JP2004289358A - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

Abstract

【課題】操作性を向上させ、様々な画像記録条件で画像データを記録することができる画像記録装置及び画像記録方法の提供。
【解決手段】入力用画像記録媒体や写真フィルムから画像データを取り込む手段と、画像データに画像処理を施す手段と、画像データをＣＤ−Ｒ等の画像記録媒体に記録する手段とを備える画像記録装置において、画像記録条件を複数登録できるように構成し、かつ、基準となる画面（ホーム画面２８）に設けた所定のボタンを右クリックや左クリックするという簡単な操作に応じて、第１ポップアップ画面２９や第２ポップアップ画面３０を表示し、画像記録条件の設定画面に遷移させたり、登録した画像記録条件の選択やプレビュー表示、まとめ書き等の各種機能を選択ができるようにする。これにより、画像記録装置の操作性を格段に向上させ、様々な画像記録条件での画像データの記録ができる。
【選択図】図７

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置及び画像記録方法に関し、特に、画像記録媒体や写真フィルムから読み取った画像データを画像記録媒体に記録する画像記録装置及び画像記録方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
写真フィルム上の原画を印画紙にプリントする同時プリントサービス時に、その写真フィルム上の原画をデジタイズ処理してＣＤ−Ｒ等の画像記録媒体に同時に保存するサービスや、デジタルカメラに装着される画像記録媒体内の画像データをＣＤ−Ｒ等の別の画像記録媒体に保存したりバックアップするサービスが一般化されつつあり、サービスに関連して様々な装置、方法が提案されている（例えば、特開平５−１８２３７３号公報等）。
【０００３】
上述したＣＤ−Ｒ書き込みサービスを利用することにより、ユーザは画像記録媒体に保存された原画をデジタル画像データとして取り扱うことができるため、自宅のパソコンで画像データを表示したり、その画像記録媒体をミニラボ等の写真処理店に持ち込んで写真プリントの作成に再利用することができる。また、写真画像をデジタル画像データとして保存することにより経年による原画の画質劣化から開放される等の付加価値が現れている。
【０００４】
【特許文献１】
特開平５−１８２３７３号公報（第４−６頁、第３図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ＣＤ−Ｒ等の画像記録媒体に記録された画像データは、通常、４ＢＡＳＥ、１６ＢＡＳＥといった固定の画像サイズに限定されるため、元の画像データよりも解像度が低く、サイズが縮小されている場合が多い。従って、画像記録媒体内の画像データを再利用して再プリントを作成する場合には、同時プリントサービス時に使用された原画と別サイズの画像であるため、プリントサイズに応じた画像のデジタル拡大／縮小処理が必要であり、その画像処理によってプリントの画像が劣化してしまう場合があり、同時プリント時と同等の画質のプリントを得ることができないという問題がある。
【０００６】
また、デジタルカメラで写真を撮影した場合には、画像ファイルの付加情報として、カメラ撮影時の条件やプリント条件を情報ファイルとして別途書き込んだり（ＤＰＯＦ）、画像ファイルのヘッダ部に情報として書き込んだり（ＥＸＩＦ）する仕様が一般化されている。この場合、画像データをＣＤ−Ｒ等の別の画像記録媒体に保存したり、バックアップデータを作成する際には、ヘッダ情報等の付加情報を壊さないためにデジタル原画をそのままコピーして保存するのが望ましいが、現在のＣＤ−Ｒ書き込みサービスでは汎用的な画像フォーマットに変換されてしまう場合が多く、上記付加情報を有効に利用することができないという問題もある。
【０００７】
このように、ＣＤ−Ｒ書き込みサービスでは、解像度や画像フォーマットなどの画像データの記録に関連して定められる条件（以下、画像記録条件と呼ぶ。）がデフォルトとして設定されており、このデフォルトの画像記録条件でしか記録ができないか、又は、複雑な操作を行ってデフォルトで設定された画像記録条件を逐一変更しなければならず、簡単に所望の画像データを得ることができなかった。
【０００８】
特に、近年、画像入力手段としてカメラ付き携帯電話などの写真撮影機器が利用される場合もあり、また、画像データも多様なサイズ、形態の写真プリントやシールとして活用されるようになってきており、画像記録条件が固定的に設定されている画像記録装置では、ユーザの多様なニーズに応えてサービスの拡充を図ることができない。
【０００９】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、操作性を向上させ、様々な画像記録条件で画像データを記録することができる画像記録装置及び画像記録方法を提供することにある。
【００１０】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の画像記録装置は、画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置において、前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録する手段と、複数の前記画像記録条件を選択可能に表示する手段とを備え、複数の前記画像記録条件の中から選択された１つの画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データが記録されるものであり、前記画像記録条件として、前記画像データの記録開始前に該画像データを表示手段にプレビュー表示する／しないの選択、前記画像データの画像フォーマットの選択、前記画像データの解像度の選択、前記画像記録媒体の書き込みフォーマットの選択、前記画像データに画像加工をする／しないの選択、インデックスプリント作成条件の選択、アプリケーションソフトを記録する／しないの選択、複数のオーダーの画像データを１枚の前記画像記録媒体にまとめ書きする／しないの選択の少なくとも１つが設定可能であることことが好ましい。
【００１１】
また、本発明の画像記録装置は、画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置において、マウスのクリック動作に応じて画面を表示する手段を備え、表示手段上の所定のボタンを右クリックする動作に応じて該ボタンに対応付けられた機能で設定可能なメニューが一覧表示され、かつ、一覧表示の中から選択したメニューを左クリックする動作に応じて該メニューで設定可能な項目の設定／選択画面が表示されるものである。
【００１２】
本発明においては、前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録する手段を備え、前記所定のボタンを右クリックする動作に応じて予め登録された複数の前記画像記録条件が選択可能となり、前記複数の画像記録条件の中から選択した画像記録条件を左クリックする動作に応じて、選択された画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データが記録される構成、又は、前記所定のボタンを右クリックする動作に応じて前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件の設定画面が選択可能となり、前記設定画面では、前記画像記録条件の項目が個別に設定可能とされる構成、又は、前記所定のボタンを右クリックする動作に応じて複数のオーダーの画像データを１枚の画像記録媒体にまとめ書きする機能が選択可能となり、所定のオーダー処理後、前記ボタンを再度右クリックする動作に応じて前記まとめ書きする機能の終了指定が可能となる構成とすることができる。
【００１３】
また、本発明の画像記録装置は、画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置において、前記画像記録手段による前記画像データの記録を開始する前に、表示画面上に、保存指定した複数の前記画像データのコマ画像をプレビュー表示する手段を備えるものであり、前記プレビュー表示画面で表示された複数のコマ画像の各々に対して、画像回転指定、画像保存の実行指定が可能であることが好ましい。
【００１４】
また、本発明の画像記録装置は、画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置において、前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録する手段を備え、前記画像入力手段で利用される前記画像記録媒体の種類に応じて、予め登録された前記画像記録条件の１つが選択され、該画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データが記録されるものである。
【００１５】
また、本発明の画像記録方法は、画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置における画像記録方法であって、前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を選択可能に複数登録し、前記複数の画像記録条件の中から選択された１つの画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段を用いて画像データを記録するものである。
【００１６】
また、本発明の画像記録方法は、画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置における画像記録方法であって、表示手段上の所定のボタンを右クリックすることにより、該ボタンに対応付けられた機能で設定可能なメニューを一覧表示し、一覧表示の中から選択したメニューを左クリックすることにより、該メニューで設定可能な項目の設定／選択画面を表示して前記機能を設定するものである。
【００１７】
また、本発明の画像記録方法は、画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置における画像記録方法であって、前記画像記録手段による前記画像データの記録を開始する前に、表示画面上に、保存指定した複数の前記画像データのコマ画像をプレビュー表示するものである。
【００１８】
更に、本発明の画像記録方法は、画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置における画像記録方法であって、前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録し、前記画像入力手段で利用される前記画像記録媒体の種類に応じて、予め登録された前記画像記録条件の１つを選択し、該画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データを記録するものである。
【００１９】
このように、本発明の画像記録装置は、画像記録条件を複数登録できるように構成されており、かつ、所定のボタンをクリックするという簡単な操作で画像記録条件の設定や画像記録条件の選択ができ、また、プレビュー表示やまとめ書き等の各種機能が選択できるため、ユーザの要求に応じて画像データを様々な画像記録条件で記録することができ、画像記録装置の操作性を格段に向上させることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
従来技術で説明したように、ＣＤ−Ｒ等の画像記録媒体に画像データを保存するサービスが普及しているが、画像記録媒体内の画像を再利用して再プリントを作成する場合を考慮すると、プリント画像の劣化を抑制するためには解像度の高い画像データを記録することが望ましく、また、デジタルカメラで撮影した写真の画像データを記録する場合を考慮すると、画像データに付加された情報を損なわないように画像データを記録することが望ましく、ユーザが使用する形態に応じて画像記録条件が設定できることが望まれる。しかしながら、従来の画像記録装置は、１種類の汎用的な画像記録条件が予めデフォルトとして設定されており、画像記録条件を変更できないか、若しくは複雑な設定操作をしなければ画像記録条件を変更することができないという問題があった。
【００２１】
そこで、本発明では、様々な画像記録条件で画像データを記録できるように、画像記録条件を複数登録できるように構成し、かつ、基準となる画面（ホーム画面）に設けた所定のボタンを右クリックや左クリックするという簡単な操作で、画像記録条件の設定画面に遷移させたり、登録した画像記録条件を選択できるようにしたり、プレビュー表示やまとめ書き等の各種機能を選択できるように構成している。これにより、画像記録装置の操作性を格段に向上させると共に、様々な画像記録条件での画像データの記録を可能としている。
【００２２】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像記録装置及び画像記録方法について、図１乃至図１１を参照して説明する。図１は、本発明の一実施例に係る画像記録装置及びプリント作成装置の構造を示す外観図であり、図２は、その構成を示すブロック図である。また、図３は、本実施例の画像記録装置における画像記録条件に関する手段を抽出したブロック図であり、図４は、本実施例の画像記録方法の手順を示すフローチャート図である。また、図５乃至図１１は、本実施例の画像記録装置の表示手段に表示される画面構成例を示す図である。
【００２３】
図１及び図２に示すように、本実施例の画像記録システム１は、様々な画像入力手段を用いて取り込んだ画像データをＣＤ−Ｒ等の画像記録媒体に記録する画像記録装置２と、写真フィルムを現像し、画像データを印画紙に焼き付けて写真プリントを作成するプリント作成装置３とから構成され、これらが相互に接続され、画像記録装置２からプリント作成装置３の制御が可能となっている。
【００２４】
画像記録装置２は、現像済みの写真フィルム１６から画像情報を読み取るフィルムスキャナ部４、写真プリント１７などの原稿から画像情報を読み取る反射原稿入力装置５、デジタルカメラ１９やカメラ付き携帯電話機などの写真撮影機能を備えた撮影機器から画像データを読み取り、また、スマートメディア、コンパクトフラッシュ（登録商標）、メモリースティック（登録商標）、ＳＤメモリーカード、マルチメディアカード等の撮影機器用の画像記録媒体（以下、入力用画像記録媒体１８と呼ぶ。）から画像データを読み取る画像読取部６等の画像入力手段と、読み取った画像データを表示したり、後述する各種画面を表示するＣＲＴ、液晶等の表示部８と、キーボード、タッチパネル、マウス等の操作部９と、読み取った画像データに画像処理を施したり、画像記録装置２の動作を制御する制御部７と、読み取った画像データを所定の画像記録条件でＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ−Ｒ、ＭＯ等の画像記録媒体（以下、出力用画像記録媒体２０と呼ぶ。）に記録する画像書込部１０と、複数の画像記録条件や取り込んだ画像データを記憶する記憶部１１とを備えている。なお、図示しないが、画像入力手段として、インターネット（無線／有線を問わない）や赤外線等を用いた通信ネットワークを介して、他のコンピュータ端末やサーバから画像データを取り込む機能を備えていてもよい。
【００２５】
また、プリント作成装置３は、マガジン装填部１５を備え、画像情報を感光材料に露光する露光処理部１３と、露光された感光材料を現像処理して乾燥し、写真プリント２１やインデックスプリント２２を作成するプリント作成部１４と、これらの動作を制御する制御部１２と、図示しない表示部や操作部等を備え、プリント作成装置３単独で露光、現像、プリント作成処理が可能であると共に、画像記録装置２からの遠隔操作が可能となっている。
【００２６】
なお、本実施例では、画像記録装置２とプリント作成装置３とが別体として構成される画像記録システム１を例にして説明するが、画像記録装置２とプリント作成装置３とが一体となって構成された装置（このような装置も画像記録装置と呼ぶ。）を用いることもできる。また、画像記録装置２の画像入力手段としては、少なくとも、フィルムスキャナ部４と画像読取部６とを備えていればよい。
【００２７】
次に、本実施例の画像記録装置２の制御部７における画像記録条件に関する部分の構成について図３を参照して説明する。制御部７には、表示部８で表示する各種画面（後述するホーム画面、第１ポップアップ画面、第２のポップアップ画面、画像記録条件設定画面、プレビュー画面等）を作成し、操作部９のクリック動作に応じてこれらの画面を表示部８の所定の位置に表示する表示画面作成手段２３と、画像記録条件画面を用いて複数の画像記録条件を設定する画像記録条件設定手段２４と、入力された画像データに各種画像変換処理を行う画像変換手段２５と、出力用画像記録媒体２０に記録する画像データを表示部８にプレビュー表示するプレビュー表示制御手段２６と、複数のオーダーの画像データを一括して出力用画像記録媒体２０に記録する書込制御手段２７とを、少なくとも備えている。
【００２８】
上記構成の画像記録装置２を用いて、入力用画像記録媒体１８や写真フィルム１６から読み取った画像データを出力用画像記録媒体２０に記録するまでの手順について、図４のフローチャート図及び図５乃至図１１の画面構成例を参照して説明する。
【００２９】
まず、ステップＳ１０１で、上記構成の画像記録装置２を起動すると、ステップＳ１０２で、図５に示すような画像記録装置２で行う処理を明示した基準画面（以下、ホーム画面２８と呼ぶ。）が表示される。このホーム画面２８には、例えば、プリント作成装置３で露光処理、プリント作成処理が行われる写真フィルムに関して設定する項目が表示される露光／プリント条件設定欄２８ａ、プリント作成装置３におけるプリント処理の状況を表示するプリント状況表示欄２８ｂ、作成するプリントやプリントに付加して実行される機能を設定する詳細設定欄２８ｃ、プリント作成装置３のセットアップやメンテナンスを実行するプリント作成装置操作欄２８ｄ等が表示される。
【００３０】
具体的には、例えば、露光／プリント条件設定欄２８ａには、フィルムの露光に際して使用するマスクを選択するフィルムマスク欄と、ネガ、ポジ、白黒等のフィルムの種類を設定するフィルム種欄と、プリントする方向を設定するプリント方向欄と、再度の焼き直しに関して設定する再焼き欄とが設けられ、また、詳細設定欄２８ｃには、設定された条件を表示するステータス欄と、Ｌ判、２Ｌ判等のプリントサイズを設定するプリントサイズ欄と、通常プリント、証明写真用プリント等のプリントサービスを設定するプリントサービス欄と、プリント作成に付随する機能や読み取った画像データを用いて実行可能な機能（以下、プリント付加機能と呼ぶ。）を設定するプリント付加機能欄と、カラー、白黒、セピア等の出力の種類を設定する出力種欄と、デジタルカメラ１９や入力用画像記録媒体１８等の画像データを入力する機器や媒体を設定する入力メディア欄とが設けられている。
【００３１】
なお、図５の構成はプリント作成装置３に連動して動作する画像記録装置２における画面構成例であり、読み取った画像データを出力用画像記録媒体２０に記録する機能のみを備える画像記録装置２の場合には、露光処理やプリント作成処理に関する欄や項目は不要であり、その構成は任意に設定することができる。また、画像記録装置２を起動するとホーム画面２８が表示される構成としているが、ホーム画面２８が表示される前に他の画面が表示される構成としてもよい。
【００３２】
次に、ステップＳ１０３で、ユーザは画像データの入力方法の選択を行う。例えば、画像記録装置２にフィルムスキャナ部４が標準的に設けられている場合には、通常はフィルムスキャナ部４で読み取った画像データが入力され、他の入力方法を選択する場合には、ホーム画面２８の入力メディア欄の中から所望のボタン（例えば、デジタルカメラ１９や他の撮影機器から読み取る場合はデジタルカメラボタン、入力用画像記録媒体１８から読み取る場合はメディアボタン、写真プリント１７等の原稿から読み取る場合はフラットベッドボタン、記憶部１１に記憶されている画像データを用いる場合はストレージ画像ボタン、通信ネットワークで接続されている他のコンピュータ端末やサーバ等の画像データを用いる場合は外部ＰＣボタン等）を選択する。そして、ステップＳ１０４で、設定された入力方法に従って画像データを取り込む。
【００３３】
ここで、従来の画像記録装置では、入力された画像データを出力用画像記録媒体２０に記録する際の画像記録条件が画一的に設定されていたため、機器や媒体固有の画像データを適切な形態で記録することができなかったが、本実施例の画像記録装置２では、後述するように画像データを入力する機器や媒体毎に画像記録条件を設定することができるため、ユーザは機器や媒体の種類が変わる毎に画像記録条件を設定し直す必要がなく、操作性を向上させることができる。
【００３４】
次に、ステップＳ１０５で、取り込んだ画像データを用いて写真プリント２１を作成するかを否かを選択し、写真プリント２１を作成する場合には、ステップＳ１０６で、ホーム画面２８の詳細設定欄２８ｃ中のプリントサイズ欄、プリントサービス欄、出力種欄等を設定する。また、写真プリント２１を作成しない場合には、ホーム画面２８の詳細設定欄２８ｃのプリントサイズ欄でプリント無しを選択する。
【００３５】
次に、ステップＳ１０７で、プリント付加機能の選択を行う。本実施例の画像記録装置２では、プリント付加機能として、例えば、読み取った画像データを縮小サイズで配列したインデックスプリント２２を作成する機能（インデックスボタン）、フィルムの露光処理からプリント作成処理までを自動的に行う機能（オートボタン）、写真プリント２１を２枚ずつ作成する機能（ダブルボタン）、写真プリント２１の出来映えを確認するための試し焼機能（試し焼ボタン）、読み取った画像データを通信ネットワークで接続された他のコンピュータ端末に出力する機能（外部ＰＣボタン）、画像データをＣＤ−Ｒ等の出力用画像記録媒体２０に記録する機能（ＣＤ−Ｒボタン）等が設けられており、画像データを様々な形態で利用できるように構成されている。以下の説明では、プリント付加機能として画像データをＣＤ−Ｒに記録する機能を選択した場合について説明するが、他の機能を選択した場合についても、表示される画面の基本的な構成や操作方法は同様である。
【００３６】
まず、ユーザがマウス等の操作部９を操作してポインタをＣＤ−Ｒボタン上に移動し右クリックすると、ステップＳ１０８で、図６に示すような第１ポップアップ画面２９が、ＣＤ−Ｒボタンとの対応が分かるようにホーム画面２８のＣＤ−Ｒボタンの一部と重なるように表示される。この第１ポップアップ画面２９には、選択したプリント付加機能で設定することができるメニューが一覧表示される。例えば、ＣＤ−Ｒボタンの場合は、予め登録された画像記録条件を選択する”サービス選択”と、複数のオーダーで読み込んだ（例えば、複数の写真フィルム１６から読み取った）画像データを１つのＣＤ−Ｒにまとめて書き込むかを選択する”まとめ書き”と、画像データを記録するＣＤ−Ｒの数を設定する”ＣＤ−Ｒ枚数”と、ＣＤ−Ｒジャケット用のインデックスプリントの作成枚数を指定する”インデックスプリント枚数”と、インデックスプリントのサイズを指定する”インデックスプリントサイズ”と、ＣＤ−Ｒへの記録を開始する前に書き込む画像データを画面上に表示させるかを選択する”プレビュー表示”と、”サービス選択”で表示される画像記録条件の具体的項目を設定する”サービス設定”と、インデックスプリントに関する詳細な設定を行う”インデックス設定”とが表示される。
【００３７】
ここで、従来の画像記録装置では、プリント付加機能で設定可能なメニューがポップアップ画面で表示されることはなく、ホーム画面に代えて表示される専用の画面でメニューを選択する等の構成であったため、画面が複雑に遷移し操作性が悪いという問題があったが、本実施例の画像記録装置２では、選択したプリント付加機能との対応関係が分かるようにホーム画面２８上に第１ポップアップ画面２９が表示されるため、ホーム画面２８を表示したままメニューの選択が可能となり、操作性を格段に向上させることができる。
【００３８】
なお、第１ポップアップ画面２９に表示されるメニューは図の構成に限定されないが、少なくとも、登録された画像記録条件を選択する”サービス選択”と、複数のオーダーの画像データを１つのＣＤ−Ｒにまとめて書き込む”まとめ書き”と、記録前に書き込む画像データを画面上に表示させるか”プレビュー表示”と、画像記録条件の具体的項目を設定する”サービス設定”とが表示されることが好ましい。特に、”サービス設定”を表示することにより、複雑な操作をすることなく、第１ポップアップ画面２９から後述する画像記録条件の設定画面に直接遷移することができ、操作性を格段に向上させることができる。
【００３９】
また、ここでは第１ポップアップ画面２９を表示させる方法として、プリント付加機能中の所定の機能のボタン上でマウスを右クリックする方法としたが、所定の機能のボタン上にポインタを移動すると自動的に第１ポップアップ画面２９が表示される構成としたり、ダブルクリックすると第１ポップアップ画面２９が表示される構成とする等、簡単な操作で第１ポップアップ画面２９を表示できる方法であればよい。
【００４０】
次に、ステップ１０９で、ユーザはポインタを移動して第１ポップアップ画面２９の中から所望のメニューを選択し、続いてポインタを該メニューの所定のラインに移動すると、ステップＳ１１１で、第１ポップアップ画面２９で選択されたメニューに対応して第２ポップアップ画面３０が表示される（”サービス設定”を選択した場合は第２ポップアップ画面３０が表示されることなく、ステップＳ１１０で画像記録条件設定画面が表示される）。例えば、図７に示すように、第１ポップアップ画面２９で”サービス選択”を選択し、ポインタを所定のラインに移動すると、その段階で登録されているサービスの名称（後述するように、この名称はユーザが任意に設定することができる。）が表示される。また、図８に示すように、第１ポップアップ画面２９で”まとめ書き”を選択し、ポインタを所定のラインに移動すると、まとめ書きの開始／終了が選択可能となり、図９に示すように、第１ポップアップ画面２９で”プレビュー表示”を選択し、ポインタを所定のラインに移動すると、プレビュー表示をする／しないが選択可能となる。
【００４１】
ここでも、従来の画像記録装置では、各々のメニューに対応してポップアップ画面が表示されることはなく、各メニューを選択した後、所定のボタンをクリックすると専用の画面が新たに表示される等の構成であったため、画面が複雑に遷移し操作性が悪いという問題があったが、本実施例の画像記録装置２では、このような簡単な操作で各メニューで選択可能な項目（選択可能なサービス）が表示されるため、ユーザは簡単に機能を設定することができ、操作性を格段に向上させることができる。なお、第２ポップアップ画面３０を表示させる方法として、上記と同様にポインタを移動してクリック動作を行うと第２ポップアップ画面３０が表示される等、簡単な操作で画面を表示できる任意の方法を用いることができる。
【００４２】
そして、ステップ１１２で、ユーザが第２ポップアップ画面３０中から所望の項目を選択してマウスを左クリックすると、選択された条件に従って処理が実行される。以下では、実行される処理の代表として、第１ポップアップ画面２９で”サービス設定”を選択した場合と、第１ポップアップ画面２９で”プレビュー表示”を選択し、第２ポップアップ画面３０で”する”を選択した場合の処理について詳述する。
【００４３】
まず、”サービス設定”を選択した場合には、図１０に示すような画像記録条件設定画面３１が表示される。この画像記録条件設定画面３１では、複数の画像記録条件（ここではサービス１〜１０の１０種類）が設定可能となっており、各々の設定画面には、例えば、第１ポップアップ画面２９の”サービス選択”で表示されるサービスの名称を登録する呼称欄と、オーダー番号の付番方法を選択するオーダーＮｏ．欄と、スキャン解像度（例えば、等倍、４Ｂａｓｅ等）を選択する解像度欄と、記録される画像データを実際にプリントされる画像と同じ領域に設定するＢＬボーダーカット欄と、ＣＤ−Ｒに保存する際のフォルダ構成を選択する保存形式欄と、画像データの変換フォーマット（例えば、ＪＰＥＧ、ＴＩＦＦ、ＢＭＰ、Ｂ４８、Ｔ４８等）を選択する画像フォーマット欄と、画像フォーマット欄でＪＰＥＧを選択した場合の圧縮率を選択するＪＰＥＧ圧縮率欄と、スキャン形式を選択するスキャン形式欄と、ＣＤ−Ｒの書き込み方式（例えば、ＩＳＯ９６６０、Ｊｏｌｉｅｔ等のファイルシステム）を選択するファイルシステム欄と、入力種がデジタルカメラ１９の入力用画像記録媒体１８である場合に、６コマでの回転、色補正、画像フォーマット変換等の画像加工を行うかを設定するデジカメ・メディア加工欄と、記録媒体に画像データと共にアプリケーションソフトを書き込む場合にソフトの選択やコピー先のフォルダ名を設定するバンドルソフト欄と、フォルダ構成に使用するファイルの名前を生成する際の形式を選択するファイル形式欄と、ＣＤ−Ｒ用のインデックスプリントを作成する場合のペーパー幅やインデックスプリントの枚数を指定するインデックスサイズ、インデックスプリント欄と、ＣＤ−Ｒの書込み枚数を設定するＣＤＲ書込み数欄と、プレビュー表示を行うかを設定するプレビュー表示欄等が表示される。
【００４４】
なお、画像記録条件設定画面３１も図の構成に限定されず、複数の画像記録条件（サービス）が設定可能であり、かつ、各々の設定画面に解像度欄と画像フォーマット欄とファイルシステム欄とデジカメ・メディア加工欄とバンドルソフト欄とインデックスサイズ、インデックスプリント欄の少なくとも一つを含んでいればよい。
【００４５】
ここで、従来の画像記録装置でも画像記録条件の設定は可能であったが、設定可能な項目は限られており、かつ、１種類の画像記録条件しか設定できなかったため、ユーザは画像記録条件を変更するたびに画像記録条件設定画面を表示して変更し直さなければならず、特に多様な形態で画像データを記録するユーザにとっては不便であった。これに対して、本実施例の構成では、複数の画像記録条件が設定可能であり、かつ、各々の画像記録条件においても多様な項目が設定可能であるため、画像記録条件を多数設定しておき、第１ポップアップ画面２９を用いてその中から任意の画像記録条件を選択することができるため、操作性を格段に向上させることができる。
【００４６】
次に、第１ポップアップ画面２９で”プレビュー表示”を選択し第２ポップアップ画面３０で”する”を選択した場合、又は、上記画像記録条件設定画面３１で”プレビュー表示”を”する”に設定した場合、ステップＳ１１３で、画像データの記録に先立って図１１に示すようなプレビュー画面３２が表示される。このプレビュー画面３２には、取り込んだ画像が縮小画像（サムネイル画像）として一覧表示される画像表示欄３２ａと、画像に対する処理を行うボタンや表示画像の選択を行うボタン等が表示されている。例えば、画像表示欄３２ａから画像を選択し、パスボタンをクリックすると、選択されている画像のファイル出力がキャンセルされ、左９０度回転（又は右９０度回転）ボタンをクリックすると、画像が左（又は右）に回転し、繰り返しボタンをクリックすると、その前に行われていた処理（パス、左９０度回転、右９０度回転）が繰り返し実行される。また、＞又は＜ボタンをクリックすると、画像表示欄３２ａに表示される画像が順次移動し、≫又は≪ボタンをクリックすると、次の又は前のオーダーの画像が表示される。
【００４７】
ここで、従来の画像記録装置では、取り込んだ画像データを出力用画像記録媒体２０に記録する際に画像データを画面上で確認できなかったり、又はプレビュー機能があっても出力用画像記録媒体２０に記録する画像データが簡単に設定できなかったり、画像データを回転させる等の画像調整を行うことができなかったが、本実施例の画像記録装置では、画像データを出力用画像記録媒体２０に記録する前に画像データがプレビュー画面３２で一覧表示され、記録する画像データを選択したり画像を調整する等の処理を簡単に行うことができるため、出力用画像記録媒体２０に所望の画像データを所望の状態で記録することができるという効果が得られる。
【００４８】
そして、ステップＳ１１４で、上記方法で設定された条件（例えば、図４及び図５の網掛けで示す条件の場合、デジタルカメラ１９の入力用画像記録媒体１８から読み取った画像データをＬ判、カラーの通常プリントでプリント出力すると共に、標準の解像度のＪＰＥＧ形式の画像データを、書き込みフォーマットをＪｏｌｉｅｔで、画像加工及びアプリケーションなしでＣＤ−Ｒに書き込む条件）でプリント出力やＣＤ−Ｒ書き込みが実行される。
【００４９】
このように、図４のホーム画面２８や図１０の画像記録条件設定画面３１でユーザが設定した条件に従って処理が実行されるが、例えば、入力される画像データがフィルムスキャナ部４で読み取られた画像データの場合とデジタルカメラ１９の入力用画像記録媒体１８に記録された画像データの場合とでは画像記録条件が大きく異なるため、画像入力方法に応じて画像記録条件が各々設定されている場合が多い。そこで、画像記録条件設定手段２４では、画像データが入力される機器や媒体の種別を自動的に判別し、判別結果に基づいて複数の画像記録条件の中から機器や媒体に適した画像記録条件を自動的に設定することも可能である。このような構成とすることにより、ユーザは入力方法が変わるたびに画像記録条件を選択する手間を省くことができ、操作性を更に向上させることができる。
【００５０】
このように、本実施例の画像記録装置では、ホーム画面２８中で所望のプリント付加機能を選択し、右クリックや左クリックという簡単な操作を行うのみで、選択した付加機能で実行可能な項目が選択又は設定可能に表示されるため、操作性を格段に向上させることができる。また、第１ポップアップ画面２９から直接、画像記録条件設定画面３１に遷移することができ、画像記録条件設定画面３１では複数の画像記録条件が設定可能であり、登録された画像記録条件が第１ポップアップ画面２９で選択可能に表示されるため、ユーザはその都度画像記録条件の内容を設定し直す必要がなく、操作を簡略化することができる。また、第１ポップアップ画面２９や、画像記録条件設定画面３１でプレビュー表示などの機能を選択することができ、プレビュー画面３２では記録しようとする画像の選択や処理を簡単に行うことができるため、ユーザは必要な画像を好みの状態で出力用画像記録媒体２０に記録することができる。
【００５１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像記録装置及び画像記録方法によれば下記記載の効果を奏する。
【００５２】
本発明の第１の効果は、ホーム画面でプリント付加機能を選択し、所定の付加機能のボタン上でクリック動作をすることにより、その機能で選択又は設定可能なポップアップ画面が表示されるため、操作性を格段に向上させることができるということである。
【００５３】
また、本発明の第２の効果は、ポップアップ画面から画像記録条件の設定画面に直接遷移することができ、画像記録条件設定画面では、複数の画像記録条件が登録可能であり、かつ、各々の画像記録条件設定画面では、解像度、画像フォーマット、ファイルシステム、画像加工の有無、アプリケーションの書き込みの有無等の各種設定が可能であるため、簡単な操作で多様な画像記録条件の設定ができるということである。
【００５４】
本発明の第３の効果は、ポップアップ画面又はサービス選択画面で、プレビュー表示などの機能を選択することにより、画像データを出力用画像記録媒体に書き込む前に、画像データがプレビュー画面に一覧表示され、また、プレビュー画面において、画像の選択や処理を簡単に行うことができるため、所望の画像データを所望の形態で出力用画像記録媒体に書き込むことができるということである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る画像記録装置の外観図である。
【図２】本発明の一実施例に係る画像記録装置の機能を示すブロック図である。
【図３】本発明の一実施例に係る画像記録装置における制御部の主な手段を示すブロック図である。
【図４】本発明の一実施例に係る画像記録方法の手順を示すフローチャート図である。
【図５】本発明の一実施例に係る画像記録装置で表示される画面（ホーム画面）の構成例を示す図である。
【図６】本発明の一実施例に係る画像記録装置で表示される画面（第１ポップアップメニュー画面）の構成例を示す図である。
【図７】本発明の一実施例に係る画像記録装置で表示される画面（第２ポップアップメニュー画面）の構成例を示す図である。
【図８】本発明の一実施例に係る画像記録装置で表示される画面（第２ポップアップメニュー画面）の他の構成例を示す図である。
【図９】本発明の一実施例に係る画像記録装置で表示される画面（第２ポップアップメニュー画面）の他の構成例を示す図である。
【図１０】本発明の一実施例に係る画像記録装置で表示される画面（サービス設定画面）の構成例を示す図である。
【図１１】本発明の一実施例に係る画像記録装置で表示される画面（プレビュー画面）の構成例を示す図である。
【符号の説明】
１ 画像記録システム
２ 画像記録装置
３ プリント作成装置
４ フィルムスキャナ部
５ 反射原稿入力装置
６ 画像読込部
７ 制御部
８ 表示部
９ 操作部
１０ 画像書込部
１１ 記憶部
１２ 制御部
１３ 露光処理部
１４ プリント作成部
１５ マガジン装填部
１６ 写真フィルム
１７ 写真プリント
１８ 入力用画像記録媒体
１９ デジタルカメラ
２０ 出力用画像記録媒体
２１ 写真プリント
２２ インデックスプリント
２３ 表示画面作成手段
２４ 画像記録条件設定手段
２５ 画像変換手段
２６ プレビュー表示制御手段
２７ 書込制御手段
２８ ホーム画面
２８ａ 露光／プリント条件設定欄
２８ｂ プリント状況表示欄
２８ｃ 詳細設定欄
２８ｄ プリント作成装置操作手段
２９ 第１ポップアップ画面
３０ 第２ポップアップ画面
３１ 画像記録条件設定欄
３２ プレビュー画面
３２ａ 画像表示欄

Claims (18)

1. 画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置において、
   前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録する手段と、複数の前記画像記録条件を選択可能に表示する手段とを備え、複数の前記画像記録条件の中から選択された１つの画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データが記録されることを特徴とする画像記録装置。
2. 前記画像記録条件として、前記画像データの記録開始前に該画像データを表示手段にプレビュー表示する／しないの選択、前記画像データの画像フォーマットの選択、前記画像データの解像度の選択、前記画像記録媒体の書き込みフォーマットの選択、前記画像データに画像加工をする／しないの選択、インデックスプリント作成条件の選択、アプリケーションソフトを記録する／しないの選択、複数のオーダーの画像データを１枚の前記画像記録媒体にまとめ書きする／しないの選択の少なくとも１つが設定可能であることを特徴とする請求項１記載の画像記録装置。
3. 画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置において、
   マウスのクリック動作に応じて画面を表示する手段を備え、表示手段上の所定のボタンを右クリックする動作に応じて該ボタンに対応付けられた機能で設定可能なメニューが一覧表示され、かつ、一覧表示の中から選択したメニューを左クリックする動作に応じて該メニューで設定可能な項目の設定／選択画面が表示されることを特徴とする画像記録装置。
4. 前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録する手段を備え、前記所定のボタンを右クリックする動作に応じて予め登録された複数の前記画像記録条件が選択可能となり、前記複数の画像記録条件の中から選択した画像記録条件を左クリックする動作に応じて、選択された画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データが記録されることを特徴とする請求項３記載の画像記録装置。
5. 前記所定のボタンを右クリックする動作に応じて前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件の設定画面が選択可能となり、前記設定画面では、前記画像記録条件の項目が個別に設定可能とされることを特徴とする請求項３又は４に記載の画像記録装置。
6. 前記所定のボタンを右クリックする動作に応じて複数のオーダーの画像データを１枚の画像記録媒体にまとめ書きする機能が選択可能となり、所定のオーダー処理後、前記ボタンを再度右クリックする動作に応じて前記まとめ書きする機能の終了指定が可能となることを特徴とする請求項３乃至５のいずれか一に記載の画像記録装置。
7. 画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置において、
   前記画像記録手段による前記画像データの記録を開始する前に、表示画面上に、保存指定した複数の前記画像データのコマ画像をプレビュー表示する手段を備えることを特徴とする画像記録装置。
8. 前記プレビュー表示画面で表示された複数のコマ画像の各々に対して、画像回転指定、画像保存の実行指定が可能であることを特徴とする請求項７記載の画像記録装置。
9. 画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置において、
   前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録する手段を備え、前記画像入力手段で利用される前記画像記録媒体の種類に応じて、予め登録された前記画像記録条件の１つが選択され、該画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データが記録されることを特徴とする画像記録装置。
10. 画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置における画像記録方法であって、
    前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を選択可能に複数登録し、前記複数の画像記録条件の中から選択された１つの画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段を用いて画像データを記録することを特徴とする画像記録方法。
11. 前記画像記録条件として、前記画像データの記録開始前に該画像データを表示手段にプレビュー表示する／しないの選択、前記画像データの画像フォーマットの選択、前記画像データの解像度の選択、前記画像記録媒体の書き込みフォーマットの選択、前記画像データに画像加工をする／しないの選択、インデックスプリント作成条件の選択、アプリケーションソフトを記録する／しないの選択、複数のオーダーの画像データを１枚の前記画像記録媒体にまとめ書きする／しないの選択の少なくとも１つが設定可能であることを特徴とする請求項１０記載の画像記録方法。
12. 画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置における画像記録方法であって、
    表示手段上の所定のボタンを右クリックすることにより、該ボタンに対応付けられた機能で設定可能なメニューを一覧表示し、一覧表示の中から選択したメニューを左クリックすることにより、該メニューで設定可能な項目の設定／選択画面を表示して前記機能を設定することを特徴とする画像記録方法。
13. 前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録し、前記所定のボタンを右クリックすることにより、予め登録された複数の前記画像記録条件を選択するメニューを表示し、前記複数の画像記録条件の中から選択した画像記録条件を左クリックすることにより、選択された画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データを記録することを特徴とする請求項１２記載の画像記録方法。
14. 前記所定のボタンを右クリックすることにより、前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件の設定画面が選択可能となり、前記設定画面では、前記画像記録条件の項目が個別に設定可能とされることを特徴とする請求項１２又は１３記載の画像記録方法。
15. 前記所定のボタンを右クリックすることにより、複数のオーダーの画像データを１枚の画像記録媒体にまとめ書きする機能を選択可能とすると共に、所定のオーダー処理後、前記ボタンを再度右クリックした場合に、前記まとめ書きする機能の終了指定を可能とすることを特徴とする請求項１２乃至１４のいずれか一に記載の画像記録方法。
16. 画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置における画像記録方法であって、
    前記画像記録手段による前記画像データの記録を開始する前に、表示画面上に、保存指定した複数の前記画像データのコマ画像をプレビュー表示することを特徴とする画像記録方法。
17. 前記プレビュー表示画面で表示された複数のコマ画像の各々に対して、画像回転指定、画像保存の実行指定を可能とすることを特徴とする請求項１６記載の画像記録方法。
18. 画像記録媒体に記録された画像を読み取って画像データとして得る画像入力手段と、入力された前記画像データを所定の画像処理により変換する画像変換手段と、前記画像変換手段で変換された画像データを前記画像記録媒体又は他の画像記録媒体に記録する画像記録手段とを少なくとも有する画像記録装置における画像記録方法であって、
    前記画像データの記録に関連して定められる画像記録条件を複数登録し、前記画像入力手段で利用される前記画像記録媒体の種類に応じて、予め登録された前記画像記録条件の１つを選択し、該画像記録条件に基づいて、前記画像記録手段で画像データを記録することを特徴とする画像記録方法。

Images