JP2004328598A - Pstn/ip網共用電話機および呼接続制御方法 - Google Patents

Pstn/ip網共用電話機および呼接続制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】PSTN電話番号によるIP網呼接続を可能としたPSTN/IP網共用電話機および呼接続制御方法を提供する。
【解決手段】PSTN電話番号による発呼時に、IP網に接続された電話番号変換サーバ4から、PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得し、IP網に接続された呼制御サーバ5から、上記IP電話番号と対応する着側電話機のIPアドレス情報を取得し、該IPアドレス情報を使用して、IP網経由で着側電話機との間の呼接続を行ない、電話番号変換サーバから着側電話機のIP電話番号を取得できなかった場合は、PSTN経由で着側電話機との間の呼接続を行なうPSTN/IP網共用電話機。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IP(Internet Protocol)電話システムに関し、更に詳しくは、公衆電話交換網(PSTN:Public Switched Telephone Network)の電話番号による発呼をIP電話網で選択的に呼接続可能にした高機能電話機および呼接続制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
IP技術の発展に伴って、インターネット・サービスプロバイダ各社は、サービスコンテンツの1つとしてIP電話サービスを開始した。IP電話(VoIP:Voice over IP)は、従来のPSTN電話に比較して通話料金が安価になるため、利用者数を急速に増大させている。IP電話の普及に伴って、IP電話用の電話番号体系(「050」番号)も決まり、IP電話サービス加入者の電話機には、従来のPSTN番号の他に、新たなIP電話番号が割り当てられる状況となっている。
【0003】
1つの電話機を電話番号体系の異なる2つの電話システムに共用するための従来技術として、例えば、特開平10−257171号公報(特許文献1)には、1つの電話機を公衆電話網とCATV電話網に適用できるようにしたCATV電話システムが提案されている。
【0004】
特許文献1では、CATV電話サービス加入者が発呼した時、着側電話番号が、例えば、「110」、「119」、「0120」や国際電話などの特番以外の場合は、全てCATV電話交換機に着信させる。CATV電話交換機は、公衆電話網番号(以下、PSTN電話番号と言う)をCATV加入者の電話番号に変換するための番号変換データベースを有し、着側電話番号がPSTN番号の場合、番号変換データベースで上記着側PSTN電話番号と対応するCATV電話番号を検索し、CATV電話番号が存在した場合は、CATV電話番号を使ってCATV電話網で呼接続を行い、CATV電話番号が存在しなかった場合は、PSTN網に接続するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−257171号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、PSTN番号が電話帳等で大衆に公開されているのに対して、IP電話番号は、所有者本人が周知化しない限り、発信者側に知られることはない。従って、IP電話サービスの加入者同士であっても、相手方のIP電話番号を知らなければ、従来のPSTN電話番号で通話せざるを得ない状態が発生し、発呼者は、PSTN電話に対して通話料金が安価であるというIP電話の利益を享受できないという問題がある。このため、IP電話サービスの加入者にとっては、PSTN電話番号で発呼しても、着側電話機がIP電話サービスの加入者の場合には、自動的にIP網経由で呼接続されることが望ましい。この要望を満たすためには、発呼されたPSTN電話番号と、着側電話機の宛先IP情報とを如何にして対応付けるかが問題となる。
【0007】
呼制御サーバとして、例えば、ITU−T勧告のH.323で標準化されたセッション制御プロトコルを実行するゲートキーパーを適用したIP網では、IP電話機から着側IP電話番号をゲートキーパーに通知し、ゲートキーパから上記IP電話番号に対応するIPアドレス等の宛先情報を発呼側電話機に返送することによって、発呼側電話機と着側IP電話機との間の呼接続を実現している。
【0008】
IP網は、CATV網のようなローカル網と違って、サービス領域が広範囲にわたる大規模網となっている。従って、PSTN電話番号によるIP網呼接続は、上記ゲートキーパのような標準化された呼接続プロトコルに変更を加えることなく、既存のネットワークリソースを生かして実現することが望まれる。
【0009】
特許文献1の電話システムでは、発呼端末が特番をダイヤルした場合、発呼端末をPSTNに呼接続するようにしており、特番のIP電話化が考慮されていない。また、特番以外のダイヤル番号については、CATV電話交換機で呼毎に必ずデータベース検索を実行しているため、この方式をIP網のような大規模網に適用しようとすると、データベースの規模が大型化し、呼接続処理に時間がかかると言う問題がある。
【0010】
本発明の目的は、PSTN電話番号によるIP網呼接続を可能としたPSTN/IP網共用電話機および呼接続制御方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、PSTN電話番号によるIP網呼接続を迅速に実行可能なPSTN/IP網共用電話機および呼接続制御方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、IP網に接続された既存の呼制御サーバを利用してPSTN電話番号によるIP網呼接続を可能にしたPSTN/IP網共用電話機および呼接続制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による公衆電話交換網(PSTN)とIP網に共用される電話機は、PSTN電話番号による発呼時に、上記IP網に接続された電話番号変換サーバと交信し、上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得するための手段と、上記IP網に接続された呼制御サーバと交信し、上記IP電話番号と対応する着側電話機のIPアドレス情報を取得し、該IPアドレス情報を使用して、上記IP網経由で着側電話機との間の呼接続を行なうための手段と、上記電話番号変換サーバから上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得できなかった場合、上記PSTN経由で着側電話機との間の呼接続を行なうための手段とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明の好ましい実施形態では、上記電話機が、着側電話機のPSTN電話番号とIP電話番号との対応関係を蓄積するためのキャッシュテーブルを備え、PSTN電話番号による発呼時に、上記IP電話番号の取得手段が、上記キャッシュテーブルから上記発呼PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を検索し、該キャッシュテーブルに着側電話機のIP電話番号がなかった場合、上記IP網に接続された電話番号変換サーバと交信し、上記IP網経由の呼接続手段が、上記キャッシュテーブルまたは上記電話番号変換サーバから取得したIP電話番号を指定して、上記呼制御サーバから着側電話機のIPアドレス情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の好ましい実施形態では、料金の関係でPSTN経由なら通話したくないユーザのために、呼接続がIP網経由かPSTN経由かを判別可能なトーンまたはガイダンスの発生手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
本発明の1つの特徴は、電話番号変換サーバから新たなIP電話番号が取得された時、該IP電話番号とPSTN電話番号との対応関係を示す新たなエントリを上記キャッシュテーブルに追加することにある。また、本発明の他の特徴は、電話機がIP網に接続された時、上記電話番号変換サーバと交信して、自電話機のPSTN電話番号とIP電話番号との関係を上記サーバに登録するための手段を備えたことにある。
【0014】
本発明による電話機の他の実施形態では、着側電話機のPSTN電話番号と一元化識別子との対応関係を蓄積するためのキャッシュテーブルと、PSTN電話番号による発呼時に、上記キャッシュテーブルから上記発呼PSTN電話番と対応する着側電話機の一元化識別子を検索し、該キャッシュテーブルに着側電話機の一元化識別子がなかった場合、上記IP網に接続された電話番号変換サーバと交信して、上記PSTN電話番号と対応する着側電話機の一元化識別子を取得するための手段と、上記キャッシュテーブルまたは上記電話番号変換サーバから取得した一元化識別子を指定して、上記IP網に接続された呼制御サーバに、着側電話機との間の上記IP網経由の呼接続を要求するための手段と、上記キャッシュテーブルおよび上記電話番号変換サーバから着側電話機の一元化識別子を取得できなかった場合に、上記PSTN経由で着側電話機との間の呼接続を行なうための手段とを有することを特徴とする。
【0015】
IP網のような広域網で電話番号を管理する電話番号変換サーバでは、PSTN番号を「0」+「市外局番」+「市内局番」+「加入者番号」の番号形式で扱っているため、発呼電話機のユーザが、着側電話機のPSTN番号を市内電話番号形式でダイヤルした場合、このPSTN番号を指定して電話番号変換サーバにIP電話番号を問合せても、電話番号形式が違うため、正常なデータベース検索を行えない。そこで、本発明の電話機における更に他の特徴は、発呼PSTN電話番号が市内電話番号形式となっていた場合、上記IP電話番号の取得手段が、着側電話機のIP電話番号の取得に先立って、上記発呼PSTN電話番号を市外電話番号形式に変換することにある。
【0016】
本発明による呼接続制御方法は、(A)PSTN電話番号による発呼時に、IP網に接続された電話番号変換サーバと交信して、上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得するステップと、(B)上記IP電話番号を指定して、IP網に接続された呼制御サーバから着側電話機のIPアドレス情報を取得し、該IPアドレス情報を使用して、発呼電話機と着側電話機とを上記IP網経由で呼接続するステップと、(C)上記電話番号変換サーバから上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得できなかった場合に、発呼電話機と着側電話機とをPSTN経由で呼接続するステップとからなることを特徴とする。
【0017】
本発明による呼接続制御方法の他の特徴は、電話番号変換サーバから取得したIP電話番号とPSTN電話番号との対応関係をキャッシュテーブルに蓄積するステップを有し、PSTN電話番号による発呼時に、上記キャッシュテーブルから発呼PSTN電話番と対応する着側電話機のIP電話番号を検索し、該キャッシュテーブルに着側電話機のIP電話番号があった場合は、該IP電話番号を使用し、なかった場合は前記電話番号変換サーバから着側電話機のIP電話番号を取得することにある。
【0018】
以上の構成により、既存のIP電話システムへの変更を加えることなく、PSTN電話番号を使用したIP呼接続が可能となり、今後、IP電話で特番サービスが開始された場合にも対応できる。また、過去にダイヤルされたPSTN番号とIP電話番号との対応関係をキャッシュテーブルに記憶しておくことによって、同一相手への通話時に電話番号変換サーバへの問合わせを省略した迅速な呼接続が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による選択的呼接続機能を備えたPSTN/IP網共用型の電話機(以下、インテリジェント電話機と言う)の機能ブロックと接続電話網の構成を示す。
インテリジェント電話機1(1A、1B)は、PSTNインタフェース108を介して公衆電話交換網(PSTN)2に接続され、IP網インタフェース107を介してIP網3に接続される。PSTN2は、インテリジェント電話機1以外の一般的な電話機(PSTN電話機)7も収容している。IP網3には、本発明に関係する装置として、PSTN電話番号とIP電話番号との対応関係を記憶した電話番号変換サーバ4と、IP呼制御サーバ5と、IP電話6とが接続されている。ここで、IP電話機6は、パーソナルコンピュータ(PC)上のソフトで実現されるソフトフォンや、IP網専用の電話機を指している。実際の応用においては、PSTN2とIP網3には、これら各タイプの電話機が多数接続されることになる。
【0020】
呼制御サーバ5は、IP電話番号とIPアドレスとの対応関係を示すデータベースを備え、IP電話6やインテリジェント電話機1からの要求に応答して、IP電話に必要な宛先IP情報の提供、あるいはIP網上での呼接続を実現する。以下、上記呼制御サーバ5として、例えば、ITU−T勧告H.323のゲートキーパーを適用した場合について説明する。
【0021】
インテリジェント電話機1は、プロセッサ200が実行するソフトウェアによって実現される呼接続基本制御部10、キャッシュ制御部11、IP呼接続処理部12と、上記キャッシュ制御部11によってアクセスされるキャッシュテーブル20と、自インテリジェント電話機1のPSTN電話番号とIP電話番号を記憶した自電話番号記憶部25とを備えている。キャッシュテーブル20には、着側PSTN電話番号と、電話番号変換サーバ4から取得したIP電話番号との対応関係を示す複数のエントリが蓄積される。
【0022】
101は電話番号入力部、102は音声入出力部(送受話器)、103はオフフック検出部、104は通話路セレクタである。通話路セレクタ104は、呼接続基本制御部10からの制御によって、音声入出力部102とトーン・ガイダンス発生部105、音声−IPパケット変換部106、PSTNインタフェース108とを選択的に接続する。
【0023】
トーン・ガイダンス発生部105は、PSTN呼接続のための電話番号トーンの発生と、ユーザに対して呼接続の状態遷移、例えば、着側IP電話番号の問合せ中、あるいは呼接続がIP網経由かPSTN網経由かの区別を示すためのトーンまたは音声ガイダンスを発生する。音声−IPパケット変換部105は、音声入出力部102からの送信音声をIPパケットに変換して、IP網インタフェース107に送出すると共に、IP網インタフェース107から入力された音声パケットを音声信号に変換して、音声入出力部102に出力する。図1では省略されているが、音声−IPパケット変換部106と通話路セレクタ104との間には、例えば、G.729等の音声圧縮/伸張部(CODEC)が配置される。
【0024】
呼接続基本制御部10は、着側電話番号の入力に応答して呼接続制御を開始し、呼制御の過程で、キャッシュ制御部11とIP呼接続処理部12を起動する。IP呼接続処理部12は、発呼PSTN電話番号に対応するIP電話番号の電話番号変換サーバ4への問合せ、IP電話番号に対応する宛先情報(IPアドレス等)の呼制御サーバ5への問合せ等の機能を備える。上記呼接続基本制御部10は、呼接続制御機能とは別に、IP網3へのインテリジェント電話機1の接続時または所定周期で、IP呼接続処理部12を介して、電話番号変換サーバ4に自電話番号(PSTN電話番号とIP電話番号)を登録する機能を備えている。
【0025】
上記IP呼接続処理部12と呼制御サーバ5との通信プロトコルには、例えば、H.323等の汎用的な呼制御プロトコルが適用される。IP呼接続処理部12と電話番号変換サーバ4との通信プロトコルは、上述した汎用の呼制御プロトコルであっても、独自のプロトコルであってもよい。
【0026】
図2は、インテリジェント電話機のハードウェア構成の1例を示す。
インテリジェント電話機1は、全体制御を行うプロセッサ(CPU)200と、上述した呼接続基本制御部10、キャッシュ制御部11、IP呼接続処理部12を含む各種のプログラムが格納されたROM210と、上述したキャッシュテーブル20、自電話番号記憶部25およびプロセッサのワークエリアが形成されるRAM220と、音声符号化/復号化や音声圧縮等の音声処理を行うディジタル信号プロセッサ(DSP)230と、パケット処理プロセッサ206と、IP網インタフェース(MODEM)107と、PSTNインタフェース(アナログインタフェース)108を有し、これらの要素は内部バス240によって相互接続されている。図1に示した音声―IPパケット変換部106は、上記ディジタル信号プロセッサ(DSP)230とパケット処理プロセッサ206によって構成される。
【0027】
インテリジェント電話機1は、更に、電話番号入力部101となるプッシュボタン(またダイヤル)と、音声入出力部102を構成する受話器(スピーカ)102Aおよび送話器(マイク)102Bと、送受話器の上げ下げを検出するオフフック検出器103と、プロセッサ200に接続された通話路セレクタ104およびトーン・ガイダンス発生部105と、送受話器102A、102Bに接続されたアナログ/ディジタル(A/D)・ディジタル/アナログ(D/A)変換器231と、A/D・D/A変換器231とセレクタ104との間に挿入されたエコーキャンセラ232と、セレクタ104とアナログインタフェース108との間に挿入されたA/D・D/A変換器233とを備えている。
【0028】
図3は、電話番号変換サーバ4が備える電話番号変換データベース40の1例を示す。
電話番号変換データベース40は、PSTN電話番号41とIP電話番号42との対応関係を示す複数のエントリ400−1、400−2、・・・からなる。本実施例では、各エントリに、電話番号が登録されてからの経過時間を示す保持時間43を記憶しておき、登録してから一定時間が経過したエントリをデータベースから消去するようにしている。
【0029】
電話番号変換データベース40の各エントリは、インテリジェント電話機1の呼接続基本制御部10が、自電話番号記憶部25からPSTN電話番号とIP電話番号を定期的に読み出し、IP呼接続処理部12を介して電話番号変換サーバ4に、番号登録メッセージを送信することにより生成される。インテリジェント電話機1がIP網から切り離されると、電話番号の定期的な登録手続きが途絶えるため、このインテリジェント電話機1のエントリデータがデータベース40から消去される。従って、この期間中に発生した問合せに対しては、IP電話番号が回答されないため、結果的に上記インテリジェント電話機1へのIP電話接続が禁止される。但し、インテリジェント電話機1が再びIP網に接続された時点で、インテリジェント電話機1から電話番号変換サーバ4への定期的な番号登録が再開されるため、IP電話接続が可能な状態になる。
【0030】
インテリジェント電話機1のユーザが、着側PSTN電話番号、例えば、「03−9012−3456」をダイヤルすると、後述するように、呼接続基本制御部10からIP呼接続処理部12を介して電話番号変換サーバ4に、PSTN電話番号「03−9012−3456」と対応するIP電話番号の問合せメッセージが送信される。
【0031】
電話番号変換サーバ4は、上記IP電話番号の問合せメッセージを受信すると、データベース40からPSTN番号「03−9012−3456」をもつエントリ400−1を検索し、該エントリが指定するIP電話番号「050−789−0123」を含む応答メッセージを要求元のインテリジェント電話機1に返信する。上記IP電話番号を取得したことによって、インテリジェント電話機1は、IP網経由の呼接続が可能となる。もし、問合せを受けたPSTN番号「03−9012−3456」をもつエントリがデータベース40に未登録の場合、電話番号変換サーバ4は、該当するIP電話番号が未登録であったことを示す応答メッセージを要求元インテリジェント電話機1に返信することとなる。
【0032】
図4は、インテリジェント電話機1から電話番号変換サーバ4に送信される電話番号登録メッセージおよびIP電話番号の問合せメッセージのフォーマットの1例を示す。
インテリジェント電話機1から電話番号変換サーバ4への送信メッセージ300Tは、イーサフレーム(Ether:登録商標)ヘッダ部301と、IPヘッダ302と、TCPヘッダ303と、データ部310からなり、データ部310は、コマンドフィールド311と、PSTN電話番号フィールド312と、IP電話番号フィールド313とから構成されている。
【0033】
電話番号登録メッセージは、コマンドフィールド311に登録コマンドを含み、PSTN電話番号フィールド312に送信元インテリジェント電話機1のPSTN電話番号、IP電話番号フィールド313に送信元インテリジェント電話機のIP電話番号を含む。IP電話番号の問合せメッセージは、コマンドフィールド311に問合せ(または検索)コマンドを含み、PSTN電話番号フィールド312に着側PSTN電話番号を含み、IP電話番号フィールド313は空欄となっている。
【0034】
図5は、電話番号変換サーバ4からインテリジェント電話機1に送信される応答メッセージのフォーマットの1例を示す。
電話番号変換サーバ4からの応答メッセージ300Rも、メッセージ300Tと同様、イーサフレームヘッダ部301と、IPヘッダ302と、TCPヘッダ303と、データ部310からなる。応答メッセージ300Rのデータ部310は、コマンドフィールド321と、PSTN電話番号フィールド322と、IP電話番号フィールド323とから構成されている。
【0035】
電話番号変換サーバ4は、インテリジェント電話機1から電話番号登録メッセージを受信した場合、データベース40にエントリ登録を行った後、コマンドフィールド321にデータ登録が完了したことを示す応答コマンドを含み、PSTN電話番号フィールド322とIP電話番号フィールド323に、登録要求されたPSTN電話番号とIP電話番号とを含む応答メッセージを返信する。もし、何らかの理由で、データ登録に失敗した場合は、コマンドフィールド321には登録エラーを示す応答コマンドが設定される。
【0036】
インテリジェント電話機1からIP電話番号の問合せメッセージを受信した場合、電話番号変換サーバ4は、コマンドフィールド321に問合せ応答コマンドを含み、PSTN電話番号フィールド322に問合せPSTN電話番号、IP電話番号フィールド323に、データベース40から検索した上記PSTN電話番号と対応するIP電話番号を含む応答メッセージを返信する。問合せPSTN電話番号に対応するIP電話番号がデータベース40に未登録の場合、電話番号変換サーバ4は、コマンドフィールド321にエラー応答コマンドを含み、PSTN電話番号フィールド322に問合せPSTN電話番号、IP電話番号フィールド323を空欄にした応答メッセージを返信する。
【0037】
図6は、インテリジェント電話機1のキャッシュテーブル20の1実施例を示す。
キャッシュテーブル20は、呼接続処理の所要時間を短縮するために、過去において電話番号変換サーバ4への問合せによって取得したIP電話番号と着側PSTN電話番号との対応関係を示す複数のエントリEN−1、EN−2、・・・を保存している。本実施例では、キャッシュテーブル20の各エントリは、優先順位21と、PSTN電話番号22と、IP電話番号23と、最終発呼時刻24と、累計発呼回数25と、平均発呼間隔26とを示している。
【0038】
例えば、ユーザがPSTN番号「045−123−4567」をダイヤルした時、もし、この電話番号に対応するエントリがキャッシュテーブル20に未登録であれば、インテリジェント電話機1は、電話番号変換サーバ4にIP電話番号の問合せメッセージを送信して、着側IP電話番号「050−890−1234」を取得する。
【0039】
インテリジェント電話機1の呼接続基本制御部10は、上記IP電話番号を使用してIP呼接続処理を実行し、呼接続に成功した場合、該IP電話番号「050−890−1234」と発呼PSTN番号「045−123−4567」との対応関係を示すエントリEN−1を生成して、キャッシュテーブル20に登録する。もし、上記IP電話番号「050−890−1234」で呼接続に失敗した場合は、IP電話番号は無効と判断し、IP電話番号23を空欄にしたエントリをキャッシュテーブル20に登録する。また、IP電話番号の問合せに対して、電話番号変換サーバ4からエラー応答があった場合、呼接続基本制御部10は、PSTN呼接続処理を実行した後、IP電話番号23を空欄にしたエントリをキャッシュテーブル20に登録する。
【0040】
キャッシュテーブル20における各エントリには、例えば、最終発呼時刻24と累計発呼回数25とから算出した平均発呼間隔26の値に従って、平均発呼間隔が短いものほどの高い優先順位21を与えられる。キャッシュテーブル20の登録エントリ数が最大個数Kを超えた場合は、優先順位21の最も低いエントリを消去して、新たなエントリが追加される。
【0041】
テーブルエントリの正確性を保証するために、図7で後述するように、キャッシュ制御部11が電話番号変換サーバ4と定期的に交信し、キャッシュテーブル20の内容を随時に更新するようにしてもよい。これにより、例えば、PSTN電話番号が「0467−567−8901」のエントリEN−(K−1)のように、前回の発呼時点ではIP電話番号が未登録となっていた電話機が、その後にIP電話サービスに加入してIP電話番号の割当てを受けていた場合、テーブルエントリにIP電話番号を追加しておくことによって、次回の「0467−567−8901」の発呼時に、キャッシュテーブル20が示すIP電話番号を使用して、IP呼接続を短時間で完了させることが可能となる。
【0042】
平均発呼間隔26の値は、定期的または発呼の都度、例えば、式(1)によって演算して更新される。ここで、ΔTは平均発呼間隔の現在値、Nは累計発呼回数の現在値、Tcは現在時刻、Tsは最終発呼時刻の現在値を示している。
【0043】
平均発呼間隔=(ΔT×(N―1)+Tc−Ts)/N ・・・(式1)
但し、発呼によって累計発呼回数Nが更新されるエントリを除いて、Tc−Ts<ΔTの期間中は、平均発呼間隔=ΔTを維持する。
【0044】
図7は、呼接続基本制御部10の動作を示すプログラムフローチャートの1実施例を示す。
呼接続基本制御部10は、ユーザの発呼操作に伴って着信先電話番号を受信すると(ステップ111)、まず、通話路セレクタ104を制御して、音声入出力部102をトーン・ガイダンス発生部105に接続し(112)、トーン・ガイダンス発生部105に、接続処理中であることを示す音声ガイダンスの送信を指示する(113)。呼接続基本制御部10は、ユーザが入力した電話番号を解析し、例えば、上位3桁が「050」か否かによって、着信先電話番号がIP電話番号かPSTN電話番号かを判定する(114)。着信先電話番号がIP電話番号の場合は、IP呼接続処理部12に上記IP電話番号によるIP呼接続処理121を開始させる。
【0045】
着信先電話番号がPSTN電話番号の場合、呼接続基本制御部10は、上記電話番号が市外局番を含むか否かを判定する(115)。着信先電話番号が市外局番を含む場合は、キャッシュ制御部11を起動し、キャッシュテーブル20から着信先PSTN電話番号に対応するIP電話番号を検索する(117)。キャッシュテーブル20で目的IP電話番号がヒットした場合(118)、呼接続基本制御部10は、IP呼接続処理部12に上記IP電話番号によるIP呼接続処理121を開始させる。
【0046】
キャッシュテーブル20で目的IP電話番号がヒットしなかった場合、呼接続基本制御部10は、IP呼接続処理部12に対して、着信先PSTN電話番号に対応するIP電話番号の電話番号変換サーバ4への問合わせを指示し(119)、電話番号変換サーバ4からの応答を待つ。電話番号変換サーバ4からの応答結果を判定し(120)、IP電話番号を取得できた場合、呼接続基本制御部10は、IP呼接続処理部12に上記IP電話番号によるIP呼接続処理121を開始させる。
【0047】
尚、ステップ115で、着信先電話番号が市外局番を含まない場合、すなわち、ユーザが市内電話番号形式で相手電話番号をダイヤルした場合は、呼接続基本制御部10は、自電話番号記憶部112から読み出した「0」+「市外局番」を上記着信先電話番号に付加し(116)、市外電話番号と同様の番号形式に変換した後、ステップ117以降の処理に適用する。これは、広域IP網3に接続された電話番号変換サーバ4が、データベース40に「0」+「市外局番」+「市内局番」+「加入者番号」の電話番号形式でPSTN番号41を登録しているからである。
【0048】
IP呼接続処理121において、IP呼接続処理部12は、呼制御サーバ5にIP電話番号と対応する宛先情報(IPアドレス)を問合せ(122)、呼制御サーバ5からの応答結果を判定する(123)。宛先情報(IPアドレス)を取得できた場合、IP呼接続処理部12は、着側IP電話との間でIP呼接続手順(124)を実行した後、呼接続基本制御部10に呼接続の完了を通知する。宛先情報(IPアドレス)を取得できなかった場合は、IP呼接続を行うことなく、その旨を呼接続基本制御部10に通知する。
【0049】
呼接続基本制御部10は、IP呼接続処理部12からIP呼接続の完了通知を受信すると、通話路セレクタ104を制御して、音声入出力部102をアナログ音声−IPパケット変換106(DSP230、パケット処理プロセッサ206)に接続し(125)、IP網経由の通話状態(126)になる。
【0050】
呼制御サーバ5から宛先情報を取得できなかった場合、または、電話番号変換サーバ4からIP電話番号を取得できなかった場合、呼接続基本制御部10は、トーン・ガイダンス発生部105に、PSTN接続を示すガイダンスの送出を指示する(130)。この後、通話路セレクタ104を制御して、トーン・ガイダンス発生部105を音声入出力部102とPSTNインタフェース108に接続し(131)、トーン・ガイダンス発生部105にPSTN電話番号のトーン送出を指示する(132)。これによって、上記PSTN電話番号をトーン化した信号がPSTN2に送出され、PSTN呼接続が行なわれる。
【0051】
PSTN呼接続が完了すると、呼接続基本制御部10は、通話路セレクタ104を制御して、トーン・ガイダンス発生部105と音声入出力部102の接続を断ち(133)、音声入出力部102とPSTNインタフェース108とを接続して、PSTN経由の通話状態(134)になる。
【0052】
上述したIPまたはPSTNの呼接続処理が完了すると、呼接続基本制御部10は、着側電話番号(PSTN電話番号またはIP電話番号)を指定して、キャッシュ制御部11に、電話番号変換サーバ4への問合せ結果、呼接続結果、その他の付随情報を渡し、キャッシュテーブル20の更新を指示する(140)。
【0053】
図8は、呼接続基本制御部10からの指示に応答してキャッシュ制御部11が実行するキャッシュテーブル20の更新処理140のフローチャートを示す。
キャッシュ制御部11は、呼接続基本制御部10からキャッシュテーブル20の更新指示を受けると、キャッシュテーブル20から、呼接続基本制御部10が指定した電話番号をもつエントリを検索する(ステップ141)。
【0054】
テーブル検索の結果(142)、キャッシュテーブル20に指定電話番号をもつエントリが存在し、もし、該エントリのIP電話番号23が空欄、または登録済みIP電話番号と現在番号に相違があれば、呼接続基本制御部10から受信したIP電話番号を登録する(143)。この後、上記エントリの最終発呼時刻24を現在時刻に書き替え(144)、累計発呼回数25の値をインクリメントし(145)、式(1)に従って平均発呼時間を更新(146)した後、ステップ150に進んで、全エントリでの平均発呼間隔の演算処理と優先順位の変更処理を実行する。
【0055】
キャッシュテーブル20に上記指定電話番号をもつエントリが未登録の場合は、キャッシュテーブル20に登録済みのエントリ数Mが最大値Kか否かを判定し(147)、最大値に達していれば、優先順位の最も低い第K番目のエントリを削除して、空きエリアを確保する(148)。登録済みのエントリ数Mが最大値Kに達していなければ、M+1番目にある空きエリアを使用して、呼接続基本制御部10から受け取ったPSTN電話番号とIP電話番号との対応関係を示す新たなエントリをキャッシュテーブル20に追加し、登録済みのエントリ数Mをインクリメント(但し、M≦K)する(149)。この時、追加エントリの最終発呼時刻24には現在時刻、累計発呼回数25には値「1」、平均発呼間隔26には値「0」を設定する。
【0056】
次に、平均発呼間隔の演算処理を実行する。先ず、テーブルエントリの指定パラメータiの値を0に設定した後(150)、パラメータiをインクリメントする(151)。キャッシュテーブル20から第iエントリEN−iを読み出し(152)、最終発呼時刻24、累計発呼回数25、平均発呼間隔26の値を前述した(式1)に代入して、新たな平均発呼間隔の値を算出し、平均発呼間隔26の値を更新する(152)。パラメータiを登録エントリ数Mと比較し(153)、i=Mでなければステップ151に戻り、次のエントリについて上述した動作を繰り返す。
登録済みの全てのエントリについて平均発呼間隔の更新が完了すると、平均発呼間隔26が小さい順にテーブルエントリを並べ替え、優先順位21を変更して(154)、このルーチンを終了する。
【0057】
図9は、キャッシュ制御部11が定期的に実行するキャッシュテーブル自動更新処理160のフローチャートを示す。
キャッシュテーブル自動更新処理160は、例えば、タイマ割り込み等によって定期的に起動され、先ず、テーブルエントリの指定パラメータiの値を初期値1に設定した後(161)、キャッシュテーブル20の第iエントリを読出し(162)、IP呼接続処理部12を起動して(163)、PSTN電話番号21と対応するIP電話番号の電話番号変換サーバ4への問合せを実行させる(164)。
【0058】
IP呼接続処理部12からの応答結果を判定し(165)、電話番号変換サーバ4から指定PSTN電話番号に対応するIP電話番号を取得できなかった場合は、キャッシュテーブル20の第iエントリのIP電話番号23を空欄にし(166)、パラメータiの値をキャッシュテーブル20の登録エントリ数Mと比較する(169)。もし、パラメータiが登録エントリ数Mに達していれば、このルーチンを終了し、そうでなければ、パラメータiの値をインクリメント(170)した後、ステップ162に戻って、同様の動作を繰り返す。
【0059】
ステップ165で、電話番号変換サーバ4から指定PSTN電話番号に対応するIP電話番号を取得できた場合は、該IP電話番号とキャッシュテーブル20の第iエントリが示すIP電話番号23とを比較する(167)。IP電話番号が一致した場合は、ステップ169を実行し、IP電話番号が不一致の場合は、第iエントリのIP電話番号23を新たなIP電話番号に書き換えて(168)、ステップ169を実行する。
【0060】
上記キャッシュテーブル自動更新処理160を実行することによって、電話番号変換サーバ4から、IP電話サービスに新たに加入したユーザのIP電話番号を自動的に取得して、キャッシュテーブル20に事前登録することができるため、ユーザから発呼があった時、電話番号変換サーバ4に問合せることなく、IP呼接続を達成できる可能性が増える。また、IP網から離脱したIP電話番号をキャッシュテーブル20から消去できる。
【0061】
上記実施例では、キャッシュテーブル自動更新処理160を定期的に実行したが、ステップ169で、パラメータiが登録エントリ数Mに達した時、ステップ161に戻ることによって、ユーザ発呼に伴う呼接続処理の実行期間中のを除いて、キャッシュテーブル自動更新を常時、サイクリックに行なうようにしてもよい。
【0062】
図10は、インテリジェント電話機1Aのユーザが、インテリジェント電話機1BのPSTN電話番号をダイヤルした場合で、電話番号変換サーバ4から着側電話機1BのIP電話番号を取得できた場合の呼接続シーケンスの1例を示す。
【0063】
発呼時に電話番号入力部101からPSTN電話番号が入力されると(801)、呼接続基本制御部10は、上記PSTN電話番号を指定して、キャッシュ制御部11にIP電話番号の検索を指示する(802)。キャッシュ制御部11は、キャッシュテーブル20から上記PSTN電話番号に対応するエントリを検索し(803)、検索結果(804)を呼接続基本制御部10に回答する(805)。ここでは、指定されたPSTN電話番号に対応するIP電話番号がキャッシュテーブル20に無かった場合を想定している。
【0064】
IP電話番号の取得に失敗した呼接続基本制御部10は、IP呼接続処理部12に対して、上記PSTN電話番号を指定して、電話番号変換サーバ4へのIP電話番号の問合せを要求し(806A)、通話路セレクタ104に対して、トーン・ガイダンス発生部105を音声入出力部102に接続するように接続切替指示を発行し(807)、トーン・ガイダンス発生部105に対して、IP電話番号の検索中を示すガイダンスの発生を指令する(810A)。
【0065】
IP電話番号の問合せを要求(806A)を受信したIP呼接続処理部12は、電話番号変換サーバ4に対して、指定されたPSTN電話番号と対応するIP電話番号の問合せ要求メッセージを送信し(901)、電話番号変換サーバ4からの応答を待つ。一方、通話路セレクタ104は、接続切替指示(807)に応答して、トーン・ガイダンス発生部105を音声入出力部102に接続し(808A、808B)、トーン・ガイダンス発生部105は、ガイダンス発生指令(810A)に応答して、IP電話番号の検索中を示すトーンまたは音声ガイダンスを発生する(811A)。上記トーンまたは音声ガイダンスは、通話路セレクタ104を介して、音声入出力部102に出力される。
【0066】
IP呼接続処理部12は、問合せ要求(901)に対する電話番号変換サーバ4からの応答メッセージを受信すると(902)、応答メッセージの内容を呼接続基本制御部10に通知する(903)。ここでは、応答メッセージ(902)が、指定PSTN電話番号に対応するIP電話番号を示している場合を想定している。
【0067】
この場合、IP呼接続処理部12は、応答メッセージ(902)から抽出したIP電話番号を指定して、H.323のプロトコルシーケンスに従って、呼制御サーバ5に着側インテリジェント電話機1Bの宛先IP情報(IPアドレス)の要求メッセージを送信し(910)、呼制御サーバ5から宛先IP情報を含む応答メッセージを受信すると(911)、受信した宛先IP情報を適用して、着側インテリジェント電話機1Bに呼接続要求メッセージを送信する(912)。IP呼接続処理部12は、着側インテリジェント電話機1Bから呼接続許可を示す応答メッセージを受信すると(913)、呼接続基本制御部10に呼接続完了を通知する(920)。
【0068】
呼接続基本制御部10は、IP呼接続処理部12から呼接続完了通知(920)を受信すると、通話路セレクタ104に対して、音声入出力部102とアナログ音声−IPパケット変換部106とを接続するように接続切替指示を発行する(830A)。上記接続切替指示に応答して、通話路セレクタ104が音声入出力部102とアナログ音声−IPパケット変換部106とを接続すると(831A、831B)、音声入出力部102と着側インテリジェント電話機1Bとが、IP網インタフェース107を介したIP網経由の通話状態(930A、930B)となる。この場合、音声入出力部102からの入力アナログ音声は、アナログ音声−IPパケット変換部106で音声パケットに変換して、着側インテリジェント電話機1Bに送信され、逆に、着側インテリジェント電話機1Bから受信した音声パケットが、上記アナログ音声−IPパケット変換部106でアナログ音声に変換して、音声入出力部102から出力される。
【0069】
呼接続基本制御部10は、呼接続シーケンスの最終処理として、今回の呼接続に関係したPSTN電話番号、IP電話番号と、IP呼接続成功を示す付随情報を指定して、キャッシュ制御部11にキャッシュテーブルの更新(新エントリの追加)を指示する(840A)。キャッシュ制御部11は、上記更新指示に応答して、図8で説明したキャッシュテーブル更新処理140を実行し、キャッシュテーブル20に新たなエントリを登録する(841A)。
【0070】
図11は、インテリジェント電話機1Aのユーザが、PSTN/IP網共用型でない一般の電話機7のPSTN電話番号をダイヤルし、電話番号変換サーバ4から着側電話機のIP電話番号を取得できなかった場合の呼接続シーケンスの1例を示す。
【0071】
発呼(801)からガイダンスの送出(811A)までのシーケンスは、図10と同様である。ここでは、IP呼接続処理部12からの問合せ要求(901)に対して、電話番号変換サーバ4が、IP電話番号の不在を示す応答メッセージ(902)を返信した場合を想定している。この場合、IP呼接続処理部12が、電話番号変換サーバ4からの応答内容(IP電話番号不在)を呼接続基本制御部10に通知すると(903)、呼接続基本制御部10は、トーン・ガイダンス発生部105に対して、PSTN呼接続中を示すガイダンスの発生を指示し(821)、トーン・ガイダンス発生部105が発生したPSTN呼接続中を示すトーンまたは音声ガイダンスが、音声入出力部102に送出される(822)。
【0072】
呼接続基本制御部10は、PSTN呼接続中を示すガイダンスを発生した後、通話路セレクタ104に対して、音声入出力部102と、トーン・ガイダンス発生部105と、PSTNインタフェース108とを接続するように接続切替指示を発行し(830B)、トーン・ガイダンス発生部105に対して、PSTN電話番号を指定して、ダイヤルトーンの送出を指示する(834)。
【0073】
通話路セレクタ104は、上記接続切替指示(830B)に応答して、音声入出力部102と、トーン・ガイダンス発生部105と、PSTNインタフェース108とを接続し(831A、831C、831D)、トーン・ガイダンス発生部105は、上記ダイヤルトーンの送出指示に応答して、指定されたPSTNのダイヤルトーンを発生する。上記ダイヤルトーンは、PSTNインタフェース108を介してPSTN2に送出され(835A、835B)、発生中のダイヤルトーンは、音声入出力部102を介してユーザにも聞こえる(835C)。
【0074】
上記PSTN2へのダイヤルトーンの送出(835B)によって、PSTNにおける呼接続シーケンスに従った呼接続制御が行われ、発呼側インテリジェンス電話機1Aの入出力部101と着側電話機とが、PSTNインタフェース108を介したPSTN経由の通話状態(931A、931B)となる。この場合、音声入出力部102の入出力アナログ音声は、アナログ音声信号形式でPSTNに転送される。
【0075】
図10と同様に、呼接続シーケンスの最終処理として、呼接続基本制御部10からキャッシュ制御部11にキャッシュテーブルの更新(新エントリの追加)を指示し(840B)、キャッシュ制御部11が、図8で説明したキャッシュテーブル更新処理140を実行する(841B)。この場合、キャッシュテーブル20に登録(または更新)されるエントリでは、IP電話番号23が空欄となっている。
【0076】
尚、音声入出力部101からPSTN呼接続中を示すトーンまたは音声ガイダンスが送出された時(822)、PSTN通話を嫌ったユーザが送受話器をオンフック状態にした場合、呼接続基本制御部10は、オフフック検出部103の出力変化から、送受話器がオンフックになったことを検知して、呼接続シーケンスを中断することになる。
【0077】
図12は、インテリジェント電話機1Aのユーザが、インテリジェント電話機1BのPSTN電話番号をダイヤルした場合で、キャッシュテーブル20に蓄積済みのIP電話番号を使用して、呼制御サーバ5に宛先IP情報を要求した場合の呼接続シーケンスの1例を示す。本実施例では、特殊なケースとして、呼制御サーバ5から、IP呼接続不能を示す応答メッセージが返信された場合を想定している。
【0078】
電話番号入力部101からPSTN電話番号が入力されると(801)、呼接続基本制御部10は、上記PSTN電話番号を指定して、キャッシュ制御部11にIP電話番号の検索を指示する(802)。キャッシュ制御部11は、キャッシュテーブル20から上記PSTN電話番号に対応するエントリを検索し(803)、検索結果(804)を呼接続基本制御部10に回答する(805)。ここでは、指定されたPSTN電話番号に対応するIP電話番号がキャッシュテーブル20に登録されていた場合を想定している。
【0079】
この場合、呼接続基本制御部10は、電話番号変換サーバ4への問合せ(901)を省略して、IP呼接続制御部12に対して、IP電話番号を指定し、IP呼接続を要求(806B)する。この後、図10と同様、通話路セレクタ104に対して、トーン・ガイダンス発生部105を音声入出力部102に接続するように接続切替指示を発行し(807)、トーン・ガイダンス発生部105に対して、IP接続中を示すガイダンスの発生を指令する(810B)。
【0080】
IP呼接続要求(806B)を受信したIP呼接続処理部12は、呼制御サーバ5に対して、IP電話番号を指定して、宛先IP情報の要求メッセージを送信し(910)、呼制御サーバからの応答を待つ。通話路セレクタ104は、接続切替指示(807)に応答して、トーン・ガイダンス発生部105を音声入出力部102に接続し(808A、808B)、トーン・ガイダンス発生部105は、ガイダンス発生指令(810B)に応答して、IP接続中を示すトーンまたは音声ガイダンスを発生する(811B)。
【0081】
IP呼接続処理部12は、呼制御サーバ5から、例えば、宛先IP情報の不在、または着側電話機ビジー等の理由により、IP呼接続不能を示す応答メッセージを受信すると(911)、IP呼接続制御部12にIP呼接続不能を通知する(915)。この場合、H.323のプロトコルシーケンスに従ったその後のIP呼接続制御(912、913)は中止される。
【0082】
IP呼接続制御部12は、IP呼接続処理部12から上記IP呼接続不能を示す通知を受信すると、呼制御をIP呼接続からPSTN呼接続に切替え、図11のステップ821〜834と同様のシーケンスを実行する。これによって、PSTN呼接続シーケンスに従った呼接続が行われ、発呼側インテリジェンス電話機1Aの入出力部101と着側電話機とが、PSTNインタフェース108を介したPSTN経由の通話状態(931A、931B)となる。
【0083】
呼接続シーケンスの最終処理として、呼接続基本制御部10は、キャッシュ制御部11にキャッシュテーブルの更新を指示し(840C)、キャッシュ制御部11が、図8で説明したキャッシュテーブル更新処理140を実行する(841C)。この場合、キャッシュテーブル20の既登録エントリのデータが更新される。
【0084】
上記実施例において、ステップ911で、呼制御サーバ5から宛先IP情報を含む通常の応答メッセージを受信した場合は、図10におけるステップ912〜920、ステップ830A〜831Bが実行されるため、IP呼接続による通話が実現されること明らかである。
【0085】
上述した実施例では、呼制御サーバ5に、ITU−T勧告H.323のゲートキーパーを適用する場合について説明したが、呼制御サーバ5には、IETF(Internet Engineering Task Force)がIPマルチメディア通信用のセッション制御プロトコルとして提案しているSIP(Session Initiation Protocol)機能を備えたサーバを適用してもよい。SIPは、機能の拡張性が高いため、VoIPのセッション制御プロトコルとして注目されている。
【0086】
SIPサーバは、SIP−URI(Unification Resource Identifier)によって端末を識別しており、例えば、発呼端末から、SIP−URIで着側端末を指定したセッション設定要求(SIP−INVITEメッセージ)を受信すると、受信メッセージを着側端末(またはホームエージェント)に転送し、着側端末からの応答メッセージを発呼端末に転送し、発呼端末からACKメッセージを着側端末に転送することによって、発呼端末と着側端末との間にセッションを設定する。
【0087】
従って、呼制御サーバ5としてSIPサーバを適用する場合は、電話番号変換サーバ4の電話番号変換データベース40において、PSTN電話番号とIP電話番号との対応関係を記憶する代わりに、PSTN電話番号とSIP−URIとの対応関係を記憶しておき、発呼側インテリジェント電話機からPSTN電話番号を指定して問合せ要求を受けた時、電話番号変換サーバ4に、指定PSTN電話番号と対応するSIP−URIを発呼側インテリジェント電話機に返信させる。このようにすれば、発呼側インテリジェント電話機は、着側電話機のSIP−URIを指定して、呼制御サーバ5に呼接続(セッション設定)を要求できるため、SIP−URIをもつ着側電話機との間でIP網経由の通話を実現できる。この場合、インテリジェント電話機のキャッシュテーブル20には、IP電話番号23の代わりにSIP−URIが記憶されることになる。
【0088】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、IP電話サービス加入者同士の通話において、発側ユーザが相手のIP電話番号を知らなくても、PSTN電話番号でダイヤルすればIP網経由の通話を実現することが可能となる。従って、IP電話サービス加入者に対して通話料の安価な通話サービスを提供することができる。また、国際電話や「0120」等の特番についても、電話番号変換サーバにPSTN電話番号とIP電話番号を登録しておけば、IP網を介して呼接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインテリジェント電話機1の機能ブロック図と接続電話網の構成を示す図。
【図2】インテリジェント電話機1のハードウェア構成の1例を示す図。
【図3】電話番号変換サーバ4が備える電話番号変換データベースの1例を示す図。
【図4】インテリジェント電話機1から電話番号変換サーバ4への送信メッセージのフォーマットを示す図。
【図5】電話番号変換サーバ4からインテリジェント電話機1への応答メッセージのフォーマットを示す図。
【図6】インテリジェント電話機1が備えるキャッシュテーブル20の1例を示す図。
【図7】呼接続基本制御部10の動作を示すプログラムフローチャート。
【図8】キャッシュ制御部11が実行するキャッシュテーブル更新処理140のプログラムフローチャート。
【図9】キャッシュ制御部11が定期的に実行するキャッシュテーブル自動更新処理160のプログラムフローチャート。
【図10】本発明の電話システムにおける呼接続シーケンスの1実施例を示す図。
【図11】本発明の電話システムにおける呼接続シーケンスの他の実施例を示す図。
【図12】本発明の電話システムにおける呼接続シーケンスの更に他の実施例を示す図。
【符号の説明】
1:インテリジェント電話機、2:公衆電話交換網(PSTN)、3:IP網、4:電話番号変換サーバ、5:呼制御サーバ、6:IP電話機、
7:PSTN電話機、10:呼接続基本制御部、11:キャッシュ制御部、12:IP呼接続処理部、20:キャッシュテーブル、25:自電話番号記憶部、101:電話番号入力部、102:音声入出力部、103:オフフック検出部、104:通話路セレクタ、105:トーン・ガイダンス発生部、106:音声―IPパケット変換部、107:IP網インタフェース、
108:PSTNインタフェース、200:プロセッサ、206:パケット処理プロセッサ、210:ROM、220:RAM、230:ディジタル信号プロセッサ(DSP)、231、233:A/D・D/A変換器、
232:エコーキャンセラ、240:内部バス。

Claims (8)

  1. 公衆電話交換網(PSTN)とIP網に共用される電話機であって、
    PSTNとアナログ信号を送受信するための第1インタフェースと、
    IP網とパケットデータを送受信するための第2インタフェースと、
    PSTN電話番号による発呼時に、上記第2インタフェースを介して、上記IP網に接続された電話番号変換サーバと交信し、上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得するための手段と、
    上記第2インタフェースを介して、上記IP網に接続された呼制御サーバと交信し、上記IP電話番号と対応する着側電話機のIPアドレス情報を取得し、該IPアドレス情報を使用して、上記IP網経由で着側電話機との間の呼接続を行なうための手段と、
    上記電話番号変換サーバから上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得できなかった場合に、上記第1インタフェースを介して、上記PSTN経由で着側電話機との間の呼接続を行なうための手段とを有することを特徴とする電話機。
  2. 公衆電話交換網(PSTN)とIP網に共用される電話機であって、
    着側電話機のPSTN電話番号とIP電話番号との対応関係を蓄積するためのキャッシュテーブルと、
    PSTN電話番号による発呼時に、上記キャッシュテーブルから上記発呼PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を検索し、該キャッシュテーブルに着側電話機のIP電話番号がなかった場合、上記IP網に接続された電話番号変換サーバと交信して、上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得するための手段と、
    上記キャッシュテーブルまたは上記電話番号変換サーバから取得したIP電話番号を指定して、上記IP網に接続された呼制御サーバから着側電話機のIPアドレス情報を取得し、該IPアドレス情報を使用して、上記IP網経由で着側電話機との間の呼接続を行なうための手段と、
    上記キャッシュテーブルおよび上記電話番号変換サーバから着側電話機のIP電話番号を取得できなかった場合に、上記PSTN経由で着側電話機との間の呼接続を行なうための手段とを有することを特徴とする電話機。
  3. 前記IP電話番号の取得手段が、前記電話番号変換サーバから取得した前記着側電話機のIP電話番号と前記PSTN電話番号との対応関係を前記キャッシュテーブルに記憶することを特徴とする請求項2に記載の電話機。
  4. 前記IP網に接続された時、前記電話番号変換サーバと交信して、自電話機のPSTN電話番号とIP電話番号との関係を上記サーバに登録するための手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の電話機。
  5. 公衆電話交換網(PSTN)とIP網に共用される電話機であって、
    着側電話機のPSTN電話番号と一元化識別子との対応関係を蓄積するためのキャッシュテーブルと、
    PSTN電話番号による発呼時に、上記キャッシュテーブルから上記発呼PSTN電話番と対応する着側電話機の一元化識別子を検索し、該キャッシュテーブルに着側電話機の一元化識別子がなかった場合、上記IP網に接続された電話番号変換サーバと交信して、上記PSTN電話番号と対応する着側電話機の一元化識別子を取得するための手段と、
    上記キャッシュテーブルまたは上記電話番号変換サーバから取得した一元化識別子を指定して、上記IP網に接続された呼制御サーバに、着側電話機との間の上記IP網経由の呼接続を要求するための手段と、
    上記キャッシュテーブルおよび上記電話番号変換サーバから着側電話機の一元化識別子を取得できなかった場合に、上記PSTN経由で着側電話機との間の呼接続を行なうための手段とを有することを特徴とするPSTN/IP網共用電話機。
  6. 前記発呼PSTN電話番号が市内電話番号形式となっていた場合、前記IP電話番号の取得手段が、着側電話機のIP電話番号の取得に先立って、上記発呼PSTN電話番号を市外電話番号形式に変換することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項5の何れかに記載の電話機。
  7. 公衆電話交換網(PSTN)とIP網に接続された電話機を着側電話機に接続するための呼接続制御方法において、
    PSTN電話番号による発呼時に、上記IP網に接続された電話番号変換サーバと交信して、上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得するステップと、
    上記IP電話番号を指定して、上記IP網に接続された呼制御サーバから着側電話機のIPアドレス情報を取得し、該IPアドレス情報を使用して、発呼電話機と着側電話機とを上記IP網経由で呼接続するステップと、
    上記電話番号変換サーバから上記PSTN電話番号と対応する着側電話機のIP電話番号を取得できなかった場合に、発呼電話機と着側電話機とを上記PSTN経由で呼接続するステップとからなることを特徴とする呼接続制御方法。
  8. 前記電話番号変換サーバから取得したIP電話番号と前記PSTN電話番号との対応関係をキャッシュテーブルに蓄積するステップを有し、
    PSTN電話番号による発呼時に、上記キャッシュテーブルから上記発呼PSTN電話番と対応する着側電話機のIP電話番号を検索し、該キャッシュテーブルに着側電話機のIP電話番号があった場合は、該IP電話番号を使用し、なかった場合は前記電話番号変換サーバから着側電話機のIP電話番号を取得することを特徴とする請求項7に記載の呼接続制御方法。
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