JP2004336408A - 通信ネットワークの構築方法および通信システム - Google Patents

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JP2004336408A JP2003129871A JP2003129871A JP2004336408A JP 2004336408 A JP2004336408 A JP 2004336408A JP 2003129871 A JP2003129871 A JP 2003129871A JP 2003129871 A JP2003129871 A JP 2003129871A JP 2004336408 A JP2004336408 A JP 2004336408A
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Mitsuru Uesugi
充 上杉
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Abstract

【課題】インフラとして安価で、メンテナンスも容易で、かつ人口密度の低い地域にも通信エリアを拡大することができる通信システムを提供すること。
【解決手段】基地局101は、全てのユーザをカバーできるように、また、その時点で一番有利なネットワーク構成になるように小型飛行物102の配置を決定する。移動局103と小型飛行物102、小型飛行物同士、小型飛行物102と基地局101との間の間隔はそれぞれ所定の距離以下となるように各小型飛行物は配置される。次に、配置が終了した小型飛行物を介し、基地局101と移動局103間の通信経路をうまくルーティングする。すなわち、トラフィックが分散されるようにルーティングが行われる。移動局103は、決定された通信ルートを使用し、基地局101と通信を開始する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線を利用した通信ネットワークの構築方法および通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話等に代表される移動体通信システムにおいては、音声通信のみならず、情報のマルチメディア化に伴い、静止画像、動画像等の大容量データをも処理するようになっている。そして今後は、ますますデータの高レート化が進むことが予想されるため、周波数帯域の広いマイクロ波帯を無線信号として利用することが検討されている。
【0003】
しかし、マイクロ波帯は、伝送距離による信号の減衰が大きいため、基地局がカバーするセルの半径を小さくせざるを得ない。よって、通信不能なエリアがないようにセルを配置するためには、多数の基地局を設置しなければならない。この多数の基地局を設置しなければならないという点は、人口密度の高い地域においては充分な費用対効果が得られるために問題として顕在化しないが、人口密度の低い地域においては大きな問題となる。この問題点を解消するために、衛星通信(図16)、HAPS(High Attitude Platform Stations)システム(図17)を利用したり、基地局の送信電力を高出力化したり、アダプティブアレイアンテナを搭載したり(図18)、アドホックネットワーク(図19)、低周波数帯の無線信号(図20)を利用したり、光ファイバによるROF(Radio On Fiber)もしくはリピータ(中間増幅器)等を利用すること(図21)が考えられている。
【0004】
HAPSシステムとは、国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)が無線通信規則において規定した成層圏プラットフォームを使用する通信システムである。この通信システムは、高度約20kmの成層圏に無線中継基地(HAPS)を置き、経済的な広帯域通信、地域に密着した放送、または高分解能な観測等に使用される。また、図17に示すように上空10km程度の高さに全長200〜300m程度の飛行船をHAPSとして飛ばす例もある。
【0005】
また、アドホックネットワークとは、移動局間で動的に構成される自律分散型ネットワークのことである。このネットワークは、無線LANのようなアクセスポイントを必要とせず、互いに無線で接続される通信端末(パソコン、PDA、携帯電話等)T1〜T10のみで構成される(図19参照)。このネットワークにおいては、通常の移動体通信システムにあるような基地局等の中央調停機構はなく、ステーションと呼ばれるn個の端末から構成され、各ステーションは、通信チャネル(チャネルごとに周波数が異なる)を指定し、そのチャネルを用いて送受信を行う。
【0006】
従来の通信システムの一例として、デジタル化された通信信号の中継を、ライトプレーンと呼ばれる物体に中継機器を積載し、多数飛行させることにより行わせるものがある(例えば、特許文献1参照)。これらの飛行物体は、上空10キロメートル〜1000キロメートル程(高密度の大気圏以上の高度)の空間に静止もしくは低速度でフライトを行い、互いに数百キロメートル〜数千キロメートル間隔で展開される。そして、互いに電波回線で結ばれる事により長距離間の通信サービスを行っている。
【0007】
【特許文献1】
特開平07−143046号公報(第2−3頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の通信ネットワークの構築方法には以下の課題がある。
【0009】
HAPSシステムは、インフラ(infrastructure)が高価であり、送信側と受信側の間の伝搬路に障害物があると使用できない。さらに、電波が微弱なため、移動局側も指向性通信をする必要があり、回路規模が大きくなる。また、HAPSは巨大で目立つため、上空高くあっても地上にいる人間から見えてしまい、気になる。上空の大気状態によって通信状況が悪化する。メンテナンスも困難であり、障害時の復旧に時間がかかる。
【0010】
アドホックネットワークは、中継局の役割を果たす移動局は互いに独立した存在であるため、ユーザの回りに中継してくれる移動局がいなければ通信できないし、通信していても中継局が遠くに離れてしまったり、勝手に電源をオフにされると接続が急に切断されるというような、必ず通信できるという保証がない不安定なシステムである。また、他人が行う通信のために自分の通信端末の電池が消耗してしまい、課金システムを構築するのも困難である。さらに、基地局に近づくにつれ多数のユーザの通信信号が多重されることになるので、データレートが膨大になる。上り回線と下り回線の両方の変復調機能が必要になる。そして、それぞれの移動局が同じエアー・インターフェースを有していなければならない。
【0011】
光ファイバによるROFもしくはリピータを使用する場合、前進アンテナを設置する必要があり、その設置費用やメンテナンス費用が膨大になる。また、ROFは光ケーブル借料がかかる。
【0012】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、インフラとして安価で、メンテナンスも容易で、かつ人口密度の低い地域にも通信エリアを拡大することができる通信ネットワークの構築方法および通信システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信ネットワークの構築方法は、基地局と複数の移動局との間で通信が行われる通信ネットワークの構築方法であって、前記基地局と前記複数の移動局との間で行われる通信の中継を複数の小型飛行物によって行わせ、前記複数の小型飛行物を前記複数の移動局の分布に応じた特定の位置に静止させ、または前記複数の移動局の分布に応じた特定のルートを飛行させ、前記複数の移動局の分布が変化した場合、前記特定の位置または特定のルートを適応的に変更する、ようにした。
【0014】
本発明の通信システムは、基地局と、前記基地局と通信を行う移動局と、前記基地局と前記移動局との間の通信を中継する複数の中継局と、を有する通信システムであって、前記複数の中継局は、所定の高度および所定の速度以上で飛行し、飛行時に地上から目視で目立たない程度に小型であり、前記移動局と前記複数の中継局のうちの一の中継局との間隔、前記複数の中継局同士の間隔、および前記複数の中継局のうちの一の中継局と前記基地局との間隔がそれぞれ所定値以下となるように前記移動局と前記基地局との間の上空に前記複数の中継局を動的に配置するマッピング手段と、前記マッピング手段によって配置された前記複数の中継局を介し、前記移動局と前記基地局との間の通信ルートを構築するルーティング手段と、を具備する構成を採る。
【0015】
本発明の通信システムは、上記の構成において、前記マッピング手段は、前記複数の中継局のうちの一の中継局を前記移動局に追尾させるように配置する、構成を採る。
【0016】
本発明の通信システムは、上記の構成において、前記移動局において所定値以上の高拡散率で拡散され時間ダイバーシチ送信された発呼信号を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて前記移動局の分布を測定する測定手段と、をさらに具備し、前記マッピング手段は、測定された前記移動局の分布に基づいて前記移動局と前記複数の中継局のうちの一の中継局との間隔が所定値以下となるようにこの中継局をマッピングする、構成を採る。
【0017】
本発明の通信システムは、前記複数の中継局のうちの一の中継局が前記マッピング手段によって配置された位置から離れる場合、前記複数の中継局のうちの他の中継局に前記一の中継局の代わりをさせる、構成を採る。
【0018】
本発明の通信システムは、前記複数の中継局のうち、故障した中継局を検出し、自動回収する小型飛行物をさらに具備する、構成を採る。
【0019】
本発明の通信システムは、前記複数の中継局は、前記基地局と前記移動局との間の通信を中継する機能の他に、前記基地局と前記移動局との間の通信データを運搬する機能をさらに具備する、構成を採る。
【0020】
これらの構成によれば、インフラとして安価で、メンテナンスも容易で、かつ人口密度の低い地域にも通信エリアを拡大することができる通信システムを提供することができる。また、移動局の位置等に応じて、柔軟にネットワーク構成を変更することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、小型で飛行する能力を有するため、自由に移動ができる物体を移動局の位置または分布に応じて飛行させ、基地局と移動局との通信の中継を行わせることにより、状況に応じ柔軟に通信ネットワーク構成を変更できる通信システムを提供することである。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信システムによって構築される通信ネットワークの概要を示す図である。この通信システムは、基地局(BS)101、携帯電話(移動局;MS)103−1〜103−4、および、携帯電話103−1〜103−4と基地局101との間の通信の中継を行う小型飛行物(中継局)102−1〜102−7からなる。なお、携帯電話および小型飛行物の数は単なる一例を示したにすぎない。
【0024】
ここで、小型飛行物とは、ラジコン(radio control)のヘリコプタもしくは飛行機、または小鳥もしくは昆虫(例えば、蜜蜂)のような、小型で自力で飛行する能力を有している物体のことを指している。このとき、小鳥もしくは昆虫のような生物を使用する場合には、この生物の脳の部分に電極を差し込む等して、基地局101の管理の下、飛行させるようにしなければならない。
【0025】
小型飛行物102−1〜102−7には、リピータ(中継増幅機)と同様の中継増幅機能が搭載されており、小型飛行物同士は、互いに無線で接続される。例えば、接続相手の中継局に対し、通信チャネル(チャネルごとに周波数が異なる)を指定し、そのチャネルを用いて送受信を行う。
【0026】
小型飛行物102−1〜102−7の大きさは、例えば、携帯端末程度の大きさ、あるいはその数倍以下程度が望ましい。しかし、飛行時に、地上にいる人間から見て気にならない程度の大きさであれば良く、飛行高度の設定によってはかなり大きなものまで許容される。
【0027】
小型飛行物102−1〜102−7が飛行時に出す騒音は、夜間等の静かな環境においても人間の気にならない存在とするために、比較的小さいものである必要がある。小型飛行物の飛行高度は、特に限定しないが、移動局の送信パワを軽減すること、または地上への影響(他の通信システムへの影響等)を考慮すると、数十メートル〜数百メートル程度の範囲の高度が望ましい。
【0028】
小型飛行物102−1〜102−7の動力源は、特に限定しないが、電力によるものが望ましく、例えば、ラジコン(radio control)のヘリコプタのようなものは実現し易い。
【0029】
小型飛行物102−1〜102−7の飛行速度は、特に限定しないが、基地局から指定された位置にあまり時間をかけずに到着することが要求されるので、一定レベル以上の飛行速度が必要である。
【0030】
小型飛行物102−1〜102−7の飛行持続時間は、特に限定しないが、通信システムを構築するためには1時間程度は連続して飛行できることが望ましい。
【0031】
図2は、基地局101内部の主要な構成を示すブロック図である。基地局101は、送受信部151、MS分布測定部152、MSマッピング部153、およびルーティング部154を有している。送受信部151は、小型飛行物102−1〜102−7との通信を行う回路である。MS分布測定部152は、携帯電話103−1〜103−4の分布を測定する回路である。MSマッピング部153は、小型飛行物102−1〜102−7の配置を決定する回路である。ルーティング部154は、携帯電話103−1〜103−4と自局との間の通信の経路を決定する回路である。
【0032】
次いで、上記の通信ネットワークを構築する手順について、図3に示すフロー図を用いて説明する。
【0033】
移動局は、超多数チップ(著しく高い拡散率)による拡散と時間ダイバーシチとを組み合わせた方法により発呼を行う(ST1010)。これは、発呼信号自体は低レートの信号であるので、伝送レートは重要ではなく、可能な限り伝送距離を長くするためである。これにより、微弱電力の電波でも基地局に届かせることができる。よって、小型飛行物が近くに存在しない場所においても発呼が可能となる。なお、送信方法は上記の方法以外でも良い。例えば、低周波数帯域の無線信号を使ったり、指向性送信を行うことにより同様の効果を得ることができる。
【0034】
基地局101内のMS分布測定部152は、送受信部151を介して検出された移動局からの発呼に基づいて、基地局101が管理するエリア内にいるユーザ(移動局)の分布を測定する(ST1020)。この基地局101が管理するエリアとは、従来のセルラ方式におけるセルとは異なった概念のものであり、後述する移動局の飛行ルートを決定する際の基準となるエリアである。よって、かなり広範囲であり、隣の基地局が管理するエリアと多くの部分が重なっていても構わない。
【0035】
MSマッピング部153は、MS分布測定部152から出力されたユーザ分布に関する情報に基づいて、基本的に全てのユーザをカバーできるように、また、その時点で一番有利なネットワーク構成になるように小型飛行物の配置(マッピング)を決定する(ST1030)。既に、この移動局の近くに小型飛行物が配置されている場合には、この小型飛行物を派遣するようにする。このとき、移動局と小型飛行物、小型飛行物同士、小型飛行物と基地局との間でそれぞれ通信が可能なように、移動局と小型飛行物と基地局との間の間隔がそれぞれ所定の距離以下となるように各小型飛行物は配置される。
【0036】
小型飛行物は、基地局の管理下にあるインフラであり、通信の中継をする必要がないときは基地局に格納されている。そして、MSマッピング部153によってマッピングが決定されたら、基地局101から発進し(ST1040)、基地局が決定した飛行ルートで飛行し、基地局101が決定した接続相手(移動局または小型飛行物)と接続する。移動局は、基地局101から派遣された小型飛行物と接続する(ST1050)。
【0037】
次に、ルーティング部154は、配置が終了した小型飛行物を介し、基地局101と移動局間の通信経路をうまくルーティングする(ST1060)。すなわち、小型飛行物は、基本的に最も近い位置にいる小型飛行物と接続するようにする。また、基地局101の近くでは、特定の小型飛行物にトラフィックが集中することを防止するため、基地局101の近くに複数の小型飛行物を配置し、特定の小型飛行物のみにトラフィックが集中しないように、すなわち、トラフィックが分散されるようにルーティングが行われる。移動局は、決定された通信ルートを使用し(複数の小型飛行物を介し)、基地局101と通信を開始する(ST1070)。
【0038】
図4に示すように、ユーザU1が所持する移動局103−1から新たな発呼や着呼があった場合には、移動局103−1の近くにいた小型飛行物B3が派遣され、その時点で一番有利なネットワーク構成になるように小型飛行物B1〜B5は配置し直される。そして、通信ルートがルーティングされ、また、ネットワークトポロジーも適宜最適化される。なお、ネットワークトポロジーとは、各端末や制御機器の接続形態のことであり、代表的なトポロジーには、スター型ネットワーク、バス型ネットワーク、リング型ネットワーク等がある。また、この図では、小型飛行物の一例として蜜蜂を用いているが、小型飛行物が蜜蜂に限定されるわけではない(以下の図においても同じ)。この図では、ユーザU1は、小型飛行物B3、B5、B4、およびB2を介し、基地局101と通信を行い、ユーザU2は、小型飛行物B1およびB2を介し、基地局101と通信を行う。この例では、ユーザU2の通信ルートに変化はなかった場合を示している。
【0039】
小型飛行物は、通信ネットワーク構築時には基地局から発進し、役目終了時または残り電力(エネルギー)が少なくなったら、図5(a)に示すように、基地局101に帰参する。また、残り電力に関わらず定期的に基地局に帰参するように設定しても良い。小型飛行物は、基地局において充電される(図5(a)のB11参照)。また、蜜蜂の生態に見られるような互いに蜜を融通し合う行為(図5(b)参照)が可能なように、小型飛行物に、小型飛行物同士で電力をやりとりする機能を持たせれば、小型飛行物は基地局101まで帰参しなくても良くなる。このとき、図5(c)に示すように、残り電力が少なくなった小型飛行物B12は小型飛行物B13に対し、充電を要求する信号S1を送信する。
【0040】
小型飛行物が故障した場合、もしくは他の理由により通信システムから離脱しなければならなくなった場合には、図6に示すように、この小型飛行物B21に代わり、他の小型飛行物B22が基地局101が指定した位置または飛行ルートに入り、通信システムを構成する。なお、代理の小型飛行物は、図6に示すように基地局101から新たに出動しても良いし、近くの小型飛行物が来ても良い。近くの小型飛行物が来る場合には、その小型飛行物の代理として、さらに別の小型飛行物が来て、結果として順々に小型飛行物のシフトが行われるような状況となり、基地局101の近くの小型飛行物の代わりとして、基地局101から新たな小型飛行物が発進する。
【0041】
以上の例では、小型飛行物が移動局の分布に基づいて特定の位置にマッピングされる例を示したが、図7に示すように、移動局の分布に基づいて特定の周回飛行ルートR1を設定し、小型飛行物B31がこのルートをゆっくり飛行するようにしても良い。このとき、移動局は、自機に小型飛行物が近付いたときのみ通信システムに接続できるようになる。
【0042】
これにより、基地局101が管理する通信エリアの中で、例えば、路地裏のような通常はユーザがいることが予想されないような場所でも、断続的ではあるが通信可能エリアとすることができる。よって、飛行中の小型飛行物の数を維持したまま、基地局101が管理する通信エリアを広くすることができる。なお、図7に示すように、この周回ルートの中に基地局101を組み込み、定期的に充電およびメンテナンスができるようにしても良い。
【0043】
このように、本実施の形態によれば、飛行物同士は、空中に位置しているので途中に障害物がない伝搬路を確保でき、信号強度の減衰を抑えることができる。よって、移動局、中継局、および基地局の送信電力を軽減でき、特に、移動局の電池の寿命を長くすることができる。基地局は、高出力なアンプまたはアンテナを設置する必要がない。
【0044】
また、図8に示すように、基地局101が管理するエリア内で災害が発生した時に、移動局103に対し、他のエリアの基地局201(通常時は移動局203−1〜203−3を収容する基地局)から小型飛行物B41を派遣させることにより、迅速に通信ネットワークを構築することができ、移動局103は通信C1を行うことができる。
【0045】
さらに、小型飛行物は、マン−マシン・インタフェースが不要であるので、実機の機器として実現する上での制約が、ユーザ所有の通信端末より緩和される。リピータもしくはROF(Radio On Fiber)を使用するときのように、インフラを設置するコストや借料がかからない。
【0046】
また、衛星通信を使用する問題点、すなわち、インフラが高価である、通信信号(特に音声信号)の伝送遅延が大きい、送信側と受信側の間の見通しが良くないと(障害物があると)使えない、微弱電波なため移動局側にも指向性通信機能が必要、メンテナンスが困難なため障害が発生した際に復旧に長時間かかる、という問題も解消される。
【0047】
また、高出力基地局もしくはアダプティブアレイアンテナ搭載の基地局の問題点、すなわち、局舎が巨大になる、下り回線は比較的良いが通信端末からの上り回線が大電力になるため通信端末の電池寿命が短くなる、伝送遅延時間の長いマルチパスが発生し伝送効率が低下する、人口密度が少なくてもデータ伝送にかかる通信時間の観点から、ある程度のデータレートを確保する必要があるが、セルエッジ(隣接セルとの境界付近の領域)では不可能である、という問題も解消される。
【0048】
また、アドホックネットワークの問題点、すなわち、通信の確実性(情報が確実に通信相手に到達するか否か)がない、他人の通信のために自機の電力が消費される、基地局に近づくにつれ通信データ量が膨大になる、という問題も解消される。
【0049】
また、低周波数帯の無線信号は、使用可能帯域が狭いために低レートの通信しかできないという問題も解消される。
【0050】
さらに、本発明の効果を移動局のユーザ側の観点から考えてみると、例えば、人口密度の低い田舎に住んでいる人も人口密度の高い都会に住んでいる人と同様に携帯電話等を利用した通信を行うことが可能となり、通信の公平性が増す。
【0051】
また、都会に住んでいるようなユーザでも、本発明の恩恵を受けることができる。例えば、このユーザが忙しい仕事の合間をぬって休日に行く山登りを趣味にしていたような場合、本発明の携帯電話は、干渉信号除去の機能や長寿命のバッテリ等の余計な構成を必要としないので非常にコンパクトであり、山登りに邪魔にならない。そして、山登りに携帯電話を持っていくことで遭難時にもすぐに救助を求めることができるようになる。しかも、連日続いた忙しい仕事がようやく終わって、待ちに待った週末の山登りの当日の朝になって初めて、携帯電話の充電を忘れていたことに気付いても慌てる必要がない。本発明の携帯電話は消費電力も少ないので、たとえ残りバッテリ容量が少なくても、遭難時にのみ電源を入れて発呼をし、その後、近寄ってきた中継局と短距離の通信を行うことが可能だからである。
【0052】
なお、ここでは、中継局をマッピングする処理およびルーティング処理を基地局が行う場合を例にとって説明したが、これらの処理を特定の中継局が実行しても良い。例えば、上記の処理を行う機能を特定の中継局(専用機)のみに搭載しても良いし、全ての中継局に搭載し、状況に応じてある中継局のみが上記の処理を行うようにしても良い。
【0053】
また、図9に示すように、小型飛行物B51は、あたかも蜜蜂が自分の巣に帰るように適宜基地局101へ帰参して通信データを受け取り、移動局103にこの通信データを直接運んでも良い。特に、ノンリアルタイムデータや大容量データの場合に有効である。
【0054】
また、ここでは、中継局をマッピングする処理およびルーティング処理を1つの基地局が集中管理する場合を例にとって説明したが、各中継局が互いに連絡をとりあいながら、自律的にこの処理を行っても良い。例えば、図4に示すような場合においては、小型飛行物B1が、現在自機が移動局103−2の通信の中継中であることを小型飛行物B3に通知すれば良い。そうすれば、移動局103−1から発呼を受けた小型飛行物B3は、別の通信ルートを探し、最終的に小型飛行物B5、B4、B2を介した通信ルートを検出することができる。また、図10に示すように、周回中の小型飛行物B55がユーザU3からの発呼を受信した場合、自機の近くにいる小型飛行物B56に連絡して通信ルートを開きながら、ユーザU3のいる場所に向かうようにしても良い。
【0055】
また、図11に示すように、小型飛行物に指向性通信機能を搭載し、小型飛行物同士の通信C2、C3を指向性通信としても良い。これにより、電波の利用効率を向上させることができる上に送信電力の削減も可能となる。さらに、送信信号が遠くまで届くことになるので、必要な中継局の数を減らすことができる。なお、この図では、指向性通信機能のわかりやすいイメージとしてパラボラ・アンテナを用いたが、これに限定されるわけではない。
【0056】
また、ここでは、移動局が携帯電話である場合を例にとって説明したが、ノート型パソコンのような通信端末が無線LANを用いて通信を行うような場合でも良い。
【0057】
また、小型飛行物にロボットのような機能を付加すれば、強風時には小型飛行物が木や電柱等にしがみつくことで吹き飛ばされるのを防止することができる。
【0058】
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2に係る通信システムによって構築される通信ネットワークの概要を示す図である。なお、この通信システムは、図1に示した通信システムと同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0059】
本実施の形態の特徴は、小型飛行物が移動局の動きに併せて、1対1で追尾することである。
【0060】
長時間の通信を行うユーザや高速に移動しているユーザ(U4)には、そのユーザの通信の間、特定の小型飛行物B61が1対1で追尾する。その際に、他の小型飛行物は静止もしくは周回ルートを飛行し、電力やネットワークのルーティングをサポートする。
【0061】
また、このとき、図13に示すように、小型飛行物B61にGPS等の測位機能を搭載することにより、ユーザ端末(移動局103)に測位機能を搭載しなくてもこのユーザ端末の位置を測定することができるようになる。
【0062】
このように、本実施の形態によれば、移動局の位置に応じて柔軟にネットワーク構成を変更することができる。
【0063】
(実施の形態3)
図14は、本発明の実施の形態3に係る通信システムによって構築される通信ネットワークの概要を示す図である。なお、この通信システムは、図1に示した通信システムと同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0064】
本実施の形態の特徴は、小型飛行物自体にメンテナンス機能を持たせ、インフラを管理する人間の労力を軽減することである。
【0065】
小型飛行物B71、B72は、故障が発生しているか否かの診断機能を有する。この機能は、自機の通信状況を監視するような自己診断のシステムでも良いし、図14(a)に示すように、小型飛行物B72が他の小型飛行物B71の自機との通信C4、C5の状況を監視し、故障と診断された場合には、この小型飛行物B71に通知するか、または基地局101に通知するような、診断システムであっても良い。
【0066】
そして、故障の可能性があった場合には、図14(b)に示すように、小型飛行物B71は、自分で基地局101に帰参して、メンテナンスを受ける。小型飛行物は、飛行機や人工衛星等と違い安価なため、予備機を多数持てるので、ある小型飛行物がメンテナンスを受けている場合でも他の小型飛行物でバックアップが可能である。
【0067】
さらに、図14(c)に示すように、故障した小型飛行物B71を回収するための回収用小型飛行物P71を作って、定期的にパトロールさせ、故障した小型飛行物を発見した際には、この小型飛行物を自動回収するようにしても良い。なお、回収用小型飛行物P71は鳩でなくても良い。
【0068】
さらに、図15に示すように、太陽電池や予備電池で動作する緊急ビーコン送信機E81を小型飛行物B81に搭載しても良い。これにより、電池切れや重大な故障等の不測の事態でも、制御が不能となった小型飛行物B81を回収用小型飛行物P71のパトロールによって発見することができる。
【0069】
このように、本実施の形態によれば、小型飛行物自体にメンテナンス機能を持たせ、インフラを管理する人間の労力を軽減することができる。
【0070】
なお、以上の内容は、人口密度の低い場所のみならず人口密度の高い場所でも適用可能であるので、使用場所は限定しない。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、インフラとして安価で、メンテナンスも容易で、かつ人口密度の低い地域にも通信エリアを拡大することができる通信システムを提供することができる。また、移動局の位置等に応じて、柔軟にネットワーク構成を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信システムによって構築される通信ネットワークの概要を示す図
【図2】本発明の実施の形態1に係る基地局内部の主要な構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る通信ネットワークを構築する手順について示すフロー図
【図4】移動局の発呼によってネットワーク構成を変更する場合を説明した図
【図5】小型飛行物の動力エネルギーの管理方法を説明した図
【図6】小型飛行物が他の小型飛行物の代理をする場合を説明した図
【図7】小型飛行物が一定ルートを飛行する場合を説明した図
【図8】災害時における本発明の効果を説明した図
【図9】小型飛行物が通信データを直接運ぶ場合を説明した図
【図10】小型飛行物が自律的に通信ネットワークを構築する場合を説明した図
【図11】小型飛行物が指向性通信を行う場合を説明した図
【図12】ユーザの移動に伴い小型飛行物が追尾する場合を説明した図
【図13】小型飛行物が測位機能を有する場合を説明した図
【図14】小型飛行物が故障した場合の通信システムの応対動作を説明した図
【図15】小型飛行物が緊急用ビーコンを搭載する場合を説明した図
【図16】従来の衛星通信を説明した図
【図17】従来のHAPSシステムを説明した図
【図18】従来の高出力およびアダプティブアレイアンテナ搭載の基地局を説明した図
【図19】従来のアドホックネットワークを説明した図
【図20】従来の低周波数信号を利用した通信を説明した図
【図21】従来のROFおよびリピータを利用した場合を説明した図
【符号の説明】
101 基地局
102 小型飛行物
103 移動局
152 MS分布測定部
153 MSマッピング部
154 ルーティング部

Claims (7)

  1. 基地局と複数の移動局との間で通信が行われる通信ネットワークの構築方法であって、
    前記基地局と前記複数の移動局との間で行われる通信の中継を複数の小型飛行物によって行わせ、前記複数の小型飛行物を前記複数の移動局の分布に応じた特定の位置に静止させ、または前記複数の移動局の分布に応じた特定のルートを飛行させ、前記複数の移動局の分布が変化した場合、前記特定の位置または特定のルートを適応的に変更する、
    ことを特徴とする通信ネットワークの構築方法。
  2. 基地局と、前記基地局と通信を行う移動局と、前記基地局と前記移動局との間の通信を中継する複数の中継局と、を有する通信システムであって、
    前記複数の中継局は、所定の高度および所定の速度以上で飛行し、飛行時に地上から目視で目立たない程度に小型であり、
    前記移動局と前記複数の中継局のうちの一の中継局との間隔、前記複数の中継局同士の間隔、および前記複数の中継局のうちの一の中継局と前記基地局との間隔がそれぞれ所定値以下となるように前記移動局と前記基地局との間の上空に前記複数の中継局を動的に配置するマッピング手段と、
    前記マッピング手段によって配置された前記複数の中継局を介し、前記移動局と前記基地局との間の通信ルートを構築するルーティング手段と、
    を具備することを特徴とする通信システム。
  3. 前記マッピング手段は、
    前記複数の中継局のうちの一の中継局を前記移動局に追尾させるように配置する、
    ことを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 前記移動局において所定値以上の高拡散率で拡散され時間ダイバーシチ送信された発呼信号を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて前記移動局の分布を測定する測定手段と、
    をさらに具備し、
    前記マッピング手段は、
    測定された前記移動局の分布に基づいて前記移動局と前記複数の中継局のうちの一の中継局との間隔が所定値以下となるようにこの中継局をマッピングする、
    ことを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  5. 前記複数の中継局のうちの一の中継局が前記マッピング手段によって配置された位置から離れる場合、前記複数の中継局のうちの他の中継局に前記一の中継局の代わりをさせる、
    ことを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  6. 前記複数の中継局のうち、故障した中継局を検出し、自動回収する小型飛行物をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  7. 前記複数の中継局は、
    前記基地局と前記移動局との間の通信を中継する機能の他に、前記基地局と前記移動局との間の通信データを運搬する機能をさらに具備する、
    ことを特徴とする請求項2記載の通信システム。
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