JP2004333049A

JP2004333049A - Gas controller

Info

Publication number: JP2004333049A
Application number: JP2003131194A
Authority: JP
Inventors: Keiichi Mizutani; 圭一水谷; Masanori Shimizu; 正則清水
Original assignee: Rinnai Corp
Current assignee: Rinnai Corp
Priority date: 2003-05-09
Filing date: 2003-05-09
Publication date: 2004-11-25
Anticipated expiration: 2023-05-09
Also published as: KR20040095630A; JP3960944B2; KR100535777B1

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent a child lock from being easily released in a case when a child lock mechanism is mounted without increasing the number of components in a gas controller provided with a ring-shaped fire power adjustment dial around an igniting/extinguishing button. <P>SOLUTION: The fire power adjustment dial 7 is rotatable over a gas flow rate adjustment range at a valve closure position of the igniting/extinguishing button 5, and a lock position where an igniting means of a gas burner is not operated, is determined on a specific position over the gas flow rate adjustment range. At least in a case when the fire power adjustment dial is rotated from the lock position, the fire power adjustment dial can not be rotated unless longitudinally moving it once. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガスコンロに設けたガスバーナへの燃料ガスの供給を制御するガス制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種のガス制御装置では、ガスバーナを点火する際、ガスバーナの火力を所定火力にするため、ガスバーナの点火、消火を行う点消火ボタンと、ガスバーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節ダイヤルとをそれぞれ設け、点消火ボタンの前後方向の移動で火力調節ダイヤルが所定位置まで回転されるようにしたものが知られている（特許文献１）
【０００３】
この場合、点消火ボタンは、円筒形状に形成され、例えばガスコンロ前面の操作パネルに前後方向に移動自在に設けられる。そして、ガス通路を閉鎖する閉弁位置から点消火ボタンを押込み操作すると、点消火ボタンが点火位置に移動し、ガス通路が開放されると共にガスバーナの点火手段が作動される。ガスバーナが着火したことを確認して点消火ボタンの押込みを開放すると、点消火ボタンは、操作パネルから突出して開弁位置に移動する。
【０００４】
開弁位置では、ガスバーナの火力調節が点消火ボタンの周囲に設けたリング状の火力調節ダイヤルによって行われる。火力調節ダイヤルは、ガス通路に設けられガス通路の開口面積を変化させてガスバーナへの燃料ガスのガス流量を調節するガス流量調節手段と連動している。ガスバーナの燃焼を停止する場合、開弁位置に在る点消火ボタンを押込み操作して閉弁位置まで移動させると、ガス通路が閉鎖されてガスバーナが消火される。この場合、点消火ボタンの押込み操作に連動して火力調節ダイヤルを強火位置まで強制的に回転させて次回の点火操作時にガスバーナへのガス流量を多くして円滑な着火を図るためのリセット手段が設けられている。
【０００５】
【特許文献１】
特許２７４２３５６号公報（例えば、特許請求の範囲の記載）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年では、安全性を考慮して子供等が点消火ボタンを誤って操作してガスバーナが作動しないようにチャイルドロック機構を設け、閉弁位置において、点消火ボタンの点火位置への移動を制限し、点火手段が作動しないようにすることが考えられている。この場合、上記のものでは、リセット手段を設けて次回の点火操作に備えた強火位置に火力調節ダイヤルを設定しているため、点消火ボタンの閉弁位置において火力調節ダイヤルを回転させることができない。このため、別個のチャイルドロック機構を設けてチャイルドロックを実現する必要があり、点火操作の際の操作性が損なわれるだけではなく、部品点数が増加してコスト高を招く。
【０００７】
そこで、本発明は、上記点に鑑み、チャイルドロック機構用の別個の操作部を設けることなく、火力調節ダイヤルでチャイルドロックできるようにしたガス制御装置を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のガス制御装置は、ガスバーナに通じるガス通路を開放保持する開弁位置とこのガス通路を閉鎖する閉弁位置との間で前後方向に移動自在な点消火ボタンを備え、この点消火ボタンの開弁位置で、最小ガス流量の燃料ガスがガスバーナに供給される最小位置と、最大ガス流量の燃料ガスがガスバーナに供給される最大位置との間の少なくともガス流量調節範囲内で回転自在なリング状の火力調節ダイヤルを点消火ボタンの周囲に設けたガス制御装置において、前記点消火ボタンの閉弁位置で、前記火力調節ダイヤルを前記ガス流量調節範囲を越えて回転自在とし、このガス流量調節範囲を越えた所定の位置にガスバーナの点火手段が作動しないロック位置を設け、少なくともロック位置から火力調節ダイヤルを回転させる場合、火力調節ダイヤルを一旦前後方向に移動させないと回転できないようにしたことを特徴とする。
【０００９】
本発明によれば、点消火ボタンの閉弁位置において火力調節ダイヤルはガス流量調節範囲を越えて回転自在であり、火力調節ダイヤルを一方に回転させるとロック位置に到達し、このロック位置では、ガスバーナの点火手段が作動せず、チャイルドロックされる。他方で、チィルドロックを解除する場合、火力調節ダイヤルを一旦前後方向に移動させ、火力調節ダイヤルを逆方向に回転させるとガス流量調節範囲まで戻り、チャイルドロックが解除できる。この場合、火力調節ダイヤルの逆方向への回転でチャイルドロックを解除できるものと比較してその解除が困難になり、安全性を高めることができる。
【００１０】
また、前記点消火ボタンの閉弁位置から開弁位置への移動経路に、ガスバーナの点火手段を作動させる点火位置を設け、前記ロック位置で、点消火ボタンの閉弁位置から点火位置への移動が制限されるようにして、チャイルドロックを実現することができる。
【００１１】
さらに、チャイルドロックされているか否を、視覚で簡単に判別できるように、前記ロック位置では、点消火ボタンに対し火力調節ダイヤルが前後方向にずれた状態になるようにするのがよい。
【００１２】
この場合、前記点消火ボタンの閉弁位置で、点消火ボタン及び火力調節ダイヤルの前方側の端面を略面一とし、ロック位置で、点消火ボタンが火力調節ダイヤルか前方側に突出するようにすれば、一目でロック状態を把握できてよい。
【００１３】
また、前記点消火ボタンの押込み操作で閉弁位置から開弁位置に移動するようにし、開弁位置で点消火ボタンが、火力調節ダイヤル内に侵入するようにすれば、ガス調理器具の状況に応じて点消火ボタンと火力調節ダイヤルとの位置関係が変わるため、その位置関係を見るだけでガスバーナの状況が離れた位置からでも簡単に把握できてよい。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１を参照して、１は、本発明のガス制御装置であり、このガス制御装置１は、ガス調理器具として例えばキッチンに設けた厨房家具に設置されるビルトイン式のガスコンロ２に組込まれる。ガスコンロ２は箱状のコンロ器体２１を有し、コンロ器体２１には、その上面を覆う天板２２に設けた３個の開口を臨むように３個のガスバーナ２３が設けられている。コンロ器体２１の前面の両端には、操作パネルである前面パネル２４が設けられている。また、コンロ器体２１には、両前面パネル２４の間に位置して、セラミックプレート式バーナ（図示せず）を設けたグリル２５が設けられている。そして、本発明のガス制御装置１によって３個のガスバーナ２３及びセラミックスプレート式バーナへの燃料ガスの供給が制御される。
【００１５】
図２を参照して、ガス制御装置１は、上下に重ねて連結した２個の部分１１ａ、１１ｂから構成されるバルブケーシングを有する。下側に位置するバルブケーシングの第１部分１１ａには、バルブケーシングの長手方向に沿って延びる第１内部通路１２ａが設けられ、第１内部通路１２ａに連通するガス流入部１３が開設されている。ガス流入部１３の下流側に位置して第１内部通路１２ａには電磁安全弁３が設けられている。電磁安全弁３はマグネットケース３１を有し、このマグネットケース３１には、例えばコンロ器体２１に設けた制御ユニット（図示せず）からの信号に基づいて励磁される電磁石とこれに吸着される吸着片とが収容されている。
【００１６】
吸着片にはマグネットケース３１から第１内部通路１２ａの下流側に向かって突出した第１弁体３２が連結されている。電磁安全弁３の閉弁状態では、第１弁体３２は、該第１弁体３２とマグネットケース３１との間に縮設したばね３３の付勢力によって、第１内部通路１２ａに設けた弁座部材３４の弁座に着座している。電磁安全弁３の開弁操作は、第１内部通路１２ａに挿設され、第１内部通路１２ａの長手方向に沿って前後方向に移動自在な操作ロッド４により行われる。操作ロッド４には第２弁体４１が設けられ、第２弁体４１は第１内部通路１２ａに形成した弁座４２と共に元弁を構成する。元弁の閉弁状態では、第２弁体４１は、第２弁体４１と弁座部材３４との間に縮設したばね４３により弁座４２に着座している。
【００１７】
操作ロッド４の前後方向の移動は、前面パネル２４に設けられる点消火ボタン５の押込み操作によって行われる。点消火ボタン５は略円筒形状に形成され、その第１内部通路１２ａ側の端面には押圧ロッド５１が連結され、この押圧ロッド５１は、第１部分の前方側に連結したケース部１１ｃ内を、点消火ボタン５の移動に伴って前後方向に移動して操作ロッド４を押圧する。押圧ロッド５１の下側には、案内部５１ａが連結され、この案内部５１ａの一端は、第１部分１１ａの下側に設けたハートカム機構５２に連結されている。
【００１８】
図２乃至図４に示すように、点消火ボタン５は、後述の火力調節ダイヤルと共に前面パネル２４から突出し、第１内部通路１２ａを閉鎖する閉弁位置（図２参照）から点火操作を行うために、コンロ器体２１内側に向かう方向である後方側（図２では右側）に点消火ボタン５を押込み操作すると、押圧ロッド５１を介して操作ロッド４が後方側に押込まれて元弁を開弁させた後、弁体３２を吸着片側に押しきると共に点火手段である放電ユニット（図示せず）が作動する点火位置まで移動する（図３参照）。点火位置から点消火ボタン５の押込みを解除すると、ハートカム機構５２で案内されて、コンロ器体２１外側に向かう方向である前方側（図３では左側）に移動して元弁を開弁保持して第１内部通路１２ａを開放した状態の開弁位置に到達する（図４参照）。消火操作を行うために開弁位置から点消火ボタン５をさらに押込み操作すると、ハートカム機構５２がリセットされて消火位置に戻される（図１及び図２に示す状態）。
【００１９】
元弁の上流側に位置して第１部分１１ａにはガス流出口１４が設けられ、ガス流出口１４は、第２部分１１ｂに設けた略Ｌ字形の第２内部通路１２ｂの一端と一致し、第１及び第２の各内部通路１２ａ、１２ｂがガス通路を構成する。第２部分１１ｂの外周面には、所定の間隔を置いて４個の第１、第２、第３及び第４の各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄが相互に隔絶して設けられている。各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄを介して、第２部分１１ｂの上部に連結したガス流出部１６と第２内部通路１２ｂとが連通している。そして、ガス流出部１６から流出した燃料ガスは、各ガスバーナ２３及びセラミックプレート式バーナの各混合管に燃料ガスを噴射するガスノズル（図示せず）へと供給される。この場合、ガスノズルへの燃料ガスのガス供給量を調節するため、第２内部通路１２ｂには流量調節手段６が設けられている。
【００２０】
図２及び図５を参照して、流量調節手段６は、第２内部通路１２ｂに回転自在に挿設した円筒形状の回転体６１を有する。回転体６１の外周面には、４本の円周方向の第１、第２、第３及び第４の各長溝６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄが、第１、第２、第３及び第４の各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄにそれぞれ対応させて形成されている。この場合、各長溝６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄの幅寸法は、各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄの孔径にそれぞれ一致させかつ円周方向にずらして形成している。また、各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄを通過してガス流出部１６へと流れる燃料ガスのガス流量を所定量に調節する４個のオリフィス孔６３ａ、６３ｂ、６３ｃ、６３ｄを形成したオリフィス部材６３を、各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄに一致させて第２部分１１ｂの上面に装着している。そして、回転体６１を回転させて各長溝６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄを各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄと適宜一致させ、一致した長溝６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄと連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄとの数に応じてガス流出部１６へと流れる燃料ガスのガス流量が段階的に調節される。回転体６１の回転角の調節は、点消火ボタン５の周囲に設けたリング状の火力調節ダイヤル７により行われる。
【００２１】
図２、図６及び図７を参照して、火力調節ダイヤル７は、点消火ボタン５と共にコンロ器体２１の前面パネル２４から前方側に突出するように設けられる。点消火ボタン５の閉弁位置では、点消火ボタン５の外周面が火力調節ダイヤル７及び前面パネル２４内に隠れるように、点消火ボタン５と火力調節ダイヤル７との前方側の端面を略面一とし、点消火ボタン５の押込み操作で後方側の開弁位置に移動させると、点消火ボタン５が火力調節ダイヤル７の内に侵入するようにした。この場合、点消火ボタン５の外周面が常時火力調節ダイヤル７で隠れているため、調理時に煮こぼれが生じても火力調節ダイヤル７に煮汁がかかり難くなり、火力調節ダイヤル７に煮汁がかかっても、その周囲を伝って煮汁が下方に落下するだけで、点消火ボタン５の外周面に煮汁が侵入しない。このため、点消火ボタン５を伝って煮汁がガスコンロ２のコンロ器体２１内に侵入することが防止される。
【００２２】
火力調節ダイヤル７は、点消火ボタン５の外周面を覆う回転自在なつまみ部材７１と、回転体６１を回転させるダイヤル部材７２とを有する。ダイヤル部材７２の第１内部通路１１ａ側の端部は所定ピッチで歯切りされ、歯切した部分７２ａが第２部分１１ｂから突出した回転体６１の一端部に嵌合した歯車Ｇと噛合っている。これにより、ダイヤル部材７２の回転操作に連動して回転体６１が回転される。また、ダイヤル部材７２の他端部の外周面には、半径方向外側に延出させた一対の凹部７２ｂを相互に対向して２箇所形成している。
【００２３】
つまみ部材７１の第１内部通路１１ａ側の端部には、第１内部通路１１ａ側に延びる一対の突出片７１ａが相互に対向して設けられ、この一対の突出片７１ａから円周方向に所定の角度ずれた位置には、一対の爪片７１ｂが相互に対向して設けられている。そして、突出片７１ａを各凹部７２ｂ内に前後方向に摺動自在に係合させてつまみ部材７１とダイヤル部材７２とが組付けられる。この場合、つまみ部材７１の内周面に形成した段部７１ｃ（図２参照）とダイヤル部材７２との間にはばね７３が縮設され、このばね７３によってつまみ部材７１が前方側に向かって付勢され、一対の爪片７１ｂがダイヤル部材７２の前面側のつば部７２ｃに係止されることでつまみ部材７１が保持される。また、つまみ部材７１の前方側の外表面には、長手方向に延びる指標部材７１ｄが取付られ、、この指標部材と、前面パネル２４に設けたガスバーナ２３の火力ポジション表示Ｐ（図７（ａ）参照）との一致により、ガスバーナ２３の火力を指標する指標部を構成する。
【００２４】
図８乃至図１３を参照して、ダイヤル部材７２の後方側の内周面にはカム溝７２ｄが形成され、このダイヤル部材７２内を前後方向に移動する押圧ロッド５１の外周面には、カム溝７２ｄと対偶をなす２個の突起片５１ｂが設けられ（図６参照）、この突起片５１ｂが強制回転手段を構成する。この場合、カム溝７２ｄの壁面の高さは、点消火ボタン５の押込み操作につれて一方から他方に向かって低くなるように形成されている。そして、ガスバーナ２３の点火のため、閉弁位置から点消火ボタン５を押込み操作して開弁位置に到達すると、突起片５１ｂがカム溝７２ｄと係合し、この突起片５１ｂが原動節となって従動節であるカム溝７２ｄが形成されたダイヤル部材７２を回転させ、点消火ボタン５が点火位置に到達したときに、着火を確実にする流量の燃料ガスがガスバーナ２３に供給される位置まで回転される。図１２に示すように、本実施の形態では、強制回転手段５１ｂ、カム溝７２ｄによって火力調節ダイヤル７が点消火ボタン５の押込み操作で中火位置まで強制的に回転される。
【００２５】
この場合、点消火ボタン５の押込み操作を利用して火力調節ダイヤル７を回転させるので、例えば押圧ロッド５１と第１部分１１ａとの間に縮設したばね１７の付勢力を大きくする必要がなく、ガス制御装置１の構造を簡素化できる。また、電磁安全弁３を開弁するために点消火ボタン５の移動距離が長く設定される開弁位置と点火位置との間を、火力調節ダイヤル７の強制的な回転に流用しているため、必要な移動距離が短い閉弁位置と開弁位置との間の点消火ボタン５の移動距離に、火力調節ダイヤル７の強制的な回転のための距離を付加したものより、点消火ボタン５の前後方向の移動距離を短くできるため、操作感がよく、使い勝手がよい。
【００２６】
点火位置では、放電ユニットを作動させてガスバーナ２３が点火される。その後、点消火ボタン５の押込みを解除すると、ハートカム機構５２に案内されてばね１７の付勢力によって少し戻り、点消火ボタン５は開弁位置に到達する。開弁位置では、突起片５１ｂとカム溝７２ｄとの係合が解除され、ダイヤル部材７２が、時計方向または反時計方向に回転自在となる。この場合、火力調節ダイヤル７を、時計方向に回転させるとガス流量が絞られ、反時計方向に回転させるとガス流量が増加するように回転体６１が回転される。これにより、開弁位置での火力調節ダイヤル７の操作性は損なわず、調理者の回転操作感に悪影響を与えることはない。また、点消火ボタン５の押込みを解除したときの点消火ボタン５の戻りで突起片５１ｂとカム溝７２ｄとの係合が解除されるため、開弁位置で強制回転手段５１ｂが火力調節ダイヤル７のカム溝７２ｄに干渉しないようにする機構を別途設ける必要もないため、部品点数を増やす必要もない。
【００２７】
火力調節ダイヤル７の回転範囲を制限するため、ダイヤル部材７２のカム溝７２ｄを形成した箇所に、相互に対向する２個の凸部７２ｅが形成されている。火力調節ダイヤル７を回転させ、この凸部７２ｅに各突起片５１ｂが当接するまで反時計方向に回転させると、第２、第３及び第４の各長溝６２ｂ、６２ｃ、６２ｄが第２、第３及び第４の各連通路１５ｂ、１５ｃ、１５ｄにそれぞれ一致してガス流出部１６へのガス量が最大となるように回転体６１を配置している。他方で、この凸部７２ｅに各突起片５１ｂが当接するまで時計方向に回転させると、第１長溝６２ａが第１連通路１５ａとのみ一致し、ガス流出部１６へのガス量が最小となるようにしている。これにより、開弁位置では、火力調節ダイヤル７が、ガス流出部１６へのガス流量が最小となる最小位置（この場合、ガスバーナ２３の火力は小となる）と、ガス流量が最大となる最大位置（この場合、ガスバーナ２３の火力は強となる）との間のガス流量範囲内でのみ回転自在となる。この場合、火力調節ダイヤル７の回転範囲を制限するためのストッパ等を別個に設ける必要はなく、部品点数が減少して低コストにできる。点消火ボタン５の閉弁位置では、突起片５１ｂが、ダイヤル部材７２のカム溝７２ｄを形成した箇所より前方側に位置している。
【００２８】
ところで、ガス調理器具の安全性を考慮して、点消火ボタンの閉弁位置において、子供等が点消火ボタンを誤って操作してガスバーナが作動しないようにチャイルドロックできるのが望ましい。この場合、チャイルドロック機構用の操作部を別個に設けることなくチィルドロックが実現でき、その上、チャイルドロック簡単にセット、解除できないのがよい。本実施の形態では、点消火ボタン５の閉弁位置で火力調節ダイヤル７がガス流量調節範囲を越えて反時計方向に回転自在とし、このガス流量調節範囲を越えた所定の位置にガスバーナの点火手段が作動しないロック位置を設けた。また、ガス流量調節範囲とロック位置との間で火力調節ダイヤル７を回転させる場合、火力調節ダイヤル７を一旦後方側に移動させないと回転できないようにした。
【００２９】
図６、図７並びに及び図１３乃至１６を参照して、本実施の形態では、ガス流量調節範囲のうちガス流量が最大となる最大位置を除いた箇所において、つまみ部材７１の突出片７１ａの先端が当接して後方側への移動が規制されるように、規制壁１１１をケース部１１ｃの外周面に設け、つまみ部７１を最大位置まで回転させると（図７参照）、つまみ部材７１がばね７３の付勢力に抗して後方側に移動できるようにした（図１３参照）。この場合、火力調節ダイヤル７がガス流量調節範囲を越えて反時計方向に所定位置まで回転できる（図１４参照）。この状態で、つまみ部材７１の押し操作を解除すると、つまみ部材７１の突出片７１ａの内面に設けた凸部７１１が、ダイヤル部材７２の外周面に設けたストッパ７２１に係止され、つまみ部材７１が点消火ボタン５より後方側に移動した位置で保持される。
【００３０】
この場合、火力調節ダイアル７が回転不能となる（図１６参照）。また、図１７に示すように、突起片５１ｂが凸部７２ｅと対向し、点消火ボタン５を押込み操作しても、突起片５１ｂが凸部７２ｅの前面パネル２４手前側の面に当接して閉弁位置から点火位置に点消火ボタン５が移動できないロック位置が形成され、チャイルドロックされる。
【００３１】
これにより、チャイルドロック機構用の別個の操作部を設けることなく、火力調節ダイヤル７でチャイルドロックできる。また、火力調節ダイヤル７を一旦後方側に移動させなければ、最大位置とロック位置との間で火力調節ダイヤル７を回転できないため、チャイルドロックが簡単にセットしたり、解除したりできず、子供等が誤ってガスバーナ２３を作動させることが防止される。さらに、ロック位置では、つまみ部材７１が後方側に移動した状態で保持され、点消火ボタン５が火力調節ダイヤルから前方側に突出した状態になることで、調理者は、チャイルドロックされているか否を視覚で簡単に判別できる。本実施の形態では、開弁位置で点消火ボタン５が火力調節ダイヤル７内に侵入し、消火位置で、点消火ボタン５と火力調節ダイヤル７との前方側の端面が略面一となるため、ガス調理器具の使用状況に応じて点消火ボタン５と火力調節ダイヤル７との位置関係が変わるため、その位置関係を見るだけでガスバーナの使用状況が離れた位置からでも簡単に把握できる。
【００３２】
図６及び図１８を参照して、ダイヤル部材７２の前方側の内周面には、同一円周方向上で所定の間隔を置いて第１、第２及び第３の各凹部７２ｆ、７２ｇ、７２ｈが形成されている。点消火ボタン５の後方側の端部には、半径方向の孔５３が形成され、この孔５３には、円筒形状のクリック部材Ｃがダイヤル部材７２の内周面に向かってばねＣ１で付勢させた状態で収納されている。そして、開弁位置で、火力調節ダイヤル７を回転させて所定の位置に到達すると、凹部７２ｆ、７２ｇ、７２ｈにクリック部材Ｃが嵌合してクリックを発生する。
【００３３】
次に、本発明のガス制御装置１の作動を説明する。図２に示す閉弁位置から点消火ボタン５の押込み操作すると、押圧ロッド５１を介して操作ロッド４を後方側に押圧して元弁を開弁させ、図３に示す開弁位置に到達すると突起片５１ｂとカム溝７２ｄとが係合し、弁体３２を吸着片側に押しきる点火位置に到達する前に、火力調節ダイヤル７が中火位置まで回転される。この場合、回転体６１が歯車Ｇを介して回転されて、第１、第２及び第３の各長溝６２ａ、６２ｂ、６２ｃが第１、第２及び第３の各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃにそれぞれ一致し、ガスバーナ２３の火力を中とするガス流量の燃料ガスがガス流出部１６へ流れる（図５参照）。また、クリック部材Ｃは第２の凹部７２ｇに嵌合している（図１８参照）。
【００３４】
点火位置に到達すると、放電ユニットによってガスバーナ２３の点火操作が行われる。そして、ガスバーナ２３の近傍に設けた火炎検出素子（図示せず）がガスバーナ２３の火炎を検出すると、制御ユニットからの信号で電磁弁３が励磁されて開弁保持される。ガスバーナ２３が着火したことを確認して点消火ボタン５の押込みを解除すると、点消火ボタン５は、ハートカム機構５２に案内されて図３に示す開弁位置に到達する。
【００３５】
ガスバーナ２３の火力を強めるため、中火位置から反時計方向に回転させ、クリック部材Ｃは第３の凹部７２ｈに嵌合すると、凸部７２ｅに各突起片５１ｂが当接する。この場合、第２、第３及び第４の各長溝６２ｂ、６２ｃ、６２ｄが第２、第３及び第４の各連通路１５ｂ、１５ｃ、１５ｄにそれぞれ一致し、ガスバーナ２３の火力を強とするガス流量の燃料ガスがガス流出部１６へ流れる（図１９参照）。
【００３６】
他方で、中火からガスバーナ２３の火力を絞るため、火力調節ダイヤル７を時計方向に回転させ、クリック部材Ｃは第１の凹部７２ｆに嵌合すると、第１及び第２の各長溝６２ａ、６２ｂが第１及び第２の各連通路１５ａ、１５ｂにそれぞれ一致し、ガスバーナ２３の火力を弱とするガス流量の燃料ガスがガス流出部１６へ流れる（図２０参照）。次いで、凸部７２ｅに各突起片５１ｂが当接するまで火力調節ダイヤル７を時計方向に回転させると、第１長溝６２ａが第１連通路１５ａとのみ一致し、ガスバーナ２３の火力を小とする最小ガス流量の燃料ガスがガス流出部１６へ流れる（図２１参照）。
【００３７】
ガスバーナ２３を消火する場合、開弁位置から後方側に点消火ボタン５を押込み操作すると、ハートカム機構５２がリセットされ、点消火ボタン５は、ばね１７の付勢力を受けて図２に示す閉弁位置まで後退する。この場合、押圧ロッド５１の押圧が解除された操作ロッド４は、ばね３４の付勢力を受けて前方側に移動し、元弁を閉弁する。元弁が閉弁されるとガスバーナ２３への燃料ガスの供給が停止されて消火される。火炎検出素子によって火炎が消えたことを制御ユニットが認識すると電磁安全弁３が閉弁される。
【００３８】
閉弁位置では、火力調節ダイヤル７を最大位置まで回転させると、火力調節ダイヤル７は、その押し操作で後方側に移動自在になり、所定位置まで移動させると反時計方向に回転自在となる。そして、所定位置まで回転させた後、押し操作を解除すると、火力調節ダイヤル７がロック位置に到達し、チャイルドロックされる。
【００３９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のガス制御装置は、チャイルドロック機構用の別個の操作部を設けることなく、火力調節ダイヤルでチャイルドロックできるようになると共に、チャイルドロックを簡単に解除できないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のガス制御装置を組込んだガスコンロの斜視図
【図２】閉弁位置にある本発明のガス制御装置の断面図
【図３】点火位置にある本発明のガス制御装置の断面図
【図４】開弁位置にある本発明のガス制御装置の断面図
【図５】回転体を説明する斜視図
【図６】点消火ボタンと火力調節ダイヤルとの構成を説明する分解斜視図
【図７】（ａ）及び（ｂ）は、火力調節ダイヤルを説明する図
【図８】消火位置における強制回転手段を説明する図
【図９】消火位置における強制回転手段を説明する図
【図１０】点火位置における強制回転手段を説明する図
【図１１】点火位置における強制回転手段を説明する図
【図１２】強制回転手段による火力調節ダイヤルの強制的な回転を説明する図
【図１３】（ａ）及び（ｂ）は、チャイルドロックする場合の火力調節ダイヤルの操作を説明する図
【図１４】（ａ）及び（ｂ）は、チャイルドロックする場合の火力調節ダイヤルの操作を説明する図
【図１５】（ａ）及び（ｂ）は、チャイルドロックする場合の火力調節ダイヤルの操作を説明する図
【図１６】チャイルドロックする場合の火力調節ダイヤルの操作を説明する展開図
【図１７】（ａ）及び（ｂ）は、点消火ボタンのロック位置を説明する図
【図１８】流量調節ダイヤルを回転させて中火位置に到達した場合のクリックの発生を説明する図
【図１９】（ａ）及び（ｂ）は、流量調節ダイヤルを回転させて強火位置に到達した場合を説明する図
【図２０】（ａ）及び（ｂ）は、流量調節ダイヤルを回転させて弱火位置に到達した場合を説明する図
【図２１】（ａ）及び（ｂ）は、流量調節ダイヤルを回転させて小火力位置に到達した場合を説明する図
【符号の説明】
１ガス制御装置
５点消火ボタン
７火力調節ダイヤル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas control device that controls supply of fuel gas to a gas burner provided in a gas stove, for example.
[0002]
[Prior art]
In this type of gas control device, when igniting a gas burner, a point fire extinguishing button for igniting and extinguishing the gas burner in order to bring the heat of the gas burner to a predetermined thermal power, and a fire power adjusting dial for adjusting the amount of fuel gas supplied to the gas burner And a fire extinguishing button is provided so that the fire extinguishing button can be rotated to a predetermined position by moving the fire extinguishing button back and forth (Patent Document 1).
[0003]
In this case, the point fire extinguishing button is formed in a cylindrical shape, and is provided, for example, on the operation panel on the front surface of the gas stove so as to be movable in the front-rear direction. Then, when the point fire extinguishing button is pushed in from the valve closing position for closing the gas passage, the point fire extinguishing button is moved to the ignition position, the gas passage is opened and the ignition means of the gas burner is operated. When it is confirmed that the gas burner has ignited and the push of the fire button is released, the fire button protrudes from the operation panel and moves to the valve opening position.
[0004]
In the valve open position, the heating power of the gas burner is controlled by a ring-shaped heating power adjustment dial provided around the fire extinguishing button. The heating power adjustment dial is interlocked with gas flow rate adjusting means provided in the gas passage and changing the opening area of the gas passage to adjust the gas flow rate of the fuel gas to the gas burner. When the combustion of the gas burner is stopped, when the point fire button located at the valve open position is pushed and moved to the valve close position, the gas passage is closed and the gas burner is extinguished. In this case, reset means for forcibly turning the heating power adjustment dial to the high heat position in conjunction with the pressing operation of the point fire extinguishing button and increasing the gas flow rate to the gas burner at the next ignition operation to achieve smooth ignition is provided. Is provided.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2742356 (for example, Claims)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in recent years, in consideration of safety, a child lock mechanism is provided so that a child or the like does not operate a gas extinguishing button by mistake and operates a point extinguishing button, and when the valve is closed, the point extinguishing button is moved to an ignition position. It is contemplated to limit and prevent the ignition means from operating. In this case, in the above-described apparatus, since the heating power adjustment dial is set at the high fire position prepared for the next ignition operation by providing the reset means, the heating power adjustment dial cannot be rotated at the valve closing position of the point fire extinguishing button. . For this reason, it is necessary to provide a separate child lock mechanism to realize child lock, which not only impairs the operability at the time of the ignition operation, but also increases the number of parts and increases the cost.
[0007]
In view of the above, an object of the present invention is to provide a gas control device that can be child-locked with a heating power adjustment dial without providing a separate operation unit for a child lock mechanism.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, a gas control device according to the present invention includes a point fire extinguishing system that is movable in the front-rear direction between a valve opening position for holding a gas passage open to a gas burner and a valve closing position for closing the gas passage. A button at the open position of the fire extinguishing button, at least a gas between a minimum position where the fuel gas with the minimum gas flow is supplied to the gas burner and a maximum position where the fuel gas with the maximum gas flow is supplied to the gas burner. In a gas control device provided with a ring-shaped heating power adjustment dial rotatable within a flow rate adjustment range around a fire extinguishing button, when the point fire extinguishing button is closed, the heating power adjustment dial is moved beyond the gas flow rate adjustment range. A lock position where the ignition means of the gas burner does not operate is provided at a predetermined position beyond the gas flow rate adjustment range. When rotating the, characterized in that the non-rotatably and not moved once back and forth direction thermal power adjusting dial.
[0009]
According to the present invention, in the closed position of the point fire extinguishing button, the heating power adjustment dial is rotatable beyond the gas flow rate adjustment range, and when the heating power adjustment dial is rotated to one side, the lock position is reached, and in this lock position, The ignition means of the gas burner does not operate and the child is locked. On the other hand, when releasing the child lock, once the heating power adjustment dial is moved in the front-rear direction, and when the heating power adjustment dial is rotated in the opposite direction, it returns to the gas flow rate adjustment range and the child lock can be released. In this case, it is more difficult to release the child lock as compared with the case where the childhood lock can be released by rotating the heating power adjustment dial in the opposite direction, and safety can be improved.
[0010]
Further, an ignition position for activating the ignition means of the gas burner is provided on a movement path from the valve closing position to the valve opening position of the point fire extinguishing button, and in the locked position, the point fire extinguishing button moves from the valve closing position to the ignition position. Is restricted, and a child lock can be realized.
[0011]
Further, in order to easily determine visually whether the child is locked or not, it is preferable that the fire power adjustment dial is shifted in the front-rear direction with respect to the point fire extinguishing button at the lock position.
[0012]
In this case, at the closing position of the point fire extinguishing button, the front end faces of the point fire extinguishing button and the heating power adjustment dial are substantially flush with each other, and at the lock position, the point fire extinguishing button protrudes forward or forward. Then, the locked state may be grasped at a glance.
[0013]
Further, if the point fire extinguishing button is pushed to move from the valve closing position to the valve opening position, and the point fire extinguishing button enters the heating power adjustment dial at the valve opening position, the situation of the gas cooking appliance can be improved. Since the positional relationship between the point fire extinguishing button and the heating power adjustment dial changes accordingly, the situation of the gas burner may be easily grasped even from a remote position just by looking at the positional relationship.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Referring to FIG. 1, reference numeral 1 denotes a gas control device of the present invention. The gas control device 1 is incorporated as a gas cooking appliance into a built-in gas stove 2 installed in kitchen furniture provided in a kitchen, for example. The gas stove 2 has a box-shaped stove body 21, and the stove body 21 is provided with three gas burners 23 so as to face three openings provided in a top plate 22 that covers the upper surface thereof. At both ends of the front surface of the stove body 21, front panels 24, which are operation panels, are provided. Further, the stove body 21 is provided with a grill 25 provided with a ceramic plate type burner (not shown), located between both front panels 24. Then, the supply of the fuel gas to the three gas burners 23 and the ceramic plate type burner is controlled by the gas control device 1 of the present invention.
[0015]
With reference to FIG. 2, the gas control device 1 has a valve casing composed of two parts 11a and 11b which are connected one above the other. The first portion 11a of the valve casing located on the lower side is provided with a first internal passage 12a extending along the longitudinal direction of the valve casing, and a gas inflow portion 13 communicating with the first internal passage 12a is opened. . An electromagnetic safety valve 3 is provided in the first internal passage 12a located downstream of the gas inflow section 13. The electromagnetic safety valve 3 has a magnet case 31. The magnet case 31 has, for example, an electromagnet which is excited based on a signal from a control unit (not shown) provided in the stove 21 and an attraction which is attracted to the electromagnet. A piece is housed.
[0016]
A first valve body 32 protruding from the magnet case 31 toward the downstream side of the first internal passage 12a is connected to the suction piece. When the electromagnetic safety valve 3 is in the closed state, the first valve body 32 is provided in the first internal passage 12 a by the urging force of the spring 33 contracted between the first valve body 32 and the magnet case 31. It is seated on the valve seat of member 34. The valve opening operation of the electromagnetic safety valve 3 is performed by an operation rod 4 that is inserted into the first internal passage 12a and is movable in the front-rear direction along the longitudinal direction of the first internal passage 12a. The operation rod 4 is provided with a second valve body 41, and the second valve body 41 forms a main valve together with a valve seat 42 formed in the first internal passage 12a. In the closed state of the main valve, the second valve body 41 is seated on the valve seat 42 by a spring 43 contracted between the second valve body 41 and the valve seat member 34.
[0017]
The movement of the operation rod 4 in the front-rear direction is performed by pressing a point fire button 5 provided on the front panel 24. The point fire extinguishing button 5 is formed in a substantially cylindrical shape, and a pressing rod 51 is connected to an end surface of the first internal passage 12a side. The pressing rod 51 is connected to the inside of a case portion 11c connected to the front side of the first portion. In response to the movement of the point extinguishing button 5, the operating rod 4 moves in the front-rear direction and is pressed. A guide portion 51a is connected to a lower side of the pressing rod 51, and one end of the guide portion 51a is connected to a heart cam mechanism 52 provided below the first portion 11a.
[0018]
As shown in FIGS. 2 to 4, the point fire extinguishing button 5 protrudes from the front panel 24 together with a heat power adjusting dial, which will be described later, to perform an ignition operation from a valve closing position (see FIG. 2) that closes the first internal passage 12a. Then, when the point fire extinguishing button 5 is pushed to the rear side (the right side in FIG. 2) which is the direction toward the inside of the stove body 21, the operating rod 4 is pushed rearward via the pressing rod 51 to open the main valve. After the valve is opened, the valve body 32 is pushed all the way to the attraction side, and moves to an ignition position where a discharge unit (not shown) as an ignition means operates (see FIG. 3). When the depression of the point fire button 5 is released from the ignition position, it is guided by the heart cam mechanism 52 and moves forward (to the left in FIG. 3), which is the direction toward the outside of the stove body 21, to hold the main valve open. As a result, the valve reaches the valve opening position where the first internal passage 12a is opened (see FIG. 4). When the point fire button 5 is further pushed in from the valve opening position to perform the fire extinguishing operation, the heart cam mechanism 52 is reset and returned to the fire extinguishing position (the state shown in FIGS. 1 and 2).
[0019]
A gas outlet 14 is provided in the first portion 11a located upstream of the main valve, and the gas outlet 14 coincides with one end of a substantially L-shaped second internal passage 12b provided in the second portion 11b. , The first and second internal passages 12a and 12b constitute a gas passage. Four first, second, third, and fourth communication paths 15a, 15b, 15c, and 15d are provided at predetermined intervals on the outer peripheral surface of the second portion 11b so as to be isolated from each other. I have. The gas outlet 16 connected to the upper part of the second portion 11b and the second internal passage 12b communicate with each other via the communication passages 15a, 15b, 15c, and 15d. The fuel gas flowing out of the gas outlet 16 is supplied to a gas nozzle (not shown) for injecting the fuel gas into each gas burner 23 and each mixing pipe of the ceramic plate type burner. In this case, a flow rate adjusting means 6 is provided in the second internal passage 12b in order to adjust the gas supply amount of the fuel gas to the gas nozzle.
[0020]
Referring to FIGS. 2 and 5, the flow rate adjusting means 6 has a cylindrical rotating body 61 rotatably inserted into the second internal passage 12b. Four first, second, third, and fourth circumferential grooves 62a, 62b, 62c, 62d in the circumferential direction are formed on the outer peripheral surface of the rotating body 61, respectively, in the first, second, third, and fourth directions. Are formed corresponding to the communication paths 15a, 15b, 15c, and 15d, respectively. In this case, the width dimension of each of the long grooves 62a, 62b, 62c, and 62d is formed to be equal to the hole diameter of each of the communication passages 15a, 15b, 15c, and 15d, and to be shifted in the circumferential direction. Also, an orifice formed with four orifice holes 63a, 63b, 63c, 63d for adjusting the gas flow rate of the fuel gas flowing to the gas outlet 16 through the communication passages 15a, 15b, 15c, 15d to a predetermined amount. The member 63 is mounted on the upper surface of the second portion 11b so as to correspond to the communication paths 15a, 15b, 15c, and 15d. Then, by rotating the rotating body 61, the long grooves 62a, 62b, 62c, and 62d are appropriately matched with the communication paths 15a, 15b, 15c, and 15d, and the matched long grooves 62a, 62b, 62c, and 62d and the communication paths 15a, 15b. , 15c, 15d, the gas flow rate of the fuel gas flowing to the gas outlet 16 is adjusted stepwise. The rotation angle of the rotating body 61 is adjusted by a ring-shaped heating power adjustment dial 7 provided around the point fire extinguishing button 5.
[0021]
Referring to FIGS. 2, 6 and 7, the firepower adjustment dial 7 is provided so as to project forward from the front panel 24 of the stove body 21 together with the fire extinguishing button 5. When the fire extinguishing button 5 is in the closed position, the front end face of the fire extinguishing button 5 and the fire power adjusting dial 7 is roughly cut so that the outer peripheral surface of the fire extinguishing button 5 is hidden in the fire power adjusting dial 7 and the front panel 24. If the fire extinguishing button 5 is pressed to move the valve to the valve opening position on the rear side, the fire extinguishing button 5 enters into the heating power adjustment dial 7. In this case, since the outer peripheral surface of the point fire extinguishing button 5 is always hidden by the heating power adjustment dial 7, even if boiling occurs during cooking, it becomes difficult for the heating power adjustment dial 7 to be simmered. However, the broth simply falls down along the periphery thereof, and does not enter the outer peripheral surface of the fire extinguishing button 5. For this reason, it is possible to prevent the boiling juice from entering the cooking stove body 21 of the gas stove 2 along the fire extinguishing button 5.
[0022]
The heating power adjustment dial 7 has a rotatable knob member 71 that covers the outer peripheral surface of the point fire button 5 and a dial member 72 that rotates the rotating body 61. The end of the dial member 72 on the first internal passage 11a side is cut at a predetermined pitch, and the cut portion 72a meshes with the gear G fitted to one end of the rotating body 61 protruding from the second portion 11b. I have. Thus, the rotating body 61 is rotated in conjunction with the rotating operation of the dial member 72. Further, a pair of concave portions 72b extending outward in the radial direction are formed at two locations on the outer peripheral surface of the other end portion of the dial member 72 so as to face each other.
[0023]
A pair of projecting pieces 71a extending toward the first internal passage 11a are provided at the end of the knob member 71 on the side of the first internal path 11a so as to face each other. A pair of claw pieces 71b are provided facing each other at the angularly displaced positions. The knob 71 and the dial member 72 are assembled by engaging the protruding pieces 71a slidably in the front-rear direction in the respective recesses 72b. In this case, a spring 73 is contracted between a step 71c (see FIG. 2) formed on the inner peripheral surface of the knob member 71 and the dial member 72, and the spring 73 causes the knob member 71 to move forward. The knob member 71 is held by being urged, and the pair of claw pieces 71b are engaged with the flange portion 72c on the front side of the dial member 72. An indicator member 71d extending in the longitudinal direction is attached to the outer surface on the front side of the knob member 71, and the indicator member and the thermal power position indication P of the gas burner 23 provided on the front panel 24 (FIG. 7A) (See FIG. 3) constitutes an indicator for indicating the thermal power of the gas burner 23.
[0024]
Referring to FIGS. 8 to 13, a cam groove 72 d is formed on the inner peripheral surface on the rear side of the dial member 72, and the outer peripheral surface of the pressing rod 51 that moves in the dial member 72 in the front-rear direction is provided with a cam. Two protruding pieces 51b are provided, which make a pair with the groove 72d (see FIG. 6), and the protruding pieces 51b constitute compulsory rotation means. In this case, the height of the wall surface of the cam groove 72 d is formed so as to decrease from one side to the other as the point fire button 5 is pressed. Then, when the point fire extinguishing button 5 is pushed from the valve closing position to reach the valve opening position for ignition of the gas burner 23, the projection 51b engages with the cam groove 72d, and the projection 51b becomes the prime mover. By rotating the dial member 72 on which the cam groove 72d as a follower is formed, when the point fire extinguishing button 5 reaches the ignition position, the fuel gas is supplied to the gas burner 23 at a flow rate that ensures ignition. Rotated. As shown in FIG. 12, in the present embodiment, the heating power adjustment dial 7 is forcibly rotated to the medium fire position by the pushing operation of the point fire extinguishing button 5 by the forced rotation means 51b and the cam groove 72d.
[0025]
In this case, since the heating power adjustment dial 7 is rotated using the pushing operation of the point fire extinguishing button 5, it is not necessary to increase the urging force of the spring 17 contracted between the pressing rod 51 and the first portion 11a, for example. The structure of the gas control device 1 can be simplified. In addition, since the distance between the valve opening position where the moving distance of the fire extinguishing button 5 is set to be long and the ignition position for opening the electromagnetic safety valve 3 is diverted to the forced rotation of the heating power adjustment dial 7, The required movement distance is shorter than the movement distance of the point extinguishing button 5 between the valve closing position and the valve opening position, and the distance for forcibly rotating the heating power adjustment dial 7 is added. Since the moving distance in the front-rear direction can be shortened, the operation feeling is good and the usability is good.
[0026]
In the ignition position, the gas burner 23 is ignited by operating the discharge unit. After that, when the pushing of the point fire extinguishing button 5 is released, it is guided by the heart cam mechanism 52 and slightly returned by the urging force of the spring 17, and the point extinguishing button 5 reaches the valve opening position. At the valve opening position, the engagement between the projection piece 51b and the cam groove 72d is released, and the dial member 72 is rotatable clockwise or counterclockwise. In this case, when the heating power adjustment dial 7 is rotated clockwise, the gas flow rate is reduced, and when the heating power adjustment dial 7 is rotated counterclockwise, the rotating body 61 is rotated so that the gas flow rate increases. As a result, the operability of the heating power adjustment dial 7 at the valve opening position is not impaired, and the rotation operation feeling of the cook is not adversely affected. Further, since the engagement between the projection 51b and the cam groove 72d is released by the return of the point fire button 5 when the pushing of the point fire button 5 is released, the forced rotation means 51b is turned by the heating power adjusting dial 7 at the valve opening position. It is not necessary to separately provide a mechanism for preventing interference with the cam groove 72d, and it is not necessary to increase the number of parts.
[0027]
In order to limit the rotation range of the heating power adjustment dial 7, two convex portions 72e opposed to each other are formed at a position where the cam groove 72d of the dial member 72 is formed. When the heating power adjusting dial 7 is rotated and rotated in the counterclockwise direction until each of the protrusions 51b comes into contact with the convex portion 72e, the second, third and fourth long grooves 62b, 62c and 62d become second and third grooves. The rotating body 61 is arranged so that the amount of gas to the gas outlet 16 is maximized in accordance with the third and fourth communication paths 15b, 15c, 15d. On the other hand, when the projection 51e is rotated clockwise until the projections 51b abut against the projection 72e, the first long groove 62a coincides only with the first communication path 15a, and the amount of gas to the gas outlet 16 is minimized. Like that. Thus, at the valve-opening position, the heating power adjustment dial 7 moves to the minimum position where the gas flow rate to the gas outflow portion 16 becomes minimum (in this case, the heating power of the gas burner 23 becomes small) and the maximum position where the gas flow rate becomes maximum. Rotation is possible only within the gas flow rate range between the position (in this case, the heating power of the gas burner 23 is high). In this case, there is no need to separately provide a stopper or the like for restricting the rotation range of the heating power adjustment dial 7, and the number of parts can be reduced and the cost can be reduced. In the valve closing position of the point fire extinguishing button 5, the protrusion 51 b is located on the front side of the position where the cam groove 72 d of the dial member 72 is formed.
[0028]
By the way, in consideration of the safety of the gas cooking utensil, it is desirable that a child or the like can perform child lock so that the gas burner does not operate by erroneously operating the fire extinguishing button when the fire extinguishing button is closed. In this case, it is preferable that the child lock can be realized without separately providing an operation unit for the child lock mechanism, and that the child lock cannot be easily set and released. In the present embodiment, when the point fire extinguishing button 5 is closed, the heating power adjustment dial 7 is rotatable counterclockwise beyond the gas flow rate adjustment range, and the gas burner is ignited at a predetermined position beyond the gas flow rate adjustment range. A lock position is provided in which the means does not work. Further, when the heating power adjustment dial 7 is rotated between the gas flow rate adjustment range and the lock position, the rotation cannot be performed unless the heating power adjustment dial 7 is once moved backward.
[0029]
With reference to FIGS. 6, 7 and 13 to 16, in the present embodiment, the protruding piece 71 a of the knob member 71 is located at a position excluding the maximum position where the gas flow rate is maximum in the gas flow rate adjustment range. When the regulating wall 111 is provided on the outer peripheral surface of the case portion 11c and the knob 71 is rotated to the maximum position (see FIG. 7) so that the distal end abuts and the rearward movement is restricted, the knob member 71 is rotated. It is possible to move rearward against the urging force of the spring 73 (see FIG. 13). In this case, the heating power adjustment dial 7 can rotate counterclockwise to a predetermined position beyond the gas flow rate adjustment range (see FIG. 14). When the pressing operation of the knob member 71 is released in this state, the protrusion 711 provided on the inner surface of the protruding piece 71a of the knob member 71 is locked by the stopper 721 provided on the outer peripheral surface of the dial member 72, and the knob member 71 Is held at a position moved backward from the point fire extinguishing button 5.
[0030]
In this case, the heating power adjustment dial 7 cannot rotate (see FIG. 16). Also, as shown in FIG. 17, the projection 51b faces the projection 72e, and even when the point fire extinguishing button 5 is pressed, the projection 51b abuts on the front side of the front panel 24 of the projection 72e. A lock position where the point fire extinguishing button 5 cannot move from the valve closing position to the ignition position is formed, and the child is locked.
[0031]
Thereby, the child power can be child-locked with the heating power adjustment dial 7 without providing a separate operation unit for the child lock mechanism. Also, unless the fire power adjustment dial 7 is once moved backward, the fire power adjustment dial 7 cannot be rotated between the maximum position and the locked position, so that the child lock cannot be easily set or released, and This prevents accidental activation of the gas burner 23. Further, in the locked position, the knob member 71 is held in a state of being moved rearward, and the point fire extinguishing button 5 is in a state of protruding forward from the heating power adjustment dial, so that the cook can determine whether or not the child is locked. Can be easily identified visually. In the present embodiment, the point fire extinguishing button 5 penetrates into the heating power adjustment dial 7 at the valve opening position, and the front end faces of the point fire extinguishing button 5 and the heating power adjustment dial 7 become substantially flush at the fire extinguishing position. Since the positional relationship between the point fire extinguishing button 5 and the firepower adjustment dial 7 changes according to the usage status of the gas cooking appliance, the usage status of the gas burner can be easily grasped from a remote position just by looking at the positional relationship.
[0032]
Referring to FIGS. 6 and 18, the first, second and third recesses 72 f, 72 g, at predetermined intervals in the same circumferential direction are provided on the inner circumferential surface on the front side of dial member 72. 72h are formed. At the rear end of the point fire button 5, a radial hole 53 is formed. In this hole 53, a cylindrical click member C is urged toward the inner peripheral surface of the dial member 72 by a spring C 1. It is stored in a state where it is made to be. Then, when the heating power adjustment dial 7 is rotated to reach a predetermined position at the valve opening position, the click member C is fitted into the concave portions 72f, 72g, 72h, and a click is generated.
[0033]
Next, the operation of the gas control device 1 of the present invention will be described. When the point fire extinguishing button 5 is pushed from the valve closing position shown in FIG. 2, the operating rod 4 is pushed rearward through the pushing rod 51 to open the main valve, and when the valve reaches the valve opening position shown in FIG. 3. Before the protrusion 51b and the cam groove 72d engage and reach the ignition position where the valve body 32 is pushed to the suction side, the heating power adjustment dial 7 is rotated to the medium heat position. In this case, the rotating body 61 is rotated via the gear G, and the first, second, and third long grooves 62a, 62b, 62c are formed in the first, second, and third communication paths 15a, 15b, 15c. Respectively, and the fuel gas flows at a gas flow rate with the thermal power of the gas burner 23 at the center (see FIG. 5). The click member C is fitted in the second concave portion 72g (see FIG. 18).
[0034]
When the ignition position is reached, the ignition operation of the gas burner 23 is performed by the discharge unit. When a flame detection element (not shown) provided near the gas burner 23 detects the flame of the gas burner 23, the signal from the control unit excites the electromagnetic valve 3 to hold the valve open. When it is confirmed that the gas burner 23 is ignited and the pressing of the fire extinguishing button 5 is released, the fire extinguishing button 5 is guided by the heart cam mechanism 52 to reach the valve opening position shown in FIG.
[0035]
When the click member C is fitted in the third concave portion 72h to increase the thermal power of the gas burner 23 in the counterclockwise direction from the medium heat position, the respective projection pieces 51b abut on the convex portion 72e. In this case, the second, third and fourth long grooves 62b, 62c and 62d respectively correspond to the second, third and fourth communication passages 15b, 15c and 15d, and the thermal power of the gas burner 23 is increased. The fuel gas having the gas flow rate flows to the gas outlet 16 (see FIG. 19).
[0036]
On the other hand, in order to reduce the heating power of the gas burner 23 from medium heat, the heating power adjustment dial 7 is rotated clockwise, and when the click member C is fitted in the first recess 72f, the first and second long grooves 62a, 62b Correspond to the first and second communication passages 15a and 15b, respectively, and a fuel gas having a gas flow rate that weakens the thermal power of the gas burner 23 flows to the gas outlet 16 (see FIG. 20). Next, when the heating power adjustment dial 7 is rotated clockwise until the respective projection pieces 51b abut on the projections 72e, the first long groove 62a coincides only with the first communication passage 15a, and the heat power of the gas burner 23 is reduced. The fuel gas having the gas flow rate flows to the gas outlet 16 (see FIG. 21).
[0037]
When the gas burner 23 is extinguished, when the point fire extinguishing button 5 is pushed backward from the valve opening position, the heart cam mechanism 52 is reset, and the point extinguishing button 5 receives the urging force of the spring 17 to close the valve shown in FIG. Retreat to position. In this case, the operation rod 4 from which the pressing of the pressing rod 51 is released moves forward by receiving the urging force of the spring 34, and closes the main valve. When the main valve is closed, the supply of fuel gas to the gas burner 23 is stopped and the fire is extinguished. When the control unit recognizes that the flame has been extinguished by the flame detecting element, the electromagnetic safety valve 3 is closed.
[0038]
At the valve closing position, when the heating power adjustment dial 7 is rotated to the maximum position, the heating power adjustment dial 7 can be moved rearward by the pushing operation, and when it is moved to a predetermined position, it can be rotated counterclockwise. Then, when the push operation is released after rotating to the predetermined position, the heating power adjustment dial 7 reaches the lock position, and the child lock is performed.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, the gas control device of the present invention has an effect that the child lock can be child-locked with the heating power adjustment dial without providing a separate operation part for the child lock mechanism, and the child lock cannot be easily released. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a gas stove incorporating a gas control device of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of the gas control device of the present invention in a valve closing position. FIG. 3 is a gas control device of the present invention in an ignition position. FIG. 4 is a cross-sectional view of the gas control device of the present invention in a valve-open position. FIG. 5 is a perspective view illustrating a rotating body. FIG. 6 is an exploded view illustrating the configuration of a point fire extinguishing button and a heating power adjustment dial. FIGS. 7 (a) and 7 (b) are views for explaining a heating power adjustment dial. FIG. 8 is a view for explaining forced rotation means in a fire extinguishing position. FIG. 9 is a view for explaining forced rotation means in a fire extinguishing position. FIG. 10 is a view for explaining forced rotation means in an ignition position. FIG. 11 is a view for explaining forced rotation means in an ignition position. FIG. 12 is a view for explaining forced rotation of a heating power adjustment dial by forced rotation means. 13 (a) and (b) FIGS. 14 (a) and (b) illustrate the operation of the heat power adjustment dial when the child locks. FIGS. 14 (a) and (b) illustrate the operation of the heat power adjustment dial when the child locks. ) Is a diagram for explaining the operation of the heating power adjustment dial when the child locks. FIG. 16 is a developed view for explaining the operation of the heating power adjustment dial when the child lock is performed. FIGS. FIG. 18 is a view for explaining a lock position of a fire extinguishing button. FIG. 18 is a view for explaining generation of a click when a flow control dial is rotated to reach a medium fire position. FIG. 19A and FIG. FIGS. 20A and 20B illustrate a case where the dial is rotated to reach the high heat position. FIGS. 20A and 20B are diagrams illustrating a case where the flow control dial is rotated to reach the low heat position. FIGS. a) and (b) , [REFERENCE SIGNS illustrate a case has been reached by rotating the flow control dial to the small thermal power position
1 Gas control device 5 point fire extinguishing button 7 Thermal power adjustment dial

Claims

ガスバーナに通じるガス通路を開放保持する開弁位置とこのガス通路を閉鎖する閉弁位置との間で前後方向に移動自在な点消火ボタンを備え、この点消火ボタンの開弁位置で、最小ガス流量の燃料ガスがガスバーナに供給される最小位置と、最大ガス流量の燃料ガスがガスバーナに供給される最大位置との間の少なくともガス流量調節範囲内で回転自在なリング状の火力調節ダイヤルを点消火ボタンの周囲に設けたガス制御装置において、
前記点消火ボタンの閉弁位置で、前記火力調節ダイヤルを前記ガス流量調節範囲を越えて回転自在とし、このガス流量調節範囲を越えた所定の位置にガスバーナの点火手段が作動しないロック位置を設け、少なくともロック位置から火力調節ダイヤルを回転させる場合、火力調節ダイヤルを一旦前後方向に移動させないと回転できないようにしたことを特徴とするガス制御装置。A point fire button that is movable in the front-rear direction between an open position where the gas passage leading to the gas burner is held open and a valve close position that closes the gas passage is provided. A ring-shaped heating power adjustment dial rotatable at least within a gas flow adjustment range between a minimum position where a flow rate of fuel gas is supplied to the gas burner and a maximum position where a maximum gas flow rate of fuel gas is supplied to the gas burner. In the gas control device provided around the fire extinguishing button,
At the closing position of the point fire extinguishing button, the heating power adjustment dial is rotatable beyond the gas flow rate adjustment range, and a lock position where the ignition means of the gas burner does not operate is provided at a predetermined position beyond the gas flow rate adjustment range. A gas control device characterized in that, when rotating the heating power adjustment dial from at least the locked position, the rotation cannot be performed unless the heating power adjustment dial is once moved in the front-back direction.

前記点消火ボタンの閉弁位置から開弁位置への移動経路に、ガスバーナの点火手段を作動させる点火位置を設け、前記ロック位置で、点消火ボタンの閉弁位置から点火位置への移動が制限されるようにしたことを特徴とする請求項１記載のガス制御装置。An ignition position for activating the ignition means of the gas burner is provided on a movement path of the point fire extinguishing button from the valve closing position to the valve opening position, and the movement of the point fire extinguishing button from the valve closing position to the ignition position is restricted at the lock position. 2. The gas control device according to claim 1, wherein the control is performed.

前記ロック位置で、閉弁位置にある点消火ボタンに対し火力調節ダイヤルが前後方向にずれた状態になるようにしたことを特徴とする請求項１または請求項２記載のガス制御装置。3. The gas control device according to claim 1, wherein the heating power adjustment dial is shifted in a front-rear direction with respect to the point fire extinguishing button in the valve closing position at the lock position.

前記点消火ボタンの閉弁位置で、点消火ボタン及び火力調節ダイヤルの前方側の端面を略面一とし、ロック位置で、点消火ボタンが火力調節ダイヤルの前方側に突出することを特徴とする請求項３記載のガス制御装置。At the closing position of the point fire extinguishing button, the front end faces of the point fire extinguishing button and the heating power adjustment dial are substantially flush, and at the lock position, the point fire extinguishing button projects forward of the heating power adjusting dial. The gas control device according to claim 3.

前記点消火ボタンの押込み操作で閉弁位置から開弁位置に移動するようにし、開弁位置で点消火ボタンが、火力調節ダイヤル内に侵入することを特徴とする請求項４記載のガス制御装置。5. The gas control device according to claim 4, wherein the point fire extinguishing button is moved from the valve closing position to the valve opening position by pressing the point fire extinguishing button, and the point fire extinguishing button enters the heating power adjustment dial at the valve opening position. .