JP4181400B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末装置に関し、特に、上下の筐体が回動自在に連結された開閉型の携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、折り畳むタイプの携帯端末(携帯電話など)は広く普及しているが、折り畳むのではなく、上下の筐体を回動させて開閉するタイプの携帯端末も提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
図11は、この開閉タイプの携帯端末の外観形状を、広く普及している棒状の携帯端末と比較する形で示す図である。
【0004】
図11(a)は、棒状の携帯端末の正面図であり、(b)は開閉型の携帯端末の閉じた状態を示し、(c)は上側筐体が90°回動した状態を示し、(d)は上側筐体が180°回動して上下の各筐体が直線状になった状態を示している。
【0005】
図11(b)に示されるように、閉じた状態では、開閉型の携帯端末は、横幅、縦の長さ共に最小となる(横幅“M”,縦の長さ“S”)。そして、(c)のように、上側筐体が90°回動した状態では、縦の長さは変わらないが、横幅がW(=M+N)となって最大となる。そして、(d)に示すように、上側の筐体が180°回動して上下の筐体が直線状になる状態では、横幅は閉状態と同じであり(=M)、一方の、縦の長さは最大(=L)となる。図11では、(d)の状態において、(a)に示される棒状の携帯端末とほぼ同様の外観形状となる。
【0006】
このように、開閉型の携帯端末は、開閉状態に応じて、横幅および縦幅が共に変化するという、従来の携帯端末(棒状の携帯端末や折り畳むタイプの携帯端末)にない外観形状上の特徴をもつ。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−158758号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年、画像撮影用のカメラを搭載した折り畳み型の携帯電話端末が人気を集めている。上述の開閉型の携帯端末についても、高精度の撮像が可能なカメラを搭載することは実用化の上で重要な課題である。
【0009】
しかし、高精度の撮像をしようとすると装置の大型化を招く結果となる。つまり、レンズの枚数を増やして高解像度のレンズを採用すると、レンズ群の総厚が増し、結果的に装置の大型化を招来する。
【0010】
また、開閉型の携帯端末では、上下の各筐体が、例えば、時計回りに回動するため、各筐体がなす角度が異なる、無数の開状態が存在するのであり、どのようにその開状態を検出し、適切な画像表示をするかが問題となる。
【0011】
また、音声のみの通信モードと、カメラによる撮像や撮像した画像の表示を伴うモードとを、開閉型の携帯端末において、いかに両立させるのかという基本的な問題も存在する。
【0012】
本発明は、このような検討結果に基づいてなされたものであり、その目的は、上下の各筐体が回動する開閉型の携帯端末装置において、携帯端末装置の小型化を阻害することなく高画質の画像の撮像を可能とすると共に、撮像や撮像画像の表示といった画像情報の利用のための信号処理を効果的に行えるようにし、かつ、ユーザーが、撮像や撮像画像の表示機能を快適に利用できるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯端末装置は、表面に表示部が設けられた第1筐体と、表面に操作部が設けられた第2筐体と、前記第1筐体に固定され、前記第2筐体に対して回動自在に連結された連結部と、前記連結部に配置され、前記第1筐体の表面前方を撮像する撮像部と、を備え、前記連結部が前記第1筐体と一体化され、かつ、当該連結部の一部が前記第2筐体に収容されて前記第1筐体と前記第2筐体とが連結され、前記第1筐体と第2筐体は前記連結部を回動軸として、前記第1筐体の裏面の一部と前記第2筐体の前記表面の一部との重なりを保ちつつ回動し、前記第1筐体と前記第2筐体とが重なって前記第1筐体の裏面が前記第2筐体の前記表面を覆っている閉状態から、前記第1筐体と第2筐体とが略直角となって前記第2筐体の前記操作部が露出された状態である第1の開状態となり、さらに、前記第1筐体と第2筐体とが略直線状となって第2の開状態に至るよう回動する構成を採る。
【0014】
連結部に撮像部を設けるため、余分なスペースが必要なく、また、連結部の長手方向の空間を有効に利用できるため、高画質を狙って厚いレンズ(光学系)を採用しても装置の大型化の問題は生じない。さらに、撮像部および表示部は、開閉いずれの状態でも使用できるため、画像を常に快適に取り扱うことが可能となる。
【0015】
また、本発明の携帯端末装置の一態様では、前記連結部が、前記第1筐体の回動に伴って同じように回動する構造とした。
【0016】
これにより、第1筐体の回動角と連結部(つまり撮像部)の回動角は常に一致する。すなわち、例えば、撮像部を基準とした上下左右は、第1筐体における上下左右と一致する。よって、撮像部で撮像した画像を表示部に表示する際、第1筐体の回動角はなんら問題とならない。したがって、画像表示処理を行う手段は、撮像画像を回転させて表示する処理を行う必要がなく、例えば、鏡像反転などの左右の逆転等の処理を行うだけでよいため、画像処理に伴う負担が軽減される。このことは、画像処理手段の簡素化につながり、コストの低減やLSIのチップサイズの削減に寄与する。
【0017】
また、本発明の携帯端末装置の他の態様では、前記連結部が前記第1筐体と一体化された構造をもち、かつ、前記連結部が前記第2筐体に差し込まれた形態で前記第1筐体と前記第2筐体とが連結されている。
【0018】
この構成により、例えば、連結部を第1筐体に固定し、そして、連結部を第2筐体に差し込んで嵌合させることで、各筐体を回動自在に連結することができ、製造工程の簡素化が可能である。
【0019】
また、本発明の携帯端末装置の他の態様では、前記第1筐体の裏面にも表示部を設け、前記第1および第2の開状態において、前記第1筐体の表面および裏面に設けられた前記各表示部における画像の表示を可能とする。
【0020】
これにより、開状態では、表裏面に設けられた各表示部における同一画像の同時表示や、いずれか一方の表示部にのみ画像を表示させるなどの処理を行うことができ、携帯端末の使い勝手が向上する。
【0021】
また、本発明の携帯端末装置の他の態様では、前記第2の開状態では、前記撮像部および前記表示部の動作が禁止される。
【0022】
本発明の携帯端末は、開閉いずれの状態でも撮像や画像の表示が可能な構成を有するが、音声だけの通信の場合には撮像等は不要である。そして、本発明が対象とする開閉式の携帯端末の場合、第1および第2筐体の各々が直線状となる第2の開状態において、通常の棒状の携帯端末と同様の形態となって、耳と口を携帯端末に近づけて音声の会話を行うのに最も適した状態となる。この場合に、撮像部が動作していたのでは、顔の一部(あごの部分など)が撮像されてしまい不都合が生じる。よって、第2の開状態では、撮像や画像の表示を禁止し、不都合や無駄な動作が生じないようにしたものである。
【0023】
また、本発明の携帯端末装置の他の態様では、第2の開状態で音声のみの通信を行う場合のユーザーの便宜を考慮して、さらに、前記第1筐体の表面の、前記第2の開状態において頂上付近に位置する部分に受話部を設け、また、前記第2筐体の前記表面の、前記第2の開状態において前記受話部に人が耳を近づけたときにその人の口元に近くなる部分にマイクを設ける。
【0024】
これにより、受話と送話を無理なく、快適に行うことができる。
【0025】
また、本発明の携帯端末装置の他の態様では、さらに、前記第2筐体の表面の最下部付近に着信音ならびに音声を出力するスピーカを設けると共に、前記第1の開状態では、前記受話部の動作を禁止し、かつ、前記スピーカから着信音の他に音声も出力させ、前記第2の開状態では、前記受話部を動作させて音声を出力させ、かつ、前記スピーカからは着信音のみを出力させる。
【0026】
第1の開状態(第1筐体と第2筐体とが略直角になる状態)では、ユーザーの顔は、第1の筐体の表示部の前方に位置し、ユーザーは目線を表示部に合わせて、画像をみながらTV電話を利用したり、あるいは、スピーカを用いたハンズフリーモードでの音声通信を行うことになるため、音声も含めてスピーカから出力させることにする。一方、第2の開状態(第1筐体と第2筐体とが直線状になる状態)では、耳と口を近づけて音声のみの通信を行うため、受話部から音声を出力させることにする。これにより、2種類の開状態(ユーザの顔の前方に携帯端末をもってきて使用する第1の開状態と、耳と口を近づけて音声通信を行う第2の開状態)のそれぞれに適した通信モードを実現することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0028】
なお、以下の説明では、TV電話が可能な開閉式の携帯電話機として説明するが、携帯電話機に限らず開閉タイプのものであれば、カメラやビデオカメラ、携帯情報端末装置(PDA)など他の携帯機器においても、本発明は同様に適用することができる。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の閉じた状態を示す正面図であり、図2は、携帯端末装置の第1の開状態を示す正面図であり、図3は、本携帯端末装置の第2の開状態を示す正面図である。また、図4は、第2の開状態(図3の状態)における携帯端末装置の横断面図であり、図5は、携帯端末装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0030】
図1〜図5に示すように、本実施形態の開閉式の携帯端末装置は、筐体101と、回動軸部102と、アンテナ103と、バイブレータ部104と、操作部105と、受話部(レシーバ)106と、スピーカ107と、送話部(マイクロフォン)108と、カメラ部109と、第1ホール素子110と、第2ホール素子111と、表示部112と、永久磁石113と、プリント基板114とを備えて構成されている。
【0031】
なお、プリント基板114は、図5に示す送受信部115、データ変換部116、音声処理部117、画像処理部118、情報記録部119および制御部120を有している。
【0032】
以下、本実施形態の通信端末が有する各構成要素について説明する。
【0033】
まず、筐体101について説明する。
【0034】
筐体101は、第1の筐体部材101aおよび第2の筐体部材101bから構成されている。
【0035】
第2の筐体部材101bには第1の筐体部材101aを回動可能に支持する回動軸部102が形成され、第1と第2の筐体部材101a、101bが重畳した状態から第1の筐体部材101aが回動軸部102の軸心を中心にS方向へ(或いは第2の筐体部材101bがS方向とは反対方向へ)略180度回動可能になっている。
【0036】
以下の説明では、図1に示すように、第2の筐体部材101bに対して第1の筐体部材101aが完全に重畳している状態を「閉状態」といい、第1の筐体部材101aが重畳した状態を、図4では2点鎖線で示している。
【0037】
また、閉状態から、第2の筐体部材101bに対して第1の筐体部材101aがS方向に回動した状態を「開状態」という。ここで、図2に示すように、第1の筐体部材101aと第2の筐体部材101bとの角度が略90度の状態を「第1の開状態」といい、また、図3に示すように、第1の筐体部材101aと第2の筐体部材101bとの角度が略180度の状態(或いは直線状に開かれた状態)を「第2の開状態」という。
【0038】
通常、携帯端末装置の携帯時は閉状態、使用時は開状態で用いられる。
【0039】
また、本実施形態では、閉状態のときに第1の筐体部材101aと当接する第2の筐体部材101bの表面に突起121が形成されている。
【0040】
このため、閉状態のときに、第1の筐体部材101aと第2の筐体部材101bとの間にはクリアランス121aが形成される。
【0041】
図5に示すように、送受信部115は、アンテナ103に接続されており、このアンテナ103で受信したデータを処理してデータ変換部116に伝達するものである。
【0042】
データ変換部116は、受信データを音声データに変換して音声処理部117に伝達するものである。
【0043】
音声処理部117は、音声データを復号化して音声信号を生成した後、レシーバ106やスピーカ107に伝達するものである。レシーバ106やスピーカ107では、音声処理部117から伝達された音声信号に対応する音声を出力するものである。
【0044】
また、音声処理部117は、マイクロフォン108が受けた音声を符号化して音声データを生成した後、データ変換部116に伝達する。
【0045】
データ変換部116は、伝達された音声データを通信データに変換した後、送受信部115に送出する。送受信部115は、受け取った通信データを処理し、アンテナ103から無線信号の電波として送信する。
【0046】
また、図5に示すように、カメラ部109、表示部112は、画像処理部118に接続されている。
【0047】
また、レシーバ106、スピーカ107およびマイクロフォン108は音声処理部117に接続されており、音声処理部117はデータ変換部116に接続されている。
【0048】
また、制御部120は、バイブレータ部104、操作部105、第1ホール素子110、第2ホール素子111、送受信部115、データ変換部116および情報記録部119に接続され、これらの構成要素の制御を行う。
【0049】
また、制御部120は電池122に接続され、電池122から電力が供給される。
【0050】
第1の筐体部材101aには、レシーバ106と、カメラ部109と、表示部112と、永久磁石113とが収容されている。第2の筐体部材101bには、アンテナ103と、バイブレータ部104と、操作部105と、スピーカ107と、送話部(マイクロフォン)108と、第1ホール素子110と、第2ホール素子111と、プリント基板114とが収容されている。
【0051】
アンテナ103は、第2の筐体部材101bの回動軸部102近傍の音声出力側とは反対側に配設されている。
【0052】
バイブレータ部104は、着信時に起振することにより着信を振動で報知するものである。
【0053】
また、操作部105は、第1操作部105a、第2操作部105b、第3操作部105cを有している。第1操作部105aは、閉状態の際に第1の筐体部材101aと対向する第2の筐体部材101bの対向側面101c(第2の筐体部材の主面)に設けられ、第2操作部105bは第1の筐体部材101aの正面101d(第2の筐体部材と対向する対向面の背面)に設けられ、第3操作部105cは第1の筐体部材の右側面101e(第1の筐体部材の右側面)に設けられている。
【0054】
使用者は、第1操作部105aを操作して、受話や終話の操作、レシーバ106やスピーカ107から出力される音量の調節、文字や記号、数字の入力を行うことができる。第2操作部105bを操作して方向キーとして用いる。
【0055】
方向キーとは、文字を入力する時に表示されるカーソルを任意の方向に移動させる。例えば、GPS機能を用いて表示部112に地図を表示させ、表示される地図を任意の方向に移動させる時に、移動方向を指示するものである。
【0056】
例えば、図2において、第1の表示部112aにカーソル112cが表示されている時、第2の操作部105bの操作ボタン105dを押圧操作するとカーソル112cは矢印A方向に移動し、また、操作ボタン105eを押圧操作するとカーソル112cは矢印B方向に移動するなど、カメラ部109を中心(図2の状態)にして右側の操作ボタン105dを押圧操作するとカーソル112cも同方向(右側)へ、第2の操作ボタン105eを押圧操作するとカーソル112cも同方向(第2)へ移動するようになっている。
【0057】
この機能は、文字を編集したり、ダウンロードしたゲームで遊戯するときなどに活用される。第3操作部105cを操作して、カメラ部109を操作(静止画の撮影、動画の撮影開始及び終了)することができる。
【0058】
スピーカ107は第1操作部105aの下方に配設され第2の筐体部材101bの主面101cから音声が出力される。
【0059】
このスピーカ107は、着信時に着信音を出力することによって、使用者に着信を報知したり、ハンズフリー時やTV電話時などに、レシーバ106よりも音量の大きい音声を出力するものである。本実施の形態では、1KHzにおいて約20dB(A)の音圧レベル差を有する部品を選択している。
【0060】
カメラ部109は第2操作部105bの内側で第1の筐体部材101aの回動中心近傍に設けられており、表示部112の前方方向の被写体を撮像可能になっている。
【0061】
カメラ部109が捉えた被写体からの入射光は、レンズ群109aを通過してCCD(電荷結合素子)などの光電変換素子109bにて光信号から電気信号に変換され、画像情報が生成される。
【0062】
この画像情報は、画像処理部118にて処理された後、第1や第2表示部112a、112bで表示される。
【0063】
また、カメラ部109は、複数枚のレンズを使用することにより、収差が少ない良好な画像が得られるようになっている。
【0064】
被写体を光電変換素子に結像させる縮小レンズ系は、単レンズに比べ複数枚の凹凸レンズをくみ合わせることにより歪曲収差(distortion)やコマ収差(coma)、非点収差(astigmatism)など、いろいろな収差を小さくできる。
【0065】
また開口径が大きい(Fナンバーが小さい)ほど、或いは焦点距離fが小さいほど、レンズが作る像を明るくすることができる。
【0066】
反面、レンズ系全体の厚みが増し、カメラ部109の長厚化を招く。そこで、本実施形態のように筐体101が開閉何れの態様であっても第1と第2の筐体部材101a、101bが重畳する回動軸部102にカメラ部109を設けることにより、各々の筐体部材101a、101bの厚型化を回避しながら高画質が得られるカメラ部109を配置している。
【0067】
なお、図4において、カメラ部109は3枚のレンズからなる光学系として図示してある。設計においては、結像される画素の大きさ、収差の除去程度などによって条件が決定され、何枚かの正負レンズの組合せで光学系を決定するものであり、ここではカメラ部の概念図として示してある。特に、像面湾曲(curvature of field)を除去するには低屈折率の負レンズを用いたほうが良く、そのためにはレンズの複数枚化が必須である。
【0068】
なお、回動軸部102以外にカメラ部109を収容しようとした場合、収容される何れか一方の筐体部材が厚くなるため、持ち運ぶ時に好適となる閉状態でも厚くなるため、携帯性に不適となる。
【0069】
カメラ部109が撮影した画像情報は、所定の操作をすると情報記録部119に記録される。
【0070】
情報記録部119は、他にも、電話番号情報や音声情報、撮像した画像の画像情報以外の画像情報(受信した画像情報等)、作成中または送受信したメール等の文字情報を記録することができる。
【0071】
表示部112は、第1の表示部112aと第2表示部112bとからなり、液晶表示器等により構成することが可能であり、文字や記号、数字、画像、地図等を表示するものである。第1の表示部112aは第1の筐体部材101aの正面101dであってカメラ部109に隣接して設けられている。
【0072】
カメラ部109が撮影する矢印C方向が第1の表示部112aの矢印D方向に向けて表示される。
【0073】
第2の表示部112bは第1表示部112aの背面に設けられている。第1の操作部105aを操作するとカメラ部109が撮像した撮影画像がこの第2の表示部112bに表示される。
【0074】
使用者が前方の人を撮影したい時にはカメラ部109を前方の人に向けるとよく、この場合、第1の表示部112aには撮影画像が生成されず第2の表示部112bにのみ表示されるようになっている。使用者は第2の表示部112bに表示される画像を確認しながら撮影できるようになっている。
【0075】
レシーバ106は第1の筐体部材101aの正面101dであって表示部112に隣接して設けられており、本実施形態の携帯端末装置を通常の携帯電話として使用する際に音声を出力するものである。
【0076】
レシーバ106から出力される音声は、スピーカ107とともに表示部112の前方に向けて出力される向きに設けられている。使用者は、音声通信を受話した時には筐体101を第2の開状態とし、所定の受話操作後、レシーバ106に耳を当てて音声を聞き取る。
【0077】
また、TV電話をする場合及びハンズフリーによる通話をする時は、第1の開状態として使用され、通信相手の音声はレシーバ106からは出力されず、スピーカ107から出力される。マイクロフォン108は、第2の筐体部材の主面101cの回動軸部102近傍に設けられている。
【0078】
永久磁石113は、第1の筐体部材101aのカメラ部109近傍に設けられている。
【0079】
第1ホール素子110は、筐体101が閉状態のとき永久磁石113と対向するように、第2の筐体部材101bに設けられている。
【0080】
第2ホール素子111は、筐体101が第2の開状態のとき永久磁石113と対向するように、第2の筐体部材101bに設けられている。
【0081】
筐体101が閉状態では、永久磁石113が第1ホール素子110に近接するため、第1ホール素子110が永久磁石113を検出して制御部120に検出信号を与える。
【0082】
また、筐体101が閉状態でなければ、すなわち、開状態であれば永久磁石113が第1ホール素子110から離隔される。第1ホール素子110は永久磁石113を検出できないため、第1ホール素子110は検出信号を生成しない。
【0083】
筐体101が第2の開状態では、永久磁石113が第2ホール素子111に近接する。第2ホール素子111が永久磁石113を検出して制御部120に検出信号を送出する。
【0084】
即ち、第1ホール素子110が永久磁石113を検出すると筐体101は閉状態であり、検出できなければ開状態である。
【0085】
筐体101が開状態であるとき、さらに、第2ホール素子111が永久磁石113を検出すると第2の開状態であり、第2ホール素子111が永久磁石113を検出しなければ第1の開状態である。
【0086】
したがって、制御部120は、第1、第2ホール素子110、111からの検出信号を受けるか否かによって、第1の筐体部材101aおよび第2の筐体部材101bの開閉状態を認識することができる。
【0087】
上述のように構成された本実施形態の携帯端末装置にあっては、第2の開状態では使用者がレシーバ106に耳を当てて使用する。
【0088】
第1の開状態では手に持ってTV電話やハンズフリーで通話したり、メールを読んだり或いはメールを作成するために文字入力をする時に用いられる。従って、閉状態では、筐体101の投影面積が最小となり携帯性に好適となる。
【0089】
第1の開状態では、第1の表示部112aが横長方向になるためVGAサイズの画像の表示に好適となる。このため、同じ大きさの表示部112aを縦長方向にした場合よりも、大きな画像で表示することができる。
【0090】
第2の開状態では、レシーバ106とマイクロフォン108との間隔が最大となるため、筐体101を手に持ちレシーバ106近傍を頭部に当てて通話すると口の近傍にマイクロフォン108が近づくので、明瞭な音声が聞くことができ、送話も確実となる。
【0091】
次に、図1〜図7を参照して、本実施形態の携帯端末装置の動作について説明する。
【0092】
図6は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置のモード別の機能を説明するための説明図であり、図7は、携帯端末装置の機能と各筐体の状態との対応関係を示す図である。
【0093】
図1〜図6において、本実施の形態の携帯端末装置に電源が投入された状態では、音声通信モードが開始され、操作部105を操作することでモード切替を実行し、非音声通信モードまたはカメラモードで各機能の操作が行えるように構成されている。
【0094】
音声通信モードでは、音声および非音声通信の受信待受動作を開始し、着信動作や発信動作を行うことで通信相手と通話をすることができる。
【0095】
受信待受状態において、筐体101が閉状態では第1の表示部112aに時刻等が表示され、着信した場合には時刻等の表示が消えて相手の発信番号が表示される。
【0096】
相手の発信番号が名前と共に予め電話帳に登録されているならば、相手の名前が表示される。音声のみの通信を着信した時は、第1の筐体部材101aをS方向に回動すると受話し、第1の開状態ではスピーカ107から音声が出力されてハンズフリーで行うことができる。
【0097】
第2の開状態ではレシーバ106から音声が出力される。
【0098】
音声とともに動画像をともなう、所謂TV電話を着信した時は、第1の開状態にすると、第1の表示部112aに通信相手から送信された画像(例えば相手の顔画像)が表示されるとともに、スピーカ107から音声が出力される。終話したい時は、筐体101が開状態において第1の操作部を所定の操作を行うか、あるいは、第1又は第2の開状態から閉状態にすると、終話する。
【0099】
非音声通信モードでは、受信待受状態を維持しながら、操作部105より入力した文字情報を第1の表示部112aに表示させ、かつ、送信機能を用いて相手に文字情報や情報記録部121に保存された音声、非音声(画像等)情報を送信することができる。
【0100】
メールなどの非音声情報を着信した時には、筐体101が開閉何れの状態であっても第1の表示部112aに着信を報知するメッセージが表示される。
【0101】
開状態において、使用者による所定の操作によって、着信した文字情報や画像情報を第1の表示部112aに表示することができる。
【0102】
また、音声または非音声通信を行うときには、送信相手を確定するために電話帳機能を利用することができる。すなわち、筐体101を開状態にし、第1の操作部105aを操作し電話帳機能を用いて相手名を第1の表示部112aに表示させ、選択して確定することができる。
【0103】
カメラモードにおいては、カメラ部109による撮影は閉状態および第1の開状態で行える。
【0104】
閉状態及び第1の開状態において、カメラ部109によって撮影すると、第1の表示部112aに鏡像が表示される。また、撮影した撮像画像は静止画または動画として情報記録部119に記録できる。
【0105】
情報記録部119に記録された動画や静止画像を再生するときには、所定の操作を行って、撮影した撮像画像を第1の表示部112aに表示させ、目視することができる。
【0106】
この撮影した撮像画像は、電話番号情報に関連付けて電話帳に記憶することができる。画像情報と関連付けられた電話番号から着信があった場合、第1の表示部112aに撮像画像の反転鏡像が表示される。即ち、撮影時には鏡像が表示されていても、録画された画像を読み出したときには反転鏡像が表示される。また、カメラ部109が撮像した撮像画像を通信相手に送信もできる。
【0107】
以上、筐体101の態様とレシーバ106やスピーカ107、カメラ部109の動作についての関係を、図7にまとめる。
【0108】
本実施の形態では、第1の筐体部材101aにカメラ部109と第1の表示部112aとを設けた構成である。従って、筐体101が開閉何れの状態であっても第1の表示部112aの片短辺側にカメラ部109が配置された態様が変化しないようになっている。
【0109】
従って、カメラ部109が撮像した画像を表示部112に生成する場合、筐体の開閉状態に関わらず表示される画像の向きを変えなくとも良い。
【0110】
さらに、図を用いて詳述する。図8は、携帯端末装置が閉じた状態において表示部に表示される表示画面の例を示す図である。
【0111】
図8(a)は、受信待受状態を示し、筐体101が開閉何れの状態であっても電界強度や電残容量を示すマーク、日付、時刻等が表示される。その他に、メールが着信していることを示すマークや留守電の有無を示すマークなどを表示しても良い。
【0112】
図8(b)は、被写体を撮像した時に第1の表示部112aに生成される画像を示し、被写体の鏡像が表示される。
【0113】
図8(c)は、図8(b)で撮像した画像を電話帳に登録したときの表示画面を表し、電話番号や相手の名前とともに相手の顔画像が表示される。なお、電話帳には撮影時の反鏡像が表示される。
【0114】
すなわち、撮影時には、表示画面には鏡像が表示され、情報記録部119に記録された撮影画像が呼出された時には反鏡像が表示される。この表示画面は、着信時に、発信相手が電話帳に登録されている時に表示され、発信相手の電話番号が電話帳に登録されていなければ、例えば「チャクシン」と表示するなど、着信したことを報知するメッセージを表示する。
【0115】
従って、例えば、矢印A方向を上にして被写体を撮像した場合、第1の表示部112aのD方向と被写体のC方向(頭第1)とは、筐体の態様が開閉何れの状態であってもこの向きが普遍であるので、第1の表示部112aに表示される画像の向きを変えなくとも良いので、制御方法が簡素化できる。
【0116】
また、いずれのモードにおいても、着信した場合は当該着信を報知するため、スピーカ107から着信音が出力される。
【0117】
このとき、筐体101が閉状態であっても、スピーカ107から出力される着信音はクリアランス121aを介して筐体101外に導かれるため、使用者にとっては着信音が明瞭に聞こえる。
【0118】
また、筐体101が開状態では、スピーカ107の前方が開放されているため、使用者が着信音を聞き取りづらくなることはない。
【0119】
特に、TV電話をする場合、第1の表示部112aを見る使用者に向かって音声が出力されるので、良好なTV電話ができる。マナーモードに設定されている場合は、着信音は出力されずバイブレータ部104だけが作動し、所定時間だけ筐体101を振動させるように構成している。
【0120】
なお、本実施の形態では、筐体101が閉状態のときに、第1の筐体部材101aと第2の筐体部材101bとの間にクリアランス121aを形成するための突起121を第2の筐体部材101bの主面101cに形成したが、これと同機能の突起を第1の筐体部材101aに設けるなど、他の部位に設けても良い。すなわち、筐体101が閉状態であっても、スピーカ107から出力される音声を筐体101外に導くことができるようにするためには、スピーカ107を配設した筐体部材と対向する筐体部材との間にクリアランス121aを形成すればよい。
【0121】
次に、使用例について説明する。
【0122】
音声のみの通話をするときは、第2の開状態にして使用者は第2の筐体部材101bを手に持ち、第1の筐体部材101aのレシーバ106を耳に当てて通話する。TV電話時やハンズフリー時には、図2に示すように第1の開状態にして、第1の筐体部材101aを頭部から離し、手に持ちながら使用する。
【0123】
TV電話時にはカメラ部109が動作して使用者自身を撮影する。使用者の前方を撮影する時には、カメラ部109を前方に向け、第2の表示部112bに表示される画像を見ながら撮影し、閉じた状態で第3操作部が上方に向くように横向きに持って使用する。
【0124】
なお、本実施の形態では、使用者の前方を撮影している時に被写体の撮影画像を生成する第2の表示部を第1の表示部の背面に設けたが、必ずしもこの限りではない。
【0125】
例えば、閉状態でも撮影画像を見ながら撮影できるように、第2の筐体部材の主面101cとは反対側の反対面に設けるなど、第2の表示部112bの後方を撮影する向きにカメラ部が設けてあればよい。また、カメラ部109の撮影方向を第2の筐体部材の主面101cとは反対側が撮影できるように、カメラ部109は実施の形態で述べた向きとは反対向きにするなど、使用者の要望に合わせた配置にしてもよい。
【0126】
以上説明した本発明の携帯端末装置(の各実施態様における)主要な特徴点をまとめると、図9のようになる。
【0127】
上述のとおり、本発明は、上下の筐体が相対的に回動して開閉する開閉型の携帯端末の外観形状上の特徴(図11)を考慮し、高画質の撮像機能および撮像画像の表示機能を開閉型の携帯端末にうまく搭載する、ならびに搭載した各機能をユーザーが快適に利用できるようにする、という観点にたって、撮像部の設置、撮像部と表示部の相対的な配置、筐体の開閉状態に対応した適切な動作モードの設定について工夫した点に特徴がある。
【0128】
図9において、左側の欄には閉状態における特徴点等を記載してあり、中央の欄には第1の開状態における特徴点等を記載してあり、右側の欄には第2の開状態における特徴点等を記載してある。
【0129】
▲1▼まず、第1の特徴は、中空の連結部(長手方向に十分な余裕がある)に撮像部109を埋め込む構成とすることで、厚いレンズ(光学系)も無理なく使用することができることである。これにより、高画質の撮影が可能である。
【0130】
▲2▼次に、この撮像部109と表示部112とが、常に、上側の筐体の表面に露出していて、開状態、閉状態に関係なく、撮像および撮像された画像の表示を行うことができる点である。上側筐体の裏面にも表示部を設ければ、図9に示されるX,Yの各ユーザーが両サイドから同時に同じ画像を見ることができる。また、下側筐体の表面にも撮像部(の光学系)を露出させて、ユーザーXの側を撮像可能とすることもできる。
【0131】
▲3▼また、図9に示されるように、本発明では、表示部112を横長の状態で使用するのを基本としており、ワイドレンジの表示をなすことが可能である。
▲4▼また、本発明の一例では、図4に明示されるように、上側筐体に固定された連結部400を下側筐体に嵌合させているため、連結部400(つまり、その中に内蔵されているカメラ)と表示部112とが、共に同じ角度で回動する。このことは、カメラおよび表示部のそれぞれについての上下方向が常に一致することを意味する。これにより、画像表示処理の負担が軽減される。
【0132】
この点は重要であるため、図10を用いて具体的に説明する。
【0133】
図10は、本発明の携帯端末装置の、撮像画像の処理に関連する部分の具体的構成例を示す図である。図10の具体的な構成は、図5に示される携帯端末装置の主要な電気的構成に対応している。
【0134】
画像処理装部118は、第1および第2のホール素子110,111の検出信号をデジタル信号に変換するA/D変換機200と、画像メモリ303のリードおよびライトにおけるアドレスを制御するアドレス制御回路201と、を具備する。
【0135】
また、カメラ部109は、カメラ300(固体撮像素子109bに対応する)と、出力アンプ301とを具備する。
【0136】
また、制御部120は、カメラ部109から出力される撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器302と、画像メモリ303と、アドレス回路304とを具備する。アドレス回路304は、アドレス制御回路201によって制御される。
【0137】
上下の筐体が回動する開閉型の携帯端末では、カメラ300(109b)によって画像が撮像されるときの上側筐体の回動角が必ずしも確定しているわけではない。したがって、カメラ部109と、第1の表示部112a(上側筐体の表面に設けられている表示部)および第2の表示部112b(上側筐体の裏面に設けられている表示部)における上下方向が一致しないと、画像を表示する際に、そのときの回動角に対応した画像の回転補正が必要となる。この場合は、回動角の正確な検出のための機構が必要となり装置の複雑化を招き、また、画像を表示するために画像メモリ303から画像データを読み出す際のアドレス制御が複雑になって、このことがコスト高の要因となり、あるいはLSIのサイズの増加を招くおそれがある。
【0138】
しかし、カメラ部109と表示部112a(112b)が共に、同様に回動する構成であれば、上下方向は常に一致しているため、基本的には、撮像した画像をそのまま表示すればよく、必要に応じて、左右を逆転させて鏡像表示をなせばよい。したがって、画像処理が簡単化される。
【0139】
図10の下側には、カメラ部109で人物Zの顔(正面向き)を撮像し、第1の表示部112aに鏡像を表示し、第2の表示部112bに鏡像ではない通常の画像を表示する場合を示している。なお、図10では、閉状態において、表示画面を縦長の状態で用いる例を示している。以上、第4の特徴点について、説明した。
【0140】
▲5▼また、本発明の携帯端末装置の第5の特徴点としては、上側筐体の裏面にも表示部を設ければ、図9に示されるX,Yの各ユーザーが両サイドから同時に同じ画像を見ることをあげることができる。また、下側筐体の表面にも撮像部(の光学系)を露出させて、ユーザーXの側を撮像可能とすることもできる。
【0141】
▲6▼さらに、本発明の一態様では、ユーザーの快適な使用を考慮して、第2の開状態を音声通信のみを行うモードとして、撮像と撮像画像の表示を禁止し、一方、閉状態および第1の開状態を、撮像と撮像画像の表示が許可されるモードとした。
【0142】
すなわち、図9の右上に図示されるように、筐体が第2の開状態となっているときは、ユーザーが耳と口を近づけて通常の会話を行うのに適しており、カメラ部の動作は不要となる場合が多いため、第2の開状態では、撮像と撮像画像の表示を行わないようにした。
【0143】
この観点から、受話部(レシーバ)106とマイクロフォン108を用いて快適に会話ができるように配慮している。つまり、受話部106から通話相手の音声が出力され、また、ユーザーの音声を拾い易い位置にマイクロフォン108を設け、スピーカ107からは着信音のみを出力するようにしている。
【0144】
一方、第1の開状態では、図9の中央の上側に示されるように、ユーザーの顔が、携帯端末の前(後)にきて、ユーザーの目線が表示部に対応するのが普通である。この状態では、ユーザーの顔が、携帯端末の前の離れた位置にあることから、通話相手の音声を、スピーカから前方に向けて(ややボリュームを上げた形態で)出力するのが好ましい。よって、スピーカ107から音声を出力するようにし、受話部(レシーバ)106はオフする構成とした。
【0145】
また、閉状態においても、撮像と撮像画像が表示が可能であるため、第1の開状態と同様に、スピーカ107から音声を出力するようにし、受話部(レシーバ)106はオフする構成とした。
【0146】
このように、音声のみの通信にも配慮して動作モードを設定することで、開閉型の携帯端末装置において、撮像および撮像画像の表示機能を無理なく、快適に利用することができる。一方、快適な音声通信も可能となる。
【0147】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上下の各筐体が回動する開閉型の携帯端末装置において、携帯端末装置の小型化を阻害することなく高画質の画像の撮像を可能とすると共に、撮像や撮像画像の表示といった画像情報の利用のための信号処理を効果的に行えるようにし、かつ、ユーザーが、撮像や撮像画像の表示機能を快適に利用できるようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯端末装置の一例の閉じた状態における外観形態を示す正面図
【図2】本発明の携帯端末装置の一例の第1の開状態における外観形態を示す正面図
【図3】本発明の携帯端末装置の一例の第2の開状態における外観形態を示す正面図
【図4】図3の状態における携帯端末装置の横断面図
【図5】本発明の携帯端末装置の一例における電気的構成を示すブロック図
【図6】本発明の携帯端末装置の一例におけるモード別の機能を説明するための図
【図7】本発明の携帯端末装置の一例における、レシーバ、スピーカおよびカメラ部と筐体の開閉状態との対応関係を示す図
【図8】(a)本発明の携帯端末装置の一例における、閉状態における表示画面の一例を示す図
(b)本発明の携帯端末装置の一例における、閉状態における表示画面の他の例を示す図
(c)本発明の携帯端末装置の一例における、閉状態における表示画面の他の例を示す図
【図9】本発明の携帯端末装置の各実施態様における主要な特徴点を説明するための図
【図10】発明の携帯端末装置における、撮像画像の処理に関連する部分の具体的構成例を示す図
【図11】(a)比較例としての棒状の携帯端末の外観を示す図
(b)開閉型の携帯端末の閉状態における外観を示す図
(c)開閉型の携帯端末の、上側筐体が90°回動した状態における外観を示す図
(d)開閉型の携帯端末の、上側筐体が180°回動した状態における外観を示す図
【符号の説明】
101 筐体
101a 第1筐体部材
101b 第2筐体部材
101c 第2の筐体部材の表面
101d 第1の筐体部材の正面
101e 第1の筐体部材の右側面
102 回動軸部
103 アンテナ
104 バイブレータ部
105 操作部
105a 第1の操作部
105b 第2の操作部
105c 第3の操作部
105d、105e、105f、105g 操作ボタン
106 レシーバ
107 スピーカ
108 マイクロフォン
109 カメラ部
110 第1ホール素子
111 第2ホール素子
112 表示部
112a 第1の表示部
112b 第2表示部
112c カーソル
113 永久磁石
114 プリント基板
115 送受信部
116 データ変換部
117 音声処理部
118 画像処理部
119 情報記録部
120 制御部
121 突起
121a クリアランス
122 電池

Claims (5)

  1. 表面に表示部が設けられた第1筐体と、
    表面に操作部が設けられた第2筐体と、
    前記第1筐体に固定され、前記第2筐体に対して回動自在に連結された連結部と、
    前記連結部に配置され、前記第1筐体の表面前方を撮像する撮像部と、
    を備え、
    前記連結部が前記第1筐体と一体化され、かつ、当該連結部の一部が前記第2筐体に収容されて前記第1筐体と前記第2筐体とが連結され、
    前記第1筐体と第2筐体は前記連結部を回動軸として、前記第1筐体の裏面の一部と前記第2筐体の前記表面の一部との重なりを保ちつつ回動し、
    前記第1筐体と前記第2筐体とが重なって前記第1筐体の裏面が前記第2筐体の前記表面を覆っている閉状態から、前記第1筐体と第2筐体とが略直角となって前記第2筐体の前記操作部が露出された状態である第1の開状態となり、さらに、前記第1筐体と第2筐体とが略直線状となって第2の開状態に至るよう回動する
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1筐体の裏面にも表示部を設け、前記第1および第2の開状態において、前記第1筐体の表面および裏面に設けられた前記各表示部における画像の表示を可能とした
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1または請求項のいずれかにおいて、
    前記第1の開状態では、前記撮像部の動作と撮像した画像の表示を許可するとともに、
    前記第2の開状態では、前記撮像部の動作と撮像した画像の表示を禁止する設定が可能である
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項において、
    さらに、前記第1筐体の表面の、前記第2の開状態において頂上付近に位置する部分に受話部を設け、また、前記第2筐体の前記表面の、前記第2の開状態において前記受話部に人が耳を近づけたときにその人の口元に近くなる部分にマイクを設けた
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 請求項において、
    さらに、前記第2筐体の表面の最下部付近に着信音ならびに音声を出力するスピーカを設けると共に、
    前記第1の開状態では、前記受話部の動作を禁止し、かつ、前記スピーカから着信音の他に音声も出力させ、
    前記第2の開状態では、前記受話部を動作させて音声を出力させ、かつ、前記スピーカからは着信音のみを出力させる
    ことを特徴とする携帯端末装置。
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