JP2004336479A - 電子掲示板システム - Google Patents

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Abstract

【課題】PC等の端末装置の操作が苦手な人であっても何不自由なく、しかも迅速に、自身のスケジュール情報等を書き込むことができ且つ自身以外のスケジュール情報等を閲覧可能な電子掲示板システムを提供することを目的とする。
【解決手段】手書き表示装置3は、手書き用ペン4によって自由にメッセージ等を書き込め、且つ、電子掲示板2aの掲示板情報を表示する。外部の携帯電話12やPDA13,14から電子掲示板2aにメッセージを書き込むと、それがすぐに手書き表示装置3に表示される。また、手書き表示装置3に手書き入力した内容は掲示データとして電子掲示板サーバ2へ格納されると共に電子掲示板2aの掲示板情報として反映されるため、手書き入力による掲示板情報を外出先から携帯電話12等で閲覧することができる。また、ゲートウェイ装置1にファイアウォール機能を持たせて外部からの不正アクセスを防止している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワーク上で複数の利用者が自由にメッセージを書き込み、閲覧可能な電子掲示板システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば家庭内の人間(以下「家人」という)全員のスケジュールを一括管理する方法として、家庭内の所定の場所に掲示板を設置し、各家人がスケジュール情報等を自由に書き込めるようにする方法がある。
【0003】
具体的には、家庭内で家人が必ず目にするであろう場所(例えばリビングの壁や冷蔵庫のドアなど)にホワイトボード等の掲示板を設置しておき、家人が自由に書き込めるようにしておく。そして、各家人はその掲示板を見ることにより、家族のスケジュールやメッセージ等を確認することができる。
【0004】
しかしながら、ホワイトボード等の掲示板を用いた従来のスケジュール一括管理方法では、掲示板が設置された場所に行かないとスケジュール情報等を見ることができない。逆に自分のスケジュール情報等を家人に知らせるためにも、やはり掲示板が設置された場所に行って書き込むことが必須である。
【0005】
そこで例えば、ホワイトボード等の掲示板を用いる代わりに、通信ネットワーク上で複数の利用者が自由にメッセージを書き込み・閲覧可能な電子掲示板を利用することが考えられる(例えば、特許文献1参照。)。
即ち、掲示板情報を格納する電子掲示板サーバと、例えば複数のパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)とを相互に通信ネットワークで接続することにより、各PCから電子掲示板サーバへアクセスして電子掲示板の内容を閲覧したり、自らのスケジュール等を書き込んだりすることができる。これにより、各家人は、複数のPCを適宜設置することにより、PCが設置された場所であればどこにいても各家人のスケジュールを確認でき、且つ自分自身のスケジュールを掲示することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−175563号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように電子掲示板サーバと複数のPCとを接続してなる電子掲示板システムでは、掲示板情報の閲覧及び書き込みを全てPC等の端末装置を介して行うことになるため、PC等の機器操作が苦手な家人(例えば子供や高齢者など)にとっては、自身のスケジュール情報等を書き込むだけでも大変な苦労を強いられることになる。そのため、結果的にPC等の操作に慣れた家人の間だけで運営されるシステムになりかねず、そうなると家人全員のスケジュールを一括管理するための掲示板として機能しなくなる。
【0008】
また、PC等の操作に慣れた家人であっても、例えば時間の余裕がないときなど、場合によっては、スケジュール情報等を書き込むためにPC等の端末装置を起動して電子掲示板サーバへアクセスするといった一連の操作が煩わしいと感ずることも予想される。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、PC等の端末装置の操作が苦手な人であっても何不自由なく、しかも迅速に、自身のスケジュール情報等を書き込むことが可能な電子掲示板システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の電子掲示板システムは、掲示情報サーバがネットワークを介して複数のネットワーク端末と接続されており、該掲示情報サーバが、ネットワーク端末からの掲示情報を保存すると共に、該保存されている掲示情報を掲示板情報として掲示する電子掲示板(ネットワーク端末から閲覧可能)を形成して、ネットワーク端末から電子掲示板の閲覧要求があったときにその閲覧要求に応じた掲示板情報を要求元へ送信するよう構成されたものである。
【0011】
そして本発明では、ネットワークに接続され、手書きで自由に情報を書き込み可能な手書き入力手段及びその手書き入力手段に書き込まれた手書き情報を読み取る手書き情報読み取り手段からなる手書き情報入力装置と、手書き情報読み取り手段が読み取った手書き情報をネットワーク端末にて表示可能なデータ形式に変換する手書き情報変換手段とを備えており、掲示情報サーバは、手書き情報読み取り手段にて読み取られた手書き情報を、掲示情報として、そのまま又は手書き情報変換手段による変換後のデータ形式にて保存すると共に、手書き情報変換手段による変換後の手書き情報を掲示板情報として電子掲示板に掲示する。
【0012】
即ち、掲示情報サーバと複数のネットワーク端末とからなる従来の電子掲示板システムに対し、新たに手書き情報入力装置を設けることにより自由にスケジュール情報等を手書き入力できるようにし、その手書き情報を各ネットワーク端末から閲覧できるようにしたのである。
【0013】
従って、本発明(請求項1)の電子掲示板システムによれば、手書き情報入力装置により直接手書き入力するだけでその入力内容が掲示板情報として電子掲示板に掲示されるため、PC等の端末装置の操作が苦手な人でも何不自由なく自身のスケジュール情報等を書きこむことができる。しかも、キーボード等の入力装置を用いず直接手書き入力が可能であるため、より迅速に書き込むことも可能となる。
【0014】
尚、電子掲示板の掲示板情報をネットワーク端末で表示させる際は、手書きイメージをイメージデータとしてそのまま表示させてもよいし、例えば手書きイメージを文字認識してテキストに変換し、テキストデータとして表示してもよい。
ここで、手書き情報入力装置は更に、例えば請求項2に記載のように、電子掲示板に掲示されている掲示板情報を表示する掲示板情報表示手段を備えたものとして構成するとよい。このようにすれば、電子掲示板の掲示内容(掲示板情報)を、PC等の端末装置の操作が苦手な人でも何不自由なく閲覧することが可能となる。また、PCシステム等がなくても手書きで掲示板に書き込み、且つ掲示板情報を閲覧できるため、電子掲示板システムを安価に提供することも可能となる。
【0015】
また、手書き情報読み取り手段は、入力者が手書きで書き込んだ内容を読み取ることができる限り種々の構成が考えられるが、例えば請求項3に記載のように、手書き入力者が手書き入力手段に対して書き込む際の手書きストロークを検出するストローク検出手段と、該ストローク検出手段により検出された手書きストロークを手書き情報として記憶するストローク記憶手段とにより構成してもよいし、また例えば、請求項5記載のように、手書き入力手段における、手書き入力者による書き込み可能な範囲の一部又は全ての書き込み内容をイメージデータとして読み取るイメージ読み取り手段と、該イメージ読み取り手段が読み取った範囲のイメージデータの中から少なくとも手書き入力者が手書きした内容を含む所定エリア部分のイメージデータのみを抜き取るイメージ抜き取り手段と、該イメージ抜き取り手段が抜き取った所定エリア部分のイメージデータを手書き情報として記憶するイメージ記憶手段とにより構成してもよい。いずれの構成であっても、手書き情報を手書きイメージの通り忠実に読み取ることができるため、読み取った手書き情報を確実に掲示情報として反映させることができる。
【0016】
このとき、前者(請求項3)の場合は更に、例えば請求項4に記載のように、ストローク関連情報入力手段が手書きストロークに関連するストローク関連情報として少なくとも手書き入力者情報又は手書き入力時刻のいずれかを入力するようにし、掲示情報サーバは、手書き情報を保存する際、その手書き情報に対するストローク関連情報と対応付けて保存するようにするとよい。
【0017】
つまり、ただ単に手書き入力手段に書き込まれた手書き情報を掲示情報サーバに保存するのではなく、その手書き情報を書き込んだ者或いは書き込んだ時刻などのストローク関連情報も併せて保存するのである。このようにすれば、掲示情報を時間別或いは個人別等、よりフレキシブルに編集・管理することができる。
【0018】
後者(請求項5)の場合も更に、例えば請求項6に記載のように、イメージ関連情報入力手段が、イメージ抜き取り手段により抜き取られたイメージデータに関連するイメージ関連情報として少なくとも手書き入力者情報又は手書き入力時刻のいずれかを入力するようにし、掲示情報サーバは、手書き情報を保存する際、その手書き情報に対するイメージ関連情報と対応付けて保存するようにするとよい。このようにすれば、請求項4と同様の作用・効果を奏する。
【0019】
ところで、上記電子掲示板システムが例えば家庭内に構築されている場合は、家人が在宅中でないとスケジュール情報等を電子掲示板に書き込む(掲示情報サーバに保存する)ことができないため、例えば外出先で急用或いは急なスケジュール変更等が生じたりすると、そのことをすぐに電子掲示板に反映させて家人全員に伝えるのは困難である。また、自身のスケジュール伝達とは逆に、各家人のスケジュール情報等を知りたい場合であっても、帰宅するまでは容易に知ることができない。
【0020】
そこで、請求項1〜6いずれかに記載の電子掲示板システムは、例えば請求項7に記載のように構成するとよい。即ち、請求項7記載の電子掲示板システムは、掲示情報サーバがゲートウェイ装置を介して広域ネットワークと接続され、上記複数のネットワーク端末がいずれも、広域ネットワーク及びゲートウェイ装置を介して掲示情報サーバへの掲示情報の送信及び電子掲示板の閲覧が可能な情報通信端末である。
【0021】
また例えば、請求項8に記載のように、掲示情報サーバ及び複数のネットワーク端末が接続された上記ネットワークは、予め設定された範囲内に構築された内部ネットワークがであって、外部の広域ネットワークとゲートウェイ装置を介して相互にデータ送受信可能に接続されており、掲示情報サーバは、広域ネットワーク及びゲートウェイ装置を介して外部の情報通信端末から電子掲示板の閲覧要求があったときに該閲覧要求に応じた掲示板情報を該要求元へ送信すると共に、広域ネットワーク及びゲートウェイ装置を介して情報通信端末から掲示情報が送信されてきたとき、その掲示情報を保存し且つそれを掲示板情報として電子掲示板に掲示するよう構成されたものであってもよい。
【0022】
上記構成(請求項7,8)の電子掲示板システムによれば、掲示情報サーバがゲートウェイ装置を介して広域ネットワークと接続されているため、外出先からでも情報通信端末によって容易に掲示情報の送信及び電子掲示板の閲覧が可能となる。
【0023】
ここで、上記請求項7又は8記載の発明によれば、既述の通り外出先からでも電子掲示板を閲覧してその掲示板情報を確認することができ、且つ外出先から掲示情報を送信することができるようになるが、広域ネットワークは一般に不特定多数の者が利用可能なものであるため、悪意を持った第三者により不正に当該電子掲示板システムへ侵入され、掲示情報サーバ内の掲示情報(例えばプライベート情報)を見られてしまうおそれがある。
【0024】
そこで、例えば請求項9記載のように、広域ネットワーク及びゲートウェイ装置を介して掲示情報サーバへアクセスがあったときに、該アクセスを許可すべきか否かを選択する外部アクセス選択手段を備えるとよい。
そして外部アクセス選択手段は、例えば請求項10記載のように構成することができる。即ち、請求項10記載の電子掲示板システムは、掲示情報サーバへのアクセスが可能な情報通信端末には予め、該情報通信端末毎に固有の識別子が設定されていると共に、該情報通信端末から掲示情報サーバへのデータ送信の際には識別子も含めて送信するよう構成されており、外部アクセス選択手段は、アクセスが可能な情報通信端末の識別子が記憶された登録情報記憶手段と、広域ネットワーク及びゲートウェイ装置を介して掲示情報サーバへのアクセスがあったときに登録情報記憶手段の記憶内容に基づいてアクセス元の識別子を判別し、該識別子が登録情報記憶手段に記憶されていた場合に掲示情報サーバへのアクセスを許可する識別子判別手段と、を備えたものである。
【0025】
上記構成の電子掲示板システムによれば、外部アクセス選択手段による選択(一例として識別子によるアクセス元判別)を行うことによって、外部からのアクセスを許可すべきか否か選択できるため、外部からの不特定多数のアクセスから掲示情報を守ることができ、例えば家庭内のプライベートな情報が家人以外に見られてしまうといった問題を防ぐことが可能となる。また、家人以外の外部からの不用なデータの書き込みや捏造といった問題を防ぐことができるという効果もある。
【0026】
また、例え請求項11に記載のように、上記登録情報記憶手段には更に、掲示情報サーバへアクセス可能な情報通信端末の識別子がその使用者と対応付けて記憶されるようにし、掲示情報サーバは、情報通信端末から掲示情報を受信したとき、該掲示情報に付加された識別子と登録情報記憶手段の記憶内容とに基づいて該掲示情報の提供者を識別すると共に該提供者と該掲示情報とを対応付けて保存する第1掲示情報保存手段と、手書き情報をその提供者である手書き入力者と対応付けて掲示情報として保存する第2掲示情報保存手段と、各保存手段の保存内容に基づき掲示情報をその提供者毎に分類して掲示板情報として電子掲示板に掲示させる分類掲示手段と、を備えるようにするとよい。
【0027】
そして、情報通信端末又は掲示板情報表示手段は、掲示板情報を表示する際、上記分類掲示手段により提供者毎に分類掲示された状態で表示するものであるとよい。
つまり、掲示情報を情報通信端末或いは掲示板情報表示手段で表示する際に、単に情報を列挙するのではなく、情報提供者毎に分類して表示するのである。分類掲示手段による分類掲示の具体例としては、例えば電子掲示板において、提供者毎に掲示エリアを設定して、各掲示板情報を対応する掲示エリアにそれぞれ掲示するようにしてもよいし、また例えば、電子掲示板を複数ページからなる構成のものにすると共に掲示情報提供者毎に掲示ページを設定して、各掲示板情報を対応する掲示ページにそれぞれ掲示するようにしてもよい。このように、掲示板情報をその情報提供者毎に分類して表示するようにすれば、所望のメッセージを迅速に閲覧することができる。
【0028】
次に、請求項12記載の電子掲示板システムは、掲示情報サーバに保存されている掲示情報を外部の情報通信端末にて表示可能なデータ形式に変換する第1掲示情報変換手段を備え、掲示情報サーバは、情報通信端末から電子掲示板の閲覧要求があったとき、該閲覧要求に応じた掲示板情報に対応した掲示情報を、第1掲示情報変換手段による変換後のデータ形式にて該要求元へ送信するよう構成されたものである。
【0029】
上記構成の電子掲示板システムによれば、様々な種類の情報通信端末から電子掲示板の閲覧要求があっても、それぞれに適したデータ形式にて所望の掲示情報が送信されるため、各情報通信端末それぞれにおいてより確実に掲示板情報を表示させることが可能となる。
【0030】
また、請求項13記載の電子掲示板システムは、情報通信端末から送信されてきた掲示情報を掲示板情報表示手段が表示可能なデータ形式に変換する第2掲示情報変換手段を備え、掲示板情報表示手段は、第2掲示情報変換手段による変換後のデータに従って情報通信端末からの掲示情報を表示するよう構成されたものである。
【0031】
上記構成の電子掲示板システムによれば、様々な種類の情報通信端末から掲示情報が送信されてきても、いずれも掲示板情報表示手段で表示可能なデータ形式に変換されるため、各情報通信端末からの掲示板情報をより確実に掲示板情報表示手段に表示させることが可能となる。
【0032】
上記広域ネットワークは、例えば請求項14に記載のように少なくともインターネットを含むものであってもよい。そしてこの場合、情報通信端末は、インターネットサービスプロバイダを介してインターネットに接続し、該インターネットを介して掲示情報サーバへアクセスするものであるとよい。
【0033】
インターネット上でのデータ通信は、通常、TCP/IPプロトコルを利用し、IPアドレスに基づくルーティングを介してデータ通信が行われる。そのため、IPアドレスを有している端末であれば何でも、掲示情報サーバへアクセス(電子掲示板を閲覧)することが可能となる。
【0034】
請求項15記載の電子掲示板システムは、掲示情報サーバが更新通知手段を備えたものである。即ち、更新通知手段は、掲示情報が新規に保存されるか或いは保存されている掲示情報の編集が行われたときに、少なくとも、該新規保存又は該編集を行った情報更新元端末を除く1又は複数の前記端末(情報通信端末又はネットワーク端末)へ、該新規保存又は該編集されたことを通知する。
【0035】
そしてこの場合の情報通信端末は、より好ましくは、例えば請求項16に記載のように、情報通信端末は、更新通知手段からの通知を受けたときに新規保存又は編集がなされたことを当該情報通信端末の使用者に報知する更新報知手段を備えたものであるとよい。
【0036】
上記構成の電子掲示板システムによれば、掲示情報が更新される度に、更新通知手段が各端末に更新された旨を通知するため、その端末の利用者は、常に新しい掲示内容を閲覧・把握することができる。特に請求項16記載の発明によれば、情報通信端末の使用者に直接的に報知するため、新規保存又は編集データの見忘れを防止することができる。そして、通知対象を全ての上記各端末にすれば、当該システム利用者全員に確実かつ迅速に最新の掲示板情報を伝えることも可能となる。
【0037】
更に、例えば請求項17に記載のように、情報通信端末は、更新報知手段による報知後、当該情報通信端末から掲示情報サーバへアクセスして新規保存又は編集された掲示情報に対応した掲示板情報を閲覧したときに、当該情報通信端末の使用者がその掲示板情報を確認したことを前記掲示情報サーバへ通知する確認通知手段を備えたものであるとよい。このようにすれば、掲示情報サーバは、更新通知した通知対象からアクセスがあったか否かを確実に把握・管理することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態の家庭内電子掲示板システムの概略構成を示す説明図である。図1に示す如く、本実施形態の家庭内電子掲示板システムは、家庭内の家人のみが、家庭内ではもちろん外出先からでも家人のスケジュール情報等を共有することができるものであり、ゲートウェイ装置1と、手書き表示装置3と、共用PC6と、父用PC7とが家庭内ネットワーク(本発明の内部ネットワーク)5により相互にデータ通信可能に接続された家庭内LAN(Local Area Network)が構築されている。 ゲートウェイ装置1は、電子掲示板サーバ2としての機能を備えたものであり、各端末からのメッセージ(掲示データ)を蓄積すると共に、電子掲示板サーバソフトウェアにより各端末が閲覧可能な電子掲示板2aを形成する。この電子掲示板2aは、蓄積された掲示データが掲示板情報として掲示されるものであり、本実施形態では、各端末が備えるWWW(World Wide Web)ブラウザにより閲覧可能なWebページとして形成される。尚、各端末からの掲示データは本発明の掲示情報に相当するものである。
【0039】
そして、家庭内LANはゲートウェイ装置1及びISP(Internet Service Provider )15を介して外部のWAN(Wide Area Network)に接続されている。具体的には、図示しない通信回線及びISP15を介してインターネット網10に接続され、このインターネット網10に接続されたISP11を介して各種携帯用情報通信端末と相互にデータ通信できるよう構成されている。
【0040】
本実施形態では、携帯用情報通信端末として、携帯電話12及びPDA(Personal Digital Assistants )13,14を例に挙げて以下説明する。尚、本実施形態では携帯用情報通信端末がアクセスするISPと家庭内LANからアクセスするISPとを別のものとしたが、これはあくまでも一例であって、両者が同じISPであってもよいことはいうまでもない。
【0041】
携帯電話12は、基地局(図示略)との間で無線通信することで移動しながら種々の通信サービスを受けられる周知の携帯用電話機であり、本実施形態では、後述するように、WWWブラウザを搭載し、ISP11を介してインターネット網10へ接続することにより各種Webコンテンツを閲覧できるようになっている。
【0042】
また、PDA13,14はいずれも、住所録やスケジュール帳、メモ帳、メールなどの基本的機能を備えた周知の情報管理ツールであり、本実施形態では更に、内部に無線通信機能を備えると共にWWWブラウザを搭載し、ISP11を介してインターネット網10に接続することにより各種Webコンテンツを閲覧できるようになっている。尚、以下の説明において「外部端末」とは、上記携帯電話12及びPDA13,14を含む、インターネット網10に接続可能な各種情報通信端末の総称である。
【0043】
このように構成された家庭内電子掲示板システムでは、家庭内ネットワーク5に接続されているPC6,7等の端末から電子掲示板2aへ自由にメッセージを書き込み、閲覧、編集することができる。また、手書き表示装置3には電子掲示板2aの掲示内容(掲示板情報)が表示され、且つ、手書き用ペン4で手書き入力した内容が電子掲示板2aに掲示され、その掲示内容が各PC6,7で閲覧可能となると共に手書き表示装置3自身にも掲示板情報として表示される。更に、外部端末からも電子掲示板サーバ2にアクセスすることにより電子掲示板2aの閲覧(掲示板情報を閲覧)、電子掲示板2aへの各種メッセージ等(掲示データ)の書き込みや編集をすることができる。
【0044】
尚、本実施形態では、携帯電話12は長男専用、PDA13は母親専用、PDA14及びPC7は父親専用、PC6は家人全員が共用できるもの、として説明する。そのため、以下の説明では、各機器をそれぞれ長男用携帯電話12,母用PDA13,父用PDA14,父用PC7,共用PC6,という。
【0045】
図2に、本実施形態のゲートウェイ装置1の概略構成を示す。本実施形態のゲートウェイ装置1は、外部(WAN)と家庭内LANとのデータ通信プロトコルの相違を調整して両者間のデータ通信を中継するゲートウェイとしての機能と、外部からの不正アクセスを防止するファイアウォールとしての機能と、電子掲示板サーバ2としての機能と、を全て兼ね備えたものである。
【0046】
CPU21は、当該ゲートウェイ装置1を上記3つの機能を備えたものとして動作させるための制御全体を担うものであり、既述の電子掲示板サーバソフトウェアを含む各種制御プログラムがROM22に格納されている。RAM23は、上記各種制御プログラムを実行するときのワークメモリである。RTC(Real Time Clock )24は、時刻管理をするためのものである。大容量記憶部25は、例えばハードディスク等により構成された大容量メモリであり、この中には、掲示データをはじめ、後述するネットワーク識別子や認証ID、さらには電子掲示板サーバ2へのアクセスログや動作パラメータなどが格納されている。
【0047】
つまり、本実施形態では、CPU21とROM22と大容量記憶部25とで電子掲示板サーバ2(図1参照)が構成されていることになる。尚、この電子掲示板サーバ2は本発明の掲示情報サーバに相当するものである。
イーサネット(登録商標)制御部27は、当該ゲートウェイ装置1と家庭内ネットワーク5との間でのデータ送受を中継するインタフェースとして機能するものである。インターネット通信部26は、当該ゲートウェイ装置1をISP15に接続するインタフェースである。そして、上記各構成要素がバス28により相互に接続されている。
【0048】
本実施形態では、既述の通り、家庭内LANへのパケット進入自体をフィルタリングするためのネットワーク識別子が大容量記憶部25に予め記憶(登録)されており、後述するように外部から受信したパケットにこの登録されたネットワーク識別子が含まれていた場合にそのパケットの家庭内LAN内へのアクセスを許可する。
【0049】
このネットワーク識別子は、例えばアクセス元の外部端末のIPアドレスであってもいいし、ゲートウェイ装置1のIPアドレスとアクセス元の外部端末が持つIPアドレスとの両者を一体としてネットワーク識別子としてもよい。また、IPアドレスとは別のゲートウェイ装置1固有のネットワーク識別子であってもよい。
【0050】
各端末装置にはそれぞれ、端末装置固有の(つまり端末装置使用者固有の)認証ID(本発明の識別子)が登録されている。尚、ここでいう「端末装置」とは、上記各外部端末12,13,14に家庭内LAN上の各PC6,7を含む総称である(以下同様)。
【0051】
即ち、長男用携帯電話12には長男用認証IDが、母用PDA13には母用認証IDが、父用PDA14及び父用PC7には父用認証IDが、それぞれ登録されている。また、共用PC6は家庭内の家人誰でも使用できるものであるため、共用PC6である旨を示す共用認証IDが登録されている。そして、各端末装置から電子掲示板サーバ2へのアクセス(パケット送信)の際は、上記ネットワーク識別子に加えて上記認証IDも付加したパケットが送信されることになる。
【0052】
一方、電子掲示板サーバ2にも、上記ネットワーク識別子とは別に、電子掲示板サーバ2へのアクセス可否判断のために、上記各端末装置に登録されている各認証IDが登録(実際には大容量記憶部25に記憶)されている。具体的には、各端末装置毎に認証IDとその端末装置の使用者とが対応付けられて登録(記憶)されている。この認証IDによるアクセス可否判断は上記ネットワーク識別子によるものより上位のプロトコルで行われるものである。
【0053】
そのため、外部端末から電子掲示板サーバ2へのアクセス(電子掲示板2aへの掲示データ書き込み或いは閲覧要求等)があった際は、まずネットワーク識別子にて家庭内LAN内へのアクセス可否が判定され、アクセスが許可されたパケットはさらに電子掲示板サーバ2にて上記認証IDによるアクセス可否判定が行われ、ここで許可されたものだけが最終的に電子掲示板サーバ2へアクセスできることになる。
【0054】
尚、上記のようにネットワーク識別子及び認証IDによるいわば二重のアクセス可否判断に限らず、例えば認証IDのみで電子掲示板サーバ2へのアクセス可否判断を行うようにしてもよいが、外部からの不正アクセスをより確実に防止するためには、上記のように二重(或いはそれ以上)のアクセス可否判断とするのが好ましい。
【0055】
認証IDの登録方法は、例えば、はじめからデフォルトで記憶されている複数の認証IDのうち一つを選択して父用認証IDとして登録すると共に、父が使用する端末装置である父用PDA14及び父用PC7それぞれに対してもその認証IDを入力・登録する方法が考えられる。
【0056】
また例えば、母用PDA13にはじめから固有の認証IDが記憶されているものとして、そのPDA13を購入時に、その記憶されている認証IDを母用認証IDとして電子掲示板サーバ2へ入力・登録する方法でもよい。
更に例えば、電子掲示板サーバ2及び各端末装置のいずれにも最初からは認証IDは登録されておらず、家人毎にユニークに決めた認証IDを登録する方法も考えられる。即ち、例えば携帯電話12を購入した長男が自分で認証IDを決め、それを携帯電話12へ入力・登録すると共に、電子掲示板サーバ2に対しても長男用認証IDとして入力・登録するのである。
【0057】
このように、認証IDを各端末装置及び電子掲示板サーバ2に登録する方法は種々考えられ、少なくとも、端末装置に登録された認証IDがその端末装置の使用者と対応付けられて電子掲示板サーバ2にも登録され、且つ、端末装置から電子掲示板サーバ2へのアクセス(パケット送信)の際にはその端末装置の認証IDを含むパケットが送信されるようにできる限り、種々の方法を採用することができる。
【0058】
電子掲示板サーバ2は、各PC6,7或いは外部端末12,13,14で入力・送信された掲示データを受信すると、その掲示データを大容量記憶部25に記憶する。このとき、単に受信した掲示データのみを記憶するのではなく、掲示データと共に送信されてきた認証IDに基づき、その掲示データの入力者(送信者)及び送信日時(換言すれば入力者の掲示データ入力日時)と掲示データとを対応付けて記憶する。つまり大容量記憶部25は本発明の登録情報記憶手段に相当するものである。
【0059】
これにより、手書き表示装置3における掲示板情報の表示及び各端末装置6,7,12〜14における掲示板情報の表示は、後述するように、図5(a)、(b)のように家人毎に分類されて表示されることになる。尚、図1に示した手書き表示装置3の表示例(情報の単なる羅列)のように表示することも可能であるが、これについても後述する。
【0060】
また、本実施形態では、各端末装置からの掲示データ送信時に、自身の掲示データとしてではなく共用掲示データとして指定することもでき、その場合は、送信したデータが例えば図5(a)における送信者自身の掲示面に掲示されず、共用掲示面に掲示されることになる。
【0061】
次に、手書き表示装置3(本発明の手書き情報入力装置に相当)について図3に基づいて説明する。CPU31は各種制御・処理の中枢を担うものであり、これら各種制御・処理のプログラムはROM33に格納されている。RAM34は、プログラム実行時のワークメモリである。イーサネット(登録商標)制御部41は、当該手書き表示装置3と家庭内ネットワーク5との間でのデータ送受を中継するインタフェースとして機能するものである。
【0062】
表示・入力部36は、電子掲示板サーバ2に蓄積された掲示データの表示及び手書き用ペン4による手書き入力を受け付けるものであり、手書き用ペン4による手書き入力が可能なループコイルパネル部46と、電子掲示板2aに掲示された掲示板情報(詳細には大容量記憶部25内の掲示データ)を表示する液晶パネル部47とからなる。具体的には、図4に示す通りであり、ループコイルパネル部46は、液晶パネル部47の表示領域における一部領域に形成されている。
【0063】
そして、表示・入力部36(つまり液晶パネル部47)に掲示板情報を表示させる表示モードのときは、ループコイルパネル部46の領域を含む表示・入力部36の全表示面に掲示板情報が表示される。一方、ループコイルパネル部46(図4参照)に手書き用ペン4による手書き入力可能な手書き入力モードのときは、掲示板情報の表示が消え、ループコイルパネル部46への手書き入力が可能な状態となる。
【0064】
このモード切り換えは、モード切り換えボタン51により行う。モード切換ボタン51は、表示モードと入力モードのいずれかを選択するためのものである。本実施形態では、通常(電源投入時)は表示モードとなって掲示板情報が表示されているが、手書き入力する際には、モード切換ボタン51により手書き入力モードに切り換える。
【0065】
手書き入力モードへ切り換えた後は、入力者を認識させるための各識別ボタン53〜57のいずれかを押し、手書き表示装置3に対して誰による手書き入力がなされるのかを認識させる。本実施形態では、父用ボタン53,母用ボタン54,長男用ボタン55,長女用ボタン56,祖母用ボタン57の5種類の識別ボタンが備えられている。手書き入力終了後は、入力確定ボタン52を押すことで、手書き入力された内容が電子掲示板サーバ2へ送信され、掲示データとして記憶されると共に、表示・入力部36が表示モードに自動的に切り換わり、手書き入力したばかりの内容を含む最新の掲示データが掲示板情報として液晶パネル部47に表示される。上記各ボタン51〜57は、具体的には図4に示すように、手書き表示装置3における表示・入力部36の下部に設けられている。
【0066】
尚、表示モードにおける液晶パネル部47の表示形式は、具体的には例えば図5(a)に示す形式である。これは、液晶パネル部47全体を6つの領域に分割し、各領域をそれぞれ父用掲示面、母用掲示面、長男用掲示面、長女用掲示面、祖母用掲示面、共用掲示面としたものである。つまり、電子掲示板上において家人毎(掲示データ提供者毎)に固有の掲示エリア(表示エリア)を設定しておき、各家人による掲示板情報をそれぞれ対応するエリアに掲示するのである。この場合、誰からの掲示板情報であるかを表示する手間が省けるため、使い勝手が向上する。
【0067】
また例えば、図5(b)に示すように、電子掲示板2aを家人毎にページ分割して各家人による掲示板情報をそれぞれ対応するページに掲示(表示)するようにしてもよい。つまり、掲示板を閲覧する際には、閲覧したい家人のページを選択してその家人の掲示板情報を表示させることになる。
【0068】
いずれにしても、電子掲示板サーバ2に入力された掲示データは、その掲示データの入力(作成)者情報及び入力時刻情報と共に大容量記憶部25に記憶され、各端末装置6,7,12〜14或いは手書き表示装置3での表示の際には、図5(a),(b)に例示したように、家人毎に分類されて表示されることになる。
【0069】
尚、上記のような分類表示以外に、例えば図1に例示したように、表示方法切換手段(図示略)によって掲示板情報を最新情報から順に列挙させることもできる。このような表示方法は、例えば最新情報を迅速に把握したいといった場合などに有効である。
【0070】
手書き用ペン(発振コイルペン)4は、所定の周波数の磁界を発生させるための発振コイルを内蔵しており、これをループコイルパネル部46に近づけると、その磁界により誘起電圧が発生する。この誘起電圧が生じた部分の座標を座標検出部37が検出する。これにより、手書き用ペン4により手書き入力されたときの手書きストローク情報が得られる。そして、この検出した手書きストローク情報はイメージ変換部39によりイメージデータに変換され、更にイメージデータがテキスト変換部40にてテキストデータに変換される。このテキストデータが、電子掲示板サーバ2へ送信されることになる。但し、テキスト変換不可能なイメージデータの場合等は、イメージデータのまま電子掲示板サーバ2へ送信されてもよい。図1の手書き表示装置3に示した表示例のうち祖母のメッセージ「5時まで散歩です」は、イメージデータのまま表示された例を示している。
【0071】
また、本実施形態では、上記各ボタン51〜57によるモード切換・入力者認識以外に、手書き入力者が自身用の携帯端末を所持している場合には自動的に手書き入力モードに切り換えると共にその手書き入力者の認識も自動的に行えるようにしている。
【0072】
即ち、手書き表示装置3の無線通信部42からは、外部端末に対して認証ID送信を要求する送信要求信号が常時出力されており、外部端末は、この送信要求信号を受信すると認証IDを送信するように構成されている。そして、外部端末からの認証IDを無線通信部42で受信すると、自動的に入力モードへ切り換えると共に、受信した認証IDに基づいて手書き入力者を認識する。詳細については後述する。
【0073】
尚、本実施形態では、手書き入力された情報がテキストデータに変換されて表示されるものとしたが、これに限らず、手書きイメージのまま表示するようにしてもよい。表示形式をイメージ表示にするかテキスト表示にするかは、任意に設定することができる。
【0074】
また、本実施形態の手書き表示装置3のような、表示・入力部36においてループコイルパネル部46と液晶パネル部47とが重複して形成されると共にループコイルパネル部46の領域に手書き用ペン4による手書き入力(座標入力)及び掲示板情報表示を同時に行うことができる構成は、具体的には、表示部としての液晶表示パネル(液晶パネル部47)の下に座標位置検出用のループコイルパネル(層)(ループコイルパネル部46)を形成することにより実現している。
【0075】
この場合、液晶表示パネルとしては、液晶層の下に外部の光源等の光を均一に集めるバックライト層としての光拡散板が一般的に形成されるが、反射型液晶表示パネルであれば、比較的厚みのある光拡散板が不要であるため、ループコイルパネルによる座標検出感度を高めることができる。
【0076】
また別例として、液晶表示パネルの上に透明基材等を用いたループコイル座標検出層を形成した構成としてもよい。このように構成すれば、ループコイルが直接見えてしまうものの、座標検出感度は高くできる。
無線通信部42と各外部端末12〜14が備える無線通信部71との無線データ通信は、例えば、2.4GHz帯域の電波を用いた無線伝送方式として周知のBluetoothや、同じく2.4GHz帯域を用いIEEE802.11にて規格化されている無線LAN、或いは赤外線による通信など、種々の方法を採用することができる。
【0077】
次に、本実施形態の外部端末について、図6に基づいて説明する。本実施形態では、外部端末として携帯電話及びPDAを例に挙げたが、電子掲示板システムを利用するための機能・構成だけをみれば、両者はほぼ同一の構成である。従って、図6では、特に電子掲示板サーバ2との間でデータ送受を行うことに限定してその構成・動作について説明する。
【0078】
図6に示した外部端末では、既述の通り、WWWブラウザが搭載され、ISP11を介してインターネット網10へ接続することにより各種Webコンテンツを閲覧できるようになっている。そのため、WWWブラウザを起動して電子掲示板2aを閲覧(電子掲示板サーバ2へアクセス)すると、図5(a)又は図5(b)に例示したようなメイン画面が表示される。
【0079】
CPU61は、当該外部端末12,13,14の御全体を担うものであり、これら各種制御プログラムがROM62に格納されている。RAM63は、上記各種制御プログラムを実行するときのワークメモリである。RTC(Real Time Clock )64は、時刻管理をするためのものである。尚、ROM62には、各外部端末毎の固有の認証IDも格納されている。また、このROM62は、記憶内容を書き換え可能なROMであるため、認証IDを自由に登録・格納することができる。
【0080】
液晶パネル部65は、CPU61の指示により液晶制御部66を通して送られてきたイメージ画像やテキストを表示する。キーボード67によりテキストやコマンドを入力でき、入力制御部68によりその入力内容がCPU61に送られる。音声制御部70は、CPU61の指示により警告音等の発信音声情報をスピーカ69に送って確認警告音を鳴らすようにされている。
【0081】
無線通信部71は、手書き表示装置3(図3参照)の無線通信部42から送信される認証ID送信要求信号を受信すると共に、その受信を受けて自身の認証IDを手書き表示装置3へ送信する。インターネット通信部72は、ISP11を介してインターネット網10に無線接続する。
【0082】
次に、上記説明したゲートウェイ装置1,手書き表示装置3,外部端末12〜14それぞれにおいて実行される各処理について、以下、具体的に説明する。まず、ゲートウェイ装置1において実行される、外部からのアクセスを許可するか否か判断するアクセス判定処理について、図7に基づいて説明する。
【0083】
この処理は所定周期で繰り返し実行されるものであり、図7に示す如く、まずステップ(以下「S」と略す)110にて、外部からインターネット通信部26へパケットが来たか否かを判定し、パケットが来た場合はS120へ進んでそれを受信する。
【0084】
続くS130で、受信したパケット内のネットワーク識別子をチェックする。具体的には、大容量記憶部25内に予め登録されたネットワーク識別子であるか否かを判断し、登録されたもの以外のものであればS140で否定判定されてS160に進み、エラー通知を出力するが、登録されたものであった場合は、S140で肯定判定されてS150へ進み、その受信パケットの家庭内LANへの進入(アクセス)を許可する。
【0085】
つまり、外部からのデータ(パケット)は、ゲートウェイ装置1における上記アクセス判定処理によってフィルタリングされることになり、これにより不正アクセスを防止している。
尚、既述の通り、S130の処理を、ネットワーク識別子のチェックに代えて認証IDによるチェックを行い、S140でその認証IDが登録された者か否かを判断するようにしてもよい。このようにS130,S140で認証IDによるチェック・登録判定を行う場合は、本発明の識別子判別手段が実行する処理に相当するものとなる。但し、外部から電子掲示板サーバ2への不正アクセスをより確実に防止するためには、ここでは認証IDとは別のネットワーク識別子によるアクセス可否判断を行うのが好ましい。
【0086】
次に、ゲートウェイ装置1における電子掲示板サーバ2が実行する掲示板データ処理について、図8に基づいて説明する。この処理も所定周期で繰り返し実行されるものであり、図8に示す如く、まずS210にて受信パケットがあるか否かを判断し、受信した場合はS220に進んでそれが掲示板データであるか否かを判断する。ここでいう掲示板データとは、各端末装置からの掲示データはもちろん、掲示板情報の閲覧要求、さらには後述する確認通知メッセージをも含むものであり、いずれにおいても、掲示板データであることを示すフラグが付加されてくる。
【0087】
そのため、受信したパケットにこのフラグがあった場合は、掲示板データと判断してS230に進む。尚、ここで受信するパケットは、図7のアクセス判定処理においてアクセスが許可されたパケットである。
S230では、パケットを解析して掲示板データを取得し、S240でその掲示板データ中の認証IDをチェックする。このとき、大容量記憶部25に登録された認証ID(即ち父用・母用・長男用・長女用・祖母用・共用の各認証ID)でない場合はS160に進んでエラー通知が出されるが、登録された認証IDの場合はS260に進み、掲示板データが確認通知メッセージであるか否かが判断される。
【0088】
このとき、確認通知メッセージであれば、S270に進んでその受信処理を実行する。具体的には、どの外部端末からのメッセージであるかを判別して登録することになる。
一方、確認通知メッセージでない場合はS280以降の処理に進む。S280及びS300では掲示板データの種類を判定し、閲覧要求であればS290に進んで掲示データの送信処理を行い、新規データであればS310に進んでそれを掲示データベース(つまり大容量記憶部25)に格納(記憶)し、編集データであればS320に進んで、大容量記憶部25に格納中の当該データをその編集後のデータに更新する。
【0089】
S310の新規データ格納処理は、より詳細には、認証IDにより判別された家人の情報、つまり掲示データの提供者(及び受信した時刻)をその掲示データと対応付けて格納する。但し、既述の通り、本実施形態では各端末装置から掲示データを送信する際に共用掲示データとして指定することもできる。従って、共用掲示データ指定されて送信されてきた掲示データは、このS310の処理では、共用掲示面(図5(a)参照)に掲示すべきデータとして記憶されることになり、これが実際に手書き表示装置3或いは各端末装置に表示される際には、共用掲示面に表示されることになる。
【0090】
また、手書き表示装置3からの掲示データ(手書き情報)の場合は、後述するようにその掲示データと共に手書き情報の入力者及び入力時刻(本発明のストローク関連情報)が送信されてくるため、その入力者及び入力時刻の情報と掲示データとを対応付けて格納する。このように格納することにより、実際に各端末装置や手書き表示装置3で表示する際に、図5に示したような分類表示が可能となる。
【0091】
S290のデータ送信処理は、詳細には図9に示す通りである。即ち、まずS410にて、閲覧要求内容に従って送信用掲示データを生成する。つまり、大容量記憶部25内の掲示データの中から必要なデータを抽出して送信用パケット化する。またこのとき、掲示データと対応付けて記憶されている提供者(手書き入力者)情報等に基づき、送信先で図5に例示したように分類表示されるよう、送信用掲示データを生成する。
【0092】
尚、このS410の処理は、より具体的には、閲覧要求のあった掲示板情報を送信先の端末装置に搭載されたWWWブラウザでWebページとして表示させるためのデータを生成するものであり、本実施形態では、テキスト情報、イメージ情報、タグ情報等で構成されるHTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータを生成する。
【0093】
続くS420では、閲覧要求元の端末装置の端末識別子を取得する。この端末識別子は、閲覧要求元の端末の種類(携帯電話かPCかPDAか、といった種類)を判別するためのもので、端末装置からのデータ送信の際には上記認証IDと共に付加されて送信されるものである。
【0094】
この端末識別子により送信先(つまり閲覧要求元)がPDAであると判別された場合は、S430で肯定判定されてS450へ進み、PDA用縮小率を設定して、続くS470で、S410にて生成したデータをそのPDA用縮小率にて縮小処理する。そして、縮小処理後のデータがS480にて送信される。
【0095】
一方、送信先が携帯電話であると判別された場合は、S440で肯定判定されたS460に進み、携帯電話用縮小率を設定して、続くS470で、S410にて生成したデータをその携帯電話用縮小率にて縮小処理する。そして、縮小処理後のデータがS480にて送信される。送信先がPDA、携帯電話のいずれでもない場合は、S410で生成したデータをそのまま送信することになる。
【0096】
つまり本実施形態では、S410で生成する送信用掲示データが一般的なデスクトップPC用のデータであり、これをそのまま携帯電話或いはPDAに送信すると、データが大きすぎて正常に表示されないおそれがある。そのため、送信先の端末の種類に応じて縮小処理するようにしている。
【0097】
尚、PDAや携帯電話等の、簡易ブラウザでしか表示できない携帯機器に対しては、HTML形式の送信用掲示データをコンパクトHTMLやHDML(Handheld Device Markup Language )等の、携帯機器向けの簡易形式のデータに変換して送信する。また別の方法として、予め、通常のHTML形式の送信用掲示データと携帯機器等の簡易ブラウザに対応した簡易形式の送信用掲示データとを同期して備えさせ、外部からアクセスしてきたときにアクセス元の機器の種類を判別して、それに対応する形式のデータを送信するようにしてもよい。
【0098】
再び図8に戻り、S330で更新データを手書き表示装置3へ送信すると共に、S340で更新通知メッセージを登録中の全端末装置に送信する。これにより、手書き表示装置3においては更新された最新の掲示板情報が表示されることになり、各端末装置の使用者は、掲示板情報が更新されたことを認識することになる。尚、S330の送信処理は、図9に示したデータ送信処理におけるS410及びS480とほぼ同様の処理である。
【0099】
次に、外部端末装置において実行されるデータ受信処理について、図10に基づいて説明する。図10に示す如く、まずS510でインターネット網10よりISP11を介してパケットを受信したか否かを判断し、受信した場合はS520に進み、それが掲示板データであるか否か判断する。ここで、掲示板データとしては掲示データそのものである場合と、更新通知メッセージ(図8のS340参照)である場合とが考えられ、いずれでもない場合はS590に進んで、受信パケットの種類に応じた処理を行う。
【0100】
一方、掲示板データである場合は、S530にて受信パケットから掲示板データを取り出して、S540にてそれが更新通知メッセージであるか否か判断する。このとき、更新通知メッセージでない場合(つまり掲示データ)は、S600に進んでその受信した掲示データをWWWブラウザにて表示することにより、電子掲示板2aの掲示板情報を閲覧することになるが、更新通知メッセージの場合は、S550に進み、確認警告音を鳴らす。これにより、外部端末の使用者(所持者)は掲示情報が更新されたことを認識することになる。
【0101】
そして、使用者が電子掲示板サーバ2へアクセスすると、S560からS570へ進んで電子掲示板サーバ2へ確認通知メッセージを送信し、続くS580で確認警告音を止める。この確認通知メッセージは、既述の通り、図8のS270にて受信処理されることになる。
【0102】
尚、掲示板データが更新通知メッセージであった場合に、単にS550のように確認警告音を鳴らすだけでなく、確認警告音を鳴らすのと同時にWWWブラウザを起動させ、電子掲示板サーバ2へ自動的にアクセス(電子掲示板2aを閲覧)するようにしてもよい。このようにすれば、端末装置の使用者は、確認警告音が鳴ったときに表示画面を見ると既に電子掲示板2aが表示されていることになる。
【0103】
次に、手書き表示装置3において実行される認証ID識別入力処理について、図11に基づいて説明する。この処理も所定周期で繰り返し実行されるものであり、図11に示す如く、まずS610にて認証ID要求信号を送信する。これは、既述の通り無線通信部42から送信される。
【0104】
一方、外部端末は、この認証ID要求信号を受信すると、自身に登録された認証IDを送信する。図13は、外部端末が実行する認証ID送信処理を示すフローチャートであり、図示の如く、割り込み処理として手書き表示装置3からの認証ID要求信号を受信すると(S910)、認証IDを送信する(S920)。
【0105】
このようにして外部端末から送信されてきた認証IDを受信すると、S620で肯定判定されてS630に進み、送信されてきた認証IDの照合を行う。詳細には図12に示す通りであり、まずS810にて、ゲートウェイ装置1に対して認証IDの照合を問い合わせる。具体的には、照合問い合わせ信号を送信する。そしてS820で、上記問い合わせに対するゲートウェイ装置1からの問い合わせ結果をみて、照合結果が有効(つまり登録された認証ID)であれば、S830に進んで認証IDを有効として設定し、再び図11の処理に戻る。照合結果が有効でない(つまり大容量記憶部25に登録されていない)場合は、S840に進んで認証IDを無効として設定し、再び図11の処理に戻る。
【0106】
ゲートウェイ装置1における認証IDの照合は、図14に示すように行われる。即ち、S1010にて、手書き表示装置3からの照合問い合わせ信号(図12のS810)を割り込み受信すると、S1020で認証IDデータベース(大容量記憶部25内の認証ID)との照合を行い、問い合わせ対象の認証IDが登録されているか否か判断する。そして、S1030でその照合結果を手書き表示装置3へ送信する。
【0107】
再び図11に戻って説明を続ける。S630の認証ID照合処理の後は、S640で認証IDが登録されたものか否か判断し、S630による照合結果が「有効」であればS650に進むが、「無効」の場合は再びS610に戻ることになる。
【0108】
S650では、タイムアウト判定がなされる。これは、認証ID照合により有効と判断されてから所定期間内に手書き用ペン4による入力がなされるか否かをみるものであり、所定期間入力がなかった場合はここで肯定判定され、本処理を終了することになる。所定期間中に入力がなされた場合は、S660で肯定判定されてS670に進み、認証IDに基づいてその手書き入力者が誰であるかを判別する。ここで判別される入力者情報が、本発明のストローク関連情報に相当する。
【0109】
そして、手書き用ペン4による入力中は、S680の処理が繰り返されることになるが、この間は、詳細には座標検出部37にて手書きストローク(座標)が検出され、その検出データが一時的にRAM34に記憶される。このRAM34への記憶は、本発明のストローク記憶手段が実行する処理に相当する。
【0110】
手書き用ペン4による入力が終了すると(S680;YES)、S690に進んでデータ変換を行う。このデータ変換は、座標検出部37にて検出されRAM34に記憶された手書きストロークをイメージ変換部39にてイメージデータに変換し更にそれをテキスト変換部40にてテキストデータに変換する処理である。このデータ変換後はS700に進み、S690の処理で得られたテキストデータを電子掲示板サーバ2へ送信する。このとき、テキストデータに手書き入力者及び入力時刻の情報が対応付けられたデータとして送信される。
【0111】
上記説明した図11の認証ID識別入力処理は、認証ID要求信号を送出してそれに対する端末装置からの認証IDを受けて各種処理を行うものだが、手書き表示装置3では、この認証ID識別入力処理に優先して、図15に示す表示・入力処理が常時実行される。この表示・入力処理は、電子掲示板2aの掲示板情報を液晶パネル部47に表示させたり、図3で説明した各ボタン51〜57の操作により認証IDのやりとりを行わずに直接手書き入力を受け付けたりする処理である。
【0112】
この表示・入力処理は、手書き表示装置3の電源投入と同時に開始され、所定周期で繰り返し実行されるものである。図15に示す如く、電源が投入されるとまずS1110にて、電子掲示板サーバ2から掲示データを取得する。そして、続くS1120で液晶パネル部47に表示可能なデータ形式に変換し、S1130で掲示板情報を表示する。つまり、電源投入時の初期状態は掲示板情報を表示する表示モードになる。
【0113】
続くS1140では、手書き入力要求があるか否かを判断する。これは、モード切換ボタン51操作等の、入力モードに設定すべき旨の操作がなされたか否かを判断する処理であり、該当する操作がなされた場合はS1180に進み、入力モードに設定する。その後、手書き入力が終わるまで(入力確定ボタン52が押されるまで)S1190の処理を繰り返し、入力終了したらS1200に移行して手書き入力者の判別を行う。この判別は、手書き入力者が入力者判別用の各ボタン53〜57のいずれを押したかによってなされるものである。
【0114】
入力者判別後はS1210に進んでデータ変換を行い、S1220で電子掲示板サーバ2へ送信する。このS1210〜S1220の処理は、図11で説明したS690〜S700の処理と同様である。
一方、手書き入力要求がなくS1140で否定判定された場合は、S1150に進んで電子掲示板サーバ2から掲示データを受信したか否か判断し、受信しないときはS1140に戻るが、受信した場合は、S1160でその掲示データを液晶パネル部47に表示可能なデータ形式に変換し、続くS1170にて液晶パネル部47に表示する。つまり、S1130の処理で表示された掲示板情報に対し、その受信した掲示データに対応する掲示板情報がS1170の処理によって更新或いは新規追加されることになる。
【0115】
以上詳述した本実施形態の家庭内電子掲示板システムによれば、手書き用ペン4によりループコイルパネル部46へ直接手書き入力するだけでその入力内容が掲示データとして電子掲示板サーバ2に保存されるため、PC等の端末装置の操作が苦手な人でも何不自由なく、しかも迅速に、自身のスケジュール情報等を書きこむことができる。
【0116】
また、電子掲示板サーバ2に保存され電子掲示板2aとして掲示される掲示板情報は、液晶パネル部47に表示されるため、PC等の端末装置の操作が苦手な人でも何不自由なく電子掲示板2aを閲覧でき、しかも常に最新の掲示板情報を閲覧することができる。
【0117】
更に、手書き用ペン4として発振コイルペンを用い、手書きストロークを座標検出部37で検出する構成であるため、手書き情報を手書きイメージの通り忠実に読み取り、電子掲示板2aへ掲示板情報として確実に反映させることができる。しかも、ただ単に手書きされた情報のみを電子掲示板サーバ2に保存するのではなく、その手書き情報を書き込んだ者或いは書き込んだ時刻などの情報も併せて保存するため、掲示データを時間別或いは個人別等、よりフレキシブルに編集・管理することができる。
【0118】
具体的には、掲示データを電子掲示板2aにおける掲示板情報として表示する際に、図5(a),(b)に例示したような分類表示が可能となり、単に情報を列挙する方法に比べて所望のメッセージを迅速に閲覧することができる。特に図5(a)のように、手書き表示装置3の液晶パネル部47や各外部端末12〜14の液晶パネル部65などの表示画面において、その表示領域を家人毎に分割すると共に各家人が書き込んだ掲示板情報をそれぞれ対応する領域に分類表示する方法は、図5(b)のように所望のページを選択するといった操作をすることなく所望の家人の情報を得ることができる。
【0119】
また、電子掲示板サーバ2がインターネットと接続されているため、外出先であっても、携帯電話やPDA等の端末装置から電子掲示板サーバ2にアクセスし、電子掲示板2aを閲覧することができる。しかも、無制限にアクセスを許可するのではなく、ネットワーク識別子や認証IDによってアクセスを制限するようにしているため、外部からの不特定多数のアクセスから掲示板情報を守ることができ、家庭内のプライベートな情報が家人以外に見られてしまうといった問題を防ぐことが可能となる。
【0120】
更に、電子掲示板サーバ2内の掲示データが更新されたときに、各端末装置へ更新された旨を通知するようにし、これを受けた端末装置ではその使用者に対して確認警告音により電子掲示板2aを閲覧(更新された掲示板情報を確認)するよう促すようにしているため、各端末装置の利用者は、最新の掲示板情報を迅速に閲覧・把握することができる
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態において、ループコイルパネル部46と手書き用ペン4とで本発明の手書き入力手段が構成され、手書き表示装置3内の液晶パネル部47は本発明の掲示板情報表示手段に相当し、イメージ変換部39は本発明の手書き情報変換手段に相当し、座標検出部37は本発明のストローク検出手段に相当し、無線通信部42,RTC35,及び入力者識別用の各ボタン53〜57はいずれも本発明のストローク関連情報入力手段に相当する。
【0121】
また、図8の掲示板データ処理において、S240〜S250の処理は本発明識別子判別手段が実行する処理に相当し、S310の処理は本発明の第1及び第2掲示情報保存手段が実行する処理に相当し、S340の処理は本発明の更新通知手段が実行する処理に相当する。また、図9のデータ送信処理において、S410の処理は本発明の分類掲示手段が実行する処理に相当し、S430〜S480の処理は本発明の第1掲示情報変換手段が実行する処理に相当する。
【0122】
そして、図10のデータ受信処理において、S550の処理は本発明の更新報知手段が実行する処理に相当し、S570の処理は本発明の確認通知手段が実行する処理に相当する。また、図11の認証ID識別入力処理において、S690の処理は本発明の手書き情報変換手段が実行する処理に相当する。図15の表示・入力処理においては、S1120及びS1160の処理はいずれも本発明の第2掲示情報変換手段が実行する処理に相当し、S1210の処理は本発明の手書き情報変換手段が実行する処理に相当する。
【0123】
[変形例]
上記実施形態では、手書き表示装置3における手書き入力を受け付けるための構成として、手書き用ペン4(発振コイルペン)とループコイルパネル部46とにより構成し、手書きストロークを検出してイメージデータに変換(さらにはテキストデータに変換)する方法を例に挙げて説明したが、ストローク検出以外に、例えば手書き内容を直接スキャナで読み取ってイメージデータ化する方法も可能である。
【0124】
具体的には図16に示す構成が考えられる。図16の手書き表示装置80は、上記実施形態の手書き表示装置3(図3)と比較して、手書き入力及び入力した内容をデータ化するための構成が主な相違点であり、他の構成要素については図3とほぼ同様である。そのため、以下の説明においては、上記相違点に絞って説明する。
【0125】
図16の手書き表示装置は、手書き用ペン92としてごく一般的なインクペンを使用し、そのインクペンでホワイトボード84上に手書き入力するよう構成されている。つまり、従来からよく知られ利用されているホワイトボードによる手書き入力方法である。
【0126】
そして、ホワイトボード84上に手書きされた内容は、CCDセンサ86を備えたスキャンユニット85により読み取られ、A/D変換器89でデジタルデータ化される。このデジタルデータ(つまりホワイトボード84上のイメージデータ)は更に、イメージ抜き取り部90にて、実際に手書き用ペン92で書き込まれた部分を含む所定エリアのみが抜き取られ、RAM83に一時的に記憶されることになる。このRAM83への記憶は、本発明のイメージ記憶手段が実行する処理に相当する。
【0127】
尚、図示は省略したが、スキャンユニット85で読み取られた信号に対しては、A/D変換器89でA/D変換される前に、信号帯域制限や、増幅等によるレベル調整などの各種処理が行われる場合が多い。
イメージ抜き取り部90における抜き取りエリアは、CPU81により演算される。具体的には、CCDセンサ86で読み取ったホワイトボード84全体の内容から、手書き用ペン92による書き込みがなされた部分を識別し、その識別した部分を含む所定エリアを演算にて求め、イメージ抜き取り部90へその演算結果を出力する。
【0128】
CCDセンサ86は一次元のリニアセンサであり、CPU81の指令を受けて動作するモータ制御部88からの制御信号に従ってモータ87が動作することにより、スキャンユニット85が移動(延いてはCCDセンサ86が移動)し、移動しながらホワイトボード上の内容を読み取る。
【0129】
図17に、この手書き表示装置80を正面から見た図を示す。図示の如く、ホワイトボード84は液晶パネル部47の上部に取り付けられ、その左側にスキャンユニット85及びこれを駆動するモータ87等(図示略)が設けられている。そして、スキャンユニット85を右方向に移動させることにより、ホワイトボード84上の内容をCCDセンサ86で読み取ることができる。
【0130】
手書き表示装置80をこのように構成した場合、図8で説明した掲示板データ処理におけるS310の処理で新規掲示データと共に格納される手書き入力者情報は、本発明のイメージ関連情報に相当するものとなる。つまり、図11のS670の処理で判別される手書き入力者に関する情報が本発明のイメージ関連情報に相当する。
【0131】
また、図16の手書き表示装置80において、CCDセンサ86は本発明のイメージ読み取り手段に相当し、イメージ抜き取り部90は本発明のイメージ抜き取り手段に相当し、各ボタン53〜57,無線通信部42,RTC35は本発明のイメージ関連情報入力手段に相当する。
【0132】
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態ではゲートウェイ装置1内に電子掲示板サーバ2が備えられたものとして説明したが、このような構成に限定されないことは言うまでもなく、例えば、電子掲示板サーバ2が単体で家庭内ネットワーク5に接続された構成であってもよいし、他のサーバ(例えばファイルサーバ等)に電子掲示板サーバ2が構築されてもよい。また例えば、手書き表示装置3とゲートウェイ装置1と電子掲示板サーバ2とが全て一体化された一つの装置として構成されたものであってもよい。
【0133】
また、上記実施形態では、ネットワーク識別子及び認証IDによる認証により不正アクセスを防止する場合を例に挙げて説明したが、不正アクセスの防止方法は上記認証方法に限定されないことはいうまでもない。例えば、電子掲示板サーバ2へのアクセス用ID・パスワードを予め決めておき、外部端末装置からアクセスがある度にID・パスワードの入力を促し、正規のID・パスワードの場合にのみアクセスを許可する方法でもよい。
【0134】
また例えば、IDやパスワードではなく、電話番号やE−mailアドレスなどであってもよい。この場合、識別のための処理が簡易的になり、利用者の操作も更に簡単になる。
更に、上記実施形態では、外部端末として携帯電話とPDA(無線通信機能付)を例に挙げて説明したが、これに限らず例えば、無線通信機能を持たないPDAに無線LANカード或いはPHSカード等の無線通信モジュールを挿入して無線接続できるようにした構成としてもよい。また、ノートパソコン等を用いて無線接続するようにしてもよい。
【0135】
また、上記実施形態の手書き表示装置3では、手書き入力するために、モード切換ボタン51でまず手書き入力モードにするようにしたが、手書き用ペン4でループコイルパネル部46内の任意の点を触れることで手書き入力モードに切り換わるような構成にしてもよい。
【0136】
手書き情報を検出する手段についても、上記実施形態や上記変形例で例示した方法以外でも実現できることはいうまでもない。例えば、ストロークを検出する手書き入力手段としては、上記実施形態に示した方法以外に、最も一般的である、電極シートをペンでなぞる感圧型の入力装置や、複数の方向からの赤外光を検出する赤外光検出形式、或いは静電結合形式等の、広く知られている形式を適宜選択して適用することができる。特に感圧型の入力装置の場合は、液晶パネル上に透明電極シートを配置することで、手書き入力と画像表示を自然な形で実施できるというメリットがある。
【0137】
又、変形例で示したような、手書きイメージを直接検出する手書き入力手段としては、上記例以外に例えば、ペンで記載された手書きイメージをCCDカメラ等の撮像装置で直接撮影することにより手書きイメージを検出するようにしてもよい。
【0138】
また上記実施形態では、更新通知メッセージを、登録されている端末装置全てに送信するものとして説明したが、これに限らず特定者にのみ通知するようにしてもよい。その際、例えば掲示データの更新者が更新通知メッセージの受信者を指定するような仕組みにしてもよい。
【0139】
上記実施形態の手書き表示装置3が備える、手書き入力者判別のための各ボタン53〜57は、家族の人数に応じて増やしてもよい。上記実施形態(5種類)はあくまでも一例である。
また、図5(a),(b)に示した分類表示方法はあくまでも一例であり、これ以外にも例えば、単に「父親用掲示板」、「母親用掲示板」…といった文字メニューだけ表示すると共に、各文字にそれぞれ対応する実際の掲示板情報の所在データ(URL)をハイパーリンクとして埋め込んでおき、所望の文字をクリック(例えば父親の掲示板情報を見たい場合に「父親用掲示板」という文字をクリック)すると父親の掲示板情報が表示される、という構成にしてもよい。
【0140】
尚、図5(a),(b)に示したように掲示板情報を家人毎に分類表示することは、上記実施形態の電子掲示板システム構成のみならず、例えば、手書き表示装置3を備えない従来の一般的な電子掲示板システムに適用しても、所望のメッセージを迅速に閲覧できる効果が得られる。
【0141】
つまり、従来の電子掲示板システムでは、図1に示したように単に掲示板情報を列挙するものが一般的である。しかしながら、単純な列挙では、例えばある特定の人が書き込んだ情報のみを見たい場合にその所望の掲示板情報を迅速に把握するのは困難である。特に、多人数の掲示板情報が列挙されている中から所望の情報のみを探し出すのは非常に困難であり、掲示板情報一つ一つについてそれが誰による情報であるかを逐一確認していく必要がある。
【0142】
そのため、手書き表示装置3を備えない電子掲示板システムにおいても、電子掲示板における掲示板情報の掲示方法(換言すれば各端末装置での電子掲示板の表示方法)を図5(a)、(b)に例示したような分類掲示とすれば、特定の家人のメッセージだけをみたいといった場合などに特に有効であり、所望のメッセージを迅速に閲覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の家庭内電子掲示板システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】本実施形態のゲートウェイ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態の手書き表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態の手書き表示装置を正面から見た図である。
【図5】手書き表示装置及び各端末装置における掲示板情報の表示例を示す説明図である。
【図6】本実施形態の外部端末(携帯電話,PDA)の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本実施形態のゲートウェイ装置にて実行されるアクセス判定処理を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態のゲートウェイ装置における電子掲示板サーバが実行する掲示板データ処理を示すフローチャートである。
【図9】図8の掲示板データ処理におけるS290のデータ送信処理の詳細を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態の外部端末にて実行されるデータ受信処理を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態の手書き表示装置にて実行される認証ID識別入力処理を示すフローチャートである。
【図12】図11の認証ID識別入力処理におけるS630の認証ID照合処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本実施形態の外部端末が実行する認証ID送信処理を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態のゲートウェイ装置にて実行される認証ID照合処理を示すフローチャートである。
【図15】本実施形態の手書き表示装置にて実行される表示・入力処理を示すフローチャートである。
【図16】手書き表示装置の変形例の概略構成を示すブロック図である。
【図17】手書き表示装置(変形例)を正面から見た図である。
【符号の説明】
1…ゲートウェイ装置、2…電子掲示板サーバ、3,80…手書き表示装置、4,92…手書き用ペン、5…家庭内ネットワーク、6,7…PC、8…再び図、10…インターネット網、11…再び図、12…(長男用)携帯電話、13,14…PDA、25…大容量記憶部、26,72…インターネット通信部、27,41…イーサネット(登録商標)制御部、28…バス、31,61,81…CPU、33,62,82…ROM、34,63,83…RAM、35,64…RTC、36…表示・入力部、37…座標検出部、38,66…液晶制御部、39…イメージ変換部、40…テキスト変換部、42,71…無線通信部、46…ループコイルパネル部、47,65…液晶パネル部、51…モード切換ボタン、52…入力確定ボタン、53…父用ボタン、54…母用ボタン、55…長男用ボタン、56…長女用ボタン、57…祖母用ボタン、67…キーボード、68…入力制御部、69…スピーカ、70…音声制御部、84…ホワイトボード、85…スキャンユニット、86…CCDセンサ、87…モータ、88…モータ制御部、89…A/D変換器、90…イメージ抜き取り部

Claims (17)

  1. 掲示情報サーバがネットワークを介して複数のネットワーク端末と接続され、該掲示情報サーバが、前記ネットワーク端末からの掲示情報を保存すると共に、該保存されている掲示情報が掲示板情報として掲示されるものであって前記ネットワーク端末から閲覧可能な電子掲示板を形成し、前記ネットワーク端末から前記電子掲示板の閲覧要求があったときに該閲覧要求に応じた掲示板情報を該要求元へ送信するよう構成された電子掲示板システムであって、
    前記ネットワークに接続され、手書きで自由に情報を書き込み可能な手書き入力手段、及び、該手書き入力手段に書き込まれた手書き情報を読み取る手書き情報読み取り手段からなる手書き情報入力装置と、
    前記手書き情報読み取り手段が読み取った前記手書き情報を、前記ネットワーク端末にて表示可能なデータ形式に変換する手書き情報変換手段と、
    を備え、
    前記掲示情報サーバは、前記手書き情報読み取り手段にて読み取られた手書き情報を、前記掲示情報として、そのまま又は前記手書き情報変換手段による変換後のデータ形式にて保存すると共に、前記手書き情報変換手段による変換後の手書き情報を前記掲示板情報として前記電子掲示板に掲示する
    ことを特徴とする電子掲示板システム。
  2. 前記手書き情報入力装置は、前記電子掲示板に掲示されている掲示板情報を表示する掲示板情報表示手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の電子掲示板システム。
  3. 前記手書き情報読み取り手段は、
    手書き入力者が前記手書き入力手段に対して書き込む際の手書きストロークを検出するストローク検出手段と、
    該ストローク検出手段により検出された手書きストロークを前記手書き情報として記憶するストローク記憶手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子掲示板システム。
  4. 前記手書きストロークに関連するストローク関連情報として少なくとも手書き入力者情報又は手書き入力時刻のいずれかを入力するストローク関連情報入力手段を備え、
    前記掲示情報サーバは、前記手書き情報を保存する際、該手書き情報に対する前記ストローク関連情報と対応付けて保存する
    ことを特徴とする請求項3記載の電子掲示板システム。
  5. 前記手書き情報読み取り手段は、
    前記手書き入力手段における、手書き入力者による書き込み可能な範囲の一部又は全ての書き込み内容をイメージデータとして読み取るイメージ読み取り手段と、
    該イメージ読み取り手段が読み取った範囲のイメージデータの中から、少なくとも前記手書き入力者が手書きした内容を含む所定エリア部分のイメージデータのみを抜き取るイメージ抜き取り手段と、
    該イメージ抜き取り手段が抜き取った前記所定エリア部分のイメージデータを手書き情報として記憶するイメージ記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電子掲示板システム。
  6. 前記イメージ抜き取り手段により抜き取られたイメージデータに関連するイメージ関連情報として少なくとも手書き入力者情報又は手書き入力時刻のいずれかを入力するイメージ関連情報入力手段を備え、
    前記掲示情報サーバは、前記手書き情報を保存する際、該手書き情報に対する前記イメージ関連情報と対応付けて保存する
    ことを特徴とする請求項5記載の電子掲示板システム。
  7. 前記ネットワークは、ゲートウェイ装置を介して前記掲示情報サーバと接続された広域ネットワークであり、
    前記複数のネットワーク端末はいずれも、前記広域ネットワーク及び前記ゲートウェイ装置を介して前記掲示情報サーバへの前記掲示情報の送信及び前記電子掲示板を閲覧可能な情報通信端末である
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の電子掲示板システム。
  8. 前記ネットワークは、予め設定された範囲内に構築された内部ネットワークであって、外部の広域ネットワークとゲートウェイ装置を介して相互にデータ送受信可能に接続されており、
    前記掲示情報サーバは、前記広域ネットワーク及び前記ゲートウェイ装置を介して外部の情報通信端末から前記電子掲示板の閲覧要求があったときに該閲覧要求に応じた掲示板情報を該要求元へ送信すると共に、前記広域ネットワーク及び前記ゲートウェイ装置を介して前記情報通信端末から前記掲示情報が送信されてきたとき、その掲示情報を保存し且つそれを前記掲示板情報として前記電子掲示板に掲示する
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の電子掲示板システム。
  9. 前記広域ネットワーク及び前記ゲートウェイ装置を介して前記掲示情報サーバへアクセスがあったときに、該アクセスを許可すべきか否かを選択する外部アクセス選択手段を備えていることを特徴とする請求項7又は8記載の電子掲示板システム。
  10. 前記掲示情報サーバへのアクセスが可能な前記情報通信端末には、予め、該情報通信端末毎に固有の識別子が設定されていると共に、該情報通信端末から前記掲示情報サーバへのデータ送信の際には前記識別子も含めて送信するよう構成されており、
    前記外部アクセス選択手段は、
    前記アクセスが可能な情報通信端末の識別子が記憶された登録情報記憶手段と、
    前記広域ネットワーク及び前記ゲートウェイ装置を介して前記掲示情報サーバへのアクセスがあったとき、前記登録情報記憶手段の記憶内容に基づいてアクセス元の識別子を判別し、該識別子が前記登録情報記憶手段に記憶されていた場合に、前記掲示情報サーバへのアクセスを許可する識別子判別手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項9記載の電子掲示板システム。
  11. 前記登録情報記憶手段には、前記アクセスが可能な情報通信端末の識別子が該情報通信端末の使用者と対応付けて記憶され、
    前記掲示情報サーバは、
    前記情報通信端末から前記掲示情報を受信したとき、該掲示情報に付加された前記識別子と前記登録情報記憶手段の記憶内容とに基づいて該掲示情報の提供者を識別すると共に該提供者と該掲示情報とを対応付けて保存する第1掲示情報保存手段と、
    前記手書き情報を、該手書き情報の提供者である手書き入力者と対応付けて前記掲示情報として保存する第2掲示情報保存手段と、
    前記各保存手段の保存内容に基づいて、前記掲示情報をその提供者毎に分類して掲示板情報として前記電子掲示板に掲示させる分類掲示手段と、
    を備え、
    前記情報通信端末又は前記掲示板情報表示手段には、前記分類掲示手段により分類掲示された状態で前記掲示板情報が表示される
    ことを特徴とする請求項10記載の電子掲示板システム。
  12. 前記掲示情報サーバに保存されている掲示情報を外部の前記情報通信端末にて表示可能なデータ形式に変換する第1掲示情報変換手段を備え、
    前記掲示情報サーバは、前記情報通信端末から前記電子掲示板の閲覧要求があったとき、該閲覧要求に応じた掲示板情報に対応した掲示情報を、前記第1掲示情報変換手段による変換後のデータ形式にて該要求元へ送信する
    ことを特徴とする請求項7〜11いずれかに記載の電子掲示板システム。
  13. 前記情報通信端末から送信されてきた掲示情報を前記掲示板情報表示手段が表示可能なデータ形式に変換する第2掲示情報変換手段を備え、
    前記掲示板情報表示手段は、前記第2掲示情報変換手段による変換後のデータに従って前記情報通信端末からの掲示情報を表示する
    ことを特徴とする請求項7〜12いずれかに記載の電子掲示板システム。
  14. 前記広域ネットワークは少なくともインターネットを含み、
    前記情報通信端末は、インターネットサービスプロバイダを介して前記インターネットに接続し、該インターネットを介して前記掲示情報サーバへアクセスする
    ことを特徴とする請求項7〜13いずれかに記載の電子掲示板システム。
  15. 前記掲示情報サーバは、
    前記掲示情報が新規に保存されるか、或いは、保存されている掲示情報の編集が行われたときに、少なくとも、該新規保存又は該編集を行った情報更新元端末を除く1又は複数の前記端末へ、該新規保存又は該編集されたことを通知する更新通知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項7〜14いずれかに記載の電子掲示板システム。
  16. 前記情報通信端末は、
    前記更新通知手段からの通知を受けたとき、前記新規保存又は編集がなされたことを当該情報通信端末の使用者に報知する更新報知手段を備えたことを特徴とする請求項15記載の電子掲示板システム。
  17. 前記情報通信端末は、
    前記更新報知手段による報知後、当該情報通信端末から前記掲示情報サーバへアクセスして前記新規保存又は編集された掲示情報に対応した掲示板情報を閲覧したときに、当該情報通信端末の使用者がその掲示板情報を確認したことを前記掲示情報サーバへ通知する確認通知手段を備えた
    ことを特徴とする請求項16記載の電子掲示板システム。
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