JP2004328471A - 開閉蓋装置 - Google Patents

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Noriyoshi Sato
則喜 佐藤
Yoshihisa Naito
美久 内藤
Shinichi Morikida
真一 森木田
Masanari Nonomura
真生 野々村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】簡単な動作で筐体に対して容易に開閉ができ、かつ筐体に取付けられた状態で継続的に開状態を維持可能な開閉蓋装置を提供する。
【解決手段】第2の筐体部材101bに対して開閉可能に設けられ、閉状態において、筐体部101bの開口部を覆う蓋部124と、第2の筐体部材101bに対して蓋部が離れる方向へトルクを付与するように蓋部124に取付けられたねじりコイルばね125とを備え、蓋部124は、第2の筐体部材101bに対して閉じた状態から、第2の筐体部材101bの第2の筐体部材101bの裏面101fから突出する方向へ移動する第1動作と、ねじりコイルばね125によってトルクが付与されることにより、第1動作後に蓋部124の一部が、裏面101fの垂直方向から見て裏面101fと重なる位置へ回動する第2動作と、により第2の筐体部材101bに対して開いた状態となる開閉構造を有する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体に対して開閉可能に設けられる開閉蓋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の蓋構造として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この従来例では、携帯端末(本体)に設けられた外部接続用の端子を覆い隠したり露呈させるように開閉可能な蓋(端子カバー)構造が記載されている。
【0003】
図8は、従来の携帯端末の端子カバー周辺の構成を示す部分側面図であり、図8(a)は、端子カバーが閉じられた状態、図8(b)は、端子カバーが本体から引き出された状態、図8(c)は、図8(b)に示された状態から端子カバーを屈曲させた状態である。また、図9は従来の携帯端末の端子カバーの開閉方法を示す部分上面図であり、図9(a)は端子カバーが本体に対して閉じられた状態、図9(b)は端子カバーが本体から引き出された状態をそれぞれ筐体上方から見たものである。
【0004】
図8において、端子カバー201は、本体202に取付けられた状態から矢印P方向へ引出し可能に装着されている。端子カバー201は、本体202に設けられた端子203(点線で示す)を覆い隠す蓋部204と、蓋部204を本体へ接続するための舌片部205とからなる。図8(a)に示すように端子203を覆い隠すように端子カバー201が本体202に取付けられた状態から、端子カバー201を矢印P方向へ引き出すと、図8(b)に示す状態となる。図8(b)の状態から蓋部204を矢印Q方向に回動させ、舌片部205を弾性変形させると、端子203が露出して、プラグ206と端子203とが接続できるようになっている。このとき、図9(a)及び図9(b)に示されたように、本体202と端子カバー201は、舌片部205が本体202の内部に設けられたボス208と嵌合することにより接続されている。また、端子カバー201の取付け及び取外しは、舌片部205に設けられた抜け止め部分206や開口207によって舌片部205を弾性変形させることにより可能となっている。すなわち、端子カバー201を本体202へ取付けた後でも、端子カバー201を破損させずに簡単に取外すことができるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−210972号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1記載の端子カバーでは、何度もプラグを装着する場合などに端子カバーを取外せる構成が提案されている。しかしながら、端子カバーを取外すことにより、筐体内部に設けられた端子への埃などの侵入を防止する機能を若干犠牲にしてしまうだけではなく、取外した端子カバーを紛失してしまうこともあった。
【0007】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、簡単な動作で筐体に対して容易に開閉ができ、かつ筐体に取付けられた状態で継続的に開状態を維持可能な開閉蓋装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様における開閉蓋装置は、開口部が設けられた第1の面及び前記第1の面に隣接する第2の面を有する筐体と、前記開口部を覆うと共に開閉動作が可能な蓋部と、前記筐体に対して前記蓋部が離れる方向にトルクを付与するねじりコイルばねとを備え、前記筐体と前記蓋部とは、前記蓋部が、前記筐体に対して閉じた位置から、前記筐体の第2の面に対して突出した第1の位置に移動する第1の移動と、前記第1の位置から、前記蓋部の一部が前記第2の面の垂直方向から見て前記第2の面と重なる第2の位置に回動する第2の移動とが可能な構造を有しており、前記ねじりコイルばねは、前記第2の移動時に、前記蓋部が前記第2の位置へ移動する方向にトルクを付与する位置に配置される。
【0009】
この構成により、簡単な動作で蓋部の開閉が行えるようになっている。しかも、筐体に対して蓋部を開いた場合には、この開いた状態がコイルばねの作用により継続維持できる。
【0010】
本発明の第2の態様における開閉蓋装置では、前記ねじりコイルばねはコイル部及び二つの腕部を有し、一方の腕部が前記蓋部に取付けられ、前記蓋部が、前記第2の移動において、前記第1の面及び前記第2の面に対して平行な方向を軸として回動する。
【0011】
この構成により、簡単な動作で蓋部の開閉が行えるようになっている。さらに、不測の事態により筐体から蓋部が外れた場合でも、コイルばねは蓋部から分離されずに蓋部が外れるので、コイルばねを紛失してしまうことが無い。
【0012】
本発明の第3の態様における開閉蓋装置では、前記開口部は前記第2の面に跨って形成され、前記蓋部は前記第1の面における前記開口部を覆う第1側面と前記第2の面における前記開口部を覆う第2側面部からなる略L字形状の外装部を有し、前記蓋部が第2の位置にあるとき、前記第2側面部の端部は、前記第2の面と当接する。
【0013】
この構成により、筐体に対して蓋部を開いた場合において、コイルばねの作用、及び第2側面部の端部が前記第2の面と当接することにより、蓋部が開いた状態を継続維持することができる。
【0014】
本発明の第4の態様における開閉蓋装置では、前記蓋部は回転軸部を有し、前記筐体は前記第1の移動の移動方向と平行な方向に設けられた回転軸保持部を有し、前記回転軸部は前記回転軸保持部に対して摺動可能に取付けられ、前記第2の移動において、前記回転軸部を中心として蓋部が回動する。
【0015】
この構成により、簡単な動作で蓋部の開閉が行えるようになっている。
【0016】
本発明の第5の態様における開閉蓋装置では、前記ねじりコイルばねの前記コイル部の中心は、前記第2の移動の回動軸軸心から離遠した位置で前記蓋部に保持される。
【0017】
この構成により、蓋部の開閉角度よりねじりコイルばねのねじり角度の変化が小さくなり、ねじりコイルばねの発生応力を低減できるため、コイル部の小型化が可能となる。
【0018】
本発明の第6の態様における開閉蓋装置では、前記蓋部が第2の位置にあるとき、前記第1の面から露出するように筐体内部に設けられた収容部材を更に備え、前記収容部材は、前記蓋部が第2の位置にあるときに、当該収容部材と係合する係合部材とは前記第1の面側から着脱可能であり、前記蓋部は、前記係合部材の両側面より外側に配設した回動軸部を有し、前記第1の移動は前記係合部材が着脱される方向に対して直交方向へ行われ、前記第2の移動は前記回動軸部を回動軸心として行われる。
【0019】
この構成により、端子と係合した係合部材を取外す時に、開かれた蓋部による妨害を回避できる。
【0020】
本発明の第7の態様における開閉蓋装置では、前記蓋部は、前記筐体に対して閉じられているときに前記第2の移動を抑制する抑制手段を更に備えたものである。
【0021】
この構成により、例えば、筐体に対して蓋部を閉めている時は、回動が開始して開かれてしまうことが回避できる。
【0022】
本発明の第8の態様における開閉蓋装置では、前記筐体は前記抑制手段を案内する案内手段を更に備えたものである。
【0023】
この構成により、例えば、筐体に対して蓋部を閉めている時は、回動が開始して開かれてしまうことが回避できる。
【0024】
本発明の第9の態様における開閉蓋装置では、前記蓋部が前記第1の移動がなされた場合に、前記抑制手段が前記案内手段から解除される。
【0025】
この構成により、例えば、筐体に対して蓋部を閉めている時は、回動が開始して開かれてしまうことが回避できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、携帯情報端末装置の一種である折畳型携帯電話機を例に挙げて、開閉蓋装置の構成を説明する。
【0027】
図1は、本発明が適用される折畳型携帯電話機の閉状態を示す外観図である。図2は、本発明が適用される折畳型携帯電話機の開状態を示す外観図である。図3は、本発明が適用される折畳型携帯電話機を充電台に載置させたときを示す断面図である。図4は、本発明が適用される折畳型携帯電話機の電気的構成を示すブロック図である。
【0028】
図1及び図2に示すように、本実施形態の折畳型携帯電話機は、筐体101を有する。
【0029】
筐体101は、第1筐体部材101aおよび第2筐体部材101bを有して構成されており、これらがヒンジ部102を介して折畳み可能に連結され、ヒンジ部102の動作により開閉(図2の矢印A方向及び反対方向)可能に構成されている。携帯時には、第1筐体部材101aが第2筐体101bと隣接して対向するように閉じられた状態(図1に示す)で用いられる。使用時には、第1筐体部材101aと第2筐体部材101bが開いた状態(図2に示す)で用いられる。
【0030】
図1乃至図3に示すように、第1筐体部材101aには、レシーバ106と、表示部111と、永久磁石112とが収容されている。第2筐体部材101bには、アンテナ103と、バイブレータ部104と、操作部105と、スピーカ107と、送話部(マイクロフォン)108と、カメラ部109と、ホール素子110と、I/Oコネクタ(インターフェース用コネクタ)113と、電池114と、プリント基板115とが収容されている。また、I/Oコネクタ113はプリント基板115の端部に設けられている。
【0031】
I/Oコネクタ113は、無線信号系や、音声又は画像信号系用のデータ通信ケーブルなどの外部接続ケーブルが接続された接点プラグ(以下、I/Oプラグと記し、図5に示す)122と係合係合可能に構成され、他の機器(例えば、パソコンなど)と有線による信号の送受信ができるようになっている。また、I/Oコネクタ113は、第2筐体部材101bのヒンジ部102より遠方の端部近傍に配設されており、第2筐体部材101bに対して開閉可能に設けられた蓋部124に覆われている。この蓋部124を開くとI/Oコネクタ113が露出して、第2筐体部材101bの外部からI/Oプラグ122が着脱可能に装着できるようになっている。
【0032】
レシーバ106は、筐体101を閉じた時に第2筐体部材101bと対面する第1筐体部材101aの主面101cから音声が出力されるように、第1筐体部材101aの内側に取付けられている。本実施形態の携帯電話機を通常の電話として使用する際に、レシーバ106から通信相手の音声が出力される。
【0033】
表示部111は、第1筐体部材101aの主面101cであって、レシーバ106よりヒンジ部102寄りに設けられている。この表示部111は液晶表示器等により構成することが可能であり、文字や記号、数字、画像、地図等を表示するものである。
【0034】
プリント基板115には、送受信部116、データ変換部117、音声処理部118、画像処理部119、情報記録部120および制御部121が搭載されている。
【0035】
バイブレータ部104はプリント基板115に載置され、着信時に起振することにより着信を振動で報知するものである。
【0036】
操作部105は、第1操作部105a、第2操作部105bとを有している。第1操作部105aは、筐体101が閉状態の際に第1筐体部材101aの主面101cと対向する第2筐体部材101bの主面101dに設けられている。第2操作部105bは第2筐体部材101bの主面101dに隣接した左側面101eに設けられている。
【0037】
使用者は、第1操作部105aを操作して、受話や終話の操作、レシーバ106やスピーカ107から出力される音量の調節、文字や記号、数字の入力を行うことができる。第2操作部105bを操作して、カメラ部109を操作したりマナーモードへの切替えができる。
【0038】
カメラ部109は、第2筐体部材101bの主面101dと反対側の裏面101fに、電池114と併設して設けられており、第1操作部105aの後方方向の被写体が撮像可能になっている。
【0039】
カメラ部109が捉えた被写体からの入射光は、レンズ群109aを通過してCCD(電荷結合素子)などの光電変換素子109bにて光信号から電気信号に変換され、画像情報が生成される。
【0040】
この画像情報は、画像処理部119にて処理された後、表示部111に画像を生成する。
【0041】
図4に示すように、送受信部116は、アンテナ103に接続されており、このアンテナ103で受信したデータを処理する。送受信部116で処理されたデータは、制御部121を介してデータ変換部117に伝達される。
【0042】
データ変換部117は、受信データを音声データに変換して音声処理部118に伝達するものである。
【0043】
音声処理部118は、音声データを復号化して音声信号を生成した後、レシーバ106やスピーカ107に伝達するものである。レシーバ106やスピーカ107では、音声処理部118から伝達された音声信号に対応する音声を出力するものである。
【0044】
また、音声処理部118は、マイクロフォン108が受けた音声を符号化して音声データを生成した後、データ変換部117に伝達する。
【0045】
データ変換部117は、伝達された音声データを通信データに変換する。変換された音声データである通信データは、制御部121を介して送受信部116に送出される。送受信部116は、受け取った通信データを処理し、アンテナ103から無線信号の電波として送信する。
【0046】
カメラ部109と表示部111は画像処理部119に接続されており、画像処理部119はカメラ部109や制御部121から送られた画像情報を、表示部111に表示するための画像処理を行う。
【0047】
レシーバ106、スピーカ107およびマイクロフォン108は、音声処理部118に接続されており、音声処理部118はデータ変換部117に接続されている。
【0048】
また、制御部121は、バイブレータ部104、操作部105、ホール素子110、I/Oコネクタ113、送受信部116、データ変換部117、画像処理部119および情報記録部120に接続され、これらの構成要素の制御を行う。また、I/Oコネクタ113にはI/Oプラグ122が差込まれて係合することで、制御部121と接続される。さらに、制御部121は電池114にも接続されている。
【0049】
I/Oコネクタ113の両端側には正・負極用の充電端子113a、113b(図5に図示)が設けられている。家庭用電源に接続された充電台123に第2筐体部材101bを載置すると、これら充電端子113a、113bは充電台123に設けられた一対の充電用ターミナル123aと夫々当接し、電源は充電用ターミナル123a、充電端子113a及び113b、I/Oコネクタ113を経由してプリント基板115に供給される。電池114が満充電でない場合、制御部121の中の充電回路部(図示せず)を介して、電池114に電源を供給する。なお、家庭用電源に接続されたI/Oプラグ122を経由して携帯電話機に電源を供給してもよい。この場合、上記家庭用電源とI/Oプラグ122との間には図示しないACアダプタが設けられ、このACアダプタによって交流電源が直流電源に変換される。
【0050】
カメラ部109により撮影された画像情報は、所定の操作をすると情報記録部120に記録される。
【0051】
情報記録部120は、カメラ部109により撮影された画像情報の他にも、電話番号情報や音声情報、撮像した画像の画像情報以外の画像情報(受信した画像情報等)、作成中または送受信したメール等の文字情報を記録することができる。
【0052】
ホール素子110は、筐体101が閉状態のときには永久磁石112と対向するように、第2筐体部材101bに設けられている。
【0053】
筐体101が閉状態では、永久磁石112がホール素子110に近接するため、ホール素子110が永久磁石112を検出して制御部121に検出信号を与える。
【0054】
また、筐体101が開状態であれば、永久磁石112がホール素子110から離隔される。ホール素子110は永久磁石112を検出できないため、ホール素子110は検出信号を生成しない。
【0055】
即ち、ホール素子110が永久磁石112を検出すると筐体101は閉状態であり、検出できなければ開状態である。制御部121は、ホール素子110の検出信号によって筐体101の開閉状態を認識できる。
【0056】
上述のように構成された本実施形態の折畳型携帯電話機にあっては、開状態では使用者がレシーバ106近傍に耳を当てて使用する。この開状態では、レシーバ106とマイクロフォン108との間隔が最大となるため、筐体101を手に持ちレシーバ106近傍を耳に当てて通話すると口の近傍にマイクロフォン108が近づくので、明瞭な音声が聞くことができ、送話も確実となる。またこの開状態では、手に持ってハンズフリーで通話したり、メールを読んだり或いはメールを作成するために文字入力をする時にも用いられる。閉状態では小さく折り畳まれ、投影面積が最小となるので、携帯性に好適となる。
【0057】
次に、蓋部及びその取付け構造について詳述する。
【0058】
図5は、本発明の実施形態に係る折畳型携帯電話機に用いる蓋部近傍の分解斜視図である。図6は、本発明の実施形態に係る折畳型携帯電話機に用いる蓋部近傍の構成及び動作を示す側断面図並びに、ねじりコイルばねのねじり角度を示す図であり、(a)は係止状態(閉じられた状態)、(b)は係止解除状態、(c)は開放状態(開いた状態)、(d)は係止状態におけるねじり角度、(e)は係止解除状態におけるねじり角度、(f)は開放状態におけるねじり角度を示している。
【0059】
図5乃至図6において、第2筐体部材101bは主面側ケース101gと裏面側ケース101hとを有して構成される。蓋部124の内面側には、ねじりコイルばね125が設けられている。
【0060】
第2筐体部材101bには、第2筐体部材101bの内部と外部を連通するための開口部が設けられている。開口部は、筐体部材において、少なくとも、I/Oコネクタ113が外部接続を行うための面に設けられればよい。この開口部として、本実施形態では図5に示すように、ヒンジ部と反対側であり第2筐体部材の主面101g及び裏面101fに隣接した側面(下側面)101jの一部、及び第2筐体部材の裏面101fの一部に、それぞれ連続する開口部が設けられた場合を例にとって説明する。
【0061】
蓋部124は、第1側面部124aとそれに隣接する第2側面部124bとからなる略L字の形状であり、第1側面部124aには2つの開口穴126を有する。開口穴126は、第2筐体部材101bに対して蓋部124が閉じられている時、前述の充電端子113a、113bが露見されるように設けられている。蓋部124は、筐体101に対して閉じられている状態において、第1側面部124a及び第2側面部124bがそれぞれ第2筐体部材101bに設けられた切欠き部に位置するように取付けられる。
【0062】
また、蓋部124が筐体101に対して閉じられている状態において、第1側面部124aと第2筐体部材101bの下側面101jが、また、第2側面部124bと第2筐体部材101bの裏面101fが同一平面に位置するように位置するように取付けられる。すなわち、蓋部124の第1側面部124aは、第2筐体部材101bの下側面101jの一部を形成し、蓋部124の第2側面部124bは、第2筐体部材101bの裏面101fの一部を形成するように、蓋部124は第2筐体部材101bの二つの側面101f、101jに跨るように形成されている。
【0063】
第1側面部124aの裏面(開いた時に露呈する面)には、円筒部127(図5に点線で図示)、平行溝部128、係止突起部129が設けられる。第1側面部124aの両端には、アーム部130と抑制手段の一例として、突起部131が設けられ、アーム部130の湾曲部分における先端側には、円筒状の回動軸部132が形成されている。円筒部127は、ねじりコイルばね125を保持するものであり、第1側面部124a及び第2側面部124bに対して平行に設けられる。平行溝部128は、第1側面部124aの裏面に、第2側面部124bと平行に形成されている。しかしながら、必ずしも第2側面部124と並行である必要はなく、第2側面部と平行な方向に対して任意の角度、例えば90°を有していてもよい。係止突起部129は、第一側面部124aの裏面において、第二側面部124bと反対側の端部に設けられる。アーム部130は、第1側面部124aの裏面から第1側面部124と垂直方向に形成され、その先端部は、第2側面部124bに向かって湾曲して形成されている。突起部131は、アーム部130より第1側面部124aと平行に第1側面部124aの端部方向に向かって立設している。回動軸部132は、アーム部130の湾曲部分から、第1側面部124a及び第2側面部124bと平行に、第1側面部124aの端部方向に向かって形成されている。
【0064】
ねじりコイルばね125は、コイル部125aと一方の腕部125b、他方の腕部125cを有する。コイル部125aの中空部分には円筒部127が挿通される。腕部125bは平行溝部128の間に収容されて第1側面部124aの裏面を付勢し、腕部125cは裏面側ケース101hに形成されたばね用壁133を付勢するように、ねじりコイルばね125のコイルが巻込む方向に負荷がかけられるように取付けられる。係止突起部129は、第2筐体部材101bに対して蓋部124が閉じられた時に、主面側ケース101gに設けられた係止爪134と係合する。突起部131は、第2筐体部材101bに対して蓋部124が閉じられている時、裏面側ケース101hに設けられた案内手段の一例としての案内溝部135に案内される。回動軸部132は、裏面側ケース101hに形成された回転軸保持部の一例としての摺動溝部136に摺動可能に取付けられる。なお、図5では、平行溝部128が見えるように、局部的に破断図示してある。
【0065】
次に、蓋部の開閉動作について説明する。図6(a)に示すように、第2筐体部材101bに対して蓋部124が閉じられた状態を、蓋部の第1の所定位置とする。この第1の所定位置では、回動軸部132が摺動溝部136上方に位置し、さらに係止突起部129は係止爪134と係合している。図示はしないが突起部131は案内溝部135に案内されている。ねじりコイルばね125はコイルが巻込む方向に負荷をかけられるように取付けられている。従って、ねじりコイルばね125は巻戻す方向にトルクを発生しているため、蓋部124は、回動軸部132の軸心を中心に第2筐体部材101bに対して開かれる方向へトルクが付与される。しかしながら、突起部131は案内溝部135に案内された状態なので、蓋部124の回動が抑制される。
【0066】
この第1の所定位置から、蓋部124を下方向(矢印B方向)に移動させた状態を図6(b)に示し、この動作を第1動作とする。図6(b)に示すように、蓋部124が下方向(第2筐体部材101bの下側面101jに向けて)に押し下げられると、回動軸部132は摺動溝部136に沿って下方向に移動する。この第1動作が完了した状態を蓋部124の第2の所定位置とする。この第1動作時、第1側面部124aは、突起部131が案内溝部135に案内された状態が継続しつつ、係止突起部129が係止爪134を乗り越えることができるように矢印C方向へ撓み、通過すると撓みが無くなって係合が解除される。この乗り越え動作時、蓋部124の移動力に変曲点が付与されることで、使用者はクリック感を得ることができる。係止突起部129の乗り越えが終了(係合が解除される)すると、突起部131が案内溝部135から脱出する。
【0067】
第2の所定位置から、蓋部124が矢印C方向へ回動し、蓋部124が筐体101に対して、I/Oコネクタ113が露呈するように開かれた状態を図6(c)に示す。図6(c)に示された蓋部124の位置を蓋部124の第三の所定位置とする。また、第2の所定位置から第3の所定位置への動作を第2動作とする。第2の所定位置において、使用者が蓋部124に触れていなければ、ねじりコイルばねには巻戻す方向にトルクが作用しているので、蓋部124は回動軸部132の軸心を中心に矢印C方向への回動を開始する。そして、蓋部124の第1側面部124aの一部及び第2側面部124bが、裏面側ケース101hの裏面101fと重なる位置へ動作する。蓋部124の第2側面部124bの稜部124cが第2筐体部材101bの裏面101fと当接して第2動作が終了し、I/Oコネクタ113が矢印D方向側へ露呈するように開放された(開かれた)状態となる。
【0068】
第1から第3の所定位置の間では、蓋部124及び筐体101に対して、ねじりコイルばね125は、コイルが巻戻される方向へ若干のねじり力が作用するように設けられているので、蓋部124の自重による微動が回避されている。
【0069】
第2の所定位置から第3の所定位置に変化する時、ねじりコイルばね125のコイル部125aの中心は回動軸部132軸心から離遠しており(不一致)、さらに、腕部125cはばね用壁133の外形に沿って移動できるように設けているので、蓋部124の開閉角度よりねじりコイルばね125における変化したねじり角度が小さい。
【0070】
ここで、ねじりコイルばねについて詳述する。ねじりコイルばねに発生する曲げ応力は、ねじれ角度とは比例関係、コイル部の巻き数とは反比例の関係にあるため、設計時には許容応力を超えないようなねじれ角度や巻き数に設定しなければならない。回動軸部軸心とコイル部軸心が一致するように設けていれば、蓋部の開閉角度とねじりコイルばねの変化するねじり角度とは等しくなる。このときに発生する曲げ応力は、前述したように不一致になるように設けた場合に比べて大きくなってしまう。発生応力を小さくするために、ねじれ角を小さくするとI/Oコネクタ113を露呈させることができず、コイル部の巻き数を多くするとコイル部が長くなり装置の小型化に不適となるといった課題を有する。
【0071】
図6(d)から(f)に、各々の所定位置におけるねじりコイルばね125の腕部125bと腕部125cが成す角度の例を示す。図6(d)に示すように、第1の所定位置では110°、図6(e)に示すように第2の所定位置では54°、図6(f)に示すように第3の所定位置では73°である。従って、第1から第3の所定位置におけるねじれ角度の変化は、第1の所定位置での角度と第2の所定位置での角度との差分であり、56°となる。これに対し、蓋部124は第2筐体部材101bに対し、70°開かれる。従って、蓋部124の開閉角度よりねじりコイルばね125のねじれ角度の変化が小さいのは明らかである。
【0072】
従って、ねじりコイルばね125のコイル部125a中心を回動軸部132の軸心と不一致にすることで、発生応力の低減ができ、コイル部125aの小型化を図っている。
【0073】
以上、蓋部の動作についてまとめる。開閉可能な蓋部124は、第2筐体部材101bに対して閉じられた第1の所定位置では、ねじりコイルばね124のねじり力が蓋部124及び第2筐体部材101bに対して作用しているが、突起部131が案内溝部136に案内された状態なので開かない(回動しない)ようになっている。次に、蓋部124を開けるために使用者が第2の所定位置へ移動させると、係止突起129が係止爪134を乗り越えることでクリック発生し、クリック後には突起部131が案内溝部135から脱出する。蓋部124から指を離すと、ねじりコイルばね124のねじり力により蓋部124にトルクを付与しているので、蓋部124は回動軸部132の軸心を中心に回動して、裏面側ケース101hと重なる第3の所定位置となり、開く動作が完了する。
【0074】
図5に示すように、摺動溝部136は、二つの壁部によって形成されている。この内の片方の壁部は、第2筐体部材の裏面101f側が蓋部124から見て凹んでいる。即ち、第2筐体部材101bの下側面101jから見て、摺動溝部136と重なる回転軸部132の厚みは、第1の所定位置より、第2及び第3の所定位置にある場合の方が少ない。従って、回動軸部132を保持する摺動溝部136の片方の壁部136bによる保持量は、第1の所定位置より第2及び第3の所定位置の方が小さくなっている。この構成により、第2或いは第3の所定位置において、蓋部124に外力が加わった場合、蓋部124が矢印C方向に抜けやすくなる。
【0075】
第2或いは第3の所定位置において、使用者が誤って落下させてしまった場合、アーム部130の僅かな撓みによって摺動溝部136による保持が解除され、回動軸部132は案内溝部135の下側を通過し、蓋部124は第2筐体部材101bから外れる。すなわち、蓋部124の損壊が回避できるようになっている。外れた蓋部124にはねじりコイルばね125が保持されているので、ねじりコイルばね125の損壊、紛失も回避できる。外れてしまった蓋部124は、回動軸部132を先頭に、矢印Dとは反対方向に押しこむだけで第2筐体部材101bに組み付けることができる。すなわち、専用工場での作業を必要とせず、使用者が簡単に復旧できるので、メンテナンス性を向上させている。
【0076】
蓋部を閉じる場合は、前述の開く動作を逆に行えば良い。
【0077】
次に、上述したI/Oプラグについて、図5を用いて説明する。
【0078】
図5において、I/Oプラグ122は、接続コード137の一端に設けられI/Oコネクタ113に接続される接続本体部138と、この接続コード137の他端に設けられ携帯プリンタ等他の情報機器に接続されるピンプラグ(図示せず)等から構成されている。接続本体部138は略直方体であり、一端面139にはI/Oコネクタ113に装着される接続部140を有し、反対面141には接続コード137が接続されている。2つの両側面142、143には、I/Oコネクタ113と係合するための係合爪144と、押しボタン部145が設けられている。係合爪144は押しボタン部145と連動し、押しボタン部145が押されることにより、突出爪144が接続本体部138の内部へ収容される。このようなI/Oプラグ122は、前述した筐体101に対して蓋部124を開いた状態にし、露出したI/Oコネクタ113に差込むと、突出爪144がI/Oコネクタ113と係合し、I/Oプラグ122を引くだけでは外れないように係合される。
【0079】
I/Oプラグ122がI/Oコネクタ113に差込まれて係合している状態では、図5に示すように、使用者は親指146と人差し指147とで夫々押しボタン部145を押すと、係合が解除される。係合が解除されていれば、I/Oコネクタ113からの分離ができる。すなわち、I/Oプラグ122はI/Oコネクタ113に対して着脱可能になっている。また、このようなI/Oプラグとして、例えば実用新案登録第3076045号に記載の接続コードを用いてもよい。
【0080】
ここで、開かれた蓋部124は、第2筐体部材101bの裏面101f側に移動しているので、上述の押しボタン部145を押す操作を妨げないようになっている。蓋部124が上述した開き方向とは直交する方向に回動するようにすると、開かれた蓋部124は押圧操作をする親指146または人差し指147と触れてしまうため、抜去動作が阻害される。従って、上述したように、抜去動作を行うための操作方向と異なる方向に蓋部124が回動し、蓋部124の一部が第二筐体部材101bの裏面101fと重なるようにしたので、着脱操作が容易に行えるようになっている。
【0081】
次に、上述した充電台について、図3を用いて説明する。
【0082】
図3において、充電台123は、本実施形態の折畳型携帯電話機を収容する収容部148と、収容部148の側面に一対の充電用ターミナル123aが設けられている。充電台123に本実施形態の折畳型携帯電話機を載置すると、充電用ターミナル123aが開口穴126を通り、一対の充電端子113a、113bを付勢する。このように、充電用ターミナル123aと充電端子113a、113bが当接することで電気的に接続される。
【0083】
すなわち、本実施形態で詳述した折畳型携帯電話機は、蓋部124を開放せずに収容部148に収容、載置するだけで、充電ができるようになっている。
【0084】
次に、図1乃至図6とともに図7を参照して、本実施形態の折畳型携帯電話機の動作について説明する。
【0085】
図7は、本発明が適用される折畳型携帯電話機におけるモード別の機能の例を説明するための説明図である。
【0086】
図7において、本実施形態の折畳型携帯電話機に電源が投入された状態では、音声通信モード501が開始され、操作部105を操作することでモード切替を実行し、非音声通信モード502またはカメラモード503で各機能の操作が行えるように構成されている。
【0087】
音声通信モード501では、音声および非音声通信の受信待受動作を開始し、着信動作や発信動作を行うことで通信相手と通話をすることができる。
【0088】
受信待受状態において、筐体101が開状態であれば、表示部111には時刻、電池残容量や電界強度を表すマーク等が表示される。筐体101が閉状態であれば、何も表示されない。
【0089】
音声通信を着信した場合には、筐体101が何れの態様であってもスピーカ107から着信を報知する呼出し音が出力される。また、マナーモードに設定されている時はバイブレータ部104が作動する。そして、表示情報は相手の発信情報(電話番号等)、或いは着信したことを報知する文字(例えば「チャクシン」)等の着信情報に切替わる。尚、筐体101が閉状態の場合は、開状態にすることにより、表示情報が切替わる。
【0090】
音声通信を着信後、開状態において、第1操作部105aを操作すると、受話が開始される。音声通信を終話する時は、第1操作部105aで所定の操作を行うか、あるいは、開状態から閉状態にすると、終話し、再び、受信待受状態となる。
【0091】
非音声通信モード502では、受信待受状態を維持しながら、着信した非音声通信データ(メールなどの文字情報)や、第1操作部105aにより入力した文字情報を表示部111に表示させることができる。更に、送信機能を用いて相手に文字情報や情報記録部120に保存された音声、非音声(画像等)情報を送信することができる。
【0092】
メールなどの非音声情報を着信した時には、表示部111に着信を報知するメッセージが表示される。
【0093】
開状態において、所定の操作によって、例えば、メールを開くなど、着信した文字情報や画像情報などの非音声情報を表示部111に表示することができる。
【0094】
カメラモード503においては、閉状態および開状態でカメラ部109による撮影が行える。
【0095】
撮影した撮像画像は静止画または動画として情報記録部120に記録できる。情報記録部120に記録された動画や静止画像は、筐体101を開状態にし、所定の操作を行って、撮影した撮像画像を表示部111に再生表示させて見ることができる。
【0096】
I/Oコネクタ113にI/Oプラグ122を接続する時は、前述した第1、第2動作によって蓋部124を開くことでI/Oコネクタ113が露出し、装着することができる。押しボタン部145を操作すると、I/Oコネクタ113と分離できる。I/Oプラグ122をI/Oコネクタ113から抜去後は、蓋部124を開く動作の逆の順に動作を行うことで、閉じることができる。
【0097】
折畳型携帯電話機に装着された電池114を充電するときは、蓋部124が閉じられた状態で充電台123に載置することで充電できる。
【0098】
本実施形態では、I/Oコネクタを覆うように開閉可能な蓋として説明したが、本発明はこれに限られたものではない。他の態様としては、例えば、イヤホンが装着されるコネクタや着脱可能な電池を覆う蓋、SDカードなどのメモリカードが装着されるコネクタを覆うような蓋として設けても良い。すなわち、筐体外部から筐体内部へ挿通する部品を通過させるために、筐体に設けた開口部を塞ぐ開閉蓋であれば、その開口部を通過する部品或いは開閉蓋が覆う部品は何であっても構わない。従って、必ずしも上述した折畳型携帯電話機に限らず、棒状やスライド型、回転型携帯電話機、携帯情報端末装置(PDA)や他の電子装置に用いても良い。
【0099】
本実施形態の折畳型携帯電話機によれば、筐体に設けた開口部に開閉可能な開閉蓋を簡単な構成で設けることができる。この開閉蓋は、簡単な動作で閉じた状態や開いた状態にすることができる。しかも、開いた状態が継続維持されるようになっているので、開口部の中に収容された部品に対して、筐体外部から別部品が容易に装着できる。さらに、開いた状態で、開閉蓋に力が加わった場合、筐体から容易に外れるようになっているので、使用者が誤って落下させてしまうなど不測の事態によって外れてしまっても容易に復旧できるので、メンテナンス性を向上させている。仮に開閉蓋を破損させてしまっても、部品購入後、使用者自ら復旧できるので、筐体を専用組立工場への返品の必要がない。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る開閉蓋装置によれば、簡単な動作で筐体に対して容易に開閉ができ、かつ筐体に取付けられた状態で継続的に開状態を維持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される一例としての折畳型携帯電話機の閉状態を示す外観図
【図2】本発明が適用される折畳型携帯電話機の開状態を示す外観図
【図3】本発明が適用される折畳型携帯電話機を充電台に載置させたときを示す断面図
【図4】本発明が適用される折畳型携帯電話機の電気的構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施形態に係る折畳型携帯電話機に用いる蓋部近傍の分解斜視図
【図6】本発明の実施形態に係る折畳型携帯電話機に用いる蓋部近傍の構成及び動作を示す側断面図並びにねじりコイルばねのねじり角度を示す図
(a) 係止状態(閉じられた状態)
(b) 係止解除状態
(c) 開放状態(開いた状態)
(d) 係止状態におけるねじりコイルばねのねじり角度
(e) 係止解除状態におけるねじりコイルばねのねじり角度
(f) 開放状態におけるねじりコイルばねのねじり角度
【図7】本発明が適用される折畳型携帯電話機のモード別の機能を説明するための説明図
【図8】従来の携帯端末の端子カバー周辺の構成を示す部分側面図
(a) 端子カバーが閉じられた状態
(b) 引き出された状態
(c) (b)の状態から端子カバーを屈曲させた状態
【図9】従来の携帯端末の端子カバーの開閉方法を示す部分上面図
(a) 端子カバーが閉じられた状態
(b) 引き出された状態
【符号の説明】
101 筐体
101a 第1筐体部材
101b 第2筐体部材
101c 第1筐体部材の主面
101d 第2筐体部材の主面
101e 第2筐体部材の左側面
101f 第2筐体部材の裏面
101g 主面側ケース
101h 裏面側ケース
101j 第2筐体部材101bの下側面
113 I/Oコネクタ
113a I/Oコネクタの正極用の充電端子
113b I/Oコネクタの負極用の充電端子
122 I/Oプラグ
123 充電台
123a 充電用ターミナル
124 蓋部
124a 第1側面部
124b 第2側面部
125 ねじりコイルばね
125a コイル部
125b ねじりコイルばねの一方の腕部
125c ねじりコイルばねの他方の腕部
126 開口穴
127 円筒部
128 平行溝部
129 係止突起部
130 アーム部
131 突起部
132 回動軸部
133 ばね用壁
134 係止爪
135 案内溝部
136 摺動溝部
137 接続コード
138 接続本体部
139 接続本体部の一側面
140 接続部
141 接続本体部の一側面の反対面
142、143 両端面
144 突出爪
145 押しボタン部
146 親指
147 人差し指
148 収容部

Claims (9)

  1. 開口部が設けられた第1の面及び前記第1の面に隣接する第2の面を有する筐体と、
    前記開口部を覆うと共に開閉動作が可能な蓋部と、
    前記筐体に対して前記蓋部が離れる方向にトルクを付与するねじりコイルばねとを備え、
    前記筐体と前記蓋部とは、前記蓋部が、前記筐体に対して閉じた位置から、前記筐体の第2の面に対して突出した第1の位置に移動する第1の移動と、前記第1の位置から、前記蓋部の一部が前記第2の面の垂直方向から見て前記第2の面と重なる第2の位置に回動する第2の移動とが可能な構造を有しており、
    前記ねじりコイルばねは、前記第2の移動時に、前記蓋部が前記第2の位置へ移動する方向にトルクを付与する位置に配置される開閉蓋装置。
  2. 請求項1記載の開閉蓋装置であって、前記ねじりコイルばねはコイル部及び二つの腕部を有し、一方の腕部が前記蓋部に取付けられ、前記蓋部が、前記第2の移動において、前記第1の面及び前記第2の面に対して平行な方向を軸として回動する開閉蓋装置。
  3. 請求項1または2記載の開閉蓋装置であって、前記開口部は前記第2の面に跨って形成され、前記蓋部は前記第1の面における前記開口部を覆う第1側面と前記第2の面における前記開口部を覆う第2側面部からなる略L字形状の外装部を有し、前記蓋部が第2の位置にあるとき、前記第2側面部の端部は、前記第2の面と当接する開閉蓋装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項記載の開閉蓋装置であって、前記蓋部は回転軸部を有し、前記筐体は前記第1の移動の移動方向と平行な方向に設けられた回転軸保持部を有し、前記回転軸部は前記回転軸保持部に対して摺動可能に取付けられ、前記第2の移動において、前記回転軸部を中心として蓋部が回動する開閉蓋装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項記載の開閉蓋装置であって、前記ねじりコイルばねの前記コイル部の中心は、前記第2の移動の回動軸軸心から離遠した位置で前記蓋部に保持される開閉蓋装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項記載の開閉蓋装置であって、前記蓋部が第2の位置にあるとき、前記第1の面から露出するように筐体内部に設けられた収容部材を更に備え、前記収容部材は、前記蓋部が第2の位置にあるときに、当該収容部材と係合する係合部材とは前記第1の面側から着脱可能であり、前記蓋部は、前記係合部材の両側面より外側に配設した回動軸部を有し、前記第1の移動は前記係合部材が着脱される方向に対して直交方向へ行われ、前記第2の移動は前記回動軸部を回動軸心として行われる開閉蓋装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の開閉蓋装置であって、前記蓋部は、前記筐体に対して閉じられているときに前記第2の移動を抑制する抑制手段を更に備える開閉蓋装置。
  8. 請求項7記載の開閉蓋装置であって、前記筐体は前記抑制手段を案内する案内手段を更に備える開閉蓋装置。
  9. 請求項8記載の開閉蓋装置であって、前記蓋部が前記第1の移動がなされた場合に、前記抑制手段が前記案内手段から解除される開閉蓋装置。
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