JP2004310559A - 医療電子化システム - Google Patents

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Abstract

【目的】所定の基準に沿った正しい治療を行い得る医療電子化システムを提供する。
【構成】薬剤ごとに使用を禁止する病名を関連付けて記憶させた禁止ファイルと、薬剤ごとに使用対象の病名を関連付けて記憶させた使用ファイルとを備え、使用する薬剤を入力すると禁止ファイルおよび使用ファイルを検索し、禁止ファイルを検索した結果、薬剤に対応する病名を読み出し、当該病名が個人ファイルに記入されている場合は警告を表示器に表示し、使用ファイルを検索した結果、薬剤に対応する病名を読み出し、当該病名が個人ファイルに記入されていない場合は、当該病名を表示器に表示させるようにした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は医療電子化システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療業務の合理化のために、電子化されたカルテを用いた医療電子化システムを導入する病院が増加している。
該医療電子化システムとしては、たとえば、下記の特許文献1,2が知られており、診療内容が患者ごとに前記パソコンに記憶される。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−249997号公報 (第1−5頁、図1)
【特許文献2】
特開2001−306696号公報 (第1−6頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、患者の病気の種類によっては、通常、使用すべきでない薬剤がある。たとえば、近年では、高血圧症の患者に間違って糖尿病薬を処方し、低血糖症を誘発する事故が生じている。かかる事故は、医療現場においては、医師以外の者が事務的に薬を出すことに加え、血圧降下剤と糖尿病薬の薬剤が似通った名称(例えば、糖尿病薬アマリールと高血圧薬アルマールなど)であることが原因の一つであった。したがって、処方する薬剤と患者の病名との関係のチェックを行うことは非常に重要である。
【0005】
しかし、前記特許文献1,2などの従来のシステムでは、入力から会計終了までに、前記チェックを必ず自動で行うようにはなっておらず、当該チェックを医師が失念するおそれがある。また、入力者が病名を間違って入力した場合には、チェックから漏れるおそれがある。
【0006】
したがって、本発明の目的は、誤った治療薬を患者に投与するのを防止し得ると共に、所定の基準に沿った正しい治療を行い得る医療電子化システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、患者ごとに氏名、検査結果、症状、診察結果および治療を含む個人情報を記憶する個人ファイルと、受診時に少なくとも治療内容を入力するための診療画面、ならびに、該診療画面を用いて前記個人ファイルに記憶された治療等の内容の履歴を表示するための履歴表示画面とを表示する表示器とを備えた医療電子化システムにおいて、薬剤ごとに使用を禁止する病名を関連付けて記憶させた禁止ファイルと、薬剤ごとに使用対象の病名を関連付けて記憶させた使用ファイルとを更に備え、使用する薬剤を入力すると前記禁止ファイルおよび使用ファイルを検索し、前記禁止ファイルを検索した結果、前記薬剤に対応する病名を読み出し、当該病名が前記個人ファイルに記入されているか否かを判断し、当該病名が前記個人ファイルに記入されている場合は警告を前記表示器に表示し、前記使用ファイルを検索した結果、前記薬剤に対応する病名を読み出し、当該病名が前記個人ファイルに記入されているか否かを判断し、当該病名が前記個人ファイルに記入されていない場合は、当該病名を前記表示器に表示させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、使用する薬剤を入力すると、禁止ファイルから当該薬剤に対応する病名を読み出し、前記病名が禁止ファイルに記入されている場合には、警告を表示器に表示させる。したがって、名称の似通った薬剤であっても確実に判別することができる。また、使用する薬剤を入力するだけで、当該薬剤が患者の病気に対して使用禁止の薬剤か否かの判断を自動的に行うことができるから、前記チェックを失念するなどの不具合が生じない。したがって、誤った治療薬を患者に投与するのを防止し得る。
【0009】
一方、本システムは、使用する薬剤を入力すると、使用ファイルから当該薬剤に対応する病名を読み出し、前記病名が個人ファイルに記入されていない場合には、前記病名を表示器に表示させる。病名が表示器に表示されることにより、前記薬剤が患者の病名に対応しているか否かを判断し得るので、正しい処方か否かの判断をする機会を与えることができる。
【0010】
また、前記使用ファイルを検索し、判断した結果、前記病名を前記表示器に表示する際に、当該病名を個人ファイルに記憶させるか否かを選択させるウィンドウを表示するようにすれば、操作者に大きくアピールすることができ、処方ミスなどを防止することができるうえ、表示された病名を選択して個人ファイルに取り込むことにより、病名を改めて入力する必要がなく、病名の誤入力を防止することができる。
このように、禁止ファイルおよび使用ファイルの記憶内容に基づいた前記判別によって、病名の誤入力による誤判別を防止することができるから、薬剤の処方に関する医療過誤を確実に防止することができる。
【0011】
また、病名ごとに病状および治療の内容を記憶したガイドラインファイルを更に備え、前記個人ファイルの病名欄から病名を選択すると、当該病名に対応するガイドラインの内容が前記ガイドラインファイルから読み出されて前記表示器に表示され、当該表示されたガイドラインの内容の一部を消去すると共に、当該ガイドラインの内容に他の病状および治療を付加した状態で前記個人ファイルに取り込めるようにしてもよい。
かかる場合には、病名ごとに病状および治療の内容からなるガイドラインの内容を当該患者の症状に合わせて加筆修正した後、個人ファイルに取り込むことができるから、所定の基準に沿った正しい治療を行うことができる。また、効率良くカルテの作成を行うことができる。
【0012】
さらに、前記個人ファイルに記憶された写真名ごとに写真を記憶する写真ファイルを更に備え、前記個人ファイルにおいて写真を特定して指定すると前記写真ファイルから写真を読み出して表示するようにしてもよい。個人ファイルから写真を読み出すことで、診療時間を効率良く、有効に活用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
ハードウェア:
本発明にかかる医療電子化システムは、コンピュータシステムにより実現可能であり、たとえば、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)を用いた場合の構成図を図1に示す。
【0014】
図1に示すように、パソコン1は、CPU10およびメモリ11を備えている。パソコン1には、表示器12、キーボード13、マウス14、プリンタ15およびハードディスク・ドライブ2などが図示しないインターフェイスを介して接続されている。表示器12は、たとえば、モニタからなり、図2〜図5、図7〜図11に示す各表示画面などが表示される。キーボード13およびマウス14は操作部を構成している。
【0015】
記憶部2,11:
つぎに、前記パソコン1のハードディスク・ドライブ2およびメモリ11に構築される各記憶部について説明する。ハードディスク・ドライブ2の記憶部には、以下に示すファイルが記憶されており、CPU10はハードディスク・ドライブ2から前記各ファイルを読み出し、メモリ11に当該ファイルに対応する記憶部を構築する。
【0016】
ハードディスク・ドライブ2の前記記憶部には、個人ファイル20、禁止ファイル21、使用ファイル(重要薬ファイル)22、ガイドラインファイル23および写真ファイル24などが記憶(記録)される。
【0017】
個人ファイル20;
図1(b)に示す個人ファイル20には、患者ごとに氏名、検査結果、症状、検察結果および治療を含む個人情報が記録される。
すなわち、個人ファイル20は、患者の特定情報20a、入力日時20bおよび診療内容20cなどが各患者ごとに記録される。特定情報20aは、カルテ番号、患者の氏名および保険者番号などからなる。一方、診療内容20cは、診察日時に相当する入力日時20bごとのデータからなる。診療内容20cは、検査結果、病名、症状、診察結果、治療内容および写真ファイル名などと共に、表示器12に表示される当該患者についての諸情報からなる。前記個人ファイル20の各データ内容は、患者を特定する前記特定情報20aごとに互いに関連付けられている。治療内容としては、たとえば、患者に処方した薬剤の薬名や、その投与量、各種検査結果などがある。
なお、CPU10は、個人ファイル20の内容から、所定のデータを抽出して、個々の患者ごとの紙カルテとしてプリンタ15に印字させたり、保存用電子カルテデータを生成することが可能である。
【0018】
禁止ファイル21;
図1(c)に示すように、禁止ファイル21には、薬名(以下、「禁止薬名」という)amと、該禁止薬名amごとに使用を禁止する病名(以下、「禁止病名」という)aiとが互いに関連付けられている。
前記禁止病名aiは、当該禁止病名aiの患者に禁止薬名amの薬剤が投与された場合に、重大な副作用等を招く病名である。たとえば、高血圧や不整脈に用いる薬剤(ロプレソール)は、気管支喘息の人が服用すると喘息発作を引き起こすから、その禁止薬名amの欄には、禁止病名aiとして「気管支喘息,喘息」が関連付けられる。また、喘息やアレルギーに用いる薬剤(プレドニン)の禁止薬名amの欄には、禁止病名aiとして「糖尿病」が関連付けられる。
【0019】
使用ファイル22;
図1(d)に示すように、使用ファイル22には、薬名(以下、「重要薬名」という)bmと、該重要薬名bmの使用対象の病名(以下、「特定病名」という)biが互いに関連付けられている。
重要薬名bmは、通常ないし所定の基準に沿った処方では、特定病名biの患者のみ投与する薬剤である。たとえば、糖尿病用の薬剤(アマリール)は、一般に糖尿病の患者にのみ投与すべきであり、かつ、糖尿病以外の人が服用すると低血糖を引き起こすから、糖尿病用の重要薬名bmには、特定病名biとして「糖尿病」が関連付けられる。
【0020】
ガイドラインファイル23;
図1(a)のガイドラインファイル23には、病名ごとに症状、検査方法および治療の内容などが互いに関連付けられている。ガイドラインファイル23としては、操作者が予め入力してもよいし、たとえば、市販の医療データ集などを用いてもよい。
【0021】
写真ファイル24;
写真ファイル24としては、たとえば、患者のCTスキャン写真やレントゲン写真、患部の写真などの写真ファイルからなる。ハードディスク・ドライブ2には、前記各写真ファイル24にそれぞれファイル名が付されて記憶される。
【0022】
CPU10のモード:
前記CPU10は、禁止ファイル21や使用ファイル22に薬名や病名をそれぞれ設定記憶させるファイル設定記憶モードや、診療内容の入力を行って個人ファイル20に診療内容を記録させる診療内容入力モードなどを備えている。診療内容入力モードでは、薬剤の入力や診療内容の記入(記憶)などが行われる。
【0023】
表示画面:
つぎに、前記表示器12に表示される画面について説明する。
図2に示すように、禁止ファイル設定記憶画面12Aには、禁止薬名amごとに禁止病名aiがそれぞれ表示される。
図3に示すように、使用ファイル設定記憶画面12Bには、重要薬名bmごとに特定病名biがそれぞれ表示される。
【0024】
前記表示器12には、図4および図5の診療画面(カルテ画面)12Cが表示される。診療画面12Cは、診療時に治療内容を入力するための画面であり、診療画面12Cには、薬名mの表示された薬剤入力欄3aなどが表示される。一方、診療画面12C上には、後述する所定のタイミングで、図4の禁止病名警告パネル(子ウィンドウ)30や、図5の自動入力許可パネル(子ウィンドウ)31がポップアップ表示される。
また、図7〜図9に示すように、診療画面12C上には、ガイドウィンドウ32や下書きウィンドウ33などの子ウィンドウが所定のタイミングでポップアップ表示される。
【0025】
図10に示すように、診療画面12Cには、診療内容入力欄3bや、治療等の履歴を表示するための履歴表示画面3cが表示される。履歴表示画面3cには、診療画面12Cを用いて入力された治療等の内容の履歴が表示される。履歴表示画面3cをスクロールさせることで、過去の診療日の診療内容を表示可能である。
図11に示すように、履歴表示画面3cには、写真ファイル名3dが表示される。
【0026】
医療電子化システムの運用:
ファイル設定記憶モード;
図1(a)の禁止ファイル21や使用ファイル22の記憶内容を追加記憶させる場合には、たとえば、本システムの操作者は、所定の操作を行い、図2の禁止ファイル設定記憶画面12Aや、図3の使用ファイル設定記憶画面12Bを表示器12に表示させて、重要薬名bmと特定病名biおよび禁止薬名amと禁止病名aiを予め設定入力する。薬名am,bmや病名ai,biが入力されると、CPU10はファイル設定記憶モードに設定され、入力された薬名am,bmや病名ai,biを、それぞれ、図1(a)の禁止ファイル21や使用ファイル22に書き込み記憶させる。
【0027】
診療内容入力モード;
診療内容の記録を行う場合には、所定の操作を行い患者を指定すると、CPU10が診療入力モードに設定されると共に、CPU10が個人ファイル20から当該患者の個人情報を読み出し、当該患者の診療画面12Cを表示器12に表示させる。
【0028】
薬剤の入力;
つぎに、診療内容入力モードにおいて、薬剤入力時の本システムの動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
薬剤の入力を行う場合には所定の操作を行い、図4の診療画面12Cに薬剤入力欄3aを表示させる。
ステップS1で操作者が、薬剤入力欄3aに薬剤の薬名を指定してステップS2に進む。
ステップS2では、CPU10が、禁止ファイル21内を検索し、入力された薬名と同一名称の禁止薬名amがあるか否かの判別を行う。同一名称の禁止薬名amがある場合にはステップS3に進む。一方、同一名称の病名の禁止薬名amがない場合には、ステップS7に進む。
【0029】
ステップS3では、CPU10が禁止ファイル21から前記禁止薬名amに対応する禁止病名aiを読み出し、ステップS4に進む。
ステップS4では、該禁止病名aiに一致する病名が当該患者の個人ファイル20にあるか否かの判別を行う。一致する病名がある場合にはステップS5に進む。一方、一致する病名がない場合にはステップS7に進む。
ステップS5では、図4に示すように、警告パネル30が表示器12にポップアップ表示される。警告パネル30には、当該患者の病名に対して禁止薬名amの薬剤を本当に用いるのか否かという旨の警告表示がなされて、ステップS6に進む。
【0030】
このように、使用する薬剤を入力するだけで、当該薬剤が患者の病気に対して用いた場合に重大な副作用等を招く薬剤か否かの判断が自動的に行われるので、薬剤と病名とのチェックを失念するのなどの不具合が生じない。
【0031】
ステップS6では、薬剤の変更を行う場合には、ステップS1に戻る。一方、当該薬剤の副作用などを考慮の上、あえて禁止薬名amの薬剤を処方する場合には、所定の操作を行いステップS7に進む。
ステップS7では、当該薬名を個人ファイル20に記憶させると共に、投与量などの入力が行われてステップS10に進む。
【0032】
ステップS10では、CPU10が使用ファイル22内を検索し、入力された薬名と同一名称の重要薬名bmがあるか否かの判別を行う。同一名称の重要薬名bmがある場合には、ステップS11に進む。一方、同一名称の重要薬名bmがない場合には本モードが終了する。
【0033】
ステップS11では、使用ファイル22から前記重要薬名bmに対応する特定病名biを読み出し、ステップS12に進む。
ステップS12では、特定病名biと一致する病名が、当該患者の個人ファイル20にあるか否かの判別を行う。前記特定病名biが個人ファイル20になく、未記入の場合にはステップS13に進む。一方、既に記入されている場合には本モードが終了する。
【0034】
ステップS13では、図5に示す自動入力許可パネル31をポップアップ表示させて、ステップS14に進む。自動入力許可パネル31には、たとえば、「アマリール1mg錠に対する、病名:糖尿病を自動入力しますか。」などの表示と共に、当該病名を個人ファイル20に記憶させるか否かの選択ボタン31aが表示される。
ステップS14では、自動入力を行う場合には、操作者が選択ボタン31aの「はい」をクリックして自動入力を選択し、ステップS14に進む。一方、自動入力を行わない場合には、「いいえ」をクリックして本モードを終了させる。
ステップS15では、個人ファイル20に病名として当該特定病名biが記憶される。
【0035】
このように、使用する薬剤を入力すると、使用ファイル22から当該薬剤に対応する特定病名biを読み出し、前記特定病名biが個人ファイル20に記入されていない場合には、当該特定病名biの表示された自動入力許可パネル31がポップアップ表示される。また、表示された前記特定病名biを個人ファイル20に記憶させることができるから、病名を改めて入力する必要がなくなると共に、病名の誤入力を防止することができる。
特に、アルマールとアマリールなど、名称の似通った薬剤であっても確実に判別することができる。したがって、誤った治療薬を投与するのを防止し得る。
【0036】
なお、前記実施形態では、使用ファイル22に記憶される薬名としては、前記重要薬名bmの他に、任意の薬剤を加えてもよいし、当該病院で用いる薬剤全てを登録してもよい。
また、前述の実施形態では、ステップS1〜S7の禁止薬名のチェックの後に、ステップS10〜S15の使用薬名のチェックを行うこととしたが、両チェックを並行して行うようにしてもよい。
【0037】
診療内容の記入(ガイドラインの取り込み);
つぎに、診療内容入力モードにおいて、診療内容の記入を行う場合について説明する。
前述のように、診療内容入力モードでは、CPU10が個人ファイル20から当該患者の個人情報を読み出し、表示器12に診療画面12Cが表示される。操作者が、前記診療画面12Cに表示された病名欄3eから病名を選択すると、CPU10がハードディスク・ドライブ2からガイドラインファイル23内を検索し、当該病名に関連付けられた病状および治療の内容などが読み出されて、当該内容が表示されたガイドウィンドウ32がポップアップ表示される。
【0038】
つぎに、操作者は、所定の操作を行い、図8に示す下書きウィンドウ33をポップアップ表示させる。操作者が複写ボタン32aをクリックすると、ガイドウィンドウ32(図8右側)の表示内容、すなわち、前記病名と、当該病名に対応する症状および治療の内容などが下書きウィンドウ33(図8左側)に複写される。
【0039】
その後、操作者は、当該患者の症状に合わせて、図9の下書きウィンドウ33に表示された前記ガイドラインの内容の一部を消去すると共に、当該ガイドラインの内容に他の病状および治療を付加して加筆修正した後、複写ボタン33aをクリックすると、当該内容が診療画面12Cの診療内容入力欄3bに複写されて表示される。
【0040】
該表示後、操作者が所定の操作を行うと、図10に示す診療内容入力欄3bの内容が診療画面12Cの履歴表示画面3cに複写されると共に、履歴表示画面3cの当該内容が個人ファイル20に上書き保存される。
【0041】
このように、病名ごとに病状および治療の内容からなるガイドラインの内容を当該患者の症状に合わせて加筆修正した後、個人ファイルに取り込むことができるから、所定の基準に沿った正しい治療を行うことができると共に、訴訟にも耐えうる正確なカルテを作成することができる。また、操作者の文字入力の手間を最小限にすることで、効率良くカルテの作成を行うことができる。
【0042】
写真ファイルの参照;
図11に示すように、診療画面12Cの履歴表示画面3cには、診療日ごとに、写真ファイル名3dが表示される。操作者が写真ファイル名3dを特定して指定すると、CPU10がハードディスク・ドライブ2から当該ファイル名に対応する写真ファイル24を読み出し表示器12に表示させる。
このように、診療画面12Cから写真ファイル24を読み出し、表示器12に表示させることができるので、電子化されていないレントゲン写真や患部の写真などを取り出す場合に比べ、写真の検討や該写真を用いた患者への説明を迅速に行うことができる。したがって、診療時間を効率良く、かつ、有効に活用することができる。
【0043】
なお、写真ファイル24は、患者名やカルテ番号などの当該患者に関する特定情報20aおよび日付に基づき、検索されて表示されるようにしてもよい。
【0044】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、医療電子化システムは、待合室の受付に設置されたパソコンと複数の診察室に設置された各医師用のパソコンとがLAN(Local Area Network)を介して互いに接続されている医療電子化システムであってもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる医療電子化システムの概略構成図である。
【図2】表示器の表示画面を示す正面図である。
【図3】表示器の表示画面を示す正面図である。
【図4】表示器の表示画面を示す正面図である。
【図5】表示器の表示画面を示す正面図である。
【図6】薬剤の入力方法を示すフローチャートである。
【図7】表示器の表示画面を示す正面図である。
【図8】表示器の表示画面を示す正面図である。
【図9】表示器の表示画面を示す正面図である。
【図10】表示器の表示画面を示す正面図である。
【図11】表示器の表示画面を示す正面図である。
【符号の説明】
3c:履歴表示画面
12:表示器
12C:診療画面
20:個人ファイル
21:禁止ファイル
22:使用ファイル
23:ガイドラインファイル
24:写真ファイル

Claims (4)

  1. 患者ごとに氏名、検査結果、症状、診察結果および治療を含む個人情報を記憶する個人ファイルと、
    受診時に少なくとも治療内容を入力するための診療画面、ならびに、該診療画面を用いて前記個人ファイルに記憶された治療等の内容の履歴を表示するための履歴表示画面とを表示する表示器とを備えた医療電子化システムにおいて、
    薬剤ごとに使用を禁止する病名を関連付けて記憶させた禁止ファイルと、
    薬剤ごとに使用対象の病名を関連付けて記憶させた使用ファイルとを更に備え、
    使用する薬剤を入力すると前記禁止ファイルおよび使用ファイルを検索し、
    前記禁止ファイルを検索した結果、前記薬剤に対応する病名を読み出し、当該病名が前記個人ファイルに記入されているか否かを判断し、当該病名が前記個人ファイルに記入されている場合は警告を前記表示器に表示し、
    前記使用ファイルを検索した結果、前記薬剤に対応する病名を読み出し、当該病名が前記個人ファイルに記入されているか否かを判断し、当該病名が前記個人ファイルに記入されていない場合は、当該病名を前記表示器に表示させるようにした医療電子化システム。
  2. 請求項1において、
    前記使用ファイルを検索し、判断した結果、前記病名を前記表示器に表示する際に、当該病名を個人ファイルに記憶させるか否かを選択させるウィンドウを表示するようにした医療電子化システム。
  3. 請求項1もしくは2において、
    病名ごとに病状および治療の内容を記憶したガイドラインファイルを更に備え、
    前記個人ファイルの病名欄から病名を選択すると、
    当該病名に対応するガイドラインの内容が前記ガイドラインファイルから読み出されて前記表示器に表示され、
    当該表示されたガイドラインの内容の一部を消去すると共に、当該ガイドラインの内容に他の病状および治療を付加した状態で前記個人ファイルに取り込めるようにした医療電子化システム。
  4. 請求項1もしくは2において、
    前記個人ファイルに記憶された写真名ごとに写真を記憶する写真ファイルを更に備え、
    前記個人ファイルにおいて写真を特定して指定すると前記写真ファイルから写真を読み出して表示するようにした医療電子化システム。
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宮本 正喜 MASAKI MIYAMOTO: "外来投薬処方オーダーシステムの開発 Outpatient Prescription Ordering System", 医療情報学 第9巻 第2号 JAPAN JOURNAL OF MEDICAL INFORMATICS, vol. 第9巻, JPN6008048389, 20 July 1989 (1989-07-20), JP, pages 175 - 184, ISSN: 0001141281 *

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209577A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Yuyama Manufacturing Co Ltd 病薬チェック装置及び病薬チェックプログラム
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