JP2004315019A

JP2004315019A - Sealing belt made of synthetic resin

Info

Publication number: JP2004315019A
Application number: JP2003111325A
Authority: JP
Inventors: Hiroyoshi Nagai; 宏佳永井
Original assignee: Tyton Company of Japan Ltd
Current assignee: Tyton Company of Japan Ltd
Priority date: 2003-04-16
Filing date: 2003-04-16
Publication date: 2004-11-11
Anticipated expiration: 2023-04-16
Also published as: JP4194409B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To eliminate incomplete engagement due to insufficient insertion or the like to attain an expected sealed state for surely exhibiting draw-out prevention with high operability, and in addition, to prevent the occurrence of misoperation such as a "reverse insertion with rear side up". <P>SOLUTION: A sealing belt is constituted of a flexible belt-like body 2, a leading edge 3 formed at one end of the belt-like body 2, and a head 5 formed at the other end of the body 2 and having a hole 4 into which the leading edge 3 is to be inserted. A draw-out preventive protrusion 6 is formed at an intermediate region of the leading edge 3, while an engaging part 7 with which the protrusion 6 is engaged in a reversely inserting direction is formed on the inner wall of the hole 4. An arrow 16 for confirming the insertion is applied at the tip 3a protruding outward from the leading edge of the head 5 in a sealed state by the draw-out preventive engagement. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナや倉庫等の扉や各種容器の封緘に使用される合成樹脂製封緘用ベルトに関する。
【０００２】
【従来の技術】
コンテナや容器等に詰められた製品や荷物の盗難、荷抜き、紛失等を防止するために使用されるこの種の合成樹脂製封緘用ベルトとして、従来一般には、可撓性の帯状体と、この帯状体の長さ方向一端側に形成された先端部と、前記帯状体の長さ方向他端側に該帯状体に対し直角に立設して形成され前記先端部が挿入される孔を有するヘッド部とにより構成され、先端部に抜止め突起が形成されている一方、ヘッド部の孔の内壁に前記抜止め突起が反挿入方向に引抜き不可能に係合する係合部が形成されてなるものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された従来一般の合成樹脂製封緘用ベルトは、例えばコンテナの扉等の被封緘部材に帯状体を巻いたり通したりした上で、その先端部をヘッド部の孔内に挿入して抜止め突起が孔内の係合突起に引抜き不可能に係合されることにより、所定の封緘機能が発揮される。しかしながら、先端部をヘッド部の孔内に単に挿入しただけでは、抜止め突起と係合部とが実際に引抜き不可能に係合されたか否かを目視確認するすべがなく、あくまでも、この種の作業に慣れた作業者の感覚で所定の封緘機能が発揮される係合状態になったと判断せざるを得ないために、連続して多くの封緘作業を行う場合、先端部の挿入不足により係合が不完全で所定どおりの封緘機能が発揮されない中途半端な状態であるにもかかわらず、封緘作業が完遂したとの判断ミスを招く可能性があった。
【０００４】
また、この種の封緘用ベルトは、可撓性帯状体を被封緘部材に対して時計回りに巻回した上で、捩らずに表向きのままで先端部を孔内に挿入すること（以下、「表向き正挿入」という）で、係合突起を係合部に係合させて所定どおりの封緘機能が発揮されるが、従来一般の封緘用ベルトでは、先端部の挿入方向及びベルトの表裏が明示されてなく、係合突起の有無を目視確認することにより、挿入方向及びベルトの表裏を判断せざるを得ないために、帯状体を反時計方向に巻回させて先端部を捩らずに裏向きにして孔内に逆方向から挿入したり（以下、「裏向き逆挿入」という）、帯状体を時計回りに巻回した上で、捩って裏向きにして孔内に挿入したり（以下、「裏向き正挿入」という）するといった誤作業操作により、見掛け上は封緘が行われているように見えても、実際は、抜止め突起が係合部に係合されず、抜止め作用が発揮されないままの非封緘状態になる可能性もあり、さらに、このような非封緘状態になることを悪用して「改ざん」が行われる可能性もあった。
【０００５】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、挿入不足等による係合の不完全さを無くして抜止め作用が確実に発揮される所定どおりの封緘状態を作業性よく得ることができ、また、「裏向き逆挿入」などの誤作業操作の発生も抑制することができる合成樹脂製封緘用ベルトを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る合成樹脂製封緘用ベルトは、可撓性の帯状体と、この帯状体の長さ方向一端側に形成された先端部と、前記帯状体の長さ方向他端側に該帯状体に対し直角に立設して形成され前記先端部が挿入される孔を有するヘッド部とにより構成され、前記先端部の中間部位には抜止め突起が形成されているとともに、前記孔の内壁には前記先端部が孔に挿入された状態で前記抜止め突起を反挿入方向に引抜き不可能に係合保持する係合部が形成されている合成樹脂製封緘用ベルトにおいて、
前記先端部には、抜止め突起が係合部に係合された所定の挿入状態で、前記ヘッド部の先端よりも外方へ突出する部分が設けられており、この突出部分に挿入確認用の指標部が付されていることを特徴とするものである。
【０００７】
上記構成の合成樹脂製封緘用ベルトによれば、先端部がヘッド部の孔内に正しい向きで、かつ、孔内の所定位置にまで挿入されたときに始めて、ヘッド部の先端よりも外方へ突出する部分に付されている挿入確認用指標部を目視で確認することが可能であるため、先端部の挿入不足等により係合が不完全な中途半端な状態で封緘作業が完遂したとの判断ミスをなくして抜止め作用が確実に発揮される所定どおりの封緘状態を作業性よく完遂することができる。また、前記挿入確認用指標部の存在により、「裏向き逆挿入」や「裏向き正挿入」という誤作業操作の発生、さらには故意による改ざんの可能性も抑制することができる。
【０００８】
上記構成の本発明に係る合成樹脂製封緘用ベルトにおける挿入確認用指標部としては、請求項２に記載のように、矢印により形成されたもの、あるいは、請求項３に記載のように、先端部の突出部分の全域に他の先端部とは異なる着色を施すことにより形成されたもののいずれであってもよい。特に、矢印を指標部とする場合は、先端部の挿入方向が明示されることから、封緘作業の単純容易化、能率化も図ることができる。
【０００９】
また、挿入確認用指標部となる矢印として、請求項４に記載のように、先端部の突出部分の表面側にのみ凹み形成する、あるいは、挿入確認用指標部となる異なる着色として、請求項５に記載のように、先端部の突出部分の表面側にのみ施すことにより、先端部の表裏を目視によって明瞭に確認することが可能で、既述した「裏向き逆挿入」や「裏向き正挿入」といった誤作業操作の防止を確実化することができる。
【００１０】
さらに、上記構成の本発明に係る合成樹脂製封緘用ベルトにおいて、請求項６に記載のように、前記先端部の幅方向の一方に偏位した箇所には挿入方向を限定する突起が形成されているとともに、前記ヘッド部の孔の内壁で前記突起と同じ偏位箇所には該突起の通過を許容する凹条が形成されているという構成を採用することにより、先端部の挿入方向を「表向き正挿入」に限定することができるので、上述のような誤作業操作の発生を皆無にして所定の封緘状態を確実容易に得ることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づき説明する。図１は合成樹脂製封緘用ベルトの一実施例を示す平面図、図２は底面図、図３は図１におけるＡ−Ａ線断面図、図４はその合成樹脂製封緘用ベルトによる封緘状態を示す断面図である。
【００１２】
本実施例における合成樹脂製封緘用ベルト１は、図１乃至図３に示すように、全体がナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる成形品であって、可撓性の帯状体２と、この帯状体２の長さ方向一端側に形成された先端部３と、帯状体２の長手方向他端側に該帯状体２に対し直角に立設され、その内部には前記先端部３が図３の矢印Ｂ方向から挿入される孔４を高さ方向に貫通するように形成された角柱状のヘッド部５とにより構成されている。
【００１３】
前記先端部３の中間部位の表裏両側には、図３に明示のごとく、側面視において略直角三角形状の抜止め突起６Ａと略台形状の抜止め突起６Ｂとが先端部３の挿入方向の前方に段差ｈをおいて形成されているとともに、これら抜止め突起６Ａ，６Ｂよりも挿入方向後方側の先端部３の表面で幅方向の一方に偏位した箇所には細幅な挿入方向限定用の突起１３が形成されている。また、前記ヘッド部５の孔４の内壁対向部位には、前記先端部３がその先端部分３ａをヘッド部５の先端よりも外方へ突出させるように孔４内に挿入された状態で両抜止め突起６Ａ，６Ｂが反挿入方向及び挿入方向にそれぞれ引抜き不可能に係合する係合部７，１５が形成されているとともに、孔４の入口部近くの内壁には、先端部３が「表向き正挿入」されたときのみ、挿入方向限定用突起１３の通過を許容する凹条１４が形成されている。
【００１４】
前記先端部３の両抜止め突起６Ａ，６Ｂより後方側には、抜き孔８を開けて引きちぎり可能な弱体部９が形成されている。この弱体部９は、図４に示すごとく、先端部３が孔４内に引き抜き不可能な深さにまで挿入された状態で孔４内に位置するよう設けられている。
【００１５】
前記先端部３の弱体部９より更に後方の基端部位には、挿入深さ規制用の鍔部１０が形成されている。この鍔部１０は、図４に示すごとく、先端部３が「表向き正挿入」の状態で孔４内に挿入されて両抜止め突起６Ａ，６Ｂが両係合部７，１５に引抜き不可能に係合した状態で、前記孔４の挿入側の開口端部に当接して該開口端を閉塞するように設けられている。この鍔部１０よりも更に後方の帯状体２部分には、その表裏両面に複数の突起１１が列設されてなる滑り止め状のつかみ部１２が形成されており、先端部３を孔４に挿入するときや弱体部９を引きちぎるときに該つかみ部１２を指で滑らないようにつかみ易くしてある。
【００１６】
また、前記先端部３の先端部分３ａ、すなわち、前記両抜止め突起６Ａ，６Ｂがそれぞれ係合部７，１５に係合された所定の挿入状態で、ヘッド部５の先端よりも外方へ突出する先端部分３ａには、挿入確認用の指標部の一例としての矢印１６が表裏貫通状態に形成されており、先端部３が孔４内に所定位置まで挿入されていることを目視により確認できるようにしている。さらに、前記帯状体２の長さ方向他端側には、図２に示すように、先端部３の孔４内への挿入方向を明示する矢印１７が膨らみ形成されている。
【００１７】
次に、上記構成の合成樹脂製封緘用ベルト１の使用方法について説明する。
先ず、例えばコンテナの扉等の被封緘部材Ｐに帯状体２を巻いたり通したりした後、つかみ部１２を指でつかみ、図４に示すように、先端部３の鍔部１０がヘッド部５の孔４の挿入側の開口端部に当接して開口端を閉塞するまで先端部３をヘッド部５の孔４内に矢印Ｂ方向（図３参照）から挿入する。
【００１８】
この先端部３の挿入に際しては、ヘッド部５の孔４への先端部３の挿入方向が矢印１７により明示されているだけでなく、先端部３が「表向き正挿入」されたときに限り、孔４の内壁に形成されている凹条１４に対して挿入方向限定用突起１３の通過が許容されるので、帯状体２を被封緘部材Ｐに対して反時計方向に巻回させて先端部３を捩らずに裏向きにして孔４内に逆方向から挿入する「裏向き逆挿入」や、帯状体２を被封緘部材Ｐに対して時計回りに巻回した上で捩って裏向きにして孔４内に挿入する「裏向き正挿入」といった誤作業操作を招くことがなく、「表向き正挿入」の状態で先端部３を孔４内に容易確実に挿入することができる。
【００１９】
また、先端部３が孔４内に所定深さ位置まで挿入されると、図５に明示するように、その先端部分３ａがヘッド部５の先端よりも外方へ突出して該先端突出部分３ａに形成されている矢印１６を目視により確認することが可能であり、この状態では両抜止め突起６Ａ，６Ｂが孔４の内壁対向部位に形成の係合部７，１５にそれぞれ係合されて反挿入方向にも挿入方向にも引抜き不可能に固定保持されており、先端部３の挿入不足等により係合が不完全な中途半端な状態で封緘作業が完遂したとの判断ミスをなくして確実に所定の封緘状態が得られる。
【００２０】
さらに、この封緘状態の下では、鍔部１０が孔４の挿入側開口端部に当接して開口端を閉塞しているので、例えばマイナスドライバーの先端などを孔４内にこじ入れて抜止め突起６Ａ，６Ｂと係合部７，１５との抜止め係合を解除するといった故意による開封も規制することが可能であり、故意に開封した後に再び先端部３を孔４内に挿入して、見掛け上はいかにも封緘されているが如き偽装を施したり、ベルト１自体を別の封緘に使い回ししたりすることも防止できる。
【００２１】
また、図４に示すような封緘状態から開封を行うときは、帯状体２のつかみ部分１２をつかんで反挿入方向に引っ張ることにより弱体部９を引きちぎることで鋏等の切断工具を用いなくても容易に開封することができる。開封後には、図６に示すように、ヘッド部５の孔４内に位置する先端部３がその中間部位に段差ｈをおいて形成された抜止め突起６Ａ，６Ｂとヘッド部５側の係合部７，１５との係合により反挿入方向及び挿入方向のいずれにも抜け落ちずに、孔４内に残留保持されることになるため、引きちぎられた先端部３のみからなるベルト滓が細かいごみとなって周囲に飛散する事態を避けることができる。
【００２２】
なお、上記実施例では、挿入確認用指標部として、前記先端部３の先端突出部分３ａに表裏に貫通する矢印１６を形成したもので説明したが、この矢印１６を先端突出部分３ａの表面側にのみ凹み形成してもよい。この場合は、凹み形成された矢印１６の存在により、先端部３の表裏を目視によって明確に判別することが可能で、既述した「裏向き逆挿入」や「裏向き正挿入」といった誤作業操作の防止を確実化することができる。
【００２３】
また、挿入確認用指標部となる矢印１６に代えて、先端突出部分３ａの全域に他の部分とは異なる色、例えば緑色や赤色等の目立つ着色してもよい。この場合は、先端部３が所定位置まで挿入されたことを色の判別により確認して矢印の場合と同様に、中途半端な状態で封緘作業が完遂したとの判断ミスをなくして所定の封緘状態を確実に得ることができる。この着色の場合も、先端突出部分３ａの表面側にのみ着色を施して先端部３の表裏を一目瞭然と判別できるようにすることが望ましい。
【００２４】
さらに、上記実施例では、弱体部９が鍔部１０よりも挿入方向の前方側に形成されているものについて説明したが、弱体部９を鍔部１０よりも挿入方向の後方側に形成してもよく、また、この弱体部９はなくてもよい。
【００２５】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、先端部がヘッド部の孔内に正しい向きで、かつ、孔内の所定位置にまで挿入されたとき、ヘッド部の先端よりも外方へ突出する部分に付されている挿入確認用指標部を目視確認することが可能であるため、先端部の挿入不足等により係合が不完全な中途半端な状態で封緘作業が完遂したとの判断ミスをなくして抜止め作用が確実に発揮される所定どおりの封緘状態を作業性よく得ることができる。しかも、この挿入確認用の指標部が存在することにより、「裏向き逆挿入」や「裏向き正挿入」という誤作業操作の発生、さらには故意による改ざんの可能性も抑制することができるという効果を奏する。
【００２６】
特に、請求項２に記載のように、挿入確認用指標部を矢印により形成する場合は、先端部の挿入方向も明示されることから、封緘作業の単純容易化、能率化も図ることができる。
【００２７】
また、請求項４や５に記載のように、挿入確認用指標部となる矢印や着色を先端部の突出部分の表面側にのみ付すことにより、先端部の表裏を目視によって明瞭に判別することが可能で、既述した「裏向き逆挿入」や「裏向き正挿入」といった誤作業操作の防止を一層確実化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る合成樹脂製封緘用ベルトの一実施例を示す平面図である。
【図２】同上合成樹脂製封緘用ベルトの底面図である。
【図３】図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】同上合成樹脂製封緘用ベルトによる封緘状態を示す断面図である。
【図５】図４の矢符Ｘ方向からの拡大図である。
【図６】同上合成樹脂製封緘用ベルトの開封後の状態を示す要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
１合成樹脂製封緘用ベルト
２帯状体
３先端部
３ａ先端突出部分
４孔
５ヘッド部
６Ａ，６Ｂ抜止め突起
７，１５係合部
１３挿入方向限定用突起
１４凹条
１６矢印（挿入確認用指標部の一例）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a synthetic resin sealing belt used for sealing doors of containers and warehouses and various containers.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a synthetic resin sealing belt of this kind used to prevent theft, unloading, loss, etc. of products and luggage packed in containers and containers, conventionally, a flexible belt-like body, A tip formed at one end in the length direction of the band, and a hole formed at the other end in the length direction of the band at a right angle to the band and into which the tip is inserted. A retaining portion is formed at the distal end portion, and an engaging portion is formed on the inner wall of the hole of the head portion so that the retaining projection engages in the anti-insertion direction so that it cannot be pulled out. Are known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional general synthetic resin sealing belt configured as described above, for example, a belt-shaped body is wound or passed through a member to be sealed such as a door of a container, and the leading end is inserted into a hole of the head. Then, the retaining projection is engaged with the engaging projection in the hole so as not to be pulled out, so that a predetermined sealing function is exhibited. However, simply inserting the tip into the hole of the head makes it impossible to visually check whether the retaining projection and the engaging portion are actually engaged so that they cannot be pulled out. When performing many sealing operations in succession, it is necessary to judge that the engaged state is achieved in which the predetermined sealing function is exhibited by the operator who is accustomed to the operation. In spite of the halfway state where the engagement is incomplete and the desired sealing function is not exhibited, there is a possibility that a determination error that the sealing operation has been completed may be made.
[0004]
Further, in this type of sealing belt, a flexible belt-shaped body is wound clockwise around a member to be sealed, and a tip end portion is inserted into a hole while being turned face up without twisting (hereinafter, referred to as “belt”). , "Front insertion"), the engagement protrusion is engaged with the engagement portion to achieve a predetermined sealing function. However, in a conventional general sealing belt, the insertion direction of the tip and the front and back of the belt. The belt is wound counterclockwise and the tip is twisted in order to determine the insertion direction and the front and back of the belt by visually checking the presence or absence of the engagement projections. Or insert it into the hole in the opposite direction (hereinafter referred to as "reverse insertion"), wind the belt in a clockwise direction, twist it back and insert it into the hole Due to erroneous work operations such as doing Even if it looks like it is locked, in fact, there is a possibility that the retaining projection is not engaged with the engaging portion, and the non-sealing state may remain without the retaining action being exhibited. There was a possibility that "tampering" could be performed by exploiting the fact that
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and it is possible to eliminate incomplete engagement due to insufficient insertion or the like and to obtain a predetermined sealed state with good workability in which a retaining action is reliably exhibited. It is another object of the present invention to provide a synthetic resin sealing belt capable of suppressing the occurrence of erroneous operation such as "reverse insertion".
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a synthetic resin sealing belt according to the present invention includes a flexible band, a tip portion formed at one end in a length direction of the band, and a length of the band. And a head portion having a hole into which the front end portion is inserted, the head portion having a hole into which the front end portion is inserted, and a retaining projection formed at an intermediate portion of the front end portion. A sealing portion made of a synthetic resin on an inner wall of the hole, the engagement portion being engaged with and held in such a manner that the stopper projection cannot be pulled out in the anti-insertion direction with the tip portion inserted into the hole. In the belt for
The tip portion has a portion that protrudes outward from the tip of the head portion in a predetermined insertion state in which the retaining projection is engaged with the engagement portion. Is provided.
[0007]
According to the sealing belt made of synthetic resin having the above-described configuration, the distal end is positioned more outward than the distal end of the head portion only when the distal end is inserted into the hole in the head portion in a correct direction and reaches a predetermined position in the hole. Since it is possible to visually check the insertion confirmation index portion attached to the protruding part, the sealing work was completed in a halfway state where the engagement was incomplete due to insufficient insertion of the tip part etc. , It is possible to complete the predetermined sealing state in which the retaining action is reliably exerted with good workability. In addition, the presence of the insertion confirmation indicator can suppress the occurrence of erroneous operation operations such as "reverse insertion" and "reverse insertion", and furthermore, the possibility of intentional tampering.
[0008]
The insertion confirmation index portion in the synthetic resin sealing belt according to the present invention having the above configuration is formed by an arrow as described in claim 2 or a tip formed as described in claim 3. Any of those formed by applying a color different from that of the other end portions to the entire area of the protruding portion of the portion may be used. In particular, when the arrow is used as the index portion, the insertion direction of the tip portion is clearly indicated, so that the sealing operation can be simplified and the efficiency can be improved.
[0009]
Further, as an arrow serving as an insertion confirmation indicator, as described in claim 4, a recess is formed only on the surface side of the protruding portion of the tip portion, or as a different color serving as an insertion confirmation indicator. As described in 5, by applying only to the surface side of the protruding portion of the tip, it is possible to visually confirm the front and back of the tip clearly. It is possible to reliably prevent an erroneous work operation such as "correct insertion".
[0010]
Furthermore, in the synthetic resin sealing belt according to the present invention having the above-described configuration, as described in claim 6, a protrusion for limiting the insertion direction is formed at a position deviated to one of the width directions of the front end portion. In addition, by adopting a configuration in which a concave streak is formed on the inner wall of the hole of the head portion at the same offset position as the projection, the insertion direction of the tip portion is changed to " Since the operation can be limited to the "front insertion", the predetermined sealing state can be easily and reliably obtained without occurrence of the erroneous operation as described above.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a plan view showing one embodiment of a synthetic resin sealing belt, FIG. 2 is a bottom view, FIG. 3 is a sectional view taken along line AA in FIG. 1, and FIG. 4 is a sealing state of the synthetic resin sealing belt. FIG.
[0012]
As shown in FIGS. 1 to 3, the sealing belt 1 made of synthetic resin in this embodiment is a molded article entirely made of a synthetic resin such as nylon or polypropylene, and has a flexible belt-like body 2 and A tip 3 formed at one end in the longitudinal direction of the band 2 and a right end with respect to the band 2 at the other end in the longitudinal direction of the band 2, and the tip 3 is shown inside thereof. And a prism-shaped head portion 5 formed so as to penetrate the hole 4 inserted in the direction of the arrow B in the height direction.
[0013]
As shown in FIG. 3, a substantially right-angled triangular retaining protrusion 6A and a substantially trapezoidal retaining protrusion 6B in the side view are provided on both front and back sides of the intermediate portion of the distal end portion 3 in the insertion direction of the distal end portion 3. It is formed with a step h in the front, and a narrow width of the insertion direction is limited to a portion of the surface of the distal end portion 3 which is rearward of the retaining projections 6A and 6B in the insertion direction and is deviated to one side in the width direction. Projection 13 is formed. The front end 3 is inserted into the hole 4 such that the front end portion 3a projects outward from the front end of the head portion 5 at the portion facing the inner wall of the hole 4 of the head portion 5. Engaging portions 7 and 15 are formed so that the retaining projections 6A and 6B are engaged with the anti-insertion direction and the insertion direction, respectively, so that they cannot be pulled out, and the tip 3 is formed on the inner wall near the entrance of the hole 4. A recess 14 is formed to allow the insertion direction limiting projection 13 to pass only when the "front-facing insertion" is performed.
[0014]
On the rear side of both the retaining protrusions 6A and 6B of the distal end portion 3, there is formed a weak portion 9 which can be opened and torn off by removing the extraction hole 8. As shown in FIG. 4, the weak portion 9 is provided so as to be located in the hole 4 in a state where the distal end portion 3 is inserted into the hole 4 to a depth that cannot be pulled out.
[0015]
A flange portion 10 for regulating the insertion depth is formed at a proximal end portion of the distal end portion 3 behind the weakened portion 9. As shown in FIG. 4, the flange portion 10 is inserted into the hole 4 with the tip portion 3 in the “frontally inserted” state, so that both the retaining protrusions 6A and 6B cannot be pulled out by the engaging portions 7 and 15. In a state in which the hole 4 is engaged, the hole 4 is provided so as to abut against the opening end on the insertion side to close the opening end. A non-slip-shaped grip portion 12 in which a plurality of protrusions 11 are arranged on both front and back surfaces is formed in a portion of the belt-shaped body 2 further behind the flange portion 10, and the front end portion 3 is inserted into the hole 4. When inserting or tearing off the weak part 9, the grip part 12 is easily gripped so as not to slide with a finger.
[0016]
Further, in a predetermined insertion state in which the distal end portion 3a of the distal end portion 3, that is, the both retaining projections 6A and 6B are engaged with the engaging portions 7 and 15, respectively, outward from the distal end of the head portion 5. An arrow 16 as an example of an insertion confirming indicator is formed in the protruding tip portion 3a so as to penetrate the front and back sides, and it is visually confirmed that the tip portion 3 is inserted into the hole 4 to a predetermined position. I can do it. Further, as shown in FIG. 2, an arrow 17 swelling is formed on the other end of the strip 2 in the longitudinal direction, the arrow 17 indicating the insertion direction of the tip 3 into the hole 4.
[0017]
Next, a method of using the synthetic resin sealing belt 1 having the above configuration will be described.
First, after winding or passing the band-shaped body 2 through a sealed member P such as a container door or the like, the grasping portion 12 is grasped with a finger, and as shown in FIG. The distal end portion 3 is inserted into the hole 4 of the head portion 5 from the direction of arrow B (see FIG. 3) until it comes into contact with the opening end of the insertion side of the hole 4 and closes the opening end.
[0018]
When the tip 3 is inserted, not only is the direction in which the tip 3 is inserted into the hole 4 of the head 5 indicated by the arrow 17, but also when the tip 3 is “front-facingly inserted”. Since the insertion direction restricting projection 13 is allowed to pass through the concave streak 14 formed on the inner wall of the hole 4, the belt-shaped body 2 is wound counterclockwise around the member P to be sealed. 3 is inserted in the hole 4 from the opposite direction without twisting, and the reverse is inserted into the hole 4. The leading end 3 can be easily and reliably inserted into the hole 4 in the state of "front insertion" without causing an erroneous work operation such as "reverse insertion" with the orientation inserted into the hole 4.
[0019]
When the tip 3 is inserted into the hole 4 to a predetermined depth position, the tip 3a projects outward from the tip of the head 5 as shown in FIG. In this state, both retaining projections 6A and 6B are engaged with the engaging portions 7 and 15 formed at the inner wall facing portions of the hole 4 in this state. It is fixed and held so that it cannot be pulled out in both the anti-insertion direction and the insertion direction, and there is no mistake in determining that the sealing operation has been completed in a halfway state where the engagement is incomplete due to insufficient insertion of the tip 3 or the like. A predetermined sealing state can be reliably obtained.
[0020]
Furthermore, in this sealed state, the flange 10 abuts on the insertion-side open end of the hole 4 to close the open end. It is also possible to restrict intentional opening such as releasing the retaining engagement between the projections 6A and 6B and the engaging portions 7 and 15, and after intentionally opening, insert the distal end portion 3 into the hole 4 again. In addition, it is possible to prevent impersonation as if the belt 1 is apparently sealed, and prevent the belt 1 itself from being reused for another sealing.
[0021]
When opening from the sealed state as shown in FIG. 4, the weak portion 9 is torn off by grasping the grip portion 12 of the band 2 and pulling it in the anti-insertion direction, so that a cutting tool such as scissors is not used. Can also be easily opened. After unsealing, as shown in FIG. 6, the tip 3 located in the hole 4 of the head 5 is connected to the retaining protrusions 6A and 6B formed with a step h at an intermediate portion thereof, and is engaged with the head 5 side. The engagement with the mating portions 7 and 15 prevents the belt from remaining in the hole 4 without dropping in either the anti-insertion direction or the insertion direction. It is possible to avoid the situation of being garbage and scattering around.
[0022]
In the above-described embodiment, the insertion confirmation index portion is described by forming the arrow 16 penetrating the front end portion 3a of the front end portion 3 into the front and back sides. The recess may be formed only in the recess. In this case, the presence of the recessed arrow 16 allows the front and back of the distal end portion 3 to be clearly distinguished by visual inspection, and erroneous operations such as the above-described “reverse insertion” and “reverse insertion”. Prevention of operation can be ensured.
[0023]
Further, instead of the arrow 16 serving as the insertion confirmation index portion, a different color from the other portions, for example, a conspicuous color such as green or red may be used over the entire area of the tip protruding portion 3a. In this case, it is confirmed by color discrimination that the tip 3 has been inserted to the predetermined position, and as in the case of the arrow, there is no mistake in determining that the sealing operation has been completed in an incomplete state, and the predetermined sealing is performed. The state can be reliably obtained. Also in the case of this coloring, it is desirable to apply coloring only to the front surface side of the tip protruding portion 3a so that the front and back of the tip 3 can be distinguished at a glance.
[0024]
Further, in the above-described embodiment, the weak portion 9 is formed on the front side in the insertion direction with respect to the flange portion 10. However, the weak portion 9 is formed on the rear side in the insertion direction with respect to the flange portion 10. Alternatively, the weak portion 9 may not be provided.
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the distal end portion is inserted in a correct direction in the hole of the head portion and is inserted to a predetermined position in the hole, the portion protrudes outward from the distal end of the head portion. Since it is possible to visually check the insertion confirmation index part attached to, there is no mistake in determining that the sealing operation has been completed in a halfway state where the engagement is incomplete due to insufficient insertion of the tip. As a result, it is possible to obtain a predetermined sealing state in which the retaining action is reliably exerted with good workability. In addition, the presence of the insertion confirmation indicator can suppress the occurrence of erroneous work operations such as "reverse insertion" and "reverse insertion", and the possibility of intentional tampering. It works.
[0026]
In particular, when the insertion confirmation index portion is formed by an arrow as described in claim 2, since the insertion direction of the tip portion is also specified, the sealing operation can be simplified and the efficiency can be improved. .
[0027]
In addition, as described in claim 4 or 5, an arrow or a color serving as an insertion confirmation index portion is attached only to the surface side of the protruding portion of the tip, so that the front and back of the tip can be clearly distinguished visually. Therefore, it is possible to further reliably prevent the erroneous operation such as the “reverse insertion” and “reverse insertion” described above.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing one embodiment of a synthetic resin sealing belt according to the present invention.
FIG. 2 is a bottom view of the same synthetic resin sealing belt.
FIG. 3 is a sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state of sealing with the synthetic resin sealing belt.
FIG. 5 is an enlarged view from the arrow X direction in FIG. 4;
FIG. 6 is an enlarged sectional view of a main part showing a state after opening the sealing belt made of synthetic resin according to the first embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Sealing belt 2 made of synthetic resin 2 Belt 3 Tip 3a Tip protruding part 4 Hole 5 Head 6A, 6B Retaining projection 7, 15 Engaging part 13 Insertion direction limiting projection 14 Concave strip 16 Arrow (insertion confirmation index An example of the section)

Claims

可撓性の帯状体と、この帯状体の長さ方向一端側に形成された先端部と、前記帯状体の長さ方向他端側に該帯状体に対し直角に立設して形成され前記先端部が挿入される孔を有するヘッド部とにより構成され、前記先端部の中間部位には抜止め突起が形成されているとともに、前記孔の内壁には前記先端部が孔に挿入された状態で前記抜止め突起を反挿入方向に引抜き不可能に係合保持する係合部が形成されている合成樹脂製封緘用ベルトにおいて、
前記先端部には、抜止め突起が係合部に係合された所定の挿入状態で、前記ヘッド部の先端よりも外方へ突出する部分が設けられており、この突出部分に挿入確認用の指標部が付されていることを特徴とする合成樹脂製封緘用ベルト。A flexible band, a tip formed at one end in the length direction of the band, and a vertically formed end perpendicular to the band at the other end in the length direction of the band. A head portion having a hole into which the tip is inserted, wherein a stopper projection is formed at an intermediate portion of the tip, and the tip is inserted into the hole on the inner wall of the hole. In the synthetic resin sealing belt is formed with an engaging portion that engages and holds the retaining projection in such a manner that it cannot be pulled out in the anti-insertion direction.
The tip portion has a portion that protrudes outward from the tip of the head portion in a predetermined insertion state in which the retaining projection is engaged with the engagement portion. A sealing belt made of a synthetic resin, characterized by being provided with the following indicator.

前記挿入確認用指標部が、矢印により形成されたものである請求項１に記載の合成樹脂製封緘用ベルト。The synthetic resin sealing belt according to claim 1, wherein the insertion confirmation indicator is formed by an arrow.

前記挿入確認用指標部が、前記突出部分の全域に他の先端部とは異なる着色を施すことにより形成されたものである請求項１に記載の合成樹脂製封緘用ベルト。2. The synthetic resin sealing belt according to claim 1, wherein the insertion confirmation indicator is formed by coloring the entire area of the protruding portion differently from the other end portions. 3.

前記矢印が、突出部分の表面側にのみ凹み形成されている請求項２に記載の合成樹脂製封緘用ベルト。The synthetic resin sealing belt according to claim 2, wherein the arrow is formed only on the surface side of the protruding portion.

前記異なる着色が、突出部分の表面側にのみ施されている請求項３に記載の合成樹脂製封緘用ベルト。The synthetic resin sealing belt according to claim 3, wherein the different coloring is applied only to the surface side of the protruding portion.

前記先端部の幅方向の一方に偏位した箇所には挿入方向を限定する突起が形成されているとともに、前記ヘッド部の孔の内壁で前記突起と同じ偏位箇所には該突起の通過を許容する凹条が形成されている請求項１ないし５のいずれかに記載の合成樹脂製封緘用ベルト。A projection that limits the insertion direction is formed at a position deviated to one side in the width direction of the tip portion, and passage of the projection is performed at the same deviation position as the projection on the inner wall of the hole of the head portion. The synthetic resin sealing belt according to any one of claims 1 to 5, wherein an allowable concave stripe is formed.