JP2004339534A - めっき処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】めっき後に被めっき物を洗浄する作業を効率的に行うことができ、めっき液の回収作業を容易にし、めっき液の回収効率を高める。
【解決手段】被めっき物10をセットするめっき槽30に、被めっき物に向けてめっき液を噴射するスパージャ20を設け、めっき液タンク40からスパージャ20にめっき液42を供給して被めっき物10をめっきするめっき処理装置において、前記スパージャ20に、被めっき物10にめっき液を噴射するめっき用のノズル22と、被めっき物に洗浄液52を噴射する洗浄用のノズル24とを、前記めっき用のノズル22は前記めっき液タンク40に、前記洗浄用のノズル24は洗浄液タンク50に、各々個別の流路を介して連通させて設け、前記めっき槽30を前記めっき液タンク40に連通させて、被めっき物10のめっきに使用しためっき液42、および被めっき物10をめっきした後、前記洗浄用のノズル24から被めっき物に噴射された洗浄液52を、めっき液タンク40に回収可能に設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はめっき処理装置に関し、より詳細にはリードフレームや半導体ウエハ等の電子部品の製造に使用されるめっき処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造工程には、リードフレームのインナーリードあるいは配線基板の端子部等に金めっき等の所要のめっきを施すめっき工程がある。これらのめっき工程におけるめっき方法には種々の方法があるが、たとえばリードフレーム等の被めっき物に部分的にめっきを施すような場合には、リードフレームをめっき用のマスクによって挟み、マスクから露出しているめっき領域にめっき液を噴射させるようにしてめっきする。
そして、めっきした後は、めっき成分を回収する回収槽に被めっき物を浸漬させて被めっき物に付着しているめっき液を落とし、次いで洗浄槽で被めっき物の表面に付着しているめっき液を洗浄するといった操作がなされる。
【0003】
リードフレーム等の電子部品のめっき工程では、金めっき液のような高価なめっき液が使用されることがあるから、めっき液を回収して再利用することは有効であり、また、めっき後に被めっき物を洗浄することは、被めっき物に残留しためっき液が製品に悪影響を及ぼさないようにするため必要である。
このように被めっき物を洗浄する方法としては、半導体ウエハの製造工程におけるめっき方法として、半導体ウエハにめっき液を噴射させてめっきした後、めっき液噴射ノズルを利用して純水を半導体ウエハに吹き付けて半導体ウエハを洗浄する方法、また、めっき外槽に純水を噴射する噴射ノズルを設けて被めっき物を洗浄し、洗浄後の排液をめっき内槽あるいはめっき外槽に流し込むようにする方法等がある(特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−92949号公報
【特許文献2】
特開2001−316878号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したように回収槽を用いてめっき液を回収する方法では、回収のための回収コストがかかるという問題がある。回収槽ではめっき液を落としやすくするため純水を貯溜しておいてめっき液を回収するから、めっき液として再使用するには所定の濃度にまで濃縮する必要があり、そのための設備が必要であったり、そのためのコストがかかることになる。また、回収槽を連続使用していると、回収槽の濃度が高まり、回収能力が低下するから、定期的に回収槽の液濃度を調整するといった調整作業が必要になる。
【0006】
そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、被めっき物をめっきした後に被めっき物を洗浄する作業を効率的にかつ確実に行うことができ、被めっき物にめっき液が付着することによって製品に悪影響が生じることを防止するとともに、めっき液の回収作業を容易にして、効率的にめっき液を回収して再利用可能とするめっき処理装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、被めっき物を配置するめっき槽に、被めっき物に向けてめっき液を噴射するスパージャを設け、めっき液タンクからスパージャにめっき液を供給して被めっき物をめっきするめっき処理装置において、前記スパージャに、被めっき物にめっき液を噴射するめっき用のノズルと、被めっき物に洗浄液を噴射する洗浄用のノズルとを、前記めっき用のノズルは前記めっき液タンクに、前記洗浄用のノズルは洗浄液タンクに、各々個別の流路を介して連通させて設け、前記めっき槽を前記めっき液タンクに連通させて、被めっき物のめっきに使用しためっき液、および被めっき物をめっきした後、前記洗浄用のノズルから被めっき物に噴射された洗浄液を、めっき液タンクに回収可能に設けたことを特徴とする。
【0008】
また、前記スパージャは、めっき用のノズルと洗浄用のノズルとを支持するノズル板と、該ノズル板の被めっき物と対向する面と反対面側に設けられ、前記めっき用のノズルにめっき液を供給するボックス部とを備え、前記ノズル板に、前記洗浄用のノズルと前記洗浄液タンクとを連通する流路を、前記めっき用のノズルに連通する流路とは独立した流路として設けたことを特徴とする。ノズル板にめっき用のノズルと洗浄用のノズルとを取り付けることにより、製品に応じてノズル板を交換するだけでめっき操作と洗浄操作を容易に行うことが可能となる。
また、前記スパージャには、被めっき物の一または複数のめっき領域ごとに、めっき用のノズルと洗浄用のノズルとを設けたことを特徴とする。これによって複数のめっき領域がある場合でもめっき操作と洗浄操作を確実に行うことが可能となる。
また、前記めっき液タンクに、めっき液を加温する加温手段を設けたことにより、めっき液タンクから水分を蒸発させ、めっき液タンクに回収される洗浄液によってめっき液の濃度が薄くなることを抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面と共に詳細に説明する。
図1は、本発明に係るめっき処理装置の一実施形態についての全体構成を示す説明図である。本実施形態のめっき処理装置は、短冊状あるいは長尺状のリードフレーム、短冊状の樹脂配線基板、半導体ウエハ等の被めっき物にめっき液を噴射してめっきする装置であり、被めっき物10をめっき槽30の上部に配置し、めっき槽30の内部に配置したスパージャ20から被めっき物10にめっき液を噴射することによってめっきするように構成されている。
40はめっき液タンクであり、めっき液タンク40に貯溜されているめっき液42がポンプ44によりスパージャ20に供給され、スパージャ20から被めっき物10に向けてめっき液42が噴射される。
【0010】
被めっき物10は裏当て板12とマスク14によって挟圧した状態でめっき槽30の上部に設けた開口部に配置される。これによってめっき槽30が閉空間となり、めっき液を被めっき物10に向けて噴射してめっきすることが可能となる。
裏当て板12は被めっき物10の裏面を遮蔽するためのものである。マスク14の被めっき物10に当接する部位にはめっき領域を囲むようにシール16が設けられている。シール16によって囲まれた内側領域がめっき領域である。シール16によってめっき領域の外側にめっき液が漏れることが防止され、被めっき物10の余分な部位にめっきが付着することが防止されている。
単位リードフレームを連設した短冊状のリードフレームをめっきするような場合には、単位リードフレームごとにシールしてめっき領域を設定し、個々のめっき領域ごとにめっきされるようになっている。
【0011】
スパージャ20はめっき液タンク40から供給されるめっき液42を収容するボックス部18と、ボックス部18に連結して設けられたノズル板19とを備える。ノズル板19には被めっき物10のめっき領域に向けてめっき液を噴射してめっきするためのめっき用のノズル22と、めっきが施された被めっき物10に洗浄液を噴射して洗浄するための洗浄用のノズル24とが設けられている。ボックス部18は、めっき用のノズル22にのみ連通し、ノズル22から所定の圧力でめっき液42が噴射されるように設けられている。
【0012】
めっき液タンク40はスパージャ20のボックス部18に連通し、ポンプ44によってスパージャ20に送出されためっき液42は、ボックス部18で圧力を高めるようにして各々のノズル22から被めっき物10に向けて噴射される。
めっき槽30はめっき液タンク40と配管46を介して接続し、めっき槽30にたまっためっき液はめっき液タンク40に回収される。
【0013】
このようにめっき液タンク40からめっき液42をスパージャ20に供給し、スパージャ20から被めっき物10に所定の圧力でめっき液を噴射してめっきする方法は一般的な方法であり、本実施形態において特徴的な構成ではない。
本実施形態のめっき処理装置において特徴的な構成は、スパージャ20に、めっき用のノズル22とは別個にめっき後の被めっき物10を洗浄するための洗浄用のノズル24を設け、めっき液を供給する流路とは独立した流路を介して洗浄用のノズル24と洗浄液タンク50とを連通させて設けたことにある。
【0014】
図1において、50が純水等の洗浄液を貯溜する洗浄液タンク、54が洗浄液52を所定圧力で洗浄用のノズル24に供給するポンプ、56がスパージャ20と洗浄液タンク50とを接続する配管である。
洗浄用のノズル24に供給する洗浄液52の流路と、めっき用のノズル22に供給するめっき液42の流路とを独立させるため、本実施形態においては、スパージャ20のノズル板19に、洗浄液52を流通させる流路26とめっき液42を流通させる流路28とを別個の流路として形成し、洗浄用のノズル24とめっき用のノズル22が、各々洗浄液タンク50とめっき液タンク40に別個の流路を介して連通するようにしている。
【0015】
図2にノズル板19にめっき用のノズル22と洗浄用のノズル24を配置した例を示す。図示例は、被めっき物10が複数のめっき領域を有するものの例で、図のA部分がめっき領域である。ノズル板19の長手方向に4つに区分してめっき領域Aが設けられている。各々のめっき領域にはめっき用のノズル22と洗浄用のノズル24が設けられている。洗浄用のノズル24は4本のめっき用のノズル22に囲まれた中央に配置されている。洗浄用のノズル24は流路26を介して、めっき用のノズル22とは交差せずに配管56に接続している。
【0016】
図3は、ノズル板19の内部における流路を拡大して示す。ノズル板19にはめっき用のノズル22と洗浄用のノズル24が上方に突出するように設けられ、洗浄用のノズル24はノズル板19の内部に設けた流路26に連通し、めっき用のノズル22はノズル板19を厚さ方向に貫通する流路28に連通している。流路26、28はノズル板19の内部で交差しないように設けられている。
ノズル板19の被めっき物10と対向する面と反対面側の面にはボックス部18が連結し、ボックス部18内にめっき液タンク40からめっき液42が供給される。流路28はボックス部18に連通し、ボックス部18に供給されためっき液42はめっき用のノズル22から噴射されることになる。
一方、洗浄用のノズル24は流路26を介して洗浄液タンク50に連通し、流路26を介して洗浄液52が供給されることになる。
【0017】
本実施形態のめっき処理装置を使用してめっきする場合は、まず、マスク14に被めっき物10をのせ、裏当て板12によって被めっき物10を押さえた後、ポンプ44を作動させてめっき液タンク40からめっき液42をスパージャ20に供給し、めっき用のノズル22からめっき液42を被めっき物10に噴射してめっきを行う。このめっきは電解めっきであっても無電解めっきであってもよい。
被めっき物10にめっきがなされたら、ポンプ44を停止し、次にポンプ54を作動させ、ノズル板19に設けられた洗浄用のノズル24から被めっき物10に洗浄液52を噴射させ洗浄操作を行う。
洗浄後の被めっき物10はマスク14から搬出され、次の被めっき物10がマスク14に配置され、次のめっきおよび洗浄がなされる。こうして、次々と被めっき物10に対してめっきと洗浄がなされてめっき処理がされる。
【0018】
めっき槽30には、被めっき物10にめっきを施す際にめっき用のノズル22から噴出されためっき液、および洗浄の際に洗浄用のノズル24から噴出された洗浄液が溜まり、めっき槽30にたまっためっき液と洗浄液とは配管46を経由してめっき液タンク40に回収される。
めっき液タンク40に回収されためっき液は再利用されるのであるが、本実施形態のように、めっき槽30にたまった洗浄液をめっき液タンク40に回収するようにした場合には、めっき液タンク40に徐々に洗浄液が流入することによってめっき液42の濃度が薄くなることが懸念される。
【0019】
しかしながら、実際のめっき装置では、めっき液を常温で使用することは少なく、めっき液タンク40のヒータ等の加温手段を設けて、めっき液を加温しながら使用する場合が多い。また、めっき液に有害な物質が含まれているような場合には、図1に示すように、めっき液タンク40に蓋48を被せて使用する。このように、めっき液を加温したり、タンクを密閉して使用する場合には、めっき液タンク40からかなりの分量の水分が蒸発して散逸する。
したがって、めっき槽30に溜まっためっき液と洗浄液をともにめっき液タンク40に回収するようにしても、これによって直ちにめっき液42の組成が変化したりすることはない。なお、めっき液タンク40に蓋48を被せないで使用することももちろん可能である。
【0020】
めっき液42を加温しながら使用するような装置では、めっき液タンク40に回収されてくる被めっき物10の洗浄に使用した洗浄液の分量と、めっき液タンク40から蒸発して散逸する水分量とをバランスさせるようにすることで、めっき液と洗浄液とをめっき液タンク40に回収する方法で問題なくめっき操作を行うことが可能である。
場合によってめっき液タンク40へ回収した洗浄液とめっき液タンク40から蒸発した水分量のバランスがとれないような場合には、めっき液タンク40に回収する洗浄液の分量を調節したり、めっき液の濃度が上がったような場合にはめっき液タンク40に洗浄液を加えるといった方法でめっき液を調節すればよい。このような浴の調節は、従来のめっき工程においてもなされていたことである。
【0021】
なお、洗浄液52には純水等の所要の液体を使用することができる。純水を洗浄液52とした場合は、被めっき物10を洗浄した洗浄液52をめっき液タンク40に回収しても、めっき液タンク40には水分が加わるだけであり、めっき液の組成が問題になることはない。また、洗浄液52として酸やアルカリを使用することも可能である。この場合は、めっき液タンク40に洗浄液を回収する際に事前に中和処理を施す等によってめっき液への影響を回避するようにすればよい。
【0022】
本実施形態のめっき処理装置は、スパージャ20にめっき用のノズル22と洗浄用のノズル24を設けて、同一のめっき槽30で被めっき物10をめっきする工程と被めっき物10を洗浄する工程とを行えるようにしたことで、被めっき物10をめっきした後に被めっき物10を洗浄槽に搬送するといった作業が不要となり、効率的にめっきと洗浄を行うことが可能になる。また、めっき後に直ちに被めっき物10を洗浄することができることにより、被めっき物の洗浄効果が高まり、めっき液の回収効率を高めることが可能になる。また、同一のめっき槽30でめっき液と洗浄液をともにめっき液タンク40に回収する方法としたことにより、めっき液をそのまま再利用することができ、めっき液の回収のための特別の設備や回収のための操作が不要になる。
【0023】
また、本実施形態においては、ノズル板19にめっき用のノズル22と洗浄用のノズル24とを別々に配置し、ノズル板19内での洗浄液とめっき液の流路26、28を別にして、被めっき物10にめっき液と洗浄液とを噴射する際には、各々の液が独立した流路26、28から供給され、めっき液と洗浄液とが混じり合わないことにより、洗浄液による被めっき物10の洗浄効果を高めることができ、被めっき物10に付着しためっき液の回収効率を高めるとともに、被めっき物10にめっき液が残留することによって製品に及ぼされる悪影響を効果的に回避することができる。また、洗浄液タンク50から常時、新しい洗浄液52を被めっき物10に噴射させて洗浄することができることから、洗浄液による洗浄効果を高めることができるとともに、安定した洗浄が可能となり、製品の品質のばらつきを抑えることが可能となる。
【0024】
また、被めっき物10のめっき領域に合わせてノズル板19に洗浄用のノズル24を配置したことで、被めっき物10のめっき領域に集中して洗浄液52を噴射することができ、これによって被めっき物10をより効果的に洗浄することが可能になり、洗浄液52の分量を節約して被めっき物10を洗浄することができる。これによって、洗浄液52がめっき液タンク40に排出される分量を抑えることができ、めっき液タンク40に貯溜されているめっき液42に対する影響を抑えるようにすることができる。
【0025】
なお、スパージャ20のボックス部18は製品によって共通に使用されるのに対して、ノズル板19は製品によってめっき領域が異なったりするから交換して使用される。したがって、製品のめっき領域に合わせてめっき用のノズル22と洗浄用のノズル24および流路26、28を設けたノズル板19を製作しておくことにより、製品交換の際にはノズル板19を交換するだけで、上述しためっき操作と洗浄操作を行うことができるめっき処理装置を構成することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係るめっき処理装置によれば、上述したように、スパージャにめっき用のノズルと洗浄用のノズルとを設け、これらのノズルに連通するめっき液と洗浄液の流路とを別個の流路としたことにより、洗浄液による被めっき物の洗浄作用を効果的に行うことが可能となる。また、めっき槽とめっき液タンクとを連通させ、めっき槽にたまっためっき液と洗浄液とをめっき液タンクに回収する構成としたことによって、めっき液の回収操作を容易にし、めっき液を容易に再利用可能にすることができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るめっき処理装置の一実施形態の全体構成を示す説明図である。
【図2】ノズル板の平面配置例を示す説明図である。
【図3】ノズル板の内部構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 被めっき物
12 裏当て板
14 マスク
16 シール
19 ボックス部
20 ノズル板
22 めっき用のノズル
24 洗浄用のノズル
26、28 流路
30 めっき槽
40 めっき液タンク
42 めっき液
44 ポンプ
50 洗浄液タンク
52 洗浄液
54 ポンプ

Claims (4)

  1. 被めっき物を配置するめっき槽に、被めっき物に向けてめっき液を噴射するスパージャを設け、めっき液タンクからスパージャにめっき液を供給して被めっき物をめっきするめっき処理装置において、
    前記スパージャに、被めっき物にめっき液を噴射するめっき用のノズルと、被めっき物に洗浄液を噴射する洗浄用のノズルとを、前記めっき用のノズルは前記めっき液タンクに、前記洗浄用のノズルは洗浄液タンクに、各々個別の流路を介して連通させて設け、
    前記めっき槽を前記めっき液タンクに連通させて、被めっき物のめっきに使用しためっき液、および被めっき物をめっきした後、前記洗浄用のノズルから被めっき物に噴射された洗浄液を、めっき液タンクに回収可能に設けたことを特徴とするめっき処理装置。
  2. 前記スパージャは、めっき用のノズルと洗浄用のノズルとを支持するノズル板と、該ノズル板の被めっき物と対向する面と反対面側に設けられ、前記めっき用のノズルにめっき液を供給するボックス部とを備え、
    前記ノズル板に、前記洗浄用のノズルと前記洗浄液タンクとを連通する流路を、前記めっき用のノズルに連通する流路とは独立した流路として設けたことを特徴とする請求項1記載のめっき処理装置。
  3. 前記スパージャには、被めっき物の一または複数のめっき領域ごとに、めっき用のノズルと洗浄用のノズルとを設けたことを特徴とする請求項1または2記載のめっき処理装置。
  4. 前記めっき液タンクに、めっき液を加温する加温手段を設けたことを特徴とする請求項1、2または3記載のめっき処理装置。
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