JP2004320208A - 携帯端末の電力/出力制御方法及びそのシステム - Google Patents

携帯端末の電力/出力制御方法及びそのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】公共車両内で携帯端末を自動的にマナーモードに切替えできる。
【解決手段】基地局情報処理部5で周辺の各基地局2A〜2Cの基地局識別信号を用いて作成した基地局情報から携帯端末測位部6が携帯端末1の端末位置を、またはGPS受信機12を用いて端末位置を計測し、別途携帯端末1の移動速度を移動速度解析部7で求める。通信事業者ネットワーク3に接続する電力制御装置4では、路線位置記憶部10に公共車両の路線位置を予め記憶し、送受信号制御部8で移動速度の大きい携帯端末1の端末位置が、路線位置記憶部10の路線位置と一致している間を、該当する携帯端末1に通知して公共車両内でのマナーモードに切り替えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動速度に応じて携帯端末の使用電力および送信出力のうち少なくとも一方での予め定められた制御を自動的に行なう携帯端末の電力/出力制御方法及びそのシステムに関し、特に、通信事業者ネットワークの一方で基地局を介して前記携帯端末を接続し、他方で携帯端末の電力出力制御装置を接続して、公共車両内で携帯端末の使用電力および/または送信出力を自動的に抑制制御できる携帯端末の電力/出力制御方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、普及が著しい携帯端末で、例えばPHS(パーソナルハンディホンシステム)は一般的に電車、バス等で移動中の場合、通信不可となるため使用できなくなる。このような場合、例えばGPS(グローバルポジショニングシステム)受信機を用いて測位した結果から明らかに移動中である場合、電源スイッチをオフにして移動中の電力を節約することができるPHSがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
一方、携帯電話においては移動中でも使用可能なことが多いため、自動車等を運転中の携帯電話使用による事故が懸念されている。このため携帯電話においても移動中に電源スイッチをオフにする制御が考えられる。しかし、携帯電話は移動中にも使用できるという特性から、移動中こそ使用可能状態としておく必要性がしばしばあり、上述した方法を携帯電話に適用することは必ずしも適切ではない。
【0004】
従来、この種の携帯端末の電力/出力制御方法には、上述した問題点を解決するため、GPS受信機により得られた携帯端末の地図上の位置から移動速度を計測し、その速度に応じて携帯端末の電源スイッチまたは携帯電話の動作モードを自動的に切り替えるものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
例えば、図13に示される携帯端末の場合、GPS受信機101は、複数のGPS衛星から送られてくるGPS電波を受信して携帯端末の移動中に複数の位置を計測し、そのデータを計測時刻と共に記録できる。移動速度演算部102は、複数の端末位置とその時刻とから携帯端末の移動速度を演算できる。速度判定部103は、一つの閾値速度を保持しており、移動速度演算部102から受けた携帯端末の移動速度がこの閾値速度を越えた際に、制御部104に通知する。
【0006】
制御部104は、例えば、この通知を受けた際に通話中であれば一定の時間経過後に電源スイッチ106を開いて、電源107から携帯電話105への電力供給を断ち、通話状態を切断する。
【0007】
上記特許文献2では、携帯端末の移動速度により、電源スイッチの開閉だけでなく、携帯端末のドライブモード、留守電モード、データ送受信モード、マナーモードなどとの自動切替えも提案されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−112411号公報(図1、図2)
【0009】
【特許文献2】
特開2001−127848号公報(図1、図2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の携帯端末の電力/出力制御方法及びそのシステムでは、次のような問題点がある。
【0011】
近年、携帯端末の普及により、携帯端末保持者のマナー問題が表面化されてきた。すなわち、混雑する公共車両内で、着信音または会話による大音響、または隣接者に対する携帯端末からの電磁波障害などが挙げられる。
【0012】
従って、公共車両内では、他者への迷惑を防止するためのアナウンスにより携帯端末の電源断及び不使用が呼びかけられている。しかし、結果的には携帯端末所有者のマナーに委ねられている。
【0013】
また、身動きがとれないほど混雑している車両内では、電源をオフにしたくても、オフできない。
【0014】
本発明の課題は、このような問題点を解決し、公共の車両に乗車中では、携帯端末をマナーモードに自動的に切り替えることができる携帯端末の電力/出力制御方法及びそのシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯端末の電力/出力制御方法は、通信事業者ネットワークに基地局を介して接続する携帯端末の移動速度と端末位置とを演算し、公共車両の路線位置を地図上で予めマークアップする路線位置記憶手段を備えて、演算結果の端末位置を地図上の路線位置と照合して一致している間、この携帯端末が公共車両内にあると判断して自動的に所定のマナーモードに切り替えている。
【0016】
したがって、公共の車両に乗車中では、携帯端末がマナーモードに自動的に切り替わることができる
携帯端末の端末位置は、通信可能な周辺基地局から受ける識別信号、またはGPS受信機により演算できる。また、携帯端末の移動速度は上述した演算により求めた端末位置とその取得時刻とから演算できる。
【0017】
すなわち、その方法は次のステップにより構成される。
【0018】
まず、複数の周辺基地局から受ける基地局識別信号、もしくはGPSでGPS衛星から受けるGPS電波、または両者から得られるデータを定期的な時点で演算して携帯端末の端末位置及び移動速度を取得する。
【0019】
取得した移動速度が所定値より大きな場合には携帯端末が走行する車両内にあると判断し、取得した端末位置を路線位置記憶手段にマークアップされる路線位置と照合し、一致している間、所定の抑制制御を実行する。
【0020】
更に、上記抑制制御を実行中には定期的に移動速度及び路線位置それぞれを照合して少なくとも端末位置が路線位置から外れた際には抑制制御を解除する。
【0021】
所定の抑制制御は、使用電力および送信出力のうち少なくとも一方で、予め定められた制限を実行するものであり、例えば、該当の携帯端末で移動速度及び路線位置の定期的な演算計測以外の使用電力の供給断、および所定のデータを基地局へ送信する際の出力の最小値を設定擦ることができる。
【0022】
また、携帯端末へ、抑制制御の際には抑制制御信号が送られ、その後の照合不一致で抑制解除信号が送られ、かつ、上記所定の抑制条件が解消した際には抑制解除信号が送られる。従って、抑制制御信号を受けた携帯端末では、所定の抑制制御を実行して抑制制御状態を維持する一方、抑制解除信号を受けた際には抑制制御状態を解除する。
【0023】
また、本発明による携帯端末の電力/出力制御システムは、移動速度に応じて携帯端末の使用電力/送信出力の制御を自動的に行なうものであって、携帯端末に上記制御のための信号を送る電力出力制御装置と、一方で基地局を介して携帯端末を接続し、他方で携帯端末の電力出力制御装置を接続する通信事業者ネットワークと、基地局情報処理部と、移動速度解析部と、携帯端末測位部と、路線位置記憶部と、路線判定部と、送受信号制御部と、かつ電力出力制御部とを備えている。
【0024】
基地局情報処理部は、携帯端末に備えられ、複数の周辺基地局から受ける基地局識別信号から、自己端末位置を特定可能なデータを基地局情報として求め、この基地局情報を定期的に送出する一方、電力出力制御装置から抑制制御信号を受けて抑制制御状態にある場合に電力出力制御装置から位置監視信号を受けた際にも同様に基地局情報を求めて送出する。
【0025】
携帯端末測位部は、基地局情報を受けた際に、受けた基地局情報に基づき携帯端末の地図上の位置を求めて送出するものであって、携帯端末に備えられることが望ましいが、電力出力制御装置に備えられてもよい。
【0026】
移動速度解析部は、基地局情報を受けた際に、受けた基地局情報に基づき携帯端末の移動速度を求めて送出するものであって、携帯端末に備えられることが望ましいが、電力出力制御装置に備えられてもよい。
【0027】
路線位置記憶部は電力出力制御装置に備えられ、公共車両の路線位置が地図上で予めマークアップされている。
【0028】
路線判定部は、電力出力制御装置に備えられ、携帯端末の移動速度及び地図上の端末位置を受けた際、この移動速度が所定値より大きく、かつ地図上の端末位置を路線位置記憶部にマークアップされた路線位置と照合し、一致か否かを判定して出力する。
【0029】
送受信号制御部は、電力出力制御装置に備えられ、路線判定部から一致判定を受けた場合には携帯端末へ抑制制御信号を送出する一方、該当携帯端末が抑制制御状態の間には定期的に位置監視信号を送出する。
【0030】
電力出力制御部は、携帯端末に備えられる使用電力/送信出力を指示に基づいて制御するものであって、抑制制御信号を受けた際には予め定められた使用電力および送信出力のうち少なくとも一方の抑制制御を実行して抑制制御状態を維持し、位置監視信号を受けた際には基地局情報処理部に基地局情報の処理を要求する。
【0031】
GPS受信機は、携帯端末に備えられ、搭載する携帯端末の地図上での端末位置が得られるGPS情報を、携帯端末測位部へ送出する。
【0032】
携帯端末での電力出力制御部は、抑制制御信号を受けた際に、使用電力については上記位置監視信号および抑制解除信号を受けた際に稼動する部分のみに電源を供給し、送信出力については受信する基地局識別信号から得られる情報に基づいて最小にまで抑制し、定期的な前記位置監視信号の受信に対して基地局情報処理部を駆動し、かつ、抑制解除信号の受信に際しては上記抑制制御を解除している。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図面では紙面の制約上、本発明に係る部分のみが示されている。従って、基本の必須機能でも表示されないものがある。
【0034】
図1は本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図である。
【0035】
図示された携帯端末の電力/出力制御システムは、携帯端末1、基地局2A〜2C、通信事業者ネットワーク3、携帯端末1対応の電力出力制御装置4、基地局情報処理部5、携帯端末測位部6、移動速度解析部7、送受信号制御部8、路線判定部9、路線位置記憶部10、電力出力制御部11、GPS受信機12、及びGPS衛星群13により構成されている。従来の構成との相違は、通信事業者ネットワーク3に接続される電力出力制御装置4を設けている点である。
【0036】
携帯端末1は、電話以外に、モバイルコンピューティング用端末なども対象とし、少なくとも基地局情報処理部5及び電力出力制御部11を内蔵し、移動速度解析部6及び携帯端末測位部6をも内蔵することが望ましい。また、GPS受信機12を備えることにより自己の端末位置が正確に計測できる。携帯端末1は移動して、基地局2A〜2Cと順次アクセスできて通信事業者ネットワーク3に接続される。
【0037】
基地局2A〜2Cそれぞれは、個別の識別(ID)信号としてシステムID(SID)及びネットワークID(NID)、またはセル単位に付与されるPN(Pseudo Noise:疑似雑音)コードを有し、定期的に送信している。
【0038】
通信事業者ネットワーク3は、携帯端末1を契約する通信事業者の通信網であり、携帯端末1とは基地局2A〜2Cを介して接続し、電力出力制御装置4を接続する。
【0039】
電力出力制御装置4は、本発明のために備えられ、通信事業者ネットワーク3の通信事業者と契約される携帯端末1の使用電力/送信出力を制御するもので、少なくとも送受信号制御部8、路線判定部9、及び路線位置記憶部10を備え、携帯端末測位部6及び移動速度解析部7を内蔵してもよい。
【0040】
基地局情報処理部5は、携帯端末1に内蔵され、周辺基地局から定期的に受ける基地局識別信号の受信レベルを計測し、基地局情報として送出する。基地局情報から、例えば最高レベルを有する信号の発信元を通信相手の基地局として選択できる。また、受信レベル情報から携帯端末の端末位置及び移動速度の概略を知ることができる。
【0041】
携帯端末測位部6は、携帯端末1または電力出力制御装置4の何れに備えられてもよいが、GPS受信機12を備えて自己の端末位置を正確に得ることができる場合には携帯端末1に内蔵されることが好ましい。他方、GPSを使用せず、基地局情報のみで端末位置を計測する場合、基地局の正確な位置を所持する通信事業者対応で演算処理することにより、より正確な端末位置が演算できるので、電力出力制御装置4に搭載することが望ましい。
【0042】
移動速度解析部7は、携帯端末1または電力出力制御装置4の何れに備えてもよい。上記基地局情報から得られ通信のため選択される基地局の移動状態により移動速度を概算する場合、及びGPS受信機を備えて自己の端末位置を正確に得ることができる場合、両者共に基地局情報処理部5と一緒に携帯端末1に備えることが好ましい。
【0043】
送受信号制御部8は、電力出力制御装置4に備えられ、路線判定部9で判定した結果に基づいて後述する抑制制御信号、位置監視信号、または抑制解除信号を該当する携帯端末1へ送出する。
【0044】
路線判定部9は、電力出力制御装置4に備えられ、移動速度解析部6から受ける移動速度が大きい場合に携帯端末測位部6から受ける端末位置を路線位置記憶部9の路線位置と照合して一致するか否かを判定し、一致する場合には抑制制御信号を送受信号制御部8へ送出する。路線判定部9は抑制制御信号を送出した相手携帯端末1を抑制制御中または抑制制御状態として記憶している。従って、路線判定部9は抑制制御状態の携帯端末1から受ける端末位置と移動速度とをチェックしている。
【0045】
携帯端末1が公共車両の路線位置にある場合、1〜2分以内の移動停止または低移動速度であれば、停留所での車両内であると判定することができる。2分以上の移動停止または低移動速度の場合には、例えば、停留所または駅構内で携帯端末が使用可能な状態にあると判定し抑制解除信号を送出することができる。更に、乗合バスのような道路上の路線の場合でも、道路信号による停車、渋滞、交差点での右左折などにより移動速度の算出には木目細かさを必要とするが、その算出が可能である。
【0046】
路線位置記憶部10は、公共車両の路線図から路線のマップアップが可能である。しかしながら、移動速度は概算でもよいが、端末位置は、路線位置との一致が重要なため、移動端末1にGPS受信機を搭載すること、または電力出力装置4において正確な基地局位置情報を把握していることが必須である。
【0047】
電力出力制御部11は、携帯端末1に内蔵され、携帯端末1に備えられる使用電力/送信出力を、電力出力制御装置4からの指示に基づいて制御するものであって、抑制制御信号を受けた際には予め定められた使用電力もしくは送信出力、または両者に対する抑制制御を実行して抑制制御状態を維持する。また、電力出力制御部11は、位置監視信号を受けた際には基地局情報処理部5に基地局情報の処理を要求し、かつ抑制解除信号を受けた際には実行中の抑制制御状態を解除する。
【0048】
GPS受信機12はGPS衛星群13からGPS電波を受けて地球上の位置を軽度・緯度により地図上に正確にマークすることができる。正確な位置を簡単に知るために携帯端末1に内蔵することが望ましいが、更に、電力出力制御装置4側にも備えて基地局の位置情報の取得に役立てることもできる。
【0049】
次に、図1に図2を併せ参照して動作手順について説明する。
【0050】
移動する携帯端末1は基地局2A〜2Cから次々と識別信号を受信して測定レベルと測定時刻とを基地局情報として作成し、送出(手順S1)する。
【0051】
基地局情報を受けた携帯端末測位部6は、基地局情報から端末位置を演算して送出(手順S2)することができる。例えば特開2002−010325号公報に開示されているように、移動端末で受信する各基地局からの信号から各基地局毎の受信強度を計測し、基地局識別信号と組にして、基地局の設置位置に応じた移動端末の位置を推定できる。このため、携帯端末測位部6は通信事業者側の電力出力制御装置4に備えられることが望ましい。
【0052】
また、携帯端末測位部6は、手順S2をGPSに依存することができる。この場合、携帯端末1がGPS受信機12を搭載することが望ましい。
【0053】
上記手順S1による基地局情報を受けて、移動速度解析部7は、例えば、最強レベルを有する受信信号を発信した基地局2A〜2Cの移動速度で携帯端末1の移動速度を演算し送出(手順S3)できる。また、この手順S3は、上記手順S2による携帯端末1の時々刻々の端末位置を計測して演算することにより、より木目細かい移動速度を求めることができる。
【0054】
移動速度を受けた電力出力制御装置4は、受けた移動速度が所定の速度値より大きな場合、路線判定部9が端末位置と路線位置とを照合(手順S4)する。この結果、照合が一致した際には、抑制制御信号が、作成・保存され、かつ送受信号制御部8から携帯端末1へ送出(手順S5)される。この抑制制御信号を受けた携帯端末1は、予め設定された条件に基づき使用電力/送信出力の抑制を実行(手順S6)する。
【0055】
一方、上記手順S5で抑制制御信号が保存された後は定期的に位置監視信号が電力出力制御装置4から該当の携帯端末1へ送出(手順S7)される。この位置監視信号を受けた携帯端末1は上記手順S1の基地局情報を作成・送出(手順S8)し、次いで、携帯端末測位部6による上記手順S2の端末位置の演算・送出(手順S9)と、移動速度解析部7による上記手順S3の移動速度の演算・送出(手順S10)とが繰り返される。
【0056】
上記手順で移動速度が上記所定値以下になった際には、電力出力制御装置4で抑制解除信号が作成され、該当する携帯端末1へ送出(手順S11)される。抑制解除信号を受けた携帯端末1は使用電力/送信出力の抑制状態を解除(手順S12)する。
【0057】
上記説明では、基地局情報とGPS情報との両者それぞれに対する構成を提示したが、木目細かい制御のためにはGPSを利用することが好ましい。
【0058】
上記説明では、図示された機能ブロックおよび手順を参照しているが、機能の分離併合による配分または手順の前後入替えなどの変更は上記機能を満たす限り自由であり、上記説明が本発明を限定するものではなく、更に、携帯端末の全般に適用可能なものである。
【0059】
[実施例1]
次に、上記実施の形態のうち、本発明の第1の実施例について図3から図7までを併せ参照して具体的にかつ詳細に説明する。第1の実施例は、上述した実施の形態において、GPSを利用せず、基地局情報のみで実現するものである。
【0060】
図3は第1の実施例を示す機能ブロック図である。図4は図3の携帯端末21の詳細な一実施例を示す図、また図5は図3の電力出力制御装置24の詳細な一実施例を示す図である。
【0061】
図3に示された携帯端末21に対応する電力/出力制御システムは、他に基地局22A〜22C、通信事業者ネットワーク23、及び電力出力制御装置24により構成される。携帯端末21は、図4で示されるように、信号受付部31、信号送出部32、基地局情報処理部33、移動速度解析部34、電力出力制御部35、電源制御部36、及び電源スイッチ37により構成される。また、電力出力制御装置24は、送受信号制御部26、携帯端末測位部27、路線判定部28、及び路線位置記憶部29により構成される。
【0062】
基地局22A〜22C、通信事業者ネットワーク23、及び路線位置記憶部29については図1を参照して説明した同一名称のものと同一なのでその説明は省略する。
【0063】
図1との相違は、携帯端末21に移動速度解析部34が備えられ、電力出力制御装置24に携帯端末測位部27が備えられている点である。
【0064】
信号受付部31は、基地局情報処理部33と電力出力制御部35とに接続し、基地局22A〜22Cからの信号を受け付け、基地局22A〜22Cから直接受ける基地局識別信号を基地局情報処理部33へ、電力出力制御装置24から受ける抑制制御信号、位置監視信号、及び抑制解除信号を電力出力制御部35へ、それぞれ送出する。
【0065】
信号送出部32は、基地局情報処理部33、移動速度解析部34、及び電力出力制御部35と接続し、基地局情報処理部33から受ける基地局情報、及び移動速度解析部34から受ける移動速度のそれぞれを基地局22A〜22Cのうちの一つを選択して経由し電力出力制御装置24に宛てて送出する。電力出力制御部35から受ける出力制御情報は信号送出部32における送信出力制御に用いられる。
【0066】
基地局情報処理部33は、信号受付部31、信号送出部32、移動速度解析部34、及び電力出力制御部35と接続し、信号受付部31から基地局識別信号を定期的に受けてそれぞれの強度レベルを計測し、基地局識別信号と共にそのレベル値及び計測時刻を基地局情報として信号送出部32及び移動速度解析部34のそれぞれへ送出する。
【0067】
また、基地局情報処理部33では、接続する電力出力制御部35から受ける処理制御情報に基づいて処理が制御される。処理制御情報は電力出力制御部35と協同動作して、例えば、電力抑制制御の場合では、電源の供給切断と平行して処理動作も停止される。位置監視の際には移動速度と端末位置との解析・計測のために必要な基地局情報を得るだけの手順の処理に対して電源が供給される。
【0068】
移動速度解析部34は、基地局情報処理部33から基地局情報を受け、この基地局情報から通信のために選択される基地局の移動状態を解析して携帯端末21の移動速度を概算し、移動速度情報として信号送出部32へ送出する。
【0069】
電力出力制御部35は、信号受付部31、信号送出部32、基地局情報処理部33、及び電源制御部36と接続し、信号受付部31から上述した抑制制御信号、位置監視信号、及び抑制解除信号を受け、これらの信号に基づいて携帯端末21内の使用電力及び/又は送信出力の制御を実行している。
【0070】
電力出力制御部35は、抑制制御信号を、抑制解除信号を受けるまで保持し、例えば、電力制御情報を作成して電源制御部36を制御し、例えば位置監視信号及び抑制解除信号の受付回路のみに電源を供給する。
【0071】
一方、電力出力制御部35はこの抑制状態で位置監視信号を受け付けた際には電力制御情報を作成して電源制御部36を制御して電源を供給すると共に処理制御情報により基地局情報処理部33に指示する。この指示により基地局情報処理部33は、基地局識別信号を受けて基地局情報を作成すると共に移動速度解析部34に指示して移動速度情報を作成する。更に、電力出力制御部35は出力制御情報を作成して信号送出部32に指示し、送信出力を低減させている。
【0072】
また、抑制解除信号を受けた際には、電力出力制御部35は、保持した抑制制御信号を抹消して、抑制状態を解除する。
【0073】
電源制御部36は、電源スイッチ37を介して供給される電力を携帯端末21の構成要素のそれぞれに分配する。また、電源制御部36は電力出力制御部35と接続して電力制御情報を受ける。電力制御情報を受けた電源制御部36は、電力出力制御部35が抑制制御信号を受けた際に、例えば上述したように必要最小の部分のみに電源供給するように制御する。
【0074】
図示される電源スイッチ37は手動により携帯端末1に電源供給をオン/オフする主電源スイッチである。
【0075】
送受信号制御部26は、通信事業者ネットワーク23を介して携帯端末21とアクセスし、携帯端末21から基地局情報と移動速度情報とを受け、携帯端末21へ作成した抑制制御信号、位置監視信号、または抑制解除信号を送出する。また、送受信号制御部26は、携帯端末測位部27及び路線判定部28と接続すると共に車両走行を判断する移動速度のしきい値を予め保持している。
【0076】
送受信号制御部26は、携帯端末21から基地局情報と移動速度情報とを受けた際、受けた基地局情報を携帯端末測位部27に送る一方、受けた移動速度情報が保持するしきい値より大きい場合、路線判定部28に位置の照合判定を指示してその結果を得る。
【0077】
送受信号制御部26は、路線判定部28から一致との情報を得た場合、抑制制御信号を作成して送出すると共に該当携帯端末21に対応して抑制制御信号を保持し抑制制御処理継続中を記憶する。送受信号制御部26は、抑制制御信号を保持する携帯端末21に対して定期的に位置監視信号を送出して、携帯端末21から基地局情報と移動速度情報とを受ける。
【0078】
送受信号制御部26は、移動速度が遅く公共車両内であるという所定の条件を満たさない場合、または路線判定部28から不一致との情報を得た場合、抑制解除信号を作成して該当する携帯端末21へ送出する。
【0079】
携帯端末測位部27は、基地局の正確な位置情報を予め保持し、携帯端末21が周辺の複数基地局から受ける信号レベルを基地局情報として受け付けるので、この基地局情報に基づいて演算し端末位置を求め、路線判定部28に送る。
【0080】
路線判定部28は、送受信号制御部26、携帯端末測位部27、及び路線位置記憶部29と接続し、送受信号制御部26から指示を受けた際に、携帯端末測位部27から受けた端末位置情報を、路線位置記憶部29にマップアップされた路線位置と照合し一致/不一致を送受信号制御部26へ通知する。
【0081】
次に、図3,4,5に図6を併せ参照して、携帯端末21の主要動作について説明する。
【0082】
まず、携帯端末21では、基地局情報処理部33が信号受付部31を介して周辺の基地局22A〜22Cから基地局識別信号を定期的に受付け(手順S21)し、受信信号レベルを計測して計測レベル値と計測時刻と基地局識別信号とを基地局情報に作成して保存(手順S22)すると共に信号送出部32へ送る。
【0083】
この携帯端末21に対応して以前の基地局情報がある場合(手順S23のYES)には、移動速度解析部34がこれら計測時刻の異なる複数の基地局情報を受けて移動速度を演算(手順S24)して信号送出部32へ送る。
【0084】
信号送出部32は、受けた基地局情報と移動速度とを選択された一つの、例えば最も近い基地局を介して電力出力制御装置24へ送出(手順S25)する。
【0085】
一方、電力出力制御部35は、電力出力制御装置24から選択された基地局及び信号受付部31を介して抑制制御信号を受付け(手順S26のYES)した場合、これを保存して所定の抑制制御処理を実行(手順S27)する。
【0086】
抑制制御信号の保存中は抑制制御処理継続中であり、電力出力制御部35は、定期的に電力出力制御装置24から選択された基地局及び信号受付部31を介して位置監視信号を受付け(手順S28のYES)する。従って、手順は、周辺の基地局22A〜22Cから基地局識別信号を定期的に受付けする上記手順S21に戻り、繰り返される。
【0087】
この手順S28が「NO」で、位置監視信号の代わりに抑制解除信号を受付け(手順S29のYES)した際、電力出力制御部35は、抑制制御信号の保持を抹消して抑制制御処理を解除(手順S30)する。
【0088】
次に、図3,4,5に図7を併せ参照して、電力出力制御装置24の主要動作について説明する。
【0089】
まず、電力出力制御装置24では、送受信号制御部26が通信事業者ネットワークを介して携帯端末21から基地局情報と移動速度とを定期的に受付け(手順S41)し、移動速度が所定の保存地より大きい(手順S42のYES)場合、基地局情報を携帯端末測位部27に送る。
【0090】
携帯端末測位部27は、受けた基地局情報から携帯端末21の端末位置を演算(手順S43)し、結果を路線判定部28へ送る。路線判定部28は受けた端末位置を路線位置記憶部29の路線位置と照合(手順S44)し、結果を送受信号制御部26に送る。照合の結果、端末位置が公共車両の路線上にある(手順S45のYES)場合、送受信号制御部26は、これに対応する携帯端末21が抑制制御処理継続中か否かを判断(手順S46)する。
【0091】
手順S46が「NO」で、対応する携帯端末21が抑制制御処理継続中ではない場合、送受信号制御部26は、抑制制御信号を作成して該当する携帯端末21対応に保存して抑制制御処理継続中を記憶すると共に、抑制制御信号をその携帯端末21へ通信業者ネットワーク23を介して送出(手順S47)する。
【0092】
次いで、監視タイマが稼動開始しその時限に到達(手順S48のYES)した際に、送受信号制御部26は、位置監視信号を対応の携帯端末21へ通信業者ネットワーク23を介して送出(手順S49)し、この位置監視信号に応答する基地局情報と移動速度とを受付ける上記手順S41に戻して上述した手順を繰り返す。
【0093】
上記手順S42が「NO」で移動速度が所定値以下、または上記手順S45が「NO」で端末位置が路線上でなく、かつ、抑制制御処理継続中(手順S51のYES)の条件で、送受信号制御部26は抑制解除信号を対応の携帯端末21へ通信業者ネットワーク23を介して送出(手順S52)すると共に、抑制制御信号の保存を抹消(手順S53)して抑制制御処理継続中の記憶を取消し、手順を終了する。
【0094】
[実施例2]
次に、上記実施の形態のうち、本発明の第2の実施例について図8から図12までを併せ参照して具体的にかつ詳細に説明する。第2の実施例は、上述した実施の形態において、GPSを利用して上述した機能を実現するものである。
【0095】
図8は第2の実施例を示す機能ブロック図である。図9は図8の携帯端末41の詳細な一実施例を示す機能ブロック図、また図10は図8の電力出力制御装置44の詳細な一実施例を示す機能ブロック図である。
【0096】
図8に示された携帯端末41に対応の電力/出力制御システムは、他に基地局42A〜42C、通信事業者ネットワーク43、及び電力出力制御装置44により構成される。携帯端末41は、図9で示されるように、信号受付部51、信号送出部52、基地局情報処理部53、GPS測位部54、移動速度解析部55、電力出力制御部56、電源制御部57、及び電源スイッチ58により構成され、また電力出力制御装置44は、図10に示されるように、送受信号制御部61、路線判定部62、及び路線位置記憶部63により構成される。
【0097】
基地局42A〜42C、通信事業者ネットワーク43、及び路線位置記憶部63については図1を参照して説明した同一名称のものと同一なのでその説明は省略する。
【0098】
図1との相違は、携帯端末41にGPS測位部54及び移動速度解析部55が備えられている点である。
【0099】
信号受付部51は、基地局情報処理部53と電力出力制御部56とに接続し、基地局42A〜42Cからの信号を受け付け、基地局42A〜42Cから直接受ける基地局識別信号を基地局情報処理部53へ、電力出力制御装置44から受ける抑制制御信号、位置監視信号、及び抑制解除信号を電力出力制御部56へ、それぞれ送出する。
【0100】
信号送出部52は、基地局情報処理部53、GPS測位部54、移動速度解析部55、及び電力出力制御部56と接続し、基地局情報処理部53から受ける基地局情報、GPS測位部54から受ける測位データ、及び移動速度解析部55から受ける移動速度のそれぞれを基地局42A〜42Cのうちの一つを選択して経由し電力出力制御装置44に宛てて送出する。電力出力制御部56から受ける出力制御情報は信号送出部52における送信出力制御に用いられる。
【0101】
基地局情報処理部53は、信号受付部51、信号送出部52、及び電力出力制御部56と接続し、信号受付部51から基地局識別信号を定期的に受けてそれぞれの強度レベルを計測し、基地局識別信号と共にそのレベル値及び計測時刻を基地局情報として信号送出部52へ送出する。
【0102】
また、基地局情報処理部53では、接続する電力出力制御部56から受ける処理制御情報に基づいて処理が制御される。処理制御情報は電力出力制御部56と協同動作して、例えば、電力抑制制御の場合では、電源の供給切断と平行して処理動作も停止される。位置監視の際には移動速度と端末位置との解析・計測のために必要な基地局情報を得るだけの手順の処理に対して電源が供給される。
【0103】
GPS測位部54は、信号送出部52及び移動速度解析部55と接続し、GPS衛星群45からGPS電波を受けて地球上の位置を軽度・緯度により地図上に正確にマークできる携帯端末の端末位置を演算するGPS受信機を備えて、信号送出部52へは電力出力制御装置44へ送る端末位置情報を、また移動速度解析部55へは移動速度演算のための端末位置情報を、それぞれ送る。
【0104】
移動速度解析部55は、GPS測位部54から端末位置情報を受け、この位置データから移動速度を演算し、移動速度情報として信号送出部52へ送出する。
【0105】
図面では、GPS測位部54と移動速度解析部55とを分離して示しかつ説明したが、移動速度まで演算できるGPS受信機を備える場合には、GPS受信機にGPS測位部54と移動速度解析部55とが含まれる構成となる。
【0106】
電力出力制御部56は、信号受付部51、信号送出部52、基地局情報処理部53、及び電源制御部57と接続しており、信号受付部51から上述した抑制制御信号、位置監視信号、及び抑制解除信号を受け、これら信号に基づいて携帯端末41内の使用電力及び/又は送信出力の制御を実行している。
【0107】
電力出力制御部56は、抑制制御信号を、抑制解除信号を受けるまで保持し、例えば、電力制御情報を作成して電源制御部57を制御し、位置監視信号及び抑制解除信号の受付回路のみに電源を供給する。
【0108】
また、電力出力制御部56はこの抑制制御中の状態で位置監視信号を受け付けた際には電力制御情報を作成して電源制御部57を制御し電源を供給すると共に処理制御情報により基地局情報処理部53に指示する。この指示により基地局情報処理部53は、基地局識別信号を受けて基地局情報を作成する。更に、電力出力制御部56は出力制御情報を作成して信号送出部52に指示し、送信出力を低減させている。
【0109】
また、抑制解除信号を受けた際には、電力出力制御部56は、保持した抑制制御信号を抹消して、抑制制御中の状態を解除する。
【0110】
電源制御部57は、電源スイッチ58を介して供給される電力を携帯端末41の構成要素のそれぞれに分配する。また、電源制御部57は電力出力制御部56と接続して電力制御情報を受ける。電力制御情報を受けた電源制御部57は、電力出力制御部56が抑制制御信号を受けた際に、例えば上述したように必要最小の部分のみに電源供給するように制御する。
【0111】
図示される電源スイッチ58は手動により携帯端末41への電源供給をオン/オフする主電源スイッチである。
【0112】
次に、図9に示される送受信号制御部61は、通信事業者ネットワーク43を介して携帯端末41とアクセスし、携帯端末41から基地局情報と端末位置情報と移動速度情報とを受ける一方、携帯端末41へ作成した抑制制御信号、位置監視信号、または抑制解除信号を送出する。また、送受信号制御部61は、路線判定部62と接続すると共に移動速度のしきい値を予め保持している。
【0113】
送受信号制御部61は、携帯端末41から基地局情報と端末位置情報と移動速度情報とを受けた際、受けた端末位置情報を路線判定部62に送る一方、受けた移動速度情報が自己の保持するしきい値より大きい場合、路線判定部62に判定を指示してその結果を得る。
【0114】
送受信号制御部61は、路線判定部62から位置の一致情報を得た場合、抑制制御信号を作成して送出すると共に該当する携帯端末41に対応して抑制制御信号を保持し抑制制御処理継続中を記憶する。送受信号制御部26は、抑制制御信号を保持する携帯端末21に対して定期的に位置監視信号を送出して、携帯端末21から基地局情報と移動速度情報とを受ける。
【0115】
送受信号制御部61は、移動速度が遅く公共車両内であるという所定の条件を満たさない場合、または路線判定部62から不一致との情報を得た場合、抑制解除信号を作成して該当する携帯端末21へ送出する。
【0116】
路線判定部62は、送受信号制御部61及び路線位置記憶部63と接続し、送受信号制御部61から指示を受けた際に、同時に受けた端末位置情報を、路線位置記憶部63にマップアップされた路線位置と照合し、その一致/不一致を送受信号制御部61へ通知する。
【0117】
次に、図8,9,10に図11を併せ参照して、携帯端末41の主要動作について説明する。
【0118】
まず、GPS測位部54は定期的に自己携帯端末41の端末位置を確定しその時刻と共に端末位置情報として信号送出部52及び移動速度解析部55へ送る。移動速度解析部55は受けた端末位置情報を保存(手順S61)する。
【0119】
移動速度解析部55は、以前の端末位置情報が保存(手順S62がYES)されている場合、これら複数の端末位置情報からこの携帯端末41の移動速度を演算(手順S63)し、信号送出部52へ送る。他方、基地局情報処理部53では信号受付部51を介して周辺の基地局42A〜42Cから基地局識別信号を定期的に受付け、受信信号レベルを計測して情報の送信先基地局を選択し基地局情報に作成して信号送出部32へ送っている。
【0120】
信号送出部52は、受けた端末位置情報と移動速度情報とを、選択された基地局を介して電力出力制御装置44へ送出(手順S64)する。
【0121】
一方、電力出力制御部56は、電力出力制御装置44から選択された基地局及び信号受付部51を介して抑制制御信号を受付け(手順S65のYES)した場合、これを保存して所定の抑制情報処理を実行(手順S66)する。
【0122】
抑制制御信号の保存中は抑制制御処理継続中であり、電力出力制御部56は、定期的に電力出力制御装置44から選択された基地局及び信号受付部51を介して位置監視信号を受付け(手順S67のYES)する。従って、手順は、GPS測位部54により端末位置を確定し保存する上記手順S61に戻り、繰り返される。
【0123】
上記手順S67が「NO」で、位置監視信号の代わりに抑制解除信号を受付け(手順S68のYES)した際、電力出力制御部56は、抑制制御信号の保持を抹消して抑制制御処理継続中の状態を解除(手順S69)する。
【0124】
次に、図8,9,10に図12を併せ参照して、電力出力制御装置44の主要動作について説明する。
【0125】
まず、電力出力制御装置44では、送受信号制御部61が通信事業者ネットワーク43を介して携帯端末41から端末位置情報と移動速度情報とを定期的に受付け(手順S81)し、移動速度が所定のしきい値より大きい(手順S82のYES)場合、受けた端末位置情報を路線判定部62へ送る。路線判定部62は受けた端末位置を路線位置記憶部63の路線位置と照合(手順S83)し、結果を送受信号制御部61に送る。照合の結果として、端末位置が公共車両の路線上にある(手順S84のYES)場合、送受信号制御部61は、これに対応する携帯端末41が抑制制御処理継続中か否かを判断(手順S85)する。
【0126】
手順S85が「NO」で、対応する携帯端末41が抑制制御処理継続中ではない場合、送受信号制御部61は、抑制制御信号を作成して該当する携帯端末41対応に保存し抑制制御処理継続中を記憶すると共に、抑制制御信号をその携帯端末41へ通信業者ネットワーク43を介して送出(手順S86)する。
【0127】
次いで、監視タイマが稼動開始しその時限に到達(手順S87のYES)した際に、送受信号制御部61は、位置監視信号を対応の携帯端末41へ通信業者ネットワーク43を介して送出(手順S88)し、この位置監視信号に応答する端末位置情報と移動速度情報とを受付ける上記手順S81に戻して上述した手順を繰り返す。
【0128】
上記手順S82が「NO」で移動速度が所定値以下、または上記手順S84が「NO」で端末位置が公共車両の路線上でなく、かつ抑制制御処理継続中(手順S91のYES)の条件で、送受信号制御部61は抑制解除信号を対応の携帯端末41へ通信業者ネットワーク43を介して送出(手順S92)すると共に、抑制制御信号の保存を抹消(手順S93)して抑制制御処理継続中の記憶を取消し、手順を終了する。
【0129】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、基地局識別信号又はGPS受信機により携帯端末の端末位置及び移動速度が求められ、携帯端末の移動速度が予め定められた速度より大きくて携帯端末が走行中の車両内に在ると判断した場合、端末位置を、別途設けた、公共車両の路線を地図上にマークアップした路線位置と照合して一致したことにより、この携帯端末が公共車両内に在ると判断している。この状態の場合、携帯端末の使用電力と共に送信情報の送信出力を抑制して、公共車両内のマナーに沿うように自動制御し、上記条件が消滅した際には抑制状態を解除している。従って、携帯端末の所持者の意志に無関係に、公共車両内の携帯端末を自動的にマナーモードに切り替えることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図である。
【図2】図1における主要動作手順の一形態を示すシーケンスチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例を示す機能ブロック図である。
【図4】図3における携帯端末の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図5】図3における電力出力制御装置の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図6】図4における携帯端末の主要手順の一実施例を示すフローチャートである。
【図7】図5における電力出力制御装置の主要手順の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例を示す機能ブロック図である。
【図9】図8における携帯端末の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図10】図8における電力出力制御装置の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図11】図9における携帯端末の主要手順の一実施例を示すフローチャートである。
【図12】図10における電力出力制御装置の主要手順の一実施例を示すフローチャートである。
【図13】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1、21、41 携帯端末
2A、2B、2C、22A、22B、22C、42A、42B、42C 基地局
3、23、43 通信事業者ネットワーク
4、24、44 電力出力制御装置
5、33、53 基地局情報処理部
6、27 携帯端末測位部
7、34、55 移動速度解析部
8、26、61 送受信号制御部
9、28、62 路線判定部
10、29、63 路線位置記憶部
11、35、56 電力出力制御部
31、51 信号受付部
32、52 信号送出部
36、57 電源制御部
37、58 電源スイッチ
54 GPS測位部

Claims (6)

  1. 移動速度に応じて携帯端末における使用電力/送信出力の制御を自動的に行なう携帯端末の電力/出力制御方法において、
    前記携帯端末を通信事業者ネットワークに基地局を介して接続し、かつ公共車両の路線位置を地図上で予めマークアップする路線位置記憶手段を備えており、
    複数の周辺基地局から受ける基地局識別信号とGPS(Global Positioning System)でGPS衛星から受けるGPS電波とのうちの少なくとも一方から得られるデータを定期的な時点で演算して携帯端末の端末位置及び移動速度を取得し、
    取得した移動速度が所定値より大きな場合には取得した前記端末位置を前記路線位置記憶手段にマークアップされる路線位置と照合し一致している間、該当携帯端末で使用電力および送信出力のうち少なくとも一方で所定の抑制制御を実行し、かつ、
    前記抑制制御を実行中には定期的に移動速度及び路線位置それぞれを照合して少なくとも前記端末位置が前記路線位置から外れた際に前記抑制制御を解除する
    ことを特徴とする携帯端末の電力/出力制御方法。
  2. 請求項1において、前記通信事業者ネットワークに接続して前記路線位置記憶手段を備える携帯端末の電力出力制御装置を設け、
    前記携帯端末で演算し携帯端末の端末位置及び移動速度を取得して前記電力出力制御装置へ送り、
    当該電力出力制御装置で、取得した移動速度が所定値より大きな場合には取得した前記端末位置を前記路線位置記憶手段にマークアップされる路線位置と照合して一致した際に前記携帯端末へ抑制制御信号を送る一方、その後の照合不一致で抑制解除信号を送り、かつ、
    前記抑制制御信号を受けた携帯端末では、所定の前記抑制制御を実行して抑制制御状態を維持する一方、抑制解除信号を受けた際には抑制制御状態を解除することを特徴とする携帯端末の電力/出力制御方法。
  3. 請求項1において、前記通信事業者ネットワークに接続して前記路線位置記憶手段を備える携帯端末の電力出力制御装置を設け、
    前記携帯端末で複数の周辺基地局から受ける基地局識別信号から得られるデータを演算し携帯端末の移動速度と端末位置を演算可能な基地局情報とを取得して前記電力出力制御装置へ送り、
    当該電力出力制御装置で取得した移動速度が所定値より大きな場合には取得した前記基地局情報から端末位置を演算して求め、前記路線位置記憶手段にマークアップされる路線位置と照合して一致した際に前記携帯端末へ抑制制御信号を送る一方、その後の照合不一致で抑制解除信号を送り、かつ、
    抑制制御信号を受けた携帯端末で所定の前記抑制制御を実行して抑制制御状態を維持する一方、抑制解除信号を受けた際には電力抑制状態を解除する
    ことを特徴とする携帯端末の電力/出力制御方法。
  4. 移動速度に応じて携帯端末の使用電力/送信出力の制御を自動的に行なう携帯端末の電力/出力制御システムにおいて、
    一方で基地局を介して前記携帯端末を接続し、他方で携帯端末の電力出力制御装置を接続する前記通信事業者ネットワークと、
    前記携帯端末に備えられ、複数の周辺基地局から受ける基地局識別信号から、自己端末位置を特定可能なデータを基地局情報として求め、この基地局情報を定期的に送出する一方、前記電力出力制御装置から抑制制御信号を受けて抑制制御状態にある場合に前記電力出力制御装置から位置監視信号を受けた際にも同様に前記基地局情報を求めて送出する基地局情報処理部と、
    前記携帯端末または前記電力出力制御装置に備えられ、前記基地局情報を受けた際に、受けた基地局情報に基づき携帯端末の地図上の位置を求めて送出する携帯端末測位部と、
    前記携帯端末または前記電力出力制御装置に備えられ、前記基地局情報を受けた際に、受けた基地局情報に基づき携帯端末の移動速度を求めて送出する移動速度解析部と、
    前記電力出力制御装置に備えられ、公共車両の路線位置を地図上で予めマークアップする路線位置記憶部と、
    前記電力出力制御装置に備えられ、前記携帯端末の移動速度及び地図上の端末位置を受けた際、当該移動速度が所定値より大きく、かつ当該地図上の端末位置を前記路線位置記憶部にマークアップされた路線位置と照合し、一致か否かを判定して出力する路線判定部と、
    前記電力出力制御装置に備えられ、前記路線判定部から一致判定を受けた場合には前記携帯端末へ抑制制御信号を送出する一方、該当携帯端末が抑制制御状態の間には定期的に位置監視信号を送出する送受信号制御部と、かつ、
    前記携帯端末に備えられ、前記抑制制御信号を受けた際には予め定められた使用電力および送信出力のうち少なくとも一方の抑制制御を実行して抑制制御状態を維持し、前記位置監視信号を受けた際には前記基地局情報処理部に基地局情報の処理を要求する電力出力制御部と
    を備えることを特徴とする携帯端末の電力/出力制御システム。
  5. 請求項4において、前記携帯端末にGPS(Global Positioning System)受信機を備え、GPS受信機が、搭載する携帯端末の地図上での端末位置が得られるGPS情報を、前記携帯端末測位部へ送出することを特徴とする携帯端末の電力/出力制御システム。
  6. 請求項4において、前記携帯端末での電力出力制御部は、前記抑制制御信号を受けた際に、使用電力については前記位置監視信号および抑制解除信号を受けた際に稼動する部分のみに電源を供給し、送信出力については受信する基地局識別信号から得られる情報に基づいて最小にまで抑制し、定期的な前記位置監視信号の受信に対して前記基地局情報処理部を駆動し、かつ、前記抑制解除信号の受信に際しては前記抑制制御を解除することを特徴とする携帯端末の電力/出力制御システム。
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