JP2004339441A - 押花貼着用粘着フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、光線透過性に優れると共に、優れた曲面追従性や曲面密着性を有しており、押花を美麗且つ鮮明に観賞できる外観性を発現し、且つ、焼却処理による廃棄も容易で環境に優しい押花貼着用として好適に用いられる粘着フィルムを提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂100重量部と動的粘弾性測定(周波数100Hz)におけるゴム相のtanδのピークが−10〜25℃であるエラストマー3〜90重量部よりなり、光線透過率が80%以上のポリオレフィン系樹脂フィルムの一方の面に、粘着剤層が積層されていることを特徴とする押花貼着用粘着フィルム。
【選択図】 なし
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂100重量部と動的粘弾性測定(周波数100Hz)におけるゴム相のtanδのピークが−10〜25℃であるエラストマー3〜90重量部よりなり、光線透過率が80%以上のポリオレフィン系樹脂フィルムの一方の面に、粘着剤層が積層されていることを特徴とする押花貼着用粘着フィルム。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押花貼着用粘着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の方法で製作した押花は、台紙に貼着したり、ハガキに貼着したりして装飾用に使用されている。
このように押花を台紙、ハガキ等に貼着する手段としては、ポリプロピレン系樹脂フィルムの一方の面に接着剤を塗布した粘着フィルムや、ポリエステル系樹脂フィルムの一方の面に接着剤を塗布した粘着フィルムが使用されていた。
【0003】
しかし、ポリプロピレン系樹脂フィルムは弾力性を有しており、ポリエステル系樹脂フィルムは非伸縮性であるため、台紙等に押花を貼り付けると、押花は厚みを有しているので、押花の周縁部分で粘着フィルムと台紙との間に空気だまりを生じ、押花を完全に台紙に貼着しておくことができず、しかも粘着フィルムと台紙との間の間隙に空気が残っているため、粘着フィルムでカバーした押花が鮮明に表われず、美感が損なわれる欠点があった。
【0004】
これらの欠点を解消するために、塩化ビニール樹脂、ポリエチレン樹脂等の弾力性を有しない透明性の合成樹脂シートの裏面に粘着剤を塗布したことを特徴とする押花貼着用の粘着フィルムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−62303号公報
【0006】
しかし、弾性力はなくとも、これらの合成樹脂シートは柔軟性が低いので、挟み込み対象物となる押花の凹凸への追随性が悪く、押花の周縁部分で粘着フィルムと台紙との間に空気だまりを生じることを解消することはできず、従って、一定厚みを有する押花を完全に台紙に貼着しておくことができず、粘着フィルムでカバーした押花が鮮明に表われず、美感が損なわれる欠点を依然として有していた。
【0007】
更に、柔軟性を付与するため、低密度ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、軟質塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール等の合成樹脂からなる基材層に粘着剤層を積層した押花貼着用粘着フィルムも提案されているが、耐熱性が不充分であるために粘着加工の方法が制限され、又、貼着後の強度、耐傷付性が不十分なため破れや傷により外観を損ない易いなど、欠点も多く、押花貼着用粘着フィルムとして満足のいくものではなかった。
【0008】
又、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムを基材層とする押花貼着用粘着フィルムには、使用後に焼却処理して廃棄する際に、塩化水素ガスやダイオキシンが発生するため、簡単な焼却設備では処理できないという欠点があり、塩化ビニル系樹脂のようなハロゲン含有樹脂を用いない押花貼着用粘着フィルムへの要望が高まっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記欠点に鑑み、光線透過性に優れると共に、優れた曲面追従性や曲面密着性を有しており、押花を美麗且つ鮮明に観賞できる外観性を発現し、且つ、焼却処理による廃棄も容易で環境に優しい押花貼着用として好適に用いられる粘着フィルムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の押花貼着用粘着フィルムは、ポリオレフィン系樹脂100重量部と動的粘弾性測定(周波数100Hz)におけるゴム相のtanδのピークが−10〜25℃であるエラストマー3〜90重量部よりなり、光線透過率が80%以上のポリオレフィン系樹脂フィルムの一方の面に、粘着剤層が積層されていることを特徴とする。
【0011】
本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂とは、オレフィン類、特にエチレン及び/ 又はプロピレンを主な構成単位とする樹脂であって、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、メタロセン系線状低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ヘプテン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−スチレン共重合体、プロピレン−スチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体、プロピレン−エチレンースチレン−ブタジエン共重合体等が挙げられる。
【0012】
上記ポリオレフィン系樹脂フィルムの厚みは、厚みが20μmより薄くなるとフィルム自体が柔らかすぎるために施工困難及び機械的強度が不足となり、150μmより厚くなると逆に固くなり、3次曲面等の押花への追従性が劣るようになるので、20〜150μmが好ましく、より好ましくは40〜60μmである。
【0013】
本発明でもちいられるエラストマーは、動的粘弾性測定(周波数100Hz)におけるゴム相のtanδのピークとなる温度が−10〜25℃の範囲にあるエラストマーである。エラストマーのtanδのピーク温度が−10℃より低くなると、3次曲面等の押花への追従性が劣るようになり、又、25℃を越えると同様に3次曲面等の押花への追従性が劣るようになるので−10〜25℃の範囲に限定される。
【0014】
上記エラストマーは、上記ポリオレフィン系樹脂との混練性の優れたものが好ましいので、熱可塑性エラストマーが好ましく、具体的には、スチレンとイソプレンのブロック重合体であり、イソプレンの50重量%以上が3,4結合よりなるように重合されたものが好ましい。
【0015】
又、フィルム生産時にフィッシュアイが発生しないように、イソプレンのジエン部分が50%以上水素添加されていることが好ましい。
【0016】
上記エラストマーの添加量は、少なくなるとポリオレフィン系樹脂フィルムの柔軟性が低下し、多くなると柔らかくなり過ぎて施工性が低下するので、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して3〜90重量部である。
【0017】
上記ポリオレフィン系樹脂フィルムの製造方法は、従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、Tダイ法やインフレーション法等により共押出成形する方法が挙げられる。
【0018】
尚、製膜されたポリオレフィン系樹脂フィルムは一般に表面張力が小さいので、予めコロナ放電処理やプライマー塗工等の表面改質により粘着剤層の密着性が向上されるのが望ましい。
【0019】
本発明に於ける粘着剤層に使用される粘着剤としては、従来公知の任意の粘着剤が使用でき、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられ、耐候性の優れたアクリル系粘着剤が好ましい。
【0020】
上記アクリル系粘着剤層の主成分として用いられる(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、炭素数1〜12のアルキル基を有するアルコールの(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、より好ましくは炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルであり、例えば、n−ブチル (メタ)アクリレート、イソブチル (メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル (メタ)アクリレート、イソオクチル (メタ)アクリレート、n−オクチル (メタ)アクリレート、ラウリル (メタ)アクリレート、イソミリスチル (メタ)アクリレート等が挙げられる。尚、 (メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
【0021】
これら(メタ)アクリル酸エステルは、単独、又は組み合わせて重合されるが、粘着性と凝集性のバランスのよいアクリル系粘着剤を得るには、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)がー50℃以下の(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)がー50℃以上の(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル等の低級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルを併用して重合した粘着剤が好ましい。
【0022】
又、上記(メタ)アクリル酸エステル以外に、これら(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能なモノマーが共重合されてもよい。
【0023】
上記モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸等のカルボキシル基含有モノマー又はその無水物、アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロイルモルホリン、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリレート等の窒素含有モノマー、2−ヒドロキシエチル (メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、カプロラクトン変成 (メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン (メタ)アクリレート等の水酸基含有モノマー等が挙げられる。
【0024】
上記粘着剤には、必要に応じて、粘着剤に一般に添加されている架橋剤、粘着性付与剤、カップリング剤、無機充填剤、増量剤、軟化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が添加されていてもよい。
【0025】
上記架橋剤としては、例えば、エポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、金属キレート系架橋剤等が挙げられる。これらの架橋剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0026】
上記粘着付与樹脂としては、例えば、ロジン、エステル化ロジン等のロジン誘導体、ポリテルペン樹脂、キシレン樹脂、石油系樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられる。これら粘着付与樹脂は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0027】
上記酸化防止剤としては、例えば、フェノール系抗酸化剤等が挙げられる。これら酸化防止剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0028】
上記光安定剤としては、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤、あるいはヒンダードアミン系の光安定剤等が挙げられる。これら光安定剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0029】
上記着色剤としては、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系、染料レーキ系等の有機顔料、酸化物系、クロム酸モリブデン系、硫化物・セレン化物系、フェロシアン化物系等の無機顔料等が挙げられる。これら着色剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0030】
上記無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、タルク等が挙げられる。これら無機充填剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0031】
上記可塑剤としては、例えば、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート等が挙げられる。これら可塑剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0032】
上記粘着剤の形態は、特に限定されず、有機溶媒中で重合された溶剤型アクリル系粘着剤であっても良いし、水中で重合したエマルジョン型アクリル系粘着剤であっても良い。また、モノマー混合物に紫外線照射して重合した塊状重合型アクリル系粘着剤であってもよい。
【0033】
粘着剤層の厚さは10〜50μmが好ましい。又、粘着剤層の形成方法は従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、粘着剤をリバースロールコータ、コンマコータ等により剥離紙に塗布し、加熱乾燥させた後、ポリオレフィン系樹脂多層フィルムに積層する方法が挙げられる。
【0034】
上記剥離紙としては、従来から粘着シートの製造の際に一般に使用されている剥離紙であれば、特に限定されることはなく、例えば、クラフト紙、クルパック紙、上質紙等の紙や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン等の合成樹脂フィルム及びその積層フィルムの表面に長鎖アルキル系離型剤、シリコーン系離型剤等の離型剤を塗布した剥離紙等が挙げられる。
【0035】
【発明の実施の形態】
次に、実施例を挙げて、本発明を説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0036】
(実施例1)
MFR7.5のランダムポリプロピレン100重量部と、動的粘弾性測定におけるゴム相のtanδのピークが、9℃であるスチレン系エラストマー20重量部よりなる樹脂組成物をTダイ法にて厚さ50μmになるように製膜し、インラインにて表面張力が42dyn/cmになるようにコロナ処理を施した。
【0037】
得られたポリプロピレン系樹脂フィルムに粘着剤層及び剥離紙を積層し、本発明の押花貼着用粘着フィルムを得た。
【0038】
尚、粘着剤層は2液架橋型アクリル系粘着剤からなり、コンマコータにて乾燥後の粘着剤層の厚みが20μmとなるようにシリコン塗布型剥離紙に塗工し、加熱乾燥した後、ポリオレフィン系樹脂多層フィルムにラミネート積層した。
【0039】
(比較例1)
MFR7.5のランダムポリプロピレン樹脂をTダイ押出法にて押出し、厚さ50μmの単層フィルムを得、インラインにて表面張力が42dyn/cmになるようにコロナ処理を施し、次いで、実施例1で行ったと同様にして、粘着剤層及び剥離紙を積層して押花貼着用粘着フィルムを得た。
【0040】
(比較例2)
塩化ビニル樹脂に各種配合剤を添加し、オルガノゾルを作成し、このゾルをアルキッド樹脂コーティング工程紙上にコンマコーターにて塗布乾燥し、厚み50μmのフィルムを得た。この時の乾燥条件は180℃×7分であった。
得られたフィルムに、実施例1で行ったと同様にして、粘着剤層及び剥離紙を積層して押花貼着用粘着フィルムを得た。
【0041】
物性測定
上記実施例1、比較例1及び比較例2で得られた押花貼着用粘着フィルムを用いて、押花施工性、フィルム取り扱い性、外観、環境対応性を評価し、評価の結果を表1に示した。尚、各評価の判定方法は以下の通りである。
【0042】
(押花施工性)
押花貼着用粘着フィルムを用いて、立体性のある押花を台紙に貼着し、25℃×24時間後のフィルム浮き状態を評価した。
5点・・・適度な柔軟性を持ち、曲面被着体への施工において問題ない。
4点・・・若干の柔らかさ、もしくは硬さに違和感を覚えるが、曲面被着体への施工は問題ない。
3点・・・フィルムモジュラスが適当でないために、曲面被着体への施工に若干難がある。
2点・・・フィルムモジュラスが適当でないために、曲面被着体への施工に著しく難がある。
1点・・ フィルムモジュラスが適当でないために、曲面被着体への施工が不可である。
【0043】
(フィルム取り扱い性)
押花貼着用粘着フィルムを離型紙から剥がした後の単体での取り扱い性を評価した。
5点・・・フィルムが適度な柔軟性を持ち、フィルムの取り扱いに問題無し。
4点・・・フィルムの柔軟性に若干の違和感を覚えるが、何ら問題ない。
3点・・・フィルムモジュラスが柔軟すぎるために、取り扱いにくい(フィルムの折れ曲がりによる自着現象が発生する)。
2点・・・フィルムモジュラスが柔軟すぎるために、取り扱いに細心の注意が必要である(フィルムの折れ曲がりによる自着現象が頻発する)。
1点・・・フィルムモジュラスが柔軟すぎるために、取り扱いできない。
【0044】
(外観)
押花貼着用粘着フィルムを用いて、立体性のある押花を台紙に貼着し、押花視認性への粘着フィルムの影響を評価した。
○・・・むら等外観問題が全く無い。
△・・・むらが若干目立ち、品質的に難がある。
×・・・むらがかなり目立ち、製品としての品質を保持していない。
【0045】
(環境対応性)
押花貼着用粘着フィルムの環境対応性を評価した。
○・・・ハロゲン系樹脂を含まず、焼却処理により容易に処理することができる。
×・・・ハロゲン系樹脂を含有し、焼却処理により塩化水素ガスやダイオキシンが発生し、環境に悪影響を与える可能性がある。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】
本発明の押花貼着用粘着フィルムの構成は上述の通りであり、ポリオレフィン系樹脂フィルムは適度な柔軟性を有するので、台紙に押花をのせてその上から押花貼着用粘着フィルムを被せて貼着する際に、押花貼着用粘着フィルムを押花の上面及び側面にまで貼着して、押花と台紙との境目に密着するように容易に貼付することができ、押花貼着用粘着フィルムと台紙との間に空気だまりが介在することがなく、押花を美麗に見せることができる。
【0048】
又、本発明の押花貼着用粘着フィルムは、透明性に優れ、柔軟性を有するので、押花の凹凸に沿って貼着すれば凹凸によく馴染んで押花の密着性が向上し、長時間を経過しても押花が剥離したり、変色したりすることがない。
【0049】
従って、本発明の押花貼着用粘着フィルムは押花貼着用の粘着フィルムとして好適に用いられる。又、塩化ビニル系樹脂のようなハロゲン含有樹脂を用いないので、焼却処理による廃棄も容易な環境に優しいものである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、押花貼着用粘着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の方法で製作した押花は、台紙に貼着したり、ハガキに貼着したりして装飾用に使用されている。
このように押花を台紙、ハガキ等に貼着する手段としては、ポリプロピレン系樹脂フィルムの一方の面に接着剤を塗布した粘着フィルムや、ポリエステル系樹脂フィルムの一方の面に接着剤を塗布した粘着フィルムが使用されていた。
【0003】
しかし、ポリプロピレン系樹脂フィルムは弾力性を有しており、ポリエステル系樹脂フィルムは非伸縮性であるため、台紙等に押花を貼り付けると、押花は厚みを有しているので、押花の周縁部分で粘着フィルムと台紙との間に空気だまりを生じ、押花を完全に台紙に貼着しておくことができず、しかも粘着フィルムと台紙との間の間隙に空気が残っているため、粘着フィルムでカバーした押花が鮮明に表われず、美感が損なわれる欠点があった。
【0004】
これらの欠点を解消するために、塩化ビニール樹脂、ポリエチレン樹脂等の弾力性を有しない透明性の合成樹脂シートの裏面に粘着剤を塗布したことを特徴とする押花貼着用の粘着フィルムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−62303号公報
【0006】
しかし、弾性力はなくとも、これらの合成樹脂シートは柔軟性が低いので、挟み込み対象物となる押花の凹凸への追随性が悪く、押花の周縁部分で粘着フィルムと台紙との間に空気だまりを生じることを解消することはできず、従って、一定厚みを有する押花を完全に台紙に貼着しておくことができず、粘着フィルムでカバーした押花が鮮明に表われず、美感が損なわれる欠点を依然として有していた。
【0007】
更に、柔軟性を付与するため、低密度ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、軟質塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール等の合成樹脂からなる基材層に粘着剤層を積層した押花貼着用粘着フィルムも提案されているが、耐熱性が不充分であるために粘着加工の方法が制限され、又、貼着後の強度、耐傷付性が不十分なため破れや傷により外観を損ない易いなど、欠点も多く、押花貼着用粘着フィルムとして満足のいくものではなかった。
【0008】
又、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムを基材層とする押花貼着用粘着フィルムには、使用後に焼却処理して廃棄する際に、塩化水素ガスやダイオキシンが発生するため、簡単な焼却設備では処理できないという欠点があり、塩化ビニル系樹脂のようなハロゲン含有樹脂を用いない押花貼着用粘着フィルムへの要望が高まっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記欠点に鑑み、光線透過性に優れると共に、優れた曲面追従性や曲面密着性を有しており、押花を美麗且つ鮮明に観賞できる外観性を発現し、且つ、焼却処理による廃棄も容易で環境に優しい押花貼着用として好適に用いられる粘着フィルムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の押花貼着用粘着フィルムは、ポリオレフィン系樹脂100重量部と動的粘弾性測定(周波数100Hz)におけるゴム相のtanδのピークが−10〜25℃であるエラストマー3〜90重量部よりなり、光線透過率が80%以上のポリオレフィン系樹脂フィルムの一方の面に、粘着剤層が積層されていることを特徴とする。
【0011】
本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂とは、オレフィン類、特にエチレン及び/ 又はプロピレンを主な構成単位とする樹脂であって、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、メタロセン系線状低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ヘプテン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−スチレン共重合体、プロピレン−スチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体、プロピレン−エチレンースチレン−ブタジエン共重合体等が挙げられる。
【0012】
上記ポリオレフィン系樹脂フィルムの厚みは、厚みが20μmより薄くなるとフィルム自体が柔らかすぎるために施工困難及び機械的強度が不足となり、150μmより厚くなると逆に固くなり、3次曲面等の押花への追従性が劣るようになるので、20〜150μmが好ましく、より好ましくは40〜60μmである。
【0013】
本発明でもちいられるエラストマーは、動的粘弾性測定(周波数100Hz)におけるゴム相のtanδのピークとなる温度が−10〜25℃の範囲にあるエラストマーである。エラストマーのtanδのピーク温度が−10℃より低くなると、3次曲面等の押花への追従性が劣るようになり、又、25℃を越えると同様に3次曲面等の押花への追従性が劣るようになるので−10〜25℃の範囲に限定される。
【0014】
上記エラストマーは、上記ポリオレフィン系樹脂との混練性の優れたものが好ましいので、熱可塑性エラストマーが好ましく、具体的には、スチレンとイソプレンのブロック重合体であり、イソプレンの50重量%以上が3,4結合よりなるように重合されたものが好ましい。
【0015】
又、フィルム生産時にフィッシュアイが発生しないように、イソプレンのジエン部分が50%以上水素添加されていることが好ましい。
【0016】
上記エラストマーの添加量は、少なくなるとポリオレフィン系樹脂フィルムの柔軟性が低下し、多くなると柔らかくなり過ぎて施工性が低下するので、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して3〜90重量部である。
【0017】
上記ポリオレフィン系樹脂フィルムの製造方法は、従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、Tダイ法やインフレーション法等により共押出成形する方法が挙げられる。
【0018】
尚、製膜されたポリオレフィン系樹脂フィルムは一般に表面張力が小さいので、予めコロナ放電処理やプライマー塗工等の表面改質により粘着剤層の密着性が向上されるのが望ましい。
【0019】
本発明に於ける粘着剤層に使用される粘着剤としては、従来公知の任意の粘着剤が使用でき、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられ、耐候性の優れたアクリル系粘着剤が好ましい。
【0020】
上記アクリル系粘着剤層の主成分として用いられる(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、炭素数1〜12のアルキル基を有するアルコールの(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、より好ましくは炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルであり、例えば、n−ブチル (メタ)アクリレート、イソブチル (メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル (メタ)アクリレート、イソオクチル (メタ)アクリレート、n−オクチル (メタ)アクリレート、ラウリル (メタ)アクリレート、イソミリスチル (メタ)アクリレート等が挙げられる。尚、 (メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
【0021】
これら(メタ)アクリル酸エステルは、単独、又は組み合わせて重合されるが、粘着性と凝集性のバランスのよいアクリル系粘着剤を得るには、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)がー50℃以下の(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)がー50℃以上の(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル等の低級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルを併用して重合した粘着剤が好ましい。
【0022】
又、上記(メタ)アクリル酸エステル以外に、これら(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能なモノマーが共重合されてもよい。
【0023】
上記モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸等のカルボキシル基含有モノマー又はその無水物、アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロイルモルホリン、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリレート等の窒素含有モノマー、2−ヒドロキシエチル (メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、カプロラクトン変成 (メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン (メタ)アクリレート等の水酸基含有モノマー等が挙げられる。
【0024】
上記粘着剤には、必要に応じて、粘着剤に一般に添加されている架橋剤、粘着性付与剤、カップリング剤、無機充填剤、増量剤、軟化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が添加されていてもよい。
【0025】
上記架橋剤としては、例えば、エポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、金属キレート系架橋剤等が挙げられる。これらの架橋剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0026】
上記粘着付与樹脂としては、例えば、ロジン、エステル化ロジン等のロジン誘導体、ポリテルペン樹脂、キシレン樹脂、石油系樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられる。これら粘着付与樹脂は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0027】
上記酸化防止剤としては、例えば、フェノール系抗酸化剤等が挙げられる。これら酸化防止剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0028】
上記光安定剤としては、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤、あるいはヒンダードアミン系の光安定剤等が挙げられる。これら光安定剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0029】
上記着色剤としては、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系、染料レーキ系等の有機顔料、酸化物系、クロム酸モリブデン系、硫化物・セレン化物系、フェロシアン化物系等の無機顔料等が挙げられる。これら着色剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0030】
上記無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、タルク等が挙げられる。これら無機充填剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0031】
上記可塑剤としては、例えば、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート等が挙げられる。これら可塑剤は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0032】
上記粘着剤の形態は、特に限定されず、有機溶媒中で重合された溶剤型アクリル系粘着剤であっても良いし、水中で重合したエマルジョン型アクリル系粘着剤であっても良い。また、モノマー混合物に紫外線照射して重合した塊状重合型アクリル系粘着剤であってもよい。
【0033】
粘着剤層の厚さは10〜50μmが好ましい。又、粘着剤層の形成方法は従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、粘着剤をリバースロールコータ、コンマコータ等により剥離紙に塗布し、加熱乾燥させた後、ポリオレフィン系樹脂多層フィルムに積層する方法が挙げられる。
【0034】
上記剥離紙としては、従来から粘着シートの製造の際に一般に使用されている剥離紙であれば、特に限定されることはなく、例えば、クラフト紙、クルパック紙、上質紙等の紙や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン等の合成樹脂フィルム及びその積層フィルムの表面に長鎖アルキル系離型剤、シリコーン系離型剤等の離型剤を塗布した剥離紙等が挙げられる。
【0035】
【発明の実施の形態】
次に、実施例を挙げて、本発明を説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0036】
(実施例1)
MFR7.5のランダムポリプロピレン100重量部と、動的粘弾性測定におけるゴム相のtanδのピークが、9℃であるスチレン系エラストマー20重量部よりなる樹脂組成物をTダイ法にて厚さ50μmになるように製膜し、インラインにて表面張力が42dyn/cmになるようにコロナ処理を施した。
【0037】
得られたポリプロピレン系樹脂フィルムに粘着剤層及び剥離紙を積層し、本発明の押花貼着用粘着フィルムを得た。
【0038】
尚、粘着剤層は2液架橋型アクリル系粘着剤からなり、コンマコータにて乾燥後の粘着剤層の厚みが20μmとなるようにシリコン塗布型剥離紙に塗工し、加熱乾燥した後、ポリオレフィン系樹脂多層フィルムにラミネート積層した。
【0039】
(比較例1)
MFR7.5のランダムポリプロピレン樹脂をTダイ押出法にて押出し、厚さ50μmの単層フィルムを得、インラインにて表面張力が42dyn/cmになるようにコロナ処理を施し、次いで、実施例1で行ったと同様にして、粘着剤層及び剥離紙を積層して押花貼着用粘着フィルムを得た。
【0040】
(比較例2)
塩化ビニル樹脂に各種配合剤を添加し、オルガノゾルを作成し、このゾルをアルキッド樹脂コーティング工程紙上にコンマコーターにて塗布乾燥し、厚み50μmのフィルムを得た。この時の乾燥条件は180℃×7分であった。
得られたフィルムに、実施例1で行ったと同様にして、粘着剤層及び剥離紙を積層して押花貼着用粘着フィルムを得た。
【0041】
物性測定
上記実施例1、比較例1及び比較例2で得られた押花貼着用粘着フィルムを用いて、押花施工性、フィルム取り扱い性、外観、環境対応性を評価し、評価の結果を表1に示した。尚、各評価の判定方法は以下の通りである。
【0042】
(押花施工性)
押花貼着用粘着フィルムを用いて、立体性のある押花を台紙に貼着し、25℃×24時間後のフィルム浮き状態を評価した。
5点・・・適度な柔軟性を持ち、曲面被着体への施工において問題ない。
4点・・・若干の柔らかさ、もしくは硬さに違和感を覚えるが、曲面被着体への施工は問題ない。
3点・・・フィルムモジュラスが適当でないために、曲面被着体への施工に若干難がある。
2点・・・フィルムモジュラスが適当でないために、曲面被着体への施工に著しく難がある。
1点・・ フィルムモジュラスが適当でないために、曲面被着体への施工が不可である。
【0043】
(フィルム取り扱い性)
押花貼着用粘着フィルムを離型紙から剥がした後の単体での取り扱い性を評価した。
5点・・・フィルムが適度な柔軟性を持ち、フィルムの取り扱いに問題無し。
4点・・・フィルムの柔軟性に若干の違和感を覚えるが、何ら問題ない。
3点・・・フィルムモジュラスが柔軟すぎるために、取り扱いにくい(フィルムの折れ曲がりによる自着現象が発生する)。
2点・・・フィルムモジュラスが柔軟すぎるために、取り扱いに細心の注意が必要である(フィルムの折れ曲がりによる自着現象が頻発する)。
1点・・・フィルムモジュラスが柔軟すぎるために、取り扱いできない。
【0044】
(外観)
押花貼着用粘着フィルムを用いて、立体性のある押花を台紙に貼着し、押花視認性への粘着フィルムの影響を評価した。
○・・・むら等外観問題が全く無い。
△・・・むらが若干目立ち、品質的に難がある。
×・・・むらがかなり目立ち、製品としての品質を保持していない。
【0045】
(環境対応性)
押花貼着用粘着フィルムの環境対応性を評価した。
○・・・ハロゲン系樹脂を含まず、焼却処理により容易に処理することができる。
×・・・ハロゲン系樹脂を含有し、焼却処理により塩化水素ガスやダイオキシンが発生し、環境に悪影響を与える可能性がある。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】
本発明の押花貼着用粘着フィルムの構成は上述の通りであり、ポリオレフィン系樹脂フィルムは適度な柔軟性を有するので、台紙に押花をのせてその上から押花貼着用粘着フィルムを被せて貼着する際に、押花貼着用粘着フィルムを押花の上面及び側面にまで貼着して、押花と台紙との境目に密着するように容易に貼付することができ、押花貼着用粘着フィルムと台紙との間に空気だまりが介在することがなく、押花を美麗に見せることができる。
【0048】
又、本発明の押花貼着用粘着フィルムは、透明性に優れ、柔軟性を有するので、押花の凹凸に沿って貼着すれば凹凸によく馴染んで押花の密着性が向上し、長時間を経過しても押花が剥離したり、変色したりすることがない。
【0049】
従って、本発明の押花貼着用粘着フィルムは押花貼着用の粘着フィルムとして好適に用いられる。又、塩化ビニル系樹脂のようなハロゲン含有樹脂を用いないので、焼却処理による廃棄も容易な環境に優しいものである。
Claims (1)
- ポリオレフィン系樹脂100重量部と動的粘弾性測定(周波数100Hz)におけるゴム相のtanδのピークが−10〜25℃であるエラストマー3〜90重量部よりなり、光線透過率が80%以上のポリオレフィン系樹脂フィルムの一方の面に、粘着剤層が積層されていることを特徴とする押花貼着用粘着フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140623A JP2004339441A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 押花貼着用粘着フィルム |
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Publications (1)
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JP2004339441A true JP2004339441A (ja) | 2004-12-02 |
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ID=33529304
Family Applications (1)
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JP2003140623A Pending JP2004339441A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 押花貼着用粘着フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004339441A (ja) |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003140623A patent/JP2004339441A/ja active Pending
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