JP2004289527A - 立体画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像提供部108が立体画像を提供するに際して、視点画像取得部102は適切な視差量に基づいて視点画像を取得する。視差量データ格納部106はユーザ毎に登録された視差量を格納するため、視点画像取得部102はこの視差量データに応じて、ユーザ毎に適正な視差を決定することが出来る。また、立体感調整部300が、観察時間などの情報を適宜検出することにより、ユーザが立体視している最中にも、視点画像取得部102は状況に応じて適正な視差に基づく視点画像を取得することが出来る。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、立体画像表示技術、とくに、視差画像をもとに立体画像を生成または表示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークインフラストラクチャーの未整備が問題視されてきたが、ブロードバンドへの移行期を迎え、むしろ、広い帯域を有効活用するコンテンツの種類や数の少なさが目立ち始めている。映像はいつの時代でも、最も重要な表現手段であったが、いままでの取り組みの多くは表示品質やデータ圧縮率の改善に関するものであり、それらに比べると、表現の可能性自体を広げる技術的な取り組みは、後手にまわっている感がある。
【0003】
そうした中で、立体画像表示(以下、単に「立体表示」という)は、以前からいろいろ研究され、劇場用途や特殊な表示装置を利用する、ある程度限られた市場で実用化されてきた。今後は、より臨場感の溢れるコンテンツの提供を目指してこの方面の研究開発が加速し、個人の利用者が家庭でも立体表示を楽しむ時代が来るものと思われる(特許文献1)。
【特許文献1】
特開2003−009183号公報
【発明が解決しようとする課題】
そうした流れの中にあって、立体表示には以前よりいくつかの課題が指摘されている。例えば、立体感を創生する原因となる視差の適正化が難しい。もともと、本当に三次元のオブジェクトを映し出しているのではなく、その映像を左右両目に対して画素単位でずらして投じているのであり、その人工的な立体感に自然な感じをもたせるのは容易ではない。
【0004】
また、視差の付けすぎも問題になることがあり、立体画像の観察者(以下、単に「利用者」ともいう)によっては、軽い不快感を訴える場合がある。もちろんこれには、立体表示だけではなく、表示されているシーンと自己の周囲の状況ないし感覚が一致しないなど、種々の要因がある。
【0005】
本発明はこうした背景に鑑みてなされたものであり、その目的は、立体画像の観察者の状況に応じて適切な立体表示をすることにある。別の目的は、観察環境に応じて適切な立体表示をすることにある。更に別の目的は、立体画像の性質に応じて適切な立体表示をすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、利用者ごとの視差量データを格納する視差量データ格納部と、視差量データ格納部に格納されている視差量データに基づいて、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0007】
「立体画像データ」とは、立体画像の元となるデータである。立体画像データは、あるオブジェクトを複数の視点から捉えた画像であってもよいし、ポリゴンデータのように、立体を三次元的に再現するためのデータであってもよい。「視点画像」とは、ある三次元のオブジェクトを、所定の視点から捉えた二次元の画像をいう。「視差」とは、立体感を生むためのパラメータであり、いろいろな定義が可能だが、一例として視点画像間の同じ点を表す画素のシフト量で表現できる。また、視差については、特にその大きさを表す意味で使用する場合には、「視差量」とよぶ。視点画像の取得は、立体画像データから、所定の視差量に基づいた視点画像を生成することによってなされてもよいし、あらかじめ用意された複数の視点画像のなかから適切な2枚を選択することによってなされてもよい。
【0008】
利用者ごとに適正な視差量を登録しておくことで、各々に最適な視差で立体表示できる。また、利用の履歴に応じて、利用者毎の視差量を随時調整してもよい。ここで適正視差は範囲指定してもよい。適正視差の特定は、利用者から最も近くに見えるオブジェクトの視差として許容できる最大値で行ってもよい。
【0009】
この装置は、利用者に質問を提示する質問提示部と、質問への回答に基づいて、視差量データ格納部に格納すべき、適正な視差量データを利用者について特定する視差量データ特定部を更に含んでもよい。
【0010】
質問は、利用者の年齢、性別、車に酔いやすいか否か、運動を定期的にやっているか、部屋は狭いかなど、所定の項目について利用者に関する情報を問診的に取得するために行われる。たとえば、一般に高齢者は視差量を大きく設定した場合に立体視をしにくいという経験則がある。また、車に酔いやすい体質の利用者にとっては、視差量の変化が大きな立体表示は不快感を伴うことが多い。
【0011】
本発明の実施の態様によれば、利用者は、質問に回答するだけで、自分にとって適正な視差量を設定することが出来る。また、利用者の状況に応じて視差を調整できるために、安全対策の面でも有効である。たとえば、利用者が高齢者である場合には、立体画像による心理的な圧迫を緩和するため、オブジェクトを利用者に対して近置させすぎないように処置する必要性が考えられる。また、この質問方式によって視差量を設定したあとでも、利用者がさらに視差量を微調整できてもよい。
【0012】
この装置は、異なる視差に対応する複数の視点画像をもとに表示された立体画像に対する利用者の応答を取得する視差応答取得部と、取得された応答に基づいて、視差量データ格納部に格納すべき、適正な視差量データを特定する視差量データ特定部を更に含んでもよい。
【0013】
視差応答取得部は、例えばGUI(Graphical User Interface)として提供され、まず視点画像間の視差を変えながら表示する。ユーザは自分が好む立体感になったとき、ボタン操作などによってその旨を入力する。あるいは、視差の異なるいくつかの立体画像を用意して、その候補の中から利用者が選択してもよい。あるいは、利用者は視差量をそのまま数値などで入力してもよい。
【0014】
本発明の別の態様も、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、利用者が立体画像を観察している時間を検出する観察時間検出部と、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、観察時間検出部が検出した時間に基づいて、適宜、その視差量を調整して取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0015】
「観察時間」とは、利用者が立体画像を観察をしている時間の長さ(以下、「観察期間」とよぶ)でもよいし、立体画像を観察している時刻(以下、「観察時刻」とよぶ)でもよい。たとえば、夜型の生活をしている利用者にとって、早朝は活動時間ではない。このように利用者の生活バイオリズムまで考慮した上で、観察時刻をパラメータとして視差量を調整することにより、より適正な視差量の値を特定できる。なお、観察期間は、観察を継続している時間や観察をしている時間の総合計などの期間的な概念である。
【0016】
この装置の視点画像取得部は、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、利用者が立体画像を観察している時間が長いほど、視差量を小さくして取得することとしてもよい。
【0017】
観察期間が長いほど、利用者は立体視により疲労が蓄積する。そのため、観察期間が長いほど視差量を減少させることにより、利用者の立体視に伴う負担を軽減できる。
【0018】
本発明の更に別の態様も、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、利用者が立体画像を観察している時間を検出する観察時間検出部と、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、観察時間検出部が検出した時間に基づいて、適宜、その表示サイズを調整して取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0019】
「表示サイズ」とは、立体表示を行う画面の面積、縦幅、横幅のいずれか、またはそれらいずれかの組み合わせをいう。たとえば、立体表示画面の面積を縮小させることにより、利用者の立体視に伴う負担を軽減できる。
【0020】
この装置の視点画像取得部は、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する視点画像を、利用者が立体画像を観察している時間が長いほど、表示サイズを小さくして取得することとしてもよい。
【0021】
本発明の更に別の態様も、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、利用者が立体画像を観察している観察環境を計測する観察環境計測部と、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、観察環境計測部が計測した観察環境に関する情報に基づいてその視差量を調整して取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0022】
「観察環境」とは、利用者が立体視を行っている外界の状況をいう。具体的には、観察環境計測部は、利用者が立体視を行っている部屋の明るさや温度、湿度、騒音、気圧、などのパラメータを計測することにより、観察環境の評価を行う。
【0023】
この装置の視点画像取得部は、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、利用者が立体画像を観察している環境が明るいほど視差量を小さくして取得することとしてもよい。
【0024】
一般に周りが明るいほど、立体視による疲労が大きくなるという経験則がある。したがって、周りが明るいほど視差量を小さくすることで、立体視に伴う利用者の負担を軽減できる。
【0025】
本発明の更に別の態様も、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、利用者が立体画像を観察している観察環境を計測する観察環境計測部と、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、観察環境計測部が計測した観察環境に関する情報に基づいてその表示サイズを調整して取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0026】
この装置の視点画像取得部は、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、利用者が立体画像を観察している環境が明るいほど表示サイズを小さくして取得することとしてもよい。
【0027】
本発明の更に別の態様も、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、利用者の疲労を推定する疲労度計測部と、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、疲労度計測部が推定した利用者の疲労に関する情報に基づいてその視差量を調整して取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0028】
利用者の疲労度は、利用者の身体情報を元に推定される。具体的には、疲労度計測部は、瞬目、瞳孔径、目の充血具合、鼻腔の温度などを計測し、これらの計測値を元に利用者の疲労度を推定する。
【0029】
本発明の更に別の態様も、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、利用者の疲労を推定する疲労度計測部と、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、疲労度計測部が推定した利用者の疲労に関する情報に基づいてその表示サイズを調整して取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0030】
本発明の更に別の態様も、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、立体画像データ格納部に格納される立体画像データの性質に基づいてその視差量を調整して取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0031】
「立体画像データの性質」とは、オブジェクトの数、形状、大きさ、色彩およびその変化、オブジェクトの動きの速さ、動きのパターンなど、この装置が提供する立体画像コンテンツの内容をいう。立体画像データの性質によっては、たとえば観察期間が同じであっても、一般的に、利用者の疲労度は異なる。視差量を決定する上で、この性質を表すパラメータは、立体画像データを立体画像データ格納部に格納するときに併せて登録されてもよい。あるいは、立体表示中に、動きの激しい場面とおだやかな場面に応じて、立体画像データの性質を表すパラメータを変更してもよい。
【0032】
本発明の更に別の態様も、立体画像表示装置である。この装置は、立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、立体画像データ格納部に格納される立体画像データの性質に基づいてその表示サイズを調整して取得する視点画像取得部を含むことを特徴とする。
【0033】
立体画像データの性質によっては、画面の縦横比率を変更することが、利用者の立体視に伴う負担軽減に寄与する場合もある。
【0034】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は利用者30、スクリーン32、立体表示される再生オブジェクト34の位置関係を示す。利用者30の眼間距離がE、利用者30とスクリーン32の距離がD、表示されたときの再生オブジェクト34の幅がWである。再生オブジェクト34は立体表示されているため、スクリーン32よりも近くに感知される画素、すなわち近置される画素と、スクリーン32よりも遠くに感知される画素、すなわち遠置される画素を有する。視差が付けられていない画素はスクリーン32上でちょうど両目から同じ位置に見えるため、スクリーン32上に感知される。
【0036】
図2は、図1の理想的な表示を生成するための撮影系を示す。二台のカメラ22、24の間隔をEとし、それらからオブジェクト20を見たときの光軸交差位置までの距離をDとし、スクリーン32と同じ幅を見込む画角で、幅が現実にWであるオブジェクト20を撮影すれば、二つのカメラから2つの視点画像が得られる。これを図1のスクリーン32へ表示すれば、図1の理想状態が実現する。
【0037】
図3は本実施の態様における立体画像表示装置10のハードウェア構成を示す。サーバ装置100は、LAN(Local Area Network)16を介して接続された第1クライアント端末14aおよび第2クライアント端末14bなどの複数の端末(以下、単に「クライアント端末14」という)に、サービスを提供する。利用者30はクライアント端末14を介して立体視を行ってもよいが、サーバ装置100の画面表示機能により立体視を行うことができてもよい。また、クライアント端末14はWAN(Wide Area Network)12を介してサーバ装置100と接続されてもよい。
【0038】
サーバ装置100およびクライアント端末14は、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子で実現でき、ソフトウェア的にはデータ送受信機能のあるプログラム等によって実現されるが、以下に説明する図4等ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0039】
図4は、立体画像表示装置10の機能ブロック図である。ユーザインタフェース処理部120は利用者30とのユーザインタフェースに関する処理を行う。ユーザインタフェース処理部120のうち、入力部110は利用者30からの操作をはじめとする外部からの入力を受け付ける。また、画像提供部108は利用者30に対して画像の提供を行う。立体画像データ登録部112は入力部110を介して立体画像データの登録を行う。登録された立体画像データは、立体画像データ格納部104に格納される。
【0040】
視差量データ登録部200は、入力部110を介して、利用者30ごとに視差量データを特定し、これを視差量データ格納部106に格納する。視差量データ登録部200の内部の機能ブロックについては後に詳述する。視点画像取得部102は、立体画像データ格納部104に格納される立体画像データから、視差量データ格納部106に格納される視差量データに基づいて、視差の異なる2枚の視点画像を取得する。画像提供部108は、視点画像取得部102が取得した2枚の視点画像を元に利用者30に立体画像を提供する。
【0041】
立体感調整部300は、入力部110を介して、利用者30や観察環境などの状態を検出する。視点画像取得部102は、立体感調整部300が検出した各種の情報も考慮して、視差や表示サイズの値を特定し、立体画像データ格納部104から視点画像の取得を行う。立体感調整部300の内部の機能ブロックについても後に詳述する。
【0042】
図5は視差量データ登録部200の内部の機能ブロック図である。視差量データ登録部200は、利用者30ごとに視差量データをに特定し視差量データ格納部106に格納する。質問データ格納部202は利用者30への質問を格納する。質問提示部204は質問データ格納部202が格納する質問を利用者30に提示し、回答を取得する。視差量データ特定部208は、質問提示部204が取得した回答を元に、視差量データ格納部106に格納すべき視差量の特定を行う。視差応答取得部206は、立体画像データ格納部104に格納されている立体画像データを利用して、立体表示に対する利用者30の応答を取得する。この場合も、視差量データ特定部208は、視差応答取得部206が取得した利用者30の応答を元に、視差量データ格納部106に格納すべき視差量の特定を行う。
【0043】
図6は立体感調整部300の内部の機能ブロック図である。立体感調整部300は、利用者30や観察環境などの状態を検出する。疲労度計測部350は利用者30の疲労を推定するために、利用者30から身体情報を取得する。そして、取得した情報を適切な指数に変換して視点画像取得部102に伝達する。観察時間検出部400は、利用者30の観察時間を検出する。観察時間検出部400のうち、観察時刻検出部402は観察時刻を検出する。また、観察期間検出部404は観察期間を検出する。観察時刻検出部402や観察期間検出部404から得られた情報は判断部406に送られる。判断部406はこれらの情報を適切な指数に変換して視点画像取得部102に伝達する。
【0044】
観察環境計測部450は観察環境の計測を行う。観察環境計測部450のうち、明るさ検出部452は、利用者30が立体画像を観察する環境の明るさを検出する。温度検出部454は、観察環境における温度を検出する。音声検出部456は観察環境における騒音などの音を検出する。判断部458は明るさ検出部452、温度検出部454および音声検出部456から得られた情報を適切な指数に変換して視点画像取得部102に伝達する。視点画像取得部102は立体感調整部300から得られた各種の指数を元に視点画像の視差や、立体画像の表示サイズを調整することは先述の通りである。
【0045】
図7(a)、図7(b)は、視差応答取得部206による視差応答を取得するプロセスにおいてそれぞれ表示された左眼画像500、右眼画像502を示す。それぞれの画像には5個の黒丸が表示されており、上にいくほど近置かつ大きな視差、下へいくほど遠置かつ大きな視差が付けられている。
【0046】
図8はこれら5個の黒丸を表示したとき、利用者30に感知される距離感を模式的に示す。利用者30はこれら5個の距離感の範囲を「適正」と応答しており、この応答を視差応答取得部206が取得する。同図では、視差が異なる5個の黒丸が同時に、または順に表示され、許容できる視差であるか否かを利用者30が入力していく。一方、図9では表示自体は1個の黒丸で行うが、その視差を連続的に変更し、利用者30が遠置と近置それぞれの方向において許容する限界にきたとき応答する。応答は通常のキー操作、マウス操作、音声による入力等、それ自体は既知の技術を利用すればよい。
【0047】
図10は、利用者30が視差量を登録してから立体表示し、これを終了するまでのフローチャートを示す。利用者30は、視差量データ登録部200により、視差量データ格納部106に自分の視差量データを登録する(S10)。視点画像取得部102は、立体表示をするにあたって、表示サイズを特定し(S12)、適正な視差を特定する(S14)。そして、視点画像取得部102は、これに基づいて、立体画像データ格納部104より適切な視点画像を取得し、立体画像提供部108が利用者30に立体表示をする(S16)。立体表示が終了した場合、または利用者30が立体画像の観察を終了させた場合には(S18のY)、処理は終了する。
【0048】
立体表示を終了しない場合には(S18のN)、立体感調整部300が取得する各種の情報を元に、視点画像取得部102は、表示サイズを変更するか否かを判断する(S20)。変更する場合には(S20のY)、処理はS12に戻る。表示サイズの変更を行わない場合には(S20のN)、視点画像取得部102は、立体感調整部300が取得する各種の情報を元に、同じく視差を変更するか否かを判断する(S22)。変更する場合には(S22のY)、処理はS14に戻る。変更しない場合には(S22のN)、処理はS16に戻る。
【0049】
以上、実施の形態においては、利用者があらかじめ、自分にとって適正な視差量を登録することが出来る。したがって、パーソナルユースの立体表示を行う上で、個人差に対応した立体表示が可能である。また、立体画像表示装置は、利用者が立体視をしている最中においても、その観察時間や利用者の疲れなどを判断し、適宜、視差量や表示サイズを調整している。このため、立体視に伴う利用者の疲労を軽減できる。これにより、利用者に負担をかけずに、長い時間、立体表示をすることが出来る。
【0050】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、立体画像の観察者の状況に応じて適切な立体表示をすることができる。また、本発明によれば、観察環境に応じて適切な立体表示をすることができる。また、本発明によれば、立体画像の性質に応じて適切な立体画像表示をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】理想的な立体視ができているユーザ、スクリーン、再生オブジェクトの位置関係を示す図である。
【図2】図1の状態を実現する撮影系の例を示す図である。
【図3】本実施の形態に係る立体画像表示装置の構成図である。
【図4】本実施の形態に係る立体画像表示装置の機能ブロック図である。
【図5】本実施の形態に係る視差量データ登録部の機能ブロック図である。
【図6】本実施の形態に係る立体感調整部の機能ブロック図である。
【図7】図7(a)、図7(b)は、それぞれ、立体画像表示装置の立体感調整部によって表示される左眼画像と右眼画像を示す図である。
【図8】立体画像表示装置の立体感調整部によって表示される、異なる視差をもつ複数のオブジェクトを示す図である。
【図9】立体画像処理装置の立体感調整部によって表示される、視差が変化するオブジェクトを示す図である。
【図10】本実施の形態に係る立体画像表示装置において、ユーザが視差量を登録してから立体画像を表示し、これを終了するまでのフローチャートである。
【符号の説明】
10 立体画像表示装置、102 視点画像取得部、104 立体画像データ格納部、106 視差量データ格納部、200 視差量データ登録部、204 質問提示部、206 視差応答取得部、208 視差量データ特定部、300 立体感調整部、350 疲労度計測部、400 観察時間検出部、450 観察環境計測部。
Claims (15)
- 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
利用者ごとの視差量データを格納する視差量データ格納部と、
前記視差量データ格納部に格納されている前記視差量データに基づいて、前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。 - 利用者に質問を提示する質問提示部と、
前記質問への回答に基づいて、前記視差量データ格納部に格納すべき、適正な視差量データを前記利用者について特定する視差量データ特定部と、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載する立体画像表示装置。 - 異なる視差に対応する複数の視点画像をもとに表示された立体画像に対する利用者の応答を取得する視差応答取得部と、
取得された応答に基づいて、前記視差量データ格納部に格納すべき、適正な視差量データを特定する視差量データ特定部と、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載する立体画像表示装置。 - 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
利用者が立体画像を観察している時間を検出する観察時間検出部と、
前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記観察時間検出部が検出した時間に基づいて、適宜、その視差量を調整して取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。 - 前記視点画像取得部は、前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記利用者が立体画像を観察している時間が長いほど、視差量を小さくして取得することを特徴とする請求項4に記載する立体画像表示装置。
- 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
利用者が立体画像を観察している時間を検出する観察時間検出部と、
前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記観察時間検出部が検出した時間に基づいて、適宜、その表示サイズを調整して取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。 - 前記視点画像取得部は、前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する視点画像を、前記利用者が立体画像を観察している時間が長いほど、表示サイズを小さくして取得することを特徴とする請求項6に記載する立体画像表示装置。
- 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
利用者が立体画像を観察している観察環境を計測する観察環境計測部と、
前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記観察環境計測部が計測した観察環境に関する情報に基づいてその視差量を調整して取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。 - 前記視点画像取得部は、前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記利用者が立体画像を観察している環境が明るいほど視差量を小さくして取得することを特徴とする請求項8に記載する立体画像表示装置。
- 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
利用者が立体画像を観察している観察環境を計測する観察環境計測部と、
前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記観察環境計測部が計測した観察環境に関する情報に基づいてその表示サイズを調整して取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。 - 前記視点画像取得部は、前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記利用者が立体画像を観察している環境が明るいほど表示サイズを小さくして取得することを特徴とする請求項10に記載する立体画像表示装置。
- 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
利用者の疲労を推定する疲労度計測部と、
前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記疲労度計測部が推定した利用者の疲労に関する情報に基づいてその視差量を調整して取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。 - 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
利用者の疲労を推定する疲労度計測部と、
前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記疲労度計測部が推定した利用者の疲労に関する情報に基づいてその表示サイズを調整して取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。 - 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データの性質に基づいてその視差量を調整して取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。 - 立体画像データを格納する立体画像データ格納部と、
前記立体画像データ格納部に格納される立体画像データから、異なる視差に対応する複数の視点画像を、前記立体画像データ格納部に格納される前記立体画像データの性質に基づいてその表示サイズを調整して取得する視点画像取得部と、
を含むことを特徴とする立体画像表示装置。
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