JP2004308129A - 連続地中壁の構築方法 - Google Patents

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JP2004308129A
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precast concrete
concrete plate
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JP2003099180A
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Takaaki Kodaira
貴章 小平
Masao Tokieda
将雄 時枝
Kenji Kimura
賢治 木村
Hiroyuki Taguchi
裕之 田口
Takashi Okada
崇 岡田
Takahiro Kubota
貴弘 窪田
Jun Sudo
純 須藤
Kosuke Hikiji
康祐 曳地
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Toda Corp
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Toda Corp
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Abstract

【課題】はつり作業と裏込注入作業とを必要とせずに腹起こしを取り付けることができる連続地中壁の構築方法。
【解決手段】先行エレメント1内に、プレキャストコンクリート板3と、鉄筋籠4と、プレキャストコンクリート板1の両側面に突設された雄型ガイド5とからなる連結ユニット2を、プレキャストコンクリート板3が建物側に向くようにして建て込んだ後、前記雄型ガイド5と鉄筋籠4の雄型ガイド5側の鉄筋を残して先行エレメント1内にコンクリート9を打設した後、後行エレメント11を形成し、該後行エレメント11内に、プレキャストコンクリート板3と、鉄筋籠4と、プレキャストコンクリート板3の両側面に突設された雌型ガイド13とからなる連結ユニット12を、雌型ガイド13を前記プレキャストコンクリート板3の雄型ガイド5に嵌め合わせて建て込んだ後、後行エレメント11内にコンクリート9を打設する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は連続地中壁の構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物を構築する際の土留壁として連続地中壁が構築されている。この連続地中壁として、例えば特開2002−322641号公報の発明が知られている。この発明は鉄骨鉄筋ユニットを使用しているため、図10に示すように、連続地中壁20の建物側をはつり、このはつり面に腹起こし21を取り付けて、その裏側に裏込モルタル23を詰め込んでいた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−322641号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の連続地中壁は建物側に腹起こしを取り付けるために、はつり作業と裏込注入作業とをしなければならなかった。
【0005】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、はつり作業と裏込注入作業とを必要とせずに腹起こしを取り付けることができる連続地中壁の構築方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための連続地中壁の構築方法は、地盤に適宜間隔をもって掘削形成した先行エレメント内に、プレキャストコンクリート板と、その一面から一部が突出した鉄筋籠と、プレキャストコンクリート板の両側面に突設された雄型ガイドとからなる連結ユニットを、プレキャストコンクリート板が建物側に向くようにして建て込んだ後、前記雄型ガイドと鉄筋籠の雄型ガイド側の鉄筋を残して先行エレメント内にコンクリートを打設した後、該先行エレメント間の地盤を掘削して後行エレメントを形成し、該後行エレメント内に、プレキャストコンクリート板と、その一面から一部が突出した鉄筋籠と、プレキャストコンクリート板の両側面に突設された雌型ガイドとからなる連結ユニットを、雌型ガイドを前記プレキャストコンクリート板の雄型ガイドに嵌め合わせて建て込んだ後、後行エレメント内にコンクリートを打設することである。
【0007】
先行エレメント内の連結ユニットの雄型ガイドをガイドにして、後行エレメントに連結ユニットを建て込むと、この建て込みが簡単にできる。また建物側の地盤を掘削すると、平滑なプレキャストコンクリート板が土留壁の外面となるため、はつり作業や裏込作業が省略でき、工期の短縮を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の連続地中壁の構築方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。この連続地中壁は根切り壁を支持するための土留壁であり、内側に仮設した切梁で支持されるものである。
【0009】
連続地中壁の構築方法は、はじめに、図1に示すように、連続地中壁の構築箇所に先行エレメント1を、該先行エレメント1と同じ長さの間隙をもって掘削形成する。次に、図2の(1)に示すように、先行エレメント1内に連結ユニット2をプレキャストコンクリート板(以下PC板という)3が建物側に向くようにして建て込む。
【0010】
この連結ユニット2は、図2の(2)に示すように、PC板3の一面に鉄筋籠4の一部が突出され、PC板3の両側部の長辺方向の全長に雄型ガイド5が突出形成されている。またPC板3の短辺方向に沿って配筋された鉄筋籠4の横筋6は、PC板3から雄型ガイド5と同じ長さだけ突出している。
【0011】
次に、図3に示すように、連結ユニット2のPC板3の両側に仕切板7を設置して、該仕切板7とPC板3とで鉄筋籠4を囲む型枠8を形成し、この型枠8内にコンクリート9を打設すると、該コンクリート9の側面から横筋6が突出した先行ユニット10が形成される。
【0012】
次に、図4に示すように、先行エレメント1間を掘削して後行エレメント11を掘削形成する。そして、図5に示すように、先行ユニット10間の後行エレメント11に後行側の連結ユニット12を建て込む。この連結ユニット12は、PC板3の両側面の長辺方向の全長にコ字形の雌型ガイド13を設けた点、および横筋6の先端を絞った点を除いて先行側の連結ユニット2と同じ構成である。
【0013】
したがって、この連結ユニット12の雌型ガイド13を雄型ガイド5にはめ合わせるとともに、絞った横筋6の先端を、先行ユニット10の横筋6間に挿入して、後行側の連結ユニット12を建て込むと、雄型ガイド5がガイドとなるため円滑な挿入ができる。
【0014】
次に、図6に示すように、後行エレメント11内にコンクリート9を打設すると、建物側にPC板3が位置する連続地中壁14が構築される。そして、図7に示すように、建物側の地盤15を根切りすると、平滑なPC板3が現れるため、はつり作業をする必要がない。次に、図8および図9に示すように、このPC板3にブラケット16を取り付け、これに腹起こし17を取り付けて切梁18を架設する。
【0015】
【発明の効果】
先行エレメント内の連結ユニットの雄型ガイドをガイドにして、後行エレメントの連結ユニットを建て込むことにより、連結ユニットの建て込みが簡単にできる。また建物側の地盤を掘削するとPC板が土留壁の外面となるため、はつり作業や裏込作業が省略でき、工期の短縮を図ることができる。また、はつりガラの発生を防ぐことができるので、環境保全を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削形成した先行エレメントの平面図である。
【図2】(1)は連結ユニットを建て込んだ先行エレメントの平面図、(2)は連結ユニットの正面図である。
【図3】連結ユニットを建て込んだ先行エレメントにコンクリートを打設した平面図である。
【図4】先行エレメント間に後行エレメントを掘削形成した平面図である。
【図5】先行エレメント間の後行エレメントに連結ユニットを建て込んだ平面図である。
【図6】後行エレメントにコンクリートを打設して形成した連続地中壁の平面図である。
【図7】連続地中壁の縦方向の断面図である。
【図8】連続地中壁に腹起こしを設置した断面図である。
【図9】腹起こしに切梁を架設した断面図である。
【図10】従来の連続地中壁の構築方法を示した断面図である。
【符号の説明】
1 先行エレメント
2 連結ユニット
3 PC板
4 鉄筋籠
5 雄型ガイド
6 横筋
7 仕切板
8 型枠
9 コンクリート
10 先行ユニット
11 後行エレメント
12 連結ユニット
13 雌型ガイド
14、20 連続地中壁
15 地盤
16 ブラケット
17、21 腹起こし
18 切梁
22 はつり面
23 裏込モルタル

Claims (1)

  1. 地盤に適宜間隔をもって掘削形成した先行エレメント内に、プレキャストコンクリート板と、その一面から一部が突出した鉄筋籠と、プレキャストコンクリート板の両側面に突設された雄型ガイドとからなる連結ユニットを、プレキャストコンクリート板が建物側に向くようにして建て込んだ後、前記雄型ガイドと鉄筋籠の雄型ガイド側の鉄筋を残して先行エレメント内にコンクリートを打設した後、該先行エレメント間の地盤を掘削して後行エレメントを形成し、該後行エレメント内に、プレキャストコンクリート板と、その一面から一部が突出した鉄筋籠と、プレキャストコンクリート板の両側面に突設された雌型ガイドとからなる連結ユニットを、雌型ガイドを前記プレキャストコンクリート板の雄型ガイドに嵌め合わせて建て込んだ後、後行エレメント内にコンクリートを打設することを特徴とする連続地中壁の構築方法。
JP2003099180A 2003-04-02 2003-04-02 連続地中壁の構築方法 Pending JP2004308129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102094416A (zh) * 2011-03-08 2011-06-15 上海交通大学 基于稳定阳角处槽壁的地下连续墙成槽优化施工方法
JP2017031562A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 鹿島建設株式会社 地中連続壁構築方法

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