JP2004308657A - 形状記憶アクチュエータを有するポンプ及びそれを備えた燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、比較的小型で、高い静圧効率をもたらすポンプを提供することにある。
【解決手段】本発明のポンプは、流体に運動を与えるように構成された可動構造体126,128と、可動構造体126,128に動作連結された直線的可動シャフト130と、直線的可動シャフト130に動作連結された回転可能なハブ132であって、その回転が直線的可動シャフト130を直線的に移動させる回転可能なハブ132と、作動時にハブ132を回転させる形状記憶アクチュエータ156と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、形状記憶アクチュエータを有するポンプ及びそれを備えた燃料電池システムに関する。
様々な装置に対して、またその装置の内部で流体を駆動するためにポンプが使用されている。一定の燃料電池の用途などで関連装置が比較的小さい場合、比較的高い損失水頭にもかかわらず比較的高い流量を生じるために、小型ポンプが求められることが多い。
空気及び他の気体のポンピングに関しては、従来型軸流ファンが比較的小型であるが、静圧効率(static pressure efficiency)が比較的低いという問題がある。したがって、高損失水頭用途には適していない。一方、モータ、圧電または静電駆動される従来型の膜ポンプは、高い静圧効率をもたらすが、通常は比較的大きくなってしまう。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型でかつ高い静圧効率を有するポンプ及びそれを備えた燃料電池システムを提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明では、流体に運動を与えるように構成された可動構造体と、該可動構造体に動作連結された直線的可動シャフトと、該直線的可動シャフトに動作連結された回転可能なハブであって、その回転が前記直線的可動シャフトを直線的に移動させる回転可能なハブと、作動時に前記ハブを回転させる形状記憶アクチュエータと、を備えている
また、本発明では、燃料電池と、該燃料電池に動作連結されたポンプとを有する燃料電池システムであって、流体に運動を与えるように構成された可動構造体と、該可動構造体に動作連結された直線的可動シャフトと、該直線的可動シャフトに動作連結された回転可能なハブであって、その回転が前記直線的可動シャフトを直線的に移動させる回転可能なハブと、作動時に前記ハブを回転させる形状記憶アクチュエータと、を備えている。
さらに、本発明では、燃料電池と、該燃料電池に動作連結されたポンプとを有する燃料電池システムであって、流体に運動を与えるように構成された可動構造体と、該可動構造体に動作連結された直線的可動シャフトと、該直線的可動シャフトに動作連結された回転可能なハブであって、その回転が前記直線的可動シャフトを直線的に移動させる回転可能なハブと、作動時に前記ハブを回転させる形状記憶アクチュエータと、を備えている。
添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
以下は、本発明を実施すべく、現時点で知られる最良の態様の詳細な説明である。本説明は、制限的な意味で解釈されるべきではなく、単に本発明の包括的原理を示すためのものである。
図1〜図3で一例として示されているように、本発明の1つの実施形態に係るポンプ100は、フレーム102と、流体駆動アセンブリ104とを備えている。流体駆動アセンブリ104は、フレーム102内の入口マニホルド106を介して流体(すなわち、液体または気体)を受け取り、フレーム102内に設けられた出口マニホルド108を通して流体を放出するものである。例示的な流体駆動アセンブリ104は、その長手端部の両方で流体を受け取り、長手端部の両方で流体を放出し、さらに厳密に言うと、長手方向の一端部で流体を受け取り、他端部から流体を放出するようになっている。そのため、入口マニホルド106は、上下部分110a,110bと接続部分112とを備えている。入口ポート114は入口マニホルド106に接続されている。上下部分116a,116b(図4)と接続部分(図示せず)とを有する出口マニホルド108は、出口ポート118に接続されている。
図4及び図5を参照すると、例示的なポンプ100内の流体駆動アセンブリ104は、流体に運動を与える直線的(または「軸方向」)可動構造体120と、直線的可動構造体を駆動して軸方向に移動させる回転構造体122と、アクチュエータ124(図1)とを備えている。例示的な直線的可動構造体120は、駆動シャフト130の両端部に取り付けられた1対のローリングダイアフラム126,128を有している。駆動シャフト130は、アクスル131に摺動可能に取り付けられている。ダイアフラム126,128は、それぞれ1対のプレート133a,133b(図5)間に挟持されており、ネオプレーンまたは他の同様な材料などの可撓性材料で形成されており、駆動シャフト130が直線移動する時、図4及び図6に示された配置方向の間で撓むようになっている。例示的な回転構造体122は、駆動ハブ132を備え、この駆動ハブは、フレーム102の上下部分135a及び135b間の上側及び下側の一連の軸受け134によって保持されている。この構造により、駆動ハブ132はフレーム102に対して回転できるが、軸方向には移動できないようになっている。例示的な軸受け134は、好ましくは玉軸受けであって、フレーム上下部分135a,135bと駆動ハブ132とに形成された半円形チャネル内に嵌め込まれている。非分離形アンギュラコンタクト軸受けなどの他の軸受け構造も使用することができる。
直線的可動構造体120及び回転構造体122は、任意の適当な方法で互いに連結することが可能であり、それにより、駆動ハブ132の回転に対応して駆動シャフト130が直線移動するようになっている。例示的なポンプ100では、連結が機械式であり、遊星歯車機構から構成されている。図4を参照しながら詳しく説明すると、等間隔に配置された3つの遊星歯車136(2つだけが見える)は、固定配置された歯車フレーム138にアクスル140で回転可能に取り付けられている。したがって、これら遊星歯車はアクスル140を中心にして回転自在であるが、フレーム102に対するそれらの位置は固定されている。駆動ハブ132の内表面で、遊星歯車136に整合した部分には、駆動ハブがリング歯車として機能できるようにする歯付き表面142が設けられている。他方、駆動シャフト130は、外歯表面144を有し、回転方向に固定された太陽歯車として機能している。そのような構造のため、駆動ハブ132が固定歯車フレーム138の周囲を回転することになり、遊星歯車136が回転し、その結果、駆動シャフト130が直線移動することになる。
例示的な遊星歯車機構は、回転構造体122の反時計回り方向の2/10(72度)回転によって、直線的可動構造体120が図4に示された位置から図6に示された位置へ移動し、すなわち、図示の配置方向に1回の上り行程で移動するように構成されている。回転構造体122の時計回り方向の2/10回転によって、直線的可動構造体120が図4に示された位置に戻り、すなわち、1回の下り行程を移動することになる。
ローリングダイアフラム126,128は、入口マニホルド106及び出口マニホルド108との接続部分を除いて、密封された流体室146,148をそれぞれ画定している。例示的なポンプ100では、ローリングダイアフラム126,128の各々にリップ127(図5)が設けられており、これらは、歯車フレーム138によってガスケット状配置でフレーム上下部分135a,135bに密封されている。必要ならば、アクスル131に封止グリースを塗布してもよい。流体室146,148への流体の引き込み及びそれからの放出は、入口マニホルド106及び出口マニホルド108を介して交互に行われている。そのため、上り行程/下り行程サイクルを連続的に繰り返すことによって、入口ポート114及び出口ポート118を介してポンプに流出入する連続流体流が生じることになる。本発明は、流体室146,148用のいずれの特定の弁機構にも制限されないが、例示的なポンプ100は、複数の逆止弁を有している。例示的な逆止弁機構により、上り行程では流体が流体室146から放出される一方、流体室148に引き込まれ、下り行程では流体が流体室146に引き込まれる一方、流体室148から放出されることになる。
詳しく説明すると、図4及び図6で示されているように、1対の逆向きの傘形弁150a,152aは、流体室146と入口及び出口マニホルドの上部分110a,116aとの間にそれぞれ配置されており、また、1対の逆向きの傘形弁150b,152bは、流体室148と入口及び出口マニホルドの下部分110b,116bとの間にそれぞれ配置されている。直線的可動構造体120が図6に示す上り行程位置から図4に示す下り行程位置へ移動する時、弁150a,152bが開いて、弁150b,152aが閉じることになる。これにより、流体が入口マニホルドの上部分110aを介して流体室146に流入することが可能となる一方、出口マニホルドの上部分116a内の流体が流体室146に流入することが防止されることになる。また、これにより、流体を流体室148から出口マニホルドの下部分116bへ追い出すことが可能となる一方、流体室148内の流体が入口マニホルドの下部分110bに追い込まれることが防止されることになる。反対に、図6を参照すると、直線的可動構造体120が図4に示す下り行程位置から図6に示す上り行程位置へ移動する時、弁150b,152aが開いて、弁150a,152bが閉じることになる。これにより、流体が入口マニホルドの下部分110bを介して流体室148に流入することが可能となる一方、出口マニホルドの下部分116b内の流体が流体室148に流入することが防止され、また、流体を流体室146から出口マニホルドの上部分116aへ追い出すことが可能となる一方、流体室146内の流体が入口マニホルドの上部分110aに追い込まれることが防止されることになる。
各流体駆動サイクル中、直線的可動構造体120を図4に示す下り行程配置方向から図6に示す上り行程配置方向に、またその逆方向に駆動する例示的なアクチュエータ124は、受動装置及び能動装置から構成されている。図1〜図6に示された例示的なポンプ100では、受動及び能動装置の両方が回転構造体122に作用し、回転構造体122が直線的可動構造体120に作用することになる。例示的な実施態様の受動装置は、フレーム102及び駆動ハブ132に取り付けられる定荷重ばね154である。詳しく説明すると、図1〜図3に示されているように、ポスト155に取り付けられたばね154は、フレーム102の開口157内に嵌合している。ばねの一端部は、ポスト155に取り付けられている。変更例として、ばね154は、ポスト155に取り付けないで、それに巻装するだけにして、ポスト155に対して回転できるようにしてもよい。その場合、ばね154はポスト155に多数回巻き付けられて、駆動ハブ132まで延在してその一部を覆い、アンカー159によって駆動ハブに連結されている。ばね154は、回転構造体122に時計回り方向の力を加えて、直線的可動構造体120を図4に示す下り行程位置へ付勢するようになっている。
例示的な実施態様の能動装置は、形状記憶アクチュエータシステム156(図1)である。励起時に、形状記憶アクチュエータシステム156は、ばね154の付勢力に打ち勝つだけの十分な力で回転構造体122を反時計回り方向に回転させて、直線的可動構造体120を図6に示す上り行程位置へ駆動するようになっている。消勢時に、形状記憶アクチュエータシステム156は、ばね154により回転構造体122を回転させて、直線的可動構造体120を図4に示す下り行程位置へ戻せるようになっている。
図1に示された例示的な形状記憶アクチュエータシステム156は、駆動ハブ132にしっかりと巻き付けられた1対のワイヤ158,160を備えている。各ワイヤ158,160の一端部は、アンカー162で駆動ハブ132の外側に連結されている。また、ワイヤ158,160は、アンカー162で互いに連結されている。変更例として、ワイヤ158,160は、単一長のワイヤをアンカー162の位置で半分に折り曲げて形成するようにしてもよい。ワイヤ158,160の他端部は電圧源164に接続され、この電圧源は、形状記憶アクチュエータ156の励起時にワイヤ間に電圧を印加するものである。電圧印加の結果、電流がワイヤ158,160を流れて、ワイヤが抵抗加熱されることになる。さらに、各ワイヤ158,160の一部は、フレーム102内でアンカー166に固定されている。
ワイヤ158,160は、好ましくはニッケルチタン(商品名ニチノール(Nitinol)(登録商標)で市販されている)または他の適当な形状記憶合金(SMA)で形成されている。SMAには2つの安定相があり、すなわち低温マルテンサイト(すなわち「超塑性」)相及び高温オーステナイト(すなわち「歪み回復」)相がある。SMAは、荷重が掛かった状態でも、加熱されて低温マルテンサイト相から高温オーステナイト相へ転換する時、歪みを回復することができるものである。これは、時には形状記憶効果(「SME」)と呼ばれている。さらに、ワイヤ158,160は駆動ハブ132にしっかりと巻き付けられ、2点で、すなわち、駆動ハブと共に回転する駆動ハブアンカー162と、固定されているフレームアンカー166で取り付けられているので、ワイヤは、マルテンサイト相にある時、ばね154によって生じる荷重を受けて伸張するように構成されている。また、ワイヤ158,160は、SMEのためにオーステナイト相に戻る時、元の長さに戻るように構成されている。この特性により、本形状記憶アクチュエータシステム156は、SMEを利用して、以下のように機能することができる。
ここで、ワイヤ158,160は、その長さの伸縮時に駆動ハブ132に対して摺動するので、駆動ハブ132及びワイヤ158,160にジェネラル・マグナプレート(General Magnaplate)HI−T−ルブ(LUBE)_B(登録商標)などの低摩擦材を塗布することが好ましいことに留意されたい。また、駆動ハブ132は非導電性であって、高い伝熱性及び熱容量を有していることが好ましい。
例示的なアクチュエータ124の全体構造が与えられると、形状記憶アクチュエータシステム156は、ワイヤ158,160の相を選択的に(すなわち、マルテンサイトからオーステナイトに、またはオーステナイトからマルテンサイトに)転換し、SMEを選択的に発生または除去することによって、ばね154の付勢力に選択的に打ち勝つことが可能となる。図1、図4及び図6を参照すると、ポンプ100の作動前には、ワイヤ158,160が比較的低温であって、マルテンサイト相にある。直線的可動構造体120は、図4に示す下り行程配置方向の状態になる。電圧源164が励起され、マルテンサイト相からオーステナイト相への転換が起きる程度までワイヤ158,160が抵抗加熱されると、ポンピングが開始する。SMEによってワイヤ長さが短くなると、ばね154の付勢力に打ち勝つだけの十分なトルクで駆動ハブ132が回転し、それによって駆動シャフト130が上方へ駆動されることになる。駆動シャフト130の上り行程が進行する時、流体がダイアフラム128によって流体室146から押し出され、ダイアフラム126によって流体室148に引き込まれることになる。直線的可動構造体120が上り行程の終点に達すると、電圧源164が消勢され、それによってワイヤ158,160の抵抗加熱が終了することになる(図6)。次いで、ワイヤ158,160は、熱を駆動ハブ132及び周囲空気に引き渡して、比較的低温のマルテンサイト相に戻ることになる。これが迅速に起きることを確実にするためには、ワイヤ158,160をそれらの転移温度をわずかに超えるまで加熱するだけにすることが好ましい。そして、ばね154が駆動ハブ132を回転させる時、ワイヤ158,160が伸張して作動前の長さに戻り、これによって駆動シャフト130が下方へ駆動されることになる。駆動シャフト130の下り行程が進行する時、流体がダイアフラム126によって流体室148から押し出され、ダイアフラム128によって流体室146に引き込まれることになる。ポンピングサイクルの終点でもある下り行程の終点で、追加のポンピングが必要であれば、電圧源164の再励起が可能である。
本発明に係るポンプは、いずれの特定寸法または用途にも制限されない。しかし、説明のためだけであるが、一定の燃料電池の用途に非常に適するポンプ100の1つの例示的実施態様は、以下の物理的属性を有している。駆動ハブ132の外径は1.0インチ(2.54センチ)であり、ローリングダイアフラム126,128の外径は0.75インチ(1.91センチ)であり、駆動シャフト130の行程は0.55インチ(1.40センチ)である。全サイクルの押し退け量は0.486立方インチである。歯車に関連して説明すると、駆動シャフト130(すなわち、「太陽歯車」)の外径は0.35インチ(0.89センチ)であり、遊星歯車136の外径は0.262インチ(0.666センチ)であり、駆動ハブ歯付き面142(すなわち、「リング歯車」)の直径は0.875インチ(2.223センチ)である。遊星歯車システムの駆動比、すなわち、太陽歯車対リング歯車の比が2.5である。歯車はすべて、45°のらせんカットを有し、これにより、遊星歯車136の回転に対応して、回転方向に固定された駆動シャフト130が軸方向へ移動するようになっている。
アクチュエータ124について説明すると、ばね154が駆動ハブ132に加える定荷重は27lbfであり、これは、駆動ハブに対して13.5インチ/lbfのトルクを発生している。それぞれ駆動ハブ132に4回巻き付けられて、転移温度を超えるまで加熱された時に72度反時計回りに回転するワイヤ158,160は、直径が0.02インチ(0.05センチ)である。直径は、必要なポンピング力に応じて変化させることができる。また、ワイヤ158,160は、SMAの転移温度が60°C、歪み回復率が5%、低温引張り強さが15ksi、回復応力が50ksi、密度が6.45gm/cc、熱容量が0.077cal/gm°C、低温抵抗率が76μΩ/cmの特性を有するニチノール(Nitinol)(登録商標)SMAで形成されている。低摩擦塗膜を使用することによって、駆動ハブ132とワイヤ158,160との間の摩擦係数が0.03になり、その結果、摩擦損失のために、駆動ハブ132に4回巻き付けた後にワイヤ158,160内に残る回復力が最小で37%になる。
例示的なポンプ100の上記実施態様では、ポンプ圧力が少なくとも0.29psi、サイクル時間が320ミリ秒であり、これは、約1.52立方インチ/秒のポンピング量(pump rate)および約0.17%の静圧効率に対応している。
本発明に係る別の例示的なポンプが、図7〜図10に参照番号200で全体的に示されている。ポンプ200は、多くの点でポンプ100に似ており、同様な部材は同様な参照番号で示している。例示的なポンプ200は、フレーム202と、流体駆動アセンブリ204とを備えている。流体駆動アセンブリ204は、フレーム202内の入口マニホルド206を介して流体(すなわち、液体または気体)を受け取り、フレーム202内に設けられた出口マニホルド208を通して流体を放出するものである。例示的な流体駆動アセンブリ204は、その長手端部の両方で流体を受け取り、長手端部の両方で流体を放出し、さらに具体的に説明すると、長手方向の一端部で流体を受け取り、他端部から流体を放出するようになっている。そのため、入口マニホルド206は、上下部分210a,210bと接続部分212とを備えている。入口ポート214は入口マニホルド206に接続されている。上下部分216a,216b(図9)と接続部分(図示せず)とを有する出口マニホルド208は、出口ポート218に接続されている。
図9を参照すると、例示的な実施形態内の流体駆動アセンブリ204は、流体に運動を与える直線的(または「軸方向」)可動構造体220と、回転構造体222と、直線的可動構造体及び回転構造体と組み合わされたアクチュエータ224(図7)とを備えている。例示的な直線的可動構造体220は、駆動シャフト230の両端部に取り付けられた1対のダイアフラム226,228を有している。ダイアフラム226,228は、ネオプレーンなどの可撓性材料で形成されており、駆動シャフト230が直線移動する時、図9及び図10に示された配置方向の間で撓むようになっている。例示的な回転構造体222は、駆動ハブ232を備え、この駆動ハブは、フレーム202の上下部分235a及び235b間の上側及び下側の一連の軸受け234によって保持されている。この構造により、駆動ハブ232はフレーム202に対して回転できるが、軸方向には移動できないようになっている。例示的な軸受け234は、好ましくは玉軸受けであって、フレーム上下部分235a,235bと駆動ハブ232とに形成された半円形チャネル内に嵌め込まれている。
直線的可動構造体220及び回転構造体222は、任意の適当な方法で互いに連結することが可能であり、それにより、駆動ハブ232の回転に対応して駆動シャフト230が直線移動すると共に、駆動シャフトの直線移動に対応して駆動ハブが回転するようになっている。例示的な実施形態では、連結が機械的であり、駆動シャフト230のらせんねじ242と駆動ハブ232内の対応のらせんスロット244とで構成されている。ねじ242及びスロット244の配置を逆にして、ねじを駆動ハブ232側に、スロットを駆動シャフト230側に設けてもよい。例示的なねじ及びスロット構造は、回転構造体222が時計回りに1回転すると、直線的可動構造体220が図9に示す位置から図10に示す位置へ移動し、すなわち、図示の配置方向に1回の下り行程で移動するように構成されている。直線的可動構造体220が図9に示された位置へ戻り、すなわち、1回の上り行程を移動する時、回転構造体222が反時計回りに1回転することになる。
ダイアフラム226,228は、入口マニホルド206及び出口マニホルド208との接続部分を除いて、密封された流体室246,248をそれぞれ画定している。必要ならば、密封状態を維持するために、フレーム202と駆動ハブ232との間にガスケット(図示せず)を設けてもよい。流体室246,248への流体の引き込み及びそれからの放出は、入口マニホルド206及び出口マニホルド208を介して交互に行われる。そのため、上り行程/下り行程サイクルを連続的に繰り返すことによって、入口ポート214及び出口ポート218を介してポンプに流出入する連続流体流が生じることになる。本発明は、流体室246,248用のいずれの特定の弁機構にも制限されないが、例示的なポンプ200は、例示的なポンプ100を参照しながら上述したものと同様な弁機構を有している。さらに詳しく説明すると、図9及び図10に示されているように、1対の逆向きの傘形弁250a,252aは、流体室246と入口及び出口マニホルドの上部分210a,216aとの間にそれぞれ配置されており、1対の逆向きの傘形弁250b,252bは、流体室248と入口及び出口マニホルドの下部分210b,216bとの間にそれぞれ配置されている。弁250a/b及び252a/bは、例示的なポンプ100を参照しながら上述したようにして上り及び下り行程中に開閉することになる。
各流体駆動サイクル中、直線的可動構造体220及び回転構造体222を図9に示す上り行程配置方向から図10に示す下り行程配置方向に、またその逆方向に駆動する例示的なアクチュエータ224は、受動装置及び能動装置から構成されている。受動装置は好ましくは、直線的可動構造体220に作用する一方、能動装置は好ましくは、回転構造体222に作用することになる。例示的な実施態様の受動装置は、ダイアフラム226の下側に位置するばね254である。ばね254は、可動構造体220に軸方向の力を加えて、直線的可動構造体を図9に示す上り行程位置へ付勢するようになっている。変更例として、ばね254の代わりに、あるいはそれに追加して、駆動ハブ232を反時計回り方向に回転させるトルク誘発ばねを設けてもよい。
例示的な実施態様の能動装置は、形状記憶アクチュエータシステム256(図7)である。励起時に、形状記憶アクチュエータシステム256は、ばね254の付勢力に打ち勝つだけの十分な力で駆動ハブ232を時計回り方向に回転させて、可動構造体220を図10に示す下り行程位置へ駆動するようになっている。消勢時に、形状記憶アクチュエータシステム256は、ばね254が直線的可動構造体220を図9に示す上り行程位置へ戻せるようになっている。例示的な形状記憶アクチュエータシステム256は、上述したシステム156とほぼ同様に動作している。簡単に言うと、形状記憶アクチュエータシステム256には、駆動ハブ232にしっかりと巻き付けられ、駆動ハブ232にアンカー262で連結されている1対のSMAワイヤ258,260が設けられている。また、ワイヤ258,260は、アンカー262で互いに連結されているか、あるいは単一長のワイヤをアンカー262の位置で半分に折り曲げて形成するようにしてもよい。ワイヤ258,260の他端部は電圧源264に接続され、この電圧源は、形状記憶アクチュエータ256の励起時にワイヤにまたがって電圧を印加するものである。さらに、各ワイヤ258,260の一部は、フレーム202内でアンカー266に固定されている。
例示的なアクチュエータ224の全体構造が与えられると、形状記憶アクチュエータシステム256は、ワイヤ258及び260の相を選択的に(すなわち、マルテンサイトからオーステナイトに、またはオーステナイトからマルテンサイトに)転換し、SMEを選択的に発生または除去することによって、ばね254の付勢力に選択的に打ち勝つことが可能となる。ポンプ200の作動前には、ワイヤ258,260が比較的低温であって、マルテンサイト相にあり、直線的可動構造体220は、図9に示された上り行程配置方向の状態になる。電圧源264が励起され、ワイヤ258,260が転移温度まで抵抗加熱されると、SMEによってワイヤ長さが短くなり、ばね254の付勢力に打ち勝つだけの十分なトルクで駆動ハブ232が回転し、それによって駆動シャフト230が下方へ駆動されることになる。直線的可動構造体220が下り行程の終点に達すると(図10)、電圧源264が消勢され、それによってワイヤ258,260が比較的低温のマルテンサイト相に戻ることが可能となる。その時、ばね254が駆動シャフト230を上方へ駆動するので、ワイヤ258,260が伸張して作動前の長さに戻り、駆動シャフトが上り行程配置方向に達するまで、駆動ハブ232が回転することになる。
図1〜図10に示された例示的なポンプ100,200には、さまざまな用途がある。たとえば、制限的ではないが、ポンプは、図11に示された燃料電池システム300の一部を形成することができる。例示的なポンプ100に加えて、燃料電池システム300は、燃料及び酸素マニホルド(図示せず)を備えたハウジング304内に燃料電池積層体302を有している。積層体内の個々の燃料電池306は、制限的ではないが、PEM燃料電池を含めた任意の適当な形式の電池とすることができる。燃料供給源308からの燃料は、ポンプ310及び燃料マニホルドを介して燃料電池306のアノードに送られるようになっている。本燃料電池システムは、燃料供給源308が補給可能(または交換可能)であると共に、消費される燃料のすべてが最初に燃料供給源内に存在するものも含むことに留意されたい。周囲空気ベント312などの酸素供給源からの酸素は、ポンプ100及び酸素マニホルドを介して燃料電池306のカソードに送られるようになっている。各アノード及びカソード上またはその内部に集電器(図示せず)を形成してもよい。隣接した燃料電池306のアノード接点パッドは、カソード接点パッドと同様に、互いに直列に接続することが可能である。しかし、実際の接続方法は、負荷の電力必要量によって決まる。副産物及び不使用反応物があれば、それらはベント314を介してハウジングから排出されることになる。
例示的な燃料電池システム300の動作を監視して制御するために、コントローラ316を設けることが可能である。変更例として、燃料電池システム300の動作をホスト(すなわち、電力消費)装置によって制御することが可能であり、図示の実施形態では、ホスト装置は、CPU、ディスクドライブ及びディスプレイを含むが、これらに限定されない電力消費ハードウェアセット402を備えたモバイルコンピュータ400である。
以上に本発明を好適な実施形態に関連して説明してきたが、当該技術分野の技術者には、上記好適な実施形態に対する多くの変更及び/または追加が容易に明らかになるであろう。たとえば、制限的ではないが、本発明は、2つのダイアフラムを有するポンプに限定されない。ダイアフラムをピストンに置き換えることができるであろう。行程の一方で流体を放出し、他方で流体を引き込む単一ダイアフラム(またはピストン)ポンプを設けて、流体パルスを与えることが可能である。本発明はまた、例示的なフレーム及びマニホルド構造に制限されない。フレームは、たとえば、環境的配慮から流体駆動アセンブリをマニホルドのように密閉することが必要であるものなど、個々の用例に適するように構成し直すことができる。また、各ダイアフラム用に個別の入口及び出口マニホルドを使用することによって、同一ポンプによって2種類の流体を、それぞれについてダイアフラムの選択サイズによって決められる押し退け量で圧送することが可能である。本発明の範囲は、そのような変更及び/または追加のすべてに及ぶものとする。
本発明の好適な実施形態に係るポンプを示す側面図である。 図1に示されたポンプの平面図である。 図1に示されたポンプの部分背面図である。 ポンプが下り行程配置方向にある時で、図1の4−4線に沿った断面図である。 図4に示された断面図の一部の拡大図である。 ポンプが上り行程配置方向にある時で、図1の4−4線に沿った断面図である。 本発明の好適な実施形態に係るポンプを示す側面図である。 図7に示されたポンプの平面図である。 ポンプが上り行程配置方向にある時で、図7の9−9線に沿った断面図である。 ポンプが下り行程配置方向にある時で、図7の9−9線に沿った断面図である。 本発明の好適な実施形態に係るシステムの概略図である。
符号の説明
100,200 ポンプ
120,220 直線的可動構造体
122,222 回転構造体
126,128,226,228 ダイアフラム
130,230 駆動シャフト
132,232 駆動ハブ
154,254 ばね
156,256 形状記憶アクチュエータシステム
158,160,258,260 ワイヤ
300 燃料電池システム

Claims (23)

  1. 流体に運動を与えるように構成された可動構造体と、
    該可動構造体に動作連結された直線的可動シャフトと、
    該直線的可動シャフトに動作連結された回転可能なハブであって、その回転が前記直線的可動シャフトを直線的に移動させる回転可能なハブと、
    作動時に前記ハブを回転させる形状記憶アクチュエータと、
    を備えているポンプ。
  2. 前記可動構造体はダイアフラムを備えている請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記直線的可動シャフトは、第1及び第2長手端部を定めており、前記可動構造体は、前記直線的可動シャフトの前記第1及び第2長手端部によってそれぞれ保持された第1及び第2ダイアフラムを備えている請求項1に記載のポンプ。
  4. 前記直線的可動シャフト及び前記回転可能なハブは、遊星歯車機構によって連結されている請求項1に記載のポンプ。
  5. 前記形状記憶アクチュエータは、前記回転可能なハブに巻き付けられた形状記憶材料からなるワイヤを備えている請求項1に記載のポンプ。
  6. 前記形状記憶アクチュエータは、前記ワイヤをオーステナイト相に達する温度まで加熱するための手段を備えている請求項5に記載のポンプ。
  7. 前記形状記憶アクチュエータは、前記回転可能なハブに巻き付けられた形状記憶材料からなる第1及び第2ワイヤを備えている請求項1に記載のポンプ。
  8. 前記形状記憶アクチュエータは、前記第1及び第2ワイヤにまたがって電圧を印加する電圧源を備えている請求項7に記載のポンプ。
  9. 前記形状記憶アクチュエータは、作動時に前記回転可能なハブを第1方向に回転させ、さらに、
    前記ハブを第2方向に付勢する付勢部材を備えている請求項1に記載のポンプ。
  10. 前記付勢部材は、前記回転可能なハブと組み合わされたばねを備えている請求項1に記載のポンプ。
  11. 流体に運動を与えるように構成された可動構造体と、
    該可動構造体に動作連結され、第1方向及び第2方向に回転可能であるハブであって、それが回転すると、前記可動構造体が移動することになるハブと、
    前記回転可能なハブに動作連結されて、第1方向の付勢力を前記ハブに加える付勢装置と、
    前記回転可能なハブに動作連結された形状記憶材料であって、マルテンサイト相にある時、前記付勢力を受けて前記第1方向に伸張し、オーステナイト相にある時、歪みを回復して前記ハブを第2方向に回転させるように構成されている形状記憶材料と、
    を備えているポンプ。
  12. 前記可動構造体はダイアフラムを備えている請求項11に記載のポンプ。
  13. 前記第1方向は時計回り方向である請求項11に記載のポンプ。
  14. 前記付勢装置(154、254)はばねを有する請求項11に記載のポンプ。
  15. 前記付勢装置を前記回転可能なハブに動作連結する直線的可動構造体をさらに備えている請求項11に記載のポンプ。
  16. 燃料電池と、該燃料電池に動作連結されたポンプとを有する燃料電池システムであって、
    流体に運動を与えるように構成された可動構造体と、
    該可動構造体に動作連結された直線的可動シャフトと、
    該直線的可動シャフトに動作連結された回転可能なハブであって、その回転が前記直線的可動シャフトを直線的に移動させる回転可能なハブと、
    作動時に前記ハブを回転させる形状記憶アクチュエータと、
    を備えている燃料電池システム。
  17. 前記燃料電池はPEM燃料電池で構成されている請求項16に記載の燃料電池システム。
  18. 前記可動構造体はダイアフラムを備えている請求項16に記載の燃料電池システム。
  19. 前記直線的可動シャフト及び前記回転可能なハブは、遊星歯車機構によって連結されている請求項16に記載の燃料電池システム。
  20. 前記形状記憶アクチュエータは、前記回転可能なハブに巻き付けられた形状記憶材料からなるワイヤを備えている請求項16に記載の燃料電池システム。
  21. 前記形状記憶アクチュエータは、前記ワイヤをオーステナイト相に達する温度まで加熱するための手段を備えている請求項20に記載の燃料電池システム。
  22. 前記形状記憶アクチュエータは、作動時に前記回転可能なハブを第1方向に回転させ、前記ポンプはさらに、
    前記ハブを第2方向に付勢する付勢部材を備えている請求項16に記載の燃料電池システム。
  23. 前記付勢部材は、前記回転可能なハブと組み合わされたばねを備えている請求項16に記載の燃料電池システム。
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