを付して示しているものであり、断面を示すためのハッチングではない(他の図においても同様)。また勿論、発光体としては、このようなLEDに限定するものではなく、有機LED(OLED)など他の発光素子であっても構わない。そして、上記供給電流調整制御部24は、上記操作パネル14から受けた上記調整指示信号に従って、上記R−LED26R,G−LED26G,B−LED26Bそれぞれに供給する電流を調整することで、各色光のLEDの発光量を個別に調整制御する。
【0056】
これらR−LED26R,G−LED26G,B−LED26Bからの光は、照明光学系28を介して光変調デバイス30を照明する。ここで、表示すべきデータである入力イメージデータは、光変調デバイス制御部32に入力され、該光変調デバイス制御部32は、その入力されたイメージデータに従った光変調データを上記光変調デバイス30に供給する。なお、光変調デバイス30としては、DMD(商標)、透過液晶、反射液晶、などを用いることができる。また、上記光変調データとは、光変調デバイス30に供給する画像データであって、入力するイメージデータそのものであっても良いし、変換したデータであっても良く、結果的に入力されるイメージデータに相応しい投影像が得られるデータであれば良い。
【0057】
上記光変調デバイス30は、入力される光変調データに従って光変調を行い、その光変調された光が上記投影光学系12によりスクリーンSに投影されることで、入力イメージデータに相応した投影画像がスクリーンSに投影表示されることとなる。
【0058】
また、上記光変調デバイス30への照明を妨げない位置に、上記LEDの発光量を検出するための光センサ34が配置されており、上記供給電流調整制御部24は、その光センサ34で検出した光量に応じて各LED26R,26G,26Bに対する供給電流をフィードバック制御するようになっている。
【0059】
図2の(A)は、この供給電流調整制御部24の構成を示すブロック図である。即ち、この供給電流調整制御部24は、白色光量調整部241、ホワイトバランス判断部242、R電流設定部243R、G電流設定部243G、及びB電流設定部243Bから構成されている。
【0060】
白色光量調整部241は、上記操作パネル14から入力される調整指示信号に応じた白色光量をホワイトバランス判断部242に設定する。ホワイトバランス判断部242では、R−LED26R,G−LED26G,B−LED26Bに必要な電流値を算出し、R電流設定部243R,G電流設定部243G,B電流設定部243Bに設定することで、それに応じて各色光のLED26R,26G,26Bが点灯する。その際に、光センサ34でR,G,B各々別に光量を検出してフィードバックをかけ、所望の白色光量になるように、各電流値を調整する。
【0061】
このホワイトバランス調整は、上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16が操作されたときに行われるものであり、そのため、白色光量調整部241よりホワイトバランス判断部242に、その開始を指示するためのトリガ信号(TRIG)が与えられるようになっている。
【0062】
図2の(B)及び(C)は、R,G,B各LEDの特性を示す図である。即ち、(B)は供給電流比kと明るさ(パワー)との関係を示す図、(C)は明るさ比Lcと供給電流比kとの関係を示す図である。
【0063】
ここで、供給電流比kとは、装置として最大の明るさの白画像を表示する際の、R,G,Bの各LED26R,26G,26Bの供給電流をそれぞれ「1」としたものである。明るさ比Lcも同様にそのときを「1」としたものである。
【0064】
図2の(B)よりわかるように、光量調整により上記最大の明るさの白画像の1/2の明るさで表示する際に、ホワイトバランスを維持し表示するための、R,G,B各LED26R,26G,26Bに供給する供給電流比が、それぞれkr、kg、kbのように異なっている。このように、R,G,B各LED26R,26G,26Bの特性の違いにより、白画像の明るさを変化させると、その変化にリニアな供給電流の制御でなく、更に、R,G,BのLED毎に異なった供給電流の制御をする必要が生じる。
【0065】
そこで、本実施の形態では、図2の(A)に示すように、光センサ34により、R,G,Bの光量をそれぞれ分けて測定し、白色画像において所望の明るさとホワイトバランスを調整するようにしている。ここで、所望の明るさとは、所望の色温度の白色画像をその装置で設定可能な最大光量で表示する光源(発光体)の明るさを示す。
【0066】
また、LEDの劣化や使用温度の違いにより該投影表示装置10の光源で発光する光量は変化する。そのため、該投影表示装置10の設定可能な上記白色画像の最大光量は、各LED26R,26G,26Bの供給電流の最大電流値を予め規定しその規定値をそれぞれのLED26R,26G,26Bで維持する条件と、上記所望の色温度を満たすR,G,Bの各光量のバランスの維持と、の両方を満たす最大光量を示す。
【0067】
なお、上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16の操作における最大光量は、上記白色画像の最大光量である。そして、該ツマミ16の回転操作に応じて、上記白色画像の光量を下げて表示する際、上記ホワイトバランス判断部242によって、ホワイトバランスに必要なR,G,Bそれぞれの供給電流を光センサ34を使用して判定し、設定するものである。
【0068】
以上のように、本第1の実施の形態によれば、使用する場所の外光の明るさや投影する画像サイズに適応的に、操作者によって調整指示により発光量を調整するこができる。
【0069】
また、異なった色光(R,G,B)を発光する複数の発光体のそれぞれの特性の違いがある際、光量調整によってホワイトバランスが崩れてしまうという課題を解決して、安定して表示する画像のホワイトバランスを調整することができる。
【0070】
更に、投影する表示装置として、大光量、大画面を求められる装置にあって、これまでランプなどで光量調整し難かったことと、白色光であることより上述したように無駄が多いことの課題を解決することができる。
【0071】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図3の(A)は本発明に係る表示装置の第2の実施の形態としての投影表示装置10の構成を示す図で、上記第1の実施の形態における図1の(C)と同様の部分には同じ参照番号を付すことにより、その説明は省略するものとする。
【0072】
本第2の実施の形態における投影表示装置10は、各色光別のLEDをそれぞれ複数個備えるものである。即ち、同図及び図3の(B)に示すように、光源保持手段として機能するLED基板36上には、R,G,BのLED26R,26G,26Bを複数リング状に配置している。この場合、同色光のLEDが各色光所定数ずつ連続して且つ半周でR,G,Bの三色の色光が得られ、また、180°対向する位置に同じ色光のLEDが現れるように、複数のLED26R,26G,26Bが配されている。そして、上記供給電流調整制御部24によって、各LEDはその供給電流が設定されると共に、そのLEDが順次パルス点灯するように制御されるようになっている。
【0073】
更に、照明レンズ281と共に照明光学系28を構成するテーパロッド282の入射面と上記LEDとの間に、上記LEDのパルス点灯に同期して回転する導光部材38が配されている。即ち、この導光部材38により、パルス点灯したLEDからの光がテーパロッド282に導かれ、その拡散するNAの大きい光を該テーパロッド282によりNAを小さくして、照明レンズ281により光変調デバイス30に照明する構成になっている。
【0074】
また、上記導光部材38は、モータ40の回転軸42に取り付けられており、該モータ40の回転に伴って、上記導光部材38の上記回転が行われるようになっている。このモータ40の回転即ち上記導光部材38の回転は、駆動制御手段として機能する回転制御部44によって安定した回転速度に制御し、その回転に同期して光変調デバイス制御部32では、光変調デバイス30へ供給する光変調データを、入力するイメージデータより生成する。また、上記回転制御部44に同期して、供給電流調整制御部24で、R,G,BのそれぞれのLEDに供給する電流を制御するものである。
【0075】
図4の(A)は、図3の(A)及び(B)の構成におけるタイミングチャートを示す図である。なお、同図において、回転角度とは、導光部材38のある起点に対する回転角度を示している。
【0076】
本実施の形態では、光量を調整するにあたって、RGBを一セットとして行う。
【0077】
即ち、操作パネル14は、所定のタイミングで、例えば入力イメージデータの垂直同期信号に同期して、図4の(A)に上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16の回転角度として示すような、そのツマミ16の回転量を検出して、調整指示信号として供給電流調整制御部24に供給し、供給電流調整制御部24では、その調整指示信号に応じて、R,G,BのそれぞれのLEDの発光量を調整制御する。
【0078】
その際、図2の(B)のグラフで示したように、R,G,Bのそれぞれの供給電流を等比で制御してもホワイトバランスを一定に保持することはできない。そのために、光センサ34でR,G,Bの光量を検出し、所望の白色光量になるようにR,G,Bの輝度バランスを維持しながら、R,G,B各色光のLEDの発光光量となる供給電流をそれぞれ設定する。
【0079】
なお、この場合、本実施の形態では、図2の(B)のグラフを予めROMに保存しておき、そのグラフによって、R,G,Bそれぞれの供給電流を算出し設定し、更に、光センサ34で所望のR,G,Bの光量に対する誤差を補正するようにする。勿論、ROMに保存した上記グラフによって供給電流を設定するだけでも構わない。また、ROMを備えず、光センサ34で光量を検出しながら少しずつ供給電流を変化させるようにしても良い。
【0080】
また、光量の調整法として、図4の(B)に示すように、パルス点灯の時間を変えることで行うようにしても良い。
【0081】
図5は、LEDで発光以外に消費される電力と供給電流との関係を説明するための図である。
【0082】
LEDを短時間のパルス発光で大きな供給電流で高輝度に発光させる本実施の形態の構成では、高輝度の照明を得ることができる。しかし、図5に示すように、熱に変換される電力も大きい。従って、供給電力を下げることで、下がる光量以上の消費電力を下げることができる。
【0083】
このように、本第2の実施の形態によれば、LEDの点灯をパルス発光させることで、LEDの発熱を抑制でき、より尖頭電流を大きな電流を流し瞬間的に明るく光らせることができ、更に、複数のLEDが異なったタイミングでパルス点灯することで、結果的に連続的な照明光を得、上記瞬間的に明るい照明光を連鎖的に出力することで、より明るい照明光を得ることができる。
【0084】
そのように明るい照明、画像表示を可能な装置にあって、極力無駄のない発光量の低消費化をすることができる。
【0085】
また、LEDへの供給電流を制御することで、LEDの発熱が抑制され、発光効率を向上することができ、低消費電力化を可能にする。
【0086】
更に、LEDの個別特性の影響が少なく、光量を調整することができる。
【0087】
また、複数のLEDからのパルス発光を極力途切れなく、発光可能にしたもので、より明るい照明、画像を得ることができる。
【0088】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
本実施の形態における投影表示装置10は、図1の(C)又は図3の(A)に破線で示すように、操作パネル14から光変調デバイス制御部32へ、省エネモード設定信号が供給され、また、その光変調デバイス制御部32から供給電流調整制御部24へ、光量制御信号が与えられるようになっている。
【0089】
図6は、本第3の実施の形態における投影表示装置10の操作パネル14を示す平面図である。同図に示すように、本実施の形態においては、この操作パネル14には、上記回転式光量調整ツマミ16、指標18、及び電源LED20に加えて、省エネモードを操作者が選択設定するための複数の設定用ボタン46と、各設定用ボタン46に応じて設けられた、対応する設定用ボタン46の操作に応じて、当該モードが設定されたことを操作者に対して呈示するための設定確認用LED48とが配置されている。ここで、上記設定用ボタン46としては、OFFボタン、M1ボタン、M2ボタン、M3ボタンの4個が設けられており、それらの操作に応じた省エネモード設定信号が、該操作パネル14から上記光変調デバイス制御部32へ与えられる。
【0090】
本実施の形態における投影表示装置10は、上記設定用ボタン46の個数に合わせて、4つの動作モードを有するものである。即ち、設定用ボタン46の内、OFFボタンが操作されたときには、モードOFFとして、上記第1又は第2の実施の形態と同様に動作する。これに対して、M1ボタン,M2ボタン,M3ボタンの何れが操作されたときには、対応する省エネモードM1,M2,M3で動作する。
【0091】
ここで、省エネモードM1は、画像解析によりR,G,Bの全データの最大値を検出して動作するモードである。省エネモードM2は、画像解析によりR,G,B別の全データの最大値を検出して動作するモードである。そして、省エネモードM3は、画像解析によりR,G,B別の全データのヒストグラムを検出して動作するモードである。これら各省エネモードの各処理内容は、以下に詳述する。
【0092】
なお、それぞれの効果は、次の通りである。即ち、省エネモードM1は、R,G,Bの光量を一定の保つ等比で制御すれば良く、制御が簡単である。省エネモードM2は、省エネモードM1よりも更に省エネ可能で、R,G,B毎に極力発光量を減らすことができる。そして、省エネモードM3は、省エネモードM2よりも更に省エネ可能で、画像によっては、大きな省エネが可能である。例えば、入力イメージデータがカメラで撮った画像としたとき、そのカメラの撮像素子の所謂画素欠陥などにより、暗い画像中に輝度の高い画素を含む場合などがある。そのような画像に対して、省エネモードM3では、その画像中の輝度の高い画素をその周囲の画素と同等の輝度に変換し、その変換分の輝度に相当する光量を削減することができる。
【0093】
図7は、本実施の形態における供給電流調整制御部24及び光変調デバイス制御部32の構成を示すブロック図である。即ち、供給電流調整制御部24は、前述したように、白色光量調整部241、ホワイトバランス判断部242、R電流設定部243R、G電流設定部243G、及びB電流設定部243Bから構成されている。また、光変調デバイス制御部32は、逆ガンマ補正部321、画像解析部322、スケール変換部323、及び画像補正部324から構成されている。
【0094】
ここで、投影表示装置10、詳細には光変調デバイス制御部32に入力されるイメージデータには、通常用いられる表示装置であるCRTなどの特性を考慮して、予めガンマ補正がなされている場合が多い。そこで、本実施の形態では、スケール変換部323で計算し易くするために、まず、逆ガンマ補正部321において、そのような入力イメージデータをリニアに補正する。その補正されたデータであるiDataは、この逆ガンマ補正部321から画像解析部322及びスケール変換部323に入力される。
【0095】
画像解析手段として機能する画像解析部322は、入力されたデータiDataに対して、上記操作パネル14からの省エネモード設定信号に従って、図8に示すような画像解析を行い、その画像解析結果に応じたデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを光制御信号として、光変調データ変更手段として機能する、スケール変換部323及び画像補正部324に供給する。
【0096】
即ち、設定用ボタン46の内、M1ボタンがON操作された省エネモードM1では、1画素のR,G,Bデータそれぞれを1データとしてフレームAの全データのMAX値を検出することで、解析結果としてMAX値を得る。そして、データ倍率Uvr,Uvg,Uvbには、Uvr=255/MAX,Uvg=255/MAX,Uvb=255/MAXを設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0097】
また、設定用ボタン46の内、M2ボタンがON操作された省エネモードM2では、R,G,B別にフレームAの全データのMAX値を検出することで、解析結果としてR,G,B別のMAX値MAXr,MAXg,MAXbを得る。そして、データ倍率Uvr,Uvg,Uvbには、Uvr=255/MAXr,Uvg=255/MAXg,Uvb=255/MAXbを設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0098】
そして、設定用ボタン46の内、M3ボタンがON操作された省エネモードM3では、R,G,B別にフレームAの全データのヒストグラム処理をし、全体の度数の上位5%の度数に相当するデータ値Hyg−5%,Hyr−5%,Hyb−5%を算出することで、解析結果としてHyg−5%,Hyr−5%,Hyb−5%を得る。そして、データ倍率Uvr,Uvg,Uvbには、Uvr=255/Hyg−5%,Uvg=255/Hyr−5%,Uvb=255/Hyb−5%を設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0099】
スケール変換部323は、上記画像解析部322からの上記のような光量制御信号に従って、上記逆ガンマ補正部321で補正されたデータiDataのスケールつまり大きさを変える。このスケール変換部323でスケール変換されたデータoDataは、画像補正部324に入力される。この画像補正部324は、入力されたデータoDataに対し、上記画像解析部322からの光量制御信号に従って、また、光変調デバイス30の特性に応じて、ガンマを含む画像補正を施すものである。そして、その画像補正されたデータが、光変調データとして、光変調デバイス30に与えられる。なお、CRTなどでは、入力されたイメージデータにすでに施されたガンマ特性を再度、施すものであるが、これは必ずしも必要なものではなく、光変調デバイス30の特性が、入力する光変調データの大きさと変調された光の明るさがリニアであれば、補正する必要はない。
【0100】
また、上記画像解析部322からは、上記供給電流調整制御部24の白色光量調整部241又はホワイトバランス判断部242に対して、上記画像解析結果に応じた光制御信号が与えられるようになっている。ここで、省エネモードM1の場合には、光制御信号は、白色光量調整部241に入力され、R,G,B共通に光量制御される。これに対して、省エネモードM2又はM3のときには、ホワイトバランス判断部242のR/G/B別光量補正入力に入力され、R,G,B別々に光量が制御されるようになっている。
【0101】
即ち、供給電流調整制御部24は、光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを入力して、G,R,Bの光量が基準値の1/Uvg,1/Uvr,1/Uvb倍になるように、標準供給電流Irs,Igs,Ibsを補正した供給電流Iro,Igo,Iboを設定する。その際、供給電流Iro,Igo,Iboは、光量の基準値に相当する各供給電流の1/Uvg,1/Uvr,1/Uvb倍にするのでなく、光センサ34で検出した結果が、光量の基準値の1/Uvg,1/Uvr,1/Uvb倍になるように、それぞれ供給電流を調整する。
【0102】
また、それに限定するものではなく、図2の(C)のグラフを考慮して設定するようにしても良い。
【0103】
以下、各モードについて詳細に説明する。
設定用ボタン46の内、OFFボタンがON操作されたモードOFFでは、画像解析部322は、逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの解析は行わず、光量制御信号として、データ倍率Uvg,Uvr,Uvbを「1」で出力する。これにより、スケール変換部323は、逆ガンマ補正部321からの入力データiDataをそのまま出力データoDataとして出力し、それが画像補正部324で補正された後、光変調データとして光変調デバイス30へ供給される。また、供給電流調整制御部24は、上記第1及び第2の実施の形態と同様に動作する。即ち、このモードOFFは、上記第1及び第2の実施の形態の動作と同様の動作を行う通常動作モードである。
【0104】
また、設定用ボタン46の内、M1ボタンがON操作された省エネモードM1は、前述したように、画像解析によりR,G,Bの全データの最大値を検出して動作するモードである。そのため、画像解析部322は、1画素のR,G,Bデータそれぞれを1データとして、逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの全データのMAX値を検出し、光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを同値で出力する。
【0105】
例えば、入力データiDataが、図9の(A)に示すような画素データであったとすると(図では簡略化のため、3×3画素のデータであるとして示す。また、各画素の数値はG,R,Bの順に各データを示す)、図10のタイミングチャートにおけるフレームF0のように、M1ボタンがON操作される前のモードOFF時には、上記のようにデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbは「1」であるが、M1ボタンがON操作されて省エネモードM1となると、次のフレームであるフレームF1がフレームF0と同一の入力データiDataであったとしても、画像解析部322は、1画素のG,R,Bデータそれぞれを1データとして入力データiDataの全データのMAX値を検出し、光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを同値で出力する。図9の(A)の例では、MAX値として、中央の画素のGデータである「128」が検出される。そこで、画像解析部322は、255/MAX値である「1.99」をデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbに設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0106】
この光量制御信号を受けて、スケール変換部323は、各画素のデータを1.99倍することで、図9の(A)及び図10に示すように、各画素の各色のデータを1.99倍した出力データoDataを得て、それを画像補正部324に出力する。画像補正部324は、その出力データoDataに対して画像補正を施して光変調データを得、それを光変調デバイス30に供給する。
【0107】
また一方、供給電流調整制御部24では、上記光量制御信号に従って、図10に示すように、光センサ34で検出した当該フレームF1のG,R,Bそれぞれの光量Lg2,Lr2,Lb2が、光量の基準値であるフレームF0での光量Lg1,Lr1,Lb1の1/Uvg倍,1/Uvr倍,1/Uvb倍、即ち、それぞれ1/1.99倍の光量となるように、各LED26G,26R,26Bへの供給電流を制御する。
【0108】
次に、フレームF2で図9の(B)に示すようなiDataに変化した場合には、画像解析部322は、同様にその入力データiDataの全データのMAX値を検出し、この場合には、MAX値として、右列中央段の画素のBデータである「224」を検出する。そこで、画像解析部322は、255/MAX値である「1.14」をデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbに設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0109】
この光量制御信号を受けて、スケール変換部323は、図9の(B)及び図10に示すように、各画素の各色のデータを1.14倍した出力データoDataを得て、それを画像補正部324に出力する。画像補正部324は、その出力データoDataに対して画像補正を施して光変調データを得、それを光変調デバイス30に供給する。なお、図10のタイミングチャートにおいては、各フレーム、上記3×3画素の中央の画素にのみ着目して、iData、oData、及び光量を図示していることに注意されたい。
【0110】
また一方、供給電流調整制御部24では、上記光量制御信号に従って、図10に示すように、光センサ34で検出した当該フレームF2のG,R,Bそれぞれの光量Lg3,Lr3,Lb3が、光量の基準値であるフレームF0での光量Lg1,Lr1,Lb1の1/Uvg倍,1/Uvr倍,1/Uvb倍、即ち、それぞれ1/1.14倍の光量となるように、各LED26G,26R,26Bへの供給電流を制御する。
【0111】
また、設定用ボタン46の内、M2ボタンがON操作された省エネモードM2は、前述したように、画像解析によりG,R,B別の全データの最大値を検出して動作するモードである。そのため、画像解析部322は、G,R,B別に逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの全データのMAX値を検出し、G,R,B別に光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを出力する。
【0112】
例えば、入力データiDataが、図11の(A)に示すような画素データであり、図12のタイミングチャートに示すように、フレームF0を投影表示中に、M2ボタンがON操作されて省エネモードM2となったとすると、次のフレームF1がフレームF0と同一の入力データiDataであったとしても、画像解析部322は、G,R,B別に逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの全データのMAX値を検出する。即ち、GデータのMAX値MAXgとしては中央の画素の値「128」が、RデータのMAX値MAXrとしては右列下段の画素の値「255」が、BデータのMAX値MAXbとしては右列中央段の画素の値「255」が、それぞれ検出される。そこで、画像解析部322は、G,R,B別に光量制御信号として、データ倍率Uvg=255/MAXr=255/128=1.99,Uvr=255/MAXr=255/255=1,Uvb=255/MAXb=255/255=1を出力する。
【0113】
この光量制御信号を受けて、スケール変換部323は、各画素のデータを、Gデータについては1.99倍、Rデータ及びBデータについては1倍することで、図11の(A)及び図12に示すような出力データoDataを得て、それを画像補正部324に出力する。画像補正部324は、その出力データoDataに対して画像補正を施して光変調データを得、それを光変調デバイス30に供給する。
【0114】
また一方、供給電流調整制御部24では、上記光量制御信号に従って、図12に示すように、光センサ34で検出した当該フレームF1のG,R,Bそれぞれの光量Lg2,Lr2,Lb2が、光量の基準値であるフレームF0での光量Lg1,Lr1,Lb1の1/Uvg倍,1/Uvr倍,1/Uvb倍、即ち、1/1.99倍,1/1倍,1/1倍の光量となるように、各LED26G,26R,26Bへの供給電流を制御する。
【0115】
次に、フレームF2で図11の(B)に示すようなiDataに変化した場合には、画像解析部322は、同様にその入力データiDataの全データのMAX値を検出し、この場合には、GデータのMAX値MAXgとしては中央の画素の値「128」が、RデータのMAX値MAXrとしては右列下段の画素の値「85」が、BデータのMAX値MAXbとしては右列中央段の画素の値「255」を、それぞれ検出する。そこで、G,R,B別に光量制御信号として、データ倍率Uvg=255/128=1.99,Uvr=255/85=3,Uvb=255/255=1を出力する。
【0116】
この光量制御信号を受けて、スケール変換部323は、図11の(B)及び図12に示すように、各画素のデータを、Gデータについては1.99倍、Rデータについては3倍、Bデータについては1倍した出力データoDataを得て、それを画像補正部324に出力する。画像補正部324は、その出力データoDataに対して画像補正を施して光変調データを得、それを光変調デバイス30に供給する。
【0117】
また一方、供給電流調整制御部24では、上記光量制御信号に従って、図12に示すように、光センサ34で検出した当該フレームF2のG,R,Bそれぞれの光量Lg3,Lr3,Lb3が、光量の基準値であるフレームF0での光量Lg1,Lr1,Lb1の1/Uvg倍,1/Uvr倍,1/Uvb倍、即ち、それぞれ1/1.99倍,1/3倍,1/1倍の光量となるように、各LED26G,26R,26Bへの供給電流を制御する。
【0118】
また、設定用ボタン46の内、M3ボタンがON操作された省エネモードM3は、前述したように、画像解析によりG,R,B別の全データのヒストグラムを検出して動作するモードである。そのため、画像解析部322は、図13に示すように、R,G,B別に逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの全データのヒストグラム処理をし、全体の度数の上位5%の度数に相当するデータ値Hy−5%を検出し、R,G,B別に光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを出力する。
【0119】
スケール変換部323は、その結果としてのデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを入力し、oDataのG,R,BデータをoData(oDg,oDr,oDb)とすると、oDg=iDg×Uvg、oDr=iDr×Uvr、oDb=iDb×Uvbとスケールを変換し、oData(oDg,oDr,oDb)を出力する。
【0120】
その際、図13のDcpより大きな画素のoDataは、すべて255に制限し、最終的にスクリーンSなどに投影される画像は、モードOFF時と異なるが、上述した画素欠陥がある場合には、支障がないと共に、欠陥画素による画質劣化をも気にならなくすることができる。
【0121】
但し、スケール変換した結果のoDataが255を越えるデータは、255に変換するものとする。
【0122】
以上のように、本第3の実施の形態によれば、様々な装置の制御に伴って発光量を変更した際に、それを補って変換方法を変更することで、観察者が観察する画像の明るさを変えることなく安定した画像を継続的に表示することができるようになる。
【0123】
また、表示する画像の明るさ、画質を維持しながら、最大限に光量を調整することができる。
【0124】
更に、画質を完全に維持可能な発光量の調整を可能にすることができる。
【0125】
また、省エネモードM1では、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。更には、変換方法を各色共通にすることができ、構成が簡単にすることができる。
【0126】
また、省エネモードM2では、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。特に、イメージデータの最大値が小さい場合として知られる映画などのシーンにおいて、大きく発光量を調整し、省エネ効果が期待できる。
【0127】
更に、これら省エネモードM1,M2では、イメージデータの動的な変化に対して発光量を調整することで、極力発光量を調整することができる。
【0128】
また、省エネモードM3では、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。特に、イメージデータにカメラで取り込んだ時点に生ずる画素欠陥などで、暗い画像中の1画素のみ大きなイメージデータとなった画素などを除去し、その際にも発光量の調整を最大限に調整することができる。
【0129】
なお、この省エネモードM3は、解析処理をヒストグラムとして説明したが、それに限定するものではない。例えば、画像にローパスフィルタ等のフィルタ処理を行って、その後にMAX検出をするようにしても良い。
【0130】
上記画素欠陥などの画像には、イメージデータ、或いは、iDataのフィルタ処理後の省エネモードM1,M2で説明したMAX検出処理であっても、省エネ効果を得ることができる。
【0131】
また、光変調デバイス制御部32の光変調データ変更手段を複数のルックアップテーブルで構成するようにしても良い。即ち、上記スケール変換部323及び画像補正部324に代えて、図14に示すように、複数の画像補正テーブル3251〜3253と、それら複数の画像補正テーブル3251〜3253を垂直同期信号に同期して選択する選択回路326とを用いる。なお、画像補正テーブル3251〜3253は、ROMで構成している。勿論、RAMで構成し、内容を変更できるようにしても良い。
【0132】
ここで、画像補正テーブル“1”3251はスケール1のテーブルであり、図15の(A)に示すような内容をテーブル化したものである。なお、これは、ガンマを含んだ内容となっているので、画像補正の動作は不要となっている。また、画像補正テーブル“2”3252はスケール4/3のテーブルであり、図15の(B)に示すような内容をテーブル化したものとなっている。そして、画像補正テーブル“3”3253はスケール2のテーブルであり、図15の(C)に示すような内容をテーブル化したものとなっている。
【0133】
また、この場合、画像解析部322は、省エネモードM2の場合に、光量制御信号としてのデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを出力するのではなく、解析結果である、MAXr,MAXg,MAXbを出力する。選択回路326は、各テーブルのスケール1,4/3,2と255/MAXr,255/MAXg,255/MAXbとを比較して、できるだけ光量を減らし、イメージデータに相応しい投影像を得られるように、テーブルを選択する。
【0134】
選択回路326は、図15の(D)に示すような条件に従って、画像補正テーブル3251〜3253を選択する。例えば、検出したRデータの最大値MAXrが「85」の場合は、255/MAXr=255/85=3であり、この値「3」は「2」以上であるために、画像補正テーブル“3”3253を選択する。また、Rデータの最大値MAXrが「128」の場合は、255/MAXr=255/128=1.99であり、この値「1.99」は「4/3」以上「2」未満であるために、画像補正テーブル“2”3252を選択する。その結果、図16に示すようなタイミングチャートを得る。選択回路326は、省エネモード設定信号によって該省エネモードに対応した光量制御信号の種類や情報量を判別する。例えば、光量制御信号は、上記したモードM2ではMAXr,MAXg,MAXbの3つであり、モードM1ではMAXの1つである。
【0135】
このように、ルックアップテーブルの切り換えのみであるため、フレーム、フィールドごとに高速に光変調データの生成、変換をすることができる。
【0136】
また、更に、ルックアップテーブルに、入力イメージデータの逆ガンマ補正の機能も含ませることも可能である。即ち、図17に示すように、光変調デバイス制御部32を、画像解析部322と、複数の画像補正テーブル3271〜3273と、選択回路326とによって構成し、逆ガンマ補正部321を省略した構成とすることができる。
【0137】
この場合、画像解析部322は、省エネモードM1及びM2の際には、MAXを検出する図14の変形例と同様の処理で良い。省エネモードM3の際には、ヒストグラムのグラフ形状が逆ガンマ分変形するので、それに応じてHy−5%に相当する新たな度数値を設定することで、図14と同じ結果を得る。
【0138】
また、画像補正テーブル“A”3271,画像補正テーブル“B”3272,画像補正テーブル“C”3273は、逆ガンマとスケール変換と画像補正の補正カーブとの関係によって各々設定する。
【0139】
このような構成によれば、逆ガンマ補正部321が不要となり、構成が簡単で小さく、且つ安価に構成することができる。
【0140】
以上のように、光変調データ変更手段を、予め設定したROMなどのルックアップテーブルを複数用意し、それを選択する構成とすることで、高速に変換方法を変更することができる。
【0141】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0142】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、極力電力を使用しないデータプロジェクタを含めた表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る表示装置の第1の実施の形態としての投影表示装置の外観を示す斜視図、(B)は操作パネルを示す平面図であり、(C)は投影表示装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】(A)は供給電流調整制御部の構成を示すブロック図、(B)はR,G,B各LEDの特性を説明するための供給電流比kと明るさ(パワー)との関係を示す図であり、(C)は同じく明るさ比Lcと供給電流比kとの関係を示す図である。
【図3】(A)は本発明に係る表示装置の第2の実施の形態としての投影表示装置の構成を示す図であり、(B)はLED基板上への複数のLEDのレイアウトを示す図である。
【図4】(A)は第2の実施の形態における投影表示装置での光量調整方法を説明するためのタイミングチャートを示す図であり、(B)は別の光量調整方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】LEDで熱に変換される電力と供給電流との関係を説明するための図である。
【図6】本発明に係る表示装置の第3の実施の形態としての投影表示装置の操作パネルを示す平面図である。
【図7】供給電流調整制御部及び光変調デバイス制御部の構成を示すブロック図である。
【図8】各省エネモードでの画像解析内容、解析結果、及びデータ倍率の関係を示す図である。
【図9】(A)はスケール変換部への省エネモードM1におけるフレームF1の入力データiDataと出力データoDataを示す図であり、(B)は同じくフレームF2の入力データiDataと出力データoDataを示す図である。
【図10】省エネモードM1における光量調整方法を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図11】(A)はスケール変換部への省エネモードM2におけるフレームF1の入力データiDataと出力データoDataを示す図であり、(B)は同じくフレームF2の入力データiDataと出力データoDataを示す図である。
【図12】省エネモードM2における光量調整方法を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図13】省エネモードM3における光量調整方法を説明するための入力データiDataのヒストグラムを示す図である。
【図14】第3の実施の形態の変形例における光変調デバイス制御部の構成を示すブロック図である。
【図15】(A)乃至(C)は光変調デバイス制御部の3つの画像補正テーブルそれぞれの内容を説明するための図であり、(D)は光変調デバイス制御部の選択回路による画像補正テーブルの選択条件を説明するための図である。
【図16】変形例における光量調整方法を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図17】第3の実施の形態の更に別の変形例における光変調デバイス制御部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…投影表示装置、12…投影光学系、14…操作パネル、16…回転式光量調整ツマミ、18…指標、20…電源LED、22…電源部、24…供給電流調整制御部、26R…R−LED、26G…G−LED、26B…B−LED、28…照明光学系、30…光変調デバイス、32…光変調デバイス制御部、34…光センサ、36…LED基板、38…導光部材、40…モータ、42…回転軸、44…回転制御部、46…設定用ボタン、48…設定確認用LED、241…白色光量調整部、242…ホワイトバランス判断部、243R…R電流設定部、243G…G電流設定部、243B…B電流設定部、281…照明レンズ、282…テーパロッド、321…逆ガンマ補正部、322…画像解析部、323…スケール変換部、324…画像補正部、、326…選択回路、3251…画像補正テーブル“1”、3252…画像補正テーブル“2”、3253…画像補正テーブル“3”、3271…画像補正テーブル“A”、3272…画像補正テーブル“B”、3273…画像補正テーブル“C”、S…スクリーン。
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されるイメージデータに従って光変調をする光変調デバイスを使用して観察者に対し画像を表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、投影表示装置として、オーバヘッドプロジェクタ(OHP)、スライトプロジェクタ、データプロジェクタなどが知られている。
【0003】
最近、パソコンの進歩やプレゼンテーション用ソフトの普及に伴って、データプロジェクタの利用率が急増している。更に、光変調デバイスの進歩により、小型化が進み、データプロジェクタの利用場面が広がってきていて、少人数の打ち合わせなどでも使われてきており、40インチ程度と従来より比較的小さな投影像でホワイトボードをスクリーン代わりにして打ち合わせを行う場面が増えてきている。
【0004】
多くのデータプロジェクタは、ピント調整機能を有し、スクリーンとデータプロジェクタの距離に応じて、投影画像の大きさを変えることができる。
【0005】
しかし、投影像の大きさの違いに応じてスクリーン面での輝度は、投影像が大きければ大きいほど、暗くなってしまい、投影像が小さければ小さいほど、必要以上に明るくなってしまう。
【0006】
その光源は、主に、発光量が大きく明るい投影像を得るために、高圧水銀ランプなど様々なランプが使用されている。
【0007】
しかし、ランプは、明るさを調整しにくいために、データプロジェクタの場合、光変調デバイスに供給する光変調データを変更して明るさを変えることができるが、ランプによる消費電力は、それに応じて減るものではなく、大きな電力を消費してしまうという問題がある。
【0008】
それに対して、発光ダイオード(LED)は、近年、急激な技術進歩がなされ、青色LEDの開発により、赤(R),青(G),緑(B)の色光を発光できるようになり、R,G,BのLEDを画素とした大画面表示パネルのようにカラー画像用に使用されるようになってきている。また、高輝度化も進み、投影表示装置の光源にも期待されている。LEDは、ランプと比較して、光量調整が供給電流の制御で、簡単で瞬時に調整制御でる点で知られている。
【0009】
一方、LEDは、製造バラツキや温度、供給電流などに関係して、発光量が変化してしまうという問題がある。
【0010】
このような問題を解決する表示装置の開示として、特許文献1があり、カラー表示装置として液晶表示パネルのバックライトにR,G,BのLEDを使用して、R,G,Bの輝度バランスを一定にするために光センサで各々の光量を検出して、前記輝度バランスを制御している。
【0011】
また、特許文献2の映像表示装置には、入力するイメージデータに応じて光源の光量を動的に制御する装置が開示されている。
【0012】
【特許文献1】
特開平10−49074号公報
【0013】
【特許文献2】
特開2003−36063号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータプロジェクタは、キセノンランプや高圧水銀ランプなど光源で装置全体のほとんどの電力を消費していて、ランプで数百Wを消費している。また、データプロジェクタの使用場面が広がり、様々な環境で使用されている中、小型で持ち運びが簡単なデータプロジェクタでは低消費電力化が期待されるものの、上記ランプでは、明るさを制御し難いがために、40インチ程度の小さな投影像に投影する場合であっても、それに必要な最小限の明るさで使用し消費電力を極力削減した、例えば、50W程度の消費電力にしようとしても、その制御ができない、或いは、し難いなどの課題がある。
【0015】
また、光量を所定の明るさより下げて、消費電力化ができる場合であっても、高速に明るさを変化させることができなかった。
【0016】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、極力電力を使用しないデータプロジェクタを含めた表示装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明による表示装置は、
入力されるイメージデータに従って光変調をする光変調デバイスを使用して観察者に対し画像を表示する表示装置において、
発光量を調整可能な異なった色光(R,G,B)を発光する複数の発光体と、
前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を個別に調整制御する光量調整制御手段と、
を具備し、
前記光量調整制御手段は、表示可能な最大輝度の白色画像を観察者に対し表示した際の前記複数の発光体の各色光毎の発光量よりも少ない発光量に、少なくとも1つの色光の発光量を変更可能とする、
ことを特徴とする。
【0018】
この構成は、図1の(A)乃至図17に対応するものである。
なお、本明細書において、用語「発光体」は、発光ダイオード(LED)、有機LED(OLED)などを指す。
また、「光変調デバイス」は、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)の商標で知られる2次元マイクロミラー偏向アレイ、透過液晶、反射液晶、などを指す。
即ち、請求項1に記載の発明の表示装置によれば、データプロジェクタ等の表示装置の構成要素として最も電力を消費する光源部分の消費電力を低減可能にするものである。
また、例えば、カラー画像を得るためには、R,G,Bの色光別に光変調することが知られているが、R,G,B別の発光体、例えばLEDを使用することによって、カラーフィルタ等による色分離や特定波長成分の除去をすることなく構成できることより、無駄にエネルギーを消費することを極力軽減するものである。
このような表示装置における低消費電力化の課題を解決し、極力電力を使用しないデータプロジェクタを含めた表示装置を提供するものである。
【0019】
また、請求項2に記載の発明による表示装置は、請求項1に記載の発明による表示装置において、
前記入力されるイメージデータの大きさ(即ち、明るさ)を変換して光変調データとし、その変換した光変調データを前記光変調デバイスに入力させる光変調データ変更手段を更に具備し、
観察者が観察する所定のイメージデータの大きさに基づく画像の明るさが変化しないように、
前記光変調データ変更手段は、それが行う変換方法を変更すると共に、
前記光量調整制御手段は、前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を変更する、
ことを特徴とする。
【0020】
なお、本明細書において、用語「光変調データ」は、光変調デバイスに供給する画像データであって、入力するイメージデータそのものであっても良いし、変換したデータであっても良く、結果的に入力されるイメージデータに相応しい投影像が得られるデータを示す
この構成は、図6乃至図17に対応するものである。
即ち、請求項2に記載の発明の表示装置によれば、請求項1に記載の発明による表示装置の効果に加え、様々な装置の制御に伴って発光量を変更した際に、それを補って前記変換方法を変更することで、観察者が観察する画像の明るさを変えることなく安定した画像を継続的に表示することができる。
【0021】
また、請求項3に記載の発明による表示装置は、請求項1に記載の発明による表示装置において、
前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を操作者によって調整指示する操作パネルを更に具備し、
前記光量調整制御手段は、前記操作パネルからの調整指示に従って、前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を個別に調整制御する、
ことを特徴とする。
【0022】
この構成は、図1の(A)乃至図2の(A)に対応するものである。
即ち、請求項3に記載の発明の表示装置によれば、請求項1に記載の発明による表示装置の効果に加え、使用する場所の外光の明るさや投影する画像サイズに適応的に、操作者によって調整指示により発光量を調整するこができる。
【0023】
また、請求項4に記載の発明による表示装置は、請求項3に記載の発明による表示装置において、
前記光量調整制御手段は、前記調整指示に従って前記発光量を調整する際に、前記複数の発光体が発光する色光のホワイトバランスを調整するように各色光の発光量を個別に調整制御することを特徴とする。
【0024】
この構成は、図1の(A)乃至図2の(A)に対応するものである。
即ち、請求項4に記載の発明の表示装置によれば、請求項3に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記異なった色光(R,G,B)を発光する複数の発光体のそれぞれの特性の違いがある際、光量調整によってホワイトバランスが崩れてしまうという課題を解決して、安定して表示する画像のホワイトバランスを調整することができる。
【0025】
また、請求項5に記載の発明による表示装置は、請求項2に記載の発明による表示装置において、
前記入力されるイメージデータを解析し、その解析結果に対応した信号を出力する画像解析手段を更に具備し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段からの出力信号に応じて前記変換方法を変更し、
前記光量調整制御手段は、前記画像解析手段からの出力信号に応じて発光量を変更する、
ことを特徴とする。
【0026】
この構成は、図6乃至図17に対応するものである。
即ち、請求項5に記載の発明の表示装置によれば、請求項2に記載の発明による表示装置の効果に加え、表示する画像の明るさ、画質を維持しながら、最大限に光量を調整することができる。
【0027】
また、請求項6に記載の発明による表示装置は、請求項5に記載の発明による表示装置において、
前記画像解析手段は、前記入力されるイメージデータの最大値を検出し解析結果として出力することを特徴とする。
【0028】
この構成は、図9の(A)乃至図12に対応するものである。
即ち、請求項6に記載の発明の表示装置によれば、請求項5に記載の発明による表示装置の効果に加え、画質を完全に維持可能な発光量の調整を可能にすることができる。
【0029】
また、請求項7に記載の発明による表示装置は、請求項6に記載の発明による表示装置において、
前記異なった色光が赤、青、緑であって、
前記入力されるイメージデータが該色光のそれぞれに対応したデータからなり、
前記画像解析手段は、前記色光のそれぞれに対応したデータのそれぞれの解析結果を出力し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段が検出した前記色光それぞれの最大値に従って色光毎の変換方法をそれぞれ変更し、
前記光量調整制御手段は、前記色光毎の発光量を前記色光毎の変換方法にそれぞれ従って変更する、
ことを特徴とする。
【0030】
この構成は、図11の(A)乃至図12に対応するものである。
即ち、請求項7に記載の発明の表示装置によれば、請求項6に記載の発明による表示装置の効果に加え、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。
特に、イメージデータの最大値が小さい場合として知られる映画などのシーンにおいて、大きく発光量を調整し、省エネ効果が期待できる。
【0031】
また、請求項8に記載の発明による表示装置は、請求項6に記載の発明による表示装置において、
前記異なった色光が赤、青、緑であって、
前記入力されるイメージデータが該色光のそれぞれに対応したデータからなり、
前記画像解析手段は、前記色光のそれぞれに対応したデータを全データとして、該全データに関する解析結果を出力し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段が検出した前記全データに関する最大値に従って色光毎の変換方法を変更し、
前記光量調整制御手段は、前記色光毎の発光量を前記変換方法に従って変更する、
ことを特徴とする。
【0032】
この構成は、図9の(A)乃至図10に対応するものである。
即ち、請求項8に記載の発明の表示装置によれば、請求項6に記載の発明による表示装置の効果に加え、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。
更には、変換方法を各色共通にすることができ、構成が簡単にすることができる。
【0033】
また、請求項9に記載の発明による表示装置は、請求項5に記載の発明による表示装置において、
前記画像解析手段は、前記入力されるイメージデータのヒストグラムを生成し解析結果として出力することを特徴とする。
【0034】
この構成は、図13に対応するものである。
即ち、請求項9に記載の発明の表示装置によれば、請求項5に記載の発明による表示装置の効果に加え、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。
特に、イメージデータにカメラで取り込んだ時点に生ずる画素欠陥などで、暗い画像中の1画素のみ大きなイメージデータとなった画素などを除去し、その際にも発光量の調整を最大限に調整することができる。
【0035】
また、請求項10に記載の発明による表示装置は、請求項5に記載の発明による表示装置において、
前記光量調整制御手段は、前記入力されるイメージデータが変化するごとに前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を変更することを特徴とする。
【0036】
この構成は、図9の(A)乃至図12に対応するものである。
即ち、請求項10に記載の発明の表示装置によれば、請求項5に記載の発明による表示装置の効果に加え、イメージデータの動的な変化に対して発光量を調整することで、極力発光量を調整することができる。
【0037】
また、請求項11に記載の発明による表示装置は、請求項5に記載の発明による表示装置において、
前記光変調データ変更手段は、
前記イメージデータと前記光変調データとの関係を予め設定した所定の前記変換方法であるルックアップテーブルを複数備え、
前記画像解析手段の出力に従って複数の前記ルックアップテーブルより1つを選択する、
ことを特徴とする。
【0038】
この構成は、図14乃至図17に対応するものである。
即ち、請求項11に記載の発明の表示装置によれば、請求項5に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記光変調データ変更手段を予め設定したROMなどのルックアップテーブルを複数用意し、それを選択することで高速に前記変換方法を変更することができる。
【0039】
また、請求項12に記載の発明による表示装置は、請求項1に記載の発明による表示装置において、
前記発光体は、少なくとも1つの色光で発光する発光ダイオードを複数備え、
前記光量調整制御手段は、
該複数の発光ダイオードを異なったタイミングでパルス発光させると共に、
該異なったタイミングで発光する前記発光ダイオードのそれぞれの発光量を変えて光量調整をする、
ことを特徴とする。
【0040】
この構成は、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項12に記載の発明の表示装置によれば、請求項1に記載の発明による表示装置の効果に加え、LEDの点灯をパルス発光させることで、LEDの発熱を抑制でき、より尖頭電流を大きな電流を流し瞬間的に明るく光らせることができ、更に、複数のLEDが異なったタイミングでパルス点灯することで、結果的に連続的な照明光を得、前記瞬間的に明るい照明光を連鎖的に出力することで、より明るい照明光を得ることができる。
そのように明るい照明、画像表示を可能な装置にあって、極力無駄のない発光量の低消費化をすることができる。
【0041】
また、請求項13に記載の発明による表示装置は、請求項12に記載の発明による表示装置において、
前記光量調整制御手段は、前記発光ダイオードの発光量を変えて光量調整する際、前記発光ダイオードへの供給電流を制御することを特徴とする。
【0042】
この構成は、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項13に記載の発明の表示装置によれば、請求項12に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記LEDへの供給電流を制御することで、前記LEDの発熱が抑制され、発光効率を向上することができ、低消費電力化を可能にする。
【0043】
また、請求項14に記載の発明による表示装置は、請求項12に記載の発明による表示装置において、
前記光量調整制御手段は、前記発光ダイオードの発光量を変えて光量調整する際、前記発光ダイオードを発光させるパルス発光時間を制御することを特徴とする。
【0044】
この構成は、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項14に記載の発明の表示装置によれば、請求項12に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記LEDの個別特性の影響が少なく、光量を調整することができる。
【0045】
また、請求項15に記載の発明による表示装置は、請求項12に記載の発明による表示装置において、
前記複数の発光ダイオードをリング状に配列する光源保持手段を更に具備し、
前記光量調整制御手段は、前記複数の発光ダイオードが前記光源保持手段に保持される配列順序に従って前記発光ダイオードを順次パルス発光するように制御し、
前記発光ダイオードが順次パルス発光する際のそれぞれの光を導光部材によって前記光変調デバイスに導くために、前記リング状に配列した発光ダイオードに沿って該導光部材を回転させるように駆動制御する駆動制御手段を更に具備する、
ことを特徴とする。
【0046】
この構成は、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項15に記載の発明の表示装置によれば、請求項12に記載の発明による表示装置の効果に加え、前記複数のLEDからのパルス発光を極力途切れなく、発光可能にしたもので、より明るい照明、画像を得ることができる。
【0047】
また、請求項16に記載の発明による表示装置は、請求項1乃至請求項15の何れかに記載の発明による表示装置において、
前記光変調デバイスにより光変調された光を拡大投影する投影光学系を更に具備することを特徴とする。
【0048】
この構成は、図1の(A)乃至図2の(A)、図3の(A)乃至図4の(B)に対応するものである。
即ち、請求項16に記載の発明の表示装置によれば、請求項1乃至請求項15に記載の発明による表示装置の効果に加え、投影する表示装置として、大光量、大画面を求められる装置にあって、これまでランプなどで光量調整し難かったことと、白色光であることより上述したように無駄が多いことの課題を解決するものである。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0050】
[第1の実施の形態]
図1の(A)は、本発明に係る表示装置の第1の実施の形態としての投影表示装置10の外観を示す斜視図である。この、投影表示装置10の前面には、画像を投影するための投影光学系12が配され、上面には、操作者によって操作される操作パネル14が設けられている。
【0051】
図1の(B)は、この操作パネル14を示す平面図である。同図に示すように、この操作パネル14には、操作者の操作によって光量を調整するための回転式光量調整ツマミ16が配されている。この回転式光量調整ツマミ16の近傍には、該回転式光量調整ツマミ16の操作方向と操作結果を示すための指標18が印刷等により設けられている。この指標18に示すように、同図における上方向に回転式光量調整ツマミ16を回転操作することで、上記投影光学系12による投影光量が増されて、より画像が明るく投影されるようになる。更に、上方向に回転式光量調整ツマミ16を回転し続けると回転操作できない状態となり、その際、本装置において表示可能な最大輝度の白色画像を表示可能となる。逆に、下方向に回転操作すれば、より画像が暗く投影されるようになる。
【0052】
このように、簡単操作で適宜、光量を調整することができ、投影環境に必要な投影光量で表示するよう操作可能となっている。
【0053】
また、この回転式光量調整ツマミ16は、このような光量調整だけでなく、当該投影表示装置10の電源スイッチとしての機能も兼ね備えている。即ち、この回転式光量調整ツマミ16を上記指標18の矢印方向とは逆方向(図中、下方向)に最終位置まで回転操作することで、当該投影表示装置10の電源をオフにすることができる。またその状態から、回転式光量調整ツマミ16を上記指標18の矢印方向、即ち、図中、上方向に回転操作することで、当該投影表示装置10の電源をオンにすることができる。この電源のオン/オフ状態を操作者に呈示するために、電源LED20が上記回転式光量調整ツマミ16近傍に配されている。
【0054】
図1の(C)は、投影表示装置10の構成を示す機能ブロック図である。
即ち、上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16の操作による電源オンに応じて、操作パネル14から電源部22へ電源SW信号が供給され、この電源部22より該投影表示装置10内の各部へ必要な電源が供給される。また、上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16の回転位置に応じた調整指示信号が、光量調整制御手段として機能する供給電流調整制御部24に与えられるようになっている。
【0055】
ここで、この投影表示装置10は、発光量を調整可能な異なった色光(R,G,B)を発光する複数の発光体として、R−LED26R,G−LED26G,B−LED26Bを備えている。なお、図では、各色を識別するために、異なるハッチングを付して示しているものであり、断面を示すためのハッチングではない(他の図においても同様)。また勿論、発光体としては、このようなLEDに限定するものではなく、有機LED(OLED)など他の発光素子であっても構わない。そして、上記供給電流調整制御部24は、上記操作パネル14から受けた上記調整指示信号に従って、上記R−LED26R,G−LED26G,B−LED26Bそれぞれに供給する電流を調整することで、各色光のLEDの発光量を個別に調整制御する。
【0056】
これらR−LED26R,G−LED26G,B−LED26Bからの光は、照明光学系28を介して光変調デバイス30を照明する。ここで、表示すべきデータである入力イメージデータは、光変調デバイス制御部32に入力され、該光変調デバイス制御部32は、その入力されたイメージデータに従った光変調データを上記光変調デバイス30に供給する。なお、光変調デバイス30としては、DMD(商標)、透過液晶、反射液晶、などを用いることができる。また、上記光変調データとは、光変調デバイス30に供給する画像データであって、入力するイメージデータそのものであっても良いし、変換したデータであっても良く、結果的に入力されるイメージデータに相応しい投影像が得られるデータであれば良い。
【0057】
上記光変調デバイス30は、入力される光変調データに従って光変調を行い、その光変調された光が上記投影光学系12によりスクリーンSに投影されることで、入力イメージデータに相応した投影画像がスクリーンSに投影表示されることとなる。
【0058】
また、上記光変調デバイス30への照明を妨げない位置に、上記LEDの発光量を検出するための光センサ34が配置されており、上記供給電流調整制御部24は、その光センサ34で検出した光量に応じて各LED26R,26G,26Bに対する供給電流をフィードバック制御するようになっている。
【0059】
図2の(A)は、この供給電流調整制御部24の構成を示すブロック図である。即ち、この供給電流調整制御部24は、白色光量調整部241、ホワイトバランス判断部242、R電流設定部243R、G電流設定部243G、及びB電流設定部243Bから構成されている。
【0060】
白色光量調整部241は、上記操作パネル14から入力される調整指示信号に応じた白色光量をホワイトバランス判断部242に設定する。ホワイトバランス判断部242では、R−LED26R,G−LED26G,B−LED26Bに必要な電流値を算出し、R電流設定部243R,G電流設定部243G,B電流設定部243Bに設定することで、それに応じて各色光のLED26R,26G,26Bが点灯する。その際に、光センサ34でR,G,B各々別に光量を検出してフィードバックをかけ、所望の白色光量になるように、各電流値を調整する。
【0061】
このホワイトバランス調整は、上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16が操作されたときに行われるものであり、そのため、白色光量調整部241よりホワイトバランス判断部242に、その開始を指示するためのトリガ信号(TRIG)が与えられるようになっている。
【0062】
図2の(B)及び(C)は、R,G,B各LEDの特性を示す図である。即ち、(B)は供給電流比kと明るさ(パワー)との関係を示す図、(C)は明るさ比Lcと供給電流比kとの関係を示す図である。
【0063】
ここで、供給電流比kとは、装置として最大の明るさの白画像を表示する際の、R,G,Bの各LED26R,26G,26Bの供給電流をそれぞれ「1」としたものである。明るさ比Lcも同様にそのときを「1」としたものである。
【0064】
図2の(B)よりわかるように、光量調整により上記最大の明るさの白画像の1/2の明るさで表示する際に、ホワイトバランスを維持し表示するための、R,G,B各LED26R,26G,26Bに供給する供給電流比が、それぞれkr、kg、kbのように異なっている。このように、R,G,B各LED26R,26G,26Bの特性の違いにより、白画像の明るさを変化させると、その変化にリニアな供給電流の制御でなく、更に、R,G,BのLED毎に異なった供給電流の制御をする必要が生じる。
【0065】
そこで、本実施の形態では、図2の(A)に示すように、光センサ34により、R,G,Bの光量をそれぞれ分けて測定し、白色画像において所望の明るさとホワイトバランスを調整するようにしている。ここで、所望の明るさとは、所望の色温度の白色画像をその装置で設定可能な最大光量で表示する光源(発光体)の明るさを示す。
【0066】
また、LEDの劣化や使用温度の違いにより該投影表示装置10の光源で発光する光量は変化する。そのため、該投影表示装置10の設定可能な上記白色画像の最大光量は、各LED26R,26G,26Bの供給電流の最大電流値を予め規定しその規定値をそれぞれのLED26R,26G,26Bで維持する条件と、上記所望の色温度を満たすR,G,Bの各光量のバランスの維持と、の両方を満たす最大光量を示す。
【0067】
なお、上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16の操作における最大光量は、上記白色画像の最大光量である。そして、該ツマミ16の回転操作に応じて、上記白色画像の光量を下げて表示する際、上記ホワイトバランス判断部242によって、ホワイトバランスに必要なR,G,Bそれぞれの供給電流を光センサ34を使用して判定し、設定するものである。
【0068】
以上のように、本第1の実施の形態によれば、使用する場所の外光の明るさや投影する画像サイズに適応的に、操作者によって調整指示により発光量を調整するこができる。
【0069】
また、異なった色光(R,G,B)を発光する複数の発光体のそれぞれの特性の違いがある際、光量調整によってホワイトバランスが崩れてしまうという課題を解決して、安定して表示する画像のホワイトバランスを調整することができる。
【0070】
更に、投影する表示装置として、大光量、大画面を求められる装置にあって、これまでランプなどで光量調整し難かったことと、白色光であることより上述したように無駄が多いことの課題を解決することができる。
【0071】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図3の(A)は本発明に係る表示装置の第2の実施の形態としての投影表示装置10の構成を示す図で、上記第1の実施の形態における図1の(C)と同様の部分には同じ参照番号を付すことにより、その説明は省略するものとする。
【0072】
本第2の実施の形態における投影表示装置10は、各色光別のLEDをそれぞれ複数個備えるものである。即ち、同図及び図3の(B)に示すように、光源保持手段として機能するLED基板36上には、R,G,BのLED26R,26G,26Bを複数リング状に配置している。この場合、同色光のLEDが各色光所定数ずつ連続して且つ半周でR,G,Bの三色の色光が得られ、また、180°対向する位置に同じ色光のLEDが現れるように、複数のLED26R,26G,26Bが配されている。そして、上記供給電流調整制御部24によって、各LEDはその供給電流が設定されると共に、そのLEDが順次パルス点灯するように制御されるようになっている。
【0073】
更に、照明レンズ281と共に照明光学系28を構成するテーパロッド282の入射面と上記LEDとの間に、上記LEDのパルス点灯に同期して回転する導光部材38が配されている。即ち、この導光部材38により、パルス点灯したLEDからの光がテーパロッド282に導かれ、その拡散するNAの大きい光を該テーパロッド282によりNAを小さくして、照明レンズ281により光変調デバイス30に照明する構成になっている。
【0074】
また、上記導光部材38は、モータ40の回転軸42に取り付けられており、該モータ40の回転に伴って、上記導光部材38の上記回転が行われるようになっている。このモータ40の回転即ち上記導光部材38の回転は、駆動制御手段として機能する回転制御部44によって安定した回転速度に制御し、その回転に同期して光変調デバイス制御部32では、光変調デバイス30へ供給する光変調データを、入力するイメージデータより生成する。また、上記回転制御部44に同期して、供給電流調整制御部24で、R,G,BのそれぞれのLEDに供給する電流を制御するものである。
【0075】
図4の(A)は、図3の(A)及び(B)の構成におけるタイミングチャートを示す図である。なお、同図において、回転角度とは、導光部材38のある起点に対する回転角度を示している。
【0076】
本実施の形態では、光量を調整するにあたって、RGBを一セットとして行う。
【0077】
即ち、操作パネル14は、所定のタイミングで、例えば入力イメージデータの垂直同期信号に同期して、図4の(A)に上記操作パネル14の回転式光量調整ツマミ16の回転角度として示すような、そのツマミ16の回転量を検出して、調整指示信号として供給電流調整制御部24に供給し、供給電流調整制御部24では、その調整指示信号に応じて、R,G,BのそれぞれのLEDの発光量を調整制御する。
【0078】
その際、図2の(B)のグラフで示したように、R,G,Bのそれぞれの供給電流を等比で制御してもホワイトバランスを一定に保持することはできない。そのために、光センサ34でR,G,Bの光量を検出し、所望の白色光量になるようにR,G,Bの輝度バランスを維持しながら、R,G,B各色光のLEDの発光光量となる供給電流をそれぞれ設定する。
【0079】
なお、この場合、本実施の形態では、図2の(B)のグラフを予めROMに保存しておき、そのグラフによって、R,G,Bそれぞれの供給電流を算出し設定し、更に、光センサ34で所望のR,G,Bの光量に対する誤差を補正するようにする。勿論、ROMに保存した上記グラフによって供給電流を設定するだけでも構わない。また、ROMを備えず、光センサ34で光量を検出しながら少しずつ供給電流を変化させるようにしても良い。
【0080】
また、光量の調整法として、図4の(B)に示すように、パルス点灯の時間を変えることで行うようにしても良い。
【0081】
図5は、LEDで発光以外に消費される電力と供給電流との関係を説明するための図である。
【0082】
LEDを短時間のパルス発光で大きな供給電流で高輝度に発光させる本実施の形態の構成では、高輝度の照明を得ることができる。しかし、図5に示すように、熱に変換される電力も大きい。従って、供給電力を下げることで、下がる光量以上の消費電力を下げることができる。
【0083】
このように、本第2の実施の形態によれば、LEDの点灯をパルス発光させることで、LEDの発熱を抑制でき、より尖頭電流を大きな電流を流し瞬間的に明るく光らせることができ、更に、複数のLEDが異なったタイミングでパルス点灯することで、結果的に連続的な照明光を得、上記瞬間的に明るい照明光を連鎖的に出力することで、より明るい照明光を得ることができる。
【0084】
そのように明るい照明、画像表示を可能な装置にあって、極力無駄のない発光量の低消費化をすることができる。
【0085】
また、LEDへの供給電流を制御することで、LEDの発熱が抑制され、発光効率を向上することができ、低消費電力化を可能にする。
【0086】
更に、LEDの個別特性の影響が少なく、光量を調整することができる。
【0087】
また、複数のLEDからのパルス発光を極力途切れなく、発光可能にしたもので、より明るい照明、画像を得ることができる。
【0088】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
本実施の形態における投影表示装置10は、図1の(C)又は図3の(A)に破線で示すように、操作パネル14から光変調デバイス制御部32へ、省エネモード設定信号が供給され、また、その光変調デバイス制御部32から供給電流調整制御部24へ、光量制御信号が与えられるようになっている。
【0089】
図6は、本第3の実施の形態における投影表示装置10の操作パネル14を示す平面図である。同図に示すように、本実施の形態においては、この操作パネル14には、上記回転式光量調整ツマミ16、指標18、及び電源LED20に加えて、省エネモードを操作者が選択設定するための複数の設定用ボタン46と、各設定用ボタン46に応じて設けられた、対応する設定用ボタン46の操作に応じて、当該モードが設定されたことを操作者に対して呈示するための設定確認用LED48とが配置されている。ここで、上記設定用ボタン46としては、OFFボタン、M1ボタン、M2ボタン、M3ボタンの4個が設けられており、それらの操作に応じた省エネモード設定信号が、該操作パネル14から上記光変調デバイス制御部32へ与えられる。
【0090】
本実施の形態における投影表示装置10は、上記設定用ボタン46の個数に合わせて、4つの動作モードを有するものである。即ち、設定用ボタン46の内、OFFボタンが操作されたときには、モードOFFとして、上記第1又は第2の実施の形態と同様に動作する。これに対して、M1ボタン,M2ボタン,M3ボタンの何れが操作されたときには、対応する省エネモードM1,M2,M3で動作する。
【0091】
ここで、省エネモードM1は、画像解析によりR,G,Bの全データの最大値を検出して動作するモードである。省エネモードM2は、画像解析によりR,G,B別の全データの最大値を検出して動作するモードである。そして、省エネモードM3は、画像解析によりR,G,B別の全データのヒストグラムを検出して動作するモードである。これら各省エネモードの各処理内容は、以下に詳述する。
【0092】
なお、それぞれの効果は、次の通りである。即ち、省エネモードM1は、R,G,Bの光量を一定の保つ等比で制御すれば良く、制御が簡単である。省エネモードM2は、省エネモードM1よりも更に省エネ可能で、R,G,B毎に極力発光量を減らすことができる。そして、省エネモードM3は、省エネモードM2よりも更に省エネ可能で、画像によっては、大きな省エネが可能である。例えば、入力イメージデータがカメラで撮った画像としたとき、そのカメラの撮像素子の所謂画素欠陥などにより、暗い画像中に輝度の高い画素を含む場合などがある。そのような画像に対して、省エネモードM3では、その画像中の輝度の高い画素をその周囲の画素と同等の輝度に変換し、その変換分の輝度に相当する光量を削減することができる。
【0093】
図7は、本実施の形態における供給電流調整制御部24及び光変調デバイス制御部32の構成を示すブロック図である。即ち、供給電流調整制御部24は、前述したように、白色光量調整部241、ホワイトバランス判断部242、R電流設定部243R、G電流設定部243G、及びB電流設定部243Bから構成されている。また、光変調デバイス制御部32は、逆ガンマ補正部321、画像解析部322、スケール変換部323、及び画像補正部324から構成されている。
【0094】
ここで、投影表示装置10、詳細には光変調デバイス制御部32に入力されるイメージデータには、通常用いられる表示装置であるCRTなどの特性を考慮して、予めガンマ補正がなされている場合が多い。そこで、本実施の形態では、スケール変換部323で計算し易くするために、まず、逆ガンマ補正部321において、そのような入力イメージデータをリニアに補正する。その補正されたデータであるiDataは、この逆ガンマ補正部321から画像解析部322及びスケール変換部323に入力される。
【0095】
画像解析手段として機能する画像解析部322は、入力されたデータiDataに対して、上記操作パネル14からの省エネモード設定信号に従って、図8に示すような画像解析を行い、その画像解析結果に応じたデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを光制御信号として、光変調データ変更手段として機能する、スケール変換部323及び画像補正部324に供給する。
【0096】
即ち、設定用ボタン46の内、M1ボタンがON操作された省エネモードM1では、1画素のR,G,Bデータそれぞれを1データとしてフレームAの全データのMAX値を検出することで、解析結果としてMAX値を得る。そして、データ倍率Uvr,Uvg,Uvbには、Uvr=255/MAX,Uvg=255/MAX,Uvb=255/MAXを設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0097】
また、設定用ボタン46の内、M2ボタンがON操作された省エネモードM2では、R,G,B別にフレームAの全データのMAX値を検出することで、解析結果としてR,G,B別のMAX値MAXr,MAXg,MAXbを得る。そして、データ倍率Uvr,Uvg,Uvbには、Uvr=255/MAXr,Uvg=255/MAXg,Uvb=255/MAXbを設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0098】
そして、設定用ボタン46の内、M3ボタンがON操作された省エネモードM3では、R,G,B別にフレームAの全データのヒストグラム処理をし、全体の度数の上位5%の度数に相当するデータ値Hyg−5%,Hyr−5%,Hyb−5%を算出することで、解析結果としてHyg−5%,Hyr−5%,Hyb−5%を得る。そして、データ倍率Uvr,Uvg,Uvbには、Uvr=255/Hyg−5%,Uvg=255/Hyr−5%,Uvb=255/Hyb−5%を設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0099】
スケール変換部323は、上記画像解析部322からの上記のような光量制御信号に従って、上記逆ガンマ補正部321で補正されたデータiDataのスケールつまり大きさを変える。このスケール変換部323でスケール変換されたデータoDataは、画像補正部324に入力される。この画像補正部324は、入力されたデータoDataに対し、上記画像解析部322からの光量制御信号に従って、また、光変調デバイス30の特性に応じて、ガンマを含む画像補正を施すものである。そして、その画像補正されたデータが、光変調データとして、光変調デバイス30に与えられる。なお、CRTなどでは、入力されたイメージデータにすでに施されたガンマ特性を再度、施すものであるが、これは必ずしも必要なものではなく、光変調デバイス30の特性が、入力する光変調データの大きさと変調された光の明るさがリニアであれば、補正する必要はない。
【0100】
また、上記画像解析部322からは、上記供給電流調整制御部24の白色光量調整部241又はホワイトバランス判断部242に対して、上記画像解析結果に応じた光制御信号が与えられるようになっている。ここで、省エネモードM1の場合には、光制御信号は、白色光量調整部241に入力され、R,G,B共通に光量制御される。これに対して、省エネモードM2又はM3のときには、ホワイトバランス判断部242のR/G/B別光量補正入力に入力され、R,G,B別々に光量が制御されるようになっている。
【0101】
即ち、供給電流調整制御部24は、光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを入力して、G,R,Bの光量が基準値の1/Uvg,1/Uvr,1/Uvb倍になるように、標準供給電流Irs,Igs,Ibsを補正した供給電流Iro,Igo,Iboを設定する。その際、供給電流Iro,Igo,Iboは、光量の基準値に相当する各供給電流の1/Uvg,1/Uvr,1/Uvb倍にするのでなく、光センサ34で検出した結果が、光量の基準値の1/Uvg,1/Uvr,1/Uvb倍になるように、それぞれ供給電流を調整する。
【0102】
また、それに限定するものではなく、図2の(C)のグラフを考慮して設定するようにしても良い。
【0103】
以下、各モードについて詳細に説明する。
設定用ボタン46の内、OFFボタンがON操作されたモードOFFでは、画像解析部322は、逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの解析は行わず、光量制御信号として、データ倍率Uvg,Uvr,Uvbを「1」で出力する。これにより、スケール変換部323は、逆ガンマ補正部321からの入力データiDataをそのまま出力データoDataとして出力し、それが画像補正部324で補正された後、光変調データとして光変調デバイス30へ供給される。また、供給電流調整制御部24は、上記第1及び第2の実施の形態と同様に動作する。即ち、このモードOFFは、上記第1及び第2の実施の形態の動作と同様の動作を行う通常動作モードである。
【0104】
また、設定用ボタン46の内、M1ボタンがON操作された省エネモードM1は、前述したように、画像解析によりR,G,Bの全データの最大値を検出して動作するモードである。そのため、画像解析部322は、1画素のR,G,Bデータそれぞれを1データとして、逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの全データのMAX値を検出し、光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを同値で出力する。
【0105】
例えば、入力データiDataが、図9の(A)に示すような画素データであったとすると(図では簡略化のため、3×3画素のデータであるとして示す。また、各画素の数値はG,R,Bの順に各データを示す)、図10のタイミングチャートにおけるフレームF0のように、M1ボタンがON操作される前のモードOFF時には、上記のようにデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbは「1」であるが、M1ボタンがON操作されて省エネモードM1となると、次のフレームであるフレームF1がフレームF0と同一の入力データiDataであったとしても、画像解析部322は、1画素のG,R,Bデータそれぞれを1データとして入力データiDataの全データのMAX値を検出し、光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを同値で出力する。図9の(A)の例では、MAX値として、中央の画素のGデータである「128」が検出される。そこで、画像解析部322は、255/MAX値である「1.99」をデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbに設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0106】
この光量制御信号を受けて、スケール変換部323は、各画素のデータを1.99倍することで、図9の(A)及び図10に示すように、各画素の各色のデータを1.99倍した出力データoDataを得て、それを画像補正部324に出力する。画像補正部324は、その出力データoDataに対して画像補正を施して光変調データを得、それを光変調デバイス30に供給する。
【0107】
また一方、供給電流調整制御部24では、上記光量制御信号に従って、図10に示すように、光センサ34で検出した当該フレームF1のG,R,Bそれぞれの光量Lg2,Lr2,Lb2が、光量の基準値であるフレームF0での光量Lg1,Lr1,Lb1の1/Uvg倍,1/Uvr倍,1/Uvb倍、即ち、それぞれ1/1.99倍の光量となるように、各LED26G,26R,26Bへの供給電流を制御する。
【0108】
次に、フレームF2で図9の(B)に示すようなiDataに変化した場合には、画像解析部322は、同様にその入力データiDataの全データのMAX値を検出し、この場合には、MAX値として、右列中央段の画素のBデータである「224」を検出する。そこで、画像解析部322は、255/MAX値である「1.14」をデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbに設定して、それを光量制御信号として出力する。
【0109】
この光量制御信号を受けて、スケール変換部323は、図9の(B)及び図10に示すように、各画素の各色のデータを1.14倍した出力データoDataを得て、それを画像補正部324に出力する。画像補正部324は、その出力データoDataに対して画像補正を施して光変調データを得、それを光変調デバイス30に供給する。なお、図10のタイミングチャートにおいては、各フレーム、上記3×3画素の中央の画素にのみ着目して、iData、oData、及び光量を図示していることに注意されたい。
【0110】
また一方、供給電流調整制御部24では、上記光量制御信号に従って、図10に示すように、光センサ34で検出した当該フレームF2のG,R,Bそれぞれの光量Lg3,Lr3,Lb3が、光量の基準値であるフレームF0での光量Lg1,Lr1,Lb1の1/Uvg倍,1/Uvr倍,1/Uvb倍、即ち、それぞれ1/1.14倍の光量となるように、各LED26G,26R,26Bへの供給電流を制御する。
【0111】
また、設定用ボタン46の内、M2ボタンがON操作された省エネモードM2は、前述したように、画像解析によりG,R,B別の全データの最大値を検出して動作するモードである。そのため、画像解析部322は、G,R,B別に逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの全データのMAX値を検出し、G,R,B別に光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを出力する。
【0112】
例えば、入力データiDataが、図11の(A)に示すような画素データであり、図12のタイミングチャートに示すように、フレームF0を投影表示中に、M2ボタンがON操作されて省エネモードM2となったとすると、次のフレームF1がフレームF0と同一の入力データiDataであったとしても、画像解析部322は、G,R,B別に逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの全データのMAX値を検出する。即ち、GデータのMAX値MAXgとしては中央の画素の値「128」が、RデータのMAX値MAXrとしては右列下段の画素の値「255」が、BデータのMAX値MAXbとしては右列中央段の画素の値「255」が、それぞれ検出される。そこで、画像解析部322は、G,R,B別に光量制御信号として、データ倍率Uvg=255/MAXr=255/128=1.99,Uvr=255/MAXr=255/255=1,Uvb=255/MAXb=255/255=1を出力する。
【0113】
この光量制御信号を受けて、スケール変換部323は、各画素のデータを、Gデータについては1.99倍、Rデータ及びBデータについては1倍することで、図11の(A)及び図12に示すような出力データoDataを得て、それを画像補正部324に出力する。画像補正部324は、その出力データoDataに対して画像補正を施して光変調データを得、それを光変調デバイス30に供給する。
【0114】
また一方、供給電流調整制御部24では、上記光量制御信号に従って、図12に示すように、光センサ34で検出した当該フレームF1のG,R,Bそれぞれの光量Lg2,Lr2,Lb2が、光量の基準値であるフレームF0での光量Lg1,Lr1,Lb1の1/Uvg倍,1/Uvr倍,1/Uvb倍、即ち、1/1.99倍,1/1倍,1/1倍の光量となるように、各LED26G,26R,26Bへの供給電流を制御する。
【0115】
次に、フレームF2で図11の(B)に示すようなiDataに変化した場合には、画像解析部322は、同様にその入力データiDataの全データのMAX値を検出し、この場合には、GデータのMAX値MAXgとしては中央の画素の値「128」が、RデータのMAX値MAXrとしては右列下段の画素の値「85」が、BデータのMAX値MAXbとしては右列中央段の画素の値「255」を、それぞれ検出する。そこで、G,R,B別に光量制御信号として、データ倍率Uvg=255/128=1.99,Uvr=255/85=3,Uvb=255/255=1を出力する。
【0116】
この光量制御信号を受けて、スケール変換部323は、図11の(B)及び図12に示すように、各画素のデータを、Gデータについては1.99倍、Rデータについては3倍、Bデータについては1倍した出力データoDataを得て、それを画像補正部324に出力する。画像補正部324は、その出力データoDataに対して画像補正を施して光変調データを得、それを光変調デバイス30に供給する。
【0117】
また一方、供給電流調整制御部24では、上記光量制御信号に従って、図12に示すように、光センサ34で検出した当該フレームF2のG,R,Bそれぞれの光量Lg3,Lr3,Lb3が、光量の基準値であるフレームF0での光量Lg1,Lr1,Lb1の1/Uvg倍,1/Uvr倍,1/Uvb倍、即ち、それぞれ1/1.99倍,1/3倍,1/1倍の光量となるように、各LED26G,26R,26Bへの供給電流を制御する。
【0118】
また、設定用ボタン46の内、M3ボタンがON操作された省エネモードM3は、前述したように、画像解析によりG,R,B別の全データのヒストグラムを検出して動作するモードである。そのため、画像解析部322は、図13に示すように、R,G,B別に逆ガンマ補正部321からの入力データiDataの全データのヒストグラム処理をし、全体の度数の上位5%の度数に相当するデータ値Hy−5%を検出し、R,G,B別に光量制御信号としてデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを出力する。
【0119】
スケール変換部323は、その結果としてのデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを入力し、oDataのG,R,BデータをoData(oDg,oDr,oDb)とすると、oDg=iDg×Uvg、oDr=iDr×Uvr、oDb=iDb×Uvbとスケールを変換し、oData(oDg,oDr,oDb)を出力する。
【0120】
その際、図13のDcpより大きな画素のoDataは、すべて255に制限し、最終的にスクリーンSなどに投影される画像は、モードOFF時と異なるが、上述した画素欠陥がある場合には、支障がないと共に、欠陥画素による画質劣化をも気にならなくすることができる。
【0121】
但し、スケール変換した結果のoDataが255を越えるデータは、255に変換するものとする。
【0122】
以上のように、本第3の実施の形態によれば、様々な装置の制御に伴って発光量を変更した際に、それを補って変換方法を変更することで、観察者が観察する画像の明るさを変えることなく安定した画像を継続的に表示することができるようになる。
【0123】
また、表示する画像の明るさ、画質を維持しながら、最大限に光量を調整することができる。
【0124】
更に、画質を完全に維持可能な発光量の調整を可能にすることができる。
【0125】
また、省エネモードM1では、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。更には、変換方法を各色共通にすることができ、構成が簡単にすることができる。
【0126】
また、省エネモードM2では、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。特に、イメージデータの最大値が小さい場合として知られる映画などのシーンにおいて、大きく発光量を調整し、省エネ効果が期待できる。
【0127】
更に、これら省エネモードM1,M2では、イメージデータの動的な変化に対して発光量を調整することで、極力発光量を調整することができる。
【0128】
また、省エネモードM3では、画質をほぼ維持しながら発光量の調整を最大限に調整することができる。特に、イメージデータにカメラで取り込んだ時点に生ずる画素欠陥などで、暗い画像中の1画素のみ大きなイメージデータとなった画素などを除去し、その際にも発光量の調整を最大限に調整することができる。
【0129】
なお、この省エネモードM3は、解析処理をヒストグラムとして説明したが、それに限定するものではない。例えば、画像にローパスフィルタ等のフィルタ処理を行って、その後にMAX検出をするようにしても良い。
【0130】
上記画素欠陥などの画像には、イメージデータ、或いは、iDataのフィルタ処理後の省エネモードM1,M2で説明したMAX検出処理であっても、省エネ効果を得ることができる。
【0131】
また、光変調デバイス制御部32の光変調データ変更手段を複数のルックアップテーブルで構成するようにしても良い。即ち、上記スケール変換部323及び画像補正部324に代えて、図14に示すように、複数の画像補正テーブル3251〜3253と、それら複数の画像補正テーブル3251〜3253を垂直同期信号に同期して選択する選択回路326とを用いる。なお、画像補正テーブル3251〜3253は、ROMで構成している。勿論、RAMで構成し、内容を変更できるようにしても良い。
【0132】
ここで、画像補正テーブル“1”3251はスケール1のテーブルであり、図15の(A)に示すような内容をテーブル化したものである。なお、これは、ガンマを含んだ内容となっているので、画像補正の動作は不要となっている。また、画像補正テーブル“2”3252はスケール4/3のテーブルであり、図15の(B)に示すような内容をテーブル化したものとなっている。そして、画像補正テーブル“3”3253はスケール2のテーブルであり、図15の(C)に示すような内容をテーブル化したものとなっている。
【0133】
また、この場合、画像解析部322は、省エネモードM2の場合に、光量制御信号としてのデータ倍率Uvg,Uvr,Uvbを出力するのではなく、解析結果である、MAXr,MAXg,MAXbを出力する。選択回路326は、各テーブルのスケール1,4/3,2と255/MAXr,255/MAXg,255/MAXbとを比較して、できるだけ光量を減らし、イメージデータに相応しい投影像を得られるように、テーブルを選択する。
【0134】
選択回路326は、図15の(D)に示すような条件に従って、画像補正テーブル3251〜3253を選択する。例えば、検出したRデータの最大値MAXrが「85」の場合は、255/MAXr=255/85=3であり、この値「3」は「2」以上であるために、画像補正テーブル“3”3253を選択する。また、Rデータの最大値MAXrが「128」の場合は、255/MAXr=255/128=1.99であり、この値「1.99」は「4/3」以上「2」未満であるために、画像補正テーブル“2”3252を選択する。その結果、図16に示すようなタイミングチャートを得る。選択回路326は、省エネモード設定信号によって該省エネモードに対応した光量制御信号の種類や情報量を判別する。例えば、光量制御信号は、上記したモードM2ではMAXr,MAXg,MAXbの3つであり、モードM1ではMAXの1つである。
【0135】
このように、ルックアップテーブルの切り換えのみであるため、フレーム、フィールドごとに高速に光変調データの生成、変換をすることができる。
【0136】
また、更に、ルックアップテーブルに、入力イメージデータの逆ガンマ補正の機能も含ませることも可能である。即ち、図17に示すように、光変調デバイス制御部32を、画像解析部322と、複数の画像補正テーブル3271〜3273と、選択回路326とによって構成し、逆ガンマ補正部321を省略した構成とすることができる。
【0137】
この場合、画像解析部322は、省エネモードM1及びM2の際には、MAXを検出する図14の変形例と同様の処理で良い。省エネモードM3の際には、ヒストグラムのグラフ形状が逆ガンマ分変形するので、それに応じてHy−5%に相当する新たな度数値を設定することで、図14と同じ結果を得る。
【0138】
また、画像補正テーブル“A”3271,画像補正テーブル“B”3272,画像補正テーブル“C”3273は、逆ガンマとスケール変換と画像補正の補正カーブとの関係によって各々設定する。
【0139】
このような構成によれば、逆ガンマ補正部321が不要となり、構成が簡単で小さく、且つ安価に構成することができる。
【0140】
以上のように、光変調データ変更手段を、予め設定したROMなどのルックアップテーブルを複数用意し、それを選択する構成とすることで、高速に変換方法を変更することができる。
【0141】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0142】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、極力電力を使用しないデータプロジェクタを含めた表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る表示装置の第1の実施の形態としての投影表示装置の外観を示す斜視図、(B)は操作パネルを示す平面図であり、(C)は投影表示装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】(A)は供給電流調整制御部の構成を示すブロック図、(B)はR,G,B各LEDの特性を説明するための供給電流比kと明るさ(パワー)との関係を示す図であり、(C)は同じく明るさ比Lcと供給電流比kとの関係を示す図である。
【図3】(A)は本発明に係る表示装置の第2の実施の形態としての投影表示装置の構成を示す図であり、(B)はLED基板上への複数のLEDのレイアウトを示す図である。
【図4】(A)は第2の実施の形態における投影表示装置での光量調整方法を説明するためのタイミングチャートを示す図であり、(B)は別の光量調整方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】LEDで熱に変換される電力と供給電流との関係を説明するための図である。
【図6】本発明に係る表示装置の第3の実施の形態としての投影表示装置の操作パネルを示す平面図である。
【図7】供給電流調整制御部及び光変調デバイス制御部の構成を示すブロック図である。
【図8】各省エネモードでの画像解析内容、解析結果、及びデータ倍率の関係を示す図である。
【図9】(A)はスケール変換部への省エネモードM1におけるフレームF1の入力データiDataと出力データoDataを示す図であり、(B)は同じくフレームF2の入力データiDataと出力データoDataを示す図である。
【図10】省エネモードM1における光量調整方法を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図11】(A)はスケール変換部への省エネモードM2におけるフレームF1の入力データiDataと出力データoDataを示す図であり、(B)は同じくフレームF2の入力データiDataと出力データoDataを示す図である。
【図12】省エネモードM2における光量調整方法を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図13】省エネモードM3における光量調整方法を説明するための入力データiDataのヒストグラムを示す図である。
【図14】第3の実施の形態の変形例における光変調デバイス制御部の構成を示すブロック図である。
【図15】(A)乃至(C)は光変調デバイス制御部の3つの画像補正テーブルそれぞれの内容を説明するための図であり、(D)は光変調デバイス制御部の選択回路による画像補正テーブルの選択条件を説明するための図である。
【図16】変形例における光量調整方法を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図17】第3の実施の形態の更に別の変形例における光変調デバイス制御部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…投影表示装置、12…投影光学系、14…操作パネル、16…回転式光量調整ツマミ、18…指標、20…電源LED、22…電源部、24…供給電流調整制御部、26R…R−LED、26G…G−LED、26B…B−LED、28…照明光学系、30…光変調デバイス、32…光変調デバイス制御部、34…光センサ、36…LED基板、38…導光部材、40…モータ、42…回転軸、44…回転制御部、46…設定用ボタン、48…設定確認用LED、241…白色光量調整部、242…ホワイトバランス判断部、243R…R電流設定部、243G…G電流設定部、243B…B電流設定部、281…照明レンズ、282…テーパロッド、321…逆ガンマ補正部、322…画像解析部、323…スケール変換部、324…画像補正部、、326…選択回路、3251…画像補正テーブル“1”、3252…画像補正テーブル“2”、3253…画像補正テーブル“3”、3271…画像補正テーブル“A”、3272…画像補正テーブル“B”、3273…画像補正テーブル“C”、S…スクリーン。
Claims (16)
- 入力されるイメージデータに従って光変調をする光変調デバイスを使用して観察者に対し画像を表示する表示装置において、
発光量を調整可能な異なった色光を発光する複数の発光体と、
前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を個別に調整制御する光量調整制御手段と、
を具備し、
前記光量調整制御手段は、表示可能な最大輝度の白色画像を観察者に対し表示した際の前記複数の発光体の各色光毎の発光量よりも少ない発光量に、少なくとも1つの色光の発光量を変更可能とする、
ことを特徴とする表示装置。 - 前記入力されるイメージデータの大きさを変換して光変調データとし、その変換した光変調データを前記光変調デバイスに入力させる光変調データ変更手段を更に具備し、
観察者が観察する所定のイメージデータの大きさに基づく画像の明るさが変化しないように、
前記光変調データ変更手段は、それが行う変換方法を変更すると共に、
前記光量調整制御手段は、前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を操作者によって調整指示する操作パネルを更に具備し、
前記光量調整制御手段は、前記操作パネルからの調整指示に従って、前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を個別に調整制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記光量調整制御手段は、前記調整指示に従って前記発光量を調整する際に、前記複数の発光体が発光する色光のホワイトバランスを調整するように各色光の発光量を個別に調整制御することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 前記入力されるイメージデータを解析し、その解析結果に対応した信号を出力する画像解析手段を更に具備し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段からの出力信号に応じて前記変換方法を変更し、
前記光量調整制御手段は、前記画像解析手段からの出力信号に応じて発光量を変更する、
ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記画像解析手段は、前記入力されるイメージデータの最大値を検出し解析結果として出力することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 前記異なった色光が赤、青、緑であって、
前記入力されるイメージデータが該色光のそれぞれに対応したデータからなり、
前記画像解析手段は、前記色光のそれぞれに対応したデータのそれぞれの解析結果を出力し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段が検出した前記色光それぞれの最大値に従って色光毎の変換方法をそれぞれ変更し、
前記光量調整制御手段は、前記色光毎の発光量を前記色光毎の変換方法にそれぞれ従って変更する、
ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 前記異なった色光が赤、青、緑であって、
前記入力されるイメージデータが該色光のそれぞれに対応したデータからなり、
前記画像解析手段は、前記色光のそれぞれに対応したデータを全データとして、該全データに関する解析結果を出力し、
前記光変調データ変更手段は、前記画像解析手段が検出した前記全データに関する最大値に従って色光毎の変換方法を変更し、
前記光量調整制御手段は、前記色光毎の発光量を前記変換方法に従って変更する、
ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 前記画像解析手段は、前記入力されるイメージデータのヒストグラムを生成し解析結果として出力することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 前記光量調整制御手段は、前記入力されるイメージデータが変化するごとに前記複数の発光体が発光する各色光の発光量を変更することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 前記光変調データ変更手段は、
前記イメージデータと前記光変調データとの関係を予め設定した所定の前記変換方法であるルックアップテーブルを複数備え、
前記画像解析手段の出力に従って複数の前記ルックアップテーブルより1つを選択する、
ことを特徴とする請求項5記載の表示装置。 - 前記発光体は、少なくとも1つの色光で発光する発光ダイオードを複数備え、
前記光量調整制御手段は、
該複数の発光ダイオードを異なったタイミングでパルス発光させると共に、
該異なったタイミングで発光する前記発光ダイオードのそれぞれの発光量を変えて光量調整をする、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記光量調整制御手段は、前記発光ダイオードの発光量を変えて光量調整する際、前記発光ダイオードへの供給電流を制御することを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
- 前記光量調整制御手段は、前記発光ダイオードの発光量を変えて光量調整する際、前記発光ダイオードを発光させるパルス発光時間を制御することを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
- 前記複数の発光ダイオードをリング状に配列する光源保持手段を更に具備し、
前記光量調整制御手段は、前記複数の発光ダイオードが前記光源保持手段に保持される配列順序に従って前記発光ダイオードを順次パルス発光するように制御し、
前記発光ダイオードが順次パルス発光する際のそれぞれの光を導光部材によって前記光変調デバイスに導くために、前記リング状に配列した発光ダイオードに沿って該導光部材を回転させるように駆動制御する駆動制御手段を更に具備する、
ことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。 - 前記光変調デバイスにより光変調された光を拡大投影する投影光学系を更に具備することを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れかに記載の表示装置。
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