JP2004299345A - 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧液室の圧力変化による共通液室における圧力変化を抑えるための構成が複雑であったり、共通液室形状が制限されたりする。
【解決手段】加圧液室6の壁面を形成する部材である振動板部材2で共通液室8の一部の壁面を形成し、共通液室8の壁面を形成する部分を自由振動面21とし、自由振動面21は3層構造の振動板部材2の3層構造部分で形成した厚肉部22と一部を肉抜きして1層構造とした部分で形成した平面矩形状状の薄肉部23とによって構成した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は液滴吐出ヘッド及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特許第3069477号
【特許文献2】特開平7−171969号公報
【特許文献3】特開平9−141856号公報
【特許文献4】特開2000−301714号公報
【0003】
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の画像形成装置として用いるインクジェット記録装置は、インク滴を吐出するノズルと、このノズルが連通する加圧液室(インク流路、吐出室、圧力室、加圧室、液室等とも称される。)と、この加圧液室内のインクを加圧する圧力発生手段(圧力変換手段、アクチュエータ手段、駆動手段などとも称される。)とを備えた液滴吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッドを搭載したものである。なお、液滴吐出ヘッドとしては例えば液体レジストを液滴として吐出する液滴吐出ヘッド、DNAの試料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドなどもあるが、以下ではインクジェットヘッドを中心に説明する。
【0004】
インクジェットヘッドとしては、加圧液室内のインクを加圧するエネルギーを発生する圧力発生手段として、圧電素子などの電気機械変換素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させて加圧液室内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体(電気熱変換体)を用いて加圧液室内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、加圧液室の壁面を形成する振動板を静電力によって変形させる静電型アクチュエータを用いて、振動板を変形させて加圧液室内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどが知られている。
【0005】
インクジェット記録装置における大きな技術課題として高速化と高画質化があり、この課題を解決する方法としては、圧力発生手段の駆動周波数を上げる方法と1ヘッド当たりのノズル数を増やす方法がある。
【0006】
ところが、圧力発生手段の駆動周波数を上げた場合には、加圧液室から共通液室へと伝播した圧力の反射によって加圧液室における圧力の挙動も複雑になり、正確にインク滴を吐出することが難しくなる。また、このようにノズル数が多いヘッドでは、共通液室での気泡排出性を良くするために共通液室の長手方向端部でその形状をすぼめていくことがあり、その結果、共通液室長手方向端部では圧力変化が大きくなり、加圧液室に与える影響は共通液室長手方向中央部よりも大きくなるため加圧液室の位置によってその圧力挙動に違いが生ずることとなり、その全てを制御することは非常に困難となる。したがって、共通液室における圧力変化を抑えるとともに、位置による圧力変化の違いをも抑える必要がある。
【0007】
そのため、従来、共通液室における圧力変化を抑える構成として、
【特許文献1】に開示されているように、共通液室に気体室を設けてエアーダンパとする方法がある。また、
【特許文献2】に開示されているように、液室の少なくとも一部に発泡性弾性材料を設けることによって、吐出に伴い生じる圧力を吸収する方法がある。
【0008】
さらに、
【特許文献3】に開示されているように、共通液室の一部にダンパ室を設け、加圧液室とエネルギー発生部との間に狭持された可撓材によってダンパ室と共通液室を区画することによって可撓材をダンパとする方法がある。また、
【特許文献4】に開示されているように、共通液室に圧電素子を含む可撓性膜を設け、共通液室の圧力に応じて圧電素子を駆動して圧力を吸収するといった方法がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の
【特許文献1】に開示の方法にあっては、気体室のエアーの量は自己回復しないため、長期にわたってダンパ効果を保持することは困難となる。そこで、気体室に保持される気体の量をつねに制御する必要があるが、そのためには発熱体を必要とするなど、電気熱変換式以外のヘッドでは実施が困難もしくはコストがかかるという課題がある。また、気体室のエアーの量を制御すること自体も難しく、気体室から分離したエアーが加圧液室に入り込んで加圧液室の圧力を十分上げることができず、最悪インク滴の不吐出を引き起こす恐れがあるという課題もある。
【0010】
また、
【特許文献2】に開示されているように液室の一部に発泡性弾性材料を設ける方法にあっては、発泡性弾性材料を設けるための新たな加工が必要となりコストの上昇を招くという課題がある。
【0011】
さらに、
【特許文献3】に開示されているように共通液室の一部にダンパ室を設ける方法にあっては、ダンパ効果を十分に発揮するためにはダンパ室の面積を十分取る必要があり、共通液室の形状設計の自由度が少なくなり、気泡排出性を備えた共通液室を形成することが困難になるという課題がある。
【0012】
また、
【特許文献4】に開示されているように共通液室に圧電素子を含む可撓性膜を設け方法にあっては、圧力を効果的に吸収するために圧電素子の駆動を制御することは困難であり、またそのための制御装置も新たに必要となるなど、装置の複雑化とコストの上昇を招くという課題がある。
【0013】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、液滴の噴射特性を向上させ、小型化し、低コストな液滴吐出ヘッド及びこの液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、共通液室の少なくとも一つの壁面に厚肉部と薄肉部とからなる自由振動面を持っている構成とした。
【0015】
ここで、自由振動面は加圧液室の壁面を形成する部材と一体形成されていることが好ましい。また、自由振動面は複数の層からなる積層構造であることが好ましく、この場合、自由振動面の厚肉部は加圧液室の壁面を形成する部材と同一の厚みであることが好ましい。
【0016】
また、自由振動面の薄肉部は、自由振動面の短手方向の幅が狭くなっている部分又はその近傍に設けられていることが好ましく、あるいは、自由振動面の薄肉部は、共通液室の長手方向の断面積が小さくなっている部分又はその近傍に対応して設けられていることが好ましい。
【0017】
さらに、共通液室は長手方向の端部でその断面積が小さくなっていることが好ましい。
【0018】
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液滴吐出ヘッドを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。本発明の液滴吐出ヘッドの第1実施形態に係るインクジェットヘッドについて図1乃至図4を参照して説明する。なお、図1は同ヘッドの組み立て斜視説明図、図2は同ヘッドの液室短手方向に沿う(図1のA−A線に沿う)断面説明図、図3は同ヘッドの液室長辺方向に沿う(図1のB−B線に沿う)断面説明図、図4は同ヘッドの分解斜視説明図、図5は同ヘッドの振動板の裏面側から見た概略斜視説明図である。
【0020】
このインクジェットヘッドは、単結晶シリコン基板で形成した流路板1と、この流路板1の下面に接合した振動板部材2と、流路板1の上面に接合したノズル板3とを有し、これらによって液滴であるインク滴を吐出するノズル4がノズル連通路5を介して連通するインク流路である加圧液室6、加圧液室6にインクを供給するための共通液室8にインク供給口9を介して連通する流体抵抗部となるインク供給路7を形成している。
【0021】
そして、振動板部材2の外面側(液室と反対面側)に各加圧液室6に対応して加圧液室6内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子としての積層型圧電素子12を接合し、この圧電素子12を金属あるいはセラミックスなどの高剛性材料で形成したベース基板13に接合している。
【0022】
また、圧電素子12の間には加圧液室6、6間の隔壁部1aに対応して支柱部14を設けている。ここでは、圧電素子部材にハーフカットのダイシングによるスリット加工を施すことで櫛歯状に分割して、1つ毎に圧電素子12と支柱部14して形成している。支柱部14も構成は圧電素子と同じであるが、駆動電圧を印加しないので単なる支柱となる。
【0023】
さらに、振動板部材12の外周部はフレーム部材15に接着剤にて接合している。このフレーム部材15には、共通液室8となる凹部、この共通液室8に外部からインクを供給するための図示しないインク供給穴16(図4参照)を形成している。このフレーム部材15は、例えばエポキシ系樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成している。
【0024】
ここで、流路板1は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで、ノズル連通路5、加圧液室6、インク供給路7となる凹部や穴部を形成したものであるが、単結晶シリコン基板に限られるものではなく、その他のステンレス基板や感光性樹脂などを用いることもできる。
【0025】
振動板2は、2層構造のニッケルの金属プレートから形成したもので、例えばエレクトロフォーミング法(電鋳法)で作製しているが、この他の金属板や樹脂板或いは金属と樹脂板との積層部材や金属と金属の積層部材(複層構造部材)などを用いることもできる。
【0026】
ノズル板3は各加圧液室6に対応して直径10〜35μmのノズル4を形成し、流路板1に接着剤接合している。このノズル板3としては、ステンレス、ニッケルなどの金属、金属とポリイミド樹脂フィルムなどの樹脂との組み合せ、、シリコン、及びそれらの組み合わせからなるものを用いることができる。ここでは、電鋳工法によるNiメッキ膜等で形成している。また、ノズル3の内部形状(内側形状)は、ホーン形状(略円柱形状又は略円錘台形状でもよい。)に形成し、このノズル4の穴径はインク滴出口側の直径で約20〜35μmとしている。さらに、各列のノズルピッチは150dpiとした。
【0027】
また、ノズル板3のノズル面(吐出方向の表面:吐出面)には、図示しない撥水性の表面処理を施した撥水処理層を設けている。撥水処理層としては、例えば、PTFE−Ni共析メッキやフッ素樹脂の電着塗装、蒸発性のあるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)を蒸着コートしたもの、シリコン系樹脂・フッ素系樹脂の溶剤塗布後の焼き付け等、インク物性に応じて選定した撥水処理膜を設けて、インクの滴形状、飛翔特性を安定化し、高品位の画像品質を得られるようにしている。
【0028】
圧電素子12は、厚さ10〜50μm/1層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の圧電層と、厚さ数μm/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電極層とを交互に積層したものであり、内部電極を交互に端面の端面電極(外部電極)である個別電極、共通電極に電気的に接続し、これらの電極にFPCケーブル17を介して駆動信号を供給するようにしている。この圧電常数がd23である圧電素子12の伸縮により加圧液室6を収縮、膨張させるようになっている。圧電素子12に駆動信号が印加され充電が行われると伸長し、また圧電素子12に充電された電荷が放電すると反対方向に収縮するようになっている。
【0029】
このヘッドにおける共通液室8は、図4に示すように、平面形状で、加圧液室6の配列方向(ノズル配列方向、これを「共通液室長手方向」とする。)に長方形状に形成している。
【0030】
そして、加圧液室6の壁面を形成する部材である振動板部材2で共通液室8の一部の壁面を形成し、この共通液室8の壁面を形成する部分を自由振動面21としている。この自由振動面21は、図5(圧電素子の接合部等の図示は省略している。)にも示すように、3層構造の振動板部材2の3層構造部分で形成した厚肉部22と一部を肉抜きして1層構造とした部分で形成した平面矩形状状の薄肉部23とによって構成している。ここでは、厚肉部22と薄肉部23とは共通液室の長手方向(ノズル配列方向)でストライプ状に配置されることになる。なお、厚肉部22を2層構造とし、薄肉部23を1層構造とし、あるいは厚肉部22を3層構造とし、薄肉部23を2層構造としても良い。
【0031】
このように構成したヘッドにおいては、圧電素子12に対して選択的に20〜50Vの駆動パルス電圧を印加することによって、パルス電圧が印加された圧電素子12が伸び方向に変位して加圧液室6に対応する振動板部材2の部分をノズル4方向に変形させ、加圧液室6の容積/体積変化によって加圧液室6内のインクが加圧され、ノズル4からインク滴が吐出(噴射)される。
【0032】
そして、インク滴の吐出に伴って加圧液室6内の液圧力が低下し、このときのインク流れの慣性によって加圧液室6内には若干の負圧が発生する。この状態の下において、圧電素子12への電圧の印加をオフ状態にすることによって、振動板部材2が元の位置に戻って加圧液室6が元の形状になるため、さらに負圧が発生する。このとき、共通液室8からインク供給口9、インク供給路7を経て加圧液室6内にインクが充填される。そこで、ノズル4のインクメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次のインク滴吐出のために圧電素子12にパルス電圧を印加しインク滴を吐出させる。
【0033】
ここで、インク滴を吐出させるために加圧液室6を加圧したとき、加圧液室6に生じた圧力波は流体抵抗部7、インク供給口9を経て共通液室8に伝播されるが、共通液室8の壁面を形成する自由振動面21の薄肉部23によって共通液室8内での圧力変動が吸収、減衰され、圧力波が反射されて加圧液室6に戻ることが防止される。これにより、メニスカスの制御性ひいては滴噴射特性が向上する。
【0034】
具体的に数値シミュレーションを行った結果について説明すると、共通液室8の壁面を振動板2そのもので構成した場合(厚肉部22のみの場合、これを比較例という。)と、上記実施形態のように厚肉部22と薄肉部23とで構成した場合(これを実施例という。)とについて、共通液室8の中央部に対応する加圧液室6の圧力変化と共通液室8の端部に対応する加圧液室6の圧力変化との比較を行った。
【0035】
このとき、圧電素子12に電圧を印加し加圧液室6に圧力を与えた後20μsec間の加圧液室6の圧力変化の実効値平均をとったところ、共通液室8の中央部に対応する加圧液室6での値に比べて、比較例の場合には端部に対応する加圧液室6での値が15%大きくなるなど変動が大きかったのに対し、実施例の場合にはわずか2%の変動しかなく、自由振動面21を薄肉部23と厚肉部22とで構成することによって圧力吸収効率が上昇することが確認された。
【0036】
さらに、比較例と実施例についてマルチ噴射実験を行ったところ、比較例では不良画像が発生したが、実施例では不良画像が発生しないことが確認された。
【0037】
このように、共通液室の少なくとも一つの壁面に厚肉部と薄肉部とからなる自由振動面を持っているので、薄肉部によって共通液室の圧力を吸収し、厚肉部によって自由振動面の剛性、強度を保つことができ、製作上も簡単でかつ効果的に共通液室内の圧力変動を減衰あるいは吸収することができて、メニスカスの制御性ひいては噴射特性を向上させることができ、更に気泡排出性を向上するなどヘッド設計の自由度が向上する。
【0038】
すなわち、共通液室に自由振動面を持つことによって、そのダンピング効果により共通液室の圧力を下げることが可能となるが、その自由振動面の厚みが薄いほうがダンピング能力は高くなるため、共通液室の壁面全体に薄い自由振動面を設けることが好ましい。しかしながら、薄膜を大面積にわたって形成することは工法上も組立上も難しく、また強度的にも問題が残る。そこで、自由振動面の厚みが厚い部分と薄い部分を設けることによって、製作が容易で、強度も十分で、且つ効果的にダンピング効果を得ることができ、共通液室内の圧力を下げることが可能となるのである。
【0039】
この場合、自由振動面を加圧液室の一面に配置される振動板と同一の層として一体形成することで、ヘッドの構成部品の数を減らすことができるとともに、振動板と自由振動面を同一の工程で同時に形成することが可能となり、さらに加圧液室を構成する部品および共通液室を構成する部品を形成後、振動板と自由振動面からなる層を一度の接合により加圧液室部および共通液室部を形成することが可能となって、製造コスト、製造工数および組立て工数などを減らすことができる。
【0040】
また、自由振動面を積層構造とすることで、その層数を変えることにより簡単に薄肉部を形成することができる。さらに、厚肉部を振動板の最大厚みと同一の厚みとすることで製作が容易で強度のある自由振動面を形成することができる。
【0041】
次に、本発明に係る液滴吐出ヘッドの第2実施形態について図6及び図7を参照して説明する。なお、図6は同ヘッドの分解斜視説明図、図7は同ヘッドの振動板の裏面側から見た概略斜視説明図である。
ここでは、共通液室8の壁面を形成する自由振動面21の周囲部分に薄肉部23を設け、自由振動面21の中央部に島状になる厚肉22を形成している。
【0042】
ここでも、薄肉部を設けていないヘッドでのマルチ噴射における印写試験では不良画像が発生したが、薄肉部と厚肉部とで自由振動面を形成した本発明に係るヘッドでのマルチ噴射における印写試験では不良画像が発生することなく良好な結果が得られた。
【0043】
次に、本発明に係る液滴吐出ヘッドの第3実施形態について図8及び図9を参照して説明する。なお、図8は同ヘッドの分解斜視説明図、図9は同ヘッドの振動板の裏面側から見た概略斜視説明図である。
ここでは、第2実施形態では1つの厚肉部22を設けたのに対し、共通液室8の壁面を形成する自由振動面21に共通液室長手方向で分離された2つの薄肉部23、23を設けて島状の厚肉部22、22を設けることで、第2実施形態よりも強度を向上している。
【0044】
ここでも、薄肉部を設けていないヘッドでのマルチ噴射における印写試験では不良画像が発生したが、薄肉部と厚肉部とで自由振動面を形成した本発明に係るヘッドでのマルチ噴射における印写試験では不良画像が発生することなく良好な結果が得られた。
【0045】
次に、本発明に係る液滴吐出ヘッドの第4実施形態について図10及び図11を参照して説明する。なお、図10は同ヘッドの分解斜視説明図、図11は同ヘッドの振動板の裏面側から見た概略斜視説明図である。
このヘッドでは、共通液室8は長手方向端部8aで短手方向の幅が狭くなり深さが浅くなる形状に形成して、気泡排出性の良い形状としている。そして、自由振動面21には共通液室8の長手方向端部8aで共通液室形状に合わせた平面形状の薄肉部23、23を形成している。
【0046】
ここでも、薄肉部を設けていないヘッドでのマルチ噴射における印写試験では不良画像が発生したが、薄肉部と厚肉部とで自由振動面を形成した本発明に係るヘッドでのマルチ噴射における印写試験では不良画像が発生することなく良好な結果が得られた。
【0047】
このように、自由振動面21の共通液室短手方向の幅が狭くなっている部分(若しくはその近傍)に薄肉部23を設けることによって、効果的な圧力変動の抑制、減衰を行うことができる。すなわた、平板のダンピング能力は長さの三乗にほぼ比例するため、自由振動面21を平板とした場合(薄肉部23を持たない場合)、自由振動面21の短手方向の幅が狭くなっている部分ではそのダンピング能力が大きく低下することになる。そこで、この自由振動面21の短手方向の幅が狭くなっている個所もしくはその近傍に薄肉部23を設けることにより、効果的に共通液室の圧力を下げることが可能となる。
【0048】
また、これにより、共通液室8の端部に向かってその形状を絞っていくことによりインクの流れ性を良くし、気泡排出性を向上しつつ、効果的に共通液室の圧力を下げることが可能となる。
【0049】
すなわち、通常、共通液室の長手方向の断面積が小さくなり、さらに自由振動面の短手方向の幅も狭くなる場合にはそのダンピング能力も低下することから、共通液室内の圧力は大きく上昇するため、共通液室の長手方向の断面積を小さくすることは影響が大きく困難である。
【0050】
しかしながら、上述したように、共通液室8の長手方向の断面積が小さい個所もしくはその近傍の自由振動面に薄肉部23を設けることにより、効果的に共通液室の圧力を下げることが可能となるので、共通液室8の形状を端部に向かって断面積を小さくしてインクの流れ性を良くし、共通液室の圧力上昇を抑えつつ気泡排出性の良い形状とすることができるようになる。
【0051】
次に、本発明に係る液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドを搭載した本発明に係る画像形成装置であるインクジェット記録装置の一例について図12及び図13を参照して説明する。なお、図12は本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の全体構成を説明する構成図、図13は同記録装置の要部模式的平面説明図である。
【0052】
このインクジェット記録装置は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド101とステー102とでキャリッジ103を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ104でタイミングベルト105を介して図22で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
【0053】
このキャリッジ103には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する本発明に係る液滴吐出ヘッドである4個のインクジェットヘッドからなる記録ヘッド107を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
【0054】
また、キャリッジ103には、記録ヘッド107に各色のインクを供給するための各色のサブタンク108を搭載している。このサブタンク108には図示しないインク供給チューブを介してメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
【0055】
一方、給紙カセット110などの用紙積載部(圧板)111上に積載した用紙112を給紙するための給紙部として、用紙積載部111から用紙112を1枚づつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)113及び給紙コロ113に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド114を備え、この分離パッド114は給紙コロ113側に付勢されている。
【0056】
そして、この給紙部から給紙された用紙112を記録ヘッド107の下方側で搬送するための搬送部として、用紙112を静電吸着して搬送するための搬送ベルト121と、給紙部からガイド115を介して送られる用紙112を搬送ベルト121との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ122と、略鉛直上方に送られる用紙112を略90°方向転換させて搬送ベルト121上に倣わせるための搬送ガイド123と、押さえ部材124で搬送ベルト121側に付勢された先端加圧コロ125とを備えている。また、搬送ベルト121表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ126を備えている。
【0057】
ここで、搬送ベルト121は、無端状ベルトであり、搬送ローラ127とテンションローラ128との間に掛け渡されて、電動機である副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ127が回転されることで、矢示方向(ベルト搬送方向)に周回するように構成している。
【0058】
この搬送ベルト121は、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層21aと、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
【0059】
帯電ローラ126は、搬送ベルト121の表層に接触し、搬送ベルト21の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。また、搬送ローラ127はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト121の中抵抗層(裏層)と接触配置され接地している。
【0060】
また、搬送ベルト21の裏側には、記録ヘッド4による印写領域に対応してガイド部材136を配置している。このガイド部材136は、上面が搬送ベルト121を支持する2つのローラ(搬送ローラ127とテンションローラ128)の接線よりも記録ヘッド107側に突出している。これにより、搬送ベルト121は印写領域ではガイド部材136の上面にて押し上げられてガイドされる。
【0061】
さらに、記録ヘッド107で記録された用紙112を排紙するための排紙部として、搬送ベルト121から用紙112を分離するための分離部と、排紙ローラ142及び排紙コロ143と、排紙される用紙112をストックする排紙トレイ144とを備えている。また、背部には両面給紙ユニット151が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット151は搬送ベルト121の逆方向回転で戻される用紙112を取り込んで反転させて再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙する。
【0062】
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙部から用紙112が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙112はガイド115で案内され、搬送ベルト121とカウンタローラ122との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド123で案内されて先端加圧コロ125で搬送ベルト121に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
【0063】
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ126に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト121が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト121上に用紙112が給送されると、用紙112内で帯電パターンと反対の電荷に分極するので、平行接続されたコンデンサが形成されたこととなり、用紙112が搬送ベルト121に吸着され、搬送ベルト121の周回移動によって用紙112が副走査方向に搬送される。
【0064】
そこで、キャリッジ103を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド107を駆動することにより、停止している用紙112にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙112を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙112の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ144に排紙する。
【0065】
このようにこのインクジェット記録装置においては、本発明に係る液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドを備えているので、共通液室の圧力変動が抑制されて安定した噴射特性が得られるので、高速で高画質記録を行うことができる。
【0066】
なお、上記実施形態においては、液滴吐出ヘッドとしてインクジェットヘッドに適用し、このインクジェットヘッドを備えるインクジェット記録装置の例で説明したが、インクジェットヘッド以外の液滴吐出ヘッドとして、例えば、液体レジストを液滴として吐出する液滴吐出ヘッド、DNAの試料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドなどの他の液滴吐出ヘッドにも適用でき、また、インクジェット記録装置以外の画像形成装置にも適用できる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る液滴吐出ヘッドによれば、共通液室の少なくとも一つの壁面に厚肉部と薄肉部とからなる自由振動面を持っているので、共通液室の圧力変動を効果的に抑制、減衰させることができて、液滴の噴射特性が向上し、ヘッドの小型化、低コストを図れる。
【0068】
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液滴吐出ヘッドを備えているので、高画質記録が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液滴吐出ヘッドの第1実施形態を説明する組立状態での斜視説明図
【図2】同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図
【図3】同ヘッドの液室短手方向に沿う断面説明図
【図4】同ヘッドの分解斜視説明図
【図5】同ヘッドの振動板を裏面側から見た概略斜視説明図
【図6】本発明に係る液滴吐出ヘッドの第2実施形態を説明する分解斜視説明図
【図7】同ヘッドの振動板を裏面側から見た概略斜視説明図
【図8】本発明に係る液滴吐出ヘッドの第3実施形態を説明する分解斜視説明図
【図9】同ヘッドの振動板を裏面側から見た概略斜視説明図
【図10】本発明に係る液滴吐出ヘッドの第4実施形態を説明する分解斜視説明図
【図11】同ヘッドの振動板を裏面側から見た概略斜視説明図
【図12】本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の一例を示す概略構成図
【図13】同記録装置の要部模式的平面説明図
【符号の説明】
1…流路板、2…振動板部材、3…ノズル板、4…ノズル、6…加圧液室、7…インク供給路、8…共通液室、12…圧電素子、21…自由振動面、22…厚肉部、23…薄肉部。

Claims (8)

  1. 液滴を吐出するノズルが連通する複数の加圧液室と、複数の加圧液室に液体を供給する共通液室とを備えた液滴吐出ヘッドにおいて、前記共通液室の少なくとも一つの壁面に厚肉部と薄肉部とからなる自由振動面を持っていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記自由振動面は前記加圧液室の壁面を形成する部材と一体形成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記自由振動面は複数の層からなる積層構造であることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  4. 請求項2に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記自由振動面の厚肉部は前記前記加圧液室の壁面を形成する部材と同一の厚みであることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記自由振動面の薄肉部は、前記自由振動面の短手方向の幅が狭くなっている部分又はその近傍に設けられていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記自由振動面の薄肉部は、前記共通液室の長手方向の断面積が小さくなっている部分又はその近傍に対応して設けられていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記共通液室は長手方向の端部でその断面積が小さくなっていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  8. 液滴吐出ヘッドから液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、前記液滴吐出ヘッドが請求項1ないし7にいずれかに記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とする画像形成装置。
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