JP2004312640A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナと他の部品との電磁波干渉を防止した操作性のよい無線通信装置を提供する。
【解決手段】無線通信装置(1)を相互にスライドする2つのユニット(10,20)で構成し、一方のユニット(10)のうちの開いたときに露出する部分に、キーボードと共にアンテナ(30)を配設する。他方のユニット(20)のうちの開いたときに露出する部分にアンテナ(30)を配設する構成もあり、さらに、開いたときにアンテナ(30)が立ち上がり、閉じたときにアンテナ(30)が倒れる構成もある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナを介して無線で通信を行う無線通信装置に関し、特に、アンテナの配設に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信装置には電磁波受送のためにアンテナが必要である。アンテナの配設形態には、装置の外部に設ける、装置の内部に設ける、装置の内部に収容し外部に引き出せるようにする、の3通りがある。
【0003】
アンテナを装置の内部に設置する場合には、装置内に設置された他の部品(板金等の金属部品)によるアンテナ受送信感度の低下を避ける為に、板金とアンテナ部間に十分な距離を設けなければならない等の構造設計の制限があり、これが装置の小型化や構造の簡略化の妨げとなる。
【0004】
特に、基板に搭載されたLSI等の電子部品から放射される電磁波を(装置外に出ないように)遮蔽する目的で実施する必要が生じる場合のある「シールド板金部品の追加」や「キャビネット上の金属メッキ追加」に対しては、その電磁波遮蔽対策効果とアンテナ性能とが矛盾するため(前者は装置を金属物で完全に囲むほど効果が上がり、後者は金属物で囲まれると性能が下がる)、十分な電磁波対策を講じる妨げにもなってしまう。
【0005】
また、通信時にアンテナから放射される電磁波が装置内部の基板上の電子部品に悪影響を及ぼす場合の対策として、金属板等を用いて基板をアンテナ部から遮蔽する必要が生じる場合もある。この場合には、構造の複雑化、部品数の増加、コストデメリットが発生する。
【0006】
一方、アンテナを装置の外部に設置すると、上記の不都合は生じ難いものの、携帯には不向きな形状になる。このため、携帯電話端末のような携帯式の無線通信装置では、アンテナを装置から引き出す形態とするか、装置の基板部に搭載された電子部品から離して設置する形態とするのが一般的である。しかし、これらの形態とする場合にも、下記のような不具合がある。
【0007】
アンテナの引き出し方式については、一般的には手で引き出す方式が用いられるが、アンテナが装置より突出しているために落下等の衝撃で破損してしまいやすい。また、使用者は通信時に毎回アンテナの出し入れを手動で行わなければならないため、操作性が劣っている。
【0008】
この手動方式を改善する為に、特開2000−138510号公報や実開平6−23312号公報では、バネ等の部品を用いてアンテナ部をポップアップさせる方式が提案されている。また、特開平11−136015号公報や特開2000−353911号公報では、手動でのアンテナの出し入れ方式に代わり、操作部を保護する蓋側にアンテナを取り付けて、蓋の開閉に伴って自動でアンテナを出し入れする方式が提案されている。
【0009】
【特許文献1】特開2000−138510号公報
【特許文献2】実開平6−23312号公報
【特許文献3】特開平11−136015号公報
【特許文献4】特開2000−353911号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2000−138510号公報や実開平6−23312号公報のように、バネ等の部品を用いてアンテナ部をポップアップさせる方式では、その実現のために複雑な機構構造を必要とし、省スペース化が困難で製品の小型化の妨げとなっている。しかも、部品追加となるためコスト面でのデメリットも生ずる。また、特開平11−136015号公報や特開2000−353911号公報の方式は、いずれも回転軸を介して2ヶ所に位置するアンテナを接続するものであるため、接続構造の品質維持や設置スペースの確保など、機構的な課題点が多い。また、回転軸を有さない方式の装置、例えばスライド式の蓋を有する装置には採用することができない。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、アンテナと他の部品との電磁波干渉を防止した操作性のよい無線通信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、アンテナを介して無線で通信を行う無線通信装置であって、相互にスライド可能に連結されて、少なくとも一部分が対向する閉じた状態と、閉じた状態で対向する部分のうちの少なくとも一部分が対向しない開いた状態とをとる第1のユニットと第2のユニットより成り、使用者によって操作される操作部が、第1のユニットのうち、閉じた状態で第2のユニットに対向し、開いた状態で第2のユニットに対向しない部分に設けられているものにおいて、アンテナが、第1のユニットのうち、閉じた状態で第2のユニットに対向し、開いた状態で第2のユニットに対向しない部分に設けられている構成とする。
【0013】
この無線通信装置では、使用者が操作部を操作するために第1、第2のユニットをスライドさせて開いた状態にすると、アンテナが自動的に露出する。露出したアンテナは第2のユニットから離れており、したがって、アンテナと電磁波干渉する可能性のある部品を第2のユニットに設けておくことにより、少なくともその部品とアンテナとの電磁波干渉を防止することができる。
【0014】
前記目的を達成するために、本発明ではまた、アンテナを介して無線で通信を行う無線通信装置であって、相互にスライド可能に連結されて、少なくとも一部分が対向する閉じた状態と、閉じた状態で対向する部分のうちの少なくとも一部分が対向しない開いた状態とをとる第1のユニットと第2のユニットより成り、使用者によって操作される操作部が、第1のユニットのうち、閉じた状態で第2のユニットに対向し、開いた状態で第2のユニットに対向しない部分に設けられているものにおいて、アンテナが、第2のユニットのうち、閉じた状態で第1のユニットに対向し、開いた状態で第1のユニットに対向しない部分に設けられている構成とする。
【0015】
この無線通信装置でも、使用者が操作部を操作するために第1、第2のユニットをスライドさせて開いた状態にすると、アンテナが自動的に露出する。露出したアンテナは第1のユニットから離れており、したがって、アンテナと電磁波干渉する可能性のある部品を第1のユニットに設けておくことにより、少なくともその部品とアンテナとの電磁波干渉を防止することができる。
【0016】
ここで、アンテナが、その一端を中心に回動可能であって、閉じた状態から開いた状態に変化する動きに連動して立ち上がり、開いた状態から閉じた状態に変化する動きに連動して倒れる構成とするとよい。この構成では、露出したアンテナは第1、第2のユニットの双方から離れることになり、アンテナと電磁波干渉する可能性のある部品を第1、第2のユニットのどちらに設けても、電磁波干渉を防止することができる。
【0017】
第1のユニットのうち、閉じた状態で第2のユニットに対向し、開いた状態で第2のユニットに対向しない部分に設けられている操作部のほかに、使用者によって操作される別の操作部が、第2のユニットのうち、閉じた状態と開いた状態の双方で第1のユニットに対向しない部分に設けられている構成としてもよい。この構成では、通信に際して操作が必要な部材を第1のユニットに設ける操作部に含め、通信以外の時に操作する部材を第2のユニットに設ける操作部に含めることが可能であり、これにより、通信を行うために必要な操作部材を通信を行わない期間に保護し、かつ、装置が有する通信以外の機能、例えば通信内容の表示等を、第1、第2のユニットを開いた状態にすることなく利用することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の無線通信装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。第1の実施形態の無線通信装置1の構成を図1〜図3に模式的に示す。無線通信装置1は、相互にスライドして開いた状態と閉じた状態とをとる2つのユニット10、20から成り、図1の(a)、(b)はそれぞれ閉じた状態と開いた状態の外観を示す斜視図である。図2の(a)、(b)はそれぞれ閉じた状態と開いた状態の、図1の面Aでの縦断面図である。また、図3は、図1(a)の面Bでの横断面図である。
【0019】
一方のユニット10(以下、本体ユニットという)は、液晶等の表示部12、電池部13、メイン基板14、キーボード用キーゴム15、キースイッチ16、基板接続用接点端子17と、それらを保持する上下2つの本体キャビネット11a、11bによって構成されている。メイン基板14上にはCPU等の主要回路部品が搭載されており(不図示)、FPCやコネクタを介して表示部12や電池部13と接続されている。
【0020】
キースイッチ16はメイン基板14上のキーゴム15の真下の位置に搭載されており、使用者がキーゴム15を押すとこのスイッチ16が閉じる仕組みとなっている。キーゴム15およびキースイッチ16より成るキーボードは第1の操作部を構成し、送信先や送信内容の入力等、通信に必要な操作のために使用される。
【0021】
上キャビネット11aの側面には、他方のユニット20(以下、キーユニットという)の取り付け、移動をガイドする為の溝11cが設けられている。なお、この溝11cは、上キャビネット11aと下キャビネット11bのどちらの部品に設けられていても良いが、ここでは上キャビネット11aに設けている。
【0022】
キーユニット20は、サブ基板22、キーゴム23、キースイッチ24、およびそれらを保持するキーキャビネット21によって構成されている。キースイッチ24はサブ基板22上のキーゴム23の真下の位置に搭載されており、使用者がキーゴム23を押すとこのスイッチ24が閉じる仕組みとなっている。サブ基板22はビス等でキーキャビネット21に固定されている。キーゴム23およびキースイッチ24は第2の操作部を構成し、表示部12の表示等、通信には直接関係しない機能のために使用される。
【0023】
キーキャビネット21の左右には突起21aが設けられており、これが本体ユニット10の上キャビネット11aの溝11cに嵌め込まれ、この溝11cをガイドとしてスライドする構造となっている。
【0024】
本体ユニット10とキーユニット20との電気的接続は、メイン基板14上に搭載されている基板接続用接点端子17で行われる。この部品は複数(サブ基板22上に搭載されているスイッチ24の信号線分)の金属バネで構成されており、メイン基板14上に半田付けされている。また、端子17は、上キャビネット11aに設けられた穴11d(図4参照)からキーユニット20に向けて突出する。サブ基板22側との導通は、サブ基板22上の接続パターンに端子17がバネの圧力で押し当てられて接触することで行われている。キーユニット20が閉じている状態では点17a(図2(a))、開いている状態では点17b(図2(b))でサブ基板22と接触する。
【0025】
無線通信装置1の分解斜視図を図4に示し、図4の面Cでの縦断面図を図5に示す。図5の(a)、(b)はそれぞれ閉じた状態と開いた状態のものである。
【0026】
アンテナ部は、キーユニット20下部の、アルファベットキー等のキーゴム15に隣接する部分に設置されている。アンテナ30はメイン基板14上に実装されており、接続用の同軸ケーブル18を介して通信モジュール19と接続されている。なお、一般に通信を制御する回路部分はメイン基板とは別にモジュール化されており、アンテナ部との接続には同軸ケーブルが用いられることが多い。本発明では、一括して通信モジュールと呼称するが、用途により、携帯電話用、PHS用、WLAN用、Bluetooth用等から選択、採用することが可能である。
【0027】
アンテナ30の上部には、使用者が直接アンテナ30に触れることの無いよう、アンテナ保護カバー31がビス32等によって上キャビネット11aに取り付けられている。電磁波の主な受送信の方向は、図5(b)に矢印Rで示すように、無線通信装置1に対して垂直で、装置1の上面側である。
【0028】
使用者が無線通信装置1を持ち運んでいる時(非使用時)や通信機能を使用しない時には、キーユニット20は閉じられた状態となっている。この状態では、キーユニット20がアンテナ部の上面を外部から遮蔽する位置にあるが、通信機能が使用されていないので、アンテナ30から放射される電磁波がキーユニット20内のサブ基板22上の回路部品に悪影響を及ぼすことはないし、逆に、キーユニット20がアンテナ30の受送信性能に障害を及ぼすこともない。また、アンテナ部がキーユニット20の下(装置1の内部)に収納されている状態である為、外力による損傷を受けにくいというメリットも併せ持つ。
【0029】
使用者が、通信時に文章等を入力するためにキーユニット20をスライドさせて開くと、アンテナ部が表面に露出する。この状態では、キーユニット20内のサブ22基板はアンテナ30から大きく離れるため、サブ基板22上の回路部品がアンテナ30から放射される電磁波の影響を受けることはない。逆に、通信用の電磁波がキーユニット20によって遮られることがないため、アンテナ30の受送信性能が損なわれることがない。
【0030】
第2の実施形態の無線通信装置2の構成を図6、図7に模式的に示す。図6は分解斜視図であり、図7の(a)、(b)はそれぞれ閉じた状態と開いた状態での、図6の面Dにおける縦断面図である。
【0031】
本実施形態の無線通信装置2では、アンテナ部は、キーユニット20の裏面に設置されている。アンテナ30はサブ基板22上に実装されており、接続用の同軸ケーブル18を介して通信モジュール19と接続されている。なお、本体ユニット10に設置された通信モジュール19とキーユニット20のアンテナ30を接続する為に、同軸ケーブル19は上キャビネット11aに設けられた穴11eを通って取り付けられている。
【0032】
アンテナ30の下部には、使用者が直接アンテナ30に触れることの無いよう、アンテナ保護カバー31がビス32等によってサブ基板22に取り付けられている。電磁波の主な受送信の方向は、図7(b)に矢印Rで示すように、無線通信装置2に対して垂直で、装置2の下面側である。
【0033】
使用者が無線通信装置2を持ち運んでいる時(非未使用時)や通信機能を使用しない時には、キーユニット20は閉じられた状態となっている。この状態では、本体ユニット10がアンテナ部を外部から遮蔽する位置にあるが、通信機能が使用されていないので、アンテナ30から放射される電磁波が本体ユニット10内のメイン基板14上の回路部品に悪影響を及ぼすことはないし、逆に、本体ユニット10内の金属部品等がアンテナ30の受送信性能に障害を及ぼすこともない。また、アンテナ部が装置2の内部に収納されている状態である為、外力による損傷を受けにくいというメリットも併せ持つ。
【0034】
使用者が、通信時に文章等を入力するためにキーユニット20をスライドさせて開くと、アンテナ部がキーユニット20裏面側に露出する。この状態では、本体ユニット10内のメイン基板14はアンテナ30から大きく離れるため、メイン基板14上の回路部品がアンテナ40から放射される電磁波の影響を受けることはない。逆に、通信用の電磁波が本体ユニット10によって遮られることがないため、アンテナ30の受送信性能が損なわれることがない。
【0035】
なお、本実施形態の無線通信装置2の閉じたときの外観は、第1の実施形態の無線通信装置1のもの(図1(a))と同じであり、開いたときの外観も、アンテナ30が上側に露出するか下側に露出するかの違いを除いて、無線通信装置1のもの(図1(b))と同じである。
【0036】
第3の実施形態の無線通信装置3の構成を図8、図9に模式的に示す。図8は分解斜視図であり、図9の(a)、(b)、(c)はそれぞれ閉じた状態と中間の状態と開いた状態での、図8の面Eにおける縦断面図である。
【0037】
本実施形態の無線通信装置3では、アンテナ30は、アンテナ基板33上に搭載され、アンテナキャビネット34にビス等で固定されている。これらをまとめてアンテナユニット39と呼ぶ。アンテナユニット39は、本体ユニット10の上キャビネット11aに取り付けられる。
【0038】
アンテナユニット39の一部分を透視した拡大斜視図を図10に示す。アンテナキャビネット34には回転軸34aがあり、その一端からは通信モジュール19とアンテナ30を接続するための同軸ケーブル18が出ている。回転軸34aの周りには、金属線で作られたアンテナキャビネット用バネ35が取り付けられており、その一方の端35aはアンテナキャビネット34に設けられたバネ押え用突起36に、もう一方の端35bは本体ユニット10内のメイン基板14上に貼り付けられたシート14aと接触している。バネ35はこの2点に支えられ、アンテナキャビネット34を常にZ方向(図9(a)、図10)に持ち上げる力を発生させている。
【0039】
使用者が無線通信装置3を持ち運んでいる時(非使用時)や通信機能を使用しない時には、キーユニット20は閉じられた状態となっているが、この時は、キーキャビネット21に設けられた突起25が点34bでアンテナユニット39に当接し、アンテナユニット39がバネ35の力でZ方向に立ち上がろうとするのを押し止めている(図9(a))。
【0040】
使用者が、通信時に文章等を入力するためにキーユニット20をスライドさせて開いていくと、当接点は徐々に回転軸34a側に移動していき(34c)、それに伴ってアンテナユニット39が立ちあがり始める(図9(b))。キーユニット20を完全に開ききると、押える力が無くなるので、アンテナユニット39は本体ユニット10から90度の角度まで立ち上がる(図9(c))。
【0041】
使用者が通信を終えてキーユニット20を閉じ始めると、上記の逆の順序で、キーキャビネット21に設けられた突起25がアンテナユニット39を押して、倒れた状態に戻していく。
【0042】
なお、電磁波の主な受送信の方向は、無線通信装置3に対して平行な方向である。開いた状態では立ち上がったアンテナユニット39の側方(図9(c)の紙面に垂直な方向)には障害物が存在しないから、側方が電磁波の主な受送信の方向となる。
【0043】
無線通信装置3の外観を図11の(a)に模式的に示す。無線通信装置3では、キーキャビネット21の動きを直接アンテナユニット39に伝えるようにしているが、キーキャビネット21の動きの方向を変えてアンテナユニット39に伝えるレバー等の部材を介装して、アンテナユニット39の立ち上がりの方向を変えるようにしてもよい。このような変形例の外観を図11の(b)、(c)に示す。また、アンテナユニット39をキーユニット20に取り付けて、キーユニット20の裏面側にアンテナユニット39が立ち上がるようにすることもできる。このような変形例の外観を図11の(d)〜(f)に示す。
【0044】
上記の各実施形態では携帯電話端末、PDA等の携帯式の無線通信装置の例を掲げたが、本発明は、携帯式に限らず、据え置き式の無線通信装置にも適用可能である。据え置き式とする場合は、第1の実施形態や第3の実施形態で示したように、装置の上面側にアンテナが露出する構成とするのがよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明の無線通信装置では、通信を行わないときには操作部と共にアンテナが保護される上、第1、第2のユニットを開いた状態にするだけで、自動的に操作部とアンテナが露出して、容易に通信を開始することができる。しかも、アンテナと電磁波干渉する可能性のある部品を通信時には離すことができて、アンテナと他の部品との電磁波干渉を防止することができる。特に、開閉状態の変化に連動してアンテナが立ち上がったり倒れたりする構成では、電磁波干渉を確実に防止することができる。また、第1、第2のユニットの双方に操作部を設けた構成では、装置が有する通信以外の機能の利用も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の無線通信装置の外観を示す斜視図。
【図2】第1の実施形態の無線通信装置の縦断面図。
【図3】第1の実施形態の無線通信装置の横断面図。
【図4】第1の実施形態の無線通信装置の分解斜視図。
【図5】第1の実施形態の無線通信装置の縦断面図。
【図6】第2の実施形態の無線通信装置の分解斜視図。
【図7】第2の実施形態の無線通信装置の縦断面図。
【図8】第3の実施形態の無線通信装置の分解斜視図。
【図9】第3の実施形態の無線通信装置の縦断面図。
【図10】第3の実施形態の無線通信装置のアンテナユニットの斜視図。
【図11】第3の実施形態の無線通信装置およびその変形例の外観を示す斜視図。
【符号の説明】
1、2、3 無線通信装置
10 本体ユニット
11a 上キャビネット
11b 下キャビネット
11c キーユニットガイド用溝
11d 基板接続用端子用穴
11e 同軸ケーブル用穴
12 表示部
13 電池
14 メイン基板
14a シート
15 キーゴム
16 キースイッチ
17 基板接続用端子
17a キーユニット閉時の接触点
17b キーユニット開時の接触点
18 同軸ケーブル
19 通信モジュール
20 キーユニット
21 キャビネット
21a ガイド溝挿入用突起
22 サブ基板
23 キーゴム
24 キースイッチ
25 アンテナ回転規制用突起
30 アンテナ
31 アンテナ保護カバー
32 ビス
33 アンテナ基板
34 アンテナキャビネット
34a 回転軸
34b キーユニット閉時の当接部
34c キーユニット開閉途中の当接部
35 バネ
35a、35b バネの先端
36 バネ押え用突起
39 アンテナユニット

Claims (4)

  1. アンテナを介して無線で通信を行う無線通信装置であって、相互にスライド可能に連結されて、少なくとも一部分が対向する閉じた状態と、閉じた状態で対向する部分のうちの少なくとも一部分が対向しない開いた状態とをとる第1のユニットと第2のユニットより成り、使用者によって操作される操作部が、第1のユニットのうち、閉じた状態で第2のユニットに対向し、開いた状態で第2のユニットに対向しない部分に設けられているものにおいて、
    アンテナが、第1のユニットのうち、閉じた状態で第2のユニットに対向し、開いた状態で第2のユニットに対向しない部分に設けられていることを特徴とする無線通信装置。
  2. アンテナを介して無線で通信を行う無線通信装置であって、相互にスライド可能に連結されて、少なくとも一部分が対向する閉じた状態と、閉じた状態で対向する部分のうちの少なくとも一部分が対向しない開いた状態とをとる第1のユニットと第2のユニットより成り、使用者によって操作される操作部が、第1のユニットのうち、閉じた状態で第2のユニットに対向し、開いた状態で第2のユニットに対向しない部分に設けられているものにおいて、
    アンテナが、第2のユニットのうち、閉じた状態で第1のユニットに対向し、開いた状態で第1のユニットに対向しない部分に設けられていることを特徴とする無線通信装置。
  3. アンテナが、その一端を中心に回動可能であって、閉じた状態から開いた状態に変化する動きに連動して立ち上がり、開いた状態から閉じた状態に変化する動きに連動して倒れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 第1のユニットのうち、閉じた状態で第2のユニットに対向し、開いた状態で第2のユニットに対向しない部分に設けられている操作部のほかに、使用者によって操作される別の操作部が、第2のユニットのうち、閉じた状態と開いた状態の双方で第1のユニットに対向しない部分に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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