JP2004285900A - スロットルボディ - Google Patents

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Kenichi Nomura
健一 野村
Satoshi Senda
悟司 千田
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Abstract

【課題】シール部材および吸気通路情報検出センサを容易に取り付けることができるスロットルボディの提供。
【解決手段】スロットルバルブが配設される吸気通路を有するとともに、吸気通路内に連通する挿入穴85に挿入部87が挿入されて吸気通路内の情報を検出する吸気通路情報検出センサ43が取り付けられるスロットルボディにおいて、挿入部87の外周部と挿入穴85の内周部との隙間にシール部材91が介装されることにより、例えば挿入部87の外周部にシール部材91を嵌合させておき、この状態で挿入部87をシール部材91とともに挿入穴85に挿入するのみで、シール部材91および吸気通路情報検出センサ43を取り付ける。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットルバルブが配設される吸気通路を有するスロットルボディに関し、特に吸気通路内の情報を検出する吸気通路情報検出センサが取り付けられるスロットルボディに関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットルバルブが配設される吸気通路を有するとともに、この吸気通路内に連通する挿入穴に挿入部が挿入されて吸気通路内の情報を検出する吸気通路情報検出センサが取り付けられるスロットルボディに関するものとして、スロットルボディ側に挿入穴を囲むように台部を形成してこの台部の周囲と台部より上方に突出する吸気通路情報検出センサの挿入部の周囲とにシール部材を嵌合させてなるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−294216号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術では、例えば、台部の周囲にシール部材を嵌合させておき、この状態で吸気通路情報検出センサの挿入部をシール部材の内側に嵌合させつつ挿入穴に挿入しなければならず、そのままではシール部材が折れ曲がる等してしまうことがあった。このため、シール部材の折れ曲がりを修正しつつ吸気通路情報検出センサを取り付けなければならず、吸気通路情報検出センサの取り付けを容易に行うことができないという問題があった。
【0005】
したがって、本発明は、シール部材および吸気通路情報検出センサを容易に取り付けることができるスロットルボディの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、スロットルバルブが配設される吸気通路を有するとともに、該吸気通路内に連通する挿入穴に挿入部が挿入されて前記吸気通路内の情報を検出する吸気通路情報検出センサが取り付けられるスロットルボディにおいて、前記挿入部の外周部と前記挿入穴の内周部との隙間にシール部材が介装されていることを特徴としている。
【0007】
このように、吸気通路情報検出センサの挿入部の外周部とスロットルボディの挿入穴の内周部との隙間にシール部材が介装される構造になっているため、例えば、挿入部の外周部にシール部材を嵌合させておき、この状態で挿入部をシール部材とともに挿入穴に挿入するのみで、シール部材および吸気通路情報検出センサを取り付けることができる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記シール部材は筒状をなしており、前記シール部材の挿入穴側が波形状をなしていることを特徴としている。
【0009】
これにより、挿入部の外周部にシール部材を嵌合させておき、この状態でシール部材とともに挿入部を挿入穴に挿入するようにしてもシール部材の波形状の部分で挿入穴に容易に挿入可能になる。また、吸気通路情報検出センサを樹脂ポッティングに埋設する場合にシール部材と挿入穴との隙間に仮にポッティング樹脂が入り込んでも波型の谷側と挿入穴との空間でこのポッティング樹脂を収容できる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記挿入部は先端側を前記シール部材よりも突出させていることを特徴としている。
【0011】
このように、挿入部が先端側をシール部材よりも突出させているため、吸気通路情報検出センサを樹脂ポッティングに埋設する場合にシール部材と挿入穴との隙間に仮にポッティング樹脂が入り込んでも挿入部の先端側と挿入穴との空間でこのポッティング樹脂を収容できる。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記吸気通路情報検出センサは樹脂ポッティング内に埋設されることを特徴としている。
【0013】
このように、吸気通路情報検出センサが樹脂ポッティング内に埋設されることになるため、シール部材がこの樹脂ポッティングを確実にシールすることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面を参照して以下に説明する。
【0015】
本実施形態のスロットルボディ12にエンジン制御装置11(制御装置)を一体的に組み込んでモジュール化したスロットルボディ小組体13について図1〜図5を参照して説明する。
【0016】
図1および図2に示すスロットルボディ小組体13は、例えば自動二輪車に取り付けられるもので、スロットルボディ本体15を有している。このスロットルボディ本体15は、図4に示すように内側に軸直交断面が円形状をなして一方向に延在する吸気通路16が形成された略段付き筒状の吸気通路形成部17と、吸気通路形成部17の吸気通路16の延在方向における一端側に形成された円筒状の入口側ダクト部18と、吸気通路形成部17の他端側に形成された円筒状の出口側ダクト部19と、スロットルボディ12の外側であって吸気通路形成部17の上側に形成されて吸気通路形成部17に対し反対側が開口する電気部品収納用の収納部20と、吸気通路形成部17の下側に設けられたフューエルポンプ取付部21とを有するアルミニウム等の金属製の一体成形品である。
【0017】
そして、スロットルボディ小組体13には、スロットルボディ本体15の吸気通路16内に、回動軸23を中心に回動することでこの吸気通路16を開閉可能なスロットルバルブ24が配設されており、スロットルボディ本体15の側部に、図1に示すように回動軸23に同軸をなして連結されるとともに図示略のスロットルワイヤで回動させられる回動部材25と、スロットルワイヤを支持するとともにこの回動部材25の回動限界位置を調整ネジ26で調整するストッパ部材27とが設けられている。
【0018】
さらに、スロットルボディ小組体13には、スロットルボディ本体15の回動部材25に対し反対側に、図2に示すように回動軸23の回転角度を検出することでスロットルバルブ24の開度を検出するスロットル開度センサ28が設けられ、このスロットル開度センサ28と並んで二次エア供給装置29が設けられている。
【0019】
ここで、上記したスロットルボディ本体15とスロットルバルブ24と回動部材25とストッパ部材27とスロットル開度センサ28と二次エア供給装置29とで主にスロットルボディ12が構成されている。
【0020】
スロットルボディ小組体13は、スロットルボディ本体15の吸気通路形成部17の図4に示す出口側ダクト部19に連結される図1および図2に示す連結チューブ32と、この連結チューブ32によって吸気通路形成部17の出口側ダクト部19に連結されるとともに吸気通路形成部17の吸気通路16に連通する図示略の吸気通路が内側に形成されたインテークマニホールド33と、このインテークマニホールド33に取り付けられて吸気通路内に燃料を噴射するインジェクタ34と、スロットルボディ本体15のフューエルポンプ取付部21に取り付けられてインジェクタ34に燃料を供給するフューエルポンプ35と、インジェクタ34とフューエルポンプ35とを連通させる配管36と、インジェクタ34に連結される配管37と、配管37に連結されるリリーフ弁38とを有している。なお、インテークマニホールド33はスロットルボディ12に対し反対側のエンジン取付部39が下方に向くように途中が湾曲している。
【0021】
さらに、スロットルボディ小組体13は、図3および図4に示すように、ともに収納部20の底部42に取り付けられる吸気圧力センサ(電気部品,吸気通路内情報検出センサ)43およびパワートランジスタ(電気部品,発熱部品)44を有している。
【0022】
吸気圧力センサ43は収納部20内に収納される回路基板(電気部品)45に接続されるとともに、吸気通路16内におけるスロットルバルブ24よりもインテークマニホールド33側に開口する図4に示す開口部46を介して吸気通路16内の情報である圧力を検出する。
【0023】
パワートランジスタ44は、収納部20内に収納される回路基板45に接続されてこの回路基板45とともにエンジンを電子制御するエンジン制御装置11(いわゆるECU)を構成する。
【0024】
なお、回路基板45が収納された状態の収納部20は、隙間に図4に一部のみ示すように樹脂47が充填される樹脂ポッティングが施されることになり、回路基板45、吸気圧力センサ43およびパワートランジスタ44もこのポッティング樹脂47に埋設されることになる。
【0025】
上記したスロットルボディ小組体13は、図1および図2に示すように、リリーフ弁38が配管48を介して燃料タンク49に、フューエルポンプ取付部21が配管50を介して燃料タンク49にそれぞれ連結されることになる。これにより、フューエルポンプ35が燃料を燃料タンク49から配管50を介して吸引し配管36を介してインジェクタ34に送る。
【0026】
スロットルボディ12の上部に形成された収納部20は、長方形状をなす底部42と底部42の四方の端縁部から長方形枠状をなして上方に立設された壁部70と有し、上部に開口部71を有する形状をなしている。そして、長方形状をなす底部42の一の角部、具体的には出口側ダクト部19かつスロットル開度センサ28側の角部には、図3〜図5に示すように、底面73から開口部71側に突出して回路基板45を載置させるための載置台部74が一体成形されており、この載置台部79に、開口部71側に突出する挿入ピン75が設けられて回路基板45用の基板取付部76が構成されている。そして、底面73のこの基板取付部76の近傍位置に、吸気圧力センサ43が取り付けられるセンサ取付部77が形成されている。
【0027】
また、底部42の上記角部に対し対角位置となる角部、具体的には入口側ダクト部18かつ回動部材25側の角部にも、図3〜図5に示すように、底面73から開口部71側に突出して回路基板45を載置させるための載置台部79が一体成形されており、この載置台部79に、開口部71側に突出する挿入ピン80が設けられて回路基板45用の基板取付部81が構成されている。そして、底面73のこの基板取付部81の近傍位置には、パワートランジスタ44が取り付けられる部品取付部82が形成されている。これにより、底部42の対角位置にセンサ取付部77および部品取付部82が形成されている。
【0028】
センサ取付部77は、周囲を壁部83で囲むことで底面73に形成された配置部84と、この配置部84に穿設された挿入通路穴(挿入穴)85とを有しており、挿入通路穴85は吸気通路16のスロットルバルブ24に対しインテークマニホールド33側に開口する開口部46に連通している。
【0029】
吸気圧力センサ43は、図4に示すように、挿入通路穴85に挿入されるとともに先端面が検出部86とされた挿入部87と、この挿入部87を挿入通路穴85に挿入した状態で配置部84内に載置されることで収納部20に対して位置決めされるセンサ本体部88とを有しており、センサ本体部88には挿入部87に対し反対方向に延出する複数具体的には三カ所の接続ピン89が設けられている。なお、挿入部87の外周面と挿入通路穴85の内周面との隙間には筒状のシール部材91が介装されることになるが、このシール部材91は挿入部87に予め嵌合された状態で挿入部87とともに挿入通路穴85に挿入される。
【0030】
部品取付部82は、周囲を壁部92で囲むことで底面73に形成された配置部93と、この配置部93に穿設されたネジ穴94とを有している。
【0031】
パワートランジスタ44は配置部93内に載置されることで収納部20に対して位置決めされることになり、この状態で取付ビス95がパワートランジスタ44を通ってネジ穴94に螺合されることでパワートランジスタ44は収納部20の底部42に直接接触するように取り付けられる(つまり直付けされる)。パワートランジスタ44には図3に示すようにこの取付状態で開口部71側に延出する複数具体的には三カ所の接続ピン97が形成されている。
【0032】
回路基板45には、電子部品102や外部接続配線103等が予め実装されることになるが、長方形状をなす回路基板45には、対角位置に上記した挿入ピン75を挿入させるためのガイド穴98および挿入ピン80を挿入させるためのガイド穴99が形成されている。図4に示すように、回路基板45において、一方のガイド穴98に近接する位置には、収納部20に取り付けられた状態の吸気圧力センサ43の接続ピン89を挿入させるための接続穴100が接続ピン89と同数形成されており、他方のガイド穴99に近接する位置には、収納部20に取り付けられた状態のパワートランジスタ44の接続ピン97を挿入させるための接続穴101が接続ピン97と同数形成されている。
【0033】
そして、これらの部品を取り付ける際には、収納部20の底部42のセンサ取付部77に、挿入部87にシール部材91を嵌合させた状態の吸気圧力センサ43を取り付けるとともに、パワートランジスタ44を部品取付部82に取り付けた後、収納部20に回路基板45を取り付ける。つまり、回路基板45の対角位置にある両ガイド穴98,99に収納部20の両基板取付部76,81の挿入ピン75,80を挿入させながら、回路基板45の接続穴100,101に吸気圧力センサ43およびパワートランジスタ44の接続ピン89,97を挿入させて、回路基板45を両載置台部74,79に載置させる。
【0034】
次に、回路基板45から開口部71側に突出する接続ピン89,97を回路基板45にハンダ付け等により接合させる。
【0035】
そして、回路基板45が収納された状態の収納部20に開口部71まで樹脂ポッティングを施すことで、回路基板45、吸気圧力センサ43およびパワートランジスタ44がこのポッティング樹脂47に埋設されることになり、その結果、回路基板45が両載置台部74,79に載置された状態で両基板取付部76,81に取り付けられ、収納部20に取り付けられることになる。
【0036】
ここで、本実施形態において、図4に示すように、スロットルボディ本体15に形成されたセンサ取付部77の挿入通路穴85を含む圧力検出通路105が吸気通路16内に連通しており、吸気圧力センサ43は、この圧力検出通路105を介して吸気通路16内の圧力を検出する。挿入通路穴85は、収納部20の底面73の出口側ダクト部19かつスロットル開度センサ28側の角部に、底面73に垂直に穿設されており、図5〜図7に示すように、吸気圧力センサ43の挿入部87の外周面を覆うシール部材91が嵌合される軸直交断面が円形状をなす嵌合穴部107と、この嵌合穴部107の底からさらに凹むこれより小径で同軸の軸直交断面が円形状をなす小径穴部108とを有している。この挿入通路穴85の小径穴部108に直交して図4に示す連通通路穴110が形成されており、この連通通路穴110がさらに他の連通通路穴を介して開口部46に連通する。
【0037】
また、本実施形態において、挿入通路穴85の嵌合穴部107の内周面と吸気圧力センサ43の挿入部87の外周面との隙間に介装される筒状のシール部材91は、内周面122が円筒面形状をなしており、外周面123が環状の大径山部120と環状の小径谷部121とが交互に複数なだらかに連続するように形成された形状をなしている。つまり、挿入通路穴85側となる外周面123が軸線方向に沿って波形状をなしている。
【0038】
このシール部材91は軸線方向長さが挿入部87の軸線方向長さと同じとされており、センサ本体部88に当接するまで挿入部87に嵌合される。その結果、挿入部87は取付状態にあるシール部材91の先端側と検出部86を有する先端側とを一致させている。
【0039】
そして、吸気圧力センサ43は、円柱状の挿入部87をシール部材91の円筒面形状の内周面122に嵌合させた状態で、このシール部材91で外周面が覆われた挿入部87をこのシール部材91とともに挿入通路穴85の嵌合穴部107に嵌合させながら、センサ本体部88を配置部84に載置させることで収納部20に載置される。このとき、シール部材91はすべての大径山部120が嵌合穴部107に全周にわたって密着してシール部材91と嵌合穴部107との隙間をシールする。なお、シール部材91のすべての小径谷部121は嵌合穴部107から全周にわたり離間しており、その結果、小径谷部121とその両側の大径山部120と嵌合穴部107とで空間部124が形成されることになる。
【0040】
この後、上記のように回路基板45が配置された状態の収納部20の内側にポッティング樹脂47が充填されることになるが、嵌合穴部107と吸気圧力センサ43の挿入部87との間の隙間はシール部材91でシールされることで、このポッティング樹脂47の浸入を防ぐ。
【0041】
以上に述べた本実施形態によれば、吸気圧力センサ43の挿入部87の外周部とスロットルボディ12の挿入通路穴85の嵌合穴部107の内周部との隙間にシール部材91が介装される構造になっているため、上記のように、挿入部87の外周部にシール部材91を嵌合させておき、この状態で挿入部87をシール部材91とともに挿入通路穴85に挿入するのみで、シール部材91および吸気圧力センサ43を取り付けることができる。したがって、シール部材91および吸気圧力センサ43を容易に取り付けることができる。しかも、シール部材91が変形することで挿入通路穴85の寸法誤差を吸収できるため、挿入通路穴85の精度の許容範囲を広くでき、加工が容易となる。さらに、このシール部材91によって樹脂ポッティングが挿入部87の先端面の検出部86に回りこむのを防止できる。
【0042】
また、挿入部87の外周部にシール部材91を嵌合させておき、この状態でシール部材91とともに挿入部87を挿入通路穴85に挿入するようにしてもシール部材91の波形状をなす複数の交互に配置された大径山部120および小径谷部121で挿入通路穴85に容易に挿入可能になる。また、吸気圧力センサ43を樹脂ポッティングに埋設する場合にシール部材91と挿入通路穴85との隙間に仮にポッティング樹脂47が入り込んでも波型の谷側つまり小径谷部121とその両側の大径山部120と嵌合穴部107とで形成される空間部124でこのポッティング樹脂47を収容できる。したがって、ポッティング樹脂47が挿入部87の先端面の検出部86に回りこむのを確実に防止できる。
【0043】
なお、図8に示すように、シール部材91の軸線方向長さを挿入部87の軸線方向長さよりも短くしてシール部材91をセンサ本体部88に当接するまで挿入部87に嵌合させると、挿入部87は検出部86を有する先端側を取付状態にあるシール部材91よりも突出させることになる。
【0044】
このように挿入部87の先端側をシール部材91よりも突出させることにより、シール部材91と挿入通路穴85との間のすべての空間部124を越えてポッティング樹脂47が仮に入り込んでも挿入部87の先端側と嵌合穴部107との空間部125でこのポッティング樹脂47を収容できる。したがって、ポッティング樹脂47が挿入部87の先端面の検出部86に回りこむのを一層確実に防止できる。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、吸気通路情報検出センサの挿入部の外周部とスロットルボディの挿入穴の内周部との隙間にシール部材が介装される構造になっているため、例えば、挿入部の外周部にシール部材を嵌合させておき、この状態で挿入部をシール部材とともに挿入穴に挿入するのみで、シール部材および吸気通路情報検出センサを取り付けることができる。したがって、シール部材および吸気通路情報検出センサを容易に取り付けることができる。しかも、シール部材が変形することで挿入穴の寸法誤差を吸収できるため、挿入穴の精度の許容範囲を広くでき、加工が容易となる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、挿入部の外周部にシール部材を嵌合させておき、この状態でシール部材とともに挿入部を挿入穴に挿入するようにしてもシール部材の波形状の部分で挿入穴に容易に挿入可能になる。また、吸気通路情報検出センサを樹脂ポッティングに埋設する場合にシール部材と挿入穴との隙間に仮にポッティング樹脂が入り込んでも波型の谷側と挿入穴との空間でこのポッティング樹脂を収容できる。したがって、ポッティング樹脂が挿入部の先端面の検出部に回りこむのを防止できる。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、挿入部が先端側をシール部材よりも突出させているため、吸気通路情報検出センサを樹脂ポッティングに埋設する場合にシール部材と挿入穴との隙間に仮にポッティング樹脂が入り込んでも挿入部の先端側と挿入穴との空間でこのポッティング樹脂を収容できる。したがって、ポッティング樹脂が挿入部の先端面の検出部に回りこむのを防止できる。
【0048】
請求項4に係る発明によれば、吸気通路情報検出センサが樹脂ポッティング内に埋設されることになるため、シール部材がこの樹脂ポッティングを確実にシールすることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を含むスロットルボディ小組体等を示す一方向から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を含むスロットルボディ小組体等を示す別の方向から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるセンサ取付部の拡大側断面図であってセンサ取付前を示すものである。
【図7】本発明の一実施形態におけるセンサ取付部の拡大側断面図であってセンサ取付状態を示すものである。
【図8】本発明の一実施形態におけるセンサ取付部の別の例の拡大側断面図であってセンサ取付状態を示すものである。
【符号の説明】
12 スロットルボディ
16 吸気通路
24 スロットルバルブ
43 吸気圧力センサ(吸気通路情報検出センサ)
47 ポッティング樹脂
85 挿入通路穴(挿入穴)
87 挿入部
91 シール部材

Claims (4)

  1. スロットルバルブが配設される吸気通路を有するとともに、該吸気通路内に連通する挿入穴に挿入部が挿入されて前記吸気通路内の情報を検出する吸気通路情報検出センサが取り付けられるスロットルボディにおいて、
    前記挿入部の外周部と前記挿入穴の内周部との隙間にシール部材が介装されていることを特徴とするスロットルボディ。
  2. 前記シール部材は筒状をなしており、前記シール部材の挿入穴側が波形状をなしていることを特徴とする請求項1記載のスロットルボディ。
  3. 前記挿入部は先端側を前記シール部材よりも突出させていることを特徴とする請求項1または2記載のスロットルボディ。
  4. 前記吸気通路情報検出センサは樹脂ポッティング内に埋設されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のスロットルボディ。
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