JP2004326658A

JP2004326658A - 印刷設定情報変更通知システム

Info

Publication number: JP2004326658A
Application number: JP2003123573A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Matsushita; 剛松下
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2003-04-28
Filing date: 2003-04-28
Publication date: 2004-11-18

Abstract

【課題】本発明は、印刷設定項目の設定値の変化をユーザが容易に確認できる手段を提供することが目的である。さらに、変更前の状態にユーザが簡単に戻すことができる手段を提供することも目的である。
【解決手段】本発明は、印刷装置の設定項目および設定値を保存する印刷設定値格納手段と直前の設定項目および設定値を保存する前印刷設定値格納手段と、メニューリンクにより、印刷設定値格納手段内のデータが更新された場合に、前記、印刷設定値格納手段と前印刷設定値格納手段内の設定値を比較し、異なる設定値を反転表示などし、視覚的にユーザが変更項目および設定値を理解可能にする手段から構成される。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置に対する印刷設定情報変更通知システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、プリンタの多機能化、高画質化、印刷媒体の多様化などにより、プリンタに設定しなければならない設定項目も増加している。一般的なプリンタドライバでは、グラフィカルなユーザインターフェースをもち、多種多様な印刷設定項目を簡単に設定可能にするために、図２（ａ），（ｂ）のようなタブ形式のメニューをもっている。２１は「基本設定」タブの内容であり、２２は「ページ設定」タブの内容である。ユーザは、各タブを切り替えることにより、各印刷設定項目の各設定値を知ることが可能である。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−２２４９３号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図２（ａ），（ｂ）のような、設定画面上でメニューを選択した場合に、ユーザが変更した設定項目に応じて、他の設定項目の設定値が自動的に変化する場合がある。これをメニューリンクとここでは呼ぶ。例えば、縁なし印刷をＯＮにすると用紙の種類はフォトペーパー、用紙サイズはＡ４、印刷品位は３、にするというメニューリンクが設定されていたとすると、縁なし印刷をＯＮにした瞬間、図３（ａ），（ｂ）の３１、３２のような状態に各設定項目の設定値が変化する。このように、自動的に異なるタブに存在する複数の設定項目が同時に変化する場合は、ユーザがどの項目がどのように変化したかを、認識するのが困難であった。さらに、同時に複数の印刷設定項目が変化しているため、ユーザが自分で各設定項目の設定値を変更前の設定値に戻すのが困難であった。
【０００５】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、印刷設定項目の設定値の変化をユーザが容易に確認できる手段を提供することが目的である。さらに、変更前の状態にユーザが簡単に戻すことができる手段も提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
印刷装置の設定項目および設定値を保存する印刷設定値格納手段と直前の設定項目および設定値を保存する前印刷設定値格納手段を持ち、メニューリンクにより、印刷設定値格納手段内のデータが更新された場合に、前記、印刷設定値格納手段と前印刷設定値格納手段内の設定値を比較し、異なる設定値を反転表示などし、視覚的にユーザが変更項目および設定値を理解可能にするものである。
【０００７】
さらに、変更結果が気に入らない場合に、簡単な操作により、前記、前印刷設定値格納手段の内容を印刷設定値格納手段に戻すことにより、変更直前の状態に戻る機能をユーザに提供する。
【０００８】
なお、さらに詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
【０００９】
（１）印刷装置の印刷設定情報を保持する印刷設定値格納手段と、ユーザの指示に対応して前記印刷設定値格納手段内の設定値を書き換えるメニューリンク情報生成手段と、前記、メニューリンク情報生成手段が、前記印刷設定値格納手段を書き換える直前の設定値を保持する前印刷設定値格納手段と前記印刷設定値格納手段と前記前印刷設定値格納手段内の情報を比較し両者の差異を表示する表示手段を具備することを特徴とする印刷設定情報変更通知システム。
【００１０】
（２）ユーザの指示により、前記前印刷設定値格納手段内の情報を前記印刷設定値格納手段にコピーし、前記メニューリンク情報生成手段により変更された、前記印刷設定値格納手段内の情報をもとに戻す手段を具備することを特徴とした前記（１）の印刷設定情報変更通知システム。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施例の説明を行う。
【００１２】
図１は、本発明の全体構成図である。１１はデータ処理部であり、各種情報を処理する。処理の詳しい内容については後述する。１２は、ＣＲＴや液晶ディスプレイ等の表示装置である。１３は、入力装置であり、マウスやキーボードなどである。１４はメニューリンク情報生成部である。メニューリンク情報生成部１４は、入力装置１３を通してユーザの指示をうけ、適切な印刷設定情報を生成し、印刷設定値格納部１５に格納する。印刷設定情報とは、紙サイズ、印刷メディア、給紙方法など対象プリンタに対して入力装置１３を介してユーザが指定可能なすべての項目である。印刷設定値格納部１５の設定内容は、適切なタイミングで、表示装置１２に出力される。１６は前印刷設定値格納部であり、メニューリンク情報生成部が、ユーザの操作に伴い、印刷設定値格納部を更新する場合に、更新前の印刷設定値を保存しておく部分である。１７は、印刷データ生成部であり、ユーザが印刷の実行を指示した場合に、アプリケーションから印字データを受け取り、印刷設定値格納部１５内に格納されているの設定値に従って、印刷制御コマンドを生成し、印刷装置に送信するものである。
【００１３】
図４（ａ），（ｂ）は、本発明における印刷情報設定画面の例である。印刷情報は、「基本設定」タグと「ページ設定」タグの２つのタグに分けられており、それぞれのタグ内の設定項目についてユーザが設定値を変更することができる。また、全タグ内の設定項目の設定値を表示し、メニューリンクによって変化する設定値を示す設定値変更通知ウインドウ４１が存在する。さらに、設定値の変更を取り消し、直前の状態に戻るための変更取り消しボタン４２が存在する。４３は印刷情報設定画面を終了するＯＫボタンである。
【００１４】
続いて本発明の処理の流れを図６に示す。
【００１５】
Ｓ６１：データ処理部１１は印刷設定値格納部１５と前印刷設定値格納部１６に印刷設定値の初期値を設定する。この時点では、印刷設定値格納部１５と前印刷設定値格納部１６には同じ設定値が保存されていることになる。
【００１６】
Ｓ６２：データ処理部１１は、印刷設定値格納部１５に保存されている各印刷設定項目に対する設定値を読み出し、表示装置１２にその状態を表示する。例えば、印刷設定値格納部１５の内容が図７のような場合は、各タグ内の設定値は図４（ａ），（ｂ）の４４および４５のような表示結果となる。
【００１７】
Ｓ６３：データ処理部１１は、設定値格納部１５と前印刷設定値格納部１６内の各印刷設定項目の設定値を比較し、設定値変更通知ウインドウ４１に結果を表示する。具体的には、設定値格納部１５の各設定値を表示し、このとき、前印刷設定値格納部１６と異なる設定値の場合には、反転表示を行う。図４（ａ）の４１では、初期化直後の状態の図であり、設定値格納部１５と前印刷設定値格納部１６のともに図７の設定値が入っている例である。設定値格納部１５と前印刷設定値格納部１６内の設定値が同じなため、反転表示は存在しない。
【００１８】
図５（ａ），（ｂ）は、設定値格納部１５に図８の設定値、前印刷設定値格納部１６に図７の設定値が入っていた場合の例である。この場合、用紙の種類、印刷品位、用紙サイズ、縁なし印刷が反転表示となる。
【００１９】
Ｓ６４：データ処理部１１は入力装置１３を通して、ユーザからの指示を待つ。
【００２０】
Ｓ６５：Ｓ６４にてＯＫボタン４３が押された場合、すなわち設定作業の終了をユーザから指示され場合は、本システムの処理を終了する。設定値格納部１５には、その時点での印刷設定値が入っていることになる。
【００２１】
印刷データ生成部１７は、ユーザから印刷作業開始の指示により、アプリケーション等から印字データを獲得し、設定値格納部１５内の印刷設定値を参照し、適切なプリンタ制御コマンドを生成し、印刷装置へそのコマンドを送る。
【００２２】
Ｓ６６：Ｓ６４にて変更取り消しボタン４２が押された場合にはＳ６９へ、４４，４５内の設定値が変更された場合には、Ｓ６７へ進む。
【００２３】
Ｓ６７：データ処理部１１は、設定値格納部１５の内容を前印刷設定値格納部１６にコピーする。
【００２４】
Ｓ６８：データ処理部１１は、メニューリンク情報生成部１４を呼び出し、Ｓ６４にてユーザにより変更された設定値に対応したメニューリンク情報を獲得し、結果を印刷設定値格納部１５に格納する。メニューリンクの結果を格納した後、再びＳ６２へと進む。
【００２５】
Ｓ６９：Ｓ６４にて変更取り消しボタン４２が押された場合は、本ステップが実行される。
【００２６】
データ処理部１１は、前印刷設定値格納部１６の内容を、印刷設定値格納部１５にコピーする。これにより、印刷設定値が更新前の値に戻る。再びＳ６２へと進む。
【００２７】
以上で、印刷設定項目変更通知システムの処理説明を終了する。
【００２８】
【発明の効果】
本発明によれば、メニューリンクにより複数の印刷設定項目内の設定値が同時に変化した場合でもユーザが容易に変化を確認することが可能となる効果がある。さらに、取り消しの指示を受けることにより、ユーザは、設定値の変更前の状態に容易に戻ることが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】システム構成図
【図２】（ａ），（ｂ）従来の印刷設定画面を示す図例１
【図３】（ａ），（ｂ）従来の印刷設定画面を示す図例２
【図４】（ａ），（ｂ）本発明における印刷設定画面を示す図例１
【図５】（ａ），（ｂ）本発明における印刷設定画面を示す図例２
【図６】処理の流れを示す図
【図７】印刷設定値を示す図例１
【図８】印刷設定値を示す図例２
【符号の説明】
２１基本設定タブ
２２ページ設定タブ
３１基本設定タブ
３２ページ設定タブ
４１設定値変更通知ウインドウ
４２変更取り消しボタン
４３ＯＫボタン
４４基本設定タブ
４５ページ設定タブ

Claims

印刷装置の印刷設定情報を保持する印刷設定値格納手段と、ユーザの指示に対応して前記印刷設定値格納手段内の設定値を書き換えるメニューリンク情報生成手段と、前記、メニューリンク情報生成手段が、前記印刷設定値格納手段を書き換える直前の設定値を保持する前印刷設定値格納手段と前記印刷設定値格納手段と前記前印刷設定値格納手段内の情報を比較し両者の差異を表示する表示手段を具備することを特徴とする印刷設定情報変更通知システム。
ユーザの指示により、前記前印刷設定値格納手段内の情報を前記印刷設定値格納手段にコピーし、前記メニューリンク情報生成手段により変更された、前記印刷設定値格納手段内の情報をもとに戻す手段を具備することを特徴とした請求項１の印刷設定情報変更通知システム。