JP2004304722A - 弾性表面波装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】弾性表面波素子2は、圧電基板3と、この圧電基板3上に形成されたくし型電極部4、リフレクタ5、電極パッド6で構成されている。また、ベース基板8は、電極ランド9と、ビアホール10と、外部端子11とを有している。弾性表面波素子2はベース基板8に対して、くし型電極部4を有する面を対向させた状態で、電極パッド6上に形成されたバンプ7を介して接合される。実装された弾性表面波素子2の周囲のベース基板8上には、樹脂流入阻止部材12が形成されていると共に、弾性表面波素子2と樹脂流入阻止部材12は封止樹脂13で覆われている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾性表面波装置に係わり、特にパッケージに弾性表面波素子を搭載した弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車電話機や携帯電話機といった移動体通信機器の小型化、軽量化、高周波化に伴い、これらの移動体通信機器に搭載されるフィルタとして、小型で軽量な弾性表面波装置が多用されている。
【0003】
水晶やLiTaO3、LiNbO3等の圧電基板上に、Alなどの金属からなる、くし型電極部を形成してなる弾性表面波装置においては、くし型電極部や圧電基板の弾性表面波の伝搬部分などの振動空間を確保すると共に、くし型電極部を水分や埃などから保護する必要がある。
【0004】
よって、従来の弾性表面波装置は、アルミナなどからなるパッケージの底面にダイボンド剤を塗布し、弾性表面波素子をダイボンドでパッケージに搭載し、パッケージ内部の端子と弾性表面波素子の電極パッドをワイヤボンディングにより接続した後、リッドによって封止されていた(特許文献1参照)。また、小型化のために、アルミナなどからなるパッケージの底面に電極ランドを形成し、弾性表面波素子をパッケージにフリップチップボンディングで搭載し、パッケージをリッドによって封止することも行なわれていた(特許文献2参照)。
【0005】
しかし、上記のような構造では、弾性表面波素子を小型化したところで、パッケージが小型化されない限り、弾性表面波装置の小型化・低背化ができないという問題がある。また、小型のパッケ−ジにかかるコストが高いという問題もあった。
【0006】
そこで、近年、チップサイズパッケージの弾性表面波装置が検討されている。例えば、図7に示すように、特許文献3においては、外部端子51、電極ランド49、外部端子51と電極ランド49とを接続するビアホール50を有するベース基板48に、電極パッド46にバンプ47を形成した弾性表面波素子42をフリップチップボンディングで実装し、実装した弾性表面波素子42を封止樹脂53で覆うことで封止するという構造が開示されている。このとき、弾性表面波素子42及びベース基板48の少なくとも一方には樹脂からなるダム70が設けられており、このダム70が弾性表面波素子42における、くし型電極部44などからなる弾性表面波が伝搬する部分(機能部)への封止樹脂53の流入を防止する。
【0007】
また、図8に示すように、特許文献4においては、図7の従来例と同様に、外部端子51、電極ランド49、外部端子51と電極ランド49とを接続するビアホール50を有するベース基板48に、電極パッド46にバンプ47を形成した弾性表面波素子42をフリップチップボンディングで実装し、ベース基板48に実装した弾性表面波素子42を、樹脂や金属などからなるフィルム80で覆うことで封止した上で、更に封止樹脂53で覆う構造が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−283684号公報
【特許文献2】
特開2000−91880号公報
【特許文献3】
特開平10−321666号公報
【特許文献4】
特表2002−504773公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示すような構造では、弾性表面波素子42及びベース基板48に、ダム70を形成しなければならないので、弾性表面波素子42におけるくし型電極部44の配置などの設計の自由度が制限されるという問題がある。また、くし型電極部44などからなる弾性表面波が伝搬する部分(機能部)に封止樹脂53が流入するのを確実に防止するために、ベース基板48に弾性表面波素子42をフリップチップボンディングで実装する前に、弾性表面波素子42及びベース基板48の少なくとも一方にダム70を高い精度で形成しなければならないので、複雑なダム形成プロセスを用いる必要があるという問題があった。
【0010】
また、図8に示すような構造では、ベース基板48に実装された弾性表面波素子42をフィルム80で完全に覆うため、ベース基板48とフィルム80との間で応力が発生する。この応力により、ベース基板48が変形したり、フィルム80の機械的強度が劣化したり、弾性表面波素子42の変形によって、くし型電極部44同士の間隔やくし型電極部44の電極指の間隔が変化することによる周波数が変動するなどの問題があった。
【0011】
本発明の弾性表面波装置は、上述の問題を鑑みてなされたものであり、これらの問題を解決し、小型、低背で且つ信頼性の高い弾性表面波装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の弾性表面波装置は、圧電基板と該圧電基板に形成された少なくとも1つのくし型電極部からなる機能部分を有する弾性表面波素子と、接合部材と、ベース基板とを備え、前記弾性表面波素子は、くし型電極部が形成された面を対向させた状態で前記接合部材を介して前記ベース基板に実装される弾性表面波装置であって、前記ベース基板に実装された弾性表面波素子の周囲のベース基板上には、樹脂流入阻止部材が形成されていると共に、前記弾性表面波素子と樹脂流入阻止部材との隙間が封止部材で覆われていることを特徴とする。
【0013】
前記樹脂流入阻止部材が膜状に形成され、その天面が、前記弾性表面波素子と前記ベース基板の間に形成された空間の高さよりも低い位置にあることが好ましい。
【0014】
また、前記ベース基板は、外部端子と、電極ランドと、該外部端子と電極ランドを接続するビアホールとを有することが好ましい。
【0015】
また、本発明の弾性表面波装置の製造方法は、圧電基板上に少なくとも1つのくし型電極部を形成してなる複数の弾性表面波素子を用意する工程と、複数のベース基板の集合体である集合基板を用意する工程と、前記複数の弾性表面波素子又は集合基板に接合部材を形成する工程と、前記複数の弾性表面波素子をくし型電極部が形成された面を対向させた状態で前記接合部材を介して前記集合基板に実装する工程と、前記集合基板に実装された弾性表面波素子の周囲に樹脂流入阻止部材を形成する工程と、封止部材によって前記弾性表面波素子と樹脂流入阻止部材との隙間を覆う工程と、前記集合基板から切り出す工程とを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例における弾性表面波装置の断面図、図2は本発明の実施例に用いる弾性表面波素子の平面図、図3は本発明の実施例における弾性表面波装置の製造方法の各工程図、図4は本発明の実施例における集合基板(接合基板)に実装された弾性表面波素子の平面図、図5は本発明の実施例の変形例を示す断面図、図6は本発明の実施例の変形例を示す断面図である。
【0017】
本発明の弾性表面波装置1は、図1に示すように、弾性表面波素子2、ベース基板8、バンプ7、樹脂流入阻止部材12、封止樹脂13(封止部材)とで構成されている。
【0018】
図2に示すように、弾性表面波素子2は、圧電基板3と、この圧電基板3上に形成されたくし型電極部4、リフレクタ5、電極パッド6で構成されている。また、ベース基板8は、電極ランド9と、ビアホール10と、外部端子11とを有している。弾性表面波素子2はベース基板8に対して、くし型電極部4を有する面を対向させた状態で、電極パッド6上に形成されたバンプ7を介して接合される。なお、ベース基板8は、複数の層からなる構造(多層構造)を有するものであっても良い。
【0019】
実装された弾性表面波素子2の周囲のベース基板8上には、膜状の樹脂流入阻止部材12が形成されていると共に、弾性表面波素子2と樹脂流入阻止部材12は封止樹脂13で覆われている。詳細には、弾性表面波素子2と樹脂流入阻止部材12との隙間が、封止樹脂13で覆われている。これにより、くし型電極部4や圧電基板3の弾性表面波の伝搬部分などの振動空間が封止されている。つまり、くし型電極部4や圧電基板3の弾性表面波の伝搬部分などの振動空間が確保されると共に、くし型電極部を水分や埃などから保護されている。
【0020】
このとき、樹脂流入阻止部材12の天面は、弾性表面波素子2とベース基板8の間に形成された空間の高さよりも低い位置にあるため、樹脂流入阻止部材12と弾性表面波素子2とは接触していない。よって、弾性表面波素子2に対して、樹脂流入阻止部材12による応力がかかることはない。
【0021】
なお、樹脂流入阻止部材12と弾性表面波素子2との隙間の大きさは、樹脂流入阻止部材12の厚みを変えることで調整できる。よって、封止樹脂13の粘度等に合わせて、樹脂流入阻止部材12と弾性表面波素子2との隙間の大きさを適宜調整することで、封止樹脂13がくし型電極部4などからなる弾性表面波が伝搬する部分(機能部)に流入することを防止することが出来る。
【0022】
本発明に係る弾性表面波装置1の製造方法を図1、図3を用いて説明する。
【0023】
まず、圧電基板3上に、レジストを塗布した後、マスクを用いて露光するというフォトリソグラフィー技術を用いて、所望の開口パターンを有するリフトオフ用レジストパターン(図示せず)を形成する。
【0024】
次に、電極材料金属であるAlを蒸着法などにより成膜した後、レジスト剥離液に浸漬・揺動させてレジストパターンを剥離(リフトオフ)することで、図2に示すように、圧電基板3上にくし型電極部4、リフレクタ5、電極パッド6や引き回し配線などを有する弾性表面波素子2を作製する。
【0025】
圧電基板3としては、目標特性に応じて、LiTaO3、LiNbO3、水晶等を用いる。また、電極材料としては、Al以外に、Au、Cu、Ni、Ta、W等の金属材料を用いることが可能である。
【0026】
続けて、弾性表面波素子2の電極パッド6上に、Auからなるバンプ7を形成する。本実施例では、バンプ7としてAuからなるバンプを用いたが、これに限らず、半田からなるバンプを用いても良い。但し、Au−Sn系やSn−Ag系の半田からなるバンプを用いる場合には、半田からなるバンプの密着層として、電極パッド6上にNi層を形成することが好ましい。
【0027】
アルミナなどからなり、ベース基板8となる集合基板20を用意する。集合基板20(ベース基板8)には、弾性表面波素子2の電極パッド6に対応する電極ランド9、外部端子11、電極ランド9と外部端子11とを電気的に接続するビアホール10が形成されている。電極ランド9の表面は、Auめっきされていることが好ましい。バンプ7もAuからなるため、弾性表面波素子2とベース基板8とを接合する際、接合強度を高めることが出来る。
【0028】
そして、図3(a)に示すように、用意した集合基板20に、複数の弾性表面波素子2をフリップチップボンディングで実装する。弾性表面波素子2の電極パッド6と集合基板20(ベース基板8)の電極ランド9は、バンプ7を介して電気的にも機械的にも接続される。なお、図3では、1つの弾性表面波素子2しか示されてはいないが、図4に示すように、複数の弾性表面波素子2が集合基板20(ベース基板8)に実装されている。
【0029】
図3(b)に示すように、蒸着法などの真空成膜法によって、弾性表面波素子2が実装された集合基板20(ベース基板8)の上方から、後に、その一部が樹脂流入阻止部材12となる堆積膜14を形成する。堆積膜14は、集合基板20(ベース基板8)上だけではなく、弾性表面波素子2上にも形成される。このとき、堆積膜14の厚みは、その天面が弾性表面波素子2とベース基板8の間に形成された空間の高さよりも低い位置にあるようにし、堆積膜14と弾性表面波素子2とが接触しない程度にする。樹脂流入阻止部材12となる堆積膜14と弾性表面波素子2との隙間の大きさは、後の工程で使用する封止樹脂13の粘度等に合わせて、堆積膜14の厚みによって調整する。
【0030】
図3(c)に示すように、堆積膜14が形成された集合基板20(ベース基板8)の上から、エポキシ系の樹脂をスクリーン印刷などの方法によって塗布し、熱硬化させることで封止樹脂13を形成する。封止樹脂13は、少なくとも樹脂流入阻止部材12となる堆積膜14と弾性表面波素子2との隙間を覆うように形成される。このとき、上述のように、樹脂流入阻止部材12となる堆積膜14と弾性表面波素子2との隙間の大きさが封止樹脂13はの粘度等に合わせて調整されているので、封止樹脂13が、くし型電極部4などからなる弾性表面波が伝搬する部分(機能部)に流入することを防止することはない。
【0031】
最後に、図3(d)に示すように、ダイシングによって、集合基板20からチップ単位に個片化することで、図1に示す弾性表面波装置1が得られる。
【0032】
本発明で、樹脂流入阻止部材12となる堆積膜14に用いる材料としては、Al、Cu、ZnOなどの金属、SiO2、Si3N4、Al2O3などの絶縁物がある。堆積膜14として金属を用いた場合、弾性表面波装置1の天面にレーザーで印字を行なう際、レーザー光を弾性表面波素子2上に形成された堆積膜14が吸収するので、レーザー光がLiTaO3、LiNbO3、水晶などの透明性のある圧電基板3を透過して、くし型電極部4を破壊することを防止することが出来る。また、堆積膜14として絶縁物を用いた場合、ベース基板8と弾性表面波素子2を接合するバンプ7と堆積膜14が接触しても絶縁物であるため、ショートすることがない。
【0033】
本発明の実施例における変形例の一つを図5に示す。図5では、樹脂流入阻止部材12と弾性表面波素子2との隙間を小さくされている。これは、ECRスパッタ装置などを用いて、堆積膜14の成膜方向を弾性表面波素子2が実装された集合基板20(ベース基板8)の上方からではなく、斜め方向とした上で、弾性表面波素子2が実装された集合基板20(ベース基板8)を水平方向に回転させながら堆積膜14を成膜したものである。堆積膜14の成膜方向が斜め方向であるため、樹脂流入阻止部材がベース基板8と弾性表面波素子2との間にも若干形成されるものの、樹脂流入阻止部材12に盛り上がりができるので、樹脂流入阻止部材12と弾性表面波素子2との隙間を小さくすることができる。
【0034】
本発明の実施例における変形例の一つを図6に示す。図6では、樹脂流入阻止部材12と弾性表面波素子2との隙間を埋めるように、弾性表面波素子2の側面の部分にのみ、封止樹脂13が形成されており、弾性表面波素子2上に形成された堆積膜14は露出している。本発明は、図6のように、封止樹脂13は必ずしも弾性表面波素子2全体を覆うように形成される必要はなく、樹脂流入阻止部材12とと弾性表面波素子2の隙間が完全に覆われていれば、弾性表面波素子2の一部が露出していても良い。このような構造にすることで、弾性表面波装置1を低背化することが出来る。更に、弾性表面波素子2上に形成された堆積膜14に金属膜を用いた場合は、弾性表面波素子2上に形成された堆積膜14に対してレーザー印字を行うことが出来る。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明の弾性表面波装置は、圧電基板と該圧電基板に形成された少なくとも1つのくし型電極部からなる機能部分を有する弾性表面波素子と、接合部材と、電極ランドとベース基板とを有し、前記弾性表面波素子は、くし型電極部が形成された面を対向させた状態で前記接合部材を介して前記ベース基板に実装される弾性表面波装置であって、前記ベース基板に実装された弾性表面波素子の周囲のベース基板上には、樹脂流入阻止部材が形成されていると共に、前記弾性表面波素子と樹脂流入阻止部材は封止部材で覆われている。本発明では、ダムを弾性表面波素子に設けないので、弾性表面波素子のくし型電極部の配置などの設計を自由にすることが出来る。
【0036】
特に、樹脂流入阻止部材の天面が、前記弾性表面波素子と前記ベース基板の間に形成された空間の高さよりも低い位置にある場合、樹脂流入阻止部材は、弾性表面波素子と接触していないことから、弾性表面波素子に応力がほとんどかかることはない。よって、弾性表面波素子の変形による周波数変動や、ベース基板の変形が発生することなく、信頼性の高い弾性表面波装置を得ることが出来る。
【0037】
また、本発明の男性表面波装置の製造方法は、圧電基板上に少なくとも1つのくし型電極部を形成してなる複数の弾性表面波素子を用意する工程と、複数のベース基板の集合体である集合基板を用意する工程と、前記複数の弾性表面波素子又は集合基板に接合部材を形成する工程と、前記複数の弾性表面波素子をくし型電極部が形成された面を対向させた状態で前記接合部材を介して前記集合基板に実装する工程と、前記集合基板に実装された弾性表面波素子の周囲に樹脂流入阻止部材を形成する工程と、封止部材によって前記弾性表面波素子と樹脂流入阻止部材とを封止する工程と、前記集合基板から切り出す工程とを有する。本発明では,樹脂流入阻止部材は、蒸着などの真空成膜法で形成された堆積膜をパターニングすることなく用いるので、容易に形成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における弾性表面波装置の断面図である。
【図2】本発明の実施例に用いる弾性表面波素子の平面図である。
【図3】本発明の実施例における弾性表面波装置の製造方法の各工程図である。
【図4】本発明の実施例における集合基板(接合基板)に実装された弾性表面波素子の平面図である。
【図5】本発明の実施例の変形例を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例の変形例を示す断面図である。
【図7】従来の弾性表面波装置の断面図である。
【図8】従来の弾性表面波装置の断面図である。
【符号の説明】
1、41、61 弾性表面波装置
2、42 弾性表面波素子
3、43 圧電基板
4、44 くし型電極部
5 リフレクタ
6、46 電極パッド
7、47 バンプ
8、48 ベース基板
9、49 電極ランド
10、50 ビアホール
11、51 外部端子
12 樹脂流入阻止部材
13、53 封止樹脂
14 堆積膜
20 集合基板
70 ダム
80 フィルム
Claims (4)
- 圧電基板と該圧電基板に形成された少なくとも1つのくし型電極部からなる機能部分を有する弾性表面波素子と、接合部材と、ベース基板とを備え、前記弾性表面波素子は、くし型電極部が形成された面を対向させた状態で前記接合部材を介して前記ベース基板に実装される弾性表面波装置であって、
前記ベース基板に実装された弾性表面波素子の周囲のベース基板上には、樹脂流入阻止部材が形成されていると共に、前記弾性表面波素子と樹脂流入阻止部材との隙間が封止部材で覆われていることを特徴とする、弾性表面波装置。 - 前記樹脂流入阻止部材が膜状に形成され、その天面が、前記弾性表面波素子と前記ベース基板の間に形成された空間の高さよりも低い位置にあることを特徴とする、請求項1に記載の弾性表面波装置。
- 前記ベース基板は、外部端子と、電極ランドと、該外部端子と電極ランドを接続するビアホールとを有することを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに弾性表面波装置。
- 圧電基板上に少なくとも1つのくし型電極部を形成してなる複数の弾性表面波素子を用意する工程と、
複数のベース基板の集合体である集合基板を用意する工程と、
前記複数の弾性表面波素子又は集合基板に接合部材を形成する工程と、
前記複数の弾性表面波素子をくし型電極部が形成された面を対向させた状態で前記接合部材を介して前記集合基板に実装する工程と、
前記集合基板に実装された弾性表面波素子の周囲に樹脂流入阻止部材を形成する工程と、
封止部材によって前記弾性表面波素子と樹脂流入阻止部材との隙間を覆う工程と、
前記集合基板から切り出す工程とを有することを特徴とする、弾性表面波装置の製造方法。
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