JP2004298423A - 昇降棚付き収納庫 - Google Patents

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賢悟 浦住
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Abstract

【課題】ユーザーが自分の使い勝手に合わせた良好な収納形態を任意に且つ容易に作り出すことができ、また、昇降棚の収納スペース部に対して被収納物を容易に出し入れすることができる昇降棚付き収納庫を提供する。
【解決手段】昇降棚付き収納庫は、昇降棚部3を備えてキッチンの上部に配置される。昇降棚部の昇降棚5は、一対の側板43の間に縦方向に設けられて昇降棚の内部を二つの収納スペース部44に区画する仕切り板40と、収納スペース部に設けられ、側板および仕切り板に前後方向に取付けられた受けレール41と、前後方向にスライド自在に受けレールに係合し被収納物を支持可能な支持部材42とを備えている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチン(複合厨房家具)などの上部に配置される昇降棚付き収納庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
台所の上方空間を有効に活用するために、システムキッチンなどの上部に吊戸棚や収納庫を配置する場合がある。この吊戸棚や収納庫は高い位置にあるので、椅子などを使って被収納物の出し入れをすることが多い。
そこで、昇降動作可能な昇降棚を吊戸棚などに設け、この昇降棚を下方に引き出し可能にした昇降棚付き収納庫が知られている。
【0003】
たとえば、特許文献1(実開昭57−12045号公報)には、正面戸棚部と、この正面戸棚部の背部に設けられ前方が開口した収納箱(昇降棚)とからなり、且つこの収納箱を下方に引き出し自在となした吊戸棚が提案されている。
この吊戸棚は、椅子などに頼らなくても被収納物を吊戸棚の奥の方に容易に出し入れすることを目的としており、収納箱は、前方のみが開口した矩形状をなしている。
そして、収納箱の内側には、被収納物を整理するための吊金具や棚などの各種部材が設けられており、これら各種部材は、決まった位置に固定されている。
【0004】
【特許文献1】
実開昭57−12045号公報(第1頁,第1図,第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザー(人)が流し台(キッチン)で調理などを行うとき収納箱に対して被収納物を出し入れする状態は、個人個人で異なっており、また調理作業の内容によっても異なることが多い。
そのため、ユーザーは、吊金具や棚などを自分の使い勝手に合わせて変更したいと思ってもなかなか難しいので、不便を感じながらも収納箱に被収納物を出し入れするというのが実情であった。前記特許文献1にも、そのための対策に関する記載はない。
また、乾いた被収納物と濡れた被収納物があると、これらを同じ昇降棚内に収納するのは湿気の点で好ましくないので、このような場合でも良好な収納形態を任意に作り出すことができれば好都合である。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ユーザーが自分の使い勝手に合わせた良好な収納形態を任意に且つ容易に作り出すことができ、また、昇降棚の収納スペース部に対して被収納物を容易に出し入れすることができる昇降棚付き収納庫を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる昇降棚付き収納庫は、下方が開口したケースとこのケースに昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な昇降棚とを有する昇降棚部を備え、キッチンの上部に配置される昇降棚付き収納庫であって、前記昇降棚は、一対の側板の間に縦方向に設けられて前記昇降棚の内部を複数の収納スペース部に区画する少なくとも1枚の仕切り板と、前記収納スペース部に少なくとも一つ設けられ、前記側板および前記仕切り板の少なくとも一方に前後方向にほぼ水平に取付けられた受けレールと、前後方向にスライド自在にこの受けレールに係合し被収納物を支持可能な支持部材とを備えている。
前記受けレールは、前記一対の側板にそれぞれ少なくとも一つ設けられるとともに、前記仕切り板の両面にそれぞれ少なくとも一つ設けられているのが好ましい。
前記支持部材は、前記被収納物の種類に応じて複数種類設けられており、前記受けレールに着脱可能であるのが好ましい。
たとえば、前記昇降棚は手動で昇降可能であるが、電動で昇降するように構成してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を、図1ないし図7を参照して説明する。
図1は、昇降棚付き収納庫とシステムキッチンの正面図、図2は図1のII−II線平面図、図3は昇降棚部の概略正面図、図4,図5は、それぞれ昇降棚部を正面から見た構造図,側面から見た内部構造図、図6は、被収納物を収納した状態の昇降棚の部分正面図、図7は、被収納物を収納した状態の昇降棚部の正面図である。
なお、説明の便宜上、図1の左,右,上,下,紙面前方,紙面後方を、それぞれ昇降棚付き収納庫とシステムキッチンの左方,右方,上方,下方,前方,後方として説明する。
【0009】
図1ないし図7に示すように、本実施形態では、台所に設置されるキッチンの一種であるシステムキッチン(複合厨房家具)2の上部に昇降棚付き収納庫(以下、収納庫と記載)1が配置された場合を例にとって説明する。なお、収納庫1は、キッチンとしての流し台の上部に配置された場合であってもよい。
【0010】
システムキッチン2は、床面上に設置されたキャビネット10を有している。キャビネット10には、各種形状,構造の複数の引き出し(引き出し11,12,13など)が、引き出し収納自在に設けられている。
キャビネット10は、左方から右方に順次並設された、コンロキャビネット14,一方の調理台キャビネット15,シンクキャビネット16および他方の調理台キャビネット17と、キャビネット14〜17の上部を覆って取付けられたワークトップ18とにより構成されている。
コンロキャビネット14にはコンロ19が組み込まれている。一方の調理台キャビネット12の上部のワークトップ18は調理台20になっている。シンクキャビネット16の上部のワークトップ18には、シンク21が形成されている。他方の調理台キャビネット17には食器洗い乾燥機22が取付けられ、上部のワークトップ18は調理台20になっている。
各キャビネット14〜17の内方の左右には、側板23が縦方向に設けられ、側板23もキャビネット10の一部を構成している。隣合うキャビネット14〜17同士の間の側板23は仕切り壁の機能を有しており、コンロキャビネット14の左側の側板23と他方の調理台キャビネット17の右側の側板23は、それぞれ外壁板としての機能を有している。
【0011】
このように、コンロキャビネット14に、コンロ19,複数の引き出しなどが設けられて、単体としての厨房家具が構成されている。これと同様に、他のキャビネット15,16もそれぞれシンク21や引き出しなどを有し、キャビネット17も食器洗い乾燥機22と引き出しを有しているので、システムキッチン2は、単体としての厨房家具が複合した複合厨房家具を構成している。
各キャビネット14〜17にそれぞれ設けられた引き出しのうち、キャビネット14〜17の最下段に配置された引き出し(引き出し11など)は、蹴込み24が形成され内部の収納用スペースを広くするように蹴込み24の奥も含んだ構成を有する足下収納引き出しである。
【0012】
収納庫1の横にはレンジフード26が並設されている。レンジフード26は、コンロ19の上方で且つ収納庫1の左側に配置されている。レンジフード26は、台所の壁および天井の一方または両方に、取付け具(図示せず)を介して支持されている。
なお、上方に延びた立ち上がり部(図示せず)をシステムキッチン2に設け、この立ち上がり部にレンジフード26を設けてもよい。
【0013】
収納庫1は、端部(ここでは、左側端部)に昇降棚部3を有してシステムキッチン2の上部に配置されている。収納庫1は、レンジフード26と並んで右方向にほぼ水平に延びて配置された吊戸棚になっており、台所の壁および天井の一方または両方に取付け具(図示せず)を介して支持されている。
収納庫1は、矩形状の収納部本体30と、収納部本体30に設けられた一つまたは複数(本実施形態では、三つ)の開閉自在な扉31とを有している。収納部本体30内には被収納物を収納可能になっており、内部に仕切り板が設けられた場合もある。
【0014】
昇降棚部3は、収納部本体30の左側端部に取付けられて、一つのユニットを構成している。昇降棚部3がユニットになっているので、収納部本体30に昇降棚部3を容易に組み込むことができる。
本実施形態の昇降棚部3は、収納庫1の左方の端部に配置されているが、収納庫1の端部以外の位置に配設された場合でもよい。たとえば、図1において、昇降棚部3を収納庫1の左側端部に設ける代わりに、左側端部には扉31とその収納部を設け、図示する三つの扉31のうちのいずれかの扉31とその収納部の位置に、昇降棚部3を設けてもよい。
また、システムキッチン,昇降棚付き収納庫およびレンジフード26が、本実施形態のものとは左右対称の構成で、レンジフード26とコンロ19が右側に配置されている場合には、収納庫1は、システムキッチンの上部に配置され、且つ昇降棚部3を収納庫1の右側端部に配設するのが好ましい。
【0015】
昇降棚部3は、下方が開口したケース4と、ケース4に昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な昇降棚5とを備えている。昇降棚5は、平面視でシンク21の一方側(ここでは、左側)に位置する。昇降棚5内には、被収納物6を出し入れ可能に収納できる。
被収納物6の種類としては、調理中に頻繁に使用されるものたとえば、調味料6a,ふきん6b,まな板6c,キッチンペーパー6d,小物類6e,食品類(粉物,パック類),お茶類,その他各種のものがある。
ケース4は、矩形状に形成されて下方が開口している。ケース4の後面と収納部本体30の後面は、レンジフード26の後面と面一になっており、ケース4の上面と収納部本体30の上面とレンジフード26の上面は、ほぼ水平方向に面一になっている。
したがって、収納庫1およびレンジフード26を、台所の壁面や天井面などに対して隙間がないように容易に設置することができる。
【0016】
昇降棚5は、ほぼ水平方向を向く底板47および天井板(図示せず)と、底板47と天井板に固定されて縦方向を向く左右一対の側板43と、背面側に設けられ、底板47,天井板,左右の側板43に固定された背板48とを有し、前方側が開放された矩形状をなしている。
昇降棚5は手動で昇降可能である。すなわち、手動で把手45を操作して、矢印Eに示すように昇降棚5を昇降させることにより、ケース4に対して収納引き出し可能である。なお、昇降動作用のモータなどを有する駆動部を設け、電動で自動的に昇降棚5を昇降させて収納引き出し可能にしてもよい。
【0017】
昇降棚5は、少なくとも一枚(ここでは、一枚)の仕切り板40と、受けレール41と、支持部材42とを備えている。仕切り板40は、一対の側板43の間に縦方向に設けられ、昇降棚5の内部を複数(ここでは、二つ)の収納スペース部44に区画している。
【0018】
受けレール41は、収納スペース部44に少なくとも一つ(ここでは、収納スペース部44毎に三つ)設けられ、側板43および仕切り板40の少なくとも一方(ここでは、両方)に前後方向にほぼ水平に取付けられている。
本実施形態では、受けレール41は、一対の側板43にそれぞれ少なくとも一つ設けられるとともに、仕切り板40の両面にそれぞれ少なくとも一つ設けられている。仕切り板40を縦方向に配置したので、受けレール41を、この仕切り板40の任意の高さ位置に設けることができる。
支持部材42は、前後方向にスライド自在に受けレール41に係合し、被収納物6を支持可能である。受けレール41にそれぞれ支持部材42を係合させて、各支持部材42で被収納物6をそれぞれ支持すれば、収納スペース部44の空間全体を有効に使って被収納物6を収納することができる。
【0019】
昇降棚5によれば、ユーザーが自分の使い勝手に合わせた良好な収納形態を任意に且つ容易に作り出すことができ、また、収納スペース部44に対して被収納物6を容易に出し入れすることができる。
収納庫1の前方表面は、平面視でシステムキッチン2の前方表面より後方に下がった位置に配置されている。しかも、昇降棚部3は、収納部本体30の左側端部に取付けられている。
その結果、昇降棚5は、下方に引き出されると、シンク21の一方側(ここでは、左側)の奥(すなわち、一方の調理台キャビネット15の調理台20の後方)に位置する。
ユーザーがシステムキッチン2で調理などの作業を行うとき、昇降棚5を下方に引き出した状態で被収納物6を容易に出し入れできて使い勝手がよく、また、昇降棚5が下方に引き出されてもそれほど作業の邪魔にはならず、作業効率が向上する。
【0020】
仕切り板40は、昇降棚5の中央部に縦方向に設けられて、昇降棚5の内部を左側の収納庫スペース部44と右側の収納スペース部44に仕切っている。昇降棚5をケース4内に収納した状態では、左右のスペース部44,44は、仕切り板40により仕切られて、互いにほぼ遮蔽された状態になる。こうして、昇降棚5の内部を仕切り板40で仕切ったので、収納スペース部44毎に良好な収納形態を任意に且つ容易に作り出すことができる。
なお、収納スペース部44を密閉するために昇降棚5に天井板が設けられているが、収納スペース部44の密閉性がそれほど要求されない場合には、天井板がない場合でもよい。
【0021】
左右の各収納スペース部44では、二つの受けレール41が仕切り板40の表面に上下に並んでほぼ平行に取付けられ、一つの受けレール41が側板43の内面に取付けられている。各収納スペース部44に三つの受けレール41を設けた場合を示したが、受けレール41の数は三つ以外の場合であってもよい。
受けレール41には、スライド部材46が前後方向にスライド自在に係合しており、このスライド部材46は支持部材42の所定位置に固定されている。したがって、支持部材42は、受けレール41とスライド部材46を介して昇降棚5に対して前後方向に自在に移動する。
【0022】
支持部材42は、被収納物6の種類に応じて複数種類設けられており、受けレール41に着脱可能になっている。支持部材42は、各種の被収納物6を支持し易いように、線材や板材などにより所定形状に形成されている。
たとえば、支持部材42として、調味料ラック42aは調味料6aを、ふきん掛けラック42bはふきん6bを、まな板ラック42cはまな板6cを、ペーパーホルダ42dはキッチンペーパー6dを、小物ラック42eは小物類6eを、それぞれ支持可能である。
【0023】
各収納スペース部44における収納形態の分類の一例として、調味料6aを収納する調味料収納タイプ(図6(A))、ふきん6bおよびまな板6cなど濡れた状態の被収納物を収納するウェット収納タイプ(図6(B))、および、キッチンペーパー6dや小物類6eなど乾いた状態の被収納物を収納するドライ収納タイプ(図6(C))などがある。
たとえば、図7(A)に示す昇降棚5では、左側の収納スペース部44が調味料収納タイプで、右側の収納スペース部44がウェット収納タイプである。この場合、昇降棚5をケース4に収納しても、仕切り板40で昇降棚5が仕切られているので、濡れたままのふきん6bやまな板6cの湿気が、調味料6aを濡らす恐れはない。
また、図7(B)に示す昇降棚5は、左側の収納スペース部44が調味料収納タイプで、右側の収納スペース部44がドライ収納タイプの場合である。
【0024】
支持部材42の取付け位置,種類,数などを容易に変更できるので、被収納物6は、昇降棚5内の所望の位置で支持部材42に支持される。こうして、各種の収納形態を、ユーザーは自分の使い勝手に合わせて任意に且つ容易に作り出すことができる。
したがって、昇降棚5は、被収納物6の種類などに合わせて、上述の同じ収納タイプまたは異なった収納タイプを任意に組み合わせて収納することができる。仕切り板40で昇降棚5が仕切られているので、濡れたままの被収納物が、乾いた状態の被収納物と直接接触することはなく湿気も防げる。
支持部材42(各種のラック42a〜42c,42e,ペーパーホルダ42d)は、受けレール41に着脱可能になっている。したがって、昇降棚5の奥の方に被収納物6を出し入れするときは、支持部材42ごと受けレール41から取外して、被収納物6を支持部材42に対して収納,取り出しすることができる。
【0025】
昇降棚5は、金属製のばね板50により上方に付勢された状態で吊り下げられている。ばね板50は、ケース4に取付けられたロール部51に巻き付け可能になっている。ロック機構(図示せず)は、ロール部51を非回転状態にするロック機能と、ロック解除して回動自在にする機能とを有している。
把手45は、昇降棚5の下部に固定された固定ハンドル52と、手で握って動かすことができる可動ハンドル53とにより構成されている(図4,図5)。手で固定ハンドル52を持った状態で可動ハンドル53を握って下方に引っ張ると、ロック機構がロック解除してロール部51を回動自在にする。可動ハンドル53から手を離すと、ロック機構が動作し、ロール部51をロックして非回転状態にする。
したがって、可動ハンドル53を握って、ロック機構によるロックを解除している間は、昇降棚5を自在に昇降させることができる。ばね板50は、昇降棚5を上方に引っ張る方向に付勢しているので、小さな力で昇降棚5を容易に上昇させることができる。
【0026】
昇降棚5が所望の高さ位置に移動した状態で、可動ハンドル53から手を離せば、ロック機構によりロール部51がロックされて非回転状態になるので、昇降棚5はその高さ位置で動くことなく位置決め保持される。したがって、昇降棚5をケース4に収納したり、下方端位置まで引き出したり、途中の任意の位置に停止させたりすることができる。
昇降棚5をケース4内に収納するときは、可動ハンドル53を手で握った状態で昇降棚5を上昇端位置まで移動させた後、可動ハンドル53から手を離せば、ロック機構が動作しロール部51をロックして非回転状態にする。その結果、昇降棚5の全体がケース4内に収納されて位置決め保持される。
【0027】
上述の収納庫1によれば、システムキッチン2での調理などの作業時に、昇降棚5を下方に引き出した状態で被収納物6を容易に出し入れできるので使い勝手がよく、昇降棚5は作業の邪魔にはならない。
なお、上述のように、昇降棚部3を、収納庫1の端部(たとえば、左側端部または右側端部)以外の位置(たとえば、図1に示す三つの扉31のうちのいずれかの扉31とその収納部の位置)に配設する場合がある。
この場合、昇降棚部3の開口寸法(たとえば、450mm)はシンク21の開口寸法(たとえば、900mm)よりかなり小さいので、昇降棚部3の平面視での位置を、シンク21の左右方向中央より一方にずらせて配置すれば、ユーザーがシンク21の前に立って調理などの作業を行うときに、昇降棚5の下方を引き出した状態で被収納物6を容易に出し入れできるので使い勝手がよく、昇降棚5はそれほど作業の邪魔にはならない。
【0028】
また、たとえば、シンク21の上部に昇降棚部3を配置すると、濡れた被収納物を昇降棚5に収納した場合でも水滴がシンク21に直接落ちるため、ワークトップ18が濡れなくて清潔に使用できる。
同様に、図1に示す収納部本体30において符号C1またはC2で示す収納部はシンク21の上部に位置しているので、これら収納部C1またはC2の位置に、この収納部に代えて昇降棚部3を配置した場合も、同様の効果が得られる。
【0029】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形,付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0030】
【発明の効果】
本発明にかかる昇降棚付き収納庫は、上述のように構成したので、ユーザーが自分の使い勝手に合わせた良好な収納形態を任意に且つ容易に作り出すことができ、また、昇降棚の収納スペース部に対して被収納物を容易に出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は本発明の実施形態の一例を示す図で、図1は、昇降棚付き収納庫とシステムキッチンの正面図である。
【図2】図1のII−II線平面図である。
【図3】昇降棚部の概略正面図である。
【図4】昇降棚部を正面から見た内部構造図である。
【図5】昇降棚部を側面から見た内部構造図である。
【図6】被収納物を収納した状態の昇降棚の部分正面図である。
【図7】被収納物を収納した状態の昇降棚部の正面図である。
【符号の説明】
1 昇降棚付き収納庫
2 システムキッチン(キッチン)
3 昇降棚部
4 ケース
5 昇降棚
6 被収納物
6a 調味料(被収納物)
6b ふきん(被収納物)
6c まな板(被収納物)
6d キッチンペーパー(被収納物)
6e 小物類(被収納物)
40 仕切り板
41 受けレール
42 支持部材
42a 調味料ラック(支持部材)
42b ふきん掛けラック(支持部材)
42c まな板ラック(支持部材)
42d ペーパーホルダ(支持部材)
42e 小物類ラック(支持部材)
43 側板
44 収納スペース部

Claims (4)

  1. 下方が開口したケースとこのケースに昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な昇降棚とを有する昇降棚部を備え、キッチンの上部に配置される昇降棚付き収納庫であって、
    前記昇降棚は、
    一対の側板の間に縦方向に設けられて前記昇降棚の内部を複数の収納スペース部に区画する少なくとも1枚の仕切り板と、
    前記収納スペース部に少なくとも一つ設けられ、前記側板および前記仕切り板の少なくとも一方に前後方向にほぼ水平に取付けられた受けレールと、
    前後方向にスライド自在にこの受けレールに係合し被収納物を支持可能な支持部材とを備えたことを特徴とする昇降棚付き収納庫。
  2. 請求項1に記載の昇降棚付き収納庫であって、
    前記受けレールは、前記一対の側板にそれぞれ少なくとも一つ設けられるとともに、前記仕切り板の両面にそれぞれ少なくとも一つ設けられていることを特徴とする昇降棚付き収納庫。
  3. 請求項1または2に記載の昇降棚付き収納庫であって、
    前記支持部材は、前記被収納物の種類に応じて複数種類設けられており、前記受けレールに着脱可能であることを特徴とする昇降棚付き収納庫。
  4. 請求項1,2または3に記載の昇降棚付き収納庫であって、
    前記昇降棚は手動で昇降可能であることを特徴とする昇降棚付き収納庫。
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