JP2004294888A - 音楽再生装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等があっても、容易に映像と楽曲との連携関係を図る。
【解決手段】映像ファイルは映像属性情報とMPEG2映像データに分かれ、映像属性情報は、さらにジャンルコードと、複数の楽曲指定情報とが格納されている。楽曲指定情報はさらに、曲番号、有効期限、優先順位とに分かれている。
そして、カラオケ楽曲の演奏に際しては、演奏する曲の番号を楽曲指定情報として持つ映像データのファイル名を検索し、その検索された映像データを用いて背景映像を表示するようにしている。そのため、例えば映像データのみを更新・追加した場合であっても、既存の楽曲の再生に伴って、更新・追加した映像データによる映像再生が容易に実現できる。つまり、楽曲データ側に関しては全く変更が不要である。
【選択図】図3
【解決手段】映像ファイルは映像属性情報とMPEG2映像データに分かれ、映像属性情報は、さらにジャンルコードと、複数の楽曲指定情報とが格納されている。楽曲指定情報はさらに、曲番号、有効期限、優先順位とに分かれている。
そして、カラオケ楽曲の演奏に際しては、演奏する曲の番号を楽曲指定情報として持つ映像データのファイル名を検索し、その検索された映像データを用いて背景映像を表示するようにしている。そのため、例えば映像データのみを更新・追加した場合であっても、既存の楽曲の再生に伴って、更新・追加した映像データによる映像再生が容易に実現できる。つまり、楽曲データ側に関しては全く変更が不要である。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽曲を演奏する際に、その内容にマッチした画像を表示する機能を有する音楽再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、楽曲を演奏する際に、その楽曲の内容にマッチした画像を表示する機能を有する音楽再生装置が知られており、その代表的なものとしてカラオケ装置が挙げられる。一般的な通信カラオケ装置においては、通信手段としてのモデムを内臓し、配信センタから次々に配信される新譜楽曲データを取り込み、カラオケ楽曲として提供することができる。
【0003】
一方で、背景映像に関しては、通信カラオケ装置の周辺機器として背景映像再生の専用装置を接続し、同装置に対して通信カラオケ装置から楽曲毎のジャンル情報等を送信し、楽曲のジャンルに適合した映像出力を得ると共に、通信カラオケ装置本体において生成した字幕映像と合成した上で、モニタに出力するものが多かった(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特公平7−108025号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような背景映像再生のアルゴリズムには様々なものがあり、また、通信カラオケ装置本体と、背景映像再生の装置を一体化したものも登場しているが、楽曲データと異なり、映像データは配信による更新・追加が不可能であるものが大半であった。これは、楽曲データに対し、映像データの容量が非常に大きく、モデムによる通信では転送不可能であること、同じく容量の問題からハードディスク装置に保持することが難しいことによる。
【0006】
しかし、近年、ハードディスク装置の大容量化と、ADSL等ブロードバンドと呼ばれる高速の通信手段の普及によって、楽曲データと同様に映像データを配信することが現実的に可能となりつつある。そのため、背景映像をも配信によって更新・追加が可能な通信カラオケ装置が登場しつつあるが、大容量のハードディスク装置と、高速な通信手段が利用可能となっても、カラオケ楽曲のコンテンツ数に比して、背景映像のコンテンツ数が遥かに少なく、したがって従来通り大多数の楽曲においてはジャンルを用いたマッチングによる背景映像の再生に頼らざるを得ない点はこれまで通りである。
【0007】
ただし、カラオケ楽曲の数万にも上るコンテンツ全体からすれば少数ではあるが、楽曲固有に作成された専用の映像を、順次配信していくことによって、コンテンツの充実を図ることは可能になるのであり、これらは特に人気のある曲目、アニメなど映像文化との結びつきの強い曲目、歌手本人の映像を使用するようなプロモーション効果として利用される。また、ジャンルを用いたマッチング用に準備された汎用性のある背景映像も、繰り返し再生されていく内に次第に古臭く感じられるものであり、こうした背景映像を暫時入れ替えて行くことで、背景映像の内容に新鮮さを保つことが可能になる。
【0008】
このように、背景映像を配信可能とした通信カラオケ装置においては、従来通り多数の楽曲データを配信する一方で、それよりは遥かに少数の映像データを配信することで、効果的な運用を図ることになるが、楽曲データと映像データの配信量に開きが大きく、まったく非対称であることから、その連携に問題を生じることが予想される。
【0009】
従来、背景映像の配信が不可能であった旧来の通信カラオケ装置においては、固定量の映像データ群に対し、この全ての映像データ群を全ての楽曲データ群と結びつけるための膨大なデータ量のインデックスデータを保持するのが通常であった。このインデックスデータは、映像データの群体に対し、映像内容のジャンル毎に準備しておき、楽曲の再生に際しては、その楽曲のジャンルに応じたインデックスを閲覧し、インデックスに登録された映像データのいずれかを選び、これを再生するといった利用がなされる。ところが、背景映像を配信可能とした通信カラオケ装置においては、楽曲データと共に映像データも追加・更新されるのであり、このようなインデックスを用いて楽曲データと映像データの連携を図る方法には問題がある。また、映像データが追加・更新される毎にインデックスデータも追加・更新するとすれば、インデックスデータはデータ量が膨大でああり且つインデックスデータを全て送信する必要があるため、通信費が嵩むという問題がある。
【0010】
なお、これまでの説明では背景映像を配信にてカラオケ装置側へ送る場合を例示して説明したが、例えばCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体を介して映像データの更新・追加を行う場合であっても同様の問題が生じる。
そこで、音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等があっても、容易に映像と楽曲との連携関係を図れるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
(1)上述した問題点を解決するためになされた請求項1に係る音楽再生装置は、楽曲データを記憶しておく楽曲データ記憶手段と、その楽曲データ記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて楽曲再生を行う楽曲再生手段と、映像データを記憶しておく映像データ記憶手段と、その映像データ記憶手段に記憶されている映像データに基づいて映像再生を行う映像再生手段とを備えており、映像再生手段が、楽曲再生手段による楽曲再生に伴って映像再生を行う。このような音楽再生装置としては、例えば請求項8に示すように、楽曲再生手段がカラオケ曲を再生し、映像再生手段が背景映像を再生するカラオケ装置として実現することができる。もちろん、楽曲がカラオケ曲ではなく通常の音楽曲であるような装置であってもよい。
【0012】
このような音楽再生装置において、映像データ記憶手段は、映像データに対応して当該映像データが再生されるべき対応楽曲を指定する情報(楽曲指定情報)を記憶しており、さらに、楽曲再生手段による楽曲再生に際して、当該楽曲を楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している映像データを検索する検索手段を備えている。そして、映像再生手段は、検索手段の検索結果に基づいて映像データを再生する。
【0013】
なお、映像データに対応した楽曲指定情報の記憶の仕方としては、映像データ中に楽曲指定情報を含めてもよいし、また映像データと楽曲指定情報との対応関係を示すインデックステーブルの形式で映像データに付随させて記憶していても良い。
【0014】
このように、映像データ記憶手段が映像データに対応する楽曲指定情報を記憶し、楽曲再生手段による楽曲再生に際して、当該楽曲を楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している映像データを検索するようにしたため、例えば映像データを更新・追加した場合であってもその映像データと対応する楽曲指定情報を追加・更新するので、既存の楽曲の再生に伴って、更新・追加した映像データによる映像再生が容易に実現できる。楽曲から映像を指定する従来方法では、例えばある楽曲再生に伴ってその楽曲専用の映像を再生させようとした場合、インデックス情報と映像データの両方あるいは楽曲データと映像データの両方を更新・追加しなくてはならないため、仮に映像データのみを更新したいと考えた場合であっても両者を更新等しなくてはならず、非効率的である。それに対して本発明の場合には、両方を変更・更新する必要がなく効率的である。このように、音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等があっても、容易に映像と楽曲との連携関係を図れ、また楽曲データ・映像データを外部の配信センタから配信可能とした例えば通信カラオケ装置等に適用した場合であれば通信費が嵩むことがなくなる。
【0015】
(2)映像再生手段が映像再生に用いる映像データを決定する手法としては、例えば次に示す2つが挙げられる。
まずは、請求項2に示すように、予めインデックス情報を作成して記憶しておく手法である。つまり、映像データは楽曲指定情報を有し、インデックス情報生成手段が、映像データ記憶手段に記憶されている全ての映像データの楽曲指定情報を抽出し、映像データと楽曲データとの対応関係を示すインデックス情報を生成し、そのインデックス情報をインデックス情報記憶手段に記憶しておく。そして、検索手段が、そのインデックス情報記憶手段に記憶されているインデックス情報に基づいて映像再生に用いる映像データを決定するのである。このインデックス情報の生成は、例えば請求項3に示すように、映像データ記憶手段内における映像データの更新又は追加の度に行うことが考えられる。
【0016】
このようにすれば、インデックス情報のみを検索するだけで映像データの決定ができるため、決定に要する処理時間の低減が図れる。また楽曲データ・映像データを外部の配信センタから配信可能とした例えば通信カラオケ装置等に適用した場合であれば、インデックス情報自体は装置内で生成されるため通信が不要となり、通信費が嵩むことがない。
【0017】
一方、このようなインデックス情報を生成せず、請求項4に示すように、映像再生時にリアルタイムに検索しても良い。つまり、映像データは楽曲指定情報を有し、検索手段は、楽曲再生手段による楽曲再生に伴って映像再生を行う必要が生じた場合、映像データ記憶手段に記憶されている映像データの楽曲指定情報を検索し、映像再生手段は、その検索結果に基づいて、楽曲指定情報中において楽曲再生手段による楽曲再生の対象曲が対応楽曲として指定されている映像データの再生を行うのである。インデックス情報を予め生成しておいた方が確かに検索は高速化されるが、例えばCPUの高機能化によって必要時にリアルタイムに検索しても実用上問題ないのであれば、あえてインデックス情報を生成しなくてもよい。
【0018】
(3)ところで、楽曲と映像は必ず1対1の関係になくてはならないわけではなく、1対多(複数)であってもよい。つまり、複数の映像データの楽曲指定情報中において同じ曲が対応楽曲として指定されていてもよい。その場合、例えば最終的に映像再生に用いる映像データを決定するにあたり、例えばランダムに選択してもよいが、請求項5に示すようにしてもよい。つまり、楽曲指定情報に、当該情報の含められている映像データが対応楽曲に用いられる際の優先順位情報も含めておく。そして、検索手段が、楽曲再生手段による楽曲再生の対象となる楽曲を前記楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している映像データが複数存在する場合には、その優先順位情報も加味して映像再生に用いる映像データを決定するのである。例えば最も優先順位が高いものを選択する、といったことである。
【0019】
(4)また、請求項6に示すように、楽曲指定情報に、当該情報の含められている映像データが対応楽曲に用いられることを許可する有効期限を示す情報も含めておき、検索手段が、その有効期限情報も加味して映像再生に用いる映像データを決定するようにしてもよい。これは、同じ曲に同じ内容の映像データが繰り返し再生される状態が続くと、次第に古臭く感じられていくため、背景映像を暫時入れ替えて行くことで背景映像の内容に新鮮さを保つための工夫である。例えば有効期限内であればその映像データを使用しても良いが、有効期限を過ぎるとその映像データは対応する楽曲については使用しないようにするのである。なお、映像データ自体をどのような楽曲に対しても使用しない、ということを意味するのではなく、対応楽曲毎に有効期限を異ならせれば、ある楽曲Aについては有効期限を過ぎているため使用しないが、別の楽曲Bについては有効期限内であるため使用する、といったことも当然可能である。
【0020】
(5)例えば上記(4)のように有効期限によって映像データの使用可否を判断した場合、楽曲指定情報に基づくだけでは映像再生に用いる映像データを決定できないことも考えられる。そこで、請求項7に示すようにすることも考えられる。つまり、映像データ中に、当該映像データに基づく映像再生がされるべき対応楽曲のジャンルを示す情報(ジャンル情報)も含めておく。そして、検索手段は、楽曲再生手段による楽曲再生の対象となる楽曲を楽曲指定情報中において対応楽曲として指定しており、且つ有効期限情報によって示された有効期限内の映像データが存在しない場合には、ジャンル情報に基づいて映像再生に用いる映像データを決定するのである。楽曲指定情報の場合には、楽曲と映像とをタイトにマッチングさせるものであるが、このジャンル情報の場合は、相対的に「ゆるやかな」マッチングである。このような両系統のマッチング手法を持つことで、映像と楽曲との連携関係をより適切に図ることができる。
【0021】
また、請求項1〜8の何れかに記載の音楽再生装置における映像再生手段及び検索手段をコンピュータにて実現する場合、例えばコンピュータで実行するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行することにより、映像再生手段としての機能を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0023】
[カラオケ装置及びその周辺機器の構成]
図1は、本実施例の通信カラオケ装置1の構成及び稼働時の周辺機器の構成を示すブロック図である。
本実施例の通信カラオケ装置1は、通信カラオケ装置1全体の制御を司るCPU14、及びこのCPU14に接続された以下の各部、すなわち曲の予約操作などを行うための操作パネル10、画像情報等を映像化するための映像処理部11、MPEG2映像データの再生手段となるMPEGデコーダ12、カラオケ演奏用の楽曲データ(図2参照)や映像データ(図3参照)その他各種データを記憶しているハードディスク(HDD)13、システムプログラムや各種の設定に必要な設定データなどを記憶しておくメモリ15、LANインターフェース16、USBインターフェイス17、MIDIデータ(楽曲データ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源部18、MIDI音源部18による再生音及び利用者(歌唱者)の歌声をミキシングする等して適宜音声処理を施す音声処理部19を備えている。
【0024】
音声処理部19はアンプ20と接続されており、音声処理部19から出力された音声情報に係る電気信号はアンプ20によって増幅等されてスピーカ22に出力され、このスピーカ22から伴奏曲及び利用者(歌唱者)の歌声等が発せられる。また、利用者(歌唱者)の歌声等はマイクロフォン(以下、単にマイクと称す。)23を介して音声処理部19に入力される。また、映像処理部11は背景画及び歌詞等を表示するモニタ26と接続されている。また、LANインターフェース16は、LANケーブルを介して接続されたADSLモデム27によって、インターネット30を経由した配信センタ50との通信を行うことができる。また、USBインターフェイス17は、オプションとして例えばDVD−ROMドライブ24を接続することが可能になっている。
【0025】
ここで、操作パネル10は、利用者によって操作されるものであり、任意の曲の選択、演奏音の音程の調整、演奏と歌との音量バランスの調整、その他エコー、音量、トーンなど各種調整を行うためのスイッチ・ボタン類を有している。
また、ハードディスク13には、楽曲データや画像情報などのコンテンツデータなどが記憶されている。そして、操作パネル10の操作部を介して曲が選択されると、CPU14は、楽曲データや画像情報をハードディスク13から呼び出して、映像処理部11およびMIDI音源部18に同期させて出力するようになっている。
【0026】
CPU14から出力されるMIDIデータは、MIDI音源部18においてアナログの演奏音信号に変換された後、音声処理部19へ送られ、マイク23を介して入力される利用者の歌唱音信号と適度な割合でミキシングされる。そして、このミキシングされた歌唱音信号と演奏音信号はアンプ20へ送られて電気的に増幅される。さらに、アンプ20からスピーカ22に出力され音声及び演奏音となってスピーカ22から外部へ出力される。
【0027】
一方、映像処理部11は、CPU14の制御の下、CPU14によってハードディスク13から読み出された画像情報(歌詞データ)に基づいて歌詞映像の再生を行うものである。CPU14によりハードディスク13から読み出された画像情報(背景画データ)は、MPEGデコーダ12によって背景映像として再生された後に映像処理部11によって歌詞映像と合成され、モニタ26へ出力される。これによって、モニタ26の画面に背景映像とともに歌詞テロップが表示される。
【0028】
なお、これらCPU14が実行する処理のためのソフトウェアもハードディスク13に格納されている。
このような構成のため、利用者は、モニタ26に表示される歌詞テロップを参照しながら、スピーカ22より流れるカラオケ演奏にあわせ、マイク23を使って歌唱できるようになっている。
【0029】
なお、本実施例においては、ハードディスク13が「楽曲データ記憶手段」、「映像データ記憶手段」及び「インデックス情報記憶手段」に相当し、CPU14及びMIDI音源部18が「楽曲再生手段」に相当し、CPU14及びMPEGデコーダ12が「映像再生手段」に相当する。また、CPU14は「検索手段」、「インデックス情報生成手段」にも相当する。さらに、操作パネル10が「指定手段」に相当する。
【0030】
[楽曲データの形式]
図2は、ハードディスク13内部に収録される楽曲データの形式を示す説明図である。
楽曲データは、曲目毎のコンテンツとして1楽曲1ファイルとして収録され、ハードディスク13内の/songディレクトリにまとめられており(図2(a)参照)、この楽曲データはインターネット30等を経由して配信センタ50から配信が可能である。そのファイル名にはその楽曲の曲番号そのものが付与されており、操作パネル10に対するユーザ操作による選曲(選曲番号の入力)によって、演奏すべき楽曲データの入ったファイルを特定できるようになっている。
【0031】
楽曲データの内部は、楽曲属性情報と、MIDI楽音データ/テキスト字幕データに分かれている(図2(b)参照)。楽音データと字幕データは、CPU14が再生ソフトウェアを用いてMIDI音源部18及び映像処理部11を制御することによりカラオケ楽曲演奏を行うものであるが、カラオケ装置において一般的な実装様態であるため、詳しい説明は行わない。
【0032】
一方、楽曲属性情報は、さらに楽曲名、歌手名、ジャンルコードなどに分かれている。図2(b)に示す例の場合には、曲番号555の楽曲データファイル(s000555.sng)は、楽曲名「まっ赤な男の子」、歌手名「歌美謡子」、ジャンルコード「6」となっており、本通信カラオケ装置1の運用上規定されているジャンルコード表(図2(c)参照)に従い、そのジャンルは「ナツメロ」であることがわかる。
【0033】
[映像データの形式]
図3は、ハードディスク13内部に収録される映像データの形式を示す説明図である。
映像データは、数十秒〜数分程度のコンテンツとして1映像1ファイルとして収録され、ハードディスク13の/videoディレクトリにまとめられており(図3(a)参照)、この楽曲データはインターネット30等を経由して配信センタ50から配信が可能である。。そのファイル名には、管理番号としての連番が振られているが、この管理番号自体には楽曲等との関係を示す意味はない。
【0034】
映像ファイルの内部は、映像属性情報と、MPEG2映像データの2つに分かれている(図3(b)参照)。MPEG2映像データは、MPEG規格による圧縮映像データであり、MPEGデコーダ12(図1参照)に送り込まれることによって、撮影・編集時の映像を再生できるものである。
【0035】
図3(b)に示すように、映像属性情報は、さらにジャンルコードと、複数の楽曲指定情報とが格納されており、楽曲指定情報は可変個数であるために楽曲指定情報数nの項目がある。
楽曲指定情報はさらに、曲番号、有効期限、優先順位とに分かれており、図3の例によれば、映像データファイルv00123.vobに収録された映像は、ジャンルコード[5]のアニメであり、曲番号[105番]での再生が所望されており、その有効期限は[2003/01/01]〜[2004/03/10]であり、優先順位は[9]となっている。
【0036】
この場合、この映像ファイルは、有効期限の範囲内であれば、曲番号105番においては優先順位9の最高順位で再生されることを示している。同時に、ジャンルコードが5のアニメであることから、有効期限に関係なく、ジャンル方式によって楽曲と映像をマッチングさせる場合には、適合ジャンルの楽曲であれば選択される可能性もあることを示している。
【0037】
この映像属性情報のジャンルコードには無効な値[0]を取ることも可能としており、[0]が指定されていれば、ジャンル方式での再生選択は発生しないため、楽曲指定情報による固有楽曲に完全に特化した映像とすることができるものである。
【0038】
また、楽曲指定情報は上述したように複数存在することができるが、このことにより、楽曲と映像を多対1の関係とすることも可能になっている。つまり、1つの映像を複数の曲に用いることができる。
[通信カラオケ装置1の動作説明]
図4は、通信カラオケ装置1にて実行される通信処理の概要を示すフローチャートである。
【0039】
通信カラオケ装置1は所定時間(例えば24時間)毎などの定期的サイクルにおいて通信処理を開始し(D01)、配信センタ50とのネットワーク接続を行って(D02)、配信センタ50より、新規に制作された楽曲データ及び映像データを取得する(D03)。この通信によるデータ配信処理については、既に一般的な実装態様であるため、特に詳しい説明を行わない。
【0040】
新規のデータを全て取得し終えると、配信センタ50との接続を切断する(D04)。その後、映像ファイルの配信を受けたか否か、つまり、配信データ中に、図3で示した映像データが含まれていたか否かの判断を行う(D05)。映像ファイルの配信を受けていなければ(D05:NO)、本通信処理を終了する(D08)。一方、映像ファイルの配信を受けていれば(D05:YES)、インデックスファイル2種の自動生成処理、すなわちジャンル映像インデックスファイルの生成処理(D06)及び曲番指定インデックスファイルの生成処理(D07)を行う。これらの自動生成処理の詳細については、図5、図7のフローチャートを参照して詳しく説明する。
【0041】
図5は、図4のD06にて実行されるジャンル映像インデックスの自動生成処理の詳細を示すフローチャートである。また、図6は、本処理によって生成されるジャンル映像インデックスの形式を示している。
ジャンル映像インデックスの生成処理が開始すると(E01)、まず、ハードディスク13内にある古いインデックスファイルを消去し(E02)、新しい空のインデックスファイルを作成する(E03)。
【0042】
次に、E04〜E08のループ処理において、多数の映像ファイルを格納したディレクトリ(/videoディレクトリ)について、全ての映像ファイルを検索・処理する。この/videoディレクトリ内には、通信カラオケ装置1の製品出荷段階から既に多数の映像ファイルが格納されていると共に、先の通信処理において新規に追加または更新された映像ファイルが含まれているものである。映像ファイルの形式については既に説明した通りである。
【0043】
E04〜E08のループ内処理において映像ファイルを1つ選択すると、映像ファイルのヘッダ部、すなわち図3における映像属性情報を読み出す(E05)。映像属性情報に書かれたジャンルコード1〜6に応じて、図6に示したジャンル映像インデックスデータ中のジャンル1〜6のいずれかのファイル名リストに、同ファイルのファイル名を記載し、件数をインクリメント(+1)する(E06)。この処理によって、映像ファイルがジャンル映像インデックスに登録されたことになる。また、先に説明したように、ジャンルコードが無効な「0」を示す場合があるが、この場合はE06の処理が実質的に行われることなく、ジャンルインデックスには登録されない。
【0044】
ファイル名の登録処理(E06)を終えると、次の映像ファイルの処理に進み(E07)、全映像ファイルについて同様の処理を終えるまで繰り返す(E08)。全映像ファイルの処理を終えると、ジャンル映像インデックスの生成処理は終了する(E09)。
【0045】
図7は、図4のD07にて実行される曲番指定映像インデックスの自動生成処理の詳細を示すフローチャートである。また、図8は、本処理によって生成される曲番指定映像インデックスの形式を示している。
曲番指定映像インデックスの生成処理が開始すると(G01)、まず、ハードディスク13内にある古いインデックスファイルを消去し(G02)、新しい空のインデックスファイルを作成する(G03)。
【0046】
次に、G04〜G08のループ処理において、多数の映像ファイルを格納したディレクトリ(/videoディレクトリ)について、全ての映像ファイルを検索・処理する。
G04〜G08のループ内処理において映像ファイルを1つ選択すると、映像ファイルのヘッダ部、すなわち図3における映像属性情報を読み出す(G05)。次に、映像属性情報の先頭に、データサイズと、ファイル名を付け加えた後に、インデックスデータに書き加える処理を行う(G06)。言い換えれば、映像ファイルのファイル名と共に、そのファイルの先頭にある属性情報だけを、曲番指定映像インデックスファイルに収集する処理を行うものである。この処理によって、当該映像ファイルが曲番指定映像インデックスに登録されたことになる。
【0047】
上記登録処理(G06)を終えると、次の映像ファイルの処理に進み(G07)、全映像ファイルについて同上の処理を終えるまで繰り返す(G08)。全映像ファイルの処理を終えると、曲番指定映像インデックスの生成処理は終了する(G09)。
【0048】
なお、この図7に示す曲番指定映像インデックスの自動生成処理が、「インデックス情報生成手段」としての処理に相当する。
以上、図4〜図8を用いて、通信カラオケ装置1が通信による映像データの配信を受け、2種類のインデックスデータを装置内で生成する動作について説明した。
【0049】
次に、図9のフローチャートに基づき、上記生成された2種のインデックスデータと、楽曲データと、映像データとがどのように用いられてカラオケ楽曲演奏が実行されるかを説明する。
図9に示した演奏処理は、操作パネル10に対するユーザによるパネル操作の発生によって開始され(I01)、曲番号が入力されるのを待つ(I02)。曲番号が入力されて曲番号に応じた楽曲データを読込むと(I03)、I04〜I09の処理において曲番指定映像インデックスの検索を行う。図8にそのデータ形式を示したように曲番指定映像インデックスには楽曲指定情報が格納されており、また楽曲指定情報中には、図3に示すように曲番号が格納されているため、その中にユーザから受け付けた曲番号と一致するものが存在するかどうかをチェックし(I05)、一致する曲番号が存在しなければ(I05:NO)、次のデータに進む(I08)。
【0050】
曲番号が一致するのであれば(I05:YES)、CPU14が参照するカレンダ(図示せず)を用いて現在日付がその曲番号と共に楽曲指定情報に格納されている有効期限(図3参照)内であるかどうかをチェックする(I06)。そして、有効期限内であれば(I06:YES)、そのデータ中に含まれている(映像)ファイル名(図8参照)を選択候補としてメモリ15内の選択候補バッファに追加する(I07)。一方、現在日付が有効期限内になければ(I06:NO)、選択候補には加えず、I08へ移行する。
【0051】
このように、I04〜I09の処理において、曲番号指定映像インデックスをチェックし、選択された楽曲を個別に指定している映像データのファイル名を抽出する。もちろん、この抽出結果がゼロである可能性もある。
そこで、I10においては選択候補バッファが空(つまり、選択候補がゼロ)か否かを判断し、選択候補がゼロである場合には(I10:YES)、I11に分岐し、今後はジャンル映像インデックスを用いた映像選択アルゴリズムに切り替える。このI11においては、図6に示したジャンル映像インデックスデータ内から、I02にて受け付けた楽曲のジャンルコードに応じたリストを選び、リスト内から映像ファイル名をランダムに選択する処理を行う。
【0052】
一方、I10において、選択候補が1以上ある場合には(I10:NO)、その選択候補中から優先順位値が最も高い映像ファイル名を選択する、2次抽出を行う(I12)。この優先順位値とは、図3において示した楽曲指定情報中の優先順位の項目に記載された値のことである。
【0053】
このように、I11におけるジャンル映像インデックスを用いた映像選択、またはI12における曲番指定映像インデックスを用いた映像選択の、2種の映像選択方法のいずれかによって選出された映像ファイルは、I13において再生が開始され、映像信号としてMPEGデコーダ12より映像処理部11へ出力される。
【0054】
また、I14においては、ユーザ選曲された楽曲の楽音と字幕テキストの再生も開始される。これらデータの再生処理の詳細については、一般的な実装態様であるため説明を省略する。
I14での楽曲の再生が開始されると、I15において楽曲の再生終了(又は操作パネル10に対するユーザによる停止操作)を待機し、楽曲再生が終了すると、I16において演奏処理は終了する。そして、次曲を待機することとなる。
【0055】
なお、図9のI04〜I09の処理が「検索手段」としての処理に相当する。
[実施例の効果]
(a)本実施例の通信カラオケ装置1によれば、カラオケ楽曲の演奏に際して、ハードディスク13内に記憶された曲番指定映像インデックスデータ中から、演奏する曲の番号を楽曲指定情報として持つ映像データのファイル名を検索し、その検索された映像データを用いて背景映像を表示するようにしている。そのため、例えば映像データを更新・追加した場合であっても、既存の楽曲の再生に伴って、更新・追加した映像データによる映像再生が容易に実現できる。楽曲データ側から映像データ側を指定する従来方法では、例えばある楽曲再生に伴ってその楽曲専用の映像を再生させようとした場合、インデックス情報と映像データの両方あるいは楽曲データと映像データの両方を更新・追加しなくてはならないため、仮に映像データのみを更新したいと考えた場合であっても両者を更新等しなくてはならず、非効率的である。それに対して本実施例の場合には、両方を変更・更新する必要がなく効率的である。このように、音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等があっても、容易に映像と楽曲との連携関係を図れ、また本実施例では楽曲データ・映像データを配信センタ50から配信するようにしているが、その配信すべきデータ量が相対的に減るため通信費が嵩むことがなくなる。
【0056】
(b)また、図9に示すように、ジャンル映像による映像選択方法と、曲番号指定による固有の映像選択方法との両方の映像選択アルゴリズムを備えている。そのため、映像データを両者に共通のものとすることも、共通しない完全な曲番号固有のものとすることも、映像データの制作時に自由に決定でき、映像コンテンツの有効利用を図ることができる。
【0057】
(c)また、曲番号指定による固有の映像選択においては、その指定情報に有効期限と優先順位とを持たせているため、例えば人気のある楽曲について一定期間のみタイアップした映像を使用し、人気の収束と共に通常のジャンルによるマッチング映像に戻る、といった運用が可能になる。
【0058】
[別実施例]
(1)上記実施例では、映像データの配信があった場合に曲番指定映像インデックスデータ及びジャンル映像インデックスデータを生成してハードディスク13に格納するようにした。このようにすれば、そのインデックスデータのみを検索するだけで映像データの決定ができるため、決定に要する処理時間の低減が図れる。但し、このようなインデックスデータを生成せず、映像データを検索する必要が生じた場合にリアルタイムで検索する手法も採用可能である。
【0059】
つまり、図3に示すような映像データをハードディスク13に格納しておき、検索時には、その映像データ中の映像属性情報を順番に検索していくようにしても実現可能である。もちろん、上記実施例のようなインデックスデータを予め生成しておく場合に比べれば相対的に検索に要する時間は増加するが、CPU14の高機能化によって実用上問題ない検索時間になるのであれば、あえてインデックス情報を生成しなくてもよい。
【0060】
(2)上記実施例では、いわゆる通信カラオケシステムとして、配信センタ50から通信カラオケ装置1へ映像データを配信するようにしたが、例えばCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体を介して映像データの更新・追加を行う場合であっても同様に実現でき、同様の効果を得ることができます。
【0061】
また、カラオケ装置以外であっても、音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等が発生するような音楽再生装置であれば、同様に適用できる。
(3)上記実施例では、図3に示すように、映像データ中に楽曲指定情報が含まれており、それに基づいて曲番指定映像インデックスデータを生成していたが、例えば映像データとは別に、映像データのファイル名と楽曲指定情報との対応関係を示すデータを配信センタ50から通信カラオケ装置1に配信してもよい。つまり、つまり、上記実施例では通信カラオケ装置1内で生成している曲番指定映像インデックスデータのような形式のデータを配信するのである。
【0062】
但し、上記実施例のような映像データ中に楽曲指定情報を含めて配信した方が、以下の点で好ましい。例えば、通信カラオケシステムにおいて、全国の通信カラオケ装置に対して、まず曲番指定映像インデックスデータを配信し、次いで10個の映像データを配信するような場合を考える。個々のカラオケ装置毎に通信状況は異なるのが当然であるため、10個全ての映像データを取得完了した装置もあれば、2つしか取得していない装置も発生し得る。この場合、後者のカラオケ装置においては、曲番指定映像インデックスデータに新しく配信される予定の10個の映像データが登録されているにもかかわらず実際には2個の映像データしか受信していないため、実際の映像再生に際して映像データが見つからないという不具合を生じることになる。それでは、例えば10個の映像データを配信し終えたところで、改めて対応関係情報を配信すればよいようにも思えるが、高速回線とはいえ映像データの配信には長時間を要するのであり、配信を終えた映像データが個別に利用可能でなければ、映像データを時節に応じて更新可能であるという折角の利点が減じてしまう。したがって、このような観点で、上記実施例のような映像データ中に楽曲指定情報を含めて配信する手法は利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の通信カラオケ装置1の構成及び稼働時の周辺機器の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の通信カラオケ装置1のハードディスク13内部に収録される楽曲データの形式を示す説明図である。
【図3】ハードディスク13内部に収録される映像データの形式を示す説明図である。
【図4】通信カラオケ装置1にて実行される通信処理の概要を示すフローチャートである。
【図5】図4のD06にて実行されるジャンル映像インデックスの自動生成処理の詳細を示すフローチャートである
【図6】図5の処理によって生成されるジャンル映像インデックスの形式を示す説明図である。
【図7】図4のD07にて実行される曲番指定映像インデックスの自動生成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】図7の処理によって生成される曲番指定映像インデックスの形式を示す説明図である。
【図9】実施例の通信カラオケ装置1にて実行されるカラオケ演奏処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信カラオケ装置、10…操作パネル、11…映像処理部、12…MPEGEデコーダ、13…ハードディスク、14…CPU、15…メモリ、16…LANインターフェース、17…USBインターフェイス、18…MIDI音源部、19…音声処理部、20…アンプ、22…スピーカ、23…マイクロフォン、24…DVD−ROMドライブ、26…モニタ、27…ADSLモデム、30…インターネット、50…配信センタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽曲を演奏する際に、その内容にマッチした画像を表示する機能を有する音楽再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、楽曲を演奏する際に、その楽曲の内容にマッチした画像を表示する機能を有する音楽再生装置が知られており、その代表的なものとしてカラオケ装置が挙げられる。一般的な通信カラオケ装置においては、通信手段としてのモデムを内臓し、配信センタから次々に配信される新譜楽曲データを取り込み、カラオケ楽曲として提供することができる。
【0003】
一方で、背景映像に関しては、通信カラオケ装置の周辺機器として背景映像再生の専用装置を接続し、同装置に対して通信カラオケ装置から楽曲毎のジャンル情報等を送信し、楽曲のジャンルに適合した映像出力を得ると共に、通信カラオケ装置本体において生成した字幕映像と合成した上で、モニタに出力するものが多かった(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特公平7−108025号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような背景映像再生のアルゴリズムには様々なものがあり、また、通信カラオケ装置本体と、背景映像再生の装置を一体化したものも登場しているが、楽曲データと異なり、映像データは配信による更新・追加が不可能であるものが大半であった。これは、楽曲データに対し、映像データの容量が非常に大きく、モデムによる通信では転送不可能であること、同じく容量の問題からハードディスク装置に保持することが難しいことによる。
【0006】
しかし、近年、ハードディスク装置の大容量化と、ADSL等ブロードバンドと呼ばれる高速の通信手段の普及によって、楽曲データと同様に映像データを配信することが現実的に可能となりつつある。そのため、背景映像をも配信によって更新・追加が可能な通信カラオケ装置が登場しつつあるが、大容量のハードディスク装置と、高速な通信手段が利用可能となっても、カラオケ楽曲のコンテンツ数に比して、背景映像のコンテンツ数が遥かに少なく、したがって従来通り大多数の楽曲においてはジャンルを用いたマッチングによる背景映像の再生に頼らざるを得ない点はこれまで通りである。
【0007】
ただし、カラオケ楽曲の数万にも上るコンテンツ全体からすれば少数ではあるが、楽曲固有に作成された専用の映像を、順次配信していくことによって、コンテンツの充実を図ることは可能になるのであり、これらは特に人気のある曲目、アニメなど映像文化との結びつきの強い曲目、歌手本人の映像を使用するようなプロモーション効果として利用される。また、ジャンルを用いたマッチング用に準備された汎用性のある背景映像も、繰り返し再生されていく内に次第に古臭く感じられるものであり、こうした背景映像を暫時入れ替えて行くことで、背景映像の内容に新鮮さを保つことが可能になる。
【0008】
このように、背景映像を配信可能とした通信カラオケ装置においては、従来通り多数の楽曲データを配信する一方で、それよりは遥かに少数の映像データを配信することで、効果的な運用を図ることになるが、楽曲データと映像データの配信量に開きが大きく、まったく非対称であることから、その連携に問題を生じることが予想される。
【0009】
従来、背景映像の配信が不可能であった旧来の通信カラオケ装置においては、固定量の映像データ群に対し、この全ての映像データ群を全ての楽曲データ群と結びつけるための膨大なデータ量のインデックスデータを保持するのが通常であった。このインデックスデータは、映像データの群体に対し、映像内容のジャンル毎に準備しておき、楽曲の再生に際しては、その楽曲のジャンルに応じたインデックスを閲覧し、インデックスに登録された映像データのいずれかを選び、これを再生するといった利用がなされる。ところが、背景映像を配信可能とした通信カラオケ装置においては、楽曲データと共に映像データも追加・更新されるのであり、このようなインデックスを用いて楽曲データと映像データの連携を図る方法には問題がある。また、映像データが追加・更新される毎にインデックスデータも追加・更新するとすれば、インデックスデータはデータ量が膨大でああり且つインデックスデータを全て送信する必要があるため、通信費が嵩むという問題がある。
【0010】
なお、これまでの説明では背景映像を配信にてカラオケ装置側へ送る場合を例示して説明したが、例えばCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体を介して映像データの更新・追加を行う場合であっても同様の問題が生じる。
そこで、音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等があっても、容易に映像と楽曲との連携関係を図れるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
(1)上述した問題点を解決するためになされた請求項1に係る音楽再生装置は、楽曲データを記憶しておく楽曲データ記憶手段と、その楽曲データ記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて楽曲再生を行う楽曲再生手段と、映像データを記憶しておく映像データ記憶手段と、その映像データ記憶手段に記憶されている映像データに基づいて映像再生を行う映像再生手段とを備えており、映像再生手段が、楽曲再生手段による楽曲再生に伴って映像再生を行う。このような音楽再生装置としては、例えば請求項8に示すように、楽曲再生手段がカラオケ曲を再生し、映像再生手段が背景映像を再生するカラオケ装置として実現することができる。もちろん、楽曲がカラオケ曲ではなく通常の音楽曲であるような装置であってもよい。
【0012】
このような音楽再生装置において、映像データ記憶手段は、映像データに対応して当該映像データが再生されるべき対応楽曲を指定する情報(楽曲指定情報)を記憶しており、さらに、楽曲再生手段による楽曲再生に際して、当該楽曲を楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している映像データを検索する検索手段を備えている。そして、映像再生手段は、検索手段の検索結果に基づいて映像データを再生する。
【0013】
なお、映像データに対応した楽曲指定情報の記憶の仕方としては、映像データ中に楽曲指定情報を含めてもよいし、また映像データと楽曲指定情報との対応関係を示すインデックステーブルの形式で映像データに付随させて記憶していても良い。
【0014】
このように、映像データ記憶手段が映像データに対応する楽曲指定情報を記憶し、楽曲再生手段による楽曲再生に際して、当該楽曲を楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している映像データを検索するようにしたため、例えば映像データを更新・追加した場合であってもその映像データと対応する楽曲指定情報を追加・更新するので、既存の楽曲の再生に伴って、更新・追加した映像データによる映像再生が容易に実現できる。楽曲から映像を指定する従来方法では、例えばある楽曲再生に伴ってその楽曲専用の映像を再生させようとした場合、インデックス情報と映像データの両方あるいは楽曲データと映像データの両方を更新・追加しなくてはならないため、仮に映像データのみを更新したいと考えた場合であっても両者を更新等しなくてはならず、非効率的である。それに対して本発明の場合には、両方を変更・更新する必要がなく効率的である。このように、音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等があっても、容易に映像と楽曲との連携関係を図れ、また楽曲データ・映像データを外部の配信センタから配信可能とした例えば通信カラオケ装置等に適用した場合であれば通信費が嵩むことがなくなる。
【0015】
(2)映像再生手段が映像再生に用いる映像データを決定する手法としては、例えば次に示す2つが挙げられる。
まずは、請求項2に示すように、予めインデックス情報を作成して記憶しておく手法である。つまり、映像データは楽曲指定情報を有し、インデックス情報生成手段が、映像データ記憶手段に記憶されている全ての映像データの楽曲指定情報を抽出し、映像データと楽曲データとの対応関係を示すインデックス情報を生成し、そのインデックス情報をインデックス情報記憶手段に記憶しておく。そして、検索手段が、そのインデックス情報記憶手段に記憶されているインデックス情報に基づいて映像再生に用いる映像データを決定するのである。このインデックス情報の生成は、例えば請求項3に示すように、映像データ記憶手段内における映像データの更新又は追加の度に行うことが考えられる。
【0016】
このようにすれば、インデックス情報のみを検索するだけで映像データの決定ができるため、決定に要する処理時間の低減が図れる。また楽曲データ・映像データを外部の配信センタから配信可能とした例えば通信カラオケ装置等に適用した場合であれば、インデックス情報自体は装置内で生成されるため通信が不要となり、通信費が嵩むことがない。
【0017】
一方、このようなインデックス情報を生成せず、請求項4に示すように、映像再生時にリアルタイムに検索しても良い。つまり、映像データは楽曲指定情報を有し、検索手段は、楽曲再生手段による楽曲再生に伴って映像再生を行う必要が生じた場合、映像データ記憶手段に記憶されている映像データの楽曲指定情報を検索し、映像再生手段は、その検索結果に基づいて、楽曲指定情報中において楽曲再生手段による楽曲再生の対象曲が対応楽曲として指定されている映像データの再生を行うのである。インデックス情報を予め生成しておいた方が確かに検索は高速化されるが、例えばCPUの高機能化によって必要時にリアルタイムに検索しても実用上問題ないのであれば、あえてインデックス情報を生成しなくてもよい。
【0018】
(3)ところで、楽曲と映像は必ず1対1の関係になくてはならないわけではなく、1対多(複数)であってもよい。つまり、複数の映像データの楽曲指定情報中において同じ曲が対応楽曲として指定されていてもよい。その場合、例えば最終的に映像再生に用いる映像データを決定するにあたり、例えばランダムに選択してもよいが、請求項5に示すようにしてもよい。つまり、楽曲指定情報に、当該情報の含められている映像データが対応楽曲に用いられる際の優先順位情報も含めておく。そして、検索手段が、楽曲再生手段による楽曲再生の対象となる楽曲を前記楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している映像データが複数存在する場合には、その優先順位情報も加味して映像再生に用いる映像データを決定するのである。例えば最も優先順位が高いものを選択する、といったことである。
【0019】
(4)また、請求項6に示すように、楽曲指定情報に、当該情報の含められている映像データが対応楽曲に用いられることを許可する有効期限を示す情報も含めておき、検索手段が、その有効期限情報も加味して映像再生に用いる映像データを決定するようにしてもよい。これは、同じ曲に同じ内容の映像データが繰り返し再生される状態が続くと、次第に古臭く感じられていくため、背景映像を暫時入れ替えて行くことで背景映像の内容に新鮮さを保つための工夫である。例えば有効期限内であればその映像データを使用しても良いが、有効期限を過ぎるとその映像データは対応する楽曲については使用しないようにするのである。なお、映像データ自体をどのような楽曲に対しても使用しない、ということを意味するのではなく、対応楽曲毎に有効期限を異ならせれば、ある楽曲Aについては有効期限を過ぎているため使用しないが、別の楽曲Bについては有効期限内であるため使用する、といったことも当然可能である。
【0020】
(5)例えば上記(4)のように有効期限によって映像データの使用可否を判断した場合、楽曲指定情報に基づくだけでは映像再生に用いる映像データを決定できないことも考えられる。そこで、請求項7に示すようにすることも考えられる。つまり、映像データ中に、当該映像データに基づく映像再生がされるべき対応楽曲のジャンルを示す情報(ジャンル情報)も含めておく。そして、検索手段は、楽曲再生手段による楽曲再生の対象となる楽曲を楽曲指定情報中において対応楽曲として指定しており、且つ有効期限情報によって示された有効期限内の映像データが存在しない場合には、ジャンル情報に基づいて映像再生に用いる映像データを決定するのである。楽曲指定情報の場合には、楽曲と映像とをタイトにマッチングさせるものであるが、このジャンル情報の場合は、相対的に「ゆるやかな」マッチングである。このような両系統のマッチング手法を持つことで、映像と楽曲との連携関係をより適切に図ることができる。
【0021】
また、請求項1〜8の何れかに記載の音楽再生装置における映像再生手段及び検索手段をコンピュータにて実現する場合、例えばコンピュータで実行するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行することにより、映像再生手段としての機能を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0023】
[カラオケ装置及びその周辺機器の構成]
図1は、本実施例の通信カラオケ装置1の構成及び稼働時の周辺機器の構成を示すブロック図である。
本実施例の通信カラオケ装置1は、通信カラオケ装置1全体の制御を司るCPU14、及びこのCPU14に接続された以下の各部、すなわち曲の予約操作などを行うための操作パネル10、画像情報等を映像化するための映像処理部11、MPEG2映像データの再生手段となるMPEGデコーダ12、カラオケ演奏用の楽曲データ(図2参照)や映像データ(図3参照)その他各種データを記憶しているハードディスク(HDD)13、システムプログラムや各種の設定に必要な設定データなどを記憶しておくメモリ15、LANインターフェース16、USBインターフェイス17、MIDIデータ(楽曲データ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源部18、MIDI音源部18による再生音及び利用者(歌唱者)の歌声をミキシングする等して適宜音声処理を施す音声処理部19を備えている。
【0024】
音声処理部19はアンプ20と接続されており、音声処理部19から出力された音声情報に係る電気信号はアンプ20によって増幅等されてスピーカ22に出力され、このスピーカ22から伴奏曲及び利用者(歌唱者)の歌声等が発せられる。また、利用者(歌唱者)の歌声等はマイクロフォン(以下、単にマイクと称す。)23を介して音声処理部19に入力される。また、映像処理部11は背景画及び歌詞等を表示するモニタ26と接続されている。また、LANインターフェース16は、LANケーブルを介して接続されたADSLモデム27によって、インターネット30を経由した配信センタ50との通信を行うことができる。また、USBインターフェイス17は、オプションとして例えばDVD−ROMドライブ24を接続することが可能になっている。
【0025】
ここで、操作パネル10は、利用者によって操作されるものであり、任意の曲の選択、演奏音の音程の調整、演奏と歌との音量バランスの調整、その他エコー、音量、トーンなど各種調整を行うためのスイッチ・ボタン類を有している。
また、ハードディスク13には、楽曲データや画像情報などのコンテンツデータなどが記憶されている。そして、操作パネル10の操作部を介して曲が選択されると、CPU14は、楽曲データや画像情報をハードディスク13から呼び出して、映像処理部11およびMIDI音源部18に同期させて出力するようになっている。
【0026】
CPU14から出力されるMIDIデータは、MIDI音源部18においてアナログの演奏音信号に変換された後、音声処理部19へ送られ、マイク23を介して入力される利用者の歌唱音信号と適度な割合でミキシングされる。そして、このミキシングされた歌唱音信号と演奏音信号はアンプ20へ送られて電気的に増幅される。さらに、アンプ20からスピーカ22に出力され音声及び演奏音となってスピーカ22から外部へ出力される。
【0027】
一方、映像処理部11は、CPU14の制御の下、CPU14によってハードディスク13から読み出された画像情報(歌詞データ)に基づいて歌詞映像の再生を行うものである。CPU14によりハードディスク13から読み出された画像情報(背景画データ)は、MPEGデコーダ12によって背景映像として再生された後に映像処理部11によって歌詞映像と合成され、モニタ26へ出力される。これによって、モニタ26の画面に背景映像とともに歌詞テロップが表示される。
【0028】
なお、これらCPU14が実行する処理のためのソフトウェアもハードディスク13に格納されている。
このような構成のため、利用者は、モニタ26に表示される歌詞テロップを参照しながら、スピーカ22より流れるカラオケ演奏にあわせ、マイク23を使って歌唱できるようになっている。
【0029】
なお、本実施例においては、ハードディスク13が「楽曲データ記憶手段」、「映像データ記憶手段」及び「インデックス情報記憶手段」に相当し、CPU14及びMIDI音源部18が「楽曲再生手段」に相当し、CPU14及びMPEGデコーダ12が「映像再生手段」に相当する。また、CPU14は「検索手段」、「インデックス情報生成手段」にも相当する。さらに、操作パネル10が「指定手段」に相当する。
【0030】
[楽曲データの形式]
図2は、ハードディスク13内部に収録される楽曲データの形式を示す説明図である。
楽曲データは、曲目毎のコンテンツとして1楽曲1ファイルとして収録され、ハードディスク13内の/songディレクトリにまとめられており(図2(a)参照)、この楽曲データはインターネット30等を経由して配信センタ50から配信が可能である。そのファイル名にはその楽曲の曲番号そのものが付与されており、操作パネル10に対するユーザ操作による選曲(選曲番号の入力)によって、演奏すべき楽曲データの入ったファイルを特定できるようになっている。
【0031】
楽曲データの内部は、楽曲属性情報と、MIDI楽音データ/テキスト字幕データに分かれている(図2(b)参照)。楽音データと字幕データは、CPU14が再生ソフトウェアを用いてMIDI音源部18及び映像処理部11を制御することによりカラオケ楽曲演奏を行うものであるが、カラオケ装置において一般的な実装様態であるため、詳しい説明は行わない。
【0032】
一方、楽曲属性情報は、さらに楽曲名、歌手名、ジャンルコードなどに分かれている。図2(b)に示す例の場合には、曲番号555の楽曲データファイル(s000555.sng)は、楽曲名「まっ赤な男の子」、歌手名「歌美謡子」、ジャンルコード「6」となっており、本通信カラオケ装置1の運用上規定されているジャンルコード表(図2(c)参照)に従い、そのジャンルは「ナツメロ」であることがわかる。
【0033】
[映像データの形式]
図3は、ハードディスク13内部に収録される映像データの形式を示す説明図である。
映像データは、数十秒〜数分程度のコンテンツとして1映像1ファイルとして収録され、ハードディスク13の/videoディレクトリにまとめられており(図3(a)参照)、この楽曲データはインターネット30等を経由して配信センタ50から配信が可能である。。そのファイル名には、管理番号としての連番が振られているが、この管理番号自体には楽曲等との関係を示す意味はない。
【0034】
映像ファイルの内部は、映像属性情報と、MPEG2映像データの2つに分かれている(図3(b)参照)。MPEG2映像データは、MPEG規格による圧縮映像データであり、MPEGデコーダ12(図1参照)に送り込まれることによって、撮影・編集時の映像を再生できるものである。
【0035】
図3(b)に示すように、映像属性情報は、さらにジャンルコードと、複数の楽曲指定情報とが格納されており、楽曲指定情報は可変個数であるために楽曲指定情報数nの項目がある。
楽曲指定情報はさらに、曲番号、有効期限、優先順位とに分かれており、図3の例によれば、映像データファイルv00123.vobに収録された映像は、ジャンルコード[5]のアニメであり、曲番号[105番]での再生が所望されており、その有効期限は[2003/01/01]〜[2004/03/10]であり、優先順位は[9]となっている。
【0036】
この場合、この映像ファイルは、有効期限の範囲内であれば、曲番号105番においては優先順位9の最高順位で再生されることを示している。同時に、ジャンルコードが5のアニメであることから、有効期限に関係なく、ジャンル方式によって楽曲と映像をマッチングさせる場合には、適合ジャンルの楽曲であれば選択される可能性もあることを示している。
【0037】
この映像属性情報のジャンルコードには無効な値[0]を取ることも可能としており、[0]が指定されていれば、ジャンル方式での再生選択は発生しないため、楽曲指定情報による固有楽曲に完全に特化した映像とすることができるものである。
【0038】
また、楽曲指定情報は上述したように複数存在することができるが、このことにより、楽曲と映像を多対1の関係とすることも可能になっている。つまり、1つの映像を複数の曲に用いることができる。
[通信カラオケ装置1の動作説明]
図4は、通信カラオケ装置1にて実行される通信処理の概要を示すフローチャートである。
【0039】
通信カラオケ装置1は所定時間(例えば24時間)毎などの定期的サイクルにおいて通信処理を開始し(D01)、配信センタ50とのネットワーク接続を行って(D02)、配信センタ50より、新規に制作された楽曲データ及び映像データを取得する(D03)。この通信によるデータ配信処理については、既に一般的な実装態様であるため、特に詳しい説明を行わない。
【0040】
新規のデータを全て取得し終えると、配信センタ50との接続を切断する(D04)。その後、映像ファイルの配信を受けたか否か、つまり、配信データ中に、図3で示した映像データが含まれていたか否かの判断を行う(D05)。映像ファイルの配信を受けていなければ(D05:NO)、本通信処理を終了する(D08)。一方、映像ファイルの配信を受けていれば(D05:YES)、インデックスファイル2種の自動生成処理、すなわちジャンル映像インデックスファイルの生成処理(D06)及び曲番指定インデックスファイルの生成処理(D07)を行う。これらの自動生成処理の詳細については、図5、図7のフローチャートを参照して詳しく説明する。
【0041】
図5は、図4のD06にて実行されるジャンル映像インデックスの自動生成処理の詳細を示すフローチャートである。また、図6は、本処理によって生成されるジャンル映像インデックスの形式を示している。
ジャンル映像インデックスの生成処理が開始すると(E01)、まず、ハードディスク13内にある古いインデックスファイルを消去し(E02)、新しい空のインデックスファイルを作成する(E03)。
【0042】
次に、E04〜E08のループ処理において、多数の映像ファイルを格納したディレクトリ(/videoディレクトリ)について、全ての映像ファイルを検索・処理する。この/videoディレクトリ内には、通信カラオケ装置1の製品出荷段階から既に多数の映像ファイルが格納されていると共に、先の通信処理において新規に追加または更新された映像ファイルが含まれているものである。映像ファイルの形式については既に説明した通りである。
【0043】
E04〜E08のループ内処理において映像ファイルを1つ選択すると、映像ファイルのヘッダ部、すなわち図3における映像属性情報を読み出す(E05)。映像属性情報に書かれたジャンルコード1〜6に応じて、図6に示したジャンル映像インデックスデータ中のジャンル1〜6のいずれかのファイル名リストに、同ファイルのファイル名を記載し、件数をインクリメント(+1)する(E06)。この処理によって、映像ファイルがジャンル映像インデックスに登録されたことになる。また、先に説明したように、ジャンルコードが無効な「0」を示す場合があるが、この場合はE06の処理が実質的に行われることなく、ジャンルインデックスには登録されない。
【0044】
ファイル名の登録処理(E06)を終えると、次の映像ファイルの処理に進み(E07)、全映像ファイルについて同様の処理を終えるまで繰り返す(E08)。全映像ファイルの処理を終えると、ジャンル映像インデックスの生成処理は終了する(E09)。
【0045】
図7は、図4のD07にて実行される曲番指定映像インデックスの自動生成処理の詳細を示すフローチャートである。また、図8は、本処理によって生成される曲番指定映像インデックスの形式を示している。
曲番指定映像インデックスの生成処理が開始すると(G01)、まず、ハードディスク13内にある古いインデックスファイルを消去し(G02)、新しい空のインデックスファイルを作成する(G03)。
【0046】
次に、G04〜G08のループ処理において、多数の映像ファイルを格納したディレクトリ(/videoディレクトリ)について、全ての映像ファイルを検索・処理する。
G04〜G08のループ内処理において映像ファイルを1つ選択すると、映像ファイルのヘッダ部、すなわち図3における映像属性情報を読み出す(G05)。次に、映像属性情報の先頭に、データサイズと、ファイル名を付け加えた後に、インデックスデータに書き加える処理を行う(G06)。言い換えれば、映像ファイルのファイル名と共に、そのファイルの先頭にある属性情報だけを、曲番指定映像インデックスファイルに収集する処理を行うものである。この処理によって、当該映像ファイルが曲番指定映像インデックスに登録されたことになる。
【0047】
上記登録処理(G06)を終えると、次の映像ファイルの処理に進み(G07)、全映像ファイルについて同上の処理を終えるまで繰り返す(G08)。全映像ファイルの処理を終えると、曲番指定映像インデックスの生成処理は終了する(G09)。
【0048】
なお、この図7に示す曲番指定映像インデックスの自動生成処理が、「インデックス情報生成手段」としての処理に相当する。
以上、図4〜図8を用いて、通信カラオケ装置1が通信による映像データの配信を受け、2種類のインデックスデータを装置内で生成する動作について説明した。
【0049】
次に、図9のフローチャートに基づき、上記生成された2種のインデックスデータと、楽曲データと、映像データとがどのように用いられてカラオケ楽曲演奏が実行されるかを説明する。
図9に示した演奏処理は、操作パネル10に対するユーザによるパネル操作の発生によって開始され(I01)、曲番号が入力されるのを待つ(I02)。曲番号が入力されて曲番号に応じた楽曲データを読込むと(I03)、I04〜I09の処理において曲番指定映像インデックスの検索を行う。図8にそのデータ形式を示したように曲番指定映像インデックスには楽曲指定情報が格納されており、また楽曲指定情報中には、図3に示すように曲番号が格納されているため、その中にユーザから受け付けた曲番号と一致するものが存在するかどうかをチェックし(I05)、一致する曲番号が存在しなければ(I05:NO)、次のデータに進む(I08)。
【0050】
曲番号が一致するのであれば(I05:YES)、CPU14が参照するカレンダ(図示せず)を用いて現在日付がその曲番号と共に楽曲指定情報に格納されている有効期限(図3参照)内であるかどうかをチェックする(I06)。そして、有効期限内であれば(I06:YES)、そのデータ中に含まれている(映像)ファイル名(図8参照)を選択候補としてメモリ15内の選択候補バッファに追加する(I07)。一方、現在日付が有効期限内になければ(I06:NO)、選択候補には加えず、I08へ移行する。
【0051】
このように、I04〜I09の処理において、曲番号指定映像インデックスをチェックし、選択された楽曲を個別に指定している映像データのファイル名を抽出する。もちろん、この抽出結果がゼロである可能性もある。
そこで、I10においては選択候補バッファが空(つまり、選択候補がゼロ)か否かを判断し、選択候補がゼロである場合には(I10:YES)、I11に分岐し、今後はジャンル映像インデックスを用いた映像選択アルゴリズムに切り替える。このI11においては、図6に示したジャンル映像インデックスデータ内から、I02にて受け付けた楽曲のジャンルコードに応じたリストを選び、リスト内から映像ファイル名をランダムに選択する処理を行う。
【0052】
一方、I10において、選択候補が1以上ある場合には(I10:NO)、その選択候補中から優先順位値が最も高い映像ファイル名を選択する、2次抽出を行う(I12)。この優先順位値とは、図3において示した楽曲指定情報中の優先順位の項目に記載された値のことである。
【0053】
このように、I11におけるジャンル映像インデックスを用いた映像選択、またはI12における曲番指定映像インデックスを用いた映像選択の、2種の映像選択方法のいずれかによって選出された映像ファイルは、I13において再生が開始され、映像信号としてMPEGデコーダ12より映像処理部11へ出力される。
【0054】
また、I14においては、ユーザ選曲された楽曲の楽音と字幕テキストの再生も開始される。これらデータの再生処理の詳細については、一般的な実装態様であるため説明を省略する。
I14での楽曲の再生が開始されると、I15において楽曲の再生終了(又は操作パネル10に対するユーザによる停止操作)を待機し、楽曲再生が終了すると、I16において演奏処理は終了する。そして、次曲を待機することとなる。
【0055】
なお、図9のI04〜I09の処理が「検索手段」としての処理に相当する。
[実施例の効果]
(a)本実施例の通信カラオケ装置1によれば、カラオケ楽曲の演奏に際して、ハードディスク13内に記憶された曲番指定映像インデックスデータ中から、演奏する曲の番号を楽曲指定情報として持つ映像データのファイル名を検索し、その検索された映像データを用いて背景映像を表示するようにしている。そのため、例えば映像データを更新・追加した場合であっても、既存の楽曲の再生に伴って、更新・追加した映像データによる映像再生が容易に実現できる。楽曲データ側から映像データ側を指定する従来方法では、例えばある楽曲再生に伴ってその楽曲専用の映像を再生させようとした場合、インデックス情報と映像データの両方あるいは楽曲データと映像データの両方を更新・追加しなくてはならないため、仮に映像データのみを更新したいと考えた場合であっても両者を更新等しなくてはならず、非効率的である。それに対して本実施例の場合には、両方を変更・更新する必要がなく効率的である。このように、音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等があっても、容易に映像と楽曲との連携関係を図れ、また本実施例では楽曲データ・映像データを配信センタ50から配信するようにしているが、その配信すべきデータ量が相対的に減るため通信費が嵩むことがなくなる。
【0056】
(b)また、図9に示すように、ジャンル映像による映像選択方法と、曲番号指定による固有の映像選択方法との両方の映像選択アルゴリズムを備えている。そのため、映像データを両者に共通のものとすることも、共通しない完全な曲番号固有のものとすることも、映像データの制作時に自由に決定でき、映像コンテンツの有効利用を図ることができる。
【0057】
(c)また、曲番号指定による固有の映像選択においては、その指定情報に有効期限と優先順位とを持たせているため、例えば人気のある楽曲について一定期間のみタイアップした映像を使用し、人気の収束と共に通常のジャンルによるマッチング映像に戻る、といった運用が可能になる。
【0058】
[別実施例]
(1)上記実施例では、映像データの配信があった場合に曲番指定映像インデックスデータ及びジャンル映像インデックスデータを生成してハードディスク13に格納するようにした。このようにすれば、そのインデックスデータのみを検索するだけで映像データの決定ができるため、決定に要する処理時間の低減が図れる。但し、このようなインデックスデータを生成せず、映像データを検索する必要が生じた場合にリアルタイムで検索する手法も採用可能である。
【0059】
つまり、図3に示すような映像データをハードディスク13に格納しておき、検索時には、その映像データ中の映像属性情報を順番に検索していくようにしても実現可能である。もちろん、上記実施例のようなインデックスデータを予め生成しておく場合に比べれば相対的に検索に要する時間は増加するが、CPU14の高機能化によって実用上問題ない検索時間になるのであれば、あえてインデックス情報を生成しなくてもよい。
【0060】
(2)上記実施例では、いわゆる通信カラオケシステムとして、配信センタ50から通信カラオケ装置1へ映像データを配信するようにしたが、例えばCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体を介して映像データの更新・追加を行う場合であっても同様に実現でき、同様の効果を得ることができます。
【0061】
また、カラオケ装置以外であっても、音楽再生に伴って映像再生を行う場合に用いる映像データの更新・追加等が発生するような音楽再生装置であれば、同様に適用できる。
(3)上記実施例では、図3に示すように、映像データ中に楽曲指定情報が含まれており、それに基づいて曲番指定映像インデックスデータを生成していたが、例えば映像データとは別に、映像データのファイル名と楽曲指定情報との対応関係を示すデータを配信センタ50から通信カラオケ装置1に配信してもよい。つまり、つまり、上記実施例では通信カラオケ装置1内で生成している曲番指定映像インデックスデータのような形式のデータを配信するのである。
【0062】
但し、上記実施例のような映像データ中に楽曲指定情報を含めて配信した方が、以下の点で好ましい。例えば、通信カラオケシステムにおいて、全国の通信カラオケ装置に対して、まず曲番指定映像インデックスデータを配信し、次いで10個の映像データを配信するような場合を考える。個々のカラオケ装置毎に通信状況は異なるのが当然であるため、10個全ての映像データを取得完了した装置もあれば、2つしか取得していない装置も発生し得る。この場合、後者のカラオケ装置においては、曲番指定映像インデックスデータに新しく配信される予定の10個の映像データが登録されているにもかかわらず実際には2個の映像データしか受信していないため、実際の映像再生に際して映像データが見つからないという不具合を生じることになる。それでは、例えば10個の映像データを配信し終えたところで、改めて対応関係情報を配信すればよいようにも思えるが、高速回線とはいえ映像データの配信には長時間を要するのであり、配信を終えた映像データが個別に利用可能でなければ、映像データを時節に応じて更新可能であるという折角の利点が減じてしまう。したがって、このような観点で、上記実施例のような映像データ中に楽曲指定情報を含めて配信する手法は利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の通信カラオケ装置1の構成及び稼働時の周辺機器の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の通信カラオケ装置1のハードディスク13内部に収録される楽曲データの形式を示す説明図である。
【図3】ハードディスク13内部に収録される映像データの形式を示す説明図である。
【図4】通信カラオケ装置1にて実行される通信処理の概要を示すフローチャートである。
【図5】図4のD06にて実行されるジャンル映像インデックスの自動生成処理の詳細を示すフローチャートである
【図6】図5の処理によって生成されるジャンル映像インデックスの形式を示す説明図である。
【図7】図4のD07にて実行される曲番指定映像インデックスの自動生成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】図7の処理によって生成される曲番指定映像インデックスの形式を示す説明図である。
【図9】実施例の通信カラオケ装置1にて実行されるカラオケ演奏処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信カラオケ装置、10…操作パネル、11…映像処理部、12…MPEGEデコーダ、13…ハードディスク、14…CPU、15…メモリ、16…LANインターフェース、17…USBインターフェイス、18…MIDI音源部、19…音声処理部、20…アンプ、22…スピーカ、23…マイクロフォン、24…DVD−ROMドライブ、26…モニタ、27…ADSLモデム、30…インターネット、50…配信センタ。
Claims (9)
- 楽曲データを記憶しておく楽曲データ記憶手段と、
その楽曲データ記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて楽曲再生を行う楽曲再生手段と、
映像データを記憶しておく映像データ記憶手段と、
その映像データ記憶手段に記憶されている映像データに基づいて映像再生を行う映像再生手段と、
を備え、前記映像再生手段は、前記楽曲再生手段による楽曲再生に伴って映像再生を行う音楽再生装置であって、
前記映像データ記憶手段は、前記映像データに対応して当該映像データが再生されるべき対応楽曲を指定する情報(以下、楽曲指定情報と称す。)を記憶し、さらに、前記楽曲再生手段による楽曲再生に際して、当該楽曲を前記楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している映像データを検索する検索手段を備え、
前記映像再生手段は、前記検索手段の検索結果に基づいて映像データを再生する
音楽再生装置。 - 請求項1に記載の音楽再生装置において、
前記映像データは、前記楽曲指定情報を有し、
さらに、
前記映像データ記憶手段に記憶されている全ての映像データの楽曲指定情報を抽出し、映像データと楽曲データとの対応関係を示すインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、
前記インデックス情報生成手段によって生成されたインデックス情報を記憶しておくインデックス情報記憶手段と、
を備え、
前記検索手段は、前記インデックス情報記憶手段に記憶されているインデックス情報に基づいて映像再生に用いる映像データを決定する
音楽再生装置。 - 請求項2に記載の音楽再生装置において、
前記インデックス情報生成手段は、
前記映像データ記憶手段内における映像データの更新又は追加の度に、前記インデックス情報の生成を行う
音楽再生装置。 - 請求項1に記載の音楽再生装置において、
前記映像データは、前記楽曲指定情報を有し、
前記検索手段は、前記楽曲再生手段による楽曲再生に伴って映像再生を行う必要が生じた場合、前記映像データ記憶手段に記憶されている映像データの楽曲指定情報を検索し、
前記映像再生手段は、その検索結果に基づいて、前記楽曲指定情報中において前記楽曲再生手段による楽曲再生の対象曲が対応楽曲として指定されている映像データの再生を行う
音楽再生装置。 - 請求項1〜4の何れかに記載の音楽再生装置において、
前記楽曲指定情報には、当該情報の含められている映像データが前記対応楽曲に用いられる際の優先順位情報も含められており、
前記検索手段は、前記楽曲再生手段による楽曲再生の対象となる楽曲を前記楽曲指定情報中において対応楽曲として指定している映像データが複数存在する場合には、前記優先順位情報も加味して映像再生に用いる映像データを決定する
音楽再生装置。 - 請求項1〜5の何れかに記載の音楽再生装置において、
前記楽曲指定情報には、当該情報の含められている映像データが前記対応楽曲に用いられることを許可する有効期限を示す情報も含められており、
前記検索手段は、前記有効期限情報も加味して映像再生に用いる映像データを決定する
音楽再生装置。 - 請求項6に記載の音楽再生装置において、
前記映像データ中には、当該映像データに基づく映像再生がされるべき対応楽曲のジャンルを示す情報(以下、ジャンル情報と称す。)も含められており、
前記検索手段は、前記楽曲再生手段による楽曲再生の対象となる楽曲を前記楽曲指定情報中において対応楽曲として指定しており、且つ前記有効期限情報によって示された有効期限内の映像データが存在しない場合には、前記ジャンル情報に基づいて映像再生に用いる映像データを決定する
音楽再生装置。 - 請求項1〜7の何れかに記載の音楽再生装置において、
前記楽曲はカラオケ曲であり、前記映像は背景映像であると共に、前記楽曲データ記憶手段に記憶されたカラオケ曲を指定する指定手段を備える
音楽再生装置。 - 請求項1〜8の何れかに記載の音楽再生装置における前記映像再生手段及び検索手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003088719A JP2004294888A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 音楽再生装置及びプログラム |
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JP2004294888A true JP2004294888A (ja) | 2004-10-21 |
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JP2003088719A Pending JP2004294888A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 音楽再生装置及びプログラム |
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JP (1) | JP2004294888A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008225379A (ja) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Daiichikosho Co Ltd | 映像作品の続きを見るための楽曲が指定される音楽映像再生装置 |
WO2009130833A1 (ja) * | 2008-04-23 | 2009-10-29 | 三菱電機株式会社 | コンテンツ再生装置及びプログラム |
JP2010210746A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Nikon Systems Inc | 画像音楽再生装置 |
-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003088719A patent/JP2004294888A/ja active Pending
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