JP2004287471A - 自動編集システム - Google Patents
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Abstract
【課題】自動編集されるページデータの内の可変部分のコンテンツを、顧客データ、マーケティングデータベースなどを用いて、顧客ごと等にページデータの自動編集・出力システムを提供する。
【解決手段】利用者端末において、ページデータのレイアウトを指定する処理と、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、関連付けに従い、利用者端末から、コンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理と、レイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集出力がされる処理を行う。
【選択図】 図2
【解決手段】利用者端末において、ページデータのレイアウトを指定する処理と、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、関連付けに従い、利用者端末から、コンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理と、レイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集出力がされる処理を行う。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ・ネットワークにアクセスし、ユーザーが画像ファイルその他のコンテンツ及びレイアウト情報を用いて、所望のレイアウトを行いページデータを生成して複数の出力を行う際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けをあらかじめユーザーのデータベースにおいて設定することにより、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行う自動編集システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、コンピュータ・ネットワークや通信環境の発達に伴い、インターネットに代表される商業活動などのビジネスが活発になってきている。ショッピング・モールやオークションなどのWebサイトも多数存在し、それらに伴う決済方法などの技術も様々なものが開発されている。
また、パーソナル・コンピュータなどの情報機器以外にも、携帯情報端末や、携帯電話、PHS、さらにはインターネットTVやゲーム機器などの情報家電などが広く普及している。携帯電話などの中には、ブラウザ機能を搭載したものも登場し、携帯電話端末から、インターネットのWebページを閲覧することも可能になっている。
【0003】
このような中で、コンピュータ・ネットワークを通じてユーザが様々なコンテンツにアクセスし、コンテンツの閲覧、印刷などの出力、ダウンロードによる入手などが可能になってきており、オンラインでのコンテンツ入手の対価やその著作権(あるいは著作権使用料)に関する技術に対するニーズが急速に高まっている。電子ネットワークを通じて、音楽の配信など各種コンテンツを配信したり、閲覧できるようにしたシステムが開発されている。
また、これらに伴う課金のための手段や、配信等を行う情報の圧縮技術、著作権やプライバシー情報等の保護のための暗号化技術、あるいは利用者が簡単な操作で利用できるようにするためのユーザー・インターフェイスなどが開発されている。
【0004】
一方、こうした課金処理などの問題がクリアされるならば、様々なコンテンツを利用できることはコンテンツ利用者にとっても、またコンテンツの提供者にとっても便利なことである。
さらに、コンテンツを自由に選択すると共に、コンテンツを自由にレイアウトして、出版物、小部数の冊子、ポスター、パンフレットやチラシ、ハガキ、手紙、各種文書などの印刷物、その他の編集されたプリント媒体などが出力できるならば、手間の面からも、またコスト的な面からも、さらには制作の時間的な面からも、その利便性は飛躍的に向上する。
【0005】
このような従来の技術としては、例えば、特開2000−67138「オンデマンド帳票流通・発行システム」においては、紙の帳票と、その電子帳票を一括管理することにより、各種申請手続きの効率向上を図り、且つオンデマンドで帳票の入手を可能にするための技術が開示されている。
この発明によれば、帳票データベースに、各種申請手続きに使用する帳票と、これら各手続きに関連する帳票と、それらを互いに関連付ける属性に関するデータが格納され、ユーザ支援ナビゲーション部が、ユーザ端末からインターネットを介して入力される要請に従って、前記帳票データベースから必要とする帳票及び関連する帳票を検索し、端末の画面上に表示し、帳票の記入から作成した帳票の提出までの操作を支援する機能を有し、且つ、発行システム部がトランザクションデータベースから記入データを受け取り、帳票データベースから帳票の帳票形態データと記入位置の情報を受け取って、両者を組み合わせて情報が付与された帳票を紙及びデジタルで発行する機能を有している。
しかしながら、上記技術においては、レイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集をすることはできない。
利用者がコンテンツを出力をすることによりその時点での課金処理を行い、出力をしない場合にはコンテンツの利用を制限するような制御技術は開示されていない。したがって著作権等の保護などが図られず、コンテンツの提供や流通に支障が生じる。
しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわち出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うためには、その利用が制限される必要がある。。
また、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったりするために効率的で、しかもコンテンツ利用者がサイズ、解像度、出力方法等を課金処理がされる時点において指定することが可能なシステムが構築できるならば、よりユーザーにとっては利便性の高いものとなる。
【0006】
また、特開平11−352598「インターネットを利用したプリント写真処理の方法とラボシステム」においては、インターネットを利用したプリント写真処理の方法とラボシステムの提供するための技術が開示されている。
この発明によれば、ラボシステムはフィルムを現像し、すべてのラボシステムでユニークなIDを付加して画像データとして蓄積する。ラボシステムは、インターネットに接続された任意のラボシステムに蓄積された画像データをプリントする。このようにして本願発明では、ラボシステムが画像データを蓄積し、すべてのラボシステムでユニークなIDで管理され、更にインターネットで相互に接続されているので、画像データの所有者の許諾を受けたユーザーは、任意のラボシステムでプリントが可能となる。
しかしながら、この発明においても同様に、レイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集をすることはできない。コンテンツを出力ごとに変えて挿入されるようにする場合には、出力の一枚ごとにコンテンツを手動操作により指定する必要がある。
また、コンテンツをインターネットを通じていったんダウンロードする処理と、ダウンロードされたコンテンツをレイアウト中に挿入する処理とを行う必要がある。
また、利用者がコンテンツを出力をすることによりその時点での課金処理を行い、出力をしない場合にはコンテンツの利用を制限するような制御技術は開示されていない。したがって著作権等の保護などが図られず、コンテンツの提供や流通に支障が生じる。
しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわち出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うためには、その利用が制限される必要がある。。
また、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったりするために効率的で、しかもコンテンツ利用者がサイズ、解像度、出力方法等を課金処理がされる時点において指定することが可能なシステムが構築できるならば、よりユーザーにとっては利便性の高いものとなる。
【0007】
また、特開平11−161673「カタログ作成システム」においては、カタログの作成時間を短縮するための技術が開示されている。
インターネット網に接続されたWWWサーバにてカタログを作成するためのカタログデータをカタログデータベースとして一括管理するとともに、パソコンのブラウザからWWWサーバに接続したときに、所定の入力画面を表示させつつ、同入力画面における入力内容に応じてカタログデータベースを操作するようにしたため、カタログデータベースの内容をリアルタイムで共有することができ、カタログを容易、かつ短時間で作成することが可能なカタログ作成システムを提供することができる。
しかしながら、この発明においても同様に、レイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集をすることはできない。コンテンツを出力ごとに変えて挿入されるようにする場合には、出力の一枚ごとにコンテンツを手動操作により指定する必要がある。
また、コンテンツをインターネットを通じていったんダウンロードする処理と、ダウンロードされたコンテンツをレイアウト中に挿入する処理とを行う必要がある。
利用者がコンテンツを出力をすることによりその時点での課金処理を行い、出力をしない場合にはコンテンツの利用を制限するような制御技術は開示されていない。したがって著作権等の保護などが図られず、コンテンツの提供や流通に支障が生じる。
しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわち出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うためには、その利用が制限される必要がある。。
また、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったりするために効率的で、しかもコンテンツ利用者がサイズ、解像度、出力方法等を課金処理がされる時点において指定することが可能なシステムが構築できるならば、よりユーザーにとっては利便性の高いものとなる。
【0008】
さらに、印刷時の課金処理に関する技術としては、例えば、特開平11−119937号「ネットワ−クプリンタ」においては、マルチプロトコル対応のネットワ−クプリンタにおいて、正しく課金管理をすることを可能にするための技術が開示されている。
この発明によれば、課金情報と印刷対象デ−タを含んだマルチプロトコルの通信印刷デ−タを受ける通信プロトコル部と、通信印刷デ−タに印刷処理命令を付加し出力する通信アプリケ−シヨン部と、課金管理を行うときはユ−ザが選択した通信プロトコルおよび通信アプリケ−シヨンにおける通信印刷デ−タのみを出力する課金管理プロトコル選択手段とを有するネットワ−クアダプタと、ネツトワ−クアダプタから出力された通信印刷デ−タを受け、出力するコントロ−ラと、印刷対象デ−タを印刷する印刷部と、印刷部から課金情報を取得する課金管理部とをネツトワ−クプリンタに備えることにより正しく課金管理をすることができる。
【0009】
このように、課金情報と印刷対象デ−タを含んだマルチプロトコルの通信印刷デ−タを用いることにより、課金管理をすることができるネットワークプリンタが実現されているものの、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったりするために効率的で、しかもコンテンツ利用者がサイズ、解像度、出力方法等を課金処理がされる時点において指定すること、そのためのコンテンツのデータ構造、及びそのコンテンツ・データを用いた課金のための技術については開示されていない。
【0010】
さらに、コンテンツを用いて編集作業を行い、紙媒体などへの印刷等の出力を行う場合に、例えばチラシや、企業のダイレクトメール、案内状などの各種の文書などにあっては、用途あるいは使用目的により、異なるコンテンツをレイアウト中に配置したい場合がある。
一例をあげれば、顧客へのダイレクトメールの印刷物において、送付する顧客ごとに異なる画像を配置したい場合や、あるいは商店のチラシなどで地域ごとに異なるコンテンツを配置したい場合などである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記課題を解決するため、本発明の目的は、利用者がコンテンツを用いて例えばチラシや、企業のダイレクトメール、案内状などの各種の文書などの編集作業を行い、紙媒体などへの印刷等の出力を行う際に、所望のコンテンツを検索・抽出・選択すると共に、出力枚数を複数行う場合に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかをあらかじめユーザー側のデータベースで設定しておき、生成されたページデータの出力を行う自動編集システムを提供することにある。
本発明は、コンピュータ・ネットワークにアクセスし、ユーザーが画像ファイルその他のコンテンツ及びレイアウト情報を用いて、所望のレイアウトを行いページデータを生成して複数の出力を行う際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けをあらかじめユーザーのデータベースにおいて設定することにより、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行う自動編集システムを提供することにある。
また、コンテンツをインターネットを通じていったんダウンロードする処理と、ダウンロードされたコンテンツをレイアウト中に挿入する処理とを行わずに可能にすることを目的とする。
また、ページデータを生成するためのレイアウト上に配置するコンテンツを選択し、出力するためにデータの取得を行うことにより、自動編集処理をして出力等をした時点での課金処理を行い、しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわちデータの取得・出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うための自動編集システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、クライアントである利用者端末と、利用者端末に接続されて備えられるデータベースシステムと、出力手段とを含むシステムにより構成される利用者コンピュータシステムと、利用者が利用者端末から接続するコンピュータネットワークと、
前記のコンピュータネットワークを介してアクセスを行うためのコンテンツサーバとにより構成される自動編集システムであって、
前記のコンテンツサーバには、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースが備えられ、
前記の利用者端末にはページデータを編集するための自動編集システムが備えられ、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムには、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するためのデータが記憶されており、
利用者端末において、
ページデータのレイアウトを指定する処理と、
自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理と、
前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集出力がされる処理を行うことを特徴とする、自動編集システムであることを特徴としている。
【0013】
上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、
前記のコンテンツサーバには、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースと、レイアウト情報が記憶されているレイアウト情報データベースとが備えられることを特徴とする、請求項1に記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0014】
上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、請求項1又は2に記載の発明において、
前記のコンテンツサーバは、コンピュータネットワークを介して分散配置される複数のサーバであることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0015】
上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、請求項1〜3に記載の発明において、
分散配置された前記のコンテンツサーバに記憶されるコンテンツは、所定の形式データ構造を有するコンテンツであって、
自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理において、
関連付けに従いコンテンツを検索し、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの判定処理を行うためのデータが少なくとも含まれているコンテンツであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0016】
上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、請求項1〜4に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムに記憶されている、ページデータを複数出力する際に自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するためのデータは、自動編集され出力されるページデータを提供する複数の対象者に関するデータ、及び、個々の対象者ごとにページデータを自動編集するためにコンテンツとの関連付けを行うための設定データが含まれており、
データベースシステムに記憶されたデータに従って、対象者ごとに自動編集されたページデータが出力されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0017】
上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、請求項5に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムに記憶されているデータは、広告、ダイレクトメール、会社案内、カタログ、その他のページデータを対象者ごとに出力するためのマーケティングデータを含むデータであることを特徴とする、請求項5に記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0018】
上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、請求項1〜6に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムには、さらに、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータに含まれるコンテンツを、いずれのレイアウトに配置するかの関連付けを設定するためのデータが記憶されており、
前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれのレイアウトかを自動的に選択してコンテンツを挿入し、自動編集出力がされる処理を行うことを特徴とする、自動編集システムであることを特徴としている。
【0019】
上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、請求項1〜7に記載の発明において、
前記システムにはさらに、前記のコンテンツサーバと連携して課金管理を行うためのコマースサーバとが備えられ、
生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行うことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0020】
上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、請求項1〜8に記載の発明において、
前記の生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行う際に、利用者端末において、コンテンツのデコードを行うことを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0021】
上記課題を解決するため、請求項10に記載の発明においては、請求項1〜9に記載の発明において、
前記のコンテンツは、デコードキーを用いることによりデコードが可能な独自のフォーマットによりエンコードされたコンテンツであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0022】
上記課題を解決するため、請求項11に記載の発明においては、請求項10に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツの利用の制御をするための属性情報が含まれており、前記のデコードキーを用いることにより、コンテンツの利用を制限する制御が解除されてデコードされることを特徴とする、請求項10に記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0023】
上記課題を解決するため、請求項12に記載の発明においては、請求項10又は11に記載の発明において、
前記のコンテンツは、出力する方法や、出力されるコンテンツのサイズ、解像度、出力枚数、その他の条件の内の一又は複数の利用条件を指定して、デコード及び課金が行われることを特徴とする、請求項10又は11のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0024】
上記課題を解決するため、請求項13に記載の発明においては、請求項10〜12に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のデータと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0025】
上記課題を解決するため、請求項14に記載の発明においては、請求項10〜12に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体の所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0026】
上記課題を解決するため、請求項15に記載の発明においては、請求項10〜12に記載の発明において、
前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0027】
上記課題を解決するため、請求項16に記載の発明においては、請求項1〜14に記載の発明において、
コンテンツを利用者が所望のレイアウトを選択して前記のコンテンツの中から所望のコンテンツを選択する処理は、
コンテンツデータベースに記憶されたコンテンツからキーワード又はコンテンツIDにより検索を行い抽出する処理を経て、選択する処理を行うことを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0028】
上記課題を解決するため、請求項17に記載の発明においては、請求項1〜16に記載の発明において、
生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行う際に利用者の認証を行う処理において、利用者端末に備えられるハードウェアキーを用いて認証を行うことを特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、利用者が利用者端末からコンピュータネットワークに接続してアクセスを行うためのシステムであって、コンテンツを記憶するためのコンテンツサーバを備えている。コンテンツサーバは、1か所に存在する形態のほか、分散型サーバによる分散型データベースの形態をとることができる。
例えば請求項3に記載の発明のように、前記のコンテンツサーバは、コンピュータネットワークを介して分散配置される複数のサーバとして構成することができる。この場合に、分散配置される複数のサーバは、同一のシステム管理者などの事業者が提供する装置であっても良いが、あるいはまた、別の事業者が提供する装置であっても良い。
また必ずしも営利目的の事業者には限定されず、殊に請求項4に記載のように、分散配置された前記のコンテンツサーバに記憶されるコンテンツは、所定の形式データ構造を有するコンテンツを用いることとすれば、誰もがコンピュータネットワークに接続されたコンテンツを記憶するサーバ、記憶装置を提供することが可能になる。
【0030】
また、前記の各データベースと連携して、コンテンツの利用に対する課金管理を行うためのコマースサーバを備えていることが望ましい。
このようなシステム構成をとる場合には、請求項8に記載の発明のように、前記システムにはさらに、前記のコンテンツサーバと連携して課金管理を行うためのコマースサーバとが備えられ、生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行うことを特徴とする。
【0031】
図1は、本発明のコンテンツ課金システムの基本的なシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
コンテンツサーバは、本発明の自動編集システムにおいて、前述した様々なコンテンツを格納するための記憶装置である。コンテンツサーバには、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースが備えられる。
本発明においては、コンテンツは後述するように、画像ファイル以外にも、文字情報ファイル、動画像ファイル、音声ファイル、アニメーション画像ファイル、これらの組合せ、ゲームコンテンツ、WEBコンテンツ、プログラム又はそれを構成するモジュール、データベース、その他の様々なコンテンツを含むことができる。
【0032】
前記の通り、請求項4に記載の発明においては、コンテンツサーバに記憶されるコンテンツは下記のような形式を備える。
すなわち、所定の形式データ構造を有するコンテンツであって、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを前記のコンテンツデータベースから自動的に選択して、コンテンツを出力するためにデータの取得を行う処理において、関連付けに従いコンテンツを検索し、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの判定処理を行うためのデータが少なくとも含まれている。
ここで、関連付けに従いコンテンツを検索し、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの判定処理を行うためのデータは、コンテンツの内容を示すジャンルやキーワード、ファイル名、コンテンツのデータ形式を示す拡張子、解像度、データサイズ、コンテンツを出力・利用するために課金される価格、その他の様々なデータを含む。
【0033】
コンテンツサーバは、本発明の自動編集システムにおいて、請求項2に記載の発明のように、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースと、レイアウト情報が記憶されているレイアウト情報データベースとが備えることができる。
あるいはまた、コンテンツを記憶するコンテンツサーバとは別個に、レイアウト情報を記憶するレイアウト情報サーバを設けることもできる。
なお、レイアウト情報データベースは、後述する利用者端末が備える自動編集システムと連携して、利用者端末が備える記憶装置、または利用者端末に接続されて備えられる記憶装置に設けられるものとすることができる。
【0034】
本発明のサーバの基本的なハードウェア構成は、コンピュータ・ネットワーク上において、画像などのコンテンツを格納するためのコンテンツデータベースと、利用者が所望のコンテンツを配置するためのレイアウト情報を記憶する、レイアウトデータベースとにより構成される。
また必要に応じ、ユーザーに関する情報やユーザーのコンテンツ利用・購入に関する情報を管理するためのコマースサーバ、大規模データベースサーバー、画像蓄積・配信サーバー、WEBサーバー、メールサーバー、アプリケーションサーバー、検索サーバー、認証サーバーなどを設けることができ、各種サーバーは必要に応じて、多重化し安全性を確保することが望ましい。
なおこれらは望ましい構成の一例であって、以下に詳細に説明する各サーバーの機能が実現可能なものであれば、サーバーの所在はURL等によって特定できるので、サーバーの構成は異なる構成をとってもよい。
またコンテンツサーバ、レイアウト情報サーバ、WEBサーバ、コマースサーバ等の各サーバーが、物理的に同一の場所に存在するものであってもよいが、物理的・空間的に離れた場所に存在する場合にも、サーバーの所在はURL等によって特定できるので、このような場合にも本発明のシステムは実現可能である。
また例えば、コンテンツサーバとレイアウト情報サーバを同じ一つのサーバで機能させるなどのように、同様の機能が実現できるならば様々な構成をとることができる。
【0035】
また、コンテンツを利用するユーザーがコンピュータネットワークに接続してアクセスを行うための利用者端末と、利用者端末に接続されコンテンツ及びレイアウト情報を用いてページデータを出力するためのプリンタなどの出力手段を含み構成される利用者コンピュータシステムが、インターネットをはじめとするコンピュータネットワークに接続されて備えられる。
利用者端末は、OSや自動編集システムを含むアプリケーション・プログラムを制御する制御手段と、必要に応じて、前記プログラム、生成されたページデータなどを記憶するための記憶手段と、通信回線を介して利用者端末に接続したり、インターネットに接続するための入出力手段及び接続手段と、ディスプレイなどの表示手段や、キーボードなどの入力手段、プリンタなどの出力手段を備えている。ユーザーはサーバーを介してインターネットに接続することで、本発明のシステムが提供するコンテンツデータベース及びレイアウト情報データベースを用いたシステムの利用ができる。
【0036】
前記の利用者端末には自動編集システムが備えられている。
自動編集システムは、DTPソフトウェアなどの自動編集のためのアプリケーション・プログラムである。
【0037】
請求項7に記載の発明においては、利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムには、さらに、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータに含まれるコンテンツを、いずれのレイアウトに配置するかの関連付けを設定するためのデータが記憶されており、前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれのレイアウトかを自動的に選択してコンテンツを挿入し、出力がされる処理を行うことを特徴とする。
【0038】
本発明の特徴は、イメージDBなどのコンテンツデータベース上にあるテキスト、画像その他のコンテンツを、利用者端末に備えられる自動編集システムを用いて編集する。レイアウト中のテキストを縦書き、横書き、ルビ付き、添字付きなどに編集する機能や、出力する用紙の向き、サイズなどをユーザーの所望のレイアウトに合わせて生成する。
【0039】
図2は、本発明に係るシステムの基本的な構成及び機能をを示すシステムブロック図である。
本発明のシステムは、利用者端末における処理としては、下記のフェーズごとに処理される。
1 レイアウト選択処理
2 データベース抽出処理
3 自動編集処理
また、利用者コンピュータシステムに備えられるデータベースシステムには、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するための出力設定データが記憶されている。
いずれのコンテンツをどのように配置するかの選択は、利用者端末から前記のコンテンツサーバにアクセスして出力するためにデータの取得を行う処理による。
またコンテンツの利用時における課金処理・認証処理を行うことが望ましく、通常の実施形態である。
【0040】
コンテンツサーバの機能には、下記のような処理が含まれる。
(1)ユーザ(ブラウザ)からのコマースサーバへの画像配信サービス要求を中継する。
本発明のシステムにおいては、ユーザーがコンテンツを利用し購入するためにアクセスするためのポータルサイトを備えるのが通常である。ユーザーがレイアウト情報のサンプルなどを閲覧して選択を行う。選択の結果利用するレイアウト情報を選択した場合には、レイアウト情報の取得を行う。
(2)ユーザーの認証処理及び課金処理を後述するコマースサーバが行う実施形態をとる場合には、コンテンツサーバにおいてはコマースサーバからの処理要求を受付け、コマースサーバへ処理結果を送り、コマースサーバからの回答をユーザへ中継する。
(4)コンテンツの登録、エンコード、更新、削除を行う。
また、コンテンツサーバとコマースサーバは、別々のサーバシステムであってもよく、単一のシステム内に設けられる機能であってもよく、あるいは分散型サーバであってもよい。
コマースサーバを設ける場合にはその機能には、下記のような処理が含まれる。
(1)コンテンツサーバからの処理要求を受付け、コンテンツサーバへ処理結果を送る。
(2)ユーザの認証を行う(認証サーバ機能)。
(3)ユーザの登録、更新、削除を行う。
(4)ユーザの、画像配信サービスの課金情報(例えば、ユーザID、利用日付、画像番号、画像サイズ、解像度、有効期限、プリント出力などの出力・利用方法)
を管理する(課金サーバ)。
(5)コンテンツの登録情報を管理する。
(6)ユーザの画像配信サービスログを管理する
【0041】
以上の構成をとることにより、本発明の自動編集システムを用いて、利用者がコンテンツを用いて例えばチラシや、企業のダイレクトメール、案内状などの各種の文書などの編集作業を行い、紙媒体などへの印刷等の出力を行う際に、所望のコンテンツを検索・抽出・選択すると共に、出力枚数を複数行う場合に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかをあらかじめユーザー側のデータベースで設定しておくことにより、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行う。
【0042】
次に、本発明のコンテンツ課金システムにおいて用いられるコンテンツ(画像、動画、ソフト、等)について説明する。
本発明に用いられるコンテンツは、文字データ、静止画データ、動画データ、アニメーション画像データ、プレゼンテーション・データ、スライド・データ、音声データ、ゲーム・ソフトウェア、アプリケーション・プログラム・ソフトウェア、その他のデータを含み、例えば下記のようなファイル・フォーマットからなるものである。
静止画のファイル・フォーマットとしては例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、PICT(QuickDraw Picture Format)、BMP(Bitmap)、GIF(GraphicsInterchange Format)、PNG(Portable Network Graphics)などである。
動画のファイル・フォーマットとしては例えばMPEG−1、MPEG−2、MPEG−4、RV(Real Video)、MNG(Multiple−image Network Graphics)、AVI(Audio Video
Interleaved)などである。
音声のファイル・フォーマットとしては例えば、AIFF(Audio Interchange File Format)、WAV(Waveform)、AU、RA(Real Audio)、MPEG−1音声圧縮方式、MPEG−2音声圧縮方式、MPEG−4音声圧縮方式などである。
また動画と音声との多重化方式によるファイル・フォーマットとしては例えば、QUICKTIME、MPEG−1、MPEG−2PSなどである。
また文書ファイル・フォーマットの一例としてPDF(Portable Document Format)、アーカイブ機能付圧縮ファイル・フォーマットとしてzip、lzhなどの形式が知られている。
【0043】
また上記した以外の様々なファイル・フォーマットを用いることができる。
これらのファイルには、従来、コンテンツそのものの「データ以外にも、ファイルのヘッダ情報等として、ファイル名、ファイル作成日時、ファイル作成者名などの情報を付帯させることは通常行われてきたところである。
本発明においては、下記に説明するように、請求項6〜8に記載した発明の実施形態においては、特に、下記のようなデータ構造を採用することにより、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法、その他の詳細な条件に応じた適切な課金を行えるようにした。
また、請求項10に記載の発明におけるコンテンツは、デコードキーを用いることによりデコードが可能な独自のフォーマットによりエンコードされたコンテンツであることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明におけるコンテンツは、コンテンツの利用の制御をするための属性情報が含まれており、前記のデコードキーを用いることにより、コンテンツの利用を制限する制御が解除されてデコードされることを特徴とする。
【0044】
(コンテンツ実施例1)
請求項13に記載のコンテンツのデータ構造は、その一例としては図9に見られるものであり、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のデータと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
データ形式の望ましい一例としては、例えば、サンプル・データはJPEG形式の画像であって解像度が72dpi以上、コンテンツ本体のデータ(ここでは画像)は600dpi以上の解像度を有するオリジナルフォーマット形式の画像といった形式である。
従来、例えば画像などのコンテンツをWEB上に表示させる場合に、小さく(解像度も低く)サムネイルを表示させ、次にサムネイルの中から閲覧したい画像のサムネイルをクリック等することにより、画像などのコンテンツ本体を表示させることは行われてきたが、これらは別々の画像すなわちコンテンツ画像とサムネイル画像を別々に保存しているものである。
【0045】
上記実施例では、これらを一つのデータとして管理すると共に、多数のコンテンツの中から該当するコンテンツを一意に識別可能なユニークIDを付与し、さらにコンテンツを印刷したりという出力・利用方法別や、出力サイズ別、コンテンツのサイズや解像度別といったコンテンツの利用料金すなわち上記の課金情報を一レコードのデータとして管理する。
一レコードの中にサンプル・データ、コンテンツ本体のデータ、課金情報、属性情報と、ユニークIDのフィールドを少なくとも設け、またこれらデータを読み出す際などにどこからどこまでがサンプル・データであるか等の符号を通常設けることにより、本発明においては前記したような様々な問題を解決した。
本発明の他の請求項におけるコンテンツのデータ構造についても同様である。
【0046】
(コンテンツ実施例2)
請求項14に記載のコンテンツのデータ構造は、その一例としては図10に見られるものであり、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体の所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
データ形式の望ましい一例としては、例えば、サンプル・データはJPEG形式の画像であって解像度が72dpi以上、コンテンツ本体のデータ(ここでは画像)は前記のURLで指定される場所に存在する画像といった形式である。
【0047】
(コンテンツ実施例3)
請求項15に記載のコンテンツのデータ構造は、その一例としては図11に見られるものであり、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
データ形式の望ましい一例としては、例えば、サンプル・データはJPEG形式の画像であって解像度が72dpi以上、コンテンツ本体のデータ(ここでは画像)は前記のコンテンツ所在IDで指定される場所に存在する画像といった形式である。コンテンツ所在IDは、データベース・サーバーなどの記憶装置においてデータベースによるデータ管理がなされ、コンテンツごとに付与されるIDと、コンテンツが所在するURLやLANなどのネットワーク上での所在場所を特定するデータとが、関連付けられて記憶される。コンテンツ所在IDをキーに上記のデータベースを参照して、コンテンツ本体の所在を特定する。
【0048】
請求項13〜15に記載のいずれのコンテンツにおいても、前記のコンテンツが備える課金情報には、下記のデータの内の一又は複数を含むことができる。
コンテンツのサイズ、有効期限、解像度、出力方法、その他の条件などである。
また、コンテンツ利用の制御に関する属性情報は、コンテンツの利用者を例えば会員限定などに限定するための属性情報や、コンテンツの流通又は利用を制御するための属性情報などである。
上記のコンテンツには、画像データや、動画像データ、アニメーション画像、音声データ、文字データ、コンピュータ・ゲーム・ソフトウェア、コンピュータ・プログラム、これらの組み合わせなどの様々な形態が含まれる。
【0049】
次に、本発明の自動編集システムの処理の流れを、望ましい実施形態の一例に基づき説明する。
ここでは、コンテンツとして画像データを用いて、コンテンツサーバに設けられるイメージデータベースに記憶された画像コンテンツをもとに自動編集を行う処理の一例について説明する。
なお、ここに示す処理の流れは一例であって、これに限定されるものではない。
図3〜5は、本発明の自動編集システムの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【0050】
初めに、図3において、利用者端末に備えられる自動編集システムのアプリケーション・プログラムを起動する。
利用者端末から、ユーザーが初めにアクセスするWEBサイトなどは、通常、コンテンツ及びレイアウト情報の提供などのサービスを行い、本発明のシステムの利用に対する課金を行うものであり、コンテンツを利用して自動編集した印刷物等の出力をしたいユーザが、ネットワークに接続されたユーザの端末に備えられるブラウザにおいてURLを入力するなどして本発明のシステムのコンテンツサーバにアクセスする。
ここで、ユーザの端末には、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末のほか、ブラウジング機能を備える携帯電話などの携帯情報端末や、専用端末、あるいはWEB−TVやゲーム機器などの情報家電製品、その他の各種端末を含む。
【0051】
次に、利用者端末において、ページデータのレイアウトを選択して指定する処理を行う。
前記のように、通常の実施形態としては、コンテンツサーバ又は、コンテンツを記憶するコンテンツサーバとは別個に設けられるレイアウト情報を記憶するレイアウト情報サーバにおいて、レイアウト情報が記憶されているレイアウト情報データベースが備えられる。
レイアウト情報は、自動編集がされて出力されるページデータの、出力サイズ、用紙等の向き、用紙の余白、画像などのコンテンツや文章などのテキスト、その他のコンテンツを配置する配置場所及びそのサイズ、文章の改行や段落、行間や文字間の指定、フォント種類やフォントサイズ、文字装飾、その他のレイアウトを設定したテンプレート又は設定情報である。
図3においては、初めに、ダイレクトメール、挨拶状、案内状などのテンプレートを選択し、続いて、そこに配置される文字の書体やサイズ、文章の改行や段落、行間や文字間の指定、文字装飾、その他のレイアウトを設定した設定情報を選択して指定する処理の流れを示している。
またここで、コンテンツサーバから、利用者端末における操作により、背景(壁紙やバックグラウンド)となる画像などのコンテンツを選択する流れの例を示している。ただし背景などのコンテンツも、後述する自動編集処理により、自動的に選択して出力するためにデータの取得をすることができる。例えば季節に応じた背景画像を自動的に選択してレイアウト中に配置するなどの処理である。
【0052】
レイアウト情報は、利用者端末が備える自動編集システムのアプリケーション・プログラムがデータを取得することによりレイアウトが設定される。
設定されたレイアウトは、レイアウトを選択してレイアウト情報を取得する際のプレビュー画面において閲覧できるようにすることが望ましい。
また、図4に見られるように、自動編集システムのアプリケーション・プログラムがレイアウト情報を取得することにより、編集のための設定や操作を行ったり、印刷出力のプレビュー画面などで利用者端末の表示手段に表示させて確認することができる。
【0053】
なお、本発明のシステムの利用を提供するWEBサイト等においては、コンテンツ利用のためのサービスを受けるユーザに対し、会員情報を登録し、会員登録をするようにすることが望ましい。会員情報としては、住所、氏名、電話番号、電子メールアドレス、課金(決済)方法、その他の情報があげられる。
このような会員情報の登録、管理により、後述する認証・コンテンツ課金のための認証キーを発行する。
なお認証キーは、オンライン上で発行する形態では、前記のポータルサイトにおいてユーザが会員情報の入力等を行い、送信し、送信された情報がコマースサーバに格納され、この情報の審査等を経た上で発行することが望ましい。
認証については後述する。
【0054】
またレイアウト情報を選択して利用する際に、コンテンツサーバに接続するためにコンテンツの提供を行うWEBサイト等にアクセスし、出力するページデータの種類やサイズなど、例えばダイレクトメール、チラシ広告、ハガキ、カタログなどの所望のジャンル、内容、種類等により、レイアウト情報の検索・抽出をを行えるようにしてもよい。
また前記の通り、コンテンツを配置するための様々なレイアウトは、利用者端末の自動編集システムにおいてレイアウト情報を備えておくことでもよい。また、レイアウト情報をコンテンツサーバからダウンロードを行い、利用者端末の自動編集システムにおいてレイアウト情報を備えておく形態をとってもよい。
【0055】
次に、ここで、本発明のシステムにおいては、利用者コンピュータシステムに備えられる前記のデータベースシステムには、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するための出力設定データが記憶されている。
データベースシステムは、一例をあげれば、ダイレクトメールや案内状、ハガキなどの出力されたページデータによる印刷物等を送付するための、顧客リスト、見込み顧客リスト、各種名簿リストや、これらのデータベースと連携してマーケティングデータ分析・データ活用などを行うためのマーケティングデータ、あるいはダイレクトメール等でメッセージを伝達するための商品情報、サービス情報、各種の定型文面、送付先相手ごとの挨拶文面、その他の様々なデータを記憶するものである。ここではダイレクトメールの例をあげ、マーケティングデータの例をあげたが、これらに限定されるものではなく、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するための出力設定データであれば様々なデータが含まれる。
【0056】
データベースは、単一のデータベースであってもよく、単一のテーブルにデータを記憶する形態や、複数のテーブルにデータを記憶して、関係データベースなどにより様々なデータの組合せ、条件の組合せによるデータの抽出等が可能な形態であってもよい。また複数のデータベースを連携させて用いるものであってもよい。
これらのデータに基づき、利用者端末においては、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して利用者端末において出力を行うために取得する処理を行う。
【0057】
自動編集されるページデータの内の可変部分の選択は、図4の画面イメージにあるように、レイアウト中の所定の部分を利用者端末において選択する。可変部分は単一箇所であっても複数箇所であってもよい。
ここにおいては、可変部分には、出力されるページデータの1枚ごとに、ページデータを送付等する相手先に応じた画像などのコンテンツを配置することが想定されている。またコンテンツはコンテンツサーバから取得することが想定されている。
あるいは、可変部分には、前記のデータベースシステムまたはデータベースシステムに記憶されるデータに関連付けられて記憶されている文面などのテキストデータ、その他のデータを用いることもできる。
【0058】
次に、可変部分の選択処理、及び、前記のデータベースシステムに基づきコンテンツサーバからコンテンツを自動的に選択し、データを取得して、自動編集されたページデータを出力する処理についてより具体的に説明する。
図6〜図8は、一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例の処理の流れを示すシステム概念図である。
【0059】
可変部分の設定の一例を、図6を用いて説明する。
例えば、図6においては、一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例をあげているが、この内送付分の枚数を印刷する場合に、すべての送付左記に送るダイレクトメールに同じコンテンツをレイアウト配置する不変部分と、送付先によってコンテンツを差し替える可変部分とを設定する。
次に、図5において、コンテンツサーバとの関連付けを行うが、これは例えば、ページデータ中に一又は複数の可変部分がある場合に、例えば可変部分AからDまでがあるとして可変部分Aにはコンテンツサーバaの画像データベースaaのコンテンツを利用する、可変部分Bにはコンテンツサーバaの画像データベースabのコンテンツを利用する、可変部分Cにはコンテンツサーバbの画像データベースbbのコンテンツを利用する、といった関連付けの設定である。
あるいはいずれのコンテンツサーバのデータを用いるかを指定せずに、コンテンツのデータに含まれるキーワードなどを指定して、可変部分Aにはキーワード「○○」の画像コンテンツを利用する、可変部分Bにはキーワード「○○」かつキーワード「○○○」の画像コンテンツを利用する、といった関連付けの設定をすることもできる。
【0060】
次に、出力されるページデータの1枚ごとに、ページデータを送付等する相手先に応じた画像などのコンテンツを配置する処理について説明する。
図5においては、データベースシステムから必要なデータを抽出し、分析することによりコンテンツを自動的に選択してデータを取得する処理の流れを示しているが、より詳細には下記のような処理を行う。
【0061】
データベースシステムに記憶されているデータには、例えば請求項5に記載の発明においては、自動編集され出力されるページデータを提供する複数の対象者に関するデータ、及び、個々の対象者ごとにページデータを自動編集するためにコンテンツとの関連付けを行うための設定データが含まれている。
また、請求項6に記載の発明においては、利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムに記憶されているデータは、広告、ダイレクトメール、会社案内、カタログ、その他のページデータを対象者ごとに出力するためのマーケティングデータを含むデータであることを特徴とする。
【0062】
一例として、自動車のダイレクトメールをレイアウト編集する例をもとに説明する。
前記の利用者コンピュータシステムに備えられるデータベースには、顧客の氏名、自動車車種、購入年度、販売会社の担当者などのデータが記憶されている。
個々の対象者ごとにページデータを自動編集するためにコンテンツとの関連付けを行うための設定データは、図8においては、顧客の保有する現車種の別に応じて、ダイレクトメールで商品紹介をして購入を薦める新車種との関連付けが定義され記憶されているデータである。現車種と、同等又はワンランク上の新車種、との関連付けデータである。
多数の顧客データがデータベースシステムに記憶されている場合に、それぞれの顧客に送付するダイレクトメールを自動編集・出力するために、顧客の現車種に応じて、可変部分に関連付けられた新車種のコンテンツを自動的に選択して挿入するために、自動編集・出力時に参照するための関連付けデータである。
またこれは一例であって、年収や職業、家族構成、その他のデータなどにより定義を行うことなどもできる。
例えばデータベースにおいて、「担当営業Aから1995年に車を購入したユーザーの一覧」のように条件を与え、データを抽出する。
また、条件ごとに、可変部分に配置するコンテンツを、前記のコンテンツサーバから自動的に検索・抽出して選択する。
前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行うことを特徴とする。
【0063】
(自動編集システム実施例1)
ポータルサイトから、ユーザが画像などの、コンテンツサーバのコンテンツを利用する場合に、ページデータを自動編集し、プリントなどの出力が行われる時点での課金を行う処理の流れについて説明する。
前記の通り、コンテンツを利用したいユーザは、ネットワークに接続されたユーザの端末に備えられるブラウザにおいてURLを入力するなどして、ポータルサイトに接続する。
【0064】
コンテンツは、コンテンツサーバに格納されており、ユーザのコンテンツ選択等の行為により、ポータルサイトなどからコマースサーバが処理要求を受け付ける。
以下、ページデータのレイアウトを指定する処理と、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理と、前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、可変部分にコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集出力がされる処理とは、前述の処理と共通するため省略する。
【0065】
自動選択されたコンテンツを、請求項7〜9に記載の発明においてはコンテンツの備えるユニークIDから、どのコンテンツをどれだけ(枚数、データ量など)出力したかを示すデータは、コンテンツサーバからコマースサーバへ処理結果を送る。
【0066】
コンテンツごとの課金情報(課金のためのルール)は、コマースサーバにおいて、画像などのコンテンツののサイズ別、解像度別、有効期限別、等による設定を予め行い、コマースサーバ(課金サーバ)がユーザ別、コンテンツID別にその情報を管理する。
コンテンツごとの課金情報は、例えば以下のような分類・属性・利用方法等による課金ポイントである。
コンテンツ別、コンテンツサイズ別、コンテンツ出力サイズ別(A0、A1、A2、A3、A4、・・)、解像度別、有効期限別、プリント出力先別、会員別、ライセンス契約内容別、従量制別、その他の分類・属性・利用方法等による課金ポイントである。
またコマースサーバにおいては、コンテンツの登録情報を管理する。コンテンツの登録情報は、コンテンツの所在や、そのジャンル、データ形式、コンテンツ作成者や所有者、課金された金額の支払先、その他の情報を、コンテンツIDと関連付けておく情報であり、コマースサーバに記憶される。
【0067】
次に、請求項7に記載のコンテンツ課金システムについて説明する。
本実施形態においては、コンピュータ・ネットワーク上において、画像などのコンテンツを格納するためのコンテンツサーバと、ユーザがコンテンツを利用し購入するためにアクセスするためのポータルWEBサーバと、ユーザに関する情報やユーザのコンテンツ利用・購入に関する情報を管理するためのコマースサーバとを備え、前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のデータと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
ユーザがユーザの端末において前記のコンテンツを表示させる処理と、ユーザに対する課金やコンテンツ利用の制御のための認証キーを、ユーザがコンテンツをダウンロードする際にセットする処理と、前記システムにアクセスするユーザの認証を前記の認証キーを用いて行う処理と、認証されたユーザが指定し送信したコンテンツの利用要求情報に対し、前記のコンテンツをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理と、前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
【0068】
ユーザに対する課金の認証は、ハードウェアによる認証キー(例えば、USBキーなど)で行うことが望ましい。すなわち認証を行うための情報をUSBキーなどのハードウェアに記憶させておくことによって、課金処理を行う際にユーザの端末にセットする。
ユーザに対する課金やコンテンツ利用の制御のための認証キーを、ユーザがコンテンツを利用する際に前記の認証キーをセットする。
認証キー(USBキー等)には、ユーザを識別するためのIDが設定されている。さらに認証キーには、ユーザが課金処理の際に利用する金銭又は金銭に類似する利用可能なポイントの度数が設定されている。
また、コンテンツの利用者を限定したり、流通や利用を制御するための属性情報が設定される。
図12は、認証キーの一例として、USBキーを用いた場合の、USBのICチィップにセットされる情報を示す図である。
ユニークID、個人情報、課金情報、属性情報、ログ情報、出力情報などの情報がセットされる。
その他認証キーには、パスワード、1回限りのワンタイム・パスワード、公開鍵と秘密鍵を用いる方式、その他の様々な認証方式によるユーザ認証のための情報を備えることができる。
【0069】
ユーザは、コンテンツ課金システムを使うとき、課金を行うための金額等を算出するためのポイントを使用するが、前記の通り、画像などのコンテンツのサイズ、解像度、期限、等でポイントはそれぞれのコンテンツごとに設定されている。
認証キーに記憶されている前記のユーザID、及びユーザIDに関連付けられて記憶される前記の金銭又は金銭に類似する利用可能なポイントの度数などの情報は、コマースサーバ(課金サーバ)がユーザ別にその情報を管理することができ、この場合には両者を照合することにより、ユーザの認証やユーザごとの課金情報の管理を行うことができる。
【0070】
次に、コマースサーバ(認証サーバ)が認証を行い、認証の結果、コンテンツの出力・利用などについて許可するか否かを判定し、その処理結果をコマースサーバからポータルサイトを管理するWEBサーバに返信し、認証の可否の結果を表示するHTMLファイル等をユーザ端末に送信する。すなわちユーザ端末の画面に認証結果が表示される。
また認証による許可があった場合には、コマースサーバからコンテンツサーバに対し、ユーザ端末を送信先に指定してコンテンツのデータ送信指示を送信する。
すなわち、選択等されたコンテンツの備えるユニークIDから、コマースサーバが備えるコンテンツ登録情報を参照してコンテンツサーバに記憶されている該当するコンテンツを抽出し、該当するコンテンツ中のコンテンツ・データを読み出し、自動編集時にユーザ端末にデータ送信を行う処理と、該当するコンテンツの中の該当する課金情報を読み出してコマースサーバへ処理結果を送ると共に認証キーが有している課金ポイントの情報を更新し、コマースサーバではコンテンツサーバへ処理結果を送ることにより、処理が実行される。
またユーザの出力等の利用サービスログを、コマースサーバにおいて管理することが望ましい。
【0071】
コンテンツには、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報とが含まれている。
本実施形態に用いられるコンテンツには、コンテンツの利用を制御するための属性情報が含まれている。
従来、例えばマルチプロトコル対応のネットワ−クプリンタにおいて、正しく課金管理をすることを可能にするために、受信した通信印刷データに課金情報と印刷対象デ−タとを含み、正しく課金管理をする技術が知られている。
このように、課金情報と印刷対象デ−タを含んだマルチプロトコルの通信印刷デ−タを用いることにより、課金管理をすることができるネットワークプリンタが実現されているが、本発明においてはコンテンツのデータ中に、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行うための課金情報と、会員・非会員別などの利用者制限や出力方法・回数の制限などのコンテンツ流通・利用制御などを行うための属性情報が含まれる。
【0072】
ここで、コンテンツサーバに格納されているコンテンツが所定のデータ・フォーマットにエンコードされているために、コンテンツ本体は利用が不可能なようにプロテクトされている。
印刷などの出力時すなわち課金処理が行われる段階で、コンテンツのデコードによりユーザがコンテンツを出力可能になる。
このように、コンテンツサーバに格納されているコンテンツが所定のデータ・フォーマットにエンコードされているために、コンテンツサーバにおいては、ダウンロード処理を行い、次いで、認証されたユーザが指定し送信したコンテンツの利用要求情報に対し、前記のコンテンツをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理を行う。
【0073】
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
【0074】
図13は、画像コンテンツを取得したユーザ端末において、コンテンツに含まれる属性情報を検出し、解釈して、コンテンツ利用の制御に関する属性情報に従いデコードを行い出力を行うデータの流れの一例を示すブロック図である。
前記の通り、コマースサーバにおいては、ユーザのダウンロード等の利用サービスログを管理することが望ましく、利用サービスログはユーザ端末から本発明のシステム側に送信されて、とりわけ印刷などの出力処理が正常に行われたことを条件として課金処理が完了するようにするためには必要である。
【0075】
(自動編集システム実施例2)
次に、請求項7に記載のコンテンツ課金システムについて説明する。
本実施形態においては、コンピュータ・ネットワーク上において、画像などのコンテンツを格納するためのコンテンツサーバと、ユーザがコンテンツを利用し購入するためにアクセスするためのポータルWEBサーバと、ユーザに関する情報やユーザのコンテンツ利用・購入に関する情報を管理するためのコマースサーバとを備え、前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体が所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
ユーザがユーザの端末において前記のコンテンツを表示させる処理と、ユーザに対する課金やコンテンツ利用の制御のための認証キーを、ユーザがコンテンツをダウンロードする際にセットする処理と、前記システムにアクセスするユーザの認証を前記の認証キーを用いて行う処理と、認証されたユーザが指定し送信したコンテンツの利用要求情報に対し、前記のコンテンツをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理と、前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
本実施形態においては、コンテンツは、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体が所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含むコンテンツを用いる。その処理の基本的な流れは、前記した課金システム実施例1と共通する。
【0076】
本実施形態においては、コマースサーバが管理するコンテンツ登録情報のユニークIDに関連付けられて、コンテンツサーバに上記のコンテンツが記憶されるが、コンテンツが含むコンテンツ・データに代わりコンテンツ本体が所在するURL情報が含まれるので、上記のコンテンツとは別に前記URLで指定される場所にコンテンツ本体のデータが記憶されなければならない。
【0077】
ここで、印刷などの出力時すなわち課金処理が行われる段階で、コンテンツ(すなわちサンプル・データではないコンテンツ本体)のデコードによりユーザがコンテンツを出力可能になる。
このように、コンテンツサーバに格納されているコンテンツが所定のデータ・フォーマットにエンコードされているために、自動編集処理において、前記のコンテンツのデータをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
【0078】
また、本実施形態の場合には、コンテンツ本体が所在するURL情報が含まれるので、上記のコンテンツとは別に前記URLで指定される場所にコンテンツ本体のデータが記憶されている。
そのためコンテンツには、特に下記のような実施形態を含む。
WEB上(ここでは特にイントラネットなどのクローズドなネットワークを含む)において表示されるためのファイルである、HTMLファイル、XMLファイル、CHTMLファイル、などのファイルがコンテンツそのものであり、このファイル中に前記の、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体が所在するURL情報と、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
URLで指定される場所にはコンテンツ本体が存在する。
また、独自に定義を行うファイルのソース中のタグにおいて、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとをファイル中に含む。独自のタグ定義は、特にXMLなどを用いたファイルにおいて、コンテンツ本体を格納するデータベースと連携してコンテンツ管理を行うために有効である。
コンテンツ利用時には、ユーザ端末と本発明の前記のシステムとの間で情報の送受信を行い、ユーザ端末側において、タグで定義された課金情報、属性情報を検知し、課金処理が行われて出力等の利用が可能になった形態での出力・利用を行う。
【0079】
(自動編集システム実施例3)
次に、請求項8に記載のコンテンツ課金システムについて説明する。
本実施形態においては、コンピュータ・ネットワーク上において、画像などのコンテンツを格納するためのコンテンツサーバと、ユーザがコンテンツを利用し購入するためにアクセスするためのポータルWEBサーバと、ユーザに関する情報やユーザのコンテンツ利用・購入に関する情報を管理するためのコマースサーバとを備え、前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
ユーザがユーザの端末において前記のコンテンツを表示させる処理と、ユーザに対する課金やコンテンツ利用の制御のための認証キーを、ユーザがコンテンツを自動編集処理をする際にセットする処理と、前記システムにアクセスするユーザの認証を前記の認証キーを用いて行う処理と、認証されたユーザが指定し送信したコンテンツの利用要求情報に対し、前記のコンテンツをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理と、前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
本実施形態においては、コンテンツは、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツのネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含む。その処理の基本的な流れは、前記した自動編集システム実施例1と共通する。
【0080】
本実施形態においては、コマースサーバが管理するコンテンツ登録情報のユニークIDに関連付けられて、コンテンツサーバに上記のコンテンツが記憶されるが、コンテンツが含むコンテンツ・データに代わりコンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDが含まれるので、上記のコンテンツとは別に前記コンテンツ所在IDで指定される場所にコンテンツ本体のデータが記憶されなければならない。
【0081】
ここで、印刷などの出力時すなわち課金処理が行われる段階で、コンテンツ(すなわちサンプル・データではないコンテンツ本体)のデコードによりユーザがコンテンツを出力可能になる。
このように、コンテンツサーバに格納されているコンテンツが所定のデータ・フォーマットにエンコードされているために、自動編集処理において、前記のコンテンツのデータをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
【0082】
また、本実施形態においては、ネットワーク上におけるコンテンツ本体の所在を識別するコンテンツ所在IDが含まれるので、上記のコンテンツとは別に前記コンテンツ識別IDで指定される場所にコンテンツ本体のデータが記憶されている。
そのためコンテンツには、特に下記のような実施形態を含む。
WEB上(ここでは特にイントラネットなどのクローズドなネットワークを含む)において表示されるためのファイルである、HTMLファイル、XMLファイル、CHTMLファイル、などのファイルがコンテンツそのものであり、このファイル中に前記の、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体が所在するURL情報と、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
コンテンツ識別IDで指定される場所にはコンテンツ本体が存在する。
また、独自に定義を行うファイルのソース中のタグにおいて、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとをファイル中に含む。独自のタグ定義は、特にXMLなどを用いたファイルにおいて、コンテンツ本体を格納するデータベースと連携してコンテンツ管理を行うために有効である。
コンテンツ利用時には、ユーザ端末と本発明の前記のシステムとの間で情報の送受信を行い、ユーザ端末側において、タグで定義された課金情報、属性情報を検知し、課金処理が行われて出力等の利用が可能になった形態での出力・利用を行う。
【0083】
なおいずれの場合も、コンテンツの出力方法には、利用者端末に接続されるプリンタによる出力である場合、あるいは請求項12に記載の発明のように、ユーザ端末が備える外部記憶装置又はユーザ端末に接続される外部記憶装置への出力である場合、その他の出力方法が含まれる。
【0084】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、利用者がコンテンツを用いて例えばチラシや、企業のダイレクトメール、案内状などの各種の文書などの編集作業を行い、紙媒体などへの印刷等の出力を行う際に、所望のコンテンツを検索・抽出・選択すると共に、出力枚数を複数行う場合に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかをあらかじめユーザー側のデータベースで設定しておき、生成されたページデータの出力を行う自動編集システムを提供することができる。
また本発明によれば、コンピュータ・ネットワークにアクセスし、ユーザーが画像ファイルその他のコンテンツ及びレイアウト情報を用いて、所望のレイアウトを行いページデータを生成して複数の出力を行う際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けをあらかじめユーザーのデータベースにおいて設定することにより、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行う自動編集システムを提供することができる。
また、コンテンツをインターネットを通じていったんダウンロードする処理と、ダウンロードされたコンテンツをレイアウト中に挿入する処理とを行わずに上記の処理を可能にすることができる。
さらに、ページデータを生成するためのレイアウト上に配置するコンテンツを選択し、出力するためにデータの取得を行うことにより、自動編集処理をして出力等をした時点での課金処理を行い、しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわちデータの取得・出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うための自動編集システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテンツ課金システムの基本的なシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明に係るシステムの基本的な構成及び機能を示すシステムブロック図である。
【図3】本発明の自動編集システムの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の自動編集システムの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の自動編集システムの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例の処理の流れを示すシステム概念図である。
【図7】一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例の処理の流れを示すシステム概念図である。
【図8】一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例の処理の流れを示すシステム概念図である。
【図9】コンテンツのサンプル・データと、コンテンツのデータと、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含む、コンテンツのデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
【図10】コンテンツのサンプル・データと、コンテンツの所在するURL情報と、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含む、コンテンツのデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
【図11】コンテンツのサンプル・データと、コンテンツのネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含む、コンテンツのデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
【図12】認証キーの一例として、USBキーを用いた場合の、USBのICチィップにセットされる情報を示す図である。
【図13】画像コンテンツをダウンロードしたユーザ端末において、コンテンツに含まれる属性情報を検出し、解釈して、コンテンツ利用の制御に関する属性情報に従いデコードを行い出力を行うデータの流れの一例を示すブロック図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ・ネットワークにアクセスし、ユーザーが画像ファイルその他のコンテンツ及びレイアウト情報を用いて、所望のレイアウトを行いページデータを生成して複数の出力を行う際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けをあらかじめユーザーのデータベースにおいて設定することにより、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行う自動編集システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、コンピュータ・ネットワークや通信環境の発達に伴い、インターネットに代表される商業活動などのビジネスが活発になってきている。ショッピング・モールやオークションなどのWebサイトも多数存在し、それらに伴う決済方法などの技術も様々なものが開発されている。
また、パーソナル・コンピュータなどの情報機器以外にも、携帯情報端末や、携帯電話、PHS、さらにはインターネットTVやゲーム機器などの情報家電などが広く普及している。携帯電話などの中には、ブラウザ機能を搭載したものも登場し、携帯電話端末から、インターネットのWebページを閲覧することも可能になっている。
【0003】
このような中で、コンピュータ・ネットワークを通じてユーザが様々なコンテンツにアクセスし、コンテンツの閲覧、印刷などの出力、ダウンロードによる入手などが可能になってきており、オンラインでのコンテンツ入手の対価やその著作権(あるいは著作権使用料)に関する技術に対するニーズが急速に高まっている。電子ネットワークを通じて、音楽の配信など各種コンテンツを配信したり、閲覧できるようにしたシステムが開発されている。
また、これらに伴う課金のための手段や、配信等を行う情報の圧縮技術、著作権やプライバシー情報等の保護のための暗号化技術、あるいは利用者が簡単な操作で利用できるようにするためのユーザー・インターフェイスなどが開発されている。
【0004】
一方、こうした課金処理などの問題がクリアされるならば、様々なコンテンツを利用できることはコンテンツ利用者にとっても、またコンテンツの提供者にとっても便利なことである。
さらに、コンテンツを自由に選択すると共に、コンテンツを自由にレイアウトして、出版物、小部数の冊子、ポスター、パンフレットやチラシ、ハガキ、手紙、各種文書などの印刷物、その他の編集されたプリント媒体などが出力できるならば、手間の面からも、またコスト的な面からも、さらには制作の時間的な面からも、その利便性は飛躍的に向上する。
【0005】
このような従来の技術としては、例えば、特開2000−67138「オンデマンド帳票流通・発行システム」においては、紙の帳票と、その電子帳票を一括管理することにより、各種申請手続きの効率向上を図り、且つオンデマンドで帳票の入手を可能にするための技術が開示されている。
この発明によれば、帳票データベースに、各種申請手続きに使用する帳票と、これら各手続きに関連する帳票と、それらを互いに関連付ける属性に関するデータが格納され、ユーザ支援ナビゲーション部が、ユーザ端末からインターネットを介して入力される要請に従って、前記帳票データベースから必要とする帳票及び関連する帳票を検索し、端末の画面上に表示し、帳票の記入から作成した帳票の提出までの操作を支援する機能を有し、且つ、発行システム部がトランザクションデータベースから記入データを受け取り、帳票データベースから帳票の帳票形態データと記入位置の情報を受け取って、両者を組み合わせて情報が付与された帳票を紙及びデジタルで発行する機能を有している。
しかしながら、上記技術においては、レイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集をすることはできない。
利用者がコンテンツを出力をすることによりその時点での課金処理を行い、出力をしない場合にはコンテンツの利用を制限するような制御技術は開示されていない。したがって著作権等の保護などが図られず、コンテンツの提供や流通に支障が生じる。
しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわち出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うためには、その利用が制限される必要がある。。
また、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったりするために効率的で、しかもコンテンツ利用者がサイズ、解像度、出力方法等を課金処理がされる時点において指定することが可能なシステムが構築できるならば、よりユーザーにとっては利便性の高いものとなる。
【0006】
また、特開平11−352598「インターネットを利用したプリント写真処理の方法とラボシステム」においては、インターネットを利用したプリント写真処理の方法とラボシステムの提供するための技術が開示されている。
この発明によれば、ラボシステムはフィルムを現像し、すべてのラボシステムでユニークなIDを付加して画像データとして蓄積する。ラボシステムは、インターネットに接続された任意のラボシステムに蓄積された画像データをプリントする。このようにして本願発明では、ラボシステムが画像データを蓄積し、すべてのラボシステムでユニークなIDで管理され、更にインターネットで相互に接続されているので、画像データの所有者の許諾を受けたユーザーは、任意のラボシステムでプリントが可能となる。
しかしながら、この発明においても同様に、レイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集をすることはできない。コンテンツを出力ごとに変えて挿入されるようにする場合には、出力の一枚ごとにコンテンツを手動操作により指定する必要がある。
また、コンテンツをインターネットを通じていったんダウンロードする処理と、ダウンロードされたコンテンツをレイアウト中に挿入する処理とを行う必要がある。
また、利用者がコンテンツを出力をすることによりその時点での課金処理を行い、出力をしない場合にはコンテンツの利用を制限するような制御技術は開示されていない。したがって著作権等の保護などが図られず、コンテンツの提供や流通に支障が生じる。
しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわち出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うためには、その利用が制限される必要がある。。
また、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったりするために効率的で、しかもコンテンツ利用者がサイズ、解像度、出力方法等を課金処理がされる時点において指定することが可能なシステムが構築できるならば、よりユーザーにとっては利便性の高いものとなる。
【0007】
また、特開平11−161673「カタログ作成システム」においては、カタログの作成時間を短縮するための技術が開示されている。
インターネット網に接続されたWWWサーバにてカタログを作成するためのカタログデータをカタログデータベースとして一括管理するとともに、パソコンのブラウザからWWWサーバに接続したときに、所定の入力画面を表示させつつ、同入力画面における入力内容に応じてカタログデータベースを操作するようにしたため、カタログデータベースの内容をリアルタイムで共有することができ、カタログを容易、かつ短時間で作成することが可能なカタログ作成システムを提供することができる。
しかしながら、この発明においても同様に、レイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集をすることはできない。コンテンツを出力ごとに変えて挿入されるようにする場合には、出力の一枚ごとにコンテンツを手動操作により指定する必要がある。
また、コンテンツをインターネットを通じていったんダウンロードする処理と、ダウンロードされたコンテンツをレイアウト中に挿入する処理とを行う必要がある。
利用者がコンテンツを出力をすることによりその時点での課金処理を行い、出力をしない場合にはコンテンツの利用を制限するような制御技術は開示されていない。したがって著作権等の保護などが図られず、コンテンツの提供や流通に支障が生じる。
しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわち出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うためには、その利用が制限される必要がある。。
また、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったりするために効率的で、しかもコンテンツ利用者がサイズ、解像度、出力方法等を課金処理がされる時点において指定することが可能なシステムが構築できるならば、よりユーザーにとっては利便性の高いものとなる。
【0008】
さらに、印刷時の課金処理に関する技術としては、例えば、特開平11−119937号「ネットワ−クプリンタ」においては、マルチプロトコル対応のネットワ−クプリンタにおいて、正しく課金管理をすることを可能にするための技術が開示されている。
この発明によれば、課金情報と印刷対象デ−タを含んだマルチプロトコルの通信印刷デ−タを受ける通信プロトコル部と、通信印刷デ−タに印刷処理命令を付加し出力する通信アプリケ−シヨン部と、課金管理を行うときはユ−ザが選択した通信プロトコルおよび通信アプリケ−シヨンにおける通信印刷デ−タのみを出力する課金管理プロトコル選択手段とを有するネットワ−クアダプタと、ネツトワ−クアダプタから出力された通信印刷デ−タを受け、出力するコントロ−ラと、印刷対象デ−タを印刷する印刷部と、印刷部から課金情報を取得する課金管理部とをネツトワ−クプリンタに備えることにより正しく課金管理をすることができる。
【0009】
このように、課金情報と印刷対象デ−タを含んだマルチプロトコルの通信印刷デ−タを用いることにより、課金管理をすることができるネットワークプリンタが実現されているものの、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったりするために効率的で、しかもコンテンツ利用者がサイズ、解像度、出力方法等を課金処理がされる時点において指定すること、そのためのコンテンツのデータ構造、及びそのコンテンツ・データを用いた課金のための技術については開示されていない。
【0010】
さらに、コンテンツを用いて編集作業を行い、紙媒体などへの印刷等の出力を行う場合に、例えばチラシや、企業のダイレクトメール、案内状などの各種の文書などにあっては、用途あるいは使用目的により、異なるコンテンツをレイアウト中に配置したい場合がある。
一例をあげれば、顧客へのダイレクトメールの印刷物において、送付する顧客ごとに異なる画像を配置したい場合や、あるいは商店のチラシなどで地域ごとに異なるコンテンツを配置したい場合などである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記課題を解決するため、本発明の目的は、利用者がコンテンツを用いて例えばチラシや、企業のダイレクトメール、案内状などの各種の文書などの編集作業を行い、紙媒体などへの印刷等の出力を行う際に、所望のコンテンツを検索・抽出・選択すると共に、出力枚数を複数行う場合に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかをあらかじめユーザー側のデータベースで設定しておき、生成されたページデータの出力を行う自動編集システムを提供することにある。
本発明は、コンピュータ・ネットワークにアクセスし、ユーザーが画像ファイルその他のコンテンツ及びレイアウト情報を用いて、所望のレイアウトを行いページデータを生成して複数の出力を行う際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けをあらかじめユーザーのデータベースにおいて設定することにより、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行う自動編集システムを提供することにある。
また、コンテンツをインターネットを通じていったんダウンロードする処理と、ダウンロードされたコンテンツをレイアウト中に挿入する処理とを行わずに可能にすることを目的とする。
また、ページデータを生成するためのレイアウト上に配置するコンテンツを選択し、出力するためにデータの取得を行うことにより、自動編集処理をして出力等をした時点での課金処理を行い、しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわちデータの取得・出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うための自動編集システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、クライアントである利用者端末と、利用者端末に接続されて備えられるデータベースシステムと、出力手段とを含むシステムにより構成される利用者コンピュータシステムと、利用者が利用者端末から接続するコンピュータネットワークと、
前記のコンピュータネットワークを介してアクセスを行うためのコンテンツサーバとにより構成される自動編集システムであって、
前記のコンテンツサーバには、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースが備えられ、
前記の利用者端末にはページデータを編集するための自動編集システムが備えられ、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムには、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するためのデータが記憶されており、
利用者端末において、
ページデータのレイアウトを指定する処理と、
自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理と、
前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集出力がされる処理を行うことを特徴とする、自動編集システムであることを特徴としている。
【0013】
上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明において、
前記のコンテンツサーバには、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースと、レイアウト情報が記憶されているレイアウト情報データベースとが備えられることを特徴とする、請求項1に記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0014】
上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、請求項1又は2に記載の発明において、
前記のコンテンツサーバは、コンピュータネットワークを介して分散配置される複数のサーバであることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0015】
上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、請求項1〜3に記載の発明において、
分散配置された前記のコンテンツサーバに記憶されるコンテンツは、所定の形式データ構造を有するコンテンツであって、
自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理において、
関連付けに従いコンテンツを検索し、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの判定処理を行うためのデータが少なくとも含まれているコンテンツであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0016】
上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、請求項1〜4に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムに記憶されている、ページデータを複数出力する際に自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するためのデータは、自動編集され出力されるページデータを提供する複数の対象者に関するデータ、及び、個々の対象者ごとにページデータを自動編集するためにコンテンツとの関連付けを行うための設定データが含まれており、
データベースシステムに記憶されたデータに従って、対象者ごとに自動編集されたページデータが出力されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0017】
上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、請求項5に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムに記憶されているデータは、広告、ダイレクトメール、会社案内、カタログ、その他のページデータを対象者ごとに出力するためのマーケティングデータを含むデータであることを特徴とする、請求項5に記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0018】
上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、請求項1〜6に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムには、さらに、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータに含まれるコンテンツを、いずれのレイアウトに配置するかの関連付けを設定するためのデータが記憶されており、
前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれのレイアウトかを自動的に選択してコンテンツを挿入し、自動編集出力がされる処理を行うことを特徴とする、自動編集システムであることを特徴としている。
【0019】
上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、請求項1〜7に記載の発明において、
前記システムにはさらに、前記のコンテンツサーバと連携して課金管理を行うためのコマースサーバとが備えられ、
生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行うことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0020】
上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、請求項1〜8に記載の発明において、
前記の生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行う際に、利用者端末において、コンテンツのデコードを行うことを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0021】
上記課題を解決するため、請求項10に記載の発明においては、請求項1〜9に記載の発明において、
前記のコンテンツは、デコードキーを用いることによりデコードが可能な独自のフォーマットによりエンコードされたコンテンツであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0022】
上記課題を解決するため、請求項11に記載の発明においては、請求項10に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツの利用の制御をするための属性情報が含まれており、前記のデコードキーを用いることにより、コンテンツの利用を制限する制御が解除されてデコードされることを特徴とする、請求項10に記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0023】
上記課題を解決するため、請求項12に記載の発明においては、請求項10又は11に記載の発明において、
前記のコンテンツは、出力する方法や、出力されるコンテンツのサイズ、解像度、出力枚数、その他の条件の内の一又は複数の利用条件を指定して、デコード及び課金が行われることを特徴とする、請求項10又は11のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0024】
上記課題を解決するため、請求項13に記載の発明においては、請求項10〜12に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のデータと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0025】
上記課題を解決するため、請求項14に記載の発明においては、請求項10〜12に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体の所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0026】
上記課題を解決するため、請求項15に記載の発明においては、請求項10〜12に記載の発明において、
前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0027】
上記課題を解決するため、請求項16に記載の発明においては、請求項1〜14に記載の発明において、
コンテンツを利用者が所望のレイアウトを選択して前記のコンテンツの中から所望のコンテンツを選択する処理は、
コンテンツデータベースに記憶されたコンテンツからキーワード又はコンテンツIDにより検索を行い抽出する処理を経て、選択する処理を行うことを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0028】
上記課題を解決するため、請求項17に記載の発明においては、請求項1〜16に記載の発明において、
生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行う際に利用者の認証を行う処理において、利用者端末に備えられるハードウェアキーを用いて認証を行うことを特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載の自動編集システムであることを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、利用者が利用者端末からコンピュータネットワークに接続してアクセスを行うためのシステムであって、コンテンツを記憶するためのコンテンツサーバを備えている。コンテンツサーバは、1か所に存在する形態のほか、分散型サーバによる分散型データベースの形態をとることができる。
例えば請求項3に記載の発明のように、前記のコンテンツサーバは、コンピュータネットワークを介して分散配置される複数のサーバとして構成することができる。この場合に、分散配置される複数のサーバは、同一のシステム管理者などの事業者が提供する装置であっても良いが、あるいはまた、別の事業者が提供する装置であっても良い。
また必ずしも営利目的の事業者には限定されず、殊に請求項4に記載のように、分散配置された前記のコンテンツサーバに記憶されるコンテンツは、所定の形式データ構造を有するコンテンツを用いることとすれば、誰もがコンピュータネットワークに接続されたコンテンツを記憶するサーバ、記憶装置を提供することが可能になる。
【0030】
また、前記の各データベースと連携して、コンテンツの利用に対する課金管理を行うためのコマースサーバを備えていることが望ましい。
このようなシステム構成をとる場合には、請求項8に記載の発明のように、前記システムにはさらに、前記のコンテンツサーバと連携して課金管理を行うためのコマースサーバとが備えられ、生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行うことを特徴とする。
【0031】
図1は、本発明のコンテンツ課金システムの基本的なシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
コンテンツサーバは、本発明の自動編集システムにおいて、前述した様々なコンテンツを格納するための記憶装置である。コンテンツサーバには、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースが備えられる。
本発明においては、コンテンツは後述するように、画像ファイル以外にも、文字情報ファイル、動画像ファイル、音声ファイル、アニメーション画像ファイル、これらの組合せ、ゲームコンテンツ、WEBコンテンツ、プログラム又はそれを構成するモジュール、データベース、その他の様々なコンテンツを含むことができる。
【0032】
前記の通り、請求項4に記載の発明においては、コンテンツサーバに記憶されるコンテンツは下記のような形式を備える。
すなわち、所定の形式データ構造を有するコンテンツであって、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを前記のコンテンツデータベースから自動的に選択して、コンテンツを出力するためにデータの取得を行う処理において、関連付けに従いコンテンツを検索し、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの判定処理を行うためのデータが少なくとも含まれている。
ここで、関連付けに従いコンテンツを検索し、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの判定処理を行うためのデータは、コンテンツの内容を示すジャンルやキーワード、ファイル名、コンテンツのデータ形式を示す拡張子、解像度、データサイズ、コンテンツを出力・利用するために課金される価格、その他の様々なデータを含む。
【0033】
コンテンツサーバは、本発明の自動編集システムにおいて、請求項2に記載の発明のように、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースと、レイアウト情報が記憶されているレイアウト情報データベースとが備えることができる。
あるいはまた、コンテンツを記憶するコンテンツサーバとは別個に、レイアウト情報を記憶するレイアウト情報サーバを設けることもできる。
なお、レイアウト情報データベースは、後述する利用者端末が備える自動編集システムと連携して、利用者端末が備える記憶装置、または利用者端末に接続されて備えられる記憶装置に設けられるものとすることができる。
【0034】
本発明のサーバの基本的なハードウェア構成は、コンピュータ・ネットワーク上において、画像などのコンテンツを格納するためのコンテンツデータベースと、利用者が所望のコンテンツを配置するためのレイアウト情報を記憶する、レイアウトデータベースとにより構成される。
また必要に応じ、ユーザーに関する情報やユーザーのコンテンツ利用・購入に関する情報を管理するためのコマースサーバ、大規模データベースサーバー、画像蓄積・配信サーバー、WEBサーバー、メールサーバー、アプリケーションサーバー、検索サーバー、認証サーバーなどを設けることができ、各種サーバーは必要に応じて、多重化し安全性を確保することが望ましい。
なおこれらは望ましい構成の一例であって、以下に詳細に説明する各サーバーの機能が実現可能なものであれば、サーバーの所在はURL等によって特定できるので、サーバーの構成は異なる構成をとってもよい。
またコンテンツサーバ、レイアウト情報サーバ、WEBサーバ、コマースサーバ等の各サーバーが、物理的に同一の場所に存在するものであってもよいが、物理的・空間的に離れた場所に存在する場合にも、サーバーの所在はURL等によって特定できるので、このような場合にも本発明のシステムは実現可能である。
また例えば、コンテンツサーバとレイアウト情報サーバを同じ一つのサーバで機能させるなどのように、同様の機能が実現できるならば様々な構成をとることができる。
【0035】
また、コンテンツを利用するユーザーがコンピュータネットワークに接続してアクセスを行うための利用者端末と、利用者端末に接続されコンテンツ及びレイアウト情報を用いてページデータを出力するためのプリンタなどの出力手段を含み構成される利用者コンピュータシステムが、インターネットをはじめとするコンピュータネットワークに接続されて備えられる。
利用者端末は、OSや自動編集システムを含むアプリケーション・プログラムを制御する制御手段と、必要に応じて、前記プログラム、生成されたページデータなどを記憶するための記憶手段と、通信回線を介して利用者端末に接続したり、インターネットに接続するための入出力手段及び接続手段と、ディスプレイなどの表示手段や、キーボードなどの入力手段、プリンタなどの出力手段を備えている。ユーザーはサーバーを介してインターネットに接続することで、本発明のシステムが提供するコンテンツデータベース及びレイアウト情報データベースを用いたシステムの利用ができる。
【0036】
前記の利用者端末には自動編集システムが備えられている。
自動編集システムは、DTPソフトウェアなどの自動編集のためのアプリケーション・プログラムである。
【0037】
請求項7に記載の発明においては、利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムには、さらに、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータに含まれるコンテンツを、いずれのレイアウトに配置するかの関連付けを設定するためのデータが記憶されており、前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれのレイアウトかを自動的に選択してコンテンツを挿入し、出力がされる処理を行うことを特徴とする。
【0038】
本発明の特徴は、イメージDBなどのコンテンツデータベース上にあるテキスト、画像その他のコンテンツを、利用者端末に備えられる自動編集システムを用いて編集する。レイアウト中のテキストを縦書き、横書き、ルビ付き、添字付きなどに編集する機能や、出力する用紙の向き、サイズなどをユーザーの所望のレイアウトに合わせて生成する。
【0039】
図2は、本発明に係るシステムの基本的な構成及び機能をを示すシステムブロック図である。
本発明のシステムは、利用者端末における処理としては、下記のフェーズごとに処理される。
1 レイアウト選択処理
2 データベース抽出処理
3 自動編集処理
また、利用者コンピュータシステムに備えられるデータベースシステムには、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するための出力設定データが記憶されている。
いずれのコンテンツをどのように配置するかの選択は、利用者端末から前記のコンテンツサーバにアクセスして出力するためにデータの取得を行う処理による。
またコンテンツの利用時における課金処理・認証処理を行うことが望ましく、通常の実施形態である。
【0040】
コンテンツサーバの機能には、下記のような処理が含まれる。
(1)ユーザ(ブラウザ)からのコマースサーバへの画像配信サービス要求を中継する。
本発明のシステムにおいては、ユーザーがコンテンツを利用し購入するためにアクセスするためのポータルサイトを備えるのが通常である。ユーザーがレイアウト情報のサンプルなどを閲覧して選択を行う。選択の結果利用するレイアウト情報を選択した場合には、レイアウト情報の取得を行う。
(2)ユーザーの認証処理及び課金処理を後述するコマースサーバが行う実施形態をとる場合には、コンテンツサーバにおいてはコマースサーバからの処理要求を受付け、コマースサーバへ処理結果を送り、コマースサーバからの回答をユーザへ中継する。
(4)コンテンツの登録、エンコード、更新、削除を行う。
また、コンテンツサーバとコマースサーバは、別々のサーバシステムであってもよく、単一のシステム内に設けられる機能であってもよく、あるいは分散型サーバであってもよい。
コマースサーバを設ける場合にはその機能には、下記のような処理が含まれる。
(1)コンテンツサーバからの処理要求を受付け、コンテンツサーバへ処理結果を送る。
(2)ユーザの認証を行う(認証サーバ機能)。
(3)ユーザの登録、更新、削除を行う。
(4)ユーザの、画像配信サービスの課金情報(例えば、ユーザID、利用日付、画像番号、画像サイズ、解像度、有効期限、プリント出力などの出力・利用方法)
を管理する(課金サーバ)。
(5)コンテンツの登録情報を管理する。
(6)ユーザの画像配信サービスログを管理する
【0041】
以上の構成をとることにより、本発明の自動編集システムを用いて、利用者がコンテンツを用いて例えばチラシや、企業のダイレクトメール、案内状などの各種の文書などの編集作業を行い、紙媒体などへの印刷等の出力を行う際に、所望のコンテンツを検索・抽出・選択すると共に、出力枚数を複数行う場合に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかをあらかじめユーザー側のデータベースで設定しておくことにより、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行う。
【0042】
次に、本発明のコンテンツ課金システムにおいて用いられるコンテンツ(画像、動画、ソフト、等)について説明する。
本発明に用いられるコンテンツは、文字データ、静止画データ、動画データ、アニメーション画像データ、プレゼンテーション・データ、スライド・データ、音声データ、ゲーム・ソフトウェア、アプリケーション・プログラム・ソフトウェア、その他のデータを含み、例えば下記のようなファイル・フォーマットからなるものである。
静止画のファイル・フォーマットとしては例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、PICT(QuickDraw Picture Format)、BMP(Bitmap)、GIF(GraphicsInterchange Format)、PNG(Portable Network Graphics)などである。
動画のファイル・フォーマットとしては例えばMPEG−1、MPEG−2、MPEG−4、RV(Real Video)、MNG(Multiple−image Network Graphics)、AVI(Audio Video
Interleaved)などである。
音声のファイル・フォーマットとしては例えば、AIFF(Audio Interchange File Format)、WAV(Waveform)、AU、RA(Real Audio)、MPEG−1音声圧縮方式、MPEG−2音声圧縮方式、MPEG−4音声圧縮方式などである。
また動画と音声との多重化方式によるファイル・フォーマットとしては例えば、QUICKTIME、MPEG−1、MPEG−2PSなどである。
また文書ファイル・フォーマットの一例としてPDF(Portable Document Format)、アーカイブ機能付圧縮ファイル・フォーマットとしてzip、lzhなどの形式が知られている。
【0043】
また上記した以外の様々なファイル・フォーマットを用いることができる。
これらのファイルには、従来、コンテンツそのものの「データ以外にも、ファイルのヘッダ情報等として、ファイル名、ファイル作成日時、ファイル作成者名などの情報を付帯させることは通常行われてきたところである。
本発明においては、下記に説明するように、請求項6〜8に記載した発明の実施形態においては、特に、下記のようなデータ構造を採用することにより、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法、その他の詳細な条件に応じた適切な課金を行えるようにした。
また、請求項10に記載の発明におけるコンテンツは、デコードキーを用いることによりデコードが可能な独自のフォーマットによりエンコードされたコンテンツであることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明におけるコンテンツは、コンテンツの利用の制御をするための属性情報が含まれており、前記のデコードキーを用いることにより、コンテンツの利用を制限する制御が解除されてデコードされることを特徴とする。
【0044】
(コンテンツ実施例1)
請求項13に記載のコンテンツのデータ構造は、その一例としては図9に見られるものであり、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のデータと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
データ形式の望ましい一例としては、例えば、サンプル・データはJPEG形式の画像であって解像度が72dpi以上、コンテンツ本体のデータ(ここでは画像)は600dpi以上の解像度を有するオリジナルフォーマット形式の画像といった形式である。
従来、例えば画像などのコンテンツをWEB上に表示させる場合に、小さく(解像度も低く)サムネイルを表示させ、次にサムネイルの中から閲覧したい画像のサムネイルをクリック等することにより、画像などのコンテンツ本体を表示させることは行われてきたが、これらは別々の画像すなわちコンテンツ画像とサムネイル画像を別々に保存しているものである。
【0045】
上記実施例では、これらを一つのデータとして管理すると共に、多数のコンテンツの中から該当するコンテンツを一意に識別可能なユニークIDを付与し、さらにコンテンツを印刷したりという出力・利用方法別や、出力サイズ別、コンテンツのサイズや解像度別といったコンテンツの利用料金すなわち上記の課金情報を一レコードのデータとして管理する。
一レコードの中にサンプル・データ、コンテンツ本体のデータ、課金情報、属性情報と、ユニークIDのフィールドを少なくとも設け、またこれらデータを読み出す際などにどこからどこまでがサンプル・データであるか等の符号を通常設けることにより、本発明においては前記したような様々な問題を解決した。
本発明の他の請求項におけるコンテンツのデータ構造についても同様である。
【0046】
(コンテンツ実施例2)
請求項14に記載のコンテンツのデータ構造は、その一例としては図10に見られるものであり、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体の所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
データ形式の望ましい一例としては、例えば、サンプル・データはJPEG形式の画像であって解像度が72dpi以上、コンテンツ本体のデータ(ここでは画像)は前記のURLで指定される場所に存在する画像といった形式である。
【0047】
(コンテンツ実施例3)
請求項15に記載のコンテンツのデータ構造は、その一例としては図11に見られるものであり、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
データ形式の望ましい一例としては、例えば、サンプル・データはJPEG形式の画像であって解像度が72dpi以上、コンテンツ本体のデータ(ここでは画像)は前記のコンテンツ所在IDで指定される場所に存在する画像といった形式である。コンテンツ所在IDは、データベース・サーバーなどの記憶装置においてデータベースによるデータ管理がなされ、コンテンツごとに付与されるIDと、コンテンツが所在するURLやLANなどのネットワーク上での所在場所を特定するデータとが、関連付けられて記憶される。コンテンツ所在IDをキーに上記のデータベースを参照して、コンテンツ本体の所在を特定する。
【0048】
請求項13〜15に記載のいずれのコンテンツにおいても、前記のコンテンツが備える課金情報には、下記のデータの内の一又は複数を含むことができる。
コンテンツのサイズ、有効期限、解像度、出力方法、その他の条件などである。
また、コンテンツ利用の制御に関する属性情報は、コンテンツの利用者を例えば会員限定などに限定するための属性情報や、コンテンツの流通又は利用を制御するための属性情報などである。
上記のコンテンツには、画像データや、動画像データ、アニメーション画像、音声データ、文字データ、コンピュータ・ゲーム・ソフトウェア、コンピュータ・プログラム、これらの組み合わせなどの様々な形態が含まれる。
【0049】
次に、本発明の自動編集システムの処理の流れを、望ましい実施形態の一例に基づき説明する。
ここでは、コンテンツとして画像データを用いて、コンテンツサーバに設けられるイメージデータベースに記憶された画像コンテンツをもとに自動編集を行う処理の一例について説明する。
なお、ここに示す処理の流れは一例であって、これに限定されるものではない。
図3〜5は、本発明の自動編集システムの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【0050】
初めに、図3において、利用者端末に備えられる自動編集システムのアプリケーション・プログラムを起動する。
利用者端末から、ユーザーが初めにアクセスするWEBサイトなどは、通常、コンテンツ及びレイアウト情報の提供などのサービスを行い、本発明のシステムの利用に対する課金を行うものであり、コンテンツを利用して自動編集した印刷物等の出力をしたいユーザが、ネットワークに接続されたユーザの端末に備えられるブラウザにおいてURLを入力するなどして本発明のシステムのコンテンツサーバにアクセスする。
ここで、ユーザの端末には、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ端末のほか、ブラウジング機能を備える携帯電話などの携帯情報端末や、専用端末、あるいはWEB−TVやゲーム機器などの情報家電製品、その他の各種端末を含む。
【0051】
次に、利用者端末において、ページデータのレイアウトを選択して指定する処理を行う。
前記のように、通常の実施形態としては、コンテンツサーバ又は、コンテンツを記憶するコンテンツサーバとは別個に設けられるレイアウト情報を記憶するレイアウト情報サーバにおいて、レイアウト情報が記憶されているレイアウト情報データベースが備えられる。
レイアウト情報は、自動編集がされて出力されるページデータの、出力サイズ、用紙等の向き、用紙の余白、画像などのコンテンツや文章などのテキスト、その他のコンテンツを配置する配置場所及びそのサイズ、文章の改行や段落、行間や文字間の指定、フォント種類やフォントサイズ、文字装飾、その他のレイアウトを設定したテンプレート又は設定情報である。
図3においては、初めに、ダイレクトメール、挨拶状、案内状などのテンプレートを選択し、続いて、そこに配置される文字の書体やサイズ、文章の改行や段落、行間や文字間の指定、文字装飾、その他のレイアウトを設定した設定情報を選択して指定する処理の流れを示している。
またここで、コンテンツサーバから、利用者端末における操作により、背景(壁紙やバックグラウンド)となる画像などのコンテンツを選択する流れの例を示している。ただし背景などのコンテンツも、後述する自動編集処理により、自動的に選択して出力するためにデータの取得をすることができる。例えば季節に応じた背景画像を自動的に選択してレイアウト中に配置するなどの処理である。
【0052】
レイアウト情報は、利用者端末が備える自動編集システムのアプリケーション・プログラムがデータを取得することによりレイアウトが設定される。
設定されたレイアウトは、レイアウトを選択してレイアウト情報を取得する際のプレビュー画面において閲覧できるようにすることが望ましい。
また、図4に見られるように、自動編集システムのアプリケーション・プログラムがレイアウト情報を取得することにより、編集のための設定や操作を行ったり、印刷出力のプレビュー画面などで利用者端末の表示手段に表示させて確認することができる。
【0053】
なお、本発明のシステムの利用を提供するWEBサイト等においては、コンテンツ利用のためのサービスを受けるユーザに対し、会員情報を登録し、会員登録をするようにすることが望ましい。会員情報としては、住所、氏名、電話番号、電子メールアドレス、課金(決済)方法、その他の情報があげられる。
このような会員情報の登録、管理により、後述する認証・コンテンツ課金のための認証キーを発行する。
なお認証キーは、オンライン上で発行する形態では、前記のポータルサイトにおいてユーザが会員情報の入力等を行い、送信し、送信された情報がコマースサーバに格納され、この情報の審査等を経た上で発行することが望ましい。
認証については後述する。
【0054】
またレイアウト情報を選択して利用する際に、コンテンツサーバに接続するためにコンテンツの提供を行うWEBサイト等にアクセスし、出力するページデータの種類やサイズなど、例えばダイレクトメール、チラシ広告、ハガキ、カタログなどの所望のジャンル、内容、種類等により、レイアウト情報の検索・抽出をを行えるようにしてもよい。
また前記の通り、コンテンツを配置するための様々なレイアウトは、利用者端末の自動編集システムにおいてレイアウト情報を備えておくことでもよい。また、レイアウト情報をコンテンツサーバからダウンロードを行い、利用者端末の自動編集システムにおいてレイアウト情報を備えておく形態をとってもよい。
【0055】
次に、ここで、本発明のシステムにおいては、利用者コンピュータシステムに備えられる前記のデータベースシステムには、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するための出力設定データが記憶されている。
データベースシステムは、一例をあげれば、ダイレクトメールや案内状、ハガキなどの出力されたページデータによる印刷物等を送付するための、顧客リスト、見込み顧客リスト、各種名簿リストや、これらのデータベースと連携してマーケティングデータ分析・データ活用などを行うためのマーケティングデータ、あるいはダイレクトメール等でメッセージを伝達するための商品情報、サービス情報、各種の定型文面、送付先相手ごとの挨拶文面、その他の様々なデータを記憶するものである。ここではダイレクトメールの例をあげ、マーケティングデータの例をあげたが、これらに限定されるものではなく、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するための出力設定データであれば様々なデータが含まれる。
【0056】
データベースは、単一のデータベースであってもよく、単一のテーブルにデータを記憶する形態や、複数のテーブルにデータを記憶して、関係データベースなどにより様々なデータの組合せ、条件の組合せによるデータの抽出等が可能な形態であってもよい。また複数のデータベースを連携させて用いるものであってもよい。
これらのデータに基づき、利用者端末においては、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して利用者端末において出力を行うために取得する処理を行う。
【0057】
自動編集されるページデータの内の可変部分の選択は、図4の画面イメージにあるように、レイアウト中の所定の部分を利用者端末において選択する。可変部分は単一箇所であっても複数箇所であってもよい。
ここにおいては、可変部分には、出力されるページデータの1枚ごとに、ページデータを送付等する相手先に応じた画像などのコンテンツを配置することが想定されている。またコンテンツはコンテンツサーバから取得することが想定されている。
あるいは、可変部分には、前記のデータベースシステムまたはデータベースシステムに記憶されるデータに関連付けられて記憶されている文面などのテキストデータ、その他のデータを用いることもできる。
【0058】
次に、可変部分の選択処理、及び、前記のデータベースシステムに基づきコンテンツサーバからコンテンツを自動的に選択し、データを取得して、自動編集されたページデータを出力する処理についてより具体的に説明する。
図6〜図8は、一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例の処理の流れを示すシステム概念図である。
【0059】
可変部分の設定の一例を、図6を用いて説明する。
例えば、図6においては、一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例をあげているが、この内送付分の枚数を印刷する場合に、すべての送付左記に送るダイレクトメールに同じコンテンツをレイアウト配置する不変部分と、送付先によってコンテンツを差し替える可変部分とを設定する。
次に、図5において、コンテンツサーバとの関連付けを行うが、これは例えば、ページデータ中に一又は複数の可変部分がある場合に、例えば可変部分AからDまでがあるとして可変部分Aにはコンテンツサーバaの画像データベースaaのコンテンツを利用する、可変部分Bにはコンテンツサーバaの画像データベースabのコンテンツを利用する、可変部分Cにはコンテンツサーバbの画像データベースbbのコンテンツを利用する、といった関連付けの設定である。
あるいはいずれのコンテンツサーバのデータを用いるかを指定せずに、コンテンツのデータに含まれるキーワードなどを指定して、可変部分Aにはキーワード「○○」の画像コンテンツを利用する、可変部分Bにはキーワード「○○」かつキーワード「○○○」の画像コンテンツを利用する、といった関連付けの設定をすることもできる。
【0060】
次に、出力されるページデータの1枚ごとに、ページデータを送付等する相手先に応じた画像などのコンテンツを配置する処理について説明する。
図5においては、データベースシステムから必要なデータを抽出し、分析することによりコンテンツを自動的に選択してデータを取得する処理の流れを示しているが、より詳細には下記のような処理を行う。
【0061】
データベースシステムに記憶されているデータには、例えば請求項5に記載の発明においては、自動編集され出力されるページデータを提供する複数の対象者に関するデータ、及び、個々の対象者ごとにページデータを自動編集するためにコンテンツとの関連付けを行うための設定データが含まれている。
また、請求項6に記載の発明においては、利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムに記憶されているデータは、広告、ダイレクトメール、会社案内、カタログ、その他のページデータを対象者ごとに出力するためのマーケティングデータを含むデータであることを特徴とする。
【0062】
一例として、自動車のダイレクトメールをレイアウト編集する例をもとに説明する。
前記の利用者コンピュータシステムに備えられるデータベースには、顧客の氏名、自動車車種、購入年度、販売会社の担当者などのデータが記憶されている。
個々の対象者ごとにページデータを自動編集するためにコンテンツとの関連付けを行うための設定データは、図8においては、顧客の保有する現車種の別に応じて、ダイレクトメールで商品紹介をして購入を薦める新車種との関連付けが定義され記憶されているデータである。現車種と、同等又はワンランク上の新車種、との関連付けデータである。
多数の顧客データがデータベースシステムに記憶されている場合に、それぞれの顧客に送付するダイレクトメールを自動編集・出力するために、顧客の現車種に応じて、可変部分に関連付けられた新車種のコンテンツを自動的に選択して挿入するために、自動編集・出力時に参照するための関連付けデータである。
またこれは一例であって、年収や職業、家族構成、その他のデータなどにより定義を行うことなどもできる。
例えばデータベースにおいて、「担当営業Aから1995年に車を購入したユーザーの一覧」のように条件を与え、データを抽出する。
また、条件ごとに、可変部分に配置するコンテンツを、前記のコンテンツサーバから自動的に検索・抽出して選択する。
前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行うことを特徴とする。
【0063】
(自動編集システム実施例1)
ポータルサイトから、ユーザが画像などの、コンテンツサーバのコンテンツを利用する場合に、ページデータを自動編集し、プリントなどの出力が行われる時点での課金を行う処理の流れについて説明する。
前記の通り、コンテンツを利用したいユーザは、ネットワークに接続されたユーザの端末に備えられるブラウザにおいてURLを入力するなどして、ポータルサイトに接続する。
【0064】
コンテンツは、コンテンツサーバに格納されており、ユーザのコンテンツ選択等の行為により、ポータルサイトなどからコマースサーバが処理要求を受け付ける。
以下、ページデータのレイアウトを指定する処理と、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理と、前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、可変部分にコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集出力がされる処理とは、前述の処理と共通するため省略する。
【0065】
自動選択されたコンテンツを、請求項7〜9に記載の発明においてはコンテンツの備えるユニークIDから、どのコンテンツをどれだけ(枚数、データ量など)出力したかを示すデータは、コンテンツサーバからコマースサーバへ処理結果を送る。
【0066】
コンテンツごとの課金情報(課金のためのルール)は、コマースサーバにおいて、画像などのコンテンツののサイズ別、解像度別、有効期限別、等による設定を予め行い、コマースサーバ(課金サーバ)がユーザ別、コンテンツID別にその情報を管理する。
コンテンツごとの課金情報は、例えば以下のような分類・属性・利用方法等による課金ポイントである。
コンテンツ別、コンテンツサイズ別、コンテンツ出力サイズ別(A0、A1、A2、A3、A4、・・)、解像度別、有効期限別、プリント出力先別、会員別、ライセンス契約内容別、従量制別、その他の分類・属性・利用方法等による課金ポイントである。
またコマースサーバにおいては、コンテンツの登録情報を管理する。コンテンツの登録情報は、コンテンツの所在や、そのジャンル、データ形式、コンテンツ作成者や所有者、課金された金額の支払先、その他の情報を、コンテンツIDと関連付けておく情報であり、コマースサーバに記憶される。
【0067】
次に、請求項7に記載のコンテンツ課金システムについて説明する。
本実施形態においては、コンピュータ・ネットワーク上において、画像などのコンテンツを格納するためのコンテンツサーバと、ユーザがコンテンツを利用し購入するためにアクセスするためのポータルWEBサーバと、ユーザに関する情報やユーザのコンテンツ利用・購入に関する情報を管理するためのコマースサーバとを備え、前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のデータと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
ユーザがユーザの端末において前記のコンテンツを表示させる処理と、ユーザに対する課金やコンテンツ利用の制御のための認証キーを、ユーザがコンテンツをダウンロードする際にセットする処理と、前記システムにアクセスするユーザの認証を前記の認証キーを用いて行う処理と、認証されたユーザが指定し送信したコンテンツの利用要求情報に対し、前記のコンテンツをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理と、前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
【0068】
ユーザに対する課金の認証は、ハードウェアによる認証キー(例えば、USBキーなど)で行うことが望ましい。すなわち認証を行うための情報をUSBキーなどのハードウェアに記憶させておくことによって、課金処理を行う際にユーザの端末にセットする。
ユーザに対する課金やコンテンツ利用の制御のための認証キーを、ユーザがコンテンツを利用する際に前記の認証キーをセットする。
認証キー(USBキー等)には、ユーザを識別するためのIDが設定されている。さらに認証キーには、ユーザが課金処理の際に利用する金銭又は金銭に類似する利用可能なポイントの度数が設定されている。
また、コンテンツの利用者を限定したり、流通や利用を制御するための属性情報が設定される。
図12は、認証キーの一例として、USBキーを用いた場合の、USBのICチィップにセットされる情報を示す図である。
ユニークID、個人情報、課金情報、属性情報、ログ情報、出力情報などの情報がセットされる。
その他認証キーには、パスワード、1回限りのワンタイム・パスワード、公開鍵と秘密鍵を用いる方式、その他の様々な認証方式によるユーザ認証のための情報を備えることができる。
【0069】
ユーザは、コンテンツ課金システムを使うとき、課金を行うための金額等を算出するためのポイントを使用するが、前記の通り、画像などのコンテンツのサイズ、解像度、期限、等でポイントはそれぞれのコンテンツごとに設定されている。
認証キーに記憶されている前記のユーザID、及びユーザIDに関連付けられて記憶される前記の金銭又は金銭に類似する利用可能なポイントの度数などの情報は、コマースサーバ(課金サーバ)がユーザ別にその情報を管理することができ、この場合には両者を照合することにより、ユーザの認証やユーザごとの課金情報の管理を行うことができる。
【0070】
次に、コマースサーバ(認証サーバ)が認証を行い、認証の結果、コンテンツの出力・利用などについて許可するか否かを判定し、その処理結果をコマースサーバからポータルサイトを管理するWEBサーバに返信し、認証の可否の結果を表示するHTMLファイル等をユーザ端末に送信する。すなわちユーザ端末の画面に認証結果が表示される。
また認証による許可があった場合には、コマースサーバからコンテンツサーバに対し、ユーザ端末を送信先に指定してコンテンツのデータ送信指示を送信する。
すなわち、選択等されたコンテンツの備えるユニークIDから、コマースサーバが備えるコンテンツ登録情報を参照してコンテンツサーバに記憶されている該当するコンテンツを抽出し、該当するコンテンツ中のコンテンツ・データを読み出し、自動編集時にユーザ端末にデータ送信を行う処理と、該当するコンテンツの中の該当する課金情報を読み出してコマースサーバへ処理結果を送ると共に認証キーが有している課金ポイントの情報を更新し、コマースサーバではコンテンツサーバへ処理結果を送ることにより、処理が実行される。
またユーザの出力等の利用サービスログを、コマースサーバにおいて管理することが望ましい。
【0071】
コンテンツには、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報とが含まれている。
本実施形態に用いられるコンテンツには、コンテンツの利用を制御するための属性情報が含まれている。
従来、例えばマルチプロトコル対応のネットワ−クプリンタにおいて、正しく課金管理をすることを可能にするために、受信した通信印刷データに課金情報と印刷対象デ−タとを含み、正しく課金管理をする技術が知られている。
このように、課金情報と印刷対象デ−タを含んだマルチプロトコルの通信印刷デ−タを用いることにより、課金管理をすることができるネットワークプリンタが実現されているが、本発明においてはコンテンツのデータ中に、コンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行うための課金情報と、会員・非会員別などの利用者制限や出力方法・回数の制限などのコンテンツ流通・利用制御などを行うための属性情報が含まれる。
【0072】
ここで、コンテンツサーバに格納されているコンテンツが所定のデータ・フォーマットにエンコードされているために、コンテンツ本体は利用が不可能なようにプロテクトされている。
印刷などの出力時すなわち課金処理が行われる段階で、コンテンツのデコードによりユーザがコンテンツを出力可能になる。
このように、コンテンツサーバに格納されているコンテンツが所定のデータ・フォーマットにエンコードされているために、コンテンツサーバにおいては、ダウンロード処理を行い、次いで、認証されたユーザが指定し送信したコンテンツの利用要求情報に対し、前記のコンテンツをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理を行う。
【0073】
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
【0074】
図13は、画像コンテンツを取得したユーザ端末において、コンテンツに含まれる属性情報を検出し、解釈して、コンテンツ利用の制御に関する属性情報に従いデコードを行い出力を行うデータの流れの一例を示すブロック図である。
前記の通り、コマースサーバにおいては、ユーザのダウンロード等の利用サービスログを管理することが望ましく、利用サービスログはユーザ端末から本発明のシステム側に送信されて、とりわけ印刷などの出力処理が正常に行われたことを条件として課金処理が完了するようにするためには必要である。
【0075】
(自動編集システム実施例2)
次に、請求項7に記載のコンテンツ課金システムについて説明する。
本実施形態においては、コンピュータ・ネットワーク上において、画像などのコンテンツを格納するためのコンテンツサーバと、ユーザがコンテンツを利用し購入するためにアクセスするためのポータルWEBサーバと、ユーザに関する情報やユーザのコンテンツ利用・購入に関する情報を管理するためのコマースサーバとを備え、前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体が所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
ユーザがユーザの端末において前記のコンテンツを表示させる処理と、ユーザに対する課金やコンテンツ利用の制御のための認証キーを、ユーザがコンテンツをダウンロードする際にセットする処理と、前記システムにアクセスするユーザの認証を前記の認証キーを用いて行う処理と、認証されたユーザが指定し送信したコンテンツの利用要求情報に対し、前記のコンテンツをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理と、前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
本実施形態においては、コンテンツは、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体が所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含むコンテンツを用いる。その処理の基本的な流れは、前記した課金システム実施例1と共通する。
【0076】
本実施形態においては、コマースサーバが管理するコンテンツ登録情報のユニークIDに関連付けられて、コンテンツサーバに上記のコンテンツが記憶されるが、コンテンツが含むコンテンツ・データに代わりコンテンツ本体が所在するURL情報が含まれるので、上記のコンテンツとは別に前記URLで指定される場所にコンテンツ本体のデータが記憶されなければならない。
【0077】
ここで、印刷などの出力時すなわち課金処理が行われる段階で、コンテンツ(すなわちサンプル・データではないコンテンツ本体)のデコードによりユーザがコンテンツを出力可能になる。
このように、コンテンツサーバに格納されているコンテンツが所定のデータ・フォーマットにエンコードされているために、自動編集処理において、前記のコンテンツのデータをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
【0078】
また、本実施形態の場合には、コンテンツ本体が所在するURL情報が含まれるので、上記のコンテンツとは別に前記URLで指定される場所にコンテンツ本体のデータが記憶されている。
そのためコンテンツには、特に下記のような実施形態を含む。
WEB上(ここでは特にイントラネットなどのクローズドなネットワークを含む)において表示されるためのファイルである、HTMLファイル、XMLファイル、CHTMLファイル、などのファイルがコンテンツそのものであり、このファイル中に前記の、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体が所在するURL情報と、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
URLで指定される場所にはコンテンツ本体が存在する。
また、独自に定義を行うファイルのソース中のタグにおいて、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとをファイル中に含む。独自のタグ定義は、特にXMLなどを用いたファイルにおいて、コンテンツ本体を格納するデータベースと連携してコンテンツ管理を行うために有効である。
コンテンツ利用時には、ユーザ端末と本発明の前記のシステムとの間で情報の送受信を行い、ユーザ端末側において、タグで定義された課金情報、属性情報を検知し、課金処理が行われて出力等の利用が可能になった形態での出力・利用を行う。
【0079】
(自動編集システム実施例3)
次に、請求項8に記載のコンテンツ課金システムについて説明する。
本実施形態においては、コンピュータ・ネットワーク上において、画像などのコンテンツを格納するためのコンテンツサーバと、ユーザがコンテンツを利用し購入するためにアクセスするためのポータルWEBサーバと、ユーザに関する情報やユーザのコンテンツ利用・購入に関する情報を管理するためのコマースサーバとを備え、前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
ユーザがユーザの端末において前記のコンテンツを表示させる処理と、ユーザに対する課金やコンテンツ利用の制御のための認証キーを、ユーザがコンテンツを自動編集処理をする際にセットする処理と、前記システムにアクセスするユーザの認証を前記の認証キーを用いて行う処理と、認証されたユーザが指定し送信したコンテンツの利用要求情報に対し、前記のコンテンツをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理と、前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
本実施形態においては、コンテンツは、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツのネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含む。その処理の基本的な流れは、前記した自動編集システム実施例1と共通する。
【0080】
本実施形態においては、コマースサーバが管理するコンテンツ登録情報のユニークIDに関連付けられて、コンテンツサーバに上記のコンテンツが記憶されるが、コンテンツが含むコンテンツ・データに代わりコンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDが含まれるので、上記のコンテンツとは別に前記コンテンツ所在IDで指定される場所にコンテンツ本体のデータが記憶されなければならない。
【0081】
ここで、印刷などの出力時すなわち課金処理が行われる段階で、コンテンツ(すなわちサンプル・データではないコンテンツ本体)のデコードによりユーザがコンテンツを出力可能になる。
このように、コンテンツサーバに格納されているコンテンツが所定のデータ・フォーマットにエンコードされているために、自動編集処理において、前記のコンテンツのデータをユーザ端末に送信し、前記のコンテンツが含む属性情報をユーザ端末において検知する処理を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されてコンテンツを出力する場合には、利用要求情報に基づきコンテンツのデコードを行い、コンテンツの出力がされる処理とにより出力時課金を行う。
前記の利用要求情報に基づく課金処理が認証されない場合には、コンテンツのデコード及び出力が不可能であることを特徴とする。
【0082】
また、本実施形態においては、ネットワーク上におけるコンテンツ本体の所在を識別するコンテンツ所在IDが含まれるので、上記のコンテンツとは別に前記コンテンツ識別IDで指定される場所にコンテンツ本体のデータが記憶されている。
そのためコンテンツには、特に下記のような実施形態を含む。
WEB上(ここでは特にイントラネットなどのクローズドなネットワークを含む)において表示されるためのファイルである、HTMLファイル、XMLファイル、CHTMLファイル、などのファイルがコンテンツそのものであり、このファイル中に前記の、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体が所在するURL情報と、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれている。
コンテンツ識別IDで指定される場所にはコンテンツ本体が存在する。
また、独自に定義を行うファイルのソース中のタグにおいて、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツの利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとをファイル中に含む。独自のタグ定義は、特にXMLなどを用いたファイルにおいて、コンテンツ本体を格納するデータベースと連携してコンテンツ管理を行うために有効である。
コンテンツ利用時には、ユーザ端末と本発明の前記のシステムとの間で情報の送受信を行い、ユーザ端末側において、タグで定義された課金情報、属性情報を検知し、課金処理が行われて出力等の利用が可能になった形態での出力・利用を行う。
【0083】
なおいずれの場合も、コンテンツの出力方法には、利用者端末に接続されるプリンタによる出力である場合、あるいは請求項12に記載の発明のように、ユーザ端末が備える外部記憶装置又はユーザ端末に接続される外部記憶装置への出力である場合、その他の出力方法が含まれる。
【0084】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、利用者がコンテンツを用いて例えばチラシや、企業のダイレクトメール、案内状などの各種の文書などの編集作業を行い、紙媒体などへの印刷等の出力を行う際に、所望のコンテンツを検索・抽出・選択すると共に、出力枚数を複数行う場合に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかをあらかじめユーザー側のデータベースで設定しておき、生成されたページデータの出力を行う自動編集システムを提供することができる。
また本発明によれば、コンピュータ・ネットワークにアクセスし、ユーザーが画像ファイルその他のコンテンツ及びレイアウト情報を用いて、所望のレイアウトを行いページデータを生成して複数の出力を行う際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けをあらかじめユーザーのデータベースにおいて設定することにより、利用者端末から一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、出力がされる処理を行う自動編集システムを提供することができる。
また、コンテンツをインターネットを通じていったんダウンロードする処理と、ダウンロードされたコンテンツをレイアウト中に挿入する処理とを行わずに上記の処理を可能にすることができる。
さらに、ページデータを生成するためのレイアウト上に配置するコンテンツを選択し、出力するためにデータの取得を行うことにより、自動編集処理をして出力等をした時点での課金処理を行い、しかも課金をする際のコンテンツのサイズ、解像度、出力方法等に応じた課金処理を行ったり、課金処理が行われない場合(すなわちデータの取得・出力等をしない場合)のコンテンツの保護を行うための自動編集システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテンツ課金システムの基本的なシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明に係るシステムの基本的な構成及び機能を示すシステムブロック図である。
【図3】本発明の自動編集システムの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の自動編集システムの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の自動編集システムの基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例の処理の流れを示すシステム概念図である。
【図7】一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例の処理の流れを示すシステム概念図である。
【図8】一例として、三折りのダイレクトメールをレイアウト編集する例の処理の流れを示すシステム概念図である。
【図9】コンテンツのサンプル・データと、コンテンツのデータと、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含む、コンテンツのデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
【図10】コンテンツのサンプル・データと、コンテンツの所在するURL情報と、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含む、コンテンツのデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
【図11】コンテンツのサンプル・データと、コンテンツのネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツの対価情報に関する課金情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとを含む、コンテンツのデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
【図12】認証キーの一例として、USBキーを用いた場合の、USBのICチィップにセットされる情報を示す図である。
【図13】画像コンテンツをダウンロードしたユーザ端末において、コンテンツに含まれる属性情報を検出し、解釈して、コンテンツ利用の制御に関する属性情報に従いデコードを行い出力を行うデータの流れの一例を示すブロック図である。
Claims (17)
- クライアントである利用者端末と、利用者端末に接続されて備えられるデータベースシステムと、出力手段とを含むシステムにより構成される利用者コンピュータシステムと、
利用者が利用者端末から接続するコンピュータネットワークと、
前記のコンピュータネットワークを介してアクセスを行うためのコンテンツサーバとにより構成される自動編集システムであって、
前記のコンテンツサーバには、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースが備えられ、
前記の利用者端末にはページデータを編集するための自動編集システムが備えられ、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムには、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するためのデータが記憶されており、
利用者端末において、
ページデータのレイアウトを指定する処理と、
自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理と、
前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれかのコンテンツを自動的に選択して挿入し、自動編集出力がされる処理を行うことを特徴とする、自動編集システム。 - 請求項1に記載の発明において、
前記のコンテンツサーバには、コンテンツが記憶されているコンテンツデータベースと、レイアウト情報が記憶されているレイアウト情報データベースとが備えられることを特徴とする、請求項1に記載の自動編集システム。 - 請求項1又は2に記載の発明において、
前記のコンテンツサーバは、コンピュータネットワークを介して分散配置される複数のサーバであることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項1〜3に記載の発明において、
分散配置された前記のコンテンツサーバに記憶されるコンテンツは、所定の形式データ構造を有するコンテンツであって、
自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの、前記の関連付けに従い、利用者端末から、前記のコンテンツデータベースにアクセスし、一又は複数の所望のコンテンツを自動的に選択して出力するためにデータの取得を行う処理において、
関連付けに従いコンテンツを検索し、自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの判定処理を行うためのデータが少なくとも含まれているコンテンツであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項1〜4に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムに記憶されている、ページデータを複数出力する際に自動編集されるページデータの内の可変部分にいずれのコンテンツを配置するかの関連付けを設定するためのデータは、自動編集され出力されるページデータを提供する複数の対象者に関するデータ、及び、個々の対象者ごとにページデータを自動編集するためにコンテンツとの関連付けを行うための設定データが含まれており、
データベースシステムに記憶されたデータに従って、対象者ごとに自動編集されたページデータが出力されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項5に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムに記憶されているデータは、広告、ダイレクトメール、会社案内、カタログ、その他のページデータを対象者ごとに出力するためのマーケティングデータを含むデータであることを特徴とする、請求項5に記載の自動編集システム。 - 請求項1〜6に記載の発明において、
利用者端末に接続して備えられる前記のデータベースシステムには、さらに、前記のページデータを複数出力する際に、自動編集されるページデータに含まれるコンテンツを、いずれのレイアウトに配置するかの関連付けを設定するためのデータが記憶されており、
前記のレイアウトデータに従いページデータを生成して複数出力する処理において、自動編集されるページデータに含まれる可変部分に配置されるコンテンツは、前記の関連付けに従い、複数の出力のそれぞれの出力ごとにいずれのレイアウトかを自動的に選択してコンテンツを挿入し、自動編集出力がされる処理を行うことを特徴とする、自動編集システム。 - 請求項1〜7に記載の発明において、
前記システムにはさらに、前記のコンテンツサーバと連携して課金管理を行うためのコマースサーバとが備えられ、
生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行うことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項1〜8に記載の発明において、
前記の生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行う際に、利用者端末において、コンテンツのデコードを行うことを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項1〜9に記載の発明において、
前記のコンテンツは、デコードキーを用いることによりデコードが可能な独自のフォーマットによりエンコードされたコンテンツであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項10に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツの利用の制御をするための属性情報が含まれており、前記のデコードキーを用いることにより、コンテンツの利用を制限する制御が解除されてデコードされることを特徴とする、請求項10に記載の自動編集システム。 - 請求項10又は11に記載の発明において、
前記のコンテンツは、出力する方法や、出力されるコンテンツのサイズ、解像度、出力枚数、その他の条件の内の一又は複数の利用条件を指定して、デコード及び課金が行われることを特徴とする、請求項10又は11のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項10〜12に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のデータと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項10〜12に記載の発明において、
前記のコンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体の所在するURL情報と、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項10〜12に記載の発明において、
前記コンテンツには、コンテンツのサンプル・データと、コンテンツ本体のネットワーク上における所在を識別するコンテンツ所在IDと、コンテンツ利用の対価に関する課金情報と、コンテンツ利用の制御に関する属性情報と、コンテンツを識別するためのユニークIDとが含まれていることを特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項1〜14に記載の発明において、
コンテンツを利用者が所望のレイアウトを選択して前記のコンテンツの中から所望のコンテンツを選択する処理は、
コンテンツデータベースに記憶されたコンテンツからキーワード又はコンテンツIDにより検索を行い抽出する処理を経て、選択する処理を行うことを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の自動編集システム。 - 請求項1〜16に記載の発明において、
生成されたページデータの出力を行うことにより課金処理を行う際に利用者の認証を行う処理において、利用者端末に備えられるハードウェアキーを用いて認証を行うことを特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載の自動編集システム。
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