JP2004317885A - 表示パネル形成板及び表示パネル - Google Patents

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Masakatsu Tominaga
真克 冨永
Isao Ogasawara
功 小笠原
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Abstract

【課題】検査入力端子からの腐食の進行が抑止される表示パネル形成板及び表示パネルを提供する。
【解決手段】各々、ゲートバスライン1及びソースバスライン2とそれらに接続された検査用配線とを有する複数の表示パネルが一列に配列して一体となった表示パネル形成板20であって、上記各表示パネルの検査用配線は、該表示パネルとそれに隣接した隣接表示パネルとの間の分断予定部を横切ると共に、その末端には検査入力端子21が設けられており、該分断予定部が該表示パネルのフレキシブルプリント配線板取付部22を構成している。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示パネル形成板及び表示パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、表示媒体として注目されている液晶表示装置は、薄型で低消費電力であるという特徴を生かして、パーソナルコンピュータ等のOA機器、液晶モニターを搭載したカメラ一体型VTR、さらには携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)の携帯情報機器等に広く用いられている。
【0003】
ところで、液晶表示装置には、複数の画素電極がマトリクス状に配列されたアクティブマトリクス基板と、共通電極が設けられた対向基板と、両基板間に挟持された液晶層とを備えたものがある。かかる液晶表示装置は、画素電極に所定の電荷を書き込むことにより、画素電極と共通電極との間の液晶層からなる液晶容量に所定の電圧を印加し、その電圧に応じて液晶層の光学的変調が起こることを利用して、画像表示を行うものである。
【0004】
このような液晶表示装置では、ドライバICチップ等の実装部品を取り付ける前段階(液晶パネルが完成した時点)において点灯検査が施される。
【0005】
特許文献1には、その一般的な検査方法が開示されている。その液晶パネルの検査方法について、図面を用いて以下に説明する。
【0006】
図10は、液晶パネルを示す。
【0007】
この液晶パネルは、アクティブマトリクス基板40及び対向基板と、それらの両基板間に挟持された液晶層とを備えている。
【0008】
このアクティブマトリクス基板40には、その中央部に表示領域19が構成されている。また、その表示領域19には、相互に並行に延びる複数のゲートバスライン1と、それらのゲートバスライン1と直交する方向に相互に並行に延びる複数のソースバスライン2とが配設されている。
【0009】
この表示領域19の外側の領域、つまり、非表示領域のうち、液晶パネルの左辺部分には、ソースバスライン2に沿って相互に並行に延びるように、奇数番目のゲートバスライン1が接続された検査用ゲート信号入力線(奇数)1aと、偶数番目のゲートバスライン1が接続された検査用ゲート信号入力線(偶数)1bとが設けられている。また、液晶パネルの左下部分には、検査用ゲート信号入力線(奇数)1aの末端の検査入力端子GO及び検査用ゲート信号入力線(偶数)1bの末端の検査入力端子GEがそれぞれ設けられている。また、液晶パネルの上辺部分には、ゲートバスライン1に沿って相互に並行に延びるように、赤色表示に係わるソースバスライン2が接続された検査用ソース信号入力線(赤)2aと、緑色表示に係わるソースバスライン2が接続された検査用ソース信号入力線(緑)2bと、青色表示に係わるソースバスライン2が接続された検査用ソース信号入力線(青)2cとが設けられている。また、液晶パネルの左上部分には、検査用ソース信号入力線(赤)2aの末端の検査入力端子R、検査用ソース信号入力線(緑)2bの末端の検査入力端子G及び検査用ソース信号入力線(青)2cの末端の検査入力端子Bがそれぞれ設けられている。また、液晶パネルの右辺部分には、ゲートドライバICチップを実装するゲートドライバICチップ搭載部16が配置されていると共に、下辺部分には、ソースドライバICチップを実装するソースドライバICチップ搭載部17が設けられている。さらに、表示領域19を囲むように対向基板の共通電極11bに接続された検査用共通電極配線9が設けられている。また、液晶パネルの右下部分には、検査用共通電極配線9の末端の検査入力端子Cが設けられている。
【0010】
この液晶パネルの検査に際しては、まず、共通電極11bに接続された検査入力端子Cに一定の共通電極検査信号を入力しながら、ゲートバスライン1に接続された検査入力端子GO又は検査入力端子GEに所定のゲート検査信号を入力してゲートバスライン1に接続されたTFT10をオン状態にする。そして、ソースバスライン2に接続された検査入力端子R、検査入力端子G及び検査入力端子Bのうちいずれかに所定のソース検査信号を入力してドレイン電極を介して特定の画素電極11aに所定の電荷を書き込む。このとき、画素電極11aと共通電極11bとの間で構成される液晶容量には所定の電圧が印加され、その画素電極11aで構成された画素が点灯(表示)状態になる。このように、検査入力端子GO及び検査入力端子GEにゲート検査信号、検査入力端子R、検査入力端子G及び検査入力端子Bにソース検査信号を選択的に入力して適宜画素を点灯させることによって液晶パネルの点灯検査が行われる。
【0011】
そして、このような検査を行った後に、この液晶パネルをダイシングやレーザ切断等の手段によって分断し、検査用配線及びその検査入力端子が設けられた左辺部分及び上辺部分を切り離す。
【0012】
ところが、この方法によると、分断にかかる工程が必要であるという問題の他に、分断によって生じる配線パターンの破片やガラス屑等によって新たな不良が発生する恐れがあるという問題がある。そこで、特許文献2には、切断にかかる工程数の増加を回避する手段の一例として、検査信号を供給する配線を電気的に完全に導通しておくのではなく、その部分にTFT等のスイッチング素子を配置しておき、検査時に必要に応じてこのスイッチング素子を導通させる信号を供給する方法が開示されている。その液晶パネルの検査方法について、図面を用いて以下に説明する。
【0013】
図11は、TFTをスイッチング素子とした液晶パネルを示す。なお、図10に示すものと実質的に同じ機能を有する構成要素を共通の符号で示し、その説明は省略する。
【0014】
この液晶パネルでは、検査用配線として、図10の構成の他に、検査用制御信号線5が表示領域の外側にゲートバスライン1及びソースバスライン2に沿って設けられている。そして、液晶パネルの左下部分には、検査用制御信号線5の末端の検査入力端子SWが設けられている。さらに、複数のゲートバスライン1及びソースバスライン2のそれぞれの末端には、検査用TFT3が設けられている。
【0015】
ゲートバスライン1に設けられた検査用TFT3は、ゲート電極が検査用制御信号線5に、ソース電極がゲートバスライン1に、ドレイン電極が検査用ゲート信号入力線(奇数)1a又は検査用ゲート信号入力線(偶数)1bにそれぞれ接続されている。
【0016】
ソースバスライン2に設けられた検査用TFT3は、ゲート電極が検査用制御信号線5に、ソース電極がソースバスライン2に、ドレイン電極が検査用ソース信号入力線(赤)2a、検査用ソース信号入力線(緑)2b及び検査用ソース信号入力線(青)2cのうちいずれかにそれぞれ接続されている。
【0017】
この液晶パネルの検査に際しては、共通電極11bに接続された検査入力端子Cと、検査用制御信号線5に接続された検査入力端子SWと、ゲートバスライン1に接続された検査入力端子GO及び検査入力端子GEと、ソースバスライン2に接続された検査入力端子R、検査入力端子G及び検査入力端子Bとに検査信号を選択的に入力することにより、適宜画素を点灯させる。
【0018】
具体的な検査方法について、図6、7及び8に例示したタイミングチャートに基づいて説明する。
【0019】
液晶パネルの点灯検査は以下の検査パターンI、II及びIIIにより行われる。
【0020】
(a)検査パターンI
まず、図6のように、検査用制御信号線5(SW)に直流で+25Vの電位の制御検査信号を入力して検査用TFT3をオン状態にする。これにより、検査用ゲート信号入力線(奇数)1a(GO)及び検査用ゲート信号入力線(偶数)1b(GE)が各ゲートバスライン1と、検査用ソース信号入力線(赤)2a(R)、検査用ソース信号入力線(緑)2b(G)及び検査用ソース信号入力線(青)2c(B)が各ソースバスライン2と導通状態になる。そして、検査用ゲート信号入力線(奇数)1a(GO)及び検査用ゲート信号入力線(偶数)1b(GE)にバイアス電圧−10V、周期16.7msec、パルス幅50μsecの+15Vのパルス電圧のゲート検査信号を入力して表示領域19内の全てのTFT10をオン状態にする。さらに、検査用ソース信号入力線(赤)2a(R)、検査用ソース信号入力線(緑)2b(G)及び検査用ソース信号入力線(青)2c(B)に16.7msecごとに極性が反転する±2Vの電位のソース検査信号を入力して各TFT10のソース電極及びドレイン電極を介して画素電極11aに±2Vに対応した電荷を書き込む。同時に、検査用共通電極配線9(C)に直流で−1Vの電位の共通電極検査信号を入力する。これにより、画素電極11aと共通電極11bとの間で構成される液晶容量に電圧が印加され、その画素電極11aで構成する画素が点灯(表示)状態になり、液晶パネルの画面全体は中間調表示が表示される。この場合、ドレイン電極と画素電極との間で配線が断線した不良箇所を有する画素では、その画素電極に所定の電荷が書き込むことができず、その画素は非点灯(輝点)状態になる。逆に、ゲートバスラインとドレイン電極との間でリークが発生している不良箇所を有する画素では、画素電極にゲートバスラインからの電荷が常に書き込まれ、その画素は点灯(黒点)状態となる。これにより、配線の断線及びゲートバスラインとドレイン電極との間でのリークを検出することができる。
【0021】
(b)検査パターンII
まず、図7のように、検査用制御信号線5(SW)に直流で+25Vの電位の制御検査信号を入力して検査用TFT3をオン状態にする。そして、検査用ゲート信号入力線(偶数)1b(GE)にバイアス電圧−10V、周期33.4msec、パルス幅50μsecの+15Vのパルス電圧のゲート検査信号aを入力して、検査用ゲート信号入力線(奇数)1a(GO)に、ゲート検査信号aと同様な信号であってゲート検査信号aと16.7msecずれたゲート検査信号bを入力する。このとき、奇数番目のゲートバスライン1に接続されたTFT10と、偶数番目のゲートバスライン1に接続されたTFT10とが16.7msecの周期で交互にオン状態になる。さらに、検査用ソース信号入力線(赤)2a、検査用ソース信号入力線(緑)2b及び検査用ソース信号入力線(青)2cに16.7msecごとに極性が反転する±2Vの電位のソース検査信号を入力して各TFT10のソース電極及びドレイン電極を介して画素電極11aに±2Vに対応した電荷を書き込む。それと同時に、検査用共通電極配線9(C)に直流で−1Vの電位の共通電極検査信号を入力する。これにより、液晶容量に所定の電圧が印加され、16.7msecの周期でゲートバスライン1の奇数番目に対応する画素とゲートバスライン1の偶数番目に対応する画素とが交互に点灯することになるので、隣接するゲートバスライン1間のリークを検出することができる。
【0022】
(c)検査パターンIII
まず、図8のように、検査用制御信号線5(SW)に直流で+25Vの電位の制御検査信号を入力して検査用TFT3をオン状態にする。そして、検査用ゲート信号入力線(奇数)1a(GO)及び検査用ゲート信号入力線(偶数)1b(GE)にバイアス電圧−10V、周期16.7msec、パルス幅50μsecの+15Vのパルス電圧のゲート検査信号を入力して表示領域19内の全てのTFT10をオン状態にする。同時に、検査用共通電極配線9(C)に直流で−1Vの電位の共通電極検査信号を入力する。さらに、例えば、検査用ソース信号入力線(赤)2a(R)に16.7msecごとに極性が反転する±1Vの電位のソース検査信号aを入力して、検査用ソース信号入力線(緑)2b(G)及び検査用ソース信号入力線(青)2c(B)に16.7msecごとに極性が反転する±5Vの電位のソース検査信号bを入力する。これにより、もし、赤色表示のソースバスライン2と隣接する他のソースバスライン2との間にリークがあれば、そのリークしているソースバスライン2が異なる赤色の表示になる。これらの検査信号の入力により、赤色表示のソースバスライン2と隣接する他のソースバスライン2間のリークが検出できる。さらに、検査用ソース信号入力線(緑)2b(G)及び検査用ソース信号入力線(青)2c(B)についても、上述の検査用ソース信号入力線(赤)2a(R)と同様な手順で検査すれば、隣接するソースバスライン2間のリークを検出することができる。
【0023】
また、特許文献2には、複数の液晶パネルが同一の方向に列状に配設された短冊基板に対して、短冊基板ごとに液晶パネル検査を行う方法も開示されている。
【0024】
図12は、母基板50及び短冊基板20を経て液晶パネル100が製造される一般的な製造工程を示す。図13は、短冊基板20内の各液晶パネル100の構成を示す。
【0025】
この短冊基板20の検査方法について以下に説明する。
【0026】
この短冊基板20は、母基板50がその横分断線6aに沿って分断された短冊状の基板である。この短冊基板20では、各液晶パネルのゲートバスライン1の延びる方向が配列方向となるように複数の液晶パネル100が縦分断線6bを介して配列している。そして、短冊基板20の各液晶パネル100の下辺部分には各液晶パネル100の検査入力端子7(検査入力端子GE、GO及びSW)及び8(検査入力端子R、G、B及びC)が配設されている。なお、母基板50の上辺及び下辺部分、短冊基板20の左辺及び右辺部分の各基板の端部領域は、液晶パネル100が配設されずに捨基板となっている。
【0027】
この短冊基板20の検査に際しては、短冊基板20を検査装置に設置して、各液晶パネル100の検査入力端子7及び8のそれぞれに検査用プローブを当てた後に、上述の検査パターンI、II及びIIIのように、検査入力端子C、検査入力端子SW、検査入力端子GO、検査入力端子GE、検査入力端子R、検査入力端子G及び検査入力端子Bに検査信号を選択的に入力することにより、適宜画素を点灯させる。これにより、液晶パネル100の検査効率を向上させることができる。特に、車載用及び携帯電話用の液晶パネルのような中小型の液晶パネル100の検査効率の向上に有効な手段である。
【0028】
しかしながら、通常、基板内の配線及び検査配線には、アルミニウム等の腐食(酸化)しやすい金属を使用している場合が多い。この場合、外気に接している検査入力端子7(検査入力端子GE、GO及びSW)及び検査入力端子8(検査入力端子R、G、B及びC)の各端子が腐食し、その腐食が端子から液晶パネル100の表示領域19内に進行し、液晶パネル100の画像表示に支障を来してしまう恐れがある。この検査入力端子7及び8の各端子からの腐食防止のために、検査入力端子7及び8の表面に樹脂を塗布することが考えられるが、製造工程中に端子の腐食防止ための樹脂塗布工程を追加することは、製造コストが高くなり非現実的である。
【0029】
ところで、図14(a)及び(b)に示すように、液晶駆動用ドライバICチップを直接、液晶パネル100上に実装するCOG(Chip On Glass)方式の液晶パネル100では、液晶パネル100の表示領域19内に電源を入力するFPC端子14の表面にFPC(Flexible Printed Circuit)15を貼り付け、FPC端子14の端面14aに樹脂18を塗布する樹脂塗布工程は不可欠である。
【0030】
そこで、この製造工程中に不可欠な樹脂塗布工程を利用して、図15に示すように検査入力端子7及び8をFPC15が貼り付けられるFPC領域22内に配設することにより検査入力端子7及び8の腐食を防止することが考えられる。
【0031】
これによると、液晶パネル100の検査及び分断後において、FPC端子14を始め、検査入力端子7及び8の表面はFPC15のフィルム基板で覆われ、大気と接しないため、FPC端子14、検査入力端子7及び8が腐食することがない。しかしながら、この腐食防止対策は、被腐食部位を被覆することによって始めて腐食防止効果が発生するものである。
【0032】
【特許文献1】
特開平7−5481号公報
【特許文献2】
特開平11−338376号公報
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、検査入力端子からの腐食の進行が抑止される表示パネル形成板及び表示パネルを提供することである。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示パネル形成板は、各々、表示用配線と該表示用配線に接続された検査用配線とを有する複数の表示パネルが一列に配列して一体となった表示パネル形成板であって、上記各表示パネルの検査用配線が、該表示パネルとそれに隣接した隣接表示パネルとの間の分断予定部を横切ると共に、その末端には検査入力端子が設けられており、該分断予定部が該表示パネルのフレキシブルプリント配線板取付部を構成していることを特徴とする。
【0035】
上記の構成によれば、各表示パネルの検査用配線が分断予定部を横切るように設けられているので、表示パネル形成板が分断予定部で各表示パネルに分断されると、検査用配線が検査入力端子側と表示パネル側とに分離され、検査入力端子から表示パネル内への腐食の進行が防止されることになる。さらに、分断予定部がフレキシブルプリント配線板取付部を構成することとなり、検査用配線の分断によって生じる端面がフレキシブルプリント配線板取付部の端面と一致するため、フレキシブルプリント配線板の周りを被覆する樹脂層によって、検査用配線の分断端面が同時に被覆されるので腐食を防止することができる。
【0036】
本発明の表示パネル形成板は、上記表示パネルのフレキシブルプリント配線板取付部に該表示パネルの検査用配線に接続されたパネル内検査入力端子が設けられていてもよい。
【0037】
上記の構成によれば、フレキシブルプリント配線板取付部に表示パネル内に検査信号を入力するパネル内検査入力端子が設けられることになる。そのため、分断した後の表示パネルの状態であっても、それぞれの表示パネルについて、パネル内検査入力端子を介して再検査することができる。これにより、パネル内検査入力端子と検査入力端子との間の不具合が原因で不良となっていた表示パネルを、再検査で合格となれば良品とすることができるため、表示パネルの良品率を向上させることができる。
【0038】
本発明の表示パネル形成板は、上記複数の表示パネルの配列方向に沿って延びるように設けられ、該複数の液晶パネルのそれぞれの検査用配線が接続された共通検査用配線を備えていてもよい。
【0039】
上記の構成によれば、表示パネル形成板を構成する表示パネルの各検査用配線が共通検査用配線に接続することになる。これにより、その共通検査用配線に検査入力信号を入力すれば、共通検査用配線に接続している全ての表示パネルの検査を一度にまとめて行うことができ、検査効率を向上させることができる。
【0040】
本発明の表示パネル形成板は、上記検査入力端子がアルミニウム、及び/又は、モリブデンで形成されていてもよい。
【0041】
上記の構成によれば、検査入力端子がアルミニウム及び/又はモリブデンの腐食しやすい材質で形成されているため、より効果的に検査入力端子からの腐食の進行を抑止することができる。
【0042】
本発明の表示パネルは、液晶表示パネルであってもよい。
【0043】
上記の構成によれば、表示パネルとして液晶表示パネルが用いられた場合には、低消費電力で高精細な表示が行われる。
【0044】
本発明の表示パネルは、本発明の表示パネル形成板が分断予定部に沿って分断されてなることを特徴とする。
【0045】
上記の構成によれば、分断される表示パネル形成板は、その構成要素である表示パネルの検査入力端子からの腐食の表示パネル内への進行が抑止されているので、その表示パネル形成板が分断された表示パネルは腐食が抑止されることになる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る表示パネル形成板及び表示パネルの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態では、表示パネルとして、TFTをスイッチング素子に用いた場合の液晶表示パネルを例にして説明する。但し、本発明の表示パネルは、これに限らず、TFT以外のスイッチング素子を用いたアクティブ駆動型の液晶表示パネルに適用できる。また、アクティブ駆動型の液晶表示パネルだけでなく、パッシブ(マルチプレックス)駆動型の液晶表示パネルにも適用できる。さらに、本発明の表示パネルは、液晶表示パネル以外の例えば、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示パネル、無機EL表示パネル等の他の表示パネルにも適用することができる。
【0047】
(実施形態1)
以下に、本発明の実施形態1に係る液晶表示パネル形成板及び液晶表示パネルについて、図1、図2、図9(a)及び図12を用いて説明を行う。図1は、本発明の実施形態1に係る液晶表示パネル形成板20を示し、図9(a)は、一般的な液晶表示パネル100のアクティブマトリクス基板40の画素領域を示す。さらに、図2は、図9(a)中のA−B線に沿った断面模式図でTFT10の断面を示し、図12は、液晶表示パネル形成母板(母基板)50及び液晶表示パネル形成板(短冊基板)20を経て液晶表示パネル100が製造される一般的な製造工程を示す。
【0048】
この液晶表示パネル形成板(以下、「短冊基板」と称する)20は、図12に示すように液晶表示パネル形成母板(以下、「母基板」と称する)50が分断予定部である横分断線6aに沿って分断された短冊状の基板であり、分断予定部である縦分断線6bを介して複数の液晶表示パネル100が列状に配設されたものである。なお、母基板50の上辺及び下辺部分、短冊基板20の左辺及び右辺部分の各基板の端部領域は、液晶表示パネル100が配設せずに捨基板となっている。
【0049】
この短冊基板20の各液晶表示パネル100は、マトリクス状に配列された複数の画素電極11aを有するアクティブマトリクス基板部40と共通電極11bを有する対向基板部とを備え、両基板部間に表示媒体である液晶層を挟持したものである。なお、短冊基板20の各液晶表示パネル100のアクティブマトリクス基板部40は、一体の基板であり共通のアクティブマトリクス基板40を構成し、また、その対向基板部は、一体の基板であり共通の対向基板を構成している。
【0050】
このアクティブマトリクス基板部40には、その中央部に表示領域19が構成されている。その表示領域19には、表示用配線として、縦分断線6bに沿って相互に並行に延びる複数のゲートバスライン1及びそれらのゲートバスライン1と交差して且つ横分断線6a及び6a’に沿って相互に並行に延びる複数のソースバスライン2が、スイッチング素子として、ゲートバスライン1とソースバスライン2との各交差部分に設けられたTFT10と、が配設されている。
【0051】
ゲートバスライン1は、窒化チタン膜31a/アルミニウム膜31b/チタン膜31c等の積層膜で構成されたものである。また、各ゲートバスライン1の間には相互に延びるように補助容量電極12も配設されている。さらに、ゲートバスライン1及び補助容量電極12の上を覆うように、窒化シリコン等からなるゲート絶縁膜32が設けられている。
【0052】
ソースバスライン2は、アルミニウム膜35a/チタン膜35b等の積層膜で構成され、ゲート絶縁膜32上に配設されている。
【0053】
TFT10は、ゲートバスライン1から側方に突出した突出部からなるゲート電極31と、半導体膜33と、その半導体膜33上にソースバスライン2から側方に突出した突出部からなるソース電極35と、同じく半導体膜33上でソース電極35と対峙するように設けられたドレイン電極34と、で構成されている。さらに、TFT10を覆うように窒化シリコン等からなる第1層間絶縁膜36と、その第1層間絶縁膜36を覆うように樹脂からなる第2層間絶縁膜37とが設けられいる。
【0054】
半導体膜33は、ゲート電極31上にゲート絶縁膜32を介して設けられ、ゲート電極31側から真性アモルファスシリコン層33aと、リンがドープされたn+アモルファスシリコン33bとで構成されている。
【0055】
画素電極11aは、ITO(Indium Tin Oxide)等から構成され、コンタクトホール39を介してTFT10のドレイン電極34に接続されている。
【0056】
また、アクティブマトリクス基板部40の外側部の非表示領域には、検査用配線として、検査用ゲート信号入力線(奇数)1a及び検査用ゲート信号入力線(偶数)1bから構成される検査用ゲート信号入力線が液晶表示パネル100の上辺部分にソースバスライン2に沿って相互に並行に延び、後述するフレキシブルプリント配線板取付部22を横切り、隣接する液晶表示パネル100のその表示領域19に達する前の位置で液晶表示パネル100の下側方向に屈曲してゲートバスライン1に沿って相互に並行に延びるように設けられている。また、検査用ソース信号入力線(赤)2a、検査用ソース信号入力線(緑)2b及び検査用ソース信号入力線(青)2cから構成される検査用ソース信号入力線が液晶表示パネル100の右辺側にゲートバスライン1に沿って相互に並行に延び、表示領域19を越えた辺りで隣接する液晶表示パネル100の方向に屈曲し、後述するフレキシブルプリント配線板取付部22を横切り、隣接する液晶表示パネル100のその表示領域19に達する前の位置で液晶表示パネル100の下側方向に再度屈曲し、ゲートバスライン1に沿って相互に並行に延びるように設けられている。さらに、ゲートバスライン検査用制御信号線5a及びソースバスライン検査用制御信号線5bから構成される検査用制御信号線5が液晶表示パネル100の上辺部分にソースバスライン2に沿って相互に並行に延び、その表示領域19を越えた辺りで隣接する液晶表示パネル100の方向に屈曲し、後述するフレキシブルプリント配線板取付部22を横切り、隣接する液晶表示パネル100のその表示領域19に達する前の位置で液晶表示パネル100の下側方向に再度屈曲し、ゲートバスライン1に沿って相互に並行に延びるように設けられている。また、検査用共通電極配線9が液晶表示パネル100の下辺部分にソースバスライン2に沿って相互に並行に延び、後述するフレキシブルプリント配線板取付部22を横切り、隣接する液晶表示パネル100のその表示領域19に達する前の位置で液晶表示パネル100の下側方向に再度屈曲し、ゲートバスライン1に沿って相互に並行に延びるように設けられている。さらに、検査用スイッチング素子として、検査用TFT3が液晶表示パネル100の上辺部分の複数のゲートバスライン1の各末端及び液晶表示パネル100の右辺部分の複数のソースバスライン2の各末端にそれぞれ設けられている。
【0057】
検査用ゲート信号入力線(奇数)1aは、ソースバスライン2と同一層に同一材料から形成され、奇数番目の全てのゲートバスライン1とコンタクトホール(不図示)を介して接続されており、隣接する液晶表示パネル100の後述するゲートドライバICチップ搭載領域16の左側部分には、その末端となる検査入力端子GOが設けられている。
【0058】
検査用ゲート信号入力線(偶数)1bは、ソースバスライン2と同一層に同一材料から形成され、偶数番目の全てのゲートバスライン1とコンタクトホール(不図示)を介して接続されており、隣接する液晶表示パネル100の後述するゲートドライバICチップ搭載領域16の左側部分には、その末端となる検査入力端子GEが設けられている。
【0059】
ここで、ゲートバスライン1に接続される検査用ゲート信号入力線(奇数)1a及び検査用ゲート信号入力線(偶数)1bは、隣接するゲートバスライン1間のリークを点灯検査によって検出するために、例えば、図16(a)に示すような接続構造になり、検査用ゲート信号入力線(奇数)1aはゲートバスライン1を跨ぐように設けられている。しかし、例えば、図16(b)に示すように1つの画素領域内の全てのゲートバスライン1に接続された検査用ゲート信号入力線1tが配設された短冊基板20(例えば、図17)では、隣接するゲートバスライン1間のリークを点灯検査によって検出することができなくなる。
【0060】
検査用ソース信号入力線(赤)2aは、ゲートバスライン1と同一層に同一材料から形成され、赤色表示に係わるソースバスライン2とコンタクトホール(不図示)を介して接続されており、隣接する液晶表示パネル100の後述するゲートドライバICチップ搭載領域16の左側部分には、その末端となる検査入力端子Rが設けられている。
【0061】
検査用ソース信号入力線(緑)2bは、ゲートバスライン1と同一層に同一材料から形成され、緑色表示に係わるソースバスライン2とコンタクトホール(不図示)を介して接続されており、隣接する液晶表示パネル100の後述するゲートドライバICチップ搭載領域16の左側部分には、その末端となる検査入力端子Gが設けられている。
【0062】
検査用ソース信号入力線(青)2cは、ゲートバスライン1と同一層に同一材料から形成されており、青色表示に係わるソースバスライン2とコンタクトホール(不図示)を介して接続されており、隣接する液晶表示パネル100の後述するゲートドライバICチップ搭載領域16の左側部分には、その末端となる検査入力端子Bが設けられている。
【0063】
ゲートバスライン検査用制御信号線5aは、ソースバスライン2と同一層に同一材料から形成され、ソースバスライン検査用制御信号線5bは、ゲートバスライン1と同一層に同一材料から形成され、隣接する液晶表示パネル100の後述するゲートドライバICチップ搭載領域16の左側部分には、その末端となる検査入力端子SWが設けられている。なお、ゲートバスライン検査用制御信号線5aとソースバスライン検査用制御信号線5bとはその交差部分でコンタクトホール(不図示)を介して接続されている。
【0064】
検査用共通電極配線9は、ソースバスライン2と同一層に同一材料から形成され、共通電極11bに接続されており、隣接する液晶表示パネル100の後述するゲートドライバICチップ搭載領域16の左側部分には、その末端となる検査入力端子Cが設けられている。
【0065】
検査用TFT3は、アクティブマトリクス基板部40の表示領域19内の表示用のTFT10と同一層に同一材料から形成されている。
【0066】
ゲートバスライン1に設けられた検査用TFT3は、ゲート電極31がゲートバスライン検査用制御信号線5aにコンタクトホール(不図示)を介して接続され、ソース電極35がゲートバスライン1にコンタクトホール(不図示)を介して接続され、ドレイン電極34が検査用ゲート信号入力線(奇数)1a又は検査用ゲート信号入力線(偶数)1bにそれぞれ接続されている。
【0067】
ソースバスライン2に設けられた検査用TFT3は、ゲート電極31がソースバスライン検査用制御信号線5bに接続され、ソース電極35がソースバスライン2に接続され、ドレイン電極34が検査用ソース信号入力線(赤)2a、検査用ソース信号入力線(緑)2b、検査用ソース信号入力線(青)2cのうちのいずれかにコンタクトホール(不図示)を介してそれぞれ接続されている。
【0068】
検査入力端子21は、本実施形態では、検査入力端子GO、検査入力端子GE、検査入力端子R、検査入力端子G、検査入力端子B、検査入力端子SW及び検査入力端子Cの総称として用いている。検査入力端子21の各入力端子は、ゲートバスライン1を構成する窒化チタン膜31a/アルミニウム膜31b/チタン膜31cの上に、ソースバスライン2を構成するチタン膜35b及び画素電極11aを構成するITO膜を成膜した積層膜から形成され、短冊基板20の検査装置に使用される検査プローバーに対応して配設されており、その端子の大きさは0.8mm角程度である。上述のように、検査入力端子21は隣接する液晶表示パネル100の非表示領域内に設けられているので、液晶表示パネル100の検査後の分断によって、検査入力端子21とその検査入力端子から検査信号が入力された液晶表示パネル100とが分離されるため、検査入力端子21から液晶表示パネル100内への腐食の進行が抑止されることになる。さらに、検査入力端子21の各入力端子がアルミニウム及び/又はモリブデンの腐食しやすい材質で形成されている場合、より効果的に検査入力端子21からの腐食の進行を抑止することができる。
【0069】
同様に、アクティブマトリクス基板部40の外側部の非表示領域には、実装部品を取り付ける領域として、ゲートドライバICチップ搭載領域16が液晶表示パネル100の下辺部分に、ソースドライバICチップ搭載領域17が液晶表示パネル100の右辺部分の表示領域19側に、フレキシブルプリント配線板取付部22が液晶表示パネル100の右辺部分の縦分断線6b側にそれぞれ設けられている。また、静電気対策用の配線として、短絡配線23が短冊基板20の下辺部分で検査入力端子21及びゲートドライバICチップ搭載領域16より外側の領域に液晶表示パネル100の配列方向に沿って相互に並行に延びるように設けられている。
【0070】
ゲートドライバICチップ搭載領域16及びソースドライバICチップ搭載領域17は、それぞれゲートドライバICチップ及びソースドライバICチップが実装される領域である。ゲートドライバICチップにはゲートバスライン1が、ソースドライバICチップにはソースバスライン2がそれぞれ接続されることになる。
【0071】
フレキシブルプリント配線板取付部22は、その右辺の周端が分断予定部である縦分断線6bに一致しており、液晶表示パネル100内に電源を入力する端子(以下、「FPC端子」と称する)14が配設されている。なお、FPC端子14は、ゲートバスライン1を構成する窒化チタン膜31a/アルミニウム膜31b/チタン膜31cの上に、ソースバスライン2を構成するチタン膜35b及び画素電極11aを構成するITO膜を成膜した積層膜から形成されている。
【0072】
また、フレキシブルプリント配線板取付部22にはFPC端子14の他に、上述の検査用ゲート信号入力線(1a、1b)、検査用ソース信号入力線(2a、2b、2c)、検査用制御信号線5及び検査用共通電極配線9の各検査用配線がフレキシブルプリント配線板取付部22を横切るように配設されている。そのため、液晶表示パネル100の検査後の分断によって、検査入力端子とその液晶表示パネル100とが分離されると共に、各検査用配線の分断端面が露出されることになる。しかし、この検査用配線の分断端面とFPC端子14の端面とが一致するので、図14(b)に示すように、検査用配線の分断端面がFPC端子14の端面の樹脂18の塗布によって同時に被覆される。これにより、検査用配線の分断端面の腐食も抑止されることになる。
【0073】
短絡配線23は、ゲートバスライン1と同一層に同一材料から形成され、母基板50の状態で存在する横分断線6aを介して隣接する短冊基板20(液晶表示パネル100)の各アクティブマトリクス基板部40上の複数のゲートバスライン1の全てに接続されている。
【0074】
ところで、液晶表示パネル100を構成するアクティブマトリクス基板40は、ガラス基板30上に種々の薄膜を形成しエッチングによりその薄膜をパターニングするという工程を繰り返して作製される。このアクティブマトリクス基板40を始め液晶パネルの作製工程では、基板材質がガラス等の絶縁体であるため、基板のハンドリング及び機械動作による空気との摩擦、ラビング処理での基板表面の擦り等、絶縁体同士の摩擦によって静電気が発生する。この静電気により積層薄膜で形成されたTFT10等の機能性部位が破壊されやすい。そこで、検査用配線を利用してアクティブマトリクス基板40上の導電性膜の中で最下層の膜で形成されるゲートバスライン1の全てを短絡しておき、基板が帯電しても検査用配線を介して静電気を外部へ逃がし、配線間に電位差が生じないようにする手段が通常よく用いられる。
【0075】
しかしながら、本発明の実施形態に係る母基板50では、検査用配線とゲートバスライン1とが検査用TFT3を介して接続されているので、検査用配線とは別個に静電気対策用の短絡配線23が設けられている。
【0076】
なお、補助容量電極12は、ゲートバスライン1と同一層に同一材料から形成され、TFT10のドレイン電極34に接続され補助容量を構成している。通常、電荷を保持する画素容量が液晶容量のみでは、画像の動作が不十分であったり、寄生容量の影響を受けることが多いため、補助容量を配置することにより表示データを保持し、画像の動作をより完全にしている。
【0077】
対向基板部は、表示領域19のほぼ全面に設けられたITO等からなる共通電極11bと、カラーフィルタ層とを有する。
【0078】
液晶層は、電気光学特性を有するネマチック液晶材料で構成されている。
【0079】
この液晶表示パネル100は、各画素電極11aごとに1つの画素が構成されており、各画素において、ゲートバスライン1からゲート信号が送られてTFT10がオン状態になったときに、ソースバスライン2から所定のソース信号が送られて画素電極11aに電荷が書き込まれ、画素電極11aと共通電極11bとの間で構成される液晶容量に印加される電圧を制御し、それによって液晶層の液晶分子の配向状態を変化させて光の透過率を調整することで画像表示するように構成されている。
【0080】
次に、本発明の実施形態1に係る短冊基板20の製造方法について説明する。
【0081】
まず、その前段階である母基板50の製造方法について説明する。なお、以下の製造方法は代表例であり、これに限定されるものではない。
【0082】
<アクティブマトリクス基板母基板作製工程>
図2に示すTFT10周辺の断面模式図に基づいて、アクティブマトリクス基板母基板の作製工程について説明する。
【0083】
まず、無アルカリガラスからなるガラス基板30上に、スパッタリング法を用いて、チタン膜31c、アルミニウム膜(厚さ2000Å程度)31b及び窒化チタン膜31aを順に成膜し、厚さ3000Å程度の積層膜とした後、フォトリソグラフィ技術(Photo Engraving Process、以下、「PEP技術」と称する)によりパターン形成して、表示領域19内に、ゲートバスライン1、ゲート電極31及び補助容量電極12を、非表示領域に検査用ソース信号入力線(赤)2a、検査用ソース信号入力線(緑)2b、検査用ソース信号入力線(青)2c、ソースバスライン検査用制御信号線5b及び短絡配線23を形成する。
【0084】
次いで、ゲートバスライン1、ゲート電極31、補助容量電極12、検査用ソース信号入力線(赤)2a、検査用ソース信号入力線(緑)2b、検査用ソース信号入力線(青)2c、ソースバスライン検査用制御信号線5b及び短絡配線23上に、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、窒化シリコン膜からなるゲート絶縁膜(厚さ4000Å程度)32を成膜する。
【0085】
次いで、ゲート絶縁膜32上にプラズマCVD法により、真性アモルファスシリコン層(厚さ1500Å程度)33aと、リンがドープされたn+アモルファスシリコン層(厚さ400Å程度)33bとを連続して成膜し、その後、PEP技術により島状のパターンに形成して、真性アモルファスシリコン層33aとn+アモルファスシリコン層(厚さ400Å程度)33bとからなる半導体膜33を形成する。
【0086】
次いで、半導体膜33が形成されたゲート絶縁膜32上にスパッタリング法により、チタン膜34b、35b及びアルミニウム膜(厚さ1000Å程度)34a、35aを連続して成膜し、厚さ1500Å程度の積層膜とした後、PEP技術によりパターン形成して、表示領域19内にソースバスライン22、ソース電極35及びドレイン電極34を、非表示領域に検査用ゲート信号入力線(奇数)1a、検査用ゲート信号入力線(偶数)1b、ゲートバスライン検査用制御信号線5a、検査用共通電極配線9及び検査入力端子21を形成する。
【0087】
次いで、島状に形成されているn+アモルファスシリコン層33bをドライエッチャーでエッチングし、TFTのチャネル部を形成する。
【0088】
次いで、ソースバスライン22、ソース電極35、ドレイン電極34、検査用ゲート信号入力線(奇数)1a、検査用ゲート信号入力線(偶数)1b、ゲートバスライン検査用制御信号線5a及び検査用共通電極配線9の上に、プラズマCVD法により、窒化シリコン膜からなる第1層間絶縁膜(厚さ2000Å程度)36を形成する。
【0089】
次いで、第1層間絶縁膜36上に、印刷法により感光性アクリル樹脂(厚さ4μm程度)を塗布する。その後、PEP技術によりパターン形成して、第2層間絶縁膜37を形成する。
【0090】
次いで、第2層間絶縁膜37上に、スパッタリング法により、ITO膜(厚さ1000Å程度)を成膜した後、PEP技術によりパターン形成して、画素電極11aを形成する。
【0091】
次いで、画素電極11aを覆うように基板全面に、印刷法により、ポリイミド系樹脂を塗布する。その後、ラビング法により、その表面に配向処理を施し配向膜を形成する。
【0092】
なお、検査用TFT3については、表示領域19内のTFT10と同時に形成される。
【0093】
以上のようにして、アクティブマトリクス基板母基板が製造される。
【0094】
<対向基板母基板作製工程>
まず、無アルカリガラスからなるガラス基板30上に、顔料分散法等を用いて、カラーフィルタ層(厚さ3μm程度)を形成する。
【0095】
次いで、カラーフィルタ層の上に、印刷法により、アクリル樹脂等を塗布し、オーバーコート膜(厚さ2μm程度)を形成する。
【0096】
次いで、オーバーコート膜上に、スパッタリング法により、ITO膜(厚さ1000Å程度)を成膜した後、PEP技術によりパターン形成して、共通電極11bを形成する。
【0097】
次いで、共通電極11bを覆うように基板全面に、印刷法により、ポリイミド系樹脂を塗布し、ラビング法により、その表面に配向処理を施し配向膜を形成する。
【0098】
以上のようにして、対向基板母基板が製造される。
【0099】
<母基板作製工程>
まず、アクティブマトリクス基板母基板上の各液晶表示パネル部100の表示領域19の外周部に、印刷法により、熱硬化性エポキシ樹脂等からなるシール材料を液晶注入口の部分を欠いた枠状パターンに塗布する。
【0100】
次いで、対向基板母基板に液晶層の厚さに相当する直径を持ちポリスチレン系等のポリマーからなる球状のプラスチックビーズを散布する。
【0101】
次いで、アクティブマトリクス基板母基板と、対向基板母基板とを各構成要素が組み合うように精度よく貼り合わせる。
【0102】
以上にようにして、母基板50が製造される。なお、母基板50を構成する液晶表示パネル100となる液晶表示パネル部のアクティブマトリクス基板部40の全てのゲートバスライン1は横分断線6aに沿って延びている短絡配線23に接続されているため、基板上に帯電した静電気が短絡配線23を介して外部に逃がされることになる。これにより、液晶表示パネル部内のTFT10等の機能性部位は静電気によって破壊されることがなくなる。
【0103】
次に、本発明の実施形態1に係る短冊基板20の製造方法について説明する。
【0104】
まず、母基板50を分断装置に設置し、横分断線6aに沿って分断する。このとき、静電気対策用に接続されていた短絡配線23とゲートバスライン1とは切り離され、短絡配線23がゲートバスライン1を介して液晶表示パネル100内に作用しない状態になる。
【0105】
次いで、母基板50の対向基板側のみを横分断線6a’に沿って分断し、検査入力端子21が配設される領域及びゲートドライバICチップ搭載領域16を形成する。
【0106】
次いで、減圧法によりアクティブマトリクス基板部40と対向基板部との間に液晶注入口から液晶材料を注入する。その後、液晶注入口をUV硬化樹脂を塗布し、UV照射によりUV硬化樹脂を硬化させ、液晶注入口を封止する。
【0107】
以上のようにして、本発明の短冊基板20が製造される。
【0108】
次に、本発明の実施形態1に係る短冊基板20の検査方法について説明する。
【0109】
短冊基板20を検査装置に設置し、短冊基板20の各液晶表示パネル100に隣接する液晶表示パネル100の検査入力端子21に検査装置の検査プローバーを接触させ、その検査プローバーから検査入力端子21を介して各液晶表示パネル100へ検査信号を供給して検査する。検査信号の入力方法については、従来技術の記載の検査方法(検査パターンI、II及びIII)に準じて行われる。
【0110】
具体的には、図6に示す検査パターンIを用いて、検査入力端子SWを介して制御検査信号を入力し、検査用TFT3をオン状態にする。検査入力端子Cを介して共通電極検査信号を入力しながら、検査入力端子GO及び検査入力端子GEを介してゲート検査信号を入力し表示用のTFT10をオン状態にする。さらに検査入力端子R、検査入力端子G及び検査入力端子Bを介してソース検査信号を入力する。これにより、例えば、図9(b)に示すように、液晶表示パネルの画素中に、不良箇所51のようなドレイン電極34と画素電極11aとの間で配線が断線していれば、画素電極11aに所定の電荷を書き込むことができず、その画素は非点灯(輝点)になる。また、不良箇所52のようにゲートバスライン1と画素電極11aとの間でリークが発生していれば、画素電極11aにゲートバスライン1からの電荷が常に書き込まれ、その画素は点灯(黒点)となる。これにより、ゲートバスライン1及びソースバスライン2の断線、リーク等による画素の表示不良を検出することができる。
【0111】
さらに、図7に示す検査パターンIIを用いて、検査入力端子SWを介して制御検査信号を入力し、検査用TFT3をオン状態にする。検査入力端子Cを介して共通電極検査信号を入力しながら、検査入力端子GOを介してゲート検査信号aを、検査入力端子GEを介してゲート検査信号bを入力し、奇数番目のゲートバスライン1に接続された表示用のTFT10と偶数番目のゲートバスライン1に接続された表示用TFT10を交互にオン状態にする。さらに検査入力端子R、検査入力端子G及び検査入力端子Bを介してソース検査信号を入力する。これにより、隣接するゲートバスライン1間のリークを検出することができる。
【0112】
同様に、図8に示す検査パターンIIを用いて、検査入力端子SWを介して制御検査信号を入力し、検査用TFT3をオン状態にする。検査入力端子Cを介して共通電極検査信号を入力しながら、検査入力端子GO及び検査入力端子GEを介してゲート検査信号を入力し、全ての表示用TFT10をオン状態にする。さらに、例えば、赤色表示のソースバスライン2に入力する検査入力端子Rを介してソース検査信号aを入力し、緑色表示のソースバスライン2に入力する検査入力端子G及び青色表示のソースバスライン2に入力する検査入力端子Bを介してソース検査信号bを入力する。このとき、もし、赤色表示のソースバスライン2と隣接する他のソースバスライン2との間にリークがあれば、そのリークしているソースバスライン2が異なる赤色の表示になる。また、緑色の表示及び青色の表示についても上述の赤色表示の手順と同様に行えば、隣接するソースバスライン2間のリークを検出することができる。
【0113】
次に、本発明の実施形態1に係る液晶表示パネル100の製造方法について説明する。
【0114】
まず、短冊基板20を分断装置に設置し、縦分断線6bに沿って分断する。
【0115】
次いで、短冊基板20の対向基板側のみを横分断線6b’に沿って分断し、フレキシブルプリント配線板取付部22及びソースドライバICチップ搭載領域17を形成する。
【0116】
次いで、フレキシブルプリント配線板取付部22上のFPC端子14の表面にFPC15を貼り付け、そのFPC端子14の端面14aにUV硬化樹脂を塗布する。さらに、短絡配線23の分断端面の腐食を防止するために、短冊基板20の上辺に対応する液晶表示パネル100の端面にUV硬化樹脂を塗布する。その後、UV照射によりUV硬化樹脂を硬化させ、樹脂層18を形成する。
【0117】
以上のようにして、本発明の液晶表示パネル100が製造される。
【0118】
以上のようにすれば、液晶表示パネル100の検査後の分断予定部である縦分断線6bに沿った分断によって、検査入力端子21とその検査入力端子21から検査信号が入力された液晶表示パネル100とが分離されるため、検査入力端子21から液晶表示パネル100内への腐食の進行が抑止される。さらに、検査用ゲート信号入力線(1a、1b)、検査用ソース信号入力線(2a、2b、2c)、検査用制御信号線5及び検査用共通電極配線9の各検査用配線は、フレキシブルプリント配線板取付部22内にFPC端子14と一緒に配設されているため、縦分断線6bに沿った分断により生じた各検査用配線の端面も、FPC端子14の端面14aの樹脂層18により被覆されるため、各検査用配線の分断により生じた端面の腐食も抑止される。
【0119】
(実施形態2)
以下に、本発明の実施形態2に係る液晶表示パネル形成板及び液晶表示パネルについて図3を用いて説明を行う。なお、図3は本発明の実施形態2に係る液晶表示パネル形成板(短冊基板)20を模式的に示し、実施形態1での図1に対応している。
【0120】
この短冊基板20の各液晶表示パネル100では、フレキシブルプリント配線板取付部22にそのフレキシブルプリント配線板取付部22を横切っている検査用ゲート信号入力線(1a、1b)、検査用ソース信号入力線(2a、2b、2c)、検査用制御信号線5及び検査用共通電極配線9の各々に対応してパネル内検査入力端子24が設けられている。なお、このパネル内検査入力端子24は検査装置に使用される検査プローバーに対応して配設させるのが好ましい。そのため、液晶表示パネル100の検査を行い縦分断線6bに沿った分断した後も、個々の液晶表示パネル100についてパネル内検査入力端子24を介して再検査を行うことができる。これにより、パネル内検査入力端子24と隣接する液晶表示パネル100上の検査入力端子21との間のパネル外検査配線部25の不具合が原因で不良となっていた液晶表示パネル100を再検査により合格となれば良品とすることができ、液晶表示パネル100の良品率を向上させることができる。さらに、パネル内検査入力端子24の表面には、液晶表示パネル100の検査後、FPC15が貼り付けられるので、パネル内検査入力端子24からの腐食も抑止される。その他の構成については実施形態1と同様であり、同一の符号で示し、詳細な説明は省略する。
【0121】
(実施形態3)
以下に、本発明の実施形態3に係る液晶表示パネル形成板及び液晶表示パネルについて図4を用いて説明を行う。なお、図4は本発明の実施形態3に係る液晶表示パネル形成板(短冊基板)20を模式的に示し、実施形態1での図1及び実施形態2での図3に対応している。
【0122】
この短冊基板20の各液晶表示パネル100では、実施形態1のように各液晶表示パネル100の検査用配線の末端に検査入力端子21が設けられている代わりに、その検査用配線が短冊基板20の下辺部分でゲートドライバICチップ搭載領域16と短絡配線23との間の領域に短絡配線23に沿って相互に並行に延びる複数の共通検査用配線27に個々に接続されている。さらに、短冊基板20の左下部分の液晶表示パネル100に属しない領域、つまり、捨基板部分に共通検査用配線27の末端の共通検査入力端子26が設けられている。これにより、短冊基板20での液晶表示パネル100の検査の際には、共通検査入力端子26に検査信号を入力すれば、それに接続している全ての液晶表示パネル100の検査を一斉にまとめて行うことができ、液晶表示パネル100の検査効率を向上させることができる。また、共通検査入力端子26が短冊基板20の内の捨基板部分に設けられているので、液晶表示パネル100の検査後の縦分断線6bに沿った分断によって、共通検査入力端子26とその共通検査入力端子26から検査信号が入力された液晶表示パネル100とが分離されるため、共通検査入力端子26から液晶表示パネル100内への腐食の進行が抑止される。
【0123】
(実施形態4)
以下に、本発明の実施形態4に係る液晶表示パネル形成板及び液晶表示パネルについて図5を用いて説明を行う。なお、図5は本発明の実施形態4に係る液晶表示パネル形成板(短冊基板)20を模式的に示し、実施形態1での図1、実施形態2での図3及び実施形態3での図4に対応している。
【0124】
この短冊基板20の各液晶表示パネル100では、実施形態3の構成に加えて、フレキシブルプリント配線板取付部22にそのフレキシブルプリント配線板取付部22を横切っている検査用ゲート信号入力線(1a、1b)、検査用ソース信号入力線(2a、2b、2c)、検査用制御信号線5及び検査用共通電極配線9のそれぞれに対応してパネル内検査入力端子24が設けられている。そのため、短冊基板20での液晶表示パネル100の検査の際には、共通検査入力端子26に検査信号を入力し、それに接続されている全ての液晶表示パネル100の検査を一斉に行い、縦分断線6b及び6b’に沿った分断後に不良と判定された液晶表示パネル100についてのみ、パネル内検査入力端子24を介して再検査を行うことができる。これにより、液晶表示パネル100の検査効率及び良品率を同時に向上することができる。
【0125】
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、他の構成のものであってもよい。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、検査入力端子が隣接する表示パネルに設けられ、表示パネルの検査後の分断によって、検査入力端子とその検査入力端子から検査信号が入力された表示パネルとが分離されるので、検査入力端子からの腐食の進行が抑止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る液晶表示素子用短冊基板20を模式的に示す平面模式図である。
【図2】TFT10の周辺を模式的に示す断面模式図であり、図9(a)のA−B断面に対応する。
【図3】本発明の実施形態2に係る短冊基板20を模式的に示す平面模式図である。
【図4】本発明の実施形態3に係る短冊基板20を模式的に示す平面模式図である。
【図5】本発明の実施形態4に係る短冊基板20を模式的に示す平面模式図である。
【図6】短冊基板20の液晶表示パネル100を検査するための検査信号(検査パターンI)のタイミングチャートを示す模式図である。
【図7】短冊基板20の液晶表示パネル100を検査するための検査信号(検査パターンII)のタイミングチャートを示す模式図である。
【図8】短冊基板20の液晶表示パネル100を検査するための検査信号(検査パターンIII)のタイミングチャートを示す模式図である。
【図9】(a)は液晶表示パネル100のアクティブマトリクス基板40の画素領域を模式的に示す平面模式図であり、(b)は不良箇所51及び52を有する画素領域の平面模式図である。
【図10】従来の検査用TFT3を搭載しない液晶表示パネルを模式的に示す平面模式図である。
【図11】従来の検査用TFT3を搭載する液晶表示パネルを模式的に示す平面模式図である。
【図12】母基板50、短冊基板20及び液晶表示パネル100の関係を模式的に示す平面模式図である。
【図13】従来の検査用TFT3を搭載する液晶表示パネル100による短冊基板20を模式的に示す平面模式図である。
【図14】(a)は液晶表示パネル100及びそのFPC領域22を示す平面模式図である。(b)はFPC領域22の拡大平面模式図及びその断面図である。
【図15】液晶表示パネル100の検査入力端子7及び8をその液晶表示パネル100のFPC領域22内に設けた場合の短冊基板20を模式的に示す平面模式図である。
【図16】(a)は、ゲートバスライン1と検査用ゲート信号入力線(奇数)1a及び検査用ゲート信号入力線(偶数)1bとの位置関係を模式的に示す平面模式図である。(b)は、ゲートバスライン1と統合した検査用ゲート信号入力線1tとの位置関係を模式的に示す平面模式図である。
【図17】検査用ゲート信号入力線(奇数)1a及び検査用ゲート信号入力線(偶数)1bの代わりに統合した検査用ゲート信号入力線1tを設けた場合の短冊基板20を模式的に示す平面模式図である。
【符号の説明】
1 ゲートバスライン
1’ 隣接する短冊基板のゲートバスライン
1a 検査用ゲート信号入力線(奇数)
1b 検査用ゲート信号入力線(偶数)
1t 検査用ゲート信号入力線(統合)
2 ソースバスライン
2a 検査用ソース信号入力線(赤)
2b 検査用ソース信号入力線(緑)
2c 検査用ソース信号入力線(青)
3 検査用TFT
5 検査用制御信号線
5a ゲートバスライン検査用制御信号線
5b ソースバスライン検査用制御信号線
6 分断線
6a 横分断線
6a’ 横分断線(対向基板)
6b 縦分断線
6b’ 縦分断線(対向基板)
7 検査入力端子(検査入力端子GE、GO及びSW)
8 検査入力端子(検査入力端子R、G、B及びC)
9 検査用共通電極配線
10 TFT(表示用)
11a 画素電極
11b 共通電極
12 補助容量電極
14 FPC端子
14a FPC端子の端面
15 FPC
16 ゲートドライバICチップ搭載領域
17 ソースドライバICチップ搭載領域
18 樹脂層(樹脂)
19 表示領域
20 短冊基板(表示パネル形成板)
21 検査入力端子
22 フレキシブルプリント配線板取付部
23 短絡配線
24 パネル内検査入力端子
25 パネル外検査配線部
26 共通検査入力端子
27 共通検査用配線
30 ガラス基板
31 ゲート電極
31a 窒化チタン膜
31b アルミニウム膜
31c チタン膜
32 層間絶縁膜
33 半導体膜
33a 真性アモルファスシリコン層
33b n+アモルファスシリコン層
34 ドレイン電極
35 ソース電極
34a,35a アルミニウム膜
34b,35b チタン膜
36 第1層間絶縁膜
37 第2層間絶縁膜
39 コンタクトホール
40 アクティブマトリクス基板
50 母基板
51 不良箇所
52 不良箇所
100 液晶表示パネル(表示パネル)

Claims (6)

  1. 各々、表示用配線と該表示用配線に接続された検査用配線とを有する複数の表示パネルが一列に配列して一体となった表示パネル形成板であって、
    上記各表示パネルの検査用配線は、該表示パネルとそれに隣接した隣接表示パネルとの間の分断予定部を横切ると共に、その末端には検査入力端子が設けられており、該分断予定部が該表示パネルのフレキシブルプリント配線板取付部を構成していることを特徴とする表示パネル形成板。
  2. 請求項1に記載された表示パネル形成板において、
    上記表示パネルのフレキシブルプリント配線板取付部に該表示パネルの検査用配線に接続されたパネル内検査入力端子が設けられていることを特徴とする表示パネル形成板。
  3. 請求項1に記載された表示パネル形成板において、
    上記複数の表示パネルの配列方向に沿って延びるように設けられ、該複数の液晶パネルのそれぞれの検査用配線が接続された共通検査用配線を備えていることを特徴とする表示パネル形成板。
  4. 請求項1に記載された表示パネル形成板において、
    上記検査入力端子がアルミニウム、及び/又は、モリブデンで形成されていることを特徴とする表示パネル形成板。
  5. 請求項1に記載された表示パネル形成板において、
    上記表示パネルが液晶表示パネルであることを特徴とする表示パネル形成板。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された表示パネル形成板が分断予定部に沿って分断されてなることを特徴とする表示パネル。
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