JP2004294246A - ジョミニー式一端焼入法による鋼の焼入れ性の予測方法並びに鋼の溶製方法 - Google Patents

ジョミニー式一端焼入法による鋼の焼入れ性の予測方法並びに鋼の溶製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼の溶製において適切な焼入性を有する鋼とするために、ジョミニー予測式を用いてジョミニー規格範囲内である化学成分を計算することにより、少量出鋼して分析する試行回数を減らして無駄な出鋼を抑え、歩留り向上を図った鋼の溶製方法を提供する。
【解決手段】JIS GO321で規定するとりべ分析成分のそれぞれ質量%で示す[C]%、[Si]%、[Mn]%、[S]%、[Ni]%、[Cr]%、[Mo]%、[Cu]%、[Al]%の値をジョミニー値の予測式に適用して、JIS GO561で規定するジョミニー式一端焼入法による鋼の焼入れ性、すなわちジョミニー値を予測する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶鋼の精錬後のとりべ成分からジョミニー式一端焼入法による鋼の焼入れ性を予測する技術に関し、特に鋳片、鋼塊および中間製品である鋼片のジョミニー規格値の的中率を向上させ、生産性向上および歩留向上を図る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザーの鋼材の規格の仕様の中には、ジョミニー規格値が示されている鋼種がある。これらのジョミニー値はユーザーによって規格値は様々であり、同じ鋼種でもジョミニー規格値は異なる場合がある。このように、鋼材が化学成分の規格内であってもそのジョミニー値が規格値を満足するとは限らない。従って、成分規格範囲内でジョミニー規格値を満足する範囲において、化学成分を定める必要がある。そこで、従来は、このジョミニー規格値を満足すると思われる化学成分を経験的に決定し、その狙いの化学成分で少量出鋼してジョミニー値をユーザーの規格値に引き当て確認した上で、その化学成分を決めていた。
【0003】
しかし、この経験的に化学成分を決める方法では、ジョミニー値の規格範囲内への的中率が悪く、ジョミニー規格値を外れたものは、再出鋼しなければならないため歩留りが悪い問題があった。
【0004】
鋼製品の中間製品である鋼片の場合は、鋼片段階で試験片を採取してジョミニー試験を行ってジョミニー値を確認した後、ジョミニー規格を満足する顧客の製品の圧延製造を行う。従って、この試験片を採取してからジョミニー試験結果がでるまでの期間は、鋼片を製品に圧延することなく、仕掛かりとして保管しておく必要があるために、保管場所を確保する問題がある。さらに、製品に圧延するタイミングにジョミニー試験結果が間に合わないために、圧延のタイミングを遅らせるなどの圧延阻害が発生するなどの問題があり、生産性を悪化する要因のひとつであった。
【0005】
鋳片および鋼塊から製品圧延して仕上げる場合は、ジョミニーの試験片を採取することができないので、とりべ分析値を確認して過去の実績を基に推測し、この推測から規格内に入っていることを判断して製品圧延の決定を行っている。しかし、圧延後の製品から試験片を採取してジョミニー試験を実施すると、ジョミニー規格外となる場合があり、圧延製品材が出荷できず、不良材扱いとなる問題がある。
【0006】
一方、焼入れ性を保証した鋼材の製造方法(例えば、特許文献1参照。)が知られている。
【0007】
ところで、従来の溶鋼の化学成分の決定においては、ジョミニー規格値を満足すると思われる狙いの化学成分は経験的に決められている。このため、的中率が悪く、少量出鋼の回数を多くして試行錯誤的に分析して決める必要があり、そこで最終的に狙いの化学成分を決定するまでにはかなりの時間を要する問題がある。
【0008】
【特許文献1】
特開昭62−214157号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、ジョミニー予測式を用いジョミニー規格範囲内である溶鋼の化学成分を計算することにより、上記のような少量出鋼して試験する回数を減らすことにより、無駄な試行の出鋼を抑え、歩留り向上を図る溶製方法を提供することである。
【0010】
さらに、鋼製品の中間製品である鋼片の圧延において、ジョミニー試験結果を待つ必要がなく、予測値により直ちに中間製品を圧延することができ、中間製品の生産性を向上することができる方法を提供することである。
【0011】
さらに、鋳片および鋼塊から製品圧延し仕上げる場合において、過去の実績を基にした推測に代えるとりべ分析値を基にしたジョミニー予測式により的確にジョミニー試験値を予測してジョミニー規格範囲を外れる割合を大幅に減少して不良率の低減を図る方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、溶鋼のJIS GO321で規定するとりべ分析成分における質量%で示す値において、[C]%、[Si]%、[Mn]%、[S]%、[Ni]%、[Cr]%、[Mo]%、[Cu]%、[Al]%の値をJIS GO561で規定するジョミニー式一端焼入法における鋼の焼入れ性の予測式に適用することにより当該溶鋼からなる鋼の焼入れ性であるジョミニー値を予測する方法である。
【0013】
請求項2の発明では、ジョミニー値の予測式は、下記の(1)式からなることを特徴とする請求項1の手段の鋼のジョミニー値の予測方法である。
【0014】
【数2】
Jαmm=Tα+(R−T)×Kα+(RSi−TSi)×KαSi+(RMn−TMn)×KαMn+(R−T)×Kα+(RNi−TNi)×KαNi+(RCr−TCr)×KαCr+(RMo−TMo)×KαMo+(RCu−TCu)×KαCu+(RAl−TAl)×KαAl‥‥‥(1)
【0015】
ただし、Tα:測定点αmmのジョミニー値定数、αmm:焼入れ端からの距離(1.5〜35mmの範囲内で選択される)、T:C定数値、TSi:Si定数値、TMn:Mn定数値、T:S定数値、TNi:Ni定数値、TCr:Cr定数値、TMo:Mo定数値、TCu:Cu定数値、TAl:Al定数値である。
【0016】
:とりべ成分C(質量%)、RSi:とりべ成分Si(質量%)、RMn:とりべ成分Mn(質量%)、R:とりべ成分S(質量%)、RNi:とりべ成分Ni(質量%)、RCr:とりべ成分Cr(質量%)、RMo:とりべ成分Mo(質量%)、RCu:とりべ成分Cu(質量%)、RAl:とりべ成分Al(質量%)である。
【0017】
Kα:αmmのC係数、KαSi:αmmのSi係数、KαSi:αmmのSi係数、KαMn:αmmのMn係数、Kα:αmmのS係数、KαNi:αmmのNi係数、KαCr:αmmのCr係数、KαMo:αmmのMo係数、KαCu:αmmのCu係数、KαAl:αmmのAl係数である。
【0018】
請求項3の発明では、ジョミニー値の予測式に適用するとりべ分析成分の質量%で示す値において、[C]%、[Si]%、[Mn]%、[Ni]%、[Cr]%および[Mo]%を必須成分とし、[S]%、[Cu]%、[Al]%のうち1種又は2種以上の値を0%とする選択成分として(1)式に適用して簡略予測することを特徴とする請求項1または2の手段の鋼のジョミニー値の予測方法である。
【0019】
請求項4の発明では、必要とする鋼製品の焼入れ端からの距離のジョミニー値を予測しうる溶鋼の各成分値をジョミニー値の予測式である(1)式から求め、これらの各成分値となるように溶鋼成分範囲を調整することを特徴とする鋼の溶製方法である。
【0020】
請求項5の発明では、溶解から精錬までの工程においてジョミニー値の予測式である(1)式を適用することにより溶鋼成分を再調整することを特徴とする請求項4の手段の鋼の溶製方法である。
【0021】
請求項6の発明では、ジョミニー値の予測式である(1)式を適用することによりとりべ分析成分から予測した鋳片、鋼塊、あるいは中間製品である鋼片のジョミニー値をユーザーのジョミニー規格範囲に引き当て対比してその結果に基づきユーザーのジョミニー規格範囲の目的成分に成分調整して溶製することを特徴とする請求項4または5の手段の鋼の溶製方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。先ず、軸受鋼やその他の合金鋼では、ジョミニー式一端焼入法で得られたジョミニー値は、含有成分であるC、Si、Mn、S、Ni、Cr、Mo、Cu、Al成分が程度は異なるが影響していることは周知の事実である。そこで本発明の実施の形態では、とりべ成分から予めジョミニー値を推測して製品鋼材の圧延を行えば、製品鋼材から試験片を採取しジョミニー式一端試験法で得られるジョミニー値がジョミニー規格を外れる確率は低くなる。そこで、JIS GO321で規定するりべ成分である溶鋼中のC、Si、Mn、S、Ni、Cr、Mo、Cu、Alの質量%の値をJIS GO561で規定するジョミニー式一端焼入法における焼入れ性を示すジョミニー値の予測式に適用して計算することによりジョミニー値を予測する。
【0023】
この場合、上記の実施の形態において用いるジョミニー値(Jαmm)の予測式は、下記の(1)式からなるものとする。
【0024】
【数3】
Jαmm=Tα+(R−T)×Kα+(RSi−TSi)×KαSi+(RMn−TMn)×KαMn+(R−T)×Kα+(RNi−TNi)×KαNi+(RCr−TCr)×KαCr+(RMo−TMo)×KαMo+(RCu−TCu)×KαCu+(RAl−TAl)×KαAl‥‥‥(1)
【0025】
ただし、Tα:測定点αmmのジョミニー値定数、αmm:焼入れ端からの距離(1.5〜35mmの範囲内で選択される)、T:C定数値、TSi:Si定数値、TMn:Mn定数値、T:S定数値、TNi:Ni定数値、TCr:Cr定数値、TMo:Mo定数値、TCu:Cu定数値、TAl:Al定数値である。
【0026】
:とりべ成分C(質量%)、RSi:とりべ成分Si(質量%)、RMn:とりべ成分Mn(質量%)、R:とりべ成分S(質量%)、RNi:とりべ成分Ni(質量%)、RCr:とりべ成分Cr(質量%)、RMo:とりべ成分Mo(質量%)、RCu:とりべ成分Cu(質量%)、RAl:とりべ成分Al(質量%)である。
【0027】
Kα:αmmのC係数、KαSi:αmmのSi係数、KαSi:αmmのSi係数、KαMn:αmmのMn係数、Kα:αmmのS係数、KαNi:αmmのNi係数、KαCr:αmmのCr係数、KαMo:αmmのMo係数、KαCu:αmmのCu係数、KαAl:αmmのAl係数である。
【0028】
さらに、他の実施の形態では、上記の予測方法において、ジョミニー値の予測式に適用するとりべ分析成分値は、質量%で示す値において、[C]%、[Si]%、[Mn]%、[Ni]%、[Cr]%および[Mo]%を必須成分値とし、[S]%、[Cu]%、[Al]%のうち1種又は2種以上の値を0%とする選択成分値として、上記のジョミニー値(Jαmm)の予測式の(1)式に適用して簡略に鋼のジョミニー値を予測する方法である。
【0029】
さらに、他の実施の形態では、上記のいずれかの方法において、ジョミニー値の予測式である上記の(1)式によるジョミニー値の予測において、少なくとも2点のジョミニー値を予測することからなる鋼のジョミニー値を予測する方法である。
【0030】
さらに、他の実施の形態では、上記の予測方法を適用する鋼の溶製方法であって、、必要とする鋼製品の焼入れ端からの距離のジョミニー値を予測しうる溶鋼の各成分値をジョミニー値の予測式である上記の(1)式から求め、これらの各成分値となるように溶鋼成分値の範囲を調整して溶製する方法である。
【0031】
さらに、上記の実施の形態として、溶解から精錬までの工程にジョミニー値の予測式である上記の(1)式を適用することにより溶鋼成分を再調整して鋼を溶製する方法である。
【0032】
さらに他の実施の形態では、上記の溶製方法において、ジョミニー値の予測式である上記の(1)式を適用することにより、とりべ分析成分値から予測した鋳片、鋼塊、あるいは中間製品である鋼片のジョミニー値をユーザーのジョミニー規格範囲に引き当て対比し、その結果に基づき、ユーザーのジョミニー規格範囲の目的成分に取鍋成分を調整して鋼を溶製する方法である。
【0033】
【実施例】
1実施例として、クロムモリブデン鋼のSCM420における焼入端から距離9mmと13mmのジョミニー予測実施例を示す。このとき、距離9mmでの規格値はHRC29〜35、13mmでの規格値はHRC25〜31である。SCM420におけるジョミニー予測式の各成分係数および定数を表1に示し、取鍋成分を表2に示す。
【0034】
【表1】
Figure 2004294246
【0035】
【表2】
Figure 2004294246
【0036】
表1および表2の値をジョミニー予測式(1)に代入し、焼入端からの距離9mmと13mmでのジョミニー値を計算した結果の予測値およびジョミニー式一端焼入法による焼入性試験の結果の試験値を規格値と共に表3に示す。
【0037】
表3に示すように、焼入端からの距離9mmと13mmの2点におけるジョミニー値は、いずれの予測値もそれぞれの距離における規格値内に入っている。その後、中間製品である鋼片から試験片を採取し、ジョミニー式一端焼入法による焼入性試験を実施した結果、試験値と予測値のHRCの差は距離9mmで0、距離13mmで1であり、精度よく予測できている。また試験値も規格値内に入っている。
【0038】
【表3】
Figure 2004294246
【0039】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、従来は、ジョミニー試験結果がでるまで待つ必要があるため、中間製品である鋼片を最終製品の圧延にかかるまで約1週間保留していたものが、本発明による予測方法を採用することで1日のうちに判明するようになったので、翌日から最終製品の圧延が可能となり、さらに、鋳片および鋼塊から製品圧延して仕上げる場合にも、中間成品と同様に、とりべ分析値をもとにジョミニー予測式で計算し、そのジョミニー値をもとに最終製品の計画を立て圧延を行うため、従来のジョミニー値の的中率が約80%であったものが、本発明では約95%まで向上することとなった。

Claims (6)

  1. 溶鋼のJIS GO321で規定するとりべ分析成分における質量%で示す値において、[C]%、[Si]%、[Mn]%、[S]%、[Ni]%、[Cr]%、[Mo]%、[Cu]%、[Al]%の値をJIS GO561で規定するジョミニー式一端焼入法における鋼の焼入れ性の予測式に適用することにより当該溶鋼からなる鋼の焼入れ性(以下、「ジョミニー値」という。)を予測することを特徴とする鋼のジョミニー値の予測方法。
  2. ジョミニー値の予測式は、下記の(1)式からなることを特徴とする請求項1に記載の鋼のジョミニー値の予測方法。
    【数1】
    Jαmm=Tα+(R−T)×Kα+(RSi−TSi)×KαSi+(RMn−TMn)×KαMn+(R−T)×Kα+(RNi−TNi)×KαNi+(RCr−TCr)×KαCr+(RMo−TMo)×KαMo+(RCu−TCu)×KαCu+(RAl−TAl)×KαAl‥‥‥(1)
    ただし、Tα:測定点αmmのジョミニー値定数、αmm:焼入れ端からの距離(1.5〜35mmの範囲内で選択される)、T:C定数値、TSi:Si定数値、TMn:Mn定数値、T:S定数値、TNi:Ni定数値、TCr:Cr定数値、TMo:Mo定数値、TCu:Cu定数値、TAl:Al定数値である。
    :とりべ成分C(質量%)、RSi:とりべ成分Si(質量%)、RMn:とりべ成分Mn(質量%)、R:とりべ成分S(質量%)、RNi:とりべ成分Ni(質量%)、RCr:とりべ成分Cr(質量%)、RMo:とりべ成分Mo(質量%)、RCu:とりべ成分Cu(質量%)、RAl:とりべ成分Al(質量%)である。
    Kα:αmmのC係数、KαSi:αmmのSi係数、KαSi:αmmのSi係数、KαMn:αmmのMn係数、Kα:αmmのS係数、KαNi:αmmのNi係数、KαCr:αmmのCr係数、KαMo:αmmのMo係数、KαCu:αmmのCu係数、KαAl:αmmのAl係数である。
  3. ジョミニー値の予測式に適用するとりべ分析成分の質量%で示す値において、[C]%、[Si]%、[Mn]%、[Ni]%、[Cr]%および[Mo]%を必須成分とし、[S]%、[Cu]%、[Al]%のうち1種又は2種以上の値を0%とする選択成分として(1)式に適用して簡略予測することを特徴とする請求項1または2に記載の鋼のジョミニー値の予測方法。
  4. 必要とする鋼製品の焼入れ端からの距離のジョミニー値を予測しうる溶鋼の各成分値をジョミニー値の予測式である(1)式から求め、これらの各成分値となるように溶鋼成分範囲を調整することを特徴とする鋼の溶製方法。
  5. 溶解から精錬までの工程においてジョミニー値の予測式である(1)式を適用することにより溶鋼成分を再調整することを特徴とする請求項4に記載の鋼の溶製方法。
  6. ジョミニー値の予測式である(1)式を適用することによりとりべ分析成分から予測した鋳片、鋼塊、あるいは中間製品である鋼片のジョミニー値をユーザーのジョミニー規格範囲に引き当て対比してその結果に基づきユーザーのジョミニー規格範囲の目的成分に成分調整して溶製することを特徴とする請求項4または5に記載の鋼の溶製方法。
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