JP2004325149A - レベル計 - Google Patents

レベル計 Download PDF

Info

Publication number
JP2004325149A
JP2004325149A JP2003117800A JP2003117800A JP2004325149A JP 2004325149 A JP2004325149 A JP 2004325149A JP 2003117800 A JP2003117800 A JP 2003117800A JP 2003117800 A JP2003117800 A JP 2003117800A JP 2004325149 A JP2004325149 A JP 2004325149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level meter
ultrasonic
measurement
sound velocity
calculator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003117800A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Fukuhara
聡 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2003117800A priority Critical patent/JP2004325149A/ja
Publication of JP2004325149A publication Critical patent/JP2004325149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】測定流体の油膜の厚さを、非接触方式により測定するようにして、メンテナンス性が向上されたレベル計を提供する。
【解決手段】水と油とが混合された測定液の油膜を測定するレベル計において、
測定タンクに取り付けられたレーダレベル計部と、前記測定タンクに取り付けられた超音波レベル計部と、前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部との測定信号とから前記測定液の油膜厚さを演算する第1の演算器とを具備してなるレベル計である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定流体の油膜の厚さを、非接触方式により測定するようにして、メンテナンス性が向上されたレベル計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図17は、従来より一般に使用されている従来例の構成説明図で、例えば、ノーケン社の新製品製品概要に示されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
図において、水と油とが混合された測定液1が測定タンク2に入れられている。
フロート式レベル計3と容量式レベル計4とは、測定タンク2に取り付けられている。
【0004】
以上の構成において、L1はフロート式レベル計3による測定レベル,L2は容量式レベル計4による測定レベルとする。
容量式のレベル計4で、水/油界面のレベルを測定し、フロート式レベル計3で油の上迄のレベルを測定する。
油層の厚さはL1−L2で測定出来る。
【0005】
【非特許文献1】
[平成15年3月20日検索]、インターネット、<ノーケンホームページ/製品案内/総合カタログダウンロード/新製品製品概要: URL:http://www.nohken.com/japan/sales/product/000−129/090−117.pdf92ページ>
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置においては、接触式のため、メンテナンスに手間がかかる。
【0007】
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、メンテナンスの手間を省く、非接触の油層測定を実現することにより、測定流体の油膜の厚さを、非接触方式により測定するようにして、メンテナンス性が向上されたレベル計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明では、請求項1記載のレベル計においては、
水と油とが混合された測定液の油膜を測定するレベル計において、
測定タンクに取り付けられたレーダレベル計部と、前記測定タンクに取り付けられた超音波レベル計部と、前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部との測定信号とから前記測定液の油膜厚さを演算する第1の演算器とを具備したことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項2記載のレベル計においては、請求項1記載のレベル計において、
前記タンクの中空部分の所定位置にそれぞれ配置された2個の音速補正用ターゲット板と、このそれぞれの音速補正用ターゲット板までの距離を前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部とでそれぞれ測定しその測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記超音波レベル計部の前記測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、前記レーダレベル計部の測定信号と、前記超音波レベル計部の前記第1の音速補正演算器で補正された測定信号と、から測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とを具備したことを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項3記載のレベル計においては、請求項1記載のレベル計において、
前記測定タンクの中空部分の所定位置に配置された1個の音速補正用ターゲット板と、前記測定液面に平行に配置され前記測定タンクの中心軸を中心に回転する回転板と、この回転板にそれぞれ取り付けられ前記測定液と前記音速補正用ターゲット板とを交互に測定する前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部と、前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部とでそれぞれ測定した前記音速補正用ターゲット板までの距離の測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記超音波レベル計部の前記測定液の測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、前記レーダレベル計部の測定信号と前記超音波レベル計部の前記第1の音速補正演算器で補正された測定信号とから測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とを具備したことを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項4記載のレベル計においては、請求項1記載のレベル計において、
前記測定タンクの中空部分に前記測定液面に平行に配置され前記測定タンクの中心軸を中心に回転して前記超音波レベル計部と前記レーダレベル計部とを交互に遮る音速補正用ターゲット板と、前記音速補正用ターゲット板までの距離を前記超音波レベル計部と前記レーダレベル計部とでそれぞれ測定しその測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記超音波レベル計部の前記液面測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、前記レーダレベル計部の測定信号と前記超音波レベル計部の前記第1の音速補正演算器で補正された測定信号とから測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とを具備したことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項5記載のレベル計においては、請求項1記載のレベル計において、
音速補正測定の際には所定距離上あるいは下に移動した後に前記測定液面を測定する超音波レベル計部と、この超音波レベル計部の音速補正測定の際の測定値と移動前の液面の測定値とを比較して超音波の音速補正値を演算し前記超音波レベル計部の前記移動前の液面の測定信号を補正する第2の音速補正演算器と、前記レーダレベル計部の測定信号と前記超音波レベル計部の前記第2の音速補正演算器で補正された前記移動前の液面の測定信号とから測定対象の油膜厚さを演算する第3の演算器とを具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項6記載のレベル計においては、請求項1記載のレベル計において、
前記測定タンクに配置された第1の超音波レベル計部と、この第1の超音波レベル計部より所定距離上あるいは下に配置された第2の超音波レベル計部と、前記第1の超音波レベル計部とこの第2の超音波レベル計部との測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記第1の超音波レベル計部の前記測定信号を補正する第2の音速補正演算器と、前記レーダレベル計部の測定信号と前記第1の超音波レベル計部の前記第2の音速補正演算器で補正された測定信号とから前記測定液の油膜厚さを演算する第2の演算器とを具備したことを特徴とする。
請求項1記載のレベル計。
【0014】
本発明の請求項7記載のレベル計においては、請求項1記載のレベル計において、
前記測定タンクに配置された第1の超音波送受信素子部とこの第1の超音波送受信素子部より所定距離上あるいは下の前記測定タンクに配置された第2の超音波送受信素子部とを有する超音波レベル計部と、前記第1の超音波送受信素子部とこの第2の超音波送受信素子部との測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記第1の超音波送受信素子部の前記測定信号を補正する第3の音速補正演算器と、前記レーダレベル計部の測定信号と前記第1の超音波送受信素子部の前記第3の音速補正演算器で補正された測定信号とから前記測定液の油膜厚さを演算する第4の演算器とを具備したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図、図2は図1の電気回路のブロック図である。
図において、図17と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図17と相違部分のみ説明する。
【0016】
超音波レベル計部11とレーダレベル計部12とは、測定タンク2に取り付けられている。
図2に示す如く、第1の演算器13は、レーダレベル計部12と超音波レベル計部11との測定信号とから、測定液1の油膜厚さを演算する。
【0017】
以上の構成において、超音波レベル計11は、油膜の表面、つまり空気と油面の界面で超音波が反射されるため、油+水のレベルの測定(L1)が出来る。
一方、レーダーレベル計12は、誘電率の界面で電波が反射される。
【0018】
油+水の混合測定タンクの場合、油の誘電率が低いため、油層の厚さが薄い場合(〜10cm程度:誘電率による)に、油層と水の界面でレーダー波が反射され、測定値L2を得る。
【0019】
油層の厚さは、L1−L2で求められる。
この信号処理は、図2に示す如く、レベル計11,12と別置の演算器13で行われる。
この演算器13では、超音波とレーダーの2つの距離L1,L2を入力し、その差を出力する。
【0020】
この結果、メンテナンスの手間を省く事が出来る、非接触の油層測定を実現することにより、測定液体の油膜の厚さを、非接触方式により測定するようにして、メンテナンス性が向上されたレベル計が得られる。
【0021】
図3は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図4は図3の電気回路のブロック図である。
本実施例においては、2個の音速補正用ターゲット板21は、測定タンク2の中空部分の所定位置にそれぞれ配置されている。
【0022】
第1の音速補正演算器22は、それぞれの音速補正用ターゲット板21までの距離を、レーダレベル計部12と超音波レベル計部11とでそれぞれ測定しその測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し、超音波レベル計部11の測定信号を補正する。
【0023】
第2の演算器23は、レーダレベル計部12の測定信号と、超音波レベル計部11の第1の音速補正演算器22で補正された測定信号とから、測定対象の油膜厚さを演算する。
【0024】
以上の構成において、音速補正用ターゲット板21が測定タンク2の中空部分に設置され、そのエコーと真のエコーを同時に捕らえ、その2つのエコーのうちの音速補正用ターゲット板21からのエコーから得られた距離の値を、超音波レベル計部11とレーダレベル計部12とで比較し、その結果から、超音波の音速の補正を行うというものである。。
【0025】
この補正後の超音波レベル計部11の測定値と、レーダレベル計部12の測定値とから差を求める。
このように、温度補正を正確に行う事で、油層の厚さを正確に測定することが出来る。
【0026】
超音波レベル計部11とレーダレベル計部12の距離の校正のために、音速補正用ターゲット板21を用いることも出来る。
この結果、超音波の音速の温度補正が出来るので、高精度なレベル計が得られる。
【0027】
図5は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図6は図5の電気回路のブロック図である。
本実施例においては、1個の音速補正用ターゲット板31は、測定タンク2の中空部分の所定位置に配置されている。
【0028】
回転板32は、測定液面に平行に配置され、測定タンク2の中心軸を中心に回転する。
超音波レベル計部33とレーダレベル計部34とは、この回転板32にそれぞれ取り付けられ、測定液と音速補正用ターゲット板31とを交互に測定する。
【0029】
第1の音速補正演算器22は、レーダレベル計部34と超音波レベル計部33とでそれぞれ測定した音速補正用ターゲット板31までの距離の測定値を比較して、超音波の音速補正値を演算し、超音波レベル計部33の測定液の測定信号を補正する。
【0030】
第2の演算器23は、レーダレベル計部34の測定信号と、超音波レベル計部33の第1の音速補正演算器22で補正された測定信号と、から測定対象の油膜厚さを演算する。
【0031】
以上の構成において、超音波レベル計部33とレーダーレベル計部34を交互に音速補正用ターゲット板31と液面測定を切り替える事で図3実施例と同様の効果を得るようにしたものである。
【0032】
この結果、音速補正用ターゲット板31の構造は、シンプルであり、測定タンク2内の構造が単純化できるレベル計が得られる。
【0033】
図7は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図8は図7の電気回路のブロック図である。
音速補正用ターゲット板41は、本実施例においては、測定タンク2の中空部分に、測定液面に平行に配置され測定タンク2の中心軸を中心に回転して、超音波レベル計部11とレーダレベル計部12とを交互に遮る。
【0034】
第1の音速補正演算器22は、音速補正用ターゲット板41までの距離を、超音波レベル計部11とレーダレベル計部12とでそれぞれ測定し、その測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し、超音波レベル計部11の液面測定信号を補正する。
【0035】
第2の演算器23は、レーダレベル計部12の測定信号と、超音波レベル計部12の第1の音速補正演算器22で補正された測定信号とから、測定対象の油膜厚さを演算する。
【0036】
以上の構成において、レベル計11,12を回転させるのではなく、音速補正用ターゲット板41を回転させるようにしたものである。
【0037】
この結果、音速補正用ターゲット板41が1個で良く、測定タンク2内に構造物を作らなくて良い。レベル計部分11,12を測定タンク2の蓋部分から入れることも出来るレベル計が得られる。
【0038】
図9は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図10は図9の電気回路のブロック図である。
本実施例においては、超音波レベル計部51は、音速補正測定の際には所定距離上あるいは下に移動51bした後に、測定液面を測定する。
【0039】
第2の音速補正演算器52は、超音波レベル計部51の音速補正測定51bの際の測定値と、移動前51aの液面の測定値とを比較して、超音波の音速補正値を演算し、超音波レベル計部51の移動前51aの液面の測定信号を補正する。
【0040】
第3の演算器53は、レーダレベル計部12の測定信号と、超音波レベル計部51の第2の音速補正演算器52で補正された移動前の液面の測定信号とから、測定対象の油膜厚さを演算する。
【0041】
以上の構成において、超音波レベル計部51自体を、上下することにより音速補正を求めようとするものである。
【0042】
この結果、測定タンク2内に、音速補正用ターゲット板が不要となり、測定タンク2内に構造物を作らなくて良い。レベル計部分51,12を測定タンク2の蓋部分から入れることも出来るレベル計が得られる
【0043】
図11は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図12は図11の電気回路のブロック図である。
本実施例においては、第1の超音波レベル計部61は、測定タンク2に配置されている。
【0044】
第2の超音波レベル計部62は、第1の超音波レベル計部61より所定距離上あるいは下に配置されている。
第2の音速補正演算器52は、第1の超音波レベル計部61と第2の超音波レベル計部62との測定値を比較して、超音波の音速補正値を演算し、第1の超音波レベル計部61の測定信号を補正する。
【0045】
第3の演算器53は、レーダレベル計部12の測定信号と、第1の超音波レベル計部61の第2の音速補正演算器52で補正された測定信号とから、測定液の油膜厚さを演算する。
【0046】
以上の構成において、2台の超音波レベル計部61,62を用いることにより音速補正を求めようとするものである。
【0047】
この結果、超音波レベル計部61,62を上下する必要がないので、超音波レベル計部61,62に可動部が無く安価なレベル計が得られる。
【0048】
図13は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図14は図13の電気回路のブロック図である。
本実施例においては、超音波レベル計部70は、第1の超音波送受信素子部71と第2の超音波送受信素子部72とを有する。
【0049】
第1の超音波送受信素子部71は、測定タンク2に配置されている。
第2の超音波送受信素子部72は、第1の超音波送受信素子部71より所定距離上あるいは下の測定タンクに配置されている。
【0050】
第3の音速補正演算器73は、第1の超音波送受信素子部71と第2の超音波送受信素子部72との測定値を比較して、超音波の音速補正値を演算し、第1の超音波送受信素子部71の測定信号を補正する。
【0051】
第4の演算器74は、レーダレベル計部12の測定信号と、第1の超音波送受信素子部71の第3の音速補正演算器73で補正された測定信号とから、測定液の油膜厚さを演算する。
【0052】
以上の構成において、1台の超音波レベル計部70を用い、複数の超音波送受信素子部71,72を用いることにより音速補正を求めようとするものである。
【0053】
この結果、1個の超音波レベル計部70に、2個の超音波送受信素子部71,72が設けられたので、更に、安価なレベル計が得られる。
【0054】
図15は、本発明の他の実施例の要部構成説明である。
第1の超音波レベル計部61と第2の超音波レベル計部62とが、測定タンク2に、斜めに設置されてる。
【0055】
角度を変えて斜めに設置することで、第1の超音波レベル計部61と第2の超音波レベル計部62とが、取付位置の異なる2点に設置したのと等価に出来る。
なお、レーダレベル計部12は図示されていない。
【0056】
図16は、本発明の他の実施例の要部構成説明である。
第1の超音波レベル計部61と第2の超音波レベル計部62とが、測定タンク2に、この場合は、同位置に設置されてる。但し、上下位置はずれていても良い。
【0057】
払い出しや投入での安息角や、タンク形状により、被測定面の角度が既知の場合は、第1の超音波レベル計部61と第2の超音波レベル計部62とが、取付位置を変えたのと等価に出来る。
【0058】
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
メンテナンスの手間を省く、非接触の油層測定を実現することにより、測定液体の油膜の厚さを、非接触方式により測定するようにして、メンテナンス性が向上されたレベル計が得られる。
【0060】
本発明の請求項2によれば、次のような効果がある。
測定タンクの中空部分の所定位置にそれぞれ配置された2個の音速補正用ターゲット板と、このそれぞれの音速補正用ターゲット板までの距離をレーダレベル計部と超音波レベル計部とでそれぞれ測定しその測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し、超音波レベル計部の測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、レーダレベル計部の測定信号と、超音波レベル計部の第1の音速補正演算器で補正された測定信号とから測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とが設けられた。
従って、超音波の音速の温度補正が出来るので、高精度なレベル計が得られる。
【0061】
本発明の請求項3によれば、次のような効果がある。
測定タンクの中空部分の所定位置に配置された1個の音速補正用ターゲット板と、測定液面に平行に配置され、測定タンクの中心軸を中心に回転する回転板と、この回転板にそれぞれ取り付けられ、測定液と音速補正用ターゲット板とを交互に測定するレーダレベル計部と超音波レベル計部と、レーダレベル計部と超音波レベル計部とでそれぞれ測定した音速補正用ターゲット板までの距離の測定値を比較して、超音波の音速補正値を演算し、超音波レベル計部の測定液の測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、レーダレベル計部の測定信号と、超音波レベル計部の第1の音速補正演算器で補正された測定信号と、から測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とが設けられた。
【0062】
従って、音速補正用ターゲット板の構造は、シンプルであり、測定タンク内の構造が単純化できるレベル計が得られる。
【0063】
本発明の請求項4によれば、次のような効果がある。
測定タンクの中空部分に、測定液面に平行に配置され、測定タンクの中心軸を中心に回転して、超音波レベル計部とレーダレベル計部とを交互に遮る音速補正用ターゲット板と、音速補正用ターゲット板までの距離を、音波レベル計部とレーダレベル計部とでそれぞれ測定し、その測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し、超音波レベル計部の液面測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、レーダレベル計部の測定信号と、超音波レベル計部の第1の音速補正演算器で補正された測定信号と、から測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とが設けられた。
【0064】
従って、音速補正用ターゲット板が1個で良く、測定タンク内に構造物を作らなくて良い。レベル計部分を測定タンクの蓋部分から入れることも出来るレベル計が得られる。
【0065】
本発明の請求項5によれば、次のような効果がある。
超音波レベル計部が、音速補正測定の際には所定距離上あるいは下に移動した後に、測定液面を測定しその測定値と移動前の液面の測定値とを比較して超音波の音速補正値を演算し、超音波レベル計部の前記移動前の液面の測定信号を補正する第2の音速補正演算器と、レーダレベル計部の測定信号と、超音波レベル計部の第2の音速補正演算器で補正された移動前の液面の測定信号と、から測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とが設けられた。
【0066】
従って、測定タンク内に、音速補正用ターゲット板が不要となり、測定タンク内に構造物を作らなくて良い。レベル計部分を測定タンクの蓋部分から入れることも出来るレベル計が得られる
【0067】
本発明の請求項6によれば、次のような効果がある。
測定タンクに配置された第1の超音波レベル計部と、第1の超音波レベル計部より所定距離上あるいは下に配置された第2の超音波レベル計部と、第1の超音波レベル計部とこの第2の超音波レベル計部との測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し第1の超音波レベル計部の測定信号を補正する第2の音速補正演算器と、レーダレベル計部の測定信号と第1の超音波レベル計部の第2の音速補正演算器で補正された測定信号とから測定液の油膜厚さを演算する第3の演算器とが設けられた。
【0068】
従って、超音波レベル計部を上下する必要がないので、超音波レベル計部に可動部が無く安価なレベル計が得られる。
【0069】
本発明の請求項7によれば、次のような効果がある。
測定タンクに配置された第1の超音波送受信素子部と第1の超音波送受信素子部より所定距離上あるいは下に配置された第2の超音波送受信素子部とを有する超音波レベル計部と、第1の超音波送受信素子部と第2の超音波送受信素子部との測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し第1の超音波送受信素子部の測定信号を補正する第3の音速補正演算器と、レーダレベル計部の測定信号と、第1の超音波送受信素子部の第3の音速補正演算器で補正された測定信号と、から測定液の油膜厚さを演算する第3の演算器とが設けられた。
【0070】
従って、1個の超音波レベル計部に、2個の超音波送受信素子部が設けられたので、更に、安価なレベル計が得られる。
【0071】
従って、本発明によれば、測定流体の油膜の厚さを、非接触方式により測定するようにして、メンテナンス性が向上されたレベル計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の電気回路のブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図4】図3の電気回路のブロック図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図6】図5の電気回路のブロック図である。
【図7】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図8】図7の電気回路のブロック図である。
【図9】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図10】図9の電気回路のブロック図である。
【図11】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図12】図11の電気回路のブロック図である。
【図13】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図14】図13の電気回路のブロック図である。
【図15】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図16】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図17】従来より一般に使用されている従来例の要部構成説明図である。
【符号の説明】
1 測定液
2 測定タンク
3 フロート式レベル計
4 容量式レベル計
11 超音波レベル計部
12 レーダレベル計部
13 第1の演算器
21 音速補正用ターゲット板
22 第1の音速補正演算器
23 第2の演算器
31 音速補正用ターゲット板
32 光電流
33 超音波レベル計部
34 レーダレベル計部
41 音速補正用ターゲット板
51 超音波レベル計部
51a 超音波レベル計部
51b 超音波レベル計部
52 第2の音速補正演算器
53 第3の演算器
61 第1の超音波レベル計部
62 第2の超音波レベル計部
70 超音波レベル計部
71 第1の超音波送受信素子部
72 第2の超音波送受信素子部
73 第3の音速補正演算器
74 第4の演算器

Claims (7)

  1. 水と油とが混合された測定液の油膜を測定するレベル計において、
    測定タンクに取り付けられたレーダレベル計部と、
    前記測定タンクに取り付けられた超音波レベル計部と、
    前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部との測定信号とから前記測定液の油膜厚さを演算する第1の演算器とを具備してなるレベル計。
  2. 前記タンクの中空部分の所定位置にそれぞれ配置された2個の音速補正用ターゲット板と、
    このそれぞれの音速補正用ターゲット板までの距離を前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部とでそれぞれ測定しその測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記超音波レベル計部の前記測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、
    前記レーダレベル計部の測定信号と、前記超音波レベル計部の前記第1の音速補正演算器で補正された測定信号と、から測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とを具備したことを特徴とする請求項1記載のレベル計。
  3. 前記測定タンクの中空部分の所定位置に配置された1個の音速補正用ターゲット板と、
    前記測定液面に平行に配置され前記測定タンクの中心軸を中心に回転する回転板と、
    この回転板にそれぞれ取り付けられ前記測定液と前記音速補正用ターゲット板とを交互に測定する前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部と、
    前記レーダレベル計部と前記超音波レベル計部とでそれぞれ測定した前記音速補正用ターゲット板までの距離の測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記超音波レベル計部の前記測定液の測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、
    前記レーダレベル計部の測定信号と前記超音波レベル計部の前記第1の音速補正演算器で補正された測定信号とから測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とを具備したことを特徴とする請求項1記載のレベル計。
  4. 前記測定タンクの中空部分に前記測定液面に平行に配置され前記測定タンクの中心軸を中心に回転して前記超音波レベル計部と前記レーダレベル計部とを交互に遮る音速補正用ターゲット板と、
    前記音速補正用ターゲット板までの距離を前記超音波レベル計部と前記レーダレベル計部とでそれぞれ測定しその測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記超音波レベル計部の前記液面測定信号を補正する第1の音速補正演算器と、
    前記レーダレベル計部の測定信号と前記超音波レベル計部の前記第1の音速補正演算器で補正された測定信号とから測定対象の油膜厚さを演算する第2の演算器とを具備したことを特徴とする請求項1記載のレベル計。
  5. 音速補正測定の際には所定距離上あるいは下に移動した後に前記測定液面を測定する超音波レベル計部と、
    この超音波レベル計部の音速補正測定の際の測定値と移動前の液面の測定値とを比較して超音波の音速補正値を演算し前記超音波レベル計部の前記移動前の液面の測定信号を補正する第2の音速補正演算器と、
    前記レーダレベル計部の測定信号と前記超音波レベル計部の前記第2の音速補正演算器で補正された前記移動前の液面の測定信号とから測定対象の油膜厚さを演算する第3の演算器とを具備したことを特徴とする請求項1記載のレベル計。
  6. 前記測定タンクに配置された第1の超音波レベル計部と、
    この第1の超音波レベル計部より所定距離上あるいは下に配置された第2の超音波レベル計部と、
    前記第1の超音波レベル計部とこの第2の超音波レベル計部との測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記第1の超音波レベル計部の前記測定信号を補正する第2の音速補正演算器と、
    前記レーダレベル計部の測定信号と前記第1の超音波レベル計部の前記第2の音速補正演算器で補正された測定信号とから前記測定液の油膜厚さを演算する第2の演算器と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のレベル計。
  7. 前記測定タンクに配置された第1の超音波送受信素子部と
    この第1の超音波送受信素子部より所定距離上あるいは下の前記測定タンクに配置された第2の超音波送受信素子部と
    を有する超音波レベル計部と、
    前記第1の超音波送受信素子部とこの第2の超音波送受信素子部との測定値を比較して超音波の音速補正値を演算し前記第1の超音波送受信素子部の前記測定信号を補正する第3の音速補正演算器と、
    前記レーダレベル計部の測定信号と前記第1の超音波送受信素子部の前記第3の音速補正演算器で補正された測定信号とから前記測定液の油膜厚さを演算する第4の演算器と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のレベル計。
JP2003117800A 2003-04-23 2003-04-23 レベル計 Pending JP2004325149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003117800A JP2004325149A (ja) 2003-04-23 2003-04-23 レベル計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003117800A JP2004325149A (ja) 2003-04-23 2003-04-23 レベル計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004325149A true JP2004325149A (ja) 2004-11-18

Family

ID=33497543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003117800A Pending JP2004325149A (ja) 2003-04-23 2003-04-23 レベル計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004325149A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100891572B1 (ko) 2005-10-28 2009-04-03 콩스버그 마리타임 에이에스 레벨 게이지
KR101377623B1 (ko) 2006-07-18 2014-03-24 콘티 테믹 마이크로일렉트로닉 게엠베하 액체 수위를 측정하기 위한 다실(多室) 구조의 초음파 센서
US20140327563A1 (en) * 2011-12-19 2014-11-06 Ispas As Method of detecting oil spill at the sea by means of an oil spill radar, and such an oil spill radar
CN105928589A (zh) * 2016-07-11 2016-09-07 安徽升隆电气有限公司 一种超声波雷达物位计
JP6174771B1 (ja) * 2016-11-16 2017-08-02 ムサシノ機器株式会社 高位液面警報装置
KR101927673B1 (ko) 2018-10-10 2018-12-10 권남원 데드존 센서를 구비한 수위 측정 장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100891572B1 (ko) 2005-10-28 2009-04-03 콩스버그 마리타임 에이에스 레벨 게이지
KR101377623B1 (ko) 2006-07-18 2014-03-24 콘티 테믹 마이크로일렉트로닉 게엠베하 액체 수위를 측정하기 위한 다실(多室) 구조의 초음파 센서
US20140327563A1 (en) * 2011-12-19 2014-11-06 Ispas As Method of detecting oil spill at the sea by means of an oil spill radar, and such an oil spill radar
US9470785B2 (en) * 2011-12-19 2016-10-18 Ispas As Method of detecting oil spill at the sea by means of an oil spill radar, and such an oil spill radar
CN105928589A (zh) * 2016-07-11 2016-09-07 安徽升隆电气有限公司 一种超声波雷达物位计
JP6174771B1 (ja) * 2016-11-16 2017-08-02 ムサシノ機器株式会社 高位液面警報装置
JP2018080995A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 ムサシノ機器株式会社 高位液面警報装置
KR101927673B1 (ko) 2018-10-10 2018-12-10 권남원 데드존 센서를 구비한 수위 측정 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100455999C (zh) 一种超声波测量液位的装置及方法
US10801869B2 (en) Ultrasonic flowrate measurement device having an attachment portion with receivers for determining size of a pipe
Han et al. Two-dimensional ultrasonic anemometer using the directivity angle of an ultrasonic sensor
HUE034305T2 (en) General measurement data recording in waters
US10641641B2 (en) Method for ascertaining a characteristic variable for evaluating a measuring arrangement comprising a clamp-on, ultrasonic, flow measuring device and a pipe and/or for evaluating measurement operation of such a measuring arrangement
US11073498B2 (en) Detection system, detection device, and detection method
CN104457871A (zh) 一种流量计及流体测量方法
JP2004325149A (ja) レベル計
JP2006078362A (ja) 同一軸型ドップラー超音波流速計
EP3479075B1 (en) Open channel flow meter based on surface velocity measurements
JPH0447770B2 (ja)
CN105758297B (zh) 并联机构式坐标测量装置
JP5282955B2 (ja) 超音波流量計の補正方法、及び超音波流量計
JP2015064266A (ja) 媒質境界の位置計測システム
CN112461306B (zh) 非侵入式流量测量方法及装置
KR101421137B1 (ko) 초음파 수위 측정 장치
JP2004361131A (ja) 振動計測方法および装置
JP3274101B2 (ja) 開水路の流速測定方法とその装置及び較正検査方法
WO2018079269A1 (ja) 流体計測装置
JPH08334321A (ja) 超音波式測距計
JPS6365899B2 (ja)
JPH07318397A (ja) 超音波液位計
JP2632200B2 (ja) 超音波による温度分布測定方法及び装置
JPH02116745A (ja) 超音波溶液濃度測定装置
JP2018109618A (ja) 情報抽出装置及び品物検出装置