JP3819325B2

JP3819325B2 - Gas control device

Info

Publication number: JP3819325B2
Application number: JP2002168477A
Authority: JP
Inventors: 圭一水谷
Original assignee: Rinnai Corp
Current assignee: Rinnai Corp
Priority date: 2002-06-10
Filing date: 2002-06-10
Publication date: 2006-09-06
Anticipated expiration: 2022-06-10
Also published as: JP2004012063A; HK1062324A1; CN1311196C; TW200404140A; KR100518488B1; CN1469079A; TWI221892B; KR20030095293A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガスコンロに設けたガスバーナーへの燃料ガスの供給を制御するガス制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種のガス制御装置は、例えば特許第２７４２３５６号公報が知られている。このものは、例えばガスコンロの前面パネルに設けた前後方向に移動自在な点消火ボタンを有し、該点消火ボタンの前後方向の異なる３個の位置には、ガスバーナーに連なるガス通路を開放保持する開弁位置と、ガスバーナーの点火手段を作動させる点火位置と、ガス通路を閉鎖する閉弁位置とが設けられている。
【０００３】
閉弁位置から点消火ボタンを押圧操作すると、点消火ボタンが点火位置に移動し、ガス通路を開放すると共にガスバーナーの点火手段を作動させる。ガスバーナーが着火したことを確認して点消火ボタンの押圧を開放すると、点消火ボタンは突出して開弁位置に移動する。
【０００４】
開弁位置では、ガスバーナーの火力調節が点消火ボタンの周囲に設けたリング状の火力調節ダイヤルによって行われる。火力調節ダイヤルは、ガス通路に設けられガス通路の開口面積を変化させてガスバーナーへの燃料ガスのガス流量を調節するガス流量調節手段と連動している。
【０００５】
ガスバーナーの燃焼を停止する場合、開弁位置に在る点消火ボタンを押込み操作して閉弁位置まで移動させると、ガス通路が閉鎖されてガスバーナーが消火される。
【０００６】
ここで、ガスバーナーの点火操作時、燃料ガスへの着火を確実に行うには、例えばガスバーナーの火力が強または中になるように燃料ガスをガスバーナーの混合管に供給するのがよい。
【０００７】
このため、上記のものでは、ガスバーナーを消火する際、点消火ボタンの押圧操作に連動して火力調節ダイヤルを強火位置まで強制的に回転させるリセット手段を設けている。
【０００８】
上記のものは、リセット手段を設けているので点消火ボタンの閉弁位置では火力調節ダイヤルを回転させることができない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
このため、点消火ボタンを押圧操作する際、例えばカム機構を用いた強制回転手段によってガスバーナーの火力が強または中になるように火力調節ダイヤルが強制的に回転されるようにし、点消火ボタンの閉弁位置では、火力調節ダイヤルが回転自在になるように構成することが提案される。
【００１０】
ところが、単に強制回転手段を設けると、開弁位置で火力調節ダイヤルを回転させて火力調節する場合、強制回転手段が係合状態であると、火力調節ダイヤルの操作性が悪くなり、調理者の回転操作感に悪影響を与える可能性がある。
【００１１】
そこで、本発明は、上記点に鑑み、ガスバーナーの開弁位置で火力調節を行う場合に回転操作感に影響を及ぼさないようにしたガス制御装置を提供することを課題とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のガス制御装置は、前後方向に移動自在な点消火ボタンを備え、該点消火ボタンの前後方向に、ガスバーナーに連なるガス通路を閉鎖する閉弁位置と、該ガス通路を開放保持する開弁位置とを設け、該点消火ボタンの周囲に、ガスバーナーへの燃料ガスの供給量を調節して火力の調節を可能とするリング状の火力調節ダイヤルを設けたガス制御装置において、点火操作は、前記点消火ボタンの押込み操作により閉弁位置から開弁位置に移動するように構成し、前記閉弁位置から開弁位置までの前記点消火ボタンの押込み操作に連動して、ガスバーナーの火力が所定の火力なるように前記火力調節ダイヤルを強制的に回転させる強制回転手段を設け、該強制回転手段による火力調節ダイヤルの強制的な回転を、点消火ボタンが開弁位置に到達する前に完了させ、開弁位置で点消火ボタンと火力調節ダイヤルとの間の強制回転手段による係合関係を解除するようにしたことを特徴とする。
【００１３】
本発明によれば、点火操作を行うため閉弁位置から点消火ボタンを押込み操作すると、ガス通路が開放されてガスバーナーに燃料ガスが流れる。この場合、強制回転手段によって火力調節ダイヤルの回転が開始される。点火操作が完了すると点消火ボタンは開弁位置に到達する。その際、火力調節ダイヤルの所定位置への回転は既に完了し、また、ガス通路は開放保持される。
【００１４】
点消火ボタンの開弁位置で火力調節ダイヤルを回転させると、ガスバーナーに供給される燃料ガスのガス流量が増減されてガスバーナーの火力が調節できる。この場合、点消火ボタンと火力調節ダイヤルとの間の強制回転手段による係合関係が解除されているので、火力調節ダイヤルの操作性は損なわれず、調理者の回転操作感に悪影響を与えることはない。
【００１５】
ガスバーナーを消火するために、点消火ボタンを開弁位置から閉弁位置に移動すると、ガス通路が閉鎖されてガスバーナーへの燃料ガスの供給が停止される。
【００１６】
ここで、前記強制回転手段は、例えば点消火ボタンの外周面に設けた半径方向の孔に外側に向かって付勢して設けた突出片と、火力調節ダイヤルの内周面に設けたカム溝とから構成し、閉弁位置から開弁位置への点消火ボタンの移動に伴って突出片が前記孔内に収納されてカム溝から離れ、開弁位置で、突出片がカム溝と係合しないようにすればよい。
【００１７】
【発明の実施の形態】
図１を参照して、ガス制御装置１は、例えばガスコンロ２に組込まれる。この場合、ガスコンロ２は箱状のコンロ器体２１を有し、コンロ器体２１には、その上面を覆う天板２２に設けた２個の開口を臨むように２個のガスバーナー２３ａ、２３ｂが設けられている。
【００１８】
コンロ器体２１にはまた、その前面の両端に設けた前面パネル２４の間に位置してセラミックプレート式バーナー（図示せず）を設けたグリル２５が設けられている。そして、本発明のガス制御装置１によって２個のガスバーナー２３ａ、２３ｂ及びセラミックスプレート式バーナーへの燃料ガスの供給が制御される。
【００１９】
図２を参照して、ガス制御装置１は、上下に重ねて連結した２個の部分１１ａ、１１ｂから構成されるバルブケーシングを有する。下側に位置するバルブケーシングの第１部分１１ａには、バルブケーシングの長手方向に沿って延びる第１内部通路１２ａが設けられ、第１内部通路１２ａに連通するガス流入部１３が開設されている。
【００２０】
ガス流入部１３の下流側に位置して第１内部通路１２ａには電磁弁３が設けられている。電磁弁３はマグネットケース３１を有し、このマグネットケース３１には、例えばコンロ器体２１に設けた制御ユニット（図示せず）からの信号に基づいて励磁される電磁石とこれに吸着される吸着片とが収容されている。
【００２１】
吸着片にはマグネットケース３１から第１内部通路１２ａの下流側に向かって突出した第１弁体３２が連結されている。電磁弁３の閉弁状態では、第１弁体３２は、該第１弁体３２とマグネットケース３１との間に縮設したばね３３の付勢力によって、シール材３４ａを介して第１内部通路１２ａに設けた弁座部材３４の弁座に着座している。
【００２２】
該電磁弁３の開弁操作は、シール材４１を介して第１内部通路１２ａに挿設され、第１内部通路１２ａの長手方向に沿って前後に移動自在な操作ロッド４により行われる。また、操作ロッド４には第２弁体４２が設けられ、第２弁体４２は第１内部通路１２ａに設けた弁座４３と共に元弁を構成する。元弁の閉弁状態では、第２弁体４２は、第２弁体４２と弁座部材３４との間に縮設したばね４４により弁座４３に着座している。
【００２３】
操作ロッド４の前後方向の移動は、正面パネル２４から突出させて設けた点消火ボタン５の押込み操作によって行われる（図１参照）。点消火ボタン５は円筒形状に形成され、その第１内部通路１２ａ側の端面には、点消火ボタン５の移動に伴って操作ロッド４を押圧する押圧ロッド５ａが連結されている。
【００２４】
また、押圧ロッド５ａの一端は、第１部分１１ａの下側に設けたハートカム機構５ｂに連結されている。この場合、後述の火力調節ダイヤルの先端面から突出し第１内部通路１２ａを閉鎖する閉弁位置（図１に示す状態）から点火操作を行うために点消火ボタン５の押込み操作すると、押圧ロッド５ａを介して操作ロッド４が後方向（図２の右側）に押圧されて元弁を開弁させた後、弁体３２を吸着片側に押しきると共に点火手段である放電ユニット（図示せず）が作動する点火位置まで移動する。
【００２５】
点火位置から点消火ボタン５の押圧を開放すると、ハートカム機構５ｂで案内されて前方向（図２の左側）に移動して元弁を開弁保持して第１内部通路１２ａを開放した状態の開弁位置に到達する。消火操作を行うために開弁位置から点消火ボタン５をさらに押込み操作すると、ハートカム機構５ｂがリセットされて消化位置に戻される。
【００２６】
また、元弁の上流側に位置して第１部分１１ａにはガス流出口１４が設けられ、該ガス流出口１４は、第２部分１１ｂに設けた略Ｌ字形の第２内部通路１２ｂの一端と一致し、第１及び第２の各内部通路１２ａ、１２ｂがガス通路を構成する。
【００２７】
第２部分１１ｂの外周面には、所定の間隔を置いて４個の第１、第２、第３及び第４の各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄが相互に隔絶して設けられている。各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄを介して、第２部分１１ｂの上部に連結したガス流出部１６と第２内部通路１２ｂとが連通している。この場合、各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄの孔径は、前方向に向かって順次大きく形成している。
【００２８】
そして、ガス流出部１６から流出した燃料ガスは、ガスバーナー２３ａ、２３ｂ及びセラミックプレート式バーナーの各混合管に燃料ガスを噴射するガスノズル（図示せず）へと供給される。この場合、ガスノズルへの燃料ガスのガス量を調節するため、第２内部通路１２ｂには流量調節弁６が設けられている。
【００２９】
図２及び図３に示すように、流量調節弁６は、シール材６１ａを介して第２内部通路１２ｂに回転自在に設けた円筒形状の回転体６１を有する。回転体６１の外周面には、４本の円周方向の第１、第２、第３及び第４の各長溝６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄが、第１、第２、第３及び第４の各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄにそれぞれ対応させて形成されている。この場合、各長溝６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄの幅寸法は、各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄの孔径にそれぞれ一致させかつ円周方向にずらして形成している。
【００３０】
尚、本実施の形態では、各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄを通過してガス流出部１６へと流れる燃料ガスのガス流量を所定量に調節する４個のオリフィス孔６３ａ、６３ｂ、６３ｃ、６３ｄを形成したオリフィス部材６３を、各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄに一致させて第２部分１１ｂの外周面に装着している。そして、回転体６１を回転させて各長溝６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄを各連通路１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、１５ｄと適宜一致させてガス流出部１６へと流れる燃料ガスのガス流量が調節される。
【００３１】
回転体６１の回転角の調節は、点消火ボタン５の周囲に設けた火力調節ダイヤル７により行われる。図４に示すように、火力調節ダイヤル７は中空円筒形状の基部７０ａにリング状のキャップ７０ｂを装着して構成されている。
【００３２】
火力調節ダイヤル７の第１内部通路１１ａ側の端部は所定ピッチで歯切りされ、歯切した部分７１が第２部分１１ｂから突出した回転体６１の一端部に嵌合した歯車７２と噛合っている。これにより、火力調節ダイヤル７の回転操作に同期して回転体６１が回転される。
【００３３】
ここで、ガスバーナー２３ａ、２３ｂの点火操作時、燃料ガスへの着火を確実に行うには、例えばガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力が強または中になるように燃料ガスをガスバーナー２３ａ、２３ｂに供給するのがよい。
【００３４】
また、安全性を考慮して、子供等が点消火ボタン５に誤って接触して放電ユニットが作動しないようにいわゆるチャイルドロック機構を設けるのがよい。
【００３５】
図２乃至図６を参照して、本実施の形態では、前面パネル２４から突出した火力調節ダイヤル７の前方向の内周面にカム溝７３を形成すると共に、中空の火力調節ダイヤル７内を前後方向に移動する点消火ボタン５の外周面にカム溝７３と対偶をなす第１突出片５１を設けて強制回転手段を構成した。この場合、第１突出片５１は、点消火ボタンの外周面に設けた半径方向の孔５２に、半径方向外側に向かってばね５３で付勢した状態で設けられている。
【００３６】
これにより、ガスバーナ２３ａ、２３ｂの点火のため、閉弁位置から点消火ボタン５を押込み操作すると、第１突出片５１が原動節となって従動節であるカム溝７３が形成された火力調節ダイヤル７を所定の位置まで回転させる。
【００３７】
この場合、点消火ボタン５の押込み操作を利用して火力調節ダイヤル７を回転させるので、例えば点消火ボタン５と第１部分１１ａとの間に縮設したばね１７の付勢力を大きくする必要がなく、ガス制御装置の構造を簡素化できる。
【００３８】
ところで、開弁位置において火力調節ダイヤル７を回転させて火力調節する場合、突出片５１がカム溝７３に干渉したのでは、火力調節ダイヤル７の操作性が悪くなり、調理者の回転操作感に悪影響を与える可能性がある。
【００３９】
本実施の形態では、カム溝７３の壁面の高さが、点消火ボタン５の押込み操作につれて一方から他方に向かって低くなるように形成している。そして、閉弁位置から点消火ボタン５の押込み操作を行うと、点消火ボタン５の移動に伴って第１突出片５１が前記孔５２内に収納され、カム溝７３から長手方向に延びる平坦部７４に到達する。
【００４０】
さらに点消火ボタン５を押込み操作すると、前記孔５２に収納された第１突出片５１は平坦部７４に沿って移動して点火位置に到達する。そして、放電ユニットを作動させてガスバーナー２３ａ、２３ｂを点火した後、点消火ボタン５の押圧を解除すると、ハートカム機構５ｂに案内されてばね５ｃの付勢力によって少し戻り、点消火ボタン５は開弁位置に到達する。
【００４１】
開弁位置に対応して火力調節ダイヤル７の内周面には、平坦部７４と同一平面の回転案内路７５が形成され、第１突出片５１は回転案内路７５に乗り上げ、第１突出片５１の先端が回転案内路７５に沿いながら、火力調節ダイヤル７は時計方向または反時計方向に回転自在となる。この場合、第１突出片５１は孔５２に完全に収納され、カム溝７３とは係合していない。
【００４２】
これにより、閉弁位置から開弁位置への点消火ボタン５の押込み操作に連動した第１突出片５１とカム溝７３との強制回転手段による火力調節ダイヤル７の強制的な回転は、点消火ボタン５が点火位置に到達する前に完了し、開弁位置では、点消火ボタン５の突出片５１と火力調節ダイヤル７のカム溝７３との係合は解除されている。
【００４３】
そして、火力調節ダイヤル７を、時計方向に回転させるとガス流量が絞られ、反時計方向に回転させるとガス流量が増加するように回転体６１が回転される。
【００４４】
この場合、火力調節ダイヤル７の回転範囲を制限するため、火力調節ダイヤル７の基部７０ａの外周壁に設けた凸部（図示せず）がコンロ器体２１に設けたストッパ（図示せず）に係合するまで反時計方向に回転させると、第２、第３及び第４の各長溝６２ｂ、６２ｃ、６２ｄが第２、第３及び第４の各連通路１５ｂ、１５ｃ、１５ｄにそれぞれ一致してガス流出部１６へのガス量が最大となるように回転体６１を配置する。
【００４５】
他方で、第１長溝６２ａが第１連通路１５ａとのみ一致する位置に、点消火ボタン５の一端に設けた突出部５６が接触する回転止め７６を回転案内路７５設けている（図６参照）。
【００４６】
これにより、開弁位置では、火力調節ダイヤル７が、ガス流出部１６へのガス流量を最小にしてガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力を小とする小火力と、ガス流量を最大にしてガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力を強とする強火力との間の火力調節範囲内でのみ回転自在となり、回転案内路７５の一端部と回転止め７６とが回転範囲制限手段を構成する。
【００４７】
ここで、調理者による火力調節が容易になるように、例えば、ガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力が弱及び中となる位置で、クリックを発生させるようにしてもよい。
【００４８】
図３に示すように、第１突出片５１に対向して点消火ボタン５の外周面に第２突出片５４を設ける。この場合、第１突出片５１より小径の第２突出片５４は、点消火ボタン５の外周面に設けた半径方向の孔５５に、半径方向外側に向かってばね５６で付勢した状態で設けられている。
【００４９】
また、回転案内路７５の所定の位置に、第２突出片５４のみが係合可能な半径方向の第１及び第２の凹部７７、７８をそれぞれ形成する。そして、例えば、火力調節ダイヤル７を最小流量（この場合、ガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力は小）から反時計方向に回転させて第２突出片５４が第１凹部７７に係合するとクリックを発生させる。この場合、第１長溝６２ａに加えて第２長溝６２ｂが第２連通路１５ｂに一致してガス流出部１６へのガス流量が増加してガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力が弱となる。
【００５０】
さらに火力調節ダイヤル７を反時計回りに回転させ、第２凹部７８と第２突出片５４が係合するとクリックを発生させる。この場合、第１及び第２の長溝６２ａ、６２ｂに加えて第３長溝６２ｃが第３連通路１５ｃに一致してガス流出部１６へのガス流量が増加してガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力が中となる。
【００５１】
また、点消火ボタン５の閉弁位置では、火力調節ダイヤル７が火力調節範囲を超えて時計方向に回転できるようにカム溝７３を形成している。火力調節範囲を超えて火力調節ダイヤル７をカム溝７３の一端部まで回転させると第１突出片５１が、カム溝７３の一端部に形成した操作ボタン５の押圧方向に対し直角な壁面７３ａに係合する。
【００５２】
これにより、チャイルドロック機構のため別個の操作部を設けることなく、閉弁位置から点火位置に点消火ボタン５を押圧して移動させることができず、ガスバーナーの点火手段が作動しないロック位置が形成される。
【００５３】
次に、ガスバーナー２３ａを用いて本発明のガス制御装置１の作動を説明する。図２に示す閉弁位置から、点消火ボタン５の押込み操作を行うと、第１突出片５１とカム溝７３との作用により火力調節ダイヤル７が回転される。
【００５４】
ここで、図７には、ガスバーナー２３ａの火力が弱の位置で消火された後、点消火ボタン５を操作して点火操作を行う場合の火力調節ダイヤル７の作動例が示されている。
【００５５】
点消火ボタン５を押込み操作すると、操作ボタン５の突出片５１がカム溝７３に当接する。カム溝７３に当接すると、点消火ボタン５の移動に伴って火力調節ダイヤル７が回転される。それに伴って、第１突出片５１が前記孔５２内に収納されつつ、カム溝７３から長手方向に延びる平坦部７４まで到達する。
【００５６】
この場合、回転体６１は、歯車７２を介して回転され、この位置では、第１、第２及び第３の各長溝６２ｂ、６２ｃ、６２ｄが第１、第２及び第３の各連通路１５ｂ、１５ｃ、１５ｄにそれぞれ一致し、ガスバーナー２３ａの火力を中とするガス流量の燃料ガスがガス流出部１６へ流れる（図６（ｄ）及び図１１参照）。
【００５７】
点消火ボタン５の押込み操作を続けると、図８に示すように、押圧ロッド５ａを介して操作ロッド４を後方向に押圧して元弁を開弁させ、弁体３２を吸着片側に押しきる点火位置に到達する。
【００５８】
点火位置に到達すると、放電ユニットによってガスバーナー２３ａの点火操作が行われる。そして、ガスバーナー２３ａの近傍に設けた火炎検出素子２６（図１参照）がガスバーナー２３ａの火炎を検出すると、制御ユニットからの信号で電磁弁３が励磁されて開弁保持される。
【００５９】
ガスバーナー２３ａが着火したことを確認して点消火ボタン５の押圧を解除すると、点消火ボタン５は、ハートカム機構５ｂに案内されて図９に示す開弁位置に到達する。開弁位置では、元弁は操作ロッド４の押圧作用で開弁保持されると共に、火力調節ダイヤル７が火力調節範囲内で回転自在になる。
【００６０】
そして、ガスバーナーの火力を強めるため、中火位置から、火力調節ダイヤル７の基部７０ａの外周壁に設けた凸部がコンロ器体２１に設けたストッパに係合するまで反時計方向に回転させると、第２、第３及び第４の各長溝６２ｂ、６２ｃ、６２ｄが第２、第３及び第４の各連通路１５ｂ、１５ｃ、１５ｄにそれぞれ一致し、ガスバーナー２３ａの火力を強とするガス流量の燃料ガスがガス流出部１６へ流れる（図６（ｅ）及び図１０参照）。
【００６１】
他方で、中火からガスバーナー２３ａの火力を絞るため、第２突出片５４が第１凹部７７に係合してクリックを発生するまで火力調節ダイヤル７を時計方向にさらに回転させると、第１及び第２の各長溝６２ａ、６２ｂが第１及び第２の各連通路１５ａ、１５ｂにそれぞれ一致し、ガスバーナー２３ａの火力を弱とするガス流量の燃料ガスがガス流出部１６へ流れる（図６（ｃ）及び図３参照）。
【００６２】
次いで、第１突出片５１が回転止め７６に接触するまで火力調節ダイヤル７を時計方向に回転させると、第１長溝６２ａが第１連通路１５ａとのみ一致し、ガスバーナー２３ａの火力を小とする最小ガス流量の燃料ガスがガス流出部１６へ流れる（６（ｂ）及び図１２参照）。
【００６３】
ガスバーナー２３ａを消火する場合、開弁位置から後方向に点消火ボタン５を押込み操作すると、ハートカム機構ｂがリセットされ、点消火ボタン５は、ばね５ｃの付勢力を受けて図２に示す火力調節ダイヤル７から突出した閉弁位置まで後退する。
【００６４】
この場合、押圧ロッド５ａの押圧が解除された操作ロッド４は、ばね３４の付勢力を受けて後方向に移動し、元弁を閉弁する。元弁が閉弁されるとガスバーナー２３ａへの燃料ガスの供給が停止されて消火される。火炎検出素子２６によって火炎が消えたことを制御ユニットが認識すると電磁弁３が閉弁される。
【００６５】
最後に、閉弁位置で、火力調節ダイヤル７を、カム溝７３に沿って火力調節範囲を超えて時計方向に回転させると、第１突起片５１がカム溝７３の壁面７３ａに係合して点消火ボタン５が押圧不能となりチャイルドロックされる。
【００６６】
尚、本実施の形態では、点消火ボタン５を押込み操作して点火操作を行う場合、強制回転手段により火力調節ダイヤル７が、ガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力が中となる位置まで回転されるようにしたが、これに限定されるものではない。
【００６７】
例えば、図１３（ａ）に示すように、カム溝７３を構成し、ガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力が強となる位置まで火力調節ダイヤル７が回転されるようにしてもよい。
【００６８】
また、図１３（ｂ）に示すように、直前にガスバーナー２３ａ、２３ｂを消火した際、火力を強とする位置に火力調節ダイヤル７がある場合には、次の点火操作の際、そのままの状態で点火操作を行い、火力を中とする位置より火力小側でガスバーナー２３ａ、２３ｂが消火されている場合だけ、ガスバーナー２３ａ、２３ｂの火力が中となる位置まで火力調節ダイヤル７が回転されるようにしてもよい。
【００６９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のガス制御装置は、火力調節ダイヤルの操作性が損なわれず、調理者の回転操作感に悪影響を与えることが防止されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のガス制御装置を組込んだガスコンロの斜視図
【図２】閉弁位置にある本発明のガス制御装置の断面図
【図３】（ａ）は、ガスバーナー弱火の場合の点消火ボタンに対する火力調節ダイヤルの位置を説明する図。（ｂ）は、ガスバーナー弱火の場合の回転体の位置を説明する図。
【図４】点消火ボタンと火力調節ダイヤルとの構成を説明する分解斜視図
【図５】（ａ）乃至（ｄ）は、火力調節ダイヤルに対する点消火ボタンの第１突出片の位置を説明する図
【図６】（ａ）乃至（ｅ）は、開弁位置における回転体の回転位置と、火力調節ダイヤルに対する第２突出片の位置とを説明する図
【図７】点火操作時の火力調節ダイヤルの強制的な回転を説明する図
【図８】点火位置にある本発明のガス制御装置の断面図
【図９】開弁位置にある本発明のガス制御装置の断面図
【図１０】（ａ）は、ガスバーナー強火の場合の点消火ボタンに対する火力調節ダイヤルの位置を説明する図。（ｂ）は、ガスバーナー強火の場合の回転体の位置を説明する図。
【図１１】（ａ）は、ガスバーナー中火の場合の点消火ボタンに対する火力調節ダイヤルの位置を説明する図。（ｂ）は、ガスバーナー中火の場合の回転体の位置を説明する図。
【図１２】（ａ）は、ガスバーナー小火の場合の点消火ボタンに対する火力調節ダイヤルの位置を説明する図。（ｂ）は、ガスバーナー小火の場合の回転体の位置を説明する図。
【図１３】点火操作時の火力調節ダイヤルの強制的な回転の変形例を説明する図
【符号の説明】
１ガス制御装置
１１ａ、１１ｂバルブケーシング
１２ａ、１２ｂ内部通路
１３ガス流入部
１６ガス流出部
５点消火ボタン
７火力調節ダイヤル
５１、７３強制回転手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas control device that controls the supply of fuel gas to a gas burner provided in a gas stove, for example.
[0002]
[Prior art]
For example, Japanese Patent No. 2742356 discloses such a gas control apparatus. This has, for example, a point-extinguishing button that can be moved in the front-rear direction on the front panel of the gas stove, and the gas passage connected to the gas burner is held open at three different positions in the front-rear direction of the point-extinguishing button. There are provided a valve opening position, an ignition position for operating the ignition means of the gas burner, and a valve closing position for closing the gas passage.
[0003]
When the point fire extinguishing button is pressed from the closed position, the point extinguishing button moves to the ignition position, opens the gas passage and activates the ignition means of the gas burner. When it is confirmed that the gas burner has ignited and the pressing of the fire extinguishing button is released, the fire extinguishing button protrudes and moves to the valve opening position.
[0004]
In the valve open position, the gas burner is adjusted by the ring-shaped fire power adjustment dial provided around the point-extinguishing button. The thermal power adjustment dial is provided in the gas passage and is linked to a gas flow rate adjusting means for adjusting the gas flow rate of the fuel gas to the gas burner by changing the opening area of the gas passage.
[0005]
When stopping the combustion of the gas burner, if the point fire extinguishing button at the valve opening position is pushed in and moved to the valve closing position, the gas passage is closed and the gas burner is extinguished.
[0006]
Here, in order to reliably ignite the fuel gas during the ignition operation of the gas burner, for example, it is preferable to supply the fuel gas to the mixing tube of the gas burner so that the heating power of the gas burner becomes strong or medium.
[0007]
For this reason, in the above, when the gas burner is extinguished, there is provided reset means for forcibly rotating the thermal power adjustment dial to the high fire position in conjunction with the pressing operation of the point fire extinguishing button.
[0008]
In the above-mentioned, since the reset means is provided, the heating power adjustment dial cannot be rotated at the valve closing position of the point fire extinguishing button.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
For this reason, when pressing the fire extinguisher button, the fire power adjustment dial is forcibly rotated so that the fire power of the gas burner becomes strong or medium by, for example, forced rotation means using a cam mechanism, It is proposed that the heating power adjustment dial is configured to be rotatable in the closed position.
[0010]
However, if the forced rotation means is simply provided, and the thermal power adjustment dial is rotated at the valve opening position to adjust the thermal power, if the forced rotation means is in the engaged state, the operability of the thermal power adjustment dial is deteriorated and the cooker's operability is deteriorated. There is a possibility of adversely affecting the rotational operation feeling.
[0011]
Then, this invention makes it a subject to provide the gas control apparatus which did not affect a rotation operation feeling, when performing a thermal power adjustment in the valve opening position of a gas burner in view of the said point.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the gas control device of the present invention includes a point-extinguishing button that is movable in the front-rear direction, and a valve-closing position that closes a gas passage connected to the gas burner in the front-rear direction of the point-extinguishing button. A ring-shaped heating power adjustment dial that is provided with a valve opening position for holding the gas passage open, and is capable of adjusting the heating power by adjusting the amount of fuel gas supplied to the gas burner around the point-extinguishing button. In the gas control apparatus provided, the ignition operation is configured to move from the valve closing position to the valve opening position by pressing the point fire extinguishing button, and the point extinguishing button is pushed from the valve closing position to the valve opening position. In conjunction with the operation, a forcible rotating means for forcibly rotating the heating power adjustment dial is provided so that the heating power of the gas burner becomes a predetermined heating power, and the heating power adjustment dial is forcibly rotated by the forcible rotating means. Is completed before the point extinguishing button reaches the open position, characterized in that so as to release the engagement relationship by forced rotation means between the point extinguishing button and the thermal power adjusting dial in an open position.
[0013]
According to the present invention, when the point-extinguishing button is pushed from the valve closing position to perform the ignition operation, the gas passage is opened and the fuel gas flows into the gas burner. In this case, rotation of the heating power adjustment dial is started by the forced rotation means. When the ignition operation is completed, the fire extinguishing button reaches the valve open position. At that time, the rotation of the heating power adjustment dial to the predetermined position has already been completed, and the gas passage is kept open.
[0014]
When the heating power adjustment dial is rotated at the open position of the point fire extinguishing button, the gas flow rate of the fuel gas supplied to the gas burner is increased or decreased to adjust the heating power of the gas burner. In this case, since the engagement relationship by the forced rotation means between the fire extinguisher button and the thermal power adjustment dial is released, the operability of the thermal power adjustment dial is not impaired, and the cooker's rotational operation feeling is adversely affected. Absent.
[0015]
In order to extinguish the gas burner, when the point fire extinguishing button is moved from the valve opening position to the valve closing position, the gas passage is closed and the supply of fuel gas to the gas burner is stopped.
[0016]
Here, the forced rotation means includes, for example, a projecting piece provided by urging outwardly in a radial hole provided on the outer peripheral surface of the point fire extinguishing button, and a cam groove provided on the inner peripheral surface of the heating power adjustment dial. As the point-extinguishing button moves from the valve closing position to the valve opening position, the protruding piece is housed in the hole and away from the cam groove, and the protruding piece engages with the cam groove at the valve opening position. Do not do that.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
With reference to FIG. 1, the gas control apparatus 1 is integrated in the gas stove 2, for example. In this case, the gas stove 2 has a box-shaped stove body 21, and the gas stove body 21 has two gas burners 23 a and 23 b so as to face two openings provided on the top plate 22 that covers the upper surface thereof. Is provided.
[0018]
The stove body 21 is also provided with a grill 25 provided with a ceramic plate type burner (not shown) located between the front panels 24 provided at both ends of the front surface. And supply of the fuel gas to two gas burners 23a and 23b and a ceramic plate type burner is controlled by gas control device 1 of the present invention.
[0019]
Referring to FIG. 2, the gas control device 1 has a valve casing composed of two portions 11 a and 11 b that are connected one above the other. The first portion 11a of the valve casing located on the lower side is provided with a first internal passage 12a extending along the longitudinal direction of the valve casing, and a gas inflow portion 13 communicating with the first internal passage 12a is opened. .
[0020]
The electromagnetic valve 3 is provided in the first internal passage 12 a located on the downstream side of the gas inflow portion 13. The electromagnetic valve 3 has a magnet case 31. The magnet case 31 has, for example, an electromagnet that is excited based on a signal from a control unit (not shown) provided on the stove body 21, and an adsorption that is attracted thereto. A piece is housed.
[0021]
A first valve body 32 protruding from the magnet case 31 toward the downstream side of the first internal passage 12a is connected to the attracting piece. In the closed state of the solenoid valve 3, the first valve body 32 is moved through the seal member 34a by the biasing force of the spring 33 that is contracted between the first valve body 32 and the magnet case 31. It seats on the valve seat of the valve seat member 34 provided in 12a.
[0022]
The opening operation of the electromagnetic valve 3 is performed by an operation rod 4 that is inserted into the first internal passage 12a through the seal material 41 and is movable back and forth along the longitudinal direction of the first internal passage 12a. The operating rod 4 is provided with a second valve body 42, and the second valve body 42 constitutes a main valve together with a valve seat 43 provided in the first internal passage 12a. In the closed state of the main valve, the second valve body 42 is seated on the valve seat 43 by a spring 44 contracted between the second valve body 42 and the valve seat member 34.
[0023]
The movement of the operation rod 4 in the front-rear direction is performed by a pressing operation of a point-extinguishing button 5 provided to protrude from the front panel 24 (see FIG. 1). The point-extinguishing button 5 is formed in a cylindrical shape, and a pressing rod 5 a that presses the operation rod 4 with the movement of the point-extinguishing button 5 is connected to the end surface on the first internal passage 12 a side.
[0024]
One end of the pressing rod 5a is connected to a heart cam mechanism 5b provided on the lower side of the first portion 11a. In this case, when the flashing button 5 is pushed in order to perform an ignition operation from a valve closing position (state shown in FIG. 1) that protrudes from a distal end surface of a heating power adjustment dial described later and closes the first internal passage 12a, the pressing rod 5a After the operating rod 4 is pushed rearward (right side in FIG. 2) through the valve to open the main valve, the valve body 32 is pushed all the way to the suction piece side and a discharge unit (not shown) as ignition means is provided. Move to the ignited ignition position.
[0025]
When the ignition button 5 is released from the ignition position, it is guided by the heart cam mechanism 5b and moved in the forward direction (left side in FIG. 2) to open and hold the main valve to open the first internal passage 12a. Reach the valve open position. When the point fire extinguishing button 5 is further pushed from the valve opening position to perform the fire extinguishing operation, the heart cam mechanism 5b is reset and returned to the digestion position.
[0026]
Further, a gas outlet 14 is provided in the first portion 11a located upstream of the main valve, and the gas outlet 14 is one end of a substantially L-shaped second internal passage 12b provided in the second portion 11b. The first and second internal passages 12a and 12b constitute gas passages.
[0027]
Four first, second, third, and fourth communication passages 15a, 15b, 15c, and 15d are provided on the outer peripheral surface of the second portion 11b so as to be separated from each other at a predetermined interval. Yes. The gas outflow part 16 connected with the upper part of the 2nd part 11b and the 2nd internal channel 12b are connecting via each communication path 15a, 15b, 15c, 15d. In this case, the hole diameters of the communication passages 15a, 15b, 15c, and 15d are sequentially increased toward the front.
[0028]
The fuel gas flowing out from the gas outflow portion 16 is supplied to a gas nozzle (not shown) that injects the fuel gas into the mixing tubes of the gas burners 23a and 23b and the ceramic plate burner. In this case, a flow rate adjustment valve 6 is provided in the second internal passage 12b in order to adjust the amount of fuel gas to the gas nozzle.
[0029]
As shown in FIG.2 and FIG.3, the flow control valve 6 has the cylindrical rotary body 61 rotatably provided in the 2nd internal channel | path 12b via the sealing material 61a. Four circumferential first, second, third, and fourth long grooves 62a, 62b, 62c, and 62d are provided on the outer peripheral surface of the rotating body 61, as the first, second, third, and fourth. Are formed so as to correspond to the communication paths 15a, 15b, 15c and 15d, respectively. In this case, the width dimensions of the long grooves 62a, 62b, 62c, and 62d are formed so as to coincide with the hole diameters of the communication passages 15a, 15b, 15c, and 15d and are shifted in the circumferential direction.
[0030]
In the present embodiment, four orifice holes 63a, 63b, 63c that adjust the gas flow rate of the fuel gas flowing through the communication passages 15a, 15b, 15c, 15d and flowing to the gas outlet 16 to a predetermined amount. , 63d are attached to the outer peripheral surface of the second portion 11b so as to coincide with the communication paths 15a, 15b, 15c, 15d. Then, the rotating body 61 is rotated so that the long grooves 62a, 62b, 62c, and 62d are appropriately aligned with the communication passages 15a, 15b, 15c, and 15d, and the gas flow rate of the fuel gas flowing to the gas outflow portion 16 is adjusted. .
[0031]
Adjustment of the rotation angle of the rotating body 61 is performed by a heating power adjustment dial 7 provided around the point-extinguishing button 5. As shown in FIG. 4, the thermal power adjustment dial 7 is configured by attaching a ring-shaped cap 70b to a hollow cylindrical base 70a.
[0032]
The end portion on the first internal passage 11a side of the thermal power adjusting dial 7 is geared at a predetermined pitch, and the geared portion 71 meshes with a gear 72 fitted to one end portion of the rotating body 61 protruding from the second portion 11b. ing. Thereby, the rotary body 61 is rotated in synchronization with the rotation operation of the heating power adjustment dial 7.
[0033]
Here, in order to reliably ignite the fuel gas during the ignition operation of the gas burners 23a and 23b, for example, the fuel gas is supplied to the gas burners 23a and 23b so that the heating power of the gas burners 23a and 23b becomes strong or medium. It is good to supply.
[0034]
In consideration of safety, it is preferable to provide a so-called child lock mechanism so that a child or the like accidentally contacts the fire extinguishing button 5 and the discharge unit does not operate.
[0035]
With reference to FIGS. 2 to 6, in the present embodiment, a cam groove 73 is formed on the inner peripheral surface in the forward direction of the heating power adjustment dial 7 protruding from the front panel 24, and the inside of the hollow heating power adjustment dial 7 is formed. A forced rotation means is configured by providing a first projecting piece 51 that is opposed to the cam groove 73 on the outer peripheral surface of the point-extinguishing button 5 moving in the front-rear direction. In this case, the 1st protrusion piece 51 is provided in the state urged | biased by the spring 53 toward the radial direction outer side at the radial hole 52 provided in the outer peripheral surface of a point-extinguishing button.
[0036]
Accordingly, when the point-extinguishing button 5 is pushed in from the closed position to ignite the gas burners 23a and 23b, the heating power adjustment dial in which the first projecting piece 51 becomes the driving node and the cam groove 73 which is the driven node is formed. 7 is rotated to a predetermined position.
[0037]
In this case, since the heating power adjustment dial 7 is rotated by using the pushing operation of the point fire extinguishing button 5, for example, it is necessary to increase the urging force of the spring 17 contracted between the point extinguishing button 5 and the first portion 11a. In addition, the structure of the gas control device can be simplified.
[0038]
By the way, when adjusting the heating power by rotating the heating power adjustment dial 7 at the valve opening position, if the projecting piece 51 interferes with the cam groove 73, the operability of the heating power adjustment dial 7 is deteriorated, and the chef feels the rotation operation. May have adverse effects.
[0039]
In the present embodiment, the height of the wall surface of the cam groove 73 is formed so as to decrease from one to the other as the point-extinguishing button 5 is pushed. When the point-extinguishing button 5 is pushed in from the valve closing position, the first projecting piece 51 is accommodated in the hole 52 as the point-extinguishing button 5 is moved, and the flat portion extends in the longitudinal direction from the cam groove 73. 74 is reached.
[0040]
When the point-extinguishing button 5 is further pushed in, the first projecting piece 51 accommodated in the hole 52 moves along the flat portion 74 and reaches the ignition position. After the discharge unit is activated and the gas burners 23a and 23b are ignited, when the pressure on the fire extinguishing button 5 is released, the heart cam mechanism 5b guides the spring 5c to return slightly and the fire extinguishing button 5 opens. The valve position is reached.
[0041]
A rotation guide path 75 that is flush with the flat portion 74 is formed on the inner peripheral surface of the heating power adjustment dial 7 corresponding to the valve opening position, and the first protruding piece 51 rides on the rotation guide path 75, and the first protruding piece while tip 51 is had along the rotational guide path 75, thermal power adjusting dial 7 is rotatable in a clockwise or counterclockwise direction. In this case, the first protruding piece 51 is completely accommodated in the hole 52 and is not engaged with the cam groove 73.
[0042]
As a result, the forced rotation of the heating power adjustment dial 7 by the forced rotation means of the first projecting piece 51 and the cam groove 73 in conjunction with the pushing operation of the point fire extinguishing button 5 from the valve closing position to the valve opening position is the point fire extinguishing. Completed before the button 5 reaches the ignition position, and in the valve open position, the engagement between the protruding piece 51 of the point-extinguishing button 5 and the cam groove 73 of the heating power adjustment dial 7 is released.
[0043]
When the heating power adjustment dial 7 is rotated clockwise, the gas flow rate is reduced, and when the heating power adjustment dial 7 is rotated counterclockwise, the rotating body 61 is rotated so that the gas flow rate is increased.
[0044]
In this case, a convex portion (not shown) provided on the outer peripheral wall of the base portion 70 a of the thermal power adjustment dial 7 is limited to a stopper (not shown) provided on the stove body 21 in order to limit the rotation range of the thermal power adjustment dial 7. When rotated counterclockwise until engaged, the second, third, and fourth long grooves 62b, 62c, and 62d are aligned with the second, third, and fourth communication passages 15b, 15c, and 15d, respectively. Thus, the rotating body 61 is arranged so that the gas amount to the gas outflow portion 16 is maximized.
[0045]
On the other hand, a rotation guide path 75 is provided with a rotation stop 76 that contacts the protrusion 56 provided at one end of the point-extinguishing button 5 at a position where the first long groove 62a only coincides with the first communication path 15a (see FIG. 6). ).
[0046]
Thereby, in the valve open position, the thermal power adjustment dial 7 minimizes the gas flow rate to the gas outflow portion 16 and minimizes the thermal power of the gas burners 23a and 23b, and maximizes the gas flow rate and the gas burner 23a. The rotating guide path 75 and the rotation stop 76 constitute a rotation range limiting means.
[0047]
Here, for example, a click may be generated at a position where the heating power of the gas burners 23a and 23b is weak and medium so that the cook can easily adjust the heating power.
[0048]
As shown in FIG. 3, a second protruding piece 54 is provided on the outer peripheral surface of the point-extinguishing button 5 so as to face the first protruding piece 51. In this case, the second projecting piece 54 having a diameter smaller than that of the first projecting piece 51 is provided in the radial hole 55 provided on the outer peripheral surface of the fire extinguishing button 5 in a state of being biased by the spring 56 toward the radially outer side. It has been.
[0049]
Further, first and second concave portions 77 and 78 in the radial direction in which only the second projecting piece 54 can be engaged are formed at predetermined positions of the rotation guide path 75, respectively. Then, for example, when the thermal adjustment dial 7 is rotated counterclockwise from the minimum flow rate (in this case, the thermal power of the gas burners 23a and 23b is small), the second projecting piece 54 engages with the first recess 77 to generate a click. Let In this case, in addition to the first long groove 62a, the second long groove 62b coincides with the second communication path 15b, the gas flow rate to the gas outflow portion 16 increases, and the thermal power of the gas burners 23a, 23b becomes weak.
[0050]
Further, when the heating power adjustment dial 7 is rotated counterclockwise and the second recess 78 and the second projecting piece 54 are engaged, a click is generated. In this case, in addition to the first and second long grooves 62a and 62b, the third long groove 62c coincides with the third communication path 15c, the gas flow rate to the gas outlet 16 increases, and the thermal power of the gas burners 23a and 23b is increased. Become inside.
[0051]
Further, at the valve closing position of the point fire extinguishing button 5, a cam groove 73 is formed so that the heating power adjustment dial 7 can rotate clockwise beyond the heating power adjustment range. When the thermal power adjustment dial 7 is rotated to one end portion of the cam groove 73 beyond the thermal power adjustment range, the first projecting piece 51 is formed on the wall surface 73 a perpendicular to the pressing direction of the operation button 5 formed at one end portion of the cam groove 73. Engage.
[0052]
Thereby, without providing a separate operation part for the child lock mechanism, the fire extinguishing button 5 cannot be pressed and moved from the valve closing position to the ignition position, and the ignition position of the gas burner is not activated. It is formed.
[0053]
Next, the operation of the gas control apparatus 1 of the present invention will be described using the gas burner 23a. When the point-extinguishing button 5 is pushed in from the valve closing position shown in FIG. 2, the heating power adjustment dial 7 is rotated by the action of the first projecting piece 51 and the cam groove 73.
[0054]
Here, FIG. 7 shows an operation example of the thermal power adjustment dial 7 in the case where the ignition operation is performed by operating the point fire button 5 after the fire of the gas burner 23a is extinguished at a weak position.
[0055]
When the point-extinguishing button 5 is pushed, the protruding piece 51 of the operation button 5 comes into contact with the cam groove 73. When coming into contact with the cam groove 73, the heating power adjustment dial 7 is rotated with the movement of the point-extinguishing button 5. Accordingly, the first projecting piece 51 reaches the flat portion 74 extending in the longitudinal direction from the cam groove 73 while being accommodated in the hole 52.
[0056]
In this case, the rotating body 61 is rotated via the gear 72, and in this position, the first, second and third long grooves 62b, 62c and 62d are respectively connected to the first, second and third communication passages 15b. , 15c, and 15d, the fuel gas having the gas flow rate with the heating power of the gas burner 23a as the middle flows to the gas outflow portion 16 (see FIGS. 6D and 11).
[0057]
When the pushing operation of the point fire extinguishing button 5 is continued, as shown in FIG. 8, the operating rod 4 is pushed backward via the pushing rod 5a to open the main valve, and the valve element 32 is pushed to the suction piece side. The ignition position is reached.
[0058]
When the ignition position is reached, the gas burner 23a is ignited by the discharge unit. When the flame detection element 26 (see FIG. 1) provided in the vicinity of the gas burner 23a detects the flame of the gas burner 23a, the electromagnetic valve 3 is excited and held open by a signal from the control unit.
[0059]
When it is confirmed that the gas burner 23a has ignited and the pressing of the fire extinguishing button 5 is released, the fire extinguishing button 5 is guided by the heart cam mechanism 5b and reaches the valve opening position shown in FIG. In the valve open position, the original valve is held open by the pressing action of the operating rod 4, and the heating power adjustment dial 7 becomes rotatable within the heating power adjustment range.
[0060]
And in order to strengthen the thermal power of a gas burner, it rotates counterclockwise from the middle fire position until the convex part provided in the outer peripheral wall of the base 70a of the thermal power adjustment dial 7 engages with the stopper provided in the stove body 21. The second, third, and fourth long grooves 62b, 62c, and 62d are aligned with the second, third, and fourth communication passages 15b, 15c, and 15d, respectively, and the heating power of the gas burner 23a is increased. The fuel gas having a gas flow rate flows to the gas outflow portion 16 (see FIGS. 6E and 10).
[0061]
On the other hand, in order to reduce the heating power of the gas burner 23a from the medium fire, if the heating power adjustment dial 7 is further rotated clockwise until the second projecting piece 54 engages with the first recess 77 to generate a click, The second long grooves 62a and 62b coincide with the first and second communication passages 15a and 15b, respectively, and fuel gas having a gas flow rate that weakens the thermal power of the gas burner 23a flows to the gas outlet 16 (see FIG. 6 (c) and FIG. 3).
[0062]
Next, when the heating power adjustment dial 7 is rotated clockwise until the first protruding piece 51 comes into contact with the rotation stopper 76, the first long groove 62a coincides only with the first communication path 15a, and the heating power of the gas burner 23a is reduced. The minimum gas flow rate of the fuel gas flows to the gas outlet 16 (see FIG. 6B and FIG. 12).
[0063]
When the gas burner 23a is extinguished, when the point-extinguishing button 5 is pushed backward from the valve opening position, the heart cam mechanism b is reset, and the point-extinguishing button 5 receives the urging force of the spring 5c and the thermal power shown in FIG. The valve moves backward to the valve closing position protruding from the adjustment dial 7.
[0064]
In this case, the operating rod 4 released from the pressing of the pressing rod 5a receives the urging force of the spring 34 and moves rearward to close the original valve. When the main valve is closed, the supply of fuel gas to the gas burner 23a is stopped and the fire is extinguished. When the control unit recognizes that the flame has disappeared by the flame detection element 26, the solenoid valve 3 is closed.
[0065]
Finally, when the heating power adjustment dial 7 is rotated clockwise beyond the heating power adjustment range along the cam groove 73 in the valve-closed position, the first protrusion 51 is engaged with the wall surface 73a of the cam groove 73. The point-extinguishing button 5 cannot be pressed and is child-locked.
[0066]
In the present embodiment, when the ignition operation is performed by pushing the fire extinguisher button 5, the heating power adjustment dial 7 is rotated by the forced rotation means to a position where the heating power of the gas burners 23a and 23b becomes medium. However, the present invention is not limited to this.
[0067]
For example, as shown in FIG. 13A, a cam groove 73 may be formed, and the heating power adjustment dial 7 may be rotated to a position where the heating power of the gas burners 23a and 23b becomes strong.
[0068]
Further, as shown in FIG. 13B, when the gas burners 23a and 23b are extinguished immediately before, when the heating power adjustment dial 7 is located at a position where the heating power is strong, it is not changed in the next ignition operation. Only when the gas burners 23a, 23b are extinguished on the smaller side of the heating power than the position where the heating power is in the middle, the heating power adjustment dial 7 rotates to the position where the heating power of the gas burners 23a, 23b is in the middle. You may be made to do.
[0069]
【The invention's effect】
As described above, the gas control device of the present invention has the effect that the operability of the heating power adjustment dial is not impaired, and it is possible to prevent the cook from feeling adversely.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a gas stove incorporating the gas control device of the present invention. FIG. 2 is a cross-sectional view of the gas control device of the present invention in a valve-closed position. The figure explaining the position of the thermal-power adjustment dial with respect to the point fire extinguishing button. (B) is a figure explaining the position of the rotary body in the case of a gas burner low heat.
FIG. 4 is an exploded perspective view illustrating the configuration of a point-extinguishing button and a heating power adjustment dial. FIGS. 5A to 5D illustrate the position of the first protruding piece of the point-extinguishing button with respect to the heating power adjustment dial. FIGS. 6A to 6E are views for explaining the rotation position of the rotating body at the valve opening position and the position of the second protruding piece with respect to the heating power adjustment dial. FIG. FIG. 8 is a cross-sectional view of the gas control device of the present invention in an ignition position. FIG. 9 is a cross-sectional view of the gas control device of the present invention in a valve opening position. (a) is a figure explaining the position of the heating-power adjustment dial with respect to the point-extinguishing button in the case of a gas burner strong fire. (B) is a figure explaining the position of the rotary body in the case of a gas burner strong fire.
FIG. 11A is a view for explaining the position of a heating power adjustment dial with respect to a point-extinguishing button in the case of a gas burner medium fire. (B) is a figure explaining the position of the rotary body in the case of a gas burner medium fire.
FIG. 12A is a view for explaining the position of a heating power adjustment dial with respect to a point-extinguishing button in the case of a gas burner small fire. (B) is a figure explaining the position of the rotary body in the case of a gas burner small fire.
FIG. 13 is a diagram for explaining a modified example of forced rotation of the heating power adjustment dial during ignition operation.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Gas control apparatus 11a, 11b Valve casing 12a, 12b Internal passage 13 Gas inflow part 16 Gas outflow part 5 Point-extinguishing button 7 Fire power adjustment dials 51, 73 Forced rotation means

Claims

前後方向に移動自在な点消火ボタンを備え、該点消火ボタンの前後方向に、ガスバーナーに連なるガス通路を閉鎖する閉弁位置と、該ガス通路を開放保持する開弁位置とを設け、該点消火ボタンの周囲に、ガスバーナーへの燃料ガスの供給量を調節して火力の調節を可能とするリング状の火力調節ダイヤルを設けたガス制御装置において、
点火操作は、前記点消火ボタンの押込み操作により閉弁位置から開弁位置に移動するように構成し、
点消火ボタンと火力調節ダイヤルとを一時的に相互に係合させ、前記閉弁位置から開弁位置までの前記点消火ボタンの押込み操作に連動して、ガスバーナーの火力が所定の火力になるように前記火力調節ダイヤルを強制的に回転させる強制回転手段を設け、該強制回転手段による火力調節ダイヤルの強制的な回転を、点消火ボタンが開弁位置に到達する前に完了させ、開弁位置で点消火ボタンと火力調節ダイヤルとの間の強制回転手段による係合関係を解除するようにしたことを特徴とするガス制御装置。A point-extinguishing button movable in the front-rear direction, and a valve-closing position for closing the gas passage connected to the gas burner and a valve-opening position for opening and holding the gas passage are provided in the front-rear direction of the point-extinguishing button, In the gas control device provided with a ring-shaped fire power adjustment dial that enables adjustment of the fire power by adjusting the amount of fuel gas supplied to the gas burner around the point fire extinguishing button,
The ignition operation is configured to move from the valve closing position to the valve opening position by pushing the point-extinguishing button.
Temporarily engaged with each other and point extinguishing button and the thermal power adjusting dial, in conjunction with the pushing operation of the point extinguishing button from the closed position to the open position, thermal gas burner has a predetermined thermal Forcibly rotating means for forcibly rotating the heating power adjustment dial, and forcibly rotating the heating power adjustment dial by the forcing rotation means before the point-extinguishing button reaches the valve opening position. A gas control device characterized in that the engagement relationship by forced rotation means between a point-extinguishing button and a heating power adjustment dial is released at a position.

前記強制回転手段を、点消火ボタンの外周面に設けた半径方向の孔に外側に向かって付勢して設けた突出片と、火力調節ダイヤルの内周面に設けたカム溝とから構成し、閉弁位置から開弁位置への点消火ボタンの移動に伴って突出片が前記孔内に収納されてカム溝から離れ、開弁位置で、突出片がカム溝と係合しないようにしたことを特徴とする請求項１記載のガス制御装置。 The forced rotation means is composed of a projecting piece provided by urging outward in a radial hole provided on the outer peripheral surface of the point fire extinguishing button, and a cam groove provided on the inner peripheral surface of the heating power adjustment dial. As the point-extinguishing button moves from the valve closing position to the valve opening position, the protruding piece is housed in the hole and separated from the cam groove, so that the protruding piece does not engage the cam groove at the valve opening position. The gas control device according to claim 1.