JP2004326581A - 情報提供システムおよび情報提供方法 - Google Patents

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JP2004326581A JP2003122311A JP2003122311A JP2004326581A JP 2004326581 A JP2004326581 A JP 2004326581A JP 2003122311 A JP2003122311 A JP 2003122311A JP 2003122311 A JP2003122311 A JP 2003122311A JP 2004326581 A JP2004326581 A JP 2004326581A
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尚司 西田
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Abstract

【課題】複数のサービス情報を選択的に提供することにより、ドライバーの注意力が分散するといった事態の発生を抑制し、交通の安全性を向上させる。
【解決手段】カメラ25は、自車両前方の道路を含む景色を撮像することにより、画像データを出力する。取得装置21は、道路側インフラ10から伝達された複数のサービス情報を取得する。コンピュータ24は、出力された画像データに基づいて、自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定するとともに、取得した複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定する。提供装置28,29は、コンピュータ24によって制御され、自車両が交差点に進入する場合、特定された走行レーンの通行区分に応じて、取得した複数のサービス情報を選択的に提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路側インフラから取得したサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供システムおよび情報提供方法に係り、特に、交差点における交通状況に関するサービス情報の提供手法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報通信技術を利用して、道路交通の安全性などを最適化させる技術として、ITS(Intelligent Transport System:高度道路交通システム)の開発が進められている。このITSの一つにAHS(Advanced Cruise−Asist Highway System:走行支援道路システム)がある。AHSでは、道路側のシステム(道路側インフラ)と車両側の車載システムとが通信を行うことで、走行支援のためのサービスが行われる。
【0003】
AHSにおけるサービスの一形態は情報提供であり、例えば、自車両が交差点に進入する場合には、それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報(例えば、対向車の進行状況の情報や、横断歩道における歩行者の情報)がドライバーに対して提供される。例えば、特許文献1に開示されているように、このような情報提供は、車両に設けられた表示装置やスピーカーを用いることによって行われることが多い。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−101595号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、交通状況が複雑になり得る交差点に関しては、対向車の進行状況に関する情報、右折方向の横断歩道の歩行者に関する情報、左折方向の横断歩道の歩行者に関する情報といったように、複数のサービス情報が提供される。交通の安全性向上という情報提供の趣旨に鑑みれば、これらのサービス情報のすべてをドライバーに対して提供することが好ましい。
【0006】
しかしながら、すべての情報をドライバーに対して提供した場合、自車両の進行方向とは関係のない情報までもが提供されてしまうという問題がある。例えば、自車両の進行方向が左折方向であるにも拘わらず、右折方向の横断歩道の歩行者に関する情報が提供されてしまうといった如くである。これにより、提供される情報の中に不要な情報が含まれるため、情報提供に対するドライバーの注意力が分散するといった不都合が生じる。上記の特許文献1には、交差点における右折時に、対向車の情報と、右折方向の歩行者の情報とを提供する手法が開示されており、自車両の進行方向に関係する情報を提供するといった点では有効である。しかしながら、交差点において選択可能な進行方向は、右折方向以外にも、直進方向或いは左折方向といったように様々であり、特許文献1には、進行方向を考慮した情報提供の手法については開示されていない。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のサービス情報を選択的に提供することにより、ドライバーの注意力が分散するといった事態の発生を抑制し、交通の安全性を向上させる点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の発明は、それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供システムを提供する。この情報提供システムは、自車両前方の道路を含む景色を撮像することにより、画像データを出力するカメラと、道路側インフラから伝達された複数のサービス情報を取得する取得装置と、出力された画像データに基づいて、自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定するとともに、取得した複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定するコンピュータと、コンピュータによって制御され、決定された情報を提供する提供装置とを有する。ここで、自車両が交差点に進入する場合、コンピュータは、特定された走行レーンの通行区分に応じて、取得した複数のサービス情報を選択的に提供するように、提供装置を制御する。
【0009】
ここで、第1の発明において、サービス情報は、対向車の進行状況に関する第1の情報と、交差点における右折方向の横断歩道の歩行者に関する第2の情報と、交差点における左折方向の横断歩道の歩行者に関する第3の情報とを含むことが望ましい。この場合、コンピュータは、特定された走行レーンの通行区分に応じて、第1の情報、第2の情報および第3の情報の中から、通行区分毎に予め対応付けられた情報を選択的に提供するように、提供装置を制御することが望ましい。
【0010】
また、第2の発明は、それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供システムを提供する。この情報提供システムは、自車両前方の道路を含む景色を撮像することにより、画像データを出力するカメラと、道路側インフラから伝達された複数のサービス情報を取得する取得装置と、交差点における自車両の進路を推定し、かつ、出力された画像データに基づいて自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定することにより、自車両の進行方向を特定するとともに、取得した複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定するコンピュータと、コンピュータによって制御され、決定された情報を提供する提供装置とを有する。ここで、自車両が交差点に進入する場合、コンピュータは、特定された進行方向に応じて、取得した複数のサービス情報を選択的に提供するように、提供装置を制御する。
【0011】
ここで、第2の発明において、サービス情報は、対向車の進行状況に関する第1の情報と、交差点における右折方向の横断歩道の歩行者に関する第2の情報と、交差点における左折方向の横断歩道の歩行者に関する第3の情報とを含むことが好ましい。この場合、コンピュータは、特定された進行方向に応じて、第1の情報、第2の情報および第3の情報の中から、進行方向毎に予め対応付けられた情報を選択的に提供するように、提供装置を制御することが好ましい。
【0012】
また、第2の発明において、コンピュータは、推定された自車両の進路と、特定された走行レーンの通行区分とが対応していないと判断した場合には、サービス情報とは異なる注意喚起を意図した情報を提供するように、提供装置を制御することが望ましい。
【0013】
また、第3の発明は、それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供システムを提供する。この情報提供システムは、自車両前方の道路を含む景色を撮像することにより、画像データを出力するカメラと、道路側インフラから伝達された複数のサービス情報を取得する取得装置と、出力された画像データに基づいて、自車両の進路を推定するとともに、取得した複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定するコンピュータと、コンピュータによって制御され、決定された情報を提供する提供装置とを有する。ここで、自車両が交差点に進入する場合、コンピュータは、推定された自車両の進路に応じて、複数のサービス情報の中から、自車両の進路毎に予め対応づけられた情報を選択的に提供するように、提供装置を制御する。
【0014】
また、第4の発明は、それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供方法を提供する。この情報提供方法は、コンピュータが、自車両前方の道路を含む景色が撮像された画像データに基づいて、自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定する第1のステップと、コンピュータが、道路側インフラから取得した複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定する第2のステップと、自車両が交差点に進入する場合、コンピュータが、特定された走行レーンの通行区分に応じて、取得した複数のサービス情報を選択的に提供するように、提供装置を制御する第3のステップとを有する。
【0015】
ここで、第4の発明において、サービス情報は、対向車の進行状況に関する第1の情報と、交差点における右折方向の横断歩道の歩行者に関する第2の情報と、交差点における左折方向の横断歩道の歩行者に関する第3の情報とを含むことが好ましい。この場合、第3のステップは、コンピュータが、特定された走行レーンの通行区分に応じて、第1の情報、第2の情報および第3の情報の中から、通行区分毎に予め対応付けられた情報を選択的に提供するように、提供装置を制御するステップであることが望ましい。
【0016】
さらに、第5の発明は、それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供方法を提供する。この情報提供方法は、コンピュータが、自車両前方の道路を含む景色が撮像された画像データに基づいて、自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定する第1のステップと、コンピュータが、交差点における自車両の進路を推定する第2のステップと、コンピュータが、推定された進路と特定された走行レーンの通行区分とに基づいて、自車両の進行方向を特定する第3のステップと、コンピュータが、道路側インフラから取得された複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定する第4のステップと、自車両が交差点に進入する場合、コンピュータが、特定された進行方向に応じて、取得した複数のサービス情報を選択的に提供するように、提供装置を制御する第5のステップとを有する。
【0017】
ここで、第5の発明において、サービス情報は、対向車の進行状況に関する第1の情報と、交差点における右折方向の横断歩道の歩行者に関する第2の情報と、交差点における左折方向の横断歩道の歩行者に関する第3の情報とを含むことが好ましい。この場合、第5のステップは、コンピュータが、決定された進行方向に応じて、第1の情報、第2の情報および第3の情報の中から、進行方向毎に予め対応付けられた情報を選択的に提供するように、提供装置を制御するステップであることが望ましい。
【0018】
また、第5の発明において、第5のステップは、推定された自車両の進路と、特定された通行区分とが対応していないと判断した場合、コンピュータが、サービス情報に代えて、サービス情報とは異なる注意喚起を意図した情報を提供するように、提供装置を制御するステップであることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態にかかる情報提供システムを含む交通システムの全体構成を示したブロック図である。この交通システム1は、一般に、AHSと呼ばれており、道路上に設けられたインフラ10(以下、単に「道路側インフラ」という)と、車両Cに搭載された情報提供システム20とで構成される。AHS1では、道路側インフラ10と情報提供システム20とが互いに通信することにより、走行支援のための情報提供が行われる。
【0020】
AHS1において運用が予定されているサービスには種々のバリエーションが存在するが、本実施形態は、交差点における複合サービスに関する。この複合サービスでは、交差点に進入する車両に対して、対向車線を走行する車両に関する情報が提供されるとともに、右左折方向における横断歩道の歩行者に関する情報がそれぞれ提供される。
【0021】
図2は、AHSにおける複合サービスの概念的な説明図であり、道路Aと道路Bとの交差点が例示されている。道路側インフラ10から車両に対して提供される情報は、図示しない基地局によって一元的に管理される。この基地局は、道路上に設定された情報対象区間内の交通状況を検出する。具体的には、同図に示すように、道路Aの上側に向かって進行する車両に対して情報提供を行う場合、対向車線上に情報対象区間▲1▼が設定される。これとともに、右折方向に存在する横断歩道をカバーするような情報対象区間▲2▼と、左折方向の横断歩道をカバーするような情報対象区間▲3▼とが設定される。基地局は、所定時間毎に、可視カメラ、赤外線カメラ、赤外線センサなどを用いて情報対象区間▲1▼〜▲3▼内をそれぞれ撮像またはスキャンする。これにより、情報対象区間▲1▼における車両の速度や位置といった進行状況が検出されるとともに、二輪車などのすり抜け車両の進行状況も検出される(対向車情報の検出)。また、カメラまたはセンサからの出力情報に基づいて、情報対象区間▲2▼および情報対象区間▲3▼における歩行者の位置の情報もそれぞれ検出される(歩行者情報の検出)。
【0022】
道路側インフラ10は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)で構成される。このDSRCは、所定の無線周波数帯(例えば、5.8GHz帯)のスポット通信を用いて、情報提供システム20に対して情報伝達を行う。DSRCは、これを機能的に捉えた場合、基点DSRC11と情報DSRC12とに分類される。あるサービスに関する情報伝達は、基点DSRC11と情報DSRC12とが連係することによって行われる。そのため、一つのサービスエリア(サービスが行われる道路上に設定された区間)には、一つの基点DSRC11と、少なくとも一つ以上の情報DSRC12とが設けられている。
【0023】
基点DSRC11は、サービスの開始を示すとともに、位置的な基準となるDSRCであり、基点情報を送信する。この基点情報は、システム情報とサービス制御情報とで構成される。システム情報には、基点情報を送信したDSRCのIDと、このDSRCが基点DSRC11であるか否かの種別とが含まれる。サービス制御情報には、この基点DSRC11と組合わされる情報DSRC12のIDなどが含まれる。
【0024】
情報DSRC12は、サービス情報を送信するDSRCであり、具体的なサービスに関する情報を送信する。このサービス情報は、システム情報、サービス制御情報、サービス状態情報、サービスエリア(サービスが行われる道路上に設定された区間)の終了地点情報および個別サービス情報で構成される。システム情報には、これらの情報を送信したDSRCのIDおよびこのDSRCが情報DSRC12であるか否かの種別などが含まれる。サービス制御情報には、この情報DSRC12と組合わされる基点DSRC11のIDなどが含まれる。サービス状態情報には、情報DSRC12が伝達するサービスの種類と、このサービスの稼働・非稼働の状態とが含まれる。サービス終了地点情報には、サービスの終了する地点が含まれる。個別サービス情報は、サービス毎に必要な情報であり、情報対象区間▲1▼〜▲3▼内の交通状況がこれに該当する。すなわち、本実施形態では、対向車情報、右折方向の横断歩道に関する歩行者情報(以下、単に「右歩行者情報」という)、および左折方向の横断歩道に関する歩行者情報(以下、単に「左歩行者情報」という)の三種類の情報が個別サービス情報に含まれる。
【0025】
再び図1を参照して、次に、情報提供システム20について説明する。この情報提供システム20は、取得装置21と、コンピュータ24と、表示装置28と、スピーカー29とで構成され、道路側インフラ10から取得したサービス情報に応じた情報提供を行う。
【0026】
取得装置21は、DSRC11,12から伝達される基点情報およびサービス情報を取得する。DSRC11,12からの情報伝達が無線通信によって行われる関係上、この取得装置21はアンテナ22および無線機23で構成されている。DSRC11,12から送信された所定周波数の電波を受信するアンテナ22は、例えば、ダッシュボード(インストルメントパネル)上に設けられている。このアンテナ22によって受信された情報は無線機23に対して出力される。無線機23は、受信した電波から情報を取り出し、この情報をコンピュータ24に対して出力する。
【0027】
コンピュータ24は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。このコンピュータ24には、入出力インターフェースを介して、カメラ25によって撮像された画像データが入力されるとともに、車両状態センサ26によって検出された車両状態も入力される。カメラ25は、例えば、CCDカメラであり、自車両前方の道路を含む景色を撮像することにより、道路が写し出された画像データを出力する。車両状態センサ26は、車両状態を検出するセンサであり、左右のターンシグナルのON状態などを検出する。また、コンピュータ24には、必要に応じて、ナビゲーション装置27から得られたナビゲーション情報も入力される。
【0028】
このコンピュータ24は、カメラ25から得られた画像データに基づいて、自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定する。ここで、「通行区分」とは、走行レーンによって指定されている車両の進むべき方向をいう。コンピュータ24は、走行レーンの通行区分を参照した上で、取得したサービス情報に基づいて、ドライバーに対して提供すべき情報(以下、「提供情報」という)を決定する。そして、コンピュータ24は、インストルメントパネルの一部に設けられた表示装置28を制御することにより、提供情報を表示装置28に表示させる。また、スピーカー29を制御することにより、音声アナウンス(または警報音)を用いて提供情報を出力する。なお、ドライバーに対する情報提供は、表示装置28とスピーカー29とを併用する必要はなく、どちらか一方のみを使用してもよい。
【0029】
つぎに、本実施形態にかかる情報提供のシステム処理を説明する。図3は、本実施形態にかかる情報提供の処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示すルーチンは、自車両Cが複合サービスに関するサービスエリアに進入することにより呼び出され、コンピュータ24によって実行される。
【0030】
まず、車両が基点DSRC11によって形成される情報伝達区間を通過することにより、基点情報がコンピュータ24に入力される。コンピュータ24は、基点情報に基づいて、この情報が基点DSRC11からの送信情報であることを特定すると、車両のサービスエリアへの進入を認識する。基点情報を受信した段階では、基本的に、表示装置28には何も表示されず、また、スピーカー29からは何も出力されない。ただし、コンピュータ24は、表示装置28にAHS1によって提供されるサービスを予測させる旨のメッセージを表示してもよいし、スピーカー29を介してサービスを予測させる旨の音声アナウンスなどを出力してもよい。
【0031】
つぎに、車両が情報DSRC12によって形成される情報伝達区間に進入することにより、サービス情報がコンピュータ24に入力される。コンピュータ24は、サービス情報に基づいて、現在通過した情報DSRC12と組合わせられる基点DSRC11のIDを特定する。この特定されたIDと、先に通過した基点DSRC11のIDとが比較され、両者の一致が認められた場合に限り、このサービス情報が自車両に対して提供されている情報であると判断される。そして、このサービス情報の種類が複合サービスであると判断されることにより、本ルーチンが実行される。
【0032】
まず、ステップ1において、コンピュータ24は、カメラ25から得られた画像データを読み込み、パターンマッチングなどの画像処理技術を用いて、自車両が走行する走行レーンの交差点手前に描かれた道路標示を検出する。パターンマッチングは、検出対象となる任意の図形を表すパターンをテンプレートとして用意しておき、このテンプレートを画像平面上で拡大・移動させることにより、画像データから任意の図形を抽出する手法である。そのため、コンピュータ24のROMには、路面上に描かれた道路標示を表すパターンがテンプレートとして予め格納されている。具体的には、右折、左折、直進、右折・直進、左折・直進、右折・左折・直進といった6種類の通行区分に対応した道路標示を表すパターンが格納される。そして、これらのパターンをテンプレートとして用いて、パターンマッチングを行うことにより、自車両の走行レーンに描かれた道路標示が検出される。そして、この検出された道路標示に基づき、自車両の走行レーンの通行区分が特定される。
【0033】
ステップ2において、通行区分が特定されたか否かが判断される。このステップ2において否定判定された場合、すなわち、通行区分が特定されてない場合には、ステップ3に進む。通行区分が特定されないケースとしては、走行レーン上に描かれた道路標示が鮮明でないなどの理由により、道路標示を検出できないといった事態が考えられる。この場合、ステップ3において、走行レーンの通行区分を、右折・左折・直進に便宜的に決定し、ステップ4に進む。一方、ステップ2において肯定判定された場合、すなわち、通行区分が上記の6種類のいずれかに特定されている場合には、ステップ4に進む。
【0034】
ステップ4において、提供情報が決定される。この提供情報は、予め作成されたマップを参照することにより、特定された走行レーンの通行区分に応じて、3種類のサービス情報(左歩行者情報、右歩行者情報および対向車情報)の中から選択的に決定される。そのため、コンピュータ24のROMには、走行レーンの通行区分と、提供情報との対応関係を示したマップが格納されている。表1に、通行区分と提供情報との対応関係を示す。
【表1】
Figure 2004326581
【0035】
同表において、「○」は提供情報として決定されるサービス情報を意味し、「×」は提供されないサービス情報を意味する。また、「△」は、提供情報として決定するか否かが選択的なサービス情報を意味し、システムの設計者やドライバーによって選択される。この表から分かるように、通行区分に応じて選択されるサービス情報は、その通行区分に従って進行した場合に自車両が直面するであろう交通の事象を示したサービス情報に対応付けられている。換言すれば、特定された走行レーンの通行区分に応じて、左歩行者情報、右歩行者情報、対向車情報の中から、通行区分毎に予め対応付けられた情報が選択的に提供される。例えば、同表の一番上に示す「左折」の通行区分が規定された走行レーンでは、左歩行者情報が提供情報として決定され、右歩行者情報および対向車情報が提供情報から除外されるといった如くである。あるいは、左歩行者情報および対向車情報が提供情報として決定され、右折歩行者情報が提供情報から除外される。なお、自車両が左折(或いは、直進)するにも拘わらず提供情報に対向車情報が含まれる理由は、右折する対向車が自車両の交通と干渉する虞があるからである。
【0036】
ステップ5において、決定された提供情報が提供されるように、表示装置28およびスピーカー29が制御される。そして、ステップ6において、サービス終了地点に到達したか否かが判定される。自車両がサービス終了地点に到達していない場合には、このステップ6において否定され続けるので、ステップ5に戻る。そして、ステップ6において肯定判定されるまで、取得したサービス情報を提供し続ける。一方、自車両がサービス終了地点に到達すると、ステップ6の判定結果が否定から肯定に切り替り、本ルーチンに示す処理が終了する。
【0037】
このように本実施形態によれば、走行レーン上に描かれた道路標示を検出することにより、自車両が走行する走行レーンの通行区分が特定される。そして、この特定された通行区分に応じて、3種類のサービス情報が選択的に提供される。具体的には、走行レーンの通行区分に従って自車両が交差点を走行した場合に、ドライバーが直面するであろう交通の事象を示すサービス情報が提供される。これにより、ドライバーにとって必要な、かつ、注目すべき情報が提供されるので、ドライバーに対して交通状況を有効に提供することができる。また、不必要な情報が省かれるため、必要な情報のみを容易に理解することができるため、ユーザフレンドリーといった観点から有利である。また、自車両の進行方向とは直接関係ないサービス情報が提供されないので、ドライバーの注意力が分散するといった事態の発生を抑制することができる。これにより、交通の安全性向上を図ることができる。
【0038】
(第2の実施形態)
図4は、本実施形態にかかる情報提供の処理を示すフローチャートである。この第2の実施形態に示す処理が第1の実施形態に示すそれと相違する点は、自車両の進行方向に応じてサービス情報が選択的に提供される点にある。なお、第1の実施形態と同一の処理については、その詳細な説明を省略する。まず、図3に示すステップ1〜ステップ3に示す処理と同様に、ステップ11〜ステップ13において、自車両の走行レーンの通行区分が特定される。
【0039】
ステップ12,13に続くステップ14において、交差点における自車両の進路(ドライバーの操作によって自車両が進むであろう進路)と、走行レーンの通行区分とが対応しているか否かが判断される。自車両の進路は、車両状態センサ26によって検出されるターンシグナルの状態を参照することにより、推定される。例えば、右ターンシグナルがオンとなっている場合には、自車両の進路は右折方向と推定され、左右のターンシグナルがオフとなっている場合には、自車両の進路は直進方向と推定されるといった如くである。
【0040】
このステップ14において肯定判定された場合、すなわち、自車両の進路と、自車両が走行する走行レーンの通行区分とが対応している場合には、ステップ15に進む。そして、推定された進路状況に基づいて、自車両の進行方向が、右折方向、左折方向および直進方向のいずれかに特定される(ステップ15)。
【0041】
ステップ16において、提供情報が決定される。この提供情報は、予め作成されたマップを参照することにより、特定された進行方向に応じて、道路側インフラから取得した3種類のサービス情報の中から選択的に決定される。そのため、コンピュータ24のROMには、自車両の進行方向と、提供情報との対応関係を示したマップがさらに格納されている。表2に、自車両の進行方向と提供情報との対応関係を示す。
【表2】
進行方向 左歩行者情報 右歩行者情報 対向車情報
左折方向 ○ × △
直進方向 × × △
右折方向 × ○ ○
【0042】
同表に示す「○」、「×」、「△」は、第1の実施形態に示す「○」、「×」、「△」の意味とそれぞれ同じである。この表から分かるように、進行方向に応じて選択されるサービス情報は、特定された進行方向で自車両が進行した場合に直面するであろう交通状況を示すサービス情報に対応付けられている。そして、ステップ17において、このマップに従って決定された提供情報が提供されるように、表示装置28およびスピーカー29が制御される。
【0043】
図5は、進行方向が左折方向の場合に表示装置28に表示される提供情報の一例を示した説明図である。このケースでは、左歩行者情報と対向車情報とが提供情報となり、これ以外のサービス情報は提供されない。同図に示すように、取得した左歩行者情報に基づいて、歩行者を模したシンボルが横断歩道(左側)上に表示される。これとともに、例えば、「進路方向に歩行者が存在します」といった音声アナウンスがスピーカー29から出力される。
【0044】
図6は、進行方向が直進方向の場合に表示装置28に表示される提供情報の一例を示した説明図である。このケースでは、対向車情報が提供情報となり、これ以外のサービス情報は提供されない。同図に示すように、対向車情報に基づいて、対向車を模した三角形状のシンボルが対向車線上に表示される。これとともに、例えば、「右折する対向車に注意してください」といった音声アナウンスがスピーカー29から出力される。
【0045】
図7は、進行方向が右折方向の場合に表示装置28に表示される提供情報の一例を示した説明図である。このケースでは、右歩行者情報および対向車情報が提供情報となり、左歩行者情報は提供されない。同図に示すように、右歩行者情報および対向車情報に基づいて、歩行者に模したシンボルが横断歩道(右側)に表示されるとともに、対向車を模したシンボルが対向車線上に表示される。これとともに、例えば、「進路方向に対向車および歩行者が存在します」といった音声アナウンスがスピーカー29から出力される。
【0046】
そして、ステップ17に続くステップ18において、サービス終了地点に到達したか否かが判定される。自車両がサービス終了地点に到達していない場合には、このステップ18において否定され、ステップ17に戻る。そして、ステップ18において肯定判定されるまで、取得したサービス情報が提供され続ける。一方、自車両がサービス終了地点に到達すると、ステップ18の判定結果が否定から肯定に切り替り、本ルーチンに示す処理が終了する。
【0047】
一方、ステップ14において否定判定された場合、すなわち、自車両の進路と走行レーンの通行区分とが対応していない場合には、ステップ19に進む。そして、ステップ19において、ドライバーに対して自車両の進路と、走行レーンの通行区分とが相違する旨の注意喚起が促され(警報)、本ルーチンに示す処理を終了する。具体的には、コンピュータ24は、例えば、表示画面を点滅させる、或いは、「進路とは異なる通行区分の走行レーンです」といったメッセージを表示するように、表示装置28を制御する。これとともに、警報音、或いは、「進路とは異なる通行区分の走行レーンです」といった音声アナウンスを出力するように、スピーカー29が制御される。なお、コンピュータ24は、このような注意喚起を行った後、サービス終了地点に自車両が到達するまでの間、取得した3種類のサービス情報をすべて提供するように、表示装置28およびスピーカー29を制御してもよい。
【0048】
このように本実施形態では、自車両が走行する走行レーンの通行区分と、自車両の進路とに基づいて、自車両の進行方向が特定される。そして、この特定された進行方向に応じて、3種類のサービス情報が選択的に提供される。具体的には、特定された進行方向に従って車両が進行した場合に、ドライバーが直面するであろう交通の事象を示したサービス情報が提供される。これにより、ドライバーにとって必要な、かつ、注目すべき情報が提供されるので、ドライバーに対して交通状況を有効に提供することができる。また、不必要な情報が省かれるため、必要な情報のみを容易に理解することができるため、ユーザフレンドリーといった観点から有利である。また、自車両の進行方向とは直接関係ないサービス情報が提供されないので、ドライバーの注意力が分散するといった事態の発生を抑制することができる。これにより、交通の安全性向上を図ることができる。
【0049】
なお、第1および第2の実施形態では、通行区分を検出する手法として、画像処理を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、これ以外にも、ナビゲーション情報を用いて、通行区分を特定してもよい。具体的には、カメラ25で自車両前方を撮像し、道路上の走行レーンの数、および、自車両の走行レーンの相対的な位置を特定し、この情報とナビゲーション情報(特に、地図情報)とのマッチングをとり、走行レーンの通行区分を特定してもよい。また、画像処理を用いた通行区分の検出手法と、このナビゲーション情報を用いた通行区分の検出手法とを併用してもよい。さらに、ナビゲーション情報を用いる場合には、ナビゲーション装置の経路指示機能を用いて、自車両の進路を特定することもできる。
【0050】
(第3の実施形態)
この第3の実施形態が第1の実施形態と相違する点は、カメラ25により撮像された画像に基づいて推定した自車両の進路に応じて、サービス情報が選択的に提供される点にある。具体的には、自車両が複合サービスに関するサービスエリア内に進入した場合、コンピュータ24は、白線の認識や道路脇の立体物認識等といった画像認識に基づいて、自車両が走行する走行レーンを認識する。認識された走行レーンより、走行レーンの幅(例えば、一対の白線の間隔)に対する自車両の相対的な位置が特定される。そして、特定した自車両の位置に基づいて自車両の進路が推定される。例えば、走行レーンの略中央を走行していた場合には、自車両が直進すると推定され、走行レーンの左寄りを走行していた場合には、左折する、右寄りに走行していた場合には、右折すると推定されるといった如くである。
【0051】
さらに、この際、ナビゲーション情報により交差点での旋回半径を推定し、推定した旋回半径に基づいて交差点において許容される進入速度を設定し、自車速が交差点許容進入速度を超える場合、直進と判定する技術(例えば、特開2001―84499号公報)を併用してもよい。そして、推定された進路に応じて、表2に示すマップに従い、情報提供が行われるように、表示装置28及びスピーカー29が制御される。
【0052】
このように、本実施形態によれば、走行レーンにおける自車両の位置、さらには交差点に進入する速度を参照することにより、自車両の進路が推定される。自そして、この推定された進路に応じて選択的にサービス情報が提供される。具体的には、推定された進路に従って車両が進行した場合に、ドライバーが直面するであろう交通の事象を示したサービス情報が提供される。これにより、ドライバーにとって必要な、かつ、注目すべき情報が提供されるので、ドライバーに対して交通状況を有効に提供することができる。これにより、交通の安全性向上を図ることができる。
【0053】
なお、左側通行の交通環境を想定した上で、交差点の右左折を定義しているが、本発明は単にこの用語に限定されるものではない。当然、右側通行の交通環境では、交差点の右左折の定義が逆転することはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、道路が写し出された画像データに基づいて、自車両が走行する走行レーンの通行区分が特定される。そして、この特定された通行区分に応じて、複数のサービス情報が選択的に提供される。このように、複数のサービス情報が選択的に提供することで、自車両の進行方向とは関係ないサービス情報の提供を防止することができるので、ドライバーの注意力が分散するといった事態の発生を抑制することができる。これにより、交通の安全性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる情報提供システムを含む交通システムの全体構成を示したブロック図
【図2】AHSにおける複合サービスの概念的な説明図
【図3】第1の実施形態にかかる情報提供の処理を示すフローチャート
【図4】第2の実施形態にかかる情報提供の処理を示すフローチャート
【図5】進行方向が左折方向の場合に表示装置に表示される提供情報の一例を示した説明図
【図6】進行方向が直進方向の場合に表示装置に表示される提供情報の一例を示した説明図
【図7】進行方向が右折方向の場合に表示装置に表示される提供情報の一例を示した説明図
【符号の説明】
1 AHS
10 道路側インフラ
11 基点DSRC
12 情報DSRC
20 情報提供システム
21 取得装置
22 アンテナ
23 無線機
24 コンピュータ
25 カメラ
26 車両状態センサ
27 ナビゲーション装置
28 表示装置
29 スピーカー

Claims (11)

  1. それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、前記交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、前記複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供システムにおいて、
    前記自車両前方の道路を含む景色を撮像することにより、画像データを出力するカメラと、
    前記道路側インフラから伝達された前記複数のサービス情報を取得する取得装置と、
    前記出力された画像データに基づいて、前記自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定するとともに、前記取得した複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定するコンピュータと、
    前記コンピュータによって制御され、前記決定された情報を提供する提供装置とを有し、
    前記自車両が前記交差点に進入する場合、前記コンピュータは、前記特定された走行レーンの通行区分に応じて、前記取得した複数のサービス情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記サービス情報は、対向車の進行状況に関する第1の情報と、前記交差点における右折方向の横断歩道の歩行者に関する第2の情報と、前記交差点における左折方向の横断歩道の歩行者に関する第3の情報とを含み、
    前記コンピュータは、前記特定された走行レーンの通行区分に応じて、前記第1の情報、前記第2の情報および前記第3の情報の中から、前記通行区分毎に予め対応付けられた情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御することを特徴とする請求項1に記載された情報提供システム。
  3. それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、前記交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、前記複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供システムにおいて、
    前記自車両前方の道路を含む景色を撮像することにより、画像データを出力するカメラと、
    前記道路側インフラから伝達された前記複数のサービス情報を取得する取得装置と、
    前記交差点における前記自車両の進路を推定し、かつ、前記出力された画像データに基づいて前記自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定することにより、前記自車両の進行方向を特定するとともに、前記取得した複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定するコンピュータと、
    前記コンピュータによって制御され、前記決定された情報を提供する提供装置とを有し、
    前記自車両が前記交差点に進入する場合、前記コンピュータは、前記特定された進行方向に応じて、前記取得した複数のサービス情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御することを特徴とする情報提供システム。
  4. 前記サービス情報は、対向車の進行状況に関する第1の情報と、前記交差点における右折方向の横断歩道の歩行者に関する第2の情報と、前記交差点における左折方向の横断歩道の歩行者に関する第3の情報とを含み、
    前記コンピュータは、前記特定された進行方向に応じて、前記第1の情報、前記第2の情報および前記第3の情報の中から、前記進行方向毎に予め対応付けられた情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御することを特徴とする請求項3に記載された情報提供システム。
  5. 前記コンピュータは、前記推定された自車両の進路と、前記特定された走行レーンの通行区分とが対応していないと判断した場合には、前記サービス情報とは異なる注意喚起を意図した情報を提供するように、前記提供装置を制御することを特徴とする請求項3または4に記載された情報提供システム。
  6. それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、前記交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、前記複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供システムにおいて、
    前記自車両前方の道路を含む景色を撮像することにより、画像データを出力するカメラと、
    前記道路側インフラから伝達された前記複数のサービス情報を取得する取得装置と、
    前記出力された画像データに基づいて、前記自車両の進路を推定するとともに、前記取得した複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定するコンピュータと、
    前記コンピュータによって制御され、前記決定された情報を提供する提供装置とを有し、
    前記自車両が前記交差点に進入する場合、前記コンピュータは、前記推定された自車両の進路に応じて、前記複数のサービス情報の中から、前記自車両の進路毎に予め対応づけられた情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御することを特徴とする情報提供システム。
  7. それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、前記交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、前記複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供方法において、
    コンピュータが、前記自車両前方の道路を含む景色が撮像された画像データに基づいて、前記自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定する第1のステップと、
    前記コンピュータが、前記道路側インフラから取得した前記複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定する第2のステップと、
    前記自車両が前記交差点に進入する場合、前記コンピュータが、前記特定された走行レーンの通行区分に応じて、前記取得した複数のサービス情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御する第3のステップと
    を有することを特徴とする情報提供方法。
  8. 前記サービス情報は、対向車の進行状況に関する第1の情報と、前記交差点における右折方向の横断歩道の歩行者に関する第2の情報と、前記交差点における左折方向の横断歩道の歩行者に関する第3の情報とを含み、
    前記第3のステップは、前記コンピュータが、前記特定された走行レーンの通行区分に応じて、前記第1の情報、前記第2の情報および前記第3の情報の中から、前記通行区分毎に予め対応付けられた情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御するステップであることを特徴とする請求項7に記載された情報提供方法。
  9. それぞれが交差点の交通の事象を示す複数の異なるサービス情報を、前記交差点に進入する自車両が道路側インフラから取得することにより、前記複数のサービス情報に応じた情報提供を行う情報提供方法において、
    コンピュータが、前記自車両前方の道路を含む景色が撮像された画像データに基づいて、前記自車両が走行する走行レーンの通行区分を特定する第1のステップと、
    前記コンピュータが、前記交差点における前記自車両の進路を推定する第2のステップと、
    前記コンピュータが、前記推定された進路と前記特定された走行レーンの通行区分とに基づいて、前記自車両の進行方向を特定する第3のステップと、
    前記コンピュータが、前記道路側インフラから取得された前記複数のサービス情報に基づいて、提供すべき情報を決定する第4のステップと、
    前記自車両が前記交差点に進入する場合、前記コンピュータが、前記特定された進行方向に応じて、前記取得した複数のサービス情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御する第5のステップと
    を有することを特徴とする情報提供方法。
  10. 前記サービス情報は、対向車の進行状況に関する第1の情報と、前記交差点における右折方向の横断歩道の歩行者に関する第2の情報と、前記交差点における左折方向の横断歩道の歩行者に関する第3の情報とを含み、
    前記第5のステップは、前記コンピュータが、前記決定された進行方向に応じて、前記第1の情報、前記第2の情報および前記第3の情報の中から、前記進行方向毎に予め対応付けられた情報を選択的に提供するように、前記提供装置を制御するステップであることを特徴とする請求項9に記載された情報提供方法。
  11. 前記第5のステップは、前記推定された自車両の進路と、前記特定された通行区分とが対応していないと判断した場合、前記コンピュータが、前記サービス情報に代えて、当該サービス情報とは異なる注意喚起を意図した情報を提供するように、前記提供装置を制御するステップであることを特徴とする請求項9または10に記載された情報提供方法。
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